JP2018023013A - 経路選択装置、経路選択方法及びプログラム - Google Patents

経路選択装置、経路選択方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】最短経路ツリーのネットワークの寿命を長期化する。【解決手段】複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて経路を選択する経路選択装置は、前記センサーツリーの各ノードのセンサー負荷を求め、自センサーノードとルートセンサーノードとの間のセンサー経路負荷を求めるセンサー負荷・経路負荷設定部と、前記センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードである最大センサー負荷ノードを選択し、当該最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、他のサブツリー配下に移動するセンサーノード移動部とを有し、前記センサーノード移動部は、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断する。【選択図】図5

Description

本発明は、複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおける経路選択装置、経路選択方法及びプログラムに関する。
特定の場所/地域にセンサーを配置し、対象地の湿度、温度、気体濃度等をセンサーによって計測し、その計測データをデータ収集ツリーで収集し、ルートセンサーノードからベースステーションに通知することによって対象地の分析を行う、あるいはガスメータ、電気メータなどの情報を定期的にデータ収集ツリーで収集する、ことを可能にする技術として、RPL(Routing Protocol for Low-power and Lossy Networks)プロトコルが標準化されている(例えば、非特許文献1参照)。データ収集ツリーは、ツリー状に構成されたセンサーノードの集合であり、センサーツリーとも呼ばれる。
センサーは、電池稼働のものが多く、各センサーの電池寿命内でのデータ収集ツリーの収集サイクル数を最大限にするような、ツリー寿命の長いツリー経路選択装置/方法が求められる。また、ツリーの各リーフセンサーノードからルートセンサーノードまでのホップ数が大きい場合は、データ到達率が低くなるため、ルートセンサーノードまでのホップ数が最短の経路のみで構成されるツリー(最短経路ツリー)を利用する場合もあり、その最短経路ツリーの寿命を長くすることが求められる。なお、センサーツリーの寿命とは、ツリー生成から当該ツリーを構成するいずれか一つのセンサーノードのエネルギーが無くなるまでの期間をいう。
センサーツリー上で湿度、温度等の平均値/最高値/最小値を取得する場合は、センサーツリーでデータをルートセンサーノードに通知する途中で経由する各センサーノードでこれらの値を計算して計算結果のみを上位ノードに送信することができるので、1センサーパケットで自計測データを含めた集約結果データを上位ノードに送信することができる(データ集約ツリー)。しかし、データ集約できず、一つ一つのセンサーの計測データを集約せずに別々のパケットでルートセンサーノードに送信する場合もあり、その場合は自ノードを含めたツリー上の下位ノード数のパケットを上位ノードに送信する必要がある(データ非集約ツリー)。
またセンサーノードi(ノードi)のセンサー負荷:L(i)を以下の式1、ノードiのセンサー経路負荷:PL(i)を以下の式2によって定義し、PL値の大きいセンサーノード(ノード)をPL値の小さいノード配下に移動する処理を繰り返すことにより、データ非集約ツリー上で最大センサー負荷を持つノードのLの値を最小にする手法が検討されており(例えば、非特許文献2参照)、この課題はセンサーツリー寿命を最大にする課題と同値である。
L(i)=(ETx×T(i) + ERx×R(i))/Eini(i) (式1)
PL(i)=max{L(j)|j∈path(i,r)} (式2)
但し、式1において、ETxは1センサーパケットの送信に必要とされるエネルギー量、ERxは1センサーパケットの受信に必要とされるエネルギー量、Eini(i)は、ノードiの初期エネルギー量、T(i)はノードiが1データ収集サイクルに必要な送信パケット数、R(i)はノードiが1データ収集サイクルに必要な受信パケット数である。式2において、rはルートセンサーノードを示す。つまりノードiのPL値は、自ノードとルートセンサーノード間のパスpath(i,r)上のすべてのノードのセンサー負荷値中の最大値を示す。なお、ルートセンサーノードはエネルギーが恒久的に提供されることを想定しており、ルートセンサーノードのセンサー負荷=0であり、ルートセンサーノードのL値がPL値として選ばれることはない。
非特許文献2は、ランダムに作成した最短経路ツリーの中で最もセンサー負荷(L)の高いノード配下のノードすべてを対象として順番に選択していき、選択されたノードに隣接しているノードが自PL値よりも小さい場合は、(1/2)の確率で自身と隣接関係のある隣接ノード配下にツリー上で移動する手法(RaSMaLai)である。ここでmは当該ノードがツリー上で移動した回数に1を足し合わせた値である。この処理が終わった後は再度ツリー中で最大Lを持つノード配下で同様の移動を行い、この処理をツリー上のすべてのノードの中での、最大Lから最小Lを引いた値が設定値より小さくなるか、最大L値を持つノードとして、あるノードが設定回数選ばれるまで続ける処理を行う。また、ここで隣接関係とは、通信(接続)が可能な関係をいい、例えば、一方が、他方からの電波信号(例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator))の到達範囲内に有る関係をいう。
このようにRaSMaLaiは何回かノードの移動処理を繰り返すことにより、ツリー上での最大Lを持つノードのセンサー負荷を小さくすることができるようになり、数ある手法の中で現在ではデータ非集約ツリー寿命を最も長くできることが知られている。しかしながら、最大Lを持つセンサー配下に多数のノードが存在する場合は多くのノードが一度に移動して移動先のサブツリーの負荷が大きくなりすぎる逆効果問題がある。また逆効果問題が繰り返されるとアルゴリズムが収束するまでの時間がかかるため、処理時間が大きくなる問題がある。また、最大L配下ノードの移動回数が多くなった場合は移動する確率が0に近くなるため、移動するべき状況でも移動できない問題があり、結果として最適ツリーに近づけない場合がある問題がある。
図1に従来方式であるRaSMaLaiのフローチャートを示す。STEP1は最短経路ツリーをランダムに作成するプロセスであり、例えばルートノード(レベル0)のすべての隣接している浮遊センサー(ツリーに接続していないセンサー)をルートノード配下にレベル1ノードとして接続した後に、レベル1ノードのすべての隣接浮遊センサーをレベル2ノードとしてランダムに選択されたレベル1ノードの配下に接続し、この処理をセンサーネットワーク上のすべての浮遊センサーがツリー接続されるまで繰り返すことにより作成することができる。なお、レベルとは当該ノードの最短経路ツリー上でのルートノードまでのホップ数を示している。また、各ノードiの移動確率PはP=1/2として設定される。
STEP2では、各ノードのLとPLの値を設定する。ツリー上の子孫数から各ノードの送受信するパケット数が求まるので式1からLの値は求めることが可能である。PLは自身とルートセンサーノード間のパス上のセンサー負荷(L)の最大値なので、ツリーをたどることにより求めることができる。その後に、ツリー上の最大負荷センサーNmaxと最小負荷センサーNminを得る。
STEP3とSTEP4はアルゴリズム終了条件である。あるノードがa回より多くNmaxとして選択された場合は終了(STEP3)であり、LmaxとLminの差が事前に設定された値b以下の場合(STEP4)は終了になる。なお、Lmaxはツリー上の最大負荷センサーNmaxの負荷(L)であり、Lminは最小負荷センサーNminの負荷である。
STEP5はNmax配下の孫、ひ孫も含めたすべてのノードiに対してPの確率で隣接するノード配下に移動する処理を行う。一度移動したノードは移動確率が少なくなり(1/2)となる。ここでmは当該ノードの(移動回数+1)である。なお、移動先の親候補が複数ある場合はランダムに一つの親を選択する。もし、ノードi配下にノードがある場合に、iが新しい親配下に移動した場合は、iの配下ノードもiと同時に新しい親配下に移動するが、i配下のノードの移動確率は変わらず、ノードiの移動確率のみが1/2倍になる。STEP5の終了の後はSTEP2に戻り、STEP5の移動の結果できた新しいツリーでL,PLの更新を行うことになる。RaSMaLaiはSTEP3/4でアルゴリズム終了判断がなされるまで続けられる。
図2にRaSMaLaiを利用した時の準理想的なノード移動例を示す。なおこの例では、ツリーはデータ非集約ツリーであり、センサーパケットの集約はツリー経路上で行われない。最初の条件として、ノード5を除いた初期エネルギー量Eini=1、ノード5の初期エネルギー量は0.5とする。また、1センサーパケットの送信に必要とされるエネルギー量ETx=1、1センサーパケットの受信に必要とされるエネルギー量ERx=1としている。括弧内の数字は(L,PL)である。図において点線は隣接関係を示し、実線はツリーの親子関係を示す。また、図1のSTEP4のパラメータであるbの値はb=0.5とする。
図2(1)は図1のSTEP1で最初にランダムに作成された最短経路ツリーである。(1)で示されるように、ノード5のL値が最もツリー上で大きいので5の配下のノードを隣接ノードに移動する。この場合ノード7が隣接ノードとしてノード4を持ち、b=0.5の場合、PL(7)−PL(4)>0.5を満たすので、ノード7をノード4に移動を確率(1/2)で行う。この例では結果として移動が行われたことを想定している。ノード9と10はノード7の配下なので、必然的にノード4配下のサブツリーに移動することになる。ノード4は移動したので、その移動確率が(1/4)になるが、他のノード(ノード9、10)の移動確率は1/2のままである。
この第1回目のSTEP5の結果として生成されたツリーは、再度STEP2のツリーノードの(L,PL)値のアップデートが行われ、図2(2)に示すようにノード1が最もL値が大きいことになる。そのため、ノード1の配下のノードすべてを対象としてSTEP5の移動が行われることになる。この例ではたまたま、ノード10のみがノード7の配下からノード8の配下に移動している。その場合は図2(3)に示すように最大L値が10のツリーが構成されることになり、ツリー寿命をある程度長くできる(準理想的ツリー)構成ができあがる。
しかしながら、RaSMaLaiの場合、図3の例で示すような逆効果問題が起きることを想定しなければならない。図3はRaSMaLaiの逆効果問題を説明するための図である。図3(1)は図2(2)の再掲である。図3(1)のツリーに図1のSTEP5の処理を行った際に図3(2)になる確率は1/2である。つまり図3(1)の場合、最大L値を持つノードがノード1なのでノード1配下のすべてのノードに対して移動の試みが行われるが、ノード4はノード2を隣接ノードに持ち、b=0.5の場合、PL(4)−PL(2)>0.5を満たすので、移動先の対象となる。1/2の確率でノード4がノード2配下に移動した図が図3(2)であり、ツリー上の最大L値が11から15に上がってしまっていることがわかる。もしノード3も1/2の確率でノード2配下に移動した場合はツリー上の最大L値は17まで上がってしまう。このように移動することによって大幅にツリー上の最大センサー負荷ノードのL値が大きくなってしまうことは、移動が逆効果になっていることになる。このように最大負荷センサーL値が大幅に大きくなってしまった場合は、対象L値を下げるための移動回数が多くなり、処理時間の増加が懸念される。
さらに大きな問題は、もしこのような逆効果問題がアルゴリズム終了の直前に起きた場合である。図1に示すようにアルゴリズムの終了条件として、各ノードがNmaxとして選択される回数は定数a以下であるとされている(STEP3)。もしaに近い回数Nmaxに選ばれているノード配下に逆効果問題の例で示したように、多くのノードが接続された場合は、これらのノードを他のサブツリーに移動する前にアルゴリズムが終わってしまう可能性がある。つまり、定数a近くまでNmaxに選ばれているノード配下ノードの移動確率は(1/2)となるがmが大きくなっている可能性があり、移動する可能性が低いのである。図3の例では、図3(1)の状態にRaSMaLaiのアルゴリズムの終盤になったとして、たまたまノード4が(1/2)の確率でノード2の配下に移動してしまったとする。そうするとノード4は(1/2)m+1の確率でしか他のサブツリーに移動しない上にノード2はaに近い回数Nmaxに選ばれているので、STEP5の処理の回数も限られているのでノード2配下のノードを移動しきれずアルゴリズムが終了してしまう可能性が高くなるのである。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、最短経路ツリーのネットワークの寿命を長期化することを目的とする。
本発明の一形態に係る経路選択装置は、
複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて、下位のセンサーノードからの受信データを上位のセンサーノードに送信する際の経路を選択する経路選択装置であって、
前記センサーツリーの各ノードのセンサー負荷を求め、自センサーノードとルートセンサーノードとの間の経路上に存在するセンサーノードのセンサー負荷の最大値であるセンサー経路負荷を求めるセンサー負荷・経路負荷設定部と、
前記センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードである最大センサー負荷ノードを選択し、当該最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、当該最大センサー負荷ノードを頂点とするサブツリー以外のサブツリー配下に移動するセンサーノード移動部と、
を有し、
前記センサーノード移動部は、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係る経路選択方法は、
複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて、下位のセンサーノードからの受信データを上位のセンサーノードに送信する際の経路を選択する経路選択装置における経路選択方法であって、
前記センサーツリーの各ノードのセンサー負荷を求め、自センサーノードとルートセンサーノードとの間の経路上に存在するセンサーノードのセンサー負荷の最大値であるセンサー経路負荷を求めるステップと、
前記センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードである最大センサー負荷ノードを選択し、当該最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、当該最大センサー負荷ノードを頂点とするサブツリー以外のサブツリー配下に移動するステップと、
を有し、
前記移動するステップにおいて、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係るプログラムは、
複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて、下位のセンサーノードからの受信データを上位のセンサーノードに送信する際の経路を選択する経路選択装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、
前記センサーツリーの各ノードのセンサー負荷を求め、自センサーノードとルートセンサーノードとの間の経路上に存在するセンサーノードのセンサー負荷の最大値であるセンサー経路負荷を求めるセンサー負荷・経路負荷設定手段、及び
前記センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードである最大センサー負荷ノードを選択し、当該最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、当該最大センサー負荷ノードを頂点とするサブツリー以外のサブツリー配下に移動するセンサーノード移動手段、
として機能させ、
前記センサーノード移動手段は、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断することを特徴とする。
本発明によれば、最短経路ツリーのネットワークの寿命を長期化することが可能になる。
従来方式(RaSMaLai)のフローチャートを示す図である。 RaSMaLaiの準理想的なノード移動例を示す図である。 RaSMaLaiの逆効果問題を説明するための図である。 本発明の実施の形態における経路選択装置の機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における経路選択装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるノード移動例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるイレギュラー移動の効果例を示す図である。 本発明の実施の形態における経路選択装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図4は、本発明の実施の形態における経路選択装置100の機能構成例を示している。
本実施の形態では、センサーツリーを構成する各センサーノードが下位のセンサーノードからデータを受信し、当該センサーノードのデータと共に受信したデータを上位のセンサーノードに送信するサイクルを繰り返すネットワーク利用形態について説明する。このような複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて、経路選択装置100は、下位のノードからの受信データを上位のノードに送信する際の経路を選択することにより、センサーツリー上のあるセンサーノードのエネルギーが枯渇するまでのデータ収集サイクル数で定義されるセンサーツリー寿命を最大にすることを目的とする。
本実施の形態では、ノード0をルートセンサーノードとする複数ノードからなるデータ収集ツリーの経路が生成される。ツリー上の各ノードが、ルートセンサーノードまでツリーに沿ってデータを転送するデータ収集サイクルを繰り返し、ルートセンサーノードが、収集したデータをベースステーションに定期的に送信する。
初期状態では、ルートセンサーノード0のみがツリーセンサーノードあり、他のセンサーは、ツリーに帰属しないセンサーを意味する浮遊センサーであるとする。また、図4に示すように、ルートセンサーノードは、各センサーのツリー上の経路を選択する経路選択装置100を含む。すなわち、すべてのツリー構成はルートセンサーノードが決める構成としている。なお、経路選択装置100は、必ずしもルートセンサーノードに含まれる必要はなく、例えば、ベースステーション等のルートセンサーノードに接続された装置に含まれてもよい。
以下、経路選択装置100が実行する処理手順について説明する。図4に示すように、経路選択装置100は、隣接センサー情報取得部110と、ルーティング要求部120と、ルート決定部130と、センサーリスト格納部150と、ツリー格納部160とで構成される。また、ルート決定部130は、初期最短経路ツリー作成部131と、(L,PL)設定部132と、ノード移動部133とを含む。
まず、隣接センサー情報取得部110は、ルートセンサーノードの隣接浮遊センサー情報を探索する。これらのセンサーはルートセンサーノードからの最短ホップ数が1なのでLevel1に属するセンサーであるとされる。これらのセンサーはセンサーリスト格納部150のLevel1センサーとして保持される。次にLevel1に属するセンサーは隣接センサー情報取得部110を通して、まだ取得されていないLevel1に隣接するセンサー情報を取得できるが、これらはLevel2に属するセンサーとして取得され、センサーリスト格納部150に保管される。このようにすべての浮遊センサー情報をセンサーリスト格納部150にLevel毎に格納することが可能となる。
これらのセンサーリスト内のセンサーはルート決定部130の初期最短経路ツリー作成部131で利用され、ここではランダムな最短経路ツリーが、レベル値が1離れ、且つ隣接関係にあるセンサー同士を任意にツリー上でつなげることにより作成され、作成された結果はツリー格納部160に格納される。(L,PL)設定部132はツリー構成から各ノードの負荷(L)と、自ノードとルートノードとの間の経路上に存在するノードの負荷の最大値である経路負荷(PL)を求めることが可能であり、その結果をツリー格納部160に格納する。ノード移動部133は以下の図5のフローチャートを参照して説明するアルゴリズムを実行するが、STEP106あるいはSTEP112で移動が必要と判断されてSTEP107あるいはSTEP113でノードが移動する度に、(L,PL)設定部132をSTEP102で呼び出し、(L,PL)値が変化したサブツリーに対してのみ(L,PL)値の更新を行う。
最後に図5のアルゴリズムが終了した時点でツリートポロジーが決定するので、ルーティング要求部120を通して各ノードに対してルーティングの設定を行い、実際のセンサーネットワークに対してツリーを作成するように要求する。
次に図5のフローチャートを説明する。図5は本発明の実施の形態における経路選択装置100の動作を示すフローチャートである。
STEP101では初期最短経路ツリー作成部131で新規に作成された最短経路ツリー上のすべてのノードの"イレギュラー移動回数"属性=0に設定する。STEP102では、ツリー上のすべてのノードの(L,PL)値の更新を行った後にNmaxとNminを求め、STEP103で、これらのL値の差(Lmax−Lmin)が規定の値b以下かどうか判断する。ここで最初のSTEP102では、ランダムに生成された最短経路ツリー上のすべてのノードに対して(L,PL)を設定する必要があるが、STEP107あるいはSTEP113後のノード移動後のSTEP102では当該移動ノードが移動前に属していたサブツリーと移動後に属しているサブツリーを両方含む最小のサブツリー配下のみが(L,PL)更新の対象となる。STEP103がYesの場合はアルゴリズム終了である。Noの場合はSTEP4へ進む。
STEP104では、センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードであるNmaxを選択し、Nmax配下をすべてイレギュラー移動回数の少ない順にソートして、イレギュラー移動回数の少ないノードを優先的に移動させてイレギュラー移動回数が多いものはなるべく移動しないようにする。STEP105ではソートされた順にNmax配下のノードiを選択し、ノードiの隣接ノードの中からノードiの親候補を選択する。この際、自レベル(ルートノードからの最短ホップ数)よりも小さいレベルの親候補配下に自身を接続させれば常に最短経路ツリーを保持することができる。これら選ばれたノードiのすべての親候補の中から、ノードiが移動後、移動先の親候補のPL値(移動先PL)が最も小さくなる親候補を選ぶ。この移動先PLについて図6(1)を用いて説明する。図6は本発明の実施の形態におけるノード移動例を示す図である。この例では、Nmaxであるノード5配下のノード7〜10が移動対象である。ノード7の隣接ノードとしてノード4があるが、この場合Nmaxであるノード5と親候補であるノード4との共通サブツリーの頂点はノード0であるので、ノード4からノード0までのツリー上区間がノード7移動によって負荷増加影響を受ける区間であり、この区間上のノードがノード7移動後に保持するPL中の最大値が移動先PLとして定義される。従って、ノード7がノード4に移動するときの移動先PLは、ノード7移動後における移動先ノード4から共通サブツリーの頂点であるノード0までの経路上に存在するノード4−1−0の負荷の最大値である11となる。
STEP106で、Nmax配下のノードiの移動後に移動先PLがNmaxの負荷(Lmax)より小さい場合は、STEP107で移動を行う。その結果、STEP105において選択されたNmax配下のノードiは、Nmaxを頂点とするサブツリー以外のサブツリー配下のノードに移動が行われる。図6の例では移動先PLがLmaxより小さいので、図6(2)に示すようにノード7がノード4配下に移動させられる。STEP108では、移動先PLがLmax以上の場合は(Lmax+buffer)より小さく、且つノードiのイレギュラー移動回数が規定値cより小さいかどうか判断する。なお、bufferはあらかじめ決められた正数値である。
もしSTEP108がNoの場合は、直接STEP110に進むが、STEP108がYesの場合はSTEP109に進み、ノードiとiの移動先の親候補をイレギュラー移動候補集合にペアで格納する。STEP110ではNmax配下にまだSTEP105の選択が行われていないノードが存在するかどうかを判断する。存在する場合はSTEP105に戻り当該ノードをノードiとして選択する。STEP110がNoの場合、すなわち、Nmax配下に移動可能なノードが存在しない場合はSTEP111に進み、イレギュラー移動候補集合の中から移動を試みる。STEP111では、イレギュラー移動候補集合内で最小の移動先PL値を持つノードと親候補ペアを選択し、当該ノードを当該親候補配下に移動する。その際に当該移動ノードの"イレギュラー移動回数"属性に1を加えて、STEP102に戻る。
図6は本発明の実施の形態におけるノード移動例を示す図である。図6(1)では最大センサー負荷ノードであるノード5配下のノード7が図5のSTEP105で選択された場合を示している。その場合、移動先PL(4−1−0パス上の最大PL値=ノード4のPL値)がノード5の負荷であるLmaxより小さいため、ノード7はノード4配下に移動する。
図6(2)では最大センサー負荷ノードであるノード1の配下のノード4がノード2配下には移動されることはない。理由はノード2配下に移動した場合の移動先PL(ノード2のPL値)がノード1の負荷であるLmaxよりも大きくなるからである。また、ノード7を移動する場合の移動先PL(ノード5のPL値)がノード1の負荷より大きくなるため、ノード7も移動されない。結果としてノード3とノード10のどちらかが移動されることになるが、ノード10がノード8配下に移動された場合は図2(3)と同じ結果である。図6ではノード3が移動した結果を(3)で示しており、ツリー上ノードの最大L値=9となり、これは図2の準最適解(最大L値=10)を上回る最適解となる。このように、提案方式では図3に示すようなRaSMaLaiの逆効果問題が起こらずに、図2のような準最適解か図6に示すような最適解を導くことが可能になる。
図7に本発明の実施の形態におけるイレギュラー移動の効果例を示す。ここで、ノード1〜13の中でノード5とノード11は0.5の初期エネルギーを持ち、ノード2は2の初期エネルギーを持つが他のノードはすべて初期エネルギー=1としている。図7(1)ではノード5が最大センサー負荷ノードとなっているが、配下のノード8は他のサブツリーへの隣接ノードを持たないので、移動できない。ノード10は図5のSTEP106の判断ではノード12に移動できない。理由はノード10の移動先PL(ノード12のPL値=10)が最大センサー負荷ノード5のL値(Lmax)と同じであり、小さくならないからである。しかしながらSTEP108でbuffer=1とすると、移動先PL値はSTEP108を満たす(YES)ことになるのでノード10は移動先親候補であるノード12とペアでイレギュラー移動候補集合に登録される。結果的に、ノード5配下にはノード8とノード10しかないので、イレギュラー移動候補集合には、他のペアは入らない。STEP111では当該ぺア:(ノード10,ノード12)が選択され、図7(2)のようにノード10がノード12の配下に接続される。
図7(2)に示されるように、ツリー上の最大L値は10であり、まったく図7(1)から変わっていないので、一見この移動の効果がないようだが、必ずしもそうではない。図7(2)では最大センサー負荷ノードはノード11であるので、ノード11配下で移動が模索される。ノード12はノード11の配下であり、その移動先の親候補であるノード13の移動先PL値(ノード13のPL値)は7.5となり、ノード11のL値である10よりも小さいため移動される。移動結果は図7(3)に示されるが、ツリー上のノードの最大L値はノード1の9となり図7(2)の10から下げられていることがわかる。
このようにある程度buffer値をとって移動効果が1つの移動で得られなくても、複数のサブツリーを経由した後に効果がでる場合があるために図5のSTEP108からSTEP111までのイレギュラー移動の処理は必要となる。イレギュラー移動により図3で示すような逆効果問題が生じる可能性があるが、この問題はbufferの値を調整することにより回避できる。例えば図3(1)と図3(2)では、Lmaxと移動先PL間の差が4であり、bufferを3以下に設定しておけばこのような大きな逆効果問題は避けられる。また、本実施の形態では、ノードの移動は図5のSTEP105で示すように1ノードに限られるので、図3(1)から図3(3)のように一度に2つのノード配下が移動することはありえない。これらのことから逆効果問題は必要最小限に抑えられる。
また、一つのノードが無限にイレギュラー移動を繰り返すと2つの異なるサブツリー間での当該ノードの無限往復が起きる可能性があるので一つのノードのイレギュラー移動回数はc回以内と定めc回イレギュラー移動したノードはSTEP108でイレギュラー移動候補集合に入れない判断がとられている。STEP104でイレギュラー移動回数が大きいものをソートした後で他のノードよりSTEP105でなるべく後に選ばせているのは、イレギュラー移動したものが選ばれやすくすると、イレギュラー移動したものが、すぐに移動元に移動してしまい、サブツリー間で移動の繰り返しが起きてしまうのを防ぐためである。例えば図7(1)から図7(2)のようにイレギュラー移動してきたノード10がSTEP105で早く選ばれてしまうと、再度ノード8の配下に接続してしまう可能性が高くなる。また各ノードは限られた回数(≦c)以内しかイレギュラー移動できないので、各ノードの移動できる寿命を最大化する目的もある。
<本発明の実施の形態の効果>
本発明の実施の形態における経路選択装置は、あるノードをサブツリー間で移動することによって、移動先のサブツリー上でセンサー負荷が最大センサー負荷よりも小さくなることを確認した後に移動するので、イレギュラー移動をしない場合はRaSMaLaiで起きたような逆効果問題はおきない。そのため、RaSMaLaiよりもアルゴリズムの収束までの移動回数が少なくなる可能性が高く、RaSMaLaiで起きる可能性がある、アルゴリズム収束直前での逆効果問題発生によるツリー上の最大センサー負荷ノードのL値の増大を回復できない問題も起きない。
またツリー上の(L,PL)の値を更新する際も最大センサー負荷ノードとノード移動先の親ノードを含む共通サブツリーに属するノードの値のみを更新すればよいので、値の更新の時間は、RaSMaLaiのようにツリー上すべてのノードの(L,PL)値を更新する必要がある場合に比較して短くなる。この例を図7(2)を用いて説明する。ここではノード10がノード8配下からノード12配下に移動している。ここで図7(1)での最大負荷センサーノードはノード5であり、ノード5と移動先親であるノード12を配下に持つ最小のサブツリーはノード2を頂点にするサブツリーである。この場合、当該サブツリー以外のノードの(L,PL)値には変化がないので、ノード2配下のサブツリーのみの(L,PL)値のみを更新すればよいことになる。RaSMaLaiでは常にノード0配下のツリーに属するすべてのノードの(L,PL)値を更新する必要がある。
また、イレギュラー移動候補を用いることにより、複数のサブツリーを経由することによってはじめてツリー全体での最大センサー負荷ノードのL値を低くすることが可能な場合にそのサブツリー間の経由を実現することができるようになる。
<ハードウェア構成例>
図8に、本発明の実施の形態における経路選択装置100のハードウェア構成例を示す。経路選択装置100は、CPU(Central Processing Unit)201等のプロセッサ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ装置202、ハードディスク等の記憶装置203等から構成されたコンピュータでもよい。例えば、各装置の機能および処理は、記憶装置203又はメモリ装置202に格納されているデータやプログラムをCPU201が実行することによって実現される。また、各装置に必要な情報は、入出力インタフェース装置204から入力され、各装置において求められた結果は、入出力インタフェース装置204から出力されてもよい。
<補足>
説明の便宜上、本発明の実施の形態に係る経路選択装置は機能的なブロック図を用いて説明しているが、本発明の実施の形態に係る経路選択装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明の実施の形態は、コンピュータに対して本発明の実施の形態に係る経路選択装置の機能を実現させるプログラム、コンピュータに対して本発明の実施の形態に係る方法の各手順を実行させるプログラム等により、実現されてもよい。また、各機能部が必要に応じて組み合わせて使用されてもよい。また、本発明の実施の形態に係る方法は、実施の形態に示す順序と異なる順序で実施されてもよい。
以上、最短経路ツリーのネットワークの寿命を長期化するための手法について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々の変更・応用が可能である。
100 経路選択装置
110 隣接センサー情報取得部
120 ルーティング要求部
130 ルート決定部
131 初期最短経路ツリー作成部
132 (L,PL)設定部
133 ノード移動部
150 センサーリスト格納部
160 ツリー格納部
201 CPU
202 メモリ装置
203 記憶装置
204 入出力インタフェース装置

Claims (7)

  1. 複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて、下位のセンサーノードからの受信データを上位のセンサーノードに送信する際の経路を選択する経路選択装置であって、
    前記センサーツリーの各ノードのセンサー負荷を求め、自センサーノードとルートセンサーノードとの間の経路上に存在するセンサーノードのセンサー負荷の最大値であるセンサー経路負荷を求めるセンサー負荷・経路負荷設定部と、
    前記センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードである最大センサー負荷ノードを選択し、当該最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、当該最大センサー負荷ノードを頂点とするサブツリー以外のサブツリー配下に移動するセンサーノード移動部と、
    を有し、
    前記センサーノード移動部は、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断する経路選択装置。
  2. 前記センサーノード移動部は、
    前記最大センサー負荷ノードを頂点とするサブツリーと、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動先の親センサーノードとを含む共通サブツリーの頂点を求め、
    前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後における当該共通サブツリーの頂点と前記移動先の親センサーノードとの間の経路上に存在するセンサーノードのセンサー負荷が、前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断する、請求項1に記載の経路選択装置。
  3. 前記センサーノード移動部は、
    前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷以上となっても、前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷を超える負荷が一定のバッファ値以内である場合、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードと前記移動先の親センサーノードとをイレギュラー移動候補集合に設定し、
    前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードで移動可能なセンサーノードが存在しない場合、前記イレギュラー移動候補集合内で、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後にセンサー経路負荷が最小となる移動先の親センサーノードを選択し、当該選択された親センサーノードに移動する、請求項1又は2に記載の経路選択装置。
  4. 前記センサーノード移動部は、
    センサーノードに対してイレギュラー移動回数の属性を設定し、
    前記イレギュラー移動候補集合から選択されて移動したセンサーノードに対して、イレギュラー移動回数に1を加え、当該イレギュラー移動回数が上限に達したセンサーノードを、前記イレギュラー移動候補集合に設定しない、請求項3に記載の経路選択装置。
  5. 前記センサーノード移動部は、
    前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、イレギュラー移動回数の少ない順にソートし、イレギュラー移動回数の少ないノードを優先的に移動する、請求項4に記載の経路選択装置。
  6. 複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて、下位のセンサーノードからの受信データを上位のセンサーノードに送信する際の経路を選択する経路選択装置における経路選択方法であって、
    前記センサーツリーの各ノードのセンサー負荷を求め、自センサーノードとルートセンサーノードとの間の経路上に存在するセンサーノードのセンサー負荷の最大値であるセンサー経路負荷を求めるステップと、
    前記センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードである最大センサー負荷ノードを選択し、当該最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、当該最大センサー負荷ノードを頂点とするサブツリー以外のサブツリー配下に移動するステップと、
    を有し、
    前記移動するステップにおいて、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断する経路選択方法。
  7. 複数のセンサーノードで構成されたセンサーツリーにおいて、下位のセンサーノードからの受信データを上位のセンサーノードに送信する際の経路を選択する経路選択装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、
    前記センサーツリーの各ノードのセンサー負荷を求め、自センサーノードとルートセンサーノードとの間の経路上に存在するセンサーノードのセンサー負荷の最大値であるセンサー経路負荷を求めるセンサー負荷・経路負荷設定手段、及び
    前記センサーツリーの中で最もセンサー負荷が高いセンサーノードである最大センサー負荷ノードを選択し、当該最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードを、当該最大センサー負荷ノードを頂点とするサブツリー以外のサブツリー配下に移動するセンサーノード移動手段、
    として機能させ、
    前記センサーノード移動手段は、前記最大センサー負荷ノード配下のセンサーノードの移動後に当該センサーノードの移動先の親センサーノードのセンサー経路負荷が前記最大センサー負荷ノードのセンサー負荷より小さい場合に、移動できると判断するプログラム。
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