JP2018095180A - ボード用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】サーフボードを汚すことなく滑り止めワックスを塗布したサーフボードを使用することができ、かつ、簡便にサーフボードから滑り止めワックスを除去することができるボード用シートを提供する。【解決手段】シート50、51、52、53、54、55は樹脂フィルムからなり、シート裏面に接着面を有することによりボード表面に密着し、シート表面に滑り止めワックスを塗布でき、シートはボード表面より剥離可能であることを特徴とするボード用シートとした。【選択図】図1
Description
本発明は、サーフボードや、スノーボード等に使用するボード用シートに関するものである。
近年、サーフィンはオリンピック候補種目に選ばれるほど愛好家が増え、その年齢層も幅広くなっており、日本国内の人気も盛り上がりを見せている。
サーフボードには、表面(デッキ)と、裏面(ボトム)があり、足をのせる(スタンス)側をデッキといい、デッキ面には滑り止めワックスを塗る。この場合のサーフィン用ワックスは、スキーなどのワックスとは異なり、滑り止めに用いるものである。
ここで、ワックスは季節や水温等の変化により、ワックスのタイプを変える必要がある。たとえば、暖かい場合は硬いワックス、寒い場合では軟らかいワックスを使用することが望ましく、使用するワックスのタイプを変更する場合は、塗布したワックスを剥離した上で塗り直す必要がある。
また、ワックスは、その滑り止めとしての一効果である「グリップ力」を最大限に利用する場合は、使用の都度塗り直すことが望ましい。
一方、サーフボードのデッキ面は、何度も滑り止めワックスを塗り重ねることにより、硬化して黒く汚れた滑り止めワックスが何層にも塗り重ねられた状態となる場合もある。
このように、サーフィンを楽しむ場合にはサーフボードのデッキ面にワックスを塗布したり、剥離したりという作業は、必須条件となる。
この滑り止めワックスは塗布時間を必要とし、また、除去する際にはスクレバーやコーム状のリムーバで、硬く汚れたワックスを剥ぎ取り、又は、そぎ取った後、石油系の溶剤を用いてふき取るといった作業を必要とする。また、この作業は、根気強い労力を必要とし、10から30分とかなりの力と時間を必要とする重労働となる上、身体も作業場も汚れる問題がある。
そこで、サーフボードの表面には滑り止めワックスを塗らずとも滑り止め効果のあるシートが多数開発されている。
下記特許文献1には、サーフボード等の滑り止めシートが開示されている。
図6、7に示すとおり、特許文献1のサーフボード等の滑り止めシート8は、表面に吸盤凹部3を有する滑止突部4を、シート本体1表面に間隔をおいて縦横に多数有するように弾性部材で成形してなるものである。更に、シート本体1表面に足載せ突条2を膨出させるとともに、表面に吸盤凹部3を有する滑止突部4を、シート本体1表面に間隔をおいて縦横に多数有するように弾性部材で成形してなるものを採用することもでき、足載せ突条2をシート本体1表面の略中央から端部にかけて略T状に配してなるもの、滑止突部4表面の略全体に位置する大きさの吸盤凹部3を設けたもの、滑止突部4表面に多数の吸盤凹部3と小突部7を設けたもの、滑止突部4を円柱状とするもの等提案されている。
本考案のサーフボード等の滑り止めシート8は、サーフボード、ウインドサーフィンボード、その他のマリンボート表面に貼着して取り付けることができ、サーフィン等を行うと、滑止突部表面の吸盤凹部3内に水が入り、足を載せると吸盤凹部3内の水と空気が排出され、足の裏に吸着してフィットした状態で行うことができるものである。
下記特許文献2には、サーフボード用滑り止めパッドが開示されている。
図8、9に示すとおり、特許文献2のサーフボード用滑り止めパッドのパッド装置10は、複数のパッド部材12より構成され、それぞれ上面14と底面、前端部18と後端部20と複数の凸部21を有する。凸部21は、第1の突起22と第2の突起24とを有し、第1の突起22は、パッド部材12の上面14から突出し、第2の突起24は、第1の突起22の上面から突出している。また、サーフボードの上面14あるいはデッキ面38に、複数パッド部材12を配置し接着して使用することができる。
前記発明のサーフボード用滑り止めパッドによれば、サーファーの足とサーフボード間のけん引摩擦を増進することができるため、前記発明のサーフボード用滑り止めパッドをサーフボードに接着させれば、サーファーはサーフボードの操作が容易になる。また、パッドを複数枚のパッド部材から構成すれば、サーファーの好みに応じてパッドの形状を決めることができる。
このように特許文献1及び特許文献2の発明は、サーフボードの表面に貼ることにより滑り止め効果のあるシート又はパッドであり、滑り止めワックスによるサーフボードの黒ずみが生じず、ワックス除去の手間が不要であり、サーフボードの表面に簡単に貼ることができ、また、簡単に除去することのできる利便性の高いものである。
しかし特許文献1及び特許文献2の発明によるシート、パッドは、使用により凹部、凸部21が擦り切れ、足を架ける部分が壊れ、強力なグリップ力を発揮させる本来の効果を奏せなくなり、サーフボードの劣化よりこれらシート、パッドの方が早く劣化してしまうと問題がある。
この場合、強力なグリップ力を発揮させる新たなシート・パッドに貼り替える必要があるが、一度貼ったら剥がれないように強力な糊を使用している場合、剥がす途中で千切れたり糊がサーフボードに残ったり等、剥がすのが難しく作業性が悪かった。
さらに、これらの発明は、従来から親しまれているサーフボードの滑り止めとしてのワックスを使用するものでなく、表面には滑り止めワックスは塗られていないため、滑り止めワックスを塗った場合と比較してグリップ性が低く滑りやすい、サーフボード愛好家にとって使用感がフィットしない、等の問題があった。
そこで、本発明の目的は、サーフボードの滑り止めに、滑り止め用ワックスを使用して従来の滑り止めワックスの使用感を維持しつつ、ワックスが汚れた時等にワックスを除去するWAX OFF作業を簡便にすることのできるボード用シートを提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、シートは樹脂フィルムからなり、シート裏面に接着面を有することによりボード表面に密着し、シート表面に滑り止めワックスを塗布でき、シートはボード表面より剥離可能であることを特徴とするボード用シートを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、サーフボードのデッキ面の任意の位置に、本発明のボード用シートを貼り、その上から任意の滑り止めワックスを塗布することにより、直接サーフボードに滑り止めワックスを付した場合と同様の、サーフボードと足の間の滑り止め効果、グリップ力を有し、合せて、本発明のボードシートを剥離することにより簡便にワックスを除去することができる。
請求項2記載の本発明は、ボード用シートの幅は10cmから20cmであることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、ボード用シートの幅が10cmから20cmに調整されているため、サーフボードのデッキ面の範囲・場所に合せてボード用シートを簡便に貼ることができる。
請求項3記載の本発明は、ボード用シートは、紫外線防止剤を含むことを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、ボード用シートを貼ったサーフボードのデッキ面の日焼けを防止することができる。
請求項4記載の本発明は、ボード用シートは、色又は/及び柄を有することを要旨とするものである。
請求項4記載の本発明によれば、ボード用シートに色や柄を有するため、ボード用シートを貼ったサーフボードのデッキ面を自由に装飾することができる。
以上述べたように本発明は、サーフボードの滑り止めに、滑り止め用ワックスを使用して従来の滑り止めワックスの使用感を維持しつつ、ワックスが汚れた時等にワックスを除去するWAX OFF作業を簡便にすることのできるボード用シートを提供することができる。
本発明のボード用シートは、ボードの上に立ち、ボードを足と体で操作するサーフボードやスノーボード等に有用な発明である。
以下本発明を実施するための形態について説明するが、本発明はこれに限定されたものでないことは、言うまでもない。
以下図面について本発明のボード用シートの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明のボード用シートを取り付けたサーフボード5の第1の実施形態を示す平面図であり、図中38はデッキ面、41はノーズ部、42はレール部、43はテール部、50から55はボード用シート、5はサーフボードである。
サーフボード5は、サーフボード5の芯材であるいわゆるブランクスを任意の形状に成形し、成形したブランクスに補強用クロスを固定用樹脂であるいわゆるレジンで固め、フィンを取り付けた後、表面をサンディングして滑らかなサーフボード5に仕上げる。
一般的に、ブランクスの原料としては、ポリウレタン、ポリスチレンがある。また、補強用クロスには、グラスファイバーを布状に織り込んだガラスクロスが使用されている。固定用樹脂には、ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂が使用されており、添加する硬化剤を調整することによりカチカチに固化させることができる。
デッキ面38とは、サーフボード5の表の面で、サーファーの足が直接接触する面である。また、ノーズ部41はサーフボード5の先端、レール部42はサーフボード5の横のエッジ面、テール部43はサーフボード5の後ろの部分をいう。サーフボード5の全体の形状及び各部の形状は多種多様あり、形状により水から受ける抵抗が異なるため、サーフボード5の操作方法が大きく異なり、サーフィンをする目的や、サーフィンをする者の好みで選択される。
本発明のボード用シートは、裏面に接着剤が塗布された樹脂フィルムからなるものである。図1に示すように、樹脂フィルムの裏面の接着剤の面をサーフボード5のデッキ面38に貼付し、密着させ、ボード用シート50から55を貼った上に滑り止めワックスを塗る。
ボード用シートは、樹脂製のものであり、長尺のロールタイプのものや、シート状にカットされたものでもよい。サーフボード5のレール部42に合わせてボード用シートを切り貼ってもよい。
ボード用シートの素材の樹脂は、特に限定はないが、耐水性を有した摩擦に強いものが好ましい。一例として、デッキ面38に接する層から、UVカット粘着層、PETフィルム層、ハードコート層を積層したシートを採用できる。UVカット粘着層は、アクリル系粘着剤にUV吸収剤を混ぜ込んだ層とすることで、ボード用シートが紫外線をカットする効果を有し、再剥離が容易で糊残りを少なくすることができる。ハードコート層は、アクリル系樹脂をPETフィルム層の表面に加工したものであり、ボード用シートの硬度、耐摩耗性を向上させることができる。
ボード用シートは、その表面に塗布したワックスの消耗や汚れ具合により、貼り替えるため、サーフボード5とボード用シートとは密着するが、ボード用シートをサーフボード5から剥がした際にはデッキ面38に接着剤が残らない接着剤を塗布したものである。
次に、使用法及び動作について説明する。
図2に示すとおり、まず、ボード用シート50をデッキ面38の任意の位置に貼り、図3に示すとおり、ボード用シート51をボード用シート50の上部の辺にボード用シート重ね部分60を設けて貼ってもよい。図2、図3には、ボード用シート50から55をデッキ面38のテール部43に近い位置からノーズ部41の方向に順に貼っているが、デッキ面38のノーズ部41に近い位置からテール部43の方向に貼ってもよい。
本実施例では帯状のボード用シートをレール部42に合わせてカットして、ボード用シート50から55の6枚貼付しているが、貼る位置や範囲は、滑り止めワックスを塗る位置範囲に合わせて任意でよい。
サーフボード5のデッキ面38にボード用シートを貼り、その上に任意の滑り止めワックスを塗布する。帯状のボード用シートの場合、幅10〜20cmのものが好ましい。
この後、サーフィンを実施するが、滑り止めワックスの塗布が必要になった時点で、滑り止めワックスを塗布したボード用シート50から55上に再度ワックスを重ねて塗布することもでき、また、図4に示すとおり、61は剥がしたボード用シートの一部分であり、滑り止めワックスが塗布されたボード用シートを剥がした後に再度ボード用シートを貼り、その表面に滑り止めワックスを塗布することもできる。
このように、ボード用シート上に滑り止めワックスを重ねて塗布していくが、滑り止めワックスが汚れてきた時点で、樹脂シートをサーフボード5から剥がすことにより、滑り止めワックスも同時にサーフボード5上から剥がすことができる。
図2、図3、図4に示すとおり、ボード用シートは、列状に端から1cmほど重ねて貼ることにより、剥がす際も最初に貼ったボード用シートから一気に剥がすことが可能となる。
ボード用シートは、その幅は任意に構成することができ、カッターやハサミ等で簡易に任意のサイズに調整することができる。
また、ボード用シートに紫外線防止剤を添加することにより、貼った部分のサーフボード5の日焼けを防止することができる。
本発明のボード用シートは、無色透明であってもよく、任意で着色しても、図5に示すとおり柄等模様を付したものでもよい。
本発明により、サーフボードを汚すことなく滑り止めワックスを塗布したサーフボードを使用することができ、かつ、簡便にサーフボードから滑り止めワックスを除去することができ、あわせて、ボードの上に立ち、ボードを足と体で操作するサーフボードやスノーボード等用途が広い有用な発明である。
1 シート本体
2 足載せ突条
3 吸盤凹部
4 滑止突部
5 サーフボード
7 小突部
8 サーフボード等の滑り止めシート
10 パッド装置
12 パッド部材
14 上面
18 前端部
20 後端部
21 凸部
22 第1の突起
24 第2の突起
38 デッキ面
41 ノーズ部
42 レール部
43 テール部
50 ボード用シート
51 ボード用シート
52 ボード用シート
53 ボード用シート
54 ボード用シート
55 ボード用シート
60 ボード用シート重ね部分
61 剥がしたボード用シートの一部分
2 足載せ突条
3 吸盤凹部
4 滑止突部
5 サーフボード
7 小突部
8 サーフボード等の滑り止めシート
10 パッド装置
12 パッド部材
14 上面
18 前端部
20 後端部
21 凸部
22 第1の突起
24 第2の突起
38 デッキ面
41 ノーズ部
42 レール部
43 テール部
50 ボード用シート
51 ボード用シート
52 ボード用シート
53 ボード用シート
54 ボード用シート
55 ボード用シート
60 ボード用シート重ね部分
61 剥がしたボード用シートの一部分
Claims (4)
- シートは樹脂フィルムからなり、シート裏面に接着面を有することによりボード表面に密着し、シート表面に滑り止めワックスを塗布でき、シートはボード表面より剥離可能であることを特徴とするボード用シート。
- ボード用シートの幅は10cmから20cmである、請求項1記載のボード用シート。
- ボード用シートは、紫外線防止剤を含む請求項1及び請求項2に記載するボード用シート。
- ボード用シートは、色又は/及び柄を有する請求項1乃至請求項3に記載するボード用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016244133A JP2018095180A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | ボード用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016244133A JP2018095180A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | ボード用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018095180A true JP2018095180A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62632048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016244133A Pending JP2018095180A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | ボード用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018095180A (ja) |
-
2016
- 2016-12-16 JP JP2016244133A patent/JP2018095180A/ja active Pending
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