JP2018061990A - Core gripping device - Google Patents
Core gripping device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018061990A JP2018061990A JP2016202327A JP2016202327A JP2018061990A JP 2018061990 A JP2018061990 A JP 2018061990A JP 2016202327 A JP2016202327 A JP 2016202327A JP 2016202327 A JP2016202327 A JP 2016202327A JP 2018061990 A JP2018061990 A JP 2018061990A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- baseboard
- pressure
- gripping device
- gripping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は中子把持装置に関する。 The present invention relates to a core gripping device.
鋳造用の中子は、作製される鋳物に中空部を形成するために用いられる鋳型である。従来、中子は人手によって金型に納められていた。しかしながら、近年、鋳物が高精度化するにしたがって、金型に中子を高精度に配置することが重要になってきている。このため、金型に中子を高精度に配置するための技術が重要になってきている。 The casting core is a mold used to form a hollow portion in a casting to be produced. Traditionally, the core was manually placed in the mold. However, in recent years, it has become important to arrange the core with high precision in the mold as the casting becomes highly accurate. For this reason, a technique for arranging the core with high precision in the mold has become important.
特許文献1には、鋳造用の中子を搬送するための搬送装置に関する技術が開示されている。
中子を把持する方法の一つとして、先端部に膨張および収縮可能な把持部を備えるピッカーを用いて中子を把持する方法がある。この方法では、中子に形成された孔部にピッカーの把持部を挿入し、把持部を膨張させてピッカーを中子の孔部に固定することで中子を把持する。 As one of the methods for gripping the core, there is a method for gripping the core using a picker provided with a gripping portion that can expand and contract at the tip portion. In this method, a picker gripping portion is inserted into a hole formed in the core, the gripping portion is expanded, and the picker is fixed to the core hole to grip the core.
しかしながら、中子に形成された孔部にピッカーの把持部を挿入する際に把持部の挿入位置が規定の位置からずれると、中子把持装置から中子に応力が印加されて中子が破損する恐れがある。また、中子把持装置が中子を把持して搬送するする際、中子把持装置が中子を把持した状態で中子を昇降させるが、この際に中子把持装置が中子を把持している位置がずれていると、昇降時に中子に鉛直方向の力が加わり、中子が破損する恐れがある。 However, if the gripper insertion position deviates from the specified position when the picker gripping part is inserted into the hole formed in the core, stress is applied from the core gripping device to the core and the core is damaged. There is a fear. Also, when the core gripping device grips and transports the core, the core gripping device lifts and lowers the core while gripping the core. At this time, the core gripping device grips the core. If the position is shifted, a vertical force is applied to the core during ascent and descent, which may damage the core.
上記課題に鑑み本発明の目的は、中子の破損を抑制することが可能な中子把持装置を提供することである。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a core gripping device capable of suppressing breakage of the core.
本発明にかかる、中子を把持する中子把持装置は、流体を用いて膨張および収縮可能な把持部を備え、前記中子に形成された孔部に前記把持部を鉛直方向から挿入して膨張させることで前記中子を把持するピッカーと、前記ピッカーを移動させる駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記中子と前記中子把持装置との間に働く圧力を検出する圧力センサと、を備える。前記制御部は、前記圧力センサで検出した圧力に応じて前記ピッカーが移動するように前記駆動部を制御する。 A core gripping device for gripping a core according to the present invention includes a gripping portion that can be expanded and contracted using a fluid, and the gripping portion is inserted into a hole formed in the core from a vertical direction. A picker that grips the core by being expanded, a drive unit that moves the picker, a control unit that controls the drive unit, and a pressure that acts between the core and the core gripping device are detected. A pressure sensor. The control unit controls the drive unit so that the picker moves according to the pressure detected by the pressure sensor.
本発明にかかる中子把持装置では、中子と中子把持装置との間に働く圧力を検出する圧力センサを設け、この圧力センサで検出した圧力に応じてピッカーを制御している。よって、中子把持装置から中子に大きな圧力が印加されることを抑制することができるので、中子把持装置から印加される圧力によって中子が破損することを抑制することができる。 In the core gripping device according to the present invention, a pressure sensor for detecting a pressure acting between the core and the core gripping device is provided, and the picker is controlled according to the pressure detected by the pressure sensor. Therefore, since it can suppress that a big pressure is applied to a core from a core holding apparatus, it can suppress that a core is damaged by the pressure applied from a core holding apparatus.
本発明により、中子の破損を抑制することが可能な中子把持装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a core gripping device capable of suppressing breakage of the core.
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる中子把持装置を示す正面図である。図1に示すように、中子把持装置1は、支持部10、制御部11、駆動部12、ピッカー13a、13b、及び圧力センサ17a〜17cを備える。各々のピッカー13a、13bは、支持部10の下面から下方向(z軸マイナス方向)に伸びるように、支持部10に固定されている。支持部10およびピッカー13a、13bは、中子を把持して支持する必要があるため、ある程度の強度が必要である。例えば、支持部10およびピッカー13a、13bは、金属材料を用いて構成することができる。
<
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of the core gripping device according to the first embodiment. As shown in FIG. 1, the
ピッカー13a、13bの各々の先端には把持部14a、14bがそれぞれ設けられている。把持部14a、14bは、気体や液体などの流体(以下では気体を用いた場合を例として説明する)を用いて膨張および収縮可能に構成されており、例えばゴムなどの弾性部材を用いて構成することができる。例えば、把持部14a、14bはゴム風船を用いて構成することができる。
圧力センサ17a〜17cはそれぞれ、支持部10の下面から下方向(z軸マイナス方向)に伸びる柱状部材16a〜16cの先端に取り付けられている。圧力センサ17a〜17cは、中子把持装置1と中子20(巾木部24)との間に働く圧力を検出する(図3参照)。例えば、圧力センサ17a〜17cは、中子20(巾木部24)の水平面における複数箇所24a〜24cの圧力を検出可能に構成されている。例えば、圧力センサ17a〜17cには感圧シートを用いることができる。各々の圧力センサ17a〜17cで検出された圧力値は、制御部11に供給される。
The
駆動部12は、支持部10を移動可能に構成されている。支持部10にはピッカー13a、13bが固定されているので、駆動部12が支持部10を移動させることで、支持部10に固定されているピッカー13a、13bが移動する。例えば、駆動部12は、x軸、y軸、及びz軸に沿って支持部10を移動させることができる。例えば、駆動部12にはロボットアームを用いることができる。
The
制御部11は、駆動部12を制御する。具体的には、制御部11は、圧力センサ16a〜16cで検出した圧力に応じてピッカー13a、13bが移動するように駆動部12を制御する。
The
図2は、中子の一例を示す平面図である。図2に示すように、中子20は、中子本体部21および巾木部24、25を有する。中子本体部21には、鋳物に中空部を形成するための型22a〜22cが形成されている。各々の型22a〜22cは同一形状を有しており、各々の鋳物の金型に各々の型22a〜22cを納めて鋳造することで、鋳物に各々の型22a〜22cに対応する中空部を形成することができる。
FIG. 2 is a plan view showing an example of the core. As shown in FIG. 2, the
巾木部24、25は、中子20を金型に納めた際に中子20が安定するように設けた部分であり、図2に示す例では中子本体部21の両側端部を延長して形成している。例えば、中子20を金型に納めた際、巾木部24、25が金型で支持される。また、巾木部24、25には、中子20を把持するための孔部26a、26b、27a、27bが形成されている。孔部26a、26b、27a、27bはz軸方向に伸びるように形成されている。例えば、中子20は砂を用いて形成されている。
The
図3は、本実施の形態にかかる中子把持装置が中子を把持している状態を示す断面図である。図3では、中子把持装置1が、図2に示す中子20の一方の巾木部24を把持している状態を示しているが、中子把持装置が中子20の他方の巾木部25を把持する場合についても同様である。中子把持装置が中子20の他方の巾木部25を把持する場合も同様に、巾木部25の孔部27a、27bにピッカーの把持部を挿入して膨張させて中子を把持する。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state where the core holding device according to the present embodiment is holding the core. 3 shows a state in which the core
図3の中子の断面図は、図2に示す中子20の巾木部24を孔部26a、26bを通るxz平面で切断した断面を示している。本実施の形態では、各々のピッカー13a、13bを中子20の巾木部24に形成された孔部26a、26bに各々挿入し、各々のピッカー13a、13bの先端に設けられた把持部14a、14bを膨張させて巾木部24を把持している。つまり、孔部26a、26bの内部で把持部14a、14bを膨張させることで、ピッカー13a、13bと中子20の巾木部24とが固定される。同様に、中子把持装置1が中子20の他方の巾木部25(図2参照)を把持した状態で、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて移動させることで、中子20を移動させることができる。
The cross-sectional view of the core shown in FIG. 3 shows a cross section obtained by cutting the
このとき、各々の圧力センサ17a〜17cは、巾木部24の上面24a〜24cと当接して、中子把持装置1と巾木部24との間に働く圧力を検出する。具体的には、圧力センサ17aは、巾木部24の上面24aと中子把持装置1との間に働く圧力、つまり、巾木部24の上面24aから圧力センサ17aに印加される圧力を検出する。圧力センサ17bは、巾木部24の上面24bと中子把持装置1との間に働く圧力、つまり、巾木部24の上面24bから圧力センサ17bに印加される圧力を検出する。圧力センサ17cは、巾木部24の上面24cと中子把持装置1との間に働く圧力、つまり、巾木部24の上面24cから圧力センサ17cに印加される圧力を検出する。
At this time, each of the
次に、本実施の形態にかかる中子把持装置が中子を把持する際の動作について、図4A〜図4Eに示す断面図を用いて説明する。以下では、中子置台31に置かれている中子20(巾木部24)を中子把持装置1を用いて金型32(図4E参照)に配置するまでの動作について説明する。
Next, the operation when the core gripping device according to the present embodiment grips the core will be described with reference to cross-sectional views shown in FIGS. 4A to 4E. Below, operation | movement until it arrange | positions to the metal mold | die 32 (refer FIG. 4E) using the core holding |
まず、図4Aに示すように、中子把持装置1を中子20(巾木部24)が置かれている場所に移動する。具体的には、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて移動し、中子把持装置1のxy平面での座標を合わせて、巾木部24の上に中子把持装置1が配置されるようにする。このとき、巾木部24に形成された各々の孔部26a、26bの上に各々のピッカー13a、13bが配置されるようにする。
First, as shown to FIG. 4A, the core holding | gripping
次に、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて下方向(z軸マイナス方向)に移動させる。これにより、各々のピッカー13a、13bが降下して、図4Bに示すように、巾木部24に形成された各々の孔部26a、26bの内部にピッカー13a、13bの把持部14a、14bがそれぞれ挿入される。このとき、各々の圧力センサ17a〜17cは、巾木部24の上面24a〜24cと当接して、中子把持装置1と巾木部24との間に働く圧力を検出する。
Next, the
巾木部24に形成された孔部26a、26bの規定の位置に把持部14a、14bが挿入されていない場合、つまり、巾木部24に対する中子把持装置1の相対的な位置がずれている場合、各々の圧力センサ17a〜17cで検出された圧力は正常な値を示さない。この場合、制御部11は、中子把持装置1の位置が正しい位置になるように駆動部12を制御する。
When the
例えば、各々の圧力センサ17a〜17cで検出した圧力が高すぎる場合、具体的には巾木部24にかかる圧力が所定の規定値以上である場合は、制御部11は中子把持装置1の位置が異常であると判断することができる。また、各々の圧力センサ17a〜17cで検出した各々の圧力の差が所定の範囲外の場合、つまり、各々の圧力センサ17a〜17cで検出した各々の圧力の差が大きい場合は、巾木部24の上面24a〜24c(xy平面)に対して中子把持装置1の位置が斜めになっているため、制御部11は中子把持装置1の位置が異常であると判断することができる。
For example, when the pressure detected by each of the
一方、各々の圧力センサ17a〜17cで検出された圧力が正常な値を示す場合は、巾木部24に形成された孔部26a、26bの規定の位置に把持部14a、14bが挿入されている。この場合は、図4Cに示すように、把持部14a、14bを膨張させて、把持部14a、14bを巾木部24に当接させる。これにより、ピッカー13a、13bと巾木部24とが固定される。
On the other hand, when the pressure detected by each of the
その後、ピッカー13a、13bが巾木部24を把持した状態で、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて上方向(z軸プラス方向)に移動させる。これにより、各々のピッカー13a、13bが上昇して、中子20(巾木部24)が持ち上げられる。例えば、制御部11は、圧力センサ17a〜17cで検出した圧力が所定の圧力以上になった際にピッカー13a、13bを上昇させるように駆動部12を制御してもよい。つまり、圧力センサ17a〜17cで検出した圧力が所定の圧力以上である場合は、把持部14a、14bの膨張によって把持部14a、14bが巾木部24に強固に固定されていることを示している。よって、中子20(巾木部24)を安定して持ち上げることができる。
Thereafter, in a state where the
また、例えば、制御部11は、圧力センサ17a〜17cで検出した巾木部24の上面24a〜24cにおける圧力の差が所定の範囲内である場合に、ピッカー13a、13bを上昇させるように駆動部12を制御してもよい。これにより、中子20(巾木部24)を安定して持ち上げることができる。
Further, for example, the
その後、図4Dに示すように、中子把持装置1が中子20(巾木部24)を把持している状態で、中子把持装置1を金型32が配置されている場所まで移動して中子20(巾木部24)を搬送する。そして、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて下方向(z軸マイナス方向)に移動させる。これにより、巾木部24が金型32の凹部33に収容される。
Thereafter, as shown in FIG. 4D, the
図4Eに示すように、巾木部24が金型32の正常な位置に収容されると、各々の圧力センサ17a〜17cで検出される圧力は正常な値となる。一方で、例えば、図5に示すように、巾木部24と金型32との水平面(xy平面)における位置がずれている場合は、巾木部24を下方向に移動させた際に、巾木部24の下面が金型32の上面35と干渉する。この場合は、各々の圧力センサ17a〜17cで検出された圧力は正常な値を示さないため、制御部11は、ピッカー13a、13bの降下を停止するように駆動部12を制御する。その後、制御部11は、中子把持装置1の位置が正しい位置になるように駆動部12を制御する。
As shown in FIG. 4E, when the
つまり、図5に示す場合は、金型32の上面35から巾木部24に力が加わるため、圧力センサ17aで検出される圧力は、圧力センサ17b、17cで検出される圧力よりも大きくなる。このように、各々の圧力センサ17a〜17cのうち特定の圧力センサの値が高くなった場合、制御部11は中子把持装置1の把持状態(搬送状態)が異常であると判断することができる。
That is, in the case shown in FIG. 5, since force is applied from the
換言すると、正常時においては、各々の圧力センサ17a〜17cで検出される圧力の差は所定の範囲内であるが、図5に示した場合のように、金型32に対して巾木部24の位置が正常な位置にない場合は、各々の圧力センサ17a〜17cで検出される巾木部24の複数箇所24a〜24cの圧力の差が所定の範囲外となる。このような場合に、制御部11は中子把持装置1の把持状態(搬送状態)が異常であると判断することができる。
In other words, under normal conditions, the difference in pressure detected by each of the
図4Eに示すように、巾木部24が金型32の正常な位置に収容された後、各々のピッカー13a、13bの把持部14a、14bを収縮させ、各々のピッカー13a、13bを上昇させる。これにより、巾木部24の各々の孔部26a、26bから各々のピッカー13a、13bが抜かれる。
As shown in FIG. 4E, after the
以上で説明したように、本実施の形態にかかる中子把持装置1では、中子20(巾木部24)と中子把持装置1との間に働く圧力を検出する圧力センサを設け、この圧力センサで検出した圧力に応じてピッカーを制御している。よって、中子把持装置1から中子に大きな圧力が印加されることを抑制することができるので、中子把持装置1から印加される圧力によって中子が破損することを抑制することができる。したがって、中子の破損を抑制することが可能な中子把持装置を提供することができる。
As described above, in the core
<実施の形態2>
次に本発明の実施の形態2について説明する。
図6は、中子の一例を示す側面図であり、図2に示した中子20をy軸方向マイナス側からみた側面図である。図6に示すように、中子20の中子本体部21(型23a)の形状が、y軸と平行な中心軸29を中心として、xz平面において左右非対称である場合、中子20には、中心軸29を中心とした回転モーメントMが働く。このため、このような中子20を中子把持装置1を用いて把持すると、中子20には中心軸29を中心とした回転モーメントMが働き、把持している中子20が回転する恐れがある。本実施の形態では、中子20の破損を抑制できると共に、中心軸29を中心とした回転モーメントMが働く中子20であっても安定して把持することができる中子把持装置について説明する。
<
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
6 is a side view showing an example of the core, and is a side view of the core 20 shown in FIG. 2 as viewed from the negative side in the y-axis direction. As shown in FIG. 6, when the shape of the core body 21 (die 23 a) of the
図7は、実施の形態2にかかる中子把持装置が中子を把持している状態を示す断面図である。なお、実施の形態2にかかる中子把持装置の構成は、実施の形態1で説明した中子把持装置1の構成と同様であるので、重複した説明は省略する。本実施の形態では、図7に示すように、中子の巾木部44に形成されている孔部46a、46bのxz平面における断面形状が、実施の形態1で説明した中子の巾木部24の孔部26a、26bのxz平面における断面形状(図3参照)と異なる。
FIG. 7 is a cross-sectional view illustrating a state in which the core holding device according to the second embodiment is holding the core. Note that the configuration of the core gripping device according to the second embodiment is the same as the configuration of the core
すなわち、図7に示すように、巾木部44の孔部46aは、z軸方向プラス側(上側)に向かうにしたがって孔部46aの開口径が徐々に小さくなるテーパー形状である。また、巾木部44の孔部46bは、z軸方向プラス側(上側)に向かうにしたがって孔部46bの開口径が徐々に大きくなるテーパー形状である。
That is, as shown in FIG. 7, the
本実施の形態においても、各々のピッカー13a、13bを中子20の巾木部44に形成された孔部46a、46bに各々挿入し、各々のピッカー13a、13bの先端に設けられた把持部14a、14bを膨張させて巾木部44を把持している。つまり、孔部46a、46bの内部で把持部14a、14bを膨張させることで、ピッカー13a、13bと中子20の巾木部44とが固定される。
Also in the present embodiment, the
ここで、巾木部44の孔部46aの形状は、z軸方向プラス側(上側)に向かうにしたがって孔部46aの開口径が徐々に小さくなるテーパー形状であるので、孔部46aに把持部14aを挿入して膨張させると、把持部14aの上側側面が孔部46aの側面と当接して、把持部14aから孔部46aにz軸方向プラス側(上側)の力が印加される。また、巾木部44の孔部46bの形状は、z軸方向プラス側(上側)に向かうにしたがって孔部46bの開口径が徐々に大きくなるテーパー形状であるので、孔部46bに把持部14bを挿入して膨張させると、把持部14bの下側側面が孔部46bの側面と当接して、把持部14bから孔部46bにz軸方向マイナス側(下側)の力が印加される。
Here, the shape of the
このように、巾木部44の孔部46aにはz軸方向プラス側(上側)の力が印加され、巾木部44の孔部46bにはz軸方向マイナス側(下側)の力が印加されるので、巾木部44に働く回転軸39(y軸と平行な軸)を中心とした回転モーメントM(図6参照)を抑えることができる。
Thus, the z-axis direction positive side (upper side) force is applied to the
また、本実施の形態においても各々の圧力センサ17a〜17cは、巾木部44の上面44a〜44cと当接して、中子把持装置1と巾木部44との間に働く圧力を検出する。具体的には、圧力センサ17aは、巾木部44の上面44aと中子把持装置1との間に働く圧力、つまり、巾木部44の上面44aから圧力センサ17aに印加される圧力を検出する。圧力センサ17bは、巾木部44の上面44bと中子把持装置1との間に働く圧力、つまり、巾木部44の上面44bから圧力センサ17bに印加される圧力を検出する。圧力センサ17cは、巾木部44の上面44cと中子把持装置1との間に働く圧力、つまり、巾木部44の上面44cから圧力センサ17cに印加される圧力を検出する。
Also in the present embodiment, each of the
次に、本実施の形態にかかる中子把持装置が中子を把持する際の動作について、図8A〜図8Fに示す断面図を用いて説明する。以下では、中子置台31に置かれている中子20(巾木部44)を中子把持装置1を用いて金型32(図8F参照)に配置するまでの動作について説明する。
Next, the operation when the core gripping device according to the present embodiment grips the core will be described with reference to cross-sectional views shown in FIGS. 8A to 8F. Below, operation | movement until it arrange | positions to the metal mold | die 32 (refer FIG. 8F) using the core holding |
まず、図8Aに示すように、中子把持装置1を中子20(巾木部44)が置かれている場所に移動する。具体的には、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて移動し、中子把持装置1のxy平面での座標を合わせて、巾木部44の上に中子把持装置1が配置されるようにする。このとき、巾木部44に形成された各々の孔部46a、46bの上に各々のピッカー13a、13bが配置されるようにする。
First, as shown to FIG. 8A, the core holding | gripping
次に、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて下方向(z軸マイナス方向)に移動させる。これにより、各々のピッカー13a、13bが降下して、図8Bに示すように、巾木部44に形成された各々の孔部46a、46bの内部にピッカー13a、13bの把持部14a、14bがそれぞれ挿入される。このとき、各々の圧力センサ17a〜17cは、巾木部44の上面44a〜44cと当接して、中子把持装置1と巾木部44との間に働く圧力を検出する。
Next, the
巾木部44に形成された孔部46a、46bの規定の位置に把持部14a、14bが挿入されていない場合、つまり、巾木部44に対する中子把持装置1の相対的な位置がずれている場合、各々の圧力センサ17a〜17cで検出された圧力は正常な値を示さない。この場合、制御部11は、中子把持装置1の位置が正しい位置になるように駆動部12を制御する。
When the
例えば、各々の圧力センサ17a〜17cで検出した圧力が高すぎる場合、具体的には巾木部44にかかる圧力が所定の規定値以上である場合は、制御部11は中子把持装置1の位置が異常であると判断することができる。また、各々の圧力センサ17a〜17cで検出した各々の圧力の差が所定の範囲外の場合、つまり、各々の圧力センサ17a〜17cで検出した各々の圧力の差が大きい場合は、巾木部44の上面44a〜44c(xy平面)に対して中子把持装置1の位置が斜めになっているため、制御部11は中子把持装置1の位置が異常であると判断することができる。
For example, when the pressure detected by each of the
一方、各々の圧力センサ17a〜17cで検出された圧力が正常な値を示す場合は、巾木部44に形成された孔部46a、46bの規定の位置に把持部14a、14bが挿入されていると判断することができる。
On the other hand, when the pressure detected by each of the
次に、図8Cに示すように、巾木部44の孔部46bに挿入されている把持部14bを膨張させる。これにより、把持部14bが巾木部44の孔部46bの側壁に当接し、ピッカー13bが巾木部44に固定される。ここで、孔部46bはz軸方向プラス側(上側)に向かうにしたがって孔部46bの開口径が徐々に大きくなるテーパー形状を有するので、巾木部44の孔部46bには把持部14bからz軸方向マイナス側(下側)の力が印加される。これにより、巾木部44の孔部46b付近には、中子置台31に押し付けられる力が働く。
Next, as shown in FIG. 8C, the gripping
次に、図8Dに示すように、巾木部44の孔部46aに挿入されている把持部14aを膨張させる。これにより、把持部14aが巾木部44の孔部46aの側壁に当接し、ピッカー13aが巾木部44に固定される。ここで、孔部46aはz軸方向プラス側(上側)に向かうにしたがって孔部46aの開口径が徐々に小さくなるテーパー形状を有するので、巾木部44の孔部46aには把持部14aからz軸方向プラス側(上側)の力が印加される。
Next, as shown in FIG. 8D, the gripping
このとき、把持部14aを膨張させ過ぎると、巾木部44の孔部46aに大きな力が加わり、巾木部44が破損する恐れがある。よって、本実施の形態では、孔部46aの近傍に配置された圧力センサ17a、17bを用いて、巾木部44の孔部46aに働く鉛直方向の力、換言すると、巾木部44の上面44a、44bと圧力センサ17a、17bとの間に働く圧力を検出し、この圧力が所定の値以上になった場合は、把持部14aの膨張を停止させる。これにより、巾木部44の孔部46aに大きな力が印加されることを抑制でき、巾木部44が破損することを抑制することができる。
At this time, if the
このような動作により、把持部14a、14bが巾木部44の孔部46a、46bの側壁に当接し、ピッカー13a、13bと巾木部24とが固定される。その後、ピッカー13a、13bが巾木部44を把持した状態で、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて上方向(z軸プラス方向)に移動させる。これにより、各々のピッカー13a、13bが上昇して、中子20(巾木部44)が持ち上げられる。
By such an operation, the gripping
例えば、制御部11は、圧力センサ17a〜17cで検出した圧力が所定の圧力以上になった際にピッカー13a、13bを上昇させるように駆動部12を制御してもよい。つまり、圧力センサ17a〜17cで検出した圧力が所定の圧力以上である場合は、把持部14a、14bの膨張によって把持部14a、14bが巾木部44に強固に固定されていることを示している。よって、中子20(巾木部44)を安定して持ち上げることができる。なお、ここでいう所定の圧力とは、上記で説明した巾木部44が破損することを抑制するために設定した圧力よりも十分に低い圧力である。
For example, the
また、例えば、制御部11は、圧力センサ17a〜17cで検出した巾木部44の上面44a〜44cにおける圧力の差が所定の範囲内である場合に、ピッカー13a、13bを上昇させるように駆動部12を制御してもよい。これにより、中子20(巾木部44)を安定して持ち上げることができる。
Further, for example, the
その後、図8Eに示すように、中子把持装置1が中子20(巾木部44)を把持している状態で、中子把持装置1を金型32が配置されている場所まで移動して中子20(巾木部44)を搬送する。そして、中子把持装置1の支持部10を駆動部12を用いて下方向(z軸マイナス方向)に移動させる。これにより、巾木部44が金型32の凹部33に収容される(図8F参照)。
After that, as shown in FIG. 8E, the
図8Eに示すように、中子把持装置1が各々のピッカー13a、13bを上昇させて中子20(巾木部44)を把持している状態では、巾木部44に回転軸39(y軸と平行な軸)を中心とした回転モーメントM(図6参照)が働く。しかし本実施の形態では、巾木部44の孔部46a、46bの形状をテーパー形状としているので、巾木部44の孔部46aにはz軸方向プラス側(上側)の力が印加され、巾木部44の孔部46bにはz軸方向マイナス側(下側)の力が印加される。よって、中子を把持した際に巾木部44に働く回転軸39(y軸と平行な軸)を中心とした回転モーメントM(図6参照)を抑えることができる。このとき、各々の圧力センサ17a〜17cで検出される圧力の差は所定の範囲内となる。
As shown in FIG. 8E, in the state where the core
図8Fに示すように、巾木部44が金型32の正常な位置に収容されると、各々の圧力センサ17a〜17cで検出される圧力は正常な値となる。一方で、例えば、巾木部44と金型32との水平面(xy平面)における位置がずれている場合は、巾木部44を下方向に移動させた際に、巾木部44の下面が金型32の上面と干渉する(図5参照)。この場合は、各々の圧力センサ17a〜17cで検出された圧力は正常な値を示さないため、制御部11は、ピッカー13a、13bの降下を停止するように駆動部12を制御する。その後、制御部11は、中子把持装置1の位置が正しい位置になるように駆動部12を制御する。
As shown in FIG. 8F, when the
つまり、正常時においては、各々の圧力センサ17a〜17cで検出される圧力の差は所定の範囲内であるが、金型32に対して巾木部44の位置が正常な位置にない場合は、各々の圧力センサ17a〜17cで検出される巾木部44の複数箇所44a〜44cの圧力の差が所定の範囲外となる。このような場合に、制御部11は中子把持装置1の把持状態(搬送状態)が異常であると判断することができる。
That is, when the pressure difference detected by each of the
図8Fに示すように、巾木部44が金型32の正常な位置に収容された後、各々のピッカー13a、13bの把持部14a、14bを収縮させ、各々のピッカー13a、13bを上昇させる。これにより、巾木部44の各々の孔部46a、46bから各々のピッカー13a、13bが抜かれる。
As shown in FIG. 8F, after the
以上で説明したように、本実施の形態にかかる中子把持装置1では、中子20(巾木部44)と中子把持装置1との間に働く圧力を検出する圧力センサを設け、この圧力センサで検出した圧力に応じてピッカーを制御している。よって、中子把持装置1から中子に大きな圧力が印加されることを抑制することができるので、中子把持装置1から印加される圧力によって中子が破損することを抑制することができる。したがって、中子の破損を抑制することが可能な中子把持装置を提供することができる。
As described above, in the core
また、本実施の形態では、巾木部44の孔部46a、46bの形状をテーパー形状としているので、巾木部44の孔部46aにはz軸方向プラス側(上側)の力が印加され、巾木部44の孔部46bにはz軸方向マイナス側(下側)の力が印加される。よって、中子を把持した際に巾木部44に働く回転軸39を中心とした回転モーメントM(図6参照)を抑えることができる。
Further, in the present embodiment, since the
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。 Although the present invention has been described with reference to the above embodiment, the present invention is not limited only to the configuration of the above embodiment, and within the scope of the invention of the claims of the present application. It goes without saying that various modifications, corrections, and combinations that can be made by those skilled in the art are included.
1 中子把持装置
10 支持部
11 制御部
12 駆動部
13a、13b ピッカー
14a、14b 把持部
16a〜16c 柱状部材
17a〜17c 圧力センサ
20 中子
21 中子本体部
22a〜22c 型
24、25 巾木部
26a、26b、27a、27b 孔部
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記中子把持装置は、
流体を用いて膨張および収縮可能な把持部を備え、前記中子に形成された孔部に前記把持部を鉛直方向から挿入して膨張させることで前記中子を把持するピッカーと、
前記ピッカーを移動させる駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、
前記中子と前記中子把持装置との間に働く圧力を検出する圧力センサと、を備え、
前記制御部は、前記圧力センサで検出した圧力に応じて前記ピッカーが移動するように前記駆動部を制御する、
中子把持装置。 A core gripping device for gripping the core,
The core gripping device is
A picker that includes a gripping portion that can be expanded and contracted using a fluid, and that grips the core by inserting the gripping portion from a vertical direction into a hole formed in the core and expanding the gripping portion;
A drive unit for moving the picker;
A control unit for controlling the driving unit;
A pressure sensor that detects pressure acting between the core and the core gripping device;
The control unit controls the driving unit so that the picker moves according to the pressure detected by the pressure sensor.
Core gripping device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202327A JP2018061990A (en) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | Core gripping device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202327A JP2018061990A (en) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | Core gripping device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018061990A true JP2018061990A (en) | 2018-04-19 |
Family
ID=61967238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016202327A Pending JP2018061990A (en) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | Core gripping device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018061990A (en) |
-
2016
- 2016-10-14 JP JP2016202327A patent/JP2018061990A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2017104648A1 (en) | Substrate transfer robot and method for operating same | |
JP6489112B2 (en) | Core transport device and core transport method | |
JP6439770B2 (en) | Core gripping method | |
JP2013086241A (en) | Chuck device and chuck method | |
JP5892459B2 (en) | Assembly robot and its control method | |
CN105609447A (en) | Orderly arrangement device and orderly arrangement method | |
JP2009028863A (en) | Non-contact carrier | |
JP2019029650A (en) | Pickup device of semiconductor chip, mounting device of the semiconductor chip, and mounting method | |
JP2010103286A (en) | Support device | |
JP5169095B2 (en) | Cylindrical transfer equipment | |
JP2002057498A (en) | Wiring board work system | |
JP2018061990A (en) | Core gripping device | |
EP3308879A1 (en) | Core grasping apparatus | |
CN1996550A (en) | Joint method of the base plate | |
JPH0768434A (en) | Assembly method of work unit and assembly device therefor | |
JP2010135401A (en) | Wafer positioning device | |
JP4922870B2 (en) | Board lift device | |
JP5261030B2 (en) | Semiconductor wafer transfer method | |
JP2010253614A (en) | Robot hand for use of fixture, and method of mounting/removing the fixture using the same | |
JP2018061989A (en) | Core gripping method | |
JP2018089734A (en) | Method of determining object liftability | |
JP2012142491A (en) | Transfer apparatus and work-piece pick up method | |
JP2018061988A (en) | Core gripping device | |
JP2001177296A (en) | Mounting machine for surface mounting component, and method for mounting surface mounting component | |
CN111293058A (en) | Control system and control method of electrostatic chuck |