JP2018183432A - 医療用レーザー装置およびレーザー照射装置 - Google Patents

医療用レーザー装置およびレーザー照射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】鼻の内部に照射する医療用レーザー装置を提供する。【解決手段】医療用レーザー装置1は:本体1010と、鼻の内部にレーザーを照射するように本体に備えられるレーザー照射部と、鼻の内部に挿入される上側と下側が開放された挿入管1310と、挿入管の下部に備えられる下部板1320と、下部板の端に下部板の下部方向に延長形成されて本体の上部に分離可能に装着され、挿入管と連通する案内孔または案内溝部が形成される測板1330で構成される挿入部1030を含み、レーザー照射部が照射するレーザーは挿入管内部を通過して鼻の内部に照射され、呼吸に必要な本体の外部空気は案内孔または案内溝部を通って挿入管内部を通過して供給され、本体の上部面の縁に本体の上部方向に突出する突出段が形成され、突出段の上部面に挿入部の測板の下部面が装着され、突出段の内側に挿入部の挿入管内に流入した鼻の内部で発生した鼻水が収容される。【選択図】図1

Description

本発明は医療用レーザー装置およびレーザー照射装置に関するもので、より詳しくは、使用者の鼻の内部に挿入される挿入部の挿入管内に使用者の鼻の内部で発生する鼻水などを含む異物を収容できるため、使用者の鼻の内部で発生した鼻水などを含む異物が本体の外周面に沿って流れ落ちる恐れがないことはもちろん、これによって本体の美観が低下する恐れがなく、さらに挿入部の測板に形成されて挿入部の挿入管の内部と連通する案内孔または案内溝を通じて挿入部の挿入管が鼻の内部に挿入された使用者が、より円滑に呼吸できるだけでなく、使用者が挿入部を本体の上部により簡便に装着固定および分離させることができるため、使用者が挿入管内に流入した鼻水などを含む異物の洗滌除去をより容易に行うことができる医療用レーザー装置に関するものである。
また、本発明は鼻炎などを含む鼻疾患をより容易に治療することができ、特に鼻炎などを含む鼻疾患を治療する過程中に使用者が円滑に呼吸できることはもちろん、着用感を大きく向上でき、さらにレーザーダイオード部に発生する高熱によってレーザーダイオード部に故障などの安全事故が発生する恐れをより容易に防止できることはもちろん、これによってレーザーダイオード部の長期使用ができ、合わせて使用者の吸気、呼気によって放熱部とレーザーダイオード部の温度をより容易に下げることができるだけでなく、使用者が手で本体を常時把持する必要がないことはもちろん、使用者が他の仕事をしながら鼻炎などを含む鼻疾患を治療できる医療用レーザー装置に関するものである。
また、本発明は一つのパッケージの中に互いに異なる波長を有するレーザーダイオードが複数個配列されて複数個の波長のレーザーが出力されるようにしたレーザー照射装置に関するものである。
一般に、既存に使われていたレーザー医療装備はほとんど高出力でなされていたが、最近のレーザー治療器は低出力レーザー治療(Low Level Laser Therapy、LLLT)という治療技術を利用して、世界的に活発な研究と臨床実験が進行中であり、これを利用した治療法と医療装備が開発および商用化されて大衆化されている。その中でも半導体を利用した低出力レーザー治療が活発になされており、このような低出力レーザーは組織血流の微細循環構造に影響を与え、皮膚血流にも影響を及ぼすものと知られている。しかし、半導体を利用した低出力レーザー治療は単一波長で構成されるため、治療部位に複数個の波長を同時に照射できない限界がある。また、レーザー治療器を鼻炎などを含む鼻疾患を治療する過程中に使うと使用者が呼吸することが不便となり、長時間使う場合、レーザー照射部に発生する高熱によって安全事故が発生する確率が高い。したがって、これに対する改善が要望される。
本発明に対する背景技術は大韓民国公開特許公報第2015−0002357号(発明の名称:低出力レーザー治療器、公開日:2015.01.07.)に開示されている。
本発明は前記のような必要性に鑑みて創出されたもので、使用者の鼻の内部に挿入される挿入部の挿入管内に使用者の鼻の内部で発生する鼻水などを含む異物を収容できるため、使用者の鼻の内部で発生した鼻水などを含む異物が本体の外周面に沿って流れ落ちる恐れがないことはもちろん、これによって本体の美観が低下する恐れがなく、さらに挿入部の測板に形成されて挿入部の挿入管の内部と連通する案内孔または案内溝部を通じて挿入部の挿入管が鼻の内部に挿入された使用者が、より円滑に呼吸できるだけでなく、使用者が挿入部を本体の上部により簡便に装着固定および分離させることができるため、使用者が挿入管内に流入した鼻水などを含む異物の洗滌除去をより容易に行うことができる医療用レーザー装置を提供することをその目的とする。
また、本発明は鼻炎などを含む鼻疾患をより容易に治療することができ、特に鼻炎などを含む鼻疾患を治療する過程中に使用者が円滑に呼吸できることはもちろん、着用感を大きく向上でき、さらにレーザーダイオード部に発生する高熱によってレーザーダイオード部に故障などの安全事故が発生する恐れをより容易に防止できることはもちろん、これによってレーザーダイオード部の長期使用ができ、合わせて使用者の吸気、呼気によって放熱部とレーザーダイオード部の温度をより容易に下げることができるだけでなく、使用者が手で本体を常時把持する必要がないことはもちろん、使用者が他の仕事をしながら鼻炎などを含む鼻疾患を治療できる医療用レーザー装置を提供することをその目的とする。
また、本発明は同時に多波長レーザーを照射できるレーザー照射装置を提供することをその目的とする。
本発明の第1側面に係る医療用レーザー装置は:本体;使用者の鼻の内部にレーザーを照射するように前記本体に備えられるレーザー照射部;および使用者の鼻の内部に挿入される上側と下側が開放された挿入管と、前記挿入管の下部に備えられる下部板と、前記下部板の縁に前記下部板の下部方向に延長形成されて前記本体の上部に分離可能に装着され、前記挿入管と連通する案内孔または案内溝が形成される測板で構成される挿入部;を含み、前記レーザー照射部が照射するレーザーは前記挿入管内部を通過して使用者の鼻の内部に照射され、使用者の呼吸に必要な前記本体の外部空気は前記案内孔または前記案内溝部を通って前記挿入管内部を通過して使用者に供給され、前記本体の上部面の縁に前記本体の上部方向に突出する突出段が形成され、前記突出段の上部面に前記挿入部の測板の下部面が装着され、前記突出段の内側に前記挿入部の挿入管内に流入した使用者の鼻の内部で発生した鼻水が収容されることを特徴とする。
また、前記本体の前面と後面にそれぞれ係止部が形成され、前記挿入部の測板の前面と後面にそれぞれ前記係止部内に収容された状態で係合される係合部が形成されることを特徴とする。
また、使用者の耳部位に係合されて使用者の鼻の内部に挿入された前記挿入部の挿入管を位置固定させる固定部が備えられることを特徴とする。
また、固定部は前記レーザー照射部と連結される上側が使用者の耳部位に係合され、下側が使用者の顎の下部面の下側方向に位置する電源ケーブルからなることを特徴とする。
また、前記電源ケーブルは使用者の耳部位を囲んだ状態で係合される上側が前記本体の一側を貫通して前記本体内部に入った状態で前記レーザー照射部に連結される一側電源ケーブル;および使用者の貴部位を囲んだ状態で係合される上側が前記本体の他側を貫通して前記本体内部に入った状態で前記レーザー照射部に連結される他側電源ケーブル;を含み、前記一側電源ケーブルの下側と前記他側電源ケーブルの下側を使用者の顎の下部面に密着固定または使用者の顎の下部面の下側方向に位置固定させる固定部材が備えられることを特徴とする。
本発明の第2側面に係る医療用レーザー装置は:本体;前記本体の上部に水平具備される放熱板部材;前記放熱板部材の両側にそれぞれ垂直形成されて前記本体の両側外部に露出する一側および他側放熱翼部で構成される放熱部と;前記放熱部の放熱板部材の上部両側にそれぞれ備えられて使用者の鼻の内部にレーザーを照射するレーザーダイオード部;前記レーザーダイオード部と前記放熱部の放熱板部材を内部に収容した状態で前記本体の上部に固定され、使用者の鼻の内部に挿入されるヘッド部;および前記本体と前記放熱部の両側に連結された状態で使用者の後頭または耳部位に固定されて使用者の鼻の内部に挿入された前記ヘッド部を位置固定する固定部;を含むことを特徴とする。
また、前記放熱部の一側放熱翼部は前記本体の上部に水平具備される前記放熱板部材の一側に、前後方向に一定間隔で垂直形成される2個以上の一側放熱翼板からなり、前記放熱部の他側放熱翼部は前記本体の上部に水平具備される前記放熱板部材の他側に、前後方向に一定間隔で垂直形成される2個以上の他側放熱翼板からなることを特徴とする。
また、前記本体の前面の両側には前記本体の前方方向に突出して使用者の鼻溝と接する支持板がそれぞれ垂直形成され、前記支持板の前側面は上部から下部方向に行くほど前記本体の前方方向に下向き傾斜し、前記支持板の下側面は前記本体の前方方向から前記本体の前面の下部方向に行くほど下向き傾斜することを特徴とする。
また、前記ヘッド部は前記放熱部の放熱板部材を内部に収容した状態で前記本体の上部に水平固定される固定板;および前記固定板の両側上部にそれぞれ垂直形成され、内部に前記レーザーダイオード部が収容され、上部面に透明材質のカバーが備えられ、使用者の鼻の内部に挿入される鼻挿入部;を含み、前記鼻挿入部の外周縁には前記鼻挿入部の内側に一定の深さで陥没する溝が等間隔で形成されることを特徴とする。
また、前記ヘッド部の固定板上部面の中心部には使用者の鼻の下部中心部を収容する収容溝部が一定の深さで形成されることを特徴とする。
また、前記本体内部の両側上部にそれぞれ上部方向に突出する上部係止突起が形成され、前記放熱部の放熱板部材の底面の両側にそれぞれ下部方向に突出する下部係止突起が形成され、固定部は使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定される軟性材質のケーブル;および前記ケーブルの両端部にそれぞれ備えられ、外周縁に前記上部係止突起と下部係止突起が係合される環状の係止溝が一定深さでそれぞれ陥没形成される一側および他側固定部材;を含むことを特徴とする。
また、前記本体内部の両側上部にそれぞれ上部方向に突出する上部係止突起が形成され、前記放熱部の放熱板部材の底面の両側にそれぞれ下部方向に突出する下部係止突起が形成され、固定部は他端部が使用者の両側の耳上部の部位に係合される軟性材質の一側および他側ケーブル;および前記一側および他側ケーブルの一端部にそれぞれ備えられ、外周縁に前記上部係止突起と下部係止突起が係合される環状の係止溝が一定深さでそれぞれ陥没形成される一側および他側固定部材;を含むことを特徴とする。
また、波長帯域が630nm〜700nmであるレーザーダイオード、700nm〜810nmであるレーザーダイオードおよび810nm〜1300nmであるレーザーダイオードからなるレーザーダイオード部のうち選択された2個以上のレーザーダイオードが前記ヘッド部の内部に収容されることを特徴とする。
また、前記レーザーダイオード部を制御する操作部が備えられ、前記操作部は前記レーザーダイオード部に電源を供給するバッテリー;および前記バッテリーから前記レーザーダイオード部に電源を供給および遮断するスイッチ部;バッテリーから前記レーザーダイオード部への電源供給の有無および前記レーザーダイオード部の作動の有無に関する情報を出力するディスプレイ部;前記レーザーダイオード部の作動時間に関する情報を設定するタイマー部;前記バッテリーの電源量を検出してデジタル信号に変換出力するA/Dコンバータと;警報音を出力するスピーカー部;光を発光する発光部材;および前記スイッチ部とタイマー部の出力信号および前記A/Dコンバータの検出値により前記レーザーダイオード部、ディスプレイ部、スピーカー部および発光部材を制御するマイクロプロセッサ;を含むことを特徴とする。
本発明の第1側面に係るレーザー照射装置は:上面に前記レーザーダイオードが設置されるステムと、一側が前記ステムを貫通するように設置されて別途設けられた印刷回路基板と前記レーザーダイオードを連結するリードと、前記レーザーダイオードを覆うように前記ステムの上面に設置される透明ウインドウがあるキャップに含まれるパッケージが備えられるTO−CANタイプであり、前記レーザーダイオードは波長帯域が異なることを特徴とする。
本発明の第2側面に係るレーザー照射装置は:陰極リードおよびレーザーダイオードと連結される陽極リードが形成された印刷回路基板と、前記陰極リードと前記レーザーダイオードを連結する陰極パッドと、前記印刷回路基板と前記レーザーダイオードと前記陰極パッドを覆うように設置される透明なエポキシを含むパッケージが備えられる表面実装タイプであり、前記レーザーダイオードは波長帯域が異なることを特徴とする。
また、前記レーザーダイオードは離隔距離が50μm〜10000μmとなるように配列されることを特徴とする。
また、前記レーザーダイオードは垂直共振表面発光レーザーであることを特徴とする。
また、前記パッケージの中には静電気防止用ツェナーダイオードが設置されることを特徴とする。
また、前記パッケージの中には同一波長帯域のレーザーダイオードが隣接しないように前記レーザーダイオードが設置されることを特徴とする。
本発明の第3側面に係る医療用レーザー装置は:一つの前記パッケージには波長帯域が630〜700nmであるレーザーダイオード、波長帯域が700〜810nmであるレーザーダイオードおよび波長帯域が810〜1300nmであるレーザーダイオードの中から選択された少なくとも二つの波長帯域のレーザーダイオードが設置されることを特徴とする。
本発明の第4側面に係る医療用レーザー装置は:レーザー照射装置と、取っ手と、ブラシが植えられたヘッド部からなる櫛形態の本体と、前記レーザー照射装置に電源を供給する電源供給装置を含み、前記レーザー照射装置は前記ブラシの端部方向にレーザーが照射されるように前記本体内部に設置されることを特徴とする。
本発明に係る医療用レーザー装置およびレーザー照射装置は、使用者の鼻の内部に挿入される挿入部の挿入管内に使用者の鼻の内部で発生する鼻水などを含む異物を収容できるため、使用者の鼻の内部で発生した鼻水などを含む異物が本体の外周面に沿って流れ落ちる恐れがないことはもちろん、これによって本体の美観が低下する恐れがなく、さらに挿入部の測板に形成されて挿入部の挿入管の内部と連通する案内孔または案内溝部を通じて挿入部の挿入管が鼻の内部に挿入された使用者が、より円滑に呼吸できるだけでなく挿入部を本体の上部により簡便に装着固定および分離させることができるため、使用者が挿入管内に流入した鼻水などを含む異物の洗滌除去をより容易に行うことができる。
また、本発明は使用者の鼻の内部にレーザーを照射するレーザーダイオード部を通じて鼻炎などを含む鼻疾患をより容易に治療することができ、特にレーザーダイオード部を利用して鼻炎などを含む鼻疾患を治療する過程中に使用者が円滑に呼吸できることはもちろん、これによって着用感を大きく向上でき、さらにレーザーダイオード部で発生する高熱を外部に放出する放熱部によってレーザーダイオード部で発生する高熱によってレーザーダイオード部に故障などの安全事故が発生する恐れをより容易に防止できることはもちろん、これによってレーザーダイオード部の長期使用ができ、合わせて使用者の吸気、呼気によって放熱部とレーザーダイオード部の温度をより容易に下げることができるだけでなく、使用者の後頭または耳部位に固定されてレーザーダイオード部を内部に収容した状態で使用者の鼻の内部に挿入されるヘッド部を位置固定する固定部により使用者が手で本体を常時把持する必要がないことはもちろん、使用者が他の仕事をしながら鼻炎などを含む鼻疾患を治療することができる。
また、本発明は放熱部の一側放熱翼部と他側放熱翼部が2個以上の一側放熱翼板と2個以上の他側放熱翼板でそれぞれ構成される場合、放熱部がレーザーダイオード部で発生する高熱をより高い効率で放出することができる。
また、本発明は本体の前面の両側にそれぞれ垂直形成されて使用者の鼻溝と接する支持板によりレーザーダイオード部が内部に収容されたヘッド部の鼻挿入部が下部から上部方向に行くほど上向き傾斜した状態で使用者の鼻の内部により容易に挿入固定できることはもちろん、これによってレーザーダイオード部が使用者の鼻の内部の鼻炎などの疾患部位により容易にレーザーを照射することができる。
また、本発明はヘッド部の鼻挿入部外周縁に等間隔で形成される溝を通じて使用者が吸気と呼気を含む呼吸をより円滑に行うことができるため、使用者の着用感をさらに大きく向上できることはもちろん、鼻挿入部の溝、2個以上の一側放熱翼板の間の溝および2個以上の他側放熱翼板の間の溝を通過する使用者の吸気と呼気を通じて放熱部とレーザーダイオード部の温度をさらに容易に下げることができる。
また、本発明はヘッド部の固定板上部面の中心部に形成される収容溝部に使用者の鼻の下部中心部が収容されるため、固定板の上部面の中心部が使用者の鼻の下部中心部に加える圧迫感を最小化することができ、使用者の着用感をさらに大きく向上することができる。
また、本発明は軟性材質のケーブルと、一側および他側固定部材からなって使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定される固定部を通じてヘッド部の鼻挿入部が使用者の鼻の内部に挿入された状態でより容易に位置固定され得る。
また、本発明は軟性材質の一側および他側ケーブルと、一側および他側固定部材からなって使用者の耳上部の部位に係合される固定部を通じてもヘッド部の鼻挿入部が使用者の鼻の内部に挿入された状態でより容易に位置固定され得る。
また、本発明は波長帯域が異なる2個以上のレーザーダイオードがヘッド部の鼻挿入部の内部に収容されるため、使用者の鼻の内部に多波長のレーザーを同時に照射できるだけでなく、これによって鼻炎などの疾患部位組織の種類、状態および皮膚の色などの様々な変数にかかわらず使用者の鼻の内部の鼻炎などの疾患部位を高い効率で治療することができる。
また、本発明は使用者が携帯できる小型の操作部を通じて使用者がより簡便かつ便利にレーザーダイオード部の作動を制御することができる。
また、本発明は互いに異なる波長を有するレーザーダイオードをパッケージ内部のステム上に複数個ダイボンディングして多波長方式のパッケージを構成し、構成されたTO−CAN内部のレーザーダイオードに個別的に電流を加えて同時に複数個の波長が放出されるようにしたものである。これは治療部位に照射される際に単一波長ではない複数個の波長を有するレーザー円形ビームが同時に照射されるようにしたもので、レーザーダイオード間の離隔距離を50μm〜10000μm以内に維持して多数個のレーザービームが同じ部位において円形ビームで照射されるようにした。このような方式の照射は組織の種類、組織の状態、病気の状態、皮膚の色などの様々な変数があっても効果的な治療が可能である。
また、本発明は垂直共振表面発光レーザーを使うことによって従来に側面発光レーザーを利用する場合よりもバッテリーの使用時間を最大6倍以上向上させ、出力時間による波長の変化を最小化した長所があるため所望の波長が作動時間内で維持されるようにして従来のレーザー照射機に比べて脱毛防止および発毛効果が優秀であるだけでなく、頭皮管理を最適化するため一般の毛髪管理器としても使用できるように用途を多角化することができる。
本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置を示した斜視図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の本体から挿入部が分離された状態をそれぞれ示した分解斜視図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の本体から挿入部が分離された状態をそれぞれ示した分解斜視図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の本体から挿入部が分離された状態をそれぞれ示した分解斜視図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の本体から挿入部が分離された状態をそれぞれ示した分解斜視図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の本体から挿入部が分離された状態をそれぞれ示した分解斜視図。 図3のA−A線に沿った断面図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部を示した分解斜視図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部の係合棒が使用者の耳部位に係合された状態を示した側面図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の図8のB−B線に沿った断面図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の係合棒が上下回転移動する状態を示した側面図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部の他の例を示した分解斜視図。 図12の固定部が使用者の後頭を囲んだ状態を示した側面図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部のさらに他の例を示した斜視図。 図14の固定部が使用者の耳部位に係合されることを示した側面図。 図14のC−C線に沿った断面図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部のさらに他の例を概略的に示した斜視図。 本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の電源ケーブルの前端部がレーザー照射部に連結された状態を示した断面図。 図17の固定部が使用者の後頭を囲んだ状態を示した側面図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置を示した斜視図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の分解斜視図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置のヘッド部の底面状態を概略的に示した斜視図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の本体と放熱部の両側に連結される固定部の一例を示した分解斜視図。 図23の固定部が使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定された状態を概略的に示した側面図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の本体と放熱部の両側に連結される固定部の他の例を概略的に示した分解斜視図。 図25の固定部が使用者の耳上部の部位に係合された状態を概略的に示した側面図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の複数のレーザーダイオードからなるレーザーダイオード部を概略的に示した斜視図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部を示した斜視図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部の後面の状態を示した背面図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部の下部の状態を示した底面図。 本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部の制御状態を示したブロック図。 本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置を示した斜視図。 本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置を示した斜視図。 本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置の側面図。 本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置の正面図。 本発明の第3実施例に係るレーザー照射装置のTO−CAN方式のパッケージを示した図面。 本発明の第3実施例に係るレーザー照射装置の表面実装方式のパッケージを示した図面。 本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置の制御状態を示したブロック図。
以下、添付された図面を参照して本発明の実施例に係る医療用レーザー装置およびレーザー照射装置を説明する。
この過程で図面に図示された線の厚さや構成要素の大きさなどは説明の明瞭性と便宜上誇張されて図示され得る。また、後述される用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者、運用者の意図または慣例により変更することができる。したがって、このような用語に対する定義は本明細書全般に亘った内容に基づいて定められるべきである。
図1は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置を示した斜視図であり、図2〜図6は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の本体から挿入部が分離された状態をそれぞれ示した分解斜視図であり、図7は図3のA−A線に沿った断面図であり、図8は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部を示した分解斜視図であり、図9は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部の係合棒が使用者の耳部位に係合された状態を示した側面図であり、図10は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の図8のB−B線に沿った断面図であり、図11は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の係合棒が上下回転移動する状態を示した側面図であり、図12は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部の他の例を示した分解斜視図であり、図13は図12の固定部が使用者の後頭を囲んだ状態を示した側面図であり、図14は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部のさらに他の例を示した斜視図であり、図15は図14の固定部が使用者の耳部位に係合されることを示した側面図であり、図16は図14のC−C線に沿った断面図であり、図17は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の固定部のさらに他の例を概略的に示した斜視図であり、図18は本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置の電源ケーブルの前端部がレーザー照射部に連結された状態を示した断面図であり、図19は図17の固定部が使用者の後頭を囲んだ状態を示した側面図である。
図1〜図6を参照すれば、本発明の第1実施例に係る医療用レーザー装置1は、本体1010、レーザー照射部1020および挿入部1030を含む。
レーザー照射部1020は、本体1010に備えられ、使用者の鼻の内部にレーザーを照射する。すなわち、レーザー照射部1020は使用者の鼻の内部の鼻炎などを含む疾患部位にレーザーを照射して疾患部位を治療する。
図2のように、レーザー照射部1020は本体1010の外部に露出するように本体1010の上部面の一側と上部面の他側にそれぞれ垂直方向に備えられ得る。
図3〜図6のように、レーザー照射部1020は、本体1010の外部に本体1010の外部に露出されないように本体1010の上側内部の一側と上側内部の他側にそれぞれ垂直方向に備えられ得る。これによって、使用者の鼻の内部で発生して挿入部1030内に流入した鼻水などを含む異物がレーザー照射部1020の外周面に付着することが防止され得る。
レーザー照射部1020が本体1010の上側内部の一側と上側内部の他側にそれぞれ垂直方向に備えられる場合、本体1010は上部本体1100と下部本体1101で構成され得る。下部本体1101は上部本体1100の下部に一体形成される。上部本体1100は上部板1100aと測板1100bで構成され得る(図7参照)。上部板1100aは透明材質の強化ガラスなどで構成され得る。
測板1100bは上部板1100aの縁に上部板1100aの下部方向に一定の長さで垂直方向に延長形成され得る。測板1100bの下端部は下部本体1101の上部面の縁に一体型で装着固定され得る。
下部本体1101の上部面の一側と上部面の他側にはレーザー照射部1020がそれぞれ垂直方向に備えられ得る。このとき、下部本体1101の上部面の一側と上部面の他側にそれぞれ垂直方向に備えられたレーザー照射部1020は測板1100bの内側に形成される下側が開放された収容空間1100cの内部に収容され得る。
図1〜図6に図示されたように、挿入部1030は挿入管1310、下部板1320および測板1330を含む。挿入管1310は使用者の鼻の内部に挿入される上側と下側が開放され得る。挿入管1310は上下方向に一定長さ延長され、断面形状が円形状などに形成され得る一側挿入管1311および他側挿入管1312で構成され得る。挿入管1310は使用者の鼻の内部に挿入される。
具体的に、レーザー照射部1020が本体1010の外部に露出するように本体1010の上部面の一側と上部面の他側にそれぞれ垂直方向に備えられる場合、挿入管1310の内部にレーザー照射部1020がそれぞれ収容され得、挿入管1310の内部にそれぞれ収容されたレーザー照射部1020は使用者の鼻の内部の鼻炎などを含む疾患部位にレーザーを照射する。
仮に、レーザー照射部1020が本体1010の外部に露出しないように本体1010の上部本体1100内に収容される場合、レーザー照射部1020が照射するレーザーは上部本体1100の透明材質の上部板1100aと挿入管1310の内部を順次通過することができる。
下部板1320は挿入管1310の下部に水平方向に備えられる。下部板1320の上部面の一側には一側挿入管1311が垂直方向に形成され得る。下部板1320の上部面の他側には他側挿入管1312が垂直方向に形成され得る。
測板1330は下部板1320の縁に下部板1320の下部方向に一定の長さ延長形成される。測板1330は本体1010の上部面の縁に使用者によって分離可能に装着される。測板1330の表面には挿入管1310の内部と連通する案内孔1331または案内溝部1332が一定間隔で形成される。
図2〜図4に図示されたように、案内孔1331は四角形の形状に形成されるが、これに限定されず、円形状などの多様な形態に変更され得る。同様に、案内溝部1332は下側が開放された四角形の形状に形成されるが、これに限定されず、円形状などの多様な形態に変更され得る(図5および図6参照)。案内溝部1332は測板1330の上部方向に一定深さで垂直に陥没され得る。
使用者の呼吸に必要な本体1010の外部空気は案内孔1331または案内溝部1332を通って挿入管1310の内部をそれぞれ通過して使用者に供給され得る。
次いで、本体1010の前面中心部と後面中心部にはそれぞれ係止部1110が形成される(図2〜図6参照)。係止部1110は前側係止部1111と後側係止部1112で構成され得る。このとき、前側係止部1111の一端部と前側係止部1111の他端部は本体1010の前面中心部方向にそれぞれ折り曲げられて本体1010の前面中心部に溶接などの多様な方法によって一体型で付着固定され得る。
後側係止部1112の一端部と後側係止部1112の他端部は本体1010の後面中心部方向にそれぞれ折り曲げられて本体1010の後面中心部に溶接などの多様な方法によって一体型で付着固定され得る。
挿入部1030の測板1330の前面中心部と挿入部1030の測板1330の後面中心部には使用者によって係止部1110内に収容された状態で係合される係合部1340が一体型で垂直方向に形成され得る。
係合部1340は前側係合部1341と後側係合部1342で構成され得る。前側係合部1341は前側係合板1341aと前側係止突起1341bで構成され得る。前側係合板1341aの上側は挿入部1030の測板1330の前面中心部に一体型で連結され得る。前側係合板1341aの下側は前側係止部1111の内側に収容され得る。
前側係止突起1341bは前側係合板1341aの下端部外周面に前側係合板1341aの外部方向に突出形成され得る。本実施例では前側係止突起1341bが断面形状が逆直角三角形の形状に形成されるが、これに限定されず、逆四角形の形状などの多様な形状に形成され得る。前側係止突起1341bの上部面は前側係止部1111の下部面中心部と接した状態で前側係止部1111の下部面中心部に係合され得る。
後側係合部1342は後側係合板1342aと後側係止突起1342bで構成され得る。後側係合板1342aの上側は挿入部1030の測板1330後面中心部に一体型で連結され得る。後側係合板1342aの下側は後側係止部1112の内側に使用者によって収容され得る。後側係止突起1342bは後側係合板1342aの下端部外周面に後側係合板1342aの外部方向に突出形成され得る。本実施例では後側係止突起1342bが断面形状が逆直角三角形の形状に形成されるが、これに限定されず、逆四角形の形状などの多様な形状に形成され得る。また、後側係止突起1342bの上部面は後側係止部1112の下部面中心部と接した状態で後側係止部1112の下部面中心部に係合され得る。
本体1010の前面中心部と後面中心部にそれぞれ形成される係止部1110と、挿入部1030の測板1330の前面中心部と後面中心部にそれぞれ一体型で垂直形成されて係止部1110内に収容された状態で係合される係合部1340を通じて使用者が挿入部1030を本体1010の上部にさらに簡便かつ便利に装着固定および分離させることができる。
係合部1340には係合部1340の外側に突出する突起1350が一体型で一定間隔で形成され得る。このとき、係合部1340に一定間隔で形成される突起1350は使用者の指部位と接することができる。これによって、使用者が指を使って係止部1110に係合部1340を係合させる過程中に使用者の指と係合部1340の間にスリップ現象が発生することをより容易に防止することができる。
突起1350は断面形状が四角の形状に形成され得る。これに限定されず、半円形状などの多様な形態で形成され得る。突起1350は前側突起1351と後側突起1352で構成され得る。前側突起1351は係合部1340の前側係合部1341の前側係合板1341aの中心部外周面に外側に突出した状態で一定間隔で一体形成され得る。
後側突起1352は係合部1340の後側係合部1342の後側係合板1342aの中心部外周面に外側に突出した状態で一定間隔で一体形成され得る。
本体1010の上部面の縁には本体1010の上部方向に一定の長さで垂直に突出する突出段1120が一体形成され得る(図2〜図7参照)。突出段1120の上部面には挿入部1030の測板1330の下部面が装着され得る。
したがって、使用者の鼻の内部で発生した鼻水などを含む異物は挿入部1030の挿入管1310内に流入して突出段1120の内側に収容され得るようになり、これによって使用者の鼻の内部で発生した鼻水などを含む異物が案内孔1331または案内溝部1332を通過して本体1010の外周面に沿って流れ落ちる恐れをさらに容易に防止することができる。
本体1010の一側と他側にそれぞれ固定部1040が備えられ得る(図8参照)。固定部1040は本体1010の一側と他側にそれぞれ連結された状態で使用者の耳部位に係合されて、使用者の鼻の内部に挿入された挿入部1030の挿入管1310を位置固定させる。
本体1010の一側下部と他側下部にはそれぞれ本体1010の内部と連通する一側連結管1610と他側連結管1620で構成される連結管1060が一体型で形成され得る(図1、図2、図4、図6参照)。
連結管1060の一側連結管1610と他側連結管1620の断面形状が円形状に形成されるが、これに限定されず、状況によって四角形などの多様な形状に形成され得る。
連結管1060の一側連結管1610の上部外周面と下部外周面および連結管1060の他側連結管1620の上部外周面と下部外周面には前後方向に一定の長さで延長される上下側が開放された一側ガイドスリット1611および他側ガイドスリット1612で構成されるガイドスリット1061が一定間隔で形成され得る。
固定部1040は連結棒1410と係合棒1420を含む。連結棒1410は一側連結棒1411および他側連結棒1412を含む。一側連結棒1411は使用者の顔の両側面にそれぞれ備えられる。一側連結棒1411の前端部は本体1010の一側に正逆回転可能に結合され得る。
一側連結棒1411は第1一側連結棒1411a、第2一側連結棒1411b、一側ガイド板1411cおよび一側ガイド突起1411dを含む。第1一側連結棒1411aは前後方向に一定の長さで延長され得る。
第2一側連結棒1411bは左右方向に一定の長さで延長され得る。第2一側連結棒1411bの一端部は第1一側連結棒1411aの前端部に一体型で連結され得る。
一側ガイド板1411cは円形状であり、第2一側連結棒1411bの他端部に一体型で垂直方向に形成され得る。このとき、一側ガイド板1411cの形状は円形状に限定されたものではなく、状況によって六角形の形状などの多様な形状に変更され得る。また、一側ガイド板1411cは連結管1060の一側連結管1610内に正逆回転可能に収容され得る。
一側ガイド突起1411dは一側ガイド板1411cの外周面に一定間隔で突出形成され得る。一側ガイド突起1411dは一側ガイドスリット1611内に収容され得る。
他側連結棒1412の前端部は本体1010の他側に正逆回転可能に結合され得る。他側連結棒1412は第1他側連結棒1412a、第2他側連結棒1412b、他側ガイド板1412cおよび他側ガイド突起1412dを含む。第1他側連結棒1412aは前後方向に一定の長さ延長され得る。
第2他側連結棒1412bは左右方向に一定の長さ延長され得る。第2他側連結棒1412bの他端部は第1他側連結棒1412aの前端部に一体型で連結され得る。他側ガイド板1412cは円形状であり、第2他側連結棒1412bの一端部に一体型で垂直形成され得る。このとき、他側ガイド板1412cの形状は円形状に限定されるものではなく、状況によって六角形の形状などの多様な形状に変更され得る。他側ガイド板1412cは連結管1060の他側連結管1620内に正逆回転可能に収容され得る。
他側ガイド突起1412dは他側ガイド板1412cの外周面に一定間隔で突出形成され得る。他側ガイド突起1412dは他側ガイドスリット1612内に収容され得る。
係合棒1420は一側係合棒1421と他側係合棒1422を含む。一側係合棒1421と他側係合棒1422は使用者の耳部位を囲んだ状態で使用者の耳部位にそれぞれ係合される。一側係合棒1421と他側係合棒1422はそれぞれ「C」の形状に形成されるが、これに限定されず、状況によって多様な形状に変更され得る。
一側係合棒1421の上部前側は連結棒1410の一側連結棒1411の第1一側連結棒1411aの後端部に軸結合され得る。他側係合棒1422の上部前側は連結棒1410の他側連結棒1412の第1他側連結棒1412aの後端部に軸結合され得る。すなわち、固定部1040を通じて使用者の鼻の内部に挿入された状態である挿入部1030の挿入管1310が使用者の鼻の外部に離脱しないようにより容易に位置固定され得る。
連結棒1410の後端部に係合棒1420の上部を軸結合させる軸部材1050が備えられ得る(図10参照)。軸部材1050は固定ボルト1510とナット1520を含む。固定ボルト1510は連結棒1410の後端部と係合棒1420の上部を貫通する。このとき、ナット1520は固定ボルト1510とねじ結合される。具体的に、固定ボルト1510は一側固定ボルト1511と他側固定ボルト1512を含む。一側固定ボルト1511は連結棒1410の一側連結棒1411の第1一側連結棒1411aの後端部と係合棒1420の一側係合棒1421の上部前側を水平に貫通することができる。
他側固定ボルト1512は連結棒1410の他側連結棒1412の第1他側連結棒1412aの後端部と係合棒1420の他側係合棒1422の上部前側を水平に貫通することができる。
ナット1520は一側ナット1521と他側ナット1522を含む。一側ナット1521は一側固定ボルト1511の一端部にねじ結合されて第1一側連結棒1411aの後端部に密着固定され得る。他側ナット1522は他側固定ボルト1512の他端部にねじ結合されて第1他側連結棒1412aの後端部に密着固定され得る。
これによって、軸部材1050を通じて連結棒1410の後端部に係合棒1420の上部がより容易に軸結合され得る。
図11を参照すれば、使用者はナット1520の密着固定状態を解除した状態で係合棒1420の上部前側を基準として係合棒1420の下部を上下方向に回転移動させることができる。
係合棒1420の下部を上下方向に回転移動させた後、使用者はナット1520を使って下部が上下方向に回転移動(図11の実線矢印参照)された状態である係合棒1420を位置固定させることができる。
特に、係合棒1420が使用者の耳部位を囲んだ状態で使用者の耳部位に係合された状態で使用者が係合棒1420の下部を係合棒1420の下部方向に円を描くように回転移動させる時、係合棒1420は連結棒1410の後端部を使用者の耳部位方向に引っ張ることになる(図11の点線矢印参照)。これに伴い、挿入部1030の挿入管1310が使用者の鼻の内部に挿入された状態である本体1010は使用者の鼻溝部位に強く密着することができる。
これとは違って、係合棒1420が使用者の耳部位を囲んだ状態で使用者の耳部位に係合された状態で使用者が係合棒1420の下部を係合棒1420の上部方向に円を描くように回転移動させる時、係合棒1420は連結棒1410の後端部を使用者の耳の前方方向に押すことになる(図11の点線矢印参照)。これに伴い、挿入部1030の挿入管1310が使用者の鼻の内部に挿入された状態である本体1010は使用者の鼻溝部位に弱く密着することができる。したがって、係合棒1420を通じて使用者の鼻溝部位に密着する本体1010の密着程度をより容易に調節することができる。
固定部1040は軟性材質の「C」の形状のケーブル1430で構成される(図12参照)。ケーブル1430の前端部の一側と前端部の他側は本体1010の一側と他側に回転可能に結合される。具体的に、ケーブル1430の前端部の一側と前端部の他側にはそれぞれ前記にて詳述した外周面に一側ガイド突起1411dが一定間隔で形成される一側ガイド板1411cおよび外周面に他側ガイド突起1412dが一定間隔で形成される他側ガイド板1412cが一体型でそれぞれ垂直方向に形成される。ケーブル1430の後端部は使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定される(図13参照)。
したがって、固定部1040を通じて使用者の鼻溝部位に本体1010がより容易に密着した状態で位置固定され得る。
図14〜図16を詳察すると、電源ケーブル1440で構成され得る固定部1040の上側は使用者の耳部位を囲んだ状態で係合され得る。
電源ケーブル1440で構成され得る固定部1040の下側は使用者の顎の下部面の下側方向に流れ落ちた状態で位置することができる(図15(c)参照)。具体的に、電源ケーブル1440は一側電源ケーブル1441と他側電源ケーブル1442で構成され、一側電源ケーブル1441の上側は使用者の耳部位を囲んだ状態で本体1010の一側連結管1610の内部を貫通して本体1010の内部に入った状態でレーザー照射部1020に連結される。同様に、他側電源ケーブル1442の上側は使用者の耳部位を囲んだ状態で本体1010の他側連結管1620の内部を貫通して本体1010の内部に入った状態でレーザー照射部1020に連結され得る。
図15のように、固定部材1070は一側電源ケーブル1441の下側と他側電源ケーブル1442の下側を使用者の顎の下部面に密着固定するか(図15(a)参照)、使用者の顎の下部面の下側方向に一定間隔を維持した状態で位置固定させることができる(図15(b)参照)。
したがって、固定部材1070を使って一側電源ケーブル1441の下側と他側電源ケーブル1442の下側を使用者の顎の下部面にそれぞれより容易に密着固定または使用者の顎の下部面の下側方向に一定間隔を維持した状態でより容易に位置固定させることができる。
固定部材1070は一側上下移動部材1710と他側上下移動部材1720を含む(図16参照)。一側上下移動部材1710と他側上下移動部材1720は「C」の形状に形成され得る。一側上下移動部材1710は一側電源ケーブル1441を囲んだ状態で一側電源ケーブル1441の長さ方向に使用者によって上下移動して使用者の顎の下部面と接するか使用者の顎の下部面の下側方向に一定間隔を維持した状態で位置固定され得る。
他側上下移動部材1720は一側上下移動部材1710の他側に一体型で形成され得る。他側上下移動部材1720は他側電源ケーブル1442を囲んだ状態で他側電源ケーブル1442の長さ方向に上下移動して使用者の顎の下部面と接するか使用者の顎の下部面の下側方向に一定間隔を維持した状態で位置固定され得る。
このとき、固定部材1070は一側電源ケーブル1441と他側電源ケーブル1442の下側を囲んだ状態で一側電源ケーブル1441と他側電源ケーブル1442の長さ方向に使用者によって上下移動する公知のケーブルタイであり得る。これは限定されたものではなく、一側電源ケーブル1441と他側電源ケーブル1442の下側を使用者の顎の下部面に密着固定または使用者の顎の下部面の下側方向に一定間隔を維持した状態で位置固定させることができる部材であればすべて使うことができる。
図17および図19に図示されたように、固定部1040はレーザー照射部1020に電源を供給する電源ケーブル1440で構成される。電源ケーブル1440は第1電源ケーブル1443と第2電源ケーブル1444を含む。第1電源ケーブル1443は「C」の形状になされ得る。第1電源ケーブル1443の前端部の一側と前端部の他側はそれぞれ本体1010の一側連結管1610の内部と他側連結管1620の内部を貫通して本体1010の内部に入った状態でレーザー照射部1020にそれぞれ連結される。第1電源ケーブル1443の後端部は使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定される。
第2電源ケーブル1444の前端部は第1電源ケーブル1443の後端部中心部に一体型で連結される。第2電源ケーブル1444の後端部はバッテリーなどを含む電源供給部(図示されず)と連結され得る。したがって、電源供給部(図示されず)の電源は第2電源ケーブル1444、第1電源ケーブル1443を順次通ってレーザー照射部1020に供給され得る。
前述した通り、本発明は使用者の鼻の内部に挿入される挿入部1030の挿入管1310内に使用者の鼻の内部で発生する鼻水などを含む異物を収容できるため、使用者の鼻の内部で発生した鼻水などを含む異物が本体1010の外周面に沿って流れ落ちる恐れがないことはもちろん、本体1010の外観が低下する恐れがない。
さらに、挿入部1030の測板1330に形成されて挿入部1030の挿入管1310の内部と連通する案内孔1331または案内溝部1332を通じて挿入部1030の挿入管1310が鼻の内部に挿入された使用者がより円滑に呼吸できるだけでなく、使用者が挿入部1030を本体1010の上部により簡便かつ便利に装着固定および分離させることができるため使用者が挿入管1310内に流入した鼻水などを含む異物の洗滌除去をより容易に行うことができる。
以下では本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置2について説明する。このとき、第1実施例の内容のうち第2実施例と同じ内容は具体的な説明を省略する。
図20は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置を示した斜視図であり、図21は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の分解斜視図であり、図22は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置のヘッド部の底面状態を概略的に示した斜視図であり、図23は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の本体と放熱部の両側に連結される固定部の一例を示した分解斜視図であり、図24は図23の固定部が使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定された状態を概略的に示した側面図であり、図25は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の本体と放熱部の両側に連結される固定部の他の例を概略的に示した分解斜視図であり、図26は図25の固定部が使用者の耳上部の部位に係合された状態を概略的に示した側面図であり、図27は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の複数のレーザーダイオードからなるレーザーダイオード部を概略的に示した斜視図であり、図28は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部を示した斜視図であり、図29は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部の後面の状態を示した背面図であり、図30は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部の下部の状態を示した底面図であり、図31は本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置の操作部の制御状態を示したブロック図である。
図20および図21を参照すれば、本発明の第2実施例に係る医療用レーザー装置2は本体2010、放熱部2030、レーザーダイオード部2050、ヘッド部2070および固定部を含む。
本体2010は底板2110、前面板2130および後面板2150を含む。前面板2130は水平状態である底板2110の前側で垂直方向に形成される。後面板2150は水平状態である底板2110の後側から垂直方向に形成される。
底板2110の一側上部と他側上部には前面板2130と後面板2150の間に位置するように断面形状が円形状である一側および他側垂直軸2111、2113が一定間隔でそれぞれ形成され得る。
本体2010はプラスチックなどの合成樹脂材質を含んで構成され得る。これは限定されるものではなく、状況によって他の材質に変更することができる。
放熱部2030は放熱板部材2310と一側および他側放熱翼部2330、2350を含む。放熱板部材2310は本体2010の上部に水平方向に備えられる。放熱板部材2310の底面の両側には下部方向に延長される下側が開放された一側および他側収容壁2301、2303がそれぞれ形成され得る(図21、図23および図25参照)。
一側および他側収容壁2301、2303の内部には本体2010の一側および他側垂直軸2111、2113の上端部がそれぞれ収容固定され得る。一側放熱翼部2330は放熱板部材2310の一側に垂直方向に形成され、本体2010の前面板2130と後面板2150の一側外部に露出する。
他側放熱翼部2350は放熱板部材2310の他側に垂直方向に形成され、本体2010の前面板2130と後面板2150の他側外部に露出する。
放熱部2030はアルミニウム材質を含んで構成され得る。これは限定されるものではなく、状況によって他の材質に変更することができる。
レーザーダイオード部2050は放熱板部材2310の上部両側にそれぞれ垂直方向に備えられて使用者の鼻の内部にレーザーを照射する。
ヘッド部2070はレーザーダイオード部2050と放熱部2030の放熱板部材2310を内部に収容した状態で本体2010の前面板2130と後面板2150の上側に固定され、使用者の鼻の内部に挿入される。ヘッド部2070はプラスチックなどの合成樹脂材質を含んで構成され得る。これは限定されるものではなく、状況によって他の材質に変更することができる。
固定部は本体2010と放熱部2030の両側に連結された状態で使用者の後頭または耳部位に固定されて使用者の鼻の内部に挿入されたヘッド部2070を位置固定する。
具体的に、放熱部2030の一側放熱翼部2330は本体2010の前面板2130と後面板2150の上部に水平方向に備えられる放熱板部材2310の一側に前後方向に一定間隔で垂直方向に形成される2個以上の一側放熱翼板2331で構成され得る(図21参照)。
放熱部2030の他側放熱翼部2350は本体2010の前面板2130と後面板2150上部に水平方向に備えられる放熱板部材2310の他側に、前後方向に一定間隔で垂直形成される2個以上の他側放熱翼板2351で構成され得る(図21参照)。
このように、放熱部2030の一側放熱翼部2330と他側放熱翼部2350が2個以上の一側放熱翼板2331、2351でそれぞれ構成される場合、放熱部2030がレーザーダイオード部2050で発生する高熱をより高い効率で外部に放出することができる。
図20を詳察すると、本体2010の前面板2130の前面の両側には本体2010の前面板2130前方方向に突出して使用者の鼻溝と接する支持板2080がそれぞれ垂直方向に形成され得る。使用者の鼻溝と接する支持板2080の前側面は上部から下部方向に行くほど本体2010の前面板2130の前方方向に下向き傾斜され得る。また、支持板2080の下側面は本体2010の前面板2130の前方方向に本体2010の前面板2130の前面の下部方向に行くほど下向き傾斜され得る。
支持板2080はプラスチックなどの合成樹脂材質を含んで構成され得る。これは限定されるものではなく、状況によって他の材質に変更することができる。
このように、支持板2080は本体2010の前面板2130の前面の両側にそれぞれ垂直形成されて使用者の鼻溝と接するので、レーザーダイオード部2050が内部に収容されたヘッド部2070の後述する鼻挿入部2730が下部から上部方向に行くほど上向き傾斜した状態で使用者の鼻の内部により容易に挿入固定できることはもちろん、これによってレーザーダイオード部2050が使用者の鼻の内部の鼻炎などの疾患部位により容易にレーザーを照射することができる。
ヘッド部2070は固定板2710と鼻挿入部2730を含む。固定板2710は放熱部2030の放熱板部材2310を内部に収容した状態で本体2010の前面板2130と後面板2150の上部に水平方向に固定される(図21および図22参照)。
固定板2710の底面縁には下部方向に一定の長さ延長される収容壁2711が形成される(図21参照)。収容壁2711は収容壁2711の内側に放熱板部材2310が収容されるように放熱板部材2310を囲む。
固定板2710の底面中心部には放熱部2030の放熱板部材2310の中心部に形成された貫通孔2311を通過して貫通孔2311と連通するように放熱板部材2310の底面中心部に垂直形成された垂直軸2312内に収容されて固定され得る。
鼻挿入部2730は固定板2710の両側上部にそれぞれ垂直方向に形成されて使用者の鼻の内部に挿入される。鼻挿入部2730の内部にはレーザーダイオード部2050が収容される。鼻挿入部2730の上部面には透明材質のカバー2731が備えられ得、レーザーダイオード部2050が照射するレーザーはカバー2731を通過して使用者の鼻の内部に照射され得る。
鼻挿入部2730の外周縁には鼻挿入部2730の内側に一定の深さで陥没する溝部2732が形成され得る。溝部2732は鼻挿入部2730の長さ方向に上下方向に延長形成され得、鼻挿入部2730の外周縁に等間隔で形成され得る。
このように、ヘッド部2070の鼻挿入部2730の外周縁に等間隔で形成される溝部2732を通じて使用者が吸気と呼気を含む呼吸をより円滑に行うことができるため、使用者の着用感をさらに大きく向上することができる。
また、鼻挿入部2730の溝部2732、2つ以上の一側放熱翼板2331の間の溝部2331aおよび2つ以上の他側放熱翼板2351の間の溝部2351aを通過する使用者の吸気と呼気を通じて放熱部2030とレーザーダイオード部2050の温度をさらに容易に下げることができる。
ヘッド部2070の固定板2710の上部面中心部には使用者の鼻の下部中心部を収容する収容溝部2713が下部方向に一定深さで陥没形成され得る(図19参照)。これによって、ヘッド部2070の固定板2710の上部面中心部に形成される収容溝部2713に使用者の鼻の下部中心部が収容され得、固定板2710の上部面中心部が使用者の鼻の下部中心部に加える圧迫感を最小化できるだけでなく、使用者の着用感を向上することができる。
図23に図示されたように、本体2010の内部の両側上部には上部方向に突出する弧の形状の上部係止突起2112、2114が形成される。上部係止突起2112、2114は本体2010の一側垂直軸2111の一側外周縁に一体で垂直方向に形成される一側垂直柱2111aの上部面中心部と本体2010の他側垂直軸2113の他側外周縁に一体で垂直方向に形成される他側垂直柱2113aの上部面中心部にそれぞれ上部方向に突出形成される。
放熱部2030の放熱板部材2310の底面の両側には下部方向に突出する弧の形状の下部係止突起2314、2316が形成される。下部係止突起2314、2316は一側収容壁2301と一側放熱翼板2331の間および他側収容壁2302と他側放熱翼板2351の底面の両側にそれぞれ下部方向に突出形成される。
固定部2090は軟性材質のケーブル2910と、一側および他側固定部材2930、2950を含む。ケーブル2910は使用者の後頭を囲んで使用者の両側の耳上部の部位および使用者の顔の両側面と接した状態で位置固定される。このとき、一側および他側固定部材2930、2950はケーブル2910の両端部にそれぞれ一体型で備えられ得る。一側および他側固定部材2930、2950の外周縁には上部係止突起2112、2114と下部係止突起2314、2316が係合される環状の係止溝2931、2951が一定深さでそれぞれ下部方向に陥没形成され得る。
このように、軟性材質のケーブル2910と、一側および他側固定部材2930、2950で構成され、使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定される固定部2090を通じてヘッド部2070の鼻挿入部2730が使用者の鼻の内部に挿入された状態でより容易に位置固定され得る。
固定部2090は軟性材質の一側および他側ケーブル2920、2940と一側および他側固定部材2960、2980を含んで構成されてもよい。
図25および図26に図示されたように、一側および他側ケーブル2920、2940の他端部は使用者の両側の耳上部の部位と接した状態で係合されるように下向き傾斜され得る。これに伴い、一側および他側ケーブル2920、2940は使用者の顔の両側面と接した状態で位置固定され得る。
一側および他側固定部材2960、2980は一側および他側ケーブル2920、2940の一端部にそれぞれ一体型で備えられ得る。一側および他側固定部材2960、2980の外周縁には上部係止突起2112、2114と下部係止突起2314、2316が係合される環状の係止溝2962、2982が一定深さでそれぞれ下部方向に陥没形成され得る。
このように、軟性材質の一側および他側ケーブル2920、2940と、一側および他側固定部材2960、2980で構成され、使用者の耳上部の部位に係合される固定部2090を通じてもヘッド部2070の鼻挿入部2730が使用者の鼻の内部に挿入された状態でより容易に位置固定され得る。
レーザーダイオード部2050は波長帯域が異なる複数のレーザーダイオード2511、2513、2515で構成され得る(図27参照)。波長帯域が異なる複数のレーザーダイオード2511、2513、2515は一つのTO−CAN方式のパッケージ2014内部に設置され得る。
複数のレーザーダイオード2511、2513、2515が内部に設置されたパッケージ2014は放熱部2030の放熱板部材2310の上部両側にそれぞれ備えられ得る。
複数のレーザーダイオード2511、2513、2515は相互間の離隔距離が50μm〜10000μmとなるようにパッケージ2014内部に設置される。したがって、使用者の鼻の内部の鼻炎などを含む疾患部位に単一波長ではない複数個の波長を有するレーザー円形ビームを照射することができる。これに伴い、治療効率を大きく向上することができる。
このように複数のレーザーダイオード2511、2513、2515が使用者の鼻の内部の鼻炎などを含む疾患部位に照射するレーザーの形状が円形ビームの場合、円形ビームが到達する部分の大きさを減らすことができるためビームの集積度を大きく向上することができる。
複数のレーザーダイオード2511、2513、2515の間の離隔距離は、50μm未満であるか10000μm超過である場合、複数のレーザーダイオード2511、2513、2515が使用者の鼻の内部の鼻炎などを含む疾患部位に照射される複数個の波長を有するレーザーが円形ビームを形成することができないため、治療効率が大きく低下され得る。
複数のレーザーダイオード2511、2513、2515は低出力レーザーダイオードであり得、その中でも特に出力が1mW〜100mWの間である垂直共振表面発光レーザーダイオードであり得る。このとき、垂直共振表面発光レーザーダイオードが照射するレーザーは20Hz〜20kHzの周波数特性を有しており、パルス幅は50μs〜500μsであり得る。
仮に、複数のレーザーダイオード2511、2513、2515が垂直共振表面発光レーザーダイオードの場合、しきい電流が側面発光レーザーに比べて最大10%水準に過ぎないレーザー照射装置を具現することができるだけでなく、低い電流においても駆動することができる。また、レーザーを照射する際にあまり高熱が発生しないため別途の冷却ジグを必要とせず、少ない容量の後述するバッテリー210でも長時間使用することができる。
使用者の鼻の内部の鼻炎などを含む疾患部位の治療効率を最大化させるために、パッケージ2014の内部には波長帯域が630nm〜700nmであるレーザーダイオード2511、700nm〜810nmであるレーザーダイオード2513および810nm〜1300nmであるレーザーダイオード2515からなるレーザーダイオード部2050のうち選択された2つ以上のレーザーダイオード2511、2513、2515が設置され得る。
内部に波長帯域が630nm〜700nmであるレーザーダイオード2511、700nm〜810nmであるレーザーダイオード2513および810nm〜1300nmであるレーザーダイオード2515からなるレーザーダイオード部2050のうち選択された2つ以上のレーザーダイオード2511、2513、2515が設置されたパッケージ2014はヘッド部2070の鼻挿入部2730内部に収容され得る。
一方、TO−CAN方式のパッケージ2014についてより詳細に説明すると、下記の通りである。図8に示されたように、パッケージ2014は上部面に2つ以上のレーザーダイオード2511、2513、2515がボンディングされたステム2140と、ステム2140の底面に一定間隔を維持した状態で下部方向に突出する複数のリード2141、2142、2143と、上端に透明ウインドウ2144aが備えられたキャップ2144を含む。
すなわち、630nm〜700nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオードからなるレーザーダイオード2511一つと、700nm〜810nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオードからなるレーザーダイオード2513一つおよび810nm〜1300nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオードからなるレーザーダイオード2515一つをTO−CAN方式のパッケージ2014の中に設置したものである。
設置方法について詳しく説明すると、まず、630nm〜700nm波長帯域のレーザーダイオード2511をステム2140の上部面に任意の三角形の一つの頂点となるようにボンディングした後、リード2141にワイヤーボンディングする。引き続き、700nm〜810nm波長帯域のレーザーダイオード2513を三角形の他の頂点に位置するようにステム2140の上部面にボンディングした後、リード2142にワイヤーボンディングする。最後に、810nm〜1300nm波長帯域のレーザーダイオード2515が三角形の残りの頂点に位置するようにボンディングした後、リード2143にワイヤーボンディングする。
これによって、ステム2140の上部面に3個のレーザーダイオード2511、2513、2515が三角形の形状に設置され得る。このとき、互いに隣り合うレーザーダイオード2511、2513、2515の離隔距離は50μm〜10000μmを維持し、キャップ2144をステム2140に乗せた後、シーリングして固定させる。
このように、一つのTO−CAN方式のパッケージ2014内部に波長帯域が互いに異なる2つ以上のレーザーダイオード2511、2513、2515を設置することによって、レーザーが照射される部位に単一波長ではなく多波長を同時に照射できるだけでなく、医療機器として使う場合、浸透深さと治療効果の領域を広げて治療の効率性を増大させることができる。
また、TO−CAN方式のパッケージ2014内部に静電気防止のために、複数のレーザーダイオード2511、2513、2515の横にツェナーダイオード2512、2514、2516をそれぞれ設置してパッケージ2014内部で発生する静電気によって複数のレーザーダイオード2511、2513、2515に故障などの安全事故が発生する恐れを未然に防止できるようにした方がよい。
ツェナーダイオード2512、2514、2516はそれぞれのレーザーダイオード2511、2513、2515に一つずつ並列で設置されるものの、ツェナーダイオード2512、2514、2516の陽極はステム2140の上部面にダイボンディングし、陰極パッドをステム2140の底面に一定間隔を維持した状態で下部方向に突出したリード2141、2142、2143にワイヤーボンディングする。
すなわち、ステム2140の底面に一定間隔を維持した状態で下部方向に突出したリード2141、2142、2143のそれぞれにはレーザーダイオード2511、2513、2515とツェナーダイオード2512、2514、2516が一つずつ同時にワイヤーボンディングされるのである。
これは、同じリード2141、2142、2143に連結されたレーザーダイオード2511、2513、2515だけ静電気を遮断するもので、3個のレーザーダイオード2511、2513、2515がボンディングされるとツェナーダイオード2512、2514、2516三つがダイボンディングされて静電気を遮断する役割を遂行する。
波長帯域が異なる2つ以上のレーザーダイオード2511、2513、2515がヘッド部2070の鼻挿入部2730内部に収容されるため、使用者の鼻の内部に多波長のレーザーを同時に照射できるだけでなく、これによって鼻炎などの疾患部位組織の種類、状態および皮膚の色などの様々な変数にかかわらず使用者の鼻内部の鼻炎などの疾患部位を高い効率で治療することができる。
次に、一つのTO−CAN方式のパッケージ2014の回路構成方式には陰極を共通極として使うカソードコモン方式と陽極を共通極で使うアノードコモン方式がある。
カソードコモン方式の場合には、互いに異なる波長を有するレーザーダイオード2511、2513、2515の陰極をステム2140の上部面にダイボンディングした後、それぞれのレーザーダイオード2511、2513、2515の陽極パッドをステム2140の底面に一定間隔を維持した状態で下部方向に突出したリード2141、2142、2143にワイヤーボンディングすればよいのであるが、所望のレーザーダイオード2511、2513、2515の個数だけ施行することになる。
アノードコモン方式の場合にはサブマウントを先にステム2140の上部面にダイボンディングした後、互いに異なる波長帯域のレーザーダイオード2511、2513、2515をサブマウントの上にダイボンディングする。
このとき、レーザーダイオード2511、2513、2515の陽極パッドはそれぞれステム2140の上部面にワイヤーボンディングし、サブマウントの上に構成されたそれぞれの陰極パッドはステム2140の底面に一定間隔を維持した状態で下部方向に突出したリード2141、2142、2143にワイヤーボンディングしてアノードコモン構成を完了することができる。
アノードコモン方式はカソードコモンよりワイヤーボンディングを二倍以上実施することになる。したがって、いかなる回路構成方式を採択してもTO−CANのリード2141、2142、2143数にしたがってレーザーダイオード2511、2513、2515の個数を調節して、複数波長帯域のレーザーが出力されるようにすることができる。ボンディングが完了すると、キャップ2144をステム2140の上に固定した後、シーリングして一つのパッケージ2014を完成する。
このように構成されたTO−CAN方式のパッケージ2014はそれぞれのレーザーダイオード2511、2513、2515に個別に電圧が印加されるように回路を構成し、同時に所望の出力を得るためにそれぞれのレーザーダイオード2511、2513、2515に合う電流を印加することによって、波長帯域が互いに異なるレーザーダイオード2511、2513、2515が同時に出力されるようにする。本発明ではTO−CAN方式のパッケージ2014の回路構成方式で、カソードコモン方式を用いた。
図28〜図31を参照すれば、医療用レーザー装置2にはレーザーダイオード部2050を制御する操作部2020が備えられる。操作部2020は使用者が簡便に携帯して使用できるように携帯電話などの形態で小型製作され得る。
操作部2020の制御によって作動するレーザーダイオード部2050の作動に必要な電源を供給する電線などのラインが使用者の鼻の下部方向に下がって使用者の唇の前に垂れることを防止するために、本体2010の下部面ではない本体2010の一側面または他側面に連結される。
操作部2020はバッテリー2210、スイッチ部2220、ディスプレイ部2230、タイマー部2240、A/Dコンバータ2250、スピーカー部2260、発光部材2270およびマイクロプロセッサ2280を含む(図28〜図30参照)。
バッテリー2210は操作部2020の内部に備えられ、レーザーダイオード部2050に電源を供給する。
図29のように、操作部2020の後面下側には操作部2020の内部を開閉するカバー2021が着脱可能に備えられる。これによって、操作部2020を分解せず操作部2020の内部に備えられたバッテリー2210の取替えをより簡単に行うことができる。また、操作部2020の下部には操作部2020の内部に備えられたバッテリー2210の充電のための24pin充電端子2023が形成され得る。このとき、充電端子2023には公知の充電用アダプタが連結され得、充電用アダプタを通じて外部電源がバッテリー2210で充電され得る。
操作部2020の上部にはレーザーダイオード部2050にバッテリー2210の電源を供給するための電線などのラインが連結されるコネクター2025が形成される。
スイッチ部2220は操作部2020の一側面または他側面にスライド方式で備えられてレーザーダイオード部2050に電源を供給および遮断する。
ディスプレイ部2230は操作部2020の前面に備えられる。ディスプレイ部2230はバッテリー2210からレーザーダイオード部2050への電源供給の有無およびレーザーダイオード 部 2050の作動の有無に関する情報を出力する。これによって、バッテリー2210からレーザーダイオード部2050への電源供給の有無およびレーザーダイオード 部 2050の作動の有無に関する情報は文字などからなる案内メッセージで構成され得る。
例えば、バッテリー2210からレーザーダイオード部2050に電源が供給および遮断される場合、ディスプレイ部2230は「レーザーダイオード部2050に電源を供給中です。レーザーダイオード部2050に電源の供給を中止しました。」のような文字などからなる案内メッセージを出力することができる。
レーザーダイオード 部 2050がレーザーを照射する場合、ディスプレイ部2230は「レーザーを照射しています。レーザー照射を中止しました。」のような文字などからなる案内メッセージを出力することができる。
本発明では図示されていないが、操作部2020には多様な案内メッセージがあらかじめ保存されたメモリー部がさらに備えられ得る。
タイマー部2240はレーザーダイオード部2050の作動時間に関する情報を設定する。タイマー部2240は操作部2020の前面に押圧式ボタン方式またはダイヤルボタン方式などの多様な方式で備えられ得る。このとき、タイマー部2240を通じて設定できるレーザーダイオード部2050の作動時間に関する情報は作動時間または作動時間の間隔を意味する。
例えば、タイマー部2240の作動時間に関する情報が作動時間であり、作動時間が午後1時、午後3時、午後5時、午後7時である場合、レーザーダイオード部50は午後1時、午後3時、午後5時、午後7時に使用者の鼻の内部にレーザーを照射する。すなわち、タイマー部2240の作動時間に関する情報が作動時間の間隔であり、作動時間の間隔が50分である場合、レーザーダイオード部2250は50分間隔で使用者の鼻の内部にレーザーを照射する。
したがって、タイマー部2240を通じて所望の時間または所望の時間間隔毎にレーザーダイオード部2050が使用者の鼻の内部に多波長のレーザーを同時に照射することができる。
A/Dコンバータ2250は操作部2020の内部に備えられた状態でバッテリー2210の電源量を検出してデジタル信号に変換出力する。
スピーカー部2260は操作部2020の前面に備えられ得、警報音を出力する。発光部材2270はLEDなどからなり、操作部2020の前面に備えられる。
マイクロプロセッサ2280はスイッチ部2220とタイマー部2240の出力信号にレーザーダイオード部2050、ディスプレイ部2230を制御する。
具体的に、使用者がスイッチ部2220をON状態に設定する場合、タイマー部2240の出力信号によるマイクロプロセッサ2280の制御によってバッテリー2210の電源がレーザーダイオード部2050に供給される。これによってレーザーダイオード部2050が使用者の鼻の内部に多波長のレーザーを照射することができるようになる。
使用者がスイッチ部2220をOFF状態に設定する場合、マイクロプロセッサ2280の制御によってバッテリー2210の電源がレーザーダイオード部2050に供給できなくなる。これによってレーザーダイオード部2050が使用者の鼻の内部に多波長のレーザーを照射できなくなる。
ディスプレイ部2230はマイクロプロセッサ2280の制御によってバッテリー2210からレーザーダイオード部2050への電源供給の有無およびレーザーダイオード部2050の作動の有無に関する情報すなわち、文字などからなる案内メッセージを出力する。
マイクロプロセッサ2280はA/Dコンバータ2250の検出値によりスピーカー部260および発光部材2270を制御する。具体的に、A/Dコンバータ2250が出力する検出値すなわち、バッテリー2210の残留電源量がマイクロプロセッサ2280にあらかじめ設定された基準値未満の場合、マイクロプロセッサ2280はスピーカー部2260が警報音を音声出力し、発光部材2270が光を発光することができるように制御する。
具体的に、A/Dコンバータ2250が出力する検出値すなわち、バッテリー2210の残留電源量がマイクロプロセッサ2280にあらかじめ設定された基準値以上の場合、マイクロプロセッサ2280はスピーカー部2260が警報音を音声出力できないようにし、発光部材2270が光を発光しないように制御する。
このように、使用者が携帯できる小型の操作部2020を通じて使用者がより簡便かつ便利にレーザーダイオード部2050の作動を制御することができる。
前述したように構成された本発明は、使用者の鼻の内部にレーザーを照射するレーザーダイオード部2050を通じて鼻炎などを含む鼻疾患をより容易に治療することができる。特に、レーザーダイオード部2050を利用して鼻炎などを含む鼻疾患を治療する過程中に使用者が円滑に呼吸できることはもちろん、着用感を大きく向上することができる。
また、レーザーダイオード部2050で発生する高熱を外部に放出する放熱部2030を通じてレーザーダイオード部2050で発生する高熱によってレーザーダイオード部2050に故障などの安全事故が発生する恐れをより容易に防止することができ、レーザーダイオード部2050を長時間使うことができる。
また、使用者の吸気、呼気によって放熱部2030とレーザーダイオード部2050の温度をより容易に下げることができる。
また、使用者の後頭または耳部位に固定されてレーザーダイオード部2050を内部に収容した状態で使用者の鼻の内部に挿入されるヘッド部2070を位置固定する固定部2090を通じて使用者が手で本体10を常に把持する必要がないだけでなく、使用者が他の仕事をしながら鼻炎などを含む鼻疾患を治療することができる。
以下では本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置3について説明する。このとき、第1実施例および第2実施例の内容のうち第3実施例と同じ内容は具体的な説明を省略する。
図32と図33は本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置を示した斜視図であり、図34は本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置の側面図であり、図35は本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置の正面図であり、図36は本発明の第3実施例に係るレーザー照射装置のTO−CAN方式のパッケージを示した図面であり、図37は本発明の第3実施例に係るレーザー照射装置の表面実装方式のパッケージを示した図面であり、図38は本発明の第3実施例に係る医療用レーザー装置の制御状態を示したブロック図である。
本発明の実施例に係るレーザー照射装置は、一つのパッケージの中に波長帯域が異なるレーザーダイオードが設置されるが、特にパッケージ内部に構成されたレーザーダイオードの間の離隔距離が50μm〜10000μmである。これは各レーザーダイオード間の離隔距離が大きくなればなるほどレーザーダイオードから照射されたレーザーが一つの円形ビームを形成できないことによって、本発明に係るレーザー照射装置を医療用として使う場合、治療部位に複数の波長を同時に照射できないことによって優れた治療効果を出すことができなく、レーザーの効率側面でレーザーダイオードは最小限の離隔距離を維持しなければならないためである。そして本発明の実施例に係るレーザー照射装置のパッケージには同一波長帯域のレーザーダイオードが隣接しないようにレーザーダイオードを設置する。
さらに、本発明の実施例に係るレーザー照射装置には低出力レーザーダイオードが使われるが、特に出力が1mW〜100mWの間である垂直共振表面発光レーザーダイオードを使用し、照射されるレーザーは20Hz〜20kHzの周波数特性を有しており、パルス幅は50μs〜500μsである。このように、レーザーとして垂直共振表面発光レーザーダイオードを利用すると、しきい電流が側面発光レーザーに比べて最大10%水準に過ぎないレーザー照射装置を具現することができ、低い電流においても駆動できるため熱がそれほど発生せず、冷却ジグを必要とせず、小さい容量のバッテリーでも長く使うことができるという長所があるので携帯用医療機器などの装備に適合すると言える。また、ビームの形状が円形であるため、ビームが到達する部分の大きさを減らすことができてビームの集積度がよいという長所もある。
また、本発明の実施例に係るレーザー照射装置には治療用として使われる場合の治療効果を最大化させるために、一つのパッケージには波長帯域が630〜700nmであるレーザーダイオード、波長帯域が700〜810nmであるレーザーダイオードおよび波長帯域が810〜1300nmであるレーザーダイオードの中から選択された少なくとも二つの波長帯域のレーザーダイオードを設置した。
以下では、本発明に係るレーザー照射装置に使われるパッケージ構造について説明する。ただし、後述するパッケージ構造は本発明の実施を容易にするところに目的があるため、当業界の通常の知識を有した者によって多様な変形が可能であることは自明であり、本発明の権利範囲が後述する実施例にのみ限定されないことは明白である。
本発明の実施例に係るレーザー照射装置に使われるパッケージはパッケージ形態と回路構成方式に大別される。パッケージ形態としては、TO−CAN方式および表面実装(Surface Mount Devices、SMD)方式などがある。
TO−CAN方式はレーザーダイオードの一般的なパッケージ形態であって、ステムと、リードと、透明ウインドウがあるキャップを含んで構成される。レーザーダイオードはステムの上面に設置される。リードは上側がステムを貫通するように設置されて別途設けられた印刷回路基板とレーザーダイオードを連結する。透明ウインドウがあるキャップはレーザーダイオードとリードの上端を覆うようにステムの上面に設置される。したがってレーザーダイオードから照射されたレーザーは透明ウインドウを透過して物体に到達する。
表面実装方式はレーザーダイオードを印刷回路基板の孔に嵌め込んで半田付けする方式ではなく、単にレーザーダイオードを印刷回路基板に載せておいた状態でソルダリングして使う形態であって、小型化が可能であり、多様な応用分野に使われている。すなわち、印刷回路基板には別途の陰極リードおよび陽極リードが形成され、陰極リード上には陰極パッドが設置され、レーザーダイオードそれぞれは陽極リードおよび陰極パッドと連結され、結果物、すなわち印刷回路基板とレーザーダイオードと陰極パッドなどの上部を覆う光透過性の透明なエポキシを含んで構成される。
回路構成方式には陰極を共通極で使うカソードコモン方式と陽極を共通極で使うアノードコモン方式がある。例えばTO−CAN方式に回路構成方式を接木させると、カソードコモンの場合には互いに異なる波長を有するレーザーダイオードの陰極をTO−CANのステム底面にダイボンディングした後、それぞれのレーザーダイオードの陽極パッドとステムの上面に突出したリードにワイヤーボンディングすればよいが、所望のレーザーダイオードの個数だけ施行する。アノードコモンの場合にはサブマウントを先にステム上にダイボンディングした後、互いに異なる波長帯のレーザーダイオードをサブマウントの上にダイボンディングする。この時、レーザーダイオードの陽極パッドはそれぞれステムの底面にワイヤーボンディングし、サブマウントの上に構成されたそれぞれの陰極パッドはステムの上面に突出したリードにワイヤーボンディングしてアノードコモン構成を完了する。アノードコモン方式はカソードコモンよりワイヤーボンディングを二倍以上実施することになる。したがっていかなる回路構成方式を採択してもTO−CANのリード数によりレーザーダイオードの個数を調節して複数波長帯域のレーザーが出力されるようにすることができる。すなわち、三個の互いに異なる波長のレーザーダイオードをダイボンディングして駆動するためには四個のリードで構成されたTO−CANを使うべきであり、四個の互いに異なる波長のレーザーダイオードをダイボンディングして駆動するためには五個のリードで構成されたTO−CANを使えばよい。ボンディングが完了すると、透明ウインドウが形成されたキャップをステム上に固定した後、シーリングをすればレーザーを出力できる一つのパッケージが完成される。このように構成されたTO−CANはそれぞれのレーザーダイオードに個別に電圧が印加されるように回路を構成し、同時に所望の出力を得るためにそれぞれのレーザーダイオードに合う抵抗を連結することによって、波長帯域が異なるすべての垂直共振表面発光レーザーダイオードが同時に出力される。一方、ダイボンディングの配列の形状はいかなる形状で配列してもレーザーダイオードの離隔距離が50μm〜10000μmとなるように互いに異なる波長帯域のレーザーダイオードをダイボンディングする。一般には応用分野によって波長帯域の個数が異なり、これによって、レーザーダイオードの個数も変わる。仮に五個の互いに異なる波長帯域を出力するためには互いに異なる波長の特性を有するレーザーダイオードが五種類必要である。このようなレーザーダイオードの配列において、一の字のように配列しようが、多角形または円形に配列しようがそれぞれのレーザーダイオードが50μm〜10000μm離隔するようにしたのである。したがって、TO−CANのステム上に最初のレーザーダイオードをボンディングした後すぐに隣り合うレーザーダイオードをボンディングする際に、50μm〜10000μm離隔距離を維持してボンディングする方法で所望の個数だけ順次ボンディングする。本実施例ではTO−CAN形態にカソードコモンで構成した。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例に係るレーザー照射装置3030に使われるパッケージについて詳細に説明する。
前述した通り、一つのTO−CAN方式のパッケージ3100はステム3110、リード3121、3122、3123、3124およびキャップ3140を含む(図36参照)。ステム3110は上面に複数個のレーザーダイオード3131、3132、3133が設置される。すなわち、ステム3110の上にレーザーダイオード3131、3132、3133がボンディングされる。
リード3121、3122、3123、3124は一側がステム3110を貫通するように設置されて別途設けられた印刷回路基板3210とレーザーダイオード3131、3132、3133を連結する。図30のように、リード3121、3122、3123、3124はステム3110の上面に突出する。
キャップ3140はレーザーダイオード3131、3132、3133を覆うようにステム3110の上面に設置される透明ウインドウ3141がある。キャップ3140は上端に透明ウインドウ3141がある。
すなわち、630〜700nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3131一つと700〜810nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3132一つおよび810〜1300nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3133一つを一つのTO−CANパッケージ100の中に装着した。装着方法について詳しく説明すると、まず630〜700nm波長を有する垂直共振表面発光レーザーダイオード3131をステム3110の上に任意の三角形の一つの頂点となるようにボンディングした後ダイオードの陽極パッドとステムの上面に突出したリード3121にワイヤーボンディングする。引き続き、700〜810nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3132が三角形の他の頂点に位置するようにボンディングした後二番目リード3122にワイヤーボンディングする。最後に810〜1300nm波長帯域を有する垂直共振表面発光レーザーダイオード3133が三角形の残りの頂点に位置するようにボンディングしてダイオードの陽極パッドとステム上面に突出した最後のリード3123にワイヤーボンディングすることによって、互いに異なる波長を有する垂直共振表面発光レーザーダイオード三個3131、3132、3133が三角形の形状でステム3110の上に位置するようにする。このとき、互いに隣り合う垂直共振表面発光レーザーダイイドの離隔距離は50μm〜10000μmを維持し、キャップ3140をステム3110に乗せた後シーリングして固定させる。このように一つのTO−CANパッケージの中に互いに波長が異なる垂直共振表面発光レーザーダイオードを複数個で構成配置することによって、レーザーが照射される部位に単一波長ではなく多波長が同時に照射されるようにして医療機器に使う場合、浸透深さと治療効果の領域を広げて治療の効率性を増大させることができる。また、TO−CANパッケージの中に静電気防止のために、それぞれ垂直共振表面放出レーザーダイオード3131、3132、3133の横にツェナーダイオード3151、3152、3153をそれぞれ設置することによって、本発明の実施例に係るレーザー照射装置3030を使う過程で発生する静電気によってレーザーダイオードが動作しなくなる現象がないようにTO−CANを構成した。ツェナーダイオード3151、3152、3153はそれぞれの垂直共振表面発光レーザーダイオード3131、3132、3133に一つずつを並列で設置するものの、ツェナーダイオード3151、3152、3153の陽極はステム3110の上にダイボンディングし、陰極パッドをステムの上面に突出したリード3121、3122、3123にワイヤーボンディングする。すなわち、ステム3110の上面に突出したリード3121、3122、3123のそれぞれには垂直共振表面発光レーザーダイオード3131、3132、3133とツェナーダイオード3151、3152、3153が一つずつ同時にワイヤーボンディングされる。これは同じリードに連結された垂直共振表面発光レーザーダイオードだけ静電気を遮断するもので、三個のレーザーダイオードがボンディングされるとツェナーダイオードも三個がダイボンディングされて静電気を遮断する役割を遂行する。
図37を参照すれば、一つの表面実装方式のパッケージ3200には前述した通り、陰極リード3211および陽極リード3212が形成された印刷回路基板3210と、陰極パッド3220と、レーザーダイオード3231、3232、3233と、透明な光透過性のエポキシ3240を含んで構成される。すなわち、630〜700nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3231一つと、700〜810nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3232一つおよび810〜1300nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3233一つを一つの表面実装型パッケージ3200の中に装着した。装着方法を詳述すると、まず630〜700nm波長を有する垂直共振表面発光レーザーダイオード3231が陰極リード3211の終端に形成された陰極パッド3220に任意の三角形の一つの頂点となるようにボンディングした後、ダイオード3231の陽極パッドと印刷回路基板の上面に形成された陽極リード3212にワイヤーボンディングする。そして700〜810nm波長帯域の垂直共振表面発光レーザーダイオード3232が三角形の他の頂点に位置するようにボンディングした後二番目の陽極リードにワイヤーボンディングする。最後に810〜1300nm波長帯域を有する垂直共振表面発光レーザーダイオード3233を三角形の残りの頂点に位置するようにボンディングしてダイオードの陽極パッドと印刷回路基板の上面に形成された最後の陽極リードにワイヤーボンディングすることによって、互いに異なる波長を有する垂直共振表面発光レーザーダイオード三個が三角形の形状で一つの表面実装型パッケージ内に位置するようにした。このとき、互いに隣り合う垂直共振表面発光レーザーダイオードの離隔距離は50〜10000μmを維持した。そして静電気を防止するためにレーザーダイオード3231、3232、3233と並列でツェナーダイオード3251、3252、3253を設置したが、その方法は前述したTO−CAN方式での設置方法と同一である。最後に光透過性エポキシをモールディングしてパッケージの上端と下端部を固定してパッケージ製作を完了する。
前述した通り、本発明の実施例に係るレーザー照射装置3030によれば、一つのパッケージの中に複数個波長帯域のレーザーダイオードが設置されることによって、同時に多波長のレーザーが照射される。したがって、多波長のレーザーが必要な産業の各分野に容易に適用することができ、特に医療用機器に使われる場合には組織の種類、組織の状態、病気の状態および皮膚の色などの様々な変数があっても効果的な治療が可能である。
以下、前述した本発明の実施例に係るレーザー照射装置3030を応用した一例として医療用レーザー装置3について詳述する。
図32〜図38を参照すれば、本発明の実施例に係る医療用レーザー装置3は取っ手3311と、ブラシ3312が植えられたヘッド部3313からなる櫛形態の本体3310と、作動スイッチ3160が備えられた図36によるTO−CANパッケージからなるレーザー照射装置3030と、電源供給装置3320が含まれる。
ヘッド部3313の中央にはレーザー照射装置3030が設置され、ブラシ3312はレーザー照射装置3030の両側に配置されてレーザー照射時に髪の毛が妨げとならないように髪の毛を広げる役割をする。ブラシ3312と頭の接触面積を最大化するためにレーザー照射装置3030が設置された中央から端の方に行くほどブラシ3312の長さを長く形成する。また、ヘッド部3313からブラシ3312を着脱できるようにブラシ着脱ボタン3314を設けて使用者の便宜性を提供する。また、取っ手3311の両側にはウレタンのようなゴムからなる突起3315が形成される。
電源供給装置3320としては充電池3321が使われ、本体3310終わりの部分に充電端子3322が形成され、電源に連結させて充電できるように別途の充電用アダプタが備えられる。そして本体には充電表示灯3323が設置される。
そして一定時間ごとに警報音を鳴してレーザーが照射された時間を通報する音響発生装置と、音響出力部としてのスピーカー3330と、音響発生装置を作動させる作動ボタンからんる音響発生部が設置される。
また、電源供給装置3320、レーザー照射装置3030および音響発生部を制御できるマイクロプロセッサ(PIC、3340)が設置されて電源が供給された後、一定時間が経過すると電源の供給を遮断し、レーザーおよび音響の周波数を調節する。
レーザー照射装置3030は、印刷回路基板と電源が供給されると印刷回路基板によって駆動されてブラシ3312の端部方向にレーザーが照射されるように、レーザーダイオードが複数個配列されて構成されたTO−CANで構成される。
レーザー照射装置3030は電源スイッチ3324を利用して電源供給装置3320を作動させた後、作動スイッチ3160を操作することによって駆動される。これは最大限の安全性を確保するためにスイッチを二つ設置したのである。また、レーザー照射装置3030の駆動中に電源スイッチ3324や作動スイッチ3160の両方中のいずれか一つだけを押してもレーザーは点滅するように設計した。一方、本実施例ではTO−CANパッケージ3100を一列に七個を配列したのであるが、必要に応じてTO−CANの個数および配列方法、そしてTO−CANパッケージ3100内部のレーザーダイオードの個数を変更してもよい。
本発明は図面に図示された実施例を参照して説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当該技術が属する分野で通常の知識を有した者であればこれから多様な変形および均等な他の実施例が可能であることが理解できるであろう。
したがって、本発明の真の技術的保護範囲は下記の特許請求の範囲によって定められるべきである。
1:医療用レーザー装置
1010:本体
1020:レーザー照射部
1100:上部本体
1100a:上部板
1100b:測板
1101:下部本体
1020:レーザー照射部
1030:挿入部
1110:係止部
1111:前側係止部
1112:後側係止部
1120:突出段
1130:係止部
1310:挿入管
1311:一側挿入管
1312:他側挿入管
1320:下部板
1330:測板
1331:案内孔
1332:案内溝部
1340:係合部
1341:前側係合部
1341a:前側係合板
1341b:前側係止突起
1342:後側係合部
1342a:後側係合板
1342b:後側係止突起
1350:突起
1351:前側突起
1352:後側突起
1040:固定部
1410:連結棒
1411:一側連結棒
1411a:第1一側連結棒
1411b:第2一側連結棒
1411c:一側ガイド板
1411d:一側ガイド突起
1412:他側連結棒
1412a:第1他側連結棒
1412b:第2他側連結棒
1412c:他側ガイド板
1412d:他側ガイド突起
1420:係合棒
1421:一側係合棒
1422:他側係合棒
1430:ケーブル
1440:電源ケーブル
1441:一側電源ケーブル
1442:他側電源ケーブル
1443:第1電源ケーブル
1444:第2電源ケーブル
1050:軸部材
1510:固定ボルト
1511:一側固定ボルト
1512:他側固定ボルト
1520:ナット
1521:一側ナット
1522:他側ナット
1060:連結管
1610:一側連結管
1061:ガイドスリット
1611:一側ガイドスリット
1612:他側ガイドスリット
1620:他側連結管
1700:固定部材
1710:一側上下移動部材
1720:他側上下移動部材
2:医療用レーザー装置
2010:本体
2110:底板
2111:一側垂直軸
2111a:一側垂直柱、
2112、2114:上部係止突起
2113:他側垂直軸、
2113a:他側垂直柱
2014:パッケージ
2140:ステム
2141、2142、2143:リード
2144:キャップ
2144a:透明ウインドウ
2130:前面板
2150:後面板
2020:操作部
2210:バッテリー
2220:スイッチ部
2230:ディスプレイ部
2240:タイマー部
2250:A/Dコンバータ
2260:スピーカー部
2270:発光部材
2280:マイクロプロセッサ
2021:カバー
2023:充電端子
2025:コネクター
2030:放熱部
2301:一側収容壁
2303:他側収容壁
2310:放熱板部材
2311:貫通孔
2312:垂直軸
2314、2316:下部係止突起
2330:一側放熱翼部
2331:一側放熱翼板
2331a、2351a、2732:溝部
2350:他側放熱翼部
2351:他側放熱翼板
2050:レーザーダイオード部
2511、2513、2515:レーザーダイオード
2512、2514、2516:ツェナーダイオード
2070:ヘッド部
2710:固定板
2711:収容壁
2713:収容溝部
2730:鼻挿入部
2080:支持板
2090:固定部
2910:ケーブル
2920:一側ケーブル
2930、2960:一側固定部材
2931、2951、2962、2982:係止溝
2940:他側ケーブル
2950、2980:他側固定部材
3:医療用レーザー装置
3030:レーザー照射装置
3100:パッケージ
3110:ステム
3121、3122、3123、3124:リード
3131、3132、3133:レーザーダイオード
3140:キャップ
3141:透明ウインドウ
3151、3152、3153:ツェナーダイオード
3160:作動スイッチ
3200:パッケージ
3210:印刷回路基板
3211:陰極リード
3212:陽極リード
3220:陰極パッド
3231、3232、3233:レーザーダイオード
3240:エポキシ
3310:本体
3311:取っ手
3312:ブラシ
3313:ヘッド部
3314:ブラシ着脱ボタン
3315:突起
3320:電源供給装置
3321:充電池
3322:充電端子
3323:充電表示灯
3324:電源スイッチ
3330:スピーカー
3340:マイクロプロセッサ

Claims (22)

  1. 本体;
    使用者の鼻の内部にレーザーを照射するように前記本体に備えられるレーザー照射部;および
    使用者の鼻の内部に挿入される上側と下側が開放された挿入管と、前記挿入管の下部に備えられる下部板と、前記下部板の縁に前記下部板の下部方向に延長形成されて前記本体の上部に分離可能に装着され、前記挿入管と連通する案内孔または案内溝部が形成される測板で構成される挿入部;を含み、
    前記レーザー照射部が照射するレーザーは前記挿入管内部を通過して使用者の鼻の内部に照射され、
    使用者の呼吸に必要な前記本体の外部空気は前記案内孔または前記案内溝部を通り前記挿入管内部を通過して使用者に供給され、
    前記本体の上部面の縁に前記本体の上部方向に突出する突出段が形成され、
    前記突出段の上部面に前記挿入部の測板の下部面が装着され、
    前記突出段の内側に前記挿入部の挿入管内に流入した使用者の鼻の内部で発生した鼻水が収容されることを特徴とする、医療用レーザー装置。
  2. 前記本体の前面と後面にそれぞれ係止部が形成され、
    前記挿入部の測板の前面と後面にそれぞれ前記係止部内に収容された状態で係合される係合部が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の医療用レーザー装置。
  3. 使用者の耳部位に係合されて使用者の鼻の内部に挿入された前記挿入部の挿入管を位置固定させる固定部が備えられることを特徴とする、請求項1に記載の医療用レーザー装置。
  4. 前記固定部は前記レーザー照射部と連結される上側が使用者の耳部位に係合され、下側が使用者の顎の下部面の下側方向に位置する電源ケーブルからなることを特徴とする、請求項3に記載の医療用レーザー装置。
  5. 前記電源ケーブルは使用者の耳部位を囲んだ状態で係合される上側が前記本体の一側を貫通して前記本体内部に入った状態で前記レーザー照射部に連結される一側電源ケーブル;および
    使用者の貴部位を囲んだ状態で係合される上側が前記本体の他側を貫通して前記本体内部に入った状態で前記レーザー照射部に連結される他側電源ケーブル;を含み、
    前記一側電源ケーブルの下側と前記他側電源ケーブルの下側を使用者の顎の下部面に密着固定または使用者の顎の下部面の下側方向に位置固定させる固定部材が備えられることを特徴とする、請求項4に記載の医療用レーザー装置。
  6. 本体;
    前記本体の上部に水平に備えられる放熱板部材と、前記放熱板部材の両側にそれぞれ垂直に形成されて前記本体の両側外部に露出する一側および他側放熱翼部で構成される放熱部;
    前記放熱部の放熱板部材の上部両側にそれぞれ備えられて使用者の鼻の内部にレーザーを照射するレーザーダイオード部;
    前記レーザーダイオード部と前記放熱部の放熱板部材を内部に収容した状態で前記本体の上部に固定され、使用者の鼻の内部に挿入されるヘッド部;および
    前記本体と前記放熱部の両側に連結された状態で使用者の後頭または耳部位に固定されて使用者の鼻の内部に挿入された前記ヘッド部を位置固定する固定部;を含むことを特徴とする、医療用レーザー装置。
  7. 前記放熱部の一側放熱翼部は前記本体の上部に水平に備えられる前記放熱板部材の一側に、前後方向に一定間隔で垂直に形成される2つ以上の一側放熱翼板からなり、
    前記放熱部の他側放熱翼部は前記本体の上部に水平に備えられる前記放熱板部材の他側に、前後方向に一定間隔で垂直に形成される2つ以上の他側放熱翼板からなることを特徴とする、請求項6に記載の医療用レーザー装置。
  8. 前記本体の前面の両側には前記本体の前方方向に突出して使用者の鼻溝と接する支持板がそれぞれ垂直に形成され、
    前記支持板の前側面は上部から下部方向に行くほど前記本体の前方方向に下向き傾斜し、前記支持板の下側面は前記本体の前方方向から前記本体の前面の下部方向に行くほど下向き傾斜することを特徴とする、請求項6に記載の医療用レーザー装置。
  9. 前記ヘッド部は前記放熱部の放熱板部材を内部に収容した状態で前記本体の上部に水平に固定される固定板;および
    前記固定板の両側上部にそれぞれ垂直に形成され、内部に前記レーザーダイオード部が収容され、上部面に透明材質のカバーが備えられ、使用者の鼻の内部に挿入される鼻挿入部;を含み、
    前記鼻挿入部の外周縁には前記鼻挿入部の内側に一定の深さで陥没する溝が等間隔で形成されることを特徴とする、請求項6に記載の医療用レーザー装置。
  10. 前記ヘッド部の固定板上部面の中心部には使用者の鼻の下部中心部を収容する収容溝部が一定の深さで形成されることを特徴とする、請求項9に記載の医療用レーザー装置。
  11. 前記本体内部の両側上部にそれぞれ上部方向に突出する上部係止突起が形成され、
    前記放熱部の放熱板部材の底面の両側にそれぞれ下部方向に突出する下部係止突起が形成され、
    前記固定部は使用者の後頭を囲んだ状態で位置固定される軟性材質のケーブル;および
    前記ケーブルの両端部にそれぞれ備えられ、外周縁に前記上部係止突起と下部係止突起が係合される環状の係止溝が一定深さでそれぞれ陥没形成される一側および他側固定部材;を含むことを特徴とする、請求項6に記載の医療用レーザー装置。
  12. 前記本体内部の両側上部にそれぞれ上部方向に突出する上部係止突起が形成され、
    前記放熱部の放熱板部材の底面の両側にそれぞれ下部方向に突出する下部係止突起が形成され、
    前記固定部は他端部が使用者の両側の耳上部の部位に係合される軟性材質の一側および他側ケーブル;および
    前記一側および他側ケーブルの一端部にそれぞれ備えられ、外周縁に前記上部係止突起と下部係止突起が係合される環状の係止溝が一定深さでそれぞれ陥没形成される一側および他側固定部材;を含んからなることを特徴とする、請求項6に記載の医療用レーザー装置。
  13. 波長帯域が630nm〜700nmであるレーザーダイオード、700nm〜810nmであるレーザーダイオードおよび810nm〜1300nmであるレーザーダイオードからなるレーザーダイオード部のうち選択された2つ以上のレーザーダイオードが前記ヘッド部の内部に収容されることを特徴とする、請求項6に記載の医療用レーザー装置。
  14. 前記レーザーダイオード部を制御する操作部が備えられ、
    前記操作部は前記レーザーダイオード部に電源を供給するバッテリー;
    前記バッテリーから前記レーザーダイオード部に電源を供給および遮断するスイッチ部;
    前記バッテリーから前記レーザーダイオード部への電源供給の有無および前記レーザーダイオード部の作動の有無に関する情報を出力するディスプレイ部;
    前記レーザーダイオード部の作動時間に関する情報を設定するタイマー部;
    前記バッテリーの電源量を検出してデジタル信号に変換出力するA/Dコンバータ;
    警報音を出力するスピーカー部;
    光を発光する発光部材;および
    前記スイッチ部とタイマー部の出力信号および前記A/Dコンバータの検出値により前記レーザーダイオード部、ディスプレイ部、スピーカー部および発光部材を制御するマイクロプロセッサ;を含むことを特徴とする、請求項6に記載の医療用レーザー装置。
  15. 上面にレーザーダイオードが設置されるステムと、一側が前記ステムを貫通するように設置されて別途設けられた印刷回路基板と前記レーザーダイオードを連結するリードと、前記レーザーダイオードを覆うように前記ステムの上面に設置される透明なウインドウがあるキャップに含まれるパッケージが備えられるTO−CANタイプであり、
    前記レーザーダイオードは波長帯域が異なることを特徴とする、レーザー照射装置。
  16. 陰極リードおよびレーザーダイオードと連結される陽極リードが形成された印刷回路基板と、前記陰極リードと前記レーザーダイオードを連結する陰極パッドと、前記印刷回路基板と前記レーザーダイオードと前記陰極パッドを覆うように設置される透明なエポキシを含むパッケージが備えられる表面実装タイプであり、
    前記レーザーダイオードは波長帯域が異なることを特徴とする、レーザー照射装置。
  17. 前記レーザーダイオードは離隔距離が50μm〜10000μmとなるように配列されることを特徴とする、請求項15または請求項16に記載のレーザー照射装置。
  18. 一つの前記パッケージには波長帯域が630〜700nmであるレーザーダイオード、波長帯域が700〜810nmであるレーザーダイオードおよび波長帯域が810〜1300nmであるレーザーダイオードの中から選択された少なくとも二つの波長帯域のレーザーダイオードが設置されることを特徴とする、請求項15または請求項16に記載のレーザー照射装置。
  19. 前記レーザーダイオードは垂直共振表面発光レーザーであることを特徴とする、請求項15または請求項16に記載のレーザー照射装置。
  20. 前記パッケージの中には静電気防止用ツェナーダイオードが設置されることを特徴とする、請求項15または請求項16に記載のレーザー照射装置。
  21. 前記パッケージの中には同一波長帯域のレーザーダイオードが隣接しないように前記レーザーダイオードが設置されることを特徴とする、請求項15または請求項16に記載のレーザー照射装置。
  22. 請求項15または請求項16に記載のレーザー照射装置と、取っ手と、ブラシが植えられたヘッド部からなる櫛形態の本体と、前記レーザー照射装置に電源を供給する電源供給装置を含み、
    前記レーザー照射装置は前記ブラシの端部方向にレーザーが照射されるように前記本体内部に設置されることを特徴とする、医療用レーザー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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