JP2018043345A - 製材用の丸太材の準備装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製材機械の送材部から独立して、丸太材の投入動作や形状データ計測動作等を実行可能とすることにより、全体としての製材効率を向上させる。【解決手段】丸太材を載置して軸まわりに回転させる前後各一対の回転スプロケット13、13…と、該回転スプロケット上の丸太材の外周を検出する外周センサ14、14…と、前記回転スプロケット上の丸太材の回転角度を検出する回転センサと、前記回転スプロケット上の丸太材を移載して製材機械の送材部20に横搬送する移送フォーク15、15、プッシャ16、16とを備えてなり、前記回転スプロケットは、前記外周センサ、回転センサの計測データに基づいて丸太材を下向き姿勢に回転制御し、前記プッシャは、前記移送フォーク上の丸太材を継続的に拘束する。【選択図】図1

Description

この発明は、製材機械による製材効率を向上させることができる製材用の丸太材の準備装置に関する。
上下左右の木端取り用の切削刃の他に、丸太材をチップ化する切削刃、丸太材を挽き割る鋸刃をそれぞれ上下左右に設けることにより、丸太材を一方向にのみ送材して必要な木取計画に対応可能な製材機械が知られており、このような製材機械のために、高度な準備装置が提案され、実用されている(特許文献1)。
すなわち、製材機械の送材チェーンを後方側(送材方向の上流側)に延長し、送材チェーンの後部の投入部において、投入される丸太材の複数箇所の断面の形状データを取得し、形状データに基づいて丸太材を所定の下向きの姿勢に回転制御して送材チェーン上にセットする。また、丸太材は、次の設定部において、木取計画に適合する製材条件を製材機械に設定した上で製材機械に送材して製材することにより、投入部、設定部、製材機械における一連の制御動作のすべてを全自動で実行することができる。
特許第5952467号公報
かかる従来技術によるときは、送材チェーンは、製材機械の後方の投入部、設定部から製材機械の内部を経て前方側にまで連続しているから、たとえば投入部における丸太材の投入動作や、丸太材の断面の形状データの取得用のデータ計測動作などの際には、製材機械における製材動作を停止する必要があり、全体としての製材効率に改善の余地があるという問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、製材機械の送材部から独立に丸太材の投入動作や形状データ用のデータ計測動作等を実行可能とすることにより、全体としての製材効率を一層向上させることができる製材用の丸太材の準備装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、丸太材を載置して軸まわりに回転させる前後各一対の回転スプロケットと、回転スプロケット上の丸太材の外周を検出する外周センサと、回転スプロケット上の丸太材の回転角度を検出する回転センサと、回転スプロケット上の丸太材を移載して製材機械の送材部に横搬送する移送フォーク、プッシャとを備えてなり、回転スプロケットは、外周センサ、回転センサの計測データに基づいて丸太材を下向き姿勢に回転制御し、プッシャは、移送フォーク上の丸太材を継続的に拘束することをその要旨とする。
なお、回転スプロケットには、丸太材を軸方向に位置決めする複数の送りローラを併設することができる。
また、送りローラには、丸太材を個別に投入するステップ形のフィーダを前置してもよく、フィーダ、回転スプロケットの間には、送りローラ上の丸太材を回転スプロケットの上方に横移動させるためのブリッジ材を配設してもよい。
なお、プッシャは、移送フォークに追随して横移動することができる。
かかる発明の構成によるときは、前後各一対の回転スプロケットは、丸太材を載置した上で全部を同期させて同方向に一斉に回転させて丸太材を軸まわりに回転させることができ、このとき、外周センサは、回転中の丸太材の外周を検出し、回転センサは、丸太材の回転角度を検出することができる。そこで、外周センサ、回転センサの計測データを利用して丸太材の断面の形状データを取得することができ、このような形状データに基づいて丸太材の曲り方向を把握し、回転スプロケットにより丸太材を製材用の下向き姿勢に回転制御することができる。ただし、外周センサは、丸太材の少なくとも両端部、中間部を含む複数箇所の外周を検出して丸太材の複数箇所の断面の形状データを取得するものとし、丸太材の下向き姿勢は、回転スプロケットを介し、丸太材の両端部が最も低くなるように丸太材を回転制御すればよい。なお、このような丸太材の断面の形状データの取得や、それに基づく回転制御の詳細は、前出の特許文献1に開示されている。
丸太材は、回転スプロケット上において、所定の下向き姿勢にセットされると、移送フォークを介して製材機械の送材部に横搬送するが、このとき、プッシャは、移送フォーク上の丸太材を継続的に押圧して拘束し、丸太材の下向き姿勢が横搬送中に損なわれるおそれがない。すなわち、丸太材は、回転スプロケット上でセットされた下向き姿勢を維持して送材部に移送され、そのまま製材に供することができる。ただし、丸太材は、たとえば水平方向の曲りを送材部の左右に配分するような姿勢制御を送材部において実施することがでる。そこで、送材部は、丸太材の回転制御と、それに必要なデータ計測や、丸太材の投入動作などのために停止させる必要がなくなり、全体としての製材効率を格段に向上させることができる。
回転スプロケットに併設する送りローラは、丸太材を軸方向(長さ方向)に駆動して位置決めし、回転スプロケット上における外周センサの計測位置を正しく規制することができる。なお、送りローラは、たとえば鼓形に形成して丸太材を機械的に安定させることができ、送りローラに向けて進退するストッパ板に丸太材を突き当てることにより、位置決め位置を適切に設定することができる。
送りローラに前置するステップ形のフィーダは、外部の丸太材を1本ずつ個別に送りローラ上に投入することができる。また、フィーダ、回転スプロケットの間に設けるブリッジ材は、丸太材を送りローラ上から回転スプロケットの上方に円滑に横移動させることができる。なお、ブリッジ材上の丸太材は、回転スプロケットを下から上に突き上げることにより、回転スプロケット上に円滑に移載して投入することができる。
プッシャは、移送フォークに追随して横移動させることにより、移送フォーク上の丸太材を継続的に拘束し、移送フォークによる横搬送の全工程について、丸太材の下向き姿勢を正しく保持することができる。
全体構成模式正面図 動作説明図(1) 動作説明図(2) 動作説明図(3) 動作説明図(4) 動作説明図(5) 動作説明図(6) 動作説明図(7) 動作説明図(8) 動作説明図(9) 動作説明図(10) 動作説明図(11) 動作説明図(12) 動作工程説明表
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
製材用の丸太材の準備装置は、ステップ形のフィーダ11、複数の鼓形の送りローラ12、12…、前後各一対の回転スプロケット13、13…、前後複数対の外周センサ14、14…、前後一対の移送フォーク15、15、各移送フォーク15に対応するプッシャ16、16を主要部材としてなり(図1)、図示しない製材機械の後方の送材部20に併設して使用する。ただし、図1において、紙面の奥側、手前側をそれぞれ後、前といい、紙面の左右方向を左右方向または横方向という。なお、図1には、前後方向に配設する複数の送りローラ12、12…、前後各一対の回転スプロケット13、13…、前後方向に配設する複数対の外周センサ14、14…、前後の移送フォーク15、15、前後のプッシャ16、16は、それぞれ最前の1個または一対のみが図示されている。
ステップ形のフィーダ11は、前後の側板の斜辺上に複数の切欠きを階段状に形成するとともに、側板間に可動の階段部材を配置して構成されている。側板の切欠きと同形の段部を有する階段部材を1段分相当だけ側板の斜辺に沿って斜めに往復昇降させると、長尺の部材を前後の側板上の切欠きと階段部材の各段部との双方に交互に係合させて斜め上向きに搬送することができる(図1の矢印方向)。
前後の送りローラ12、12…は、フィーダ11の最上段相当の位置に一斉に垂直昇降可能に組み込まれている。送りローラ12、12…は、フィーダ11の前後の側板の両外側、中間部を含む同一高さに一直線状に配置されており、フィーダ11の最上段の上下に昇降させることができる。なお、送りローラ12、12…の奥側には、送りローラ12、12…に向けて進退可能なストッパ板12aが配置されており、ストッパ板12aも、送りローラ12、12…と一体に昇降可能である。ただし、フィーダ11の階段部材は、最上段の部分が上下に開口されており、最上段より低く下降させた送りローラ12、12…と干渉することなく斜めに昇降させることができる。なお、送りローラ12、12…は、図示の鼓形に代えて、一部または全部を一般的な円筒形に代えてもよい。
フィーダ11の背面側の上端には、複数の板状のブリッジ材11a、11a…が水平に突設されている。各ブリッジ材11aの上縁は、先端部に向けて鈍角のV字状に形成されている。
前後一対の回転スプロケット13、13…は、図示しない共通の移動フレーム上に昇降可能に搭載され、フィーダ11の背面側に配置されている。回転スプロケット13、13…は、移動フレームを介して横方向に往復移動可能である。また、回転スプロケット13、13…の前方側には、回転スプロケット13、13…に向けて進退可能な図示しない角度センサが配設されている。回転スプロケット13、13…は、正逆に一斉に同期回転させることができ、角度センサは、回転スプロケット13、13…の上方の任意の高さ位置に指向させることができる。
外周センサ14、14…は、回転スプロケット13、13…用の図示しない移動フレームに対し、少なくとも前部、後部、中間部に左右一対ずつが搭載されている。各組の外周センサ14、14は、左右に開閉可能であり、図示しないセンサ本体により、相互の間隔を計測し、中間位置を検出することができる。なお、外周センサ14、14…は、回転スプロケット13、13…より十分高く突き上げ、少なくとも上端がブリッジ材11a、11a…の上縁より低くなるように下降させることができる。
前後の板状の移送フォーク15、15は、それぞれ専用の移動フレーム15aに昇降自在に搭載され、移動フレーム15aを介して横方向に往復移動可能である。なお、移動フレーム15aは、送材部20に向けて延びるスライドレール15b上に設置されている。各移送フォーク15は、移動フレーム15aに搭載する基部から斜め上向きに立ち上がり、送材部20に向けて水平に延長されている。
前後のプッシャ16、16は、それぞれ各移送フォーク15に個別に対応している。各プッシャ16は、架設フレーム17に横移動可能に垂設する移動フレーム16aに対し、下向きに昇降可能に搭載されている。なお、移動フレーム16aは、スライドレール16bを介して架設フレーム17に下向きに組み付けられており、チェーンスプロケット16d、16d…に掛け回すチェーン16cを介して移送フォーク15用の移動フレーム15aに連結されている。また、移動フレーム16aは、エアシリンダ17aを介して架設フレーム17に連結されており、エアシリンダ17aは、常時短縮方向に作動してチェーン16cに所定の張力を付与している。プッシャ16は、対応の移送フォーク15の先端部を下向きに指向しており、たとえば図示しないサーボモータにより移動フレーム15aを介して移送フォーク15を横移動させると、チェーン16c、エアシリンダ17aを介し、移送フォーク15との相対関係を維持しながら、移送フォーク15に追随して横移動することができる。
送材部20は、図示しないチェーンフレーム上を前後に走行する送材チェーン21と、送材チェーン21を挟むようにして配置する前後各一対の回転スプロケット22、22…と、送材チェーン21の上方に前後方向に配列する複数のガイドスプロケット23、23…とを備えている。
送材チェーン21は、図示しない前方の製材機械の後方から前方にまで一直線状に走行している。回転スプロケット22、22…は、図示しない共通の前後に長い昇降フレームを介して一斉に昇降させる他、送材チェーン21に対し、前後の各一対を個別に左右にシフトさせることができる。また、回転スプロケット22、22…は、正逆に一斉に同期回転させることができる。
各ガイドスプロケット23は、前後の固定フレーム24、24上の前後に長い架材24a、24aに搭載する図示しない揺動フレームを介して上下に個別に昇降可能である。なお、回転スプロケット22、22…寄りの架材24aには、複数の板状のガイド板25、25…が前後に配列して付設されている。
かかる製材用の丸太材の準備装置の作動は、たとえば次のとおりである。
まず、フィーダ11を介し、製材用の丸太材Wを最上段にまで搬入し(図2の矢印方向)、つづいて、送りローラ12、12…、ストッパ板12aを上昇させて丸太材Wを送りローラ12、12…上に移載して投入する(図2)。なお、フィーダ11は、前後の側板の階段状の切欠き上に各1本の丸太材Wを連続的に搬送して、その1本ずつを所定のタイミングで最上段に搬入するように運転するものとする。
また、このとき、回転スプロケット13、13…、外周センサ14、14…は、後者の各対を左右に開いて、フィーダ11の近傍のブリッジ材11a、11a…の先端部付近に移動させるとともに、両者ともにブリッジ材11a、11a…の先端部の上縁より低く下降させて待機させる。また、各移送フォーク15用の移動フレーム15aは、回転スプロケット13、13…とほぼ同位置に移動させ、各プッシャ16は、高く退避させるとともに、移動フレーム16aを介して移送フォーク15に追随させる。一方、送材部20の送材チェーン21を停止させ、回転スプロケット22、22…を送材チェーン21より低く下降させ、送材チェーン21の上方のガイドスプロケット23、23…は、上方に高く退避させておく。
次に、送りローラ12、12…上の丸太材Wを軸方向(長さ方向)に位置決めする。すなわち、ストッパ板12aを送りローラ12、12…に向けて進出させて所定位置に停止させるとともに、送りローラ12、12…を介して丸太材Wをストッパ板12aに突き当てて停止させ、送りローラ12、12…を停止させる。その後、ストッパ板12aを退避させるとともに、送りローラ12、12…、ストッパ板12aを下降させて丸太材Wをフィーダ11の最上段に戻す。
つづいて、フィーダ11を再起動して最上段の丸太材Wをブリッジ材11a、11a…上に移行させる(図3の矢印方向)。このとき、フィーダ11上の後続の丸太材Wが最上段に搬入されるが、図3には、後続の丸太材Wの図示が省略されている。以下の説明においても同様である。その後、回転スプロケット13、13…をブリッジ材11a、11a…の上縁より高く上昇させると(図4)、ブリッジ材11a、11a…上の丸太材Wを回転スプロケット13、13…上に移載して投入することができる。なお、このとき、各対の外周センサ14、14も、丸太材Wの左右に高く上昇させる。
次に、外周センサ14、14…、図示しない角度センサをセットする(図5)。なお、このとき、回転スプロケット13、13…、外周センサ14、14…は、図示しない移動フレームを介して送材部20に向けて横移動を開始し(図5の矢印方向)、回転スプロケット13、13…上の丸太材Wを横搬送する。すなわち、各対の外周センサ14、14は、回転スプロケット13、13…上の丸太材Wを挟むようにして閉じ、丸太材Wの見掛けの直径と、その中心位置とを検出する。また、角度センサは、回転スプロケット13、13…上の丸太材Wの前端の中心付近に押し当てることにより、丸太材Wの軸まわりの回転角度を検出する。
外周センサ14、14…、角度センサがセットされると、回転スプロケット13、13…を一斉に同期回転させて丸太材Wを軸まわりに少なくとも1/2回転させ、この間の外周センサ14、14…、角度センサの計測データを利用して丸太材Wの断面の形状データを取得する。そこで、回転スプロケット13、13…は、断面の形状データに基づいて丸太材Wを下向き姿勢に回転制御することができる。なお、このような一連の計測動作、回転制御動作の一部または全部は、回転スプロケット13、13…上の丸太材Wを待機位置の移送フォーク15、15、プッシャ16、16の位置にまで横搬送する工程と併行して実行し(図6)、最終的に、待機位置の移送フォーク15、15、プッシャ16、16の位置において双方の動作を完了させる。
つづいて、各対の外周センサ14、14を左右に開くとともに回転スプロケット13、13…より低く下降させて退避させ(図7)、図示しない角度センサも、丸太材Wの前端から離して退避させる。また、プッシャ16、16を下降させて回転スプロケット13、13…上の丸太材Wの前部、後部を押圧して拘束するとともに、回転スプロケット13、13…を移送フォーク15、15の上縁より低く下降させると(図8)、回転スプロケット13、13…上の丸太材Wを移送フォーク15、15上に移載することができる。ただし、このとき、プッシャ16、16は、回転スプロケット13、13…の下降に追随して伸長し、丸太材Wを継続的に拘束する。
その後、移送フォーク15、15用の移動フレーム15a、15aを介して移送フォーク15、15を送材部20に向けて横移動させると(図8の矢印方向)、プッシャ16、16用の各移動フレーム16aも対応する移動フレーム15aに追随して横移動する。そこで、移送フォーク15、15は、プッシャ16、16により丸太材Wを継続的に拘束しながら、送材部20の送材チェーン21の上方にまで丸太材Wを横搬送することができる(図9)。一方、回転スプロケット13、13…、外周センサ14、14…は、フィーダ11の近傍の元の位置に復帰させ、フィーダ11からの後続の丸太材Wの処理に備える。また、送材部20の回転スプロケット22、22…は、送材チェーン21より高く上昇させるとともに、先きに取得された丸太材Wの断面の形状データに基づき、たとえば丸太材Wの下向き姿勢における水平方向の曲りを送材チェーン21の左右に配分して姿勢制御するために、前後各一対を互いに独立に左右に微調整して待機する。
次に、送材部20のガイドスプロケット23、23…を丸太材W上に下降させて丸太材Wを送材可能に拘束する(図9の矢印方向、図10)。また、プッシャ16、16を上方に退避させるとともに(図11)、移送フォーク15、15を回転スプロケット22、22…より低く下降させて丸太材Wを回転スプロケット22、22…上に移載する。なお、このとき、ガイドスプロケット23、23…は、丸太材Wの下降に追随して丸太材Wの拘束を継続する。また、移送フォーク15、15は、移動フレーム15a、15aを介し、プッシャ16、16とともに元のフィーダ11の近傍に復帰させる(図11の矢印方向、図12)。
その後、回転スプロケット22、22…を送材チェーン21より低く下降させると(図13)、回転スプロケット22、22…上の丸太材Wを送材チェーン21上に移載することができ、このときも、ガイドスプロケット23、23…により丸太材Wを継続的に拘束することができる。そこで、以後、図示しない製材機械に必要な製材条件を設定して送材チェーン21を駆動し、丸太材Wを製材すればよい。なお、送材部20のガイド板25、25…は、図10〜図13の一連の丸太材Wの移載工程において、丸太材Wの姿勢が不用意に乱れた場合などの際に、丸太材Wの不正な動きを制限して安全性を向上させる。
なお、図2〜図13の一連の動作工程内容をまとめると、図14のとおりである。また、このような一連の動作は、先行する丸太材Wの処理に影響しない限り、後続の丸太材Wを必要最少限の待ち時間間隔で順次処理するものとする。
一方、送材部20は、図示の送材チェーン21、回転スプロケット22、22…、ガイドスプロケット23、23…を備える形式に代えて、製材用の丸太材Wの送材が可能である限り、たとえば送材車を使用するなどの他の任意の形式であってもよい。また、送材部20のガイド板25、25…は、図示の大きさ、形状以外であってもよく、さらに、全部を同形同大に揃えるに代えて、異なる大きさ、形状のものを混用して使用してもよい。
なお、外周センサ14、14…は、丸太材Wを左右から挟むような左右各一対を設けるに代えて、丸太材Wの片側にのみ配設し、丸太材Wを1回転させるときの計測データにより断面の形状データを取得してもよい。また、外周センサ14、14…は、図示の機械接触形式に代えて、無接触のイメージセンサやテレビカメラなどを使用してもよい。
この発明は、たとえば曲りのある丸太材Wであっても、一層高効率の製材処理を要請される用途に対し、広く好適に適用することができる。
W…丸太材
11…フィーダ
11a…ブリッジ材
12…送りローラ
13…回転スプロケット
14…外周センサ
15…移送フォーク
16…プッシャ
20…送材部

特許出願人 株式会社 共和キカイ

Claims (5)

  1. 丸太材を載置して軸まわりに回転させる前後各一対の回転スプロケットと、該回転スプロケット上の丸太材の外周を検出する外周センサと、前記回転スプロケット上の丸太材の回転角度を検出する回転センサと、前記回転スプロケット上の丸太材を移載して製材機械の送材部に横搬送する移送フォーク、プッシャとを備えてなり、前記回転スプロケットは、前記外周センサ、回転センサの計測データに基づいて丸太材を下向き姿勢に回転制御し、前記プッシャは、前記移送フォーク上の丸太材を継続的に拘束することを特徴とする製材用の丸太材の準備装置。
  2. 前記回転スプロケットには、丸太材を軸方向に位置決めする複数の送りローラを併設することを特徴とする請求項1記載の製材用の丸太材の準備装置。
  3. 前記送りローラには、丸太材を個別に投入するステップ形のフィーダを前置することを特徴とする請求項2記載の製材用の丸太材の準備装置。
  4. 前記フィーダ、回転スプロケットの間には、前記送りローラ上の丸太材を前記回転スプロケットの上方に横移動させるためのブリッジ材を配設することを特徴とする請求項3記載の製材用の丸太材の準備装置。
  5. 前記プッシャは、前記移送フォークに追随して横移動することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載の製材用の丸太材の準備装置。
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