JP2018090173A - 船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気送出手段を用いずに船底部にバブルを発生させて摩擦抵抗を低減することができるとともに、船舶の推力を増加させる。【解決手段】実施形態による船舶1は、主推進装置11が設けられた船体10と、船体10の船底部に空気を供給するための空気供給口13を有する空気供給ダクト部12と、空気供給口13の下方に配置された翼部15と、インペラ17により加圧された水を翼部15に向けて噴射するウォータジェット推進部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、船舶、より詳しくは、船底にバブルを発生させて船体と水との摩擦抵抗を低減するとともに推力を増加させることが可能な船舶に関する。
従来、船底にバブル(マイクロバブル、微細気泡などとも呼ばれる。)を発生させて、船体と水との摩擦抵抗を低減した船舶が知られている。
従来の船舶100は、図5に示すように、船体110と、船体110の後尾部に設けられた推進装置111と、船体110の船底に空気を供給するための空気供給ダクト部112と、電力により作動するブロワー120とを備えている。ブロワー120は、空気供給ダクト部112内に空気を送り込み、船底に送り出す。ブロワー120により船底に送り出された空気は、船体110の後方にバブルBとして放出される。このバブルBにより、船体110と水との摩擦抵抗が低減される。その結果、省エネ効果(節電効果)を得ることが可能となる。
特許文献1には、隔壁により複数のチャンバーに区画された空気供給用のダクトと、各チャンバーに空気を供給するための配管と、配管内に空気を供給するアシストコンプレッサとを備える摩擦抵抗低減船が記載されている。チャンバーの外側面には開口部が形成されており、この開口部に微細気泡発生部材が取り付けられている。この微細気泡発生部材は、窓部とウイングを有しており、ウイングの窓部に対向する面は窓部に向かって膨出している。船が航行する際、ウイングと窓部との間に負圧が発生し、この負圧によってチャンバー内の気液境界面が下がる。特許文献1では、アシストコンプレッサによって気液境界面を窓部の近傍までさらに押し下げ、航行速度を上げることでバブルを発生させる。
特開2009−274463号公報
上記従来の船舶100において、ブロワー120の消費電力は喫水の深さに依存する。すなわち、喫水が深くなるにつれて、船底の水圧が上昇するため、船底に空気を送り出すブロワー120の消費電力が大きくなる。大型船舶等、喫水が深い船舶の場合、ブロワー120の消費電力が、船底のバブルによる省エネ効果を上回ってしまうという問題があった。
また、特許文献1のようにウイングを設けた船舶であっても、アシストコンプレッサ等の空気送出手段が必要であり、喫水が増加するにつれてバブルによる省エネ効果が相殺されてしまう。
本発明は、上記の技術的認識に基づいてなされたものであり、空気送出手段を用いずに船底部にバブルを発生させて摩擦抵抗を低減することができるとともに、船舶の推力を増加させることができる船舶を提供することを目的とする。
本発明に係る船舶は、
主推進装置が設けられた船体と、
前記船体の船底部に空気を供給するための空気供給口を有する空気供給ダクト部と、
前記空気供給口の下方に配置された翼部と、
インペラにより加圧された水を前記翼部に向けて噴射するウォータジェット推進部と、
を備えることを特徴とする。
また、前記船舶において、
前記ウォータジェット推進部は、前記船体内に設けられた流路を有し、前記インペラは前記流路内に設けられ、
前記空気供給口は、前記ウォータジェット推進部の前記流路に開口し、
前記翼部は、前記空気供給口との間に前記流路よりも狭い流路を形成するように前記流路内に設けられているようにしてもよい。
また、前記船舶において、
前記ウォータジェット推進部は、前記翼部の前方に位置するように前記船底部に外付けされていてもよい。
また、前記船舶において、
前記ウォータジェット推進部および前記翼部は、前記船体の船首側に設けられていてもよい。
また、前記船舶において、
前記船舶の喫水は、5メートル以上であってもよい。
また、前記船舶において、
前記空気供給ダクト部内に空気を強制的に送出する空気送出手段を有しなくてもよい。
また、前記船舶において、
前記翼部は、前記船舶の航行速度に応じて、前記ウォータジェット推進部から噴射された水流に対する角度を変えるようにしてもよい。
本発明では、ウォータジェット推進部から翼部に向けて水を噴射することにより翼部の上側の圧力を低下させ、それにより、空気供給口から空気を吸引して船底部にバブルを発生させる。よって、本発明によれば、空気送出手段を用いずに船底部にバブルを発生させて摩擦抵抗を低減することができるとともに、船舶の推力を増加させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る船舶1の概略的な構成を示す図である。 図1の翼部15を中心に拡大した一部拡大図である。 航行速度に対する消費電力を比較するためのシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る船舶1Aの概略構成図である。 従来の船舶100の概略的な構成を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る船舶1について、図1および図2を参照して説明する。
船舶1は、船底にバブルを発生させて、船体と水との摩擦抵抗を低減する摩擦抵抗低減船である。なお、本願において「水」の用語は、淡水に限らず、海水も含む。
船舶1の種類は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、喫水が比較的深い大型船である。例えば、全長300〜400メートル、幅40〜50メートル、喫水(満載時)約20メートルのタンカー等である。ただし、本発明は、大型船に限られず、小型船・中型船にも適用可能である。
本実施形態に係る船舶1は、図1に示すように、船体10と、空気供給ダクト部12と、翼部15と、ウォータジェット推進部(ウォータポンプ)16とを備えている。なお、船舶1は、空気供給ダクト部12内に空気を強制的に送出(圧送)する空気送出手段(ブロワー、コンプレッサ等)を有しない。
以下、各構成要素について詳しく説明する。
船体10の後尾部には、主推進装置11が設けられている。なお、主推進装置11は、船体10の後尾部に複数設けられてもよい。また、主推進装置11の種類は特に限定されるものではない。例えば、主推進装置11は、固定ピッチプロペラ、二重反転プロペラ、可変ピッチプロペラ、ポッド推進装置(アジマススラスターも含まれる。)、またはウォータジェット推進装置である。また、主推進装置11は、船体10の後尾部以外に設けられていてもよい。例えば、主推進装置11は、船底10の中央部分または前半部分(船首付近等)に設けられていてもよい。
空気供給ダクト部12は、船体10の内部に設けられている。本実施形態では、空気供給ダクト部12は、図1に示すように、船体10の船上部に一端が開口し、船底部に他端が開口する管路を構成している。より詳しくは、空気供給ダクト部12は、船体10の船底部に空気供給口13を有し、船体10の船上部に空気取込口14を有する。なお、本願において、「船底部」という用語は、船体10の底面に限らず、船底に設けられたウォータジェット推進部16の流路や、船底近傍の船側部分も含む。
空気供給口13は、船体10の船底部に空気を供給するための開口部である。本実施形態では、空気供給口13は、ウォータジェット推進部16の流路Cに開口している。空気取込口14は、水上の空気を空気供給ダクト部12内に取り込むための開口部である。
翼部15は、図1および図2に示すように、空気供給口13の下方に配置されている。本実施形態では、翼部15は、ウォータジェット推進部16の流路C内に設けられている。
翼部15は、図2に示すように、空気供給口13との間にウォータジェット推進部16の流路Cよりも狭い流路を形成するように設けられている。これにより、翼部15の上側を通過する水流の速度が翼部15の下側を通過する水流の速度よりも大きくなり、翼部15の上側の圧力が低下する。その結果、水流が十分大きい場合、空気供給ダクト部12から船底部に空気が吸引される。
翼部15の形状は、ウォータジェット推進部16から噴射された水流が受ける抵抗が小さい形状が好ましい。本実施形態では、翼部15は側面視してドルフィン状である。なお、翼部15の形状はこれに限定されるものではなく、他の形態を取りうる。また、翼部15は、側面視して上側の線が下側の線よりも長い形状でもよい。これにより、翼部15と空気供給口13との間隔の大きさによらず、翼部15の上側の圧力を低くすることができる。
また、翼部15は、回転軸Aを中心に回転可能であるように構成されている。これにより、ウォータジェット推進部16から噴射された水流に対する翼部15の角度を変え、船底部への空気供給量を調節することができる。なお、翼部15は、回転しないように船体10に固定されてもよい。
ウォータジェット推進部16は、インペラ17により加圧された水を翼部15に向けて噴射するように構成されている。このウォータジェット推進部16は、図1に示すように、船体10内に設けられた流路Cを有する。流路Cの一端には取水口18が設けられ、流路Cの他端には吐出口(ノズル)19が設けられている。取水口18は、図1に示すように、船体10の船首側に設けられている。
インペラ17は、流路C内に回転自在に設けられており、取水口18から取水された水を加圧する。このインペラ17は、流路C内に配置された翼部15の前方に設けられている。
ウォータジェット推進部16の推力は、インペラ17の回転数および翼部15の角度により調整することが可能である。
なお、ウォータジェット推進部16および翼部15は、図1に示すように、船体10の船首側に設けられていることが好ましい。これにより、バブルが船底部を覆う面積が大きくなるため、船体10と水との間の摩擦抵抗の低減効果を高めることができる。
また、ウォータジェット推進部16は複数設けられてもよい。例えば、船体10の幅方向あるいは推進方向に沿って複数のウォータジェット推進部16を設けてもよい。翼部15ついても複数設けてよい。
次に、上記構成を有する船舶1の動作について説明する。
取水口18から取水された水は、インペラ17により加圧されて翼部15に向けて噴射される。噴射された加圧水流(増速水流)Wは、図2に示すように、翼部15により2つの加圧水流W1およびW2に分岐する。翼部15の上側を流れる加圧水流W1は、翼部15の下側を流れる水流よりも速度が速いため、翼部15の上側の圧力が低下する。その結果、図2に示すように、空気供給口13を介して空気供給ダクト部12から空気が流路C内に吸引され、翼部15の後方にバブルBが発生する。すなわち、ウォータジェット推進部16で加圧された水流により翼部15の上側の圧力が十分に低下し、空気供給口13を介して空気が吸引される。したがって、ブロワーやコンプレッサ等の空気送出手段を用いることなく、船底部にバブルを発生させることができる。なお、バブルの発生量(空気供給量)は、インペラ17の回転数および翼部15の角度により制御することが可能である。
上記のように本実施形態では、ウォータジェット推進部16から翼部15に向けて水を噴射することにより翼部15の上側の圧力を低下させ、それにより、空気供給口13から空気を吸引して船底部にバブルを発生させる。よって、本実施形態によれば、空気送出手段を用いずに船底部にバブルを発生させて摩擦抵抗を低減することができる。
本実施形態では、ウォータジェット推進部16により増速された水流を翼部15に向けて噴射することで、翼部15の上側の圧力を低下させ、空気供給口13から空気を吸引してバブルを発生させる。したがって、船舶1が主推進装置11の出力を落として低速で航行する場合においても、船底部にバブルを発生させることができる。
さらに、本実施形態によれば、ウォータジェット推進部16が噴射する水流により、船舶1の推力を増加させることができる。図2に示すように、インペラ17により増速された水流は、翼部15の後方で、多数のバブルを含む二相流となる。換言すれば、本実施形態では、増速された水流の中にバブルを混入させる。これにより、推力に寄与する流体の体積が増大し、船舶1の推力をより一層、増加させることができる。
一般に、扱う流体の密度に起因して、ウォータジェット推進機の方がブロワーやコンプレッサ等の空気送出手段よりも動作効率が高い。したがって、本実施形態によれば、大型船舶のように喫水が深い場合であっても、正味の省エネ効果を得ることができる。従来、喫水が5メートル以上の船舶では、バブルの摩擦抵抗低減効果により節減される電力が、ブロワー等の空気送出手段を動作させる動力より小さくなる。このため、空気送出手段により船底部にバブルを発生させても、正味の省エネ効果が得られない。特に喫水が10〜20メートル以上の大型船舶では、空気送出手段により船底部にバブルを発生させることは実際的でない。
これに対し、本実施形態では、空気送出手段よりも効率の高いウォータジェット推進部を用いて船底部にバブルを発生させるため、喫水が深い場合であっても、正味の省エネ効果を得ることができる。ここで、図3に示すシミュレーション結果について説明する。図3は、航行速度に対する船舶の消費電力を示すシミュレーション結果を示している。このシミュレーションでは、3つのケース、すなわち、ウォータジェット推進部と翼部が設けられ船舶の場合(本実施形態、ケースI)、ブロワーと翼部が設けられた船舶の場合(ケースII)、ウォータジェット推進部や翼部は設けられず、ブロワーのみ設けられた船舶の場合(ケースIII)についてそれぞれ、航行速度に対する船舶の消費電力を計算機シミュレーションした。シミュレーション条件は、水温20℃、喫水20メートル、ボイド率(Void fraction)0.2である。図3のグラフの縦軸は、消費電力比、すなわち、ブロワー単独の場合(ケースIII)の消費電力を基準としたときの消費電力の比を示している。
図3のシミュレーション結果によれば、航行速度が約5〜6m/s以上になると、ケースIの船舶の消費電力は、ケースIIおよびIIIの船舶の消費電力よりも低くなる。航行速度が上がるにつれて、ケースIの船舶の消費電力はさらに大幅に低減される。このように本実施形態によれば、喫水が深い場合であっても、特に巡航速度以上において省エネ効果を得ることができる。
なお、翼部15は、船舶1の航行速度に応じて、ウォータジェット推進部16から噴射された水流に対する角度を変えるようにしてもよい。例えば、低速域において翼部15の角度を大きくする(すなわち翼部15を下に向ける)。これにより、空気供給口13と翼部15との間の流路が狭まるため、翼部15の上側の圧力がさらに低下し、空気供給口13からの空気取込量が増加する。その結果、バブルの発生量が増加し摩擦抵抗がさらに低減されるため、消費電力比が比較的高い低速域における効率を改善することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図4を参照して説明する。図4において同等の機能を有する構成要素には図1と同一の符号を付している。
第2の実施形態の第1の実施形態との相違点の一つは、ウォータジェット推進部の構成である。第1の実施形態ではウォータジェット推進部は船体内部に設けられていたが、第2の実施形態ではウォータジェット推進部は船底部に外付けされている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る船舶1Aは、図4に示すように、船体10Aと、空気供給ダクト部12と、翼部15と、ウォータジェット推進部(ウォータポンプ)16Aとを備えている。
ウォータジェット推進部16Aは、図4に示すように、翼部15の前方に位置するように船体10Aの船底部に外付けされている。このウォータジェット推進部16Aは、船体10Aの船首側に設けられることが好ましい。
ウォータジェット推進部16Aは、第1の実施形態と同様に、インペラ17により加圧された水を翼部15に向けて噴射するように構成されている。このウォータジェット推進部16Aは、自身の内部に設けられた流路Dを有する。流路Dの一端には取水口20が設けられ、流路Dの他端には吐出口(ノズル)21が設けられている。
インペラ17は、流路D内に回転自在に設けられており、取水口20から取水された水を加圧する。このインペラ17は、翼部15の前方に設けられている。図4に示すように、本実施形態では、翼部15は、流路Dの外部に設けられている。翼部15は、空気供給口13との間に流路Dよりも狭い流路を形成している。
第2の実施形態に係る船舶1Aにおいて、取水口20から取水された水がインペラ17により加圧され、加圧された水は吐出口21から翼部15に向けて噴出する。ウォータジェット推進部16Aから噴出した水流は、翼部15により2つの水流に分岐する。翼部15の上側の圧力が低下することで、空気供給口13を介して空気供給ダクト部12から空気が船底部に吸引され、翼部15の後方にバブルBが発生する。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、ブロワー等の空気送出手段を用いずに船底部にバブルを発生させて摩擦抵抗を低減することができる。さらに、ウォータジェット推進部16Aが噴射する水流により、船舶1Aの推力を増加させることができる。
さらに、第2の実施形態によれば、ウォータジェット推進部が船体の船底部に外付けしたものであるため、既存の船体を改造することで第2の実施形態に係る船舶1Aを容易に製造することができる。
なお、第2の実施形態において、ウォータジェット推進部を旋回可能に船体に取り付けてもよい。これにより、必要に応じてウォータジェット推進部を旋回させて、船舶の旋回力や横方向の推力を向上させることができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A,100 船舶
10,10A,110 船体
11 主推進装置
12,112 空気供給ダクト部
13 空気供給口
14 空気取込口
15 翼部
16,16A ウォータジェット推進部
17 インペラ
18,20 取水口
19,21 吐出口
111 推進装置
120 ブロワー
A 回転軸
B バブル
C,D 流路
W,W1,W2 加圧水流

Claims (7)

  1. 主推進装置が設けられた船体と、
    前記船体の船底部に空気を供給するための空気供給口を有する空気供給ダクト部と、
    前記空気供給口の下方に配置された翼部と、
    インペラにより加圧された水を前記翼部に向けて噴射するウォータジェット推進部と、
    を備えることを特徴とする船舶。
  2. 前記ウォータジェット推進部は、前記船体内に設けられた流路を有し、前記インペラは前記流路内に設けられ、
    前記空気供給口は、前記ウォータジェット推進部の前記流路に開口し、
    前記翼部は、前記空気供給口との間に前記流路よりも狭い流路を形成するように前記流路内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記ウォータジェット推進部は、前記翼部の前方に位置するように前記船底部に外付けされていることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  4. 前記ウォータジェット推進部および前記翼部は、前記船体の船首側に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の船舶。
  5. 前記船舶の喫水は、5メートル以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の船舶。
  6. 前記空気供給ダクト部内に空気を強制的に送出する空気送出手段を有しないことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の船舶。
  7. 前記翼部は、前記船舶の航行速度に応じて、前記ウォータジェット推進部から噴射された水流に対する角度を変えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の船舶。
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