JP2018097752A - 情報表示システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
時系列情報の現周期を示す現推移グラフと当該時系列情報の前周期を示す前推移グラフとが、前記現周期の時間軸成分と当該時間軸成分の1周期前である52週間前に対応する前記前周期の時間軸成分とが同じ位置となるように、並べられた比較グラフを表示させるグラフ表示制御手段を備え、
前記グラフ表示制御手段は、前記前推移グラフを、当該現周期における未来に対応する部分を含んで表示させる、
ことを特徴とする情報表示システムである。
《経営支援システム1の構成》
図1は、本実施形態の経営支援システム1を示す概略構成図である。
本実施形態の経営支援システム1(情報表示システム)は、経営データおよびコメント情報に基づき、経営の考察をしやすくするシステムである。この経営支援システム1は、ユーザが経営する店舗や会社等の経営データと、日々の経営に対してユーザにより入力されるコメント情報とを記憶する。
この経営データは、時系列的に収集される情報であり、1年周期で同様な変化が繰り返されることが多い。
印刷装置31は、ユーザ端末3からの印刷指示に基づき、各種情報を印刷する。
次いで、図2と図3を参照しつつ、サーバ装置2の内部構成を説明する。
図2は、サーバの機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ装置2は、CPU(Central Processing Unit)21と、操作入力部22と、RAM(Random Access Memory)23と、表示部24と、記憶部25と、通信部26と、計時部27と、を備えて構成され、各部がバス28を介して接続されている。
これらのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部25に格納されている。CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
画像データとしては、例えば、ユーザ端末3等により撮影された店舗内の写真や、ユーザが配布したチラシの画像等を挙げることができる。POPデータとしては、例えば、経営支援システム1がPOP作成業務を行うアプリケーションプログラムを実行し、作成したPOPのデータ等が挙げられる。
計時部27は、計時回路を内蔵し、現在の時刻および日付を計時して現在の時刻情報として出力する。
経営データテーブルは、日付欄、売上欄、客数欄、客単価欄、仕入欄、原価率欄、粗利欄、粗利率欄、経費欄、人件費欄、FL比率欄を含んでいる。経営データテーブルは更に、重要度欄、「いいね」情報欄、クレーム欄、天気欄、コメント欄を含んでいる。これら重要度欄、「いいね」情報欄、クレーム欄、天気欄に格納される情報は、コメントの属性情報である。
上記のように構成されるサーバ装置2は、コメント入力処理および指標分析表示処理を行う。まず、図4〜図8を参照してコメント入力処理について説明する。
図4は、会計サービスのみ加入時における日報画面5Aの一例を示す図である。この日報画面5Aは、ユーザ端末3の表示部(不図示)に表示される。
日報画面5Aは、アイコンエリア41およびメニューエリア42の下側に表示される。アイコンエリア41には、ToDoアイコン411、会計アイコン412、経営アイコン413、給与アイコン414、POPアイコン415、売上集計管理アイコン416が表示される。メニューエリア42には、実績メニュー421と分析メニュー422とが表示される。
会計アイコン412は、店舗に係る入出金を管理し、固定資産税や個人事業税等の納税処理を行う会計サービス機能を呼び出すものである。この会計サービス機能は、飲食店運営者に対する基本サービスであり、この会計サービス機能により、仕入れ、売上、客数など経営分析に必要なデータが入力される。
経営アイコン413は、前記した売上管理業務にかかる情報による経営分析機能を呼び出すものである。この経営分析機能は、会計サービス機能とセットでユーザに提供される。
以下で説明する給与アイコン414、POPアイコン415、売上集計管理アイコン416はオプション機能である。給与アイコン414は、従業員の給与計算の処理を行う給与管理業務機能や、就業管理機能を呼び出すものである。これら給与管理業務機能や、就業管理機能により、就業実績に必要なデータが入力される。
POPアイコン415は、商店等に用いられる販売促進のための広告媒体であるPOP(Point of purchase advertising)を作成するPOP作成業務機能を呼び出すものである。売上集計管理アイコン416は、各レジの売上登録データを集計して「会計」へデータ連携する機能を呼び出すものである。
なお、日報画面5Aにおいて分析メニュー422が選択されたとき、後記する指標分析画面8(図11参照)に遷移する。
レシートボタン52の右上には、未処理レシート等の件数が表示される。このレシートボタン52が選択されると、ユーザ端末3で撮影され保存された、商品購入時等のレシートの画像データを確認することができる。
ToDoボタン53の右上には、未処理のToDo件数が表示される。このToDoボタン53が選択されると、経営支援システム1で実行されるアプリケーションプログラムを用いて処理する業務のうち、事業決算や申告、給与支給の処理等、所定の時期に処理すべき、または処理しなければならない業務を確認することができる。
これら残件エリアが、日報画面5Aなどに表示されることで、ユーザは、経営支援システム1を用いて実行される他の業務の確認や処理を進めながら、コメント情報を入力することができる。
ユーザが日付そのものを選択すると、CPU21は、カレンダーコントロールを表示して、任意の日付への変更を可能とする。ユーザが右から2番目のボタンを選択すると、CPU21は、対象年月日を1日後の日付に変更する。ユーザがもっとも右側のボタンを選択すると、CPU21は、対象年月日を1週間後の日付に変更する。
これら日付選択ボタン55により日付を変更すると、会計エリア57と「今日の出来事」エリア58とが、該当する日付のものに変更される。
この「取引入力へ」ボタン571をクリックすることで、不図示の取引入力画面に遷移する。
保存ボタン587は、この「今日の出来事」エリア58に入力した内容を保存するボタンである。
この日報プリント6Aは、図4に示した日報画面5Aにおいて、ユーザが不図示の印刷ボタンをクリックした際に、印刷装置31によって印刷される。日報プリント6Aは、日付欄61、重要度欄62、天候欄63、今日の営業実績表65、コメント欄66を含んで表示している。
日付欄61には、この日報の日付が印刷されている。重要度欄62には、この日報のコメントに係る重要度が星印の数で印刷されている。天候欄63には、傘のアイコンにより、この日報の日付における天気が雨であるかことが印刷されている。
今日の営業実績表65には、この日報の日付における営業実績表が印刷されている。コメント欄66には、この日報の日付におけるコメントが印刷されている。ユーザは、単にユーザ端末3の画面上で日報画面5Aを確認するのみでなく、その日報をプリントしてファイルずることにより、日々の営業情報を蓄積することができる。
この日報画面5Bには、日報画面5A(図4参照)と同様に口座連携ボタン51、レシートボタン52、ToDoボタン53が表示され、その下に一覧表示ボタン54と日付選択ボタン55とが表示される。更に、給与エリア56と、会計エリア57と、「今日の出来事」エリア58とが表示されている。
給与エリア56には、日付選択ボタン55で選択した日付で取得された給与データの数値等が表示されている。この給与エリア56は、この経営支援システム1がタイムカード連携している/していないにかかわらず、出勤時刻が登録されている従業員が対象となる。
給与エリア56以外は、日報画面5Aと同様である。
以下、日報画面5A,5Bを特に区別しないときには、単に日報画面5と記載する。
日報プリント6Aは、日付欄61、重要度欄62、天候欄63、今日の就業実績表64、今日の営業実績表65、コメント欄66を含んで表示している。
今日の就業実績表64には、日付欄61の日付で取得された給与データの数値等が表示されている。それ以外は、日報プリント6Aと同様である。
以下、日報プリント6A,6Bを特に区別しないときには、単に日報プリント6と記載する。
図8に示すように、サーバ装置2のCPU21は、通信部26により、ユーザ端末3からの日報画面5へのアクセス要求が受信されると、ユーザ端末3からの操作情報に基づいて日付を選択する(ステップS10)。
CPU21は、ユーザが給与サービスに加入していなかったならば(ステップS11→No)、ステップS14の処理に進む。
このようにしてCPU21は、コメント入力処理を行う。
以下、図9と図10とを参照しつつ、一覧表示処理について説明する。
図9は、日報の一覧表示画面7のうち検索条件ペイン71を示す図である。
一覧表示画面7は、図4と図6に示す日報画面5において、一覧表示ボタン54がクリックされたときの遷移画面であり、メニューエリア42の下側に表示される。この一覧表示画面7は、検索条件ペイン71、検索ボタン73、クリアボタン74、検索オプションボタン75、一覧表示76(図10参照)を含んで表示される。
検索条件ペイン71は、期間欄711、曜日欄712、売上欄713、従業員数欄714、従業員欄715、重要欄716、「いいね」欄717、クレーム欄718、天気欄719、画像欄720、コメント欄721を含んでいる。
期間欄711を2016年5月〜2016年6月とし、他の条件を設定しなかった場合、検索結果は5月分の31日間と6月分の30日間との和で、61件となる。
曜日欄712は、曜日をチェックボックスで指定する欄であり、「指定しない」がデフォルトである。売上欄713は、1日の売上金額の範囲を指定する欄であり、「指定しない」がデフォルトである。なお売上欄713の左欄の値よりも右欄の値が常に大きくなるように入力値が規制されてきる。
重要欄716は、重要度を指定する欄であり、「指定しない」、「重要度0」、「重要度1」、「重要度2」、「重要度3」がプルダウン表示される。「指定しない」がデフォルトである。
「いいね」欄717は、「いいね」の有無を指定する欄であり、「指定しない」、「いいね」、「いいね無し」がプルダウン表示される。「指定しない」がデフォルトである。
クレーム欄718は、クレームの有無を指定する欄であり、「指定しない」、「クレーム」、「クレーム無し」がプルダウン表示される。「指定しない」がデフォルトである。
画像欄720は、画像の有無を指定する欄であり、「指定しない」、「有り」、「無し」がプルダウン表示される。「指定しない」がデフォルトである。
コメント欄721は、入力されたコメントを部分一致検索する欄であり、「指定しない」がデフォルトである。
一覧表示76には、検索条件ペイン71で指定された検索結果が日付昇順でソートされて、5件毎に区分されて表示されている。検索結果は定休日や休日、データの有無に関係なく、すべての日が対象となる。これは,入力忘れ等で実際は営業していたのにリストに出ず、編集できない事態を防ぐためである。ここでは、5月の31日分(31件)の情報が7ページに分けて格納されている。7ページ分の情報は、ページ数ボタンまたは前へボタンと次へボタンによってページを切り替えて閲覧可能である。また、表示中のページについて、該当するページ数ボタンは強調表示されるとともに、表示中のリストが全検索結果のうち何件目のデータを含んでいるかが表示される。
一覧表示76は、日付欄、売上欄、従業員数欄、重要欄、「いいね」欄、クレーム欄、天気欄、コメント欄、画像欄、編集欄を含んでいる。そのうち日付欄、売上欄、従業員数欄、重要欄、「いいね」欄、クレーム欄、天気欄、コメント欄には、経営データテーブル(図3参照)の各情報が表示される。画像欄には、図3の経営データテーブルにリンクした画像ファイルのサムネイルが表示される。
編集欄には、対応する日報に係る日報画面5を呼び出すためのボタンが配置される。これにより、情報を入力していなかった日付に対して、各種情報を入力することができる。
続いて、図11〜図14を参照して指標分析表示処理について説明する。
図11は、指標分析画面8のうち経営データ表82の一例を示す図である。
この指標分析画面8は、日報画面(図4、図6参照)にて分析メニュー422が選択されたときに遷移する画面である。
スケールエリアを構成する月次切替ラジオボタン811、週次切替ラジオボタン812、日次切替ラジオボタン813は、経営データ表82、および指標分析グラフ83のスケールを決定するものであり、デフォルトは週次である。このスケールエリアを操作してスケールを切り替えることで、経営データ表82と指標分析グラフ83のスケールを変更可能である。
また、週次切替ラジオボタン812を選択すると、今回の対象日は同年6月10日の金曜日から6月16日の木曜日まで、前回の対象日は同年6月3日の金曜日から6月9日の木曜日まで、前年の対象日は2015年6月12日の金曜日から6月18日の木曜日までである。
月次切替ラジオボタン811を選択すると、今回の対象日は同年6月1日から6月16日まで、前回の対象日は同年5月1日から5月31日まで、前年の対象日は2015年6月1日から6月16日までである。
「今回」は、指定されたスケールにおける今回の各種指標を示しており、ここでは「週次」が指定されているので、2016年5月9日(月)から同年5月15日(日)までの指標が示されている。
「前回」は、指定されたスケールにおける前回の各種指標を示しており、ここでは「週次」が指定されているので、2016年5月2日(月)から同年5月8日(日)までの指標が示されている。
「前年」は、「今回」の期間に対応する前年(52週間前)の各種指標を示しており、ここでは「週次」が指定されているので、2015年5月11日(月)から同年5月17日(日)までの指標が示されている。
「他店平均」は、「今回」と同じ期間における、予め登録されたユーザの業種と同一業種の経営データの平均値を示している。
対象が「売上」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の売上値が表示される。「目標」には対象日が休日なら休日売上目標が表示され、対象日が平日ならば平日売上目標が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の売上値が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の売上値が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の売上合計値が表示される。「目標」には、式(1)で示したように、集計期間の休日日数と休日売上目標との積と、集計期間の平日日数と平日売上目標との積の和が表示される。
対象が「客数」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の客数が表示される。「目標」には対象日が休日なら休日客数目標が表示され、対象日が平日ならば平日客数目標が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の客数が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の客数が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の客数合計値が表示される。「目標」には、式(2)で示したように、集計期間の休日日数と休日客数目標との積と、集計期間の平日日数と平日客数目標との積の和が表示される。
対象が「客単価」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の客単価が表示される。「目標」には対象日が休日ならば休日客単価目標が表示され、対象日が平日ならば平日客単価目標が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の客単価が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の客単価が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の客単価合計値を集計日数で除算した値が表示される。「目標」には、式(3)で示したように、集計期間の休日日数と休日客単価目標との積と、集計期間の平日日数と平日客単価目標との積の和を、更に集計日数で除算した値が表示される。なお、集計日数は、集計期間の休日日数と平日日数との和で計算してもよい。
対象が「客席回転数」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の客席回転数が表示される。「目標」には対象日が休日なら休日客数目標を客席数で除算した値が表示され、対象日が平日ならば平日客数目標を客席数で除算した値が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の客席回転数が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の客席回転数が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の客席回転数合計値を集計日数で除算した値が表示される。「目標」には、式(4)で示したように、集計期間の休日日数と休日客数目標との積と、集計期間の平日日数と平日客数目標との積の和を、集計日数と客席数とで除算した値が表示される。
図示していないが、対象が「坪売上」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の坪売上が表示される。「目標」には対象日が休日なら休日売上目標を坪数で除算した値が表示され、対象日が平日ならば平日売上目標を坪数で除算した値が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の坪売上が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の坪売上が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の坪売上合計値を集計日数で除算した値が表示される。「目標」には、式(5)で示したように、集計期間の休日日数と休日売上目標との積と、集計期間の平日日数と平日売上目標との積の和を、集計日数と坪数とで除算した値が表示される。
対象が「原価」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の仕入れと経費との和が表示される。「目標」には対象日が休日なら休日売上目標と目標原価率との積が表示され、対象日が平日ならば平日売上目標と目標原価率との積が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の仕入れと経費との和が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の仕入れと経費との和が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の仕入れと経費合計値との和が表示される。「目標」には、式(6)で示したように、集計期間の休日日数と休日売上目標との積と、集計期間の平日日数と平日売上目標との積の和に、目標原価率を100で除算した値を乗算して得られた値が表示される。
対象が「人件費」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の人件費が表示される。「目標」には目標人件費が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の人件費が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の人件費が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の人件費合計値が表示される。「目標」には集計期間の目標人件費と集計日数との積が表示される。「前回」には集計期間の人件費合計値が表示される。「前年」には、52週間前の集計期間の人件費合計値が表示される。
対象が「FL比率」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の仕入れと人件費との和を売上で除算した値が表示される。「目標」には目標FL比率が表示される。「前回」には対象日よりひとつ前の日の仕入れと人件費との和を売上で除算した値が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉のFL比率が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の仕入れ合計値と人件費合計値との和を売上合計値で除算した値が表示される。「目標」には目標FL比率が表示される。「前回」には集計期間の仕入れ合計値と人件費合計値との和を売上合計値で除算した値が表示される。「前年」には、52週間前の集計期間の仕入れ合計値と人件費合計値との和を売上合計値で除算した値が表示される。
対象が「人件費比率」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の人件費比率が表示される。「目標」には対象日が休日なら目標人件費を休日売上目標で除算した値が表示され、対象日が平日ならば目標人件費を平日売上目標で除算した値が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の人件費比率が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の人件費比率が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の人件費比率合計値を集計日数で除算した値が表示される。「目標」には、式(7)で示したように、目標人件費と集計日数の積を、集計期間の休日日数と休日売上目標との積および集計期間の平日日数と平日売上目標との積との和で除算して、更に100を掛けた値が表示される。
対象が「粗利」であり、スケールが「日次」ならば、「今回」には対象日の粗利が表示される。「目標」には対象日が休日ならば、1から目標原価率を減算して休日売上目標を乗算した値が表示され、対象日が平日ならば、1から目標原価率を減算して平日売上目標を乗算した値が表示される。「前回」には対象日のひとつ前の日の粗利が表示される。「前年」には、対象日の52週間前の日〈同じ曜日〉の粗利が表示される。
スケールが「週次」または「月次」ならば、「今回」には集計期間の粗利合計値が表示される。「目標」には、式(8)で示したように、集計期間の休日日数と休日売上目標との積および集計期間の平日日数と平日売上目標との積の和を乗算した値に、100から目標原価率を減算して100で除算した値が掛けられた値が表示される。
なお、ここでは飲食店に向けた項目が表示されているが、飲食店以外の業種では、「客席回転数」の代わりに「坪売上」の項目を表示し、「FL比率」の代わりに「人件費比率」の項目を表示するとよい。
指標分析グラフ83には、対象値である「売上」を縦軸、日付を横軸とし、今回の時系列的な推移を示した今回プロット831に重ねて、前年(52週間前)の同じ曜日における時系列的な推移を示した前年プロット832と、各日付の目標値を示した目標プロット833とが表示されている。この指標分析グラフ83において、今回プロット831は実線で、前年プロット832は破線で、目標プロット833は太実線で表示されている。
更に、グラフ83の上にはマウスカーソル86が表示されている。このマウスカーソル86は、6月27日(月)を指し示している。更に、この6月27日において今回プロット831のマーカと、前年プロット832のマーカが強調表示される。CPU21は、このマウスカーソル86を、ユーザ操作に応じて今回プロット831上を、この今回プロット831に沿って移動するように表示する。
CPU21は、時系列情報の着目期間を示す今回プロット831(第1推移グラフ)と、この時系列情報の着目期間の1周期前である対比期間を示す前年プロット832(第2推移グラフ)とが、着目期間の日付とこの日付の52週間前(約1年前)に対応する対比期間の日付とが同じ位置となるように、並べられた指標分析グラフ83を表示させるグラフ表示制御手段として動作する。
これを換言すると、この指標分析グラフ83には、時系列情報である経営データの着目期間の時系列的な推移を示す今回プロット831に重ねて、この着目期間における4週間先の未来に対応する部分を含む対比期間である時系列的な推移を示す前年プロット832を画面表示するともいえる。なお、ここで対比期間は、着目期間の1周期前に対応している。CPU21は、この指標分析グラフ83を表示させるグラフ表示制御手段として動作する。
1行目には今回のコメントが表示されており、2行目には前年(52週間前)の対応日におけるコメントが表示されている。今回のコメントの日付は2015年6月27日(月)であり、前回のコメントの日付は2015年6月29日(月)である。これにより、約1年周期のイベントが発生したとき、例えば季節に応じた周期的な事象に係るコメントを1周期前と比較することができる。CPU21は、このコメント欄84を表示させるコメント表示制御手段として動作する。
図13に示すように、サーバ装置2のCPU21は、通信部26により、ユーザ端末3からの指標分析画面8へのアクセス要求が受信されると、週次をスケールとして指標分析表示処理を開始する(ステップS30)。CPU21は、指標分析グラフ83の表示対象を「売上」として(ステップS31)、選択したスケールに応じたグラフ期間を設定する(ステップS32)。
CPU21は、記憶部25から、指標分析画面8に表示する経営データを取得する。CPU21は、経営データから表示対象の情報を生成し(ステップS33)、指標分析グラフ83に今回プロット831と、前年の対応日における前年プロット832、目標プロット833を重ねて表示する(ステップS34)。
スライダー8341を左方向に操作すると、前年の経営データと今回の経営データとがどのくらい類似しているかを知ることができる。またスライダー8342を右方向に操作すると、前年の経営データのうち対応日よりも未来の日々の経営データを知ることができる。前年の経営データと今回の経営データの類似度が高いならは、前年の経営データのうち対応日よりも未来の日々、例えば52週前から48週前までの期間の経営データにより、現在から4週間先の未来までの経営データを予測可能であり、その予測に基づいて経営の改善策を考察しやすくなる。この指標分析グラフ83の概念については、後記する図14で詳細に説明する。
目標グラフは目標プロット833(図13参照)に相当する。直近グラフは今回プロット831(図13参照)に相当する。過去グラフは前年プロット832に相当する。
現在は対象日であり、この対象日を2016年3月10日(木)とする。このとき、目標グラフと過去グラフは、2016年3月10日(木)から2016年4月7日(木)までの4週間分の経営データを有している。但し実際に過去グラフに格納されているのは、その52週間前(約1年前)に対応する2015年3月12日(木)から2015年4月9日(水)までの情報である。
直近プロット91は、過去の52週間に亘って表示されている。これに対して過去プロット92と目標プロット93は、過去の52週間に加えて未来の4週間に亘って表示されている。このように、1周期前の経営データと比較しつつ、その1周期前の経営データがどのように変化したかを確認することで、未来の経営データの変化を予測することができる。
更に、直近プロット91は、52週間前の同じ曜日同士を重ね合わせているので、曜日による経営データの相違が発生せず、年度の違いによる経営データの相違を照合することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(h)のようなものがある。
(a) 上記実施形態において、サーバ装置2は、ユーザ端末3を介して経営データやコメント情報等が入力され、各種表示画面をユーザ端末3に表示させるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、サーバ装置2の操作入力部22から経営データやコメント情報等が直接的に入力され、各種表示画面を表示部24に表示させるものとしてもよい。また、ユーザが使用するユーザ端末3等が同様に構成されて、経営支援装置として機能するものとしてもよい。
〔付記〕
《請求項1》
時系列情報の現周期を示す現推移グラフと当該時系列情報の前周期を示す前推移グラフとが、前記現周期の時間軸成分と当該時間軸成分の1周期前である52週間前に対応する前記前周期の時間軸成分とが同じ位置となるように、並べられた比較グラフを表示させるグラフ表示制御手段を備え、
前記グラフ表示制御手段は、前記前推移グラフを、当該現周期における未来に対応する部分を含んで表示させる、
ことを特徴とする情報表示システム。
《請求項2》
ユーザ操作に応じてカーソルが前記現推移グラフ上を該現推移グラフに沿って移動するように前記カーソルを表示させるカーソル表示制御手段と、
前記現推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている現コメント情報と前記前推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている前コメント情報とを同一画面上に表示させるコメント表示制御手段と、を備え、
前記コメント表示制御手段は、前記カーソルの表示位置に対応した時間軸成分に対応付けられている前記現コメント情報と前記前コメント情報とを表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
《請求項3》
前記時系列情報および当該時系列情報の時間軸成分毎に対応付けられたコメント情報とを記憶する記憶手段と、
前記時系列情報と、前記コメント情報を入力するためのコメント入力欄とを画面表示し、前記コメント入力欄に入力された前記コメント情報を前記記憶手段に記憶させる表示制御手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報表示システム。
《請求項4》
前記記憶手段は、前記コメント情報の属性を示す属性情報を記憶し、
前記表示制御手段は、前記現コメント情報に加えて、前記属性情報を表示し、前記前コメント情報に加えて、前記属性情報を表示する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報表示システム。
《請求項5》
時系列情報の着目期間を示す第1推移グラフと当該時系列情報の当該着目期間の1周期前である対比期間を示す第2推移グラフとが、前記着目期間の時間軸成分と当該時間軸成分の1周期前に対応する前記対比期間の時間軸成分とが同じ位置となるように、並べられた比較グラフを表示させるグラフ表示制御手段を備え、
前記グラフ表示制御手段は、前記第2推移グラフを、当該着目期間における未来に対応する部分を含んで表示させる、
ことを特徴とする情報表示システム。
《請求項6》
ユーザ操作に応じてカーソルが前記第1推移グラフ上を該第1推移グラフに沿って移動するように前記カーソルを表示させるカーソル表示制御手段と、
前記第1推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている第1コメント情報と前記第2推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている第2コメント情報とを同一画面上に表示させるコメント表示制御手段と、を備え、
前記コメント表示制御手段は、前記カーソルの表示位置に対応した時間軸成分に対応付けられている前記第1コメント情報と前記第2コメント情報とを表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報表示システム。
《請求項7》
前記時系列情報および当該時系列情報の時間軸成分毎に対応付けられたコメント情報とを記憶する記憶手段と、
前記時系列情報と、前記コメント情報を入力するためのコメント入力欄とを画面表示し、前記コメント入力欄に入力された前記コメント情報を前記記憶手段に記憶させる表示制御手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報表示システム。
《請求項8》
前記記憶手段は、前記コメント情報の属性を示す属性情報を記憶し、
前記表示制御手段は、前記第1コメント情報に加えて、前記属性情報を表示し、前記第2コメント情報に加えて、前記属性情報を表示する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報表示システム。
《請求項9》
コンピュータを、
時系列情報の現周期を示す現推移グラフと当該時系列情報の前周期を示す前推移グラフとが、前記現周期の時間軸成分と当該時間軸成分の1周期前である52週間前に対応する前記前周期の時間軸成分とが同じ位置となるように、並べられた比較グラフを表示させると共に、前記前推移グラフを、当該現周期における未来に対応する部分を含んで表示させるグラフ表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
2 サーバ装置
21 CPU
22 操作入力部
23 RAM
24 表示部
25 記憶部
26 通信部
27 計時部
28 バス
3,3a〜3d ユーザ端末
31 印刷装置
41 アイコン領域
42 メニュー領域
421 実績メニュー
422 分析メニュー
5,5A,5B 日報画面
54 一覧表示ボタン
55 日付選択ボタン
56 給与ペイン
57 店舗実績ペイン
58 「今日の出来事」ペイン
6,6A,6B 日報プリント
7 一覧表示画面
71 検索条件ペイン
73 検索ボタン
74 クリアボタン
75 検索オプションボタン
76 一覧表示
8 指標分析画面
811 月次切替ラジオボタン
812 週次切替ラジオボタン
813 日次切替ラジオボタン
82 経営データ表
821〜829 ラジオボタン
83 指標分析グラフ (グラフ表示制御手段の一部)
831 今回プロット (現推移グラフ、第1推移グラフ)
832 前年プロット (前推移グラフ、第2推移グラフ)
833 目標プロット
834 スライドバー
8341 スライダー
8342 スライダー
84 コメント欄 (コメント表示制御手段の一部)
85 推移選択ラジオボタン
91 直近プロット (現推移グラフ、第1推移グラフ)
92 過去プロット (前推移グラフ、第2推移グラフ)
93 目標プロット
N 通信ネットワーク
Claims (9)
- 時系列情報の現周期を示す現推移グラフと当該時系列情報の前周期を示す前推移グラフとが、前記現周期の時間軸成分と当該時間軸成分の1周期前である52週間前に対応する前記前周期の時間軸成分とが同じ位置となるように、並べられた比較グラフを表示させるグラフ表示制御手段を備え、
前記グラフ表示制御手段は、前記前推移グラフを、当該現周期における未来に対応する部分を含んで表示させる、
ことを特徴とする情報表示システム。 - ユーザ操作に応じてカーソルが前記現推移グラフ上を該現推移グラフに沿って移動するように前記カーソルを表示させるカーソル表示制御手段と、
前記現推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている現コメント情報と前記前推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている前コメント情報とを同一画面上に表示させるコメント表示制御手段と、を備え、
前記コメント表示制御手段は、前記カーソルの表示位置に対応した時間軸成分に対応付けられている前記現コメント情報と前記前コメント情報とを表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。 - 前記時系列情報および当該時系列情報の時間軸成分毎に対応付けられたコメント情報とを記憶する記憶手段と、
前記時系列情報と、前記コメント情報を入力するためのコメント入力欄とを画面表示し、前記コメント入力欄に入力された前記コメント情報を前記記憶手段に記憶させる表示制御手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報表示システム。 - 前記記憶手段は、前記コメント情報の属性を示す属性情報を記憶し、
前記表示制御手段は、前記現コメント情報に加えて、前記属性情報を表示し、前記前コメント情報に加えて、前記属性情報を表示する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報表示システム。 - 時系列情報の着目期間を示す第1推移グラフと当該時系列情報の当該着目期間の1周期前である対比期間を示す第2推移グラフとが、前記着目期間の時間軸成分と当該時間軸成分の1周期前に対応する前記対比期間の時間軸成分とが同じ位置となるように、並べられた比較グラフを表示させるグラフ表示制御手段を備え、
前記グラフ表示制御手段は、前記第2推移グラフを、当該着目期間における未来に対応する部分を含んで表示させる、
ことを特徴とする情報表示システム。 - ユーザ操作に応じてカーソルが前記第1推移グラフ上を該第1推移グラフに沿って移動するように前記カーソルを表示させるカーソル表示制御手段と、
前記第1推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている第1コメント情報と前記第2推移グラフの時間軸成分毎に対応付けて記憶されている第2コメント情報とを同一画面上に表示させるコメント表示制御手段と、を備え、
前記コメント表示制御手段は、前記カーソルの表示位置に対応した時間軸成分に対応付けられている前記第1コメント情報と前記第2コメント情報とを表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報表示システム。 - 前記時系列情報および当該時系列情報の時間軸成分毎に対応付けられたコメント情報とを記憶する記憶手段と、
前記時系列情報と、前記コメント情報を入力するためのコメント入力欄とを画面表示し、前記コメント入力欄に入力された前記コメント情報を前記記憶手段に記憶させる表示制御手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報表示システム。 - 前記記憶手段は、前記コメント情報の属性を示す属性情報を記憶し、
前記表示制御手段は、前記第1コメント情報に加えて、前記属性情報を表示し、前記第2コメント情報に加えて、前記属性情報を表示する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報表示システム。 - コンピュータを、
時系列情報の現周期を示す現推移グラフと当該時系列情報の前周期を示す前推移グラフとが、前記現周期の時間軸成分と当該時間軸成分の1周期前である52週間前に対応する前記前周期の時間軸成分とが同じ位置となるように、並べられた比較グラフを表示させると共に、前記前推移グラフを、当該現周期における未来に対応する部分を含んで表示させるグラフ表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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