JP2018163245A - Boresight adjustment device and method of retracing light path - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、不可視レーザ光を射出する、レーザ測遠器等のレーザ装置に用いられる、ボアサイト調整用装置及び光路再現方法に関する。 The present invention relates to a boresight adjusting device and an optical path reproduction method used in a laser device such as a laser distance measuring device that emits invisible laser light.
レーザ測遠器は、目標物に照準を合わせてレーザ光を照射し、目標物からの反射光であるレーザ光を受光する。レーザ光の送光から受光までに要した時間を測定することで、目標物までの距離を算出することができる。レーザ測遠器には、目標物に照準を合わせるための視準装置が設けられている。レーザ測遠器の光源として、不可視レーザ光を射出する不可視レーザ光源が用いられることが多い。 The laser distance measuring device irradiates laser light while aiming at a target, and receives laser light that is reflected light from the target. The distance to the target can be calculated by measuring the time required from the transmission of the laser light to the reception thereof. The laser range finder is provided with a collimation device for aiming at a target. An invisible laser light source that emits invisible laser light is often used as a light source of a laser distance measuring device.
一般に、レーザ測遠器においては、視準校正のためのボアサイト調整が行われる。
ボアサイト調整の一例として、特許文献1には、集光レンズを用いてレーザ光をスクリーン上に集光し、スクリーンにレーザ光の焼き付けパターンを形成し、この焼き付けパターンと視準装置の中心軸とを一致させる方法が記載されている。
特許文献2には、別のボアサイト調整方法が記載されている。このボアサイト調整方法では、指標板が受光面上設けられた受光ユニットを用いて、レーザ光源の光軸と視準装置の中心軸との位置合わせを行う。指標板は、レーザ光を透過する特性を有し、視準装置用のレチクルが所定の位置に形成されている。視準装置の中心軸をレチクルに合わせ、かつ、受光ユニットの出力値に基づいて、レーザ光の照射位置を指標板の中心に合わせることで、ボアサイト調整を行う。
Generally, in a laser range finder, boresight adjustment for collimation calibration is performed.
As an example of boresight adjustment,
特許文献3には、さらに別のボアサイト調整方法が記載されている。このボアサイト調整方法では、不可視レーザ光を射出する不可視レーザ光源に、可視レーザ光を射出する可視レーザ光源を取り付ける。ボアサイト調整の準備段階で、不可視レーザ光の光軸、可視レーザ光の光軸及び視準装置の中心軸が互いに平行になるように調整する。第1及び第2のレチクルが設けられた視準校正板を用い、可視レーザ光の照射位置を第1のレチクルに合わせ、視準装置のレチクルを第2のレチクルに合わせることで、ボアサイト調整を行う。
不可視レーザ光源を備えたレーザ測遠器のボアサイト調整においては、不可視光レーザは目に見えないため、誤って、不可視光レーザが目に入って、網膜を損傷するといった人体への影響が懸念される。特に、遠距離の目標物(1〜5km先)を測量するレーザ測遠器には、高出力の不可視光レーザが用いられるため、人体への影響の問題はより重大である。
特許文献1や特許文献2に記載されたボアサイト調整においても、レーザ光源として、不可視レーザ光源を用いた場合には、上記問題を生じる。
When adjusting the boresight of a laser range finder equipped with an invisible laser light source, the invisible light laser is invisible, so there are concerns about the effects on the human body, such as accidentally entering the eye and damaging the retina. Is done. In particular, since a high-power invisible light laser is used for a laser range finder that measures a long-distance target (1 to 5 km away), the problem of influence on the human body is more serious.
The boresight adjustment described in
特許文献3に記載のボアサイト調整においては、不可視光レーザの代わりに可視レーザ光を用いてボアサイト調整を行うため、不可視光レーザで網膜等を損傷するといった問題は生じない。しかし、この場合は、ボアサイト調整の準備段階で、不可視レーザ光の光軸、可視レーザ光の光軸及び視準装置の中心軸が互いに平行になるように調整する作業が必要であり、この作業中に、誤って、不可視光レーザが目に入って、網膜を損傷する場合がある。
In the boresight adjustment described in
本発明の目的は、不可視光レーザで網膜等を損傷するといった人体への影響を抑制することができる、ボアサイト調整用装置及び光路再現方法を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a boresight adjusting apparatus and an optical path reproduction method capable of suppressing the influence on the human body such as damage to the retina and the like by an invisible light laser.
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、不可視レーザ光を射出する送光窓に取り付けられるボアサイト調整用装置であって、前記送光窓から射出した不可視レーザ光を受光する、アレイ状に設けられた複数の光センサからなるアレイセンサを備え、該アレイセンサの出力値に基づいて前記不可視レーザ光の光路を算出する光路測定部と、
前記光路測定部で算出した前記不可視レーザ光の光路を可視レーザ光で再現する光路再現部と、を有する、ボアサイト調整用装置が提供される。
In order to achieve the above object, according to one aspect of the present invention, there is provided a boresight adjusting device attached to a light transmission window for emitting invisible laser light, which receives the invisible laser light emitted from the light transmission window. An optical path measuring unit comprising an array sensor composed of a plurality of optical sensors provided in an array, and calculating the optical path of the invisible laser light based on an output value of the array sensor;
There is provided an apparatus for adjusting boresight, comprising: an optical path reproduction unit that reproduces an optical path of the invisible laser light calculated by the optical path measurement unit with visible laser light.
本発明の別の態様によれば、アレイ状に設けられた複数の光センサからなるアレイセンサを用いて、送光窓から射出した不可視レーザ光を受光し、該アレイセンサの出力値に基づいて前記不可視レーザ光の光路を算出し、該算出した光路を可視レーザ光で再現する、光路再現方法が提供される。 According to another aspect of the present invention, an invisible laser beam emitted from a light transmission window is received using an array sensor including a plurality of optical sensors provided in an array, and based on an output value of the array sensor. There is provided an optical path reproduction method for calculating an optical path of the invisible laser light and reproducing the calculated optical path with visible laser light.
本発明によれば、不可視光レーザで網膜等を損傷するといった人体への影響を抑制することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the influence on a human body which damages a retina etc. with an invisible laser can be suppressed.
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態によるボアサイト調整用装置の構成を示す模式図である。
図1を参照すると、ボアサイト調整用装置1は、筐体2a、2b、インターフェース装置5及び演算部6を有する。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration of a boresight adjusting apparatus according to a first embodiment of the present invention.
Referring to FIG. 1, the
筐体2aは、光路測定再現部材3を収容している。光路測定再現部材3は、不可視レーザ光の光路を測定するためのアレイセンサと、不可視レーザ光の光路を可視レーザ光で再現するための可視光源とを有する。図2に、アレイセンサ側から見た場合の光路測定再現部材3の外観を模式的に示し、図3に、可視光源側から見た場合の光路測定再現部材3の外観を模式的に示す。
図2及び図3を参照すると、支持板30の一方の面にアレイセンサ31が支持され、支持板30の他方の面に、可視光源32を2次元に移動する移動台33が支持されている。
The
Referring to FIGS. 2 and 3, the
アレイセンサ31は、複数の光センサをアレイ状に配置したものである。不可視レーザ光のスポットをアレイセンサ31で検出する必要があるため、アレイセンサ31として、大面積、かつ、画素ピッチが細かいものを用いることが望ましい。例えば、アレイセンサ31として、5000万画素で、画素ピッチが4.14μm、センサ受光面のサイズが35.97mm×23.98mmであるイメージセンサを用いても良い。そのようなイメージセンサとしては、一眼レフカメラで用いられている、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサがある。
移動台33は、可視光源32を2次元平面上で移動することができるステージである。具体的には、移動台33は、可視光源32を第1の軸の方向に往復移動する移動台33aと、可視光源32が固定された移動台33aを第1の軸と直交する第2の軸方の方向に往復移動する移動台33bと、を有する。第1及び第2の軸を含む面は、アレイセンサ31の受光面と平行である。移動台33a、33bとして、例えば、互いの移動方向が直交する2つの直動シリンダを用いることができる。
The
The moving table 33 is a stage that can move the visible
可視光源32は、可視レーザ光を射出するレーザ光源、例えば、レーザダイオード等の半導体レーザから構成される。可視光源32の光軸とアレイセンサ31の受光面とのなす角度は90°である。
なお、可視レーザ光を目標板まで到達させる必要があるため、可視光源32は、可視レーザ光が目標板まで到達することができるような出力を有する。また、可視光源32と目標板との距離が遠い場合、可視レーザ光が目標板に到達するまでに、ビームが広がってしまう可能性が有る。この場合、ビームの広がりを抑制する機構、例えば、コリメータレンズ等の光学系を、可視光源32の光路に配置しても良い。
The visible
Since the visible laser beam needs to reach the target plate, the visible
再び、図1を参照する。
筐体2aは、光路測定再現部材3を挟んで互いに対向する第1及び第2の面を備え、これら第1及び第2の面のそれぞれに開口が設けられている。第1の面は、光路測定再現部材3のアレイセンサ31側に位置し、第2の面は、光路測定再現部材3の可視光源32側に位置する。第1の面の開口部には、光量調整部7及び取付け部8が設けられ、第2の面の開口部には、不可視光カットフィルタ9が設けられている。
取付け部8は、ボアサイト調整用装置1を不図示のレーザ測遠器の送光窓に取り付けるためのインターフェース部である。送光窓から射出した不可視レーザ光は、取付け部8及び光量調整部7を介して筐体2a内に誘導される。
光量調整部7は、不可視レーザ光を減衰させる機能や、不可視レーザ光のスポット径を調整する機能を有する。図4に、光量調整部7の一例を示す。
Reference is again made to FIG.
The
The
The light
図4に示す光量調整部7は、保持筒81、減衰フィルタ82及び絞り83を有する。保持筒81は、両端が開口した筒状の構造であって、内部に、減衰フィルタ82及び絞り83が配置されている。不可視レーザ光は、保持筒81の一方の開口端から入射し、減衰フィルタ82及び絞り83を順に通過し、保持筒81の他方の開口端から射出される。
減衰フィルタ82は、レーザ光を減衰可能なフィルタであれば良く、例えば、NDフィルタを用いることができる。絞り83は、中央に穴(開口)を備えた板状の構造であって、不可視レーザ光が穴を通過する際に、一部の光が遮れられるように構成されている。絞り83を通過した不可視レーザ光の径の大きさ及び形状は、絞り83の穴(開口)の大きさ及び形状で決まる。換言すると、図2に示したアレイセンサ31の受光面上に形成される不可視レーザ光のスポット径の大きさ及び形状は、絞り83の穴(開口)の大きさ及び形状で決まる。
The light
The attenuation filter 82 only needs to be a filter capable of attenuating laser light. For example, an ND filter can be used. The
再び、図1を参照する。
筐体2a内に誘導された不可視レーザ光は、図2に示したアレイセンサ31に入射する。光量調整部7と不可視光カットフィルタ9は、光路測定再現部材3を挟んで互いに対向するように配置されている。
不可視光カットフィルタ9は、不可視レーザ光を筐体2a外に漏らさないために設けられている。不可視光カットフィルタ9は、不可視レーザ光を吸収し、可視光レーザを透過するフィルタ特性(又は、可視光レーザのみを透過するフィルタ特性)を有する。例えば、不可視レーザ光の波長が1.0μmである場合、不可視光カットフィルタ9として、IRカットフィルタ(1.0μm用)を用いることができる。
Reference is again made to FIG.
The invisible laser light guided into the
The invisible light cut
筐体2bは、筐体2aと一体的に設けられており、光路測定再現部材3の姿勢を制御する姿勢制御部4を収容している。姿勢制御部4は、光路測定再現部材3を支持し、かつ、光路測定再現部材3に対して、2軸方向の回転が可能、その回転角度の保持が可能、及び、回転角(相対角)の測定が可能な機構を有する。姿勢制御部4は、光路測定再現部材3を第1の軸周りの方向に回転させ、且つ、第1の軸と直交する第2の軸周りの方向に回転させることが可能である。
The
図5に、姿勢制御部4の一構成例を示す。図5を参照すると、姿勢制御部4は、光路測定再現部材3を第1の軸周りの方向に回転するためのモータ部4aと、光路測定再現部材3を第2の軸周りの方向に回転するためのモータ部4bとを有する。モータ部4bは、光路測定再現部材3を支持する柱状のアームを備え、このアームを回転させることで、光路測定再現部材3を第1の軸周りの方向に回転させる。モータ部4aは、モータ部4bの筐体を両側から挟むように支持する、「コ」の字状の2本のアームを備え、これらアームを回転させることで、光路測定再現部材3を支持したモータ部4bを第2の軸周りの方向に回転させる。第1の軸周りの方向の回転角がθ1、第2の軸周りの方向の回転角がθ2である。
モータ部4a、4bは、回転角度の保持、及び、回転角(相対角)の測定が可能な機構を備えたモータ、例えば、ロータリーエンコーダ付きのサーボモータからなる。角度調整分解能は、後述の可視光レーザの光路再現性にかかわるため、角度調整分解能はできるだけ小さい方がより良い。
FIG. 5 shows a configuration example of the
The
図6に、姿勢制御部4の別の構成例を示す。図6に示す姿勢制御部4は、モータ部4aの支持構造が異なる以外は、図5に示した姿勢制御部4と同じである。図6に示す姿勢制御部4では、モータ部4aは、モータ部4bの筐体を支持する柱状のアームを備え、このアームを回転させることで、光路測定再現部材3を支持したモータ部4bを第2の軸周りの方向に回転させる。
FIG. 6 shows another configuration example of the
再び、図1を参照する。
インターフェース装置5は、電源/通信ケーブル10aを介して光路測定再現部材3と電気的に接続され、電源/通信ケーブル10b、10cを介してモータ部4a、4bとそれぞれ電気的に接続され、通信ケーブル10dを介して演算部6と電気的に接続されている。
電源/通信ケーブル10aでは、可視光源32の電源供給、可視光レーザ制御信号及びアレイセンサデータの送信が行われる。電源/通信ケーブル10bでは、モータ部4bの回転角制御信号及び回転角データの送信、モータ駆動電源の供給が行われる。電源/通信ケーブル10cは、モータ部4aの回転角制御信号及び回転角データの送信、モータ駆動電源の供給が行われる。通信ケーブル10dでは、可視光レーザ制御信号及びアレイセンサデータ、回転角制御信号及び回転角データなどの送信が行われる。
Reference is again made to FIG.
The
The power /
インターフェース装置5は、可視光源32の電源供給機能、モータ部4a、4bの駆動電源供給機能、通信機能、及び制御機能(モータ駆動用のパルス制御装置を含む)を備える。インターフェース装置5は、演算部6からの指令に従って、アレイセンサデータ、モータ回転出力及び回転角などの情報を取得し、取得した情報を演算部6へ送信する。
演算部6は、インターフェース装置5を介して、光路測定再現部材3及びモータ部4a、4bのそれぞれと電気的に接続されている。演算部6は、光路計算部61及び光路再現処理部62を有する。
光路計算部61は、アレイセンサ31の出力値に基づいて、不可視レーザ光の光路を求める。具体的には、光路計算部61は、モータ部4a、4bの回転動作を制御してアレイセンサ31の受光面への不可視レーザ光の入射角を段階的に変化させ、アレイセンサ31からの出力値に基づいて不可視レーザ光の光路を求める。
The
The calculation unit 6 is electrically connected to each of the optical path
The optical path calculation unit 61 obtains the optical path of invisible laser light based on the output value of the
光路再現処理部62は、光路計算部61で求めた不可視レーザ光の光路を可視光源32から射出される可視レーザ光で再現する。具体的には、光路再現処理部62は、移動台33a、33bの移動動作を制御して、可視光源32の光軸を不可視レーザ光の光軸に一致させることで、不可視レーザ光の光路を可視レーザ光で再現する。
The optical path
以下、光路測定再現の処理を詳細に説明する。
まず、入射角を段階的に変化させた場合のアレイセンサ31の受光面上における不可視レーザ光のスポット径の大きさ及び形状の変化について説明する。
ここでは、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸で3次元空間を表し、Z軸を垂直方向にとる。図5及び図6において、回転角θ1は、Y軸とZ軸を含む平面(YZ面)の面内で変化する。この場合の回転方向を「θYZ」と呼ぶ。また、回転角θ2は、X軸とY軸を含む平面(XY面)の面内で変化する。この場合の回転方向を「θXY」と呼ぶ。
Hereinafter, the process of optical path measurement reproduction will be described in detail.
First, the change in the size and shape of the spot diameter of the invisible laser beam on the light receiving surface of the
Here, the X axis, the Y axis, and the Z axis that are orthogonal to each other represent a three-dimensional space, and the Z axis is taken in the vertical direction. 5 and 6, the rotation angle θ1 changes in a plane (YZ plane) including the Y axis and the Z axis. The rotation direction in this case is referred to as “θYZ”. Further, the rotation angle θ2 changes in a plane (XY plane) including the X axis and the Y axis. The rotation direction in this case is referred to as “θXY”.
図7Aに、YZ面に垂直な方向(X軸方向)から光路測定再現部材3を見た状態における回転θYZを模式的に示す。
図7Aの例では、不可視レーザ光源100から射出した不可視レーザ光が、アレイセンサ31の受光面に入射する。モータ部4aを駆動してアレイセンサ31をθYZ方向(+方向および−方向)に段階的に搖動させると、不可視レーザ光のアレイセンサ31の受光面への入射角度が段階的に変化し、その入射角の変化に応じて、不可視レーザ光のスポット径の大きさ及び形状が段階的に変化する。
FIG. 7A schematically shows the rotation θYZ in a state in which the optical path
In the example of FIG. 7A, the invisible laser light emitted from the invisible laser
図7Bに、XY面に垂直な方向(Z軸方向)から光路測定再現部材3を見た状態における回転θXYを模式的に示す。
図7Bの例では、不可視レーザ光源100から射出した不可視レーザ光が、アレイセンサ31の受光面に入射する。モータ部4bを駆動してアレイセンサ31をθXY方向(+方向および−方向)に段階的に搖動させると、不可視レーザ光のアレイセンサ31の受光面への入射角度が段階的に変化し、その入射角の変化に応じて、不可視レーザ光のスポット径の大きさ及び形状が段階的に変化する。
FIG. 7B schematically shows the rotation θXY in a state in which the optical path
In the example of FIG. 7B, invisible laser light emitted from the invisible laser
図8に、不可視レーザ光源100がアレイセンサ31と正対した状態(不可視レーザ光がアレイセンサ31の受光面に垂直に入射した状態)における不可視レーザ光のスポット径を模式的に示す。不可視レーザ光のスポット径は、略円形の形状であり、その大きさは、d×Dである。ここで、dはX軸方向の大きさであり、DはY軸方向の大きさである。dとDは略同じ値である。
FIG. 8 schematically shows the spot diameter of the invisible laser light in a state where the invisible laser
図9に、不可視レーザ光源100がアレイセンサ31と正対していない状態(正対状態からθ1だけ傾いた状態)における不可視レーザ光のスポット径を模式的に示す。不可視レーザ光のスポット径は、楕円形の形状であり、その大きさは、d’×D’である。ここで、dはX軸方向の大きさであり、DはY軸方向の大きさである。d’<D’で、D<D’である。
図8及び図9に示すように、不可視レーザ光源100がアレイセンサ31と正対している状態で、不可視レーザ光のスポット径は最小となる。この特性を利用して、不可視レーザ光の光路を求める。以下に、その光路測定の原理を簡単に説明する。
FIG. 9 schematically shows the spot diameter of the invisible laser light when the invisible laser
As shown in FIGS. 8 and 9, the spot diameter of the invisible laser light is minimized when the invisible laser
図10に、回転角θ(mrad)と、正対時を1とした場合のスポット径D’の倍率との関係を示す。正対時の回転角θを0とする。図10に示すように、スポット径D’の倍率は、正対時で1であり、回転角θが0からマイナス方向又はプラス方向に変化すると、その変化の大きさに応じてスポット径D’の倍率も増大する。したがって、不可視レーザ光を照射した状態でアレイセンサ31を一定角で段階的に回転させながら(-30mrad、-20mrad、-10mrad・・・)、不可視光レーザのスポット径を測定すると、スポット径は図10に示したように変化する。スポット径が最小となる回転角θを探すことで、不可視レーザ光源100がアレイセンサ31と正対する状態を求めることができる。
本実施形態では、不可視レーザ光源100がアレイセンサ31と正対する状態を求め、アレイセンサ31の受光面上のスポットの中心の位置を求めることで、不可視レーザ光の光路を決定する。
FIG. 10 shows the relationship between the rotation angle θ (mrad) and the magnification of the spot diameter D ′ when the facing time is 1. The rotation angle θ at the time of facing is set to zero. As shown in FIG. 10, the magnification of the spot diameter D ′ is 1 at the time of facing, and when the rotation angle θ changes from 0 to the minus direction or the plus direction, the spot diameter D ′ depends on the magnitude of the change. The magnification of is also increased. Therefore, when the spot diameter of the invisible light laser is measured while rotating the
In the present embodiment, the optical path of the invisible laser light is determined by obtaining the state where the invisible laser
図11に、光路測定再現の一手順を示す。
図11に示すように、まず、光路計算部61が、モータ部4aを駆動してアレイセンサ31を一定角で段階的に回転させ(回転θYZ)、段階毎に、アレイセンサ31の出力(アレイセンサデータ)に基づいてスポット径を測定する。そして、光路計算部61が、各段階の計測結果に基づいて、スポット径が最小となる回転角θ1を求め、モータ部4aの角度を回転角θ1で保持させる(ステップS10)。
FIG. 11 shows a procedure for reproducing the optical path measurement.
As shown in FIG. 11, first, the optical path calculation unit 61 drives the
次に、光路計算部61が、モータ部4bを駆動してアレイセンサ31を一定角で段階的に回転させ(回転θXY)、段階毎に、アレイセンサ31の出力(アレイセンサデータ)に基づいてスポット径を測定する。そして、光路計算部61が、各段階の計測結果に基づいて、スポット径が最小となる回転角θ2を求め、モータ部4aの角度を回転角θ2で保持させる(ステップS11)。この時点で、アレイセンサ31の受光面と不可視レーザ光の光軸とが直交する(正対状態)。
次に、光路計算部61が、正対状態で保持されたアレイセンサ31の受光面上のスポットの中心座標を計算する(ステップS12)。具体的には、光路計算部61は、図8に示した不可視レーザ光のスポットの中心位置、すなわちD/2、d/2となる画素の中心の座標を計算する。
Next, the optical path calculation unit 61 drives the
Next, the optical path calculation unit 61 calculates the center coordinates of the spot on the light receiving surface of the
次に、光路再現処理部62が、ステップS12で計算した不可視レーザ光の中心座標と、可視光源32の光軸中心の座標とが一致するように、図3に示した移動台33a、33bを駆動して可視光源32を移動させる(ステップS13)。例えば、移動台33bを駆動することで、図12に示すように、可視光源32を上下方向に移動させる。これにより、上限方向については、不可視レーザ光の光軸と可視光源32の光軸とを一致させることができる。同様に、左右方向については、移動台33aを駆動することで、不可視レーザ光の光軸と可視光源32の光軸とを一致させることができる。
最後に、光路再現処理部62が、ステップS13で設定した可視光源32の位置を保持したまま、可視光源32から可視光レーザを射出させる(ステップS14)。
Next, the optical path
Finally, the optical path
上述した処理において、ステップS10〜S12の処理が、不可視レーザ光の光路測定処理であり、ステップS13〜S14の処理が、不可視レーザ光の光路を可視レーザ光で再現する光路再現処理である。
ここで、不可視レーザ光のスポットの中心座標の計算方法について、詳細に説明する。
図13及び図14に、アレイセンサ31の受光面上における、不可視レーザ光のスポットの中心座標と可視レーザ光の光軸との位置関係を模式的に示す。図13は、アレイセンサ31の受光面を正面から見た図であり、図14は、アレイセンサ31の受光面を斜め方向から見た図である。
In the processing described above, the processing in steps S10 to S12 is an optical path measurement processing for invisible laser light, and the processing in steps S13 to S14 is an optical path reproduction processing for reproducing the optical path of invisible laser light with visible laser light.
Here, a method for calculating the center coordinates of the spot of the invisible laser beam will be described in detail.
13 and 14 schematically show the positional relationship between the center coordinates of the spot of the invisible laser beam and the optical axis of the visible laser beam on the light receiving surface of the
支持板30の支持面を2次元の座標系で表わし、支持面の左上角に、原点となる座標値(0,0)を設定する。可視光源32の光軸中心の支持面上の位置を初期座標値(P0,Q0)とし、この初期座標値(P0,Q0)が予め演算部6に格納されている。
The support surface of the
不可視レーザ光のスポットの中心oの座標を(p,q)とすると、
と表される。ここで、rは、アレイセンサ31の上端(具体的には、パッケージ部の上端)からアレイセンサ31の有効画素領域の上端までの距離を示す。sは、アレイセンサ31の有効画素領域の上端から不可視光レーザのスポットの中心oまでの距離を示す。すなわち、s=[有効画素領域の上端からスポットの中心oまでの画素数]×[[画素ピッチ]+[画素間隔]]で与えられる。ここで、画素間隔は、隣接する画素の間隔である。
If the coordinates of the center o of the spot of the invisible laser beam are (p, q),
It is expressed. Here, r represents the distance from the upper end of the array sensor 31 (specifically, the upper end of the package portion) to the upper end of the effective pixel region of the
uは、アレイセンサ31の左端(具体的には、パッケージ部の左端)からアレイセンサ31の有効画素領域の左端までの距離を示す。vは、アレイセンサ31の有効画素領域の左端から不可視光レーザのスポットの中心oまでの距離を示す。すなわち、u=[有効画素領域の左端からスポットの中心oまでの画素数]×[[画素ピッチ]+[画素間隔]]で与えられる。
tは、支持板30の左端からアレイセンサ31の左端(パッケージ部の左端)までの距離を示す。wは、支持板30の上端からアレイセンサ31の上端(パッケージ部の上端)までの距離を示す。
u represents the distance from the left end of the array sensor 31 (specifically, the left end of the package portion) to the left end of the effective pixel region of the
t indicates the distance from the left end of the
上記式(1)及び式(2)に基づき、不可視レーザ光のスポット中心oの座標(p,q)を算出する。そして、算出した座標(p,q)と初期座標(P0,Q0)との差分を計算し、その差分に基づいて、可視光源32の光軸中心の座標が座標(p,q)ろ一致するように可視光源32を移動させる。
以上の処理により、不可視レーザ光の光軸と可視光源32の光軸とが一致するので、不可視レーザ光の光路を可視光源32からの可視レーザ光で再現することができる。
Based on the above formulas (1) and (2), the coordinates (p, q) of the spot center o of the invisible laser beam are calculated. Then, the difference between the calculated coordinates (p, q) and the initial coordinates (P0, Q0) is calculated, and the coordinates of the optical axis center of the visible
With the above processing, the optical axis of the invisible laser light coincides with the optical axis of the visible
なお、アレイセンサ31で検出可能なスポット径の変化分解能は、アレイセンサ31の画素ピッチ(=P)で決まる。最小分解能θminは、以下の式(3)で与えられる。
本実施形態のボアサイト調整用装置によれば、取付け部8をレーザ測遠器の送光窓に取り付け、送光窓から射出した不可視レーザ光を筐体2a内に誘導する。筐体2a内に誘導した不可視レーザ光は、アレイセンサ31に照射される。不可視レーザ光は筺体2a外に漏れることはない。よって、不可視光レーザで網膜等を損傷するといった人体への影響を抑制することができる。
The spot diameter change resolution detectable by the
According to the boresight adjusting apparatus of the present embodiment, the
また、光路計算部61は、アレイセンサ31を用いて、不可視レーザ光がアレイセンサ31の受光面に垂直に入射した状態(正対状態)を正確に検出することができるので、不可視レーザ光の光路を高精度に測定することができる。
さらに、可視光源32の光軸は不可視レーザ光がアレイセンサ31の受光面に垂直であり、光路再現処理部62は、可視光源32の光軸を不可視レーザ光のスポットの中心位置に正確に合わせることができる。よって、不可視レーザ光の光路を可視レーザ光で高精度に再現することができる。
Further, the optical path calculation unit 61 can accurately detect the state (facing state) in which the invisible laser light is perpendicularly incident on the light receiving surface of the
Further, the optical axis of the visible
また、不可視レーザ光に代えて可視レーザ光を用いてボアサイト調整を行うことで、使用者は、可視レーザ光を視認することができるので、誤って、レーザ測遠器の送光窓を覗き込むといった行為を抑制することができる。
本実施形態のボアサイト調整用装置において、光路計算部61、姿勢制御部4及びアレイセンサ31から構成される部分を光路測定部と呼ぶことができる。光路再現処理部62、可視光源32及び移動台33から構成される部分を光路再現部と呼ぶことができる。
In addition, by performing boresight adjustment using visible laser light instead of invisible laser light, the user can visually recognize the visible laser light, so that he / she mistakenly looks into the light transmission window of the laser range finder. Can be suppressed.
In the boresight adjustment apparatus according to the present embodiment, a portion including the optical path calculation unit 61, the
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態によるボアサイト調整用装置は、光路測定再現部材及び姿勢制御部の構成が異なり、回転角θ1、θ2の測定方法が異なること以外は、第1の実施形態によるボアサイト調整用装置と同様の構成である。
(Second Embodiment)
The boresight adjusting apparatus according to the second embodiment of the present invention is different from the boresight according to the first embodiment except that the configuration of the optical path measurement reproduction member and the attitude control unit is different, and the measurement methods of the rotation angles θ1 and θ2 are different. The configuration is the same as that of the site adjustment device.
図15に、本発明の第2の実施形態によるボアサイト調整用装置に用いられる光路測定再現部材3’及び姿勢制御部4’の構成を示す。
光路測定再現部材3’は、2軸角度検出センサ34を備える以外は、第1の実施形態で説明した光路測定再現部材3と同様の構造である。2軸角度検出センサ34は、例えば、2軸の加速度センサで構成される。
FIG. 15 shows the configuration of the optical path
The optical path
姿勢制御部4’は、モータ部4aに代えて、エンコーダ付きのラックアンドピニオン機構40を有する以外は、第1の実施形態で説明した姿勢制御部4と同様の構造である。ラックアンドピニオン機構40は、小口径の円形歯車であるピニオン部41と、直線状に歯切りをしたラック部42とを備え、ラック部42が直線的に往復運動する。ラック部42が直動することで、ピニオン部41が回転する。ピニオン部41は、光路測定再現部材3’を支持したモータ部4bの筺体を、回転角θ1方向に回転可能に支持している。ピニオン部41が回転することで、光路測定再現部材3’を回転角θ1の方向に回転させることができる。
The
不可視光レーザがθ1の回転角で傾いている場合、θYZ=θ1のとき、D=D’となる。−60°<θYZ+θ1<60°の範囲で、かつ、アレイセンサ31の受光面に不可視レーザ光のスポット全体が収まる場合、スポット径は、θYZ=θ1の値を中心に、プラス側及びマイナス側ともに同じ変化を示す。すなわち、スポット径は、θYZ=θ1の値を中心に、左右対称の変化を示す。θXYにおいても、同様のことが言える。本実施形態では、この特性を利用して、回転角θ1及びθ2の測定方法を行う。
When the invisible light laser is inclined at the rotation angle of θ1, D = D ′ when θYZ = θ1. In the range of −60 ° <θYZ + θ1 <60 °, and when the entire spot of the invisible laser beam fits on the light receiving surface of the
以下、回転角θ1及びθ2の測定方法について、具体的に説明する。
図16は、回転角θ1及びθ2の一測定手順を示すフローチャートである。
図16を参照すると、光路計算部61が、θ1=0mradと仮定して、θYZ(1)=20mrad、θYZ(2)=−20mradの時のスポット径を測定する(ステップS20)。ここで、θYZ(1)、θYZ(2)は任意の値であり、θYZ=0を中心とする対称値である。
Hereinafter, a method for measuring the rotation angles θ1 and θ2 will be specifically described.
FIG. 16 is a flowchart showing one measurement procedure of the rotation angles θ1 and θ2.
Referring to FIG. 16, the optical path calculation unit 61 measures the spot diameter when θYZ (1) = 20 mrad and θYZ (2) = − 20 mrad, assuming θ1 = 0 mrad (step S20). Here, θYZ (1) and θYZ (2) are arbitrary values, and are symmetrical values with θYZ = 0 as the center.
次に、光路計算部61が、θYZ(1)=|θYZ(2)|か否かを判定する(ステップS21)。ステップS21の判定結果が「Yes」である場合、光路計算部61は、θ1=0mradを設定する(ステップS22)。例えば、図17Aに示すように、θYZ(1)=20mrad、かつ、θYZ(2)=−20mradである場合に、θ1=0mradを設定する。
ステップS21の判定結果が「No」である場合、光路計算部61は、θYZ(1)<|θYZ(2)|か否かを判定する(ステップS23)。ステップS23の判定結果が「Yes」である場合、光路計算部61は、図17Bに示すように、θYZ(2)の回転角を0rmadに近付けていき(−20、−10・・・)、θYZ(2)’=θYZ(1)となる回転角θYZ(2)’を探す(ステップS24)。そして、光路計算部61は、θ1=θYZ(1)−(θYZ(1)+|θYZ(2)’|)/2を設定する(ステップS25)。
Next, the optical path calculation unit 61 determines whether θYZ (1) = | θYZ (2) | (step S21). When the determination result of step S21 is “Yes”, the optical path calculation unit 61 sets θ1 = 0 mrad (step S22). For example, as shown in FIG. 17A, θ1 = 0 mrad is set when θYZ (1) = 20 mrad and θYZ (2) = − 20 mrad.
If the determination result of step S21 is “No”, the optical path calculation unit 61 determines whether θYZ (1) <| θYZ (2) | When the determination result of step S23 is “Yes”, the optical path calculation unit 61 approaches the rotation angle of θYZ (2) to 0 rmad (−20, −10...) As shown in FIG. A rotation angle θYZ (2) ′ satisfying θYZ (2) ′ = θYZ (1) is searched (step S24). Then, the optical path calculation unit 61 sets θ1 = θYZ (1) − (θYZ (1) + | θYZ (2) ′ |) / 2 (step S25).
ステップS23の判定結果が「No」である場合、光路計算部61は、図17Cに示すように、θYZ(2)の回転角を0rmadに近付けていき(20、10・・・)、θYZ(1)’=θYZ(2)となる回転角θYZ(1)’を探す(ステップS26)。そして、光路計算部61は、θ1=θYZ(1)’−(θYZ(1)’+|θYZ(2)|)/2を設定する(ステップS27)。 When the determination result in step S23 is “No”, the optical path calculation unit 61 approaches the rotation angle of θYZ (2) to 0 rmad (20, 10...) And θYZ ( 1) Search for a rotation angle θYZ (1) ′ where “= θYZ (2)” (step S26). Then, the optical path calculation unit 61 sets θ1 = θYZ (1) ′ − (θYZ (1) ′ + | θYZ (2) |) / 2 (step S27).
以上のステップS20〜S27の処理により、回転角θYZについての正対時の角度θ1を算出することができる。これと同様の処理で、回転角θXYについての正対時の角度θ2を算出することができる。なお、θYZ(1)=20mrad、かつ、θYZ(2)=−20mradの条件で、正対時の角度θ1が見つからない場合は、さらに、θYZ(1)とθYZ(2)の範囲を広げてθ1の検索を行う(回転角θXYについても同様である。)。
正対時の角度θ1、θ2の決定以外は、第1の実施形態で説明した光路測定再現の処理(図11)と同様の処理が行われる。
本実施形態のボアサイト調整用装置においても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
Through the processes in steps S20 to S27 described above, the angle θ1 when facing the rotation angle θYZ can be calculated. With the same processing, the angle θ2 at the time of facing the rotation angle θXY can be calculated. If the angle θ1 at the time of direct facing cannot be found under the conditions of θYZ (1) = 20 mrad and θYZ (2) = − 20 mrad, the range of θYZ (1) and θYZ (2) is further expanded. A search for θ1 is performed (the same applies to the rotation angle θXY).
Except for the determination of the angles θ1 and θ2 at the time of facing, processing similar to the optical path measurement reproduction processing (FIG. 11) described in the first embodiment is performed.
The boresight adjusting device of the present embodiment also has the same operational effects as the first embodiment.
(第3の実施形態)
図18は、本発明の第3の実施形態によるボアサイト調整用装置の構成を示すブロック図である。
図18を参照すると、ボアサイト調整用装置70は、不可視レーザ光を射出する送光窓に取り付けられる。ボアサイト調整用装置70は、光路測定部71及び光路再現部72を有する。
(Third embodiment)
FIG. 18 is a block diagram showing the configuration of the boresight adjusting apparatus according to the third embodiment of the present invention.
Referring to FIG. 18, the
光路測定部71は、送光窓から射出した不可視レーザ光を受光する、アレイ状に設けられた複数の光センサからなるアレイセンサ71aを備え、アレイセンサ71aの出力値に基づいて不可視レーザ光の光路を算出する。
光路再現部72は、光路測定部71で算出した不可視レーザ光の光路を可視レーザ光で再現する。
本実施形態のボアサイト調整用装置においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の作用効果を奏する。
The optical
The optical
The boresight adjusting device of this embodiment also has the same operational effects as those of the first and second embodiments described above.
本実施形態において、光路再現部72は、アレイセンサ71aと一体的に設けられた可視光源を備えていても良い。可視光源は、アレイセンサ71aの受光面の面内方向に2次元的に移動可能に構成され、可視光源の光軸は受光面に垂直である。
また、光路測定部71は、支持板、第1及び第2の回転部、及び光路計算部、を有していても良い。支持板は、第1の面と該第1の面とは反対側の面である第2の面とを備え、アレイセンサ71aが第1の面に設けられ、可視光源が第2の面に設けられる。第1の回転部は、支持板を第1の軸周りに回転する。第2の回転部は、支持板を第1の軸と直交する第2の軸周りに回転する。光路計算部は、第1および第2の回転部の回転動作を制御し、アレイセンサ71aの出力値に基づいて受光面上の不可視レーザ光のスポット径を算出する。
In the present embodiment, the optical
The optical
上記の場合、光路計算部は、第1の回転部の回転角を段階的に変化させ、段階毎に、スポット径を計測し、該計測値が最も小さな第1の回転角を取得する。さらに、光路計算部は、第2の回転部の回転角を段階的に変化させ、段階毎に、スポット径を計測し、該計測値が最も小さな第2の回転角を取得する。そして、光路計算部は、第1および第2の回転角に第1および第2の回転部を設定する。
さらに、光路再現部72は、上記第2の面に設けられた第1及び移動部と、光路再現処理部とを有していても良い。第1の移動部は、可視光源を第1の方向に往復移動する。第2の移動部は、可視光源を第1の方向と直交する第2の方向に往復移動する。光路再現処理部は、第1及び第2の回転角に第1及び第2の回転部を設定した状態で、アレイセンサ71aの出力値に基づいて、上記スポット径の中心位置を取得し、該中心位置と可視光源の光軸とが一致するように、第1及び第2の移動部を制御する。
In the above case, the optical path calculation unit changes the rotation angle of the first rotation unit step by step, measures the spot diameter for each step, and acquires the first rotation angle with the smallest measured value. Further, the optical path calculation unit changes the rotation angle of the second rotation unit step by step, measures the spot diameter for each step, and acquires the second rotation angle having the smallest measured value. Then, the optical path calculation unit sets the first and second rotation units at the first and second rotation angles.
Further, the optical
また、本実施形態のボアサイト調整用装置において、不可視レーザ光の光路上に光量を減衰する減衰フィルタを設けても良い。また、不可視レーザ光の光路上に絞りを設けても良い。また、可視レーザ光を射出する窓に、不可視レーザ光をカットするカットフィルタを設けても良い。 In the boresight adjusting apparatus of the present embodiment, an attenuation filter that attenuates the amount of light may be provided on the optical path of the invisible laser beam. A stop may be provided on the optical path of the invisible laser beam. Further, a cut filter that cuts invisible laser light may be provided in a window that emits visible laser light.
(ボアサイト調整)
次に、本発明のボアサイト調整用装置を用いたボアサイト調整について説明する。
図19に、レーザ測遠器の一例を示す。図19に示すように、レーザ測遠器200は、不可視レーザ光源201を収容した筺体を備え、筺体の側面に、送光窓203及び受光窓204を備え、筺体の上部に、視準装置202が設けられている。筺体には、3軸方向に調整可能な調整機構が設けられている。
(Bore sight adjustment)
Next, boresight adjustment using the boresight adjustment apparatus of the present invention will be described.
FIG. 19 shows an example of a laser range finder. As shown in FIG. 19, the
不可視レーザ光源201が不可視レーザ光を出力し、不可視レーザ光は、送光窓203から測定対象205に向けて射出される。測定対象205からの反射光である不可視レーザ光は、受光部204を介して受光される。
ボアサイト調整を行う場合は、図20に示すように、測定対象205に代えて、目標板206を配置する。図21に、視準装置202の視野と目標板206の正面視を模式的に示す。
The invisible laser
When boresight adjustment is performed, a
図21に示すように、目標板206には、不可視光レーザ合わせ用十字マーク207と、ボアサイト調整用十字マーク208が設けられている。調整機構を用いて、不可視レーザ光の照射位置を十字マーク207に合わせ、視野205の十字マークを十字マーク208に合わせることで、ボアサイト調整を行う。
図22に、本発明のボアサイト調整用装置をレーザ測遠器に取り付けた状態を示す。図22に示すように、ボアサイト調整用装置300をレーザ測遠器200の送光窓203に取り付ける。ボアサイト調整用装置300は、上述した第1乃至第3の実施形態のいずれかのボアサイト調整用装置である。
As shown in FIG. 21, the
FIG. 22 shows a state in which the boresight adjusting device of the present invention is attached to a laser range finder. As shown in FIG. 22, the
ボアサイト調整用装置300では、送光窓203から射出した不可視レーザ光の光路が可視レーザ光で再現される。ボアサイト調整用装置300から可視レーザ光が射出される。調整機構を用いて、可視レーザ光の照射位置を十字マーク207に合わせ、視野205の十字マークを十字マーク208に合わせることで、ボアサイト調整を行う。
In the
以上説明した各実施形態のボアサイト調整用装置は、いずれも本発明の一例であり、その構成及び動作については、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者が理解し得る変更又は改善を適用することができる。 Each of the boresight adjusting apparatuses of each embodiment described above is an example of the present invention, and changes or improvements that can be understood by those skilled in the art are applied to the configuration and operation without departing from the spirit of the invention. can do.
本発明は、レーザ測遠器等のレーザ測距計だけでなく、不可視レーザ光を使用する装置全般に使用することができる。例えば、本発明は、レーザ通信装置やレーザ加工装置などに使用することができる。 The present invention can be used not only for laser rangefinders such as laser rangefinders, but also for all devices that use invisible laser light. For example, the present invention can be used for a laser communication device, a laser processing device, and the like.
70 ボアサイト調整用装置
71 光路測定部
71a アレイセンサ
72 光路再現部
70
Claims (8)
前記送光窓から射出した不可視レーザ光を受光する、アレイ状に設けられた複数の光センサからなるアレイセンサを備え、該アレイセンサの出力値に基づいて前記不可視レーザ光の光路を算出する光路測定部と、
前記光路測定部で算出した前記不可視レーザ光の光路を可視レーザ光で再現する光路再現部と、を有する、ボアサイト調整用装置。 A boresight adjustment device attached to a light transmission window for emitting invisible laser light,
An optical path comprising an array sensor composed of a plurality of optical sensors arranged in an array for receiving invisible laser light emitted from the light transmission window, and calculating an optical path of the invisible laser light based on an output value of the array sensor A measuring section;
An apparatus for boresight adjustment, comprising: an optical path reproduction unit that reproduces an optical path of the invisible laser light calculated by the optical path measurement unit with visible laser light.
第1の面と該第1の面とは反対側の面である第2の面とを備え、前記アレイセンサが前記第1の面に設けられ、前記可視光源が前記第2の面に設けられた支持板と、
前記支持板を第1の軸周りに回転する第1の回転部と、
前記支持板を前記第1の軸と直交する第2の軸周りに回転する第2の回転部と、
前記第1および第2の回転部の回転動作を制御し、前記アレイセンサの出力値に基づいて前記受光面上の前記不可視レーザ光のスポット径を算出する光路計算部と、を有し、
前記光路計算部は、
前記第1の回転部の回転角を段階的に変化させ、段階毎に、前記スポット径を計測し、該計測値が最も小さな第1の回転角を取得し、
前記第2の回転部の回転角を段階的に変化させ、段階毎に、前記スポット径を計測し、該計測値が最も小さな第2の回転角を取得し、
前記第1および第2の回転角に前記第1および第2の回転部をそれぞれ設定する、請求項2に記載のボアサイト調整用装置。 The optical path measuring unit is
A first surface and a second surface opposite to the first surface, wherein the array sensor is provided on the first surface, and the visible light source is provided on the second surface. A supported plate,
A first rotating part that rotates the support plate around a first axis;
A second rotating part that rotates the support plate around a second axis orthogonal to the first axis;
An optical path calculation unit that controls a rotation operation of the first and second rotation units, and calculates a spot diameter of the invisible laser light on the light receiving surface based on an output value of the array sensor;
The optical path calculation unit is
Change the rotation angle of the first rotation unit step by step, measure the spot diameter for each step, obtain the first rotation angle with the smallest measured value,
Change the rotation angle of the second rotation unit step by step, measure the spot diameter for each step, obtain the second rotation angle with the smallest measured value,
The boresight adjusting device according to claim 2, wherein the first and second rotating parts are set at the first and second rotation angles, respectively.
前記第2の面に設けられ、前記可視光源を第1の方向に往復移動する第1の移動部と、
前記第2の面に設けられ、前記可視光源を前記第1の方向と直交する第2の方向に往復移動する第2の移動部と、
前記第1および第2の回転角に前記第1および第2の回転部を設定した状態で、前記アレイセンサの出力値に基づいて、前記スポットの中心位置を取得し、該中心位置と前記可視光源の光軸とが一致するように、前記第1および第2の移動部を制御する光路再現処理部と、を有する、請求項3に記載のボアサイト調整用装置。 The optical path reproduction unit is
A first moving part provided on the second surface and reciprocatingly moving the visible light source in a first direction;
A second moving part provided on the second surface and reciprocatingly moving the visible light source in a second direction orthogonal to the first direction;
The center position of the spot is acquired based on the output value of the array sensor in a state where the first and second rotation parts are set at the first and second rotation angles, and the center position and the visible position are obtained. The boresight adjustment apparatus according to claim 3, further comprising: an optical path reproduction processing unit that controls the first and second moving units so that an optical axis of a light source coincides.
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