JP2018024092A - 平坦化表面を有する可撓性研削プロダクトおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓性研削プロダクトを製造する方法を提供する。【解決手段】可撓性研削プロダクトを製造する方法は、a)編成繊維または織成繊維の粗目布(C)を調製するステップと、b)粗目布(C)の一方の表面にコーティング(102)を塗布するステップであって、粗目布(C)のコーティングされた表面が1つまたは複数の平坦部分(100)を有する、ステップと、c)粗目布(C)のコーティングされた表面に研削剤(103)を塗布するステップと、を含む。さらに、可撓性研削プロダクトは、粗目布(C)を有し、粗目布(C)の表面には、コーティング(102)が設けられ、その結果、コーティングされた表面は、1つまたは複数の平坦エリアを有し、平坦エリアには、研削剤(103)が少なくとも部分的に設けられている。【選択図】図16

Description

本発明は、可撓性研削プロダクトを製造する方法と、その方法により作製される可撓性研削プロダクトとに関する。
従来の可撓性研削プロダクトは、酸化アルミニウムまたは炭化ケイ素などの研磨粒子を担持する紙、プラスチック、または繊維の層を有する。研削粒子または研磨粒子は、結合剤を利用してプロダクトの一方の表面に付着される。可撓性研削プロダクトは、例えば研削機の回転板または振動板への取付けに適する。
研削性能が低下する1つの理由は、研磨粉塵がプロダクトの研削表面を塞ぐ傾向があることによる、ブロッキングによるものである。
上記の塞ぎ効果を軽減することにより研削プロダクトの耐久性を改善することは、特許文献1に記載の研削プロダクトにより達成された。この研削プロダクトは、突出するループまたは糸部分を有する織成繊維または編成繊維の布を備える。研削剤が、研削プロダクトの表面に散在する凝塊体として付着される。「散在する凝塊体」という表現は、研削プロダクトが、布の表面を覆う連続的な研削剤層または結合剤層を備えるのではなく、代わりに研削剤が、小さな点状または線状の凝塊体を形成することを意味する。したがって、布は、研削粉塵を表面から除去させ得る粗目構造を有し、維持する。
上述の先行技術では、研削剤は、突出する糸またはループの不均整表面上に付着される。これは、少なくとも非常に重要な用途においては、研削粒子の不均整な高さ分布による不均一な研削結果を排除できないという結果をもたらす。可撓性の非常に高い含浸およびコーティングにより、表面欠陥が軽減されるが、研削プロダクトの性能は低下する。
さらに、平坦化されたまたは平滑な研削表面を実現するために裏側表面を支持体として使用してプロダクトを較正することが困難である。これは、布の裏側表面が不均整であり、時として研削工具に研削プロダクトを装着するための糸またはループを担持する場合には、および/または裏側表面が含浸により少なくとも部分的に凝固される場合には特に当てはまる。
欧州特許出願公開第0779851号明細書
本発明の目的は、研削プロダクトと、改善された研削性能および優れた耐久性を有する研削プロダクトの製造方法とを提供することである。
この目的は、請求項1に記載の方法と、請求項14の特徴を有する可撓性研削プロダクトとにより達成される。従属請求項は、好ましい態様を定義する。
第1のステップにおいては、編成繊維または織成繊維(knitted or woven fabric)の粗目布(open cloth)が、調製される。研削プロダクト(grinding product)のベースを形成する好ましい繊維は、ISO8388において規定されており、緯編みジャージベース繊維、緯編み二重層ジャージベース繊維、緯編みリブベース繊維、緯編みパールベース繊維、経編みジャージベース繊維、経編み二重層ジャージベース繊維、経編みリブベース繊維、経編みパールベース繊維、経編みジャージベース繊維および緯編みジャージベース繊維の組合せ、ならびにその他を含む。ここでは、布がいわゆる「粗目布」であることが、すなわち布が例えばループまたはメッシュにより画定される開空間または開領域を含む点が重要である。布の粗目構造により、研削プロダクトの表面から研削粉塵を除去することが可能となる。研削粉塵は、例えば研削プロダクトの裏側からの排出により除去され得る。
第2のステップにおいては、コーティングが、布の一方の表面に塗布される。以下においては、コーティングを担持する表面は、研削表面または表側表面と呼ばれる。コーティングの塗布は、布のコーティングされた表面が1つまたは複数の平坦エリアを有するようになされる。換言すれば、多かれ少なかれ突出ループまたは糸等により画定される布の不均整な研削表面が、未加工状態に維持されない。代わりに、高さ分布が、このコーティングおよび/またはコーティングの塗布プロセスにより、1つまたは複数の平坦エリアまたは平面エリアが生成されるように修正される。結果的に得られる布は、平坦化された表側表面を有する。好ましくは、コーティングは、ポリマーである。
第3のステップにおいては、研削剤が、布のコーティングされた表面に塗布される。必要な場合には、接着剤が、研削表面に研削剤を接着するために使用される。
上記で調製されたような可撓性研削プロダクトは、布の完全にまたは部分的にコーティングされた糸によって画定されるチャネルおよび/または開口の網状体を含む。上記で規定されたコーティングにより、研削剤を担持する平面部分は、プロダクトの粗目構造を著しく阻害することなく実現される。したがって、本発明による可撓性研削プロダクトが、粗目布を使用しても、十分に制御された均一な研削結果が達成可能となる。さらに、制御されかつ平坦化された表面部分を備える粗目布により、低くまたは制御されたメイクコートの高さ、複雑な形状の堆積、および種々のプリント被覆方法など、非常に正確なコーティングが可能となる。さらに、研削プロダクトの優れた性能により表面欠陥の傾向が最小限に抑えられた非常に可撓性の高い含浸およびコーティングが達成される。
好ましくは、上記の第2のステップは、少なくとも2つのサブステップを含む。第1のサブステップにおいては、コーティングは、布の研削表面に塗布される。第2のサブステップにおいては、コーティングされた表面の少なくとも一部分が、プレート、ベルト、フィルム、またはドラムなどの平滑化要素の作用表面に対して研削表面を圧迫することによって平坦化される。したがって、大量の可撓性研削プロダクトが、高い生産性で製造され得る。平滑化要素に対して研削表面を圧迫する際に、コーティングの硬化ステップが、さらに以下でより詳細に論じられるように同時に実施され得る。コーティングを塗布し、平滑化要素により研削表面を平坦化することは、同時にまたは前後して実施され得る。換言すれば、第2のステップのこれら2つのサブステップの順序は、特に限定されない。例えば、平滑化要素は、コーティングを担持し、プレートまたはドラムの作用表面に対してプロダクトの研削表面を圧迫する際にコーティングを施してもよい。布の開口を塞がないキスローラ、グラビアローラ、およびスクリーン印刷などのあらゆる種類の減圧式および低圧式のコーティングおよび印刷方法が利用され得る。また、例えばコーティング中に布を浸漬するかまたは研削表面にコーティングを噴霧するかまたは表面上にコーティングを印刷することなどにより、事前にコーティングを塗布することも可能である。平滑化ドラムの使用時には、大型のまたはさらにはエンドレスシートの布が、効率的に処理され得る。
好ましくは、平滑化要素の作用表面は、コーティングされた表面に、あるパターンのプラトーを作製するために例えば溝および/または凹部から構成される構造パターンを備える。研削表面に十分に画定された三次元パターンを印刷または彫刻することは、コーティングされていない布もしくはコーティングされた布に関して、または布を同時にコーティングすることにより実施され得る。例えば、彫刻ローラの作用表面に対して布を圧迫することにより、突出した平坦プラトーを有する彫刻表面構造を形成することが可能である。場合によっては、所望の研削結果を実現するために、平坦プラトーの離隔されたアイランドの三次元構造を有することが望ましい。この点において、コーティングだけでなくさらに研削剤が、例えば散在する小アイランド(islands)の形で好ましくは不連続的に塗布される。さらに、布に作為的な凹部および溝を導入すると、十分に画定されたチャネルが、研削粉塵の排出のために生成される。この点において、好ましくは、彫刻パターンは、規則的または周期的なパターンの溝または凹部である。
コーティングは、軟質状態または流体状態で塗布またはカレンダ仕上げされることが好ましい。粘性は、例えば熱により上昇させられ得る。この場合には、コーティングは、十分に画定された厚さで容易に塗布され得る。コーティングは、布を完全には貫通しないことが好ましい。ある粘性を有するコーティングを塗布した場合に、コーティングを硬化することが必要となり得る。これは、好ましくはUV放射または他の放射により実現される。この例においては、平滑化要素による研削表面の平坦化およびコーティングの硬化または硬化プロセスの一部の実施が、同時にまたはほぼ同時に達成され得る。例えば、平滑化要素の作用表面に対して布の表面を圧迫しつつ、対向側からUV放射を照射することが可能である。この光線は、布を貫通し、研削プロダクトとドラムまたはプレートとの間の界面にてコーティングに到達する。代替的には、コーティングが熱硬化性材料または熱可塑性材料を含む場合には、コーティングの冷却または加熱もまた可能である。熱または冷却による硬化または形成は、平滑化要素の後方または下流に設けられた加熱または冷却されたドラムにより効果的に実現され得る。また、加熱または冷却されたドラムは、プロダクトの研削表面に転写されるような所望の構造パターンをその表面に有してもよい。
硬化後に、好ましくは、布のコーティングされた表面は、塗布されることとなる研削剤の塗布および接着を支援するための接着剤を施される。この点においては、キスドラムによりまたは何らかの他の減圧方法もしくは低圧方法により研削剤または研削粒子を塗布することが好ましい。したがって、研削剤を塗布する際に、研削表面の平坦化されたパターン構造を損なわないことが好ましい。好ましくは、平坦化エリアまたはプラトーのみが、研削粒子を備える。より高いプラトーとより低い凹部との間の高さの差により、より高いプラトーのみの選択的コーティングが可能となる。生成された溝またはチャネルおよび繊維の開口は、研削粒子で塞がれることはない。好ましくは、研削粒子または研削剤は、酸化アルミニウムまたは炭化ケイ素などの研磨粒子を含み、ダイヤモンド、窒化ホウ素、および人工粒子などのより特殊な粒子もまた使用され得る。布の平坦化された表面は、研削結果の観点からだけでなく、研削粒子を塗布する実際のプロセスの観点からも優れている。構造化された表面は、プロダクトの編成構造または織成構造に倣った平面表面要素を有する。プロダクトは、十分に画定された様式で研削粒子を備えることが可能である。
好ましくは、布のコーティングされた研削表面の平坦化は、表面をサンド加工するステップを含む。サンド加工ステップは、平坦化構造をさらに画定するためにまたは初めに画定するために適用され得る。研削表面のサンド加工は、平坦化エリアのサイズの調節を考慮した場合に、ならびに平坦化されたアイランド同士またはエリア同士が相互に連結されるか否かおよびどのように連結されるかを考慮した場合に有用である。ここでは、ベルトサンダーが使用され得る、ドラムサンダー、振動サンド加工ビーム、それらの組合せ、あるいは1つまたは複数の他の適切なサンド加工ユニット。較正ローラもしくは平坦パッドニップが使用されてもよく、または布が実際のウェブ張力およびある巻付き角度によりサンド加工ユニットに対して圧迫され得る。また、それらの組合せが使用されてもよい。
好ましくは、編成繊維または織成繊維の布は、コーティングの塗布前に含浸される。含浸は、コーティングを受ける布の調製を補助する。含浸により、繊維の構造が安定化する。好ましくは、含浸剤は、目止め剤を含む樹脂(または別の物)であり、所望の可撓性および弾性を与えるためにラテックスをベースとしてもよい。
好ましくは、布は、研削表面の対向側の表面に配置された突出ループおよび/または糸を備え、突出ループおよび/または糸は、布の糸に由来し、突出ループおよび/または糸は、コーティングを実質的に有さない。突出ループおよび/または糸は、研削工具に対して研削プロダクトを取り付けるおよび保持するための固定手段としての役割を果たし得る。ループおよび/または糸は、マジックテープ(登録商標)固定具の一部としての役割を果たし得る。好ましい一代替形態においては、可撓性研削プロダクトは、工具の各表面上に発泡材と共に積層され、発泡材は、固定のために対向側にベロアと共にさらに積層され得る。好ましくは、可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面に対して固定されるように意図された側に発泡材および/またはベロアを備える。
好ましくは、コーティングは、ポリマーであるかまたはポリマーを含む。コーティングは、標準的なオリゴマーおよびモノマーベースアクリル調合物、水希釈可能アクリレート、二重硬化調合物、およびポリウレタン分散系または同様の材料をベースとするものであってもよい。さらに、UV硬化可能エポキシドおよびビニルモノマーもまた適切な材料である。しかし、アクリルオリゴマー/モノマーベース調合物が好ましい。
以下では、可撓性研削プロダクトをコーティングおよび平坦化するための工具または機械が説明される。工具は、布の研削表面にコーティング剤を塗布するためのコーティング剤塗布ユニットと、平滑化ドラムを有し、布の研削表面が研削表面の少なくとも一部分を平坦化するために平滑化ロールに対して圧迫されるように構築および配置された平滑化および圧迫ユニットと、コーティングを硬化するための硬化ユニットと、を備える。コーティング剤塗布ユニットならびに平滑化および圧迫ユニットは、コーティング剤の塗布および布の平坦化を同時に実施可能にする単一ユニットとして実現することが可能である。
一態様によれば、工具は、布の研削表面に研削剤を塗布するための研削剤塗布ユニットをさらに備える。
好ましくは、工具は、コーティング剤を硬化するための放射源をさらに備える。好ましくは、放射源は、放射が布を貫通し、コーティングされた布が同時に平滑化および硬化されるように、平滑化ドラムの対向側に位置決めされる。
好ましくは、コーティング剤を硬化するための放射は、紫外線放射である。
好ましくは、工具は、該当する場合にはコーティング剤塗布ユニットから平滑化および圧迫ユニットに布を搬送するための、ならびに該当する場合には平滑化および圧迫ユニットから研削剤塗布ユニットに編成繊維層を搬送するための手段をさらに備える。
本発明のさらなる利点および態様が、特定の実施形態の以下の説明において提示される。上記および下記で説明される特徴は、単独で採用され得るが、相互に相反しない限りにおいては組合せとしても採用され得る。以下の説明は、同封の図面を考慮しつつ解釈されたい。図面において、同様の特徴は同一の参照符号を有する。
編成繊維布の平面図である。 コーティングされかつ平坦化された図1による布の平面図である。 図1に示す繊維とは異なる編成繊維の平面図である。 コーティングされ平坦化された図3に示す繊維の平面図である。 布の例示的な未加工糸の断面図である。 布の例示的なコーティングされた糸の断面図である。 布の例示的なコーティングされた糸の断面図である。 布の例示的な修正された糸の断面図である。 布の例示的な修正された糸の断面図である。 布の例示的な修正された糸の断面図である。 布の例示的な修正された糸の断面図である。 布の例示的な修正された糸の断面図である。 含浸、コーティング、およびサンド加工された布の平面図である。 図6の線C−Cに沿った断面図である。 図6の線D−Dに沿った断面図である。 図6の線D−Dに沿った断面図である。 図6の線D−Dに沿った断面図である。 図6の線D−Dに沿った断面図である。 繊維布をコーティングおよび平坦化する工具およびプロセスの概略図である。 繊維布をコーティングおよび平坦化する工具およびプロセスの概略図である。 繊維布をコーティングおよび平坦化する工具およびプロセスの概略図である。 繊維布をコーティングおよび平坦化する工具およびプロセスの概略図である。 繊維布をコーティングおよび平坦化する工具およびプロセスの概略図である。 繊維布をコーティングおよび平坦化する工具およびプロセスの概略図である。 繊維布をコーティングおよび平坦化する工具およびプロセスの概略図である。 研削表面の対向側の表面にループを備える研削プロダクトの断面図である。
図1は、ISO 8388 3.5.1.による経編みジャージの平面図である。この繊維は、可撓性研削プロダクトを作製するベースとして使用され得る。
この布は、コーティングを備え、正弦タイププラトー構造体100が図2に示すように生成されるように平坦化される。
図9および図10は、布の研削表面にコーティングを施すためのおよびこの表面を平坦化するための工具およびプロセスを概略的に示す。図9は、可撓性研削プロダクトを搬送および加工するための複数のドラム10、20、21、30、31(それらの内のいくつかは任意である)と、1つまたは複数のUV放射源40と、を有する加工ラインを示す。ドラム30は、事前加工された可撓性研削プロダクトを巻き出すためのものであり、ドラム31は、調製されたプロダクトを巻き上げるためのものである。
平滑化ドラム10が、図10により詳細に図示される。平滑化ドラム10は、図1および図3に図示されるような布Cのピース(piece)またはシートと接触状態になるように配置される。プレス板11は、平滑化ドラム10の作用表面に対して布Cを圧迫する。コーティングの塗布は、例えば平滑化ドラム10自体により、または図9に図示するようにコーティング剤22のリザーバと直接的または間接的に接触状態にあるコーティングドラム20により実施される。図9では、コーティングドラム20は、リザーバのコーティング剤22に浸漬された別のドラム21と接触状態にある。搬送ドラム30、31および/または布Cのシートを搬送するための他のデバイスが、必要に応じて設けられる。
平滑化ドラム10は、コーティングされた布Cを平坦化するための役割を果たす。その結果、コーティングされたが依然として粗目の布Cが、例えば図2および図4に示すような平坦部分を有する。
その後、または平滑化ドラム10の作用表面に対して布Cを圧迫する時点にて、コーティングは、UV光源40から発せられるUV放射により、硬化される。任意には、2段階以上の硬化が必要とされるまたは望ましい場合には、第2のUV光源41がまたはそれ以上のUV光源が設けられ得る。コーティング剤によっては、熱または冷却による硬化もまた考えられる。また、布の平滑化される側に1つまたは複数のUV光源を配置することも可能である。
図2に示すようなジグザグパターンまたは正弦パターンを実現するためには、平滑化ドラム10または任意にはドラム20もしくは1つまたは複数の追加のドラムが、構造化パターンを備えてもよい。布の表面は、所望の表面構造を有するドラムの作用表面に対して圧迫され、それにより平坦表面のプラトー(plateaus)またはアイランド(islands)の規則的なまたは不規則的な構造を生成する。
布の研削表面にコーティングを塗布するためのおよびその表面を平坦化するための代替的な工具またはプロセスが、図11〜図15に示されている。
図11は、水ベースまたは溶剤ベースの樹脂に対して使用される乾燥ユニットまたは事前硬化ユニット50を用いたプロセスを示す。代替的には、ユニット50は、平滑化および樹脂が平滑化の前に事前硬化または濃縮化される必要がある場合には、事前硬化ユニットであってもよい。
図12は、熱硬化性の水ベースまたは溶剤ベース樹脂が平滑化に使用されるプロセスを示す。ドラム10’が、加熱され、コーティングされた布およびその表面が、所望のパターンまたは平滑度を有するドラムの表面に対接して熱硬化される。
図13は、平滑化ドラム10と可撓性研削プロダクトを巻き上げるためのドラム31との間に配置された硬化ユニット60を伴うプロセスを示す。
簡略化のために、図14は、上述のプロセスの中の1つまたは複数に含まれ得る任意のサンド加工プロセスに焦点を置いたサブプロセスを図示する。巻出しローラ130および巻上げローラ131は、任意であり、上述のプロセスの中の1つにサンド加工プロセスが組み込まれる場合には省かれてもよい。支持ローラ132〜135は、サンド加工ベルト139、アイドルローラ138、ドライブローラ136、および加圧ローラ137を備えるサンド加工ユニットに対して可撓性研削プロダクトを調節するための役割を果たす。例えば、2つの支持ローラ134、135が、研削プロダクトCの巻付き角度を調節するために図示するように可動であってもよい。他のローラは、例えば巻付き圧力を調節するためにやはり可動であってもよい。一例としては、説明される研削プロセスは、図13に示される硬化ユニットの直後に含まれてもよい。
簡略化のために、図15は、上述のプロセスの中の1つまたは複数に完全にまたは部分的に含まれ得る、想定される鉱物コーティングプロセスに焦点を置いたサブプロセスを図示する。巻出しローラ230および巻上げローラ231は、任意であり、上述のプロセスの中の1つに鉱物コーティングプロセスが組み込まれる場合には省かれてもよい。図15は、メイクコート用のキスロールコーティングユニット231と、静電鉱物コーティングユニット232と、第1の乾燥または硬化チャンバ233と、サイズコート用別のキスロールコーティングユニット234と、第2の乾燥または硬化チャンバ235と、を概略的に図示する。
別の例においては、ベース布は、図3に示すようにISO 8388 3.5.46にしたがった経編みメッシュ繊維に基づく。図4では、粗目布が、規則正しく平坦化される。このプラトーは、布のフィレット開口の形状に倣う。
図5Aは、ウェール束またはダブル経糸などの、布に含まれるウェール中のループ束の断面を示す。図5Bでは、糸は、糸を部分的にまたは完全に覆うコーティング102を備える。図5Cでは、糸は、コーティング剤102で覆われ、オーバーコーティングされることにより、平坦化部分の生成を考慮して糸の形状の操作を支援する。参照符号102’は、コーティング102のオーバーコーティング部分を示す。例えば、オーバーコーティング部分102’は、図5D、図5E、および図5Fでは平坦化されるまたは平滑化される。図5Dでは、平坦化部分は、幅狭であり、平坦化されかつ幅広である例は、図5Eに示される。平滑化されかつサンド加工されたコーティング糸は、図5Fに示される。糸のオーバーコーティングは、平坦化には必ずしも必要とされない。代わりに、図5Bに示すような覆われた糸もまた、平滑化ドラムにより平坦化され得る、または図5Gおよび図5Hに示すようにサンド加工され得る。図示されるループ束中の小円および大円は、異なる断面を有する繊維を有し得ることを概略的に示す。一例としては、大断面を有する4つのモノフィラメントが含まれ、これらは、研削表面の対向側の表面に配置される突出ループおよび/または糸を形成するために使用され得る。突出ループおよび/または糸は、研削工具に研削プロダクトを取り付けるおよび保持するための固定手段としての役割を果たし得る。ループおよび/または糸は、マジックテープ(登録商標)固定具の一部としての役割を果たし得る。
上述の突出ループを示す一実施形態が、図16に図示される。ここで、可撓性研削プロダクトは、コーティング102およびプラトー100を担持する研削表面の対向側の表面上にループ105を有する。研削プロダクトおよび図示されない研削工具の支持表面は、ループ105とフックなどの支持表面の対応手段とにより相互に装着される。ループおよび/またはフックは、研削プロダクトと工具の支持表面との間に間隔をもたらす。したがって、布の開エリア/メッシュを通して初めに搬送される研削粉塵は、ループ105を使用した粗目装着構造体により研削プロダクトから容易に除去される。代替的にはまたは追加的には、可撓性研削プロダクトは、工具の各表面上に発泡材および/またはベロアと共に積層され、代替的には、発泡材は、固定のために対向側にベロアと共にさらに積層されてもよい。
プロダクトをサンド加工するために、ベルトサンダーが使用され得る、ドラムサンダー、振動サンド加工ビーム、それらの組合せ、あるいは1つまたは複数の他の適切なサンド加工ユニット。較正ローラもしくは平坦パッドニップが使用されてもよく、または布が実際のウェブ張力およびある巻付き角度によりサンド加工ユニットに対して圧迫され得る。また、それらの組合せが使用されてもよい。
図6は、含浸され、オーバーコーティングされ、サンド加工され、その後、ポリマーの水平ストライプを選択的に施されることにより、プラトーまたは突出した平坦エリア100のパターンが生成された、編成繊維の平面図である。これらのプラトー100は、プロダクトの硬化後に研削粒子を施されることにより、ウェール部分101は、研削粒子を有さない状態に留まる。したがって、研削粒子を担持する平坦化部分のアイランドが実現される。研削アイランドは、アイランドの散在が繊維のパターンと必ずしも一致するわけではないため、当然ながらウェール上に任意にまたはランダムに位置決めされることになる。この効果は、布のパターンとの関連において平滑化パターンのピッチを最適化することにより強化され得る。
プラトーのパターンは、種々の方法により実現され得る。例えば、平滑化ドラムが、対応するパターンを担持してもよく、その場合にはこれが繊維の表面に転写される。代替的には、布の研削表面のサンド加工または平坦化の後に、追加ステップにおいて、表面が、例えば水平方向の溝などを備える彫刻ドラムまたは彫刻ローラによりコーティングされ得る。第3の代替形態としては、図示するプラトー100もまた、スクリーン印刷デバイスにより生成され得る。第4の代替形態によれば、布のコーティング、平坦化、および/またはサンド加工された表面は、接着剤またはメイクコートを備えてもよい。塗布されたメイクコートは、彫刻ドラムにより構造化されてもよい。代替的には、スクリーン印刷デバイスが、メイクコートを塗布するために使用されてもよい。典型的には、第4の代替形態の適用時にプラトーと凹部との間の高さの差は、第1の代替形態、第2の代替形態、または第3の代替形態により実現可能である差よりも小さい。なぜならば、メイクコートの量が、研磨コーティングの必要性により制限されるからである。
研削粒子のコーティングは、種々の方法で作製可能であり、コーティングは、散在的にコーティングされた研削粒子を結合する散在メイクコートを備えることが可能である。コーティングは、代替的には結合剤および研削粒子のスラリを備えることが可能であり、このスラリは、それ自体において層へとコーティングされ得るが、この層は、後に所望のパターンおよび形状の形態で平坦化された表面上のサンド加工形成部へと形成され得る。また、スラリは、彫刻された所望のパターンを有するローラ、ベルト、またはフィルムによる転写を受け、さらに転写要素と接触状態にある間に形成および硬化され得る。
図6の線C−Cを通る断面が、図7に示される。プラトー100を分離する彫刻ストライプは、ほぼ水平に切断される。傾斜切断または他の切断もまた可能であり得る。さらに、図6に図示するようなジグザグ形状または正弦形状は、必ずしも必要とされない。平坦化エリアおよび/または彫刻パターンの形状は、使用される繊維、意図される研削結果、または他の要件の観点から調節可能である。
図8A〜図8Dは、図6および図7のプラトー100と下層のコーティングされた糸またはウェール部分とを含む断面図である。ウェール部分は、コーティング102を備える。オーバーコーティング部分102’は、平坦化または平滑化される。図8Bにおいては、プラトー100は、研削剤103としての役割を果たす研磨鉱物を備える。研磨鉱物103は、接着剤層102’’を使用して付着される。図8Cおよび図8Dでは、研削剤103’は、平坦部分100上に平らなまたは構造化された形態で堆積されたスラリである。コーティングの成分に関しては、ポリマーが好ましい。コーティングは、標準的なオリゴマーおよびモノマーベースアクリル調合物、水希釈可能アクリレート、二重硬化調合物、およびポリウレタン分散系または同様の材料をベースとするものであってもよい。さらに、UV硬化可能エポキシドおよびビニルモノマーもまた適切な材料である。しかし、アクリルオリゴマー/モノマーベース調合物が好ましい。
一例としては、調合物は、20重量%のビスフェノールAエポキシジアクリレート、5重量%の(1,6)−ヘキサンジオールジアクリレート、15重量%のトリシクロデカンジメタノールジアクリレート、60重量%のトリメチロールプロパントリアクリレートから構成され得る。
また、代替としては、他のタイプのエポキシアクリレート、ポリエステル、メラミン、ポリウレタン、またはポリエーテルアクリレートを含む他の組合せが使用されてもよい。
また、適切な粘性範囲を実現するために、反応性希釈液またはモノマーのいくつかが、例えばサートマー(Sartomer)のCN152などの脂肪族エポキシアクリレートなどの低粘性オリゴマータイプによって部分的に置換されてもよい。
代替的なモノマーには、2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、イソボルニルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、(1,6)−ヘキサンジオールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジ−ペンタエリスリトールペンタアクリレート、および他のアクリレートまたはメタクリレートモノマーなどの材料が含まれ得る。また、適切な材料は、例えばN−ビニルカプロラクタムなどの他のラジカル重合可能なビニルモノマーなどであることが可能である。
コーティングで使用される目止め剤の量およびタイプは、硬化された材料の最終性能に大きく影響する。コーティングの性能を修正するために、様々な種類の目止め剤を使用することが可能であるが、また目止め剤材料の様々な組合せを適用してもよい。UV硬化性コーティング調合物の場合には、目止め剤が、この調合物を確実に硬化させるのに十分なUV光透過性を有することを確保する必要がある。しかし、EB後硬化がコーティングステップ時またはコーティングステップ後に適用される場合には、目止め剤は、UV光不透過性であってもよい。この場合には、UV硬化は、予備的に材料を硬化し表面の形状および構造を固定するために適用され、十全な機械特性が、EB後硬化後に達成される。
目止め剤については、10μm未満の小さな粒径を有する粉末が好ましい。しかし、より粗い粒子が、適用可能な場合には使用されてもよい。また、目止め剤は、コーティングの機械パラメータを微調整するために混合物として使用されてもよい。適切な目止め剤の例は、このコーティングに好ましい目止め剤であるタルク、またはUV透過性目止め剤材料の一例としてのアルミニウムトリヒドロキシドである。さらに、カオリン、硫酸カルシウム、または酸化アルミニウムをベースとする研磨粒子と類似するかもしくは同等である目止め剤に関しては、炭化ケイ素等が使用されてもよい。目止め剤材料の硬度が上昇することにより、コーティングは、引裂きおよび歪みに対する、より高い脆性挙動を典型的に示す。
調合物で使用される開始剤系は、使用される樹脂系により決定される。典型的なラジカル硬化の場合には、複数の開始剤のアクリル調合混合物が、使用され得る。UVランプ、伝送速度に応じて、およびEB後硬化が摘用される場合に使用され得る。
UV前硬化およびEB後硬化を伴う典型的な調合に関しては、例えば5重量%のベンゾフェノン1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル−ケトン混合物(CytecのAdditol BCPK)が、アミンアクリレート(7重量%)(Ebecryl 7100)または例えば第3級アミン(Ebecryl P116)などのアミン相乗剤との組合せにおいて使用され得る。例えばMAPO、BAPO、チオキサントン、およびそれらの組合せなど、他の開始剤および組合せは、典型的にはUV硬化のみ(only UV-curing hardening)との組合せにおいて例えば良好な全厚硬化が必要とされる場合などのいくつかの場合では、より適切である場合がある。
ヨードニウム、スルホニウム、および他の誘導体などのならびに例えば増感剤等のアントラセンベース誘導体などの、他の開始剤のタイプおよび組合せが、酸性触媒硬化システムにおいてまたは例えばUV−LED硬化が適用される場合に適用され得る。
樹脂の混合は、全ての成分が混合物中で均質に混合されるように確保することを除いては、いかなる特殊な注意も必要としない。混合要件によっては、UV樹脂は、初めに混合されてもよく、目止め剤は、樹脂に添加されるが、逆の順序もまた適用可能である。
モノマー、オリゴマー、および目止め剤の組合せタイプならびにそれらの割合の選択は、例えば巻上げまたは切断などの材料の処理に関してなど、さらなるプロセス時に必要とされるまたは求められる機械特性に大きく依存する。機械的には、コーティングは、プロセス時に材料を取り扱うために十分な引張抵抗および引裂抵抗ならびに十分な可撓性を実現し得ることが必要である。
布へのコーティングの塗布に関して、目止め剤を含むUV硬化樹脂調合物が、前述のように混合される。開始剤は、UV硬化が硬化方法として適用される場合には必要とされる。
一実施形態によれば、例えばPETフィルムなどの平らなプラスチックフィルム基板上でドクターローラを使用することにより、樹脂/目止め剤混合物を塗布することが実施可能であることが判明している。これによる樹脂混合物のコーティング厚さは、コーティングされるべき布の厚さにより決定される。好ましくは、フィルム基板上のコーティングに関するコーティング厚さは、50〜800μmであり、より好ましくは、約300μmの厚さが与えられる。その後、未硬化の樹脂混合物でコーティングされたフィルムが、適切なサイズのローラの周囲で曲げられ、布に対して圧迫される。次いで、コーティングされた布が、UV放射源の下方で移動され、好ましくは布の裏側から硬化される。プロダクトの研削表面に転写される表面パターンを、平らなまたはカレンダ仕上げされたフィルムに与えることが可能である。
さらに、本開示による主題の例示的で包括的ではない例示が、以下の付記項1〜22において提供される。
[付記項1]
可撓性研削プロダクトを製造する方法であって、
a)編成繊維または織成繊維の粗目布(C)を調製するステップと、
b)前記粗目布(C)の一方の表面にコーティング(102)を塗布するステップであって、前記粗目布(C)のコーティングされた表面は、1つまたは複数の平坦部分(100)を有する、ステップと、
c)前記粗目布(C)のコーティングされた表面に研削剤(103)を塗布するステップと、
を含む、方法。
[付記項2]
ステップb)は、
b1)前記粗目布(C)の一方の表面に前記コーティング(102)を塗布するステップと、
b2)平滑化要素(10)の作用表面に対して前記コーティングされた表面を圧迫することにより、前記コーティングされた表面の少なくとも一部を平坦化するステップと、 を含むことを特徴とする、付記項1に記載の方法。
[付記項3]
前記平滑化要素(10)の作用表面には、前記コーティングされた表面に、あるパターンのプラトーを作製するための構造パターンが設けられていることを特徴とする、付記項2に記載の方法。
[付記項4]
前記コーティング(102)は、散在する小アイランドの形で不連続的に塗布されることを特徴とする、付記項1から3のいずれか一項に記載の方法。
[付記項5]
前記コーティング(102)は、ステップb)の後に、好ましくはUV放射または熱により、硬化されることを特徴とする、付記項1から4のいずれか一項に記載の方法。
[付記項6]
ステップb)は、1つまたは複数の平坦プラトー(100)を作製するために前記コーティングされた表面をサンド加工するステップを含むことを特徴とする、付記項1から5のいずれか一項に記載の方法。
[付記項7]
前記粗目布(C)は、ステップa)とステップb)との間で含浸されることを特徴とする、付記項1から6のいずれか一項に記載の方法。
[付記項8]
前記粗目布(C)には、コーティングすべき表面の対向側表面に配置された突出ループおよび/または糸が設けられ、前記突出ループおよび/または糸は、前記粗目布(C)の糸に由来し、
前記コーティング(102)は、前記突出ループおよび/または糸が前記コーティングを実質的に有さないように、塗布および硬化されることを特徴とする、付記項1から7のいずれか一項に記載の方法。
[付記項9]
前記コーティング(102)は、ポリマーを含むことを特徴とする、付記項1から8のいずれか一項に記載の方法。
[付記項10]
平滑化要素(10)は、平滑化ドラムであることを特徴とする、付記項1から9のいずれか一項に記載の方法。
[付記項11]
前記研削剤(103)は、前記粗目布の平坦部分(100)上にサンド加工形状物へと堆積されたスラリであることを特徴とする、付記項1から10のいずれか一項に記載の方法。
[付記項12]
前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上に発泡材と共に積層されることを特徴とする、付記項1から11のいずれか一項に記載の方法。
[付記項13]
前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上にベロアと共に積層されることを特徴とする、付記項1から12のいずれか一項に記載の方法。
[付記項14]
粗目布(C)を有する可撓性研削プロダクトであって、前記粗目布(C)の表面には、コーティング(102)が設けられ、その結果、コーティングされた表面は、1つまたは複数の平坦エリアを有し、前記平坦エリアには、研削剤(103)が少なくとも部分的に設けられている、可撓性研削プロダクト。
[付記項15]
前記粗目布(C)のコーティングされた表面は、突出した平坦プラトー(100)を含む、あるパターンの溝または彫刻構造部を有することを特徴とする、付記項14に記載の可撓性研削プロダクト。
[付記項16]
前記コーティング(102)は、散在する小アイランドの形で不連続的に塗布されていることを特徴とする、付記項14または15に記載の可撓性研削プロダクト。
[付記項17]
前記コーティングされた表面は、1つまたは複数の平坦プラトー(100)を作製するために、サンド加工されていることを特徴とする、付記項14から16のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
[付記項18]
前記粗目布(C)は、含浸されていることを特徴とする、付記項14から17のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
[付記項19]
前記粗目布(C)には、コーティングすべき表面の対向側表面に配置された突出ループおよび/または糸が設けられ、前記突出ループおよび/または糸は、前記粗目布(C)の糸に由来し、
前記突出ループおよび/または糸は、前記コーティングを実質的に有さないことを特徴とする、付記項14から18のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
[付記項20]
前記研削剤(103)は、前記粗目布の平坦化表面(100)上にサンド加工形状物として堆積されたスラリであることを特徴とする、付記項14から19のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
[付記項21]
前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上に発泡材と共に積層されていることを特徴とする、付記項14から20のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
[付記項22]
前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上にベロアと共に積層されていることを特徴とする、付記項14から21のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
10 平滑化ドラム
11 プレス板
20 コーティングドラム
21 ドラム
22 コーティング剤
30 搬送ドラム
31 搬送ドラム
40 UV光源
41 第2のUV光源
50 事前硬化ユニット
60 硬化ユニット
100 平坦部分
102 コーティング
103 研削剤
105 ループ
130 巻出しローラ
131 巻上げローラ
132 支持ローラ
133 支持ローラ
134 支持ローラ
135 支持ローラ
136 ドライブローラ
137 加圧ローラ
138 アイドルローラ
139 サンド加工ベルト
230 巻出しローラ
231 巻上げローラ
232 静電鉱物コーティングユニット
233 第1の乾燥または硬化チャンバ
234 キスロールコーティングユニット
235 第2の乾燥または硬化チャンバ
C 布

Claims (22)

  1. 可撓性研削プロダクトを製造する方法であって、
    a)編成繊維または織成繊維の粗目布(C)を調製するステップと、
    b)前記粗目布(C)の一方の表面にコーティング(102)を塗布するステップであって、前記粗目布(C)のコーティングされた表面は、1つまたは複数の平坦プラトー(100)を有する、ステップと、
    c)前記粗目布(C)のコーティングされた表面に研削剤(103)を塗布するステップと、
    を含み、
    ステップb)は、前記1つまたは複数の平坦プラトー(100)を作製するために前記コーティングされた表面をサンド加工するステップを含むことを特徴とする、方法。
  2. ステップb)は、
    b1)前記粗目布(C)の一方の表面に前記コーティング(102)を塗布するステップと、
    b2)前記コーティングされた表面の少なくとも一部を平坦化するステップと、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. ステップb)は、平滑化要素(10)の作用表面に対して前記コーティングされた表面を圧迫することにより、前記コーティングされた表面の少なくとも一部を平坦化するステップを含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記平滑化要素(10)の作用表面には、前記コーティングされた表面に、あるパターンのプラトーを作製するための構造パターンが設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記コーティング(102)は、散在する小アイランドの形で不連続的に塗布されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記コーティング(102)は、ステップb)の後に、好ましくはUV放射または熱により、硬化されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記粗目布(C)は、ステップa)とステップb)との間で含浸されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記粗目布(C)には、コーティングすべき表面の対向側表面に配置された突出ループおよび/または糸が設けられ、前記突出ループおよび/または糸は、前記粗目布(C)の糸に由来し、
    前記コーティング(102)は、前記突出ループおよび/または糸が前記コーティングを実質的に有さないように、塗布および硬化されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記コーティング(102)は、ポリマーを含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 平滑化要素(10)は、平滑化ドラムであることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記研削剤(103)は、前記粗目布の平坦部分(100)上にサンド加工形状物へと堆積されたスラリであることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上に発泡材と共に積層されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上にベロアと共に積層されることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 粗目布(C)を有する可撓性研削プロダクトであって、前記粗目布(C)の表面には、コーティング(102)が設けられ、コーティングされた表面は、1つまたは複数の平坦プラトー(100)を作製するために、サンド加工されており、その結果、前記コーティングされた表面は、研削剤(103)が少なくとも部分的に設けられている前記1つまたは複数の平坦プラトーを有する、可撓性研削プロダクト。
  15. 前記粗目布(C)のコーティングされた表面は、突出した平坦プラトー(100)を含む、あるパターンの溝または彫刻構造部を有することを特徴とする、請求項14に記載の可撓性研削プロダクト。
  16. 前記コーティング(102)は、散在する小アイランドの形で不連続的に塗布されていることを特徴とする、請求項14または15に記載の可撓性研削プロダクト。
  17. 前記1つまたは複数の平坦プラトーは、前記コーティングされた表面を少なくとも部分的に平坦化することにより得られたものであることを特徴とする、請求項14から16のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
  18. 前記粗目布(C)は、含浸されていることを特徴とする、請求項14から17のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
  19. 前記粗目布(C)には、コーティングすべき表面の対向側表面に配置された突出ループおよび/または糸が設けられ、前記突出ループおよび/または糸は、前記粗目布(C)の糸に由来し、
    前記突出ループおよび/または糸は、前記コーティングを実質的に有さないことを特徴とする、請求項14から18のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
  20. 前記研削剤(103)は、前記粗目布の平坦化表面(100)上にサンド加工形状物として堆積されたスラリであることを特徴とする、請求項14から19のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
  21. 前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上に発泡材と共に積層されていることを特徴とする、請求項14から20のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
  22. 前記可撓性研削プロダクトは、研削工具の各表面上にベロアと共に積層されていることを特徴とする、請求項14から21のいずれか一項に記載の可撓性研削プロダクト。
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