JP2018155565A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊なクロスプリズムを使用することなく、1つの撮像装置を使用して被写体の位置を演算することができる画像処理装置を提供する。【解決手段】被写体を撮像する撮像素子12を備えた撮像装置2と、この撮像装置の撮像範囲内に配置された反射部3と、撮像装置で前記被写体を直接撮像した第1画像と反射部を介して被写体を撮像した第2画像とからなる撮像画像から被写体の位置を算出する位置演算部4と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置で撮像した画像の位置を求めることが可能な画像処理装置に関する。
この種の画像処理装置として、例えば被写体をステレオカメラで撮像した2つの画像情報から画像の位置を求めることが知られている。
この場合には2台の異なる位置に設けたカメラを必要とし、生産コストが嵩むという課題がある。
この課題を解決するために、視差のある2つの画像における各光路の光路長を互いに同じくするとともに各光路を1つの光路に重ね合わせる分光選択型のクロスプリズムと、画像を撮像素子に結像させる撮像レンズと、視差のある2つの画像を撮像する撮像素子と、2つの画像の視差から被写体までの距離を算出する距離算出手段とを備えたステレオカメラが提案されている(特許文献1参照)。
特開2014−178190号公報
しかしながら、この先行技術では、2台の撮像装置を必要としない代わりに、特殊なクロスプリズムを必要とすることからステレオカメラが大型化し、例えば車両のドアミラー等に固定して配置することができないという課題がある。
そこで、本発明は、上記先行技術の課題に着目してなされたものであり、特殊なクロスプリズムを使用することなく、1つの撮像装置を使用して被写体の位置を求めることができる画像処理装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、被写体を撮像する撮像素子を備えた撮像装置と、この撮像装置の撮像範囲内に配置された反射部と、撮像装置で前記被写体を直接撮像した第1画像と反射部を介して被写体を撮像した第2画像とからなる撮像画像から被写体の位置を算出する位置演算部と、を備えている。
本発明の一態様によれば、撮像装置で被写体を直接撮像する第1画像と、被写体を撮像装置の撮像範囲内の反射部を介して撮像した第2画像とに基づいて被写体の位置を算出するので、1つの撮像装置を設けるだけでよいとともに、撮像装置自体を小型化することができ、撮像装置を例えば車両のドアミラー等に固定して配置することが可能となる。
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態の構成例を示すブロック図である。 撮像装置の取付位置と被写体との位置関係を示す平面図である。 撮像装置の取付位置と被写体との位置関係を示す背面図である。 撮像装置の取付位置と他の被写体との位置関係を示す背面図である。 撮像装置の撮像範囲を示す側面図である。 図1の画像処理装置で実行する画像処理手順の一例を示すフローチャートである。 撮像装置で撮像した画像を示す図である。 撮像装置と円弧状の反射部との位置関係における仮想撮像装置の位置及び光の行路を示す図である。 画素毎の撮像装置及び仮想の撮像装置の位置及び光の行路で表される撮像情報を示す図である。
次に、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な構成部品については以下の説明を参酌して判断すべきものである。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
以下の詳細な説明では、本発明の一実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
以下に、本発明に係る画像処理装置を車両に搭載した場合の一実施形態について説明する。
図1に示すように、画像処理装置1は、撮像装置2と、この撮像装置2の撮像範囲内に設けられた反射部3と、撮像装置2からの画像情報に基づいて被写体の位置を算出する位置演算部4とを備えている。
撮像装置2は、図2〜図4に示すように、車両5の例えば左側の車両ドア5aに装着されたドアミラー5bの下部に車両の後方側を撮像可能に取付けられている。この撮像装置2の具体的構成は、図1に示すように、魚眼レンズ11と、この魚眼レンズ11により光束が結像されるCCD等の撮像素子12と、この撮像素子12に対して画素の読み出しアドレスを順次指定しながら画像信号を取り込んで、画像データとして位置演算部4に出力する画像処理部13とを備えている。
撮像装置2の光軸OAは、図5に示すように、地面Gと平行に設定されている。
そして、撮像装置2の水平方向の画角は、180°程度であり、垂直方向の画角は、図5に示すように、路面と平行な光軸OAより上部側の角度に比較して下部側の角度が大きい90°程度の視野角αとしている。
この撮像装置2での撮像画像は、図7に示すように、左半部が魚眼レンズ11を通して直接車両5の側方の被写体を撮像した第1画像14であり、右半部が車両ドア5aの側面で構成される反射部3で反射された車両5の側方の被写体を撮像した第2画像15である。
位置演算部4は、座標演算処理部21と、画像メモリ22と、ROM23及びRAM24Aとを備えている。
座標演算処理部21は、撮像装置2から入力される第1画像14及び第2画像15を画像メモリ22に一時記憶し、記憶した第1画像14及び第2画像15に基づいて被写体の位置を演算する演算処理を実行する。
画像メモリ22は、撮像装置2から入力される第1画像14及び第2画像15を個別に記憶する第1画像記憶部22a及び第2画像記憶部22bを備えている。
ROM23は、座標演算処理部21の演算処理に必要なプログラムを記憶しているとともに、演算処理過程で必要とする後述する撮像情報記憶テーブルを記憶している。
RAM24は、演算処理過程で必要とする処理データを一時記憶するとともに、演算結果等を一時記憶する。
座標演算処理部21は、撮像装置2で直接撮像した第1画像と、反射部3を介して撮像した第2画像とに基づいて被写体(特徴点)の位置を算出する。
この被写体の位置を算出する原理を図2〜図4について説明する。
撮像装置2及び被写体を上方から見たときに、図2に示すように、立体物である被写体30が撮像装置2の斜め後方位置に存在するものとする。この被写体30は、例えば、方形平板上の土台30aと、この土台30a上に上方に延長して車体に平行な方向に延長するフェンス30bと、このフェンス30bの前端から車両5の長軸と直交する方向に延長するフェンス30cとを有するものとする。
この被写体30を撮像装置2で撮像すると、図3で実線図示の直線で表される撮像装置2で直接撮像可能な第1画像と、図3で点線図示のように車両ドア5aで構成される反射部3を介して撮像される第2画像とが撮像される。このとき、第2画像は路面と垂直で且つ撮像装置2の光軸と平行な反射部3を介して撮像されているので、撮像装置2に対して反射部3を挟んで対称な位置の仮想の撮像装置2′で撮像した画像と等価なものとなる。
したがって、第1画像と第2画像とでステレオ画像を構成することができ、ステレオカメラと同等に被写体の位置を演算することが可能となる。
同様に、図3に示すように、撮像装置2を車両5の後方から見たときに、撮像装置2は、被写体30の土台30aの下端部を実線図示のように直接撮像した第1画像と、点線図示のように車両ドア5aを介して撮像した第2画像とを撮像することができる。
この場合も、車両ドア5aを介して撮像した第2画像は、撮像装置2に対して反射部3を挟んで対称位置の仮想の撮像装置2′で撮像した画像と等価なものとなり、第1画像と第2画像とでステレオ画像を構成することができ、ステレオカメラと同等に被写体の位置を演算することが可能となる。
さらに、同様に、図4に示すように、撮像装置2を車両5の後方から見たときに、撮像装置2は、被写体30のフェンス30b及び30cの角部の上端を撮像したときに、同様に、実線図示の直接撮像した第1画像と、点線図示のように車両ドア5aを介して撮像した第2画像とを撮像することができる。
この場合も、反射部を介して撮像した第2画像は、撮像装置2に対して反射部3を挟んで対称位置に配置された仮想の撮像装置2kで撮像画像と等価なものとなり、第1画像と第2画像とでステレオ画像を構成することができ、ステレオカメラと同等に被写体の位置を算出することが可能となる。
実際に撮像装置2で撮像した出力画像は、図7に示すような画像となり、左半部領域PALが直接撮像した第1画像14となり、右半部領域PARが反射部3を介して撮像した第2画像15となる。このうち、第2画像15は、反射部3が曲面となっていることから、左半部領域PAL寄りの半楕円領域PAR1に、図3のように下向きで土台30aを撮像する下向き画像15aが撮像され、この半楕円領域PAR1の外側の領域PAR2に、図4のように上向きでフェンスの上端を撮像する上向き画像15bが撮像される。
ここで、撮像装置2と反射部3との関係について図8を伴って説明する。この図8では、車両5の後方から見た撮像装置2と反射部3との位置関係を表している。このとき、説明を簡単にするため、反射部3が水平線HL及び垂直線VLで設定される第4象限にある。この円弧面3aに対して水平線HL及び垂直線VLの交点Pを挟んだ第2象限に撮像装置2が配置されているものとする。この撮像装置2の魚眼レンズ11の中心は円弧面3aの中点Xを通る法線NL上に位置するものとする。
このとき、撮像装置2で、円弧面3aの水平線HLとの交点の点Vを撮像したときには、点Vでの反射部となる接線TLv(水平線HL)に対する撮像装置2からの入射角と等しい出射角となる斜め右上方向のV′方向の光の行路PSv上の被写体を撮像できる。すなわち、点VではV′方向とは反対側の点線図示の位置に配置した仮想の撮像装置2vで撮像した場合と同じ被写体を撮像できる。
また、撮像装置2で、点Vから円弧面3aの中点X方向に所定距離とった点Wを撮像したときには、点Wでの反射部となる接線TLwに対する撮像装置2からの入射角と等しい出射角となる垂直に近い斜め右上方向のW′方向の光の行路PSw上の被写体を撮像できる。すなわち、点WではW′方向とは反対側の点線図示の位置に配置した仮想の撮像装置2wで撮像した場合と同じ被写体を撮像できる。
さらに、撮像装置2で、円弧面3aの中点Xを撮像したときには、反射部が中点Xを通る接線TLとなるので、撮像装置2に向かうX′方向の光の行路PSx上の被写体を撮像できる。すなわち、点Xでは接線TLを挟んで反対側の点線図示位置に配置した仮想の撮像装置2xで撮像した場合と同じ被写体を撮像できる。
また、円弧面3a上で中心Xより半時計方向に所定距離とった点Yを撮像したときには、点Yでの反射部となる接線TLyに対する撮像装置2からの入射角と等しい出射角となる斜め下方のY′方向の光の行路PSy上の被写体を撮像できる。すなわち、点YではY′方向とは反対側の点線図示の位置に配置した仮想の撮像装置2yで撮像した場合と同じ被写体を撮像できる。
また、円弧面3aの点Yよりさらに半時計方向の垂直線VLと接する点Zを撮像したときには、点Zでの反射部となる接線TLz(垂直線VL)に対する撮像装置2からの入射角と等しい出射角となる略下方のZ′方向の光の行路PSz上の被写体を撮像できる。すなわち、点ZではZ′方向とは反対側の点線図示の位置に配置した仮想の撮像装置2zで撮像した場合と同じ被写体を撮像できる。
したがって、撮像装置2で反射部となる円弧面3aを撮像することにより、図8における撮像装置2とは異なる位置に配置した仮想の撮像装置2x〜2zで撮像した被写体と同じ被写体を撮像することができ光の行路PSvから光の行路PSzまでの範囲の被写体を撮像できる。
実際には、撮像装置2が撮像する反射部3は、図2に示すように、ドアミラー5bより後方側の車両ドア5aの曲面であるので、反射部3を利用した撮像範囲は、図2におけるドアミラー5bより後方側で車両5の側方に沿う被写体30に対して図3及び図4に示すように左下方から左上方までの範囲で撮像できる。
ここで、仮想の撮像装置2v〜2zの位置は反射部の表面形状によって異なることになる。
この場合、撮像装置2を装着するドアミラー5bの位置と車両の反射部となる車両ドア5aの形状とから撮像装置2の画素毎の撮像装置2及び仮想の撮像装置2v〜2zの位置及び光の行路を特定することができる。
すなわち、撮像素子12の画素毎に、第1画像14については撮像装置2の位置(固定)と、光の行路(三次元であるので緯度θ及び経度φで表す)とを設定し、第2画像15については仮想の撮像装置2v〜2zの位置(x,y,z)と光の行路(三次元であるので緯度θ及び経度φで表す)とを設定する。尚、仮想の撮像装置2v〜2zの位置(x,y,z)は必ずしも必要なく、記憶されていなくとも障害物の位置を特定することは可能である。
この画素毎の位置と光の行路(緯度θ,経度φ)との関係を表すと図9に示すようになる。この図9では説明を簡単にするために画素数を実際の画素数より少く設定している。第1画像14を撮像する各画素について撮像装置2の位置を(0,0,0)と光の行路(緯度θij及び経度φij)とが表示され、第2画像15を撮像する各画素については仮想の撮像装置2v〜2zの位置(x,y,z)と光の行路(緯度θmn及び緯度φmn)とが表示されている。
この図9で表される各画素に対する撮像装置の位置及び光の行路を表す撮像情報を撮像情報記憶テーブルとして作成し、ROM23に記憶させておく。この場合、必ずしも全ての画素について撮像装置2又は仮想の撮像装置2k(k=v〜z)の位置と光の行路との撮像情報を記憶する必要はなく、画素数を間引いて撮像装置2又は仮想の撮像装置2kの位置と光の行路を水平方向と垂直方向からなる2つの角度(後述する緯度と経度)として記憶し、位置と光の行路とが記憶された画素同士の中間の画素については、両端の画素の位置と光の行路とから補間演算を行なうようにしても良いし新たな光の行路を算出してもよい。
このようにすることにより、直接撮像した第1画像と反射部を介して撮像した第2画像とを比較して特徴点が一致する画像の特徴点の画素を求めることにより、この画素について撮像情報記憶テーブルを参照して撮像装置2の位置及び光の行路と、仮想の撮像装置2kの位置及び光の行路を求めることが可能となる。
そして、求めた撮像装置2の位置から光の行路に沿って延長する第1直線と、仮想の撮像装置2kの位置から光の行路に沿って延長する第2直線との交点の位置を演算することにより、被写体の特徴点の位置を求めることができる。
このため、座標演算処理部21は、図1に示すように、特徴点抽出部21aと、撮像情報算出部21bと、位置算出部21cと、位置出力部21dとを備えている。
特徴点抽出部21aは、画像メモリ22に記憶されている撮像装置2で直接撮像した第1画像について縦方向のエッジと横方向のエッジの交点を特徴点として検出するとともに、反射部3を介して撮像した第2画像についても縦方向のエッジと横方向のエッジの交点を特徴点として検出する。
撮像情報算出部21bは、特徴点抽出部21aで抽出した第1画像14の特徴点を含む所定範囲の画像を第1比較画像として抜き出して、RAM24に記憶するとともに、第2画像の特徴点を含む所定範囲の画像を第2比較画像として抜き出して、RAM24に記憶する。そして、撮像情報算出部21bは、RAM24に記憶した第1比較画像と第2比較画像とを比較して互いに一致又は一致率が高い比較画像が存在するか否かを判定する。一致又は一致率の高い比較画像が存在する場合に、一致又は一致率の高い第1比較画像及び第2比較画像の特徴点を表す画素について、撮像情報記憶テーブルを参照して、撮像装置2の位置及び光の行路を算出するとともに、仮想の撮像装置2kの位置及び光の行路を算出する。
位置算出部21cは、撮像情報算出部21bで算出した第1比較画像の特徴点を表す画素の撮像装置2の位置(x,y,z)及び光の行路(θij,φij)と、第2比較画像の特徴点を表す画素の仮想の撮像装置2kの位置(xmn,ymn,zmn)及び光の行路(θmn,φmn)とから撮像装置2の位置から光の行路に沿って引いた第1直線と、仮想の撮像装置2kの位置から光の行路に沿って引いた第2直線との交点の位置を特徴点画像の位置として算出する。
位置出力部21dは、位置算出部21cで算出した特徴点画像の位置を外部に出力する。
次に、上記実施形態の動作について座標演算処理部21で実行する座標演算処理手順を示す図6のフローチャートを伴って説明する。
座標演算処理部21は、先ず、撮像装置2から出力される撮像画像を読込んで、左半部領域PALの第1画像14と右半部領域PARの第2画像15とに分離して、画像メモリ22の第1画像記憶部22a及び第2画像記憶部22bに記憶する(ステップS1)。
次いで、画像メモリ22の第1画像記憶部22aから第1画像14を読込み(ステップS2)、読込んだ第1画像の縦方向のエッジと横方向のエッジとの交点で表される特徴点を抽出する(ステップS3)。この特徴点は被写体30の形態によって複数抽出される。
次いで、抽出した特徴点毎に、特徴点を含む所定範囲の周囲の画像を第1判定画像として抜き出し、抜き出した第1判定画像をRAM24の所定記憶部に一時記憶する(ステップS4)。
次いで、画像メモリ22の第2画像記憶部22bから第2画像を読込み(ステップS5)、前述したステップS3と同様に第2画像の特徴点を抽出する(ステップS6)。次いで、前述したステップS4と同様に、特徴点毎に、特徴点を含む所定範囲の画像を第2判定画像として抜き出し、RAM24の所定記憶部に一時記憶する(ステップS7)。
次いで、RAM24に記憶されている一つの第1判定画像について、第2判定画像を順次比較しながら、互いに一致するか又は一致率の高い第2判定画像が存在するか否かを判定する(ステップS8)。
第1判定画像と一致又は一致率が高い第2判定画像が存在しない場合(S8−N)には、後述するステップS11に移行する。
第1判定画像と一致又は一致率が高い第2判定画像が存在する場合(S8−Y)には、第1判定画像及び第2判定画像の特徴点の画素についてROM23に記憶されている撮像情報記憶テーブルを参照して、第1判定画像の特徴点の画素について撮像装置の位置(x,y,z)と光の行路(θij,φij)を求め、第2判定画像の特徴点の画素について仮想の撮像装置2kの位置(xmn,ymn,zmn)と光の行路(θmn,φmn)とを求める(ステップS9)。
次いで、求めた撮像装置2の位置から光の行路に沿って引いた第1直線と、求めた仮想の撮像装置2kの位置から光の行路に沿って引いた第2直線との交点の位置を特徴点の位置として算出する(ステップS10)。
次いで、判定を行なっていない未判定の第1判定画像が存在するか否かを判定し(ステップS11)、未判定の第1判定画像が存在する場合(S11−Y)には、未判定の第1判定画像を判定対象として設定し(ステップS12)、前記ステップS8に戻る。
未判定の第1判定画像が存在しない場合(S11−N)には、RAM24に記憶されている被写体30の特徴点の位置を外部の画像認識装置等に出力する(ステップS13)。
各特徴点について上記処理を繰り返すことにより、特徴点の位置を算出し、算出した位置を画像認識装置等に出力することにより、警報を発したり、注意を促したりすることができる。
このように、上記実施形態では、1つの撮像装置2を設けるのみで、その撮像装置2の撮像範囲に入る反射部を利用して、直接撮像した第1画像14と、反射部3を介して撮像した第2画像15とから被写体の位置を算出することができる。
このため、被写体の位置を演算する画像処理装置を構成する部品点数が少なくて済むとともに、小型化を図ることができ、撮像装置の取付位置が制限されることがない。
さらには、直接撮像した第1画像14に特徴点が複数抽出されている場合に、第2画像15に特徴点が抽出されない場合には、反射部3が汚れて反射率が低下していると判断することができ、反射部3の反射率を上げる清掃等を行なう必要があることを報知することもできる。
なお、上記実施形態では、撮像レンズとして魚眼レンズ11を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、広角レンズを適用することもできる。
また、上記実施形態では、撮像装置2をドアミラー位置に設置して車両後方を撮像する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ドアミラー位置に車両の前方を撮像するように配置することもできる。
さらには、車両の後部に搭載されたバックカメラを撮像装置として、バックカメラの周囲の反射部を利用して被写体の位置を算出することもでき、車両のフロントガラス位置に撮像装置を配置して、ボンネットを反射部とすることもできる。
また、上記実施形態では、本発明の画像処理装置を車両に搭載する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、自走ロボットや、自走車等の移動体に設けることができる他、固定部に撮像装置2及び反射部を配置して、移動体の位置を求めることもできる。
以上、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これらの説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。したがって、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例又は実施形態も網羅すると解すべきである。
1…画像処理装置、2…撮像装置、3…反射部、3a…円弧面、4…位置演算部、5…車両、5a…車両ドア、5b…ドアミラー、11…魚眼レンズ、12…撮像素子、13…画像処理部、21…座標演算処理部、21a…特徴点抽出部、21b…撮像情報算出部、21c…位置算出部、21d…位置出力部、22…画像メモリ、22a…第1画像記憶部、22b…第2画像記憶部、23…ROM、24…RAM、30…被写体

Claims (3)

  1. 被写体を撮像する撮像素子を備えた撮像装置と、
    該撮像装置の撮像範囲内に配置された反射部と、
    前記撮像装置で前記被写体を直接撮像した第1画像と前記反射部を介して前記被写体を撮像した第2画像とからなる撮像画像から前記被写体の位置を算出する位置演算部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記反射部は、車体であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記位置演算部は、
    前記第1画像における被写体の前記撮像装置上での位置と前記第2画像における同被写体の前記撮像装置上の位置を抽出し出力する位置検出部と、
    前記第1画像が結像する前記撮像素子上の各画素に対応する光の行路と、前記第2画像が結像する前記撮像素子上の各画素に対応する前記反射部で反射する光の行路を算出し出力する撮像情報算出部と、
    前記位置検出部と前記撮像情報算出部の出力を基に前記被写体の位置を算出する位置算出部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
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