JP2018046428A - Repeater - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、相手の経路情報を受信して自機についての中継経路を構築可能に構成されて、アドホックネットワークを構成する中継機に関するものである。 The present invention relates to a relay device that is configured to receive a partner's route information and to be able to construct a relay route for the device itself and to form an ad hoc network.
この種の中継機として、下記の特許文献1に記載されたアドホックネットワークを構成する中継機が知られている。この中継機は、コリジョンを回避するために、CSMA/CA with Ack方式を採用すると共に、無線通信システムに適したルーティングプロトコルとして定期的に他の中継機の経路情報を受信して、自機の経路情報(中継経路を示す情報)を構築するプロアクティブ方式を採用している。これにより、この中継機を備えたアドホックネットワークによれば、中継経路を構成する中継機の1つに障害が発生したとしても、この中継機を含まない別の中継経路が自動的に構築されるため、通信状態を継続して維持することが可能となっている。
As this type of repeater, a repeater constituting an ad hoc network described in
ところが、上記のアドホックネットワークを構成する中継機には、以下のような改善すべき課題が存在している。すなわち、この中継機では、送信動作の実行の際に、上記したようにCSMA/CA方式で送信を実行することで送信波同士の衝突(キャリアの衝突)を回避できているものの、互いの送信波の受信レベルがキャリアセンスレベル未満である2つの中継機では、この2つの中継機のうちの一方の中継機がこの2つの中継機間に位置する第3の中継機を相手として送信動作を実行している際に、この2つの中継機のうちの他方の中継機が、送信動作(上記した第3の中継機を相手としようとする送信動作)を実行する場合が生じる。そして、この場合には、この第3の中継機において、既に通信相手(同期状態が確立して通信状態にある相手)である上記の一方の中継機からの送信波の受信レベルと上記の他方の中継機からの送信波の受信レベルとの比(SNR(Signal-Noise Ratio))が予め規定された基準SNR以下(他方の中継機についての受信レベルが一方の中継機についての受信レベルよりも大きい場合も含む)となって、混信が発生することがある。 However, there are the following problems to be improved in the repeater constituting the ad hoc network. That is, in this repeater, when the transmission operation is performed, the transmission waves can be prevented from colliding with each other (carrier collision) by performing transmission by the CSMA / CA method as described above. In two repeaters with a wave reception level less than the carrier sense level, one of the two repeaters performs a transmission operation with the third repeater located between the two repeaters as a counterpart. During execution, the other repeater of the two repeaters may perform a transmission operation (transmission operation to try the third repeater described above). In this case, in the third repeater, the reception level of the transmission wave from the one repeater that is already the communication partner (the partner in which the synchronization state is established and in the communication state) and the other The ratio (SNR (Signal-Noise Ratio)) with the reception level of the transmission wave from the repeater is less than a predetermined reference SNR (the reception level for the other repeater is higher than the reception level for one repeater) Interference may occur in some cases.
アドホックネットワークを構成する各中継機は通常、送信側では送信すべきデータ部を誤り訂正符号化して通信相手に送信し、受信側では通信相手から誤り訂正符号化されたデータ部を受信すると共にこのデータ部に対して誤り訂正処理を実行することで本来のデータ部に変換する構成を採用している。このため、各中継機は、SNRの低下が基準SNRに達しない程度であれば、誤り訂正処理によって通信相手の中継機からのデータ部を正常に受信することが可能である。また、各中継機は、SNRが基準SNR以下になる状況では、誤り訂正処理を行っても通信相手の中継機からのデータ部を正常に受信することができないことから、このような場合においては、通信相手の中継機に対して例えば再送要求を送信するなどして、通信相手との通信を継続しようとする。 Each repeater constituting an ad hoc network normally transmits a data part to be transmitted by error correction coding to the communication partner on the transmission side, and transmits the data part encoded with error correction from the communication partner on the reception side. A configuration is adopted in which an error correction process is performed on the data portion to convert it to the original data portion. For this reason, each repeater can normally receive the data part from the relay partner of the communication counterpart by error correction processing as long as the SNR does not reach the reference SNR. In addition, in a situation where each relay station cannot normally receive the data portion from the communication partner relay station even if error correction processing is performed in a situation where the SNR is less than or equal to the reference SNR, Then, for example, a retransmission request is transmitted to the communication partner's repeater to try to continue communication with the communication partner.
このため、上記の一方の中継機、他方の中継機および第3の中継機のように、他方の中継機が第3の中継機に対する送信動作を継続している状態(つまり、第3の中継機において混信が発生し続けている状態)では、第3の中継機は、一方の中継機から再送されたデータ部を正常に受信できないため、一方の中継機に対して送信要求を送信するという無駄な動作を継続する。また、この状態において、第3の中継機での他方の中継機からの送信波の受信レベルが一方の中継機からの送信波の受信レベルよりも大きいときには、第3の中継機が、他方の中継機を新たな通信相手として選択するようにしてもよいが、現在の通信相手である一方の中継機との通信を継続しようとする動作の実行中はこれも難しい。したがって、アドホックネットワークを構成する上記の従来の中継機には、他のいずれの中継機とも通信できない状態が継続することがあるという改善すべき課題が存在している。 For this reason, the state in which the other repeater continues the transmission operation to the third repeater as in the above-described one repeater, the other repeater, and the third repeater (that is, the third repeater In the state where interference continues in the machine), the third repeater cannot normally receive the data part retransmitted from one repeater, and therefore transmits a transmission request to one repeater. Continue useless operation. Also, in this state, when the reception level of the transmission wave from the other relay in the third relay is higher than the reception level of the transmission wave from one relay, the third relay The repeater may be selected as a new communication partner, but this is also difficult during the execution of an operation to continue communication with one repeater that is the current communication partner. Therefore, there is a problem to be improved in the above-described conventional repeater that configures the ad hoc network that a state where communication with any other repeater may not continue may continue.
本発明は、かかる課題を改善すべくなされたものであり、他のいずれの中継機とも通信できない状態が継続するという事態の発生を低減し得る中継機を提供することを主目的とする。 The present invention has been made to improve such a problem, and it is a main object of the present invention to provide a repeater that can reduce the occurrence of a situation where communication with any other repeater continues.
上記目的を達成すべく請求項1記載の中継機は、同期信号部および誤り訂正符号化されたデータ部を有するフレームについての送信処理および受信処理を実行可能に構成されて、アドホックネットワークを構成する中継機であって、前記アドホックネットワークを構成する他の一の中継機から送信されている前記フレームについての前記受信処理において、前記同期信号部に基づく同期確立処理、前記データ部に対する誤り訂正処理、および当該誤り訂正処理において当該データ部に対して実行した誤り訂正の回数を当該データ部単位で訂正回数としてカウントするカウント処理を実行しつつ、当該データ部での当該訂正回数が予め規定された条件に合致するか否かを判別する判別処理を実行し、当該判別処理において当該訂正回数が当該条件に合致したと判別したときには、当該他の一の中継機に対する当該受信処理を中止して、前記アドホックネットワークを構成する中継機と通信可能な状態に移行する。
In order to achieve the above object, the repeater according to
また、請求項2記載の中継機は、請求項1記載の中継機において、前記カウント処理において前記訂正の回数を積算して前記訂正回数としてカウントすると共に、当該訂正回数が予め規定された上限値に達したことを前記条件として前記判別処理を実行する。
The repeater according to
また、請求項3記載の中継機は、請求項1記載の中継機において、前記カウント処理において前記データ部を構成する連続するビットに対して連続して実行した前記誤り訂正の回数を前記訂正回数としてカウントすると共に、当該訂正回数が予め規定された上限値に達したことを前記条件として前記判別処理を実行する。
The repeater according to
請求項1記載の中継機によれば、他の一の中継機との間で同期を確立してフレームに含まれているデータ部を受信しているときに、他の別の中継機が送信を開始することで混信が発生して、他の一の中継機からのデータ部を正常に受信できない状況が生じたとしても、混信の発生に起因して生じる誤り訂正を行った回数(訂正回数)の増加に基づいて、他の一の中継機からのデータ部に対する受信処理を中止(つまり、この他の一の中継機との通信を中止)して、他の別の中継機からの送信信号を受信し得る状態に自動的に移行することができる。つまり、この中継機によれば、他のいずれの中継機とも通信できない状態が継続するという事態の発生を回避することができる。
According to the repeater according to
請求項2記載の中継機によれば、カウント処理において訂正の回数を積算して訂正回数としてカウントすると共に、この訂正回数が予め規定された上限値に達したことを上記の条件(中止条件)として判別処理を実行するため、訂正回数のカウントに多少の誤差が生じた場合においても、他の一の中継機からのデータ部に対する受信処理を中止して、他の別の中継機からの送信信号を受信し得る状態に確実に移行することができる。つまり、この中継機によれば、他のいずれの中継機とも通信できない状態が継続するという事態の発生を確実に回避することができる。
According to the relay apparatus of
請求項3記載の中継機によれば、カウント処理において、データ部を構成する連続するビットに対して連続して実行した誤り訂正の回数を訂正回数としてカウントし、その後の判別処理において、このようにしてカウントしている訂正回数が予め規定された上限値に達したことを上記の条件(中止条件)としたことにより、データ部を構成する連続するビットに対して連続して誤り訂正を行う状況(つまり、データ部を構成する連続するビットに連続して誤りが発生しているという状況。混信が極めて深刻な状況)において、このような深刻な状況からいち早く脱して、他の別の中継機からの送信信号を受信し得る状態に移行することができる。
According to the repeater of
以下、添付図面を参照して、中継機の実施の形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment of a repeater will be described with reference to the accompanying drawings.
まず、中継機STRの構成、およびこの中継機STRを複数含むアドホックネットワーク1の構成について図面を参照して説明する。
First, the configuration of the relay STR and the configuration of the ad
アドホックネットワーク1は、図1に示すように、複数(本例では一例として3個)の中継機STR1〜STR3(以下、区別しないときには、「中継機STR」ともいう)を含んで構成されている。本例では一例として、中継機STR3は終点中継機(いわゆる親機。以下では、単に終点機ともいう)として機能し、他の中継機STR1,STR2は始点中継機(以下では、単に始点機ともいう)として機能するものとする。このため、中継機STR1,STR2は、中継機STR3と直接的に通信し得る位置関係(図1に示すように、中継機STR1,STR3同士が互いに、また中継機STR2,STR3同士が互いに直接的に通信し得る位置関係(図1に示すように、2つの中継機STRの双方が相手のキャリアセンス範囲(一点鎖線の円形で示される範囲)内に含まれる位置関係)にあるものとする。また、中継機STR3に対する各中継機STR1,STR2の距離は、中継機STR1よりも中継機STR2の方が短い(つまり、中継機STR3での中継機STR2についての受信電界強度は、中継機STR3での中継機STR1についての受信電界強度よりも強い(大きい))ものとする。
As shown in FIG. 1, the
一方、中継機STR1,STR2同士は、互いに直接的に通信し得ない位置関係(図1に示すように、2つの中継機STRの双方が相手のキャリアセンス範囲外となる位置関係)にあるものとする。 On the other hand, the relays STR1 and STR2 are in a positional relationship where they cannot communicate directly with each other (as shown in FIG. 1, the two relays STR are both out of the carrier sense range of the other party). And
また、各中継機STRは、図2に示すように、送信部2と、受信部3と、例えばコンピュータで構成されて送信部2および受信部3の動作制御や、後述する送信処理および後述する受信処理などの各種の処理を実行する処理部4と、後述する保有情報、自機の後述する識別情報および後述する経路表などを記憶する記憶部5とを備えている。なお、アドホックネットワークでは、中継機STRの数は限定されず、数十〜数千個で構成されることもあり、始点機として機能する各中継機STRは、自律的に動作して終点機までの通信経路を構築して経路表を更新する。しかしながら、本例の始点機として機能する各中継機STR1,STR2は、直接的に終点機と通信し得る位置に配置されて、次のホップ先が終点機に固定されているため(つまり、経路表の更新は不要なため)、この通信経路を構築する動作(経路表の更新動作)についての説明は省略するものとする。中継機STR1,STR2は、図3に示すデータ部に保有情報および自機の識別情報を含めると共に、データ部を構成するこれらの情報について誤り符号化(例えば、ハーゲルバーガー符号などのバースト誤り訂正符号による符号化や、ランダム誤り訂正符号化など)して、送信部2を介して送信する。
As shown in FIG. 2, each relay STR is configured by a
送信部2は、予め規定されたキャリアセンスレベルCSに基づくCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance) with Ack方式で処理部4によって制御されて、不図示のアンテナを介して、不図示の子機(移動端末)や他の中継機STRに対して各種の情報を無線で送信する。
The
受信部3は、他の中継機STRの送信部2からの送信信号の有無をキャリアセンスによって常時監視している。具体的には、受信部3は、この送信信号の受信電界強度を測定しつつ、この受信電界強度がキャリアセンスレベル以上のときに、送信信号が有ると判別してキャリアセンス信号を処理部4に出力すると共に、送信信号に含まれる情報(他の中継機STRや子機などから送信された図3に示すフレームを構成する情報)を受信して処理部4に対して受信情報として出力する。
The receiving
処理部4については、終点機である中継機STR3の処理部4と、それ以外の中継機STR1,STR2の処理部4とで動作内容が異なる。このため、まず、中継機STR1,STR2の処理部4について説明する。この処理部4は、受信部3からのキャリアセンス信号の出力を検出したときには、図4に示す受信処理60を実行する。この受信処理60では、詳細には後述するが、処理部4は、キャリアセンス信号に続いて受信部3から出力される受信情報(図3に示す構成のフレーム)を入力し、このフレームに含まれる同期信号部(ビット同期信号およびフレーム同期信号)の受信期間中にこの同期信号部を用いて同期を確立する同期確立処理を実行すると共に、この同期信号部に続くデータ部(データ部に含まれる各種の情報)を受信するデータ部受信処理(データ部に含まれる情報を取得して記憶部5に記憶させる処理)を実行する。この場合、処理部4は、取得したデータ部に含まれる情報が自機宛ての情報であるときにのみ、この情報を記憶部5に保有情報として記憶させる。
Regarding the
また、処理部4は、保有情報を新たに作成したときや更新したときには、送信処理を実行してこの保有情報を含むデータ部を誤り符号化すると共に、図3に示すフレームに構成して、経路表に記憶されているホップ先(本例では、終点中継機である中継機STR3)に送信する。
Further, when the holding information is newly created or updated, the
次に親機として機能する中継機STR3の処理部4について説明する。この処理部4は、受信処理については、上記した他の中継機STR1,STR2と同様の動作(同期の確立、およびデータ部の取得)を行って、各中継機STR1,STR2から送信された情報を受信(取得)する。一方、この処理部4は、送信処理については、各中継機STR1,STR2から新たな情報を受信したときに実行して、この受信した情報(各中継機STR1,STR2の保有情報)を送信先(他の中継機STR1,STR2におけるホップ先であり、本例では不図示の通信インフラを介して接続されているサーバ)に送信する。
Next, the
次に、アドホックネットワーク1を構成する各中継機STRの動作について説明する。なお、各中継機STR1〜STR3の処理部4が実行する送信処理については、アドホックネットワークを構成する既知の中継機での送信処理と同じため、説明は省略して、主として受信処理60について図4を参照して説明する。
Next, the operation of each relay STR configuring the ad hoc
各中継機STRでは、そのキャリアセンス範囲内の他の中継機STRが送信処理を実行したときには、受信部3がこの他の中継機STRからの送信信号が有ると判別してキャリアセンス信号を処理部4に出力すると共に、送信信号に含まれる情報(図3に示すフレームを構成する情報)を受信して処理部4に対して受信情報として出力する。
In each repeater STR, when another repeater STR within the carrier sense range executes transmission processing, the receiving
この場合、中継機STRの処理部4は、受信部3からのキャリアセンス信号の出力を検出して、図4に示す受信処理60を実行する。この受信処理60では、処理部4は、まず、キャリアセンス信号に続いて受信部3から出力される受信情報(図3に示す構成のフレーム)を入力して同期確立処理を実行する(ステップ61)。この同期確立処理では、処理部4は、受信しているフレームに含まれる同期信号部(ビット同期信号およびフレーム同期信号)の受信期間中に、この同期信号部を用いて送信処理を実行した他の中継機STR(通信相手の中継機STR)との同期を確立する。
In this case, the
次いで、処理部4は、データ部受信処理を実行する。このデータ部受信処理では、処理部4は、最初に、同期信号部に続いて受信するデータ部を構成する各ビットに対する誤り訂正処理を実行する。この誤り訂正処理では、処理部4は、データ部を構成する新たなビットを取得する都度、この新たなビットに対する誤り検出処理を実行し(ステップ62)、この誤り検出処理での検出結果に基づき、この新たなビットに誤りが検出されたか否かを判別する(ステップ63)。また、処理部4は、この判別の結果、誤りが検出されたと判別したときには、この誤りのあるビットを訂正する訂正処理を実行して(ステップ64)、誤り訂正処理を完了させる。一方、処理部4は、ステップ63において誤りが検出されないと判別したとき(つまり、新たなビットが正しいと判別したとき)には、ステップ64を実行することなく、誤り訂正処理を完了させて、後述のステップ67に移行して、この正しい新たなビット(情報)を記憶部5に記憶させる。
Next, the
また、処理部4は、上記したステップ64での誤り訂正処理において誤りのあるビットを訂正する訂正処理を実行して、このビットに対する誤り訂正処理を完了させたときには、次いで、訂正回数のカウント処理を実行する(ステップ65)。このカウント処理では、処理部4は、1つのフレームについてのデータ部の受信の開始時に、カウント値を初期値(ゼロ)にリセットし、その後、このデータ部を構成するビットに対して誤り訂正処理を実行する都度、このカウント値をインクリメントすることで、このデータ部に対して実行した誤り訂正の回数(データ部単位での訂正回数)をカウント(積算)する。
In addition, when the
また、処理部4は、このカウント処理を実行したとき(つまり、カウント値をインクリメントしたとき)には、次いで、この新たなカウント値(訂正回数の積算値)が予め規定された条件(中止条件)に合致するか否かを判別する判別処理を実行する(ステップ66)。この判別処理では、この新たなカウント値が予め規定された上限値に達したことを上記の条件(中止条件)としたり、また、カウント処理において、データ部を構成する連続するビットに対して連続して実行した誤り訂正の回数を訂正回数としてカウントし、このようにしてカウントしている訂正回数が予め規定された上限値に達したことを上記の条件(中止条件)としたりすることができる。本例では一例として、処理部4は、上記した2つの条件(中止条件)のうちの前者の条件を採用して、判別処理を実行するものとする。
Further, when the
また、処理部4は、上記のステップ66での判別処理の結果が上記の条件(中止条件)に合致していないときには、ステップ64において訂正された正しいビットを記憶部5に記憶させる(ステップ67)。また、処理部4は、上記のステップ63での判別において誤りが検出されないと判別したときにも、このステップ67に移行して、ステップ63において誤りがないとされたビット(正しいビット)を記憶部5に記憶させる。
In addition, when the result of the determination process in
このステップ67の実行後に、処理部4は、データ部の受信が完了したか否かを検出し(つまり、データ部を構成するすべてのビットの受信が正常に完了したか否かを検出し(ステップ68))、完了していないと判別したときには、上記のステップ62に移行して、データ部を構成する次の新たなビット(ステップ67において記憶部5に記憶させたビットの次のビット)に対する誤り訂正処理など(ステップ62〜ステップ67の各処理)を実行する。
After execution of this
このようにして、処理部4がこの受信処理60を、ステップ68においてデータ部の受信が完了したと検出するまで実行することにより、受信したデータ部を構成するビットがすべて正しい(誤りが無い)ときや、誤りがあったとしてもステップ64での訂正処理において正しい内容に訂正され、かつこの訂正の回数(訂正回数)が上記条件(中止条件)に合致していないとき(本例では、訂正回数が上限値に達していないとき)には、データ部を構成するすべてのビットが誤りのない状態で記憶部5に記憶される。
In this way, the
一方、処理部4が、ステップ67においてデータ部を構成するすべてのビットを誤りのない状態で記憶部5に記憶する前に、ステップ66での判別処理において、訂正回数が上記条件(中止条件)に合致した(訂正回数が上限値に達した)と判別したときには、現在、同期を確立している通信相手の中継機STRからの送信情報を受信する受信処理60を中止して(好ましくは直ちに中止して(直ちに終了させて))、新たな中継機STRとの通信が可能な状態に移行する。
On the other hand, before the
したがって、図1に示す位置関係で配置された各中継機STR1,STR2,STR3において、例えば、中継機STR2,STR3が送信処理を実行していない状態において、中継機STR1が中継機STR3に対する送信処理を実行したときには、中継機STR3では、受信部3が他の中継機STRとしての中継機STR1からの送信信号が有ると判別してキャリアセンス信号を処理部4に出力すると共に、送信信号に含まれる情報(図3に示すフレームを構成する情報)を受信して処理部4に対して受信情報として出力する。
Accordingly, in each of the relays STR1, STR2, STR3 arranged in the positional relationship shown in FIG. 1, for example, when the relays STR2, STR3 are not executing transmission processing, the relay STR1 performs transmission processing on the relay STR3. In the relay STR3, the receiving
中継機STR2が送信処理を実行していない状態においては、中継機STR1から中継機STR3に送信された送信信号は、中継機STR3において正常に受信される。このため、中継機STR3では、処理部4が受信処理60を実行して、図5に示すように、時刻t0までに中継機STR1との同期を確立し、時刻t0からは、中継機STR1から送信されるデータ部を構成する各ビットを誤りのない状態で受信して記憶部5に記憶させる。これにより、中継機STR1のみが中継機STR3に送信する状態がデータ部の終了まで継続したときには、中継機STR3の処理部4は、中継機STR1から送信されるデータ部を構成する各ビットをすべて誤りのない状態で受信して記憶部5に記憶させる。
In a state where the relay station STR2 is not executing transmission processing, the transmission signal transmitted from the relay station STR1 to the relay station STR3 is normally received by the relay station STR3. For this reason, in the relay unit STR3, the
一方、図5に示すように、中継機STR2が、データ部についての受信動作を継続中の中継機STR3に対して、時刻t1から送信処理を開始したとき(中継機STR2のキャリアセンス範囲外に中継機STR1が位置しているため、中継機STR1の送信中においても中継機STR2は送信を開始し得る)には、中継機STR3では、通信相手の中継機STR1からの送信信号と、中継機STR2からの送信信号とが混信する。特に、本例では、中継機STR2は中継機STR1よりも中継機STR3に近いことから、中継機STR3での中継機STR2からの送信信号の受信電界強度は、中継機STR1からの送信信号の受信電界強度よりも強い(大きい)。このため、中継機STR3では、処理部4は、この時刻t1以降に受信する中継機STR1からのデータ部のビットに関して、受信処理60でのステップ63において高い頻度で誤りを検出し、ステップ64においてこのビットについて訂正処理を高い頻度で実行すると共に、ステップ65において訂正回数を高い頻度でインクリメントする。したがって、中継機STR3では、時刻t1の経過後の短時間に(例えば、時刻t2に)、処理部4のカウントする訂正回数が条件(中止条件)である上限値に達する。これにより、中継機STR3の処理部4は、ステップ66においてこれを検出して、上記したように、この受信処理60を中止して(直ちに中止して)、新たな中継機STRとの通信が可能な状態に移行する。
On the other hand, as shown in FIG. 5, when the repeater STR2 starts transmission processing from the time t1 to the repeater STR3 that is continuing the reception operation for the data part (outside the carrier sense range of the repeater STR2). Since the relay device STR1 is located, the relay device STR2 can start transmission even during transmission of the relay device STR1). In the relay device STR3, the transmission signal from the communication partner relay device STR1 and the relay device Interference occurs with the transmission signal from STR2. In particular, in this example, since the relay STR2 is closer to the relay STR3 than the relay STR1, the reception field strength of the transmission signal from the relay STR2 at the relay STR3 is the reception of the transmission signal from the relay STR1. Stronger (greater) than field strength. For this reason, in the relay unit STR3, the
この場合、中継機STR3の受信部3では、通信相手として同期が確立されている中継機STR1からの送信信号よりも、より近くに位置している中継機STR2からの送信信号の方が強い受信電界強度で受信されている。したがって、中継機STR3では、処理部4が新たな中継機STRとの通信が可能な状態に移行した時刻t2の経過後、直ちにかつ自動的に、受信部3がこの中継機STR2からの送信信号が有ると判別してキャリアセンス信号を処理部4に出力すると共に、この送信信号に含まれる情報(図3に示すフレームを構成する情報)を受信して処理部4に対して受信情報として出力する。この場合、中継機STR3での中継機STR2からの送信信号についての受信電界強度(大)と中継機STR1からの送信信号についての受信電界強度(小)との差が予め規定された基準SNRよりも大きいときには中継機STR3の受信部3は、フレームに含まれる同期信号部およびデータ部を構成する各ビットを誤りの極めて少ない状態で受信して処理部4に出力する。
In this case, in the receiving
次いで、中継機STR3の処理部4は、受信部3からのキャリアセンス信号の出力を検出して、図4に示す受信処理60を実行する。上記したように受信部3から出力される同期信号部およびデータ部を構成する各ビットが誤りの極めて少ない状態においては、中継機STR3の処理部4は、同期信号部(ビット同期信号およびフレーム同期信号)の受信期間中に同期確立処理(ステップ61)を実行することにより、同期信号部の終期(時刻t3)までに中継機STR2との間での同期を確実に確立し、時刻t3以降に受信部3から出力されるデータ部(中継機STR2からのデータ部)をデータ部受信処理において、ビットに誤りの殆ど生じない状態で正確に受信して記憶部5に記憶させる。
Next, the
このように、このアドホックネットワーク1を構成する中継機STRでは、処理部4が他の一の中継機STRから送信されているフレームについての受信処理60において、同期信号部に基づく同期確立処理(ステップ61)、データ部に対する誤り訂正処理(ステップ62〜64)、および誤り訂正処理においてデータ部に対して実行した誤り訂正の回数をデータ部単位で訂正回数としてカウントするカウント処理(ステップ65)を実行しつつ、データ部での訂正回数が予め規定された条件(中止条件)に合致するか否かを判別する判別処理(ステップ66)を実行し、この判別処理において訂正回数がこの条件に合致したと判別したときには、他の一の中継機STRに対する受信処理60を中止(好ましくは直ちに中止)して、このアドホックネットワーク1を構成する新たな中継機STRと通信可能な状態に移行する。
As described above, in the relay STR configuring the ad hoc
したがって、この中継機STRによれば、上記した中継機STR3のように、他の一の中継機STR1との間で同期を確立してフレームに含まれているデータ部を受信しているときに、他の別の中継機STR2が送信を開始して、この中継機STR3で混信が発生して、中継機STR1からのデータ部を正常に受信できない状況(上記した図5中の時刻t1〜時刻t2の期間での状況)が生じたとしても、混信の発生に起因して生じる誤り訂正を行った回数(訂正回数)の増加に基づいて、他の一の中継機STR1からのデータ部に対する受信処理60を中止(つまり、この他の一の中継機STR1との通信を中止)して、他の別の中継機STR2からの送信信号を受信し得る状態に自動的に移行することができる。つまり、この中継機STRによれば、他のいずれの中継機STRとも通信できない状態が継続するという事態の発生を回避することができる。
Therefore, according to the relay STR, when the data part included in the frame is received by establishing synchronization with the other relay STR1 as in the relay STR3 described above. When another relay device STR2 starts transmission and interference occurs in this relay device STR3, the data part from the relay device STR1 cannot be normally received (time t1 to time in FIG. 5 described above) Even if a situation during the period of t2 occurs, reception of the data part from another relay STR1 based on an increase in the number of times of error correction (correction count) caused by the occurrence of interference The
また、この中継機STRによれば、処理部4がカウント処理において訂正の回数を積算して訂正回数としてカウントすると共に、この訂正回数が予め規定された上限値に達したことを上記の条件(中止条件)として判別処理を実行するため、訂正回数のカウントに多少の誤差が生じた場合においても、他の一の中継機STR1からのデータ部に対する受信処理60を中止して、他の別の中継機STR2からの送信信号を受信し得る状態に確実に移行することができる。つまり、この中継機STRによれば、他のいずれの中継機STRとも通信できない状態が継続するという事態の発生を確実に回避することができる。
Further, according to this relay STR, the
なお、この中継機STRでは、上記したように、処理部4は、カウント処理において、データ部を構成する連続するビットに対して連続して実行した誤り訂正の回数を訂正回数としてカウントし、その後の判別処理において、このようにしてカウントしている訂正回数が予め規定された上限値に達したことを上記の条件(中止条件)とすることもできる。この場合、先に説明した訂正の回数を単純に積算して訂正回数とするときの訂正回数を例えば10回程度としたときには、ここでの「連続」とは、この訂正回数よりも少ない数(数個。例えば3〜5程度)とする。データ部を構成する連続するビットに対して連続して誤り訂正を行う状況とは、データ部を構成する連続するビットに連続して誤りが発生しているということであるため、上記した混信が極めて深刻な状況にあると考えられる。したがって、この条件を採用することで、このような深刻な状況からいち早く脱して、他の別の中継機からの送信信号を受信し得る状態に移行することが可能となる。
In the relay STR, as described above, the
1 アドホックネットワーク
60 受信処理
61 同期確立処理
62〜64 誤り訂正処理
65 カウント処理
66 判別処理
STR1,STR2,STR3 中継機
1 Ad hoc network
60 Reception processing
61 Synchronization establishment process
62-64 Error correction processing
65 Count processing
66 Discriminating process STR1, STR2, STR3 Repeater
Claims (3)
前記アドホックネットワークを構成する他の一の中継機から送信されている前記フレームについての前記受信処理において、前記同期信号部に基づく同期確立処理、前記データ部に対する誤り訂正処理、および当該誤り訂正処理において当該データ部に対して実行した誤り訂正の回数を当該データ部単位で訂正回数としてカウントするカウント処理を実行しつつ、当該データ部での当該訂正回数が予め規定された条件に合致するか否かを判別する判別処理を実行し、当該判別処理において当該訂正回数が当該条件に合致したと判別したときには、当該他の一の中継機に対する当該受信処理を中止して、前記アドホックネットワークを構成する中継機と通信可能な状態に移行する中継機。 A repeater configured to execute a transmission process and a reception process for a frame having a synchronization signal part and an error correction encoded data part, and constituting an ad hoc network,
In the reception process for the frame transmitted from another relay station constituting the ad hoc network, in the synchronization establishment process based on the synchronization signal part, the error correction process for the data part, and the error correction process Whether or not the number of corrections in the data part satisfies a predetermined condition while executing a counting process for counting the number of error corrections performed on the data part as the number of corrections in the data part unit When the determination process determines that the number of corrections matches the condition, the reception process for the other relay device is stopped and the relay that configures the ad hoc network is performed. A relay that shifts to a state where it can communicate with the machine.
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