JP2018102095A - 太陽光電力の充電装置及び充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡素な構成で二次電池に最適な充電状態となるように充電電流を制御することができる太陽光電力の充電装置及び充電方法を提供する。
【解決手段】太陽光電力の充電装置であって、太陽光発電パネル2と、前記太陽光発電パネル2で発電された電力を蓄えるための二次電池10と、前記二次電池10の電池電圧Vbを監視する電池電圧監視部47と、前記太陽光発電パネル2から前記二次電池10への充電電流をPWM制御するPWM制御手段6と、前記電池電圧監視部47により監視される前記二次電池10の電池電圧Vbに応じて前記充電電流へのPWM制御のON/OFFを制御する充電制御部5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光電力の充電装置及び充電方法に関する。
近年、太陽光発電パネル(太陽電池パネル、PVとも呼ばれる)を用いた発電が普及し、太陽光発電パネルで発電された電力が他の負荷で利用することができるようになっている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示される太陽光発電システムは、太陽光発電パネルで発電された電力を制御盤に蓄電し、蓄電された電力が電灯に供給されるものであり、商用電源と併用されない独立型の構成となっている。
太陽光発電パネルの発電量は太陽の日射量に左右され、また負荷の電力消費も負荷の種類や天候、季節、時間帯などによって変化する。そのため、このような変化によって太陽光発電パネルから出力される電流、電圧も変化する。例えば、天候が曇りの場合、太陽光発電パネルから出力される電流、電圧が小さくなる。このように太陽光発電パネル特有の出力電力の変化に対応する場合、例えば、太陽光発電パネルから出力される電流値を制御して蓄電部(例えば二次電池)に最適な充電電流を供給するために電流制御回路(例えば、MPPT(Max Power Point Tracking(最大電力点追従))制御回路)を組み込む必要があり、複雑な回路構成となってしまう。そのため、より簡素な構成で蓄電部に最適な充電状態となるように充電電流を制御することができる技術が求められている。
特開2013−171894号公報
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、より簡素な構成で二次電池に最適な充電状態となるように充電電流を制御することができる太陽光電力の充電装置及び充電方法を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1の太陽光電力の充電装置は、
太陽光発電パネルと、
前記太陽光発電パネルで発電された電力を蓄えるための二次電池と、
前記二次電池の電池電圧を監視する電池電圧監視部と、
前記太陽光発電パネルから前記二次電池への充電電流をPWM制御するPWM制御手段と、
前記電池電圧監視部により監視される前記二次電池の電池電圧に応じて前記充電電流へのPWM制御のON/OFFを制御する充電制御部と、
を備えるものである。
請求項2の太陽光電力の充電方法は、
太陽光発電パネルと、
前記太陽光発電パネルで発電された電力を蓄えるための二次電池と、
前記二次電池の電池電圧を監視する電池電圧監視部と、
前記太陽光発電パネルから前記二次電池への充電電流をPWM制御するPWM制御手段と、を用いて、
前記電池電圧監視部により監視される前記二次電池の電池電圧に応じて前記充電電流へのPWM制御のON/OFFを制御するものである。
本発明によれば、より簡素な構成で二次電池に最適な充電状態となるように充電電流を制御することができる。
本発明の一実施形態に係る太陽光電力の充電装置の構成を模式的に示すブロック図。 充電制御手段の構成を示すブロック図。 充電制御手段の部品構成を示すブロック図。 (a)太陽光発電パネル(PV)のV−I特性を示す図、(b)充電時間に対する電池電圧及びPV電圧の変化を示す図。 (a)従来の太陽光電力の充電装置の構成を示すブロック図、(b)太陽光発電パネル(PV出力電圧:100V)のV−I特性を示す図、(c)PWM制御のみ実行した場合の太陽光発電パネルのV−I特性を示す図、(d)電池電圧を高くした場合の太陽光発電パネルのV−I特性を示す図。 小規模の太陽光発電パネル(PV)のV−I特性を示す図。 二次電池から負荷への電力供給のON/OFF制御を行う充電制御手段を備える充電装置の構成を示すブロック図。
次に、本発明の一実施形態である太陽光電力の充電装置1について図面を参照しながら説明する。太陽光電力の充電装置1は、太陽光発電により発電された電力を二次電池10に蓄え、当該二次電池10から負荷に電力を供給する太陽光発電システムに含まれるものである。
なお、図1においては図示していないが、この太陽光発電システムは、二次電池10に蓄えられた電力を利用して作動する独立型のシステムであり、二次電池10に蓄えられた電力を利用して作動する負荷(各種デバイス、例えば電灯等の照明装置、情報等の表示装置等)を備えている。
[太陽光電力の充電装置]
図1に示すように、太陽光電力の充電装置1(以下、単に充電装置1という)は、太陽光発電パネル(太陽電池パネル、PVとも呼ばれる)2と、二次電池10の充電を制御する充電制御手段3と、二次電池10とを主に備える。詳細は後述するが、充電制御手段3は、主にPWM制御手段6(PWM制御部43、FET51)と、二次電池10の陽極(+)と陰極(−)の端子間電圧値及び太陽光発電パネル2のPV電圧値を監視する電圧値監視手段7と、を有している。太陽光発電パネル2と二次電池10とは、充電制御手段3を介して電気的に接続されている。
ここで、本実施形態における二次電池10とは、充放電を繰り返し行うことができる電池をいい、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して蓄え、また逆に、蓄えた化学エネルギーを電気エネルギーに変換して使用することができる電池をいう。二次電池10としては、例えば、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素金属電池、リチウムイオン電池、鉛電池等を挙げることができる。その中でも、二次電池10としては、エネルギー密度が高いリチウムイオン電池が特に好ましい。以下の説明では、二次電池10として、リチウムイオン電池を用いた場合について説明する。
なお、本実施形態で説明する充電装置1の構成は、本実施形態で説明する機能を実現可能な構成であれば良く、適宜変更可能であるものとする。
[電池電圧と太陽電池パネル(PV)電圧の対応関係について]
次に、電池電圧と太陽光発電パネル2として適用可能な太陽電池パネル(PV)の電圧の対応関係について具体的に説明する。
(1)汎用太陽電池パネル
汎用太陽電池パネルは、構造的にはハガキ状単位パネルを敷き詰めて直・並列に接続したものであり、各種電圧供給が可能である。製品化当初の太陽電池パネルは鉛電池とのマッチングから始まっており、12V鉛電池用パネル(注1)、24V用鉛電池用パネル(注2)の如く、2種類に区分されている。
(注1)12V鉛電池用パネル(以下、単に12Vパネルという)は、開放電圧約21V、最適動作電圧(Power=VxIが最大になる電圧)18V前後である。12V鉛電池用パネルに対応する二次電池である12V鉛電池は、11V〜16V程度まで充放電にて変化する。
(注2)24V用鉛電池用パネル(以下、単に24Vパネルという)は、開放電圧30V前後、最適動作電圧25V前後である。24V用鉛電池用パネルに対応する二次電池である24V鉛電池は、22V〜32V程度まで充放電にて変化する。
(2)選択する太陽電池パネルに対応する電池
例えば、二次電池としてリチウムイオン電池を使用した場合、上記汎用太陽電池パネルの電圧特性に対応するため、電池組数がおのずと定まる。種類によって多少異なるが、一般的なリチウムイオン電池の1セル当たりの容量は3.0V〜4.2V程度/cellであるので、12V用パネルを使用した場合、4個組数のリチウムイオン電池(3V×4=12V〜4.2V×4=16.8V)が対応組数となる。また、24V用パネルを使用した場合、6個組数のリチウムイオン電池(3.0Vx6=18V〜4.2Vx6=25.2V)が妥当な対応組数となる。
(3)太陽電池パネルの特性
例えば、出来るだけ大きなW数(200W程度以上)を太陽電池パネルから得たい場合、並列数を多くして電流値を大きくとると「損失」が大きくなるため、単位パネルの直列数を多くして電圧を上げる方法が採られる。
一方、負荷供給電圧をそんなに高くする必要がない場合、電池電圧とパネル電圧にギャップができ、図5(a)に示すような変換回路が必要となる。この変換回路に採用される制御方式がMPPT(Max Power Point Tracking(最大電力点追従))制御と呼ばれているものである。このMPPT制御とは、不安定な発電電力を常に最大効率で電力を引き出す電子回路の制御のことで、出力を測定しながら出力が最大になるようにマイコン等で複雑な制御をする必要がある。
具体的には、図5(a)に例示する太陽光電力の充電装置の構成(PV出力電圧:100V、電池電圧4V×4=16V)では、MPPT制御部において発電電力(電流×PV出力電圧)を表す面積(図5(b)参照)が太陽光照度に応じていつも最大になるようPV出力電圧を制御し、次の充電制御部において電池電圧に対応した電圧に降圧し、充電制御を行う。
ここで、図5(c)に示すように、MPPT制御部の替わりにPWM制御を行うPWM制御部を設けて充電電流のPWM制御のみの制御を実行した場合、高電流−低PV出力電圧の領域のみ使うことになり、充電効率が極めて悪く、且つ開放電圧VとPV出力電圧との落差が極めて大になる。
また、同様の装置構成で図5(d)に示すように、仮に電池電圧を高く(電池組数多く)し、19直列にした場合、電池電圧範囲は3V×19=57V〜4.2V×19=79.8Vとなり、PWM制御部にてPV出力電圧100V−57V=43Vの落差分をデューティのON/OFF制御することになり、PWM制御部が備えるFET素子による電力損失が依然大きいものとなり、実用的でない。
そこで、上記(1)(2)で説明した構成で200W程度以下の太陽電池パネルの場合では、本発明のようにシンプルなPWM制御のみで制御する方法が選択することが好ましい。原理的には太陽電池パネルのW数に係らず、効率的に電力を得るにはPWM制御よりもMPPT制御が好ましいが、本発明では、上記(1)(2)で説明した構成の小規模の太陽電池パネルにおいて、PWM制御であってもMPPT制御とほぼ同じ充電効率を達成することを可能とし、且つ電池保護対応を目指したものである。
すなわち、本実施形態に係る充電装置1では、200W程度以下の比較的小規模の太陽光発電パネル2をPWM制御による直接制御が可能となるように構成している。このような小規模の太陽光発電パネル2では、図6のような太陽光発電パネルのV−I特性の範囲内で比較的狭い電圧幅(使用充電可能領域:12V〜16.8V)にて、すなわち、電圧の落差が小さい範囲で充電制御できるため、電力損失が少ない。
太陽光発電パネル2は、太陽光による光エネルギーを電気エネルギーに変換し、電力を発電するパネル状の電子デバイスである。太陽光発電パネル2は、二次電池10に充電電力を供給する直流電源である。太陽光発電パネル2は、充電制御手段3を介して二次電池10に接続される。二次電池10は、図示せぬ負荷に電力を供給することができる。
なお、太陽光発電パネル2により発電された電力における電圧をPV電圧という。
また、本実施形態の太陽光発電パネル2は小規模(最大出力が200W以下)の太陽光発電デバイスである。
充電制御手段3は、図2に示すように、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)4及び充電制御部5を有する。
マイコン4は、充電制御部5に接続されている。マイコン4は、中央演算装置であるマイクロプロセッシングユニット(以下、MPU)40と、記憶手段であるリードオンリーメモリ(以下、ROM)41と、ランダムアクセスメモリ(以下、RAM)42と、PWM制御(Pulese Width Modulation:パルス幅変調制御)を行うPWM制御部43と、時間計測手段であるタイマ44と、勘定手段であるカウンタ45と、二次電池10に通電されている電流値を図示しない充電電流検出手段を介して検出する電流検出部46と、二次電池10の端子間の電圧値(電池電圧)を監視する電池電圧監視部47と、太陽光発電パネル2のPV電圧値を監視するPV電圧監視部48等を備えている。電池電圧監視部47とPV電圧監視部48は、上述した電圧値監視手段7を構成している。ROM41には、充電装置1内で処理される各種処理プログラム(例えば、PWM制御部43により所定の充電条件に応じてパルス幅変調制御を行うためのプログラム)等が格納される。電圧値監視手段7は、充電装置1の所定の検出点における電圧を検出するとともに監視するためものである。
マイコン4はPWM出力端子49(図3参照)を有し、該PWM出力端子49から前記PWM制御部43により所定のパルス幅に変調されたパルス波が出力されるように構成されている。PWM制御部43は、所定のデューティ(デューティサイクルともいう)で二次電池10に通電される充電電流を制御するものである。マイコン4は、二次電池10の電池電圧と電流値を電池電圧監視部47及び電流検出部46を介してRAM42に取り込むことができる。
PWM制御部43は、太陽光発電パネル2から二次電池10への充電電流をPWM制御する部分である。PWM制御部43は、二次電池10に通電される充電電流を任意に変化させる手段である。具体的には、PWM制御部43は、図3に示すように、スイッチング素子の一例であるFET(Field Effect Transistor)51と、ダイオード52と電気的に接続されている。PWM制御部43は、スイッチング素子であるFET51をオン・オフする周期(デューティ比)を調整することで、二次電池10に出力される電圧が調整される。
電圧値監視手段7は、充電装置1の電圧値検出点Pa、電圧値検出点Pbに接続され、それぞれの検出点における電圧を取得するためのものである。電圧値監視手段7は、太陽光発電パネル2と充電制御手段3の間に位置する電圧値検出点Paにおいて太陽光発電パネル2のPV電圧を検出する。この電圧値監視手段7が検出した太陽光発電パネル2のPV電圧は、充電制御部5がPWM制御部43(FET51)のデューティ比やPWM制御のON/OFFを決定するときに使用することができる。
電圧値監視手段7は、充電制御手段3と二次電池10の間に位置する電圧値検出点Pbにおいて二次電池10の電池電圧Vbを検出する。この電圧値監視手段7が検出した二次電池10の電池電圧Vbは、充電制御部5がPWM制御部43(FET51)のデューティ比やPWM制御のON/OFFを決定するときに使用することができる。電圧値監視手段7が検出した検出値は充電制御部5によって使用される。
充電制御手段3が有するマイコン4は、電池電圧監視部47により監視される電池電圧に応じてPWM制御部43により、前記充電電流に所定のPWM制御を行うことができる。
充電制御部5は、電池電圧監視部47により監視される二次電池10の電池電圧に応じて充電電流へのPWM制御のON/OFFを制御する部分である。すなわち、充電制御部5は、電圧値監視手段7の監視結果に基づいてPWM制御部43の動作を制御する回路である。充電制御部5は、後述する所定の充電方法に基づいて二次電池10に充電する充電手段である。充電制御部5は、電圧値監視手段7が検出した検出値を取得し、この検出値を基にさまざまな処理を実行する。例えば、充電制御部5は、電圧値監視手段7が検出した検出値に応じてデューティ比を決定したり、決定したデューティ比に応じてPWM制御部43のFET51のON/OFFを切り替えたりする処理を実行する。
充電制御部5は、電圧値監視手段7の電池電圧監視部47が検出した電池電圧の検出値と比較するための電池電圧の閾値がマイコン4に内蔵されたROM41に記憶されており、この電池電圧の閾値を使用して充電制御部5が各種処理を実行する。詳細は後述するが、電池電圧の閾値として、二次電池10が充電開始後しばらくの間(充電開始近傍時)であるかを判断するための上限側電圧閾値V1と、二次電池10が満充電状態の近傍であるかを判断するための下限側電圧閾値V2と、が設定されている。これらの電池電圧の電圧閾値は充電制御部5によって読み出され、電圧値監視手段7の電池電圧監視部47が検出した電池電圧の検出値と比較される。
二次電池10は、太陽光発電パネル2で発電された電力を蓄えるための蓄電手段である。本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
[太陽光電力の充電方法]
次に、充電装置1を用いて実施される太陽光発電パネル2から二次電池10への充電方法について、図を用いて説明する。具体的には、太陽光発電パネル2から二次電池10への充電に関して、PWM制御にて電池電圧を太陽光発電パネル2の入力電圧制御にフィードバックする充電方法について以下で説明する。
本実施形態に係る二次電池10の充電方法は、充電装置1を用いて、電池電圧監視部47により監視される二次電池10の電池電圧に応じて充電電流へのPWM制御のON/OFFを制御する方法である。すなわち、本実施形態に係る二次電池10の充電方法は、図3に示す充電装置1において、二次電池10の電池電圧Vbを監視しながら太陽光発電パネル2のPV電圧VpvをPWM制御、すなわち上述したデューティ比やPWM制御のON/OFFを制御することによって電池の充電状態に対応した充電電流を二次電池10に供給することを特徴としている。
ここで、一般的な太陽光発電パネル(PV)のV−I特性は図4(a)に示すようになり、横軸がPV電圧Vpv、縦軸がPV電流である。図4(a)に示すように、PV電圧を高くとれば、太陽光発電パネル(PV)から取り出せるPV電流は低くなる。そのため、このようなV−I特性を有する太陽光発電パネル2から二次電池10に充電する場合、Vpv≧Vb+ΔVm(ΔVm:FET51とダイオード52の経路による電圧損失分)の条件下において、できるだけ多くの電流を取り出すことが求められる。
一方、太陽光発電パネル2の電力供給能力と二次電池10の電池容量の組み合わせにおいて、電池電圧Vbが正常範囲以下となっている低い電圧値の場合、過剰な充電電流は二次電池10の寿命に影響するため、充電電流を抑えたい。さらに、二次電池10が満充電付近の場合も、過剰な充電電流は二次電池10の寿命に影響するため、充電電流を抑え、電池電圧Vbの上限を超えないようにしたい。このような場合に、電流制御回路等を追加することなくPWM制御のみで行う充電方法を以下に説明する。
図4(b)は、充電時間tに対する電池電圧Vb及びPV電圧Vpvの変化を示したものである。
図4(b)に示す充電時間tと電池電圧Vbとの関係において、充電開始後しばらくの間(充電開始近傍時)及び満充電近傍時をそれぞれ電流制限域A、電流制限域Bと設定している。電流制限域の範囲については、あらかじめ充電開始近傍時の電流制限域Aの上限側電圧閾値V1と満充電近傍時の電流制限域Bの下限側電圧閾値V2をマイコン4に内蔵されたROM41に記憶させている。
電流制限域A、電流制限域Bでは、「ΔV=PV電圧Vpv−電池電圧Vb」を大きくとり電流値を抑えるPWM制御を行う。具体的には、電流制限域Aの場合は、図4(a)に示すI−V条件C1のようにPV電圧Vpvを高くしてPV電流を抑えるようにPWM制御を行う。
一方、電流制限域Aと電流制限域Bの間の領域である正常な電池電圧の領域Mでは、PWM制御を行わずに、できるだけ電流値を多くとるべくΔVを小さくする(最小はΔV=ΔVm)。具体的には、図4(a)に示すVpv≒Vb+ΔVmとなる領域Rで電流制限域A、電流制限域Bの場合よりも高いPV電流にして、二次電池10への充電効率を上げるようにしている。
また、図3に示すように、PV入力電圧は高くても制御回路後の出力電圧は電池電圧に引っ張られ電池電圧と同じになる。よって、PV入力電圧はVpv>Vb+ΔVmの条件下、Vopen(PV開放端電圧)まで任意に制御できる。
上述した充電方法では、例えば、先ず充電制御部5が電池電圧Vbを監視することで、二次電池10の充電状態を判断し、電池電圧Vbが電流制限域Aまたは電流制限域Bの範囲内にある場合、所定のPWM制御を開始する(PWM制御部43をONする)。一方、電池電圧Vbが電流制限域Aの上限側電圧閾値V1を超えた場合もしくは電流制限域Bの下限側電圧閾値V2未満であった場合、充電制御部5は正常な電池電圧の領域Mに入ったと判断し、所定のPWM制御を終了(PWM制御部43をOFF)し、連続的な充電電流が流されて二次電池10の充電が行われる。その後、電池電圧Vbが下限側電圧閾値V2を超えた場合は電流制限域Bに入ったと判断し、再びPWM制御を開始する(PWM制御部43をONする)。その後、充電制御部5が二次電池10が満充電状態になったと判断した場合は、過充電を避けるために充電電流の通電を停止する。
以上説明した本実施形態に係る充電装置1では、二次電池10に最適な充電電流を供給するために電流制御回路を組み込む必要なく、より簡素な構成で二次電池に最適な充電状態となるように充電電流を制御することができる。また、電流制御回路を組み込む必要ないため、回路などを動かすための電力の必要がなくなり、装置の省電力化を図ることができる。
また、本実施形態に係る充電装置1では、最大出力が200W程度以下である比較的小規模の太陽光発電パネル2をPWM制御による直接制御が可能となるように構成している。このような小規模の太陽光発電パネル2と充電装置1とを組み合わせた場合、最大出力が200Wを超える太陽光発電パネルを用いた場合に比べ、図6に示すように太陽光発電パネルのV−I特性の範囲内において比較的狭い電圧幅(充電可能電圧領域:12V〜16.8V)にて充電制御できるため、電力の損失が少ない。
また、二次電池10の充電において、充電開始近傍時(電流制限域A)と満充電近傍時(電流制限域B)にPWM制御して二次電池10に過剰な充電電流を流すことがないので、電池寿命への悪影響を抑えることができる。また、過剰な充電電流の悪影響を心配しなくてもよい正常な電池電圧の領域Mでは、PWM制御を行わず、かつ充電開始近傍時(電流制限域A)と満充電近傍時(電流制限域B)よりも高い電流値で充電を行うため、効率的な充電を行うことができる。
[日の出・日の入りカレンダー機能]
本実施形態の充電装置1の充電制御手段3は、上述したような充電制御に関する制御手段(制御回路)を有することに加えて、二次電池10から負荷の一例であるLED電燈等の屋外灯9に電力を供給するための放電制御手段8を備える(図7参照)。
放電制御手段8は、二次電池10から屋外灯9へ電力を供給する際に、二次電池10から屋外灯9へのON/OFF制御を行うものである。放電制御手段8は、二次電池10の電池電圧Vbが予め設定された下限条件に達した時に、OFFして二次電池10から屋外灯9への電力供給を停止する。これにより、二次電池10の過放電を防止することができる。また、放電制御手段8は、二次電池10の電池温度が所定の上限温度に達した時に、OFFして二次電池10から屋外灯9への電力供給を停止する。これにより、二次電池10の劣化や破裂を防止することができる。放電制御手段8は、タイマー機能を有しており、所定の設定時間に二次電池10から屋外灯9への放電をON/OFFして、二次電池10から負荷に電力を供給する時間を設定可能である。このタイマー機能により、予め設定された日の入り(日没)相当時間に屋外灯9に電力を供給(ON)するとともに、日の出相当時間に屋外灯9への電力を停止(OFF)することができる。
このような負荷が屋外灯の場合、従来技術として、上記タイマー機能における日の出相当時間及び日の入り相当時間の設定時刻は固定値を入力するものがある。一方、日の出・日の入りの時刻は、地域や季節により変動するものであり、当該設定時間として固定値を入力する場合は、適切な時間に屋外灯に電力を供給することが困難である。すなわち、不要な電力が屋外灯により消費されるとともに、二次電池10の電池寿命が低減する。
放電制御手段8は、従来から用いられる日の出相当時間及び日の入り相当時間の設定時間として固定値を入力する手段に加えて、任意の日の出相当時間及び日の入り相当時間を設定することができる任意値設定手段を有している。
任意値設定手段は、日本全国複数地域(例えば、全国9地域)毎の日の出・日の入り時刻を所定日数間隔(例えば、10日間隔)で更新していく機能を有している。具体的には、任意値設定手段は、日本全国複数地域の緯度・経度、及びその地域の緯度・経度に対応した、天文年鑑に記載されている日の出・日の入り時刻に関する係数から該当地域での日の出・日の入り時刻が計算され、設定がなされるものである。なお、緯度・経度に対応する天文年鑑に記載の日の出・日の入り時刻に関する係数を用いて、当該緯度・経度における日の出・日の入り時刻を計算する計算式等は公知のものを用いることができる。充電制御手段3は、上記任意値設定手段により計算された該当地域毎の日の出・日の入り時刻を、マイコン4の記憶手段であるRAM42に入力する。なお、刻々の日付及び時刻は、例えばリアルタイムクロックIC(言わば、カレンダー機能を有する回路)などから取得することが可能である。充電制御手段3は、マイコン4に所定日数間隔毎に記憶される該当地域に応じた日の出・日の入り時刻で屋外灯9への電力供給を実行する。これにより、日照時間帯をほぼ除く時間に屋外灯に電力を供給することが可能となる。よって、不要な電力が屋外灯9により消費されることがなく、電池寿命が向上する。
1 充電装置
2 太陽光発電パネル
3 充電制御手段
5 充電制御部
6 PWM制御手段
7 電圧値監視手段
10 二次電池
43 PWM制御部
47 電池電圧監視部
51 FET
Vb 電池電圧

Claims (2)

  1. 太陽光発電パネルと、
    前記太陽光発電パネルで発電された電力を蓄えるための二次電池と、
    前記二次電池の電池電圧を監視する電池電圧監視部と、
    前記太陽光発電パネルから前記二次電池への充電電流をPWM制御するPWM制御手段と、
    前記電池電圧監視部により監視される前記二次電池の電池電圧に応じて前記充電電流へのPWM制御のON/OFFを制御する充電制御部と、
    を備える、太陽光電力の充電装置。
  2. 太陽光発電パネルと、
    前記太陽光発電パネルで発電された電力を蓄えるための二次電池と、
    前記二次電池の電池電圧を監視する電池電圧監視部と、
    前記太陽光発電パネルから前記二次電池への充電電流をPWM制御するPWM制御手段と、を用いて、
    前記電池電圧監視部により監視される前記二次電池の電池電圧に応じて前記充電電流へのPWM制御のON/OFFを制御する、太陽光電力の充電方法。
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