JP2018043224A - 紙ごみ系有機性廃棄物発電システム - Google Patents

紙ごみ系有機性廃棄物発電システム Download PDF

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卓 毛受
卓巳 小原
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卓巳 小原
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Miwa Saito
美和 齋藤
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Tomohiro Todoroki
朋浩 轟木
錦陽 胡
Jinyang Hu
錦陽 胡
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Koichi Okada
耕一 岡田
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Abstract

【課題】建築物内での電力・燃料等のエネルギ需要に対する、電力・燃料供給不足のエネルギを補うことができる紙ごみ系有機性廃棄物発電システを提供する。【解決手段】実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システムは、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムと、エネルギ制御装置とを持つ。紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムは、セルロース分解槽と、バイオガス化槽と、セルロース分解液送液ポンプと、処理液排出ポンプと、送液制御装置と、バイオガス処理機と、バイオガス発電機とを持つ。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、紙ごみ系有機性廃棄物発電システムに関する。
化石燃料の消費による温室効果ガスの排出によって、気温の上昇が進んでいる。気温の上昇を抑制するには、エネルギ供給側によるエネルギ源のシフトや、エネルギ需要側による省エネルギ化が必要である。しかし、エネルギ供給側による低炭素化を推進することによって十分な対策を講じることは、現状予想される技術範囲では非常に難しい。従って、エネルギ需要側による省エネルギ化を推進することが重要である。国際的には、先進国を中心として、住宅やオフィスビル等の建築物における省エネルギ化が義務付けられる方針で、省エネルギ化策が検討されている。
建物のエネルギ性能に関する欧州指令では、2020年末までに全ての住宅や建築物をnZEB(nearly Zero Energy Buildings)とすることを要求している。しかし、太陽光発電と省エネルギ化の推進だけでは、nZEBを達成することは非常に難しい。
一方、創エネルギ技術の1つとして、有機性廃棄物の再資源化が挙げられる。微生物によって有機性廃棄物をバイオガス化する技術も次々に開発され、これらの技術により、エネルギ回収効率の向上等が進められている。
有機性廃水や有機性廃棄物等(以下、これらを総称して「有機性廃棄物」と言う。)を微生物によりバイオガス化する場合、主として、嫌気性微生物による嫌気性消化が行われる。嫌気性消化により、有機性廃棄物に含まれる有機物の一部は、メタンと二酸化炭素を主成分としたバイオガスとなる。また、嫌気性微生物にとって分解性し難い有機物の一部や無機物等は、残渣となる。また、有機性廃棄物にタンパク質等のような高分子の窒素化合物が含まれている場合、その大半が最終的にアンモニア等の低分子の窒素化合物まで分解されて、その分解生成物が消化ガスの一成分となるか、または、消化液に溶解した状態となる。可燃性ガスであるメタンが含まれるバイオガスは、必要に応じて精製されガスホルダ等に貯められた後、ガスボイラやガスエンジン、ガスタービン等でエネルギに変換され有効利用される。消化液は、固形物と分離されて、一部は処理設備系内の循環液となり、一部は必要に応じて好気性微生物による処理プロセス等でさらに浄化された後、処理設備系外に排出される。
前述の嫌気性微生物にとって分解性の低い有機物としては、紙類の主成分でもあるセルロース系高分子有機物が挙げられる。セルロースは、植物細胞の細胞壁および植物繊維の主成分であり、自然状態においてはヘミセルロースやリグニンと結合して存在する地球上で最も多く存在する炭水化物である。国内の木質系バイオマスや農業残渣等は、バイオマスエネルギの賦存量の大半を占める。そのため、このバイオマスエネルギは、利用可能となれば、エネルギ供給の一部を担うことができる。また、セルロース系高分子有機物の分解に関しても研究が進められており、その分解に関する新しい技術やアイデアが創出されている。実用化された例はないが、今後、開発が進めば実用されていくと考えられる。例えば、セルロース系高分子有機物を分解するセルロース分解槽と、セルロース分解後のセルロース系高分子有機物の嫌気性消化を行うバイオガス化槽とを備え、それぞれの槽において、それぞれの分解に寄与する微生物に適したpH、水温等の環境を調整するセルロース系高分子有機物の嫌気性処理装置および方法が知られている。
建築物の再生可能エネルギの未利用ゼロ化に向けて、集合住宅やオフィスビル等で太陽光発電システムを設置する場合がある。この場合、屋上等の太陽光を集光しやすい環境では、太陽電池パネルの設置可能面積が小さく、電力消費量に対して電力供給量が不十分となることがある。その場合、太陽光以外の再生可能エネルギを創生する必要がある。
特許第5121111号公報 特許第4844951号公報
本発明が解決しようとする課題は、建築物内での電力・燃料等のエネルギ需要に対する、電力・燃料供給不足のエネルギを補うことができる紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを提供することである。
実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システムは、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムと、エネルギ制御装置とを持つ。紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムは、セルロース分解槽と、バイオガス化槽と、セルロース分解液送液ポンプと、処理液排出ポンプと、送液制御装置と、バイオガス処理機と、バイオガス発電機とを持つ。送液制御装置は、予めセルロース分解槽またはバイオガス化槽における撹拌を停止して、セルロース分解槽またはバイオガス化槽の培養液に含まれる固形物を沈降させた後、セルロース分解液送液ポンプまたは処理液排出ポンプを動作させて、培養液の上澄み液を送液する。
実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システムの構成要素の1つである紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムを示す模式図。 第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを示す模式図。 第2の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを示す模式図。 第3の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを示す模式図。 第4の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを示す模式図。 第5の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを示す模式図。
以下、実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを、図面を参照して説明する。
[紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化装置]
図1を用いて、実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システムの構成要素の1つである紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムを説明する。
図1に示す紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100は、紙ごみ系有機性廃棄物を分解して低分子化したセルロース系有機性廃棄物を得るセルロース分解槽1と、セルロース分解槽1において生成した低分子化したセルロース系有機性廃棄物を分解してバイオガスを発生させるバイオガス化槽3と、セルロース分解槽1において生成した、低分子化したセルロース系有機性廃棄物を含む培養液の一部を、セルロース分解槽1からバイオガス化槽3に送液するセルロース分解液送液ポンプ2と、バイオガス化槽3において生成した低分子化したセルロース系有機性廃棄物の分解物(バイオガス)が除去された培養液の一部を嫌気性消化反応の系外に排出する処理液排出ポンプ8と、予めセルロース分解槽1またはバイオガス化槽3における撹拌を停止して、セルロース分解槽1またはバイオガス化槽3の培養液に含まれる固形物を沈降させた後、セルロース分解液送液ポンプ2または処理液排出ポンプ8を動作させて、培養液の上澄み液を送液する送液制御装置13と、セルロース分解槽1およびバイオガス化槽3で発生したバイオガスを処理するバイオガス処理機4と、バイオガスを電気的エネルギおよび熱的エネルギに変換するバイオガス発電機5ととから概略構成されている。
また、図1に示すように、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100は、セルロース分解槽1に設けられ、その内部の培養液や紙ごみ系有機性廃棄物を撹拌するセルロース分解槽撹拌機6と、バイオガス化槽3に設けられ、その内部の培養液を撹拌するバイオガス化槽撹拌機7とバイオガス処理機4に接続され、バイオガスに含まれる硫化水素等の硫黄分を除去する脱硫塔9と、脱硫後のバイオガスを貯留するガスホルダ10と、を有していてもよい。
また、図1に示すように、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100は、バイオガス化槽3内の培養液の一部をセルロース分解槽1へ循環する培養液循環ポンプ11および培養液循環配管12を有していてもよい。
これらの構成要素は配管等で接続されている。
紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100による紙ごみ系有機性廃棄物のバイオガス化処理では、処理対象の紙ごみ系有機性廃棄物は、ベルトコンベヤや輸送用機器により、貯留場からセルロース分解槽1へ移送される。
セルロース分解槽1では、セルロース分解酵素等を利用してセルロースを分解する微生物が保持されている。この微生物により、紙ごみ系有機性廃棄物が分解されて低分子化し、低級脂肪酸等の低分子化したセルロース系有機性廃棄物が生成する。セルロース分解槽1にメタン生成を行うメタン生成菌等の微生物が混入している場合には、一部の紙ごみ系有機性廃棄物がメタンや二酸化炭素へ転換されることもある。すなわち、セルロース分解槽1においても、紙ごみ系有機性廃棄物の一部が分解して、メタンや二酸化炭素を含むバイオガスが発生する。
また、セルロース分解槽1では、紙ごみ系有機性廃棄物を分解している間に、セルロース分解槽撹拌機6によってセルロース分解槽1内の培養液や紙ごみ系有機性廃棄物を撹拌する。
セルロース分解液送液ポンプ2は、セルロース分解槽1における、紙ごみ系有機性廃棄物の分解によって低分子化された、低級脂肪酸等の低分子化したセルロース系有機性廃棄物を含む培養液の一部を、セルロース分解槽1からバイオガス化槽3へ送液する。
バイオガス化槽3では、セルロース分解槽1で低分子化された低級脂肪酸等の低分子化したセルロース系有機性廃棄物を分解するメタン生成菌等の微生物が保持されている。この微生物により、低級脂肪酸等の有機物が分解されて、メタンや二酸化炭素を含むバイオガスが生成する。
また、バイオガス化槽3では、低分子化された有機物を分解している間に、バイオガス化槽撹拌機7によってバイオガス化槽3内の培養液を撹拌する。
バイオガス処理機(ミストセパレータ)4では、セルロース分解槽3およびバイオガス化槽6で発生したバイオガスに含まれるバイオガス発電機5等に悪影響を及ぼす物質(例えば:ミスト(液滴))を除去する。
脱硫塔9では、バイオガス処理機4を経たバイオガスに含まれる硫化水素等の硫黄分を除去する。
ガスホルダ10は、脱硫塔9において硫黄分が除去されたバイオガスを貯留する。
バイオガス発電機5は、ガスエンジン等からなる。バイオガス発電機5は、ガスホルダ10に貯留されているバイオガスを電気的エネルギおよび熱的エネルギに変換する。
処理液排出ポンプ8は、バイオガス化槽3内において、低分子化したセルロース系有機性廃棄物の分解物(バイオガス)が除去された培養液の一部を、必要に応じて、嫌気性消化反応の系外に排出する。処理液排出ポンプ8で排出された培養液は、排出先の基準に応じて、固液分離や生物処理等の適切な処理プロセスを経て放流される。
培養液循環ポンプ11は、培養液循環配管12を介して、バイオガス化槽3内の培養液の一部をセルロース分解槽1へ循環する。
送液制御装置13は、セルロース分解槽1における紙ごみ系有機性廃棄物の分解またはバイオガス化槽3における低分子化したセルロース系有機性廃棄物のバイオガス化を所定時間行った後、セルロース分解槽1内に、セルロース系有機性廃棄物の分解に寄与する微生物を保持するためや、バイオガス化槽3内に、低分子化したセルロース系有機性廃棄物の分解に寄与する微生物を保持するために、次のような第1〜第4の送液制御を行う。
セルロース分解槽1内に、セルロースの分解に寄与する微生物を保持するために、送液制御装置13により、セルロース分解槽撹拌機6を培養液における微生物の沈降に必要な時間停止する(第1の送液制御)。
さらに、セルロース分解槽撹拌機6を停止している間に、セルロース分解槽1内の所定の位置(例えば、セルロース分解槽1の高さ方向の中間位置)にて培養液に含まれる微生物の濃度を検知(測定)することにより、セルロース分解槽1内にて培養液における微生物の沈降を確認する。セルロース分解槽1内にて微生物の濃度を検知(測定)する方法としては、例えば、日本工業規格 JIS K0102:2016「工場排水試験方法」に示される活性汚泥浮遊物質(Mixed Liquor Suspended Solids、MLSS)の測定方法に準拠する方法が用いられる。なお、送液制御装置13には、セルロース分解槽1内の所定の位置に設けられ、セルロース分解槽1内の培養液に含まれる微生物の濃度を検知(測定)するセンサ(図示略)が接続されている。
セルロース分解槽1内の所定の位置にて培養液に含まれる微生物の濃度が所定の値(閾値)に達した後、送液制御装置13により、セルロース分解液送液ポンプ2を動作させて、セルロース分解槽1の培養液の上澄み液をバイオガス化槽3に送液する(第2の送液制御)。
なお、セルロース分解槽3内の所定の位置にて培養液に含まれる微生物の濃度が所定の値(閾値)に達した場合に、セルロース分解槽1内の培養液において、微生物が充分に沈降したものと判断する。また、培養液において微生物が充分に沈降したとは、セルロース分解槽1内に、微生物をほとんど損失することなく保持した状態を保てることを言う。
これにより、セルロース分解槽1内に、セルロース系有機性廃棄物の分解に必要量の微生物を保持することができる。また、微生物が充分に沈降した状態では、未分解のセルロース系有機性廃棄物もセルロース分解槽1内に保持されるため、セルロース系有機性廃棄物はセルロース分解槽1内で充分な分解処理を受ける効果も得られる。
また、バイオガス化槽3内に、低分子化したセルロース系有機性廃棄物の分解に寄与する微生物を保持するために、送液制御装置13により、バイオガス化槽撹拌機7を培養液における微生物の沈降に必要な時間停止する(第3の送液制御)。
さらに、バイオガス化槽撹拌機7を停止している間に、バイオガス化槽3内の所定の位置(例えば、バイオガス化槽3の高さ方向の中間位置)にて培養液に含まれる微生物の濃度を検知(測定)することにより、バイオガス化槽3内にて培養液における微生物の沈降を確認する。バイオガス化槽3内にて微生物の濃度を検知(測定)する方法としては、例えば、セルロース分解槽1内にて微生物の濃度を検知(測定)する方法と同様の方法が用いられる。なお、送液制御装置13には、バイオガス化槽3内の所定に位置に設けられ、バイオガス化槽3内の培養液に含まれる微生物の濃度を検知(測定)するセンサ(図示略)が接続されている。
バイオガス化槽3内の所定の位置にて培養液に含まれる微生物の濃度が所定の値(閾値)に達した後、送液制御装置13により、処理液排出ポンプ8を動作させて、バイオガス化槽3の培養液の上澄み液を嫌気性消化反応の系外に排出する(第4の送液制御)。
なお、バイオガス化槽3内の所定の位置にて培養液に含まれる微生物の濃度が所定の値(閾値)に達した場合に、バイオガス化槽3内の培養液において、微生物が充分に沈降したものと判断する。また、培養液において微生物が充分に沈降したとは、バイオガス化槽3内に、微生物をほとんど損失することなく保持した状態を保てることを言う。
これにより、低分子化したセルロース系有機性廃棄物の分解物(バイオガス)が除去された培養液の一部を、バイオガス化槽3から嫌気性消化反応の系外に排出することができるとともに、バイオガス化槽3内に、低分子化したセルロース系有機性廃棄物の分解に必要量の微生物を保持することができる。
ここで、セルロース分解槽1またはバイオガス化槽3において、培養液のpHを調整するために、培養液にpH調整剤を添加する場合がある。それぞれの槽にpH調整剤を添加する場合には、送液制御装置13により、セルロース分解槽1のセルロース分解槽撹拌機6またはバイオガス化槽3のバイオガス化槽撹拌機7を動作させている状態で行うことが好ましい。
[紙ごみ系有機性廃棄物発電システム]
(第1の実施形態)
図2を用いて、第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを説明する。なお、図1に示した紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図2に示す第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システム200は、集合住宅やオフィスビル等の建築物1000内部、あるいは建築物1000外部で発生した紙ごみ系有機性廃棄物2000を嫌気性微生物によって分解して得られたバイオガスを電気的エネルギおよび熱的エネルギとして回収する紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100と、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100で得られた電気的エネルギおよび熱的エネルギを、建築物1000内に供給する制御を行うエネルギ制御装置210と、建築物1000の屋上等の太陽光を集光しやすい場所に設置された太陽電池パネル240とから概略構成されている。また、エネルギ制御装置210は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100で得られた電気的エネルギを建築物1000内に供給する制御を行う電気的エネルギ制御装置220と、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化装置100で得られた熱的エネルギを建築物1000内に供給する制御を行う熱的エネルギ制御装置230とを有する。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム200では、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100が、建築物1000の地下等の低層部に設置されている。
建築物1000内部で発生した紙ごみ系有機性廃棄物2000は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100が設置されている場所に収集される。収集された紙ごみ系有機性廃棄物2000は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100のセルロース分解槽1に供給され、上述のような工程を経て、バイオガス化される。得られたバイオガスは、上述のようにしてバイオガス発電機5にて電気的エネルギおよび熱的エネルギに変換される。得られた電気的エネルギは、電気的エネルギ制御装置220で、直流電流であれば交流電流に変換され、得られた交流電流(電力)は本システムの動力を賄う電力として供給されるとともに、電気的エネルギ制御装置220内の系統電源に連係され、送電線250を介して、建築物1000内に設置された照明装置260等に供給される。得られた熱的エネルギは、熱的エネルギ制御装置230で、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100におけるセルロース分解槽1およびバイオガス化槽3の加温を賄う熱源として供給されるとともに、必要に応じて建築物1000内に設置されたヒートポンプやボイラの熱源として供給される。
建築物1000内部での紙ごみ系有機性廃棄物2000の発生量が少なく、紙ごみ系有機性廃棄物2000をバイオガス化して得られた電気的エネルギおよび熱的エネルギだけでは建築物1000内の電力需要および熱需要を賄うことができない場合も想定される。そのため、処理対象物として、建築物1000外部の紙ごみ系有機性廃棄物を用いてもよい。また、紙ごみ系有機性廃棄物発電システム200は、生ごみ等を紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100のバイオガス化槽3に投入する機構を有していてもよい。
太陽電池パネル240は、送電線250と電力変換装置270を介して、電気的エネルギ制御装置220に接続されている。太陽電池パネル240で得られた電気的エネルギは、電力変換装置270で直流電流から交流電流に変換される。得られた交流電流(電力)は、送電線250を介して、建築物1000内に設置された照明装置260等に供給される。また、太陽電池パネル240で得られた電気的エネルギにより、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100のセルロース分解槽撹拌機6やバイオガス化槽撹拌機7を動作させてもよい。
なお、太陽電池パネル240で得られた電気的エネルギによって建築物1000内の電力需要および熱需要を賄うことができる場合には、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100による紙ごみ系有機性廃棄物2000のバイオガス化を停止(休止)または有機物投入量を低減するか、あるいは、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100によって得られたバイオガスをガスホルダ10に貯留して、バイオガス発電機5による発電を停止(休止)する。このような紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100によるバイオガスの生成やバイオガス発電機5による発電も電気的エネルギ制御装置220で制御する。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム200では、建築物1000内で発生する紙ごみ系有機性廃棄物2000を、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100のセルロース分解槽1に直接供給し、紙ごみ系有機性廃棄物2000から電気的エネルギを回収し、その電気的エネルギを電力として建築物1000内に供給する。また、紙ごみ系有機性廃棄物2000から熱的エネルギを回収し、その熱的エネルギを熱源として建築物1000内に供給する。これにより、建物のエネルギ性能に関する欧州指令のnZEB化を達成することが可能となる。
(第2の実施形態)
図3を用いて、第2の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを説明する。なお、図1に示した紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムおよび図2に示した第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図3に示す第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システム300は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100と、電気的エネルギ制御装置220と、熱的エネルギ制御装置230と、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に紙ごみ系有機性廃棄物2000を投入するための投入路310とから概略構成されている。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム300では、投入路310が、建築物1000内にて、建築物1000を高さ方向に貫通して、その最下部が紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化装置100に連結するように設けられている。また、投入路310における建築物1000の各階に、投入路310内に紙ごみ系有機性廃棄物2000を投入するための投入口(図示略)が設けられている。
建築物1000が高層建築物である場合、紙ごみ系有機性廃棄物2000を紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に投入するために、高層階から紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100へ運搬するには多くの労力を必要とする。本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム300では、建築物1000内に、建築物1000を高さ方向に貫通する投入路310を設け、建築物1000の各階で発生した紙ごみ系有機性廃棄物2000を投入路310に投入することにより、紙ごみ系有機性廃棄物2000を運搬することなく、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化装置100に投入することができる。
(第3の実施形態)
図4を用いて、第3の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを説明する。なお、図1に示した紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム、図2に示した第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムおよび図3に示した第2の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図4に示す第3の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システム400は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100と、電気的エネルギ制御装置220と、熱的エネルギ制御装置230と、投入路310と、投入路310と紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100との間に設けられた前処理機410とから概略構成されている。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム400では、投入路310の最下部と紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100との間、すなわち、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に隣接して、紙ごみ系有機性廃棄物2000の破砕や粉砕を行う前処理機410が設けられている。前処理機410としては、具体的には、破砕機、粉砕機、パルパー等が挙げられる。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム400では、投入路310と紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100との間に設けられた前処理機410を設けることにより、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に投入する前に、紙ごみ系有機性廃棄物2000を粉砕することができる。これにより、紙ごみ系有機性廃棄物2000が紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100のセルロース分解槽1の投入口を閉塞することを抑制することができ、また、セルロース分解槽1内を撹拌混合し易い状態に保つことができる。
(第4の実施形態)
図5を用いて、第4の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを説明する。なお、図1に示した紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム、図2に示した第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムおよび図3に示した第2の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図5に示す第4の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システム500は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100と、電気的エネルギ制御装置220と、熱的エネルギ制御装置230と、投入路310と、投入路310における建築物1000の各階に設けられた投入口の近傍に設けられた前処理機410とから概略構成されている。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム500では、投入路310における建築物1000の各階に設けられた投入口の近傍、すなわち、投入口に隣接して、紙ごみ系有機性廃棄物2000の破砕や粉砕を行う前処理機410が設けられている。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム500では、投入路310における建築物1000の各階に設けられた投入口の近傍に前処理機410を設けて、前処理機410で粉砕した後に紙ごみ系有機性廃棄物2000を投入路310に投入することにより、例えば、ストッカー等で収集してまとめた紙ごみ系有機性廃棄物2000を建築物1000の下層側に落下させた場合の衝撃が緩和される。また、第3の実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム400のように、投入路310の最下部に前処理機410を設置した場合に発生する可能性がある、紙ごみ系有機性廃棄物の負荷が一時的に増加したことに起因する紙詰まり等を低減することができる。
なお、本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム500では、第3の実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム400と同様に、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に隣接して前処理機410を設けてもよい。また、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に隣接して、建築物1000の各階に設けた前処理機410と異なる処理能力(より微細な粉砕が可能な能力)を有する前処理機を設けてもよい。さらに、前処理機410で粉砕した後の紙ごみ系有機性廃棄物2000から、紙ごみ系有機性廃棄物2000とは重さが異なるものや鉄等の金属を選別して取り除くために、サイクロン式の吸引装置や磁石等の機構を設けてもよい。
(第5の実施形態)
図6を用いて、第5の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムを説明する。なお、図1に示した紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム、図2に示した第1の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムおよび図3に示した第2の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図6に示す第5の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システム600は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100と、電気的エネルギ制御装置220と、熱的エネルギ制御装置230と、投入路310と、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に隣接して設けられた前処理機410と、投入路310における紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100の近傍に設けられ、紙ごみ系有機性廃棄物2000を一次貯留する貯留槽610とから概略構成されている。
本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム600では、投入路310における紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100の近傍、すなわち、投入路310の最下部と紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100との間に、紙ごみ系有機性廃棄物2000を一次貯留する貯留槽610が設けられている。貯留槽610は、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に隣接して設けられた前処理機410よりも投入路310側、すなわち、前処理機410における紙ごみ系有機性廃棄物2000を投入する投入口の近傍に設けられている。
紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100は、微生物を利用して、紙ごみ系有機性廃棄物2000の分解を行っているため、微生物量の増減よりも大きい変動で、紙ごみ系有機性廃棄物2000の供給量を増減すると、過負荷となり、未分解物が残留したり、餌不足の状態となって、微生物の活性が低下したりする等の不具合を生じる可能性がある。本実施形態の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム600では、投入路310における紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100の近傍に紙ごみ系有機性廃棄物2000を一次貯留する貯留槽610を設けて、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100への紙ごみ系有機性廃棄物2000の供給速度を一定に調整することにより、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100におけるバイオガス化を安定に行うことができる。
上述した第1〜第5の実施形態に係る紙ごみ系有機性廃棄物発電システムでは、建築物1000内の電力需要および熱需要の少なくとも一方に応じて、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100に対する紙ごみ系有機性廃棄物2000の供給量を調整することができる。これにより、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100によって得られる電気的エネルギおよび熱的エネルギを有効に利用することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、建築物1000内で発生した紙ごみ系有機性廃棄物2000を嫌気性微生物によって分解して得られたバイオガスを電気的エネルギおよび熱的エネルギとして回収する紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100と、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100で得られた電気的エネルギを、建築物1000内に供給する制御を行う電気的エネルギ制御装置220と、紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム100で得られた熱的エネルギを、温水または蒸気等の形で建築物1000内に供給する機能を持つ熱的エネルギ制御装置230と、を持つことにより、建築物1000内での電力需要および熱需要に対する、電力・燃料供給不足のエネルギを補うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・セルロース分解槽、2・・・セルロース分解液送液ポンプ、3・・・バイオガス化槽、4・・・バイオガス処理機、5・・・バイオガス発電機、6・・・セルロース分解槽撹拌機、7・・・バイオガス化槽撹拌機、8・・・処理液排出ポンプ、9・・・脱硫塔、10・・・ガスホルダ、11・・・培養液循環ポンプ、12・・・培養液循環配管、13・・・送液制御装置、100・・・紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システム、200,300,400,500,600・・・紙ごみ系有機性廃棄物発電システム、210・・・エネルギ制御装置、220・・・電気的エネルギ制御装置、230・・・熱的エネルギ制御装置、240・・・太陽電池パネル、250・・・送電線、260・・・照明装置、270・・・電力変換装置、310・・・投入路、410・・・前処理機、610・・・、1000・・・建築物、2000・・・紙ごみ系有機性廃棄物。

Claims (7)

  1. 紙ごみ系有機性廃棄物を嫌気性微生物によって分解して得られたバイオガスを電気的エネルギおよび熱的エネルギとして回収する紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムと、
    前記紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムで得られた電気的エネルギおよび熱的エネルギを、建築物内に供給する制御を行うエネルギ制御装置と、を具備し、
    前記紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化システムは、前記紙ごみ系有機性廃棄物を分解して低分子化したセルロース系有機性廃棄物を得るセルロース分解槽と、
    前記低分子化したセルロース系有機性廃棄物を分解してバイオガスを発生させるバイオガス化槽と、
    前記低分子化したセルロース系有機性廃棄物を含む培養液の一部を、前記セルロース分解槽から前記バイオガス化槽に送液するセルロース分解液送液ポンプと、
    前記低分子化したセルロース系有機性廃棄物の分解物が除去された前記培養液の一部を、前記バイオガス化槽から嫌気性消化反応の系外に排出する処理液排出ポンプと、
    予め前記セルロース分解槽または前記バイオガス化槽における撹拌を停止して、前記セルロース分解槽または前記バイオガス化槽の前記培養液に含まれる固形物を沈降させた後、前記セルロース分解液送液ポンプまたは前記処理液排出ポンプを動作させて、前記培養液の上澄み液を送液する送液制御装置と、
    前記セルロース分解槽および前記バイオガス化槽で発生したバイオガスを処理するバイオガス処理機と、
    前記バイオガスを電気的エネルギおよび熱的エネルギに変換するバイオガス発電機と、を有する紙ごみ系有機性廃棄物発電システム。
  2. 前記バイオガス化槽内の前記培養液の一部を前記セルロース分解槽へ循環する培養液循環ポンプおよび培養液循環配管を有する請求項1に記載の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム。
  3. 太陽電池パネルを有する請求項1または2に記載の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム。
  4. 前記建築物内に、前記建築物を高さ方向に貫通して、前記紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化装置に連結された前記紙ごみ系有機性廃棄物の投入路を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム。
  5. 前記投入路と前記紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化装置との間に前記紙ごみ系有機性廃棄物を前処理する前処理機を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム。
  6. 前記投入路における前記建築物の各階に設けられた投入口の近傍に、前記紙ごみ系有機性廃棄物を前処理する前処理機を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム。
  7. 前記投入路における前記紙ごみ系有機性廃棄物バイオガス化装置の近傍に前記紙ごみ系有機性廃棄物を一次貯留する貯留槽を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の紙ごみ系有機性廃棄物発電システム。
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