JP2018019828A - 隙間調整台輪 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、不陸に対応するため上下位置の調整を行った後の台輪底面と設置床面との間には、隙間の生じることが多い。このような隙間は、基本的には、使用者の目線には入り難い(目立たない)が、誤って硬貨などを落とした場合には当該隙間に入り込んで取れなくなる虞がある。又、埃溜まりにも成り易く、清掃が容易でないため雑菌等が繁殖し易くなると言った問題もあった。
それゆえに、本発明の主たる課題は、施工に手間がかからず、外観上の纏まりがよいのに加え、床面の不陸に柔軟に対応して内部への埃や物の侵入を効果的に防止することが可能な隙間調整台輪を提供することである。
すなわち、四周を厚板状の横架材12で形成した台輪本体10と、その台輪本体10の底面角部に設けられた高さ調整用のアジャスター機構14と、上記横架材12の裏面側もしくは該横架材12の底面に設けた切欠き凹部15に配設され、台輪本体10の底面と床面Fとの間に生じる隙間を閉塞する板状の隙間調整部材16とを備える。
隙間調整部材16の上部は台輪本体10に取り付けられる部分も含むため硬質材料18で形成し、下部は床面Fの不陸に対して柔軟に対応させる必要が有るため軟質材料20で形成する。こうすることで、床面Fに不陸が生じた場合であっても、台輪本体10の底面と床面Fとの間の隙間をより一層確実に閉塞させることができる。
ここで、「硬質材料」とは、隙間調整部材16を台輪本体10へ取り付けた際に、その取り付け状態を長期に亘って維持できる機械的強度を有する材料を言い、具体的には、木材や木質ボードや硬質のエンジニアリング・プラスチックなどを例示することができる。また、「軟質材料」とは、床面Fの不陸に押し当てられた際、その不陸の形状に沿うよう変形できる柔軟性を持った材料を言い、具体的には、合成或いは天然のゴムやエラストマーと言ったゴム弾性を有する材料や軟質プラスチックなどを例示することができる。
この場合、台輪本体10を施工し、その水平調整が完了した後に、床面Fと台輪本体10との距離に合わせて隙間調整部材16を上下移動させるだけで、台輪本体10の底面と床面Fとの間の隙間を簡単且つ確実に閉塞させることができる。
なお、本明細書全体を通して、各部材の符号に関し、同一種類の部材が複数個使用されている場合において、上位概念で示す場合にはアルファベットの枝番をつけずアラビア数字のみで示し、個別に区別する必要がある場合(すなわち下位概念で示す場合)には、アルファベット小文字の枝番をアラビア数字に付して区別する。
そして、この台輪本体10の4つの角部(四隅)には、アジャスター機構14が取り付けられる。
なお、上述したように、本実施形態では、アジャスター機構14が台輪本体10の四隅全てに設けられる場合を示しているが、このアジャスター機構14は、台輪本体10の上面が水平を確保するように高さ調節できるもので有れば、その態様は如何なるものであってもよく、例えば台輪本体10底面の四隅のうち、2つの角に設けられるものなどであってもよい。
この隙間調整部材16は、例えば偏芯カム機構などによる高さ調節装置(図示せず)を介して、台輪本体10を形成する横架材12の裏面側にて上下移動可能に取り付けられる。
続いて、(図示しない)高さ調節装置を作動させて横架材12の裏面側に取り付けられている隙間調整部材16を下降させ、台輪本体10の底面と床面Fとの間の隙間を閉塞する。この際、隙間調整部材16の下部を形成する軟質材料20が床面Fの不陸に沿って十分に変形するように隙間調整部材16を下降させる。
そして、中桟13の下方に形成された隙間に詰部材22を嵌め入れ、隙間調整部材16へ押し当てるようにすることで、隙間調整台輪の設置が完了する。その後、この隙間調整台輪の上に家具等の剛性構造物100が載置される。
また、隙間調整部材16の上部を硬質材料18で形成し、下部を軟質材料20で形成しているので、床面Fに不陸が生じた場合であっても、台輪本体10の底面と床面Fとの間の隙間をより一層確実に閉塞させることができる。
そして、中桟13の下方に生じる空間を詰部材22で閉塞するようにしているので、台輪本体10に中桟13が設けられているようなものであっても、台輪本体10と床面Fとの間に物が入り込んだり、埃溜まりとなることを完全に防止することができる。
これらの場合、台輪本体10に中桟13が設けられている場合であっても、別途、詰部材22のようなものを設ける必要がなくなる。
12…横架材
14…アジャスター機構
15…切欠き凹部
16…隙間調整部材
18…硬質材料
20…軟質材料
100…剛性構造物
F…床面
Claims (3)
- 剛性構造物(100)を設置する際に当該剛性構造物(100)と床面(F)との間に設置される隙間調整台輪であって、
四周を厚板状の横架材(12)で形成した台輪本体(10)と、
その台輪本体(10)の底面角部に設けられた高さ調整用のアジャスター機構(14)と、
上記横架材(12)の裏面側もしくは該横架材(12)の底面に設けた切欠き凹部(15)に配設され、台輪本体(10)の底面と床面(F)との間に生じる隙間を閉塞する板状の隙間調整部材(16)とを備える、
ことを特徴とする隙間調整台輪。 - 請求項1の隙間調整台輪において、
前記隙間調整部材(16)の上部を硬質材料(18)で形成し、その下部を軟質材料(20)で形成する、ことを特徴とする隙間調整台輪。 - 請求項1又は2の隙間調整台輪において、
前記隙間調整部材(16)は、前記横架材(12)の裏面側もしくは該横架材(12)の底面に設けた切欠き凹部(15)にて上下移動可能に取り付けられる、ことを特徴とする隙間調整台輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016151917A JP2018019828A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 隙間調整台輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016151917A JP2018019828A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 隙間調整台輪 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018019828A true JP2018019828A (ja) | 2018-02-08 |
Family
ID=61164065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016151917A Pending JP2018019828A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 隙間調整台輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018019828A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638661U (ja) * | 1979-09-04 | 1981-04-11 | ||
JPS6375247U (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-19 | ||
JPH0682941U (ja) * | 1993-05-12 | 1994-11-29 | コクヨ株式会社 | 収納家具のベース |
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2016
- 2016-08-02 JP JP2016151917A patent/JP2018019828A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5638661U (ja) * | 1979-09-04 | 1981-04-11 | ||
JPS6375247U (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-19 | ||
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