JP2018047926A - Labelled container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、結露することを抑制できるラベル付き容器に関する。 The present invention relates to a labeled container that can suppress condensation.
従来、飲料などの各種の内容物を入れた容器に、加飾目的などで各種のラベルが装着されたラベル付き容器が広く流通している。
かかるラベル付き容器は、冷蔵庫などで冷やして飲食される場合が多い。ところが、冷やした容器を冷蔵庫などから取り出すと、熱収縮性ラベルの外面に急速に結露が生じ、これが流れ落ちて机上などの載置面を濡らしたり、或いは持ち手を濡らすという問題点がある。
かかる濡れを抑制する方策として、特許文献1には、フィルム層の内面に、発泡樹脂層が積層された熱収縮性ラベルを容器に装着することが開示されている。かかるラベルは、発泡樹脂層によって断熱性を有するため、ラベル表面への結露を抑制できる。
しかしながら、特許文献1のラベル付き容器でも、結露することを十分に抑制することができず、更なる改善が求められている。
2. Description of the Related Art Conventionally, containers with labels in which various labels are attached to containers containing various contents such as beverages for decoration purposes have been widely distributed.
Such labeled containers are often eaten and eaten after being cooled in a refrigerator or the like. However, when the cooled container is taken out of the refrigerator or the like, condensation occurs rapidly on the outer surface of the heat-shrinkable label, which flows down and wets the mounting surface such as the desk or wets the handle.
As a measure for suppressing such wetting,
However, even the labeled container of
本発明の目的は、結露を効果的に抑制できるラベル付き容器を提供することである。 The objective of this invention is providing the container with a label which can suppress dew condensation effectively.
本発明のラベル付き容器は、容器と、前記容器に装着された結露抑制ラベルと、を有し、前記結露抑制ラベルが、その表面にセロファン層を有する。 The labeled container of the present invention has a container and a dew condensation suppression label attached to the container, and the dew condensation suppression label has a cellophane layer on the surface thereof.
本発明の好ましいラベル付き容器は、前記セロファン層が、断熱性を有するフィルムを含む支持フィルムの表面に積層されている。
本発明の好ましいラベル付き容器は、前記セロファン層の面内に、厚み方向に貫通された小孔が形成されている。
本発明の好ましいラベル付き容器は、前記容器と結露抑制ラベルの間に部分的に空隙部を有した状態で、前記結露抑制ラベルが前記容器に装着されている。
In a preferred labeled container according to the present invention, the cellophane layer is laminated on the surface of a support film including a film having heat insulating properties.
In a preferred labeled container of the present invention, a small hole penetrating in the thickness direction is formed in the surface of the cellophane layer.
In a preferred labeled container according to the present invention, the dew condensation suppression label is attached to the container in a state where a gap is partially provided between the container and the dew condensation suppression label.
本発明のラベル付き容器は、結露抑制ラベルの表面にセロファン層が設けられているので、冷蔵庫などで冷やした後に常温下に取り出した際にその表面に水分が付着しても、水分がセロファン層に吸収され、表面に水滴となって溜まり難い。かかるラベル付き容器は、結露することを効果的に抑制できる。 The container with a label of the present invention is provided with a cellophane layer on the surface of the dew condensation suppression label. Therefore, even if moisture adheres to the surface when it is taken out at room temperature after being cooled in a refrigerator or the like, It is absorbed by the water and does not collect as water droplets on the surface. Such a labeled container can effectively suppress condensation.
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
なお、「〜」で表される数値範囲は、「〜」の前後の数値を下限値及び上限値として含む数値範囲を意味する。
各図に示される層、部分及び部材の寸法、縮尺及び形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
In addition, the numerical range represented by “to” means a numerical range including numerical values before and after “to” as a lower limit value and an upper limit value.
It should be noted that the dimensions, scales and shapes of the layers, portions and members shown in each figure may differ from the actual ones.
[第1実施形態]
第1実施形態は、筒状に形成される結露抑制ラベルが容器に装着されているラベル付き容器に関する。
図1は、第1実施形態の結露抑制ラベルを表面側から見た平面図であり、図2は、その結露抑制ラベルを横方向において切断した断面図である。
図1及び図2において、第1実施形態の結露抑制ラベル1は、表面にセロファン層2を有するラベル基材4と、前記ラベル基材4に設けられたデザイン印刷層5と、を有する。
かかる結露抑制ラベル1は、前記ラベル基材4の第1側端部4aの裏面を、容器などの被着体の外面に貼り付け、それを被着体の周囲に巻き付けた後、前記第1側端部4aの表面に第2側端部4bの裏面を重ね合わせ、その重ね合わせ面を接着することによって筒状に形成される。つまり、本実施形態の結露抑制ラベル1は、容器に装着する前は枚葉状であるが、容器に装着すると同時に筒状に形成される形態のラベルである。
なお、前記ラベル基材4の第1側端部4aと第2側端部4bは、ラベル基材4の縦方向に延在する端部であり、第1側端部4aと第2側端部4bは横方向において向かい合った端部である。なお、前記横方向は、前記結露抑制ラベル1を被着体に装着して筒状となった際の周方向に相当し、前記縦方向は、前記横方向と直交する方向である。
[First Embodiment]
1st Embodiment is related with the container with a label by which the dew condensation suppression label formed in a cylinder shape is mounted | worn with the container.
FIG. 1 is a plan view of the dew condensation suppression label of the first embodiment as viewed from the front side, and FIG. 2 is a cross-sectional view of the dew condensation suppression label cut in the lateral direction.
1 and 2, the dew
The dew
In addition, the 1st
筒状に形成する前の結露抑制ラベル1(ラベル基材4)は、図1に示すように、平面視略矩形状に形成されている。
ラベル基材4は、支持フィルム3と、支持フィルム3の表面側に積層されたセロファン層2と、を有する。
支持フィルム3は、セロファン層2を支持するために設けられている。支持フィルム3とセロファン層2は、適切な接着層61を介して積層接着されている。
セロファン層2は、図示のように支持フィルム3と同形同大であってもよく、支持フィルム3よりも小さくてもよい(図示せず)。セロファン層2が支持フィルム3よりも小面積である場合、支持フィルム3の表面の一部分にセロファン層2が積層接着される。
As shown in FIG. 1, the dew condensation suppression label 1 (label base material 4) before being formed into a cylindrical shape is formed in a substantially rectangular shape in plan view.
The
The
The
セロファン層2は、通常、セロファンフィルムによって構成される。セロファン層2は、通常、無色透明であるが、有色透明に着色されていてもよい。なお、本明細書において、透明(無色透明又は有色透明)は、表面側から裏面側の事物を透視できることをいい、不透明は、表面側から裏面側を透視できない、又は、裏面側の事物を判別できるほどに透視できないことをいう。
The
セロファンフィルムは、通常、綿花、パルプなどから得られる繊維質を、アルカリ存在下、二硫化炭素と反応させることによりスラリー状のビスコースを得、そのビスコースを、硫酸などの酸で中和しながらスリットから放出して製膜することによりセルロースに転化させた後、水洗、脱硫、漂白などを行うことによって、得ることができる。 Cellophane film usually obtains slurry-like viscose by reacting fiber obtained from cotton, pulp, etc. with carbon disulfide in the presence of alkali, and neutralizes the viscose with an acid such as sulfuric acid. However, it can be obtained by discharging from a slit to form a film and converting it into cellulose, followed by washing with water, desulfurization, bleaching and the like.
セロファン層2は、表面に防水処理面を有さないセロファンフィルムであれば特に限定されない。表面に防水処理面を有さないセロファンフィルムとしては、普通セロファンフィルム(表裏面に防水処理が施されていないセロファン)、有色透明に着色された普通セロファンフィルム、裏面に防水処理が施されたセロファンフィルムなどが挙げられる。前記裏面に防水処理が施されたセロファンフィルムとしては、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、オレフィン系樹脂などを含む防湿コート剤を裏面に塗布した片面防湿セロファンフィルムなどが挙げられる。前記裏面に防水処理が施されたセロファンフィルムを用いる場合には、その裏面を支持フィルム側に向けてセロファンフィルムが支持フィルム3に積層される。
セロファン層2の厚みは、特に限定されないが、余りに小さいと、水分の吸収量が相対的に低下することから、10μm以上が好ましく、20μm以上がより好ましい。セロファン層2の厚みは、結露抑制の観点から大きいほど好ましいが、材料コストなどを考慮すると、100μm以下が好ましく、80μm以下がより好ましい。
The
The thickness of the
支持フィルム3は、透明(無色透明又は有色透明)又は不透明のいずれでもよい。支持フィルム3の裏面側にデザイン印刷層5を設ける場合には、透明な支持フィルムが用いられる。
支持フィルム3は、特に限定されず、合成樹脂フィルム、発泡樹脂フィルム、不織布、紙、合成紙、これらから選ばれる2種以上の積層体、及びこれらに光バリア層などの任意の機能層が積層されたものなどを用いることができる。
セロファン層2を支持し、さらに、セロファン層2の吸水に起因するラベル基材4の寸法変化を抑制する観点から、支持フィルム3は、剛性及び機械的強度をある程度有することが好ましく、かかる観点から、支持フィルム3は、合成樹脂フィルムを含んでいることが好ましい。
また、結露抑制効果を高める観点から、支持フィルム3は、発泡樹脂フィルムや不織布のような断熱性を有するフィルムを含んでいることが好ましい。以下、断熱性を有するフィルムを断熱フィルムという。
従って、支持フィルム3として、(1)合成樹脂フィルムを用いる、(2)断熱フィルムを用いる、(3)合成樹脂フィルムと断熱フィルムを含む積層体を用いる、の何れかが好ましい。
The
The
From the viewpoint of supporting the
Moreover, it is preferable that the
Therefore, any one of (1) using a synthetic resin film, (2) using a heat insulating film, and (3) using a laminate including a synthetic resin film and a heat insulating film is preferable as the
前記合成樹脂フィルムとしては、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂;塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂を含むフィルムが挙げられる。合成樹脂フィルムは、2層以上の樹脂層が積層されてなる多層フィルムであってもよい。合成樹脂フィルムは、透明又は不透明の何れでもよい。合成樹脂フィルムの厚みは、特に限定されず、例えば、9μm〜100μmである。
前記発泡樹脂フィルムとしては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂;ポリスチレンなどのスチレン系樹脂;ポリウレタン系樹脂などを主成分とする発泡樹脂フィルムが挙げられる。発泡樹脂フィルムの発泡倍率は、5倍〜20倍程度が好ましい。発泡樹脂フィルムは、例えば、厚み0.3mm〜1.0mm程度、発泡倍率3倍〜40倍程度のものが挙げられる。
The synthetic resin film is not particularly limited, and polyester resins such as polyethylene terephthalate and polylactic acid; olefin resins such as polyethylene, polypropylene and cyclic olefin; styrene resins such as polystyrene and styrene-butadiene copolymer; Examples thereof include a film containing a thermoplastic resin such as a vinyl resin. The synthetic resin film may be a multilayer film in which two or more resin layers are laminated. The synthetic resin film may be either transparent or opaque. The thickness of the synthetic resin film is not particularly limited, and is, for example, 9 μm to 100 μm.
The foamed resin film is not particularly limited, and examples thereof include a polyester resin such as polyethylene terephthalate; an olefin resin such as polyethylene and polypropylene; a styrene resin such as polystyrene; and a foamed resin film mainly composed of a polyurethane resin. Is mentioned. The expansion ratio of the foamed resin film is preferably about 5 to 20 times. Examples of the foamed resin film include those having a thickness of about 0.3 mm to 1.0 mm and an expansion ratio of about 3 to 40 times.
前記不織布としては、特に限定されず、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、レーヨン、ナイロン、キュプラ、セルロースなどの合成繊維若しくは半合成繊維、又は、天然繊維を、接着法、ニードルパンチ法、スパンボンド法、メルトブロー法などによってシート状に作製された不織布や、パルプ繊維などを紙漉き法などによって作製した和紙調の不織布などを用いることができる。不織布を構成する繊維は、中実繊維、中空繊維、又はこれらの混合繊維を用いることができ、より断熱性に優れることから中空繊維又はその混合繊維を用いることが好ましい。繊維の太さは約2デニール〜5デニール程度が好ましい。不織布の目付量は、特に限定されず、例えば、10g/m2〜50g/m2程度のものが挙げられる。 The nonwoven fabric is not particularly limited, and synthetic fibers or semi-synthetic fibers such as polyester, polypropylene, polyethylene, rayon, nylon, cupra, cellulose, or natural fibers are bonded to each other by an adhesion method, a needle punch method, a spunbond method, a melt blown method, or the like. A non-woven fabric produced in a sheet form by a method, a Japanese paper-like non-woven fabric produced from a pulp fiber or the like by a paper-making method, or the like can be used. As the fibers constituting the nonwoven fabric, solid fibers, hollow fibers, or mixed fibers thereof can be used, and it is preferable to use hollow fibers or mixed fibers thereof because they are more excellent in heat insulation. The thickness of the fiber is preferably about 2 to 5 denier. Basis weight of the nonwoven fabric is not particularly limited, for example, those of about 10g / m 2 ~50g / m 2 .
図2は、支持フィルム3として、上記(1)の合成樹脂フィルム31が用いられた場合の層構成を示している。
図3は、支持フィルム3として、上記(2)の断熱フィルム32が用いられた場合の層構成を示している。この場合、セロファン層2の裏面に断熱フィルム32(発泡樹脂フィルムや不織布など)が積層される。このような断熱フィルム32の単独で支持フィルム3が構成される場合には、機械的強度の観点から、発泡樹脂フィルムを用いることが好ましい。一方、通常、繊維の集合体である不織布の方が発泡樹脂フィルムよりも吸水性に優れており、セロファン層2に吸収された水分をより多く保持する観点から、不織布を用いることが好ましく、特に、セルロース繊維や綿などの天然繊維などの親水性繊維及び/又は親水化表面処理の施された合成繊維から構成されている不織布を用いることがより好ましい。
FIG. 2 shows a layer structure when the
FIG. 3 shows a layer structure when the
図4乃至図7は、支持フィルム3として、上記(3)の合成樹脂フィルム31と断熱フィルム32を含む積層体が用いられた場合の層構成を示している。図3乃至図7は、各変形例の結露抑制ラベル1を、図1のII−II線と同様の箇所で切断した断面図である(各変形例の結露抑制ラベル1の平面図は、図1と同様であるので省略している)。
図4乃至図7のように積層体を用いる場合には、合成樹脂フィルム31と断熱フィルム32(発泡樹脂フィルムや不織布など)は、接着層62を介して接着される。合成樹脂フィルム31が支持フィルム3に機械的強度を付与するので、断熱フィルム32として不織布を用いる場合には積層体で支持フィルム3を構成することが好ましい。もっとも、支持フィルム3として、合成樹脂フィルムと発泡樹脂フィルムの積層体、合成樹脂フィルムと発泡樹脂フィルムと不織布の積層体を用いてもよい。
4 to 7 show a layer structure in the case where a laminated body including the
When using a laminated body like FIG. 4 thru | or FIG. 7, the
図4に示す支持フィルム3は、合成樹脂フィルム31の表面側に断熱フィルム32が積層接着されている。この場合、セロファン層2の裏面に断熱フィルム32が積層される。上述のように、断熱フィルム32の中で不織布は吸水性に優れ、セロファン層2からの水分をより多く保持できることから、図4に示すように、セロファン層2の裏面に積層される断熱フィルム32は、不織布であることが好ましい。
図5に示す支持フィルム3は、合成樹脂フィルム31の裏面側に断熱フィルム32が積層接着されている。この場合、セロファン層2の裏面に合成樹脂フィルム31が積層される。
図6に示す支持フィルム3は、合成樹脂フィルム31の表面側及び裏面側に、それぞれ断熱フィルム32が積層接着されている。この場合、セロファン層2の裏面に断熱フィルム32が積層される。この場合も、上述と同様の理由から、セロファン層2の裏面に積層される断熱フィルム32は、不織布であることが好ましい。なお、図6の合成樹脂フィルム31の裏面側に積層される断熱フィルム32は、不織布、発泡樹脂フィルムなどであってもよい。
In the
In the
In the
図2乃至図6において、セロファン層2は、接着層61を介して支持フィルム3に積層接着されている。
各接着層61,62を構成する接着剤は、2つの層を適切に接着できるものであれば特に限定されず、従来公知のドライラミネート用接着剤などを用いることができる。各接着層61,62は、透明(無色透明又は有色透明)又は不透明のいずれでもよい。接着層61,62の裏面側にデザイン印刷層5を設ける場合には、透明な接着層が用いられる。
2 to 6, the
The adhesive constituting each of the
また、図示例の各接着層61,62は、ベタ状に設けられている。
接着層がベタ状に設けられるとは、面方向に接着剤が連続して延在し、接着剤が1つの層を成して設けられていることをいう。また、各接着層61,62は、それぞれ独立して、非ベタ状に設けられていてもよい。接着層61が非ベタ状に設けられるとは、面方向に接着剤が1つの層を成しておらず、面方向において接着剤を有さない部分が無数に点在するように接着剤が設けられていることをいう。非ベタ状に設けられた接着層としては、例えば、接着剤を平面視において無数の点の集合に設ける場合、平面視網目状やストライプ状などに設ける場合などが挙げられる。
In addition, each of the
That the adhesive layer is provided in a solid form means that the adhesive continuously extends in the surface direction and the adhesive is provided in one layer. In addition, each of the
また、図3、図4及び図6に示すような、セロファン層2の裏面に断熱フィルム32(発泡樹脂フィルムや不織布など)が直接的に積層される場合、図7(a)に示すように、セロファン層2の厚み方向に貫通する小孔71をセロファン層2の面内に設けてもよい。図示例では、小孔71は、デザイン印刷層5も貫通している。もっとも、小孔71がデザイン印刷層5を貫通しなくてもよい。また、図7(b)に示すように、セロファン層2及び合成樹脂フィルム31の厚み方向に貫通する小孔72をセロファン層2の面内に設けてもよい。図示例では、小孔72は、デザイン印刷層5及び接着層61も貫通している。
なお、図7(a)の支持フィルム3の層構成は、図4の層構成を例に採っており、図7(b)の支持フィルム3の層構成は、図5の層構成を例に採っているが、小孔を設ける場合の支持フィルム3の層構成はこれに限定されるわけではない。
Further, when a heat insulating film 32 (foamed resin film, nonwoven fabric, etc.) is directly laminated on the back surface of the
Note that the layer structure of the
各小孔71,72は、通常、平面視略円形状の孔であるが、これに限定されず、それぞれ独立して、平面視略楕円形状、略矩形状、略星形状などであってもよい。各小孔71,72の大きさは、特に限定されないが、余りに大きいと、結露抑制ラベル1の外観が悪くなり、余りに小さいと、水分の通路として十分に機能しないおそれがある。かかる観点から、各小孔71,72の大きさは、平面視略円形状の小孔を基準にして、それぞれ独立して、直径0.05mm〜1mmが好ましく、直径0.1mm〜0.5mmがより好ましい。なお、各小孔71,72が平面視略円形状でない場合の各小孔71,72の大きさは、前記各小孔71,72と同等面積の円相当径とする。
Each of the
セロファン層2に各小孔71,72を設けることにより、セロファン層2に吸収された水分が前記各小孔71,72を通じて断熱フィルム32(発泡樹脂フィルムや不織布など)に移行し易くなる。特に、セロファン層2と断熱フィルム32を接着する接着層61が、図7に示すように、所々に接着剤を有さない間隙61a,62aを有するように、非ベタ状に設けられていることにより、各小孔71,72から前記間隙61a,62aを通じて、断熱フィルム32が有する空気孔や繊維間隙間などの空隙に水分が移行し易くなる。また、不織布がセルロース繊維や綿などの天然繊維などの親水性繊維から構成されている、又は/及び、親水化表面処理の施された合成繊維から構成されている場合には、各小孔71,72からの水分がその不織布の繊維に吸収され易く、セロファン層2から不織布に素早く水分が移行するようになるので好ましい。
By providing the
また、前記支持フィルム3は、熱収縮性を有していてもよく、熱収縮性を有さないフィルムでもよい。ここで、熱収縮性は、所定温度(例えば、70℃〜120℃)に加熱されると所定方向に収縮する性質をいう。
このような支持フィルム3は、上記(1)の場合には、熱収縮性を有する合成樹脂フィルムが用いられ、上記(2)の場合には、熱収縮性を有する断熱フィルムが用いられ、上記(3)の場合には、合成樹脂フィルム及び断熱フィルムの少なくとも一方が熱収縮性を有するフィルムが用いられる。
セロファン層2は、通常、熱収縮性を有さないが、熱収縮性を有する支持フィルム3をセロファン層2に積層接着することにより、熱収縮性を有するラベル基材4を構成できる。
Further, the
In the case of (1), such a
The
かかる熱収縮性を有するラベル基材4は、少なくとも横方向に主として熱収縮するように構成され、縦方向に熱変化するものでもよい。なお、ラベル基材4の横方向は、容器などの被着体に装着された際に周方向となる。
前記ラベル基材4の横方向(熱収縮方向)における熱収縮率は、特に限定されないが、好ましくは10%以上であり、より好ましくは20%以上である。なお、前記横方向における熱収縮率は、大きいほど好ましいが、熱収縮し難いセロファン層2が積層されているので自ずと限界があり、例えば、ラベル基材4の横方向(熱収縮方向)における熱収縮率は、60%以下である。前記ラベル基材4が縦方向に熱変化(熱収縮又は熱伸長)する場合、そのラベル基材4の縦方向の熱収縮率は、例えば、−1%〜10%である。なお、熱収縮率のマイナスは、熱伸張を意味する。
ただし、前記熱収縮率は、加熱前のラベル基材の長さ(元の長さ)と、90℃の温水中に10秒間浸漬した後のラベル基材の長さ(浸漬後の長さ)を、下記式に代入して求められる。
前記熱収縮率(%)=[{(横方向又は縦方向の元の長さ)−(横方向又は縦方向の浸漬後の長さ)}/(横方向又は縦方向の元の長さ)]×100。
The
The thermal contraction rate in the lateral direction (thermal contraction direction) of the
However, the heat shrinkage ratio is the length of the label base material before heating (original length) and the length of the label base material after immersion in 90 ° C. warm water for 10 seconds (length after immersion). Is obtained by substituting into the following equation.
Heat shrinkage rate (%) = [{(original length in horizontal or vertical direction) − (length after immersion in horizontal or vertical direction)} / (original length in horizontal or vertical direction) ] × 100.
前記ラベル基材4には、デザインを表示したデザイン印刷層5が設けられている。デザイン印刷層5は、従来公知の印刷インキを用いて従来公知の印刷法にて形成できる。デザイン印刷層5によって表されるデザインは、特に限定されず、例えば、所望の文字、記号、絵柄などである。
デザイン印刷層5の厚みは、特に限定されず、例えば、0.5μm〜7μmであり、好ましくは0.5μm〜5μmである。
デザイン印刷層5は、支持フィルム3の表面側、支持フィルム3の裏面側、支持フィルム3の表面側及び裏面側、セロファン層2の表面側、セロファン層2の裏面側、又は、セロファン層2の表面側及び裏面側などに設けられる。
傷付き防止及びセロファン層の表面からの吸水性を確保する観点から、セロファン層2の表面側を除いて、デザイン印刷層5が設けられていることが好ましい。
The
The thickness of the
The
From the viewpoint of preventing scratches and ensuring water absorption from the surface of the cellophane layer, it is preferable that the
また、デザイン印刷層5は、そのデザインを表面側から視認できるように設けられる。
図2では、合成樹脂フィルム31(支持フィルム3)及び接着層61が透明であり、その合成樹脂フィルム31(支持フィルム3)の裏面にデザイン印刷層5が設けられている。また、図2に示すような層構成の場合に、特に図示しないが、セロファン層2の裏面又は/及び合成樹脂フィルム31の表面にデザイン印刷層5を設けてもよい。
また、図5では、セロファン層2の裏面にデザイン印刷層5が設けられている。図5に示すような層構成の場合であって、合成樹脂フィルム31及び接着層61が透明である場合には、特に図示しないが、合成樹脂フィルム31の裏面又は/及び合成樹脂フィルム31の表面にデザイン印刷層5を設けてもよく、好ましくは、合成樹脂フィルム31の裏面(合成樹脂フィルム31と断熱フィルム32の間)にデザイン印刷層5が設けられる。
また、図3、図4、図6及び図7に示すような層構成の場合、通常、断熱フィルム32は不透明であることが多いので、図示のようにセロファン層2の裏面にデザイン印刷層5を設けることが好ましい。なお、この場合、断熱フィルム32の表面にデザイン印刷層5を設けてもよいが(図示せず)、デザイン印刷層5を綺麗に形成できることから、セロファン層2の裏面に設けることが好ましい。
Moreover, the
In FIG. 2, the synthetic resin film 31 (support film 3) and the
In FIG. 5, the
In the case of the layer structure as shown in FIGS. 3, 4, 6, and 7, the
上記結露抑制ラベル1は、被着体に装着して使用される。
被着体としては、特に限定されないが、代表的には、内容物が充填された容器などが挙げられる。内容物は、特に限定されず、飲料などの液状食品、ゼリーなどのゲル状食品、顆粒調味料などの固形食品、医薬品などが挙げられる、特に、冷やして保存される内容物が充填された容器に、本発明の結露抑制ラベル1を装着することが好ましい。
容器は、PETボトルなどの比較的硬質の容器でもよく、パウチ容器やピロー袋形態の容器のような軟質の容器でもよい。
例えば、図8に硬質の容器の一例を示す。
容器9は、図8に示すように、容器本体91と、容器本体91の注出口を閉塞するキャップ部92と、を有する。容器本体91は、自立面となる底部を有し且つ内容物を収容する収容空間を構成する胴部911と、胴部911の上方に形成され且つ上方に向かうに従って縮径した肩部912と、を有し、前記肩部912の上方にキャップ部92が開閉可能に取り付けられている。
The dew
The adherend is not particularly limited, but typically, a container filled with the contents can be used. The contents are not particularly limited, and examples include liquid foods such as beverages, gel foods such as jelly, solid foods such as granule seasonings, pharmaceuticals, etc. Containers filled with contents that are stored in a cold state. In addition, it is preferable to attach the dew
The container may be a relatively hard container such as a PET bottle, or may be a soft container such as a pouch container or a pillow bag container.
For example, FIG. 8 shows an example of a hard container.
As illustrated in FIG. 8, the
容器本体91の胴部911の外形は、特に限定されず、図示したような略円柱状、その他図示しないが、略楕円柱状、略四角柱状、略六角柱状などの略多角柱状、略円錐台状、略楕円錐台状、略四角錐台状などの略多角錐台状、略だるま形状、略瓢箪形状などでもよい。
本明細書において、形状の「略」は、本発明の属する技術分野において許容される形状を意味する。前記略円柱状などの「略」は、例えば、周の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、周の一部が若干直線又は斜線とされた形状などが含まれる。前記略四角柱状などの「略」は、例えば、角部が面取りされている形状、辺の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、辺が若干湾曲している形状などが含まれる。
The outer shape of the
In the present specification, the “substantially” shape means a shape allowed in the technical field to which the present invention belongs. The “substantially” such as the substantially cylindrical shape includes, for example, a shape in which a part of the circumference is slightly inflated or depressed, and a shape in which a part of the circumference is slightly straight or oblique. The “substantially” such as the substantially quadrangular prism shape includes, for example, a shape in which a corner is chamfered, a shape in which a part of a side is slightly inflated or depressed, and a shape in which a side is slightly curved.
容器本体91の胴部911及び肩部912は、全体的に平滑な外面を有しているものでもよいが、好ましくは、容器本体91の胴部911及び肩部912の少なくとも一方は、凹部91aの形成された外面を有し、より好ましくは、容器本体91の胴部911及び肩部912の少なくとも一方は、周方向に複数の凹部91aが形成された外面を有する。なお、平滑な外面は、実質的に有意な凹凸を有さない外面という意味である。
図示例では、胴部911の外面は、周方向に等間隔で6つの凹部91aが形成されている略円筒状であり、肩部912の外面は、平滑な曲面を有する略円錐台状である。なお、胴部911の外面のうち、凹部91a以外は、外側に突出した凸部91bである。凹部91aと凸部91bは、相対的な概念である。
容器本体91及びキャップ部92の材質は特に限定されず、例えば、合成樹脂、ガラス、陶器、金属などが挙げられる。
The
In the illustrated example, the outer surface of the
The material of the container
図9に示すように、結露抑制ラベル1の第1側端部4aの裏面を、接着剤(又は粘着剤)を用いて容器9の外面に貼り付け、そのラベルを容器9の胴部911の周囲に巻き付けた後、前記第1側端部4aの表面に、接着剤(又は粘着剤)を用いて第2側端部4bの裏面を接着することによって筒状に形成される。なお、前記接着剤(又は粘着剤)は不図示。
前記接着剤(又は粘着剤)は、結露抑制ラベル1の少なくとも第1側端部4a及び第2側端部4bの裏面に予め設けられていてもよく、或いは、結露抑制ラベル1を容器9に貼り付ける際に、結露抑制ラベル1及び/又は容器9の所定箇所に設けてもよい。前記接着剤(又は粘着剤)を予め結露抑制ラベル1に設けておく場合には、感熱接着剤(又は感熱粘着剤)を用いることが好ましい。
熱収縮性を有するラベル基材4が用いられている場合には、必要に応じて、容器9の周囲において筒状に形成した結露抑制ラベル1を加熱して熱収縮させてもよい。この場合の加熱温度は適宜設定でき、例えば、70℃〜120℃であり、好ましくは80℃〜110℃である。加熱手段も特に限定されず、例えば、スチーム、100℃〜250℃程度の温風などが挙げられる。
As shown in FIG. 9, the back surface of the first
The adhesive (or pressure-sensitive adhesive) may be provided in advance on at least the back surfaces of the first
When the
このようにして容器9の周囲に、結露抑制ラベル1が装着されたラベル付き容器10が得られる(図10及び図11参照)。結露抑制ラベル1の表面は、容器9の外側にあり、従って、結露抑制ラベル1の表面がラベル付き容器10の最外面を構成している。
上記のように容器9の凹部91aを含んで結露抑制ラベル1が装着されているので、装着された結露抑制ラベル1は、容器9の凸部91bに密着しているが、容器9の凹部91aとは離れている。従って、結露抑制ラベル1と容器9の凹部91aの間には、空隙部Xが形成されている。よって、結露抑制ラベル1は、容器9との間に部分的に空隙部Xを有した状態で装着されている。この空隙部Xは、凹部91aに対応して形成されており、複数の凹部91aを有する前記容器9にあっては、結露抑制ラベル1と容器9の間に複数の空隙部Xが形成されている。
Thus, the labeled
Since the dew
上記ラベル付き容器10を冷蔵庫などに入れて冷やし、これを常温下に取り出すと、ラベル付き容器10の内外温度差により、結露抑制ラベル1の表面に水分が付着する。かかるラベル1の表面は、セロファン層2の表面を有するので、水分がセロファン層2内に取り込まれていき、結露抑制ラベル1の表面に水滴が溜まることを抑制できる。本発明の結露抑制ラベル1は、ラベルそのものが低温状態であることによってその表面に水分が付着しても、水分は速やかにセロファン層2内に取り込まれるので、表面の結露を抑制できる。
特に、セロファン層2に小孔71,72が設けられている結露抑制ラベル1を用いた場合には、セロファン層2に取り込まれた水分が小孔71,72を通じて断熱フィルム32に移動していくので、より多くの水分が結露抑制ラベル1内に取り込まれ、長時間に亘って表面に水滴が溜まり難くなる。
When the labeled
In particular, when the dew
また、セロファン層2に支持フィルム3が積層されているので、セロファン層2が吸水して膨張しても、ラベル1の変形を抑制できる。
さらに、支持フィルム3が断熱フィルム32を有している場合には、内容物の温度が結露抑制ラベル1に伝わり難くなり、また、凹部91aを含んで結露抑制ラベル1が装着され且つ結露抑制ラベル1と容器9の凹部91aの間に空隙部Xを有する場合にも、内容物の温度が結露抑制ラベル1に伝わり難くなる。このため、ラベル付き容器10を常温下に置いた後、結露抑制ラベル1の表面への水分付着を遅くらせることができ、前記セロファン層2などの吸水と相乗して、長時間に亘って表面に水滴が溜まり難いラベル付き容器10を提供できる。
Moreover, since the
Furthermore, when the
本発明は、上記第1実施形態に限られず、様々に変更することができる。
以下、本発明の様々な他の実施形態を説明するが、上記第1実施形態と同様の構成及び効果は、(その説明をしたものとして)説明を省略し、用語及び符号をそのまま援用する。
The present invention is not limited to the first embodiment and can be variously modified.
Hereinafter, various other embodiments of the present invention will be described, but the description of the same configurations and effects as those of the first embodiment will be omitted (assuming that the description has been made), and the terms and symbols will be used as they are.
[第2実施形態]
第2実施形態は、被着体に貼り付けて使用される結露抑制ラベルに関する。
本実施形態の結露抑制ラベル1は、枚葉状であり、粘着剤層(又は接着剤層)を介して被着体に貼り付けることによって使用される。
図12は、第2実施形態の結露抑制ラベルの平面図であり、図13は、その結露抑制ラベルを横方向において切断した断面図である。
第2実施形態の結露抑制ラベル1も、第1実施形態と同様に、ラベル基材4と、デザイン印刷層5と、を有する。
図13のラベル基材4は、支持フィルム3と、支持フィルム3の表面側に積層されたセロファン層2と、を有し、セロファン層2の裏面にデザイン印刷層5が設けられている。また、特に図示しないが、セロファン層2の裏面にデザイン印刷層5を設ける構成に代えて、支持フィルム3の表面にデザイン印刷層5を設けてもよい。その他、本実施形態のラベル基材4も、上記第1実施形態で示した様々な層構成に変更してもよい。
ラベル基材4の裏面には、粘着剤層63(又は接着剤層)が設けられている。前記粘着剤層63(又は接着剤層)は、従来公知の粘着剤(又は接着剤)を用いることができ、例えば、感圧型粘着剤、感熱型粘着剤(又は感熱型接着剤)などを用いることができる。
また、図12に示す例では、ラベル基材4(結露抑制ラベル1)は、平面視略楕円形状に形成されているが、これに限定されず、平面視略円形状、平面視略矩形状、その他任意の形状に形成してもよい。
[Second Embodiment]
2nd Embodiment is related with the dew condensation suppression label used affixing on a to-be-adhered body.
The dew
FIG. 12 is a plan view of the condensation suppression label of the second embodiment, and FIG. 13 is a cross-sectional view of the condensation suppression label cut in the lateral direction.
The dew
13 has a
A pressure-sensitive adhesive layer 63 (or an adhesive layer) is provided on the back surface of the
In the example shown in FIG. 12, the label base material 4 (condensation suppression label 1) is formed in a substantially elliptical shape in plan view, but is not limited thereto, and is substantially circular in plan view and substantially rectangular in plan view. Any other shape may be used.
本実施形態の結露抑制ラベル1は、粘着剤層63(又は接着剤)を介して容器などの被着体の外面に貼り付けることによって、ラベル付き容器(図示せず)を得ることができる。本実施形態の結露抑制ラベル1も容器との間に部分的に空隙部を有した状態で容器に装着し、結露抑制ラベル1と容器の間に空隙部を有するラベル付き容器を構成することが好ましい。
本実施形態の結露抑制ラベル1及びラベル付き容器も、第1実施形態と同様に、内外温度差により、結露抑制ラベル1の表面に水分が付着しても、セロファン層2に水分が取り込まれていくので、結露を抑制できる。
なお、本実施形態の結露抑制ラベル1を、インモールドラベルとして使用することもできる。インモールドラベルは、合成樹脂容器の成形時に、樹脂成形と同時に容器に一体化されるラベルである。インモールドラベルとして使用する場合には、上記粘着剤層63(又は接着剤層)が、成形樹脂に接着し得る接着剤層に置換される。
The dew
Similarly to the first embodiment, the dew
In addition, the dew
[第3実施形態]
上記第1実施形態において、熱収縮性を有する支持フィルム3をセロファン層2に積層接着することにより、熱収縮性を有するラベル基材4を構成できることを説明した。
ただし、セロファン層2は収縮し難いので、通常では、大きく収縮するラベル基材4が得られない。
本実施形態では、比較的大きく熱収縮し得るラベル基材4の構成を具体的に説明する。
[Third Embodiment]
In the said 1st Embodiment, it demonstrated that the
However, since the
In the present embodiment, the configuration of the
1つの手段として、セロファン層2を支持フィルム3に部分的に接着することによってラベル基材4を構成する。
例えば、図14及び図15に示すように、同形同大の支持フィルム3とセロファン層2を接着する接着層61を、縦方向に延びる帯状で且つその帯状を横方向に所定間隔を開けて設ける(縦方向に延びるストライプ状に設ける)ことにより、セロファン層2が支持フィルム3に部分的に接着されたラベル基材4を構成できる。
図14において、便宜上、接着層61が設けられた範囲に網掛けを付している。
このように接着層61がストライプ状に設けられた結露抑制ラベル1は、セロファン層2と支持フィルム3の間に、両者が非接着とされた帯状領域69が横方向に複数形成される。かかる非接着の帯状領域69と帯状の接着層61は、何れも縦方向に延びており、非接着の帯状領域69と帯状の接着層61は、横方向に交互に配置される。
As one means, the
For example, as shown in FIGS. 14 and 15, an
In FIG. 14, for the sake of convenience, the area where the
In this way, the dew
かかる結露抑制ラベル1を加熱すると、セロファン層2は熱収縮し難いが、非接着の帯状領域69に対応する支持フィルム3が大きく熱収縮するので、全体として大きく熱収縮するようになる。この場合、非接着の帯状領域69に対応するセロファン層2は外側に膨らむので、熱収縮させた後には、縦方向に延びる襞が横方向に複数形成された外形を有する結露防止ラベル1が得られる。
When such a dew
もう1つの手段として、支持フィルム2よりも小面積のセロファン層2を支持フィルム3に接着することによってラベル基材4を構成する。
例えば、図16及び図17に示すように、支持フィルム3の表面に、支持フィルム3よりも小面積のセロファン層2を接着層61を介して積層接着する。図示例では、接着層61は、ベタ状に設けられているが、前記のようにストライプ状に設けられていてもよい。小面積のセロファン層2は、第1側端部4a及び第2側端部4bを除いて積層されることが好ましい。図示例では、セロファン層2は、支持フィルム3の横方向中央部に積層されている。セロファン層2の面積は、特に限定されないが、支持フィルム3の表面積に対して3割〜7割程度であることが好ましい。
As another means, the
For example, as shown in FIGS. 16 and 17, the
かかる結露抑制ラベル1を加熱すると、セロファン層2は熱収縮し難いが、セロファン層2が積層されていない部分における支持フィルム3が大きく熱収縮するので、全体として大きく熱収縮するようになる。また、接着層61は、ベタ状に設けられている場合には、セロファン層2が積層された部分は、熱収縮後も平滑状となる。
なお、図15及び図17の支持フィルム3の層構成は、図2の層構成を例に採っているが、第3実施形態の支持フィルム3の層構成はこれに限定されるわけではない。
When such a dew
In addition, although the layer structure of the
[その他の実施形態]
上記第1実施形態では、結露抑制ラベル1の形態として巻付けラベルを、第2実施形態では、タックラベル及びインモールドラベルを例示したが、本発明の結露抑制ラベル1は、これ以外にも様々な形態のラベルとして使用できる。例えば、本発明の結露抑制ラベル1を、被着体に装着する前から、予め筒状に形成することにより、熱収縮性筒状ラベル(シュリンクチューブなどとも呼ばれる)の形態で使用してもよい。また、結露抑制ラベル1を、グルーラベルの形態で使用してもよい。
さらに、上記実施形態では、凹部91aを有する容器9に結露抑制ラベル1を装着したラベル付き容器10を例示したが、凹部を有さない容器に結露抑制ラベル1を装着してもよく、或いは、凹部を有する容器の凹部を含まないようにその容器の平滑な外面に結露抑制ラベル1を装着してもよい。
[Other Embodiments]
In the said 1st Embodiment, although the winding label was illustrated as a form of the dew
Furthermore, in the said embodiment, although the
1 結露抑制ラベル
2 セロファン層
3 支持フィルム
31 合成樹脂フィルム
32 断熱フィルム
4 ラベル基材
5 デザイン印刷層
10 ラベル付き容器
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記結露抑制ラベルが、その表面にセロファン層を有する、ラベル付き容器。 A container, and a dew condensation suppression label attached to the container,
A labeled container, wherein the dew condensation suppression label has a cellophane layer on its surface.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021084692A (en) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 大日本印刷株式会社 | Freezing preservation container, content-containing container, manufacturing method of freezed content, and manufacturing method of content |
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