JP2018098603A - 無線通信システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに通信リソースが競合する無線通信ネットワーク間の公平性を保持しつつ各無線端末を効率よく集中制御管理でき、ネットワーク全体のQoSを向上させる。【解決手段】基地局3から無線端末2に対して送信する下りデータのパケットをEDCA方式で規定されるアクセスカテゴリ42〜45に分類してDL送信キューに格納すると共に、各無線端末2内に蓄積されている当該基地局3に送信されるべき上りデータの情報を収集し、その収集した情報に基づく上りデータの仮パケットをアクセスカテゴリ42〜45に分類してUL送信キューに格納し、EDCA方式により通信機会が与えられたアクセスカテゴリ42〜45について、DL送信キューとUL送信キューにそれぞれ格納されているパケットのデータ量に基づいて、基地局3から無線端末2へ下りデータを送信するか、又は基地局3への上りデータの送信を各無線端末2に促すかをスケジューリングする。【選択図】図3

Description

本発明は、無線端末と基地局間で無線通信を行う無線通信システム及び方法に関し、特に無線通信ネットワークが高密度に配置される場合において、互いに通信リソースが競合する無線通信ネットワーク間の公平性を保持しつつ、各無線端末を効率よく集中制御管理することができ、しかもネットワーク全体のQoS(Quality of Service)を向上させる上で好適な無線通信システム及び方法に関するものである。
近年、スマートフォンやタブレット端末が急速に普及している。これに伴い、移動通信トラフィック量は爆発的に増加している。特にソーシャルネットワークサービスやネットワークを介した触覚通信、拡張現実感等のサービスやアプリケーションの高度化および多様化を考慮し、新たな無線アクセス技術を盛り込んだ第5世代移動通信システム(5G)の研究開発が急務となっている。その中で低コストかつ柔軟性をもつ無線LANシステムは、携帯電話回線のトラフィックをデータオフロードする用途や、屋内の位置推定、緊急時の通信等において幅広く用いられている。無線LANシステムは、これからも家庭や公衆スポット(スタジアムや駅、店舗内等)からスマートカーに至るまで幅広く利用されるものと想定される。
ところで、上述の如き無線LANシステムは、一のセルBSS(Basic Service Set :BSS)としての無線通信ネットワークに対して割り当てられた一の基地局(アクセスポイント:AP)と複数の無線端末(STA)により構成される。このような無線LANシステムの利用が拡大するにつれて、各無線通信ネットワークにおける基地局が高密度に配置され、また無線端末も過度に込み合う環境に至ってしまう。
このため、このような環境下においても信頼性の高いスループットを維持した通信サービスを多くのユーザに提供するため、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal frequency-division multiple access)が提案されている。
同様に上述した基地局が高密度に配置される環境下において、基地局は、自らが属するセル内にある無線端末のアクセスを集中管理する管理局として機能すると同時に、CSMA/CA( Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)に基づく他のセルとの通信リソースが競合する中で、QoS(Quality of Service)を確実に保証することが課題になる。
このような課題に対して、例えば非特許文献1には、CSMA/CAに基づき、通信周波数帯が使用状態であるか否かを調べるキャリアセンスを行うことでチャネルの使用状況を事前に確認し、フレームの衝突をできるだけ回避する技術が開示されている。この非特許文献1の開示技術によれば、キャリアセンスによりチャネルが空き状態(IDLE状態)か、使用中(BUSY状態)かを、各基地局及び各無線端末が事前に判断する。そして、IDLE状態であることを確認した後にフレームの送信を行うため、衝突回避することが可能となる。
また近年においては、VolP(Voice over Internet Protocol)や動画のストリーミング配信等のようなアプリケーションの普及に伴い、低遅延時間の通信を実現しつつ、IEEE802.11無線LANにおけるQoSを実現するため、CSMA/CA方式を基調とした優先制御方式としてEDCA(Enhanced Distributed Channel. Access)が提案されている。
EDCAの動作概要に関する機構図を図6に示す。このEDCAでは、上位レイヤからのパケットを4つのアクセスカテゴリ(AC)101〜104に分類して各送信キューに格納し、それぞれの優先度に応じて無線フレームを送信する。4つのACは、優先度が順から並べた場合に、一般的には AC_VO(Voice)、AC_VI(Video)、AC_BE(Best effort)、AC_BK(Background)の順となる。基地局及び無線端末におけるMAC層の内部には、各ACに対応した送信キューが設けられている。そしてフレームの送信時には送信キュー毎に独立してCSMA/CAに基づくキャリアセンスが実行されることとなる。各ACには、アクセス制御で利用するパラメータとして、フレーム送信間隔(Arbitration Inter Frame Space: AIFS)、衝突回避制御期間(Contention Window: CW)、チャネル使用(送信)期間(Transmission Opportunity Limit: TXOP))がそれぞれのACの優先度に応じて設定されている。CSMA/CAに基づくキャリアセンスは、これらAIFS、CW(CW値の下限であるCWmin、CW値の上限であるCWmax も含まれる)、更にはTXOPに基づいて実行され、最初に待機時間が0になったAC又は無線端末がフレームの送信権を得ることとなる。複数のACの待機時間が同時に0になった場合には、予め規定した優先度に基づいてフレーム送信権を決定することとなる。
ECDA方式では、このような処理動作を実行することにより、フレームの送信頻度に統計的な差をつけることが可能となる。その結果、より優先度の高いACの送信キューに格納されているパケットデータにより多くの送信機会を与えることが可能となり、QoS制御を確保することが可能となる(例えば非特許文献2参照。)。
一方、高密度に設置される次世代無線LANにおける一貫性と信頼性の高いスループットを保ちつつ、より多くのユーザにかかる通信サービスを提供するために、マルチユーザ(MU)に適用する直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal frequency-division multiple access)技術が提案されている(例えば、非特許文献3参照。)。このOFDMA技術では、複数のユーザを直交波周波数分割多重(OFDM)によってアクセスできるようにする方式である。高密度に設置された無線LANにOFDMA技術を取り入れ、基地局から無線端末へのダウンリンク(DL)通信及び基地局から無線端末に向けたアップリンク(UL)通信を行わせることとなる。基地局は、各通信トラフィックのニーズに応じてチャネルの割当方法を決定する。
ちなみに無線端末が複数のユーザによって割り当てられる、いわゆるマルチユーザ(MU)の存在下でDL通信を行うDL-MUでは、使用可能な全てのRU(Resource Unit)を必ずDLに割り当てる。一方、MUの存在下において複数の無線端末から基地局に対してUL通信を行うUL-MUにおいて、各無線端末は、基地局宛に送信すべきデータに自らのバッファー情報を含むBuffer Report(BR)を書き込む。
このため、基地局は、各無線端末からのデータフレームを受信することでこのBRを読み出すことが可能となり、それぞれの無線端末のバッファーに格納されているULデータに関する情報を把握することができる。その結果、基地局は、複数の無線端末との間で行われるUL-MU通信を集中して管理、制御することが可能となる。
なお、UL-MU通信処理を行う上で、基地局は、無線端末に対してOFDMA を利用したUL-MU通信を促す。具体的には基地局は、配下にある全ての無線端末に対してトリガフレーム(Trigger Frame: TF)を送信する。このトリガフレームには、各無線端末におけるOFDMA通信を行う上で使用すべき周波数に関する情報と、割り当てるべきRUのサイズに関する情報が含まれている。即ち、基地局は、配下にある全ての無線端末に対して、UL-MU通信の正確な開始タイミングとフレームの正確な持続時間を指示するためのトリガフレームを送信する。これにより、無線端末から基地局に対してUL-MU通信が同時に完了するように制御することができる。基地局は全ての無線端末からUL-MU通信用のフレームデータを受信した後、無線端末に対してACK信号を送信することで、通信処理動作を完了させることとなる(例えば、非特許文献4参照。)。
IEEE 802.11に基づく無線LANに上述したOFDMA技術を適用することにより、無線通信ネットワークが高密度に配置される環境下において、基地局は複数の無線端末との間で同時に無線通信を行うことができ、かかる無線通信に使用される周波数チャネルを互いに効率的に分け合うことが可能となる。
しかしながらOFDMA技術をかかる無線LANに適用した場合、無線通信ネットワークにおける基地局による集中制御と、互いに隣接する無線通信ネットワーク間の通信リソースが競合することによるCSMA/CAに基づくアクセス制御が混在することとなる。
従って、OFDMA技術を適用する場合において、従来のCSMA/CAアクセス方式に基づくEDCA制御方式をそのまま使用するとマルチユーザからのアクセス効率が悪化してしまい、QoSを確保することが困難となる。
具体的には、無線通信ネットワークが高密度に配置される環境下で、無線通信に使用する周波数チャネルを互いに効率的に共用するためには、少なくとも基地局が自ら属する無線通信ネットワーク内にある無線端末のメディアアクセスを集中的に制御管理する必要がある。一方で従来のEDCA方式ではCSMA/CAアクセス方式が土台になることから、基地局とその配下にある無線端末は、あくまで自身のACのみに従って自立的に周波数チャネルのアクセスを行うに過ぎない。かかる場合において、無線通信ネットワーク内において、基地局と複数の無線端末との間で周波数チャネルの使用が競合する場合、基地局が周波数チャネルの使用機会を獲得することができる確率が極めて低くなってしまう。また基地局は、配下にある無線端末のメディアアクセスを集中して制御、管理することが困難になってしまう。その結果、結局のところはOFDMA技術を導入したマルチユーザの無線通信システムを動作させることができず、無線通信ネットワークにおけるQoSを確保することも困難になってしまう。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、無線通信ネットワークが高密度に配置される場合において、互いに通信リソースが競合する無線通信ネットワーク間の公平性を保持しつつ、各無線端末を効率よく集中制御管理することができ、しかもネットワーク全体のQoSを向上させることが可能な無線通信システム及び方法を提案することにある。
本発明者らは、上述した課題を解決するために、基地局から無線端末に対して送信する下りデータのパケットをEDCA方式で規定されるアクセスカテゴリに分類してDL送信キューに格納すると共に、上記各無線端末内に蓄積されている当該基地局に送信されるべき上りデータの情報を収集し、その収集した情報に基づく上りデータの仮パケットを上記アクセスカテゴリに分類してUL送信キューに格納し、上記EDCA方式により通信機会が与えられたアクセスカテゴリについて、上記DL送信キューと上記UL送信キューにそれぞれ格納されているパケットのデータ量に基づいて、上記基地局から上記無線端末へ下りデータを送信するか、又は上記基地局への上りデータの送信を上記各無線端末に促すかをスケジューリングする無線通信システム及び方法を発明した。
第1発明に係る無線通信システムは、複数の無線端末と、基地局との間でCSMA(Carrier Sense Multiple Access)/CA(Collision Avoidance)方式に基づいて無線通信を行う無線通信システムにおいて、上記基地局は、上記無線端末に対して送信する下りデータのパケットをEDCA方式で規定されるアクセスカテゴリに分類してDL送信キューに格納すると共に、上記各無線端末内に蓄積されている当該基地局に送信されるべき上りデータの情報を収集し、その収集した情報に基づく上りデータの仮パケットを上記アクセスカテゴリに分類して仮想的なUL送信キューに格納する送信キュー格納手段と、上記EDCA方式により通信機会が与えられたアクセスカテゴリについて、上記DL送信キューと上記UL送信キューにそれぞれ格納されているパケットのデータ量に基づいて、上記下りデータを送信するか、又は上記上りデータの送信を上記各無線端末に促すかをスケジューリングするスケジューリング手段を備えることを特徴とする。
第2発明に係る無線通信システムは、第1発明において、上記スケジューリング手段は、上記UL送信キューに格納されている上りデータ量が所定の閾値を超える場合には、上記下りデータの送信よりも上記上りデータの送信を優先して上記各無線端末に対して促すことをスケジューリングすることを特徴とする。
第3発明に係る無線通信システムは、第1又は第2発明において、上記基地局は、上りデータの送信を促す場合において、少なくとも通信周波数に関する情報が含まれたトリガフレームを各無線端末に送信し、上記無線端末は、受信した上記トリガフレームに含まれている通信周波数に関する情報に基づいて上りデータを上記基地局に送信することを特徴とする。
第4発明に係る無線通信方法は、複数の無線端末と、基地局との間でCSMA(Carrier Sense Multiple Access)/CA(Collision Avoidance)方式に基づいて無線通信を行う無線通信方法において、上記基地局から上記無線端末に対して送信する下りデータのパケットをEDCA方式で規定されるアクセスカテゴリに分類してDL送信キューに格納すると共に、上記各無線端末内に蓄積されている当該基地局に送信されるべき上りデータの情報を収集し、その収集した情報に基づく上りデータの仮パケットを上記アクセスカテゴリに分類して仮想的なUL送信キューに格納する送信キュー格納ステップと、上記EDCA方式により通信機会が与えられたアクセスカテゴリについて、上記DL送信キューと上記UL送信キューにそれぞれ格納されているパケットのデータ量に基づいて、上記基地局から上記無線端末へ下りデータを送信するか、又は上記基地局への上りデータの送信を上記各無線端末に促すかをスケジューリングするスケジューリングステップとを有することを特徴とする。
第5発明に係る無線通信方法は、第4発明において、上記スケジューリングステップは、上記UL送信キューに格納されている上りデータ量が所定の閾値を超える場合には、上記下りデータの送信よりも上記上りデータの送信を優先して上記各無線端末に対して促すことをスケジューリングすることを特徴とする。
第6発明に係る無線通信方法は、第4又は第5発明において、上記スケジューリングステップにおいて、上記基地局から上りデータの送信を促す場合において、少なくとも通信周波数に関する情報が含まれたトリガフレームを各無線端末に送信し、上記無線端末が受信した上記トリガフレームに含まれている通信周波数に関する情報に基づいて上りデータを上記基地局に送信することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、無線端末との間における上りデータの送信と下りデータの送信を、基地局側において集中して制御管理することができる。即ち、基地局が自ら属する無線通信ネットワーク内にある無線端末のメディアアクセスを集中的に制御管理することが可能となることから、無線通信ネットワークが高密度に配置される環境下においても、無線通信に使用する周波数チャネルを互いに効率的に共用することが可能となる。特に本発明は、OFDMA技術を適用する場合において、無線端末が複数のユーザによって割り当てられる、いわゆるマルチユーザ(MU)の存在下で動作することとなるが、かかる場合においても、無線通信ネットワーク間における通信リソースの競合の公平性を保持しつつ、無線通信ネットワークにおけるQoSを確保することが可能となる。その結果、無線通信ネットワーク自体が発揮しえるパフォーマンスを改善することが可能となる。
本発明を適用した無線通信システムの構成例を示す図である。 基地局におけるMACデータを生成する上でのプロトコルスタックを示す図である。 上りデータ又は下りデータの仮パケットを、EDCA方式に基づき、4つのアクセスカテゴリの何れかに分類する例を示す図である。 CSMA/CA方式に基づいてデータを無線通信により送信する場合におけるタイムチャートの例を示す図である。 基地局から無線端末に対してトリガフレームを送信する場合におけるタイムチャートを示す図である。 従来のEDCAの動作概要に関する機構図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明をする。
図1は、本発明を適用した無線通信システム1の構成例を示している。この無線通信システム1は、2つの無線通信ネットワーク10a、10bから構成されている。無線通信ネットワーク10aは、複数の無線端末2aと、無線端末2aとの間で情報を送受信する基地局3aとを備えている。また無線通信ネットワーク10bは、複数の無線端末2bと、無線端末2bとの間で情報を送受信する基地局3bとを備えている。基地局3aは複数の無線端末2aとの間でマルチユーザによる無線通信を行う。同様に、基地局3bは複数の無線端末2bとの間でマルチユーザによる無線通信を行う。
上述した図1に示す無線通信システム1では、あくまで2つの無線通信ネットワーク10a、10bから構成されている場合を例示しているが、これに限定されるものではなく、3以上の無線通信ネットワーク10からなるものであってもよい。
これら無線通信ネットワーク10は、IEEE 802.11無線LANのCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)アクセス方式を基調とした無線通信を無線端末2と基地局3との間で行わせる。また無線通信ネットワーク10は、CSMA/CA方式を基調としつつ優先制御方式としてEDCAを導入している。無線通信ネットワークは、更に直交周波数分割多元接続(OFDMA)技術が導入されるものであるが、これに限定されるものではなく、OFDMAが適用されないものも含まれる。
無線端末2は、例えばノート型のパーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末、スマートフォン、タブレット型端末、ウェアラブル端末等の無線通信可能な端末装置で構成されている。このような無線端末2は、基地局3に対してデータを無線通信により送信する。以下、この無線端末2から基地局3に対して送信されるデータを上りデータという。また無線端末2は基地局3から無線通信により送信されてくるデータを受信する。以下、この基地局3から無線端末2に対して送信されるデータを下りデータ送信という。
基地局3は、無線通信ネットワーク10内の無線端末2との間において無線アクセスポイントとしての役割を果たし、インターネット等を始めとした公衆通信網との間においてインタフェースとしての役割を果たすものである。即ち、基地局3は、これを介して無線端末2がインターネット等を始めとした公衆通信網との間でデータの送受信を行うことを可能とするための中継手段を担うものである。
図2は、基地局3におけるMACデータを生成する上でのプロトコルスタックの生成手段を示している。基地局3には、大きく分類して上位層32、MAC層33、物理層34の3層のプロトコルスタックが形成される。上位層32、MAC層33、物理層34は、インターネット階層構造に従って、通信制御を行う複数のモジュールにより構成される。
上位層32は、ネットワーク層、トランスポート層、アプリケーション層等からなる。上位層32では、アプリケーション層を介して無線端末2に対して送信すべきメッセージを生成する。またアプリケーション層では、実際にこの基地局3を動作させるためのアプリケーションソフトウェアが搭載されることとなり、各種制御に関する処理動作が行われる。またトランスポート層ではデータ転送の制御を行い、具体的には伝送エラーの検出や再送を行う。ネットワーク層は、MAC層以下のプロトコルを利用し、送信元から宛先へ到達するためのネットワークの経路を定義する。このような上位層32において各種処理動作が施されたデータは、MAC層33へ送られることとなる。また上位層32では、MAC層33を介して受信したパケットデータを、当該パケットの宛先に応じて転送するために、必要に応じてルーティングテーブルを使用し、宛先情報の書き替え等の処理を行う。
MAC層33では、上位層32からパケットデータが送られてくる。このMAC層33では、この送られてきたパケットデータにMACヘッダを付加する。またMAC層33では、図3に示すように、CSMA/CA方式を基調とした優先制御方式としてのEDCA方式に基づき、4つのアクセスカテゴリ(AC)42〜45の何れかに分類して各送信キューに格納する。MAC層は、各ACに分類したパケットデータの中から優先度が高いACに属するパケットデータから優先的に送信先へ送信するための制御を行う。
物理層34では、物理層の所定の規定に従い、送信信号または受信信号の変復調を行う。また物理層34では、図示しないアンテナを介してデータを送受信を制御する。
次にMAC層33において行われるEDCA方式の詳細について図3を用いて説明をする。EDCA方式では、先ず上位層32からのパケットデータが送られてきた場合において、これを分離部41において4つのAC_VO(Voice)42、AC_VI(Video)43、AC_BE(Best effort)44、AC_BK(Background)45の何れかに分類すると共にMACヘッダをパケットデータに付加する。
4つのAC42〜45は、それぞれDL送信キューとUL送信キューにより構成されている。具体的には、AC_VO42は、DL送信キュー42−1とUL送信キュー42−2により構成され、AC_VI43は、DL送信キュー43−1とUL送信キュー43−2により構成され、AC_BE44は、DL送信キュー44−1とUL送信キュー44−2により構成され、AC_BK45は、DL送信キュー45−1とUL送信キュー45−2により構成されている。
ここでいうDL送信キュー42−1、43−1、44−1、45−1は、無線端末に対して送信する下りデータのパケットデータを格納するためのキューである。分離部41において分類された、無線端末2に向けて送信すべきパケットデータは、このDL送信キュー42−1、43−1、44−1、45−1に格納されることとなる。
またUL送信キュー42−2、43−2、44−2、45−2は、仮想的に定義したものであり、各無線端末2から収集した上りデータの情報に基づいて生成された上りデータの仮パケットが格納される。このUL送信キュー42−2、43−2、44−2、45−2は、あくまで実体の無いものであり、仮パケットの数等を管理する。。即ち、無線端末2内に蓄積されている基地局3に送信されるべき上りデータの情報を収集することで、この上りデータの仮パケットを生成することができる。仮パケットの生成は、上位層32による制御に基づいて実行するようにしてもよい。
その結果、この各AC42〜45において、DL送信キュー42−1、43−1、44−1、45−1には、下りデータのパケットデータが格納された状態となり、同様にUL送信キュー42−2、43−2、44−2、45−2には上りデータの仮パケットが格納された状態となっている。
なお、このDL送信キュー42−1〜45−1には、下りデータを送信する無線端末2毎に当該下りデータを整理した上で格納されていてもよい。またUL送信キュー42−2〜45−2には、上りデータの仮パケットが、送信元の無線端末2毎に整理した上で格納されていてもよい。
また各AC42〜45には、それぞれスケジューリング部50−1、50−2、50−3、50−4に割り当てられている。スケジューリング部50−1は、AC42に割り当てられ、DL送信キュー42−1とUL送信キュー42−2にそれぞれ格納されているパケットのデータ量を判別する。スケジューリング部50−1は、この判別したデータ量に基づいてDL送信キュー42−1に格納されているパケットデータの下りデータ送信を行うか、又はUL送信キュー42−2に格納されている仮パケットの上りデータ送信を無線端末2に促すかをスケジューリングする。スケジューリング部50−2は、AC43に割り当てられ、DL送信キュー43−1とUL送信キュー43−2にそれぞれ格納されているパケットのデータ量を判別する。スケジューリング部50−2は、この判別したデータ量に基づいてDL送信キュー43−1に格納されているパケットデータの下りデータ送信を行うか、又はUL送信キュー43−2に格納されている仮パケットの上りデータ送信を無線端末2に促すかをスケジューリングする。スケジューリング部50−3は、AC44に割り当てられ、DL送信キュー44−1とUL送信キュー44−2にそれぞれ格納されているパケットのデータ量を判別する。スケジューリング部50−3は、この判別したデータ量に基づいてDL送信キュー44−1に格納されているパケットデータの下りデータ送信を行うか、又はUL送信キュー44−2に格納されている仮パケットの上りデータ送信を無線端末2に促すかをスケジューリングする。スケジューリング部50−4は、AC42に割り当てられ、DL送信キュー45−1とUL送信キュー45−2にそれぞれ格納されているパケットのデータ量を判別する。スケジューリング部50−4は、この判別したデータ量に基づいてDL送信キュー45−1に格納されているパケットデータの下りデータ送信を行うか、又はUL送信キュー45−2に格納されている仮パケットの上りデータ送信を無線端末2に促すかをスケジューリングする。
AC42〜45の後段にはCSMA/CA部51−1〜51−4が位置している。このCSMA/CA部51−1〜51−4では、通信周波数帯が使用状態であるか否かを調べるキャリアセンスを行うことでチャネルの使用状況を事前に確認する処理動作を実行する。CSMA/CA部51−1〜51−4は、キャリアセンスによりチャネルが空き状態(IDLE状態)か、使用中(BUSY状態)かを事前に判断する。
更にこのCSMA/CA部51−1〜51−4から出力されるデータは、内部衝突を回避することが可能となる。即ち、CSMA/CA部51においてIDLE状態であることを確認した後、EDCA方式に従って下りデータ送信を行うか、又は上りデータ送信を無線端末2に促す。
次に、本発明を適用した無線通信システム1の処理動作方法について説明をする。無線通信システム1において、基地局3は、上りデータ送信又は下りデータ送信を行う前に、上述したEDCA方式に基づいて、DL送信キュー42−1、43−1、44−1、45−1に下りデータを格納し、UL送信キュー42−2、43−2、44−2、45−2に上りデータの仮パケットを格納する処理を行う。
分離部41は、EDCA方式に基づいて、上位層32からのパケットデータをDL送信キュー42−1、43−1、44−1、45−1の何れかに分類する。この分離部41では、上位層32からのパケットデータが音声データからなるときには、これをAC_VO42のDL送信キュー42−1に格納する。また分離部41は、上位層32からのパケットデータが映像データからなるときには、これをAC_VI43のDL送信キュー43−1に格納する。また分離部41は、上位層32からのパケットデータがベストエフォートで送信すべきものであれば、これをAC_BE44のDL送信キュー44−1に格納する。分離部41は、上位層32からのパケットデータがバックグラウンドのバケットデータである場合には、これをAC_BK45のDL送信キュー45−1に格納する。実際にこの分離部41における分類は、一般的にはIPヘッダのTOS(Type of Service)フィールドの値やIEEE802.1Qで規定されるVLAN−Tagのプライオリティの値に基づいて行うようにしてもよい。
また分離部41は、EDCA方式に基づいて、各無線端末2内に蓄積されている基地局3に送信されるべき上りデータの情報を収集する。この上りデータの情報収集は、無線端末2からのBR(Buffer Report)を取得することにより実現するようにしてもよい。このBRは、無線端末2から基地局3に対して送信しようとするデータは、その無線端末2内のバッファーに格納されることとなるが、そのバッファーの情報をレポート形式にしたものである。基地局3は、無線端末2からBRを受信することにより、実際に無線端末2からこれから送られようとするデータの量やデータの種類を識別することが可能となる。
分離部41は、無線端末2から収集したBRに基づいて、上りデータの仮パケットをAC42〜45に分類してUL送信キュー42−2、43−2、44−2、45−2に格納する。分離部41では、無線端末2のバッファーに格納されている上りデータのパケットデータが音声データからなることを判別したときには、その仮パケットをAC_VO42のUL送信キュー42−2に格納する。また分離部41は、無線端末2のバッファーに格納されている上りデータのパケットデータが映像データからなることを判別したときには、その仮パケットをAC_VI43のUL送信キュー43−2に格納する。また分離部41は、無線端末2のバッファーに格納されている上りデータのパケットデータがベストエフォートで送信すべきであることを判別したときには、その仮パケットをAC_BE44のUL送信キュー44−2に格納する。分離部41は、無線端末2のバッファーに格納されている上りデータのパケットデータがバックグラウンドのバケットデータからなることを判別したときには、その仮パケットをAC_BK45のDL送信キュー45−4に格納する。
このようにして、図3に示すようなEDCA方式に基づくDL送信キュー42−1、43−1、44−1、45−1にパケットデータが格納され、またUL送信キュー42−2、43−2、44−2、45−2において仮パケットが格納された状態となる。即ち、各AC42〜45に対応したDLとULとを融合させた送信キューが形成されることとなる。
次に基地局3は、CSMA/CA方式に基づいてデータを無線通信により送信する。但し、基地局3は、EDCA方式も採用している関係上、CSMA/CAに基づくデータ送 信プロセスもAC42〜45毎に行われる。EDCA方式の下では、図4に示すように、AC42〜45毎にAIFS(Arbitration Inter Frame Space)と呼ばれるパラメータがセットされ、更に各AC42〜45毎にバックオフタイムと呼ばれるスロット数だけ送信待機し、その間にキャリアセンスで電波の使用が検知されなければ、最初に待機時間が0 になったAC42〜45から順にデータの送信機会が与えられる。これらAIFSやバックオフタイムは、優先度の高いAC42〜45であるほど小さく設定されている。その結果、優先度の高いAC42〜45ほど、DL送信のための自らのパケット、又はUL送信を促すべく、トリガフレームの送信を優先的に行うことができる確率を高めることが可能となる。
なお、複数のAC42〜45の待機時間が同時に0になった場合は、予め決定しておいた優先度に従い、高い優先度のAC42〜45がデータの送信機会を獲得する。
このようにして送信機会が与えられた何れかのAC42〜45のスケジューリング部50は、DL送信キュー42−1、43−1、44−1、45−1、及びUL送信キュー42−2、43−2、44−2、45−2にそれぞれ格納されているパケットのデータ量に基づいて、下りデータを送信するか、又は上りデータの送信を各無線端末2に促すかをスケジューリングする。
具体的には、送信機会が与えられたAC42は、DL送信キュー42−1及びUL送信キュー42−2にそれぞれ格納されているパケット(仮パケット)のデータ量に基づいてスケジューリングする。送信機会が与えられたAC43は、DL送信キュー43−1及びUL送信キュー43−2にそれぞれ格納されているパケット(仮パケット)のデータ量に基づいてスケジューリングする。送信機会が与えられたAC44は、DL送信キュー44−1及びUL送信キュー44−2にそれぞれ格納されているパケット(仮パケット)のデータ量に基づいてスケジューリングする。送信機会が与えられたAC45は、DL送信キュー45−1及びUL送信キュー45−2にそれぞれ格納されているパケット(仮パケット)のデータ量に基づいてスケジューリングする。
このスケジューリングは、具体的なタイムチャート上において、上りデータ送信又は下りデータ送信の期間をそれぞれ調整するものであってもよい。かかる場合には、どの時間帯において上りデータ送信を促し、どの時間帯において下りデータ送信を行わせるかを決定することとなる。
また、このスケジューリングは、UL送信キュー42−2〜45−2に格納されている上りデータ量が所定の閾値を超える場合には、下りデータの送信よりも上りデータの送信を各無線端末2に対して優先して促すことをスケジューリングするようにしてもよい。
実際に上りデータの送信を、配下にある全ての無線端末2に対して促す場合には、トリガフレーム(Trigger Frame: TF)を送信する。このトリガフレームには、各無線端末2におけるOFDMA通信を行う上で使用すべき周波数に関する情報と、割り当てるべきRU(Resource Unit)のサイズに関する情報が含まれている。
図5は、この基地局3から無線端末2に対してトリガフレームを送信する場合におけるタイムチャートを示している。先ず基地局3は、無線端末2に対してタイミングt11〜t12の期間においてトリガフレームを送信する。このとき、トリガフレームには、各無線端末2−1、2−2間において上りデータ送信用の周波数チャネルが互いに相違するように記述しておくことが望ましい。このようなトリガフレームを受信した各無線端末2−1、2−2は、このトリガフレームに記述されている、周波数に関する情報に基づいて、自らが上りデータ送信を行う上での周波数チャネルを識別することができる。無線端末2−1、2−2は、その識別結果に基づいて設定した互いに異なる周波数チャネルにより、基地局3に対して上りデータを送信する。これにより、無線端末2−1、2−2から基地局3に対して送信される周波数チャネルが互いに混信するのを防止することができる。無線端末2−1、2−2は、それぞれ上りデータをタイミングt13〜t14の期間において送信する。この上りデータの送信タイミングもトリガフレームに記述されていることから、これを読み出すことにより、各無線端末2から送信される上りデータの送信は同一のタイミングt14において完了させることができる。
基地局3は、配下にある全ての無線端末2から上りデータを受信した後、ACK信号を当該各無線端末2に対して送信することで動作を完了させる。
一方、基地局3から下りデータ送信を行う場合には、CSMA/CA部51により、通常の通信スキームに基づいて各無線端末2に対して下りデータを送信することとなる。
このように本発明を適用した無線通信システム1では、無線端末2との間における上りデータの送信と下りデータの送信を、基地局3側において集中して制御管理することができる。即ち、基地局3が自ら属する無線通信ネットワーク10内にある無線端末2のメディアアクセスを集中的に制御管理することが可能となることから、無線通信ネットワーク10が高密度に配置される環境下においても、無線通信に使用する周波数チャネルを互いに効率的に共用することが可能となる。特に本発明は、OFDMA技術を適用する場合において、無線端末2が複数のユーザによって割り当てられる、いわゆるマルチユーザ(MU)の存在下で動作することとなるが、かかる場合においても、無線通信ネットワーク10間における通信リソースの競合の公平性を保持しつつ、無線通信ネットワーク10におけるQoSを確保することが可能となる。その結果、無線通信ネットワーク10自体が発揮しえるパフォーマンスを改善することが可能となる。
1 無線通信システム
2 無線端末
3 基地局
10 無線通信ネットワーク
32 上位層
33 層
34 物理層
41 分離部
42〜45 アクセスカテゴリ(AC)
50 スケジューリング部
51 CSMA/CA部

Claims (6)

  1. 複数の無線端末と、基地局との間でCSMA(Carrier Sense Multiple Access)/CA(Collision Avoidance)方式に基づいて無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    上記基地局は、
    上記無線端末に対して送信する下りデータのパケットをEDCA方式で規定されるアクセスカテゴリに分類してDL送信キューに格納すると共に、上記各無線端末内に蓄積されている当該基地局に送信されるべき上りデータの情報を収集し、その収集した情報に基づく上りデータの仮パケットを上記アクセスカテゴリに分類して仮想的なUL送信キューに格納する送信キュー格納手段と、
    上記EDCA方式により通信機会が与えられたアクセスカテゴリについて、上記DL送信キューと上記UL送信キューにそれぞれ格納されているパケットのデータ量に基づいて、上記下りデータを送信するか、又は上記上りデータの送信を上記各無線端末に促すかをスケジューリングするスケジューリング手段を備えること
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 上記スケジューリング手段は、上記UL送信キューに格納されている上りデータ量が所定の閾値を超える場合には、上記下りデータの送信よりも上記上りデータの送信を優先して上記各無線端末に対して促すことをスケジューリングすること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 上記基地局は、上りデータの送信を促す場合において、少なくとも通信周波数に関する情報が含まれたトリガフレームを各無線端末に送信し、
    上記無線端末は、受信した上記トリガフレームに含まれている通信周波数に関する情報に基づいて上りデータを上記基地局に送信すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 複数の無線端末と、基地局との間でCSMA(Carrier Sense Multiple Access)/CA(Collision Avoidance)方式に基づいて無線通信を行う無線通信方法において、
    上記基地局から上記無線端末に対して送信する下りデータのパケットをEDCA方式で規定されるアクセスカテゴリに分類してDL送信キューに格納すると共に、上記各無線端末内に蓄積されている当該基地局に送信されるべき上りデータの情報を収集し、その収集した情報に基づく上りデータの仮パケットを上記アクセスカテゴリに分類して仮想的なUL送信キューに格納する送信キュー格納ステップと、
    上記EDCA方式により通信機会が与えられたアクセスカテゴリについて、上記DL送信キューと上記UL送信キューにそれぞれ格納されているパケットのデータ量に基づいて、上記基地局から上記無線端末へ下りデータを送信するか、又は上記基地局への上りデータの送信を上記各無線端末に促すかをスケジューリングするスケジューリングステップとを有すること
    を特徴とする無線通信方法。
  5. 上記スケジューリングステップは、上記UL送信キューに格納されている上りデータ量が所定の閾値を超える場合には、上記下りデータの送信よりも上記上りデータの送信を優先して上記各無線端末に対して促すことをスケジューリングすること
    を特徴とする請求項4に記載の無線通信方法。
  6. 上記スケジューリングステップにおいて、上記基地局から上りデータの送信を促す場合において、少なくとも通信周波数に関する情報が含まれたトリガフレームを各無線端末に送信し、上記無線端末が受信した上記トリガフレームに含まれている通信周波数に関する情報に基づいて上りデータを上記基地局に送信すること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の無線通信方法。
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