JP2018052532A - Package and long film - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、包装体及び長尺状フィルムに関する。 The present invention relates to a package and a long film.
従来、箱や缶、瓶等の物品(被包装物)をまとめて包装する集積包装体として、熱収縮性のフィルム包材を用いた包装体が広く知られている。フィルム包材は、筒状体に成形されて被包装物を包装すると共に、被包装物の一部を露出させる開口部を有する。かかる包装体の開封は、開口部の縁に指を掛けてフィルム包材を引っ張り、開口部の縁からフィルム包材を切断する方法が一般的である。 2. Description of the Related Art Conventionally, a package using a heat-shrinkable film wrapping material is widely known as an integrated package for collectively packaging items (packaged items) such as boxes, cans, and bottles. The film wrapping material has an opening that is molded into a cylindrical body to wrap a packaged object and exposes a part of the packaged object. Such a package is generally opened by placing a finger on the edge of the opening and pulling the film packaging material to cut the film packaging material from the edge of the opening.
特許文献1には、上記フィルム包材の切断を容易にすべく、フィルム包材の開口部の周囲に切断補助線を形成したシュリンク包装体が開示されている。特許文献1の包装体では、切断補助線が被包装物の天面に達しない長さで開口部の縁から放射状に延びており、開封時には当該切断補助線を契機としてフィルム包材が切断される。 Patent Document 1 discloses a shrink wrapping body in which auxiliary cutting lines are formed around the opening of the film wrapping material in order to facilitate the cutting of the film wrapping material. In the package of Patent Document 1, the auxiliary cutting line extends radially from the edge of the opening with a length that does not reach the top surface of the package, and the film wrapping material is cut using the auxiliary cutting line as an opening when opening. The
ところで、フィルム包材を用いた包装体には、フィルム包材の切断が容易で開封し易いことが求められる一方、流通過程ではフィルム包材が容易に破断しないことが求められる。特許文献1に開示された包装体の場合、開口部の縁から切断補助線が放射状に形成されているため、良好な開封性は期待されるが、流通過程でフィルム包材の破断が発生し易いという課題が想定される。 By the way, a packaging body using a film wrapping material is required to be easy to cut and open the film wrapping material, and on the other hand, it is required that the film wrapping material is not easily broken in the distribution process. In the case of the package disclosed in Patent Document 1, since the auxiliary cutting lines are formed radially from the edge of the opening, good openability is expected, but the film packaging material breaks during the distribution process. The problem of being easy is assumed.
本発明に係る包装体は、被包装物と、熱収縮性のフィルム基材を有し、前記被包装物を包装するフィルム包材とを備え、前記フィルム包材は、前記被包装物の一部を露出させる開口部と、前記開口部の開口縁と交差する方向に形成された複数の第1切断補助線と、前記開口縁に沿う方向に並ぶ複数の貫通孔により構成され、互いに間隔をあけて2本以上形成された第2切断補助線とを有し、前記第1切断補助線は、前記開口縁を一端とする前記開口部の縁部である第1領域に位置し、前記各第2切断補助線は、前記第1領域に連設する第2領域に位置することを特徴とする。 The package according to the present invention includes a packaged article and a film packaging material that has a heat-shrinkable film base material and packages the packaged article. A plurality of first cutting auxiliary lines formed in a direction intersecting the opening edge of the opening, and a plurality of through holes arranged in a direction along the opening edge, and spaced apart from each other. The first cutting auxiliary line is located in a first region that is an edge of the opening with the opening edge as one end, The second cutting auxiliary line is located in a second region that is continuous with the first region.
本発明に係る長尺状フィルムは、上記包装体の前記フィルム包材となる未収縮の長尺状フィルムであって、前記フィルム基材となる長尺状フィルム基材を備え、前記各第1切断補助線は、前記第1領域となる前記長尺状フィルム基材の幅方向端縁部において、前記長尺状フィルム基材の幅方向に形成され、前記各第2切断補助線を構成する前記各貫通孔は、前記第2領域となる前記長尺状フィルム基材の幅方向端縁部と連設する領域において、前記長尺状フィルム基材の長手方向に並んで形成されていることを特徴とする。 The long film according to the present invention is a non-shrinkable long film that serves as the film wrapping material of the packaging body, and includes a long film base that serves as the film base. A cutting auxiliary line is formed in the width direction of the long film base at the edge in the width direction of the long film base serving as the first region, and constitutes each second cutting auxiliary line. Each of the through holes is formed side by side in the longitudinal direction of the long film substrate in a region that is connected to the edge in the width direction of the long film substrate serving as the second region. It is characterized by.
本発明の一態様によれば、フィルム包材の切断が容易で開封し易く、流通過程ではフィルム包材が容易に破断しない包装体を提供することができる。 According to one embodiment of the present invention, it is possible to provide a package body in which the film packaging material can be easily cut and easily opened, and the film packaging material is not easily broken in the distribution process.
以下、図面を参照しながら、本発明に係るフィルム包材及び包装体の実施形態の一例について詳細に説明する。 Hereinafter, an example of an embodiment of a film wrapping material and a package according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、実施形態の一例である包装体10の斜視図である。以下では、説明の便宜上、図1等に示すα方向を縦方向、β方向を横方向、γ方向を上下方向という場合がある。
FIG. 1 is a perspective view of a
図1に例示するように、包装体10は、被包装物11と、被包装物11を包装するフィルム包材12とを備える。フィルム包材12は、熱収縮性のフィルム基材13から構成され、被包装物11の一部を露出させる開口部15と、開口部15の縁である開口縁16と交差する方向に形成された複数の第1切断補助線20と、開口縁16に沿う方向に並ぶ複数の貫通孔から構成され、互いに間隔をあけて2本以上形成された第2切断補助線とを有する。第1切断補助線20は、開口縁16を一端とする開口部15の縁部である第1領域R1に位置する。第2切断補助線は、第1領域R1の一端(開口縁16)に連設する第2領域R2に位置する。第2領域R2は、フィルム包材12の第1領域R1以外の領域である。また、第2切断補助線は3本(30,40,50)形成されている。
As illustrated in FIG. 1, the
包装体10は、3個の被包装物11をフィルム包材12で包装した集積包装体である。3個の被包装物11は、包装体10の縦方向に並んでおり、フィルム包材12によって結束されている。包装体10を構成する被包装物11の数は特に限定されず、4個以上であってもよく、上下方向又は横方向に被包装物11が段積されていてもよい。また、被包装物11は2個若しくは1個であってもよい。包装体10を構成する被包装物11が1個である場合、フィルム包材12は、例えば被包装物11の開封防止用フィルム、或いは損傷・汚染防止用フィルムとして機能する。
The
被包装物11は、例えばブリックパック等の紙パックであって、略直方体形状を有する。各被包装物11は、互いに同一形状、同一寸法を有し、フィルム包材12によって結束された被包装物11の集積物もまた略直方体形状を有する。各被包装物11は、縦方向及び上下方向よりも横方向に長い形状を有する。なお、包装体は、互いに異なる形状、寸法の被包装物を有していてもよい。被包装物は、略直方体形状の紙パックに限定されず、種々の形状を有する箱や缶(後述の図8参照)、瓶、プラスチック容器、又は容器を有さない物品(例えば、書籍、文具、電池等)などであってもよい。
The
フィルム包材12は、上述の通り、熱収縮性のフィルム基材13を有するシュリンク包材である。フィルム基材13(シュリンク基材)には、従来公知の樹脂フィルムを用いることができる。当該樹脂フィルムの具体例としては、オレフィン系樹脂、エステル系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アミド系樹脂、又はアクリル系樹脂を主成分とするフィルムが挙げられる。フィルム基材13は、例えばオレフィン系樹脂を主成分として構成される。オレフィン系樹脂を主成分とするフィルム基材13は、一般的に低コストでありながら、伸縮性が高く破断強度に優れる。好適なオレフィン系樹脂の一例は、ポリエチレン、又はエチレン−αオレフィン共重合体である。
As described above, the
フィルム基材13を構成する樹脂フィルムは、単層フィルムであってもよく、同種又は異種の樹脂を積層した積層フィルムであってもよい。フィルム基材13の厚みは、例えば20μm〜100μmである。フィルム基材13には、一般的に無色透明の樹脂フィルムが用いられるが、各種印刷層が形成されていてもよい。
The resin film constituting the
上記樹脂フィルムは、少なくとも一方向に延伸されていることが好ましい。樹脂フィルムは、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムのいずれであってもよいが、一方向に高倍率で延伸され、当該一方向と直交する方向に低倍率で延伸されたフィルムが好ましい。この場合、樹脂フィルムの主延伸方向(高倍率で延伸された方向)が、フィルム基材13の主収縮方向となる。フィルム基材13の主収縮方向の熱収縮率は、120℃のオイルバスに20秒浸漬する条件において、例えば30%〜90%が好ましく、より好ましくは40%〜85%である。主収縮方向と直交する方向の熱収縮率は、例えば−10%〜50%である。
The resin film is preferably stretched in at least one direction. The resin film may be either a uniaxially stretched film or a biaxially stretched film, but a film that is stretched at a high magnification in one direction and stretched at a low magnification in a direction orthogonal to the one direction is preferable. In this case, the main stretching direction of the resin film (the direction stretched at a high magnification) is the main shrinkage direction of the
フィルム包材12は、フィルム基材13の熱収縮により、集積物の形状に追従して集積物に装着される。フィルム包材12は、集積物の両端に位置する2つの被包装物11の第1面11a(以下、集積物の縦方向端面という場合がある)を除く集積物の表面を覆っている。集積物の縦方向両端面は、周縁部がフィルム包材12に覆われ、中央部はフィルム包材12に覆われず露出している。
The
フィルム包材12には、接合部14が2箇所に形成されている。各接合部14は、一方の開口部15から他方の開口部15にわたって形成され、2枚のフィルム12a,12bを接合している。即ち、本実施形態では、2枚のフィルム12a,12bを接合してフィルム包材12が構成されている。フィルム包材12は、フィルム基材13の主収縮方向が包装体10の横方向となるように成形されることが好ましい。こうすることで、フィルム包材12が集積物の表面に密着した良好な包装形態が得られ易い。
The
接合部14は、例えば集積物側に向いた各フィルム12a,12bの内面同士を接合して形成される。接合部14は、熱溶着により形成されてもよく、溶剤溶着により、又は接着剤を用いることにより形成されてもよい。また、接合部14はフィルム包材12の1箇所に形成されてもよい。この場合、フィルム包材12は1枚のフィルムから構成される。なお、接合部14は、フィルム包材12の内面と外面を接合して形成されていてもよい。
The joining
フィルム包材12は、上述のように、被包装物11の一部を露出させる開口部15を有する。開口部15は、包装体10の開封に使用され、開封時には開口部15の縁である開口縁16からフィルム包材12が切断される。開口部15は、フィルム包材12の縦方向両端にそれぞれ形成されている。包装体10では、各開口部15が集積物の両端に位置する2つの被包装物11の第1面11a上にそれぞれ設けられている。なお、包装体は開口部15の一方が閉じられた形態であってもよい。
The
開口部15の形状は、主に集積物の形状に依存し、本実施形態では横方向に長い略楕円形状、又は長孔形状を有する。開口部15は、開封性と被包装物11の結束性を考慮して、例えば第1面11aの面積に対して10%〜80%の寸法(開口面積)で形成される。包装体10は、筒状体に成形されたフィルム包材を集積物に外嵌した後、熱収縮させることで製造されるが、集積物の縦方向両端から延出するフィルム包材の長さを調整することにより、開口部15の寸法を変更できる(後述の図4参照)。フィルム包材12の縦方向両端に形成される各開口部15は、例えば互いに略同一形状、略同一寸法を有する。
The shape of the
フィルム包材12は、第1領域R1において開口縁16と交差する方向に形成された複数の第1切断補助線20と、第2領域R2において開口縁16に沿う方向に並ぶ複数の貫通孔からそれぞれ構成された3本の第2切断補助線30,40,50とを有する。第2切断補助線30,40,50は、第2領域R2のうち、第1領域R1の近傍に位置することが好ましい。本実施形態では、開口部15の周囲において、第2切断補助線30,40,50が互いに交わることなく環状に形成されている。また、第2切断補助線30,40,50は、横方向に長い略楕円形状、又は長孔形状を呈するように形成されている。
The
第1切断補助線20は、包装体10を開封する際に、フィルム包材12の切断の開始を容易にする役割を果たし、第1切断補助線20の先端に位置する部分が切断起点となり易い。即ち、第1切断補助線20はフィルム包材12の切断のきっかけを作る。他方、第2切断補助線30,40,50は、開口縁16に沿った方向にフィルム包材12を切断し易くする。開口縁16から切断が開始されたフィルム包材12は、例えば第2切断補助線30に沿って切断され、次いで第2切断補助線40,50に沿って切断され、次第に開口部15から離れる方向に切断されていく。換言すると、フィルム包材12は、第1切断補助線20の延長線上に各切断補助線を真っ直ぐ横切って切断され難い。このため、流通過程で開口縁16が誤って引っ張られてもフィルム包材12が一気に破断するようなことは起こり難い。
The first cutting
フィルム包材12は、第2切断補助線30,40,50が形成される開口部15の周囲、特に集積物の縦方向端面に装着される部分において、収縮の程度が大きく、他の部分よりもフィルム包材12の厚みが厚くなり易い。集積物の縦方向端面に装着される部分におけるフィルム包材12の収縮率は、例えば40%以上、又は50%以上である。フィルム包材12が40%以上収縮する部分に第2切断補助線を少なくとも1本形成することで、包装体10の開封性が向上する。つまり、第2切断補助線は、少なくとも集積物の縦方向端面に装着される部分に形成されることが好ましく、言い換えると、開口部15の近傍であってフィルム包材12の収縮率が40%以上となる部分に形成されることが好ましい。
The
以下、図2をさらに参照しながら、第1切断補助線20及び第2切断補助線30,40,50について詳説する。図2は、開口部15の周囲の一部を拡大して示す図である。
Hereinafter, the first cutting
図1及び図2に例示するように、第1切断補助線20は、開口縁16から放射状に形成されている。第1切断補助線20は、例えば開口縁16の全長にわたって一様に形成される。第1切断補助線20同士の間隔は、好ましくは0.5mm〜10mmである。各々の間隔は略同一であってもよく、0.5mm〜10mmの範囲で不規則であってもよい。第1切断補助線20は、開口縁16と交差する方向に並ぶ複数の貫通孔から構成されるミシン目線であってもよいが、好ましくは開口縁16から切り込まれた切込みである。第1切断補助線20を切込みとした場合、各切込みはフィルム包材12の収縮により開口縁16側が広がった状態となる。本実施形態では、略楕円形状を有する開口部15の短軸方向の両端近傍(上下端部)において、第1切断補助線20が略一定の間隔で形成されている。
As illustrated in FIGS. 1 and 2, the first cutting
第1切断補助線20は、開口縁16から第2切断補助線30の方向に向かって形成されている。流通過程におけるフィルム包材12の意図しない破断を防止するため、各第1切断補助線20は、第2切断補助線30に交わらない長さで形成される。各第1切断補助線20は第1領域R1に形成され、第2切断補助線30,40,50は第2領域R2に形成される。各第1切断補助線20の長さL20は、好ましくは0.5mm〜5mmである。各第1切断補助線20の長さL20は略同一であってもよく、0.5mm〜5mmの範囲で互いに異なっていてもよい。
The first cutting
第2切断補助線30,40,50は、第1領域R1の近傍において、開口縁16に沿う方向に形成されている。開口部15の最も近くに形成される第2切断補助線30は、第1切断補助線20と交わらないように、第1切断補助線20の先端から離れた位置に形成される。開口縁16と第2切断補助線30の間隔D1は、例えば第1切断補助線20の長さL20の2倍〜5倍であり、具体的には1mm〜25mm程度である。第2切断補助線30の外側、即ち開口部15と反対側には、所定の間隔をあけて第2切断補助線40,50が順に形成されている。第2切断補助線30,40,50は、例えば略同心円状に形成され、互いに略平行である。
The second cutting
第2切断補助線30は、開口縁16に沿う方向に並ぶ複数の貫通孔31から構成されたミシン目線である。第2切断補助線40,50も同様に、複数の貫通孔41,51から構成されている。第2切断補助線30は、開口部15の全周囲にわたって環状に形成され、開口部15を取り囲んでいる。そして、第2切断補助線30の外側を第2切断補助線40が取り囲み、さらに第2切断補助線40の外側を第2切断補助線50が取り囲んでいる。
The second cutting
第2切断補助線30,40,50は、フィルム基材13の主収縮方向に沿って形成されることが好ましい。本実施形態では、第2切断補助線30,40,50が開口縁16に沿う方向に形成されている。この場合、第2切断補助線30,40,50が延びる方向とフィルム基材13の主延伸方向(フィルム基材13を構成する分子鎖の配向方向)が一致し、第2切断補助線30,40,50に沿ったフィルム包材12の切断がさらに容易となる。また、フィルム包材12の熱収縮による貫通孔の拡大が抑制されるため、フィルム包材12の外観が損なわれず、流通過程におけるフィルム包材12の耐久性が確保され易い。
The second
第2切断補助線30を構成する貫通孔31は、略真円形状であってもよいが、好ましくは開口縁16に沿う方向に長い長孔である。開口縁16に沿う方向の貫通孔31の長さL31は、例えば3mm〜7mmである。各貫通孔31の長さL31は互いに略同一であってもよく、3mm〜7mmの範囲で互いに異なっていてもよい。貫通孔31同士の間隔D31(後述の間隔D32を除く)は、長さL31より短いことが好ましく、例えば1mm〜5mmである。各々の間隔は互いに略同一であってもよく、1mm〜5mmの範囲で不規則であってもよい。
The through
第2切断補助線30は、2つ以上の貫通孔31からなる複数の貫通孔群32を含む。各貫通孔群32の間には、各貫通孔群32を構成する貫通孔31同士の間隔D31より広い間隙33が設けられる。つまり、第2切断補助線30は、複数の貫通孔群32が開口縁16に沿う方向に所定の間隔D32をあけて繰り返されたミシン目線である。貫通孔群32を構成する貫通孔31の数は、特に限定されないが、例えば1つの貫通孔31の長さL31が3mm〜7mmである場合、4個〜8個が好ましい。貫通孔群32同士の間隔D32の各々は、互いに略同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。
The second cutting
各貫通孔群32を構成する貫通孔31同士の間隔D31は、隣り合う第2切断補助線同士の間隔(第2切断補助線30と第2切断補助線40の間隔D2)より小さいことが好ましい。そして、貫通孔群32同士の間隔D32は、間隔D2より大きいことが好ましい。このような関係とすることで、開封時におけるフィルム包材12の切断箇所が第2切断補助線30上から第2切断補助線40上にスムーズに移動し易くなる(後述の図5参照)。例えば、間隔D32は5mm〜10mmであり、間隔D2は2mm〜8mmである。
Distance D 31 of the through-
第2切断補助線40,50についても、上述の第2切断補助線30と同様の構成が適用できる。即ち、第2切断補助線40を構成する貫通孔41は、開口縁16に沿う方向に長い長孔であり、貫通孔41同士の間隔D41は貫通孔41の長さL41より短いことが好ましい(第2切断補助線50についても同様)。フィルム包材12は、開口縁16に近づくほど収縮の程度が大きくなり易い。このため、後述する長尺状フィルム12Pにおいて各第2切断補助線の貫通孔の長さ、貫通孔同士の間隔がそれぞれ同じである場合、フィルム包材12では、通常、長さL51>長さL41>長さL31、間隔D51>間隔D41>間隔D31となる。
The same configuration as that of the second cutting
第2切断補助線40,50は、それぞれ、2つ以上の貫通孔41,51からなる複数の貫通孔群42,52を含む。各貫通孔群42,52の間には、各貫通孔群42,52を構成する各貫通孔同士の間隔より広い間隙43,53がそれぞれ設けられる。第2切断補助線40についても第2切断補助線30の場合と同様に、間隔D41は隣り合う第2切断補助線同士の間隔(間隔D2及び第2切断補助線40と第2切断補助線50の間隔D3)より小さいことが好ましい。そして、貫通孔群42同士の間隔D42は、間隔D2及び間隔D3より大きいことが好ましい。本実施形態では、さらに、間隔D51が間隔D3より小さく、貫通孔群52同士の間隔D52が間隔D3より大きい。
The second
隣り合う各第2切断補助線において、各貫通孔群同士の間隙は、開口縁16に沿う方向にずれて設けられることが好ましい。つまり、第2切断補助線30,40,50の間隙33,43,53が開口縁16と交差する方向に略完全に重なって真っ直ぐに形成されないことが好ましい。間隙33,43,53を開口縁16に沿う方向にずらすことで、切断箇所のスムーズな移動が可能となり開封性が向上する。なお、第2切断補助線30の間隙33と、第2切断補助線50の間隙53については、開口縁16と交差する方向に略完全に重なっていてもよい。
In each of the adjacent second cutting auxiliary lines, it is preferable that the gaps between the through hole groups are provided so as to be shifted in the direction along the opening
本実施形態では、第2切断補助線30の間隙33と、第2切断補助線40の間隙43が、開口縁16に沿う方向にずれて設けられ、各間隙の端の一部だけが開口縁16と交差する方向に重なっている。貫通孔31,41は、互いに千鳥状に形成されている。第2切断補助線40の間隙43と、第2切断補助線50の間隙53についても、開口縁16に沿う方向にずれて設けられ、貫通孔41,51は互いに千鳥状に形成されている。開口縁16と交差する方向に対する間隙43と間隙53の重なりの程度は、間隙33と間隙43の場合よりも大きい。また、間隙33と間隙53についても、開口縁16に沿う方向にずれて設けられているが、開口縁16と交差する方向に対する各間隙の重なりの程度は間隙43と間隙53の場合よりもさらに大きい。第2切断補助線30,40,50は、3つの間隙33,43,53が開口縁16と交差する方向に全く重ならないように形成されてもよい。
In the present embodiment, the
第2切断補助線の一部は、第1面11aと隣接する第2面11b,11c上に設けられていてもよい。本実施形態では、第2切断補助線50が第1面11a、及び第2面11b,11cの各2面上に設けられている。第2切断補助線50の大部分は第1面11a上に設けられるが、一部が第1面11aから食み出し、第2面11b,11cにかかっている。開口部15が設けられる第1面11aだけでなく、第2面11b,11cにもかかるように第2切断補助線を形成することで、開封性がさらに向上する。なお、複数の第2切断補助線が第2面11b,11cにかかるように設けられてもよい。
A part of the second cutting auxiliary line may be provided on the
ここで、図3を参照しながら、フィルム包材12となる長尺状フィルム12Pについて詳説する。図3は、フィルム包材12となる長尺状フィルム12Pを示す図である。長尺状フィルム12Pは、帯状の長尺体であって、例えば個々の包装体10に対応するサイズに分割された後、筒状体17K(後述の図4参照)に成形される。そして、筒状体17Kを被包装物11の集積物に外嵌した状態で熱収縮させることにより、集積物の形状に追従して装着されたフィルム包材12となる。なお、フィルム包材12は2つの長尺状フィルム12Pを用いて得られる。
Here, with reference to FIG. 3, the
以下では、長尺状フィルム12Pの各構成要素の符号に「P」を付して、対応するフィルム包材12の各構成要素と区別する。第1切断補助線20Pは、フィルム包材12の第1切断補助線20となり、第2切断補助線30P,40P,50Pは、それぞれフィルム包材12の第2切断補助線30,40,50となる。
Hereinafter, “P” is given to the reference numerals of the constituent elements of the
図3に例示するように、長尺状フィルム12Pは、フィルム基材13となる長尺状フィルム基材13Pに第1切断補助線20P及び第2切断補助線30P,40P,50Pが設けられたものである。各第1切断補助線20Pは、第1領域R1となる長尺状フィルム12Pの幅方向端縁部に形成される。第2切断補助線30P,40P,50Pは、第2領域R2となる長尺状フィルム12Pの幅方向端縁部と連設する領域において、長尺状フィルム基材13Pの長手方向に並んで形成される。第1切断補助線20P及び第2切断補助線30P,40P,50Pは、長尺状フィルム12Pの幅方向(TD方向)両側にそれぞれ形成されている。
As illustrated in FIG. 3, the
第1切断補助線20Pは、長尺状フィルム12Pの幅方向端縁に対して略垂直に形成されることが好ましい。第1切断補助線20Pは、例えば1mm〜5mmの長さで、スリット状に形成される。本実施形態では、長尺状フィルム12Pの長手方向が主収縮方向であり、筒状体17Kの周方向となる。即ち、第1切断補助線20Pが長尺状フィルム12Pの主収縮方向に対して略垂直に形成されるため、第1切断補助線の長さは熱収縮の前後で殆ど変化しない(第1切断補助線20Pの長さ≒第1切断補助線20の長さ)、或いは熱収縮によりやや短くなる程度である。
The first cutting
各第1切断補助線20Pは、不規則な間隔で形成されてもよいが、本実施形態では略等間隔で形成されている。第1切断補助線20P同士の間隔は、例えば1mm〜15mmである。第1切断補助線同士の間隔は、熱収縮の前後で変化し、一般的には熱収縮により狭くなる(第1切断補助線20P同士の間隔>第1切断補助線20同士の間隔)。また、上述のように、各第1切断補助線20は開口縁16側が広がった状態となる。
The first
第2切断補助線30P,40P,50Pは、長尺状フィルム12Pの幅方向端縁に対して略平行に形成され、互いに略平行に延びることが好ましい。第2切断補助線30Pを構成する貫通孔31P(第2切断補助線40P,50Pの貫通孔41P,51Pについても同様)は、長尺状フィルム12Pの長手方向に長い長孔であって、貫通孔31Pの長さL31Pは、例えば4mm〜10mmである。貫通孔31Pの幅は、例えば2mm以下である。貫通孔31Pは、長孔に限らずスリット状に形成されてもよい。貫通孔31P同士の間隔D31P(貫通孔群32P同士の間隔D32Pを除く)は、長さL31Pより短いことが好ましく、例えば1mm〜9mmである。
The second
本実施形態では、長尺状フィルム基材13Pの主収縮方向に沿って第2切断補助線30P,40P,50Pが形成されている。各貫通孔の長さL31P,L41P,L51Pは、例えば互いに略同一であるが、各補助線間で異ならせてもよい。また、各補助線を構成する各貫通孔の長さも一定でなくてもよい。各貫通孔同士の間隔D31P,D41P,D51Pは、例えば互いに略同一であるが、各補助線間で異ならせてもよいし、各補助線内で異ならせてもよい。
In the present embodiment, second
第2切断補助線30P,40P,50Pは、それぞれ、複数の貫通孔からなる複数の貫通孔群32P,42P,52Pを含み、各貫通孔群の間には、各貫通孔群を構成する貫通孔同士の間隔より広い間隙33P,43P,53Pが設けられる。長尺状フィルム12Pにおいても、貫通孔群同士の間隔と、隣り合う第2切断補助線同士の間隔との関係は、フィルム包材12の場合と同じである。つまり、各貫通孔群32Pを構成する貫通孔31P同士の間隔D31Pは、第2切断補助線30Pと第2切断補助線40Pとの間隔D2P以下であり、貫通孔群32P同士の間隔D32Pは、間隔D2Pより大きい。また、間隔D41P≦間隔D2P,D3P、且つ間隔D42P>間隔D2P,D3Pであり、間隔D51P≦間隔D3P、且つ間隔D52P>間隔D3Pである。
Each of the second cutting
本実施形態では、上述のように、間隔D1Pは間隔D2P,D3Pよりも大きく、間隔D2P,D3Pは互いに略同一であるが、例えば間隔D2P,D3Pを互いに異ならせてもよい。また、各間隙の間隔D32P,D42P,D52Pは、例えば互いに略同一であるが、各補助線間で異ならせてもよいし、各補助線内で異ならせてもよい。 In the present embodiment, as described above, the interval D1P is larger than the intervals D2P and D3P, and the intervals D2P and D3P are substantially the same. However, the intervals D2P and D3P may be different from each other, for example. Further, the intervals D 32P , D 42P , D 52P of the gaps are substantially the same as each other, for example, but may be different between the auxiliary lines or may be different within each auxiliary line.
隣り合う各第2切断補助線において、各貫通孔群同士の間隙は、長尺状フィルム12Pの長手方向にずれて設けられることが好ましい。つまり、間隙33Pと間隙43P、及び間隙43Pと間隙53Pは、長尺状フィルム12Pの幅方向に略完全に重なって形成されないことが好ましい。これにより、包装体10において、間隙33,43,53が開口縁16に沿う方向にずれて形成され易くなり、開封性が向上する。なお、間隙33P,43P,53Pの一部同士が長尺状フィルム12Pの幅方向に重なっていてもよく、間隙33Pと間隙53Pについては幅方向に略完全に重なっていてもよい。
In the adjacent second cutting auxiliary lines, the gaps between the through hole groups are preferably provided so as to be shifted in the longitudinal direction of the
ここで、図4を参照しながら、長尺状フィルム12Pを用いた包装体10の製造方法の一例について詳説する。図4は、長尺状フィルム12Pを用いて包装体10を製造する方法の一例を説明するための図である。図4では、3個の被包装物11を縦方向に並べた集積物に筒状体17Kを被せた状態を示している。
Here, an example of a method for manufacturing the
図4に例示する包装体10の製造工程では、2つの長尺状フィルム12Pを用いる。そして、各長尺状フィルム12Pの長手方向端部同士を熱溶着(例えば、溶断)して接合部14を形成した後、各被包装物11の一方の第2面11cが接合部14に当接するように集積物を2枚の長尺状フィルム12Pの間に挿入する。次に、当該一方の第2面11cと反対の他方の第2面11c側で2枚の長尺状フィルム12Pを溶断して接合部14を形成することで、集積物に外嵌された筒状体17Kが得られる。
In the manufacturing process of the
このとき、筒状体17Kの軸方向両端部は、集積物の縦方向両端からそれぞれ延出している。この状態で、筒状体17Kを加熱して熱収縮させることにより、フィルム包材12が集積物の形状に追従して装着された包装体10が得られる。筒状体17Kは、各被包装物11の各第2面11b,11cに密着すると共に、筒状体17Kの軸方向端部が、集積物の縦方向端面(第1面11a)側に折れ曲がり、当該縦方向端面の周縁部に密着する。集積物の縦方向端面の中央部は開口部15によって露出し、開口部15の近傍であって縦方向端面に装着される部分には各第2切断補助線が設けられる。例えば、集積物の縦方向両端から延出する筒状体17Kの長さを長くすると、開口部15の大きさは小さくなり、集積物の縦方向端面のうちフィルム包材12によって覆われる部分の面積は大きくなる。
At this time, both axial ends of the
図5は、包装体10を開封する様子を示す図である。図5に例示するように、包装体10は、開口縁16からフィルム包材12を切断することにより開封される。具体的な開封方法の一例としては、開口縁16の上端に指を掛けてフィルム包材12を上方に引っ張り、開口縁16の上端からフィルム包材12を切断する方法が挙げられる。
FIG. 5 is a diagram illustrating a state in which the
フィルム包材12には、開口部15の縁部である第1領域Rにおいて開口縁16から複数の第1切断補助線20が形成されているため、開口縁16の上端に指を掛けてフィルム包材12を上方に引っ張ると、第1切断補助線20の先端に位置する部分が切断起点となってフィルム包材12の切断が開始される。フィルム包材12には、さらに、第1領域R1と連設する第2領域R2において開口部15側から3本の第2切断補助線30、40,50が順に形成されているため、フィルム包材12は、各第2切断補助線に沿って切断され、次第に開口部15から離れる方向に切断されていく。
Since a plurality of first cutting
第1切断補助線20の先端から切断が開始されたフィルム包材12を継続して上方に引っ張ると、次にフィルム包材12は、第2切断補助線30に沿って切断される。そして、フィルム包材12は、例えば第2切断補助線30の間隙33の位置まで切断されたときに、第2切断補助線30を逸れて開口部15から離れる方向に切断され、続いて、第2切断補助線30の外側の第2切断補助線40に沿って切断される。間隙33の間隔D32は間隔D2より大きいため、間隙33ではこのような切断箇所のシフトが起こり易い。
When the
さらに継続してフィルム包材12を上方に引っ張ると、例えば第2切断補助線40の間隙43の位置まで切断されたときに、フィルム包材12は開口部15から離れる方向に切断され、続いて、第2切断補助線40の外側に位置する第2切断補助線50に沿って切断される。このように、フィルム包材12は開口部15から離れる方向に切断されていき、集積物から剥がされる。そして、包装体10から各被包装物11を取り出すことが可能となる。
When the
フィルム包材12は、上述のように、第2切断補助線30,40,50上を移動しながら開口部15から離れる方向に切断されていく。つまり、フィルム包材12は、第1切断補助線20の延長線上に真っ直ぐ切断されず、流通過程では第2切断補助線30,40,50が寧ろストッパーとして機能し、フィルム包材12が一気に破断するようなことは起こり難い。ゆえに、包装体10は、意図的に開封する際にはフィルム包材12の切断が容易で良好な開封性を有し、他方、流通過程ではフィルム包材12が容易に破断せず耐久性に優れる。包装体10によれば、フィルム基材13が伸縮性の高いオレフィン系樹脂を主成分とする場合であっても、良好な開封性が得られる。
As described above, the
上述の実施形態は、本発明の目的を損なわない範囲で適宜設計変更できる。例えば、上述の実施形態では、第2切断補助線が3本形成されるものとして説明したが、第2切断補助線は4本以上形成されてもよい。また、開口部から最も離れた第2切断補助線は、集積物の縦方向端面上に位置せず、縦方向端面に隣接する第2の面上に位置していてもよい。 The above-described embodiment can be appropriately changed in design as long as the object of the present invention is not impaired. For example, in the above-described embodiment, it has been described that three second cutting auxiliary lines are formed, but four or more second cutting auxiliary lines may be formed. Further, the second cutting auxiliary line furthest away from the opening may not be located on the vertical end face of the accumulation, but may be located on the second face adjacent to the vertical end face.
図6〜図8に、実施形態の他の一例を示す。図6〜図8では、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を用いて重複する説明を省略し、上述の実施形態との相違点について主に説明する。 6 to 8 show another example of the embodiment. 6 to 8, the same components as those in the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted, and differences from the above-described embodiment will be mainly described.
図6に例示する包装体60は、第1切断補助線66と第2切断補助線61,62が開口部15の周囲の一部のみに形成されている点で、包装体10と異なる。また、2本の第2切断補助線61,62が形成されている点で、包装体10と異なる。例えば、第1切断補助線66には第1切断補助線20と同様の構成が適用でき、第2切断補助線61,62にはそれぞれ第2切断補助線30,40と同様の構成が適用できる。図6に示す例では、第1切断補助線66、第2切断補助線61,62を有するフィルム63と、これらを有さないフィルム64とを接合してフィルム包材65が構成されている。
The
図7に例示する長尺状フィルム70Pは、3本の第2切断補助線71P,72P,73Pを有する点で、包装体10(長尺状フィルム12P)と共通する。一方、第2切断補助線71Pを構成する貫通孔74P同士の間隔D74Pが、第2切断補助線71Pと第2切断補助線72との間隔D5Pより大きく、長尺状フィルム12Pの幅方向端縁に沿った方向の貫通孔74Pの長さL74Pが、間隔D74Pより長い点で、長尺状フィルム12Pと異なる。第2切断補助線72P,73Pの貫通孔75P,76Pについても、第2切断補助線71Pの場合と同様の構成を有し、間隔D75P>間隔D5P,D6P、且つ長さL75P>間隔D75Pであり、間隔D76P>間隔D6P、且つ長さL76P>間隔D76Pである。例えば、各貫通孔の長さL74P,L75P,L76Pは互いに略同一で、また各貫通孔同士の間隔D74P,D75P,D76Pは互いに略同一であり、隣り合う第2切断補助線の各貫通孔は互いに千鳥状に形成されている。
A
フィルム包材70Pを用いて製造される包装体では、各第2切断補助線を構成する貫通孔同士の間隔が、隣り合う第2切断補助線同士の間隔より大きく、当該各貫通孔の開口縁に沿った方向の長さが、当該貫通孔同士の間隔より長くなる。
In the package manufactured using the
図8に例示する包装体80は、縦方向に4個、横方向に3個、合計12個の被包装物81が、フィルム包材82によって結束されている点で、包装体10と異なる。また、包装体80には、包装体60と同様に、2本の第2切断補助線84,85が形成されている。例えば、第1切断補助線83には第1切断補助線20と同様の構成が適用でき、第2切断補助線84,85にはそれぞれ第2切断補助線30,40と同様の構成が適用できる。被包装物81は、例えば略円柱形状の缶であって、互いに同一形状、同一寸法を有する。
The
10 包装体、11 被包装物、11a 第1面、11b,11c 第2面、12 フィルム包材、12a,12b フィルム、12P 長尺状フィルム、13 フィルム基材、13P 長尺状フィルム基材、14 接合部、15 開口部、16 開口縁、17K 筒状体、20 第1切断補助線、30,40,50 第2切断補助線、31,41,51 貫通孔、32,42,52 貫通孔群、33,43,53 間隙、R1 第1領域、R2 第2領域
DESCRIPTION OF
Claims (9)
熱収縮性のフィルム基材を有し、前記被包装物を包装するフィルム包材と、
を備え、
前記フィルム包材は、
前記被包装物の一部を露出させる開口部と、
前記開口部の開口縁と交差する方向に形成された複数の第1切断補助線と、
前記開口縁に沿う方向に並ぶ複数の貫通孔により構成され、互いに間隔をあけて2本以上形成された第2切断補助線と、
を有し、
前記第1切断補助線は、前記開口縁を一端とする前記開口部の縁部である第1領域に位置し、
前記各第2切断補助線は、前記第1領域の一端と反対側の前記第1領域の他端に連設する第2領域に位置する、包装体。 Packaged goods,
A film wrapping material having a heat-shrinkable film substrate and wrapping the article to be wrapped;
With
The film wrapping material is
An opening that exposes a portion of the package;
A plurality of first cutting auxiliary lines formed in a direction intersecting the opening edge of the opening;
A plurality of through holes arranged in a direction along the opening edge, and two or more second cutting auxiliary lines formed at intervals from each other;
Have
The first cutting auxiliary line is located in a first region that is an edge of the opening with the opening edge as one end,
Each said 2nd cutting auxiliary | assistant line is a package body located in the 2nd area | region connected with the other end of the said 1st area | region on the opposite side to the end of the said 1st area | region.
前記各貫通孔群を構成する前記貫通孔同士の間隔は、隣り合う前記第2切断補助線同士の間隔より小さく、前記貫通孔群同士の間隔は、隣り合う前記第2切断補助線同士の間隔より大きい、請求項1又は2に記載の包装体。 Each of the second auxiliary cutting lines includes a plurality of through-hole groups including the plurality of through-holes,
An interval between the through holes constituting each through hole group is smaller than an interval between the adjacent second cutting auxiliary lines, and an interval between the through hole groups is an interval between adjacent second cutting auxiliary lines. The package according to claim 1 or 2, which is larger.
前記フィルム包材の前記開口部が前記被包装物の第1の面を露出させると共に、前記第2切断補助線が前記第1の面上に設けられ、
前記第2切断補助線の一部が、前記第1の面と隣接する第2の面上に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の包装体。 The packaged object has a substantially rectangular parallelepiped shape,
The opening of the film wrapping material exposes the first surface of the article to be packaged, and the second cutting auxiliary line is provided on the first surface,
The package according to any one of claims 1 to 7, wherein a part of the second cutting auxiliary line is provided on a second surface adjacent to the first surface.
前記フィルム基材となる長尺状フィルム基材を備え、
前記各第1切断補助線は、前記第1領域となる前記長尺状フィルム基材の幅方向端縁部において、前記長尺状フィルム基材の幅方向に形成され、
前記各第2切断補助線を構成する前記各貫通孔は、前記第2領域となる前記長尺状フィルム基材の幅方向端縁部と連設する領域において、前記長尺状フィルム基材の長手方向に並んで形成されている、長尺状フィルム。 An unshrinkable long film that becomes the film packaging material of the packaging body according to any one of claims 1 to 8,
Equipped with a long film substrate to be the film substrate,
Each said 1st cutting auxiliary line is formed in the width direction of the said elongate film base material in the width direction edge part of the said elongate film base material used as the said 1st area | region,
Each of the through-holes constituting each of the second cutting auxiliary lines is in a region continuously provided with a width direction edge portion of the long film base material serving as the second region. A long film formed side by side in the longitudinal direction.
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