JP2018029157A - 三次元成形回路部材並びにその成形方法及び装置 - Google Patents

三次元成形回路部材並びにその成形方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一体成形品の任意の部位の面に回路配線が一体成形された三次元成形回路部材、並びに、かかる三次元成形回路部材を成形することができるようにする。【解決手段】非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末を焼結した一体成形品である三次元成形体であって、内部に形成された内部空間と、該内部空間と外部とを連通する連通開口部とを含む三次元成形体と、該三次元成形体と一体成形された回路配線であって、前記三次元成形体の面に出現している非導電性金属化合物の金属核を核とする導電性金属のめっき膜である回路配線とを備え、該回路配線の少なくとも一部は、前記内部空間の面に露出している。【選択図】図1

Description

本開示は、三次元成形回路部材並びにその成形方法及び装置に関するものである。
従来、携帯電話機のアンテナ等の各種のデバイスに、射出成形により製作した樹脂部品の表面に電気配線を直接形成した成形回路部品が利用されている。該成形回路部品は、筐体としての機械的な役割と、配線としての電気的な役割とを併せ持つ部品であり、配線基板が不要なので、デバイスの部品点数や寸法を低減することができる。また、立体的な配線が可能となるので、デバイスを高密度化及び高機能化することができる。しかし、樹脂部品が射出成形により製作されるので、金型からの離型が困難な形状には成形することができない、という制約がある。
一方、自由な形状の樹脂部品を製作する技術として、積層造形が知られている(例えば、特許文献1参照。)。レーザービームを使用するレーザー焼結造形では、樹脂粉末の層にレーザービームを選択的に照射して、樹脂粉末の選択的な加熱と焼結とを繰り返すことにより、任意の形状の三次元構造物を製作することができる。
特開2007−301945号公報
しかしながら、前記従来の技術では、内部空間の表面等に電気配線を形成した三次元構造物を製作することができなかった。
ここでは、前記従来の技術の問題点を解決して、一体成形品の任意の部位の面に回路配線が一体成形された三次元成形回路部材、並びに、かかる三次元成形回路部材を成形するための成形方法及び装置を提供することを目的とする。
そのために、三次元成形回路部材においては、非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末を焼結した一体成形品である三次元成形体であって、内部に形成された内部空間と、該内部空間と外部とを連通する連通開口部とを含む三次元成形体と、該三次元成形体と一体成形された回路配線であって、前記三次元成形体の面に出現している非導電性金属化合物の金属核を核とする導電性金属のめっき膜である回路配線とを備え、該回路配線の少なくとも一部は、前記内部空間の面に露出している。
他の三次元成形回路部材においては、さらに、前記内部空間の面は、外部から視認不能な視認不能面である。
三次元成形回路部材の成形方法においては、非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末の薄層を形成する工程と、前記薄層に第1のエネルギービームを照射して、前記粉末状の樹脂を焼結させて固化層を形成する工程と、前記薄層に第2のエネルギービームを照射して、前記樹脂に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させる工程と、を含む。
他の三次元成形回路部材の成形方法においては、さらに、前記第2のエネルギービームを、前記固化層に照射する。
更に他の三次元成形回路部材の成形方法においては、さらに、前記第1のエネルギービームはレーザービームであり、前記第2のエネルギービームは第1のエネルギービームよりも強いレーザービームである。
更に他の三次元成形回路部材の成形方法においては、さらに、前記第1のエネルギービームは、第2のエネルギービームをデフォーカスしたレーザービームである。
更に他の三次元成形回路部材の成形方法においては、さらに、めっき処理を施して、前記金属核を核とする導電性金属のめっき膜を形成する工程を更に含む。
三次元成形回路部材の成形装置においては、非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末を供給する材料供給部と、該材料供給部から供給された樹脂の薄層が最上面に形成される造形床部と、前記薄層にエネルギービームを照射するビーム照射部とを備え、該ビーム照射部は、前記薄層に第1のエネルギービームを照射して、前記粉末状の樹脂を焼結させて固化層を形成するとともに、前記薄層に第2のエネルギービームを照射して、前記樹脂に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させる。
他の三次元成形回路部材の成形装置においては、さらに、前記第2のエネルギービームを、前記固化層に照射する。
更に他の三次元成形回路部材の成形装置においては、さらに、前記第1のエネルギービームはレーザービームであり、前記第2のエネルギービームは第1のエネルギービームよりも強いレーザービームである。
更に他の三次元成形回路部材の成形装置においては、さらに、前記第1のエネルギービームは、第2のエネルギービームをデフォーカスしたレーザービームである。
更に他の三次元成形回路部材の成形装置においては、さらに、前記ビーム照射部は、エネルギービームを発生する光源部と、前記エネルギービームのフォーカス制御を行うフォーカス制御部と、前記光源部及びフォーカス制御部を制御する制御部とを備える。
更に他の三次元成形回路部材の成形装置においては、さらに、前記制御部は、前記粉末状の樹脂を焼結させて固化層を形成するとともに、前記樹脂に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させるように前記光源部及びフォーカス制御部を制御するためのソフトウェアを備える。
本開示によれば、一体成形品の任意の部位の面に回路配線が一体成形された三次元成形回路部材、並びに、かかる三次元成形回路部材を成形するための成形方法及び装置を提供することが可能である。
第1の実施の形態における成形装置の概念図である。 第1の実施の形態における成形装置の基本動作を説明する第1の図である。 第1の実施の形態における成形装置の基本動作を説明する第2の図である。 第1の実施の形態における成形装置の回路部材成形動作を説明する第1の図である。 第1の実施の形態における成形装置の回路部材成形動作を説明する第2の図である。 第1の実施の形態における成形装置の回路部材成形動作を説明する第3の図である。 第1の実施の形態における三次元成形回路部材の斜視図である。 第1の実施の形態における三次元成形回路部材の内部透視図である。 第1の実施の形態における三次元成形回路部材の部分切断斜視図であって図7におけるA−A切断面を別角度から視た斜視図である。 第2の実施の形態における成形装置の概念図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態における成形装置の概念図である。
図において、1は本実施の形態における成形装置であって、後述する三次元成形回路部材30を成形するための装置である。成形装置1は、三次元成形回路部材30の材料にエネルギービームを照射するためのビーム照射部10と、材料を供給して三次元成形回路部材30の造形を行うための造形部20とを有する。
なお、本実施の形態において、成形装置1及び成形された三次元成形回路部材30の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記成形装置1及び三次元成形回路部材30の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、前記ビーム照射部10は、エネルギービームを発生する光源部11と、該光源部11からのエネルギービームの方向を制御するビーム制御部12とを有する。なお、前記エネルギービームは、電子ビーム等、いかなる種類のものであってもよいが、ここでは、レーザービームであり、具体的には、赤外線レーザーのビームであり、より具体的には、波長が10.6〔μm〕の炭酸ガス(CO2 )レーザーのビームであるものとする。
前記光源部11は、具体的には、赤外線レーザー発生装置であり、より具体的には、炭酸ガスレーザー発生装置であるものとする。該炭酸ガスレーザー発生装置は、レーザービームの出力(レーザーパワー)及び直径を調整可能であるものとする。また、図に示される例において、ビーム制御部12は、第1のビーム制御部12A及び第2のビーム制御部12Bの2つから成り、第1のビーム制御部12A及び第2のビーム制御部12Bは、それぞれ、ガルバノミラー13aと該ガルバノミラー13aを駆動する駆動モータ13bとを備え、光源部11からのビームを走査する。なお、第1のビーム制御部12A及び第2のビーム制御部12Bを統合的に説明する場合には、ビーム制御部12として説明する。また、該ビーム制御部12は、必ずしも、第1のビーム制御部12A及び第2のビーム制御部12Bの2つである必要はなく、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。さらに、ビーム制御部12は、ガルバノミラー13aに代えて、いわゆるポリゴンミラーを備えるものであってもよい。
前記造形部20は、造形の対象である材料のベッドである造形床部21と、該造形床部21の両側に配設された材料供給部23とを有する。
図において、26は、三次元成形回路部材30の材料である粉末状の樹脂である。本実施の形態において、該樹脂26は、例えば、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルフィド等であるが、具体的には、レーザーダイレクトストラクチャリング(LDS)(例えば、非特許文献1参照。)に使用される樹脂であって、芳香族ポリアミド(PA10T)等の高耐熱性の樹脂をベースとして有機金属錯体等の非導電性金属化合物を含む添加物を混合したものである。前記非導電性金属化合物を電磁線を使用して砕くことにより、金属核が出現する(例えば、特許文献2〜4参照。)。また、有機金属錯体は、レーザービーム照射により熱エネルギーが付与されると活性化し、有機物の配位子が分離して金属核としての金属原子を出現させるという性質を有する。前記樹脂26として、例えば、ダイセル・エボニック(Daicel-Evonik )株式会社がLDS用の材料として販売する商品名「VESTAMID HTplus LDS3031 black 」の射出成形用ペレットを粉末状に加工したものを使用することができる。この場合、前記樹脂26は、融点が約290〔℃〕、結晶化温度が約280〔℃〕、中心粒径が76.5〔μm〕である。これを53〔μm〕の篩にかけて使用する。
LPKF Laser & Electronics, Laser Direct Structuring for 3D Molded Interconnect Devices http://www.lpkf.si/ _mediafiles/1797-lpkf-laser-direct-structuring-en.pdf 特許第3881338号公報 特許第3407890号公報 特許第3366652号公報
図に示される例において、材料供給部23は、造形床部21の左側に配設された第1の材料供給部23A及び造形床部21の右側に配設された第2の材料供給部23Bを備え、第1の材料供給部23A及び第2の材料供給部23Bは、それぞれ、空洞状の材料収容部24aと、該材料収容部24a内に上下動可能に配設された材料供給ピストン24bと、平坦な上端面24cとを備える。第1の材料供給部23Aの上端面24cと第2の材料供給部23Bの上端面24cとは、面一となるように設定されている。前記材料収容部24a内の材料供給ピストン24b上には、三次元成形回路部品の材料である樹脂26が収容され、材料供給ピストン24bは、図示されない駆動源により、上下動させられる。なお、第1の材料供給部23A及び第2の材料供給部23Bを統合的に説明する場合には、材料供給部23として説明する。該材料供給部23は、第1の材料供給部23Aの上端面24cの左端と第2の材料供給部23Bの上端面24cの右端との間を左右に移動することによって、上端面24c上の樹脂26を造形床部21に供給するローラ状の部材であるリコータ25を更に備える。
前記造形床部21は、左右の第1の材料供給部23Aと第2の材料供給部23Bとの間に形成された空洞状の造形床収容部22aと、該造形床収容部22a内に上下動可能に配設された造形ピストン22bとを備える。該造形ピストン22bは、図示されない駆動源により、上下動させられる。そして、前記造形ピストン22b上には、樹脂26から成る造形床26aが形成される。
次に、前記構成の成形装置1の動作について説明する。まず、該成形装置1の基本動作であるレーザー焼結造形の動作について説明する。
図2は第1の実施の形態における成形装置の基本動作を説明する第1の図、図3は第1の実施の形態における成形装置の基本動作を説明する第2の図である。なお、図2における(a)〜(c)並びに図3における(a)及び(b)は、基本動作の各工程を示す図である。
ここでは、図2(a)に示されるように、あらかじめ造形床部21の造形ピストン22b上に樹脂26の薄層を1層乃至複数層積み重ねた状態の造形床26aが形成されているものとする。また、該造形床26aの上面は、左右の第1の材料供給部23A及び第2の材料供給部23Bの上端面24cと面一になっているものとする。なお、基本動作の説明においては、説明の都合上、樹脂26は、有機金属錯体を含んでおらず、エネルギービームとしてのレーザービームが照射されても、金属原子が出現しないものであるとする。
まず、図2(a)に示されるように、光源部11及びビーム制御部12を作動させる。そして、線14で示される光源部11が発生したレーザービームを、第1のビーム制御部12A及び第2のビーム制御部12Bによって走査することにより、造形床26aの上面に選択的に照射して任意の模様を描画する。これにより、レーザービームが照射された部分の樹脂26が焼結して固化し、前記模様を示す1層目の固化層26bが形成される。
次に、図2(b)に示されるように、レーザービームの照射を停止し、造形ピストン22bを、矢印で示されるように、下方に変位させる。これにより、造形床26aの上面は、左右の第1の材料供給部23A及び第2の材料供給部23Bの上端面24cよりも下方に位置する。なお、造形ピストン22bの変位量は、次に形成される2層目の固化層26bの厚さと同等にする。
次に、図2(c)に示されるように、リコータ25が位置している側の材料供給部23である第1の材料供給部23Aの材料供給ピストン24bを、矢印で示されるように、上方に変位させる。これにより、材料収容部24a内の樹脂26が押し出され、第1の材料供給部23Aの上端面24c上に堆積した状態となる。
次に、図3(a)に示されるように、リコータ25を、矢印で示されるように、第2の材料供給部23Bに向けて横方に変位させる。すると、第1の材料供給部23Aの上端面24c上に堆積していた樹脂26は、造形床部21に移動させられ、1層目の固化層26bの上を覆う新たな薄層が、造形床26aの上面全体に形成される。これにより、上面が左右の第1の材料供給部23A及び第2の材料供給部23Bの上端面24cと面一の造形床26aが再度形成される。なお、該造形床26aにおける最上位の樹脂26の薄層の下には、1層目の固化層26bが存在している。
次に、図3(b)に示されるように、光源部11及びビーム制御部12を再び作動させる。そして、線14で示される光源部11が発生したレーザービームを、第1のビーム制御部12A及び第2のビーム制御部12Bによって走査することにより、造形床26aの上面に選択的に照射して任意の模様を描画する。これにより、レーザービームが照射された部分の樹脂26が焼結して固化し、前記模様を示す2層目の固化層26bが1層目の固化層26bの上に形成される。
このような動作を所定の回数だけ繰り返すことにより、所望の形状を有する三次元成形品が成形される。
次に、前記成形装置1の回路部材成形動作について説明する。
図4は第1の実施の形態における成形装置の回路部材成形動作を説明する第1の図、図5は第1の実施の形態における成形装置の回路部材成形動作を説明する第2の図、図6は第1の実施の形態における成形装置の回路部材成形動作を説明する第3の図である。なお、図4及び5における(a)及び(b)並びに図6における(a)は、回路部材成形動作の各工程を示す図であり、図6における(b)は、成形された三次元成形体の例を示す拡大図である。
ここでは、前記図2(a)に示される例と同様に、あらかじめ造形床部21の造形ピストン22b上に粉末状の樹脂26から成る造形床26aが形成されているものとする。また、該造形床26aの上面は、左右の第1の材料供給部23A及び第2の材料供給部23Bの上端面24cと面一になっているものとする。なお、粉末状の樹脂26は、有機金属錯体を含むものであって、第1のエネルギービームの照射によって焼結して固化し、第2のエネルギービームの照射によって活性化して金属原子を出現するものであり、例えば、前述の商品名「VESTAMID HTplus LDS3031 black 」の射出成形用ペレットを粉末状に加工したものであるとする。
まず、図4(a)に示されるように、光源部11及びビーム制御部12を作動させる。そして、第1のエネルギービームとして、線14で示される光源部11が発生したレーザービームを、第1のビーム制御部12A及び第2のビーム制御部12Bによって走査することにより、造形床26aの上面に選択的に照射して任意の模様を描画する。これにより、レーザービームが照射された部分の樹脂26が焼結して固化し、前記模様を示す1層目の固化層26bが形成される。
この場合、樹脂26に含まれる有機金属錯体を活性化しないようにするために、造形床26aの上面には、第1のエネルギービームとして、比較的弱いレーザービームが照射される。例えば、造形床26aの上面の位置でのビーム径の最小値が130〔μm〕であるレーザービームをデフォーカスし、前記造形床26aの上面の位置でのビーム径が726〔μm〕となるようにすると、前記造形床26aの上面には、樹脂26に含まれる有機金属錯体が活性化されない程度に弱いレーザービームが照射される。具体的なレーザービームの照射条件は、例えば、以下の表1に示されるようにすることができる。
Figure 2018029157
次に、前記図2及び3に示されるような動作を所定回数繰り返すことにより、図4(b)に示されるように、n層目(nは任意の自然数)の固化層26bが形成される。
次に、図5(a)に示されるように、第2のエネルギービームとして、比較的強いレーザービームをn層目の固化層26bに選択的に照射して任意の模様を描画する。これにより、n層目の固化層26bにおけるレーザービームが照射された部分の樹脂26に含まれる有機金属錯体がアクティベート、すなわち、活性化され、金属原子が出現した活性化部26cが形成される。該活性化部26cは、少なくとも一部がn層目の固化層26bの表面に露出し、該固化層26bの表面に前記模様を形成する。
例えば、造形床26aの上面の位置でのビーム径が726〔μm〕となるようにデフォーカスされていたレーザービームをフォーカスし直して、前記造形床26aの上面の位置でのビーム径が130〔μm〕となるようにすると、前記造形床26aの上面には、樹脂26に含まれる有機金属錯体が活性化される程度に強いレーザービームが照射される。具体的なレーザービームの照射条件は、例えば、以下の表2に示されるようにすることができる。
Figure 2018029157
次に、前記図2(b)〜3(a)に示されるような動作を再度行った後、レーザービームを比較的弱いものに切り替え、図5(b)に示されるように、レーザービームを造形床26aの上面に選択的に照射して任意の模様を描画する。これにより、比較的弱いレーザービームが照射された部分の樹脂26が焼結して固化し、n+1層目の固化層26bが形成される。該固化層26bは、活性化部26cよりも広い範囲を囲むような形状となるように形成される。これにより、活性化部26cが露出した内側表面を有する内部空間32を含む三次元成形体31を成形することができる。
次に、前記図2及び3に示されるような動作を再度所定回数繰り返すことにより、図6(a)に示されるように、n+m層目(mは任意の自然数)の固化層26bが形成され、三次元成形体31を得ることができる。
最後に、造形床26aから、所望の形状を有する三次元成形品として、図6(b)に示されるような三次元成形体31を取り出すことができる。該三次元成形体31は、レーザー焼結造形によって成形された一体成形品であり、内部空間32を含んでいる。該内部空間32の面、すなわち、内側表面の少なくとも一部には、活性化部26cが露出している。また、前記内部空間32は、少なくとも1箇所で外部に連通しているものとする。
ここでは、ビーム照射部10が1つであって、レーザービームをフォーカスし直すことにより、レーザービームを比較的弱いものと比較的強いものとに切り替える例について説明したが、比較的弱いレーザービームを照射する1つのビーム照射部10と比較的強いレーザービームを照射するもう1つのビーム照射部10とをあらかじめ用意しておき、使用するビーム照射部10を切り替えることにより、レーザービームを比較的弱いものと比較的強いものとに切り替えるようにしてもよい。また、比較的弱いレーザービームを照射して固化層26bを形成した後、該固化層26bの所定の部分に比較的強いレーザービームを照射して活性化部26cを形成する場合について説明したが、造形床26aの上面に、比較的弱いレーザービームを照射することなく、比較的強いレーザービームを照射して、固化層26bと活性化部26cとを同時に形成することもできる。
そして、前記三次元成形体31にめっき処理を施すことにより、露出している活性化部26cの表面にめっき膜を形成する。具体的には、無電解銅めっき処理を行って、めっき液を内部空間32内に導入し、活性化部26cにおいて出現している金属原子を核として、導電性金属である銅を析出させる。これにより、活性化部26cの表面に銅のめっき膜が形成されるので、導電性の配線を得ることができる。
なお、内部空間32の内側表面における活性化部26cの表面以外の部分に、銅が析出することはない。めっき液乃至めっき浴を作成するためには、例えば、日本マクダーミッド(MacDermid )株式会社が販売する商品名「MID Copper 100XB」という薬品を使用することができる。
次に、本実施の形態における三次元成形回路部材30について説明する。
図7は第1の実施の形態における三次元成形回路部材の斜視図、図8は第1の実施の形態における三次元成形回路部材の内部透視図、図9は第1の実施の形態における三次元成形回路部材の部分切断斜視図であって図7におけるA−A切断面を別角度から視た斜視図である。
図に示されるように、本実施の形態における三次元成形回路部材30は、一体成形品である本体部としての三次元成形体31と、該三次元成形体31の内部に形成された内部空間32と、該内部空間32と三次元成形体31の外部とを連通する連通開口部33と、前記三次元成形体31と一体成形された導電性の回路配線としての導電部材35とを備える回路部材である。なお、図に示される例において、三次元成形体31、内部空間32及び連通開口部33の形状は、図示の都合上、直方体状という簡素なものとなっているが、いかなる形状のものであってもよく、いかなる複雑な形状であってもよい。また、内部空間32及び連通開口部33は、それぞれ、少なくとも1つあればよく、複数であってもよく、いくつであってもよい。
前記三次元成形体31は、前述のように、レーザー焼結造形によって成形された一体成形品であるから、いかなる形状にもなり得る。また、前記内部空間32及び連通開口部33も、レーザー焼結造形によって成形された一体成形品の一部であるから、いかなる形状にもなり得る。
図に示される例において、導電部材35は、2本であり、それぞれ、細長い帯状の導電性金属の被膜であって、三次元成形体31の外側の壁面31aに位置する一端から、連通開口部33の左右両側の壁面33aを通って、内部空間32の左右両側の壁面32aに到るまで、連続して延在する。すなわち、導電部材35は、三次元成形体31の表面に沿って、三次元成形体31の外側から内部空間32の内側にまで連続的に形成されている。なお、図に示される例において、導電部材35は、図示の都合上、直線状という簡素なものとなっているが、いかなる形状のものであってもよく、いかなる複雑な形状であってもよい。また、導電部材35は、2本に限定されるものでなく、1本であってもよいし、3本以上であってもよいし、いくつであってもよい。前記導電部材35は、前述のように、レーザー焼結造形によって形成された任意の固化層26bの任意の箇所を活性化して形成された活性化部26cの表面にめっき膜を形成して得られたものであるから、いかなる形状にもなり得る。
また、導電部材35は、単なる回路の配線として機能するだけでなく、抵抗、コンダクタ、キャパシタ、アンテナ等の素子としても機能し得る。例えば、導電部材35の一部を他の部分より幅狭に形成したり、導電部材35の一部を蛇行させたり、隣接する導電部材35同士を近接させたり、導電部材35の一部を渦巻き状に形成したりすることにより、各種の素子として機能させることができる。
さらに、導電部材35は、内部空間32における連通開口部33側の壁面である視認不能面32bにも形成されている。該視認不能面32bは、三次元成形体31の外側からは視認することが不可能な面であって、連通開口部33を通過するレーザービームによって直接には照射不能な面である。前記導電部材35は、前述のように、レーザー焼結造形によって形成された固化層26bの任意の箇所を活性化して形成された活性化部26cの表面にめっき膜を形成して得られたものであって、活性化部26cを形成した後にも、更なる固化層26bを形成することができるので、内部空間32の壁面32aのいかなる箇所にも形成することができ、視認不能面32bにも形成することができる。
導電部材35の三次元成形体31の外側の壁面31aに位置する部分には、例えば、はんだ付等の手段によって、他の電気デバイス、電子デバイス等の端子や配線を電気的に接続することができる。したがって、三次元成形回路部材30に各種のデバイスを実装することができ、また、三次元成形回路部材30を回路基板等の他のデバイスに実装することもできる。
このように、本実施の形態における三次元成形回路部材30は、粉末状の樹脂26を焼結した一体成形品である三次元成形体31であって、内部に形成された内部空間32と、内部空間32と外部とを連通する連通開口部33とを含む三次元成形体31と、三次元成形体31と一体成形された導電性の導電部材35であって、三次元成形体31の面に出現している非導電性金属化合物の金属核を核とする導電性金属のめっき膜である導電部材35とを備え、導電部材35の少なくとも一部は、内部空間32の面に露出している。したがって、三次元成形体31の内部空間32の面にも配線を備える立体的で高密度な回路部材を得ることができる。また、導電部材35は、三次元成形体31の面に確実に結合され、剥離することがない。さらに、三次元成形体31は、強固であって、破損しにくくなっている。
また、内部空間32の面は、外部から視認不能な視認不能面32bである。したがって、内部空間32の形状が複雑な場合であっても、内部空間32の所望の箇所に配線を備える回路部材を得ることができる。
本実施の形態における三次元成形回路部材30の成形方法は、非導電性金属化合物を含有する粉末状の樹脂26の薄層を形成する工程と、薄層に第1のエネルギービームを照射して、粉末状の樹脂26を焼結させて固化層26bを形成する工程と、薄層に第2のエネルギービームを照射して、樹脂26に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させる工程と、を含むものである。したがって、三次元成形回路部材30を容易に、確実に、短時間で成形することができる。
また、第2のエネルギービームを、固化層26bに照射する。
さらに、第1のエネルギービームはレーザービームであり、第2のエネルギービームは第1のエネルギービームよりも強いレーザービームである。このように、強さの異なるレーザービームを切り替えて使用するだけでよいので、容易に三次元成形回路部材30を成形することができる。
さらに、第1のエネルギービームは、第2のエネルギービームをデフォーカスしたレーザービームである。このように、レーザービームのフォーカスを切り替えるだけでよいので、容易に三次元成形回路部材30を成形することができる。
さらに、めっき処理を施して、金属核を核とする導電性金属のめっき膜を形成する工程を更に含むものである。したがって、剥離することのない導電部材35を容易に形成することができる。
本実施の形態における三次元成形回路部材30の成形装置1は、非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末を供給する材料供給部23と、材料供給部23から供給された樹脂26の薄層が最上面に形成される造形床部21と、薄層にエネルギービームを照射するビーム照射部10とを備え、ビーム照射部10は、薄層に第1のエネルギービームを照射して、粉末状の樹脂26を焼結させて固化層26bを形成するとともに、薄層に第2のエネルギービームを照射して、樹脂26に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させる。したがって、簡素な構成でありながら、三次元成形回路部材30を容易に、確実に、短時間で成形することができる。なお、本開示において非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末とは、非導電性金属化合物を含有する樹脂26の粉末、非導電性金属化合物粉末と樹脂粉末の混合物等を含み、非導電性金属化合物を樹脂に混練、ペレット化したものを、粉砕したもの、非導電性金属化合物の粉末を樹脂粉末と混合したもの等が含まれる。
また、第2のエネルギービームを、固化層26bに照射する。
さらに、第1のエネルギービームはレーザービームであり、第2のエネルギービームは第1のエネルギービームよりも強いレーザービームである。このように、強さの異なるレーザービームを切り替えて使用するだけでよいので、容易に三次元成形回路部材30を成形することができる。
さらに、第1のエネルギービームは、第2のエネルギービームをデフォーカスしたレーザービームである。このように、レーザービームのフォーカスを切り替えるだけでよいので、容易に三次元成形回路部材30を成形することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図10は第2の実施の形態における成形装置の概念図である。図における(a)及び(b)は、回路部材成形動作の各工程を示す図である。
図に示されるように、本実施の形態における成形装置1のビーム照射部10は、光源部11からのエネルギービームであるレーザービームのフォーカス制御を行うフォーカス制御部15と、前記光源部11及びフォーカス制御部15の動作を制御する制御部16とを更に備える。なお、図においては、都合により、樹脂26の造形床26a以外の三次元成形回路部材30の描画が省略されている。また、図において、Aは造形床26aの上面の要部拡大図であり、14aは造形床26aの上面のレーザースポットである。
前記制御部16は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、タブレット端末等であるが、CPU等の演算装置、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶装置、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ等の表示画面を備える表示装置、キーボード、タッチパネル等の入力装置、有線又は無線の通信装置等を備え、光源部11及びフォーカス制御部15と通信可能に接続され、光源部11及びフォーカス制御部15の動作を制御することができる装置であれば、いかなる装置であってもよい。そして、前記制御部16には、光源部11及びフォーカス制御部15の動作を制御するためのソフトウェアがインストールされているものとする。
例えば、図10(a)に示されるように、造形床26aの上面に、第1のエネルギービームとして、樹脂26に含まれる有機金属錯体が活性化される程度に強いレーザービームを照射する場合、制御部16は、光源部11の出力を増加させ、フォーカス制御部15によるレーザービームをフォーカスを強くさせ、前記造形床26aの上面のレーザースポット14aの径を小さくさせる。
また、例えば、図10(b)に示されるように、造形床26aの上面に、第2のエネルギービームとして、樹脂26が焼結して固化するが、該樹脂26に含まれる有機金属錯体は活性化されない程度にの強さのレーザービームを照射する場合、制御部16は、光源部11の出力を減少させ、フォーカス制御部15によるレーザービームをフォーカスを弱くくさせ、前記造形床26aの上面のレーザースポット14aの径を大きくさせる。
なお、レーザービームのフォーカス制御は、必ずしも図10に示される例に限定されるものでなく、いかなる種類のものであってもよく、例えば、光学ユニットと造形床26aの上面との距離を制御する機構であってもよい。
また、成形装置1のその他の点の構成及び動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態における三次元成形回路部材30の成形装置1のビーム照射部10は、エネルギービームであるレーザービームを発生する光源部11と、レーザービームのフォーカス制御を行うフォーカス制御部15と、光源部11及びフォーカス制御部15を制御する制御部16とを備える。そして、制御部16は、粉末状の樹脂26を焼結させて固化層26bを形成するとともに、樹脂26に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させるように光源部11及びフォーカス制御部15を制御するためのソフトウェアを備える。したがって、樹脂26に含まれる有機金属錯体を活性化させる場合と、樹脂26を焼結して固化させる場合とで、容易に、効果的にレーザービームを切り替えることができる。
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
本発明は、三次元成形回路部材並びにその成形方法及び装置に適用することができる。
1 成形装置
10 ビーム照射部
21 造形床部
23 材料供給部
23A 第1の材料供給部
23B 第2の材料供給部
26 樹脂
26b 固化層
30 三次元成形回路部材
31 三次元成形体
32 内部空間
32b 視認不能面
33 連通開口部
35 導電部材

Claims (13)

  1. 非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末を焼結した一体成形品である三次元成形体であって、内部に形成された内部空間と、該内部空間と外部とを連通する連通開口部とを含む三次元成形体と、
    該三次元成形体と一体成形された回路配線であって、前記三次元成形体の面に出現している非導電性金属化合物の金属核を核とする導電性金属のめっき膜である回路配線とを備え、
    該回路配線の少なくとも一部は、前記内部空間の面に露出していることを特徴とする三次元成形回路部材。
  2. 前記内部空間の面は、外部から視認不能な視認不能面である請求項1に記載の三次元成形回路部材。
  3. 非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末の薄層を形成する工程と、
    前記薄層に第1のエネルギービームを照射して、前記粉末状の樹脂を焼結させて固化層を形成する工程と、
    前記薄層に第2のエネルギービームを照射して、前記樹脂に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させる工程と、
    を含むことを特徴とする三次元成形回路部材の成形方法。
  4. 前記第2のエネルギービームを、前記固化層に照射する請求項3に記載の三次元成形回路部材の成形方法。
  5. 前記第1のエネルギービームはレーザービームであり、前記第2のエネルギービームは第1のエネルギービームよりも強いレーザービームである請求項3又は4に記載の三次元成形回路部材の成形方法。
  6. 前記第1のエネルギービームは、第2のエネルギービームをデフォーカスしたレーザービームである請求項5に記載の三次元成形回路部材の成形方法。
  7. めっき処理を施して、前記金属核を核とする導電性金属のめっき膜を形成する工程を更に含む請求項3〜6のいずれか1項に記載の三次元成形回路部材の成形方法。
  8. 非導電性金属化合物と樹脂が混在する粉末を供給する材料供給部と、
    該材料供給部から供給された樹脂の薄層が最上面に形成される造形床部と、
    前記薄層にエネルギービームを照射するビーム照射部とを備え、
    該ビーム照射部は、前記薄層に第1のエネルギービームを照射して、前記粉末状の樹脂を焼結させて固化層を形成するとともに、前記薄層に第2のエネルギービームを照射して、前記樹脂に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させることを特徴とする三次元成形回路部材の成形装置。
  9. 前記第2のエネルギービームを、前記固化層に照射する請求項8に記載の三次元成形回路部材の成形装置。
  10. 前記第1のエネルギービームはレーザービームであり、前記第2のエネルギービームは第1のエネルギービームよりも強いレーザービームである請求項8又は9に記載の三次元成形回路部材の成形装置。
  11. 前記第1のエネルギービームは、第2のエネルギービームをデフォーカスしたレーザービームである請求項10に記載の三次元成形回路部材の成形装置。
  12. 前記ビーム照射部は、エネルギービームを発生する光源部と、前記エネルギービームのフォーカス制御を行うフォーカス制御部と、前記光源部及びフォーカス制御部を制御する制御部とを備える請求項8〜11のいずれか1項に記載の三次元成形回路部材の成形装置。
  13. 前記制御部は、前記粉末状の樹脂を焼結させて固化層を形成するとともに、前記樹脂に含有される非導電性金属化合物から金属核を出現させるように前記光源部及びフォーカス制御部を制御するためのソフトウェアを備える請求項10に記載の三次元成形回路部材の成形装置。
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