JP2018039373A - ペダル移動量算出装置、ペダル移動量算出方法及びペダル移動量算出プログラム - Google Patents

ペダル移動量算出装置、ペダル移動量算出方法及びペダル移動量算出プログラム Download PDF

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博孝 中川
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Hiromasa Oba
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Abstract

【課題】車両において円弧の動きをするペダルの移動量を検出するペダル移動量算出装置を提供する。【解決手段】車両250のそれぞれ異なる位置に載置された第1検出部230及び第2検出部240からの距離を逐次取得する第1取得部111、及び第2取得部112と、第1検出部の載置位置を示す第1位置情報121と、第2検出部の載置位置を示す第2位置情報122と、第1距離情報123と、第2距離情報124とを記憶する記憶部120と、第1のタイミングにおける第1距離と第2距離、第2のタイミングにおける第1距離と第2距離、および、第1のタイミングと第2のタイミングの間の第3のタイミングで検出した第1距離と第2距離とに基づいて、第1のタイミングでのペダル位置から第2のタイミングでのペダル位置までのシャフトを中心とした円弧の軌跡上のペダルの移動量を算出する算出部131と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられているペダルの移動量を算出するペダル移動量算出装置、ペダル移動量算出方法及びペダル移動量算出プログラムに関するものである。
自動車等の車両におけるアクセルペダルやブレーキペダルの移動量、即ち、ユーザ(運転者)によるペダル踏み込み量を検出する手法としては、例えば、車両に設けられ、ペダルの裏側までの距離を検出するセンサを備えてペダルの移動量を検出する手法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−118113号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、センサからペダルまでの直線距離しか検出することができないという問題がある。したがって、ペダルアームの端部に設けられ、かつ、ペダルアームの他端が車両に回動するように取り付けられているようなペダルの場合には、ペダルの正確な移動量を検出できないという問題があった。これは、ペダルが円弧の動きをするため、直線距離から検出する移動量では正確なペダルの移動量、すなわち、円弧上の移動量が検出できないためである。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、円弧の動きをするペダルの移動量を算出することができるペダル移動量算出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るペダル移動量算出装置は、車両に対して長尺状のアームの一端が所定のシャフトを介して回動自在に取り付けられ、当該アームの他端にペダルが設けられている車両において、ペダルの移動量を算出するペダル移動量算出装置であって、車両に載置され、当該載置されている箇所からペダルまでの第1距離を逐次検出する第1検出部から第1距離を示す第1距離情報を取得する第1取得部と、第1検出部とは車両の異なる位置に載置され、当該載置されている箇所からペダルまでの第2距離を逐次検出する第2検出部から第2距離を示す第2距離情報を取得する第2取得部と、第1検出部の載置位置を示す第1位置情報と、第2検出部の載置位置を示す第2位置情報と、第1距離情報と、第2距離情報とを記憶する記憶部と、第1のタイミングにおける第1距離と第2距離、第2のタイミングにおける第1距離と第2距離、および、第1のタイミングと第2のタイミングの間の第3のタイミングで検出した第1距離と第2距離とに基づいて、第1のタイミングでのペダル位置から第2のタイミングでのペダル位置までの前記シャフトを中心とした円弧の軌跡上のペダルの移動量を、算出する算出部と、を備える。
上記課題を解決するために、本発明に係るペダル移動量算出方法は、車両に対して長尺状のアームの一端が所定のシャフトを介して回動自在に取り付けられ、当該アームの他端にペダルが設けられている車両において、ペダルの移動量を算出するペダル移動量算出方法であって、車両に載置され、当該載置されている箇所からペダルまでの第1距離を逐次検出する第1検出部から第1距離を示す第1距離情報を取得する第1取得ステップと、第1検出部とは車両の異なる位置に載置され、当該載置されている箇所からペダルまでの第2距離を逐次検出する第2検出部から第2距離を示す第2距離情報を取得する第2取得ステップと、第1検出部の載置位置を示す第1位置情報と、第2検出部の載置位置を示す第2位置情報と、第1距離情報と、第2距離情報とを記憶する記憶ステップと、第1のタイミングにおける第1距離と第2距離、第2のタイミングにおける第1距離と第2距離、および、第1のタイミングと第2のタイミングの間の第3のタイミングで検出した第1距離と第2距離とに基づいて、第1のタイミングでのペダル位置から第2のタイミングでのペダル位置までの前記シャフトを中心とした円弧の軌跡上のペダルの移動量を、算出する算出ステップと、を含む。
上記課題を解決するために、本発明に係るペダル移動量算出プログラムは、コンピュータに、車両に対して長尺状のアームの一端が所定のシャフトを介して回動自在に取り付けられ、当該アームの他端にペダルが設けられている車両において、ペダルの移動量を算出させるペダル移動量算出プログラムであって、車両に載置され、当該載置されている箇所からペダルまでの第1距離を逐次検出する第1検出部から第1距離を示す第1距離情報を取得する第1取得機能と、第1検出部とは車両の異なる位置に載置され、当該載置されている箇所からペダルまでの第2距離を逐次検出する第2検出部から第2距離を示す第2距離情報を取得する第2取得機能と、第1検出部の載置位置を示す第1位置情報と、第2検出部の載置位置を示す第2位置情報と、第1距離情報と、第2距離情報とを記憶する記憶機能と、第1のタイミングにおける第1距離と第2距離、第2のタイミングにおける第1距離と第2距離、および、第1のタイミングと第2のタイミングの間の第3のタイミングで検出した第1距離と第2距離とに基づいて、第1のタイミングでのペダル位置から第2のタイミングでのペダル位置までの前記シャフトを中心とした円弧の軌跡上のペダルの移動量を、算出する算出機能と、を実現させる。
上記ペダル移動量算出装置において、算出部は、第1位置情報と、第2位置情報と、第1のタイミングにおける第1距離及び第2距離と、第2のタイミングにおける第1距離及び第2距離と、第3のタイミングにおける第1距離及び第2距離と、に基づいて、少なくともペダルが移動する円弧の中心と半径を求めることにより、ペダルの移動量を算出することとしてもよい。
上記ペダル移動量算出装置において、算出部は、円弧の中心と半径を求めた後には、当該円弧の中心と半径とに基づいて、異なる2つのタイミングにおいて検出した第1距離と第2距離から、当該2つのタイミング間で移動したペダルの移動量を算出することとしてもよい。
上記ペダル移動量算出装置において、第1検出部及び第2検出部は、ペダルが描く円弧を含む平面上に位置するように載置されていることとしてもよい。
上記ペダル移動量算出装置において、ペダル移動量算出装置は、さらに、算出部が算出したペダルの移動量を示す情報を出力する出力部を備えることとしてもよい。
上記ペダル移動量算出装置において、ペダル移動量算出装置は、さらに、ペダル移動量の時間的推移に基づいて、車両を運転するユーザの状態を推定する推定部を備えることとしてもよい。
上記ペダル移動量算出装置において、推定部は、回動の回動角の時間的推移を示す関数に対しフーリエ変換を施して、単位時間当たりの周波数変動量を特定し、ユーザの状態を推定することとしてもよい。
上記ペダル移動量算出装置において、推定部は、周波数変動量が所定の閾値を超えている場合に、ユーザが異常状態にあると推定することとしてもよい。
本発明の一態様に係るペダル移動量算出装置は、各検出部からペダルまでの距離を検出する二つの検出部を用いて、異なる3つのタイミングで検出した距離からペダルの移動量を算出する。したがって、上記ペダル移動量算出装置等は、円弧の動きをするペダルの円弧上での移動量を算出できるという効果を奏する。
ペダル移動量算出装置の構成例を示すブロック図である。 ペダル移動量算出装置の詳細な構成例を示すブロック図である。 検出部とペダルの関係を模式的に示す配置図である。 ペダルの移動を模式的に示す概念図である。 ペダル移動量算出装置のペダル移動量を算出する動作例を示すフローチャートである。 ペダル移動量算出装置の運転者の異常を推定するための動作例を示すフローチャートである。 時間と回動角の推移例を示すグラフである。 ペダル移動量算出装置の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施態様に係るペダル移動量算出装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施の形態>
<構成>
本発明の一実施態様に係るペダル移動量算出装置100は、車両250に対して長尺状のアーム210の一端が所定のシャフト220を介して回動自在に取り付けられ、当該アーム210の他端にペダル200が設けられている車両250において、ペダル200の移動量を算出する。シャフト220の車両250への取付構造の詳細については割愛するが、一般に知られる自動車が有する構造と同様であるとする。
図1に示すように、ペダル移動量算出装置100は、第1取得部111と、第2取得部112と、記憶部120と、算出部131とを備える。ペダル移動量算出装置100は、車両250に載置されていてもよいし、車両250外の装置であってもよい。
第1取得部111は、第1検出部230とペダル200との間の第1距離を示す第1距離情報を、第1検出部230から逐次取得する。第1検出部230は車両250に載置され、載置されている箇所からペダル200までの第1距離を逐次検出する。
第2取得部112は、第2検出部240とペダル200との間の第2距離を示す第2距離情報を、第2検出部240から逐次取得する。第2検出部240は車両250に載置され、載置されている箇所からペダル200までの第2距離を逐次検出する。
記憶部120は、第1位置情報121と、第2位置情報122と、第1距離情報123と、第2距離情報124と、を記憶している。
第1位置情報121は、第1検出部230が車両250において配置されている位置を特定可能な情報であって、第2検出部240との相対位置関係及び第2検出部240との間の距離を特定可能な情報であればよい。
第2位置情報122は、第2検出部240が車両250において配置されている位置を特定可能な情報であって、第1検出部230との相対位置関係及び第1検出部230との間の距離を特定可能な情報であればよい。
第1距離情報123は、第1検出部230とペダル200との間の距離を示す情報であり、第1取得部111が逐次第1検出部230から取得する情報である。第1距離情報123は、第1検出部230が検出した距離と、その距離を取得したタイミングを示す時間情報とが対応付けられた情報である。
第2距離情報124は、第2検出部240とペダル200との間の距離を示す情報であり、第2取得部112が逐次第2検出部240から取得する情報である。第2距離情報124は、第2検出部240が検出した距離と、その距離を取得したタイミングを示す時間情報とが対応付けられた情報である。
算出部131は、記憶部120に記憶されている第1位置情報121と、第2位置情報122と、第1距離情報123と、第2距離情報124と、を用いて、ペダル200が動く円弧の動きにおける移動量を算出する。算出部131は、第1のタイミングで取得した第1距離と第2距離、第2のタイミングで取得した第1距離と第2距離、第3のタイミングで取得した第1距離と第2距離とから、ペダル200の円弧の動きにおける移動量を算出する。
以下、ペダル移動量算出装置100について、さらに、詳細に説明する。
図2は、ペダル移動量算出装置100の詳細な構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ペダル移動量算出装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
通信部110は、外部機器と通信を実行する機能を有する通信インターフェースである。通信部110は、図1における第1取得部111、第2取得部112の他、出力部113を備える。通信部110は、外部の機器、例えば、第1検出部230、第2検出部240等の機器と通信を実行する機能を有する。通信部110は、外部の機器と通信を実行できれば、有線、無線を問うものではなく、また、通信プロトコルについても問うものではない。ペダル移動量算出装置100が車両250外に設置する場合には、通信部110は、無線での通信を行うことが望ましい。第1取得部111及び第2取得部112は、上述の通り、それぞれ第1検出部230、第2検出部240から、ペダル200までの距離を示す第1距離、第2距離を取得する。出力部113は、制御部130からの指示にしたがって、ペダル移動量算出装置100外に、算出したペダル移動量や、ユーザに異常があると推定した場合にそのことを示す情報を出力する。
記憶部120は、ペダル移動量算出装置100が動作する上で必要とする各種プログラムやデータなどを記憶する記憶媒体である。記憶部120は、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリ等の記憶媒体により実現することができる。記憶部120は、上述の通り、第1位置情報121と、第2位置情報122と、第1距離情報123と、第2距離情報124とを記憶している。また、記憶部120は、制御部130が実行するものであって、ペダル移動量を算出するためのプログラムを記憶している。当該プログラムは、後述する図5及び図6に示す処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
第1位置情報121は、以下において説明する図3の座標系における第1検出部230の位置座標及びワイヤー口232の位置座標を示す情報である。
第2位置情報122は、以下において説明する図3の座標系における第2検出部240の位置座標及びワイヤー口242の位置座標を示す情報である。
第1距離情報123は、第1検出部230が検出した第1距離を示す情報であり、検出した時間情報と対応付けた情報の集合である。
第2距離情報124は、第2検出部240が検出した第2距離を示す情報であり、検出した時間情報と対応付けた情報の集合である。
制御部130は、ペダル移動量算出装置100の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部130は、記憶部120に記憶されているペダル移動量を算出するためのプログラムを実行することにより、図1における算出部131の他、推定部132としての機能を果たす。
算出部131は、ペダル200の移動量を算出する機能を有する。上述の通り、算出部131は、記憶部120に記憶されている第1位置情報121と、第2位置情報122と、第1距離情報123と、第2距離情報124と、を用いてペダル移動量を算出する。算出部131によるペダル移動量の算出手法について、図3及び図4を参照しながら説明する。
図3は、第1検出部230や第2検出部240が車両に搭載されている状態でのペダル200との、あるタイミングにおける位置関係を示す図である。
図3に示すようにペダル200は、アーム210の端部に取り付けられている。そして、アーム210は、シャフト220を介して車両250に取り付けられている。アーム210は、シャフト220を中心として、所定範囲内で回動する。したがって、ペダル200もシャフト220の中心を中心とし、アーム210に相当する長さを半径とする円運動をする。ここでは、ユーザがペダル200を一切押圧していない状態にあるペダル位置をペダル200の初期位置とする。
第1検出部230は、上述の通り、第1検出部230からペダル200までの距離を検出するセンサである。第1検出部230は、載置されている箇所からペダル200までの距離を測位できるものであればよく、例えば、ワイヤー変位計、超音波センサ、光センサ等により実現することができる。本実施の形態では、ワイヤー変位計を用いた例を説明する。第1検出部230は、車両250に載置されるものであって、ワイヤー口232を有する。ワイヤー口232からは、ワイヤー231が繰り出される。ワイヤー231の先端は、ペダル200の近傍の取付部202に取り付けられる。
取付部202は、ペダル200の移動と同等の移動をする箇所であればよく、ペダル200が移動する円弧(図3の点線矢印301で示される円弧)上にあれば、ペダル200に設けられずともよい。もちろん、取付部202はペダル200に直接設けられてもよい。
第1検出部230は、ペダル200が第1検出部230から離れる方向に移動する場合に、ワイヤー口232からワイヤー231が繰り出され、ペダル200が第2検出部240に近づく方向に移動する場合に、ワイヤー口232にワイヤー231が引き込まれるように構成されている。したがって、ワイヤー231は、ワイヤー口232と取付部202との間で弛むことなく、その先端が取付部202に取り付けられている。したがって、第1検出部230からペダル200までの距離は、ワイヤー口232から外に繰り出されているワイヤー231の長さbと同等であると言える。なお、第1検出部230は、車両250に取り付けられている状態では動かず、ワイヤー口232の位置は固定されているものとする。
第2検出部240は、車両250に載置される位置が第1検出部230と異なる以外は、第1検出部230と同様の構造を有する。上述の通り、第2検出部240は、第2検出部240からペダル200までの距離を検出するセンサである。第2検出部240は、載置されている箇所からペダル200までの距離を測位できるものであればよく、例えば、ワイヤー変位計、超音波センサ、光センサ等により実現することができる。本実施の形態では、ワイヤー変位計を用いた例を説明する。第2検出部240は、車両250に載置されるものであって、ワイヤー口242を有し、そこから繰り出されたワイヤー241の先端は、取付部202に取り付けられる。ワイヤー口242の位置は固定されており、第2検出部240からペダル200までの距離は、ワイヤー口242から外に繰り出されているワイヤー241の長さaと同等であると言える。
ペダル200は、車両250を運転する運転者が足を置いて押圧するものである。ペダル200は、アクセルペダル及びブレーキペダルのいずれであってもよい。
ワイヤー口232とワイヤー口242とは固定されているので、ワイヤー口232とワイヤー口242との間の距離cは固定値であり、実測値を用いる。当該距離cは、第1位置情報121と、第2位置情報122に示される座標位置から算出することもできる。
図3に示すように、第1検出部230(ワイヤー口232)と第2検出部240(ワイヤー口242)とは、ペダル200(取付部202)が移動する同一平面上に存在するように配されている。この平面を図3に示すXY平面とする。そして、第1検出部230の中心をこのXY平面の原点とする。第2検出部240は第1検出部230の直上、即ち、第2検出部240の中心がY軸上にあるように配されているとする。
ここで、ワイヤー口242と取付部202との間の距離をa、ワイヤー口232と取付部202との間の距離をb、ワイヤー口232とワイヤー口242との間の距離をcとする。そして、取付部202の高さをLY、ワイヤー口232とワイヤー口242との間の高さ方向(Y軸方向)の距離をH1、第1検出部230の中心と第2検出部240の中心との間の距離をH2とする。また、第1検出部230および第2検出部240の半径をrとする。当該半径は原点からワイヤー口232までの距離と同等である。
また、第2検出部240の中心とワイヤー口242とを結ぶ仮想線がX軸と成す角度をαとし、第1検出部230の中心(原点)とワイヤー口232とを結ぶ仮想線がX軸と成す角度をβとする。さらに、ワイヤー口232と取付部202とを結ぶ線(ワイヤー231)とX軸とが成す角度をγ、ワイヤー口232と取付部202とを結ぶ線とワイヤー口232とワイヤー口242とを結ぶ仮想線とが成す角度をδ、ワイヤー口232とワイヤー口242とを結ぶ仮想線とX軸とが成す角度をεとする。そして、シャフト220の中心をP(Zx、Zy)、当該中心Pを中心としてペダル200が回転する回転半径をRとする。また、取付部202の座標を、(Tx、Ty)とする。
算出部131は、取付部202の座標を第1距離と第2距離との組み合わせごとに算出する。そして、算出した取付部202の座標から、シャフト220の中心Pの座標を算出する。
取付部202の座標は、以下の式(1)、(2)から算出することができる。
Tx=bcosγ+rcosβ …(1)
Ty=bsinγ+rsinβ …(2)
式(1)、(2)のうち、γが未知数であるので、γを算出できれば、取付部202の座標を算出することができる。図3において、γ+δ+ε=180を満たすので、δとεの角度を算出できれば、γを算出できる。
算出部131は、以下のようにしてδを算出する。δは下記式(3)を満たす。
=b+c−2bccosδ …(3)
式(3)から、δは下記式(4)により算出することができる。
δ=cos−1((a−b−c)/−2bc) …(4)
式(4)のうち、a、bはそれぞれ第2検出部240、第1検出部230が検出する計測値であり、cは固定値(実測値)であるため、δを算出することができる。一方、εは、下記式(5)から算出することができる。
ε=sin−1(LY/c) …(5)
式(5)のcは固定値(実測値)であり、LYは下記式(6)から算出できる。
LY=H2−(rsinβ−rsinα) …(6)
よって、式(6)を式(5)に代入することでεを算出することができる。したがって、以上に示した式(1)から(6)を利用して算出部131は、取付部202の座標を算出する。
そして、算出部131は、時刻t1、t2、t3の3つのタイミングで検出できた第1距離と第2距離とに基づく、取付部202の3つの座標から、シャフト220の中心座標(Zx、Zy)と半径Rを算出する。時刻t1、t2、t3のそれぞれのタイミングで検出した第1距離と第2距離とから算出した取付部202の3つの座標をそれぞれ(Xt1、Yt1)、(Xt2、Yt2)、(Xt3、Yt3)、とする。これらの座標は、下記式(7)から(9)を満たす。
(Xt1−Zx)+(Yt1−Zy)=R …(7)
(Xt2−Zx)+(Yt2−Zy)=R …(8)
(Xt3−Zx)+(Yt3−Zy)=R …(9)
算出部131は、上記式(7)〜(9)に示す連立方程式を解くことでシャフト220の中心座標(Zx、Zy)と半径Rを算出する。
したがって、算出部131は、時刻t1から時刻t2までのペダル200によるユーザの踏み込み角度、即ち、回動角θを、下記式(10)に基づいて式(11)から算出することができる。
(Xt2−Xt1)+(Yt2−Yt1)=R+R−2Rcosθ …(10)
θ=cos−1(((Xt2−Xt1)+(Yt2−Yt1)−2R)/2R
…(11)
したがって、時刻t1から時刻t2までのペダル移動量Lは、下記式(12)から算出することができる。
L=2πR(θ/360) …(12)
算出部131は、以上のようにしてペダル移動量Lを算出する。
図4は、ペダル200が移動する例を示しており、ワイヤー231とワイヤー241の長さが変動する様子を模式的に示す図である。
図4に示すようにペダル200は、車両250のユーザが自身の足でペダル200を踏み込むことにより、点線で示す状態(時刻t1における状態とする)から実線で示す状態(時刻t2における状態とする)に移動する。ユーザが足を離せば、ペダル200は図4に示す矢印とは逆方向に移動する。
このとき、図4から、時刻t1におけるワイヤー231t1の長さbt1と、時刻t2におけるワイヤー231t2の長さbt2とが異なる長さになっていることが理解できる。同様に、ワイヤー241についても、時刻t1におけるワイヤー241t1の長さat1と、時刻t2におけるワイヤー241t2の長さat2とは、異なっている。その一方で、ワイヤー口232とワイヤー口242とは固定されているため、ワイヤー口232とワイヤー口242との間の距離は、長さcで固定されたままである。また、時刻t1におけるワイヤー241t1がX軸と成す角度γt1と、時刻t2におけるワイヤー241t2がX軸と成す角度γt2もペダル200の移動に伴い変化することが理解できる。同様に、時刻t1におけるワイヤー241t1がワイヤー口232とワイヤー口242とをつなぐ仮想線と成す角度δt1も、時刻t2においてδt2に変化することが理解できる。このような構成において、ペダル移動量算出装置100は、上述の数式(1)〜(12)を利用してペダル200の移動量を算出する。
図1に戻って、推定部132は、ペダル移動量から求まるペダルの回動角の時間的推移に基づいて、ユーザの状態を推定する機能を有する。推定部132は、算出部131が算出したペダル200の位置に基づいて、ペダル200の初期位置からの回動角を算出する。そして、逐次算出した回動角を、横軸を時間軸、縦軸を回動角としてグラフにプロットし、その関数を演算する。推定部132は、算出した関数に対してフーリエ変換を施し、所定時間内(例えば、1秒)の周波数変動値Vafを算出する。そして、算出した周波数変動値Vafが所定の周波数(例えば、10Hz)以上であるか否かを判定する。ここで、所定の周波数は、車両250のエンジンが起動しており、アイドリング等により自然発生する揺れ以上の揺れを検出するための周波数であり、ペダル移動量算出装置100のオペレータが設定する。そして推定部132が算出した周波数変動値Vafが所定の周波数以上であると判定した場合には、ユーザに対してブザー等により何らかの異常があることを報知するために、出力部113に報知させる。Vafが所定の周波数以上であるということは、ペダル200を押圧するユーザの足が不自然に震えている可能性がある(例えば、居眠り運転をしている)ので、そのユーザを起こしたりするために報知する。当該報知は、例えば、ブザー音や音声メッセージにより実現できる。そのために、ペダル移動量算出装置100が車両250に搭載されている場合にはペダル移動量算出装置100のスピーカ(図示せず)から報知してもよいし、車両250に備えられたスピーカから報知されてもよい。以上がペダル移動量算出装置100の構成である。
<動作>
図5は、算出部131によるペダル移動量算出に係る動作を示すフローチャートである。
(ステップS501)
ステップS501において、第1取得部111は、第1検出部230から、時刻t1において検出した第1距離を取得する。また、第2取得部112は、第2検出部240から、時刻t1において検出した第2距離を取得する。通信部110は、第1取得部111と第2取得部112とがそれぞれ取得した第1距離と第2距離とを制御部130に伝達する。制御部130は、伝達された第1距離と第2距離とを記憶部120の第1距離情報123と第2距離情報124とに、取得した時間情報に対応付けて記憶し、ステップS502に移行する。
(ステップS502)
ステップS502において、第1取得部111は、第1検出部230から、時刻t2において検出した第1距離を取得する。まあ、第2取得部112は、第2検出部240から、時刻t2において検出した第2距離を取得する。通信部110は、第1取得部111と第2取得部112とがそれぞれ取得した第1距離と第2距離とを制御部130に伝達する。制御部130は、伝達された第1距離と第2距離とを記憶部120の第1距離情報123と第2距離情報124とに、取得した時間情報に対応付けて記憶し、ステップS503に移行する。
(ステップS503)
ステップS503において、第1取得部111は、第1検出部230から、時刻t3において検出した第1距離を取得する。まあ、第2取得部112は、第2検出部240から、時刻t3において検出した第2距離を取得する。通信部110は、第1取得部111と第2取得部112とがそれぞれ取得した第1距離と第2距離とを制御部130に伝達する。制御部130は、伝達された第1距離と第2距離とを記憶部120の第1距離情報123と第2距離情報124とに、取得した時間情報に対応付けて記憶し、ステップS504に移行する。なお、ステップS501、S502、S503において取得した各第1距離は互いに異なる長さであり、同様に各第2距離も互いに異なる長さであるとする。
(ステップS504)
ステップS504において、制御部130の算出部131は、ステップS501からS503にかけて取得した3つの第1距離と第2距離とから、上記数式(7)〜(9)を用いて、シャフト220の中心座標(Zx、Zy)を算出する。また、算出部131は、ペダル200が回転する回転半径Rを算出し、ステップS505に移行する。
(ステップS505)
ステップS505において、制御部130の算出部131は、時刻t1から時刻t3にかけてペダル200が移動したペダル移動量を、時刻t1と時刻t3とにおけるペダル200の位置座標、ステップS504において算出したシャフト220の中心座標と回転半径Rを用いて、上記数式(11)及び数式(12)を用いて算出する。そして制御部130は、算出したペダル移動量を、出力部113を介して出力する。その後に、ステップS506に移行する。
(ステップS506)
ステップS506において、制御部130は、通信部110から新たな第1距離と第2距離とが伝達されているかどうかを判定する。新たな第1距離と第2距離とを伝達されている場合には(YES)、伝達された第1距離と第2距離とをそれぞれ第1距離情報123と第2距離情報124とに記憶して、ステップS507に移行する。新たな第1距離と第2距離とを伝達されていない場合には(NO)、ステップS508に移行する。
(ステップS507)
ステップS507において、制御部130は、新たに取得した第1距離と第2距離、その前に取得した第1距離と第2距離、ステップS504において算出したシャフト220の中心座標と回転半径Rとから、数式’(11)及び数式(12)を用いてペダル移動量を算出し、算出したペダル移動量を出力部113から外部の装置(例えば、ペダル移動量を表示するモニタ等)に出力し、ステップS508に移行する。
(ステップS508)
ステップS508において、制御部130は、車両250のエンジンがオフされたか否かを判定する。当該判定は、車両250からエンジンの駆動のオンオフを示す駆動信号を受領して判定することとしてもよいし、通信部110が所定時間以上、第1距離及び第2距離を取得できなかったことに基づいて判定することとしてもよい。制御部130が、車両250のエンジンがオフになったと判定した場合(YES)には、処理を終了する。制御部130が、車両250のエンジンがオフになっていないと判定した場合には(NO)、ステップS506に戻る。
以上が、ペダル移動量を算出する際のペダル移動量算出装置100の動作である。
図6は、ペダル移動量算出装置100のユーザの状態推定に係る動作を示すフローチャートである。ペダル移動量算出装置100は、ペダル200への踏み込みにおける回動角の変動により、ユーザの異常を検出する。
(ステップS601)
ステップS601において、推定部132は、算出部131が算出したペダル200のペダル位置と、ペダルの初期位置から、シャフト220の回動角を算出し、ステップS602に移行する。
(ステップS602)
ステップS602において、推定部132は、算出した回動角を、横軸を時間軸、縦軸を回動角とするグラフにプロットして、ステップS603に移行する。図7は、そのようにして得られるペダル200の回動角と、時間との関係を示すグラフの一例である。図7において、実線701は、回動角の時間的推移を示しており、図7の例において区間T1に示すような挙動を示す場合に、推定部132は、ユーザに異常があると判定する。
(ステップS603)
ステップS603において、プロットして得られる回動角の時間的変動を示す関数を算出して、ステップS604に移行する。
(ステップS604)
ステップS604において、推定部132は、ステップS503において算出した関数に対してフーリエ変換を施すことによって、周波数信号に変換して、ステップS605に移行する。
(ステップS605)
ステップS605において、推定部132は、算出部131が算出した最新のペダル位置を算出した時間から所定時間前(例えば、1秒前)までの周波数信号の変動値Vafを算出して、ステップS606に移行する。
(ステップS606)
ステップS606において、周波数変動値Vafが、所定の周波数以上であるか否かを判定する。ここでは、推定部132は、所定の周波数を、例えば、10Hzとして、周波数変動値Vafが10Hz以上であるか否かを判定する。Vafが10Hz以上である場合には(YES)、ステップS607に移行する。Vafが10Hz以上でない場合には(NO)、処理を終了する。
(ステップS607)
ステップS607において、推定部132は、通信部110の出力部113に、ユーザに異常があることを知らせるための報知を実行する。当該報知は、例えば、ブザー音の鳴動であったり、音声ガイダンスの発声であったりする。報知を行って、推定部132は処理を終了する。
なお、図6に示す処理は、ペダル移動量算出装置100が新たな取付部202の座標を算出するごとに実行する。以上が、推定部132によるユーザの状態を推定する処理である。
<まとめ>
ペダル移動量算出装置100は、まず、2つのペダルまでの距離を検出する検出部を用いて、3つの位置における距離を算出する。これによって、ペダル移動量算出装置100は、ペダル200がアーム210を介してシャフト220を中心として回転する回転中心の座標と、回転半径を算出する。そして、算出した回転中心の座標と、回転半径と、2つの異なるタイミングにおいて計測した第1距離と第2距離とを用いて、当該異なるタイミング間におけるペダル200の移動量を算出する。したがって、ペダル移動量算出装置100は、ペダル200の円弧の動きにおける移動量を正確に算出することができるので、従来よりも精度よくペダルの移動量を算出することができる。また、ペダル移動量算出装置100は、ペダル移動量の時間的推移に基づいて、ユーザの状態を推定・検出することができ、報知することができる。
<補足>
上記実施の形態に係る装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、他の手法により実現されてもよいことは言うまでもない。以下、各種変形例について説明する。
(1)上記実施の形態に示した算出手法は一例であり、3つの異なる位置にあるペダルの第1検出部230及び第2検出部240からの距離を算出して、円弧の動きをするペダルの、その円弧の中心と半径を算出して、2点間の円弧上の移動量を算出するのであれば、その他の構成により実現してもよい。
例えば、上記実施の形態におけるワイヤー口232がXY平面の原点にくるように設定し、ワイヤー口242がその直上、即ち、Y軸上にくるように設置して、取付部202の座標を算出して、シャフト220の中心座標とペダル200が描く円弧の回転半径Rを算出することとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、第1検出部230と第2検出部240とが、ペダル200が描く円弧を含む平面上にあることとしたが、これは、計算を容易にするための配置であって、3次元的に各要素が配置されてもよい。ただし、この場合には、図3におけるXY平面に対して垂直な軸をZ軸としたときのXZ平面における第1検出部230と第2検出部240の配置位置を示す情報が必要となる。
(2)上記実施の形態においては、特に記載していないが、制御部130の算出部131は、新たな第1距離及び第2距離を得るごと、あるいは、一定時間ごとに、シャフト220の中心座標の算出及び回転半径Rの算出を行うこととしてもよい。このような構成の場合、算出したシャフト220の中心座標が必ずしも一致するとは限らないことから、算出部131は、算出した中心座標群の平均値を、真の中心座標としてペダル移動量を算出することとしてもよい。同様に、算出部131は、算出した回転半径Rの平均値を、真の回転半径Rとしてペダル移動量を算出することとしてもよい。制御部130は、このように中心座標や回転半径Rを修正するための補正部を備えてもよい。
(3)上記実施の形態において、推定部132は、所定時間内の周波数変動値Vafが所定周波数以上であるか否かに基づいて、ユーザに異常があるか否かを判定したが、これはその限りではない。ペダル200の角度変化に基づいて、ユーザに異常があるか否かを判定する手法は、上記実施の形態以外の手法を用いてもよく、例えば、記憶部120に予めユーザに異常があると推定される場合の角度の変化パターンを記憶しておき、角度の変化パターンが記憶している変化パターンと所定以上の相関があるか否かに基づいて、ユーザに以上があるか否かを判定することとしてもよい。
(4)また、上記実施の形態においては、ペダル移動量算出装置におけるペダル移動量を算出する手法として、ペダル移動量算出装置のプロセッサがペダル移動量算出プログラム等を実行することにより、算出することとしているが、これは装置に集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路、再構成可能回路等によって実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、上記実施の形態に示した複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。すなわち、図8に示すように、ペダル移動量算出装置は、通信回路110aと、記憶回路120aと、制御回路130aとから構成されてよく、それぞれの機能は、上記実施の形態に示した同様の名称を有する各部と同様である。
また、上記ペダル移動量算出プログラムは、プロセッサが読み取り可能な記録媒体に記録されていてよく、記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記ペダル移動量算出プログラムは、当該ペダル移動量算出プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記プロセッサに供給されてもよい。本発明は、上記ペダル移動量算出プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記ペダル移動量算出プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。
(5)上記実施の形態及び各補足に示した構成は、適宜組み合わせることとしてもよい。
100 ペダル移動量算出装置
110 通信部
111 第1取得部
112 第2取得部
113 出力部
120 記憶部
130 制御部
131 算出部
132 推定部
200 ペダル
210 アーム
220 シャフト
230 第1検出部
231 ワイヤー
232 ワイヤー口
240 第2検出部
241 ワイヤー
242 ワイヤー口
250 車両

Claims (10)

  1. 車両に対して長尺状のアームの一端が所定のシャフトを介して回動自在に取り付けられ、当該アームの他端にペダルが設けられている車両において、前記ペダルの移動量を算出するペダル移動量算出装置であって、
    前記車両に載置され、当該載置されている箇所から前記ペダルまでの第1距離を逐次検出する第1検出部から前記第1距離を示す第1距離情報を取得する第1取得部と、
    前記第1検出部とは前記車両の異なる位置に載置され、当該載置されている箇所から前記ペダルまでの第2距離を逐次検出する第2検出部から前記第2距離を示す第2距離情報を取得する第2取得部と、
    前記第1検出部の載置位置を示す第1位置情報と、前記第2検出部の載置位置を示す第2位置情報と、前記第1距離情報と、前記第2距離情報とを記憶する記憶部と、
    前記第1のタイミングにおける前記第1距離と前記第2距離、前記第2のタイミングにおける前記第1距離と前記第2距離、および、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間の第3のタイミングで検出した前記第1距離と前記第2距離とに基づいて、第1のタイミングでのペダル位置から第2のタイミングでのペダル位置までの前記シャフトを中心とした円弧の軌跡上のペダルの移動量を算出する算出部と、を備えるペダル移動量算出装置。
  2. 前記算出部は、前記第1位置情報と、前記第2位置情報と、前記第1のタイミングにおける前記第1距離及び前記第2距離と、前記第2のタイミングにおける前記第1距離及び前記第2距離と、前記第3のタイミングにおける第1距離と及び前記第2距離と、に基づいて前記ペダルが移動する円弧の中心と半径を求めることにより、前記ペダルの移動量を算出することを特徴とする請求項1に記載のペダル移動量算出装置。
  3. 前記算出部は、前記円弧の中心と半径を求めた後には、当該円弧の中心と半径とに基づいて、2つのタイミングにおいて検出した第1距離と第2距離から、当該2つのタイミング間で移動したペダルの移動量を算出することを特徴とする請求項2に記載のペダル移動量算出装置。
  4. 前記第1検出部及び前記第2検出部は、前記ペダルが描く円弧を含む平面上に位置するように載置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のペダル移動量算出装置。
  5. 前記ペダル移動量算出装置は、さらに、
    前記算出部が算出したペダルの移動量を示す情報を出力する出力部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のペダル移動量算出装置。
  6. 前記ペダル移動量算出装置は、さらに、
    前記ペダル移動量の時間的推移に基づいて、前記車両を運転するユーザの状態を推定する推定部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のペダル移動量算出装置。
  7. 前記推定部は、前記ペダル移動量に基づく前記回動の回動角の時間的推移を示す関数に対しフーリエ変換を施して、単位時間当たりの周波数変動量を特定し、前記ユーザの状態を推定することを特徴とする請求項6に記載のペダル移動量算出装置。
  8. 前記推定部は、前記周波数変動量が所定の閾値を超えている場合に、前記ユーザが異常状態にあると推定することを特徴とする請求項7に記載のペダル移動量算出装置。
  9. 車両に対して長尺状のアームの一端が所定のシャフトを介して回動自在に取り付けられ、当該アームの他端にペダルが設けられている車両において、前記ペダルの移動量を算出するペダル移動量算出方法であって、
    前記車両に載置され、当該載置されている箇所から前記ペダルまでの第1距離を逐次検出する第1検出部から前記第1距離を示す第1距離情報を取得する第1取得ステップと、
    前記車両に前記第1検出部とは前記車両の高さ方向において異なる位置に載置され、当該載置されている箇所から前記ペダルまでの第2距離を逐次検出する第2検出部から前記第2距離を示す第2距離情報を取得する第2取得ステップと、
    前記第1検出部の載置位置を示す第1位置情報と、前記第2検出部の載置位置を示す第2位置情報と、前記第1距離情報と、前記第2距離情報とを記憶する記憶ステップと、
    前記第1のタイミングにおける前記第1距離と前記第2距離、前記第2のタイミングにおける前記第1距離と前記第2距離、および、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間の第3のタイミングで検出した前記第1距離と前記第2距離とに基づいて、第1のタイミングでのペダル位置から第2のタイミングでのペダル位置までの前記シャフトを中心とした円弧の軌跡上のペダルの移動量を算出する算出ステップと、を含むペダル移動量算出方法。
  10. コンピュータに、
    車両に対して長尺状のアームの一端が所定のシャフトを介して回動自在に取り付けられ、当該アームの他端にペダルが設けられている車両において、前記ペダルの移動量を算出させるペダル移動量算出プログラムであって、
    前記車両に載置され、当該載置されている箇所から前記ペダルまでの第1距離を逐次検出する第1検出部から前記第1距離を示す第1距離情報を取得する第1取得機能と、
    前記車両に前記第1検出部とは前記車両の高さ方向において異なる位置に載置され、当該載置されている箇所から前記ペダルまでの第2距離を逐次検出する第2検出部から前記第2距離を示す第2距離情報を取得する第2取得機能と、
    前記第1検出部の載置位置を示す第1位置情報と、前記第2検出部の載置位置を示す第2位置情報と、前記第1距離情報と、前記第2距離情報とを記憶する記憶機能と、
    前記第1のタイミングにおける前記第1距離と前記第2距離、前記第2のタイミングにおける前記第1距離と前記第2距離、および、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間の第3のタイミングで検出した前記第1距離と前記第2距離とに基づいて、第1のタイミングでのペダル位置から第2のタイミングでのペダル位置までの前記シャフトを中心とした円弧の軌跡上のペダルの移動量を算出する算出機能と、を実現させるペダル移動量算出プログラム。
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