JP2018081889A - 電線保持装置、及び、照明装置 - Google Patents

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智 深野
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Abstract

【課題】電線の挿入に必要な力を低減できる電線保持装置を提供する。
【解決手段】電線保持装置30は、内部に空間32を有し、空間32に通じる挿通孔33が設けられた本体部31と、空間32に配置されて挿通孔33に挿通された電線60を挟持する挟持構造41を有する端子部材40とを備える。挿通孔33の、本体部31の内側の端部における開口33aの形状は、一方向に長い形状であり、挟持構造41は、挿通孔33に挿通された電線60を一方向において挟持する。
【選択図】図8C

Description

本発明は、発光装置に電線を電気的に接続するための電線保持装置、及び、これを備える照明装置に関する。
近年、LED(Light Emitting Diode)が発光素子として使用された照明装置が急速に普及している。このような照明装置は、例えば、基板と基板に配置された複数のLEDとを有する発光装置が基台に取り付けられることで構成される。
また、発光装置などに電線を電気的に接続するための速結端子装置が知られている。特許文献1には、端子板と電線挿入孔が設けられた取付体とを備える速結端子装置が開示されている。
特開平5−114424号公報
上記のような速結端子装置においては、電線が端子板(端子部材)によって電線挿入孔の内周面に押さえつけられることにより、電線の挿入に大きな力が必要となる場合がある。
本発明は、電線の挿入に必要な力を低減できる電線保持装置、及び、これを備える照明装置を提供する。
本発明の一態様に係る電線保持装置は、内部に空間を有し、前記空間に通じる挿通孔が設けられた本体部と、前記空間に配置されて前記挿通孔に挿通された電線を挟持する挟持構造を有する端子部材とを備え、前記挿通孔の、前記本体部の内側の端部における開口形状は、一方向に長い形状であり、前記挟持構造は、前記挿通孔に挿通された電線を前記一方向において挟持する。
本発明の一態様に係る照明装置は、基台と、基板、並びに、前記基板上に配置された電極及び発光素子を有する発光装置であって、前記基台に載置された発光装置と、電線保持装置とを備え、前記電線保持装置は、内部に空間を有し、前記空間に通じる挿通孔が設けられた本体部と、前記空間に配置されて前記挿通孔に挿通された電線を挟持する挟持構造、及び、前記電極を押圧することにより、前記発光装置を前記基台に押し当てる押圧片を有する端子部材とを備え、前記挿通孔の、前記本体部の内側の端部における開口形状は、一方向に長い形状であり、前記挟持構造は、前記挿通孔に挿通された電線を前記一方向において挟持する。
本発明の一態様に係る電線保持装置及び照明装置は、電線の挿入に必要な力を低減できる。
図1は、実施の形態に係る照明装置の外観斜視図である。 図2は、実施の形態に係る電線保持装置の上面図である。 図3は、実施の形態に係る電線保持装置の側面図である。 図4は、実施の形態に係る電線保持装置を図1のIV−IV線に沿って切断した場合の断面図である。 図5は、端子部材の外観斜視図である。 図6は、本体部を孔軸の方向から見た図である。 図7Aは、比較例に係る電線保持装置に電線が挿入される様子を示す第1の図である。 図7Bは、比較例に係る電線保持装置に電線が挿入される様子を示す第2の図である。 図7Cは、比較例に係る電線保持装置に電線が挿入される様子を示す第3の図である。 図8Aは、実施の形態に係る電線保持装置に電線が挿入される様子を示す第1の図である。 図8Bは、実施の形態に係る電線保持装置に電線が挿入される様子を示す第2の図である。 図8Cは、実施の形態に係る電線保持装置に電線が挿入される様子を示す第3の図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸+側は、上側(上方)と表現され、Z軸−側は、下側(下方)と表現される場合がある。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に垂直な平面上において、互いに直交する方向である。以下の実施の形態において、平面視形状とは、Z軸方向から見た形状を意味する。
(実施の形態)
[照明装置の構成]
まず、実施の形態に係る照明装置の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明装置の外観斜視図である。
図1に示されるように、実施の形態に係る照明装置10は、例えば、天井に埋設される、いわゆるダウンライトとして用いられる照明装置である。照明装置10を使用する際の姿勢に特に限定はないが、実施の形態では、照明装置10は、発光装置20が上向きの状態で図示されている。
図1に示されるように、照明装置10は、具体的には、基台12と、取り付け部材14と、発光装置20と、電線保持装置30と、電線保持装置130とを備える。以下、照明装置を構成する各構成要素について説明する。
なお、照明装置10は、図1に図示される構成要素の他に、発光装置20を覆う透光性カバーなどの他の部材を備えてもよい。これら他の部材の図示及び説明は省略する。
[基台及び取り付け部材]
まず、基台12及び取り付け部材14について説明する。基台12は、取り付け部材14、発光装置20、電線保持装置30、及び電線保持装置130が載置される。照明装置10のベースとなる部材である。基台12は、例えば、扁平円柱状であるが、直方体状であってもよく、基台12の形状及び大きさは特に限定されない。基台12は、例えば、金属によって形成される。基台12は、発光装置20の熱を拡散させるヒートシンクとしても機能する。
基台12は、取り付け部材14、発光装置20、電線保持装置30、及び電線保持装置130が載置される載置面13を有する。例えば、発光装置20は、載置面13に面接触して配置される。これにより、基台12は、発光装置20で発生する熱を効率よく放出することができる。
なお、実施の形態では、1つの基台12に、1つの発光装置20が配置されているが、発光装置20の個数は限定されない。例えば、1つの基台12に複数の発光装置20が並んで配置されてもよい。
取り付け部材14は、発光装置20の枠体として機能する部材であり、電線保持装置30とともに発光装置20の取り付けに用いられる。取り付け部材14は、例えば、樹脂によって形成される。なお、基台12は、発光装置20が配置される領域を囲む壁部を有してもよく、この場合、取り付け部材14は省略されてもよい。
[発光装置]
次に、発光装置20について説明する。発光装置20は、照明装置10の光源として機能する部材である。発光装置20は、電線保持装置30、電線保持装置130、及び、取り付け部材14によって基台12に固定される。具体的には、発光装置20は、電線保持装置30、電線保持装置130、及び、取り付け部材14の各部品が、ねじ80によって基台12にねじ止めされることにより固定される。発光装置20は、具体的には、基板21と、発光部22と、電極24とを備える。
基板21は、平面視形状が矩形の平板である。基板21が、熱伝導性の高い材料によって形成されれば、発光装置20の放熱性が向上される。基板21は、例えば、アルミナからなるアルミナ基板により構成される。
なお、基板21は、窒化アルミニウム等のアルミナ以外のセラミック材料によって形成されたセラミック基板であってもよい。基板21は、アルミニウムもしくは銅などによって形成された金属基板、樹脂基板、または、金属と樹脂との積層構造を有するメタルベース基板等であってもよい。基板21の主面21a(上面)には、発光部22及び電極24が配置される。
発光部22は、基板21の主面21aにマトリクス状に配置された複数のLEDチップ23が封止部材によって一括して封止されることによって形成されている。このように、発光装置は、COB(Chip On Board)構造の発光装置である。
LEDチップ23は、具体的には、例えば、中心波長が440nm〜470nmの青色光を発光する青色LEDチップである。LEDチップ23は、基板21の主面21aにダイボンディング等によって実装される。封止部材は、LEDチップ23を封止してLEDチップ23を保護するとともに、LEDチップ23からの光を波長変換する蛍光体を含む樹脂である蛍光体含有樹脂である。封止部材は、より具体的には、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の黄色蛍光体粒子をシリコーン樹脂に分散させた蛍光体含有樹脂である。これにより、発光部22(封止部材)からは、黄色蛍光体粒子によって波長変換された黄色光とLEDチップ23からの青色光とを含む白色光が放出される。
なお、発光部22の平面視形状は、円形であるが、発光部22の平面視形状は、矩形であってもよく、特に限定されない。また、封止部材による複数のLEDチップ23の封止の態様も特に限定されない。例えば、複数のLEDチップ23は、個別に封止されてもよいし、複数のLEDチップ23は、ライン状に封止されてもよい。また、LEDチップ23からの光の波長変換の必要がない場合などにおいて、基板21に配置された複数のLEDチップ23の一部が封止部材によって封止されていなくてもよい。
電極24は、発光部22が発光するための電力を受けるための金属膜である。電極24は、配線パターン(図示せず)を介して発光部22が有する複数のLEDチップ23に電気的に接続される。基板21の主面21aには、正極に対応する電極24と負極に対応する電極24との2つの電極24が配置され、2つの電極24のうちの一方は、電線保持装置30が備える端子部材40と直接接触することによって端子部材40と電気的に接続される。2つの電極24のうちの他方は、電線保持装置130が備える端子部材140と直接接触することによって端子部材140と電気的に接続される。
[電線保持装置の本体部の構成]
次に、電線保持装置30の構成について、図1に加えて図2〜図4を参照しながら説明する。図2は、電線保持装置30の上面図である。図3は、電線保持装置30の側面図である。図4は、電線保持装置30を図1のIV−IV線に沿って切断した場合の断面図である。なお、電線保持装置130は、形状などが電線保持装置30と異なるが、電線保持装置30と実質的に同一の機能を有する部品であるため、詳細な説明が省略される。
図1〜図4に示される電線保持装置30は、挿通孔33に差し込まれた電線を保持し、かつ、当該電線と発光装置20とを電気的に接続する速結端子装置である。電線保持装置30は、本体部31と、端子部材40とを備える。まず、本体部31について説明する。
本体部31は、内部に空間32を有し、空間32に通じる挿通孔33が設けられた部材である。本体部31は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの絶縁性を有する樹脂によって形成される。本体部31の内部の空間32には、端子部材40の少なくとも一部が収容される。空間32は、言い換えれば、本体部31に設けられた凹部であって、下方から上方に向かって凹んだ凹部によって形成され、当該凹部は、基台12の載置面13によって塞がれる。本体部31の形状及び大きさは、特に限定されない。
挿通孔33は、載置面13と斜めに交差する孔軸50(仮想的な軸)を有する貫通孔であり、電線が挿入される。つまり、挿通孔33には、電線が載置面13に対して斜めに挿入される。これにより、挿通孔33への電線の挿入の作業性が向上される。
挿通孔33の、本体部31の外側の開口33bの面積(開口面積)は、挿通孔33の本体部31の内側の開口33aの面積(開口面積)よりも大きい。また、挿通孔33の内周面(挿通孔33を形成する本体部31の面)の一部は、本体部31の外側から内側に向かうにつれて縮径するテーパ状に形成されている。これにより、電線挿入の作業性が向上される。
なお、挿通孔33に挿入される電線は、例えば、天井の裏側に配置された点灯装置と接続されており、例えば基台12に設けられた孔(図示せず)、または、天井の基台12の埋設位置の近傍の孔を介して、基台12の載置面13側に引き出されている。点灯装置は、例えば、電力系統から供給される交流電力を、発光装置20の発光に適した直流電力に変換する。
また、本体部31には、本体部31を基台12の載置面13に取り付けるためのねじ80が挿通される貫通孔34が設けられている。基台12の載置面13には、ねじ80がねじ入れられるねじ穴(図示せず)が設けられている。
また、本体部31には、第1押し当て部35と、第2押し当て部36とが設けられる。第1押し当て部35の下面は、押さえ面36aであり、第2押し当て部36の下面は、押さえ面36bである。押さえ面36a及び押さえ面35bは、いずれも平面である。
電線保持装置30が貫通孔34に挿通されたねじ80によって載置面の所定位置に配置されると、第1押し当て部35及び第2押し当て部36は、発光装置20の端部に上方から重なる。ねじ80が締められて電線保持装置30が固定されると、発光装置20は、第1押し当て部35の押さえ面35a及び第2押し当て部36の押さえ面36aによって基台12に押し当てられる。このように、本体部31は、発光装置20の基板21を押さえる押さえ面36a及び押さえ面35aを有する。なお、挿通孔33の孔軸50は、押さえ面35aまたは押さえ面36aと平行な仮想的な平面と斜めに交差する。
[電線保持装置の端子部材の構成]
次に、端子部材40について主として図4及び図5を参照しながら説明する。図5は、端子部材40の外観斜視図である。
端子部材40は、いわゆる速結端子であって、挟持構造41と、端子本体部44と、押圧片45とを有する。端子部材40は、銅などの金属によって形成され、導電性を有する。端子部材40の各部位は、一つの板状の金属に対して、屈曲加工、折り曲げ加工、及び、切り起こし加工等が施されることによって形成される。
挟持構造41は、本体部31内の空間32に配置されて挿通孔33に挿通された電線を挟持する。挟持構造41は、少なくとも一部が空間32の孔軸50(図4に図示)上に配置され、挿通孔33に挿通された電線を挟持する。挟持構造41は、具体的には、ベース片42と、可動片43とを有する。
ベース片42は、端子部材40のうち、空間32の内壁に沿って配置され、当該内壁に沿って折れ曲がった部位である。ベース片42は、可動片43が切り起こされることにより、矩形の枠体状に形成されている。ベース片42は、端子本体部44のX軸+側の端部に接続されている。
可動片43は、例えば、ベース片42から切り起こされることにより形成される略矩形板状の部位である。可動片43は、電線の端部によって本体部31の外側から内側に向かって(孔軸50に沿って)押されることにより、ベース片42に対して動く。この結果、ベース片42と可動片43との隙間が開き、当該隙間に電線の端部が入り込む。そうすると、可動片43が弾性によって電線に押される前の位置に戻ろうとするため、電線の端部は、ベース片42と可動片43との隙間に挟持される。
なお、可動片43は、断面V字状に凹んだガイド部43aを有する。可動片43は、ガイド部43aにおいて、電線の端部をガイドする。
端子本体部44は、空間32の外部であって、基台12と本体部31との間に配置される。端子本体部44には、開口44aが設けられ、当該開口44aには本体部31の凸部37(図4に図示)が挿入される。これにより、端子部材40は、本体部31に取り付けられる。
押圧片45は、端子部材40のうちアーチ状に湾曲した板状の部分であり、端子本体部44のY軸+側の端部に接続されている。押圧片45は、本体部31の外部であって、貫通孔34の近傍に配置される。押圧片45の一方の端部は、端子本体部44のY軸+側の端部に接続され、押圧片45の他方の端部には、下方(基台12)に向かって凹んだ凹部である接点部45aが設けられる。押圧片45は、接点部45aにおいて電極24に接触する。
電線保持装置30が基台12に取り付けられると、押圧片45は、電極24を上方から押圧することにより、発光装置20を基台12の載置面13に押し当てる。このとき、電線保持装置30のように、押圧片45が貫通孔34の近傍に設けられれば、押圧片45と電極24との接触を維持しやすい効果が得られる。なお、発光装置20の基台12への押し当ては、第1押し当て部35、第2押し当て部36、及び押圧片45のうち1以上の部位により行われればよい。
また、端子部材40は、導電性を有するため、押圧片45が電極24に接触することにより、挟持構造41によって挟持された電線と、発光装置20とが電気的に接続される。このように、電線保持装置30は、発光装置20を基台12に固定するとともに、電線を通じて得られる電力を、端子部材40を介して発光装置20に供給することができる。
[挿通孔の開口の形状]
次に、挿通孔33の開口33aの形状について説明する。図6は、本体部31を孔軸50の方向から見た図である。
図6に示されるように、孔軸50に垂直な方向から見た場合、本体部31の内側の端部における開口33aの形状は、一方向(所定方向)に長い形状である。一方向は、例えば、孔軸50にほぼ垂直な平面に沿う方向である。つまり、一方向は、挿通孔33の孔軸50にほぼ直交する方向である。開口33aの形状は、具体的には、長円形(楕円形)であるが、長方形またはレーストラック形状など、一方向に長い形状であればよい。
このように一方向に長い開口33aによって得られる効果について、比較例に係る電線保持装置を参照しながら説明する。図7A〜図7Cは、比較例に係る電線保持装置に電線が挿入される様子を示す図である。図8A〜図8Cは、電線保持装置30に電線が挿入される様子を示す図である。なお、比較例に係る電線保持装置230は、電線保持装置30と挿通孔233の形状が異なる。具体的には、本体部231の内側の端部における開口233aの形状が、長円形ではなく円形である。その他の構造については、電線保持装置30とほぼ同様である。また、図7A〜図7C及び図8A〜図8Cにおいて、電線60の端部は、被覆部61が取り除かれて芯線62が露出している。
図7A〜図7Cに示されるように、比較例に係る電線保持装置230に電線60の端部の芯線62が挿入されると、挟持構造41は、芯線62に押されて動く。このとき、芯線62は、可動片43を直接的に押すため、可動片43に加わる力のほうがベース片42に加わる力よりも大きい。したがって、可動片43のベース片42に対する相対的な位置が動くため、ベース片42と可動片43との間に隙間があく。つまり、挿通孔233の孔軸の方向から見た場合、挟持構造41における芯線62(電線60)を挟持するための隙間は、電線60が挿入されることによって一方向に開き、芯線62はこの隙間に入り込む。可動片43は、弾性によって芯線62に押される前の位置に戻ろうとするため、芯線62は、ベース片42と可動片43との隙間に挟持される。
そうすると、図7Cに示されるように、挟持構造41は、芯線62を上記一方向において挟持する。言い換えれば、ベース片42、芯線62、及び、可動片43は、一方向において並び、芯線62は、一方向において、ベース片42及び可動片43の間(隙間)に位置し、かつ、ベース片42及び可動片43によって一方向から挟まれる。
このため、開口233aが円形である場合には、挟持構造41が芯線62を挟む力により、挿通孔233の内周面のうち下部233bに芯線62が当たってしまい、電線60の挿入に大きな力が必要となってしまう。なお、挿通孔233の内周面のうち上部に芯線62が当たってしまい、電線60の挿入に大きな力が必要となってしまう場合もある。
ここで、開口233aの大きさを大きくすることで芯線62が下部233bに当たることを抑制することが考えられる。しかしながら、開口233aを単純に大きくしてしまうと、本体部231が大型化してしまう。本体部231が大型化すると、本体部231によって発光部22が発する光が遮られてしまうのなどの別の課題が生じる。また、特に電線保持装置230が2種類以上の径の電線60が挿入可能な仕様である場合、開口233aの大きさを大きくし過ぎてしまうと、径が細い電線60の芯線62の挟持構造41への差し込み位置がばらついてしまうという課題も生じる。
これに対し、上記図6に示されるように、電線保持装置30においては、開口33aは、上記一方向に長い形状である。つまり、開口233aの長手方向と、挟持構造41による芯線62の挟持方向は、いずれも上記一方向に沿っている。言い換えれば、開口33aの形状は、挟持構造41の挟持によって芯線62が移動しやすい方向に長い。したがって、図8A〜図8Cに示されるように、芯線62が挟持構造41によって挟持されて電線60が一方向に移動した場合に、芯線62が挿通孔33の内周面に当たることが抑制される。よって、電線60の挿通孔33への挿入に必要な力が抑制される。また、開口33aは、言い換えれば、クリアランスが必要な方向にのみ長い形状である。このため、本体部31の大型化、及び、芯線62の挟持構造41への差し込み位置のばらつきを抑制しつつ、電線60の挿入に必要な力を抑制することができる。
なお、本体部31の外側の端部における開口33bの形状は、特に限定されないが、上記図6に示されるように、電線保持装置30においては、一方向に長い形状である。これにより、芯線62が挟持構造41によって挟持されて電線60が一方向に移動した場合に、被覆部61が挿通孔33の内周面に当たることが抑制される。したがって、電線60の挿通孔33への挿入に必要な力が抑制される。
[効果等]
以上説明したように、電線保持装置30は、内部に空間32を有し、空間32に通じる挿通孔33が設けられた本体部31と、空間32に配置されて挿通孔33に挿通された電線60を挟持する挟持構造41を有する端子部材40とを備える。挿通孔33の、本体部31の内側の端部における開口33aの形状は、一方向に長い形状であり、挟持構造41は、挿通孔33に挿通された電線60を一方向において挟持する。
これにより、芯線62が挟持構造41によって挟持されて電線60が一方向に移動した場合に、芯線62が挿通孔33の内周面に当たることが抑制される。したがって、電線60の挿通孔33への挿入に必要な力が抑制される。
また、挿通孔33の、本体部31の外側の端部における開口33bの形状は、一方向に長い形状であってもよい。
これにより、芯線62が挟持構造41によって挟持されて一方向に移動した場合に、被覆部61が挿通孔33の内周面に当たることが抑制される。したがって、電線60の挿通孔33への挿入に必要な力が抑制される。
また、挿通孔33の外側の端部における開口33bの面積は、挿通孔33の内側の端部における開口33aの面積よりも大きくてもよい。
これにより、電線60の挿入の作業性が向上される。
また、挿通孔33の内側の端部における開口33aの形状は、一方向に長い長円形であってもよい。
これにより、芯線62が挟持構造41によって挟持されて電線60が一方向に移動した場合に、芯線62が挿通孔33の内周面に当たることが抑制される。したがって、電線60の挿通孔33への挿入に必要な力が抑制される。
また、本体部31は、基板21上に電極24及びLEDチップ23が配置された発光装置20の基板21を押さえる押さえ面35aを有し、挿通孔33の孔軸50は、押さえ面35aに平行な面と斜めに交差してもよい。LEDチップ23は、発光素子の一例である。
これにより、電線60の挿入の作業性が向上される。
また、端子部材40は、電極24を押圧する押圧片45を有してもよい。
これにより、電線保持装置30は、押圧片45によって発光装置20を載置面13に固定するとともに、電線60と発光装置20とを電気的に接続することができる。
また、本体部31には、本体部31を基台12に取り付けるためのねじ80が挿通される貫通孔34が設けられてもよい。
これにより、本体部31をねじ80によって載置面13に固定することができる。
また、上記一方向は、挿通孔33の孔軸50に直交する方向であってもよい。
これにより、芯線62が挟持構造41によって挟持されて電線60が挿通孔33の孔軸50に直交する方向に移動した場合に、芯線62が挿通孔33の内周面に当たることが抑制される。したがって、電線60の挿通孔33への挿入に必要な力が抑制される。
また、照明装置10は、基台12と、基板21、並びに、基板21上に配置された電極24及びLEDチップ23を有する発光装置20であって、基台12に載置された発光装置20と、電線保持装置30とを備える。電線保持装置30は、内部に空間32を有し、空間32に通じる挿通孔33が設けられた本体部31と、空間32に配置されて挿通孔33に挿通された電線60を挟持する挟持構造41、及び、電極24を押圧することにより、発光装置20を基台12に押し当てる押圧片45を有する端子部材40とを備える。挿通孔33の、本体部31の内側の端部における開口33aの形状は、一方向に長い形状であり、挟持構造41は、挿通孔33に挿通された電線60を一方向において挟持する。LEDチップ23は、発光素子の一例である。
これにより、芯線62が挟持構造41によって挟持されて電線60が一方向に移動した場合に、芯線62が挿通孔33の内周面に当たることが抑制される。したがって、電線60の挿通孔33への挿入に必要な力が抑制される。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る電線保持装置及び照明装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態で説明された電線保持装置における、本体部の形状及び大きさ、並びに、端子部材の形状及び大きさは、一例である。本体部の形状及び大きさ、並びに、端子部材の形状及び大きさは、特に限定されない。
上記実施の形態では、照明装置は、2つの電線保持装置を備えたが、照明装置は、少なくとも1つの電線保持装置を備えればよい。照明装置が備える電線保持装置の数は、特に限定されない。また、電線保持装置の配置も特に限定されない。電線保持装置は、例えば、発光装置の角部に対応して配置されてもよい。
また、上記実施の形態では、COB構造の発光装置について説明したが、本発明は、SMD(Surface Mount Device)構造の発光装置にも適用可能である。SMD構造の発光装置は、例えば、凹部を有する樹脂製の容器と、凹部の中に実装されたLEDチップと、凹部内に封入された封止部材(蛍光体含有樹脂)とを有するSMD型のLED素子を発光素子として備える。
また、発光装置は、LEDチップに代えて、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)または無機EL等を発光素子として有してもよい。
その他、上記実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、及び、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態及び変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 照明装置
12 基台
13 載置面
20 発光装置
21 基板
23 LEDチップ(発光素子)
24 電極
30、130 電線保持装置
31、231 本体部
32 空間
33、233 挿通孔
33a、33b 開口
34 貫通孔
40、140 端子部材
41 挟持構造
45 押圧片
50 孔軸
60 電線
80 ねじ

Claims (9)

  1. 内部に空間を有し、前記空間に通じる挿通孔が設けられた本体部と、
    前記空間に配置されて前記挿通孔に挿通された電線を挟持する挟持構造を有する端子部材とを備え、
    前記挿通孔の、前記本体部の内側の端部における開口形状は、一方向に長い形状であり、
    前記挟持構造は、前記挿通孔に挿通された電線を前記一方向において挟持する
    電線保持装置。
  2. 前記挿通孔の、前記本体部の外側の端部における開口形状は、前記一方向に長い形状である
    請求項1に記載の電線保持装置。
  3. 前記挿通孔の外側の端部における開口面積は、前記挿通孔の内側の端部における開口面積よりも大きい
    請求項1または2に記載の電線保持装置。
  4. 前記挿通孔の内側の端部における開口形状は、前記一方向に長い長円形である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電線保持装置。
  5. 前記本体部は、基板上に電極及び発光素子が配置された発光装置の前記基板を押さえる押さえ面を有し、
    前記挿通孔の孔軸は、前記押さえ面に平行な面と斜めに交差する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電線保持装置。
  6. 前記端子部材は、前記電極を押圧する押圧片を有する
    請求項5に記載の電線保持装置。
  7. 前記本体部には、前記本体部を基台に取り付けるためのねじが挿通される貫通孔が設けられる
    請求項6に記載の電線保持装置。
  8. 前記一方向は、前記挿通孔の孔軸に直交する方向である
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の電線保持装置。
  9. 基台と、
    基板、並びに、前記基板上に配置された電極及び発光素子を有する発光装置であって、前記基台に載置された発光装置と、
    電線保持装置とを備え、
    前記電線保持装置は、
    内部に空間を有し、前記空間に通じる挿通孔が設けられた本体部と、
    前記空間に配置されて前記挿通孔に挿通された電線を挟持する挟持構造、及び、前記電極を押圧することにより、前記発光装置を前記基台に押し当てる押圧片を有する端子部材とを備え、
    前記挿通孔の、前記本体部の内側の端部における開口形状は、一方向に長い形状であり、
    前記挟持構造は、前記挿通孔に挿通された電線を前記一方向において挟持する
    照明装置。
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