JP2018067638A - 電子制御装置 - Google Patents

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二朗 浪上
将史 梅野
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Abstract

【課題】放熱部による冷却性能が高い電子制御装置を提供する。【解決手段】電子制御装置は、基板12及び基板12の実装面12a,12bに実装された複数の電子部品14を有する電子回路部10と、実装面12aと対向するように配置され、電子部品14から発生する熱を放熱する放熱部20と、を備える。放熱部20は、当該放熱部20の表部に開口し、冷却液を放熱部20の内部に流入させる流入口を有する入口部と、放熱部20の表部に開口し、冷却液を放熱部20の外部に流出させる流出口を有する出口部と、放熱部20の内部に形成され、冷却液が流れる通路であって、入口部から分岐すると共に、出口部で合流するように、互いに並列に配置された複数の筒部23と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電子部品を有する電子回路部を備えた電子制御装置に関する。
従来、複数の電子部品を有する電子回路部を備えた電子制御装置が知られている。特許文献1に記載の装置は、基板及び基板の実装面に実装された複数の電子部品を有する電子回路部と、当該実装面と対向するように配置され、電子部品から発生する熱を放熱する放熱部を備えている。放熱部は、当該放熱部から開口し、冷却液を放熱部の内部に流入させる入口部と、放熱部から開口し、冷却液を放熱部の外部に流出させる出口部と、を有している。放熱部の内部に形成され、冷却液が流れる筒部は、1つであり、U字状に何度もカーブしている。
特開平5−267875号公報
しかしながら、特許文献1のようにU字状に何度もカーブしている1つの筒部では、経路長さが長くなる傾向があり、出口部に近づいた時には、既に冷却液の温度が上昇してしまっている場合があり、出口部に近い領域にて十分に冷却効果を発揮できないといった問題があった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、放熱部による冷却性能が高い電子制御装置を提供することにある。
本発明は、基板(12)及び基板の実装面(12a,12b)に実装された複数の電子部品(14,14a,14b)を有する電子回路部(10)と、実装面と対向するように配置され、電子部品から発生する熱を放熱する放熱部(20,220,320)と、を備える電子制御装置であって、
放熱部は、
放熱部の表部に開口し、冷却液を放熱部の内部に流入させる流入口(28,228)を有する入口部(27)と、
放熱部の表部に開口し、冷却液を放熱部の外部に流出させる流出口(34,234)を有する出口部(33)と、
放熱部の内部に形成され、冷却液が流れる通路であって、入口部から分岐すると共に、出口部で合流するように、互いに並列に配置された複数の筒部(23,23a〜e,223,223a〜c)と、を有する。
このような発明によると、放熱部の内部には、複数の筒部が入口部から分岐すると共に、出口部で合流するように、互いに並列に配置されている。こうした複数の筒部に並列に冷却液が流れる構成では、放熱部の複数箇所にて同時に冷却を行ないつつ、経路長さを比較的短く構成可能となるので、出口部に近い領域でも冷却効果を発揮可能となる。したがって、放熱部による冷却性能が高い電子制御装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
第1実施形態の電子制御装置の断面図(図2のI−I線断面図)である。 第1実施形態の電子制御装置の平面図である。 第1実施形態の電子制御装置の側面図である。 第1実施形態の電子制御装置が循環装置を接続された状態を示す図である。 図3のV−V線断面図である。 図5において、各筒部の経路を説明するための図である。 第2実施形態における図5に対応する図である。 第3実施形態における図5に対応する図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電子制御装置100は、車両に搭載され、車両又は車両が備える各種装置を制御するために用いられる。電子制御装置100は、図1に示すように、電子回路部10及び放熱部20を備えている。
電子回路部10は、基板12、複数の電子部品14及びコネクタ16を有している。基板12は、例えばガラスエポキシ樹脂等の合成樹脂により平板状に形成されている。基板12は、両側の面に導通パターンが形成された実装面12a,12bを有している。複数の電子部品14は、両実装面12a,12bに、導通パターンとはんだ等を用いて電気的に接続されることにより実装されている。電子部品14としては、例えば半導体素子、コンデンサ、トランジスタ、抵抗器等が挙げられ、各電子部品14に固有の発熱特性により発熱するようになっている。コネクタ16は、導通パターン及びコネクタリード16aを介して電子制御装置100の外部に露出して配置されている。コネクタ16としては、電力の供給に用いられる電源コネクタ、又は信号の入出力に用いられる入出力コネクタが挙げられる。
放熱部20は、実装面12a,12bと基板12の板厚方向Dtに対向するように配置され、電子部品14から発生する熱を放熱する。特に本実施形態の放熱部20は、電子回路部10を収容する筐体として形成されており、一方の実装面12aと対向する第1筐体21、及び他方の実装面12bと対向する第2筐体40を組み合わせて形成されている。第2筐体40は、例えばアルミニウム等の熱伝導率が高い金属により形成されている。
第1筐体21は、図2に示すように、本体部22、入口用ハウジング26、及び出口用ハウジング32を一体的に有している。本体部22は、例えばアルミニウム等の熱伝導性が高い金属により形成されている。図3に示すように、入口用ハウジング26及び出口用ハウジング32は、例えば合成樹脂により形成され、本体部22の側面22aに各々ねじ38により締結されている。
図1に示すように、第1筐体21の本体部及び第2筐体40において、各実装面12a,12bと隙間を介して対向する箇所には、平面状の対向平面21a,40aが形成されている。ここで、第1筐体21と対向する対向実装面12aに実装された電子部品14のうち、発熱量が比較的大きな電子部品14a,14bと、対向平面21aとの間には、隙間を埋めるように、熱伝導性を有する放熱ゲル50が配置されている。この放熱ゲル50が配置された電子部品14a,14bには、最も発熱量が大きな電子部品14aが含まれている。こうした放熱ゲル50を通じて、発熱量が比較的大きな電子部品14a,14bから発生した熱が第1筐体21へ効率的に伝導される。
また、第1筐体21と第2筐体40とが、基板12の端部及び基板おさえ52を挟むことにより、基板12が安定的に保持されている。基板おさえ52は、例えばゴムブッシュ等であり、弾性を有している。
ここで第1筐体21の入口用ハウジング26には、図2に示すように、入口部27が設けられている。入口部27は、第1筐体21の表部に開口する円筒穴状の流入口28を有している。同様に、出口用ハウジング32には、出口部33が設けられている。出口部33は、第1筐体21の表部に開口する円筒穴状の流出口34を有している。
入口部27の流入口28及び出口部33の流出口34は、循環装置2のパイプ3と接続されている。ここで、図4を用いて循環装置2について説明する。循環装置2は、電子制御装置100の使用例として一般的な冷却方法を明示したものであり、電子制御装置100の構成に含まれるものではない。循環装置2は、ラジエータ4及びポンプ5を有し、これらの間をパイプ3で接続して形成されている。循環装置2は、パイプ3を通じて、冷却液を循環可能に形成されている。具体的に、循環装置2は、流出口34から流出する冷却液を、ラジエータ4で放熱冷却した後、パイプ3を通じてポンプ5に送り込み、当該ポンプ5にて水圧を調整して、当該冷却液を流入口28に流入させる。流入口28に流入した冷却液は、後述する筒部23を通じて流出口34から流出するようになっている。こうして、循環装置2及び電子制御装置100のうち放熱部20により冷却システム1が構成されている。
したがって、流入口28は、冷却液を放熱部20の内部に流入させ、流出口34は、冷却液を放熱部20の外部に流出させるように、それぞれ構成されている。本実施形態では、図5に示すように、流入口28と流出口34とは、第1筐体21において正反対の位置に配置されている。このため、流入口28における冷却液の流入方向Dinと、流出口34における冷却液の流出方向Doutとは、実質的に互いに一致している。
筒部23は、対向実装面12aと対向する側の第1筐体21において、本体部22の内部に形成され、冷却液が流れる通路として、複数設けられている。複数の筒部23は、入口部27から分岐すると共に、出口部33で合流するように、入口部27と出口部33とを連通して、互いに並列に配置されている。特に本実施形態では、筒部23が5つ設けられている。
本実施形態において、各筒部23は、直線的に延伸する円筒穴状に形成され、互いに、実装面12aの延設方向に実質平行となるように並んで配置されている。また、各筒部23は、その配置間隔が本体部22の一側面22aから当該一側面22aに対向する他側面22aまで大まかに等しげな間隔となるように、配置されている。また、各筒部23の両端部は、入口用ハウジング26及び出口用ハウジング32に跨って形成されており、本体部22との接続部分にはOリング39が配置されている。
ここで本実施形態では、筒部23のうち、中央の筒部23aが流入口28及び流出口34と対向して配置されている。中央の筒部23aに隣接する筒部23b,23cでは、流入口28及び流出口34との距離が中央の筒部23aよりも大きくなっている。さらに外側の筒部23d,23eでは、流入口28及び流出口34との距離が筒部23b,23cよりも大きくなっている。
入口部27において各筒部23が分岐する分岐部分29は、入口用ハウジング26の内部空間として形成されている。同様に、出口部33において各筒部23が合流する合流部分35は、出口用ハウジング32の内部空間として形成されている。
こうした第1筐体21に形成された複数の筒部23のうち特定の筒部23を通る流入口28から流出口34までの経路PL(図6を参照)の長さを経路長さと定義する。このような経路長さは、各筒部23について固有なものとして定義可能である。本実施形態では、中央の筒部23aの経路長さ、中央の筒部23aに隣接する筒部23b,23cの経路長さ、さらに外側の筒部23d,23eの経路長さの順に、経路長さが次第に長くなっている。
各筒部23の断面積は、経路長さが長い筒部23である程、大きくなるように設定されている。具体的に、経路長さに対応して、中央の筒部23aの断面積、中央の筒部23aに隣接する筒部23b,23cの断面積、さらに外側の筒部23d,23eの断面積の順に、断面積が次第に大きくなっている。
より詳細には、複数の筒部23のうち2つの筒部23を比較したとき、この2つの筒部23の経路長さの比率が当該2つの筒部23の直径の比率の5乗に正比例するように、各筒部23の直径が設定されている。この関係は、2つの円筒穴状の管の流量が同じという条件の下、導出された関係式d =L/L・d による。ここで、Lは一方の管の長さ、dは一方の管の直径、Lは他方の管の長さ、dは他方の管の長さである。
具体的に、この上述の関係式は、2つの式から導出される。1つは、距離l離れた2点間における圧力損失をΔPとした場合の、以下の数1に示されたダルシーワイズバッハの式である。
Figure 2018067638
もう1つは、単位時間当たりに流れる体積流量Qを表す式Q=(n×d)/4×uである。ここで、λは管摩擦係数、uは管内の平均速度、ρは流体密度、dは管の直径である。
このように、筒部23の断面積又は直径は、経路長さに基づいて設定されているが、入口部27の流入口28及び分岐部分29、並びに出口部33の流出口34及び合流部分35の各寸法についても、同様に、経路長さに基づいて設定されている。
具体的に、流入口28及び流出口34の断面積は、各筒部23の断面積の総和に実質等しくなっている。分岐部分29の断面積について、中央の筒部23aが分岐した後、かつ、筒部23bと筒部23dとが分岐する前の分岐通路29aの断面積は、筒部23bの断面積と筒部23dの断面積の和に実質等しくなっている。同様に、中央の筒部23aが分岐した後、かつ、筒部23cと筒部23eとが分岐する前の分岐通路29bの断面積は、筒部23cの断面積と筒部23eの断面積の和に等しくなっている。合流部分35の断面積について、筒部23bと筒部23dとが合流した後、かつ、中央の筒部23aが合流する前の合流通路35aの断面積は、筒部23bの断面積と筒部23dの断面積の和に等しくなっている。同様に、筒部23cと筒部23eとが合流した後、かつ、中央の筒部23aが合流する前の合流通路35bの断面積は、筒部23cの断面積と筒部23eの断面積の和に等しくなっている。分岐通路29a,29b及び合流通路35a,35bも、それぞれ円筒穴状に形成されている。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、放熱部20の内部には、複数の筒部23が入口部27から分岐すると共に、出口部33で合流するように、互いに並列に配置されている。こうした複数の筒部23に並列に冷却液が流れる構成では、放熱部20の複数箇所にて同時に冷却を行ないつつ、経路長さを比較的短く構成可能となるので、出口部33に近い領域でも冷却効果を発揮可能となる。したがって、放熱部20による冷却性能が高い電子制御装置100を提供することができる。
また、第1実施形態によると、各筒部23の断面積は、経路長さが長い筒部23である程、大きくなるように設定されているので、各筒部23に対応する経路PLの断面積の和は、各経路PL間にて互いに近づけられる。このため、各筒部23を流れる冷却液の流量のばらつきが低減され、放熱部20における冷却効果を冷却領域内で均一化することが可能となる。
また、第1実施形態によると、ダルシーワイズバッハの式をもとに得られた関係式d =L/L・d に基づいて設定された各筒部23の直径により、各筒部23を流れる冷却液の流量は、互いに実質同等なものとなる。この結果、放熱部20における冷却効果を冷却領域内でより均一化することが可能となる。
また、第1実施形態によると、各電子部品14のうち最も発熱量が大きな電子部品14aは、両実装面12a,12bのうち片側の対向実装面12aに実装されている。この位置関係では、最も発熱量が高い電子部品14aと筒部23との距離が短くなるため、当該電子部品14aを重点的かつ効率的に冷却可能となる。
また、第1実施形態によると、冷却液を循環させる循環装置2が、入口部27及び出口部33と接続されている。流出口34から流出した冷却液の熱を放熱した後、再度、冷却液が流入口28に流入されるので、継続的に冷却性能を発揮することができる。
(第2実施形態)
図7に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態の放熱部220において、入口用ハウジング226と出口用ハウジング232とは、本体部222の側面のうち、互いに直交して隣接する側面22aに、各々ねじ38により締結されている。このため、流入口228における冷却液の流入方向Dinと、流出口234における冷却液の流出方向Doutとは、互いに異なり、特に流入方向Dinと流出方向Doutとの角度差は、90度となっている。
第2実施形態では、筒部223は例えば3つ設けられている。各筒部223は、流入口228から流入方向Dinに流入する冷却液を、流出口234の流出方向Doutに合うように偏向させるために、90度の角度差に応じて90度曲げられた曲げ部224を有している。各筒部223において曲げ部224の前後には、直線的に延伸する直線部225が設けられ、当該直線部225においては、各筒部223は、互いに実質平行となるように並んで配置されている。このため、筒部223のうち、曲げ部224によるカーブの最も外側に配置された筒部223cは、内側の筒部223a,223bよりも、大回りになる分、経路長さが長くなっている。
これに対し、第2実施形態でも、各筒部223の断面積は、経路長さが長い筒部223である程、大きくなるように設定されている。すなわち、曲げ部224によるカーブの最も外側に配置された筒部223cは、他の内側の筒部223a,223bよりも、断面積が大きくなるように設定されている。
以上説明した第2実施形態によると、各筒部223は、流入口228の流入方向Dinと流出口234の流出方向Doutとの角度差に応じて曲げられた曲げ部224を有する。このような曲げ部224を各筒部223に設けると、スムーズな冷却液の流れが実現されると共に、表部における入口部27及び出口部33の位置設定の自由度が高まる。したがって、電子制御装置200の車両等への搭載性を高めつつ、高い冷却性能を実現することができる。
より詳細に、こうした曲げ部224を設ける構成では、筒部223が互いに並列関係にあるので、各筒部223に対応する経路長さは、互いに異なるものとなる蓋然性が高く、冷却領域間の冷却効果のばらつきが懸念される。しかしながら、上述の断面積等の設定によって、冷却効果を冷却領域間で均一化することが可能となるので、こうした構成と相俟って、より実用性の高い電子制御装置200が実現できるのである。
(第3実施形態)
図8に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態の電子回路部10は、発熱量が比較的大きな電子部品14aが特定領域に集中して配置されたことにより、実装面12a上に、単位面積当たりの発熱量が小さな小発熱領域H1と、当該小発熱領域H1よりも単位面積当たりの発熱量が大きな大発熱領域H2と、を有している。
第3実施形態の放熱部320において第1筐体321の本体部332は、大発熱領域H2と基板12の板厚方向Dtに重なる箇所に、複数の筒部23を部分的に配置している。一方の小発熱領域H1と板厚方向Dtに重なる箇所において、第1筐体321は、筒部23の代わりに、突起状のフィンを配置していてもよい。
以上説明した第3実施形態の電子制御装置300によると、複数の筒部23は、電子回路部10のうち大発熱領域H2と板厚方向Dtに重なって、放熱部20のうち部分的な範囲に配置される。こうした部分的な範囲への配置によって、大発熱領域H2を重点的かつ効率的に冷却可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、変形例1としては、各筒部23は、矩形筒穴状又は楕円筒穴状に形成されてもよい。
変形例2としては、第2筐体40にも第1筐体21と同様の筒部23を設けてもよい。また、第2筐体40に突起状のフィンを配置してもよい。
変形例3としては、放熱部20は、実装面12a又は12bと対向するように配置されていれば、電子回路部10を収容する筐体でなくてもよい。
第2実施形態に関する変形例4としては、流入方向Dinと流出方向Doutとの角度差は、90度以外の例えば45度、60度、180度等、任意に設定されていてもよく、曲げ部224は、角度差に応じて曲げられていれば、その曲げ角度が当該角度差に一致していなくてもよい。例えば、分岐部分29及び合流部分35で冷却液が流れる方向を少し調整することも可能である。
100,200,300 電子制御装置、2 循環装置、10 電子回路部、12 基板、12a,12b 実装面、14,14a,14b 電子部品、20,220,320 放熱部、23,23a〜e,223,223a〜c 筒部、27 入口部、28,228 流入口、33 出口部、34,234 流出口、224 曲げ部、Din 流入方向、Dout 流出方向、Dt 板厚方向、H1 小発熱領域、H2 大発熱領域

Claims (7)

  1. 基板(12)及び前記基板の実装面(12a,12b)に実装された複数の電子部品(14,14a,14b)を有する電子回路部(10)と、前記実装面と対向するように配置され、前記電子部品から発生する熱を放熱する放熱部(20,220,320)と、を備える電子制御装置であって、
    前記放熱部は、
    前記放熱部の表部に開口し、冷却液を前記放熱部の内部に流入させる流入口(28,228)を有する入口部(27)と、
    前記放熱部の表部に開口し、前記冷却液を前記放熱部の外部に流出させる流出口(34,234)を有する出口部(33)と、
    前記放熱部の内部に形成され、前記冷却液が流れる通路であって、前記入口部から分岐すると共に、前記出口部で合流するように、互いに並列に配置された複数の筒部(23,23a〜e,223,223a〜c)と、を有する電子制御装置。
  2. 前記複数の筒部のうち1つの特定の筒部を通る前記流入口から前記流出口までの経路(PL)の長さを前記特定の筒部の経路長さと定義すると、
    各前記筒部の断面積は、前記経路長さが長い前記筒部である程、大きくなるように設定されている請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 各前記筒部は、円筒穴状に形成され、
    前記複数の筒部のうち、2つの筒部の前記経路長さの比率が前記2つの筒部の直径の比率の5乗に正比例するように、各前記筒部の直径が設定されている請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記流入口における前記冷却液の流入方向(Din)と前記流出口における前記冷却液の流出方向(Dout)とは、互いに異なり、
    各前記筒部は、前記流入方向と前記流出方向との角度差に応じて曲げられた曲げ部(224)を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の電子制御装置。
  5. 前記電子回路部は、発熱量が小さな小発熱領域(H1)と、前記小発熱領域よりも発熱量が大きな大発熱領域(H2)を有し、
    前記複数の筒部は、前記大発熱領域と前記基板の板厚方向(Dt)に重なって、前記放熱部のうち部分的な範囲に配置される請求項1から4のいずれか1項に記載の電子制御装置。
  6. 前記複数の筒部は、前記放熱部において、前記基板の両側の前記実装面のうち片側の対向実装面(12a)と対向する側に設けられ、
    各前記電子部品のうち最も発熱量が大きな電子部品(14a)は、前記対向実装面に実装されている請求項1から5のいずれか1項に記載の電子制御装置。
  7. 前記入口部及び前記出口部は、前記流出口から流出した前記冷却液の熱を放熱した後、前記流入口に流入させることで、前記冷却液を循環させる循環装置(2)と、接続されている請求項1から6のいずれか1項に記載の電子制御装置。
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