JP2018115748A - Control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、走行用駆動源と駆動輪との間に配置される第1締結要素及び第2締結要素の作動を制御する制御装置に関する。 The present invention relates to a control device that controls the operation of a first fastening element and a second fastening element that are arranged between a driving source for driving and a drive wheel.
特許文献1には、シフトレバーの操作と連動して移動するマニュアルバルブにより、2つの締結要素(例えば、前進用締結要素と後進用締結要素)を切り替える自動変速機が開示されている。
特許文献1に記載の自動変速機では、マニュアルバルブが一方の締結要素に油圧を供給しているときには、他方の締結要素はタンクに連通している。このため、マニュアルバルブを他方の締結要素に油圧を供給するように切り替えたときに、他方の締結要素の締結圧まで油圧が上昇するまでに時間を要し、応答が遅れてしまう。
In the automatic transmission described in
そこで、マニュアルバルブに代えて各締結要素に対応するアクチュエータを設けることにより、2つの締結要素を切り替えるシフトバイワイヤ方式を採用することが考えられる。 Therefore, it is conceivable to employ a shift-by-wire system that switches between two fastening elements by providing an actuator corresponding to each fastening element instead of the manual valve.
しかしながら、特許文献1に開示の自動変速機において、このようなシフトバイワイヤ方式を採用した場合、2つの締結要素のうちの一方に対応するアクチュエータがON失陥してしまうと、2つの締結要素が二重結合するおそれがある。
However, in the automatic transmission disclosed in
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたもので、2つの締結要素のうちの一方に対応するアクチュエータがON失陥したときに、2つの締結要素が二重結合することを防止しつつ、締結動作の応答性を向上することを目的とする。 The present invention has been made in view of such a technical problem. When an actuator corresponding to one of the two fastening elements fails to be turned on, the two fastening elements are prevented from being double-coupled. However, it aims at improving the response of a fastening operation.
本発明のある態様の制御装置は、油圧ポンプの吐出油を調圧して第1締結要素へ供給する第1アクチュエータと、油圧ポンプの吐出油を調圧して第2締結要素へ供給する第2アクチュエータと、第1アクチュエータが第1締結要素に対して第1締結要素が締結する締結圧を供給しているときに、第2アクチュエータが第2締結要素に対して供給する油圧を制限するバルブユニットと、を備えることを特徴とする。 A control device according to an aspect of the present invention includes a first actuator that regulates and supplies a discharge oil of a hydraulic pump to a first fastening element, and a second actuator that regulates and supplies the discharge oil of the hydraulic pump to a second fastening element And a valve unit that restricts a hydraulic pressure that the second actuator supplies to the second fastening element when the first actuator supplies a fastening pressure that the first fastening element fastens to the first fastening element. It is characterized by providing.
この態様によれば、2つの締結要素のうちの一方に対応するアクチュエータがON失陥したときに、2つの締結要素が二重結合することを防止できるとともに、締結動作の応答性を向上できる。 According to this aspect, when the actuator corresponding to one of the two fastening elements fails to be turned on, the two fastening elements can be prevented from being double-coupled, and the response of the fastening operation can be improved.
<第1実施形態>
以下、添付図面を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
<First Embodiment>
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1及び図2は、本実施形態に係る制御装置100の概略構成図を示している。本実施形態では、制御装置100が無段変速機に用いられる場合を例に説明する。制御装置100は、走行用駆動源と駆動輪との間に配置される変速機の第1締結要素としての前進クラッチFWD/C(前進用締結要素)及び第2締結要素としての後進ブレーキREV/B(後進用締結要素)の作動を制御する。
1 and 2 are schematic configuration diagrams of the
制御装置100は、変速機のレンジに応じたポジションとして、第1ポジションと、第2ポジションと、第1ポジションと第2ポジションとの間の中間ポジションと、を有する。本実施形態では、第1ポジションは、Dレンジつまり前進レンジに対応するポジションとされる。第2ポジションは、Rレンジつまり後進レンジに対応するポジションとされる。中間ポジションは、Nレンジつまりニュートラルレンジに対応するポジションとされる。
図1は、制御装置100が第1ポジション(Dレンジ)を実現している状態、図2は、制御装置100が第2ポジション(Rレンジ)を実現している状態をそれぞれ示している。
FIG. 1 shows a state where the
制御装置100は、油圧ポンプPからの吐出油を調圧して前進クラッチFWD/Cへ供給する第1アクチュエータとしての第1ソレノイドバルブ31と、油圧ポンプPからの吐出油を調圧して後進ブレーキREV/Bへ供給する第2アクチュエータとしての第2ソレノイドバルブ32と、第1ソレノイドバルブ31及び第2ソレノイドバルブ32を制御する制御部としてのコントローラ20と、を備える。
The
油圧ポンプPは、図示しない走行用駆動源によって駆動される。なお、油圧ポンプPは、バッテリなどの電源によって駆動する電動油圧ポンプであってもよい。 The hydraulic pump P is driven by a travel drive source (not shown). The hydraulic pump P may be an electric hydraulic pump that is driven by a power source such as a battery.
油圧ポンプPから吐出された作動油(吐出油)は、調圧回路10によって調圧されて供給流路41に供給される。第1ソレノイドバルブ31は、供給流路41から分岐し前進クラッチFWD/Cに連通する第1供給流路42に設けられ、第1供給流路42を解放または遮断する。第2ソレノイドバルブ32は、供給流路41から分岐し後進ブレーキREV/Bに連通する第2供給流路43に設けられ、第2供給流路43を解放または遮断する。第1、第2ソレノイドバルブ31,32は、例えば、3ポート型比例ソレノイドバルブによって構成される。なお、これに限らず、第1、第2ソレノイドバルブ31,32は、コントローラ20からの指示に基づいて油圧ポンプPからの吐出油を調圧できるものであれば、どのようなものであってもよい。
The hydraulic oil (discharge oil) discharged from the hydraulic pump P is regulated by the
コントローラ20は、運転者のレンジ選択操作(シフト操作)に応じて、第1ソレノイドバルブ31及び第2ソレノイドバルブ32を制御する。図1に示す第1ポジション(Dレンジ)では、第1ソレノイドバルブ31は前進クラッチFWD/Cに対して締結圧Pfを供給する状態(以下、第1ソレノイドバルブ31の「ON状態」ともいう。)であり、第2ソレノイドバルブ32は後進ブレーキREV/Bに対して予圧Prrを供給する状態(以下、第2ソレノイドバルブ32の「予圧供給状態」ともいう。)になっている。図2に示す第2ポジション(Rレンジ)では、第1ソレノイドバルブ31は前進クラッチFWD/Cに対して予圧Prfを供給する状態(以下、第1ソレノイドバルブ31の「予圧供給状態」ともいう。)であり、第2ソレノイドバルブ32は後進ブレーキREV/Bに対して締結圧Prを供給する状態(以下、第2ソレノイドバルブ32の「ON状態」ともいう。)になっている。中間ポジション(Nレンジ)では、第1、第2ソレノイドバルブ31,32は、ともにOFF状態であり、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bは、ともにタンクTに連通している。なお、本実施形態における締結圧とは、前進クラッチFWD/C、後進ブレーキREV/Bが締結する圧力、または締結する圧力以上の圧力を意味する。また、本実施形態における予圧とは、締結圧より低い圧力であり、前進クラッチFWD/C、後進ブレーキREV/Bが締結されることがない圧力を意味する。
The
制御装置100は、前進クラッチFWD/Cと第1ソレノイドバルブ31の間で、かつ、後進ブレーキREV/Bと第2ソレノイドバルブ32の間に設けられたバルブユニット50をさらに備える。
The
バルブユニット50は、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して前進クラッチFWD/Cが締結する締結圧Pfを供給しているときに、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して供給する油圧を制限するとともに、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して後進ブレーキREV/Bが締結する締結圧Prを供給しているときに、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して供給する油圧を制限する。以下に、バルブユニット50の具体的な構成について説明する。
In the
バルブユニット50は、リリーフ弁53と、前進クラッチFWD/Cへの締結圧Pfが作用することで、第2ソレノイドバルブ32とリリーフ弁53とを連通する第1切換弁51と、後進ブレーキREV/Bへの締結圧Prが作用することで、第1ソレノイドバルブ31とリリーフ弁53とを連通する第2切換弁52と、を有する。
The
第1切換弁51は、第2供給流路43における第2ソレノイドバルブ32と後進ブレーキREV/Bとの間から分岐し、リリーフ弁53に連通する第2分岐流路45に設けられる。
The
第2切換弁52は、第1供給流路42における第1ソレノイドバルブ31と前進クラッチFWD/Cとの間から分岐し、リリーフ弁53に連通する第1分岐流路44に設けられる。
The
第1切換弁51は、パイロット室51aを備える。パイロット室51aは、第1パイロット通路46を通じて第1分岐流路44における第2切換弁52の上流側(第1ソレノイドバルブ31側)に連通する。第1ソレノイドバルブ31から第1供給流路42を通じて前進クラッチFWD/Cに締結圧Pfが供給されると、パイロット室51aには、第1分岐流路44及び第1パイロット通路46を通じて締結圧Pfが供給される。これにより、第1切換弁51は、第2分岐流路45を解放し、第2ソレノイドバルブ32とリリーフ弁53とを連通する(図1に示す状態)。また、パイロット室51a内の圧力が所定値以下になると、第1切換弁51は、第2分岐流路45を遮断する。
The
第2切換弁52は、パイロット室52aを備える。パイロット室52aは、第2パイロット通路47を通じて第2分岐流路45における第1切換弁51の上流側(第2ソレノイドバルブ32側)に連通する。第2ソレノイドバルブ32から第2供給流路43を通じて後進ブレーキREV/Bに締結圧Prが供給されると、パイロット室52aには、第2分岐流路45及び第2パイロット通路47を通じて締結圧Prが供給される。これにより、第2切換弁52は、第1分岐流路44を解放し、第1ソレノイドバルブ31とリリーフ弁53とを連通する(図2に示す状態)。また、パイロット室52a内の圧力が所定値以下になると、第2切換弁52は、第1分岐流路44を遮断する。
The
リリーフ弁53の開弁圧は、好ましくは、予圧Prf及び予圧Prrと同程度か、あるいは予圧Prf及び予圧Prrの圧力が高い方よりも若干高めに設定される。これにより、第1切換弁51または第2切換弁52が開弁し、リリーフ弁53に予圧Prf,Prrが作用しても、予圧Prf,Prrはリリーフされることがない。したがって、エネルギーの無駄をなくすことができる。
The valve opening pressure of the
上述のように、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して締結圧Pfを供給しているときに、第2ソレノイドバルブ32とリリーフ弁53とが連通している(図1参照)。このため、第2ソレノイドバルブ32が、例えばON失陥して、後進ブレーキREV/Bに対して高圧(締結圧Pr)を供給してしまっても、リリーフ弁53によってリリーフされる。つまり、リリーフ弁53が、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して供給する油圧を制限する。このように、前進クラッチFWD/Cが締結されているときに、第2ソレノイドバルブ32がON失陥してしまっても、第2供給流路43の圧力は締結圧Prまで上昇することがないので、後進ブレーキREV/Bが締結されることがない。
As described above, when the
また、上述のように、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して締結圧Prを供給しているときに、第1ソレノイドバルブ31とリリーフ弁53とが連通している(図2参照)。このため、第1ソレノイドバルブ31が、例えばON失陥して、前進クラッチFWD/Cに対して高圧(締結圧Pf)を供給してしまっても、リリーフ弁53によってリリーフされる。つまり、リリーフ弁53が、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して供給する油圧を制限する。このように、後進ブレーキREV/Bが締結されているときに、第1ソレノイドバルブ31がON失陥してしまっても、第1供給流路42の圧力が締結圧Pfまで上昇することがないので、前進クラッチFWD/Cが締結されることがない。
Further, as described above, when the
このように構成された制御装置100が実行する制御について、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
The control executed by the
ステップS11では、コントローラ20は、RレンジからDレンジへのシフト操作がなされたかを判断する。RレンジからDレンジへのシフト操作がなされた場合には、ステップS12に進む。RレンジからDレンジへのシフト操作以外のシフト操作がなされた場合には、ステップS21に進む。ステップS21以下のフローについては後で説明する。
In step S11, the
ステップS12では、コントローラ20は、第2ソレノイドバルブ32をOFFにする。具体的には、図2に示す状態において、コントローラ20は、第2ソレノイドバルブ32に印加する電流を0にする。第2ソレノイドバルブ32がOFF状態に切り替わると、後進ブレーキREV/B内の油圧(締結圧Pr)は、第2供給流路43及び第2ソレノイドバルブ32を通じてタンクTに排出される。これにより、後進ブレーキREV/Bは解放される。
In step S12, the
これと同時に、第2切換弁52のパイロット室52a内の作動油が、第2パイロット通路47、第2分岐流路45、第2供給流路43及び第2ソレノイドバルブ32を通じてタンクTに排出される。パイロット室52a内の圧力が所定値以下になると、第2切換弁52は、ばねの付勢力によりOFF状態に切り替わり、第1分岐流路44を遮断する(図4参照)。
At the same time, the hydraulic oil in the
ステップS13では、コントローラ20は、内蔵されたタイマー(図示せず)の作動を開始する。
In step S13, the
ステップS14では、タイマーが作動を開始してから、時間が閾値Ts1を経過したかを判断する。タイマーが作動を開始してから時間が閾値Ts1を経過していれば、ステップS15に進み、閾値Ts1を経過していなければ、ステップS14における判断を繰り返す。閾値Ts1については、後で説明する。 In step S14, it is determined whether the time has passed the threshold value Ts1 since the timer started operating. If the threshold value Ts1 has elapsed since the timer started operating, the process proceeds to step S15. If the threshold value Ts1 has not elapsed, the determination in step S14 is repeated. The threshold value Ts1 will be described later.
ステップS15では、コントローラ20は、第1ソレノイドバルブ31をON状態にする。具体的には、コントローラ20は、電流を印加し第1ソレノイドバルブ31をON状態に切り替える。第1ソレノイドバルブ31がON状態に切り替わると、第1ソレノイドバルブ31によって調圧された締結圧Pfが第1供給流路42を通じて前進クラッチFWD/Cに供給される。これにより、前進クラッチFWD/Cが締結され、シフトレンジがDレンジに切り替わる。
In step S15, the
このとき、第1ソレノイドバルブ31から供給された締結圧Pfは、第1供給流路42、第1分岐流路44及び第1パイロット通路46を通じて、第1切換弁51のパイロット室51aに作用する。これにより、第1切換弁51がON状態に切り替わって第2分岐流路45を解放し、第2ソレノイドバルブ32とリリーフ弁53とが連通する。
At this time, the fastening pressure Pf supplied from the
ステップS16では、タイマーが作動を開始してから時間が閾値Ts2を経過したかを判断する。タイマーが作動を開始してから時間が閾値Ts2を経過していれば、ステップS17に進み、閾値Ts2を経過していなければ、ステップS16における判断を繰り返す。閾値Ts2については、後で説明する。 In step S <b> 16, it is determined whether the time has passed the threshold value Ts <b> 2 since the timer started operating. If the threshold value Ts2 has elapsed since the timer started operating, the process proceeds to step S17. If the threshold value Ts2 has not elapsed, the determination in step S16 is repeated. The threshold value Ts2 will be described later.
ステップS17では、第2ソレノイドバルブ32を予圧供給状態にする。具体的には、コントローラ20は、電流を印加し第2ソレノイドバルブ32を予圧供給状態に切り替える。第2ソレノイドバルブ32が予圧供給状態に切り替わると、第2ソレノイドバルブ32によって調圧された予圧Prrが第2供給流路43を通じて後進ブレーキREV/Bに供給される(図1参照)。
In step S17, the
このように、本実施形態では、シフトレンジがDレンジに切り替わったときに、後進ブレーキREV/Bに予圧Prrを作用させる。これにより、DレンジからRレンジに切り替えるときに、後進ブレーキREV/Bの油圧が締結圧Prまで上昇する時間を短縮できるので、Rレンジ切替時の応答性を向上させることができる。 Thus, in this embodiment, when the shift range is switched to the D range, the preload Prr is applied to the reverse brake REV / B. As a result, when switching from the D range to the R range, it is possible to shorten the time during which the hydraulic pressure of the reverse brake REV / B rises to the engagement pressure Pr, so it is possible to improve the responsiveness when switching the R range.
なお、図1に示す状態では、第2供給流路43から第2分岐流路45及び第2パイロット通路47を通じて第2切換弁52のパイロット室52aにも予圧Prrが供給されるが、第2切換弁52は、ばねの付勢力によってOFF状態(第1分岐流路44を遮断した状態)に維持される。このため、前進クラッチFWD/Cに供給されている締結圧Pfが、第2切換弁52からリリーフ弁53を通じてタンクTに排出されることがない。
In the state shown in FIG. 1, the preload Prr is also supplied from the
また、第2ソレノイドバルブ32から供給された予圧Prrは、第2供給流路43から第2分岐流路45及び第1切換弁51を通じてリリーフ弁53に作用するが、上述のように、リリーフ弁53の開弁圧は、予圧Prrと同程度か、あるいは予圧Prrよりも若干高めに設定されるので、予圧PrrがタンクTに排出されることはない。
The preload Prr supplied from the
ここで、閾値Ts1について説明する。タイマーが作動を開始してから、第2ソレノイドバルブ32をOFFにし、第2切換弁52が第1分岐流路44を遮断するまでの時間を時間T1としたとき、閾値Ts1は、時間T1以上となるような値に設定される。
Here, the threshold value Ts1 will be described. The threshold Ts1 is equal to or greater than the time T1 when the time from the start of operation of the timer until the
閾値Ts1を時間T1以上に設定することで、第2切換弁52が第1分岐流路44を遮断した後に、第1ソレノイドバルブ31をON状態に切り替えることができる。これにより、第1ソレノイドバルブ31から締結圧Pfを供給したときに、第2切換弁52が第1分岐流路44を遮断しているので、第1ソレノイドバルブ31から供給された締結圧Pfが、第2切換弁52からリリーフ弁53を通じてタンクTに排出されることを防止できる。
By setting the threshold value Ts1 to be equal to or longer than the time T1, the
続いて、閾値Ts2について説明する。タイマーが作動を開始してから、上述のようにして第1切換弁51が第2分岐流路45を解放する状態までの時間を時間T2としたとき、閾値Ts2は、時間T2以上となるような値に設定される。
Next, the threshold value Ts2 will be described. When the time from when the timer starts to the state until the
閾値Ts2を時間T2以上に設定することで、第1切換弁51が第2分岐流路45を解放してから、第2ソレノイドバルブ32を予圧供給状態に切り替えることができる。これにより、例えば、第2ソレノイドバルブ32がON失陥して、ON状態になってしまったときに、第2ソレノイドバルブ32から供給された高圧(締結圧Pr)は、第2分岐流路45、第1切換弁51及びリリーフ弁53を通じてタンクTに排出される。これにより、前進クラッチFWD/Cが締結されているときに、第2ソレノイドバルブ32がON失陥しても、後進ブレーキREV/Bに締結圧Prが供給されることがない。よって、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重締結してインターロック状態になることを回避できる。
By setting the threshold Ts2 to be equal to or greater than the time T2, the
続いて、ステップS21以下のフローについて説明する。 Next, the flow after step S21 will be described.
ステップS21では、コントローラ20は、DレンジからRレンジへのシフト操作がなされたかを判断する。DレンジからRレンジへのシフト操作がなされた場合には、ステップS22に進む。DレンジからRレンジへのシフト操作以外、つまり、DまたはRレンジからNレンジへのシフト操作がなされた場合には、制御を終了する。
In step S21, the
ステップS22では、コントローラ20は、第1ソレノイドバルブ31をOFFにする。具体的には、図1に示す状態において、コントローラ20は、第1ソレノイドバルブ31に印加する電流を0にする。第1ソレノイドバルブ31がOFF状態に切り替わると、前進クラッチFWD/C内の油圧(締結圧Pf)は、第1供給流路42及び第1ソレノイドバルブ31を通じてタンクTに排出される。これにより、前進クラッチFWD/Cは解放される。
In step S22, the
これと同時に、第1切換弁51のパイロット室51a内の作動油が、第1パイロット通路46、第1分岐流路44、第1供給流路42及び第1ソレノイドバルブ31を通じてタンクTに排出される。パイロット室51a内の圧力が所定値以下になると、第1切換弁51は、ばねの付勢力によりOFF状態に切り替わり、第2分岐流路45を遮断する(図5参照)。
At the same time, the hydraulic oil in the
ステップS23では、コントローラ20は、内蔵されたタイマー(図示せず)の作動を開始する。
In step S23, the
ステップS24では、タイマーが作動を開始してから、時間が閾値Ts3を経過したかを判断する。タイマーが作動を開始してから時間が閾値Ts3を経過していれば、ステップS25に進み、閾値Ts3を経過していなければ、ステップS24における判断を繰り返す。閾値Ts3については、後で説明する。 In step S24, it is determined whether the time has passed the threshold value Ts3 since the timer started operating. If the threshold value Ts3 has elapsed since the timer started operating, the process proceeds to step S25. If the threshold value Ts3 has not elapsed, the determination in step S24 is repeated. The threshold value Ts3 will be described later.
ステップS25では、コントローラ20は、第2ソレノイドバルブ32をON状態にする。具体的には、コントローラ20は、電流を印加し第2ソレノイドバルブ32をON状態に切り替える。第2ソレノイドバルブ32がON状態に切り替わると、第2ソレノイドバルブ32によって調圧された締結圧Prが第2供給流路43を通じて後進ブレーキREV/Bに供給される。これにより、後進ブレーキREV/Bが締結され、シフトレンジがRレンジに切り替わる。
In step S25, the
このとき、第2ソレノイドバルブ32から供給された締結圧Prは、第2供給流路43、第2分岐流路45及び第2パイロット通路47を通じて、第2切換弁52のパイロット室52aに作用する。これにより、第2切換弁52がON状態に切り替わって第1分岐流路44を解放し、第1ソレノイドバルブ31とリリーフ弁53とが連通する。
At this time, the fastening pressure Pr supplied from the
ステップS26では、タイマーが作動を開始してから、時間が閾値Ts4を経過したかを判断する。タイマーが作動を開始してから時間が閾値Ts4を経過していれば、ステップS27に進み、閾値Ts4を経過していなければ、ステップS26における判断を繰り返す。閾値Ts4については、後で説明する。 In step S26, it is determined whether or not the time has passed the threshold value Ts4 since the timer started operating. If the threshold Ts4 has elapsed since the timer started operating, the process proceeds to step S27. If the threshold Ts4 has not elapsed, the determination in step S26 is repeated. The threshold value Ts4 will be described later.
ステップS27では、第1ソレノイドバルブ31を予圧供給状態にする。具体的には、コントローラ20は、電流を印加し第1ソレノイドバルブ31を予圧供給状態に切り替える。第1ソレノイドバルブ31が予圧供給状態に切り替わると、第1ソレノイドバルブ31によって調圧された予圧Prfが第1供給流路42を通じて前進クラッチFWD/Cに供給される(図2参照)。
In step S27, the
このように、本実施形態では、シフトレンジがRレンジに切り替わったときに、前進クラッチFWD/Cに予圧Prfを作用させる。これにより、RレンジからDレンジに切り替えるときに、前進クラッチFWD/Cの油圧が締結圧Pfまで上昇する時間を短縮できるので、Dレンジ切替時の応答性を向上させることができる。 Thus, in this embodiment, when the shift range is switched to the R range, the preload Prf is applied to the forward clutch FWD / C. Thereby, when switching from the R range to the D range, the time for the hydraulic pressure of the forward clutch FWD / C to rise to the engagement pressure Pf can be shortened, so that the responsiveness at the time of switching the D range can be improved.
なお、図2に示す状態では、第1供給流路42から第1分岐流路44及び第1パイロット通路46を通じて第1切換弁51のパイロット室51aにも予圧Prfが供給されるが、第1切換弁51は、ばねの付勢力によってOFF状態(第2分岐流路45を遮断した状態)に維持される。このため、後進ブレーキREV/Bに供給されている締結圧Prが、第1切換弁51からリリーフ弁53を通じてタンクTに排出されることがない。
In the state shown in FIG. 2, the preload Prf is also supplied from the
また、第1ソレノイドバルブ31から供給された予圧Prfは、第1供給流路42から第1分岐流路44及び第2切換弁52を通じてリリーフ弁53に作用するが、上述のように、リリーフ弁53の開弁圧は、予圧Prfと同程度か、あるいは予圧Prfよりも若干高めに設定されるので、予圧PrfがタンクTに排出されることはない。
The preload Prf supplied from the
ここで、閾値Ts3について説明する。タイマーが作動を開始してから、第1ソレノイドバルブ31をOFFにし、第1切換弁51が第2分岐流路45を遮断するまでの時間を時間T3としたとき、閾値Ts3は、時間T3以上となるような値に設定される。
Here, the threshold value Ts3 will be described. The threshold Ts3 is equal to or greater than the time T3 when the time from the start of operation of the timer until the
閾値Ts3を時間T3以上に設定することで、第1切換弁51が第2分岐流路45を遮断した後に、第2ソレノイドバルブ32をON状態に切り替えることができる。これにより、第2ソレノイドバルブ32から締結圧Prを供給したときに、第1切換弁51が第2分岐流路45を遮断しているので、第2ソレノイドバルブ32から供給された締結圧Prが、第1切換弁51からリリーフ弁53を通じてタンクTに排出されることを防止できる。
By setting the threshold value Ts3 to be equal to or greater than the time T3, the
続いて、閾値Ts4について説明する。タイマーが作動を開始してから、上述のようにして第2切換弁52が第1分岐流路44を解放する状態までの時間を時間T4としたとき、閾値Ts4は、時間T4以上となるような値に設定される。
Subsequently, the threshold value Ts4 will be described. When the time from when the timer starts to the time until the
閾値Ts4を時間T4以上に設定することで、第2切換弁52が第1分岐流路44を解放してから、第1ソレノイドバルブ31を予圧供給状態に切り替えることができる。これにより、例えば、第1ソレノイドバルブ31がON失陥して、ON状態になってしまったときに、第1ソレノイドバルブ31から供給された高圧(締結圧Pf)は、第1分岐流路44、第2切換弁52及びリリーフ弁53を通じてタンクTに排出される。これにより、後進ブレーキREV/Bが締結されているときに、第1ソレノイドバルブ31がON失陥しても、前進クラッチFWD/Cに締結圧Pfが供給されることがない。よって、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重締結してインターロック状態になることを回避できる。
By setting the threshold value Ts4 to the time T4 or more, the
続いて、制御装置100による制御が実行される様子について、図6及び図7に示すタイムチャートを参照しながら説明する。
Next, how control by the
はじめに、RレンジからDレンジへのシフト操作が行われた場合について、図6を参照して説明する。図6は、RレンジからDレンジへのシフト操作が行われた場合のタイムチャートである。 First, a case where a shift operation from the R range to the D range is performed will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a time chart when a shift operation from the R range to the D range is performed.
ドライバがシフト操作をしてRレンジからDレンジに変更すると、コントローラ20は、シフトレンジがRレンジからDレンジに変更されたと判断する(時刻t1)。
When the driver performs a shift operation to change from the R range to the D range, the
コントローラ20は、シフトレンジがRレンジからDレンジに変更されたと判断すると、直ちに第2ソレノイドバルブ32をOFFにするとともに、タイマーの作動を開始する。
When the
第2ソレノイドバルブ32がOFF状態になると、後進ブレーキREV/B内の油圧(締結圧Pr)は、第2供給流路43及び第2ソレノイドバルブ32を通じてタンクTに排出される。これにより、後進ブレーキREV/Bは解放される。
When the
これと同時に、第2切換弁52のパイロット室52a内の作動油が、第2パイロット通路47、第2分岐流路45、第2供給流路43及び第2ソレノイドバルブ32を通じてタンクTに排出される。パイロット室52a内の圧力が所定値以下になると、第2切換弁52は、ばねの付勢力によりOFF状態に切り替わり、第1分岐流路44を遮断する(時刻t2)。
At the same time, the hydraulic oil in the
そして、コントローラ20は第1ソレノイドバルブ31をON状態にする(時刻t3)。
Then, the
第1ソレノイドバルブ31がON状態に切り替わると、第1ソレノイドバルブ31によって調圧された締結圧Pfが第1供給流路42を通じて前進クラッチFWD/Cに供給される。これにより、前進クラッチFWD/Cが締結され、変速機のレンジがDレンジに切り替わる。このとき、第1ソレノイドバルブ31から供給された締結圧Pfが、第1分岐流路44及び第1パイロット通路46を通じて第1切換弁51のパイロット室51aに供給され、第1切換弁51がON状態に切り替わる(時刻t4)。これにより、第1切換弁51が第2分岐流路45を解放し、第2ソレノイドバルブ32とリリーフ弁53とが連通する。
When the
その後、コントローラ20は、第2ソレノイドバルブ32を予圧供給状態に切り替える(時刻t5)。第2ソレノイドバルブ32が予圧供給状態に切り替わると、第2ソレノイドバルブ32によって調圧された予圧Prrが第2供給流路43を通じて後進ブレーキREV/Bに供給される。
Thereafter, the
本実施形態では、図6に太い実線で示すように、シフトレンジがRレンジに位置するときに、前進クラッチFWD/Cにあらかじめ予圧Prfを作用させている。これにより、RレンジからDレンジに切り替えた時に、図6の太い点線で示す前進クラッチFWD/Cにあらかじめ予圧Prfを作用させていない場合に比べて、前進クラッチFWD/Cの油圧が締結圧Pfまで上昇する時間を短縮できる。よって、Dレンジ切替時の応答性を向上させることができる。 In the present embodiment, as indicated by a thick solid line in FIG. 6, when the shift range is located in the R range, the preload Prf is applied in advance to the forward clutch FWD / C. As a result, when the R range is switched to the D range, the hydraulic pressure of the forward clutch FWD / C is higher than the engagement pressure Pf as compared to the case where the preload Prf is not applied in advance to the forward clutch FWD / C indicated by the thick dotted line in FIG. The time to climb up can be shortened. Therefore, the responsiveness at the time of D range switching can be improved.
次に、DレンジからRレンジへのシフト操作が行われた場合について、図7を参照して説明する。図7は、DレンジからRレンジへのシフト操作が行われた場合のタイムチャートである。 Next, a case where a shift operation from the D range to the R range is performed will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a time chart when a shift operation from the D range to the R range is performed.
ドライバがシフト操作をしてDレンジからRレンジに変更すると、コントローラ20は、シフトレンジがDレンジからRレンジに変更されたと判断する(時刻t6)。
When the driver performs a shift operation to change from the D range to the R range, the
コントローラ20は、シフトレンジがDレンジからRレンジに変更されたと判断すると、直ちに第1ソレノイドバルブ31をOFFにするとともに、タイマーの作動を開始する。
When the
第1ソレノイドバルブ31がOFF状態になると、前進クラッチFWD/C内の油圧(締結圧Pf)は、第1供給流路42及び第1ソレノイドバルブ31を通じてタンクTに排出される。これにより、前進クラッチFWD/Cは解放される。
When the
これと同時に、第1切換弁51のパイロット室51a内の作動油が、第1パイロット通路46、第1分岐流路44、第1供給流路42及び第1ソレノイドバルブ31を通じてタンクTに排出される。パイロット室51a内の圧力が所定値以下になると、第1切換弁51は、ばねの付勢力によりOFF状態に切り替わり、第2分岐流路45を遮断する(時刻t7)。
At the same time, the hydraulic oil in the
そして、コントローラ20は第2ソレノイドバルブ32をON状態にする(時刻t8)。
Then, the
第2ソレノイドバルブ32がON状態に切り替わると、第2ソレノイドバルブ32によって調圧された締結圧Prが第2供給流路43を通じて後進ブレーキREV/Bに供給される。これにより、後進ブレーキREV/Bが締結され、変速機のレンジがRレンジに切り替わる。このとき、第2ソレノイドバルブ32から供給された締結圧Prが、第2分岐流路45及び第2パイロット通路47を通じて第2切換弁52のパイロット室52aに供給され、第2切換弁52がON状態に切り替わる(時刻t9)。これにより、第2切換弁52が第1分岐流路44を解放し、第1ソレノイドバルブ31とリリーフ弁53とが連通する。
When the
その後、コントローラ20は、第1ソレノイドバルブ31を予圧供給状態に切り替える(時刻t10)。第1ソレノイドバルブ31が予圧供給状態に切り替わると、第1ソレノイドバルブ31によって調圧された予圧Prfが第1供給流路42を通じて前進クラッチFWD/Cに供給される。
Thereafter, the
本実施形態では、図7に太い実線で示すように、シフトレンジがDレンジに位置するときに、後進ブレーキREV/Bにあらかじめ予圧Prrを作用させている。これにより、DレンジからRレンジに切り替えた時に、図7の太い点線で示す後進ブレーキREV/Bにあらかじめ予圧Prrを作用させていない場合に比べて、後進ブレーキREV/Bの油圧が締結圧Prまで上昇する時間を短縮できる。よって、Rレンジ切替時の応答性を向上させることができる。 In the present embodiment, as shown by a thick solid line in FIG. 7, when the shift range is located in the D range, the preload Prr is applied in advance to the reverse brake REV / B. Thus, when the D range is switched to the R range, the hydraulic pressure of the reverse brake REV / B is higher than the engagement pressure Pr compared to the case where the preload Prr is not applied in advance to the reverse brake REV / B indicated by the thick dotted line in FIG. The time to climb up can be shortened. Therefore, the responsiveness at the time of R range switching can be improved.
なお、上記第1実施形態において、前進クラッチFWD/Cまたは後進ブレーキREV/Bのいずれかのみに予圧を掛ける構成にしてもよい。この場合、予圧を掛けない側の切換弁(第1切換弁51、第2切換弁52)が不要となる。
In the first embodiment, a preload may be applied only to either the forward clutch FWD / C or the reverse brake REV / B. In this case, the switching valve (the
以上のように構成された第1実施形態の制御装置100によれば、以下の効果を奏する。
According to the
制御装置100では、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して前進クラッチFWD/Cが締結する締結圧Pfを供給しているときに、バルブユニット50(リリーフ弁53)が、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して供給する油圧を制限する。これにより、前進クラッチFWD/Cが締結されているときに、第2ソレノイドバルブ32がON失陥しても、第2供給流路43の圧力が締結圧Prまで上昇することがないので、後進ブレーキREV/Bが締結されることがない。また、制御装置100では、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して前進クラッチFWD/Cが締結する締結圧Pfを供給しているときに、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して油圧(予圧Prr)を供給する。これにより、DレンジからRレンジに切り替えた時に、後進ブレーキREV/Bの油圧が締結圧Prまで上昇する時間を短縮できる。
In the
よって、制御装置100によれば、第2ソレノイドバルブ32がON失陥したときに、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重結合することを防止しつつ、Rレンジ切替時に後進ブレーキREV/Bの締結動作の応答性が向上する(請求項1、2に対応する効果)。
Therefore, according to the
また、制御装置100では、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して後進ブレーキREV/Bが締結する締結圧Prを供給しているときに、バルブユニット50(リリーフ弁53)が、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して供給する油圧を制限する。これにより、後進ブレーキREV/Bが締結されているときに、第1ソレノイドバルブ31がON失陥しても、第1供給流路42の圧力が締結圧Pfまで上昇することがないので、前進クラッチFWD/Cが締結されることがない。また、制御装置100では、第2ソレノイドバルブ32が後進ブレーキREV/Bに対して後進ブレーキREV/Bが締結する締結圧Prを供給しているときに、第1ソレノイドバルブ31が前進クラッチFWD/Cに対して油圧(予圧Prf)を供給する。これにより、RレンジからDレンジに切り替えた時に、前進クラッチFWD/Cの油圧が締結圧Pfまで上昇する時間を短縮できる。
Further, in the
よって、制御装置100によれば、第1ソレノイドバルブ31がON失陥したときに、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重結合することを防止しつつ、Dレンジ切替時に前進クラッチFWD/Cの締結動作の応答性が向上する(請求項1、2に対応する効果)。
Therefore, according to the
制御装置100では、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bの一方に締結圧Pf,Prが作用しているときには、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bの他方がリリーフ弁53と連通するので、他方側のソレノイドバルブがON失陥しても、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bの他方の圧力は、リリーフ弁53によってリリーフされ、締結圧Pf,Prまで上昇することがない。よって、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重結合することを防止できる(請求項3に対応する効果)。
In the
また、制御装置100では、第1、第2ソレノイドバルブ31,32のOFF時に、第1、第2切換弁51,52のパイロット室51a,51b内の油圧も、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/B内の油圧とともに、タンクTに排出される。これにより、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bから油圧を排出する速度を遅くできるので、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが解放されるときのショックを低減できる(請求項3に対応する効果)。
In the
<第2実施形態>
図8及び図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る制御装置200について説明する。以下では、上述した第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
Second Embodiment
With reference to FIG.8 and FIG.9, the
第1実施形態の制御装置100では、バルブユニット50が第1切換弁51、第2切換弁52及びリリーフ弁53を備えるに対し、第2実施形態の制御装置200では、バルブユニット150が第3切換弁151及び第4切換弁152を備える点で相違する。以下、具体的に説明する。
In the
図8は、制御装置200が第1ポジション(Dレンジ)を実現している状態、図9は、制御装置100が第2ポジション(Rレンジ)を実現している状態をそれぞれ示している。
FIG. 8 shows a state where the
制御装置200におけるバルブユニット150は、前進クラッチFWD/Cへの締結圧Pfが作用することで、第2ソレノイドバルブ32と後進ブレーキREV/Bとを遮断する第3切換弁151と、後進ブレーキREV/Bへの締結圧Prが作用することで、第1ソレノイドバルブ31と前進クラッチFWD/Cとを遮断する第4切換弁152と、を有する。
The
第3切換弁151は、第2供給流路43における第2ソレノイドバルブ32と後進ブレーキREV/Bとの間に設けられる。
The
第4切換弁152は、第1供給流路42における第1ソレノイドバルブ31と前進クラッチFWD/Cとの間に設けられる。
The
第3切換弁151は、パイロット室151aを備える。パイロット室151aは、第1パイロット通路146を通じて第1供給流路42における第4切換弁152と前進クラッチFWD/Cとの間に連通する。第3切換弁151は、パイロット室151a内の圧力が所定値以下の場合には、第2供給流路43を解放し、第2ソレノイドバルブ32と後進ブレーキREV/Bとを連通する。
The
第1ソレノイドバルブ31から第1供給流路42を通じて前進クラッチFWD/Cに締結圧Pfが供給されると、パイロット室151aにも第1パイロット通路146を通じて締結圧Pfが供給される。これにより、第3切換弁151は第2供給流路43を遮断し、第2ソレノイドバルブ32と後進ブレーキREV/Bとを遮断する(図8参照)。
When the fastening pressure Pf is supplied from the
第4切換弁152は、パイロット室152aを備える。パイロット室152aは、第2パイロット通路147を通じて第2供給流路43における第3切換弁151と後進ブレーキREV/Bとの間に連通する。第4切換弁152は、パイロット室152a内の圧力が所定値以下の場合には、第1供給流路42を解放し、第1ソレノイドバルブ31と前進クラッチFWD/Cとを連通する。
The
第2ソレノイドバルブ32から第2供給流路43を通じて後進ブレーキREV/Bに締結圧Prが供給されると、パイロット室152aにも第2パイロット通路147を通じて締結圧Prが供給される。これにより、第4切換弁152は第1供給流路42を遮断し、第1ソレノイドバルブ31と前進クラッチFWD/Cとを遮断する(図9参照)。
When the engagement pressure Pr is supplied from the
このようにして構成された制御装置200は、制御装置100と同様に図3に示すフローチャートに基づいて制御を行うが、本実施形態では、閾値Ts1〜Ts4は以下のようにして設定される。
The
はじめに、閾値Ts1について説明する。タイマーが作動を開始してから、後進ブレーキREV/Bが解放されるまでの時間を時間T5としたとき、閾値Ts1は、時間T5以上となるような値に設定される。 First, the threshold value Ts1 will be described. When the time from when the timer starts to operate until the reverse brake REV / B is released is time T5, the threshold Ts1 is set to a value that is equal to or greater than time T5.
後進ブレーキREV/Bが解放される前に、第1ソレノイドバルブ31をON状態に切り替えてしまうと、第4切換弁152が第1供給流路42を解放している場合には、第1ソレノイドバルブ31から供給された締結圧Pfが、第4切換弁152及び第1パイロット通路146を通じて第3切換弁151のパイロット室151aに作用する。これにより、第3切換弁151がON状態に切り替わって、第2供給流路43を遮断してしまうおそれがある。このようにして、第3切換弁151がON状態に切り替わってしまうと、後進ブレーキREV/Bから締結圧Prが排出されず、後進ブレーキREV/Bが締結した状態を持続してしまう。したがって、閾値Ts1を時間T5以上となるような値に設定することで、後進ブレーキREV/Bを確実に解放することができる。
If the
次に、閾値Ts2について説明する。タイマーが作動を開始してから、上述のようにして第3切換弁151が第2供給流路43を遮断する状態までの時間を時間T6としたとき、閾値Ts2は、時間T6以上となるような値に設定される。
Next, the threshold value Ts2 will be described. When the time from when the timer starts to the state until the
閾値Ts2を時間T6以上に設定することで、第3切換弁151が第2供給流路43を遮断してから、第2ソレノイドバルブ32を予圧供給状態に切り替えることができる。これにより、例えば、第2ソレノイドバルブ32がON失陥して、ON状態になってしまったときに、第2ソレノイドバルブ32から供給された油圧が、第3切換弁151によって後進ブレーキREV/Bに供給されることを阻止できる。したがって、前進クラッチFWD/Cが締結されているときに、第2ソレノイドバルブ32がON失陥しても、後進ブレーキREV/Bに締結圧Prが供給されることがない。よって、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重締結してインターロック状態になることを回避できる。
By setting the threshold Ts2 to the time T6 or more, the
次に、閾値Ts3について説明する。タイマーが作動を開始してから、前進クラッチFWD/Cが解放されるまでの時間を時間T7としたとき、閾値Ts3は、時間T7以上となるような値に設定される。 Next, the threshold value Ts3 will be described. The threshold Ts3 is set to a value that is equal to or greater than the time T7, where time T7 is the time from when the timer starts to operate until the forward clutch FWD / C is released.
前進クラッチFWD/Cが解放される前に、第2ソレノイドバルブ32をON状態に切り替えてしまうと、第3切換弁151が第2供給流路43を解放している場合には、第2ソレノイドバルブ32から供給された締結圧Prが、第3切換弁151及び第2パイロット通路147を通じて第4切換弁152のパイロット室152aに作用する。これにより、第4切換弁152がON状態に切り替わって、第2供給流路43を遮断してしまうおそれがある。このようにして、第4切換弁152がON状態に切り替わってしまうと、前進クラッチFWD/Cから締結圧Pfが排出されず、前進クラッチFWD/Cが締結した状態を持続してしまう。したがって、閾値Ts3を時間T7以上となるような値に設定することで、前進クラッチFWD/Cを確実に解放することができる。
If the
次に、閾値Ts4について説明する。タイマーが作動を開始してから、上述のようにして第4切換弁152が第1供給流路42を遮断する状態までの時間を時間T8としたとき、閾値Ts4は、時間T8以上となるような値に設定される。
Next, the threshold value Ts4 will be described. When the time from when the timer starts to the time until the
閾値Ts4を時間T8以上に設定することで、第4切換弁152が第1供給流路42を遮断してから、第1ソレノイドバルブ31を予圧供給状態に切り替えることができる。これにより、例えば、第1ソレノイドバルブ31がON失陥して、ON状態になってしまったときに、第1ソレノイドバルブ31から供給された油圧が、第4切換弁152によって前進クラッチFWD/Cに供給されることを阻止できる。したがって、後進ブレーキREV/Bが締結されているときに、第1ソレノイドバルブ31がON失陥しても、前進クラッチFWD/Cに締結圧Pfが供給されることがない。よって、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重結合してインターロック状態になることを回避できる。
By setting the threshold Ts4 to the time T8 or more, the
以上の第2実施形態の制御装置200によれば、制御装置100と同様に、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bのうちの一方に対応する第1、第2ソレノイドバルブ31,32がON失陥したときに、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが二重結合することを防止しつつ、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bの他方の締結動作の応答性を向上することができる。また、バルブユニット150がリリーフ弁53を備えている必要がないので、部品点数を少なくできる(請求項4に対応する効果)。
According to the
また、制御装置200によれば、制御装置100と同様に、第3切換弁151及び第4切換弁152を設けたことによって、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bから油圧を排出する速度を遅くできるので、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bが解放されるときのショックを低減できる(請求項4に対応する効果)。
Further, according to the
また、制御装置200では、第1、第2ソレノイドバルブ31,32が予圧供給状態にあるときには、第3、第4切換弁151,152が第1、第2供給流路42,43を遮断しているので、予圧Prf及び予圧Prrを第1実施形態における予圧Prf及び予圧Prrに比べて高めに設定することができる。
Further, in the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 The embodiment of the present invention has been described above. However, the above embodiment only shows a part of application examples of the present invention, and the technical scope of the present invention is limited to the specific configuration of the above embodiment. Absent.
第1締結要素を後進ブレーキREV/Bとし、第2締結要素を前進クラッチFWD/Cとしてもよい。この場合、第2ソレノイドバルブ32が第1アクチュエータに相当し、第1ソレノイドバルブ31が第2アクチュエータに相当する。
The first engagement element may be the reverse brake REV / B, and the second engagement element may be the forward clutch FWD / C. In this case, the
変速機は、副変速機付CVTであってもよい。この場合には、第1、第2締結要素の組み合わせとして、例えば、1速前進用締結要素と後進用締結要素、2速前進用締結要素と後進用締結要素、あるいは、1速前進用締結要素と2速前進用締結要素の組み合わせが考えられる。 The transmission may be a CVT with an auxiliary transmission. In this case, as a combination of the first and second fastening elements, for example, a first speed forward fastening element and a reverse fastening element, a second speed forward fastening element and a backward fastening element, or a first speed forward fastening element And a combination of two-speed forward fastening elements.
また、変速機は、有段変速機であってもよい。この場合には、2つの変速段が二重結合してしまうと、インターロック状態が発生したり、あるいは、変速段が変更されてしまうおそれがある。このため、第1、第2締結要素として、このような問題が生じるおそれのある組み合わせを適宜選択すればよい。 The transmission may be a stepped transmission. In this case, if the two shift speeds are double-coupled, an interlock state may occur or the shift speed may be changed. For this reason, what is necessary is just to select suitably the combination which may produce such a problem as a 1st, 2nd fastening element.
制御装置100,200における制御の切替を時間(閾値Ts1〜Ts4)に基づいて行っていたが、これに代えて、例えば、第1〜第4切換弁51,52,151,152の弁体の位置を検出し、検出された位置に基づいて制御を行ってもよい。さらに、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/B内の圧力、または、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bの位置などを検出し、これらに基づいて制御を行ってもよい。
Switching of control in the
また、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bから締結圧Pf,Prを排出するときに、予圧Prf,Prrまで低下するようにし、そのまま予圧Prf,Prrを保持した状態にしてもよい。 Further, when the engagement pressures Pf and Pr are discharged from the forward clutch FWD / C and the reverse brake REV / B, the preloads Prf and Prr may be reduced to the preloads Prf and Prr.
100,200 制御装置
20 コントローラ
31 第1ソレノイドバルブ(第1アクチュエータ)
32 第2ソレノイドバルブ(第2アクチュエータ)
50,150 バルブユニット
51 第1切換弁
52 第2切換弁
53 リリーフ弁
151 第3切換弁
152 第4切換弁
FWD/C 前進クラッチ(第1又は第2締結要素)
REV/B 後進ブレーキ(第2又は第1締結要素)
100, 200
32 Second solenoid valve (second actuator)
50, 150
REV / B Reverse brake (second or first engagement element)
Claims (4)
油圧ポンプの吐出油を調圧して前記第1締結要素へ供給する第1アクチュエータと、
前記油圧ポンプの吐出油を調圧して前記第2締結要素へ供給する第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータが前記第1締結要素に対して前記第1締結要素が締結する締結圧を供給しているときに、前記第2アクチュエータが前記第2締結要素に対して供給する油圧を制限するバルブユニットと、
を備えることを特徴とする制御装置。 A control device for controlling the operation of a first fastening element and a second fastening element disposed between a driving source for driving and a driving wheel,
A first actuator that regulates the oil discharged from the hydraulic pump and supplies the oil to the first fastening element;
A second actuator that regulates the oil discharged from the hydraulic pump and supplies the oil to the second fastening element;
When the first actuator is supplying the fastening pressure that the first fastening element fastens to the first fastening element, the hydraulic pressure that the second actuator supplies to the second fastening element is limited. A valve unit;
A control device comprising:
前記バルブユニットは、前記第2アクチュエータが前記第2締結要素に対して前記第2締結要素が締結する締結圧を供給しているときに、前記第1アクチュエータが前記第1締結要素に対して供給する油圧を制限することを特徴とする制御装置。 The control device according to claim 1,
The valve unit is supplied from the first actuator to the first fastening element when the second actuator is supplying a fastening pressure at which the second fastening element is fastened to the second fastening element. A control device characterized by limiting the hydraulic pressure.
前記バルブユニットは、
リリーフ弁と、
前記第1締結要素への前記締結圧が作用することで、前記第2アクチュエータと前記リリーフ弁とを連通する第1切換弁と、
前記第2締結要素への前記締結圧が作用することで、前記第1アクチュエータと前記リリーフ弁とを連通する第2切換弁と、を有することを特徴とする制御装置。 The control device according to claim 2,
The valve unit is
A relief valve,
A first switching valve that communicates the second actuator and the relief valve by the fastening pressure acting on the first fastening element;
A control device comprising: a second switching valve that communicates the first actuator and the relief valve when the fastening pressure is applied to the second fastening element.
前記バルブユニットは、
前記第2アクチュエータと前記第2締結要素との間の油路に設けられ、前記第1締結要素への前記締結圧が作用することで、前記第2アクチュエータと前記第2締結要素とを遮断する第3切換弁と、
前記第1アクチュエータと前記第1締結要素との間の油路に設けられ、前記第2締結要素への前記締結圧が作用することで、前記第1アクチュエータと前記第1締結要素とを遮断する第4切換弁と、を有することを特徴とする制御装置。 The control device according to claim 2,
The valve unit is
It is provided in an oil passage between the second actuator and the second fastening element, and the fastening pressure to the first fastening element acts to shut off the second actuator and the second fastening element. A third switching valve;
It is provided in an oil passage between the first actuator and the first fastening element, and the fastening pressure to the second fastening element acts to shut off the first actuator and the first fastening element. And a fourth switching valve.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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-
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CN110657233A (en) * | 2018-08-26 | 2020-01-07 | 吴红平 | Working method of vehicle |
CN110671494A (en) * | 2018-08-26 | 2020-01-10 | 吴红平 | Gear locking device of vehicle and working method thereof |
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