JP2018156369A - 情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツの内容が関係する地域を容易に特定することができる情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】コンテンツの内容に関する第1情報を取得する第1取得部と、前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する第2情報を取得する第2取得部と、前記第1取得部により取得された前記第1情報と、前記第2取得部により取得された前記第2情報とに基づき、前記コンテンツの内容に含まれる要素と前記ユーザが位置した特定地域とを関係付けた第3情報を導出する導出部と、を備える情報処理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
地名と特定位置とを結び付ける辞書データを参照することで、地名に対応する特定位置を取得する情報処理システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2014−96121号公報
ところで、ローカルな話題に関するコンテンツは、その話題が関係する特定地域のユーザには有用であるが、その他の地域のユーザには不要な場合がある。そのため、ローカルな話題に関するコンテンツを配信する場合、コンテンツの内容が関係する地域を予め特定することが好ましい。
しかしながら、コンテンツの内容が関係する地域を特定するためには、コンテンツに含まれる地名と特定地域とを結び付ける辞書データが必要になる。このような辞書データは、人手によって作成され、定期的なメンテナンスが必要になる。このため、コンテンツの内容が関係する地域を特定するシステムを準備するためには、大きな作業負担を伴う場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、コンテンツの内容が関係する地域を容易に特定することができる情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、コンテンツの内容に関する第1情報を取得する第1取得部と、前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する第2情報を取得する第2取得部と、前記第1取得部により取得された前記第1情報と、前記第2取得部により取得された前記第2情報とに基づき、前記コンテンツの内容に含まれる要素と特定地域とを関係付ける第3情報を導出する導出部と、を備える情報処理システムである。
本発明の一態様によれば、コンテンツの内容が関係する地域を容易に特定することができる。
実施形態の情報配信装置10の使用環境を示す図である。 実施形態の対応テーブルT1の内容の一例を示す図である。 実施形態の特定地域Aの設定例を示す図である。 実施形態の対応テーブルT2の内容の一例を示す図である。 実施形態の対応テーブルT3の内容の一例を示す図である。 実施形態の対応テーブルT4の内容の一例を示す図である。 実施形態の関係情報導出部400の学習処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態の情報配信に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態の情報配信装置10の第1実施例を説明するための図である。 実施形態の情報配信装置10の第2実施例を説明するための図である。 実施形態の情報配信装置10の第3実施例を説明するための図である。 実施形態の情報配信装置10の第4実施例を説明するための図である。
以下、図面を参照して、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。本実施形態では、情報処理システムが情報配信装置に適用されたものとして説明する。情報配信装置は、インターネットなどのネットワークを介してユーザ端末装置と通信可能に接続され、ユーザ端末装置に対して各種の情報を配信する。また、本実施形態の情報配信装置は、配信されたコンテンツの内容と前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する情報とに基づく学習によりコンテンツの内容に含まれる要素と特定地域とを関係付ける関係情報を導出し、導出した関係情報に基づきローカルな話題を含むコンテンツの配信先を決定可能である。以下、実施形態について説明する。
<1.情報配信装置の構成>
図1は、実施形態の情報配信装置10の使用環境を示す図である。情報配信装置10は、ネットワークNWを介してユーザ端末装置UDおよびクライアント端末装置CDと通信可能に接続される。ネットワークNWは、インターネットやWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などを含む。また、情報配信装置10と通信可能に接続されるユーザ端末装置UDおよびクライアント端末装置CDの数は、例えばそれぞれ複数である。
ユーザ端末装置UDは、コンテンツの提供を受けるユーザによって使用される情報処理装置である。ユーザ端末装置UDは、ユーザがコンテンツを閲覧するために利用される。ユーザ端末装置UDは、例えば、情報配信装置10が提供するコンテンツを閲覧するためのブラウザやアプリケーションプログラムを有してもよい。この場合、ユーザ端末装置UDは、ブラウザやアプリケーションプログラムがユーザ端末装置UDのプロセッサにより実行されることにより、配信要求部UDaを実現する。
配信要求部UDaは、情報配信装置10に対してコンテンツの配信要求を送信する場合に、コンテンツの配信要求に加えて、ユーザ端末装置UDの位置情報(ユーザの位置情報)を送信する。ユーザ端末装置UDの位置情報は、例えば、ユーザ端末装置UDが位置する緯度および経度を示す情報である。このようなユーザ端末装置UDの位置情報は、ユーザ端末装置UDに搭載されるGPS(Global Positioning System)ユニットなどにより取得される。
ただし、ユーザ端末装置UDは、ユーザ端末装置UDの位置情報を送信しなくてもよい。この場合、情報配信装置10は、ユーザ端末装置UDがネットワークNWにアクセスするときに経由する基地局BSが持つIPアドレスなどに基づき、ユーザの位置に関する情報を取得してもよい。なおこの内容は、情報配信装置10の説明のなかで詳しく述べる。
クライアント端末装置CDは、コンテンツの提供者であるクライアントによって使用される情報処理装置である。クライアント端末装置CDは、配信対象となるコンテンツを情報配信装置10に登録する。
ここで、「コンテンツ」とは、例えば、ニュースやコラムなどテキストデータを含む記事である。ただし、「コンテンツ」は、画像や動画など、テキストデータを含まないコンテンツでもよい。「コンテンツ」は、ブラウザやアプリケーションプログラムによって再生される。本実施形態では、コンテンツがテキストデータを含む記事である例を取り上げて説明する。
情報配信装置10は、クライアント端末装置CDによって登録されたコンテンツを記憶し、ユーザ端末装置UDからコンテンツの配信要求を受け付けると、記憶したコンテンツをユーザ端末装置UDに対して配信する。
詳しく述べると、情報配信装置10は、例えば、コンテンツ情報取得部100と、アクセス情報取得部200と、インプレッション情報取得部300と、関係情報導出部400と、配信部500と、記憶部600とを備える。
コンテンツ情報取得部100、アクセス情報取得部200、インプレッション情報取得部300、関係情報導出部400、および配信部500は、情報配信装置10のプロセッサがプログラムを実行することで実現される機能部(以下、「ソフトウェア機能部」と称する)でもよいし、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェア機能部とハードウェアとが協働することで実現されてもよい。
記憶部600は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。なお、記憶部600の全部または一部は、NAS(Network Attached Storage)や外部のストレージサーバなど、情報配信装置10のプロセッサがアクセス可能な外部装置により実現されてもよい。記憶部600には、コンテンツ情報データベースDB1、アクセス情報データベースDB2、インプレッション情報データベースDB3、および関係情報データベースDB4が格納される。
次に、情報配信装置10の各機能部について詳しく説明する。
まず、コンテンツ情報取得部100について説明する。コンテンツ情報取得部100は、ネットワークNWを介してクライアント端末装置CDから配信対象のコンテンツを受信する。コンテンツ情報取得部100は、クライアント端末装置CDから受信したコンテンツに、コンテンツを識別するためのコンテンツIDを付与し、コンテンツとコンテンツIDとを対応付けてコンテンツ情報データベースDB1に登録する。
また、コンテンツ情報取得部100は、取得したコンテンツの内容に基づき、コンテンツの内容をベクトル表現で表したコンテンツ内容ベクトルを導出する。コンテンツ内容ベクトルは、例えば、コンテンツの内容を局所表現で表した疎ベクトルである。
詳しく述べると、コンテンツ情報取得部100は、疎ベクトルの導出対象となるコンテンツのデータ(例えばテキストデータ)をコンテンツ情報データベースDB1から取得する。コンテンツ情報取得部100は、まず形態素解析を行うことで、コンテンツに含まれる単語を抽出する。そして、コンテンツ情報取得部100は、tf−idf(Term Frequency - Inverse Document Frequency)などの手法を用いて絞り込んだ各単語を数値に置き換えることで、コンテンツの内容を示す疎ベクトルを導出する。コンテンツ情報取得部100は、導出した疎ベクトルとコンテンツIDとを対応付けて、コンテンツ情報データベースDB1に登録する。コンテンツの内容を示す疎ベクトルは、コンテンツの内容に関する情報(第1情報、コンテンツ情報)の一例である。
なお、「第1情報」は、疎ベクトルに限定されない。例えば、「第1情報」は、コンテンツの内容を分散表現で表した密ベクトルでもよい。密ベクトルは、コンテンツの内容を示す疎ベクトルの次元数を圧縮することで導出される。また、コンテンツ情報取得部100は、後述する学習データを外部装置から受け取る場合、コンテンツ毎に既に導出された疎ベクトルや密ベクトルを外部装置から受け取ってもよい。外部装置から受け取る疎ベクトルや密ベクトルは、「第1情報」の一例である。
次に、アクセス情報取得部200について説明する。アクセス情報取得部200は、ネットワークNWを介してユーザ端末装置UDからコンテンツの配信要求を受け付ける。本実施形態のアクセス情報取得部200は、コンテンツの配信要求を受け付ける場合、配信要求を受け付けたコンテンツを示す情報(例えばコンテンツID)と、配信要求を送信したユーザ端末装置UDの位置情報とを、ユーザ端末装置UDから取得する。ユーザ端末装置UDの位置情報は、コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する情報(第2情報、アクセス位置情報)の一例である。アクセス情報取得部200は、アクセスされたコンテンツを示す情報と、そのコンテンツにアクセスしたユーザの位置情報とを、アクセス情報データベースDB2に記憶された対応テーブルT1に登録する。
図2は、本実施形態の対応テーブルT1の内容の一例を示す図である。図2に示すように、対応テーブルT1では、例えば、アクセスされたコンテンツのコンテンツIDと、そのコンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する情報とが対応付けられて管理されている。
なお、「ユーザの位置に関する情報」は、ユーザ端末装置UDの位置情報に限らない。例えば、アクセス情報取得部200は、ユーザ端末装置UDがネットワークNWにアクセスするときに経由する基地局BSのIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスの基地局BSの所在地をユーザの位置と見做してもよい。アクセス情報取得部200により取得された基地局BSのIPアドレスは、ユーザの位置に関する情報(第2情報、アクセス位置情報)の別の一例である。
ここで、本実施形態でいう「特定地域」について説明する。「特定地域」とは、コンテンツが配信される地域全体(例えば国全体または世界全体)が複数に分割されることで規定される1つ1つの地域である。「特定地域」とは、ローカルな話題のコンテンツの内容に含まれる要素(地名や固有名詞など)と関係付けられる地域である。なお、コンテンツの内容に含まれる要素(地名や固有名詞など)は、1つの特定地域のみと関係付けられる場合に限らず、複数の特定地域と関係付けられてもよい。
図3は、本実施形態の特定地域Aの設定例を示す図である。図3に示すように、本実施形態の特定地域Aは、コンテンツが配信可能な地域全体が例えばグリッド状に区画されることで規定されている。各特定地域Aは、例えば、緯度および経度の情報に基づき隣接する特定地域Aと区別される。なお、以下の説明における「i」および「j」は、コンテンツが配信可能な地域全体に対する特定地域Aの位置座標を表す。
本実施形態のアクセス情報取得部200は、アクセスされたコンテンツを示す情報(例えばコンテンツID)と、そのコンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する情報とに基づき、コンテンツにアクセスしたユーザが位置する特定地域Aを特定する(ユーザがどの特定地域Aにいるのかを特定する)。そして、アクセス情報取得部200は、各コンテンツに対する特定地域A毎のアクセス数を集計する。そして、アクセス情報取得部200は、アクセスされたコンテンツを示す情報(例えばコンテンツID)と、各コンテンツに対する特定地域A毎のアクセス数とを、アクセス情報データベースDB2に記憶された対応テーブルT2に登録する。
図4は、本実施形態の対応テーブルT2の内容の一例を示す図である。図4に示すように、対応テーブルT2では、例えば、アクセスされたコンテンツのコンテンツIDと、各コンテンツに対する特定地域A毎のアクセス数とが対応付けられて管理されている。
なお、アクセス情報取得部200は、後述する学習データを外部装置から受け取る場合、既に導出された各コンテンツに対する特定地域A毎のアクセス数を示す情報を外部装置から受け取ってもよい。外部装置から受け取る各コンテンツに対する特定地域A毎のアクセス数を示す情報は、「第2情報」の一例である。
次に、インプレッション情報取得部300について説明する。ここで、本実施形態の配信部500は、ユーザに対してコンテンツを推薦する推薦情報を配信する。「推薦情報」とは、例えば、コンテンツのタイトルまたはコンテンツの概要を表すテキストデータや画像と、コンテンツへのリンク(ハイパーリンク)とを含む情報である。本実施形態のインプレッション情報取得部300は、推薦情報の配信先となるユーザ端末装置UDの位置情報または基地局BSのIPアドレスなどに基づき、推薦情報の配信先のユーザの位置に関する情報を取得する。インプレッション情報取得部300は、ユーザに対して推薦されたコンテンツを示す情報(例えばコンテンツID)と、コンテンツの推薦を受けたユーザの位置に関する情報とを、インプレッション情報データベースDB3に記憶された対応テーブルT3に登録する。
図5は、本実施形態の対応テーブルT3の内容の一例を示す図である。図5に示すように、対応テーブルT3では、例えば、ユーザに対して推薦されたコンテンツのコンテンツIDと、コンテンツの推薦を受けたユーザの位置に関する情報とが対応付けられて管理されている。
また、本実施形態のインプレッション情報取得部300は、ユーザに対して推薦されたコンテンツを示す情報と、そのコンテンツが推薦されたユーザの位置に関する情報とに基づき、コンテンツが推薦されたユーザが位置する特定地域Aを特定する(ユーザがどの特定地域Aに位置するか特定する)。そして、インプレッション情報取得部300は、各コンテンツに対する特定地域A毎のインプレッション数を集計する。「インプレッション数」とは、ユーザ端末装置UDの表示画面に前記コンテンツを推薦する情報が表示された回数である。そして、インプレッション情報取得部300は、ユーザに対して推薦されたコンテンツを示す情報(例えばコンテンツID)と、各コンテンツに対する特定地域A毎のインプレッション数とを、インプレッション情報データベースDB3に記憶された対応テーブルT4に登録する。
図6は、本実施形態の対応テーブルT4の内容の一例を示す図である。図6に示すように、対応テーブルT4では、例えば、推薦されたコンテンツのコンテンツIDと、各コンテンツに対する特定地域A毎のインプレッション数とが対応付けられて管理されている。
なお、インプレッション情報取得部300は、後述する学習データを外部装置から受け取る場合、既に導出された各コンテンツに対する特定地域A毎のインプレッション数を示す情報を外部装置から受け取ってもよい。
次に、関係情報導出部400について説明する。関係情報導出部400は、コンテンツ情報取得部100により取得されたコンテンツの内容を示す情報と、アクセス情報取得部200により取得された前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する情報とに基づき、コンテンツの内容に含まれる要素(地名や固有名詞など)と上記要素と関連性が高い特定地域Aとを関係付ける関係情報を導出する。本実施形態では、関係情報導出部400は、過去に配信された複数のコンテンツの内容を示す情報と前記複数のコンテンツにアクセスしたユーザの位置を示す情報とを教師データとする学習により前記関係情報を導出する。前記関係情報は、「第3情報」の一例である。
詳しく述べると、前記関係情報は、コンテンツnの内容を示すコンテンツ内容ベクトル(例えば疎ベクトル)をxとし、コンテンツnと特定地域Ai,jとの関連性の高さを表す指標をyn,i,j とすると、式(1)の関数Fi,jのように表すことができる。例えば、関数Fi,jは、コンテンツnと特定地域Ai,jとの関連性が高い場合に、大きな値を出力する関数である。本実施形態では、この関数Fi,jが上記教師データを用いた機械学習により学習される。なお、「n」は、コンテンツの識別番号を意味する。
Figure 2018156369
例えば、関数Fi,jは、コンテンツ内容ベクトルxと特定地域Ai,jとの関連性の高さを示すベクトル(以下、「関係ベクトル」と称する)で表されてもよい。例えば、関数Fi,jは、コンテンツ内容ベクトルxと特定地域Ai,jとの関連性の高さを示す関係ベクトルをri,jとすると、ri,j のように表されてもよい。関係ベクトルri,jは、例えば、コンテンツ内容ベクトルxと特定地域Ai,jとの関連性が高くなるほど、ri,j が大きくなるベクトルである。これらの場合、関連ベクトルri,jが上記教師データを用いた機械学習により学習される対象となる。なお、関数Fi,jは、上記例に限定されない。
以下、関係情報導出部400の学習処理の一例について詳しく述べる。
ここで、「クリック率」について定義する。「クリック率」とは、CTR(Click Through Rate)を意味し、各コンテンツに対するアクセス数(クリック数)を、各コンテンツが推薦された回数(インプレッション数)で除算した値である。「クリック率」は、「コンテンツに対する反応度」の一例である。なお本願でいう「クリック」とは、マウスなどのボタンを押して離す動作に限定されず、タッチパネルタイプの入力装置に対するタップなども含む。
本実施形態では、関係情報導出部400は、アクセス情報データベースDB2の対応テーブルT2を参照することで、各コンテンツに対する特定地域A毎のクリック数を取得する。また、関係情報導出部400は、インプレッション情報データベースDB3の対応テーブルT4を参照することで、各コンテンツに対する特定地域A毎のインプレッション数を取得する。
そして、関係情報導出部400は、各コンテンツに対する地域全体のクリック率CTRを、式(2)に基づいて導出する。なお、「Clicksn,i,j」は、各コンテンツに対する特定地域A毎の実際のクリック数を意味する。「Impsn,i,j」は、各コンテンツに対する特定地域A毎のインプレッション数を意味する。
Figure 2018156369
また、関係情報導出部400は、各コンテンツに対する特定地域A毎のクリック率CTRn,i,jを、式(3)に基づいて導出する。
Figure 2018156369
ここで、αは、特定地域A毎の人口密度の違いを緩和するための補正値である。すなわち、人口密度が大きな特定地域A(例えば都市部)では、クリック数の総数が大きいため、一部のユーザが特異な行動をした場合であっても、その行動は全体の傾向に反映されにくい。一方で、人口密度が小さな特定地域A(例えば山間部)では、クリック数の総数が小さいため、一部のユーザが特異な行動をした場合、その行動が全体の傾向に大きく反映される場合がある。「特異な行動」とは、例えば、ローカルな話題のコンテンツに、そのコンテンツとは全く関係のない特定地域Aに位置するユーザがそのコンテンツにたまたまアクセスすることなどを意味する。
そこで、本実施形態では、特定地域A毎の実際のクリック数と、補正値αとに基づき、特定地域A毎のクリック率を導出する。これにより、人口密度が小さな特定地域Aで一部のユーザが特異な行動をした場合であっても、その行動が全体の傾向に大きく反映されることを抑制することができる。αの値は、特に限定されないが、例えば数十から数百の値である。
また、関係情報導出部400は、コンテンツの内容と特定地域Aとの関連性の高さを示す指標(以下、「関連度」と称する)であるyn,i,jを、式(4)に基づいて導出する。
Figure 2018156369
ここで、Ei,j[CTRn,i,j]は、式(3)で導出された特定地域A毎のクリック率CTRn,i,jを全ての特定地域Aで合計し、その合計値を特定地域Aの総数で除算することで得られる平均値である。すなわち、Ei,j[CTRn,i,j]は、各コンテンツに対する複数の特定地域A(全ての特定地域A)のクリック率の平均値である。言い換えると、関係情報導出部400は、コンテンツに対する特定地域A毎の反応度と、コンテンツに対する複数の特定地域Aの反応度の平均値とに基づき、前記関係情報を導出する。
また、σi,j[CTRn,i,j]は、クリック率CTRn,i,jの標準偏差を示す。すなわち、式(4)で求める関連度yn,i,jは、特定地域A毎のクリック率CTRn,i,jを正規化処理したものである。仮にこの正規化処理がないと、式(3)で求まる値は、コンテンツのCTRn,i,jが単に高いか低いかを表す情報になる。このため、本実施形態では、式(4)を用いて正規化処理をすることで、コンテンツに対して各特定地域Aがどの程度関係するかを求めることができる。例えば、式(4)によれば、コンテンツの内容と特定地域Aとの関連性が小さい場合、ゼロ近傍の値が出力される。一方で、コンテンツの内容と特定地域Aとの関連性が大きいほど、大きな値が出力される。
また、関係情報導出部400は、式(5)に基づいて、L(x)を導出する。
Figure 2018156369
ここで、yn,i,jは、学習データに基づいて式(4)により導出される関連度の実測値である。一方で、yn,i,j は、学習対象である式(1)の関数Fi,jを用いて導出される関連度の推定値である。式(5)中の第1項は、推定値と実装値の二乗誤差を表す。一方で、式(5)中の第2項は、コンテンツに対するある特定地域Ai,jの関連度の推定値と、前記コンテンツに対する後述する周辺地域Ai´,j´の関連度の推定値との二乗誤差を表す。βは、第1項と第2項との比率を決める定数であり、任意の値である。
本実施形態では、関係情報導出部400は、上記学習データを用いて、式(5)のL(x)を最小化するように学習対象である式(1)の関数Fi,jを学習する。これにより、コンテンツの内容に含まれる要素と上記要素と関連性が高い特定地域Aとを関係付ける関数Fi,jを導出することができる。
ここで、式(5)が上記第1項のみで構成される場合であっても、関数Fi,jを導出するための学習処理を行うことができる。ただし、本実施形態では、式(5)に上記第2項を加えることで、導出される関数Fi,jの精度をさらに高めている。
詳しく述べると、式(5)の「i´」および「j´」は、特定地域Ai,jの近傍に位置する周辺地域Ai´,j´の位置座標を意味する。周辺地域Ai´,j´は、例えば、特定地域Ai,jの四方のいずれかに位置して隣接する周辺地域Ai´,j´である。式(5)において、第2項を最小化することは、コンテンツに対する特定地域Ai,jの関連度と、前記コンテンツに対する周辺地域Ai´,j´の関連度とが所定以上乖離しないように正則処理を行うことを意味する。言い換えると、関係情報導出部400は、コンテンツに対する特定地域Ai,jの第1関連度と、前記コンテンツに対する周辺地域Ai´,j´の第2関連度とを、前記第1関連度と前記第2関連度とが所定以上乖離しない滑らかな分布に当てはめることで、関数Fi,jを導出する。特定地域Ai,jは、「第1特定地域」の一例である。周辺地域Ai´,j´は、「第2特定地域」の一例である。なお、上記第2項では、特定地域Ai,jの第1関連度と、複数の周辺地域Ai´,j´の第2関連度の平均値とが所定以上乖離しないように前記正則処理が行われる。式(5)中の「N」は、特定地域Ai,jと比較される周辺地域Ai´,j´の数である。
関係情報導出部400は、導出した関数Fi,jを表す情報を、関係情報データベースDB4に登録する。すなわち、関係情報導出部400は、上述の学習処理を通じて導出した関係情報を、関係情報データベースDB4に登録する。
次に、配信部500について説明する。配信部500は、情報配信装置10がユーザ端末装置UDからコンテンツの配信要求を受け付けた場合、配信要求を受け付けたコンテンツをコンテンツ情報データベースDB1から取得し、取得したコンテンツをユーザ端末装置UDに対して配信する。
また、本実施形態の配信部500は、配信候補のコンテンツが存在する場合、配信候補の地域性を判定する。すなわち、配信部500は、配信候補のコンテンツの内容を示す情報(例えば疎ベクトル)と、関係情報導出部400により導出された関係情報とに基づき、配信候補のコンテンツの内容が関係する特定地域Aを特定する。例えば、配信部500は、コンテンツの内容を示す情報が入力された場合の関数Fi,jの出力値に基づき、そのコンテンツの内容が関係する特定地域Aを特定する。そして、配信部500は、コンテンツの内容が関係する特定地域Aのみに、そのコンテンツを配信する。
<2.情報配信装置の処理の流れ>
次に、情報配信装置10の処理の流れについて説明する。
<2−1.関係情報導出部400による学習処理>
図7は、本実施形態の関係情報導出部400の学習処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示すように、関係情報導出部400の学習処理では、まず、関係情報導出部400により教師データが取得される。教師データは、過去にアクセスされた複数のコンテンツの内容に関する情報と、前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する情報と、前記コンテンツが推薦されたユーザの位置に関する情報などを含む。これら教師データの全部または一部は、データベースDB1,DB2,DB3に蓄積されたデータでもよく、外部装置から新しく登録されるデータでもよい。
次に、関係情報導出部400は、学習データと式(4)に基づき、各コンテンツに対する特定地域Aの関連度の実測値yn,i,jを導出する(S102)。また、関係情報導出部400は、学習対象となる関数Fi,jに基づき、各コンテンツに対する特定地域Aの関連度の推測値yn,i,j を導出する(S103)。そして、関係情報導出部400は、式(5)が最小化されているか否かを判定する(S104)。
関係情報導出部400は、S104の判定結果が否定的な場合、関数Fi,jの内容を修正する(S105)。そして、関係情報導出部400は、修正された関数Fi,jを用いて、S103、S104の処理を繰り返す。
関係情報導出部400は、S104の判定結果が肯定的な場合、最終的に得られた関数Fi,jを、コンテンツの内容に含まれる要素と特定地域Aとを関係付ける関係情報として、関係情報データベースDB4に登録する(S106)。これにより、関係情報導出部400の学習処理が完了する。
<2−2.ローカルな話題を含むコンテンツの情報配信に関する処理>
次に、ローカルな話題を含むコンテンツの情報配信に関する処理について説明する。図8は、本実施形態の情報配信に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示すように、配信部500は、関係情報導出部400による学習処理を通じて導出された関数Fi,jを関係情報データベースDB4から取得する(S201)。
そして、配信部500は、配信候補のコンテンツの内容を示す情報と、取得された関数Fi,jとに基づき、配信候補のコンテンツと各特定地域Aとの関連度の推定値yn,i,j を導出する(S202)。配信部500は、各特定地域Aの関連度の推定値yn,i,j が所定の条件を満たすか(例えば、所定の閾値以上であるか否か)を、特定地域A毎に判定する(S203)。
配信部500は、S203の判定結果が肯定的だった特定地域Aには、前記コンテンツを配信する(S204)。一方で、配信部500は、S203の判定結果が否定的だった特定地域Aには、前記コンテンツを配信しない(S205)。これにより、ローカルな話題を含むコンテンツの一連の配信処理が完了する。
<3.地域性推定の実験結果>
最後に、上述した情報配信装置10を実際に用いて地域性推定を行ったいくつかの実施例について述べる。
<3−1.第1実施例>
図9は、実施形態の情報配信装置10の第1実施例を説明するための図である。図9中の「言及県内への配信」とは、各コンテンツに対してそのコンテンツに含まれる地名(言及地)を人手によって付与し、付与した言及地が存在する県内にそのコンテンツが配信された場合のCTR倍率を算出したものである。同様に、「言及都市内への配信」とは、付与した前記言及地が存在する都市内に前記コンテンツが配信された場合のCTR倍率を算出したものである。一方で、「モデル出力値降順」とは、本実施形態の情報配信装置10により選出された特定地域Aに前記コンテンツが配信された場合のCTR倍率を算出したものである。「対象範囲(cells)」とは、配信対象として選出した特定地域Aの数を意味する。
図9に示すように、本実施形態の情報配信装置10による配信によれば、「言及都市内」に対してコンテンツが配信された場合でも、「言及県内」に対してコンテンツが配信された場合でも、コンテンツに人手によって地名を付与した場合と同程度の高い精度でコンテンツに関係する特定地域Aにコンテンツを配信することができていることが分かる。
<3−2.第2実施例>
図10は、実施形態の情報配信装置10の第2実施例を説明するための図である。図10は、ある記事を情報配信装置10に登録した場合に、情報配信装置10により選出された特定地域Aを示す。第2実施例として情報配信装置10に登録されたコンテンツは、例えば、鳥取地震に関する記事であり、「[鳥取地震「危険」建物47棟] 全半壊は4棟、鳥取県中部で起きた地震の被災地で…」というものである。この場合、図10に示すように、情報配信装置10により、鳥取地方を中心とした特定地域Aが選出されることが分かる。
<3−3.第3実施例>
図11は、実施形態の情報配信装置10の第3実施例を説明するための図である。図11は、ある単単語を情報配信装置10に登録した場合に、情報配信装置10により選出された特定地域Aを示す。ここで「単単語」とは、通常の記事が複数の単語から構成されるのに対して、情報配信装置10の推定機能を可視化するため情報処理装置10に入力される1単語だけからなる仮想の記事を意味する。第3実施例として情報配信装置10に登録された単単語は、「東海道新幹線」である。この場合、図11に示すように、情報配信装置10により、東海道新幹線の沿線にある特定地域Aが選出されることが分かる。
<3−4.第4実施例>
図12は、実施形態の情報配信装置10の第4実施例を説明するための図である。図12は、第3実施例と同様に、ある単単語を情報配信装置10に登録した場合に、情報配信装置10により選出された特定地域Aを示す。第4実施例として情報配信装置10に登録された単単語は、「作新」である。「作新」とは、栃木県宇都宮にある学校名である。この場合、図12に示すように、情報配信装置10により、宇都宮近辺にある特定地域Aが選出されることが分かる。
以上のような構成の情報配信装置10によれば、コンテンツが関係する地域を容易に特定することができる。ここで、コンテンツに含まれる地名に基づいてコンテンツを配信する場合、次のような問題が存在する。まず1つ目の問題として、コンテンツに含まれる要素と特定地域とを結び付ける辞書データが作成になり、例えば人手によって地名を1つずつ辞書データに登録する必要がある。また、新しく登場した地名を辞書データに反映させるため、辞書データの定期的なメンテナンスが必要になる。また、2つ目の問題として、コンテンツに複数の地名が含まれる場合、人手によるアノテーション(複数の特定地域に対する対応付け)が必要になる場合がある。さらに、3つ目の問題として、ある地名が存在する地域からどの程度離れた地域までがその地名に関係した地域(コンテンツの配信対象とすべき地域)であるかを判断することが難しい場合がある。
そこで、本実施形態の情報配信装置10は、コンテンツ情報取得部100により取得されたコンテンツの内容に関する情報と、アクセス情報取得部200により取得された前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する情報とに基づき、前記コンテンツの内容に含まれる要素と特定地域とを関係付ける関係情報を導出する関係情報導出部400を備えている。このような構成によれば、コンテンツに反応したユーザの位置に関する情報に基づき、コンテンツの内容に含まれる要素と特定地域とを関係付ける関係情報を導出することができる。これにより、上記のような辞書を人手で作成する作業負担を低減するまたは無くすことができる。また、本構成によれば、ある地名が存在する地域からどの程度離れた範囲までがコンテンツに関係した地域(コンテンツの配信対象とすべき地域)であるかを客観的なデータに基づき判定することができる。
また、人名や施設の名称のような地名以外の固有名詞は、どの地域に関係があるか分かりにくいことが多い。このため、人名や施設の名称のような地名以外の固有名詞を人手によって特定地域と結び付けようとしても、その作業は容易ではない。しかしながら、本実施形態の構成によれば、関係情報導出部400は、コンテンツに反応したユーザの位置に関する情報に基づくことで、人命や施設の名称のような地名以外の固有名詞と特定地域とを関係付ける関係情報を容易に導出することができる。これにより、コンテンツの内容と関係した地域をより精度良く特定することができるようになる。
本実施形態では、関係情報導出部400は、過去に配信された複数のコンテンツと前記複数のコンテンツにアクセスしたユーザの位置とを教師データとする学習により前記関係情報を導出する。このような構成によれば、過去の配信結果に基づく学習を通じて前記関係情報を精度良く導出することができる。すなわち、本実施形態の教師データは、正解情報として過去に収集されたユーザの反応を用いるので、人手によって正解情報を登録する必要がない。この観点でも、人手による作業負担を低減することができる。
本実施形態では、関係情報導出部400は、アクセス情報取得部により取得された情報に基づいてコンテンツに対する特定地域A毎の反応度を導出し、導出した特定地域A毎の反応度に基づいて前記関係情報を導出する。このような構成によれば、コンテンツに反応したユーザの位置分布の偏りに基づき、前記関係情報を導出することができる。これにより、前記関係情報をさらに精度良く導出することができる。
本実施形態では、前記反応度は、特定地域Aに位置するユーザに対してコンテンツが推薦された回数と、特定地域Aに位置するユーザのコンテンツに対するアクセス数とに基づき導出される特定地域A毎のクリック率である。このような構成によれば、比較的容易に収集可能な情報により、コンテンツに対する特定地域A毎の反応度を導出することができる。
以上、実施形態の情報配信装置10について説明したが、実施形態は上記例に限定されない。例えば、コンテンツは、テキストデータに限らない。コンテンツが画像や動画の場合でも、各コンテンツのグレースケールや色彩を示す値をコンテンツの内容に関する情報(第1情報)として使用可能である。
本願において「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素である。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10…情報配信装置(情報処理システム)、100…コンテンツ情報取得部(第1取得部)、200…アクセス情報取得部(第2取得部)、400…関係情報導出部(導出部)

Claims (9)

  1. コンテンツの内容に関する第1情報を取得する第1取得部と、
    前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する第2情報を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記第1情報と、前記第2取得部により取得された前記第2情報とに基づき、前記コンテンツの内容に含まれる要素と特定地域とを関係付ける第3情報を導出する導出部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記導出部は、過去に配信された複数のコンテンツの内容に関する前記第1情報と、前記複数のコンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する前記第2情報とを教師データとする学習により前記第3情報を導出する
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記導出部は、前記第2情報に基づいて前記コンテンツに対する前記特定地域毎の反応度を導出し、導出した前記特定地域毎の反応度に基づいて前記第3情報を導出する
    請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記反応度は、前記特定地域に位置するユーザに対して前記コンテンツが推薦された回数と、前記特定地域に位置するユーザが前記コンテンツにアクセスしたアクセス数とに基づき導出される
    請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記導出部は、前記特定地域毎の実際の反応度と、前記特定地域毎の人口密度の違いを緩和するための補正値とに基づき、前記特定地域毎の反応度を導出する
    請求項3または4に記載の情報処理システム。
  6. 前記導出部は、前記コンテンツに対する前記特定地域毎の反応度と、前記コンテンツに対する複数の前記特定地域の反応度の平均値とに基づき、前記第3情報を導出する
    請求項3から5のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記導出部は、前記コンテンツに対する第1特定地域の関連度と、前記コンテンツに対する前記第1特定地域の近傍に位置した第2特定地域の関連度とを、前記第1特定地域の関連度と前記第2特定地域の関連度とが所定以上乖離しない分布に当てはめることで前記第3情報を導出する
    請求項1から6のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. コンピュータが、
    コンテンツの内容に関する第1情報を取得し、
    前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する第2情報を取得し、
    取得された前記第1情報と、取得された前記第2情報とに基づき、前記コンテンツの内容に含まれる要素と特定地域とを関係付ける第3情報を導出する
    情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    コンテンツの内容に関する第1情報を取得させ、
    前記コンテンツにアクセスしたユーザの位置に関する第2情報を取得させ、
    取得させた前記第1情報と、取得させた前記第2情報とに基づき、前記コンテンツの内容に含まれる要素と特定地域とを関係付ける第3情報を導出させる
    プログラム。
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