JP2018085853A - Stator core - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ステータコアに関する。 The present invention relates to a stator core.
従来、かしめ部を備えるステータコアが知られている(たとえば、特許文献1参照)。 Conventionally, a stator core having a caulking portion is known (see, for example, Patent Document 1).
上記特許文献1に記載の積層鉄心(ステータコア)は、複数の鉄心片(電磁鋼板)が積層されるように構成されている。上記積層鉄心は、円環形状のバックヨーク部を備える。また、上記積層鉄心は、積層方向にかしめられたかしめ部を備える。かしめ部は、積層鉄心の径方向おいて、バックヨーク部の中央近傍に設けられている。バックヨーク部の中央近傍は、比較的磁束の密度(磁束が通過する量)が大きい。
The laminated iron core (stator core) described in
しかしながら、上記特許文献1の積層鉄心(ステータコア)では、比較的磁束の密度(磁束が通過する量)が大きいバックヨーク部の中央近傍にかしめ部が設けられているため、通過が阻害される磁束の割合が増加するという不都合がある。このため、モータのトルクが減少するという問題点がある。
However, in the laminated iron core (stator core) of
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、かしめ部によるモータのトルクの減少を抑制することが可能なステータコアを提供することである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a stator core capable of suppressing a reduction in motor torque due to a caulking portion. .
この発明の一の局面によるステータコアは、複数の電磁鋼板が積層された回転電機用のステータコアであって、環状のバックヨークと、環状のバックヨークから回転電機のロータに向かって径方向に延びる複数のティースと、複数の電磁鋼板同士を固定するためのかしめ部と、を備え、かしめ部は、ティースのステータコアの周方向の中央でかつティースの根元近傍に配置されている。 A stator core according to an aspect of the present invention is a stator core for a rotating electrical machine in which a plurality of electromagnetic steel plates are laminated, and includes a plurality of annular back yokes and a plurality of radial back yokes extending radially from the annular back yoke toward the rotor of the rotating electrical machine. And a caulking portion for fixing a plurality of electromagnetic steel plates, and the caulking portion is disposed in the center in the circumferential direction of the stator core of the tooth and in the vicinity of the root of the tooth.
ここで、一般的に、磁束は、ティースのステータコアの周方向の中央でかつティースの根元近傍において両側(径方向から見て左右方向)に分岐し、ティース側からバックヨーク側に流れる。この点に着目して、この発明の一の局面によるステータコアでは、上記のように、かしめ部を、ティースのステータコアの周方向の中央でかつティースの根元近傍に配置することによって、かしめ部が磁束の分岐する箇所の近傍(磁束が分岐して磁束が通過しないかまたは通過量が少ない部分)に配置されるので、かしめ部により磁束の通過が阻害されるのを抑制することができる。その結果、かしめ部によるモータのトルクの減少を抑制することができる。 Here, in general, the magnetic flux branches to both sides (left and right as viewed from the radial direction) at the center in the circumferential direction of the stator core of the tooth and in the vicinity of the root of the tooth, and flows from the tooth side to the back yoke side. Focusing on this point, in the stator core according to one aspect of the present invention, as described above, the caulking portion is arranged at the center in the circumferential direction of the stator core of the tooth and in the vicinity of the root of the tooth, so that the caulking portion is magnetic flux. Since the magnetic flux is arranged in the vicinity of the portion where the magnetic flux is branched (the portion where the magnetic flux is branched and the magnetic flux does not pass or the amount of passage is small), it is possible to suppress the passage of the magnetic flux from being blocked by the caulking portion. As a result, it is possible to suppress a reduction in motor torque due to the caulking portion.
本発明によれば、上記のように、かしめ部によるモータのトルクの減少を抑制することが可能なステータコアを提供することができる。 According to the present invention, as described above, it is possible to provide a stator core capable of suppressing a reduction in motor torque due to a caulking portion.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[本実施形態]
図1〜図6を参照して、本実施形態によるステータコア100の構造について説明する。なお、本願明細書では、「回転軸方向」は、ステータコア100の回転軸方向(Z方向)を意味する。また、「周方向」とは、ステータコア100として完成した状態のステータコア100の周方向(X1方向またはX2方向、図1参照)を意味する。また、「径方向内側」とは、ステータコア100として完成した状態のステータコア100の中心O(図1参照)に向かう方向(Y1方向、図1参照)を意味する。また、「径方向外側」とは、ステータコア100として完成した状態のステータコア100の外に向かう方向(Y2方向、図1参照)を意味する。
[This embodiment]
With reference to FIGS. 1-6, the structure of the
図1に示すように、ステータコア100は、モータ200に設けられている。また、ステータコア100では、複数の電磁鋼板1が回転軸方向に積層(図4参照)されている。また、モータ200には、ステータコア100の径方向内側に、ロータ201が配置されている。なお、ロータ201の回転中心は、ステータコア100の中心Oと同一である。なお、モータ200は、特許請求の範囲の「回転電機」の一例である。
As shown in FIG. 1, the
また、ステータコア100には、ステータコア100を、ボルトなどにより、図示しない筐体等に取り付けるための取付穴部101が設けられている。取付穴部101は、複数(本実施形態では、4個)設けられている。複数の取付穴部101は、等角度間隔(本実施形態では、90度間隔)で設けられている。
In addition, the
ステータコア100は、環状のバックヨーク2を備える。また、ステータコア100は、環状のバックヨーク2から径方向内側に延びる複数(本実施形態では、24本)のティース3を備える。
The
ここで、本実施形態では、図2に示すように、ステータコア100の径方向におけるバックヨーク2の幅W1は、ステータコア100の周方向におけるティース3の幅W2よりも小さい。具体的には、バックヨーク2の幅W1の最大値は、ティース3の幅W2よりも小さい。なお、バックヨーク2の幅W1は、隣接する2つのティース3の略中央(後述するスロット4の周方向の略中央)において、最も小さくなる。また、ティース3の幅W2は、径方向において、略一定である。なお、図2では、モータ200およびロータ201は、簡略化のため、図示を省略している。
Here, in this embodiment, as shown in FIG. 2, the width W <b> 1 of the
また、図1および図2に示すように、ステータコア100では、隣接する2つのティース3の間に、スロット4が設けられている。スロット4には、径方向外側に内端面4aが設けられている。内端面4aは、スロット4の周方向の略中央において、径方向外側に窪むように形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, in the
また、ステータコア100は、複数の電磁鋼板1を固定するためのかしめ部5を備える。
The
ここで、本実施形態では、かしめ部5は、ティース3の周方向の中央でかつティース3の根元近傍に配置されている。ここで、ティース3の根元近傍とは、スロット4のうち、隣り合うスロット4の径方向外側の内端面4aとティース3との接続点A(図2参照)同士(共通のティース3に含まれる接続点A同士)を結んだ線分α(図2参照)の近傍を意味する。
Here, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、図1に示すように、かしめ部5は複数設けられている。複数のかしめ部5は、等角度間隔でティース3の根元近傍に配置されている。具体的には、かしめ部5は、45度間隔で8つ設けられている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, a plurality of
また、本実施形態では、図2に示すように、回転軸方向から見て、かしめ部5は、ステータコア100の径方向に沿って延びるように設けられている。具体的には、かしめ部5は、回転軸方向から見て、ステータコア100の径方向に沿って延びる長方形形状を有する。詳細には、長方形形状のかしめ部5の短辺の幅は、W3である。また、かしめ部5の長辺の幅は、W3よりも大きいW4である。
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, the
また、本実施形態では、ステータコア100の周方向において、かしめ部5の幅W3の最大値は、ティース3の幅W2の1/4以下である。具体的には、かしめ部5の幅W3の最大値は、ステータコア100の周方向におけるティース3の幅W2の約1/6である。なお、本実施形態では、かしめ部5の幅W3は、径方向において、略一定である。
In the present embodiment, the maximum value of the width W3 of the
また、本実施形態では、かしめ部5は、ティース3およびバックヨーク2の両方に跨るように配置されている。すなわち、回転軸方向から見て、かしめ部5は線分αを横切るように配置されている。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、かしめ部5の径方向外側の端部5aとティース3の根元との間の長さL1は、かしめ部5の径方向内側の端部5bとティース3の根元との間の長さL2よりも小さい。つまり、かしめ部5の径方向内側の端部5bと線分αとの間の長さL2は、かしめ部5の径方向外側の端部5aと線分αとの間の長さL1よりも大きい。なお、端部5aおよび端部5bは、それぞれ、特許請求の範囲の「ロータ側とは反対側の端部」および「ロータ側の端部」の一例である。
In the present embodiment, the length L1 between the radially
また、本実施形態では、かしめ部5の径方向外側の端部5aは、径方向におけるバックヨーク2の中心Xよりも、径方向内側に配置されている。すなわち、かしめ部5の径方向外側の端部5aと、ステータコア100の外周縁との間の長さL3は、かしめ部5の径方向外側の端部5aと線分αとの間の長さL1よりも大きい。
In the present embodiment, the radially
図3に示すように、ティース3から流れる磁束は、ティース3の周方向の中央でかつティース3の根元近傍において、X1方向側およびX2方向側に分岐する。また、かしめ部5の径方向内側の端部5bは、磁束の分岐する箇所よりもY2方向側に配置されている。すなわち、磁束は、かしめ部5を避けるように、ティース3側からバックヨーク2側に流れる。なお、図3では、磁束の流れを点線で表している。また、図3では、モータ200およびロータ201は、簡略化のため、図示を省略している。
As shown in FIG. 3, the magnetic flux flowing from the
図4に示すように、電磁鋼板1には、かしめ凸部1aが設けられている。かしめ凸部1aの面(裏面)は、上方(Z1方向側)に突出するように形成されている。また、かしめ凸部1aの下方側(Z2方向側)は、凹形状に形成されている。このかしめ凸部1aの凹形状の部分に、かしめ凸部1aの凸形状の部分が圧入(嵌合)される。なお、最上段の電磁鋼板1には、かしめ凸部1aは設けられておらず、下段の電磁鋼板1のかしめ凸部1aを通すためのかしめ孔部1bが設けられている。すなわち、かしめ部5は、複数のかしめ凸部1aおよびかしめ孔部1bによって構成されている。なお、複数の電磁鋼板1が、複数のかしめ凸部1a、および、かしめ孔部1bによって固定(仮固定)されることによって、ステータコア100の製造時のハンドリングを容易にすることが可能である。
As shown in FIG. 4, the
(シミュレーション)
次に、図2および図5を参照して、本実施形態のステータコア100によって、モータ200(図1参照)を駆動した場合のシミュレーション結果について説明する。
(simulation)
Next, with reference to FIG. 2 and FIG. 5, the simulation result at the time of driving the motor 200 (refer FIG. 1) with the
かしめ部5が、ティース3の根元に設けられている場合(図2参照)のモータ200のトルクの減少量は、かしめ部5が、隣接する2つのティース3の間のバックヨーク2の略中央に設けられている場合(図5参照)のトルクの減少量の1/3以下になることを確認した。なお、モータ200のトルクの減少量とは、ステータコア100にかしめ部5が設けられていない場合に対する減少量を意味する。また、上記のシミュレーションの比較は、ステータコア100に設けられているかしめ部5の数が同じ場合においての比較である。なお、図5では、モータ200およびロータ201は、簡略化のため、図示を省略している。
When the
(本実施形態の効果)
上記実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
(Effect of this embodiment)
In the above embodiment, the following effects can be obtained.
上記実施形態のステータコア(100)は、複数の電磁鋼板(1)が積層された回転電機(200)用のステータコア(100)であって、環状のバックヨーク(2)と、環状のバックヨーク(2)から回転電機(200)のロータ(201)に向かって径方向に延びる複数のティース(3)と、複数の電磁鋼板(1)同士を固定するためのかしめ部(5)と、を備える。そして、かしめ部(5)は、ティース(3)のステータコア(100)の周方向の中央でかつティース(3)の根元近傍に配置されている。ここで、一般的に、磁束は、ティース(3)のステータコア(100)の周方向の中央でかつティース(3)の根元近傍において両側(径方向から見て左右方向)に分岐し、ティース(3)側からバックヨーク(2)側に流れる。この点に着目して、かしめ部(5)を、ティース(3)のステータコア(100)の周方向の中央でかつティース(3)の根元近傍に配置することによって、かしめ部(5)が磁束の分岐する箇所の近傍(分岐して磁束が通過しないかまたは通過量が少ない部分)に配置されるので、かしめ部(5)により磁束の通過が阻害されるのを抑制することができる。その結果、かしめ部(5)によるモータ(200)のトルクの減少を抑制することができる。 The stator core (100) of the above embodiment is a stator core (100) for a rotating electrical machine (200) in which a plurality of electromagnetic steel plates (1) are laminated, and includes an annular back yoke (2) and an annular back yoke ( 2) A plurality of teeth (3) extending in the radial direction from the rotating electric machine (200) toward the rotor (201), and a caulking portion (5) for fixing the plurality of electromagnetic steel sheets (1) to each other. . And the crimping | crimped part (5) is arrange | positioned in the center of the circumferential direction of the stator core (100) of teeth (3), and the base vicinity of teeth (3). Here, in general, the magnetic flux branches to both sides (left and right as viewed from the radial direction) at the center in the circumferential direction of the stator core (100) of the tooth (3) and in the vicinity of the root of the tooth (3). 3) Flows from the side to the back yoke (2) side. By paying attention to this point, the caulking portion (5) is disposed at the center in the circumferential direction of the stator core (100) of the teeth (3) and in the vicinity of the root of the teeth (3), so that the caulking portion (5) has a magnetic flux. Since it is arranged in the vicinity of the branching point (portion where the magnetic flux does not pass or the amount of passage is small), it is possible to suppress the passage of the magnetic flux from being blocked by the caulking portion (5). As a result, a reduction in torque of the motor (200) due to the caulking portion (5) can be suppressed.
また、上記実施形態のステータコア(100)では、かしめ部(5)は、ステータコア(100)の径方向に沿って延びるように設けられている。このように構成すれば、かしめ部(5)が延びる方向とティース(3)が延びる方向(磁束が流れる方向)とを同じにすることができるので、かしめ部(5)が延びる方向とティース(3)が延びる方向とが交差する場合に比べて、ティース(3)における磁束の通過が、かしめ部(5)によって阻害されるのを抑制することができる。また、磁束の通過が阻害されるのを抑制しながら、ティース3が延びる方向と同じ方向に延びるかしめ部5の部分により、十分なかしめ強度を確保することができる。
Moreover, in the stator core (100) of the said embodiment, the crimping | crimped part (5) is provided so that it may extend along the radial direction of a stator core (100). With this configuration, the direction in which the caulking portion (5) extends and the direction in which the teeth (3) extend (direction in which the magnetic flux flows) can be made the same, so the direction in which the caulking portion (5) extends and the teeth ( Compared with the case where the direction in which 3) extends intersects with the caulking portion (5), it is possible to suppress the passage of magnetic flux in the teeth (3). Moreover, sufficient caulking strength can be ensured by the portion of the
また、上記実施形態のステータコア(100)では、かしめ部(5)は、ステータコア(100)の径方向に沿って延びる長方形形状を有する。このように構成すれば、ステータコア(100)の径方向におけるかしめ部(5)の大きさに比べて、ステータコア(100)の周方向におけるかしめ部(5)の大きさを小さくすることができる。すなわち、かしめ部(5)の、磁束が流れる方向と直交する方向の大きさを比較的小さくすることができるので、ティース(3)における磁束の通過が、かしめ部(5)によって阻害されるのを容易に抑制することができる。 Moreover, in the stator core (100) of the said embodiment, a crimping | crimped part (5) has a rectangular shape extended along the radial direction of a stator core (100). If comprised in this way, the magnitude | size of the crimping part (5) in the circumferential direction of a stator core (100) can be made small compared with the magnitude | size of the crimping part (5) in the radial direction of a stator core (100). That is, since the size of the caulking portion (5) in the direction orthogonal to the direction in which the magnetic flux flows can be made relatively small, the passage of the magnetic flux in the teeth (3) is inhibited by the caulking portion (5). Can be easily suppressed.
また、上記実施形態のステータコア(100)では、かしめ部(5)は、ティース(3)およびバックヨーク(2)の両方に跨るように配置されている。このように構成すれば、かしめ部(5)がティース(3)のみに配置されている場合に比べて、かしめ部(5)をロータ(201)側とは反対側に配置することができる。これにより、かしめ部(5)を、磁束の分岐している箇所よりもロータ(201)側とは反対側に容易に配置することができる。その結果、かしめ部(5)により磁束の通過が阻害されるのをさらに抑制することができる。 Moreover, in the stator core (100) of the said embodiment, the crimping | crimped part (5) is arrange | positioned so that it may straddle both the teeth (3) and the back yoke (2). If comprised in this way, compared with the case where the caulking part (5) is arrange | positioned only at the teeth (3), the caulking part (5) can be arrange | positioned on the opposite side to the rotor (201) side. Thereby, a crimping | crimped part (5) can be easily arrange | positioned on the opposite side to the rotor (201) side rather than the location where the magnetic flux branches. As a result, it is possible to further suppress the passage of magnetic flux from being blocked by the caulking portion (5).
また、上記実施形態のステータコア(100)では、かしめ部(5)のロータ(201)側とは反対側の端部(5a)とティース(3)の根元との間の長さ(L1)は、かしめ部(5)のロータ(201)側の端部(5b)とティース(3)の根元との間の長さ(L2)よりも小さい。ここで、かしめ部(5)が配置される位置が、バックヨーク(2)の周縁(ロータ(201)が径方向内側に配置されている場合は外周縁、ロータ(201)が径方向外側に配置されている場合は内周縁)に近づくほど、ステータコア(100)(バックヨーク(2))の機械的強度は低下する。したがって、かしめ部(5)のロータ(201)側とは反対側の端部(5a)とティース(3)の根元との間の長さ(L1)を、かしめ部(5)のロータ(201)側の端部(5b)とティース(3)の根元との間の長さ(L2)よりも小さくすることによって、かしめ部(5)をバックヨーク(2)の周縁から容易に遠ざけることができる。これにより、ステータコア(100)(バックヨーク(2))の機械的強度の低下を抑制することができる。 Moreover, in the stator core (100) of the said embodiment, the length (L1) between the edge part (5a) on the opposite side to the rotor (201) side of a crimping | crimped part (5) and the root of a teeth (3) is The length (L2) between the end (5b) of the caulking portion (5) on the rotor (201) side and the root of the teeth (3) is smaller. Here, the position where the caulking portion (5) is disposed is the periphery of the back yoke (2) (the outer periphery when the rotor (201) is disposed radially inside, and the rotor (201) is disposed radially outside). The mechanical strength of the stator core (100) (back yoke (2)) decreases as the distance from the inner peripheral edge approaches. Therefore, the length (L1) between the end (5a) of the caulking part (5) opposite to the rotor (201) and the root of the teeth (3) is set to the rotor (201) of the caulking part (5). ) Side end portion (5b) and the base of teeth (3) are made smaller than the length (L2), so that caulking portion (5) can be easily moved away from the periphery of back yoke (2). it can. Thereby, the fall of the mechanical strength of a stator core (100) (back yoke (2)) can be suppressed.
また、上記実施形態のステータコア(100)では、ステータコア(100)の周方向において、かしめ部(5)の幅(W3)の最大値は、ティース(3)の幅(W2)の1/4以下である。このように構成すれば、ステータコア(100)の周方向において、ティース(3)における磁束が流れる経路の幅を、かしめ部(5)の幅(W3)に対して比較的大きくすることができる。 In the stator core (100) of the above embodiment, the maximum value of the width (W3) of the caulking portion (5) in the circumferential direction of the stator core (100) is ¼ or less of the width (W2) of the tooth (3). It is. If comprised in this way, the width | variety of the path | route through which the magnetic flux in the teeth (3) flows can be made comparatively large with respect to the width | variety (W3) of a crimping | crimped part (5) in the circumferential direction of a stator core (100).
また、上記実施形態のステータコア(100)では、かしめ部(5)のロータ(201)側とは反対側の端部(5a)は、径方向におけるバックヨーク(2)の中心(X)よりも、ロータ(201)側に配置されている。このように構成すれば、かしめ部(5)のロータ(201)側とは反対側の端部(5a)をバックヨーク(2)の周縁(ロータ(201)が径方向内側に配置されている場合は外周縁、ロータ(201)が径方向外側に配置されている場合は内周縁)から容易に遠ざけることができる。これにより、ステータコア(100)(バックヨーク(2))の機械的強度の低下をさらに抑制することができる。 Moreover, in the stator core (100) of the said embodiment, the edge part (5a) on the opposite side to the rotor (201) side of a crimping | crimped part (5) is rather than center (X) of the back yoke (2) in radial direction. , Arranged on the rotor (201) side. If comprised in this way, the edge part (5a) on the opposite side to the rotor (201) side of the crimping | crimped part (5) will be arrange | positioned the periphery (rotor (201) of the back yoke (2) inside radial direction. In this case, it can be easily moved away from the outer peripheral edge, or the inner peripheral edge when the rotor (201) is arranged radially outside. Thereby, the fall of the mechanical strength of a stator core (100) (back yoke (2)) can further be suppressed.
また、上記実施形態のステータコア(100)では、ステータコア(100)の径方向におけるバックヨーク(2)の幅(W1)は、ステータコア(100)の周方向におけるティース(3)の幅(W2)よりも小さい。このように構成すれば、バックヨーク(2)の幅(W1)を小さくすることによって、ステータコア(100)の径方向の大きさ(直径)を小さくすることができる。 In the stator core (100) of the above embodiment, the width (W1) of the back yoke (2) in the radial direction of the stator core (100) is greater than the width (W2) of the teeth (3) in the circumferential direction of the stator core (100). Is also small. If comprised in this way, the magnitude | size (diameter) of the radial direction of a stator core (100) can be made small by reducing the width | variety (W1) of a back yoke (2).
また、バックヨーク(2)の幅(W1)を小さくした場合には、バックヨーク(2)の幅(W1)に対するかしめ部(5)の幅(W3)の割合が大きくなる。その結果、かしめ部(5)をバックヨーク(2)に配置した場合には、かしめ部(5)により通過が阻害される磁束の割合が増加するという不都合がある。そこで、かしめ部(5)を、バックヨーク(2)の幅(W1)よりも大きい幅(W2)を有するティース(3)の根元近傍に配置することによって、バックヨーク(2)の厚みを小さくしながら、かしめ部5により磁束の通過が阻害されるのを効果的に抑制することができる。
Further, when the width (W1) of the back yoke (2) is reduced, the ratio of the width (W3) of the caulking portion (5) to the width (W1) of the back yoke (2) is increased. As a result, when the caulking portion (5) is disposed on the back yoke (2), there is a disadvantage that the proportion of magnetic flux that is blocked by the caulking portion (5) increases. Therefore, the thickness of the back yoke (2) is reduced by arranging the caulking portion (5) in the vicinity of the root of the teeth (3) having a width (W2) larger than the width (W1) of the back yoke (2). However, it is possible to effectively suppress the passage of the magnetic flux by the
また、上記実施形態のステータコア(100)では、かしめ部(5)は複数設けられており、複数のかしめ部(5)は、等角度間隔でティース(3)の根元近傍に配置されている。このように構成すれば、かしめ部(5)により、複数の電磁鋼板(1)を周方向に均等に固定することができる。さらに、かしめ部(5)が、ステータコア(100)の径方向の比較的周縁側(ロータ(201)が径方向内側に配置されている場合は外周縁側、ロータ(201)が径方向外側に配置されている場合は内周縁側)のティース(3)の根元近傍に配置されているので、複数の電磁鋼板(1)を比較的安定して固定することができる。 In the stator core (100) of the above embodiment, a plurality of caulking portions (5) are provided, and the plurality of caulking portions (5) are arranged near the root of the tooth (3) at equal angular intervals. If comprised in this way, a some electromagnetic steel plate (1) can be equally fixed to the circumferential direction by the crimping | crimped part (5). Further, the caulking portion (5) is disposed on the relatively peripheral side in the radial direction of the stator core (100) (the outer peripheral side when the rotor (201) is disposed on the radially inner side, and the rotor (201) is disposed on the radially outer side. Since it is arrange | positioned in the base vicinity of the tooth | gear (3) of the inner periphery in the case where it is carried out, a some electromagnetic steel plate (1) can be fixed comparatively stably.
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
[Modification]
The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is shown not by the above description of the embodiment but by the scope of claims for patent, and further includes all modifications (modifications) within the meaning and scope equivalent to the scope of claims for patent.
たとえば、上記実施形態では、かしめ部5は、長方形形状を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図6に示すように、かしめ部5は、円形状を有していてもよい。この場合、かしめ部5は、かしめ部5の径方向内側の端部5bが線分αに接するように配置されるのが好ましい。また、かしめ部5は、長方形形状または円形状以外の形状(たとえば、三角形形状)を有していてもよい。なお、図6では、モータ200およびロータ201は、簡略化のため、図示を省略している。
For example, in the above embodiment, the
また、上記実施形態では、電磁鋼板1には、上方(Z1方向側)に突出しているかしめ凸部1aが設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、かしめ凸部1aが、下方(Z2方向側)に突出していてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、上記実施形態では、かしめ部5が、8個設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、かしめ部5が、8個以上(たとえば、12個または24個)設けられていてもよい。また、8個以下(たとえば、4個または6個)であってもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the example where the
また、上記実施形態では、ティース3の幅W2が、径方向において略一定である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ティース3の、径方向内側の幅(周方向の幅)が、径方向外側の幅(周方向の幅)よりも大きくてもよい。また、径方向内側の幅(周方向の幅)が、径方向外側の幅(周方向の幅)よりも小さくてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the width W2 of the
また、上記実施形態では、バックヨーク2の幅W1が、隣接する2つのスロット4の間の略中央で最も小さくなる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、バックヨーク2の幅W1が、略一定であってもよい。
In the above embodiment, the example in which the width W1 of the
また、上記実施形態では、周方向において、かしめ部5の幅W3の最大値が、ティース3の幅W2の約1/6である例を示したが、本発明はこれに限られない。かしめ部5の幅W3の最大値がティース3の幅W2の1/4以下であれば、1/6以外(たとえば、1/8)であってもよい。
Moreover, although the maximum value of the width W3 of the
また、上記実施形態では、かしめ部5が、バックヨーク2およびティース3の両方に跨っている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、かしめ部5が、ティース3にのみ設けられていてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the example which the crimping
また、上記実施形態では、ロータ201が、ステータコア100の径方向内側に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ロータ201が、ステータコア100の径方向外側に配置されていてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
1 電磁鋼板
2 バックヨーク
3 ティース
5 かしめ部
5a 端部(ロータ側とは反対側の端部)
5b 端部(ロータ側の端部)
100 ステータコア
200 モータ(回転電機)
201 ロータ
L1 長さ(かしめ部のロータ側とは反対側の端部とティースの根元との間の長さ)
L2 長さ(かしめ部のロータ側の端部とティースの根元との間の長さ)
W1 幅(バックヨークの幅)
W2 幅(ティースの幅)
W3 幅(かしめ部の幅)
X 中心(バックヨークの中心)
DESCRIPTION OF
5b End (end on the rotor side)
100
201 Rotor L1 length (length between the end of the caulking portion opposite to the rotor side and the root of the tooth)
L2 length (the length between the end of the caulking portion on the rotor side and the root of the teeth)
W1 width (back yoke width)
W2 width (teeth width)
W3 width (caulking width)
X center (center of back yoke)
Claims (9)
環状のバックヨークと、
前記環状のバックヨークから前記回転電機のロータに向かって径方向に延びる複数のティースと、
前記複数の電磁鋼板同士を固定するためのかしめ部と、を備え、
前記かしめ部は、前記ティースの前記ステータコアの周方向の中央でかつ前記ティースの根元近傍に配置されている、ステータコア。 A stator core for a rotating electrical machine in which a plurality of electromagnetic steel sheets are laminated,
An annular back yoke,
A plurality of teeth extending in a radial direction from the annular back yoke toward the rotor of the rotating electrical machine;
A caulking portion for fixing the plurality of electromagnetic steel sheets,
The said caulking part is a stator core arrange | positioned in the center of the circumferential direction of the said stator core of the said teeth, and the base vicinity of the said teeth.
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- 2016-11-24 JP JP2016227990A patent/JP2018085853A/en active Pending
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