JP2018158939A - タキサンを含有するナノ粒子およびその使用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】a)疎水性部分で修飾された少なくとも1つの末端基を含むポリオキサゾリンであって、ポリオキサゾリンが、線状部分、分岐部分または両方をさらに含み、分岐部分が、対称分岐ポリマー、非対称分岐ポリマーまたはそれらの組合せを含み、ポリオキサゾリンが、50:1から80:1のモノマー対開始剤の比率を含む、ポリオキサゾリンと、b)タキサンとを含み、前記ポリオキサゾリンおよび前記タキサンが、6〜8のポリマー対タキサン重量比を有する凝集体。
【選択図】図20
Description
[0002]スターバーストデンドリマー(Starburst dendrimer)(または高密度星型ポリマー(Dense Star polymer))およびコームバーストデンドリグラフト(Combburst dendrigraft)(または超櫛型分岐ポリマー(hyper comb−branched polymer))を含めた、樹状ポリマーと呼ばれる新規なクラスのポリマーが最近開発され、種々の産業用途のために研究された。これらのポリマーは、ポリアミドアミン(PAMAM)系分岐ポリマーならびに米国特許第4,435,548号;第4,507,466号;第4,568,737号;第4,587,329号;第5,338,532号;第5,527,524号;および第5,714,166号に記載されるデンドリマーなど、多くの場合、(a)明確に規定されたコア分子、(b)対称な(同一の長さの)分岐および分岐接合部(branch juncture)を有する少なくとも2つの同心円状の樹状層(世代)、ならびに(c)外表面基を持つ。他の例には、ポリエチレンイミン(PEI)デンドリマー、例えば、米国特許第4,631,337号に開示されるものなど;ポリプロピレンイミン(PPI)デンドリマー、例えば、米国特許第5,530,092号、第5,610,268号、および第5,698,662号に開示されるものなど;Frechet型ポリエーテルおよびポリエステルデンドリマー、コアシェル型テクトデンドリマーなど、例えば、「Dendritic Molecules」、Newkomeら編、VCH ワインハイム、1996年、「Dendrimers and Other Dendritic
polymers」、FrechetおよびTomalia編、John Wiley&Sons,Ltd.、2001年;および米国特許第7,754,500号に記載されるようなものが含まれる。
トデンドリグラフトはポリマー主鎖に沿って分岐接合部を形成する(鎖分岐)のに対して、スターバーストデンドリマーは、多くの場合終端で分岐する(末端分岐)。使用するリビング重合技法に起因して、これらのポリマー(コアおよび分岐)の分子量分布(Mw/Mn)は、多くの場合狭い。よって、グラフトオングラフト法(graft−on−graft process)を通して生成されるコームバーストデンドリグラフトは、明確に規定され、Mw/Mn比は多くの場合1に近い。
[0006]SBPとは異なり、非対称分岐ポリマー(ABP)、特に非対称分岐デンドリマーまたは規則性ABP(reg−ABP)は、米国特許第4,289,872号、第4,360,646号、および第4,410,688号に記載されるように、多くの場合、コアと、制御され、明確に規定された非対称(不均等な長さの)分岐および非対称な分岐接合部とを持つ。
ホモポリマー
[0009]ホモポリマーは、同一の繰り返し単位から構成されるポリマーまたはポリマー主鎖に関係している可能性があり、つまり、ホモポリマーは、同一のモノマー(例えば、PEI線状ポリマー、POX線状ポリマー、PEIデンドリマー、ポリアミドアミン(PAA)デンドリマーまたはPOXデンドリグラフトおよび不規則性分岐ポリマー)から作成される。モノマーは、単純な化合物であっても、化合物の複合体または集合体であってもよく、その場合、集合体または複合体はホモポリマー中の繰り返し単位である。よって、集合体が3つの化合物、A、BおよびCから構成されるならば、複合体はABCと表記することができる。一方で、(ABC)−(ABC)−(ABC)…から構成されるポリマ
ーは、本開示の目的のためのホモポリマーである。ホモポリマーは、線状であっても分岐していてもよい。よって、不規則性分岐PEIの場合、異なる長さの分岐が存在し、また分岐が不規則に起こっているが、その分岐ポリマーが単一のモノマー、すなわちエチレンイミンまたはアジリジンの繰り返し単位から構成されるので、その分子は本開示の目的のためのホモポリマーである。また、モノマーまたは複合体モノマーの構成成分の1種または複数を、修飾、置換、誘導体化することなどができ、例えば、官能基を担うように修飾できる。かかる分子は、主鎖が単一の単純なまたは複合したモノマーから構成されているので、本開示の目的のためのホモポリマーである。
水に難溶な薬剤:タキサン
[0010]パクリタキセルは、Bristol−Myers SquibbによってTaxol(登録商標)として販売される、水に不溶な薬剤である。パクリタキセルは、タイヘイヨウイチイ、学名Taxus brevifoliaに由来する(Wanら、J.Am.Chem.Soc.93:2325、1971年)。パクリタキセルおよびドセタキセル(これもTaxotere(登録商標)として販売される)を含めたタキサンは、乳癌、卵巣癌および肺癌、ならびに結腸および頭頸部の癌などを含めた種々の癌を治療するために使用される。
水に難溶性の薬剤の送達
[0013]SBPおよびABPを含めた分岐ポリマーが薬剤送達に使用されてきたが、これらの試みは、主に、薬剤を化学的にポリマーに付すこと、または単分子カプセル化(unimolecular encapsulation)を通してかかる薬剤を内部に物理的にカプセル化することに集中している(米国特許第5,773,527号、第5,631,329号、第5,919,442号、および第6,716,450号)。
水性のシェルとを有する不規則に分岐した超分岐コアシェル構造を使用して、単分子カプセル化および予め形成されたナノミセルを通して薬剤を担うこともなされてきた(米国特許第6,716,450号およびLiuら、Biomaterials 2010年、10、1334〜1341)。しかし、これらの単分子および予め形成されたミセル構造は、薬剤不在で作成される。
ポリマーの混合物も利用することができる。前記線状および/または分岐ポリマーの少なくとも1つの末端基が、疎水性部分または官能基で修飾される。疎水性部分または官能基には、これらに限定されないが、炭化水素鎖(例えば、飽和化学結合または不飽和化学結合の何れかを有する1〜22個の炭素を含有する)、およびアラルキル、芳香族環、フルオロカーボンなどを含有する疎水基が含まれ得る。
れる。
目的の薬剤
[0064]記載する目的の薬剤はタキサンであり、パクリタキセルおよびドセタキセルなどの他のタキサン誘導体を含む。パクリタキセルは非水溶性であり、様々な種類の癌の治療において、低い最大耐用量(MTD)、PKプロファイルおよび限定的な効力などの、明確に規定された性能特性を有する。本開示は、これらの性能特性を向上させる上での、前述の通りのABPの使用を範囲内に含む。
ナノ複合体、ナノ粒子またはナノ凝集体
[0065]ナノ複合体は、2種以上の材料または構成成分(例えば、ポリマーおよびタキサン)の物理的な混合物である。本開示では、かかる混合物は、固体または液体の何れかの状態である、タキサンと分岐ホモポリマー分子の間に形成される様々なナノスケールの相またはドメインを含有することができると考えられる。ナノ複合体は、バルクマトリックス(例えば、分岐ホモポリマーおよびタキサン)と、構造および化学的性質の相違のために異なる特性を呈し得るナノ寸法相(例えば、タキサンおよび分岐ポリマーの表面基によって形成されるドメイン、ならびに分岐ポリマーの内部によって形成されるドメイン)との組合せを含むことができる。ドメイン/相の溶解性が異なる可能性があるので、ナノ複合体を水溶液に溶解させると、相のうち1相は他の相(1つまたは複数)より速やかに溶解し、それによって複合凝集体が徐々に分解し、結果的に、複合体構成成分を段階的に制御放出することができ、また任意により構成成分の1つまたは複数を新規な形態、例えば新たな凝集体に再形成することができる。「ナノ複合体」、「ナノ粒子」および「ナノ凝集体」という用語は、本明細書では等しく、互換的に使用される。
空隙を有するようになるので、かかる分子は、その中にタキサンを封入するまたは包み込む担体として適切なものとなる。
Other Dendritic Polymers」、Frechet&Tomalia編、John Wiley&Sons,Ltd.、2001年に提示される通りの、公知の化学反応を使用して作製することができる。EDAの誘導体も使用することができ、それには、ポリエチレンアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどを含めた、反応性EDA、置換されたEDA、または、例えば、ポリエチレンアミンファミリーの他のメンバー(例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなど)を含む任意の分子的実体が含まれる。
モポリマーの主鎖に種々の修飾または付加の何れかをもたらすことができる。よって、例えば、上述のアミンへのマイケル付加反応の場合、種々の置換基の何れかの付加を使用することができ、例えば、アルキル化段階で、例えば、種々のアクリレート試薬の何れか(1から約22個の炭素を含み、置換されていてもよく、脂肪族、芳香族、環状の、1つもしくは複数の結合で飽和した、またはそれらの組合せである、飽和または不飽和炭化水素などの炭化水素置換基を含むアクリレートなど)を使用して、付加を使用することができる。よって、適切な反応物には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシルなど、およびそれらの混合物が含まれる。同様に、上で例示した例におけるアミド化段階では、種々のアミンの何れかを使用することができる。例えば、EDA、モノエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、アルキルアミン、アリルアミン、または、PEG、PEO、ペルフルオロポリマー、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリジメチルシロキサン、ポリアクリレート、ポリメタクリル酸メチルなど、およびそれらの混合物を含むものを含めた、任意のアミノ修飾ポリマーを使用することができる。
臭化/塩化アリルが含まれる。臭化/塩化アシル、臭化/塩化ベンゾイルなどのハロゲン化アシル、およびp−トルエンスルホン酸、メチルトシレート、および他のトシレートエステルなどのトシル基含有化合物も使用することができる。任意の1種または複数の開始剤を組み合わせて使用することができる。
主鎖に種々の修飾または付加の何れかをもたらすことができる。よって、例えば、上述のアミンへのマイケル付加反応の場合、上文で提示する通りに、種々の置換基の何れかの付加をアルキル化段階で使用することができ、例えば、飽和または不飽和炭化水素を含むことができるアクリレート(脂肪族、分岐、飽和、芳香族、環状またはそれらの組合せであってもよい、炭素1個から炭素約22個を含むものなど)を用いて、付加を使用することができる。適切な反応物には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシルなど、およびそれらの混合物が含まれる。同様に、上で例示した例におけるアミド化段階では、本明細書で提示される、当技術分野で公知の方法で、種々のアミンの何れかを使用することができる。例えば、EDA、モノエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、アルキルアミン、アリルアミン、または、PEG、ペルフルオロポリマー、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリジメチルシロキサン、ポリアクリレート、ポリメタクリル酸メチルなどを含めた任意のアミノ修飾ポリマー、およびそれらの混合物を使用することができる。加えて、脂肪族(例えば、C1から約C22の炭化水素)基、芳香族基を含めた疎水基、ポリエチレンポリマー、ポリスチレンポリマー、ペルフルオロポリマー、ポリジメチルシロキサン、ポリアクリレート、ポリメタクリル酸メチル、ならびに、OH基を含めた親水性基、PEOX、PEG、PEOなどの親水性ポリマーなどの修飾ABPへの結合は、例えば、エポキシ反応、アミド化反応、マレイミドと反応した−SH基または−NH2基を使用することを含むマイケル付加反応、アルデヒド/ケトン−アミン/ヒドラジドのカップリング反応、ヨード/ヨードアセチル−SHのカップリング反応、ヒドロキシルアミン−アルデヒド/ケトンのカップリング反応などを使用して実現することができる。かかる合成戦略を用いれば、より多くのポケットが導入された分子の非対称的な成長を可能とするだけでなく、構造の内部と外面の両方に複数の官能基を付加することが可能となる。ホモポリマーは、適正な分子量および官能基を有する所望のABPが得られるまで、同じまたは異なる合成プロセスを使用してさらに修飾することができる。加えて、かかるホモポリマーの疎水性および親水性の特性、ならびに電荷密度を、ホモポリマーを構築するのに適したモノマーおよび適切な修飾反応を使用して、特定の用途のニーズに適合するように合せることができる。
分解することができ、例えば、水(例えば、1N Na2CO3などを含有する)に溶解させてヒドロキシル基にすることができる。
れる他の構造(タキサンと会合しているいないにかかわらず)に観察されるものと類似している。一方、目的のタキサン誘起凝集体は、それより分布の狭い特定の大きさを有する、すなわち、ある特定の大きさの独特な凝集体が生成される。凝集体中のタキサン濃度の減少、凝集体中のホモポリマー濃度の減少、凝集体濃度の減少につれて、またはそれらが任意に組み合わさったときに、凝集体の大きさが減少するおよび/または凝集体の大きさの分布が広くなることによって証明される通りに、目的の凝集体はパクリタキセルを放出する。分布が広くなるのは、タキサンが放出されることによってホモポリマー単独凝集体と種々の大きさのポリマー/タキサン凝集体が混合しているからであり、それは観察される唯一の凝集体がホモポリマー単独の特性を有するものになるまで続く。言い換えれば、タキサンは、受容者に導入された後、循環系などで徐々に放出される。その機構は、静脈内(IV)、経口、経皮、眼、筋肉内などの投与様式を含めた種々の薬剤送達用途のために、および遅延放出または持続放出プロファイルが望ましい可能性がある場合に重要である。
薬剤の製剤およびナノ粒子の調製
[00100]タキサンおよび修飾ホモポリマーは個々に、適切な緩衝液および/または溶媒
、例えば、緩衝液、メタノール、アセトン、エタノールなどに、適切な濃度で、例えば、一般にミリグラムまたはナノグラムの量である、in vivoでの使用が確立している
濃度などで、懸濁させることができる。次に、2つの溶液は、室温またはタキサンおよびホモポリマーの完全性を維持するのに許容可能であることが公知である他の温度などの適切な温度で、1時間、2時間などの適切な期間、混合される。目的の凝集体は一旦形成されると安定なので、他のインキュベーション時間は、数分から数時間まで変動する可能性がある。凝集体は、当技術分野で公知の方法を実施して、例えば、濾過、遠心分離、蒸発、凍結乾燥、透析などによって、濃縮するまたは収集することができる。凝集体は、貯蔵寿命を延ばすために乾燥させることができる。
メタノールまたはエタノールに溶解させた。炭化水素(CH3(CH2)17)で修飾された不規則性分岐PEOX60(モノマー対開始剤の比率=60:1)を、本明細書で教示する通りに調製し、100mg/mLまでの種々の濃度でメタノールまたはエタノールに溶解させた。
タキサンの重量比が2:1から10:1の範囲内になるようにし、回転蒸発させて乾燥させた。次に、この混合物を水または生理食塩水に再溶解させ、次いで0.2μMのフィルターによって滅菌濾過し、量に応じて20から72時間凍結乾燥して、乾燥粉末を得た。
直径約50から約100nm、約60から約95nm、約70から約90nmの範囲内であり(例えば、1mL当たりパクリタキセル3mgにおける)、凍結乾燥後に直径約110まで、約150nmまで、約115から約145nm、約120から約140nm(例えば、1mL当たりパクリタキセル5mgにおける)の範囲内であり得る。
与経路に適合するように製剤化される。投与経路の例には、非経口(例えば、静脈内、皮内、皮下)、経口(例えば吸入)、経皮(局所)、経粘膜および直腸投与が含まれる。非経口、皮内または皮下用途に使用するための溶液または懸濁液は、滅菌希釈剤、例えば、注射用水、生理食塩水、油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒;抗菌剤、例えば、ベンジルアルコールまたはメチルパラベン;酸化防止剤、例えば、アスコルビン酸または重亜硫酸ナトリウム;錯化剤、例えばEDTA;緩衝液、例えば、酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩;および張度調整剤、例えば、塩化ナトリウムまたはデキストロースを含むことができる。pHは、酸または塩基、例えばHClまたはNaOHで調整することができる。非経口調製物は、ガラス製またはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または複数用量バイアルに製品として封入することができる。一般に、in vivo診断薬は、経口、直腸、静脈内、腹腔内などに投与されることとなろう。
び滅菌注射用溶液または分散液を即時調製するための滅菌粉末を含む。静脈内投与の場合、最適な担体には、生理食塩水、静菌水またはリン酸緩衝食塩水(PBS)が含まれる。組成物は一般に、滅菌されており、注射針通過性が存在する程度に流動性がある。組成物は、製造および保管条件下で安定でなければならず、かつ細菌および真菌などの微生物の汚染作用から保護されなければならない。担体は、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、液体PEG、ポリソルベートなど)およびそれらの適切な混合物を含有する溶媒または分散媒であり得る。妥当な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティングの使用によって、分散液の場合は必要とされる粒径を維持することによって、増粘剤の使用および界面活性剤の使用によって、維持することができる。微生物の作用の防止は、種々の抗菌剤および抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロ
ブタノール、フェノール、アスコルビン酸などによって実現することができる。等張化剤、例えば、マンニトール、ソルビトールなどの糖、多価アルコール、または塩化ナトリウムを、組成物に含めることができる。吸収を遅らせる作用剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムまたはゼラチンを組成物中に含めることによって、注射用組成物の吸収を延長させることができる。
応じて上で列挙した成分の1種または組合せと共に組み込み、その後濾過滅菌することによって、調製することができる。一般に、分散液は、基剤となる分散媒および必要とされる他の成分(例えば、上で列挙したものおよび当技術分野で知られるようなものからの)を含有する滅菌ビヒクル中に、活性化合物を組み込むことによって調製される。滅菌注射用溶液を調製するための滅菌粉末の場合、調製物は、例えば、凍結乾燥、真空乾燥またはフリーズドライによって調製することができ、それらによって、活性成分に任意の所望の追加成分を加えた粉末が、予め濾過滅菌されたその溶液から得られる。目的の調製物は、保管可能であり、適切な液体で再構成して使用することができる。
または食用担体を含む。組成物は、ゼラチンカプセルに封入するまたは錠剤に圧縮することができる。経口での治療的投与のために、活性化合物を賦形剤に組み込み、錠剤、トローチ剤またはカプセル剤の形態で使用することができる。経口組成物は、液状担体を使用して調製し、シロップまたは液体製剤とすることもでき、または、液状担体中の化合物を経口的に施し、うがいし、吐き出すまたは飲み込む、うがい液として使用するために調製することもできる。
とができる。錠剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤などは、結合剤、例えば、微結晶性セルロース、トラガカントゴムもしくはゼラチン;賦形剤、例えば、デンプンもしくはラクトース、崩壊剤、例えば、アルギン酸、Primogelもしくはコーンスターチ;滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウムもしくはSterotes;流動促進剤、例えば、コロイド状二酸化ケイ素;甘味料、例えば、スクロースもしくはサッカリン;または香味剤、例えば、ペパーミント、サリチル酸メチルもしくはオレンジ香味剤を含有することができる。
スを含有する加圧容器もしくはディスペンサーまたはネブライザーからの湿式または乾式エアロゾル噴霧剤、あるいはミストの形態で送達される。
は経皮投与の場合、透過させようとするバリアに適した浸透剤が製剤に使用される。かかる浸透剤は一般に当技術分野で公知であり、それには、例えば、経粘膜投与の場合、洗浄剤、胆汁酸塩およびフシジン酸誘導体が含まれる。経粘膜投与は、鼻腔用スプレーまたは坐剤の使用を通して達成することができる。経皮投与の場合、活性化合物は、一般に当技術分野に公知の通りに軟膏剤、油薬、ゲルまたはクリームに製剤化される。適切な担体には、ジメチルスルホキシドが含まれる。
リドなどの従来の坐剤の基剤と共に)または保持浣腸剤の形態に調製することもできる。
めた制御放出製剤など、化合物が体から急速に排出されることを防ぐ担体を用いて調製さ
れる。エチレン酢酸ビニル、ポリ酸無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステルおよびポリ乳酸など、生分解性の、生体適合性ポリマーを使用することができる。
ば、Alza CorporationおよびNova Pharmaceuticals,Incから、市販品として入手することもできる。
、局所用形態で使用することができる。目的のタキサンなどの薬学的に活性な薬剤(PAA)および他の生理活性または不活性化合物を担うことができ、それには、皮膚軟化薬、漂白剤、制汗剤、薬剤、保湿剤、芳香、色素、顔料、染料、酸化防止剤、油、脂肪酸、脂質、無機塩、有機分子、乳白剤、ビタミン、薬剤、角質溶解剤、UV遮断剤、日焼け促進剤、脱色剤、脱臭剤、香料、害虫忌避薬などが含まれる。
剤形で製剤化すると有利であり得る。単位剤形は、本明細書で使用される場合、治療すべき対象のための単位投与量として適切な、物理的に別々の単位を指し、各単位は、所望の治療的エンドポイントを生じるように計算された活性化合物の所定の分量を含有する。
施して、前臨床および臨床試験から得られる経験的データに基づいて得ることができる。剤形および送達形態は、PAAの特性、ポリマー、実現しようとする特定の治療効果、受容者の特性および状態などによって決定付けられる場合およびそれらに依存する場合がある。数日間およびそれ以上におよぶ反復投与の場合、状態に応じて、所望のエンドポイントが得られるまで治療を持続することができる。例示的な投薬計画が、WO94/04188に開示されている。
く、従来の技法およびアッセイによってモニタリングすることができる。
めることができる。
はビタミンと同様に予防ベースで摂取される剤形として、食品または飲料中にまたはそれらに添加することを含む。目的の凝集体は、胃の環境を通り抜けて残存すると見込まれる形態にカプセル化することができる。かかる形態は一般に知られており、例えば腸溶コーティング製剤である。あるいは、目的の凝集体は、当技術分野で公知の通りに化学的修飾するまたは遅延、持続もしくは制御放出をもたらすことが知られる作用剤と組み合わせるなど、半減期を延ばすために改変することができる。
[00121]対称分岐PPIデンドリマーは、Sigma−Aldrichから購入した。
対称分岐PEIデンドリマーおよびデンドリグラフトは、米国特許第4,631,337号、第5,773,527号、第5,631,329号および第5,919,442号に提示される手順に従って調製した。すべての抗体は、Sigma−Aldrich、Bi
odesignまたはFitzgeraldから購入した。様々な世代のPAMAMデンドリマーは、Dendritech,Incから購入した。
アミノ官能基を有する修飾された対称分岐PPI(m−SB−PPI−NH2−1.0)
[00122]以下を含めた試薬、対称分岐PPI(SB−PPI−4、8、16、32、6
4、MW316、773、1,687、3,514および7,168)、アクリル酸メチル(MA、FW=86.09)、EDA(FW=60.10)およびメタノール、を利用した。
び20mlのメタノールを添加した(溶液A)。別の丸底フラスコに、2.4gのアクリル酸メチル(MA)および10mlのメタノールを添加した(溶液B)。次に、室温で撹拌しながら溶液Aを溶液Bにゆっくりと滴下した。生じた溶液を40℃で2時間反応させた。反応完了後、溶媒および未反応のMAモノマーを回転蒸発によって除去し、次に、生成物である2.5gのMA官能基化PPIを20mlのメタノールに再溶解させた。
後MA官能基化PPIを0℃でゆっくりと添加した。次に、この溶液を4℃で48時間反応させた。溶媒および過剰なEDAを、回転蒸発によって除去した。次に、粗生成物をエチルエーテル溶液から沈殿させ、透析によってさらに精製して、分子量が約21,760である、約2.8gの第一級アミン官能基化対称分岐PPI(m−SB−PPI−NH2−1.0)を得た。生成物を、1Hおよび13C核磁気共鳴(NMR)ならびにサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって特性決定した。
Iデンドリマーおよび対称分岐PEIデンドリグラフトを、同様の方法で調製した。
ヒドロキシルおよびアミノ混合官能基を有する修飾された対称分岐PPI(mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2)
[00126]アミノ官能基化対称分岐PPI(m−SB−PPI−64−NH2−1.0)
、MA、EDA、モノエタノールアミン(MEA、FW=61.08)およびメタノールを利用した。
ちm−SB−PPI−NH2−1.0および20mlのメタノールを添加した(溶液A)。別の丸底フラスコに2.4gのMAおよび10mlのメタノールを添加した(溶液B)。次に、室温で撹拌しながら溶液Aを溶液Bにゆっくりと滴下した。生じた溶液を40℃で2時間反応させた。反応完了後、溶媒および未反応のモノマーMAを回転蒸発によって除去し、次に生成物である2.5gのMA官能基化m−SB−PPI−64−MA−1.5を20mlのメタノールに再溶解させた。
ノール(EDA:MEAのモル比は20:80であった)を添加し、その後、m−SB−PPI−64−MA−1.5を0℃でゆっくり添加した。次に、この溶液を4℃で48時間反応させた。溶媒および過剰なEDAを回転蒸発によって除去した。次に、粗生成物をエチルエーテル溶液から沈殿させ、透析によってさらに精製して、約2.8gのヒドロキシルおよびアミノ混合官能基化(混合表面)SBP(mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2.0、平均NH2表面基20%およびOH表面基80%、ならびに分子量約21,862)を得た。
れた他の不規則性AB−PEIおよび規則性AB−PLL分子を同様の方法で調製した。
sから購入した。規則性ABPは、米国特許第4,289,872号に提示される手段に従って調製した。すべての抗体は、Sigma−Aldrich、BiodesignまたはFitzgeraldから購入した。
アミノ官能基を有する修飾された不規則性非対称分岐PEI(m−ran−AB−PEI−NH2−1.0)
[00131]不規則性非対称分岐PEI(ran−AB−PEI、MW2,000、25,
000および75,000)、MA、EDAおよびメタノールを利用した。
ールを添加した(溶液A)。別の丸底フラスコに、3.0gのMAおよび10mlのメタノールを添加した(溶液B)。次に、室温で撹拌しながら溶液Aを溶液Bにゆっくりと滴下した。生じた溶液を40℃で2時間反応させた。反応完了後、溶媒および未反応のMAを回転蒸発によって除去し、次に生成物であるMA官能基化PEIを20mlのメタノールに再溶解させた。
後、MA官能基化PEIを0℃でゆっくり添加した(メタノール20ml中にMA1gが溶解)。次に、この溶液を4℃で48時間反応させた。溶媒および過剰なEDAを回転蒸発によって除去した。次に、粗生成物をエチルエーテル溶液から沈殿させ、透析によってさらに精製して、分子量が約7,300である、約3.0gの第一級アミン官能基化不規則性非対称分岐PEI(m−ran−AB−PEI−NH2−1.0)を得た。生成物を、1Hおよび13CNMRならびにSECによって特性決定した。
対称分岐PEIおよび規則性非対称分岐PLLポリマーを、同様の方法で調製した。
炭化水素鎖での分岐ポリマーの修飾
[00135]不規則性分岐PEIの10%炭化水素鎖での修飾を一例として使用する。1グ
ラムの分岐PEI(FW=25000)を10mLのメタノールに溶解させた。この溶液に、0.23gの1,2−エポキシヘキサン(FW=100.16)を添加し、混合物を40℃で2時間加熱した。次に、溶媒を回転蒸発させ、残留物を水に再溶解させた。透析(3,500カットオフ)後、修飾されたPEIが生じた。
の炭化水素鎖を有する他のMBP、例えば、PAMAM、PEIおよびPPIのデンドリマーおよびデンドリグラフト、ならびに非対称PLLを同様の方法で調製した。
ヒドロキシルおよびアミノ混合官能基を有する修飾された不規則性非対称分岐PEI(m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2)
[00137]アミノ官能基化不規則性非対称分岐PEI(m−ran−AB−PEI−NH
2−1.0)、MA、EDA、モノエタノールアミン(MEA、FW=61.08)およびメタノールを利用した。
ちm−ran−AB−PEI−NH2−1.0および20mlのメタノールを添加した(溶液A)。別の丸底フラスコに3.0gのMAおよび10mlのメタノールを添加した(溶液B)。次に、室温で撹拌しながら溶液Aを溶液Bにゆっくりと滴下した。生じた溶液を40℃で2時間反応させた。反応完了後、溶媒および未反応のMAを回転蒸発によって除去し、次に、生成物であるMA官能基化m−ran−AB−PEI−MA−1.5を20mlのメタノールに再溶解させた。
ノール(EDA:MEAのモル比は20:80であった)を添加し、その後、m−ran−AB−PEI−MA−1.5を0℃でゆっくり添加した(メタノール20ml中にMA1gが溶解)。次に、この溶液を4℃で48時間反応させた。溶媒および過剰なEDAを回転蒸発によって除去した。次に、粗生成物をエチルエーテル溶液から沈殿させ、透析によってさらに精製して、約2.4gのヒドロキシルおよびアミノ混合官能基化不規則性ABP(m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2.0、平均NH2表面基20%およびOH表面基80%、ならびに分子量は約18,000であった)を得た。
修飾された不規則性AB−PEIおよび規則性AB−PLLポリマーを同様の方法で調製した。
第一級アミン鎖末端基を有する、アルキル修飾された不規則性非対称分岐ポリ(2−エチルオキサゾリン)(PEOX)
[00141]CH3−(CH2)11−PEOX−ABP100(C12ABP100は、
初期反応におけるモノマー対開始剤の比率を表すための独断的な名称である)を、コアシェル構造を調製する一般的手順の通りに合成する。CH3(CH2)11−Br(2.52g)を500mlのトルエン中に混合したものに蒸留ヘッドを付け、N2下で約15分間共沸して水を除去した。2−エチルオキサゾリン(100g)を、添加漏斗を通して滴加し、混合物を24〜48時間の間還流した。重合完了後、12.12gのEDAを反応性ポリマー溶液(A)に添加し、アミン官能基を導入した。POX鎖末端対EDAのモル比は1対20であった。
有する)を添加して反応を終了させることもできる。モルホリンまたはPEIを反応性ポリマー溶液(A)に添加して反応を終了させることもできる。粗生成物をメタノールに再溶解させ、次に大過剰のジエチルエーテルから沈殿させる。最下層をメタノールに再溶解させ、回転蒸発および真空によって乾燥させ、非対称不規則性分岐PEOXポリマーを白色固体(101g)として得た。
0、100、200、300および500、C12−PEOX ABP20、50、200、300および500、C22−PEOX ABP20、50、100、200、300および500、ならびにポリスチレン−PEOXなど、ならびに非修飾および修飾ポリ(2−置換オキサゾリン)、例えばポリ(2−メチルオキサゾリン)、を同様の方法で調製した。すべての生成物をSECおよびNMRによって分析した。
第一級アミン鎖末端基を有する、アルキル修飾された不規則性非対称分岐ポリ(2−エチルオキサゾリン)(PEOX)
[00144]CH3−(CH2)17−PEOX−ABP60(C18ABP60は、初期
反応におけるモノマー対開始剤の比率を表すための独断的な名称である)を、コアシェル構造を調製する一般的手順の通りに合成する。CH3(CH2)17−Br(5.61g)を500mlのトルエン中に混合したものに蒸留ヘッドを付け、N2下で約15分間共沸して水を除去した。2−エチルオキサゾリン(100g)を添加漏斗を通して滴加し、混合物を24〜48時間の間還流した。重合完了後、10.1gのEDAを反応性ポリマー溶液(A)に添加し、アミン官能基を導入した。ポリオキサゾリン反応性鎖末端対EDAのモル比は1対10であった。
有する)を添加して反応を終了させることもできる。モルホリンまたはPEIを反応性ポ
リマー溶液(A)に添加して反応を終了させることもできる。粗生成物をメタノールに再溶解させ、次に大過剰のジエチルエーテルから沈殿させる。最下層をメタノールに再溶解させ、回転蒸発および真空によって乾燥させ、非対称不規則性分岐PEOXポリマーを白色固体として得た。
40、50、70、80、100、120、200、300、500など、ならびに非修飾および修飾ポリ(2−置換オキサゾリン)、例えば、ポリ(2−メチルオキサゾリン)、を同様の方法で調製した。すべての生成物をSECおよびNMRによって分析した。
混合表面で修飾された対称分岐ポリマー−IgGコンジュゲート
[00147]混合表面(OH/NH2混合)で修飾された対称分岐PPI−IgGコンジュ
ゲート(mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2−IgGコンジュゲート)を、ポリマー抗体を調製する一般的手順の通りに調製する。
m−SB−PPI−8−NH2−1−IgG、m−SB−PPI−16−NH2−1−IgG、m−SB−PPI−32−NH2−1−IgG、m−SB−PPI−4−NH2−2−IgG、m−SB−PPI−8−NH2−2−IgG、m−SB−PPI−16−NH2−2−IgG、m−SB−PPI−32−NH2−2−IgG、m−SB−PPI−4−NH2−3−IgG、m−SB−PPI−8−NH2−3−IgG、m−SB−PPI−16−NH2−3−IgG、m−SB−PPI−32−NH2−3−IgG、mix−m−SB−PPI−4−NH2/OH−1(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−8−NH2/OH−1(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−16−NH2/OH−1(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−32−NH2/OH−1(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−4−NH2/OH−2(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−8−NH2/OH−2(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−16−NH2/OH−2(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−32−NH2/OH−2(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−4−NH2/OH−3(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−8−NH2/OH−3(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−16−NH2/OH−3(OH/NH2混合)−IgG、mix−m−SB−PPI−32−NH2/OH−3(OH/NH2混合)−IgG、ならびに第一級アミンおよび混合OH/NH2で修飾されたコームバーストPEIデンドリグラフト(0〜5世代)も、同様の方法で得た。目的の修飾SBPに付された他の標的指向性部分の合成も同様の方法で得た。
LC−SPDP−混合表面m−SB−PPI−64−NH2/OH−2
[00149]混合表面不規則分岐mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2(4
×10−7mol)を含む400μlのリン酸塩緩衝液(20mMリン酸塩および0.1M NaCl、pH7.5)に、4.0×10−6molのスルホ−LC−SPDP(Pierce、IL)を含む水400μLを添加した。混合物をボルテックスし、30℃で30分間インキュベートした。LC−SPDP−mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2をゲル濾過クロマトグラフィーによって精製し、緩衝液A(0.1Mリン酸塩、0.1M NaClおよび5mM EDTA、pH6.8)で平衡化した。生成物をさらに濃縮し、およそ0.77nmolの濃度の465μLの溶液を得た。
チオール化mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2
[00150]LC−SPDP mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2(65
μlの緩衝液A中に50nmol)を、100μLのジチオスレイトール(DTT)(緩衝液A中に50mM))と混合し、室温で15分間インキュベートした。過剰なDTTおよび副生物を、緩衝液Aを用いたゲル濾過によって除去した。生成物を10K Centricon Concentrator中で濃縮し、390μLのチオール化mix−m
−SB−PPI−64−NH2/OH−2を得て、これを活性化抗体とのコンジュゲーションに使用した。
マレイミドR(MAL−R)活性化抗体
[00151]抗体を含むPBS(310μL、5.1mgすなわち34nmol)に、20
.4μLのMAL−R−NHS(N−ヒドロキシスクシンイミド)溶液(10mM水溶液)を添加した。混合物をボルテックスし、30℃で15分間インキュベートした。生成物を、緩衝液Aを用いたゲル濾過によって精製した。マレイミド−R活性化抗体を、チオール化mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2とのコンジュゲーションに使用した。
mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2−抗体コンジュゲート
[00152]チオール化mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2(310μL
または35.7nmol)にMAL−R活性化抗体(4.8mLまたは34nmol)を添加した。反応混合物をおよそ800μLに濃縮し、次に、4℃で一晩および/または室温で約1時間インキュベートした。完了後、反応を100μLのエチルマレイミド(50mM溶液)で停止させ、次に、コンジュゲートを、pH6の20mMリン酸塩緩衝液中塩化ナトリウムの段階的勾配を用いるカルボキシメチルセルロース(CM)カラム(5mL)で分画した。コンジュゲートを塩化ナトリウムの勾配で溶離し、陽イオン交換クロマトグラフィー、紫外分光法およびポリアクリルアミドゲル電気泳動によって特性決定した。還元カップリングによるコンジュゲーション−抗体の還元
[00153]抗体2.1mgすなわち14nmolを含む160μLの緩衝液B(0.1M
リン酸ナトリウム、5mM EDTAおよび0.1M NaClを含有する、pH6.0)に、40μLのDTT(緩衝液B中に50mM)を添加した。この溶液を室温で30分間静置した。生成物を、緩衝液Bで平衡化したSephadex G−25カラムでのゲル濾過によって精製した。還元した抗体を220μLに濃縮し、コンジュゲーションに使用した。
MAL−R−混合表面修飾SBP
[00154]400μL(400x10−9モル)、pH7.4における混合表面修飾SB
Pに、400μLのMAL−R−NHS(10mM水溶液)を添加した。これを混合し、30℃で15分間インキュベートした。完了後、生成物を緩衝液Bで平衡化したSephadex G−25カラムで精製した。MAL−R−混合表面修飾SBPを収集し、同じ緩衝液中で一定分量にして−40℃で保管した。
混合表面修飾SBP−抗体コンジュゲート
[00155]還元された抗体(220μL中14nmol)に、撹拌しながらMAL−R−
mix−m−SB−PPI−64−NH2/OH−2(154μL、16.6nmol)を添加した。12.5μLの炭酸ナトリウム(1.0M溶液)を添加することによってpHを約6.8に調整し、反応を1時間室温で継続し、100μLのシステアミン(0.4mM溶液)を添加して終了させた。コンジュゲーション混合物を、塩化ナトリウム勾配溶離を用いるCMセルロースカラムで精製した。
IgG−非対称不規則性分岐ポリマーコンジュゲート
[00156]不規則性分岐混合表面(OH/NH2混合)m−ran−AB−PEI−NH
2/OH−2−IgGコンジュゲートを、ポリマー−抗体コンジュゲートを調製する一般的手順の通りに調製する。
NH2−1−IgG、m−ran−AB−PEI−NH2−2−IgG、m−ran−AB−PEI−NH2−3−IgG、m−ran−AB−PEI−NH2−4−IgG、ならびにm−ran−AB−PEI−NH2/OH−1(OH/NH2混合)−IgG、m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2(OH/NH2混合)−IgG、m−ran−AB−PEI−NH2/OH−3(OH/NH2混合)−IgG、規則性ポリリジンポリマー、第一級アミン鎖末端を有するアルキル修飾不規則性分岐ポリ(2−エチルオキサ
ゾリン)をすべて同様の方法で合成した。非対称不規則性分岐PEOXポリマーとの種々のタンパク質コンジュゲートの合成も同様の方法で行う。
LC−SPDP−混合表面m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2
[00158]混合表面不規則分岐m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2(4×10
−7mol)を含む400μLのリン酸塩緩衝液(20mMリン酸塩および0.1M NaCl、pH7.5)に、4.0×10−6molのスルホ−LC−SPDP(Pierce、IL)を含む水400mLを添加した。これをボルテックスし、30℃で30分間インキュベートした。LC−SPDP−m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2をゲル濾過クロマトグラフィーによって精製し、緩衝液A(0.1Mリン酸塩、0.1M NaClおよび5mM EDTA、pH6.8)で平衡化した。生成物をさらに濃縮し、およそ0.77nmol/μmolの濃度の465μlの溶液を得た。
チオール化m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2
[00159]LC−SPDP m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2(65mlの
緩衝液A中に50nmol)を、100μLのジチオスレイトール(DTT)(緩衝液A中に50mM)と混合し、室温で15分間インキュベートした。過剰なDTTおよび副生物を、緩衝液Aを用いたゲル濾過によって除去した。生成物を10K Centricon Concentrator中で濃縮し、390μLのチオール化m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2を得て、これを活性化抗体とのコンジュゲーションに使用した。
an−AB−PEI−NH2/OH−2とのコンジュゲーションに使用した。
m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2−抗体コンジュゲート
[00161]チオール化m−ran−AB−PEI−NH2/OH−2(310μLすなわ
ち35.7nmol)をMAL−R活性化抗体(4.8mLすなわち34nmol)に添加した。反応混合物をおよそ800μLに濃縮し、4℃で一晩および/または室温で約1時間インキュベートした。完了後、反応を100μLのエチルマレイミド(50mM溶液)で反応停止させ、次に、コンジュゲートを、pH6の20mMリン酸塩緩衝液中塩化ナトリウムの段階的勾配を用いるCMセルロースカラム(5mL)で分画した。コンジュゲートを塩化ナトリウムの勾配で溶離し、陽イオン交換クロマトグラフィー、紫外分光法およびポリアクリルアミドゲル電気泳動によって特性決定した。
パクリタキセル製剤およびナノ粒子の調製
[00162]一般的手順の通りに、パクリタキセルを40mg/mLの濃度までメタノール
に溶解させた。別にC18PEOXABP60ポリマーを100mg/mLの濃度までメタノールに溶解させた。次に、2つの溶液を種々の量で混合し、混合物中の最終的なポリマー対パクリタキセルのモル比が3:1から10:1の範囲内になるようにした。続いて、混合物を量に応じて20〜96時間凍結乾燥した。
m、凍結乾燥後は120〜140nmの範囲内であった。
セトン、メタノールまたはエタノールなどの共通の溶媒に溶解させ、次に撹拌または超音波処理しながら水に滴加し、その後0.22μmのフィルターで滅菌濾過することができる。次に、凍結乾燥によって最終生成物を生じ、凝集体の大きさを光散乱によって測定することができる。
たはC22炭化水素で修飾された不規則分岐PEOX、PEIおよびPPIポリマー;C4、C6、C12、C18およびC22炭化水素で修飾されたPAMAM、PEIおよび
PPIのデンドリマーおよびデンドリグラフト;ならびにC4、C6、C12、C18およびC22炭化水素で修飾された分岐PLL/ポリマーを使用する、他のタキサン誘起凝集体またはナノ粒子は、同様の方法で調製することができる。
C18PEOXABP60ポリマー対パクリタキセルの比率が7:1であるナノ粒子
[00166]C18PEOXABP60(700mg)を9.33mLのメタノールに溶解
させ、75mg/mLの溶液を得た。パクリタキセルの15mg/mL溶液も、100mgを6.67mLのメタノールに溶解させることによって調製した。2つの溶液を20分間混合すると、1mL当たり6.25mgのパクリタキセルと43.75mgのポリマーとを含有する溶液が得られ、ポリマー対薬剤の比率が7:1である溶液となった。混合物を回転蒸発器に入れて、メタノールを蒸発除去させて乾燥させた。生じた固体を撹拌しながら33.3mLの水に再溶解させて、最終的なパクリタキセル濃度である3mg/mLとした。この溶液調製物を0.8μmのフィルターに通し、次に0.22μmのフィルターに通した。濾液を、使用した量に応じて24〜72時間にわたって凍結乾燥した。このバイアルに栓をし、即時使用可能な白色粉末を室温で保管した。この調製物をFID−007と名付けた。
ナノ粒子の測定
[00167]種々のポリマー、ポリマー単独凝集体、ならびに薬剤誘起ポリマー凝集体の大
きさを、Malvern Zetasizer Nano−ZS Zen3600粒径分析器を使用する動的光散乱法によって測定した。
活性試験
[00168]生細胞は代謝によってNADHまたはNADPHなどの「還元当量」を生成す
る。かかる還元性化合物は、中間的な電子輸送試薬に電子を渡し、それはテトラゾリウム製品、MTS(Promega)を還元して水溶性、着色性のホルマザン産物にすることができる。細胞は、死ぬとテトラゾリウム製品を還元する能力を急速に失う。したがって、着色したホルマザン産物の産生は、培養物中の生細胞の数に比例する。
は、培養物中の生細胞の数を決定するためのMTSアッセイである。MTSテトラゾリウムはMTTテトラゾリウムと類似しているが、MTS還元のホルマザン産物が細胞培養培地に可溶であり、可溶化させる溶液の使用を必要としないという利点がある。アッセイウェルに直接添加する単一の試薬を、培養培地100μlに対して試薬20μlという推奨比率で使用した。細胞を37℃で1〜4時間インキュベートし、次に490nmでの吸光度を測定した。
ナノカプセル化パクリタキセル/ABP60(FID−007)の毒性および効力
[00170]前述の通りに、ナノカプセル化パクリタキセルを、C18ABP60ポリマー
を使用して、7:1のポリマー対パクリタキセル比で調製した。FID−007と名付けたその調製物を、正常なヒト皮膚線維芽細胞株および種々の癌細胞株を用いた細胞障害性試験、ならびに3種のマウス異種移植モデルでの毒性(最大耐用量、すなわちMTD)および腫瘍増殖の阻害に関するin vivo試験において、TaxolおよびAbraxaneと比較した。
FID−007のIn Vitro活性
[00171]FID−007を、in vitro細胞障害性実験において、Taxolお
よびAbraxaneと共に正常なヒト線維芽細胞および種々の癌細胞株で試験した。FID−007は、乳癌、卵巣癌および肺癌細胞に由来する細胞株を含めた一連のヒト癌細胞株の増殖をin vitroで阻害する一方で、FID−007は、TaxolおよびAbraxaneに観察されるレベルと同様の、正常細胞に対するより低い毒性を示した(図15)。総じて、FID−007は、正常細胞に対して腫瘍細胞に対するよりも10倍毒性が低く、100μM超という極めて高いEC50を示した。FID−007は、ヒト肺癌細胞株A549での72時間の毒性アッセイで活性であり、IC50は2.8ng/mLであった(図16)。正常細胞に対するFID−007の細胞障害は、Taxol
およびAbraxaneのそれと同等であった。FID−007はMDA−MB−231(トリプルネガティブ乳癌細胞)に対して細胞障害性であり、IC50は4.9ng/mLであった(図17)。FID−007は、OV−90(卵巣癌細胞)に対して細胞障害性であり、IC50は5.0ng/mLであった(図18)。3種の癌細胞株すべてについて、FID−007の細胞障害は、TaxolおよびAbraxaneのそれと同等であった。
FID−007のIn Vivo活性
[00172]一連の実験を行って、マウスに静脈内投与されたFID−007のin vi
voでの忍容性、活性、および 基本的薬物動態を、TaxolおよびAbraxaneと比較して決定した。FID−007は、毎日最大150mg/kgの投薬まで忍容性が高かった。抗新生物活性を確認するために、3種の異なるマウス異種移植モデル(肺癌、卵巣癌および乳癌を含む)において、FID−007を忍容性が高い用量でマウスに毎日静脈内投与した。概して、FID−007は、マウス異種移植モデルにおいて、TaxolおよびAbraxaneなどの同様の標的を有する標準的な細胞障害剤より忍容性が高く、腫瘍の増殖を選択的に阻害した。
すると、およそ9.3時間であった。肝臓および脾臓、次いで血液が、1時間目に最大のFID−007濃度を有する器官であった。FID−007、TaxolおよびAbraxaneのPKプロファイルを図19に示す。
々の用量の薬剤を数週間にわたって投与した試験において、FID−007の単回投与のMTDをTaxolおよびAbraxaneのそれと比較した。対照のマウスには生理食塩水を投与した。CD−1マウスの単回投与のMTDは、Taxol、Abraxane、およびFID−007について、それぞれ20mg/kg、240mg/kg、および175mg/kgであることが見出された。大きな副作用は、生存したすべてのマウスでは観察されなかった。しかし、対照群(生理食塩水で処置)と比較して、体重増加がAbraxaneおよびFID−007の投与群すべてに観察された。120mg/kg以上のAbraxaneによって、用量依存的な体重の増加が生じた。同じことが150mg/kg以上の用量のFID−007で観察された。
D−1およびSCIDマウス(10週、雌)に尾静脈を介してFID−007(100および150mg/kg)を投与することによって、同様に決定した。動物を1日当たり2回モニタリングし、3日毎に計量した。FID−007の場合、CD−1マウスでの多回投与のMTDは100mg/kgであり、SCIDマウスでは30mg/kgであることが判明し、SCIDマウスでは注射後直ちに幾つかの副作用があった。FID−007多回投与群は、対照群と比較して過度の体重増加がなかった。
、乳癌および卵巣癌の腫瘍を異種移植したマウスモデルで、TaxolおよびAbraxaneのそれと比較した。60匹の雌および雄のSCIDマウス(6〜8週、20〜26g、Charles River、乳癌および卵巣癌用に40匹の雌マウス、肺癌用に20匹の雄マウス)に、肺A549、乳房MDA−MB−231または卵巣OV90の各種細胞を含む無血清培地の懸濁液0.1mLを、胴体の各側(左および右)に注射した。細胞は、加湿したインキュベーター(37℃、5%CO2、95%空気)内で予め培養した。マウスの腫瘍1つ当たり3×106個(A549)、107個(MDA−MB−231)、および5×106個(OV−90)の量の細胞を使用した。腫瘍を7〜9日間増殖させ、その後処置を開始し、すべての腫瘍量測定値をデジタル式カリパス(VWR Inc
.)を使用して得た。腫瘍量を、式(W2×L)/2(式中、Wは最大腫瘍幅およびLは最大腫瘍長さ)によって算出した。腫瘍および体重の測定値は、最初の処置前の同日に、その後3日毎に得た。0日目を処置の最初の日として示した。0日目に腫瘍を生じた動物を5つの群に無作為に分けると[1群当たりマウス約4匹(腫瘍8個)]、各処置群は広範な腫瘍の大きさを示した。
Taxol(20mg/kg)および、ナノ担体001−Bと名付けた、C18ABP60ポリマーから出発した物質(20mg/kg)を、注射毎に新しく調製した。生理食塩水を、ビヒクル対照として使用した。薬剤または生理食塩水は、尾静脈注射を介して3日毎に投与した。薬剤の用量は、予め決定された単回および多回投与MTDに基づいて、すべての処置群に対して等毒性であるように選択した。肺癌、乳癌、および卵巣癌群はそれぞれ、合計4回の注射を受けた。対照、AbraxaneおよびFID−007の注入量は、全試験を通して注射当たり0.1mLであった。Taxol製剤は粘性なので、20mg/kg用量のために注射当たり0.2mLを投与した。平均体重および腫瘍量測定値を、同じ群中のすべての動物の平均値を求めることによって算出した。肺癌および卵巣癌の場合は最後の処置から21日目、乳癌の場合は10日目に、イソフルランを用いてマウスを安楽死させた。血液および単離した血清、ならびに腫瘍組織および肝臓を収集して−80℃で保管した。
なかった。恐らくTaxolの毒性が原因で、処置後最初の30分間に数匹のマウスで荒い息遣いおよび不活動が観察された。平均体重および腫瘍量測定値を、同じ群中のすべての動物の平均値を求めることによって算出した。生理食塩水対照、Taxol、FID−007およびナノビヒクル対照の全平均体重増加は、それぞれ6.05%、5.87%、6.38%および12.3%であった。しかし、Abraxane群のすべてのマウスは悪性の神経毒性を発現し、20%を超える体重が減少した。これらのマウスを13日目に屠殺した。腫瘍量は、生理食塩水対照群の場合1827mm3、ナノ担体−001Bビヒクル対照群の場合1311mm3、Taxol群の場合305.8mm3増加した。しかし、FID−007群は、腫瘍量が39.7mm3減少した(図20)。図21および22は、処置群の腫瘍の代表的画像を示す。
生しなかった。恐らくTaxolの毒性が原因で、処置後最初の30分間に荒い息遣いおよび不活動が観察された。Abraxane群において、すべてのマウスが3回の処置後に後肢の弱りおよび20%の体重減少という副作用を示したので、その群では4回目の処置を中止することを決定した。平均体重および腫瘍量測定値を、同じ群中のすべての動物の平均値を求めることによって算出した。生理食塩水、Taxol、FID−007およびナノ担体−001Bの場合の全平均体重増加は、それぞれ3.76%、0.46%、1.8%、および4.2%であった。Abraxane群の場合、平均体重の低下は7.66%であった。腫瘍量は、生理食塩水およびナノ担体−001B群において、それぞれ328.6mm3および458.8mm3増加した。FID−007、TaxolおよびAbraxane群では、腫瘍量はそれぞれ108.7mm3、75.5mm3および70.2mm3減少した。腫瘍量の観察を図23に示す。図24および25は、処置群の腫瘍の代表的画像を示す。
分間に2匹のマウスで観察された、荒い息遣いおよび不活動を有するある毒性を示した。平均の体重増加は生理食塩水対照、Taxol、Abraxane、FID−007およびナノ担体−001B対照群で、それぞれ、3.23%、17.1%、13.5%、15
.4%および2.24%であった。腫瘍量は、生理食塩水対照、ナノ担体−001B対照およびTaxol群で、それぞれ、652.7mm3、271.9mm3および9.1mm3増加した一方で、FID−007群では93.1mm3およびAbraxane群(80mg/kg)では72.4mm3腫瘍量が減少した。図26は、各処置群について観察される腫瘍量をまとめて示す。図27および28は、解剖前後の腫瘍の代表的な画像である。
房および卵巣の細胞株に対して、確立された抗新生物薬であるTaxolおよびAbraxaneと同様のin vitro細胞障害性を明示した。腫瘍増殖を阻害し、腫瘍塊を縮小する、FID−007のin vivo効力は、ヒトの肺癌、乳癌、および卵巣癌のマウス異種移植モデルにおいて、2つの承認薬と同程度に良好またはそれらより有意に良好であった。
込まれる。
および改変を為すことができることが認識されよう。
[1]a)疎水性部分で修飾された少なくとも1つの末端基を含むポリオキサゾリンであって、前記ポリオキサゾリンが、線状部分、分岐部分または両方をさらに含み、前記分岐部分が、対称分岐ポリマー、非対称分岐ポリマーまたはそれらの組合せを含み、前記ポリオキサゾリンが、50:1から80:1のモノマー対開始剤の比率を含む、ポリオキサゾリンと、
b)タキサンと
を含み、前記ポリオキサゾリンおよび前記タキサンが、2:1〜10:1のポリマー対タキサン重量比を有する、
凝集体。
[2]前記開始剤が疎水性の求電子分子を含む、[1]に記載の凝集体。
[3]前記開始剤が炭化水素を含む、[1]に記載の凝集体。
[4]前記開始剤が、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素または両方の組合せを含む、[1]に記載の凝集体。
[5]前記開始剤がハライド官能基を含む、[1]に記載の凝集体。
[6]前記開始剤が、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アラルキル、ハロゲン化アシルまたはそれらの組合せを含む、[5]に記載の凝集体。
[7]前記炭化水素が、飽和であっても不飽和であってもよい、2個から約22個の炭素を含む、[3]に記載の凝集体。
[8]前記開始剤が、ヨウ化メチル、臭化メチル、塩化メチル、ヨウ化エチル、臭化エチル、塩化エチル、1−ヨードブタン、1−ブロモブタン、1−クロロブタン、1−ヨードヘキサン、1−ブロモヘキサン、1−クロロヘキサン、1−ヨードドデカン、1−ブロモドデカン、1−クロロドデカン、1−ヨード−オクタドデカン、1−ブロモ−オクタドデカン、1−クロロ−オクタドデカン、ヨウ化ベンジル、臭化ベンジル、塩化ベンジル、臭化アリル、塩化アリル、臭化アシル、塩化アシル、臭化ベンゾイルまたは塩化ベンゾイルを含む、[1]に記載の凝集体。
[9]前記開始剤がトシル基を含む、[1]に記載の凝集体。
[10]凍結乾燥前に50nmから約100nmの大きさを含む、[1]に記載の凝集体。
[11]前記ポリオキサゾリンの第2の末端基が、エチレンジアミンまたはその誘導体によって修飾された部位を含む、[1]に記載の凝集体。
[12]前記タキサンが前記少なくとも1つの末端基と会合している、[1]に記載の凝集体。
[13]前記ポリオキサゾリンがポリ(2−置換オキサゾリン)を含む、[1]に記載の凝集体。
[14]標的指向性部分をさらに含む、[1]に記載の凝集体。
[15]前記標的指向性部分が、抗体、その抗原結合部分、抗原、細胞受容体、細胞受容体リガンドまたはレクチンリガンドを含む、[14]に記載の凝集体。
[16]前記ポリオキサゾリンが、ポリ(2−メチルオキサゾリン)、ポリ(2−エチルオキサゾリン)、ポリ(2−プロピルオキサゾリン)またはポリ(2−ブチルオキサゾリン)を含む、[1]に記載の凝集体。
[17]前記タキサンがパクリタキセルまたはドセタキセルを含む、[1]に記載の凝集体。
[18]凍結乾燥後に70〜90nmの大きさを含む、[1]に記載の凝集体。
[0019]一態様では、本開示は、パクリタキセルおよびその誘導体などのタキサンの溶解
性を増大させるための、修飾された分岐ポリマー(MBP)または線状ポリマーの使用を
対象とする。
Claims (18)
- a)疎水性部分で修飾された少なくとも1つの末端基を含むポリオキサゾリンであって、前記ポリオキサゾリンが、線状部分、分岐部分または両方をさらに含み、前記分岐部分が、対称分岐ポリマー、非対称分岐ポリマーまたはそれらの組合せを含み、前記ポリオキサゾリンが、50:1から80:1のモノマー対開始剤の比率を含む、ポリオキサゾリンと、
b)タキサンと
を含み、前記ポリオキサゾリンおよび前記タキサンが、6〜8のポリマー対タキサン重量比を有する、
凝集体。 - 前記開始剤が疎水性の求電子分子を含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記開始剤が炭化水素を含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記開始剤が、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素または両方の組合せを含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記開始剤がハライド官能基を含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記開始剤が、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アラルキル、ハロゲン化アシルまたはそれらの組合せを含む、請求項5に記載の凝集体。
- 前記炭化水素が、飽和であっても不飽和であってもよい、2個から約22個の炭素を含む、請求項3に記載の凝集体。
- 前記開始剤が、ヨウ化メチル、臭化メチル、塩化メチル、ヨウ化エチル、臭化エチル、塩化エチル、1−ヨードブタン、1−ブロモブタン、1−クロロブタン、1−ヨードヘキサン、1−ブロモヘキサン、1−クロロヘキサン、1−ヨードドデカン、1−ブロモドデカン、1−クロロドデカン、1−ヨード−オクタドデカン(1−iodo−octadodecane)、1−ブロモ−オクタドデカン(1−bromo−octadodecane)、1−クロロ−オクタドデカン(1−chloro−octadodecane)、ヨウ化ベンジル、臭化ベンジル、塩化ベンジル、臭化アリル、塩化アリル、臭化アシル、塩化アシル、臭化ベンゾイルまたは塩化ベンゾイルを含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記開始剤がトシル基を含む、請求項1に記載の凝集体。
- 凍結乾燥前に50nmから約100nmの大きさを含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記ポリオキサゾリンの第2の末端基が、エチレンジアミンまたはその誘導体によって修飾された部位を含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記タキサンが前記少なくとも1つの末端基と会合している、請求項1に記載の凝集体。
- 前記ポリオキサゾリンがポリ(2−置換オキサゾリン)を含む、請求項1に記載の凝集体。
- 標的指向性部分をさらに含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記標的指向性部分が、抗体、その抗原結合部分、抗原、細胞受容体、細胞受容体リガンドまたはレクチンリガンドを含む、請求項14に記載の凝集体。
- 前記ポリオキサゾリンが、ポリ(2−メチルオキサゾリン)、ポリ(2−エチルオキサゾリン)、ポリ(2−プロピルオキサゾリン)またはポリ(2−ブチルオキサゾリン)を含む、請求項1に記載の凝集体。
- 前記タキサンがパクリタキセルまたはドセタキセルを含む、請求項1に記載の凝集体。
- 凍結乾燥後に120から140nmの大きさを含む、請求項1に記載の凝集体。
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