JP2018148429A - Attachment device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、アタッチメント装置に関する。 The present invention relates to an attachment device.
音場における音響的フィードバックを行なう音響制御技術がある。この技術においては、例えば、音場における演奏者の演奏音(音信号)をマイクで集音し、音場における残響が考慮された残響音信号を生成し、スピーカから放音するAFC(アクティブフィールドコントロール)スピーカを用いた残響支援装置がある(例えば特許文献1,2参照)。AFCスピーカから放音された音は、直接または音場の空間内で反射された音がマイクにフィードバックされる。この場合、ハウリングが生じないようにしつつ、音場において残響音が発生するようにスピーカから音を出す。これにより、音場内において自然な響きとなるような残響が得られる。
There is an acoustic control technology that performs acoustic feedback in a sound field. In this technique, for example, an AFC (active field) that collects performance sound (sound signal) of a performer in a sound field with a microphone, generates a reverberation signal in consideration of reverberation in the sound field, and emits the sound from the speaker. There is a reverberation support device using a control speaker (see, for example,
ところで、AFCスピーカを用いると、音場内の環境によっては、特定の周波数の音が大きくなりハウリングが生じてしまう場合がある。このため、音場によっては、マイクやスピーカを設置できない、あるいは設置できたとしても、残響効果を得にくい場合がある。 By the way, when an AFC speaker is used, depending on the environment in the sound field, the sound of a specific frequency may become loud and howling may occur. For this reason, depending on the sound field, it may be difficult to obtain a reverberation effect even if a microphone or a speaker cannot be installed.
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ハウリングを抑えて、より自然な音質の残響が残るように調整できる残響支援装置用のアタッチメント装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object thereof is to provide an attachment device for a reverberation support device that can be adjusted so that reverberation with a more natural sound quality remains while suppressing howling.
上記課題を解決するために、本発明のアタッチメント装置は、音源から発生する音信号または振動信号、あるいはその両方を取得する信号取得部と、前記信号取得部が取得した信号に応じて加振器を駆動する駆動制御部と、前記加振器の駆動によって振動する板状部材の振動の音響特性を制御しつつ、前記信号取得部及び前記駆動制御部を前記板状部材に取り付ける取付部と、を備える。 In order to solve the above problems, an attachment device of the present invention includes a signal acquisition unit that acquires a sound signal and / or a vibration signal generated from a sound source, and a vibration exciter according to the signal acquired by the signal acquisition unit. A drive control unit that drives the plate, and an attachment unit that attaches the signal acquisition unit and the drive control unit to the plate-like member while controlling the acoustic characteristics of vibration of the plate-like member that vibrates by driving the vibrator. Is provided.
音信号には、例えば、楽器、スピーカおよび人などが放音した音を表す信号、日常や自然界で発生する音を表す信号の他、電子楽器の出力端子から出力される楽音信号、オーディオ装置、携帯音楽プレーヤなどの楽音再生装置の出力端子から出力される楽音信号が含まれる。また、振動信号には、弦楽器の弦の振動やドラムの振動など、楽器等の振動を表す信号が含まれる。
信号取得部には、例えば、音信号を収音するマイク、振動信号を検出する圧電素子などのピックアップ、各種機器に設けられて音信号や振動信号を出力するための出力端子に接続されるコネクタ(入力端子)などが含まれる。
The sound signal includes, for example, a signal representing a sound emitted by a musical instrument, a speaker and a person, a signal representing a sound generated in daily life or the natural world, a musical sound signal output from an output terminal of an electronic musical instrument, an audio device, A tone signal output from an output terminal of a tone generator such as a portable music player is included. Further, the vibration signal includes a signal representing the vibration of the musical instrument, such as the vibration of the string of the stringed instrument or the vibration of the drum.
The signal acquisition unit includes, for example, a microphone that collects a sound signal, a pickup such as a piezoelectric element that detects a vibration signal, and a connector that is provided in various devices and connected to an output terminal for outputting the sound signal and the vibration signal. (Input terminal).
板状部材の振動の音響特性を制御することは、例えば、板状部材における共振周波数を高くしたり、板状部材における共振周波数の振幅を小さくしたりすることを意味する。 Controlling the acoustic characteristics of the vibration of the plate member means, for example, increasing the resonance frequency of the plate member or reducing the amplitude of the resonance frequency of the plate member.
本発明によれば、板状部材の振動の音響特性を制御することで、任意の板状部材を用いても、加振器により周囲の音の状況に応じた振動を板状部材に与えた際に、特定の周波数における板状部材の振動を抑圧する等して、板状部材の振動特性のフラット化を図ることができる。これにより、振動によって板状部材から放音される音の周波数特性の凹凸を少なくすることができる。すなわち、板状部材から放音される音の周波数特性のフラット化を図ることができる。したがって、ハウリングを抑えて、より自然な音質の残響が残るように、板状部材から放音される音を調整できる。 According to the present invention, by controlling the acoustic characteristics of the vibration of the plate-like member, even if any plate-like member is used, the plate-like member is given vibration according to the surrounding sound conditions by the vibrator. At this time, it is possible to flatten the vibration characteristics of the plate-like member by suppressing the vibration of the plate-like member at a specific frequency. Thereby, the unevenness | corrugation of the frequency characteristic of the sound emitted from a plate-shaped member by vibration can be decreased. That is, it is possible to flatten the frequency characteristics of the sound emitted from the plate member. Therefore, the sound emitted from the plate-like member can be adjusted so that howling is suppressed and a more natural sound quality reverberation remains.
〔第一実施形態〕
以下、図1−3を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るアタッチメント装置2は、加振器3と共に板状部材4に装着されることで、残響支援装置1を構成する。
[First embodiment]
The first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the
はじめに、本実施形態の板状部材4について説明する。本実施形態における板状部材4は、内部に少なくとも一つの空洞11を有する板状に形成された音響構造体10である。音響構造体10の板厚方向(Z軸方向)から見た正面視で音響構造体10は任意の形状に形成されてよいが、本実施形態では矩形状に形成されている。音響構造体10には、空洞11を外部空間に連通させる開口部12が形成されている。
First, the plate-
本実施形態の音響構造体10は、複数(図示例では七つ)の空洞11を有する。各空洞11は、音響構造体10の板厚方向に直交する第一直交方向(Y軸方向)に延びている。複数の空洞11は、音響構造体10の板厚方向及び第一直交方向に直交する第二直交方向(X軸方向)に配列されている。
The
複数の空洞11は、音響構造体10の板厚方向に配列された二つの平板壁部13,14と、二つの平板壁部13,14の間において第二直交方向に間隔をあけて配列され、二つの平板壁部13,14を連結する複数(図示例では八つ)の連結壁部15と、によって形成されている。複数の連結壁部15は、図1(a)、図1(c)のように等間隔で配列されてもよいが、例えば不等間隔で配列されてもよい。すなわち、第二直交方向における空洞11の幅寸法は、例えば複数の空洞11の間で互いに異なっていてもよい。
The plurality of
音響構造体10の開口部12は、例えば空洞11の長手方向(第一直交方向)の一端又は両端に形成されてもよいが、本実施形態では板厚方向に向く音響構造体10の第一端面4aをなす第一平板壁部13に形成されている。本実施形態では、空洞11の長手方向の両端が閉塞壁部16によって塞がれている。
各空洞11は、一つ又は二つの開口部12によって外部空間に連通している。同一の空洞11に対して形成される二つの開口部12は、空洞11の長手方向において互いに間隔をあけた位置に配されている。開口部12は、例えば複数の空洞11の間で空洞11の長手方向において互いに異なる位置に形成されるとよい。また、開口部12は、例えば後述するアタッチメント装置2の取付部24によって覆われない位置に形成されるとよい。
The
Each
以上のように構成される音響構造体10は、特開2010−084509号公報にも記載されているように、壁に囲まれた音響空間において、平行対面する壁面間で音が繰り返し反射することによりブーミングやフラッターエコーなどの音響障害の発生を抑制又は防止する機能を有する。
具体的に説明すれば、音響空間内において発生した音は、音響構造体10の各開口部12を介して各空洞11に入射する。各空洞11に入射した音は各空洞11の共鳴周波数に応じて共鳴し、定在波を発生させる。各空洞11で発生した定在波の音響エネルギーは各空洞11に対応する開口部12から音響空間に向けて放射される。そして、この共鳴現象に起因する吸音効果と散乱効果により、音響空間内における音響障害の発生が防止される。
In the
More specifically, the sound generated in the acoustic space enters each
図1,2に示すように、アタッチメント装置2は、信号取得部21と、信号処理部22と、駆動制御部23と、取付部24と、を備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
信号取得部21は、音源から発生する音信号または振動信号、あるいはその両方を取得する。本実施形態の信号取得部21は、各種機器に設けられて音信号や振動信号を電気信号で出力するための出力端子に接続されるコネクタである。本実施形態では、マイク5の出力端子が信号取得部21(コネクタ)接続されている。
The
マイク5は、人や楽器などの音源から放音された音信号を集音する。また、マイク5は、音響構造体10から放音される残響音も集音する。マイク5において集音される音には、音源から直接マイク5に届く直接音と、音源が存在する音場にある壁(例えば部屋の壁)などで反射した反射音と、が含まれる。マイク5は集音した音を電気信号に変換し、信号取得部21に出力する。
The
信号処理部22は、信号取得部21が取得した信号(電気信号)に対して所定の信号処理を施す。信号処理部22における所定の信号処理には、電気信号から反射音成分(ウェット)の一部又は全部を抽出する処理が含まれる。また、信号処理部22における所定の信号処理には、電気信号から反射音成分(ウェット)及び直接音成分(ドライ)を所定の割合で抽出する処理が含まれてよい。この場合、信号処理部22は、例えば、抽出する反射音成分及び直接音成分の割合を調節する機能(割合調節機能)を有してもよい。
The
信号処理部22における所定の信号処理には、抽出した反射音成分(又は反射音成分及び直接音成分)に基づいて残響音信号(残響音に対応する信号)を生成する処理が含まれる。また、信号処理部22における所定の信号処理には、残響音の残響時間を設定する処理が含まれてもよい。この場合、信号処理部22は、例えば、残響音の残響時間を調節する機能(残響時間調節機能)を有してもよい。また、信号処理部22における所定の信号処理には、生成された残響音信号を増幅する処理が含まれてよい。この場合、信号処理部22は、生成した残響音信号を駆動制御部23に出力する。
信号処理部22では、例えば、上記したような信号処理を行わずに、信号取得部21が取得した信号(電気信号)をそのまま駆動制御部23に出力するバイパス処理を行ってもよい。
The predetermined signal processing in the
In the
駆動制御部23は、信号処理部22から出力された信号(例えば残響音信号)に応じて加振器3を駆動する。より具体的に、駆動制御部23は、信号処理部22から出力された信号に応じた駆動信号を生成し、この駆動信号を加振器3に出力する。
The
加振器3は、駆動制御部23から出力された駆動信号に基づいて、音響構造体10を主に音響構造体10の板厚方向に振動させる。これにより、残響音が音響構造体10から放音される。加振器3は、例えばボイスコイル型のアクチュエータであってよい。加振器3は、不図示の電気配線によって駆動制御部23と接続されている。加振器3は、例えば、コネクタ等によって駆動制御部23に対して着脱可能に接続されてよい。
The
加振器3は、音響構造体10に対して任意の位置に取り付けられてよいが、本実施形態では、正面視した音響構造体10の中央領域(対角線の中央)に取り付けられている。音響構造体10の中央領域は、音響構造体10の振動モードにおける振動の腹に相当するため、加振器3から音響構造体10への振動の伝達効率を高めることができる。これにより、加振器3の駆動力が小さくても、音響構造体10から放音される残響音の音量を大きくすることができる。
The
また、加振器3は、板厚方向に向く音響構造体10の第一端面4a(第一平板壁部13)及び第一端面4aと反対側に向く音響構造体10の第二端面4b(第二平板壁部14)のいずれに取り付けられてもよい。本実施形態では、加振器3が音響構造体10に形成された開口部12と干渉しないように、音響構造体10の第二端面4bに取り付けられている。
The
図1−3に示すように、取付部24は、加振器3の駆動によって振動する音響構造体10の振動の音響特性を制御するように音響構造体10に取り付けられる。振動の音響特性を制御することは、例えば、音響構造体10における共振周波数を高くしたり、音響構造体10における共振周波数の振幅を小さくしたりすることを意味する。また、振動の音響特性を制御することは、例えば、振動の減衰特性などのような振動の時間的変化の特性を変えることを意味してもよい。
さらに、取付部24は、前述した信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23を音響構造体10に取り付ける役割も果たす。すなわち、取付部24には、信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23が設けられている。
As illustrated in FIG. 1C, the
Further, the
本実施形態の取付部24は、音響構造体10をその板厚方向から支持するように音響構造体10の端部に取り付けられる取付部材25を備える。音響構造体10の端部とは、正面視した音響構造体10の縁及びその近傍部分を意味する。取付部材25は、互いに間隔をあけて配された一対の支持板部26,27と、一対の支持板部26,27を連結する連結板部28と、を有する。
The
一対の支持板部26,27は、取付部材25を音響構造体10に取り付けた状態において、音響構造体10の板厚方向において音響構造体10の両側に配され、音響構造体10の第一端面4a及び第二端面4bをそれぞれ支持する。一対の支持板部26,27の間隔は、音響構造体10の板厚と同等以下であればよい。また、一対の支持板部26,27の間隔は、図示例のように固定されてもよいし、例えば可変であってもよい。
正面視で、音響構造体10の第一端面4a及び第二端面4bを支持する各支持板部26,27の大きさ、特に、正面視した音響構造体10の縁から内側に延びる各支持板部26,27の長さは、取付部材25を音響構造体10に取り付けた状態で、加振器3により音響構造体10が振動する際に音響構造体10の端部の板厚方向への変位を抑制できる程度、かつ、音響構造体10の振動を阻害しない程度に設定されるとよい。
また、本実施形態において、音響構造体10の第一端面4aを支持する支持板部26は、音響構造体10の開口部12に干渉しないように形成されるとよい。
The pair of
The size of the
In the present embodiment, the
本実施形態の取付部材25は、音響構造体10の端部のうち正面視矩形状とされた音響構造体10の一つの辺(第一辺)全体に対応する部位を覆うキャップ状に形成されている。すなわち、本実施形態の取付部材25において、各支持板部26,27は、音響構造体10の第一辺に沿って延びる帯板状に形成されている。また、連結板部28は、一対の支持板部26,27の幅方向(Y軸方向)の一方の端部に配されて、音響構造体10の第一辺に対応する音響構造体10の側面全体を覆う第一連結板部28Aを含む。また、連結板部28は、一対の支持板部26,27の長手方向の両端部に配されて、音響構造体10の第一辺に隣り合う二つの隣接辺に対応する音響構造体10の側面の一部を覆う一対の第二連結板部28Bを含む。取付部材25は、例えば第一連結板部28A及び第二連結板部28Bの一方のみを備えてもよい。
The mounting
本実施形態において、取付部材25は、板厚方向に直交する一つの方向における音響構造体10の第一端部及び第二端部の両方に取り付けられる。取付部材25は、図1(a)のように第一直交方向における音響構造体10の両端部(第一端部及び第二端部)に取り付けられてもよいし、例えば第二直交方向における音響構造体10の両端部(第一端部及び第二端部)に取り付けられてもよい。
In the present embodiment, the
以上のように構成される本実施形態のアタッチメント装置2は、音響構造体10に装着することで、マイク5や加振器3と共に、音響構造体10から周囲の音の状況に応じた残響音を放音させる残響支援装置1を構成することができる。
The
以上説明したように本実施形態のアタッチメント装置2によれば、取付部24を音響構造体10に取り付けることで、音響構造体10における振動の音響特性を制御する。このため、加振器3により周囲の音の状況(人や楽器などの音源から放音された音の状況)に応じた振動を音響構造体10に与えた際に、特定の周波数(例えば共振周波数)における音響構造体10の振動を抑圧する等して、音響構造体10の振動特性のフラット化を図ることができる。これにより、振動によって音響構造体10から放音される残響音の周波数特性の凹凸を少なくすることができる。すなわち、残響音の周波数特性のフラット化を図ることができる。したがって、ハウリングを抑えて、より自然な音質の残響が残るように、残響音を調整することができる。具体的には、ハウリングを抑制できることで、音響構造体10から放音される音の音質、音量残響の長さをより大きく変化させることが可能となる。これにより、より自然な音質の残響が音場に残るように残響音を調整できる。
As described above, according to the
また、本実施形態のアタッチメント装置2では、取付部24が、音響構造体10の端部をその板厚方向の両側から支持する取付部材25を備える。このため、振動を音響構造体10に与えた際に音響構造体10の端部が板厚方向に変位することを抑え、音響構造体10の撓み振動を抑制できる。これにより、音響構造体10の剛性を高め、音響構造体10における低次の共振周波数を高くしたり、音響構造体10における低次の共振周波数の振幅を小さくしたりすることができる。すなわち、音響構造体10の低次の振動モードの抑制を図り、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性のフラット化を効率的に図ることができる。
また、アタッチメント装置2の取付部24が、音響構造体10の端部をその板厚方向の両側から支持する取付部材25によって構成されることで、アタッチメント装置2を簡単に音響構造体10に装着することができる。
Moreover, in the
Moreover, the
また、本実施形態のアタッチメント装置2では、取付部材25が、板厚方向に直交する一つの方向における音響構造体10の両方の端部(第一端部及び第二端部)に取り付けられる。これにより、振動を音響構造体10に与えた際に生じる音響構造体10の撓み振動をさらに抑制でき、その結果として、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性のフラット化をさらに効率的に図ることができる。
Further, in the
また、本実施形態のアタッチメント装置2において、取付部材25を構成する一対の支持板部26,27の間隔が音響構造体10の板厚よりも小さい場合、あるいは、一対の支持板部26,27の間隔が可変である場合には、一対の支持板部26,27によって音響構造体10の端部を板厚方向から挟み込む(締め込む)ことができる。これにより、板厚方向における音響構造体10の端部の拘束力をさらに強めて、振動を音響構造体10に与えた際に生じる音響構造体10の撓み振動をさらに抑制できる。
Further, in the
また、本実施形態のアタッチメント装置2において、信号処理部22が、残響時間調節機能や割合調節機能を有する場合には、残響音の効果の大小および残響時間の長短を調節することができる。これにより、音場の環境や楽器の演奏者や聴衆などの好みに適した残響音を音響構造体10から放音することができる。
Moreover, in the
また、本実施形態によれば、板状部材4が空洞11を有する板状の音響構造体10であることで、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性の凹凸を少なくすることができる、すなわち、残響音の周波数特性のフラット化を図ることができる。これにより、ハウリングの発生をさらに好適に抑制できる。
また、本実施形態の残響支援装置1によれば、音響構造体10が複数の空洞11を有する。このため、空洞11が一つの場合と比較して、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性の凹凸をさらに少なくすることができる。
Further, according to the present embodiment, the plate-
Further, according to the
また、本実施形態において、音響構造体10の複数の連結壁部15が不等間隔で配列されている場合には、平板壁部13,14のうち連結壁部15で区画された複数の領域の大きさ(面積)を互いに異ならせることができる。これにより、平板壁部13,14で振動しやすい周波数(共振周波数)が多様化するため、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性の凹凸を少なくすることができる、すなわち、残響音の周波数特性のフラット化を図ることができる。これにより、ハウリングの発生をさらに好適に抑制できる。
Moreover, in this embodiment, when the some
第一実施形態のアタッチメント装置2において、取付部材25は、例えば正面視した音響構造体10の端部全体に取り付けられてもよい。すなわち、取付部材25は、正面視した音響構造体10の周縁形状に対応する正面視環状に形成されてもよい。
In the
〔第二実施形態〕
次に、図4−5を参照して本発明の第二実施形態について説明する。本実施形態のアタッチメント装置は、第一実施形態のアタッチメント装置2と比較して、取付部の構成のみが異なり、他の構成については同様である。本実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The attachment device of the present embodiment is different from the
図4−5に示すように、本実施形態のアタッチメント装置2Cは、第一実施形態と同様の音響構造体10に装着され、音響構造体10と共に残響支援装置1Cを構成する。
本実施形態のアタッチメント装置2Cは、第一実施形態と同様の信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23(図2参照)を備える。また、本実施形態のアタッチメント装置2Cは、第一実施形態と同様に、加振器3の駆動によって振動する音響構造体10の振動の音響特性を制御しつつ、信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23を音響構造体10に取り付ける取付部24Cを備える。
As shown in FIG. 4-5, the
The
本実施形態の取付部24Cは、一対の側面支持部31C,32Cと、テンション付与ユニット33Cと、を備える。
一対の側面支持部31C,32Cは、音響構造体10の板厚方向に直交する一つの直交方向における音響構造体10の第一端部及び第二端部の両方を直交方向に向く音響構造体10の側面からそれぞれ支持する。
The mounting
The pair of
一対の側面支持部31C,32Cは、例えば第二直交方向に向く音響構造体10の両端部(第一端部及び第二端部)の側面を支持してもよいが、本実施形態では第一直交方向に向く音響構造体10の両端部(第一端部及び第二端部)の側面を支持する。
各側面支持部31C,32Cは、対応する音響構造体10の側面全体を支持するように形成されている。具体的に、各側面支持部31C,32Cは、第二直交方向に延びる帯板状に形成されている。各側面支持部31C,32Cの長手方向の両端部は、後述するテンション付与ユニット33Cの構成を考慮し、第二直交方向における音響構造体10の両端から突出している。
The pair of side
Each of the
本実施形態のアタッチメント装置2Cでは、上記した一対の側面支持部31C,32Cの一方又は両方に、信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23が設けられる。
In the
テンション付与ユニット33Cは、一対の側面支持部31C,32Cの間隔を狭めて音響構造体10にテンションを与える。本実施形態のテンション付与ユニット33Cは、ボルト34C及びナット35Cを備える。
ボルト34Cの軸部は、一対の側面支持部31C,32Cに挿通されている。ボルト34Cの頭は、一方の側面支持部31C(図4−5において下側に位置する側面支持部31C)のうち他方の側面支持部32C(上側に位置する側面支持部32C)と反対側に向く外側面に当接する。ナット35Cは、他方の側面支持部32Cの外側面から突出するボルト34Cの軸部の先端部に取り付けられる。これにより、本実施形態のテンション付与ユニット33Cでは、ボルト34C及びナット35Cを相対的に回転させることで、一対の側面支持部31C,32Cの間隔を狭めることができる。
The
The shaft portion of the
本実施形態において、ボルト34C及びナット35Cは、第二直交方向における音響構造体10の両側に一組ずつ配されている。ボルト34Cの軸部は、各側面支持部31C,32Cのうち音響構造体10の両端から突出した部位に挿通されている。
In the present embodiment, one set of
本実施形態のアタッチメント装置2Cによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態のアタッチメント装置2Cによれば、テンション付与ユニット33Cを構成するボルト34C及びナット35Cによって一対の側面支持部31C,32Cの間隔を狭めることで、音響構造体10に第一直交方向への圧縮力(テンション)を付与することができる。これにより、音響構造体10の剛性を高めて、音響構造体10における低次の共振周波数を高くしたり、音響構造体10における低次の共振周波数の振幅を小さくしたりすることができる。すなわち、音響構造体10の低次の振動モードの抑制を図り、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性のフラット化を効率的に図ることができる。
According to the
In addition, according to the
また、本実施形態のアタッチメント装置2Cによれば、テンション付与ユニット33Cを構成するボルト34C及びナット35Cが、第二直交方向における音響構造体10の両側に配されている。これにより、少ない組数のボルト34C及びナット35Cにより、音響構造体10に付与するテンション(圧縮力)の大きさが、第二直交方向において不均一となることを好適に抑制できる。
Further, according to the
第二実施形態のアタッチメント装置2Cにおいて、テンション付与ユニット33Cを構成するボルト34C及びナット35Cは、例えば板厚方向における音響構造体10の両側に配されてもよい。この場合には、ボルト34Cを各側面支持部31C,32Cに挿通させるために、板厚方向に対応する各側面支持部31C,32Cの幅方向(Z軸方向)の両端部を、板厚方向における音響構造体10の両端から突出させればよい。この構成において、音響構造体10に付与するテンション(圧縮力)の大きさが第二直交方向において不均一となることを抑制するためには、例えば、複数組のボルト34C及びナット35Cを第二直交方向に間隔をあけて配列すればよい。
In the
第二実施形態のアタッチメント装置2Cの構造は、第一実施形態のアタッチメント装置2にも適用可能である。例えば、第二実施形態のテンション付与ユニット33Cによって第一実施形態の二つの取付部材25(特に第一連結板部28A)の間隔を狭めることで、音響構造体10にテンションを付与してもよい。
The structure of the
〔第三実施形態〕
次に、図6−8を参照して本発明の第三実施形態について説明する。本実施形態のアタッチメント装置は、第一、第二実施形態のアタッチメント装置2,2Cと比較して、取付部の構成のみが異なり、他の構成については同様である。本実施形態では、第一、第二実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
[Third embodiment]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The attachment device of the present embodiment is different from the
図6−8に示すように、本実施形態のアタッチメント装置2Dは、第一実施形態と同様の音響構造体10に装着され、音響構造体10と共に残響支援装置1Dを構成する。
本実施形態のアタッチメント装置2Dは、第一実施形態と同様の信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23(図2参照)を備える。また、本実施形態のアタッチメント装置2Dは、第一実施形態と同様に、加振器3の駆動によって振動する音響構造体10の振動の音響特性を制御しつつ、信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23を音響構造体10に取り付ける取付部24Dを備える。図6−8では加振器3の記載を省略しているが、本実施形態においても加振器3を第一、第二実施形態と同様の位置に配することが可能である。
As shown in FIGS. 6-8, the
The
また、本実施形態の取付部24Dは、第二実施形態と同様に、一対の側面支持部31D,32Dと、テンション付与ユニット33Dと、を備える。
一対の側面支持部31D,32Dは、音響構造体10の板厚方向に直交する一つの直交方向における音響構造体10の第一端部及び第二端部の両方を直交方向に向く音響構造体10の側面からそれぞれ支持する。
In addition, the
The pair of side
一対の側面支持部31D,32Dは、例えば第一直交方向に向く音響構造体10の両端部(第一端部及び第二端部)の側面を支持してもよいが、本実施形態では第二直交方向に向く音響構造体10の両端部(第一端部及び第二端部)の側面を支持する。
また、各側面支持部31D,32Dは、例えば第二実施形態の場合と同様に、対応する音響構造体10の側面全体を支持するように形成されてもよいが、本実施形態では音響構造体10の側面の一部を支持するように形成されている。より具体的に、各側面支持部31D,32Dは、第一直交方向における各側面支持部31D,32Dの寸法が、第一直交方向における音響構造体10の側面の寸法よりも小さく形成されている。
Although a pair of side
Moreover, each side
また、本実施形態において、一対の側面支持部31D,32Dは、第一直交方向に延びる帯板状の連結部36Dによって連結されている。連結部36Dは、弾性的に撓み変形可能である。連結部36Dの長手方向の両端は、各側面支持部31D,32Dのうち音響構造体10の板厚方向における一方の端部に接続されている。
Moreover, in this embodiment, a pair of side
本実施形態のアタッチメント装置2Dでは、上記した一対の側面支持部31D,32Dや連結部36Dに、信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23が設けられる。
In the
テンション付与ユニット33Dは、第二実施形態と同様に、一対の側面支持部31D,32Dの間隔を狭めて音響構造体10にテンションを与える。本実施形態のテンション付与ユニット33Dは、テンションワイヤ37D及びワイヤ巻取部38Dを備える。
ワイヤ巻取部38Dは、一方の側面支持部31Dに設けられ、テンションワイヤ37Dを巻き取ったり繰出したりする。ワイヤ巻取部38Dは、ラチェット機構等により、テンションワイヤ37Dがワイヤ巻取部38Dから繰り出される方向に引っ張られても、テンションワイヤ37Dがワイヤ巻取部38Dから繰り出されないように保持する機能を有するとよい。テンションワイヤ37Dは、ワイヤ巻取部38Dから延びている。テンションワイヤ37Dの延長方向の先端は、他方の側面支持部32Dに固定されている。テンションワイヤ37Dは、図示例のように幅広の帯状に形成されてもよいが、例えば紐状、糸状に形成されてもよい。これらテンションワイヤ37D及びワイヤ巻取部38Dは、側面支持部31D,32Dのうち音響構造体10の板厚方向における他方の端部に配されている。
本実施形態のテンション付与ユニット33Dでは、ワイヤ巻取部38Dによってテンションワイヤ37Dを巻き取ることで、一対の側面支持部31D,32Dの間隔を狭めることができる。この際、連結部36Dは弾性的に撓み変形する。
As in the second embodiment, the
The
In the
本実施形態のアタッチメント装置2Dを音響構造体10に装着した状態では、一対の側面支持部31D,32Dが第二直交方向における音響構造体10の両側に位置する。また、連結部36Dとテンションワイヤ37Dとが、板厚方向における音響構造体10の両側に位置する。例えば、連結部36Dが板厚方向に向く音響構造体10の第一端面4a上に配され、テンションワイヤ37Dが第一端面4aと反対側に向く音響構造体10の第二端面4b上に配されてもよい。本実施形態では、連結部36Dが音響構造体10の開口部12と干渉しないように、連結部36Dが音響構造体10の第二端面4b上に配され、テンションワイヤ37Dが音響構造体10の第一端面4a上に配されている。
In a state where the
本実施形態のアタッチメント装置2Dによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態のアタッチメント装置2Dによれば、テンション付与ユニット33Dを構成するテンションワイヤ37D及びワイヤ巻取部38Dによって一対の側面支持部31D,32Dの間隔を狭めることで、音響構造体10に第二直交方向への圧縮力(テンション)を付与したり、音響構造体10を積極的に撓ませたりすることができる。音響構造体10が圧縮されたり、撓み変形したりすることで、音響構造体10の剛性を高めて、音響構造体10における低次の共振周波数を高くしたり、音響構造体10における低次の共振周波数の振幅を小さくしたりすることができる。すなわち、音響構造体10の低次の振動モードの抑制を図り、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性のフラット化を効率的に図ることができる。
According to the
Moreover, according to the
第三実施形態のアタッチメント装置2Dの構造は、第一実施形態のアタッチメント装置2にも適用可能である。すなわち、第三実施形態2Dのテンション付与ユニット33Dによって第一実施形態の二つの取付部材25の間隔を狭めることで、音響構造体10にテンションを付与してもよい。
The structure of the
〔第四実施形態〕
次に、図9−10を参照して本発明の第四実施形態について説明する。本実施形態のアタッチメント装置は、第一、第二、第三実施形態のアタッチメント装置2,2C,2Dと比較して、取付部の構成のみが異なり、他の構成については同様である。本実施形態では、第一、第二、第三実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
[Fourth embodiment]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The attachment device of this embodiment differs from the
図9−10に示すように、本実施形態のアタッチメント装置2Eは、第一実施形態と同様の音響構造体10に装着され、音響構造体10と共に残響支援装置1Eを構成する。
本実施形態のアタッチメント装置2Eは、第一実施形態と同様の信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23(図2参照)を備える。また、本実施形態のアタッチメント装置2Eは、第一実施形態と同様に、加振器3の駆動によって振動する音響構造体10の振動の音響特性を制御しつつ、信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23を音響構造体10に取り付ける取付部を備える。
As shown in FIGS. 9-10, the
The
本実施形態の取付部24Eは、一対の端面支持部41E,42Eと、弾性部43Eと、を備える。
一対の端面支持部41E,42Eは、音響構造体10の板厚方向に直交する一つの直交方向における音響構造体10の第一端部及び第二端部の両方を板厚方向に向く音響構造体10の一方の端面側からそれぞれ支持する。
The mounting
The pair of end
本実施形態において、一対の端面支持部41E,42Eは、第二直交方向における音響構造体10の両方の端部(第一端部及び第二端部)を板厚方向に向く音響構造体10の第一端面4a側からそれぞれ支持する。
本実施形態において、各端面支持部41E,42Eは、音響構造体10の第一端面4aに配される支持部本体44Eと、支持部本体44Eから音響構造体10の板厚方向に延び、音響構造体10の第二端面4bから突出する腕部45Eと、を備える。
In the present embodiment, the pair of end
In this embodiment, each end
弾性部43Eは、一対の端面支持部41E,42Eを連結するように各端面支持部41E,42Eに接続されている。弾性部43Eは、一対の端面支持部41E,42Eの間において音響構造体10の第一端面4aと反対側に向く音響構造体10の第二端面4b(他方の端面)に押し当てられる。
本実施形態において、弾性部43Eは弾性的に撓み変形可能な板ばね46Eによって構成されている。板ばね46Eの長手方向(第二直交方向)の両端は、支持部本体44Eから延びる腕部45Eの延長方向の先端に接続されている。板ばね46Eは、その長手方向における中途部が両端よりも腕部45Eの延長方向(音響構造体10の板厚方向)において支持部本体44Eに近づくように、湾曲している。
The
In the present embodiment, the
取付部24Eを音響構造体10から取り外した状態において、板ばね46Eの中途部は、一対の支持部本体44Eに対し、例えば腕部45Eの延長方向の基端側に位置してもよいし、図10のように腕部45Eの延長方向の先端側に位置してもよい。板ばね46Eの中途部が一対の支持部本体44Eよりも腕部45Eの延長方向の先端側に位置する場合、腕部45Eの延長方向(音響構造体10の板厚方向)における一対の支持部本体44Eと板ばね46Eの中途部との間隔dは、音響構造体10の板厚よりも小さく設定されるとよい。
これにより、取付部24Eを音響構造体10に取り付けた状態では、板ばね46Eが弾性的に撓み、その結果として、板ばね46Eの中途部が一対の端面支持部41E,42Eの間において音響構造体10の第二端面4bに押し当てられる。
In a state where the mounting
Thereby, in a state where the
また、本実施形態のアタッチメント装置2Eでは、弾性部43Eが、加振器3を音響構造体10の第二端面4bに押し当てる。具体的には、板ばね46Eの中途部と音響構造体10の第二端面4bとの間に、加振器3が挟み込まれる。これにより、加振器3が音響構造体10に取り付けられている。
Further, in the
本実施形態のアタッチメント装置2Eでは、上記した一対の端面支持部41E,42Eや弾性部43Eに、信号取得部21、信号処理部22及び駆動制御部23が設けられる。
In the
本実施形態のアタッチメント装置2Eによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態のアタッチメント装置2Eによれば、第二直交方向における音響構造体10の両端部が一対の端面支持部41E,42Eによって音響構造体10の第一端面4a側から支持され、弾性部43Eが一対の端面支持部41E,42Eの間において音響構造体10の第二端面4bに押し付けられる。このため、音響構造体10を積極的に撓ませることができる。これにより、音響構造体10の剛性を高め、音響構造体10における低次の共振周波数を高くしたり、音響構造体10における低次の共振周波数の振幅を小さくしたりすることができる。すなわち、音響構造体10の低次の振動モードの抑制を図り、音響構造体10から放音される残響音の周波数特性のフラット化を効率的に図ることができる。
According to the
Further, according to the
また、本実施形態のアタッチメント装置2Eによれば、弾性部43Eが加振器3を音響構造体10の第二端面4bに押し当てる。これにより、別途部材を用いず、加振器3を音響構造体10の第二端面4bに簡単に取り付けることができる。
Further, according to the
第四実施形態のアタッチメント装置2Eにおいて、弾性部43Eは、湾曲した板ばね46Eによって構成されることに限らない。弾性部43Eは、例えば、一対の端面支持部41E,42Eを連結する連結板部と、連結板部28の長手方向の中途部において音響構造体10と連結板部との間に挟み込まれるコイルばねやゴムなどの弾性体と、によって構成されてもよい。
In the
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。 Although the present invention has been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
本発明のアタッチメント装置において、コネクタとしての信号取得部には、マイクに限らず、例えばエレクトリックギター、電子キーボード等のように音に応じた電気信号を出力する各種の電気楽器、電子楽器が接続されてもよい。例えば、電気楽器がエレクトリックギターである場合、これに備えるピックアップがエレクトリックギターの弦の振動信号を電気信号に変換して、信号取得部に出力する。すなわち、信号取得部は、エレクトリックギターにおける弦の振動に対応する電気信号を取得する。 In the attachment device of the present invention, the signal acquisition unit as a connector is not limited to a microphone, and various electric musical instruments and electronic musical instruments that output electric signals according to sound such as an electric guitar and an electronic keyboard are connected. May be. For example, when the electric musical instrument is an electric guitar, a pickup provided therein converts the vibration signal of the electric guitar string into an electric signal and outputs the electric signal to the signal acquisition unit. In other words, the signal acquisition unit acquires an electrical signal corresponding to string vibration in the electric guitar.
本発明のアタッチメント装置において、信号取得部はコネクタに限らず、音信号を集音するマイク、振動信号を検出する圧電素子などのピックアップなどを含んでもよい。信号取得部がマイクを含む場合には、マイクとスピーカをなす音響構造体等の板状部材との相対位置が一義的に決まることで、残響支援装置においてハウリングが発生する特性(ループゲインの特性)が定まる。このため、ハウリングを発生させないようなゲイン調整(例えば、板状部材から出力される音の大きさや残響時間の調整)を簡単に実施できる。 In the attachment device of the present invention, the signal acquisition unit is not limited to the connector, and may include a microphone that collects a sound signal, a pickup such as a piezoelectric element that detects a vibration signal, and the like. When the signal acquisition unit includes a microphone, the relative position between the microphone and a plate-like member such as an acoustic structure that forms the speaker is uniquely determined, so that howling occurs in the reverberation support device (loop gain characteristic) ) Is determined. For this reason, it is possible to easily perform gain adjustment (for example, adjustment of sound volume and reverberation time output from the plate-like member) so as not to generate howling.
本発明のアタッチメント装置において、加振器は、例えば信号取得部、信号処理部、駆動制御部と共に、取付部に設けられてもよい。この場合、取付部を音響構造体等の板状部材に取り付けるだけで、簡単に残響支援装置を構成することができる。 In the attachment device of the present invention, the vibration exciter may be provided in the attachment unit together with the signal acquisition unit, the signal processing unit, and the drive control unit, for example. In this case, the reverberation support device can be configured simply by attaching the attachment portion to a plate-like member such as an acoustic structure.
本発明において、加振器は、音響構造体のうち、例えば正面視した音響構造体の振動モードにおける振動の節に対応する位置に取り付けられてもよい。この場合、音響構造体が放音する残響音の周波数特性の凹凸を少なくすることができる。 In the present invention, the vibrator may be attached to a position corresponding to a vibration node in the vibration mode of the acoustic structure as viewed from the front, among the acoustic structures. In this case, the unevenness of the frequency characteristics of the reverberant sound emitted by the acoustic structure can be reduced.
本発明のアタッチメント装置は、例えば信号処理を備えなくてもよい。この場合、駆動制御部は信号取得部が取得した信号に応じて加振器を駆動すればよい。 The attachment device of the present invention may not include signal processing, for example. In this case, the drive control unit may drive the vibrator according to the signal acquired by the signal acquisition unit.
本発明のアタッチメント装置の装着対象である板状部材は、内部に空洞を有する音響構造体に限らず、例えば空洞の無い単純な板であってもよい。また、本発明のアタッチメント装置の装着対象である板状部材は、専用部品に限らず、例えばホールや会議室などにある床、壁、天井、机などの既存の部品であってもよい。 The plate-like member to which the attachment device of the present invention is attached is not limited to an acoustic structure having a cavity inside, and may be a simple plate without a cavity, for example. Further, the plate-like member to which the attachment device of the present invention is attached is not limited to a dedicated part, and may be an existing part such as a floor, a wall, a ceiling, or a desk in a hall or a conference room.
1,1C,1D,1E…残響支援装置、2,2C,2D,2E…アタッチメント装置、3…加振器、4…板状部材、4a…第一端面、4b…第二端面、5…マイク、10…音響構造体、11…空洞、12…開口部、21…信号取得部、22…信号処理部、23…駆動制御部、24,24C,24D,24E…取付部、25…取付部材、26,27…支持板部、28…連結板部、31C,31D,32C,32D…側面支持部、33C,33D…テンション付与ユニット、41E,42E…端面支持部、43E…弾性部
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記信号取得部が取得した信号に応じて加振器を駆動する駆動制御部と、
前記加振器の駆動によって振動する板状部材の振動の音響特性を制御しつつ、前記信号取得部及び前記駆動制御部を前記板状部材に取り付ける取付部と、を備えるアタッチメント装置。 A signal acquisition unit for acquiring a sound signal or a vibration signal generated from a sound source, or both;
A drive control unit that drives the vibrator according to the signal acquired by the signal acquisition unit;
An attachment device comprising: an attachment portion that attaches the signal acquisition unit and the drive control unit to the plate-like member while controlling an acoustic characteristic of vibration of the plate-like member that vibrates by driving the vibrator.
前記板状部材の板厚方向に直交する一つの直交方向における前記板状部材の第一端部及び第二端部の両方を前記直交方向に向く前記板状部材の側面からそれぞれ支持する一対の側面支持部と、
前記一対の側面支持部の間隔を狭めて前記板状部材にテンションを与えるテンション付与ユニットを備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアタッチメント装置。 The mounting portion is
A pair of respectively supporting both the first end portion and the second end portion of the plate member in one orthogonal direction orthogonal to the plate thickness direction of the plate member from the side surfaces of the plate member facing the orthogonal direction. Side support,
The attachment device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a tension applying unit that applies tension to the plate-like member by narrowing a distance between the pair of side surface support portions.
前記板状部材の板厚方向に直交する一つの方向における前記板状部材の第一端部及び第二端部の両方を前記板厚方向に向く前記板状部材の一方の端面側からそれぞれ支持する一対の端面支持部と、
前記一対の端面支持部に接続されると共に、前記一対の端面支持部の間において前記一方の端面と反対側に向く前記板状部材の他方の端面に押し当てられる弾性部と、を備える請求項1に記載のアタッチメント装置。 The mounting portion is
Supports both the first end and the second end of the plate member in one direction orthogonal to the plate thickness direction of the plate member from one end surface side of the plate member facing the plate thickness direction. A pair of end surface support parts to
An elastic portion connected to the pair of end surface support portions and pressed against the other end surface of the plate-like member facing the one end surface between the pair of end surface support portions. The attachment device according to 1.
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