JP2018037793A - ストリーム送信装置、ストリーム処理システムおよびストリーム処理プログラム - Google Patents

ストリーム送信装置、ストリーム処理システムおよびストリーム処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことが可能なストリーム送信装置、ストリーム処理システムおよびストリーム処理プログラムを提供する。【解決手段】ストリーム送信装置は、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置であって、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ストリーム送信装置、ストリーム処理システムおよびストリーム処理プログラムに関する。
近年、サーバに保存されたコンテンツをプレーヤへ配信するための技術が開発されている。たとえば、特許文献1(特開2007−66471号公報)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、メディア用サーバ装置は、ネットワーク接続中では、ネットワークプレーヤからのデータ送信要求に対して該当デジタルコンテンツの該当データをネットワークプレーヤへストリーム配信し、かつ単体でプレーヤとしても作動可能であり、ネットワークプレーヤにおけるデジタルコンテンツの再生中断を検出する第1の中断検出手段と、ネットワークプレーヤにおけるデジタルコンテンツの再生中断が検出されると、再生中断したデジタルコンテンツおよびその中断位置に係る情報を第1のレジューム情報として記憶する第1のレジューム情報記憶手段と、前記メディア用サーバ装置がプレーヤとなって再生していたデジタルコンテンツの再生中断を検出する第2の中断検出手段と、前記メディア用サーバ装置がプレーヤとなって再生していたデジタルコンテンツの再生中断が検出されると、再生中断したデジタルコンテンツおよびその中断位置に係る情報を第2のレジューム情報として記憶する第2のレジューム情報記憶手段と、前記メディア用サーバ装置がプレーヤとなって再生を行う場合は、第1または第2のレジューム情報に係るデジタルコンテンツを第1または第2のレジューム情報に係る中断位置に基づく再生位置から再生開始する再生制御手段と、ネットワークプレーヤから情報送信要求を受けたときは、ネットワークプレーヤが第1または第2のレジューム情報に係るデジタルコンテンツを第1または第2のレジューム情報に係る中断位置に基づく再生位置から再生開始するためのデータ送信要求をネットワークプレーヤが前記メディア用サーバ装置に対して出せるようにする情報形式で、第1または第2のレジューム情報をネットワークプレーヤへ送信する送信手段とを備える。
特開2007−66471号公報 特開2011−19002号公報
Digital Living Network Alliance(DLNA)(登録商標)、"DLNA Guidelines"、[online]、[平成28年6月1日検索]、インターネット〈URL:http://www.dlna.org/guidelines/〉
特許文献1に記載されているようなデジタルコンテンツの配信が行われる場合、ネットワークプレーヤでは、メディア用サーバ装置からストリーム配信されたデジタルコンテンツが一時的にバッファに保存されることが多い。
このような構成では、メディア用サーバ装置によってデジタルコンテンツのある部分の配信が完了してから、ネットワークプレーヤによってその部分が再生されるまで時間差が発生する。たとえば、メディア用サーバ装置が、このような時間差を考慮せずに、コンテンツにおける配信を完了した位置を再生の中断位置として記憶する場合、ネットワークプレーヤでは、当該中断位置からコンテンツの再生が再開される。このため、中断の前後においてデジタルコンテンツが不連続に再生され、ユーザの使用感が悪化してしまう。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことが可能なストリーム送信装置、ストリーム処理システムおよびストリーム処理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるストリーム送信装置は、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置であって、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部とを備える。
(4)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるストリーム処理システムは、バッファを備えるコンテンツ再生装置と、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームを前記コンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置とを備え、前記ストリーム送信装置は、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記パケットを蓄積するための前記バッファのサイズを推定し、前記ストリーム送信装置は、前記コンテンツの再生が中断された場合、推定した前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を自己における前記コンテンツの停止位置として保存する。
(5)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるストリーム処理プログラムは、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置において用いられるストリーム処理プログラムであって、コンピュータを、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部と、として機能させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備えるストリーム送信装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現することができる。また、ストリーム送信装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備えるストリーム処理システムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現することができる。また、ストリーム処理システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明によれば、配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおけるコンテンツ再生装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおけるストリーム送信装置の構成を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置において用いられる管理テーブルの一例を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置が送信するストリームのビットレートの時間変化の一例を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置が推定する停止位置を説明するための図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおいて、コンテンツの再生および中断が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおいて、コンテンツのレジューム再生が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係るストリーム処理システムにおけるストリーム送信装置の構成を示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係るストリーム送信装置は、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置であって、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部とを備える。
このように、ストリームの送信状況に基づいてバッファサイズを推定する構成により、ストリーム送信装置がコンテンツ再生装置へ送信したパケットのうち、コンテンツ再生装置によってバッファに蓄積されたが再生されていないパケットをバッファサイズから認識することができるので、再生が中断された場合において、コンテンツ再生装置におけるコンテンツの停止位置をより正しく取得することができる。これにより、コンテンツ再生装置において再生が再開された場合、取得したより正しい停止位置からストリームを送信することができるので、ユーザの使用感を損なうことなくコンテンツの再生を再開することができる。したがって、配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことができる。
(2)好ましくは、前記ストリーム送信装置は、さらに、前記ストリーム送信装置による前記ストリームの送信レートの時間的推移を前記送信状況として計測する計測部を備え、前記バッファ推定部は、前記計測部によって計測された前記時間的推移に基づいて前記サイズを推定する。
このような構成により、バッファにおけるデータ量の大小に応じて変化する送信レートの時間的推移に基づいて、バッファにおけるパケットの蓄積状況を認識することができるので、バッファサイズを正しく推定することができる。
(3)好ましくは、前記ストリーム送信装置は、さらに、前記停止位置の推定対象の前記コンテンツと同じかまたは異なるコンテンツを過去に前記コンテンツ再生装置へ送信するのに要した送信時間を取得する取得部を備え、前記バッファ推定部は、前記取得部によって取得された前記送信時間に基づいて前記サイズを推定する。
このような構成により、たとえば、ストリームに含まれる各種タイムスタンプに基づくコンテンツの再生の所要時間と送信時間との差に基づいて、バッファに蓄積されたデータの再生に要する時間を算出することができるので、算出した時間および当該各種タイムスタンプに基づいて、バッファサイズを正しく推定することができる。
(4)本発明の実施の形態に係るストリーム処理システムは、バッファを備えるコンテンツ再生装置と、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームを前記コンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置とを備え、前記ストリーム送信装置は、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記パケットを蓄積するための前記バッファのサイズを推定し、前記ストリーム送信装置は、前記コンテンツの再生が中断された場合、推定した前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を自己における前記コンテンツの停止位置として保存する。
このように、ストリームの送信状況に基づいてバッファサイズを推定する構成により、ストリーム送信装置がコンテンツ再生装置へ送信したパケットのうち、コンテンツ再生装置によってバッファに蓄積されたが再生されていないパケットをバッファサイズから認識することができるので、再生が中断された場合において、コンテンツ再生装置におけるコンテンツの停止位置をより正しく取得することができる。これにより、コンテンツ再生装置において再生が再開された場合、取得したより正しい停止位置からストリームを送信することができるので、ユーザの使用感を損なうことなくコンテンツの再生を再開することができる。したがって、配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことができる。
(5)本発明の実施の形態に係るストリーム処理プログラムは、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置において用いられるストリーム処理プログラムであって、コンピュータを、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部と、として機能させるための処理プログラムである。
このように、ストリームの送信状況に基づいてバッファサイズを推定する構成により、ストリーム送信装置がコンテンツ再生装置へ送信したパケットのうち、コンテンツ再生装置によってバッファに蓄積されたが再生されていないパケットをバッファサイズから認識することができるので、再生が中断された場合において、コンテンツ再生装置におけるコンテンツの停止位置をより正しく取得することができる。これにより、コンテンツ再生装置において再生が再開された場合、取得したより正しい停止位置からストリームを送信することができるので、ユーザの使用感を損なうことなくコンテンツの再生を再開することができる。したがって、配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、ストリーム処理システム301は、ストリーム送信装置101と、3つのコンテンツ再生装置151とを備える。なお、図1では、3つのコンテンツ再生装置151を代表的に示しているが、2つ以下または4つ以上のコンテンツ再生装置151が設けられてもよい。
ストリーム処理システム301は、たとえば家庭に設置される。ストリーム処理システム301では、ストリーム送信装置101は、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームを配信する。
詳細には、ストリーム送信装置101は、たとえば、非特許文献1(Digital Living Network Alliance、”DLNA Guidelines”、[online]、[平成28年6月1日検索]、インターネット〈URL:http://www.dlna.org/guidelines/〉)に記載のDLNA規格に従うDMS(Digital Media Server)装置であり、コンテンツを録画する。ストリーム送信装置101は、たとえば、録画したコンテンツを内部ネットワーク11経由でコンテンツ再生装置151へ配信する。
より詳細には、ストリーム送信装置101は、コンテンツを含む複数のTS(Transport Stream)パケットを局側装置から受信し、受信したTSパケットを蓄積する。ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151からの要求に応じて、DLNA規格に従って、TSパケットを内部ネットワーク11経由でコンテンツ再生装置151へ配信する。
コンテンツ再生装置151は、ストリーム送信装置101によって配信されたコンテンツを再生する。
具体的には、コンテンツ再生装置151は、たとえば、DLNA規格に従うDMP(Digital Media Player)装置であり、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコルを用いてストリーム送信装置101からストリームを受信しながらストリーミング再生を行う。
より詳細には、コンテンツ再生装置151は、ストリーム送信装置101から受信したTSパケットを一時的にバッファに蓄積し、バッファに蓄積したTSパケットに含まれるコンテンツを再生する。
コンテンツ再生装置151は、再生したコンテンツを表示装置へ送信する。表示装置では、コンテンツ再生装置151から送信されたコンテンツが出力される。
[課題]
DLNA規格では、以下のレジューム機能が定められている。すなわち、DMSは、DMPがコンテンツの再生を中断した場合、DMPによる再生の中断位置を記憶する。
DMSは、DMPから再生要求される場合において、中断位置をDMPに対して通知する。これにより、DMPでは、中断位置を記憶することなく、当該中断位置からの再生が可能となる。
しかしながら、一般に、中断位置は、DMSがDMPに対して送信したデータのストリームにおける位置に基づいて算出される。このため、DMPが受信したストリームをバッファリングし、一定時間遅延した状態で再生していることが考慮されておらず、実際にユーザが視聴を中断した位置との乖離が生じるという問題がある。また、バッファリング量はDMPの種類によって異なるため、一定時間分差し引いてDMPの中断位置を求めるという方式では精度を保つことが困難である。
そこで、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムでは、以下のような構成および動作により、このような課題を解決する。
[コンテンツ再生装置の構成]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおけるコンテンツ再生装置の構成を示す図である。
図2を参照して、コンテンツ再生装置151は、ストリーム処理部41と、バッファ42と、通信部43と、制御部44とを備える。
コンテンツ再生装置151における通信部43は、内部ネットワーク11を介してストリーム送信装置101と情報の送受信を行う。
制御部44は、たとえば、ユーザの操作に従って、自己のコンテンツ再生装置151のID(以下、DMP−IDとも称する。)を含み、かつコンテンツリストを要求するためのリスト要求を通信部43経由でストリーム送信装置101へ送信する。コンテンツリストの詳細については後述する。
制御部44は、コンテンツリストを示すリスト情報をストリーム送信装置101から通信部43経由で受信すると、受信したリスト情報をストリーム処理部41へ出力する。
ストリーム処理部41は、制御部44からリスト情報を受けると、受けたリスト情報の示すコンテンツリストを表示装置に表示する。
制御部44は、たとえば、コンテンツリストを参照したユーザの操作に従って、ユーザによるコンテンツすなわちストリームの選択結果、およびDMP−IDを含む再生要求を通信部43経由でストリーム送信装置101へ送信する。
そして、制御部44は、ユーザの選択したストリームの一部すなわち複数のTSパケットを要求するメッセージであるHTTP GETを通信部43経由でストリーム送信装置101へ送信する。このHTTP GETには、DMP−IDおよびデータ要求量が含まれる。
制御部44は、HTTP GETの応答としてストリーム送信装置101から通信部43経由で複数のTSパケットを受信すると、受信した複数のTSパケットをバッファ42に蓄積する。
制御部44は、バッファ42に蓄積されたTSパケットのデータ量を監視しながら、HTTP GETを通信部43経由でストリーム送信装置101へ送信する。
より詳細には、制御部44は、バッファ42におけるTSパケットのデータ量が所定のサイズV1に到達するまで、HTTP GETをストリーム送信装置101へ繰り返し送信し、ストリーム送信装置101から受信するTSパケットをバッファ42に蓄積する。
制御部44は、バッファ42に蓄積されたTSパケットのデータ量がサイズV1に到達すると、ストリーム処理部41へ再生命令を出力する。
ストリーム処理部41は、制御部44から再生命令を受けると、受けた再生命令に従って、バッファ42からTSパケットを取得し、取得したTSパケットを用いてコンテンツを再生し、再生したコンテンツを表示装置へ送信する。
制御部44は、バッファ42におけるTSパケットのデータ量がサイズV1である状態を維持するように、HTTP GETをストリーム送信装置101へ繰り返し送信し、ストリーム送信装置101から受信するTSパケットをバッファ42に蓄積する。
また、制御部44は、たとえば、ユーザの操作に従って、DMP−IDを含み、かつ再生の停止を要求するための停止要求を通信部43経由でストリーム送信装置101へ送信する。また、制御部44は、再生停止命令をストリーム処理部41へ出力するとともに、バッファ42に蓄積されたTSパケットを消去する。
ストリーム処理部41は、制御部44から再生停止命令を受けると、受けた再生停止命令に従って、コンテンツの再生を停止する。
[ストリーム送信装置の構成]
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおけるストリーム送信装置の構成を示す図である。
図3を参照して、ストリーム送信装置101は、バッファ推定部21と、停止位置推定部22と、通信部23と、制御部(計測部)24と、記憶部25と、ストリーム受信部26と、カウンタ27とを備える。
ストリーム送信装置101におけるストリーム受信部26は、局側装置からストリームを受信し、受信したストリームを記憶部25に保存する。
カウンタ27は、たとえば、水晶振動子を用いた発振回路等により生成されるクロックパルスをカウントし、カウントした値を保持する。このカウント値は、たとえば現在時刻を示す。
通信部23は、内部ネットワーク11を介してコンテンツ再生装置151と情報の送受信を行う。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置において用いられる管理テーブルの一例を示す図である。
図4を参照して、制御部24は、たとえば、自己のストリーム送信装置101からストリームを配信可能なコンテンツ再生装置151のIDすなわちDMP−IDを管理する。より詳細には、制御部24は、通信部23および内部ネットワーク11経由でコンテンツ再生装置151と所定の認証情報をやり取りすることによりコンテンツ再生装置151からDMP−IDを取得し、取得したDMP−IDを登録する。
また、制御部24は、たとえば、記憶部25に保存されたストリームすなわち録画されたコンテンツを管理する。
具体的には、制御部24は、たとえば、記憶部25に保存されている管理テーブルMT1にコンテンツに関する情報を書き込むことによりコンテンツを管理する。
より詳細には、制御部24は、ストリーム受信部26によって記憶部25に保存されるストリームを監視し、記憶部25に新たなストリームが保存されると、保存されたストリームすなわち録画されたコンテンツにコンテンツIDを付与するとともに、以下の処理を行う。
すなわち、制御部24は、付与したコンテンツIDに、録画されたコンテンツについてのEPG(Electronic Program Guide)に基づく番組の名称および番組の内容、録画時間、ならびに再生状況を対応付けて管理テーブルMT1に書き込む。
ここで、再生状況の項目では、たとえば視聴状態、再生時間およびレジューム位置が管理対象のDMP−IDごとに設定される。視聴状態は、たとえば「未視聴」、「途中まで視聴」および「視聴済」のいずれか1つである。
再生時間は、ストリームの先頭位置から再生を中断した位置まで再生するのに要する時間であり、再生状況が「途中まで視聴」の場合において具体的な値が書き込まれる。一方、再生時間は、再生状況が「未視聴」または「視聴済」の場合、NULLが書き込まれる。
レジューム位置は、ストリームの先頭位置から再生を中断した位置までのデータ量(以下、オフセット量とも称する。)であり、再生状況が「途中まで視聴」の場合において具体的な値が書き込まれる。一方、レジューム位置は、再生状況が「未視聴」または「視聴済」の場合、NULLが書き込まれる。
制御部24は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151からリスト要求を受信すると、受信したリスト要求からDMP−IDを取得し、管理テーブルMT1に含まれるコンテンツIDごとの、番組の名称、番組の内容および録画時間、ならびに取得したDMP−IDに対応する再生状況を含むコンテンツリストを作成する。制御部24は、作成したコンテンツリストを示すリスト情報を通信部23経由でコンテンツ再生装置151へ送信する。
制御部24は、たとえば、自己のストリーム送信装置101によるストリームの送信レートの時間的推移を送信状況として計測する。
より詳細には、制御部24は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151から再生要求を受信すると、受信した再生要求からユーザによるコンテンツの選択結果、およびDMP−IDを取得し、取得したDMP−IDを有するコンテンツ再生装置151へ送信すべきストリーム(以下、対象ストリームとも称する。)として、記憶部25に保存されたストリームの中から当該選択結果に対応するストリームを特定する。
そして、制御部24は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151からHTTP GETのメッセージを受信すると、受信したメッセージからDMP−IDおよびデータ要求量を取得する。
制御部24は、取得したDMP−IDから対象ストリームを認識し、認識した対象ストリームの先頭からデータ要求量シフトした位置(以下、区切り位置とも称する。)を特定する。
制御部24は、対象ストリームの先頭から区切り位置までのTSパケットを取得し、取得したTSパケットを通信部23経由でコンテンツ再生装置151へ送信するとともに、以下の処理を行う。すなわち、制御部24は、区切り位置を記録するとともに、取得したTSパケットのデータ量、およびカウンタ27におけるカウント値すなわち現在時刻をバッファ推定部21へ通知する。
制御部24は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151から新たなHTTP GETのメッセージを受信すると、受信したメッセージからDMP−IDおよびデータ要求量を取得する。
制御部24は、取得したDMP−IDから対象ストリームを認識し、対象ストリームの区切り位置からデータ要求量のTSパケットを取得するとともに、区切り位置をデータ要求量さらにシフトする。
制御部24は、取得したTSパケットを通信部23経由でコンテンツ再生装置151へ送信するとともに、以下の処理を行う。すなわち、制御部24は、シフト後の区切り位置を記録するとともに、取得したTSパケットのデータ量、およびカウンタ27におけるカウント値すなわち現在時刻をバッファ推定部21へ通知する。
制御部24は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151から新たなHTTP GETのメッセージを受信するごとに上記処理を行う。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置が送信するストリームのビットレートの時間変化の一例を示す図である。なお、図5において、縦軸はビットレートを示し、横軸は時間を示す。
図5を参照して、バッファ推定部21は、ストリームのコンテンツ再生装置151への送信状況に基づいて、TSパケットを蓄積するためのコンテンツ再生装置151におけるバッファ42のサイズV1を推定する。より詳細には、バッファ推定部21は、たとえば、制御部24によって計測された時間的推移に基づいてサイズV1を推定する。
具体的には、バッファ推定部21は、制御部24から通知されるデータ量および現在時刻に基づいて、対象ストリームのビットレートの時間変化を示す曲線C1を算出する。
バッファ推定部21は、たとえば、算出した曲線C1に基づいて、ストリームの配信を開始したタイミングt0、およびビットレートがほぼ一定となるタイミングt1を特定する。
バッファ推定部21は、タイミングt0からタイミングt1までに配信したデータ量に基づいてバッファ42のサイズV1を推定する。
具体的には、バッファ推定部21は、たとえば、曲線C1のタイミングt0〜t1の積分値すなわち図5においてハッチングの施された領域の面積に所定の補正係数を乗じた値をバッファ42のサイズV1として推定する。バッファ推定部21は、推定したサイズV1(以下、推定サイズとも称する。)を制御部24へ通知する。
再び図3を参照して、制御部24は、バッファ推定部21から推定サイズの通知を受けると、受けた推定サイズとDMP−IDとを対応付けて保持する。
制御部24は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151から停止要求を受信すると、受信した停止要求からDMP−IDを取得し、取得したDMP−IDから対象ストリームを認識する。
制御部24は、記録した区切り位置、認識した対象ストリームのコンテンツID、およびDMP−IDに対応する推定サイズを停止位置推定部22へ通知する。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置が推定する停止位置を説明するための図である。
図6を参照して、停止位置推定部22は、コンテンツの再生が中断された場合、バッファ推定部21によって推定されたサイズV1に基づいて、コンテンツ再生装置151におけるコンテンツの停止位置(以下、再生側停止位置)を推定する。
より詳細には、停止位置推定部22は、制御部24から区切り位置、対象ストリームのコンテンツIDおよび推定サイズの通知を受けると、受けた対象ストリームのコンテンツIDから記憶部25に保存された対象ストリームを特定する。
停止位置推定部22は、対象ストリームにおける区切り位置からストリームの先頭側へ推定サイズ分シフトした位置を再生側停止位置として推定する。
停止位置推定部22は、推定した再生側停止位置をストリーム送信装置101におけるコンテンツの停止位置(以下、送信側停止位置とも称する。)として保存する。
より詳細には、停止位置推定部22は、推定した再生側停止位置の対象ストリームにおける先頭からのオフセット量K1を取得する。また、停止位置推定部22は、たとえば、対象ストリームに含まれるPCR(Program Clock Reference)、PTS(Presentation Time Stamp)およびDTS(Decoding Time Stamp)等の各種タイムスタンプを用いて、対象ストリームの先頭から、推定した再生側停止位置まで再生するのに要する時間T1を算出する。
停止位置推定部22は、記憶部25に保存されている管理テーブルMT1(図4参照)において、対象ストリームのコンテンツIDおよびDMP−IDに対応する視聴状態の項目、再生時間の項目およびレジューム位置の項目に「途中まで視聴」、時間T1およびオフセット量K1をそれぞれ書き込む。
[動作]
ストリーム処理システムにおける各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンス図またはフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリからそれぞれ読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおいて、コンテンツの再生および中断が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。
図7を参照して、まず、コンテンツ再生装置151は、ユーザの操作に従って、リスト要求をストリーム送信装置101へ送信する(ステップS102)。
次に、ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151からリスト要求を受信すると、受信したリスト要求に応じてコンテンツリストを作成し、作成したコンテンツリストを示すリスト情報をコンテンツ再生装置151へ送信する(ステップS104)。
次に、コンテンツ再生装置151は、コンテンツリストを参照したユーザの操作に従って、再生要求をストリーム送信装置101へ送信する(ステップS106)。ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151から再生要求を受信すると、受信した再生要求に応じて対象ストリームを特定する。
次に、コンテンツ再生装置151は、HTTP GETをストリーム送信装置101へ送信する(ステップS108)。
次に、ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151からHTTP GETを受信すると、受信したHTTP GETに含まれるデータ要求量に応じて区切り位置をシフトしながらデータ要求量のTSパケットを対象ストリームから取得し、取得したTSパケットをコンテンツ再生装置151へ送信する(ステップS110)。
ステップS108〜S110の処理は、コンテンツ再生装置151がHTTP GETをストリーム送信装置101へ送信するごとに繰り返される。
次に、ストリーム送信装置101は、自己が送信する対象ストリームのビットレートの時間変化に基づいてバッファ42のサイズV1を推定する(ステップS112)。
次に、コンテンツ再生装置151は、HTTP GETをストリーム送信装置101へ送信する(ステップS114)。
次に、ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151からHTTP GETを受信すると、受信したHTTP GETに含まれるデータ要求量に応じて区切り位置をシフトしながらデータ要求量のTSパケットを対象ストリームから取得し、取得したTSパケットをコンテンツ再生装置151へ送信する(ステップS116)。
ステップS114〜S116の処理は、コンテンツ再生装置151がHTTP GETをストリーム送信装置101へ送信するごとに繰り返される。
次に、コンテンツ再生装置151は、ユーザの操作に従って、停止要求をストリーム送信装置101へ送信する(ステップS118)。
次に、ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151から停止要求を受信すると、区切り位置および推定したサイズV1に基づいて再生側停止位置を推定し、推定した再生側停止位置に基づく時間T1およびオフセット量K1を管理テーブルMT1に書き込むことにより管理テーブルMT1を更新する(ステップS120)。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムにおいて、コンテンツのレジューム再生が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。
図8を参照して、まず、コンテンツ再生装置151は、ユーザの操作に従って、リスト要求をストリーム送信装置101へ送信する(ステップS202)。
次に、ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151からリスト要求を受信すると、受信したリスト要求に応じてコンテンツリストを作成し、作成したコンテンツリストを示すリスト情報をコンテンツ再生装置151へ送信する(ステップS204)。
次に、コンテンツ再生装置151は、コンテンツリストを参照したユーザの操作に従って、途中まで再生したコンテンツを停止位置から再生するためのレジューム再生要求をストリーム送信装置101へ送信する(ステップS206)。レジューム再生要求には、ユーザによるストリームの選択結果およびDMP−IDが含まれる。ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151からレジューム再生要求を受信すると、受信したレジューム再生要求に応じて対象ストリームを特定する。
次に、コンテンツ再生装置151は、HTTP GETをストリーム送信装置101へ送信する(ステップS208)。
次に、ストリーム送信装置101は、コンテンツ再生装置151からHTTP GETを受信すると、特定した対象ストリームのコンテンツIDおよびDMP−IDに対応するレジューム位置の値すなわちオフセット量K1を管理テーブルMT1から取得し、対象ストリームの先頭からオフセット量K1シフトした位置をレジューム再生の開始位置として設定する。そして、ストリーム送信装置101は、受信したHTTP GETに含まれるデータ要求量に応じて区切り位置をシフトしながらデータ要求量のTSパケットを対象ストリームから取得し、取得したTSパケットをコンテンツ再生装置151へ送信する(ステップS210)。
ステップS208〜S210の処理は、コンテンツ再生装置151がHTTP GETをストリーム送信装置101へ送信するごとに繰り返される。
ところで、特許文献1に記載されているようなデジタルコンテンツの配信が行われる場合、ネットワークプレーヤでは、メディア用サーバ装置からストリーム配信されたデジタルコンテンツが一時的にバッファに保存されることが多い。
このような構成では、メディア用サーバ装置によってデジタルコンテンツのある部分の配信が完了してから、ネットワークプレーヤによってその部分が再生されるまで時間差が発生する。たとえば、メディア用サーバ装置が、このような時間差を考慮せずに、コンテンツにおける配信を完了した位置を再生の中断位置として記憶する場合、ネットワークプレーヤでは、当該中断位置からコンテンツの再生が再開される。このため、中断の前後においてデジタルコンテンツが不連続に再生され、ユーザの使用感が悪化してしまう。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置は、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置151へ送信する。バッファ推定部21は、ストリームのコンテンツ再生装置151への送信状況に基づいて、コンテンツ再生装置151が備えるパケットを蓄積するためのバッファ42のサイズV1を推定する。そして、停止位置推定部22は、コンテンツの再生が中断された場合、バッファ推定部21によって推定されたサイズV1に基づいて、コンテンツ再生装置151におけるコンテンツの停止位置を推定し、推定した停止位置をストリーム送信装置101におけるコンテンツの停止位置として保存する。
このように、ストリームの送信状況に基づいてバッファサイズを推定する構成により、ストリーム送信装置101がコンテンツ再生装置151へ送信したパケットのうち、コンテンツ再生装置151によってバッファ42に蓄積されたが再生されていないパケットをバッファサイズから認識することができるので、再生が中断された場合において、コンテンツ再生装置151におけるコンテンツの停止位置をより正しく取得することができる。これにより、コンテンツ再生装置151において再生が再開された場合、取得したより正しい停止位置からストリームを送信することができるので、ユーザの使用感を損なうことなくコンテンツの再生を再開することができる。したがって、配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム送信装置では、制御部24は、ストリーム送信装置101によるストリームの送信レートの時間的推移を送信状況として計測する。そして、バッファ推定部21は、制御部24によって計測された時間的推移に基づいてサイズV1を推定する。
このような構成により、バッファ42におけるデータ量の大小に応じて変化する送信レートの時間的推移に基づいて、バッファ42におけるパケットの蓄積状況を認識することができるので、バッファサイズを正しく推定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るストリーム処理システムでは、コンテンツ再生装置151は、バッファ42を備える。ストリーム送信装置101は、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置151へ送信する。ストリーム送信装置101は、ストリームのコンテンツ再生装置151への送信状況に基づいて、パケットを蓄積するためのバッファ42のサイズV1を推定する。そして、ストリーム送信装置101は、コンテンツの再生が中断された場合、推定したサイズV1に基づいて、コンテンツ再生装置151におけるコンテンツの停止位置を推定し、推定した停止位置を自己におけるコンテンツの停止位置として保存する。
このように、ストリームの送信状況に基づいてバッファサイズを推定する構成により、ストリーム送信装置101がコンテンツ再生装置151へ送信したパケットのうち、コンテンツ再生装置151によってバッファ42に蓄積されたが再生されていないパケットをバッファサイズから認識することができるので、再生が中断された場合において、コンテンツ再生装置151におけるコンテンツの停止位置をより正しく取得することができる。これにより、コンテンツ再生装置151において再生が再開された場合、取得したより正しい停止位置からストリームを送信することができるので、ユーザの使用感を損なうことなくコンテンツの再生を再開することができる。したがって、配信されたコンテンツの再生および中断が行われる構成において、コンテンツの再生を中断位置から良好に行うことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るストリーム処理システムと比べてコンテンツの再生に要する時間を用いてバッファサイズを推定するストリーム処理システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係るストリーム処理システムと同様である。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係るストリーム処理システムにおけるストリーム送信装置の構成を示す図である。
図9を参照して、ストリーム送信装置102は、停止位置推定部22と、通信部23と、記憶部25と、ストリーム受信部26と、カウンタ27と、バッファ推定部31と、制御部(取得部)34とを備える。
ストリーム送信装置102における停止位置推定部22、通信部23、記憶部25、ストリーム受信部26およびカウンタ27の動作は、図3に示すストリーム送信装置101における停止位置推定部22、通信部23、記憶部25、ストリーム受信部26およびカウンタ27とそれぞれ同様である。
制御部34は、たとえば、停止位置の推定対象のコンテンツと同じかまたは異なるコンテンツを過去にコンテンツ再生装置151へ送信するのに要した送信時間T2を取得する。
より詳細には、制御部34は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151から再生要求を受信した後、コンテンツ再生装置151から最初のHTTP GETのメッセージを受信すると、カウンタ27からカウント値を取得し、取得したカウント値を示す開始時刻情報を作成する。
制御部34は、通信部23経由でコンテンツ再生装置151からHTTP GETのメッセージを受信するごとに、対象ストリームをコンテンツ再生装置151へ送信する。そして、制御部34は、コンテンツ再生装置151から最後のHTTP GETのメッセージを受信し、対象ストリームのコンテンツ再生装置151への送信が完了すると、カウンタ27からカウント値を取得し、取得したカウント値を示す終了時刻情報を作成する。
制御部34は、たとえば、終了時刻情報の示すカウント値と開始時刻情報の示すカウント値との差に基づいて、対象コンテンツをコンテンツ再生装置151へ送信するのに要した送信時間T2を算出する。
制御部34は、算出した送信時間T2および対象ストリームのコンテンツIDをバッファ推定部31へ通知する。
バッファ推定部31は、たとえば、制御部34によって取得された送信時間T2に基づいてサイズV1を推定する。
より詳細には、バッファ推定部31は、制御部34から通知される対象ストリームのコンテンツIDに基づいて、記憶部25に保存された対象ストリームを特定する。
バッファ推定部31は、たとえば、対象ストリームに含まれる各種タイムスタンプを用いて、対象ストリームの先頭から最後まで再生するのに要する時間T3を算出する。
バッファ推定部31は、たとえば、算出した時間T3から送信時間T2を差し引いた時間T4を算出する。バッファ推定部31は、たとえば、上記各種タイムスタンプを用いて、対象ストリームに含まれるコンテンツを時間T4再生するのに要するデータ量をバッファ42のサイズV1として推定する。バッファ推定部31は、推定したサイズV1すなわち推定サイズを制御部34へ通知する。
なお、バッファ推定部31は、コンテンツ再生装置151へ送信するのに要した送信時間として、ストリーム全体を送信するのに要した送信時間T2に基づいてサイズV1を推定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。バッファ推定部31は、ストリームの一部を送信するのに要した送信時間T5に基づいてサイズV1を推定する構成であってもよい。
具体的には、バッファ推定部31は、たとえば、ストリームの途中から最後まで送信するのに要した送信時間T5と、当該ストリームの途中から最後まで再生するのに要する時間T6とを算出し、算出した時間T6から送信時間T5を差し引いた時間に基づいてサイズV1を推定してもよい。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係るストリーム送信装置では、制御部34は、停止位置の推定対象のコンテンツと同じかまたは異なるコンテンツを過去にコンテンツ再生装置151へ送信するのに要した送信時間を取得する。そして、バッファ推定部31は、制御部34によって取得された送信時間に基づいてサイズV1を推定する。
このような構成により、たとえば、ストリームに含まれる各種タイムスタンプに基づくコンテンツの再生の所要時間と送信時間との差に基づいて、バッファ42に蓄積されたデータの再生に要する時間を算出することができるので、算出した時間および当該各種タイムスタンプに基づいて、バッファサイズを正しく推定することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係るストリーム処理システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る各装置の構成要素および動作のうち、一部または全部を適宜組み合わせることも可能である。
より詳細には、たとえば、ストリームの送信レートの時間的推移に基づいて算出された推定サイズ、および送信時間T2に基づいて算出された推定サイズをコンテンツ再生装置151ごとに継続して記録し、記録した各推定サイズを平均化処理することにより、バッファ42のサイズの推定精度を向上させることができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置であって、
前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、
前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部とを備え、
前記ストリーム送信装置は、DLNA(Digital Living Network Alliance)規格に従うDMS(Digital Media Server)装置であり、
前記コンテンツ再生装置は、DLNA規格に従うDMP(Digital Media Player)装置であり、
前記ストリームは、DLNA規格に従って前記ストリーム送信装置から前記コンテンツ再生装置へ送信され、
前記ストリーム送信装置は、さらに、
所定量の前記パケットの送信を要求するHTTP(Hypertext Transfer Protocol) GETメッセージを前記コンテンツ再生装置から繰り返し受信し、受信した前記HTTP GETメッセージに応じて前記所定量の前記パケットを繰り返し送信する通信部を備え、
前記停止位置推定部は、前記コンテンツの再生が中断された場合、前記通信部によって最後に送信された前記パケットの前記ストリームにおける位置に対して、前記ストリームの先頭側へ前記サイズ分ずらした位置を前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置として推定する、ストリーム送信装置。
[付記2]
バッファを備えるコンテンツ再生装置と、
コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームを前記コンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置とを備え、
前記ストリーム送信装置は、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記パケットを蓄積するための前記バッファのサイズを推定し、
前記ストリーム送信装置は、前記コンテンツの再生が中断された場合、推定した前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を自己における前記コンテンツの停止位置として保存し、
前記ストリーム送信装置は、DLNA規格に従うDMS装置であり、
前記コンテンツ再生装置は、DLNA規格に従うDMP装置であり、
前記ストリームは、DLNA規格に従って前記ストリーム送信装置から前記コンテンツ再生装置へ送信され、
前記ストリーム送信装置は、所定量の前記パケットの送信を要求するHTTP GETメッセージを前記コンテンツ再生装置から繰り返し受信し、受信した前記HTTP GETメッセージに応じて前記所定量の前記パケットを繰り返し送信し、
前記ストリーム送信装置は、前記コンテンツの再生が中断された場合、最後に送信した前記パケットの前記ストリームにおける位置に対して、前記ストリームの先頭側へ前記サイズ分ずらした位置を前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置として推定する、ストリーム処理システム。
11 内部ネットワーク
21 バッファ推定部
22 停止位置推定部
23 通信部
24 制御部(計測部)
25 記憶部
26 ストリーム受信部
27 カウンタ
31 バッファ推定部
34 制御部(取得部)
41 ストリーム処理部
42 バッファ
43 通信部
44 制御部
101,102 ストリーム送信装置
151 コンテンツ再生装置
301 ストリーム処理システム

Claims (5)

  1. コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置であって、
    前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、
    前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部とを備える、ストリーム送信装置。
  2. 前記ストリーム送信装置は、さらに、
    前記ストリーム送信装置による前記ストリームの送信レートの時間的推移を前記送信状況として計測する計測部を備え、
    前記バッファ推定部は、前記計測部によって計測された前記時間的推移に基づいて前記サイズを推定する、請求項1に記載のストリーム送信装置。
  3. 前記ストリーム送信装置は、さらに、
    前記停止位置の推定対象の前記コンテンツと同じかまたは異なるコンテンツを過去に前記コンテンツ再生装置へ送信するのに要した送信時間を取得する取得部を備え、
    前記バッファ推定部は、前記取得部によって取得された前記送信時間に基づいて前記サイズを推定する、請求項1または請求項2に記載のストリーム送信装置。
  4. バッファを備えるコンテンツ再生装置と、
    コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームを前記コンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置とを備え、
    前記ストリーム送信装置は、前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記パケットを蓄積するための前記バッファのサイズを推定し、
    前記ストリーム送信装置は、前記コンテンツの再生が中断された場合、推定した前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を自己における前記コンテンツの停止位置として保存する、ストリーム処理システム。
  5. コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームをコンテンツ再生装置へ送信するストリーム送信装置において用いられるストリーム処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記ストリームの前記コンテンツ再生装置への送信状況に基づいて、前記コンテンツ再生装置が備える前記パケットを蓄積するためのバッファのサイズを推定するバッファ推定部と、
    前記コンテンツの再生が中断された場合、前記バッファ推定部によって推定された前記サイズに基づいて、前記コンテンツ再生装置における前記コンテンツの停止位置を推定し、推定した前記停止位置を前記ストリーム送信装置における前記コンテンツの停止位置として保存する停止位置推定部と、
    として機能させるための、ストリーム処理プログラム。
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