JP2018150903A - Method for manufacturing internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃焼室に面する断熱膜を有する内燃機関及びその製造方法に関する。 The present invention relates to an internal combustion engine having a heat insulating film facing a combustion chamber and a method for manufacturing the same.
特許文献1は、内燃機関を開示している。当該内燃機関の燃焼室は、ピストンの上面とシリンダヘッドの底面に挟まれている。燃焼室に面するピストンの上面には、キャビティが形成されている。また、燃焼室に面するシリンダヘッドの底面には、全体的に断熱膜が形成されている。但し、断熱膜の膜厚は一様ではない。ピストンのキャビティに対向するキャビティ領域及びキャビティ領域の周りの周縁領域を考えたとき、周縁領域の断熱膜には研磨加工が施される。その結果、周縁領域における断熱膜は、キャビティ領域における断熱膜よりも薄くなる。例えば、周縁領域における断熱膜の膜厚は50〜150μmであり、キャビティ領域における断熱膜の膜厚は150〜250μmである。
特許文献2も、シリンダヘッドの燃焼室壁面に断熱膜(遮熱膜)が形成された内燃機関を開示している。当該断熱膜を形成する際、スプレーや刷毛を用いることにより、燃焼室壁面に断熱膜が塗布される。また、断熱膜を塗布する前に、燃焼室壁面に付着している油脂等の汚れを除去するために、燃焼室壁面に対してショットブラストが行われる。 Patent Document 2 also discloses an internal combustion engine in which a heat insulating film (heat insulating film) is formed on the combustion chamber wall surface of the cylinder head. When forming the heat insulation film, the heat insulation film is applied to the wall surface of the combustion chamber by using a spray or a brush. In addition, shot blasting is performed on the wall surface of the combustion chamber in order to remove dirt such as oil and fat adhering to the wall surface of the combustion chamber before applying the heat insulating film.
特許文献3は、燃焼室壁面に断熱コーティング膜を形成する技術を開示している。当該技術によれば、燃焼室壁面に塗料を塗布して塗膜を形成し、塗膜を焼き付けることにより、断熱コーティング膜が形成される。断熱コーティング膜を形成する前の予備処理として、燃焼室壁面にショットブラスト、エッチング、化成処理等が行われてもよい。 Patent document 3 is disclosing the technique which forms a heat insulation coating film in a combustion chamber wall surface. According to this technique, a heat insulating coating film is formed by applying a paint to the combustion chamber wall surface to form a coating film and baking the coating film. As pretreatment before forming the heat insulating coating film, shot blasting, etching, chemical conversion treatment, or the like may be performed on the combustion chamber wall surface.
上記の先行技術では、シリンダヘッドの底面に断熱膜が形成される。高温の燃焼室に曝される断熱膜の表面に微小亀裂が存在する場合、その微小亀裂が起点となって亀裂が進展する可能性がある。そのような亀裂がシリンダヘッドの内部まで進展すると、疲労強度が低下し、シリンダヘッドが破損しやすくなる。 In the above prior art, a heat insulating film is formed on the bottom surface of the cylinder head. When a microcrack exists on the surface of the heat insulating film exposed to the high-temperature combustion chamber, the microcrack may start from the microcrack and may develop. When such a crack propagates to the inside of the cylinder head, the fatigue strength is lowered and the cylinder head is easily damaged.
本発明の1つの目的は、燃焼室の壁面を構成する部品の母材表面に断熱膜が形成された内燃機関において、当該母材内部にまで亀裂が進展することを防止することができる技術を提供することにある。 One object of the present invention is to provide a technique capable of preventing cracks from progressing to the inside of a base material in an internal combustion engine in which a heat insulating film is formed on the surface of the base material of a component constituting the wall surface of the combustion chamber. It is to provide.
本発明の1つの観点において、内燃機関の製造方法が提供される。
その製造方法は、
前記内燃機関の燃焼室の壁面を構成する部品の母材の表面にショットピーニングを実施することによって、前記表面に圧縮残留応力層を形成する工程と、
前記母材よりも熱伝導率及び単位体積当たりの熱容量が低い断熱膜を、溶射によって、前記圧縮残留応力層上に形成する工程と
を含む。
In one aspect of the present invention, a method for manufacturing an internal combustion engine is provided.
The manufacturing method is
Forming a compressive residual stress layer on the surface by performing shot peening on a surface of a base material of a component constituting a wall surface of a combustion chamber of the internal combustion engine;
Forming a heat insulating film having lower thermal conductivity and lower heat capacity per unit volume than the base material on the compressive residual stress layer by thermal spraying.
本発明によれば、断熱膜を形成する際の下地処理として、母材表面に対してショットピーニングが実施され、それにより、高強度の圧縮残留応力層が形成される。そして、その圧縮残留応力層上に、溶射によって断熱膜が形成される。言い換えれば、母材と断熱膜との界面に、高強度の圧縮残留応力層が形成される。従って、仮に断熱膜の表面に微小亀裂が発生したとしても、その亀裂が母材内部まで進展することが防止される。すなわち、疲労強度の低下を防止し、部品の破損を防止することが可能となる。 According to the present invention, shot peening is performed on the surface of the base material as a base treatment when forming the heat insulating film, whereby a high-strength compressive residual stress layer is formed. Then, a heat insulating film is formed on the compressive residual stress layer by thermal spraying. In other words, a high-strength compressive residual stress layer is formed at the interface between the base material and the heat insulating film. Therefore, even if a micro crack is generated on the surface of the heat insulating film, the crack is prevented from extending to the inside of the base material. That is, it is possible to prevent a decrease in fatigue strength and to prevent breakage of parts.
また、ショットピーニングによって母材表面は粗くなる。その結果、溶射において優れたアンカー効果が実現される。すなわち、溶射によって形成される断熱膜と母材との密着力が向上する。このように、本発明によれば、ショットピーニングを実施することによって、疲労強度の増強と密着力の向上の両立が可能となる。 Further, the surface of the base material becomes rough due to shot peening. As a result, an excellent anchor effect is realized in thermal spraying. That is, the adhesion between the heat insulating film formed by thermal spraying and the base material is improved. As described above, according to the present invention, both shot strength and fatigue strength can be improved by performing shot peening.
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る内燃機関及びその製造方法を説明する。 An internal combustion engine and a method for manufacturing the same according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1.内燃機関の構造
図1は、本実施の形態に係る内燃機関1の構造を概略的に示す断面図である。図1に示される内燃機関1は、圧縮着火式のエンジン(ディーゼルエンジン)である。この内燃機関1は、主な構成として、燃焼室10、シリンダブロック20、ピストン30、及びシリンダヘッド40を備えている。燃焼室10は、シリンダブロック20、ピストン30、及びシリンダヘッド40によって囲まれた空間である。
1. Structure of Internal Combustion Engine FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing the structure of an
より詳細には、シリンダブロック20は、燃焼室10の側壁を形成する円筒形状のシリンダライナ21(シリンダボア)を備えている。シリンダライナ21の円筒形状の中心軸は、以下「中心軸C」と呼ばれる。また、以下の説明において、中心軸Cに平行な方向は「Z方向」と呼ばれ、Z方向と直交する平面は「XY平面」と呼ばれる。
More specifically, the
ピストン30は、シリンダライナ21の内周面に沿ってZ方向に摺動するように設けられている。このピストン30の上面31が、燃焼室10に面しており、燃焼室10の底面を形成している。ピストン30の上面31は、以下、「ピストン上面31」と呼ばれる。
The
シリンダヘッド40は、ピストン上面31と対向するようにシリンダブロック20上に設置されている。このシリンダヘッド40の底面41が、燃焼室10に面しており、燃焼室10の上面を形成している。シリンダヘッド40の底面は、以下、「ヘッド底面41」と呼ばれる。ヘッド底面41は、XY平面とほぼ平行である。
The
このように、燃焼室10は、シリンダライナ21、ピストン上面31、及びヘッド底面41によって囲まれている。特に、ピストン30が移動するZ方向において、ピストン上面31とヘッド底面41とは対向しており、燃焼室10は、それらピストン上面31とヘッド底面41によって挟まれている。
As described above, the
シリンダヘッド40には、更に、燃料噴射弁50及びグロープラグ60が取り付けられている。燃料噴射弁50は、燃焼室10に燃料を噴射する。典型的には、燃料噴射弁50は、中心軸Cの近傍に取り付けられる。グロープラグ60は、内燃機関1の始動補助装置として機能する。
A
図2は、Z方向から見たピストン30の構造を概略的に示すXY平面図である。図2中の線I−I’に沿った内燃機関1の断面構造が、図1で示された断面構造に相当する。以下、図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るピストン30のピストン上面31について詳しく説明する。
FIG. 2 is an XY plan view schematically showing the structure of the
本実施の形態に係るピストン30のピストン上面31には、凹状のキャビティ32が形成されている。このキャビティ32は、燃焼室10の一部である。ピストン上面31のうちキャビティ32が形成されている部分は、以下「キャビティ面31A」と呼ばれる。つまり、ピストン上面31のうちキャビティ面31Aが、凹状のキャビティ32を形成している。一方、ピストン上面31のうちキャビティ32が形成されていない部分、すなわち、キャビティ面31A以外の部分は、以下「非キャビティ面31B」と呼ばれる。非キャビティ面31Bは、XY平面と平行であり、ピストン上面31のうちシリンダヘッド40に最も近い。
A
図1及び図2に示される例において、キャビティ32は、中心軸Cを含む中央領域に形成されている。非キャビティ面31Bは、ピストン上面31の周縁領域に円環状に形成されている。キャビティ面31Aは、円環状の非キャビティ面31Bに囲まれるように形成されている。
In the example shown in FIGS. 1 and 2, the
図3は、Z方向から見たシリンダヘッド40の構造を概略的に示すXY平面図である。図3中の線I−I’に沿った内燃機関1の断面構造が、図1で示された断面構造に相当する。シリンダヘッド40には、吸気バルブ70及び排気バルブ80も形成されている。吸気バルブ70は、燃焼室10に空気を導入する吸気ポート(図示されない)を開閉するように設けられている。排気バルブ80は、燃焼室10から排気を排出する排気ポート(図示されない)を開閉するように設けられている。以下、図1及び図3を参照して、本実施の形態に係るシリンダヘッド40のヘッド底面41について詳しく説明する。
FIG. 3 is an XY plan view schematically showing the structure of the
本実施の形態に係るシリンダヘッド40のヘッド底面41には、断熱膜42が形成されている。断熱膜42の熱伝導率は、シリンダヘッド40の母材のものよりも低い。また、断熱膜42の単位体積当たりの熱容量は、シリンダヘッド40の母材のものよりも低い。例えば、シリンダヘッド40の母材はアルミニウム合金であり、断熱膜42はセラミック系材料で形成される。このような断熱膜42がヘッド底面41に形成されることにより、ヘッド底面41からの冷却損失が低減される。
A
図3に示される例では、断熱膜42は、ヘッド底面41の一部にだけ形成されている。より詳細には、シリンダヘッド40のヘッド底面41は、第1領域41Aと第2領域41Bとに区分けされる。第1領域41Aは、ピストン上面31のキャビティ32と対向する領域である。一方、第2領域41Bは、ピストン上面31の非キャビティ面31Bと対向する領域である。第2領域41Bは、円環状の非キャビティ面31Bに対応して円環状になっており、第1領域41Aは、円環状の第2領域41Bに囲まれている。そして、断熱膜42は、第2領域41Bには形成されておらず、第1領域41Aだけに形成されている。
In the example shown in FIG. 3, the
ピストン上面31の非キャビティ面31Bとヘッド底面41の第2領域41Bとの間の空間は、スキッシュエリアである。断熱膜42を第2領域41Bには形成せず、第1領域41Aにだけ形成することにより、スキッシュエリアのクリアランスを容易に確保することが可能になる。
A space between the
但し、本実施の形態に係る内燃機関1の構造は、図1〜図3で示されたものに限られない。例えば、断熱膜42は、ヘッド底面41の全体に形成されてもよい。
However, the structure of the
2.製造方法
次に、本実施の形態に係る内燃機関1の製造方法、特にシリンダヘッド40の断熱膜42の形成方法について詳しく説明する。図4〜図6は、本実施の形態に係るシリンダヘッド40の断熱膜42の形成方法を説明するための断面図である。
2. Manufacturing Method Next, a manufacturing method of the
図4には、シリンダヘッド40の母材100が示されている。母材100は、例えばアルミニウム合金である。母材表面100Sは、シリンダヘッド40がシリンダブロック20に組み付けられたときに燃焼室10側に向く面である。その母材表面100Sに対してショットピーニングが実施される。
FIG. 4 shows the
図5には、ショットピーニング実施後の母材100が示されている。ショットピーニングが実施された結果、母材表面100Sの表面は粗くなり、また、母材表面100S近傍に圧縮残留応力(compressive residual stress)が付与される。圧縮残留応力が付与され、疲労強度が高くなった層は、以下「圧縮残留応力層100R」と呼ばれる。例えば、圧縮残留応力層100Rは50μm以上形成される。
FIG. 5 shows the
その後、図6に示されるように、母材100の圧縮残留応力層100R上に断熱膜42が形成される。この断熱膜42は、母材100よりも熱伝導率の低い材料を溶射することによって成膜される。溶射皮膜の内部には施工の過程で気泡が形成される。これにより、断熱膜42の単位体積当たりの熱容量は、母材100よりも低くなる。
Thereafter, as shown in FIG. 6, a
このように、本実施の形態によれば、断熱膜42を形成する際の下地処理として、シリンダヘッド40の母材100に対してショットピーニングが実施され、それにより、高強度の圧縮残留応力層100Rが形成される。そして、その圧縮残留応力層100R上に、溶射によって断熱膜42が形成される。言い換えれば、母材100と断熱膜42との界面に圧縮残留応力層100Rが形成される。これによる効果は、次の通りである。
As described above, according to the present embodiment, shot peening is performed on the
溶射によって形成される断熱膜42の表面には、微小亀裂が存在する可能性がある。断熱膜42は高温の燃焼室10に曝されるが、断熱膜42の表面に微小亀裂が存在する場合、その微小亀裂が起点となって亀裂が進展する可能性がある。そのような亀裂がシリンダヘッド40の母材100の内部まで進展すると、疲労強度が低下し、シリンダヘッド40が破損しやすくなる。本実施の形態によれば、断熱膜42と母材100との界面に、高強度の圧縮残留応力層100Rが形成される。従って、仮に断熱膜42の表面に微小亀裂が発生したとしても、その亀裂がシリンダヘッド40の母材100の内部まで進展することが防止される。すなわち、シリンダヘッド40の疲労強度の低下を防止し、シリンダヘッド40の破損を防止することが可能となる。
There may be microcracks on the surface of the
また、ショットピーニングによって母材表面100Sは粗くなる。その結果、溶射において優れたアンカー効果が実現される。すなわち、溶射によって形成される断熱膜42と母材100との密着力が向上する。このように、本実施の形態によれば、ショットピーニングを実施することによって、疲労強度の増強と密着力の向上の両立が可能となる。
Moreover, the
尚、本実施の形態に係る断熱膜42の形成方法の適用先は、シリンダヘッド40だけに限られない。本実施の形態に係る断熱膜42の形成方法は、燃焼室10の壁面を構成する他の部品(例えばシリンダライナ21)にも適用可能である。その場合でも本実施の形態と同じ効果が得られる。
Note that the application destination of the method for forming the
1 内燃機関
10 燃焼室
20 シリンダブロック
21 シリンダライナ
30 ピストン
31 ピストン上面
31A キャビティ面
31B 非キャビティ面
32 キャビティ
40 シリンダヘッド
41 ヘッド底面
41A 第1領域
41B 第2領域
42 断熱膜
50 燃料噴射弁
60 グロープラグ
70 吸気バルブ
80 排気バルブ
100 母材
100S 母材表面
100R 圧縮残留応力層
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記内燃機関の燃焼室の壁面を構成する部品の母材の表面にショットピーニングを実施することによって、前記表面に圧縮残留応力層を形成する工程と、
前記母材よりも熱伝導率及び単位体積当たりの熱容量が低い断熱膜を、溶射によって、前記圧縮残留応力層上に形成する工程と
を含む
内燃機関の製造方法。 A method for manufacturing an internal combustion engine, comprising:
Forming a compressive residual stress layer on the surface by performing shot peening on a surface of a base material of a component constituting a wall surface of a combustion chamber of the internal combustion engine;
Forming a heat insulating film having a lower thermal conductivity and a lower heat capacity per unit volume than the base material on the compressive residual stress layer by thermal spraying.
Priority Applications (1)
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JP2017048772A JP2018150903A (en) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | Method for manufacturing internal combustion engine |
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JP2017048772A JP2018150903A (en) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | Method for manufacturing internal combustion engine |
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