JP2018116346A - 入力制御装置、表示装置、及び入力制御方法 - Google Patents

入力制御装置、表示装置、及び入力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの手がタッチパネル内蔵の表示装置の画面に届かないような設置状態でも、ユーザが所望の位置にカーソルを表示したり、描画が行えたりできるようにする。【解決手段】座標検出部と、傾き検出部と、表示制御部とを備える。座標検出部は、表示装置の表示領域に対して入力可能距離内にあるタッチペンの位置に応じた表示領域における座標を検出する。傾き検出部は、タッチペンの表示領域に対する傾きを検出する。表示制御部は、検出された座標と検出された傾きとに基づき、検出された座標を変更した変更座標を求め、変更座標に応じた表示領域における位置を入力対象位置として表示領域に表示する。【選択図】図8

Description

本発明は、入力制御装置、表示装置、及び入力制御方法に関する。
タッチパネル内蔵の表示装置を備えたコンピュータ環境で、プレゼンテーション等を行うために、描画ソフトウェアを用いて画面上に絵や文字を書きながら、説明を行う場合がある(例えば特許文献1)。この際、ユーザは、タッチペンを動かすことにより表示画面上でカーソルを移動したり、タッチペンで表示画面上に図形を描画したりすることがある。
特開2013−242821号公報
しかしながら、タッチパネル内蔵の表示装置の画面が大きくなると、表示装置の設置状態によっては、ユーザが所望の画面位置に届かず、ユーザが所望の位置にカーソルを表示したり、所望の位置に描画したりすることが行えないようなことがある。
上述の課題を鑑み、本発明は、ユーザの手がタッチパネル内蔵の表示装置の画面に届かない状態においても、ユーザが所望の位置にカーソルを表示したり、所望の位置に描画したりできる入力制御装置、表示装置、及び入力制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る入力制御装置は、表示装置の表示領域に対して入力可能距離内にあるタッチペンの位置に応じた前記表示領域における座標を検出する座標検出部と、前記タッチペンの前記表示領域に対する傾きを検出する傾き検出部と、前記検出された座標と前記検出された傾きとに基づいて、前記検出された座標を変更した変更座標を求め、当該変更座標に応じた前記表示領域における位置を入力対象位置として前記表示領域に表示する表示制御部とを有する。
本発明の一態様に係る入力制御方法は、表示装置の表示領域に対して入力可能距離内にあるタッチペンの位置に応じた前記表示領域における座標を検出する工程と、前記タッチペンの前記表示領域に対する傾きを検出する工程と、前記検出された座標と前記検出された傾きとに基づいて、前記検出された座標を変更した変更座標を求め、当該変更座標に応じた前記表示領域における位置を入力対象位置として前記表示領域に表示する工程とを有する。
本発明によれば、タッチペンの傾きを検出して、タッチペンの座標をカーソル座標に変換する。これにより、ユーザの手がタッチパネル内蔵の表示装置の画面に届かないような設置状態でも、ユーザが所望の位置にカーソルを表示させたり、所望の位置に描画を行ったりすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システムにおける第2の座標算出部でのタッチペンの位置座標の検出処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システムにおけるタッチパネル表示部の側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システムにおけるカーソル画像の表示例の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システムにおけるタッチペンの傾斜角度とカーソル座標との関係の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システムにおける画像描画の説明図である。 本発明による入力装置の基本構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システム1は、タッチパネル表示装置10とコンピュータ11とタッチペン20とから構成される。タッチパネル表示装置10は、ディスプレイ制御部21と、タッチパネル表示部22と、第1の座標算出部23と、2台のカメラ24a及び24bと、第2の座標算出部25と、圧力センサ26と、圧力センサデータ処理部27と、カーソル座標算出部28とを備える。また、タッチパネル表示部22は、表示部31とタッチパネル32とを備える。
タッチパネル入力システム1においては、タッチパネル表示装置10からコンピュータ11に、カーソル座標を示すデータが出力される。カーソル座標とは、タッチペン20の操作に基づいて算出した表示装置10における表示位置を示す座標である。以下の説明においては、タッチパネル表示装置10から出力されるカーソル座標を(xp,yp)とする。
また、タッチパネル入力システム1においては、コンピュータ11からタッチパネル表示装置10に、表示データが出力される。表示データには、表示装置10に表示させる画像データとその画像データを表示させる位置を示すデータが含まれる。
さらに、タッチパネル入力システム1においては、タッチパネル表示装置10からコンピュータ11に、描画ステータスを示すデータが出力される。描画ステータスを示すデータとは、タッチペン20の操作に基づいて判定した表示装置10に描画するか否かを示すデータである。描画ステータスがONの場合、タッチペン20の操作に基づき、図形などが表示装置10に描画される。描画ステータスがOFFの場合、タッチペン20の操作からは描画が行われない。
ディスプレイ制御部21は、コンピュータ11からの表示データを入力し、タッチパネル表示部22に対する表示信号を生成する。
タッチパネル表示部22は、表示部31上に、タッチパネル32を積層して構成される。表示部31は、例えば液晶ディスプレイである。タッチパネル32は、表示部31上でのタッチペン20の押圧位置を検出する。タッチパネル32には、例えばマトリックススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等、種々のものが用いられる。
第1の座標算出部23は、タッチパネル32の検出信号から、タッチパネル表示部22上で、タッチペン20が押圧された位置座標を算出する。以下の説明においては、第1の座標算出部23が算出したタッチペン20の位置座標を(x1,y1)とする。
カメラ24a及び24bは、タッチパネル表示部22の表示領域の側面側から、タッチペン20の画像を撮影する。第2の座標算出部25は、カメラ24a及び24bのタッチペン20の撮影画像を解析して、タッチペン20の位置座標を算出する。以下の説明においては、カメラ24a及び24bにより算出されるタッチペン20の位置座標を(x2,y2)とする。
ここで、カメラ24a及び24bは、タッチパネル32のパネル面と平行な平面であって、タッチパネル32のパネル面とは異なる平面上を撮像可能に設置される。上述した第1の座標算出部23は、タッチパネル32のパネル面におけるタッチペン20の位置座標(x1,y1)を算出するが、カメラ24a及び24bは、タッチパネル32のパネル面から離れた面におけるタッチペン20の位置座標(x2,y2)を算出する。これにより、第1の座標算出部23が算出したタッチペン20の位置座標(x1,y1)と、カメラ24a及び24bにより算出されるタッチペン20の位置座標(x2,y2)は必ずしも同じ位置を示す座標とはならない。なお、カメラ24a及び24bがタッチペン20の位置座標を算出する方法については、後で詳しく説明する。
圧力センサ26は、タッチペン20によりタッチパネル表示部22が押圧されたときの圧力を検出する。圧力センサデータ処理部27は、圧力センサ26からの圧力データが所定値以上か否かを判定する。そして、圧力センサデータ処理部27は、圧力センサ26からの圧力データが所定値未満の場合には、描画ステータスをOFFとして、コンピュータ11に出力し、圧力センサ26からの圧力データが所定値以上の場合には、描画ステータスをONとして、コンピュータ11に出力する。
カーソル座標算出部28は、第1の座標算出部23で求められたタッチペン20の位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で求められたタッチペン20の位置座標(x2,y2)とから、タッチペン20の傾きに相当する値と傾きの方向を求め、これに応じて、カーソル座標(xp,yp)を算出する。そして、カーソル座標算出部28は、求められたカーソル座標(xp,yp)を変更座標としてコンピュータ11に出力する。本実施形態では、カーソル座標算出部28は、タッチペン20の表示領域に対する傾きを検出する「傾き検出部」と、検出された座標と検出された傾きとに基づいて、検出された座標を変更した変更座標を求める「表示制御部」に対応する。
コンピュータ11は、カーソル座標算出部28からのカーソル座標(xp,yp)と、圧力センサデータ処理部27からの描画ステータスを入力する。
コンピュータ11は、圧力センサデータ処理部27からの描画ステータスがOFFの場合には、カーソル座標算出部28からのカーソル座標(xp,yp)の位置に、カーソル画像を表示させるための表示データを生成してタッチパネル表示装置10のディスプレイ制御部21に出力する。この場合、タッチパネル表示装置10には、カーソル座標(xp,yp)により示される位置にカーソルのみが表示され、タッチパネル20の操作による描画の表示は行われない。
一方、コンピュータ11は、圧力センサデータ処理部27からの描画ステータスがONの場合には、カーソル座標(xp,yp)の位置に、タッチペン20の操作に応じた描画を表示させるための表示データを生成し、この表示データをタッチパネル表示装置10のディスプレイ制御部21に出力する。この場合、タッチパネル表示装置10には、タッチパネル20の操作による描画の表示が行われる。
図2は、第2の座標算出部25でのタッチペン20の位置座標の検出処理の説明図である。
本実施形態では、カメラ24a及び24bにより、タッチペン20をその側面方向から撮影して、タッチペン20の位置座標を検出している。つまり、図2に示すように、タッチパネル表示部22の画面の縦方向の長さをHとし、画面の横方向の長さをWとする。また、タッチパネル表示部22の画面の左下の座標を(0,0)とする。
カメラ24aは、画面の左上の座標(0,H)に、その撮像方向が45度右下を向くように設置される。カメラ24bは、画面の右上の座標(W,H)に、撮像方向が45度左下を向くように設置される。カメラ24a及び24bの画角は90度以上である。言い換えると、カメラ24a及び24bは、タッチパネル表示部22の表示面の全体を撮像することができ、タッチペン20がタッチパネル表示部22の表示面のどこにあってもタッチペン20を撮像することができる。
図2に示すように、カメラ24aにより撮像された画像におけるタッチペン20と画面上辺との角度をθ1とする。カメラ24aの撮像方向は、45度右下を向くように固定されている。したがって、角度θ1は、カメラ24aから検知したタッチペン20の撮像画面上での位置から判定できる。
また、カメラ24bにより撮像された画像におけるタッチペン20と画面上辺との角度をθ2とする。角度θ2は、カメラ24bから検知したタッチペン20の撮像画面上での位置から判定できる。
図2において、タッチペン20の座標を(xa,ya)とする。タッチペン20の座標(xa,ya)と角度θ1との関係は、以下の(1)式に示す関係になる。
tanθ1=(H−ya)/xa … (1)
また、タッチペン20の座標(xa,ya)と角度θ2との関係は、以下の(2)式に示す関係になる。
tanθ2=(H−ya)/(W−xa)… (2)
(1)式及び(2)式から、角度θ1および角度θ2を用いて、タッチペン20の座標(xa,ya)を求めることができる。
図1に示したように、本実施形態に係るタッチパネル表示装置10は、第1の座標算出部23と、第2の座標算出部25との2つの座標検出部を備えている。第1の座標算出部23は、タッチパネル32によりタッチペン20の位置座標(x1,y1)を検出している。第2の座標算出部25は、2つのカメラ24a及び24bの撮像信号を用いて、上述のように、タッチペン20の位置座標(x2,y2)を検出している。
ここで、すでに説明したように、カメラ24a及び24bが撮像する撮像面は、タッチパネル32のパネル面と平行な平面であるが、タッチパネル32のパネル面とは異なる平面であるため、例えばタッチペン20がタッチパネル32のパネル面に対して垂直な関係ではなく、パネル面に対して傾きいている場合、位置座標(x1,y1)と位置座標(x2,y2)に差が生じてくる。したがって、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)と差(座標距離)に基づいて、タッチペン20の傾きに関する情報(傾きの角度や、傾きの方向等)の度合を算出することができる。
これにより、本実施形態では、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)との間の座標距離から、タッチペン20の角度を検出して、タッチパネル表示部22上の所望の位置に、カーソル画像を表示させることができる。また、ユーザがタッチペン20でタッチパネル表示部22を押しながら操作することで、タッチパネル表示部22上の所望の位置に、画像を描画させることができる。
図3は、タッチパネル表示部22の側面断面図である。図3に示すように、タッチパネル表示部22は、表示部31上に、タッチパネル32を積層して構成されている。第1の座標算出部23は、この表示部31上に積層されたタッチパネル32上でのタッチペン20のタッチ位置を検出している。したがって、第1の座標算出部23で検出される位置座標(x1,y1)は、タッチパネル表示部22の表示領域上での位置座標である。これに対して、カメラ24a及び24bは、タッチパネル表示部22の表示領域上から、所定の高さA1だけ離れた位置を撮像している。したがって、第2の座標算出部25で検出される位置座標(x2,y2)は、タッチパネル表示部22の表示領域上から所定の高さA1だけ離れた位置での位置座標である。
図3(A)に示すように、タッチペン20がタッチパネル表示部22の表示領域に対して垂直になっている場合、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)は、等しくなる。これに対して、図3(B)に示すように、タッチペン20がタッチパネル表示部22の表示領域に対して斜めに接していると、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)とで、座標位置の差が生じてくる。
本実施形態では、第1の座標算出部23の位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25の位置座標(x2,y2)とから、以下のようにして、カーソル座標(xp,yp)を算出している。
(1)カーソル座標の方向:第1の座標算出部23で検出された位置座標(x1,y1)を起点として、第2の座標算出部25で検出された位置座標(x2,y2)への方向をカーソル座標の方向とする。
(2)カーソルまでの距離:第1の座標算出部23で検出された位置座標(x1,y1)と第2の座標算出部25で検出された位置座標(x2,y2)との間の座標距離L1に、任意の係数を乗じた値をカーソルまでの距離とする。
例えば、カーソルまでの距離L2として、座標距離L1を用いて、L2=5×L1なる演算により求める。また、座標距離L1の二乗の特性としているので、傾斜が大きくなるほど、カーソル座標の変化は大きくなる。このように演算させてカーソルまでの距離L2を算出させることで、座標距離L1が大きくなるほど、カーソルまでの距離L2が大きくなる。言い換えると、タッチペン20が大きく傾けられるほど、位置座標(x1,y1)から離れた位置にカーソルを移動させることができる。なお、L2を算出するための演算式は、例えばユーザ設定やタッチパネル32との大きさに基づいて決定されてよく、上述した演算式に限定されない。
図4は、本実施形態でのカーソル画像の表示例である。図4(A)は、タッチペン20がタッチパネル表示部22の表示面に対して垂直の場合を示している。この場合、第1の座標算出部23で検出された位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出された位置座標(x2,y2)とは等しく、位置座標(x1,y1)と位置座標(x2,y2)との間の座標距離L1は、L1=0である。したがって、この場合、カーソル座標(xp,yp)は、第1の座標算出部23の検出位置座標(x1,y1)と等しい位置になる。また、この位置座標は、第2の座標算出部25で検出された位置座標(x2,y2)とも等しい。
図4(B)は、タッチペン20がタッチパネル表示部22の表示領域に対して傾けた場合を示している。この場合、第1の座標算出部23で検出された位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出された位置座標(x2,y2)とが異なる位置にあり、位置座標(x1,y1)と位置座標(x2,y2)との間の距離が座標距離L1になる。そして、カーソル距離L2は、座標距離L1に対して(L2=5×L1)なる計算式で求めた距離となる。そして、第1の座標算出部23で検出された位置座標(x1,y1)を起点として第2の座標算出部25で検出された位置座標(x2,y2)からの延長線上に、(L2=5×L1)なる計算式で求めたカーソル距離L2だけ離れた位置に、カーソル座標(xp,yp)が設定される。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るタッチパネル入力システム1の動作を説明するためのフローチャートである。
(ステップS101)第1の座標算出部23は、タッチペン20によるタッチパネル表示部22へのタッチ操作を検出したか否かを判定する。タッチ操作が検出されなければ(ステップS101:No)、ステップS101に処理を戻し、タッチ操作の検出を繰り返す。
(ステップS102)タッチ操作が検出されたら(ステップS101:Yes)、第1の座標算出部23は、タッチパネル32の検出値を取得して、ステップS103に進む。
(ステップS103)第1の座標算出部は、タッチ操作を行った座標(x1,y1)を算出し、算出した座標(x1,y1)をカーソル座標算出部28に送って、ステップS104に進む。
(ステップS104)第2の座標算出部25は、カメラ24a及び24bの撮像信号を取得して、ステップS105に進む。
(ステップS105)第2の座標算出部25は、カメラ24a及び24bの撮像出力から、タッチペン20のタッチ操作を行った座標(x2,y2)を算出し、算出した座標(x2,y2)をカーソル座標算出部28に送って、ステップS106に進む。
(ステップS106)カーソル座標算出部28は、第1の座標算出部23で算出した座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で算出した座標(x2,y2)とから、カーソル座標(xp,yp)を算出する。すなわち、カーソル座標算出部28は、第1の座標算出部23で算出した座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で算出した座標(x2,y2)との座標距離L1を算出する。そして、カーソル座標算出部28は、座標距離L1に所定の演算を行って、カーソルまでの距離L2を算出する。そして、カーソル座標算出部28は、位置座標(x1,y1)を起点として位置座標(x2,y2)からの延長線上に、カーソル座標(xp,yp)を算出する。そして、カーソル座標算出部28は、求められたカーソル座標(xp,yp)をコンピュータ11に出力する。
(ステップS107)圧力センサデータ処理部27は、圧力センサ26の検出データを取得する。
(ステップS108)そして、圧力センサデータ処理部27は、圧力データが閾値以上か否かを判定する。
(ステップS109)圧力データの検出値が所定値以上なら(ステップS108:Yes)、圧力センサデータ処理部27は、描画ステータスONをコンピュータ11に送信する。
(ステップS110)また、圧力データの検出値が所定値未満なら(ステップS108:No)、圧力センサデータ処理部27は、描画ステータスOFFをコンピュータ11に送信する。
(ステップS111)コンピュータ11は、カーソル座標(xp,yp)の位置にカーソル画像を生成する。そして、このカーソル画像をタッチパネル表示装置10のディスプレイ制御部21に送る。
(ステップS112)タッチパネル表示装置10のタッチパネル表示部22は、カーソル座標(xp,yp)の位置に、カーソル画像を表示する。
(ステップS113)コンピュータ11は、カーソル座標(xp,yp)の位置を基に、ユーザがタッチペン20を操作した軌跡に応じて、描画画像を生成する。そして、この描画画像をタッチパネル表示装置10のディスプレイ制御部21に送る。
(ステップS114)タッチパネル表示装置10のタッチパネル表示部22は、カーソル座標(xp,yp)の位置を基に、ユーザがタッチペン20を操作した軌跡に応じた描画画像を表示する。
以上説明したように、本実施形態では、タッチペン20の角度により、タッチパネル表示部22の所望の位置にカーソル画像を表示できる。また、本実施形態では、ユーザは、タッチパネル表示部22の所望の位置に、描画画像を表示できる。
図6は、タッチペン20の傾斜角度と、カーソル座標との関係の説明図である。図6(A)に示すように、タッチペン20のペン軸がタッチパネル表示部22の表示領域に対して垂直のときには、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)とが等しくなる。このため、座標距離L1は(L1=0)となる。座標距離L1が(L1=0)の場合、カーソルまでの距離L2は、(L2=5×L1=0)となる。よって、タッチペン20のタッチ位置の座標と同じ位置の座標がカーソル座標(xp,yp)となる。
図6(B)に示すように、タッチペン20のペン軸を少し斜めに傾けると、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)とが離れてくる。位置座標(x1,y1)と位置座標(x2,y2)との間の座標距離L1が(L1=1)となると、カーソルまでの距離L2は、(L2=5×L1=5)となる。このため、タッチペン20のタッチ位置の座標から、(L2=5)だけ離れた位置がカーソル座標(xp,yp)となる。
図6(C)に示すように、タッチペン20のペン軸を更に斜めに傾けると、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)とは、更に離れてくる。位置座標(x1,y1)と位置座標(x2,y2)との間の座標距離L1が(L1=2)となると、カーソルまでの距離L2は、(L2=5×L1=20)となる。このため、タッチペン20のタッチ位置の座標から距離L2(L2=20)だけ離れた位置がカーソル座標(xp,yp)となる。
図7は、本実施形態における画像描画の説明図である。タッチペン20でタッチパネル表示部22を強く押していないときには、圧力センサデータ処理部27の検出値は閾値未満となり、描画ステータスはOFFとなっている。描画ステータスがOFFのときには、図7(A)に示すように、タッチパネル表示部22には、カーソル50が表示される。カーソル座標(xp,yp)は、前述したように、第1の座標算出部23で検出されるタッチペンの位置座標(x1,y1)と第2の座標算出部25で検出されるタッチペンの位置座標(x2,y2)との間の座標距離L1に所定の演算を行って求められる位置であり、タッチペン20のタッチ位置から離れている。また、このカーソル座標(xp,yp)は、タッチペン20の傾斜角度に応じて、動かすことができる。このため、タッチパネル表示部22が広く、ユーザが手の届かないようなところであっても、ユーザの所望の位置に、カーソル50を表示できる。
タッチペン20を強く押しながらタッチパネル表示部22上で移動させると、圧力センサデータ処理部27の検出値は閾値以上となり、描画ステータスはONになる。描画ステータスがONのときには、図7(B)に示すように、タッチパネル表示部22には、ユーザがタッチペン20を移動させた軌跡61に基いて、描画画像60が表示される。タッチペン20を斜めにして描画を行うことで、タッチペン20のユーザによる軌跡61から離れた位置に、描画画像60を表示させることができる。このため、タッチパネル表示部22が広く、ユーザが手の届かないようなところであっても、ユーザの所望の位置に、画像を描画できる。
なお、上述の実施形態では、カーソル座標算出部28により、第1の座標算出部23で求められたタッチペン20の位置座標(x1,y1)と、第2の座標算出部25で求められたタッチペン20の位置座標(x2,y2)との座標距離L1を求めて、タッチペン20の傾きに相当する値を取得しているが、タッチペン20に3軸の角度センサを設け、この角度センサの検出結果により、タッチペン20の傾きを検出しても良い。
図8は、本発明による入力装置の基本構成を示す概略ブロック図である。すなわち、本発明による入力装置は、座標検出部101と、傾き検出部102と、表示制御部103とを基本構成とする。座標検出部101は、表示装置104の表示領域に対して入力可能距離内にあるタッチペン105の位置に応じた表示領域における座標を検出する。傾き検出部102は、タッチペン105の表示領域に対する傾きを検出する。表示制御部103は、検出された座標と検出された傾きとに基づいて、検出された座標を変更した変更座標を求め、変更座標に応じた表示領域における位置を入力対象位置として表示領域に表示する。
なお、タッチパネル入力システム1の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10:タッチパネル表示装置,11:コンピュータ,20:タッチペン,21:ディスプレイ制御部,22:タッチパネル表示部,23:第1の座標算出部,24a,24b:カメラ,25:第2の座標算出部,26:圧力センサ,27:圧力センサデータ処理部,28:カーソル座標算出部,31:表示部,32:タッチパネル

Claims (7)

  1. 表示装置の表示領域に対して入力可能距離内にあるタッチペンの位置に応じた前記表示領域における座標を検出する座標検出部と、
    前記タッチペンの前記表示領域に対する傾きを検出する傾き検出部と、
    前記検出された座標と前記検出された傾きとに基づいて、前記検出された座標を変更した変更座標を求め、当該変更座標に応じた前記表示領域における位置を入力対象位置として前記表示領域に表示する表示制御部と
    を有する入力制御装置。
  2. 前記傾き検出部は、前記タッチペンの傾きの角度と方向を検出し、
    前記表示制御部は、前記タッチペンの傾きの角度と方向に基づいて変更座標を求める、
    請求項1に記載の入力制御装置。
  3. 前記表示制御部は、検出された前記タッチペンの傾きが大きいほど、前記変更座標を前記検出された座標から離れた位置に変更する、
    請求項1又は請求項2に記載の入力制御装置。
  4. 前記表示領域に接する前記タッチペンの圧力を検出する圧力センサと、
    前記検出された圧力が基準値以上である場合に前記変更座標に対する前記タッチペンの入力を受け付ける入力座標検出部と
    を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の入力制御装置。
  5. 前記表示領域の近傍を撮像する撮像部を有し、
    前記傾き検出部は、前記撮像部によって撮像された結果に基づいて、前記タッチペンの傾きを検出する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の入力制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の入力制御装置を有する表示装置。
  7. 表示装置の表示領域に対して入力可能距離内にあるタッチペンの位置に応じた前記表示領域における座標を検出する工程と、
    前記タッチペンの前記表示領域に対する傾きを検出する工程と、
    前記検出された座標と前記検出された傾きとに基づいて、前記検出された座標を変更した変更座標を求める工程と、
    当該変更座標に応じた前記表示領域における位置を入力対象位置として前記表示領域に表示する工程と
    を有する入力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7538683B2 (ja) 2020-10-13 2024-08-22 シャープ株式会社 タッチ入力システム

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