JP2018137654A - 通信装置、通信プログラム、および、通信方法 - Google Patents

通信装置、通信プログラム、および、通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メディア情報とサービス情報を多重する際、出力ビットレート(目標ビットレート)を入力ビットレートに対して柔軟に設定可能にする。【解決手段】入力されるメディア情報と生成されるサービス情報とを多重するサービス情報多重装置1は、メディア情報のPCR情報を含むMPEG2-TSパケットを検出し、PCR情報を出力するPCR検出部13と、PCR情報を含むMPEG2-TSパケット間に挿入されるべきダミーパケットの数を算出し、かつ、PCR情報を含むMPEG2-TSパケットのPCR情報の補正値を算出するパケット送出制御・PCR補正値算出部14と、パケット送出制御・PCR補正値算出部14の指定したダミーパケットを生成するNULLパケット生成部17と、PCR情報を含むMPEG2-TSパケットと、NULLパケット生成部17の出力となるダミーパケットとを多重するパケット多重部19と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、通信プログラム、および、通信方法に関するものであり、例えば、ISO/IEC 13818-1およびITU-T勧告H.222.0において標準化されているMPEG2システム、特にMPEG-2トランスポートストリーム(MPEG2-TS)により、メディア情報とサービス情報を多重化する装置であって、主にIPTV(Internet Protocol TeleVision)リニア放送サービスに使用されるものである。なお、上記のメディア情報は、主にオーディオおよびビデオ等の情報を転送するものであって、当該情報の再生に必要となる各種情報を含むビットストリーム情報である。また、サービス情報は、ネットワークやチャネル番号の情報や電子番組情報、視聴制御情報等である。
従来、MPEG2-TSによりサービスを行うシステムでは、一般にエンコーダ装置と称される装置により、オーディオおよびビデオ等の情報を高能率圧縮符号化によりデータ量を圧縮し、それぞれのビットストリームパケット化をした後、多重伝送する。この際、オーディオおよびビデオ情報の再生に必須となる時刻情報(例えば、PTS:Presentation Time Stamp、DTS:Decode Time Stamp、PCR:Program Clock Reference)やそれらのデータがどのプログラムに属しているかを記したPSI(Program Specific Information)情報等も、伝送されるビットストリーム(単に、ストリームと称する場合がある)に付加される。
IPTVリニア放送サービスでは、上記のエンコーダ装置のストリームに対して、さらに選局に必要なネットワークやチャネル番号等の情報(NIT:Network Information Table)、電子番組情報(EIT:Event Information Table)、サービスの種別に関する情報(SDT:Service Description Table)、放送局に関する情報(BIT:Broadcaster Information Table)、視聴制御に関する情報(ECM:Entitlement Control Message)等を多重化する必要がある。また、IPTVリニア放送サービスでは、メディア情報とサービス情報(SI(Service Information)情報と呼ぶ場合がある)を多重化した出力ストリームは、固定長のパケットからなるストリームであることが要求される。
よって、ビットレートを変更する場合には、出力ビットストリームに対する時刻情報であるPCR情報も修正することが必要となる。
なお、PCR情報は、27MHzの基準クロックを元にしたタイムスタンプ情報であり、MPEG2-TSパケット内にAdaptation Field情報として符号化され、伝送される。受信装置では、このPCRの値を基にPLL(Phase Locked Loop)により27MHzの基準クロックを再現するため、このPLL同期の動作を安定させるためにPCR情報の送信間隔は、100ms以下と規定されている(例えば、特許文献2参照)。
上記の事情を踏まえつつ、IPTVリニア放送サービス向けの多重化装置にて、入力ビットストリームの入力ビットレートに対して、出力ビットストリームの出力ビットレートを自在に変更したいという要望がある。従来、この種の多重化装置として、特許文献1のデジタル符号化多重化装置が知られている。
特許文献1の装置では、あらかじめ、入力されたビットストリームに対して、出力ビットストリームの(多重化)出力ビットレートが目標出力ビットレートとなるように、冗長データを付加し、ビットレート調整をする。この際、他装置からのビットレートと多重化出力のビットレートを所定値の整数倍とすることで、他装置からのビットレートを変換する際にそのストリーム自体に含まれる時刻情報を変更することなく多重化できる。
一方、自装置のエンコーダにより圧縮されたデータは、上記の他装置からのビットレートのビットレート変換の際に発生した冗長データと置換され、多重される。他装置からのビットストリームおよび自装置のデータがともに有意なデータである場合には、自装置のデータを、他装置のビットストリームが冗長データとなる位置まで遅延した後、冗長データと置換し、多重(化)する。この際、遅延対象となったデータにPCR情報が含まれている場合、PCR情報を遅延分補正する。このPCR情報の補正は、単純に遅延させるパケット数と出力ビットレートにより決定される。
しかしながら、MPEG2-TSパケットは固定長であり、他装置からのビットストリームの時間情報の調整を不要とするため、特許文献1による上記の多重化方法では、多重化出力ビットレートは、他装置のビットレート(入力ビットレート)のN/M倍でなければならない、という制約が生じる(N>Mであり、N、Mは自然数)。つまり、必ずしも適切かつ効率的な出力ビットレートの設定ができない問題がある。
この制限を緩和した多重化装置としては、特許文献2に示す変換装置がある。この変換装置は、単一のプログラム(オーディオおよびビデオのデータの組み合わせ)をビデオデータ(ビデオ信号)のみを再圧縮し、再多重するものである。この変換装置では、入力される最初のPCR情報を基に、入力ビットレートと入力データ量(ビット数)により、PCR値を再生し、単位時間に出力するデータ量を管理するとともに、再生されたPCR値を基に一定間隔によりPCR情報とPSI情報を含むパケットを生成し、出力する。この変換装置では、PMT(Program Map Table)にPCR情報を付加するため、上記の一定間隔は100ms以下となる。
一般にPCR情報は、ビデオ情報を伝送するPID(パケット識別子:Packet Identifier)または、PCR情報を伝送する専用のPIDにより伝送される。しかしながら、上記の方法(特許文献2に従った方法)では、PCR情報の伝送は、入力のPCR情報を伝送するパケットではなく、新たに生成するPMTとともに伝送するため、入力MPEG2-TSパケットのPCR情報の削除手段が必要になる。そのため、本発明の対象となる、ビデオ信号を再圧縮しない、メディア情報にSI情報を多重する装置においては、PCR情報の削除手段を用意することは処理の煩雑化を招く問題があり、特許文献2に従う方法は採用できない。
特開平11−163817号公報 特開2001−251616号公報
そこで、上記事情に鑑みて、本発明では、メディア情報とサービス情報を多重する際、出力ビットレート(目標ビットレート)を入力ビットレートに対して柔軟に設定可能にすることを目的とする。
前記課題を達成するため、本発明は、入力されるメディア情報と生成されるサービス情報とを多重する通信装置であって、前記メディア情報のPCR情報を含むMPEG2-TSパケットを検出し、前記PCR情報を出力するPCR検出部と、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケット間に挿入されるべきダミーパケットの数を算出する第1補正算出部と、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットのPCR情報の補正値を算出する第2補正算出部と、前記第1補正算出部の指定したダミーパケットを生成するダミーパケット生成部と、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットと、前記ダミーパケット生成部の出力となるダミーパケットとを多重するパケット多重部と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、入力されるメディア情報と生成されるサービス情報とを多重する通信装置としてのコンピュータを、前記メディア情報のPCR情報を含むMPEG2-TSパケットを検出し、前記PCR情報を出力するPCR検出部と、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケット間に挿入されるべきダミーパケットの数を算出する第1補正算出部と、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットのPCR情報の補正値を算出する第2補正算出部と、前記第1補正算出部の指定したダミーパケットを生成するダミーパケット生成部と、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットと、前記ダミーパケット生成部の出力となるダミーパケットとを多重するパケット多重部と、として機能させるための通信プログラムである。
また、本発明は、入力されるメディア情報と生成されるサービス情報とを多重する通信装置における通信方法であって、前記通信装置が、前記メディア情報のPCR情報を含むMPEG2-TSパケットを検出し、前記PCR情報を出力するPCR検出ステップと、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケット間に挿入されるべきダミーパケットの数を算出する第1補正算出ステップと、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットのPCR情報の補正値を算出する第2補正算出ステップと、前記第1補正算出ステップにて指定したダミーパケットを生成するダミーパケット生成ステップと、前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットと、前記ダミーパケット生成ステップでの出力となるダミーパケットとを多重するパケット多重ステップと、を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、メディア情報とサービス情報を多重する際、出力ビットレート(目標ビットレート)を入力ビットレートに対して柔軟に設定可能にすることができる。
本実施形態のサービス情報多重装置(通信装置)の機能構成図である。 メディアストリームと、SI生成部11から生成されるSIパケットをSI多重部12で多重し(SI多重)、パケットバッファ15で速度変換された際の状態を図示したものである。(a)がメディアストリームの例を示す図、(b)がSI生成部が生成するSIパケットの例を示す図、(c)がSI多重され、パケットバッファに保持されているストリームが目標ビットレートで出力されるときの出力ストリームの例を示す図、(d)がパケット多重部から出力されるストリームの一例を示す概要図である((d−1)〜(d−3))。 MPEG2-TSパケットのフォーマットの例を示す図である。 図2をベースとした図面であり、メディアストリームと、SI生成部11から生成されるSIパケットをSI多重部12で多重し(SI多重)、パケットバッファ15で速度変換された際の状態を図示したものである。(a)がメディアストリームの例を示す図、(b)がSI生成部が生成するSIパケットの例を示す図、(c)がSI多重され、パケットバッファに保持されているストリームが目標ビットレートで出力されるときの出力ストリームの例を示す図、(d)がパケット多重部から出力されるストリームの一例を示す概要図である(d−4)。 ダミーパケットとして、NULLパケットを使用する場合におけるパケットデータのフォーマット図(その1)である。 ダミーパケットとして、NULLパケットを使用する場合におけるパケットデータのフォーマット図(その2)である。 ダミーパケットとして、アダプテーションフィールドでスタッフィングバイトを使用する場合におけるパケットデータのフォーマット図(その1)である。 ダミーパケットとして、アダプテーションフィールドでスタッフィングバイトを使用する場合におけるパケットデータのフォーマット図(その2)である。 ダミーパケットとして、PSI(PAT/PMT)に指定されない、かつ、規格で予約されていないPIDのパケットを使用する場合におけるパケットデータのフォーマット図(その1)である。 ダミーパケットとして、PSI(PAT/PMT)に指定されない、かつ、規格で予約されていないPIDのパケットを使用する場合におけるパケットデータのフォーマット図(その2)である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
≪構成≫
図1は、本実施形態のサービス情報多重装置1(通信装置)の機能構成図である。サービス情報多重装置1は、SI生成部11と、SI多重部12と、PCR検出部13と、パケット送出制御・PCR補正値算出部14(第1補正算出部、第2補正算出部)と、パケットバッファ15と、PCR補正部16と、NULLパケット生成部17(ダミーパケット生成部)と、PCRパケット生成部18と、パケット多重部19とを備える。
なお、サービス情報多重装置1は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、ハードディスクなどの記憶手段(記憶部(第1記憶部、第2記憶部))と、ネットワークインタフェースとを有するコンピュータとして構成される。このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部により構成される制御部(制御手段)を動作させる。
図1に示すメディアストリームは、主にエンコーダ装置から出力されるオーディオおよびビデオ等の情報を転送するものであって、当該情報の再生に必要となる各種情報を含むビットストリームであり、SI多重部12に入力される。
SI生成部11は、ネットワークの情報やチャネル番号の情報や電子番組情報、視聴制御に関する情報等のサービス情報(SI:Service Information)をSIパケットとして生成し、SI多重部12に出力する。
SI多重部12はメディアストリームと、SI生成部11からのSIパケットを非同期多重(SI多重)し、パケットバッファ15に出力する。
PCR検出部13は、SI多重部12の出力(SI多重されたメディアストリーム)を監視し、MPEG2-TSヘッダ内のCC(Continuity Count)値、PID値を、パケット送出制御・PCR補正値算出部14に出力するとともに、PCR情報を含むパケットを検出すると、そのPCR情報を、パケット送出制御・PCR補正値算出部14に出力する。
図1に示す目標ビットレート値は、メディアストリームとサービス情報を多重化した後のビットレート値を指定した目標値である。本実施形態では、既知のメディアストリームのビットレート(入力ビットレート)にSI生成部11が生成するSIパケットのビットレートを加えた値より大きな値を設定する。
パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、本発明の特徴をなすものであり、PCR検出部13からのPCR情報を基に、PCRパケット間の時間(PCR間隔)を算出する。次に、パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、目標ビットレート(値)、および、PCR間隔より求められるデータ量とパケットバッファ15内のデータ量との差分より、(目標ビットレートにすることでPCRパケット間に生じる隙間に)挿入すべきNULLパケットの数と、SI多重部12から出力されるPCR情報を含むパケットのPCR値(PCR検出部13から取得)を補正するための値を算出する。
パケットバッファ15は、SI多重部12から出力されるパケットを一時的に保持する。パケットバッファ15は、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの指示により、保持しているパケットをパケット多重部19に出力する。パケットバッファ15は、PCR情報を含むパケットをSI多重部12から受信する度に、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの指示により、PCR補正部16が出力する補正値を、保持しているパケットに作用させる動作をする。
PCR補正部16は、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの指示により、パケットバッファ15から出力されるパケットのうち、PCR情報を含むパケットのPCR情報を書き換え、その他のパケットは一切変更せずに処理するための補正値をパケットバッファ15に出力する。
NULLパケット生成部17は、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの指示により、パケット送出制御・PCR補正値算出部14が指定した数のNULLパケットを、パケット多重部19に出力する。
PCRパケット生成部18は、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの指示により、パケット送出制御・PCR補正値算出部14が指定したCC値とPIDによって伝送されるPCR情報とを含むMPEG2-TSパケットを生成し、パケット多重部19に出力する。
パケット多重部19は、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの指示により、所定の優先順序(後記)に従ってMPEG2-TSパケットを多重し、出力ストリームとしてサービス情報多重装置1外に出力する。
≪MPEG2-TSパケットのフォーマット≫
次に、MPEG2-TSパケットのフォーマットについて説明する。図3は、MPEG2-TSパケットのフォーマットの例を示す図である。この図3において、トランスポートパケットストリームは、1フレームが188バイトで構成され、1フレームはヘッダ部30と、ペイロード部70とから構成されている。
ヘッダ部30は、同期バイト31(8ビット)と、トランスポートエラーインディケータ32(1ビット)と、ペイロードユニットスタートインディケータ33(1ビット)と、トランスポートプライオリティ34(1ビット)と、PID(パケット識別情報)35(13ビット)と、トランスポートスクランブリングコントロール36(2ビット)と、アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)と、コンティニュイティカウンタ38(4ビット)と、アダプテーションフィールド39とから構成されている。
このアダプテーションフィールド39は、アダプテーションフィールド長さ40(8ビット)と、ディスコンティニュイティインディケータ41(1ビット)と、ランダムアクセスインディケータ42(1ビット)と、エレメンタリストリームプライオリティインディケータ43(1ビット)と、5フラグ44(5ビット)と、オプショナルフィールド45と、スタッフィングバイト46とから構成されている。
更に、このオプショナルフィールド45は、PCR(Program Clock Reference:システム時刻基準参照値)47(42ビット)と、OPCR(Original PCR)48(42ビット)と、スプライスカウントダウン49(8ビット)と、トランスポートプライベイトデータ長50(8ビット)と、トランスポートプライベイトデータ51と、アダプテーションフィールドエクステンション長52(8ビット)と、3フラグ53(3ビット)と、オプショナルフィールド54とから構成されている。
また、オプショナルフィールド54は、Itwバリッドフラグ55(1ビット)と、Itwオフセット56(15ビット)と、空き57(2ビット)、ピースワイズレート58(22ビット)と、スプライスタイプ59(4ビット)と、DTS(Decoding Time Stamp:復号の時刻管理情報) next au60(33ビット)とから構成されている。
次に、ヘッダ部30における各データの概要は、次に示される通りである。
ここで、後述される「bslbf」は、2進数の「0」または「1」からなるビット列であり、左のビットが先頭となるビット列である。またここで、後述される「uimsbf」は、符号なし整数であり、最上位ビットが先頭である。
同期バイト31(8ビット)は、bslbfのデータであり、予め決められた「01000111(0x47)」に設定される。
トランスポートエラーインディケータ32(1ビット)は、bslbfのデータであり、データにエラーが無い場合、「0」に設定される。
ペイロードユニットスタートインディケータ33(1ビット)は、bslbfのデータであり、ペイロードにデータの先頭バイトが存在しない場合、「0」に設定される。
トランスポートプライオリティ34(1ビット)は、bslbfのデータであり、通常時の場合に「0」、優先パケットの場合、「1」に設定される。
PID(パケット識別情報)35(13ビット)は、uimsbfのデータであり、ペイロードに格納されるデータの種類を区別する。ここで、PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値は、次に示されるように、予め規定されている。
PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値「1111111111111(0x1FFF)」については、PID(パケット識別情報)35(13ビット)を含むヘッダ部30の後に続くペイロード70がヌルパケットの場合のために、予め規定されている。
また、PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値「0000000000000(0x0000)」〜「0000000000010(0x0002)」については、PMT(Program Association Table:プログラムアソシエーションテーブル)、PMT (Program Map Table:限定アクセステーブル)、トランスポートストリームディスクリプションテーブルを用いるために、予め規定されている。
PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値「0000000000011(0x00003)」〜「0000000001111(0x0000F)」については、予約された値として、予め規定されている。
PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値「0000000010000(0x00010)」〜「1111111111110(0x1FFE)」については、PATで選択されたPMTのために割り当てられるPID値、PCRが多重されるエレメンタリストリームのために割り当てられるPID値、PMTで選択された映像、音声、字幕等のエレメンタリーストリームのために割り当てられるPID値、または他の目的のために割り当てられるPID値として、予め規定されている。
トランスポートスクランブリングコントロール36(2ビット)は、bslbfのデータであり、ペイロードが暗号化されていない場合、「00」に設定される。
ここで、トランスポートスクランブリングコントロール36(2ビット)は、当該トランスポートスクランブリングコントロール36(2ビット)を含むヘッダ部30の後に続くペイロード70がヌルパケットの場合、「00」に設定される。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)は、bslbfのデータである。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)は、当該アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)を含むヘッダ部30におけるアダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)の存在を示す。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)は、当該アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)を含むヘッダ部30の後に続くペイロードの存在を示す。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)の設定の一例は、次の通りである。
・「01」の場合:アダプテーションフィールド無し、ペイロード有り。
・「10」の場合:アダプテーションフィールド有り、ペイロード無し。
・「11」の場合:アダプテーションフィールドの次にペイロードが続く。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)は、アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)の次に続くペイロード70がヌルパケットの場合、アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)は、「01」に設定される。
コンティニュイティカウンタ38(4ビット)は、uimsbfのデータであり、PID毎に1ずつ繰り上げて、パケットロスが無いことを示す。
ここで、コンティニュイティカウンタ38(4ビット)は、最大値「1111」から1つ繰り上る場合に「0」へと変わる。
ここで、当該コンティニュイティカウンタ38(4ビット)を含むヘッダ部30の後に続くペイロード70がヌルパケットの場合、コンティニュイティカウンタ38(4ビット)の値は定義されていない(後述の際、コンティニュイティカウンタ38(4ビット)は、「0000」として記載される)。
アダプテーションフィールド長さ40(8ビット)は、bslbfのデータであり、当該アダプテーションフィールド長さ40(8ビット)の直後に続くアダプテーションフィールド39のバイト数を規定する。
ディスコンティニュイティインディケータ41(1ビット)は、bslbfのデータであり、不連続状態が偽である場合、「0」に設定される。
ランダムアクセスインディケータ42(1ビット)は、bslbfのデータである。
ランダムアクセスインディケータ42(1ビット)は、現在のトランスポートストリームパケットおよび同一のPIDを有する次のトランスポートストリームパケットが、このポイントにおけるランダムアクセスを助けるための情報を含んでいない場合、「0」に設定される。
エレメンタリストリームプライオリティインディケータ43(1ビット)は、bslbfのデータである。
エレメンタリストリームプライオリティインディケータ43(1ビット)は、同一のPIDを有するパケットにおいて、このトランスポートストリームパケットのペイロードの中で伝送されるエレメンタリストリームデータにおいて、他のトランスポートストリームパケットのペイロードよりと同等の優先度である場合、「0」に設定される。
5フラグ44(5ビット)は、bslbfのデータである。
5フラグ44(5ビット)は、PCR(Program Clock Reference:システム時刻基準参照値)47(42ビット)から3フラグ53(3ビット)までのデータが存在しない場合、「0」に設定される。
オプショナルフィールド45は、PCR(Program Clock Reference:システム時刻基準参照値)47(42ビット)〜オプショナルフィールド54、及びItwバリッドフラグ55(1ビット)〜next au60(33ビット)から構成され、拡張ヘッダに関わる領域である。
このオプショナルフィールド45は、主に映像、音声、字幕などの再生タイミングのための同期情報が含まれている。ここで、同期情報の一つであるPCR(Program Clock Reference:システム時刻基準参照値)47(42ビット)は、uimsbfのデータであり、27MHzの基準クロックを元にしたタイムスタンプ情報である(なお、OPCR(Original PCR)48(42ビット)〜オプショナルフィールド54、及びItwバリッドフラグ55(1ビット)〜next au60(33ビット)については、後述のダミーパケットの説明においてデータが設定されないので、説明を省略する)。
スタッフィングバイト46は、uimsbfのデータであり、例えば、伝送路の要求条件に適合させるために、送信側の符号器が挿入することができる(なお、受信側の復号器では、スタッフィングバイト46を破棄する)。ここで、スタッフィングバイト46の値は、「11111111」が用いられることについて予め規定されている。
ここで、図3を参照して説明した上記の構成のうち、本実施形態に大きく関わる構成は以下のものである。
・PID(パケット識別情報)(符号35):MPEG2-TSパケットの種類を識別する。
・アダプテーションフィールドコントロール(符号37):アダプテーションフィールドの状態を示す。
・コンティニュイティカウンタ(符号38):PIDごとのパケットの連続性を示す。
・アダプテーションフィールド(符号39)中のオプショナルフィールド(符号45)中のPCR(Program Clock Reference)(符号47):27MHzでカウントする時計の現在時刻を示す値。受信側の装置が、自己のSTC(System Time Clock)カウンタの時刻値を、送信側の装置のクロックに同期させる為に使用される。
≪動作≫
次に、本実施形態のサービス情報多重装置1の処理について説明する。
SI生成部11では、NIT、BIT、SDT、BITとして知られるネットワークやチャネル番号の情報や電子番組情報、視聴制御に関する情報等のサービス情報があらかじめ設定されている。SI生成部11は、これらのサービス情報をセクション情報(SIパケット)として生成し、MPEG2-TSパケットに多重化できるようにする。サービス情報は、メディアストリームに対して低速であるため、パケットの送出間隔を、あらかじめ設定されたSIストリームの最大値以下(SIパケットの送出間隔の最大値以下)になるよう調整する。ただし、この送出間隔はSIストリームが低速であることから、SIストリームの最大値以下であれば、多少のばらつきが許容される。
次に、SI多重部12は、メディアストリームと、SI生成部11から出力されるSIパケットを、例えば、入力順により非同期多重する。ここでは多重するパケットの内容は検査しない。
次に、PCR検出部13は、SI多重部12から出力されるMPEG2-TSパケットのストリーム(SI多重されたメディアストリーム)に対して、MPEG2-TSヘッダ内のCC(Continuty Count)値、PID値をパケット送出制御・PCR補正値算出部14に出力するとともに、アダプテーションフィールドの存在の有無を確認する。アダプテーションフィールドが存在する場合、PCR検出部13は、PCR情報が含まれるか否かを検査する。PCR情報が含まれる場合は、PCR検出部13は、そのPCR情報が含まれるパケットのMPEG2-TSヘッダ内のPCR情報をパケット送出制御・PCR補正値算出部14に出力する。
次に、パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、PCR検出部13から出力される信号により、計算を行い、パケット多重部19で多重すべきNULLパケットの数、および、PCR補正部16で補正すべきPCR値(の補正値)を算出する。
図2は、メディアストリームと、SI生成部11から生成されるSIパケットをSI多重部12で多重し(SI多重)、パケットバッファ15で速度変換された際の状態を図示したものである。
図2(a)は、SI多重部12に入力されるメディアストリームを示す。符号100−1で示すPCRPは、直前に到着した、PCR情報(第1PCR情報)を含むパケットである。符号100−2で示すPCRNは、今回到着した、PCR情報(第2PCR情報)を含むパケットである。符号200−1〜200−7で示すメディアパケット(メディア情報)は、メディアデータの本体である(図2では「Media」または「M」で表記)。
図2(b)は、SI生成部11が生成するSIパケット300−1,2からなるSIストリームを示す。
メディアパケット200−1〜200−7と、SIパケット300−1,2と、PCRN(符号100−2)とで、「第2情報」を構成する。また、PCRP(符号100−2)と、PCRP(符号100−2)の直前に送信されているメディアパケット(図示せず)と、当該メディアパケットに多重されるSIパケット(図示せず)とで、「第1情報」を構成する。
図2(a)、(b)で示す、メディアストリームとSI生成部11から出力されるSIパケット300−1,2は、PCR情報を含むパケット(符号100−1,2)の到着間隔(ΔTPCR)ごとに非同期多重(SI多重)された後、パケットバッファ15から目標ビットレート相当の速度で読み出される(図2(c)参照)。なお、図2(a)、(b)で示す時間間隔ΔTPCRは、PCR補正部16による補正前のPCRP(符号100−1)と補正前のPCRN(符号100−2)との時間間隔となる。
目標ビットレートをRtbとし、

Rtb:目標ビットレート=メディアストリームビットレート+SIビットレート+α
・・・式1

とする。式1のαは、メディアストリームビットレート(入力ビットレート)およびSIビットレート(SIストリームのビットレート)の変動幅であり、PCR平均間隔に対して、数パケットの余剰が出るよう、設定する。本実施形態では、目標ビットレートRtbは、入力ビットレートよりも大きくする。このため、パケットバッファ15に一時的に保持された後に出力されることになるパケット(符号100−1,2、200−1〜7)のパケット長は、パケットバッファ15入力前と比較して縮小する(図2(c)参照)。
図2(c)中のPCRP(符号100−1)は、直前に到着したPCR情報を含むパケットであり、前回の処理においてすでに補正(PCR補正部16による補正)されたパケットを示している。また、PCRN(符号100−2)は、今回到着したPCR情報を含むパケットであり、補正前のパケットを示している。PCRP(符号100−1)とPCRN(符号100−2)との時間間隔は、サービス情報多重装置1への入力前にすでに決められている。また、入力ビットレートよりも大きい目標ビットレートRtbが設定されるため、パケットバッファ15にすでに保持されているパケット(符号200−1〜7)は、より早いタイミングで出力される。このため、直前に到着したパケットと今回到着したパケットとの間には、時間的な隙間(メディアパケット200−7とPCRN(符号100−2)との間に示す空白(図2(c)参照))が発生する。ビットレートの変更に対してパケットバッファ15の出力を連続的にするために、このような時間的な隙間を埋める手段が必要となり、本発明はそのような手段を提供する。
パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、PCR検出部13でPCR情報を含むパケットの到着を検出すると、直前に到着したPCR情報を含むパケットPCRP(符号100−1)の補正後のPCR値:VPCRN(第1PCR情報の情報量)と、今回到着したPCR情報を含むパケットPCRN(符号100−2)の補正前のPCR値:VPCRN(第2PCR情報の情報量)との差分(第1PCR情報の情報量と第2PCR情報の情報量との差分)より、PCRの時間間隔ΔTPCRを算出する(下記式2)。

ΔTPCR = (VPCRN − VPCRP)/ 27,000,000 ・・・式2
算出した時間間隔ΔTPCRに対して、目標ビットレートRtbでのデータ量Dtb(送信目標の情報量)は、

Dtb = Rtb × ΔTPCR ・・・式3

となる。
上記のデータ量Dtbに相当するMPEG2-TSパケット数が多重化後に存在しなければならない。しかし、実際には、IPTVリニア放送サービスの場合、MPEG2-TSパケットは188バイトの固定長のパケットであるため、データ量DtbはMPEG2-TSのパケット長では必ずしも割り切れない。そのため、PCRN(符号100−2)のPCR値を補正する必要がある。
まず、多重化後の速度変換を行った後のMPEG2-TSパケット数をNtb(送信目標の情報量に相当するパケット数)とする。Ntbは以下の式により求めることができる。

Ntb= Dtb / (188 × 8) ・・・式4

ここでNtbは、例えば、小数点以下の数値を四捨五入した正の整数値とする。
一方、今回到着したPCR情報を含むパケットPCRN(符号100−2)を含むMPEG2-TSパケットのパケット数をNact(第1PCR情報と第2PCR情報との間に配置される第2情報の情報量に相当するパケット数)とすると、パケット送出制御・PCR補正値算出部14がNULLパケットにより調整する(隙間を埋める)ためのNULLパケット数Nnull(第1補正情報)は、

Nnull = Ntb - Nact ・・・式5(第1差分情報)

となる。
パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、このNnullをNULLパケット生成部17に指示し、パケット多重部19に向けてNnull個分のNULLパケットを出力させる。
また、パケット送出制御・PCR補正値算出部14が算出する、PCRN(符号100−2)のPCR値の補正値VPCRCは、

VPCRC = (Ntb × 188 × 8 − Dtb) × 27,000,000 / Rtb ・・・式6

となる。
パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、このVPCRCをPCR補正部16に指示し、パケットバッファ15に一時的に保持されているPCRN(符号100−2)が有するPCR値の補正を行わせる。
VPCRCにより補正される時間Tc(第2補正情報)は(つまり、補正値VPCRCを時間換算すると)、

Tc = (Ntb × 188 × 8 - Dtb) / Rtb ・・・式7(第2差分情報)

となる。なお、演算精度の観点から、VPCRCを算出するときの演算順序は、カッコ内の演算を行い、その後、27,000,000を乗算した後、Rtbにより除算する。
以上の計算より得られた挿入すべきNULLパケットの数(Nnull)、および、PCR補正値(Tc)により、図2(d)に示すパケット多重部17の出力が得られる。図2(d)において、PCR補正値(Tc)が加味された、PCRP(符号100−1)とPCRN(符号100−2)との時間間隔は、「ΔTPCR+Tc」と表記する。図2(d−1)の時間間隔は、PCR補正値(Tc)によってビットレート変更前後で調整されており、図2(a)、(b)に示す時間間隔(ΔTPCR)と同じになり、PCR補正値(Tc)がTc=0の場合である。図2(d−2)の時間間隔は、PCR補正値(Tc)によってビットレート変更前後で調整されており、図2(a)、(b)に示す時間間隔(ΔTPCR)に比べて、PCR補正値(Tc)(Tc>0)だけ時間間隔が広がる場合である。図2(d−3)の時間間隔は、PCR補正値(Tc)によってビットレート変更前後で調整されており、図2(a)、(b)に示す時間間隔(ΔTPCR)に比べて、PCR補正値(Tc)(Tc<0)だけ時間間隔が狭まる場合である。
PCR補正部16は、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの補正値VPCRCにより、パケットバッファ15中のPCRN(符号100−2)が有するPCR値を補正する。補正は、MPEG2-TSパケットのアダプテーションフィールド(図3の符号39参照)内の規定の位置の情報を書き換えるのみであり、データ量の増減や、CRCの再計算などの煩雑な処理は不要である。
パケットバッファ15は、パケット送出制御・PCR補正値算出部14からの指示によりPCR情報を含むパケットの到着毎に(PCRp(符号100−1)、PCRN(符号100−2)などの到着の度に)、パケットバッファ15内に保持したデータを、PCRP(符号100−1)より、パケット多重部19に出力するのみである。
パケット多重部19は、PCRP(符号100−1)を含むパケット、第2情報(メディアパケット200−1〜200−7と、SIパケット300−1,2と、PCRN(符号100−2)で構成)に相当するパケット、および、NULLパケット(符号400−1,2)を多重して送信する。このとき、PCRP(符号100−1)、PCRN(符号100−2)、および、NULLパケット(符号400−1,2)は、時系列に配置されたパケット列となる。
パケット多重部19は、例えば、以下の優先順位(第1〜第3優先)により多重処理を行う。

第1優先:PCR補正部16出力(図2中のPCRN(符号100−2)に補正時間Tcを作用させる)
第2優先:PCRパケット生成部18出力(図2中のNULLパケット(符号400−1)の挿入箇所に、PCR情報を含むMPEG2-TSパケット(PCRP(符号100−1)、PCRN(符号100−2)と同質のパケット)を挿し込む。詳細は後記。)
第3優先:NULLパケット生成部17出力(図2中のNULLパケット(符号400−1,2)を挿し込む)

ここでの優先順位による多重処理とは、出力対象のデータが存在するかぎり、当該データを送出し、送出し終えた後、次の順位のデータを同様に処理することであり、きわめて簡易な多重方法となる。
なお、メディアストリーム(入力ストリーム)内の、PCR情報を含むパケットの間隔が100msに極めて近い場合(第1PCR情報と第2PCR情報との差分情報が、所定の差分情報を満たさない場合)、パケット送出制御・PCR補正値算出部14によるPCR値の補正の指示の結果、パケット多重部19の出力ストリーム内の、PCR情報を含むパケットの間隔が100msを超える可能性が発生する(出力ストリームの受信装置にて、PLL同期の動作を安定させることができなくなる可能性がある)。
この場合、速度調整のためのNULLパケット挿入数を1つ減じ、新たにPCR情報を含むパケット(第3PCR情報を有するパケット)を挿入することにより補償することが可能である。図3の例でいえば、NULLパケット(符号400−1)を、新たにPCR情報を含むパケットに差し替える処理に等しい。このような新たにPCR情報を含むパケットを生成する機能部が、PCRパケット生成部18である。PCRパケット生成部18は、以下の式によるPCR値:VPCRIを有するパケットを生成する。

VPCRI = VPCRP + Nact × 188 × 8 × 27,000,000 / Rtb
・・・式8
PCRパケット生成部18が生成するパケットが有するPCR情報(第3PCR情報)は、例えば、PCRP(符号100−1)、PCRP(符号100−1)の補正後のPCR値:VPCRN、および、PCRN(符号100−2)の補正前のPCR値:VPCRNに基づいて生成された情報とすることができる。
PCRパケット生成部18が生成するパケットは、PCR情報のみを伝送するアダプテーションフィールド(図3の符号39参照)のみを有するMPEG2-TSパケットである。ここで、PCRパケット生成部18が生成するパケットであり、PCR情報を有するパケットのPID値、CC値およびパケットの挿入位置は、図4を用いて説明する。
図4は、図2をベースとした図面であり、メディアストリームと、SI生成部11から生成されるSIパケットをSI多重部12で多重し(SI多重)、パケットバッファ15で速度変換された際の状態を図示したものである。なお、図4(a)〜(c)は、図2(a)〜(c)と同じであるので、説明を省略する。図4(d−4)は、パケット多重部から出力されるストリームの一例を示す概要図であり、図4(a)、(b)に示す時間間隔(ΔTPCR)に比べて、PCR補正値(Tc)(Tc>0)だけ時間間隔が広がる場合であり、PCR情報を含むパケットの間隔が100msを超える場合である。
図4(d−4)において、PCRパケット生成部18が生成するパケットは、PCRパケット(符号100−3)である。
ここで、PCRパケット(符号100−3)のPID値は、メディアストリーム内のPCR情報を伝送するパケットと同一のPID値(図4の例では、PID=0x0010)とする。PCRパケット(符号100−3)のCC値は、パケットバッファ15内のPCRP(符号100−1)とPCRN(符号100−2)との間のパケットにおいて同一のPID値(PID=0x0010)を持つパケットのうち、最も新しいパケット(PCRNパケット(符号100−2)との時間差が最も小さい値となるパケット)であるメディアパケット(符号200−5)のCC値と同値とする。
このように、PCRパケット生成部18が生成されたパケット(符号100−3)は、速度調整のために挿入されるNULLパケット(符号400−1)の代わり挿入される(差し替える)。
また、CC値は、同一のPIDを有するMPEG2-TSパケット間において基本的にパケットごとに「+1」されるが、アダプテーションフィールドのみのパケットの場合、これによらずインクリメントされない規定となっている。それゆえ、パケット多重部19は、NULLパケット(符号400−1)に代わりPCRパケット生成部18が生成するパケット(PCRパケット(符号100−3))を挿入しても、PCRパケット生成部18が生成するパケットの後に続く他のパケット(PCRN(符号100−2)など)のCC値を更新する必要はない。
そのため、きわめてパケットの生成が容易となる。
[ダミーパケットのさまざまな態様]
なお、NULLパケット生成部17は、NULLパケットとして生成されるダミーパケットとして、例えば、次の3つのように、MPEG2-TSパケットのフォーマットを有するダミーパケットを生成する。
<1. ダミーパケットとして、NULLパケットを使用する場合>
図5〜図6は、ダミーパケットとして、NULLパケットを使用する場合を示す。
ここで、PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値は、「1111111111111(0x1FFF)」に設定される。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)の値は、「01」に設定され、アダプテーションフィールド39は無し、ペイロード70は有りを意味する。
コンティニュイティカウンタ38(4ビット)は、「0000」に設定される。
ペイロード70は、bslbfのデータであり、184個の「11111111」のデータについて、設定される。
<2. ダミーパケットとして、アダプテーションフィールドでスタッフィングバイトを使用する場合>
図7〜図8は、ダミーパケットとして、アダプテーションフィールドにおいて、スタッフィングバイトを使用する場合を示す。
ここで、PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値は、音声または映像ストリームのPID(パケット識別情報)と同値に設定される。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)の値は、「10」に設定され、アダプテーションフィールド有り、ペイロード無しを意味する。
コンティニュイティカウンタ38(4ビット)の値は、「N(0000〜1111の内いずれかの値)」に設定され、直前の同一PID(パケット識別情報)のパケットのコンティニュイティカウンタ値と同一の値とする。
アダプテーションフィールド長さ40(8ビット)は、「10110111(183バイト)」に設定される。
スタッフィングバイト46は、bslbfのデータであり、183個の「11111111」のデータについて、設定される。
<3. ダミーパケットとして、PSI(PAT/PMT)に指定されない、かつ、規格で予約されていないPIDのパケットを使用する場合>
図9〜図10は、ダミーパケットとして、PSI(PAT/PMT)に指定されない、かつ、規格で予約されていないPIDのパケットを使用する場合を示す。
ここで、PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値は、例えば、「0000000010000(0x00010)」〜「1111111111110(0x1FFE)」の中から、PATで選択されたPMTのPID(パケット識別情報)の値、PCRが多重されるエレメンタリストリームのPID(パケット識別情報)の値、PMTで選択された映像、音声、字幕等のエレメンタリーストリームのPID(パケット識別情報)の値以外の値に設定される。図8〜図9において、PID(パケット識別情報)35(13ビット)の値は、一例として「1111111111110(0x1FFE)」に設定される。
アダプテーションフィールドコントロール37(2ビット)の値は、「01」に設定され、アダプテーションフィールド39は無し、ペイロード70は有りを意味する。
コンティニュイティカウンタ38(4ビット)の値は、「N(0000〜1111の内いずれかの値)」に設定され、PID毎に1ずつ繰り上げ、最大値「1111」から1つ繰り上る場合に「0」へと変わる。
ペイロード70は、bslbfのデータであり、184個の「11111111」のデータについて、設定される。
上記のように、ダミーパケットは、さまざまな態様をとることができる。
<効果>
本実施形態によれば、入力ビットレートと出力ビットレートの設定における制約を排除し、メディア情報とサービス情報を多重する際、出力ビットレート(目標ビットレート)を入力ビットレートに対して柔軟に設定可能にすることができる。
また、入力MPEG2-TSパケットのPCR情報の削除手段を排除し、多重化の際のPCR情報を含むパケットに対する修正を最小とするサービス情報多重装置を提供することができる。
(その他)
[1]:パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、NULLパケット数Nnullを算出する際に用いたPCRN(符号100−2)を第1記憶部に記憶し、次回のNULLパケット数(PCRN(符号100−2)よりも後のタイミングで挿入されることになるNULLパケットの数)を算出する際に、第1記憶部が記憶するPCRN(符号100−2)を、第1PCR情報(PCRP(符号100−1)と同質のPCR情報)として用いることができる。
[2]:パケット送出制御・PCR補正値算出部14は、時間Tcを算出する際に用いたPCRN(符号100−2)を第2記憶部に記憶し、次回の時間Tc(PCRN(符号100−2)よりも後に到着するPCR情報の補正値(の時間換算値))を算出する際に、第2記憶部が記憶するPCRN(符号100−2)を、第1PCR情報(PCRP(符号100−1)と同質のPCR情報)として用いることができる。
[3]:上記[1]かつ[2]の際、パケット多重部19は、次回のNULLパケット数の算出、かつ、次回の時間Tcの算出の後に関わる送信において、前回の時間Tcの算出の際には、PCRN(符号100−2)として用いられたPCRp(符号100−1)に基づくパケット(PCRp(符号100−1)の役割を果たすPCRN(符号100−2)のパケット)、第2情報に相当するパケット(メディアパケット200−1〜200−7と、SIパケット300−1,2と、PCRN(符号100−2)で構成される情報と同等の情報であって、これらの情報の後に到着するもの)、および、ダミーパケット(NULLパケット(符号400−1,2)と同等のパケットであって、NULLパケット(符号400−1,2)の後に挿入されるもの)を多重して送信する。このとき、PCRN(符号100−2)として用いられたPCRp(符号100−1)に基づく当該パケット、第2情報に相当する当該パケット、および、当該ダミーパケットは、時系列に配置されたパケット列となる。
本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 サービス情報多重装置(通信装置)
11 SI生成部
12 SI多重部
13 PCR検出部
14 パケット送出制御・PCR補正値算出部(第1補正算出部、第2補正算出部)
15 パケットバッファ
16 PCR補正部
17 NULLパケット生成部(ダミーパケット生成部)
18 PCRパケット生成部
19 パケット多重部

Claims (19)

  1. 入力されるメディア情報と生成されるサービス情報とを多重する通信装置であって、
    前記メディア情報のPCR情報を含むMPEG2-TSパケットを検出し、前記PCR情報を出力するPCR検出部と、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケット間に挿入されるべきダミーパケットの数を算出する第1補正算出部と、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットのPCR情報の補正値を算出する第2補正算出部と、
    前記第1補正算出部の指定したダミーパケットを生成するダミーパケット生成部と、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットと、前記ダミーパケット生成部の出力となるダミーパケットとを多重するパケット多重部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記PCR検出部は、前記PCR情報と前記メディア情報と前記サービス情報とを有する第1情報から、前記PCR情報としての第1PCR情報を検出するとともに、前記第1情報と同等の情報を有し、当該第1情報に連続する第2情報から、前記PCR情報としての第2PCR情報を検出し、
    前記第1補正算出部は、前記第1PCR情報の情報量と前記第2PCR情報の情報量との差分から導出される送信目標の情報量に相当するパケット数、および、前記第1PCR情報と前記第2PCR情報との間に配置される前記第2情報の情報量に相当するパケット数に基づく第1差分情報により、前記ダミーパケットの数を示す第1補正情報を算出し、
    前記第2補正算出部は、前記第1PCR情報の情報量、前記第2PCR情報の情報量、および、前記送信目標の情報量に基づく第2差分情報により、前記第2PCR情報における前記補正値を示す第2補正情報を算出し、
    前記パケット多重部は、前記第1PCR情報を含むパケット、前記第2情報に相当するパケット、および、前記第1補正情報に基づいて生成されたダミーパケットを多重して送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記パケット多重部は、
    前記第1PCR情報を含むパケット、前記第2情報に相当するパケット、および、前記ダミーパケットが、時系列に配置されたパケット列として多重して送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第1補正算出部は、
    前記第1補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第1記憶部に記憶し、
    次回の前記第1補正情報を算出する際に、前記第1記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用いる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記第2補正算出部は、
    前記第2補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第2記憶部に記憶し、
    次回の前記第2補正情報を算出する際に、前記第2記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用いる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記第1補正算出部は、
    前記第1補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第1記憶部に記憶し、
    次回の前記第1補正情報を算出する際に、前記第1記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用い、
    前記第2補正算出部は、
    前記第2補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第2記憶部に記憶し、
    次回の前記第2補正情報を算出する際に、前記第2記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用い、
    前記パケット多重部は、次回の前記第1補正情報の算出、かつ、次回の前記第2補正情報の算出の後に関わる送信において、
    前回の前記第2補正情報の算出の際には、
    前記第2PCR情報として用いられた第1PCR情報に基づくパケット、
    前記第2情報に相当するパケット、
    および、前記ダミーパケットが、時系列に配置されたパケット列として多重して送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  7. 前記パケット多重部は、
    前記第1PCR情報と前記第2PCR情報との差分情報が、所定の差分情報を満たさない場合、
    前記ダミーパケットの1つを、前記PCR情報としての第3PCR情報を有するパケットとする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  8. 前記第3PCR情報は、
    前記第1PCR情報、前記第1PCR情報の情報量、および、前記第2情報の情報量に基づいて生成された情報である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記ダミーパケットは、ヌルパケットである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 入力されるメディア情報と生成されるサービス情報とを多重する通信装置としてのコンピュータを、
    前記メディア情報のPCR情報を含むMPEG2-TSパケットを検出し、前記PCR情報を出力するPCR検出部と、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケット間に挿入されるべきダミーパケットの数を算出する第1補正算出部と、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットのPCR情報の補正値を算出する第2補正算出部と、
    前記第1補正算出部の指定したダミーパケットを生成するダミーパケット生成部と、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットと、前記ダミーパケット生成部の出力となるダミーパケットとを多重するパケット多重部と、
    として機能させるための通信プログラム。
  11. 前記PCR検出部が、前記PCR情報と前記メディア情報と前記サービス情報とを有する第1情報から、前記PCR情報としての第1PCR情報を検出するとともに、前記第1情報と同等の情報を有し、当該第1情報に連続する第2情報から、前記PCR情報としての第2PCR情報を検出し、
    前記第1補正算出部が、前記第1PCR情報の情報量と前記第2PCR情報の情報量との差分から導出される送信目標の情報量に相当するパケット数、および、前記第1PCR情報と前記第2PCR情報との間に配置される前記第2情報の情報量に相当するパケット数に基づく第1差分情報により、前記ダミーパケットの数を示す第1補正情報を算出し、
    前記第2補正算出部が、前記第1PCR情報の情報量、前記第2PCR情報の情報量、および、前記送信目標の情報量に基づく第2差分情報により、前記第2PCR情報における前記補正値を示す第2補正情報を算出し、
    前記パケット多重部が、前記第1PCR情報を含むパケット、前記第2情報に相当するパケット、および、前記第1補正情報に基づいて生成されたダミーパケットを多重して送信する、ように機能させる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信プログラム。
  12. 前記パケット多重部が、
    前記第1PCR情報を含むパケット、前記第2情報に相当するパケット、および、前記ダミーパケットが、時系列に配置されたパケット列として多重して送信する、ように機能させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信プログラム。
  13. 前記第1補正算出部が、
    前記第1補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第1記憶部に記憶し、
    次回の前記第1補正情報を算出する際に、前記第1記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用いる、ように機能させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信プログラム。
  14. 前記第2補正算出部が、
    前記第2補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第2記憶部に記憶し、
    次回の前記第2補正情報を算出する際に、前記第2記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用いる、ように機能させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信プログラム。
  15. 前記第1補正算出部が、
    前記第1補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第1記憶部に記憶し、
    次回の前記第1補正情報を算出する際に、前記第1記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用い、
    前記第2補正算出部が、
    前記第2補正情報を算出する際に用いた前記第2PCR情報を第2記憶部に記憶し、
    次回の前記第2補正情報を算出する際に、前記第2記憶部が記憶する第2PCR情報を、前記第1PCR情報として用い、
    前記パケット多重部が、次回の前記第1補正情報の算出、かつ、次回の前記第2補正情報の算出の後に関わる送信において、
    前回の前記第2補正情報の算出の際には、
    前記第2PCR情報として用いられた第1PCR情報に基づくパケット、
    前記第2情報に相当するパケット、
    および、前記ダミーパケットが、時系列に配置されたパケット列として多重して送信する、ように機能させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信プログラム。
  16. 前記パケット多重部が、
    前記第1PCR情報と前記第2PCR情報との差分情報が、所定の差分情報を満たさない場合、
    前記ダミーパケットの1つを、前記PCR情報としての第3PCR情報を有するパケットとする、ように機能させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信プログラム。
  17. 前記第3PCR情報は、
    前記第1PCR情報、前記第1PCR情報の情報量、および、前記第2情報の情報量に基づいて生成された情報である、
    ことを特徴とする請求項16に記載の通信プログラム。
  18. 前記ダミーパケットは、ヌルパケットである、
    ことを特徴とする請求項10から請求項17のいずれか1項に記載の通信プログラム。
  19. 入力されるメディア情報と生成されるサービス情報とを多重する通信装置における通信方法であって、
    前記通信装置が、
    前記メディア情報のPCR情報を含むMPEG2-TSパケットを検出し、前記PCR情報を出力するPCR検出ステップと、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケット間に挿入されるべきダミーパケットの数を算出する第1補正算出ステップと、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットのPCR情報の補正値を算出する第2補正算出ステップと、
    前記第1補正算出ステップにて指定したダミーパケットを生成するダミーパケット生成ステップと、
    前記PCR情報を含むMPEG2-TSパケットと、前記ダミーパケット生成ステップでの出力となるダミーパケットとを多重するパケット多重ステップと、を実行する、
    ことを特徴とする通信方法。
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