JP2018113595A - 撮像装置及び合焦制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】合焦処理の処理時間を短縮できる撮像装置等を提供する。【解決手段】撮像装置は、レンズ位置を調整することで撮像素子の合焦処理を実行する。撮像装置は、停止部と、制御部とを有する。停止部は、合焦処理中に当該撮像装置を内蔵する筺体の動きを検出した場合に合焦処理を停止する。制御部は、筺体の動きが所定値以下に収束した際に、その収束時点の前記筺体の姿勢と、合焦処理を停止した停止時点の筺体の姿勢との類似度に基づき、停止していた合焦処理の再開、又は、レンズ位置を調整開始位置に戻して合焦処理の開始の何れか一つを実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置及び合焦制御プログラムに関する。
近年、オートフォーカス(AF:Auto Focus)機能を向上させる技術として、例えば、位相差センサやレーザー光線等の距離測定用の専用部品を使用したものがあるが、部品コストや装置サイズが大きくなる等のデメリットがある。そこで、AF機能を内蔵した携帯端末等の端末装置では、距離測定用の専用部品を使用せずに画像コントラストを利用するAF機能、すなわちコントラストAF機能を使用したものが知られている。
コントラストAF機能は、距離測定用の専用部品を使用した場合のように合焦するレンズ位置、すなわち合焦レンズ位置をピンポイントに取得できない。そこで、コントラストAF機能では、撮像素子のレンズの位置を移動しながら、撮像画像のコントラスト値を随時解析してコントラスト特性を取得し、そのコントラスト特性から合焦レンズ位置を取得するものである。
つまり、コントラストAF機能では、合焦レンズ位置を取得するために複数フレームの画像を取得し、画像取得中、例えば、イメージセンサの露光中に手振れが発生した場合、ブレのある画像となり、正常なコントラスト値を取得できない。そこで、コントラストAF機能では、手振れ発生時はコントラストAFを中断し、所定時間内に手振れが収束した場合に、中断時のレンズ位置からコントラスAFを再開する。また、コントラストAF機能では、所定時間内に手振れが収束できない場合、最初からコントラストAFをやり直している。
端末装置では、コントラストAF中に手振れが発生した場合にコントラストAFを中断し、手振れ収束後に中断時のレンズ位置からコントラストAFを再開することになる。しかしながら、端末装置では、例えば、コントラストAFを再開する場合でも、コントラストAF中断期間中に端末装置の姿勢が変化してAF開始時と被写体が変化してしまう場合に、定まった被写体に対するコントラストを取得できない。その結果、被写体に対する正しい合焦レンズ位置を取得できない。
そこで、コントラストAFの手振れに対する対応策として、例えば、光学式の手振れ補正機能を採用する場合も考えられるが、部品コストがかさみ、しかも、装置サイズも大きくなる。また、端末装置の手振れ検知中や、端末装置の姿勢が変化して被写体が変化している間は、コントラストAF自体を開始しない方法も考えられるが、コントラストAF中に発生した場合に対応できない。
一つの側面では、合焦処理の処理時間を短縮できる撮像装置及び合焦制御プログラムを提供することを目的とする。
一つの案では、レンズ位置を調整することで撮像素子の合焦処理を実行する撮像装置である。撮像装置は、停止部と、制御部とを有する。停止部は、合焦処理中に当該撮像装置を内蔵する筺体の動きを検出した場合に合焦処理を停止する。制御部は、筺体の動きが所定値以下に収束した際に、その収束時点の筺体の姿勢と、合焦処理を停止した停止時点の筺体の姿勢との類似度に基づき、停止していた合焦処理の再開、又は、レンズ位置を調整開始位置に戻して合焦処理の開始の何れか一つを実行する。
合焦処理の処理時間を短縮化できる。
以下、図面に基づいて、本願の開示する撮像装置及び合焦制御プログラムの実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、本実施例の端末装置1のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図1に示す端末装置1は、カメラ機能を内蔵した、例えば、スマートフォン、タブレット端末や携帯端末等の端末である。端末装置1は、無線部11と、加速度センサ12と、地磁気センサ13と、ジャイロセンサ14と、タッチセンサ15と、表示部16と、オーディオ入出力部17とを有する。端末装置1は、カメラ部18と、ROM(Read Only Memory)19と、RAM(Random Access Memory)20と、プロセッサ21とを有する。
無線部11は、端末装置1の無線通信を司る通信部である。尚、無線通信は、例えば、長距離無線通信や近距離無線通信等の無線通信である。加速度センサ12は、端末装置1自体の所定軸方向、例えば、X軸、Y軸及びZ軸の3軸方向の加速度を検出するセンサである。地磁気センサ13は、例えば、端末装置1の方位を検出するセンサである。ジャイロセンサ14は、例えば、3軸の角速度を検出するセンサである。表示部16は、各種情報を画面表示する、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の出力インタフェースである。タッチセンサ15は、表示部16の画面上のタッチ操作を検出する入力インタフェースである。オーディオ入出力部17は、例えば、音声を入出力するスピーカ17A及びマイク17Bを接続する入出力インタフェースである。
カメラ部18は、例えば、静止画像や動画像を得る撮像機能を有する。カメラ部18は、イメージセンサ18Aと、アクチュエータドライバ18Bと、レンズ18Cとを有する。イメージセンサ18Aは、例えば、被写体を撮像する撮像素子である。レンズ18Cは、撮像素子のレンズである。アクチュエータドライバ18Bは、撮像素子を駆動制御すると共に、レンズ18Cのレンズ位置を移動調整するドライバである。カメラ部18は、コントラストAF機能を内蔵している。コントラストAF機能は、撮像素子のレンズ18Cのレンズ位置を移動しながら、撮像画像のコントラスト値を随時解析してコントラスト特性を取得し、そのコントラスト特性から合焦レンズ位置を取得する。尚、合焦レンズ位置は、イメージセンサ18Aのピントが合ったレンズ18Cのレンズ位置である。
ROM19は、各種プログラム等の各種情報を記憶する不揮発性の記憶領域である。RAM20は、各種情報を記憶する揮発性の記憶領域である。RAM20は、テーブル20Aを有する。テーブル20Aは、カメラ部18のコントラストAF機能を使用したレンズ位置及び、レンズ位置でのコントラストAFで取得したコントラスト値を対応付けて記憶する領域である。
プロセッサ21は、ROM19に格納されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することで、機能構成として、停止部21Aと、制御部21Bとを有する。停止部21Aは、コントラストAF中に端末装置1の動きを検出した場合にコントラストAFを停止する。制御部21Bは、端末装置1の動きが所定値以下に収束した際に、その収束時点の端末装置1の姿勢を取得する。制御部21Bは、収束時点の端末装置1の姿勢と、コントラストAFを停止した停止時点の端末装置1の姿勢との類似度に基づき、停止していたコントラストAFの再開、又は、レンズ位置を調整開始位置に戻してコントラストAFの開始の何れか一つを実行する。
図2は、端末装置1のピッチ位置及びロール位置の一例を示す説明図である。図2に示す端末装置1では、例えば、端末装置1のX軸の回転方向、すなわちピッチ方向とし、端末装置1のY軸の回転方向、すなわちロール方向とする。端末装置1の向き等の姿勢は、ピッチ方向のピッチ位置と、ロール方向のロール位置とで表現できる。
図3は、端末装置1の動きの一例を示す説明図である。端末装置1は、例えば、被写体Aに向いた姿勢から被写体Bに向く姿勢に変化した場合に端末装置1の動きがあると判断する。
図4は、被写体に対する端末装置1の被写体方向の加速度変化の一例を示す説明図である。端末装置1は、加速度センサ12を用いて、被写体方向の加速度変化が所定加速度変化量以上の場合に加速度変化、すなわち、被写体との間の距離の変化ありと判断するものである。尚、端末装置1が等速で動いた場合は加速度として認識できないが、コントラストAFの処理時間は、例えば、1秒程度に過ぎず、1秒間に等速で動くことを考えても、被写体距離が大きく変わることはない。
図5は、コントラスAF正常時のコントラスト特性の一例を示す説明図である。端末装置1内のプロセッサ21は、アクチュエータドライバ18Bを通じてレンズ18Cのレンズ位置を移動すると共に、イメージセンサ18Aを通じてコントラストAFを実行し、レンズ位置に対応したコントラスト値を取得する。
コントラストAFは、調整開始位置からレンズ18Cを順次移動しながら、そのレンズ位置に対応するコントラスト値を取得する。図5に示す正常時のコントラスト特性は、レンズ位置に対応するコントラスト値のピークPが1個となる。プロセッサ21は、図5に示すコントラスト特性からコントラスト値のピークPを検索し、当該ピークPに対応するレンズ位置を合焦レンズ位置と特定してコントラストAFの処理動作を完了する。
図6は、コントラストAF異常時のコントラスト特性の一例を示す説明図である。図6に示す異常時のコントラスト特性は、レンズ位置に対応するコントラスト値のピークが複数個、例えば、2個(P1,P2)となる。プロセッサ21は、図6に示すコントラスト特性からコントラスト値のピークを検索し、当該ピークが複数個になるため、コントラストAFの異常と判断する。
次に本実施例の端末装置1の動作について説明する。図7は、コントラストAF処理に関わる端末装置1内のプロセッサ21の処理動作の一例を示すフローチャートである。図7においてプロセッサ21は、コントラストAFを開始するか否かを判定する(ステップS11)。プロセッサ21は、コントラストAFを開始する場合(ステップS11肯定)、アクチュエータドライバ18Bを通じてレンズ18Cを調整開始位置に移動する(ステップS12)。
プロセッサ21は、加速度センサ12及びジャイロセンサ14を用いて、端末装置1の向き、すなわち、端末装置1のピッチ位置及びロール位置を取得する(ステップS13)。プロセッサ21は、加速度センサ12及びジャイロセンサ14を用いて、端末装置1の手振れを検知したか否かを判定する(ステップS14)。尚、手振れの検知は、例えば、現在のピッチ位置及びロール位置と、直前のピッチ位置及びロール位置との変化量が所定量を超えたか否かを判定し、変化量が所定量を超えた場合に手振れ検知と判断する。
プロセッサ21は、端末装置1の手振れを検知しなかった場合(ステップS14否定)、加速度センサ12及びジャイロセンサ14を用いて、端末装置1の動きを検出したか否かを判定する(ステップS15)。尚、端末装置1の動きの検出は、端末装置1の加速度方向の加速度変化量が所定加速度量以上であるか否かを判定し、加速度変化量が所定加速度量以上の場合に端末装置1の動きの検出と判断するものである。そして、端末装置1は、被写体との距離に大きな変化があると判断できる。
プロセッサ21は、端末装置1の動きを検出しなかった場合(ステップS15否定)、アクチュエータドライバ18Bを通じてレンズ18Cを1ステップ移動する(ステップS16)。尚、1ステップは、レンズ18Cを移動する所定移動量である。
プロセッサ21は、レンズ18Cを移動後、イメージセンサ18Aを通じて、そのレンズ位置でコントラスト値を取得する(ステップS17)。プロセッサ21は、レンズ位置及びコントラスト値を対応付けてテーブル20Aに記憶する(ステップS18)。プロセッサ21は、テーブル20Aを参照し、コントラスト値のピークを取得したか否かを判定する(ステップS19)。プロセッサ21は、コントラスト値のピークを取得しなかった場合(ステップS19否定)、手振れを検知したか否かを判定すべく、ステップS14に移行する。
プロセッサ21は、コントラスト値のピークを取得した場合(ステップS19肯定)、テーブル20Aを参照し、コントラスト値のピークに対応するレンズ位置を特定する。そして、プロセッサ21は、アクチュエータドライバ18Bを通じて、特定されたレンズ位置にレンズ18Cを移動する(ステップS20)。プロセッサ21は、コントラスト値がピークに対応するレンズ位置、すなわち合焦レンズ位置にレンズ18Cを移動した後、コントラストAFを完了し(ステップS21)、図7に示す処理動作を終了する。
プロセッサ21は、コントラストAFを開始しなかった場合(ステップS11否定)、図7に示す処理動作を終了する。プロセッサ21は、端末装置1の手振れを検知した場合(ステップS14肯定)、又は、端末装置1の動きを検出した場合(ステップS15肯定)、端末装置1の手振れを収束できたか否かを判定する(ステップS22)。尚、手振れの収束は、例えば、現在のピッチ位置及びロール位置と、直前のピッチ位置及びロール位置との変化量が所定量以下の場合、手振れの収束と判断するものである。プロセッサ21内の停止部21Aは、ステップS14の手振れの検知、又は、ステップS15の端末装置1の動きの検知から、ステップS22の手振れ収束までコントラストAFを停止することになる。
プロセッサ21は、端末装置1の手振れの収束を検知しなかった場合(ステップS22否定)、手振れの収束を検知したか否かを判定すべく、ステップS22に移行する。プロセッサ21は、端末装置1の手振れ収束を検知した場合(ステップS22肯定)、加速度センサ12及びジャイロセンサ14を用いて、現在、すなわち収束時点の端末装置1のピッチ位置及びロール位置を取得する(ステップS23)。
プロセッサ21は、収束時点の端末装置1のピッチ位置及びロール位置と、調整開始時点のピッチ位置及びロール位置との類似度が所定類似度以上であるか否かを判定する(ステップS24)。プロセッサ21は、類似度が所定類似度以上の場合(ステップS24肯定)、端末装置1の向き等の姿勢が調整開始時と類似している、すなわち被写体方向に向いていると判断し、端末装置1の被写体方向の加速度変化量が所定加速度変化量以上であるか否かを判定する(ステップS25)。
プロセッサ21は、端末装置1の被写体方向の加速度変化量が所定加速度変化量以上でない場合(ステップS25否定)、被写体との距離がステップS14の手振れ検知時の被写体の距離とほぼ同じと判断する。そして、プロセッサ21は、手振れ検知前のコントラストAFを再開すべく、ステップS14に移行する。つまり、手振れ検知前まで継続していたレンズ位置及びコントラスト値を用いて、更なるレンズ位置を移動してコントラスト値を取得すべく、コントラストAFを再開する。
また、プロセッサ21は、類似度が所定類似度以上でない場合(ステップS24否定)、端末装置1の向き等の姿勢が調整開始時と異なる、すなわち被写体方向に向いていないと判断する。そして、プロセッサ21は、再度、コントラストAFを最初からやり直すべく、テーブル20Aの内容をリセットし(ステップS26)、レンズ18Cを調整開始位置に移動すべく、ステップS12に移行する。
また、プロセッサ21は、端末装置1の被写体方向の加速度変化量が所定加速度変化量以上の場合(ステップS25肯定)、現在の端末装置1の被写体との距離が手振れ検知時の被写体との距離から大きく変化したと判断する。そして、プロセッサ21は、再度、コントラストAFを最初からやり直すべく、ステップS26に移行する。
プロセッサ21は、コントラストAF中にレンズ18Cを移動しながら、レンズ位置毎にコントラスト値を取得し、コントラスト値のピークを検出した場合、ピークに対応するレンズ位置を合焦レンズ位置として特定する。その結果、端末装置1は、合焦レンズ位置を特定できる。
プロセッサ21は、コントラストAF中に手振れを検知した場合にコントラストAFを停止する。その結果、手振れ検知による合焦レンズ位置を特定できないような事態を回避できる。
プロセッサ21は、手振れ収束を検知し、収束時点の端末装置1の姿勢と調整開始時点の姿勢との類似度が所定類似度以上、かつ、被写体方向の加速度変化量が所定加速度変化量以上でない場合に、停止中のコントラストAFを再開する。その結果、手振れ発生を発生した場合でも、合焦レンズ位置を特定するまでの処理時間を短縮化できる。
プロセッサ21は、コントラストAF中に端末装置1の動きを検出した場合にコントラストAFを停止する。その結果、端末装置1の動きによる合焦レンズ位置を特定できないような事態を回避できる。
プロセッサ21は、手振れ収束を検知し、収束時点の端末装置1の姿勢と調整開始時点の姿勢との類似度が所定類似度以上でない場合、停止中のコントラストAFで得たコントラスト値をリセットし、最初からコントラストAFをやり直す。その結果、手振れ発生後のコントラストAF中断期間内に姿勢変化が発生した場合でも、合焦レンズ位置を特定するまでの処理時間を従来技術に比較して短縮化できる。
プロセッサ21は、収束時点の端末装置1の姿勢と調整開始時点の姿勢との類似度が所定類似度以上の場合でも、被写体方向の加速度変化量が所定加速度変化量以上の場合、停止中のコントラストAFで得たコントラスト値をリセットする。そして、プロセッサ21は、最初からコントラストAFをやり直す。その結果、コントラストAF中断期間内に被写体との距離が変化した場合でも、合焦レンズ位置を特定するまでの処理時間を従来技術に比較して短縮化できる。
図8は、コントラストAF開始から完了までの処理時間を従来技術と本実施例とを比較した説明図である。従来技術の端末装置は、コントラストAF中に手振れを検知した場合、コントラストAFを中断する。そして、端末装置は、コントラストAFの中断期間中に端末装置の動きによる被写体変化が発生し、その後、手振れが収束し、コントラストAFを再開した場合でも、合焦レンズ位置を特定できなくなる。そして、端末装置は、最初からコントラストAFをやり直すことになるため、合焦レンズ位置を特定するまでの処理時間が長くなる。
これに対して、本実施例の端末装置1では、コントラストAF中に手振れを検知した場合、コントラストAFを中断する。そして、端末装置1は、コントラストAFの中断期間中に端末装置1の動きによる被写体変化を検出した後、手振れが収束した場合でも、収束時点の端末装置1の姿勢と調整開始時点の端末装置1の姿勢との類似度や、被写体方向の加速度変化量を考慮する。そして、端末装置1は、コントラストAFを継続して再開することなく、コントラストAFを最初からやり直すことで、合焦レンズ位置を特定する。その結果、手振れ収束後にコントラストAFを最初からやり直すことになるため、従来技術に比較して合焦レンズ位置を特定するまでの処理時間を短縮化できる。しかも、端末装置1は、新たな部品を追加若しくはコストアップすることなく、コントラストAF中の手振れや被写体の変化への耐性が上がり、合焦精度を向上できる。また、端末装置1は、収束時点の姿勢と、調整開始時点の姿勢との変化が軽微の場合、中止するまでに完了していたコントラスト値等のコントラストAFの処理結果を活用し、それ以降のコントラスAFのみを実行することで、処理時間を短縮できる。
尚、上記実施例では、収束時点の端末装置1の姿勢と調整開始時点の端末装置1の姿勢との類似度を例示した。しかしながら、調整開始時点の端末装置1の代わりに、手振れ検知時点若しくは端末装置1の動きを検知した時点の端末装置1の姿勢を使用しても良く、適宜変更可能である。また、端末装置1は、収束時点の姿勢と、手振れ検知時若しくは端末装置1の動きを検知した時点の姿勢との変化が軽微の場合、中止するまでに完了していたコントラスト値等のコントラストAFの処理結果を活用する。それ以降のコントラスAFのみを実行することで、処理時間を短縮できる。
上記実施例の端末装置1では、例えば、無線機能を内蔵した携帯端末等を例示したが、無線機能を内蔵しなくても良く、例えば、デジタルカメラ等の端末装置でも良い。
上記実施例のプロセッサ21は、アクチュエータドライバ18Bを通じてレンズ18Cを調整開始位置から1ステップ単位で段階的に移動したが、連続的に移動しても良く、レンズ位置毎にコントラスト値を取得しても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを情報処理装置内のCPU等のプロセッサで実行させることによって実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する情報処理装置の一例を説明する。図9は、合焦制御プログラムを実行する情報処理装置の一例を示す説明図である。
図9に示す合焦制御プログラムを実行する情報処理装置100は、カメラ部110と、検出部120と、RAM130と、ROM140と、CPU150とを有する。更に、カメラ部110、検出部120、RAM130、ROM140及びCPU150は、バス160を介して接続される。カメラ部120は、撮像素子及びレンズを内蔵する。CPU150は、レンズ位置を調整することで撮像素子の合焦処理を実行する。
そして、ROM140には、上記実施例と同様の機能を発揮する合焦制御プログラムが予め記憶されている。ROM140は、合焦制御プログラムとして停止プログラム140A及び制御プログラム140Bが記憶されている。尚、ROM140ではなく、図示せぬドライブでコンピュータ読取可能な記録媒体に合焦制御プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。
そして、CPU150は、停止プログラム140AをROM140から読み出して停止プロセス150Aとして機能する。更に、CPU150は、制御プログラム140BをROM140から読み出して制御プロセス150Bとして機能する。
CPU150は、合焦処理中に情報処理装置100の筺体の動きを検出した場合に合焦処理を停止する。CPU150は、筺体の動きが所定値以下に収束した際に、その収束時点の筺体の姿勢と、合焦処理を停止した停止時点の筺体の姿勢との類似度に基づき、停止していた合焦処理の再開、又は、レンズ位置を調整開始位置に戻して合焦処理の開始の何れかを実行する。その結果、情報処理装置100は、合焦処理の処理時間を短縮できる。
1 端末装置
18 カメラ部
18C レンズ
21 プロセッサ
21A 停止部
21B 制御部
18 カメラ部
18C レンズ
21 プロセッサ
21A 停止部
21B 制御部
Claims (6)
- レンズ位置を調整することで撮像素子の合焦処理を実行する撮像装置であって、
前記合焦処理中に当該撮像装置を内蔵する筺体の動きを検出した場合に前記合焦処理を停止する停止部と、
前記筺体の動きが所定値以下に収束した際に、その収束時点の前記筺体の姿勢と、前記合焦処理を停止した停止時点の前記筺体の姿勢との類似度に基づき、停止していた前記合焦処理の再開、又は、前記レンズ位置を調整開始位置に戻して前記合焦処理の開始の何れか一つを実行する制御部と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御部は、
前記類似度が所定類似度以上の場合に、前記停止していた前記合焦処理の再開を実行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記類似度が所定類似度以上でない場合に、前記レンズ位置を調整開始位置に戻して前記合焦処理の開始を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記類似度が所定類似度以上の場合でも、前記収束時点の前記筺体の加速度の変化量が所定変化量以上の場合に、前記レンズ位置を調整開始位置に戻して前記合焦処理の開始を実行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記収束時点の前記筺体の姿勢と前記停止時点の前記筺体の姿勢との前記類似度の代わりに、前記収束時点の前記筺体の姿勢と前記合焦処理を開始する開始時点の前記筺体の姿勢との類似度に基づき、停止していた前記合焦処理の再開、又は、前記レンズ位置を調整開始位置に戻して前記合焦処理の開始の何れか一つを実行することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の撮像装置。 - レンズ位置を調整することで撮像素子の合焦処理を実行する撮像装置のプロセッサに、
前記合焦処理中に当該撮像装置を内蔵する筺体の動きを検出した場合に前記合焦処理を停止し、
前記筺体の動きが所定値以下に収束した際に、その収束時点の前記筺体の姿勢と、前記合焦処理を停止した停止時点の前記筺体の姿勢との類似度に基づき、停止していた前記合焦処理の再開、又は、前記レンズ位置を調整開始位置に戻して前記合焦処理の開始の何れか一つを実行する
処理を実行させることを特徴とする合焦制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017003039A JP2018113595A (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 撮像装置及び合焦制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017003039A JP2018113595A (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 撮像装置及び合焦制御プログラム |
Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020020878A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd | 移動体、合焦制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
-
2017
- 2017-01-12 JP JP2017003039A patent/JP2018113595A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020020878A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd | 移動体、合焦制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
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