JP2018137643A - 管理装置および管理方法 - Google Patents

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Takayuki Akiyama
貴之 秋山
彰則 白神
Akinori Shiragami
彰則 白神
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Abstract

【課題】情報処理システムにおいて、計算機ノード間をまたぐ通信を抑制する。【解決手段】各々が物理ネットワーク・インタフェース14(14−1〜14−N)を有する複数の計算機ノード10(10−1〜10−N)と、複数の計算機ノードとネットワーク70との間に配置されたレイヤ2スイッチ40と、を有し、複数の計算機ノード10のうち何れかの計算機ノード10で実行されているプロセス110を、他の計算機ノード10に適宜移動できる情報処理システム1に適用される管理装置20であって、複数の計算機ノード間におけるプロセスの移動を検出する監視部32と、監視部がプロセスの移動を検出すると、レイヤ2スイッチ40に対して、該プロセス宛のパケットの送信先を、該プロセスの移動先である計算機ノード10に設定する回線制御部34と、を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のコンピュータによる分散処理に用いて好適な管理装置および管理方法に関する。
複数の物理サーバを単一システムのサーバとして利用する技術として、SSI(Single-System Image,単一システムイメージ)が知られている。SSIにおいて、複数の物理サーバは、レイヤ2スイッチを介して外部ネットワークと接続される。SSIにおいては、ある物理サーバに障害等が生じると、その物理サーバで処理していたプロセスを他の物理サーバに移動することが可能である。すなわち、物理ネットワーク・インタフェース・カード(以降、物理NICと呼ぶ)を移動させることなく、SSIに設けられた仮想スイッチによって、移動元の物理サーバから移動先の物理サーバにデータ等の経路を切り替えることができる。このようなSSIは、例えば、下記非特許文献1に記載されている。
Bruce J. Walker, Hewlett-Packard, Open Single System Image (openSSI) Linux(登録商標) Cluster Project[online]、[平成29年2月07日検索]、インターネット〈 URL:http://www.openssi.org/ssi-intro.pdf 〉
しかし、上述した技術においては、プロセスを実行する物理サーバを変更したとしても、レイヤ2スイッチに対してデータを入出力する物理サーバは切り替えられないため、物理サーバ間をまたぐ通信が発生し、オーバーヘッドが大きくなり、処理効率が下がるという問題がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、高い処理効率を実現できる管理装置および管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を有することを特徴とする。
請求項1記載の管理装置にあっては、各々が物理NICを有する複数の計算機ノードと、複数の前記計算機ノードとネットワークとの間に配置されたレイヤ2スイッチと、を有し、複数の前記計算機ノードのうち何れかの計算機ノードで実行されているプロセスを、他の計算機ノードに適宜移動できる情報処理システムに適用される管理装置であって、複数の前記計算機ノード間における前記プロセスの移動を検出する監視部と、前記監視部が前記プロセスの移動を検出すると、前記レイヤ2スイッチに対して、前記プロセス宛のパケットの送信先を、前記プロセスの移動先である前記計算機ノードに設定する回線制御部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、監視部は、プロセスの移動を検出し、回線制御部は、そのプロセス宛のパケットの送信先を、そのプロセスの移動先である計算機ノードに設定する。これにより、計算機ノード間をまたぐ通信を抑制でき、高い処理効率を実現できる。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1に記載の管理装置において、前記管理装置は、複数の前記計算機ノードとは別体のハードウエア、または複数の前記計算機ノードによって実現されるものであり、前記監視部は、前記プロセスを特定する情報と、前記計算機ノードを特定する情報との関係を管理する機能と、前記プロセスが移動した場合の移動元の計算機ノードと、移動先の計算機ノードと、を検知する機能と、を有し、前記回線制御部は、前記プロセスの移動に伴って、前記レイヤ2スイッチに対して、前記プロセス宛のデータの送信先である計算機ノードを切り替えさせる機能を有することを特徴とする。
この構成によれば、監視部は、プロセスを特定する情報と、計算機ノードを特定する情報との関係を管理し、プロセスが移動した場合の移動元の計算機ノードと、移動先の計算機ノードと、を検知する。そして、回線制御部は、該プロセスの移動に伴って、レイヤ2スイッチに対して、該プロセス宛のデータの送信先である計算機ノードを切り替えさせることができる。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項2に記載の管理装置において、前記レイヤ2スイッチは、複数の物理ポートと、前記ネットワークを介して供給されたパケットを、何れかの前記物理ポートを介して、指定された何れかの前記物理NICに供給するスイッチング部と、前記プロセスを実行している何れかの前記計算機ノードを特定する情報を記憶するテーブルと、を有し、前記レイヤ2スイッチの内部、または、前記レイヤ2スイッチの外部に設けられ、前記回線制御部からの指令に基づいて前記テーブルの内容を書き替える書替部をさらに有することを特徴とする。
この構成によれば、レイヤ2スイッチは、プロセスを実行している何れかの計算機ノードを特定する情報を、テーブルに記憶する。そして、書替部は、回線制御部からの指令に基づいて、該テーブルの内容を書き替えることができる。
さらに、請求項4記載の構成にあっては、請求項3に記載の管理装置において、前記レイヤ2スイッチは、前記ネットワーク側のポートを複数有するリンクアグリゲーション機能と、前記プロセスの移動の前後において、前記プロセスに対して、前記ネットワークにおける同一のIPアドレスを維持する機能と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、リンクアグリゲーション機能によって、ネットワークとの接続に冗長性を付与できる。また、プロセスの移動の前後において、ネットワークにおける同一のIPアドレスを維持することにより、ネットワークに接続されている外部機器は、プロセスの移動を意識する必要がなくなる。
また、請求項5記載の管理方法にあっては、各々が物理NICを有する複数の計算機ノードと、複数の前記計算機ノードとネットワークとの間に配置されたレイヤ2スイッチと、を有し、複数の前記計算機ノードのうち何れかの計算機ノードで実行されているプロセスを、他の計算機ノードに適宜移動できる情報処理システムに適用される管理方法であって、複数の前記計算機ノード間における前記プロセスの移動を検出する検出過程と、前記プロセスの移動を検出すると、前記レイヤ2スイッチに対して、前記プロセス宛のパケットの送信先を、前記プロセスの移動先である前記計算機ノードに設定する設定過程と、を有することを特徴とする。
この方法によれば、検出過程にて、プロセスの移動を検出し、設定過程にて、そのプロセス宛のパケットの送信先を、そのプロセスの移動先である計算機ノードに設定する。これにより、計算機ノード間をまたぐ通信を抑制でき、高い処理効率を実現できる。
このように、本発明によれば、高い処理効率を実現できる。
本発明の一実施形態の情報処理システムの概略構成図である。 該情報処理システムの動作説明図である。 該情報処理システムの他の動作説明図である。 該情報処理システムの他の動作説明図である。 該情報処理システムのシーケンス図である。
〈実施形態の構成〉
次に、図1を参照し、本発明の一実施形態による情報処理システム1の構成を説明する。
本実施形態の情報処理システム1は、複数の(N台の)物理サーバであるサーバ10−1〜10−N(計算機ノード)と、管理装置20と、レイヤ2スイッチ40と、インターコネクト・スイッチ50と、を有している。レイヤ2スイッチ40は、サーバ10−1〜10−Nと、例えばインターネットである外部ネットワーク70(ネットワーク)との間に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおけるレイヤ2のスイッチング処理を行う。また、インターコネクト・スイッチ50は、サーバ10−1〜10−Nと、管理装置20との相互間のスイッチング処理を行う。
また、外部ネットワーク70には、コンピュータ等、複数の外部装置60,62が接続されている。これにより、レイヤ2スイッチ40は、サーバ10−1〜10−Nと、外部装置60,62との通信を仲介する。サーバ10−1〜10−Nは、制御部12−1〜12−Nと、物理NIC(ネットワーク・インタフェース・カード)であるNIC14−1〜14−Nと、を各々有している。ここで、各NIC14−1〜14−Nは、固有のMACアドレス(Media Access Control address)E−1〜E−Nを各々有している。なお、NIC14−1〜14−Nは、必ずしも「カード」の外観を有するものに限られるわけではなく、例えば、サーバ10−1〜10−Nのマザーボード(図示せず)に組み込まれたものであってもよい。
また、管理装置20は、情報処理システム1を管理するものであり、制御部22と、NIC24と、を有している。また、レイヤ2スイッチ40は、制御部42と、スイッチング部44と、を有している。そして、スイッチング部44は、外部ネットワーク70に接続される物理ポートW−1,W−2と、サーバ10−1〜10−Nに接続される物理ポートC−1〜C−Nと、を有している。
また、物理ポートC−1〜C−Nと、NIC14−1〜14−Nとは一対一に接続されている。従って、MACアドレスE−1〜E−Nおよび物理ポートC−1〜C−Nを特定する情報は、何れもNIC14−1〜14−Nおよびサーバ10−1〜10−Nを特定する情報になる。また、スイッチング部44は、外部ネットワーク70側に複数の物理ポートW−1,W−2を有することにより、複数回線を束ねる回線冗長(リンクアグリゲーション)にて外部ネットワーク70と接続されている。
上述した各部の制御部12−1〜12−N,22,42は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を備えており、HDDには、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、各種データ等が格納されている。OSおよびアプリケーションプログラムは、RAMに展開され、CPUによって実行される。図1において、制御部12−1〜12−N,22,42の内部は、アプリケーションプログラム等によって実現される機能を、ブロックとして示している。
すなわち、各サーバ10−1〜10−Nの制御部12−1〜12−Nは、各々SSI実行部16−1〜16−Nを有している。SSI実行部16−1〜16−Nは、協働して、1台の物理サーバに類似する機能を有するSSI(Single-System Image,単一システムイメージ)を構成する。
また、管理装置20の制御部22は、SSIの状態を監視するSSI監視部32(監視部)と、スイッチング部44の状態を制御する回線制御部34と、を有している。また、レイヤ2スイッチ40の制御部42は、割当テーブル48と、テーブル書替部46と、を有している。
ここで、割当テーブル48(テーブル)は、サーバ10−1〜10−Nのうち、何れかのサーバを特定するものである。割当テーブル48において特定されたサーバは、外部ネットワーク70との間でパケットを送受信するプロセス(詳細は後述する)を実行するサーバである。例えば、割当テーブル48は、当該サーバのNIC14−1〜14−NのMACアドレスE−1〜E−Nを記憶する。
なお、レイヤ2スイッチ40は、ARPテーブル(図示せず)を有しており、MACアドレスE−1〜E−Nと、物理ポートC−1〜C−Nとの対応関係は、該ARPテーブルに記憶されている。
また、テーブル書替部46は、管理装置20内の回線制御部34からの指令に基づいて、割当テーブル48を書き替えるものである。
〈実施形態の動作〉
次に、本実施形態の動作を説明する。
図2は、情報処理システム1の動作説明図である。
図1において説明したように、SSI実行部16−1〜16−Nは、協働して、1台の物理サーバに類似する機能を有するSSIを構成する。図2において、この構成されるSSIを符号100で表す。SSI100は、各サーバ10−1〜10−N上で、各々一または複数のプロセスを実行させる。すなわち、何れのサーバ10−1〜10−Nに何れのプロセスを割り当てるかを制御している。なお、図2に示す例においては、サーバ10−1において、プロセス110が実行されている。このプロセス110は、例えば、情報処理システム1が提供する複数のサービスのうち、何れか一つのサービスのフロントエンドとなるプロセスである。
また、SSI100は、仮想スイッチ104を有している。仮想スイッチ104は、サーバ10−1〜10−Nのうち、何れかで実行されているプロセスと、該プロセスに対する通信に用いられているNIC14−1〜14−Nとを仮想的に接続する。図2に示す例においては、プロセス110は、サーバ10−1のNIC14−1を介してパケットを入出力している。従って、仮想スイッチ104は、サーバ10−1内のプロセス110と、サーバ10−1内のNIC14−1とを接続している。
ところで、外部ネットワーク70においては、情報処理システム1に対して、一または複数のグローバルIPアドレスがアサインされている。すなわち、情報処理システム1が複数種類のサービスを外部ネットワーク70に提供する場合、サービスの種類に応じて、グローバルIPアドレスを割り当てることができる。また、情報処理システム1がTCP/IPまたはUDP/IPに対応する場合には、TCPヘッダまたはUDPヘッダ内のポート番号に応じてサービスの種類を指定することができる。
外部装置60,62は、何れかのグローバルIPアドレス、TCPヘッダ内のポート番号、またはUDPヘッダ内のポート番号を指定することにより、所望のサービスを指定し、外部ネットワーク70を介して、情報処理システム1と通信する。すなわち、レイヤ2スイッチ40は、物理ポートW−1,W−2を介して外部装置60,62と通信する。
また、レイヤ2スイッチ40は、割当テーブル48(図1参照)の内容に基づいて、当該パケットを物理ポートC−1〜C−Nのうち何れかに接続する。例えば、割当テーブル48に、サーバ10−1を特定する情報が記憶されていると、レイヤ2スイッチ40は、物理ポートW−1を介して外部装置60からパケットを受信するとともに、物理ポートC−1を介して、該パケットをサーバ10−1に供給する。すなわち、図2に示す経路P1を介して、パケットが入出力される。
SSI100は、サーバ10−1〜10−Nのうち何れかにおいて障害等が生じると、当該サーバにて実行中のプロセスを、他のサーバに自由に移動させることができる。図2に示す例において、プロセス110はサーバ10−1にて実行されていたが、該プロセス110をサーバ10−2に移動させた状態を図3に示す。
図3において、プロセス110がサーバ10−2に移動したことにより、仮想スイッチ104は、サーバ10−2内のプロセス110と、サーバ10−1内のNIC14−1とを接続している。すなわち、図示の経路P2を介してパケットが入出力される。しかし、この状態においては、サーバ10−1,10−2の通信におけるオーバーヘッドが大きくなる。
例えば、図1において、スイッチング部44の物理ポートC−1からNIC14−1に対して、プロセス110用のパケットが送信されたとする。仮想スイッチ104は、このパケットを、インターコネクト・スイッチ50を介して、サーバ10−1からサーバ10−2に転送し、その後にプロセス110に供給することになる。このように、実質的に同一内容のデータを伝送するパケットがサーバ10−1〜10−Nとインターコネクト・スイッチ50との間を往復することにより、オーバーヘッドが大きくなる。
上述したオーバーヘッドを抑制するため、本実施形態における管理装置20(図1参照)は、プロセス110が入出力するパケットを、該プロセス110が実行されているサーバのNICから直接入出力されるように制御する。その一例を図4に示す。
図4において、仮想スイッチ104は、サーバ10−2内のプロセス110と、サーバ10−2内のNIC14−2とを接続している。そして、レイヤ2スイッチ40は、物理ポートW−1と、物理ポートC−2とを接続している。これにより、外部装置60から、物理ポートW−1を介して供給されたプロセス110用のパケットは、物理ポートC−2を介してNIC14−2に供給され、さらに仮想スイッチ104を介してプロセス110に供給される。すなわち、図示の経路P3を介してパケットが入出力される。
この仮想スイッチ104内におけるデータの流れは、サーバ10−2内で完結しており、仮想スイッチ104内の動作を実現するために、サーバ10−1〜10−Nとインターコネクト・スイッチ50との間で同一内容のデータを伝送するパケットを往復させる必要はなくなる。これにより、サーバ10−1〜10−Nとインターコネクト・スイッチ50との間で入出力されるデータ量を抑制することができ、高い処理効率を維持できる。
次に、図5を参照し、図2〜図4にて説明した動作の詳細を説明する。なお、図5は、本実施形態のシーケンス図である。
図5のステップS2において、外部ネットワーク70からレイヤ2スイッチ40の物理ポートW−1に対して、プロセス110用のパケットが送信される。次に、ステップS4において、レイヤ2スイッチ40の物理ポートC−1からサーバ10−1のNIC14−1(MACアドレスE−1)に対して、プロセス110用のパケットが転送される。
なお、この時点では、割当テーブル48には、サーバ10−1を特定する情報が記憶されている。
次に、ステップS6において、プロセス110から外部ネットワーク70に送信すべきパケットが、NIC14−1からレイヤ2スイッチ40の物理ポートC−1に送信される。次に、ステップS8において、該パケットが物理ポートW−1から外部ネットワーク70に送信される。
次に、ステップS10において、サーバ10−1に何らかの障害等が発生し、プロセス110がサーバ10−1からサーバ10−2に移動したとする。SSI100は、ステップS12(検出過程)において、プロセス110の移動元サーバの識別情報(図示の例ではサーバ10−1の識別情報)を、管理装置20に送信する。より具体的には、当該移動元サーバから管理装置20に該識別情報を送信させる。そして、管理装置20内のSSI監視部32(図1参照)は、供給された識別情報に基づいて、プロセス移動元のサーバを検知する。
次に、SSI100は、ステップS14(検出過程)において、プロセス110の移動先サーバの識別情報(図示の例ではサーバ10−2の識別情報)を、管理装置20に送信する。より具体的には、当該移動先サーバから管理装置20に該識別情報を送信させる。そして、管理装置20内のSSI監視部32は、供給された識別情報に基づいて、プロセス移動先のサーバを検知する。
次に、ステップS16,S18において、管理装置20の回線制御部34(図1参照)は、SSI100に対して、プロセス110用のデータを入出力するNICを変更するよう、SSI100に対して指令を出力する。これにより、SSI100は、ステップS20において、プロセス110用のNICを14−1から14−2に変更する。次に、回線制御部34は、ステップS22(設定過程)において、レイヤ2スイッチ40の割当テーブル48(図1参照)を書き替えるように、テーブル書替部46に対して指令を出力する。換言すれば、回線制御部34は、プロセスを特定する情報と、サーバ10−1〜10−Nを特定する情報との関係を管理し、レイヤ2スイッチ40に対して、所定のプロセス宛のデータの送信先を切り替えさせる機能を有する。
すなわち、上述したように、ステップS24が実行される以前は、割当テーブル48には、サーバ10−1を特定する情報が記憶されていた。これに対して、ステップS24が実行されることにより、プロセス移動先のサーバ10−2を特定する情報(例えば、MACアドレスE−2)を記憶するように、割当テーブル48の内容が書き替えられる。
その後の処理の具体例を、図5のステップS30〜S36に示す。まず、ステップS30において、外部ネットワーク70からレイヤ2スイッチ40の物理ポートW−1に対して、プロセス110用のパケットが送信される。次に、ステップS32において、レイヤ2スイッチ40の物理ポートC−2からサーバ10−2のNIC14−2(MACアドレスE−2)に対して、プロセス110用のパケットが転送される。
次に、ステップS34において、プロセス110から外部ネットワーク70に送信すべきパケットが、NIC14−2からレイヤ2スイッチ40の物理ポートC−2に送信される。次に、ステップS36において、該パケットが物理ポートW−1から外部ネットワーク70に送信される。
〈実施形態の効果〉
以上のように、本実施形態によれば、サーバ10−1〜10−N上でプロセス110が移動すると、プロセス110用のパケットが、移動後のサーバと、レイヤ2スイッチ40との間で直接送受信されるように、SSI100および割当テーブル48の状態が設定される。すなわち、SSI100とレイヤ2スイッチ40とが連動してデータ経路を設定する。これにより、データ通信のオーバーヘッドを抑制し、情報処理システム1において高い処理効率を維持できる。
そして、外部装置60,62においては、プロセス110が移動する前後において、同一のグローバルIPアドレス、TCPヘッダ内のポート番号、またはUDPヘッダ内のポート番号を維持することにより、当該プロセス110との通信を続行することができる。すなわち、外部装置60,62側に対しては、プロセス110の移動は隠蔽されており、外部装置60,62はプロセス110の移動を意識する必要はない。
〈変形例〉
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成に他の構成を追加してもよく、構成の一部について他の構成に置換をすることも可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記実施形態における管理装置20のハードウエアは一般的なコンピュータによって実現できるため、図5に示したシーケンス図に係るプログラム等を記憶媒体に格納し、または伝送路を介して頒布してもよい。
(2)図5等に示した処理は、上記実施形態ではプログラムを用いたソフトウエア的な処理として説明したが、その一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途向けIC)、あるいはFPGA(field-programmable gate array)等を用いたハードウエア的な処理に置き換えてもよい。
(3)上記実施形態においては、サーバ10−1〜10−Nとは別体の管理装置20を設けたが、管理装置20の機能(SSI監視部32、回線制御部34等)は、サーバ10−1〜10−N上のSSI100に実行させてもよい。
(4)テーブル書替部46の機能は、管理装置20またはその他の装置(図示せず)に実行させてもよい。また、レイヤ2スイッチ40に代えて通常のレイヤ2スイッチ(プロセスに応じて経路を切り替える機能を有しないレイヤ2スイッチ)を適用し、この通常のレイヤ2スイッチと、サーバ10−1〜10−Nとの間に、通信経路を切り替える装置を挿入するようにしてもよい。
(5)上記実施形態においては、管理装置20はNIC24を介してレイヤ2スイッチ40を制御していた。しかし、管理装置20とレイヤ2スイッチ40との通信手段は、NIC24を用いるものに限られるわけではない。管理装置20とレイヤ2スイッチ40とは、例えばシリアルケーブルや無線通信等、任意の手段を用いて通信してもよい。
1 情報処理システム
10−1〜10−N サーバ(計算機ノード)
14−1〜14−N NIC
20 管理装置
32 SSI監視部(監視部)
34 回線制御部
40 レイヤ2スイッチ
44 スイッチング部
46 テーブル書替部
48 割当テーブル(テーブル)
60,62 外部装置
70 外部ネットワーク(ネットワーク)
110 プロセス
C−1〜C−N 物理ポート
S12,S14 ステップ(検出過程)
S22 ステップ(設定過程)

Claims (5)

  1. 各々が物理NICを有する複数の計算機ノードと、複数の前記計算機ノードとネットワークとの間に配置されたレイヤ2スイッチと、を有し、複数の前記計算機ノードのうち何れかの計算機ノードで実行されているプロセスを、他の計算機ノードに適宜移動できる情報処理システムに適用される管理装置であって、
    複数の前記計算機ノード間における前記プロセスの移動を検出する監視部と、
    前記監視部が前記プロセスの移動を検出すると、前記レイヤ2スイッチに対して、前記プロセス宛のパケットの送信先を、前記プロセスの移動先である前記計算機ノードに設定する回線制御部と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記管理装置は、複数の前記計算機ノードとは別体のハードウエア、または複数の前記計算機ノードによって実現されるものであり、
    前記監視部は、
    前記プロセスを特定する情報と、前記計算機ノードを特定する情報との関係を管理する機能と、
    前記プロセスが移動した場合の移動元の計算機ノードと、移動先の計算機ノードと、を検知する機能と、を有し、
    前記回線制御部は、前記プロセスの移動に伴って、前記レイヤ2スイッチに対して、前記プロセス宛のデータの送信先である計算機ノードを切り替えさせる機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記レイヤ2スイッチは、
    複数の物理ポートと、
    前記ネットワークを介して供給されたパケットを、何れかの前記物理ポートを介して、指定された何れかの前記物理NICに供給するスイッチング部と、
    前記プロセスを実行している何れかの前記計算機ノードを特定する情報を記憶するテーブルと、
    を有し、
    前記レイヤ2スイッチの内部、または、前記レイヤ2スイッチの外部に設けられ、前記回線制御部からの指令に基づいて前記テーブルの内容を書き替える書替部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記レイヤ2スイッチは、前記ネットワーク側のポートを複数有するリンクアグリゲーション機能と、
    前記プロセスの移動の前後において、前記プロセスに対して、前記ネットワークにおける同一のIPアドレスを維持する機能と、を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  5. 各々が物理NICを有する複数の計算機ノードと、複数の前記計算機ノードとネットワークとの間に配置されたレイヤ2スイッチと、を有し、複数の前記計算機ノードのうち何れかの計算機ノードで実行されているプロセスを、他の計算機ノードに適宜移動できる情報処理システムに適用される管理方法であって、
    複数の前記計算機ノード間における前記プロセスの移動を検出する検出過程と、
    前記プロセスの移動を検出すると、前記レイヤ2スイッチに対して、前記プロセス宛のパケットの送信先を、前記プロセスの移動先である前記計算機ノードに設定する設定過程と、
    を有することを特徴とする管理方法。
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Title
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