JP2018018362A - Virtual space control device, control method thereof, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、設計変更された部品データが三次元モデルに複数含まれている場合であっても、当該部品データを仮想空間上で閲覧しやすくすること可能な仮想空間制御装置、その制御方法、及びプログラムに関する。 The present invention is a virtual space control device capable of making it easy to view the part data on the virtual space even when the design-changed part data is included in the 3D model, a control method thereof, And the program.
従来、組立系製造業では業務のフロントローディングが行われている。フロントローディングは、後工程で発生する可能性のある問題を初期工程で検討することにより、品質向上を目指す取り組みである。例えば、設計部門で作成中のCADデータを三次元CADソフトウェアで表示し、組立部門や品質保証部門といった下流部門が部品の干渉チェックをシミュレーションしている。 Conventionally, front loading of business is performed in the assembly manufacturing industry. Front loading is an effort to improve quality by examining problems that may occur in the post-process in the initial process. For example, CAD data being created in the design department is displayed with three-dimensional CAD software, and downstream departments such as an assembly department and a quality assurance department simulate part interference checks.
しかしながら、設計部門から取得するCADデータは未完成である。設計部門と下流部門とが協力して製品設計を進めていくため、設計部門と下流部門との間でCADデータのやり取りが何度も行われる。つまり、下流部門は設計部門が改善したCADデータを何度も取得し、その都度シミュレーション等を行う必要がある。 However, the CAD data acquired from the design department is incomplete. Since the design department and the downstream department cooperate to advance product design, CAD data is exchanged many times between the design department and the downstream department. In other words, it is necessary for the downstream department to acquire CAD data improved by the design department over and over, and to perform simulation and the like each time.
その際に、設計部門から下流部門に対して設計変更の内容をきちんと伝えることが重要であるが、設計変更した箇所が多いと、設計変更箇所を伝え忘れてしまう可能性がある。そのため、下流部門は前回取得したCADデータから何がどのように変更されたのかを、設計変更前のCADデータと設計変更後のCADデータとを比較して、確認しなければならない。 At that time, it is important to properly communicate the details of the design change from the design department to the downstream department. However, if there are many places where the design has been changed, there is a possibility that the design change part may be forgotten. Therefore, the downstream department must confirm what was changed from the previously acquired CAD data by comparing the CAD data before the design change with the CAD data after the design change.
そこで特許文献1には、設計変更前のCADデータと設計変更後のCADデータとをそれぞれ一定形状の複数のエリアに分割し、そのエリアごとに体積を算出して設計変更前後で比較することにより、形状が変更された箇所を特定する仕組みが開示されている。
Therefore, in
特許文献1の仕組みや三次元CADソフトウェアの従来機能により、設計変更された箇所を自動的に特定する仕組みが存在するため、下流部門の作業者は容易に設計変更された箇所を確認することができる。
Since there is a mechanism for automatically specifying a design change location by the mechanism of
設計変更された箇所をユーザに確認させる方法としては、組立品のCADデータを表示し、そのCADデータの中で設計変更された箇所を色づけする等して識別表示する方法が考えられる。しかしながら、設計変更された箇所が多数存在すると、それらがすべて識別表示されてしまうので、ユーザは視認しにくいという問題があった。 As a method for allowing the user to confirm the location where the design has been changed, there is a method in which the CAD data of the assembly is displayed, and the location where the design has been changed in the CAD data is colored and displayed. However, if there are many design-changed portions, all of them are identified and displayed, and there is a problem that it is difficult for the user to visually recognize.
本発明の目的は、設計変更された部品データが三次元モデルに複数含まれている場合であっても、当該部品データを仮想空間上で閲覧しやすくすること可能な仕組みを提供することである。 An object of the present invention is to provide a mechanism that makes it easy to view the part data in a virtual space even when the design-modified part data is included in a plurality of three-dimensional models. .
上記の目的を達成するために本発明の仮想空間制御装置は、複数の部品データから構成される三次元モデルが配置される仮想空間を提示するための仮想空間制御装置であって、設計変更前の前記三次元モデルを構成する複数の部品データと、設計変更後の前記三次元モデルを構成する複数の部品データとを比較し、設計変更がなされた部品データを特定する特定手段と、前記三次元モデルを前記仮想空間に配置する配置手段と、前記仮想空間におけるユーザの現在位置から所定範囲内に存在する前記特定手段で特定された部品データの表示状態を、前記配置手段で配置された三次元モデルにおいて識別可能な状態に設定する設定手段とを備えることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a virtual space control device of the present invention is a virtual space control device for presenting a virtual space in which a three-dimensional model composed of a plurality of component data is arranged, and is designed before design change. A plurality of part data constituting the three-dimensional model and a plurality of part data constituting the three-dimensional model after the design change, specifying means for specifying the part data that has undergone the design change, and the tertiary The arrangement means for arranging the original model in the virtual space, and the display state of the part data specified by the specifying means existing within a predetermined range from the current position of the user in the virtual space is the tertiary arranged by the arrangement means. Setting means for setting in an identifiable state in the original model.
本発明によれば、設計変更された部品データが三次元モデルに複数含まれている場合であっても、当該部品データを仮想空間上で閲覧しやすくすることが可能となる。 According to the present invention, even when a plurality of part data whose design has been changed is included in the three-dimensional model, the part data can be easily viewed in the virtual space.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本実施形態における情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システムは、複合現実感技術(以下、MR技術という。)を用いた、ユーザに仮想空間を閲覧させるためのシステムである。情報処理システムは、情報処理装置101にHMD102が相互にデータ通信可能に接続されている。情報処理装置101とHMD102との接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。尚、図1のシステム上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。例えば、本実施形態はMR技術を前提として説明を行うが、仮想現実(Virtual Reality)や拡張現実(Augmented Reality)といった技術を用いることでも実現可能である。
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a system configuration of an information processing system according to the present embodiment. The information processing system shown in FIG. 1 is a system for allowing a user to browse a virtual space using mixed reality technology (hereinafter referred to as MR technology). In the information processing system, the HMD 102 is connected to the
情報処理装置101(仮想空間制御装置)は、汎用的なコンピュータである。情報処理装置101は、HMD102で撮影(撮像)された現実空間の画像(以下、現実空間画像という。)と、情報処理装置101で生成された仮想空間の画像(以下、仮想空間画像という。)とを重畳する。こうして生成された画像(以下、複合現実画像という。)を、HMD102に送信する。尚、MR技術に関しては従来技術を用いるため、詳細な説明は省略する。また、情報処理装置101は、パーソナルコンピュータであってもよいし、サーバのような大型のコンピュータであってもよい。更には、携帯電話やタブレット端末といった携帯端末であってもよい。コンピュータの種類は特に問わない。
The information processing apparatus 101 (virtual space control apparatus) is a general-purpose computer. The
HMD102は、ヘッドマウントディスプレイである。HMD102は、ユーザの頭部に装着する装置であり、右目用と左目用のビデオカメラと、右目用と左目用のディスプレイを備えている。HMD102は、HMD102のビデオカメラで撮影された現実空間画像を情報処理装置101に送信する。そして、情報処理装置101から複合現実画像を受信し、ディスプレイに表示する。HMD102では、右目用と左目用のディスプレイを設けているので、視差によって立体感を得ることができる。尚、HMD102で撮影する現実空間画像とHMD102で表示する複合現実画像は、動画(映像)が望ましいが、所定の間隔で撮影された静止画であってもよい。また、スマートフォンのようにディスプレイとビデオカメラがハードウェアの前面と背面に設置されている装置を、ヘッドマウントディスプレイの代用としてもよい。
The HMD 102 is a head mounted display. The HMD 102 is a device that is worn on the user's head, and includes a right-eye and left-eye video camera, and a right-eye and left-eye display. The HMD 102 transmits a real space image captured by the video camera of the HMD 102 to the
本実施形態では、情報処理装置101とHMD102とを含むシステムとして説明を行うが、情報処理装置101とHMD102とが一体化したデバイス(仮想空間制御装置)であってもよい。すなわち、HMD102に情報処理装置101の各種ハードウェアを搭載し、HMD102だけで動作するようにしてもよい。
In this embodiment, the system including the
また、情報処理装置101には赤外線カメラ104が接続されている。赤外線カメラ104は、赤外線を用いた光学式のセンサである。赤外線カメラ104は、現実空間に赤外線を照射し、現実空間の物体で反射した赤外線を撮影することにより、赤外線カメラ104が定義する座標系における、現実空間の物体の位置及び姿勢を特定する。この赤外線カメラ104を用いて、現実空間におけるHMD102(すなわちユーザ)の位置及び姿勢(向きや傾き、視線の方向等。以下、同じ。)を特定する。HMD102には、オプティカルマーカ103という赤外線を反射する物体を備えており、赤外線カメラ104はこのオプティカルマーカ103で反射した赤外線を撮影することで、HMD102の位置及び姿勢を特定できるようになっている。ユーザがどのような位置や姿勢であっても、当該ユーザが装着するHMD102のオプティカルマーカ103を撮影または検知できるように、情報処理システムでは赤外線カメラ104を複数台設置することが望ましい。また、位置及び姿勢を特定可能なHMD102は、赤外線カメラ104の撮影範囲に存在するものとして説明を行う。
In addition, an
尚、本実施形態においては、現実空間におけるHMD102の位置及び姿勢を特定するために、赤外線カメラ104を用いるが、これらの現実空間における位置及び姿勢を特定できるのであれば、これに限らない。例えば、磁気センサを用いてもよいし、HMD102が撮影した画像を解析して位置及び姿勢を特定してもよい。
In the present embodiment, the
本実施形態においては、HMD102を装着したユーザは、ターゲットマーカ105を用いて各種操作を行う。ターゲットマーカ105は、二次元マーカから構成される。情報処理装置101はこの二次元マーカの傾きやHMD102との距離を画像認識により特定することにより、現実空間上のターゲットマーカ105が仮想空間上においてはどういった位置・姿勢であるのかを特定することができる。尚、二次元マーカの種類は特に問わないが、画像認識により二次元マーカの形状が取得しやすい種類である方が望ましい。
In the present embodiment, the user wearing the
図2は、情報処理装置101とHMD102の各ハードウェア構成の一例を示す図である。
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of each hardware configuration of the
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
The
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムが記憶されている。更には、情報処理装置101の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
The
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
The
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボードやマウス等のポインティングデバイス(入力デバイス210)からの入力を制御する。 An input controller (input C) 205 controls input from a pointing device (input device 210) such as a keyboard and a mouse.
情報処理装置101のビデオコントローラ(VC)206は、HMD102が備える右目・左目ディスプレイ222やディスプレイ212等の表示器への表示を制御する。右目・左目ディスプレイ222に対しては、例えば外部出力端子(例えば、Digital Visual Interface)を用いて出力される。また、右目・左目ディスプレイ222は、右目用のディスプレイと左目用のディスプレイとから構成されている。また、ディスプレイ212は、液晶ディスプレイ等であり、右目・左目ディスプレイ222と同様の表示、または仮想空間を操作するためのGUI(Graphical User Interface)が表示される。
A video controller (VC) 206 of the
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部メモリ211(記憶手段)へのアクセスを制御する。外部メモリ211は、例えばハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等がある。
A memory controller (MC) 207 controls access to an external memory 211 (storage means) that stores a boot program, browser software, various applications, font data, user files, edit files, various data, and the like. The
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。特に、情報処理装置101の通信I/Fコントローラ208は、赤外線カメラ104との通信も制御する。
A communication I / F controller (communication I / FC) 208 is connected to and communicates with an external device via a network, and executes communication control processing in the network. For example, Internet communication using TCP / IP is possible. In particular, the communication I /
情報処理装置101の汎用バス209は、情報処理装置101に接続されるHMD102の右目・左目ビデオカメラ221で撮影した画像を取り込むために使用される。右目・左目ビデオカメラ221からは、外部入力端子(例えば、IEEE1394端子)を用いて入力される。また、右目・左目ビデオカメラ221は、右目用のビデオカメラと左目用のビデオカメラとから構成されている。
A general-purpose bus 209 of the
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
Note that the
本発明の情報処理装置101が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
Various programs used by the
図3は、情報処理装置101の機能構成を示す機能構成図である。尚、図3の情報処理装置101の機能構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。
FIG. 3 is a functional configuration diagram illustrating a functional configuration of the
情報処理装置101は機能部として、通信制御部301、位置・姿勢特定部302、現実空間画像取得部303、仮想空間生成部304、三次元モデル制御部305、仮想空間画像取得部306、複合現実画像生成部307を備える。更に情報処理装置101は機能部として、表示制御部308、データ管理部309、変数制御部310、データ比較部311、操作受付部312、距離算出部313を備える。
The
通信制御部301は、情報処理装置101と通信可能なHMD102と赤外線カメラ104との各種情報の送受信を行う機能部である。通信制御部301は、前述したビデオコントローラ206、通信I/Fコントローラ208、汎用バス209等を通じてこれらの装置と情報の送受信を行う。
The
位置・姿勢特定部302は、赤外線カメラ104から取得したHMD102の現実空間における位置及び姿勢(向き)を示す情報に基づいて、仮想空間における位置及び姿勢を特定するための機能部である。本実施形態では、HMD102にオプティカルマーカ103が装着されているため、現実空間におけるオプティカルマーカ103の位置及び姿勢をまず取得する。そして、現実空間の座標系(赤外線カメラ104の座標系)と仮想空間の座標系とはあらかじめキャリブレーション(位置合わせ)がなされているので、これに基づいて現実空間における位置及び姿勢に対応する仮想空間上の位置及び姿勢を特定する。尚、現実空間画像取得部303で右目・左目ビデオカメラ221から取得した右目用の現実空間画像と左目用の現実空間画像とを用いて、三角測量等の方法により、現実空間の物体の位置及び姿勢を特定してもよい。
The position /
また、位置・姿勢特定部302は、現実空間画像取得部303が取得した現実空間画像を解析して、現実空間画像に写る二次元マーカの位置や形状を特定し、現実空間におけるターゲットマーカの位置及び姿勢を特定することも可能である。また、位置・姿勢特定部302は、この現実空間画像におけるターゲットマーカの位置及び姿勢から、仮想空間における位置及び姿勢も特定する。
The position /
現実空間画像取得部303は、HMD102の右目・左目ビデオカメラ221で撮影された現実空間画像を取得する機能部である。
The real space
仮想空間生成部304は、情報処理装置101の外部メモリ211に記憶されている情報に基づいて仮想空間を生成する機能部である。仮想空間は情報処理装置101の内部に生成される仮想的な空間であるので、その空間の形や大きさに関する情報が外部メモリ211に記憶されており、これに基づいて仮想空間を生成する。仮想空間には三次元モデルを配置可能である。三次元モデルは三次元モデル制御部305によって配置される。
The virtual
三次元モデル制御部305は、三次元モデルを仮想空間に配置するための機能部である。仮想空間が生成された場合には、あらかじめ定義された位置及び姿勢で仮想空間上に三次元モデルを配置する。必要に応じて、配置された三次元モデルを異なる位置及び姿勢で再配置(移動)する。また、三次元モデル制御部305は、位置・姿勢特定部302で特定した、仮想空間におけるターゲットマーカ105の位置及び姿勢に基づいて、三次元モデルを仮想空間上に配置することができる。すなわち、複合現実画像を生成したときに、ターゲットマーカ105に重畳させるようにして三次元モデルを配置させることが可能である。更には、三次元モデル制御部305は、仮想空間に配置した三次元モデルの表示状態(表示形態)を変更することができる。例えば、三次元モデルの色を変更したり、形状を変更したりすることができる。
The 3D
仮想空間画像取得部306は、仮想空間生成部304で生成した仮想空間の画像を取得する機能部である。仮想空間画像取得部306が仮想空間の画像を取得する場合には、位置・姿勢特定部302で特定した仮想空間におけるHMD102の位置及び姿勢に基づいて仮想空間上に視点を設定する。そして、当該視点から見た場合の仮想空間画像を生成し、これを取得する。この視点に仮想的なカメラを設置し、仮想空間を撮像するようにすればよい。すなわちレンダリングするということである
The virtual space
複合現実画像生成部307は、現実空間画像取得部303で取得した現実空間画像に仮想空間画像取得部306で取得した仮想空間画像を重畳することにより、複合現実画像を生成する機能部である。
The mixed reality image generation unit 307 is a functional unit that generates a mixed reality image by superimposing the virtual space image acquired by the virtual space
表示制御部308は、情報処理装置101に接続されたHMD102の右目・左目ディスプレイ222や情報処理装置101に接続されたディスプレイ212における各種情報の表示制御を行う機能部である。特に、複合現実画像生成部307で生成された複合現実画像をHMD102の右目・左目ディスプレイ222に表示させる機能を有する。
The
データ管理部309は、情報処理装置101のRAM203や外部メモリ211等の記憶部に記憶されるデータを管理するための機能部である。必要に応じて、データの追加・更新・削除等を行う。
The
変数制御部310は、情報処理装置101が実行するプログラムで利用する変数の制御を行うための機能部である。変数の宣言や代入等の処理を実行する。
The
データ比較部311は、外部メモリ211等に記憶された複数の三次元モデルを比較し、その差分を特定するための機能部である。三次元モデルは、自身のポリゴン数や位置・姿勢の情報を有しているので、この情報を用いて比較することにより差分があるか否かを特定する。また、従来技術の通り、体積や面積による比較や画像処理による比較であってもよい。
The
操作受付部312は、三次元モデル制御部305によって配置された三次元モデルに対する選択操作を受け付けるための機能部である。仮想空間上に配置された三次元モデルに対する操作は、ターゲットマーカ105を用いて行う。ターゲットマーカ105の仮想空間における位置及び姿勢が位置・姿勢特定部302によって特定されるので、この位置及び姿勢に基づいて、ターゲットマーカ105の上部にカーソルオブジェクトを配置する。このカーソルオブジェクトと三次元モデルとが一定時間接触した場合に、三次元モデルが選択されたと判断する。三次元モデルに対する選択操作の方法はこれに限らず、HMD102を装着するユーザの指によって選択されてもよいし、情報処理装置101のディスプレイ212に操作画面を表示して入力デバイス210によって選択操作を受け付けてもよい。
The
距離算出部313は、仮想空間上の二点間の距離を算出するための機能部である。三平方の定理等を用いて、仮想空間上の座標系における二点間の距離を算出する。
The
次に、本発明の実施形態における全体的な処理の流れの一例について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。以下説明する、S401乃至S411の各ステップは、情報処理装置101のCPU201が各機能部を動作することにより実行される処理である。
Next, an example of the overall processing flow in the embodiment of the present invention will be described with reference to the flowchart shown in FIG. Each step of S401 to S411 described below is a process executed by the
ステップS401では、情報処理装置101は、設計変更前の組立品と設計変更後の組立品との差分を特定するための処理を実行する。図5に差分特定処理の詳細な処理の流れを示す。
In step S401, the
図5は、差分特定処理の詳細な処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下説明する、S501乃至S509の各ステップは、情報処理装置101のCPU201が各機能部を動作することにより実行される処理である。
FIG. 5 is a flowchart illustrating an example of a detailed process flow of the difference specifying process. Steps S501 to S509 described below are processes executed by the
ステップS501では、情報処理装置101のデータ管理部309は、外部メモリ211に記憶されている設計変更前の組立品データ(以下、旧組立品データという。)と、設計変更後の組立品データ(以下、新組立品データという。)とを取得する。ユーザはあらかじめこれらのデータを外部メモリ211に記憶しておく。そして、データ管理部309は、ユーザから指定された旧組立品データと新組立品データとを取得する。本実施形態において組立品データとは、CADデータのうちのアセンブリデータである。
In step S501, the
図6(a)では、旧組立品データと新組立品データ(以下、これらを新旧組立品データという。)の参照構造の一例を、それぞれ601と602に示す。新旧組立品データはトップアセンブリであるので、複数の部品やサブアセンブリから構成されている。例えば、旧組立品データAは、部品データBと部品データCとアセンブリデータDから構成されており、更にサブアセンブリであるアセンブリデータDは、部品データE・F・Gから構成されている。以下、アセンブリデータの参照先の部品やサブアセンブリを参照先データと称する。 In FIG. 6A, examples of reference structures of old assembly data and new assembly data (hereinafter referred to as new and old assembly data) are shown in 601 and 602, respectively. Since the old and new assembly data is the top assembly, it is composed of a plurality of parts and subassemblies. For example, the old assembly data A is composed of part data B, part data C, and assembly data D, and the assembly data D that is a subassembly is composed of part data E, F, and G. Hereinafter, parts and subassemblies to which assembly data is referred are referred to as reference destination data.
ステップS502では、情報処理装置101のデータ管理部309は、ステップS501で取得した新旧組立品データの参照先である参照先データに関する情報を取得し、図6(b)に示すような比較表610を作成する。比較表610は、旧参照先データ名611と新参照先データ名612を備えており、それぞれ比較元と比較先の参照先データの名称を示している。旧組立品データの参照先データに対応する新組立品データの参照先データがあれば同じ行に並べて格納し、どちらか一方にしかない参照先データの場合には、当該参照先データが存在しない組立品データの項目は空欄にする。このようにして、図6(a)に示す旧組立品データAと新組立品データAの比較表610を作成した結果が図6(b)である。
In step S502, the
ステップS503では、情報処理装置101のデータ管理部309は、図7に示すような差分リスト700を生成する。ステップS503の処理では、空の状態の差分リスト700を生成する。
In step S503, the
図7の差分リスト700は、設計変更前後でどのような差分があるのかを示すためのデータテーブルである。差分リスト700は、差分データ名701、追加フラグ702、形状変更フラグ703、位置姿勢変更フラグ704、削除フラグ705を備える。データテーブルのテーブル構成はこれに限らない。
The difference list 700 in FIG. 7 is a data table for indicating what kind of difference exists before and after the design change. The difference list 700 includes a
差分データ名701は、設計変更前後で差分のあった参照先データの名称が格納される項目である。本実施形態でいう差分とは、設計変更前後の相違点のことをいう。例えば、旧組立品データに対する新たな参照先データの追加、参照先データの形状変更、参照先データの位置または姿勢の変更、旧組立品データからの参照先データの削除を指す。追加フラグ702、形状変更フラグ703、位置姿勢変更フラグ704、削除フラグ705は、これらの差分があった場合にフラグが立てられる項目である。
The
図5の説明に戻る。ステップS504では、情報処理装置101の変数制御部310は、カウンタの変数iを宣言し、初期値として0を代入する。そして、ステップS505では、情報処理装置101の変数制御部310は、変数iをインクリメントする。
Returning to the description of FIG. In step S504, the
ステップS506では、情報処理装置101のデータ管理部309は、比較表610のレコードのうち、i行目のレコードの参照先データを外部メモリ211等から取得し、これを参照する。ここで取得するのは、旧参照先データ名611が示す、旧組立品データを構成する参照先データと、新参照先データ名612が示す、新組立品データを構成する参照先データである。旧参照先データ名611と新参照先データ名612のいずれかが空欄の場合には、名称が入力されている参照先データのみ取得する。
In step S506, the
ステップS507では、情報処理装置101のデータ比較部311は、ステップS506で取得した、旧組立品データを構成する参照先データと、新組立品データを構成する参照先データとを比較する。ここでいう比較は、新たに参照先データが追加されたか、参照先データの形状が変更されたか、参照先データの位置または姿勢が変更されたか、参照先データが削除されたか等を、ステップS506で取得した参照先データ同士を比較することで特定する。換言すれば、設計変更前の三次元モデルを構成する複数の部品データと、設計変更後の三次元モデルを構成する複数の部品データとを比較し、設計変更がなされた部品データを特定するということである(特定手段)。
In step S507, the
例えば、旧組立品データには存在しないが、新組立品データに存在する参照先データの場合(ステップS506で旧組立品データを構成する参照先データが取得できなかった場合)には、新たに追加された参照先データであると特定する。ステップS506で取得した旧組立品データの参照先データが有するポリゴン数と新組立品データの参照先データが有するポリゴン数とが一致しない場合には、形状変更がなされた参照先データであると特定する。一致不一致の判定はポリゴン数に限らず、体積や面積といった別の要素を用いた比較によってもよい。また、旧組立品データの参照先データの親であるアセンブリデータと新組立品データの参照先データの親であるアセンブリデータとが示すそれぞれの位置または姿勢を示す情報が一致しない場合、位置または姿勢が変更された参照先データであると特定する。旧組立品データには存在するが新組立品データには存在しない参照先データの場合(ステップS506で新組立品データを構成する参照先データが取得できなかった場合)には、削除された参照先データであると特定する。このいずれにも該当しないのであれば、取得した参照先データについては設計変更がなかったと特定する。 For example, in the case of reference destination data that does not exist in the old assembly data but exists in the new assembly data (when the reference destination data constituting the old assembly data could not be acquired in step S506), a new one is newly added. Identify the added reference data. If the number of polygons included in the reference data of the old assembly data acquired in step S506 does not match the number of polygons included in the reference data of the new assembly data, it is determined that the reference data has been changed in shape. To do. The determination of coincidence / non-coincidence is not limited to the number of polygons, and may be made by comparison using other elements such as volume and area. In addition, if the information indicating the position or posture indicated by the assembly data that is the parent of the reference data of the old assembly data and the assembly data that is the parent of the reference data of the new assembly data do not match, the position or posture Is specified as the reference data that has been changed. In the case of reference destination data that exists in the old assembly data but does not exist in the new assembly data (when the reference destination data constituting the new assembly data cannot be obtained in step S506), the deleted reference is deleted. It is identified as the previous data. If it does not correspond to any of these, it specifies that there was no design change about the acquired reference destination data.
このように比較した結果、ステップS506で参照した、新旧組立品データにおける参照先データに設計変更があったか、すなわち差分があるか否かを判定する。差分がある(追加、形状変更、位置または姿勢変更、削除があった)と判定した場合には、ステップS508に処理を進める。差分がないと判定した場合には、ステップS509に処理を進める。 As a result of the comparison, it is determined whether there is a design change in the reference destination data in the old and new assembly data referred to in step S506, that is, whether there is a difference. If it is determined that there is a difference (addition, shape change, position or orientation change, deletion has occurred), the process proceeds to step S508. If it is determined that there is no difference, the process proceeds to step S509.
ステップS508では、情報処理装置101のデータ管理部309は、ステップS503で生成された差分リスト700に新たなレコードを追加し、ステップS506で参照した参照先データの名称を差分データ名701に追加する。そして、その差分内容に対応するフラグに“1”を格納する。つまりフラグを立てる。それ以外のフラグには“0”を格納する。このようにすることで、設計変更のあった参照先データに関する情報を差分リスト700に追加していく。すべての参照先データに対してステップS508を実行した結果が、図7に示す差分リスト700である。以下、設計変更のあった参照先データのことを、差分データと称する。
In step S508, the
ステップS509では、情報処理装置101のデータ管理部309は、比較表610のi行目が最終行(最終レコード)であるか否かを判定する。最終行であると判定した場合には、差分特定処理を終了し、ステップS401の次のステップに処理を進める。最終行でないと判定した場合には、ステップS505に処理を戻す。
In step S509, the
このようにして、旧組立品データを構成する複数の参照先データと、新組立品データを構成する複数の参照先データとを比較し、設計変更がなされた参照先データとその変更内容を特定する。 In this way, a plurality of reference data constituting the old assembly data is compared with a plurality of reference data constituting the new assembly data, and the reference data whose design has been changed and the contents of the change are specified. To do.
図4に説明を戻す。ステップS401が完了すると、ステップS402では、情報処理装置101の仮想空間生成部304は、外部メモリ211に記憶された仮想空間情報を取得する。仮想空間情報とは、仮想空間を生成するための各種情報のことである。具体的には、仮想空間の形やその大きさ、また配置する三次元モデルやその配置場所といった、仮想空間を形作るために必要な情報である。そして、仮想空間生成部304は、取得した仮想空間情報を用いて、仮想空間を生成する。生成される仮想空間は、仮想空間情報が示す形や大きさの仮想空間であり、更には仮想空間情報が示す三次元モデルが仮想空間上に配置される。本実施形態では、仮想空間生成部304は、ステップS501で取得した新組立品データを仮想空間上に配置する(配置手段)。新組立品データは、前述した通りアセンブリデータであるので、参照先データを三次元モデルとして表示し、当該アセンブリデータに定義された位置や姿勢で配置する。これにより新組立品データを示す三次元モデルが仮想空間上に配置される。
Returning to FIG. When step S401 is completed, in step S402, the virtual
尚、本実施形態では新組立品データを仮想空間に配置し、新組立品データを構成する部品データに対する表示制御や選択の受付を行うものとして説明を行うが、旧組立品データを仮想空間に配置してもよい。この場合は、旧組立品データを構成する部品データに対する表示制御や選択の受付を行うことになる。 In the present embodiment, the new assembly data is arranged in the virtual space, and the display control and selection reception for the component data constituting the new assembly data will be described. However, the old assembly data is stored in the virtual space. You may arrange. In this case, display control and selection for the component data constituting the old assembly data are performed.
図8は、HMD102を装着するユーザの目の前に新組立品データの三次元モデル800が配置された様子を示す図である。HMD102を装着するユーザは現実空間に存在し、新組立品データの三次元モデル800は仮想空間に配置されるので、客観的に見たときにこれらは同一の空間に存在しないが、当該ユーザから見たときには図8のような状態となる。ユーザと三次元モデル800との位置関係をわかりやすく説明するために、以下、図10、図12、図13においても同様の図を用いて説明する。
FIG. 8 is a diagram illustrating a state in which a three-
ステップS403では、情報処理装置101の現実空間画像取得部303は、HMD102の右目・左目ビデオカメラ221から現実空間画像を取得し、これらをRAM203に記憶する。
In step S <b> 403, the real space
ステップS404では、情報処理装置101の位置・姿勢特定部302は、HMD102の現実空間における位置及び姿勢を示す情報を取得する。前述した通り、HMD102が備えるオプティカルマーカ103を赤外線カメラ104が検知することで特定した位置及び姿勢を示す情報を、赤外線カメラ104から取得する。そして、位置・姿勢特定部302は、取得した位置及び姿勢を示す情報から仮想空間における位置及び姿勢を特定する。特定した位置及び姿勢は、HMD位置・姿勢情報としてRAM203に記憶する。この情報は現在のフレームにおけるHMD102の位置及び姿勢であるので、フレームが切り替わるごとにこの情報が更新される。
In step S <b> 404, the position /
ステップS405では、情報処理装置101の位置・姿勢特定部302は、ターゲットマーカ105の現実空間における位置及び姿勢を示す情報を特定する。具体的には、前述した通り、ターゲットマーカ105をHMD102が撮影した現実空間画像から検出する。そして、その現実空間画像に写るターゲットマーカ105の形状や右目・左目ビデオカメラ221で取得した2枚の現実空間画像から特定される視差によって、ターゲットマーカ105の現実空間における位置及び姿勢を推定する。そして、この現実空間における位置及び姿勢から仮想空間における位置及び姿勢を特定する。換言すれば、現実空間においてHMD102を装着するユーザから指定された位置に対応する仮想空間上の位置を特定するということである。特定した位置及び姿勢は、ターゲットマーカ位置・姿勢情報としてRAM203に記憶する。この情報は現在のフレームにおけるHMD102の位置及び姿勢であるので、フレームが切り替わるごとにこの情報が更新される。
In step S <b> 405, the position /
ステップS406では、情報処理装置101は、ユーザの近傍に存在する差分データの三次元モデルを識別表示するための処理を実行する。図9に差分データ識別処理の詳細な処理の流れを示す。
In step S406, the
図9は、差分データ識別処理の詳細な処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下説明する、S901乃至S909の各ステップは、情報処理装置101のCPU201が各機能部を動作することにより実行される処理である。
FIG. 9 is a flowchart illustrating an example of a detailed process flow of the differential data identification process. Steps S901 to S909 described below are processes executed by the
ステップS901では、情報処理装置101の変数制御部310は、カウンタの変数iを宣言し、初期値として0を代入する。そして、ステップS902では、情報処理装置101の変数制御部310は、変数iをインクリメントする。
In step S901, the
ステップS903では、情報処理装置101のデータ管理部309は、差分リスト700のレコードのうち、i行目のレコードの差分データを参照する。ここでいう参照とは、処理対象として特定することを意味する。よって、以下この差分データを参照差分データと称する。
In step S903, the
ステップS904では、情報処理装置101の位置・姿勢特定部302は、参照差分データが示す三次元モデルの表示位置を取得する。取得する表示位置は、仮想空間に配置された当該三次元モデルの中心点のワールド座標系における座標とする。本実施形態では中心点とするが、当該三次元モデルを囲むバウンディングボックスの頂点の座標を取得してもよいし、それ以外の任意の点の座標を取得する形態であってもよい。
In step S904, the position /
ステップS905では、情報処理装置101の距離算出部313は、ステップS404で取得した仮想空間におけるHMD102の位置から、ステップS904で取得した位置までの距離を算出し、これを取得する。すなわち、仮想空間におけるユーザの視点から参照差分データが示す三次元モデルまでの距離を取得するということである。
In step S905, the
ステップS906では、情報処理装置101の距離算出部313は、取得した距離が所定距離以下(または所定距離より小さい)であるか否かを判定する。すなわち、仮想空間におけるユーザの現在位置から所定範囲内に参照差分データの三次元モデルが存在するか否かを判定するということである。または、取得した距離が所定距離以上(または所定距離より大きい)でないか否かを判定してもよい。ユーザの近傍に存在する差分データの三次元モデルだけを抽出することにより、差分データが多数存在する場合であっても、組立品の外観を損ねることなく、これから確認したい差分データだけを識別表示することが可能となる。
In step S906, the
図10(a)に示すように、HMD102の仮想空間における現在位置、すなわちユーザの仮想空間における現在位置から参照差分データの三次元モデルまでの距離を算出し、この距離が1000に示すような所定距離に収まっているものを抽出する。例えば、1002に示す車のホイールは、差分データの三次元モデルであるので、この仮想空間におけるユーザの視点からこの三次元モデルの中心点までの距離を算出する。そして、算出した距離が所定距離以下であるか否か、すなわち、所定距離である1001を半径とする1000の球体の範囲内に存在するか否かを判定する。図10(a)の例では、差分データである車のホイールは、この範囲内に含まれていると判定されることになる。1003、1004、1005も差分データであるが、このうち1003のドアミラーは図10(a)では所定範囲内に存在するが、1004のウィングや1005のマフラーは所定範囲外であると判定される。このようにして、ユーザの近傍に存在する差分データの三次元モデルが抽出される。
As shown in FIG. 10A, the current position in the virtual space of the
ステップS906の変形例としては、ユーザの視野も考慮して、ユーザの近傍に存在する差分データを抽出する方法が考えられる。図10(b)に示すように、ステップS404で取得した仮想空間におけるHMD102(ユーザ)の位置及び姿勢を用いて、仮想空間におけるユーザの視野の範囲を特定する。そして、この視野の範囲と所定距離の範囲とを組み合わせて、1010に示すような範囲を特定する。図10(b)の1011が所定距離であり、1010が所定距離内に収まるユーザの視野の範囲である。このように、ユーザが閲覧可能な範囲内で、かつ所定距離以内に存在する差分データを抽出することにより、ユーザが閲覧できない範囲の差分データは、後述する処理で識別表示されないことになるので、情報処理装置101の処理負荷を軽減することが可能となる。
As a modified example of step S906, a method of extracting difference data existing in the vicinity of the user in consideration of the user's visual field can be considered. As shown in FIG. 10B, the range of the visual field of the user in the virtual space is specified using the position and orientation of the HMD 102 (user) in the virtual space acquired in step S404. A range as indicated by 1010 is specified by combining the range of the visual field and the range of the predetermined distance. In FIG. 10B, 1011 is the predetermined distance, and 1010 is the range of the visual field of the user that falls within the predetermined distance. In this way, by extracting the difference data that exists within a predetermined distance within the user's viewable range, the difference data in the range that cannot be browsed by the user will not be identified and displayed in the process described later. The processing load on the
図9に説明を戻す。ステップS907では、情報処理装置101のデータ管理部309は、参照差分データのフラグの状態を参照する。すなわち、参照差分データに対応する、追加フラグ702から削除フラグ705までの4つのフラグの状態を参照する。
Returning to FIG. In step S907, the
ステップS908では、情報処理装置101の三次元モデル制御部305は、ステップS907で参照したフラグの状態に応じて、参照差分データの三次元モデルをどのような表示状態にするのかを決定する。そして、決定された表示状態を参照差分データの三次元モデルに対して設定する。換言すれば、仮想空間におけるユーザの現在位置から所定範囲内に存在する、特定された部品データの表示状態を、配置された三次元モデルにおいて識別可能な状態に設定するということである(設定手段)。図10(a)でいうと、ホイール部分の1002とドアミラー部分の1003が、所定範囲内にある差分データの三次元モデルであるので、これらが他の部品データとは識別可能に表示される。
In step S908, the three-dimensional
例えば、追加フラグ702に“1”が格納されていた場合には、参照差分データの三次元モデルを紫色に着色し、形状変更フラグ703に“1”が格納されていた場合には、参照差分データの三次元モデルを青色に着色する。また、位置姿勢変更フラグ704に“1”が格納されていた場合には、参照差分データの三次元モデルを黄色に着色し、削除フラグ705に“1”が格納されていた場合には、参照差分データの三次元モデルを赤色で着色する。更には、形状変更フラグ703と位置姿勢変更フラグ704にそれぞれ“1”が格納されていた場合には、参照差分データの三次元モデルを、青色と黄色とを合成した色である緑色に着色する。このように、設計変更された内容に応じて表示状態を決定することにより、どのような変更がなされたのかをユーザに認識させることが可能となる。
For example, when “1” is stored in the
尚、仮想空間に新組立品データの三次元モデルが配置されているのであれば、削除された差分データは表示されていない。そのため、本来差分データが存在していた位置に、その差分データのエッジを破線等で表現し、そのエッジを着色することでユーザに削除されたことを認識させる。または、仮想空間に旧組立品データの三次元モデルが配置されているのであれば、追加された差分データは表示されていない。そのため、差分データが追加された位置に、その差分データのエッジを破線等で表現し、そのエッジを着色することでユーザに追加されたことを認識させる。 If a three-dimensional model of new assembly data is arranged in the virtual space, the deleted difference data is not displayed. Therefore, the edge of the difference data is represented by a broken line or the like at the position where the difference data originally exists, and the edge is colored to allow the user to recognize that the difference data has been deleted. Alternatively, if the three-dimensional model of the old assembly data is arranged in the virtual space, the added difference data is not displayed. Therefore, the edge of the difference data is expressed by a broken line or the like at the position where the difference data is added, and the edge is colored to allow the user to recognize that the difference data has been added.
また、参照差分データの表示状態の設定は色に限らない。例えば、輝度を変えたり点滅させたりすることによってユーザに設計変更箇所を認識させてもよい。 Further, the setting of the display state of the reference difference data is not limited to the color. For example, the design change location may be recognized by the user by changing the brightness or blinking.
ステップS909では、情報処理装置101のデータ管理部309は、差分リスト700のi行目が最終行(最終レコード)であるか否かを判定する。最終行であると判定した場合には、差異データ識別処理を終了し、ステップS406の次のステップに処理を進める。最終行でないと判定した場合には、ステップS902に処理を戻す。こうしてすべての差分データに対してステップS902乃至ステップS909の処理を実行する。
In step S909, the
図4に説明を戻す。ステップS407では、情報処理装置101は、ユーザから選択された差分データの三次元モデルをターゲットマーカ105に配置するための処理を実行する。図11に差分データ配置処理の詳細な処理の流れを示す。
Returning to FIG. In step S <b> 407, the
図11は、差分データ配置処理の詳細な処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下説明する、S1101乃至S1112の各ステップは、情報処理装置101のCPU201が各機能部を動作することにより実行される処理である。
FIG. 11 is a flowchart illustrating an example of a detailed process flow of the differential data arrangement process. Each step of S1101 to S1112 described below is a process executed by the
ステップS1101では、情報処理装置101の操作受付部312は、ターゲットマーカ105を用いたユーザからの操作内容を特定する。本実施形態においては、HMD102を装着するユーザの操作は、ターゲットマーカ105を用いて行われる。ターゲットマーカ105が指し示す方向にカーソルオブジェクトが重畳表示され、このカーソルオブジェクトを用いて選択操作を行う。
In step S <b> 1101, the
ステップS1102では、情報処理装置101の操作受付部312は、ステップS1101で特定された操作内容が、仮想空間に配置された新組立品データを構成する差分データのうち、識別表示されている差分データに対する選択操作であるか否かを判定する。具体的には、ターゲットマーカ105に重畳表示されたカーソルオブジェクトが、識別表示中の差分データの三次元モデルと一定時間接触した場合に、当該差分データに対する選択操作が行われたと判定する(選択受付手段)。選択の方法はこれに限らず、差分データの一覧を含む画面を表示して、これに対する選択操作を受け付けてもよい。識別表示されている差分データに対する選択操作であると判定した場合には、ステップS1103に処理を進める。そうでない場合には、ステップS1108に処理を進める。
In step S1102, the
ステップS1103では、情報処理装置101の仮想空間生成部304は、ターゲットマーカ105の位置・姿勢に応じて、いずれかの差分データが表示中であるか否かを判定する。選択された差分データとは異なる差分データの三次元モデルがターゲットマーカ105に重畳表示されている場合、この表示を終了しなければ、複数の差分データが重畳表示されてしまい、視認しづらい。そのため、こうした判定を行っている。いずれかの差分データが表示中であると判定した場合には、ステップS1104に処理を進める。いずれの差分データも表示中ではないと判定した場合には、ステップS1105に処理を進める。
In step S <b> 1103, the virtual
ステップS1104では、情報処理装置101の仮想空間生成部304は、ターゲットマーカ105に重畳表示されている差分データの三次元モデルを非表示にする。ユーザが視認できなくなればよいので、ターゲットマーカ105の位置に配置されていた差分データの三次元モデルを取り除いてもよいし、透明度を100%にして不可視の状態にしてもよい。
In step S <b> 1104, the virtual
ステップS1105では、情報処理装置101のデータ管理部309は、選択された差分データの形状変更フラグ703が“1”であるか否かを判定する。すなわち、選択された差分データの設計変更内容は、形状変更であるか否かを判定する。形状変更フラグ703が“1”であると判定した場合には、ステップS1106に処理を進める。そうでない場合、すなわち形状変更フラグ703が“0”であると判定した場合には、ステップS1107に処理を進める。
In step S1105, the
ステップS1106では、情報処理装置101の三次元モデル制御部305は、選択された差分データの設計変更前後の三次元モデルを、ターゲットマーカ105の位置及び姿勢に応じて、ターゲットマーカ105に重畳表示されるように透過状態で配置する。すなわち、設計変更前後の差分データの三次元モデルを重ね合わせて透過表示するということである。こうすることで、設計変更前後でどういう形状に変更したのかを確認しやすくなる。例えば、図12(a)のように、識別表示されているホイールに対して、1201に示すようなカーソルオブジェクトを一定時間接触させると、このホイールの設計変更前後の三次元モデルを図12(b)の1202のように重ね合わせて、それぞれを透過させる。こうして配置された結果が、図12(a)の1202である。本実施形態では透過させた上で重畳表示しているが、設計変更前後のいずれかを透過させて、もう一方を透過させない形態であってもよい。また、設計変更前後の差分データを透過させた上でそれぞれ異なる色で着色してもよい。
In step S <b> 1106, the 3D
ステップS1107では、情報処理装置101の三次元モデル制御部305は、選択された差分データの設計変更前または後の三次元モデルを、ターゲットマーカ105の位置及び姿勢に応じて、ターゲットマーカ105に重畳表示されるように配置する。追加フラグ702が“1”の差分データの場合には、設計変更後の差分データを配置し、削除フラグ705が“1”の差分データの場合には、設計変更前の差分データを配置する。位置姿勢変更フラグ704が“1”の差分データについては、設計変更前後のいずれを配置してもよい。ステップS1106またはステップS1107の処理が完了したら、差分データ配置処理を終了し、ステップS407の次のステップに処理を進める。
In step S <b> 1107, the 3D
ステップS1108では、情報処理装置101の操作受付部312は、ステップS1106で透過表示された設計変更前後の差分データの表示状態を切り替える指示を受け付けたか否かを判定する。この切り替え指示は、当該差分データの三次元モデルに対する選択操作を再度受け付けることにより、切り替え指示があったと判定する。これに限らず、ターゲットマーカ105を所定の軌跡で動かされた場合に切り替え指示があったと判定してもよいし、物理的または仮想的ボタンに対する押下を受け付けることによって切り替え指示があったと判定してもよい。切り替え指示を受け付けたと判定した場合には、ステップS1109に処理を進める。そうでない場合には、差分データ配置処理を終了し、ステップS407の次のステップに処理を進める。
In step S1108, the
ステップS1109では、情報処理装置101のデータ管理部309は、切り替え指示のあった差分データの形状変更フラグ703が“1”であるか否かを判定する。すなわち、切り替え指示のあった差分データの設計変更内容は、形状変更であるか否かを判定する。形状変更フラグ703が“1”であると判定した場合には、ステップS1110に処理を進める。そうでない場合、すなわち形状変更フラグ703が“0”であると判定した場合には、差分データ配置処理を終了し、ステップS407の次のステップに処理を進める。
In step S1109, the
ステップS1110では、情報処理装置101の三次元モデル制御部305は、ターゲットマーカ105に重畳表示されている差分データの三次元モデルが、透過表示中であるか否かを判定する。当該三次元モデルの透過度を確認すればよい。透過表示中であると判定した場合には、ステップS1112に処理を進める。透過表示中ではないと判定した場合には、ステップS1111に処理を進める。
In step S1110, the 3D
ステップS1111では、情報処理装置101の三次元モデル制御部305は、選択された差分データの設計変更前後の三次元モデルを、ターゲットマーカ105の位置及び姿勢に応じて、ターゲットマーカ105に重畳表示されるように透過状態で配置する。すなわち、ステップS1106と同様の処理を行う。
In step S <b> 1111, the 3D
一方、ステップS1112では、情報処理装置101の仮想空間生成部304は、選択された差分データの設計変更前後の三次元モデルを、ターゲットマーカ105の位置及び姿勢に応じて、ターゲットマーカ105に重畳表示されるように配置する。こちらは透過させずに配置する。また、設計変更前後の差分データの三次元モデルを並べて配置する。例えば、図13に示すように、設計変更前の差分データの三次元モデルと、設計変更後の差分データの三次元モデルとを1301及び1302に示すように、並べて透過させずに表示する。このように、ユーザが設計変更前後を比較しやすく表示することで、差分の確認を手助けすることが可能となる。尚、本実施形態では、透過させずに配置するが透過させてしまってもよい。ただし、視認性が低くなってしまうので透過させないことが望ましい。
On the other hand, in step S <b> 1112, the virtual
ステップS1111またはステップS1112の処理が完了したら、差分データ配置処理を終了し、ステップS407の次のステップに処理を進める。 When the process of step S1111 or step S1112 is completed, the difference data arrangement process is terminated, and the process proceeds to the next step of step S407.
図4に説明を戻す。ステップS408では、情報処理装置101の仮想空間画像取得部306は、仮想空間上に設定された視点から仮想空間を撮像することにより仮想空間画像を取得し、これをRAM203等に記憶する。尚、HMD102の右目・左目ディスプレイ222のそれぞれに表示するために右目用の仮想空間画像と左目用の仮想空間画像の2枚を取得する。
Returning to FIG. In step S408, the virtual space
ステップS409では、情報処理装置101の複合現実画像生成部307は、ステップS403で取得した現実空間画像とステップS408で取得した仮想空間画像とをRAM203等から読み出す。そして、当該現実空間画像に当該仮想空間画像を重畳し、複合現実画像を生成する。生成した複合現実画像はRAM203等に記憶する。尚、前述した通り、現実空間画像と仮想空間画像とは右目用と左目用の2枚ずつがRAM203等に記憶されているので、右目用の現実空間画像に右目用の仮想空間画像を重畳し、左目用の現実空間画像に左目用の仮想空間画像を重畳する。
In step S409, the mixed reality image generation unit 307 of the
ステップS410では、情報処理装置101の表示制御部308は、ステップS409で生成した複合現実画像をRAM203等から読み出し、ビデオコントローラ206を通じてHMD102の右目・左目ディスプレイ222に表示する。RAM203等に記憶された複合現実画像は、右目用と左目用の2枚が存在する。そのため、右目用の複合現実画像を右目・左目ディスプレイ222の右目のディスプレイに表示するよう制御し、左目用の複合現実画像を右目・左目ディスプレイ222の左目のディスプレイに表示するよう制御する。
In step S410, the
ステップS411では、情報処理装置101の操作受付部312は、HMD102を装着しているユーザに複合現実感を提示する処理の終了指示があったか否かを判定する。例えば、前述したステップS401乃至ステップS411の処理を実行する情報処理装置101のアプリケーションの停止指示や終了指示があったか否かを判定する。終了指示があったと判定した場合には、本一連の処理を終了する。終了指示があったと判定しなかった場合、すなわち終了指示がなかった場合にはステップS403に処理を戻し、終了指示があるまでステップS403乃至ステップS411の処理を繰り返す。
In step S411, the
以上説明したように、設計変更された部品データが三次元モデルに複数含まれている場合であっても、当該部品データを仮想空間上で閲覧しやすくすることが可能となる。 As described above, even when a plurality of part data whose design has been changed is included in the three-dimensional model, the part data can be easily viewed in the virtual space.
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。 The present invention can be implemented as a system, apparatus, method, program, storage medium, or the like, and can be applied to a system including a plurality of devices. You may apply to the apparatus which consists of one apparatus.
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。 Note that the present invention includes a software program that implements the functions of the above-described embodiments directly or remotely from a system or apparatus. The present invention also includes a case where the system or the computer of the apparatus is achieved by reading and executing the supplied program code.
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現(実行可能と)するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。 Therefore, in order to realize (executable) the functional processing of the present invention by a computer, the program code itself installed in the computer also realizes the present invention. In other words, the present invention includes a computer program itself for realizing the functional processing of the present invention.
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。 In that case, as long as it has the function of a program, it may be in the form of object code, a program executed by an interpreter, script data supplied to the OS, and the like.
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。 Examples of the recording medium for supplying the program include a flexible disk, hard disk, optical disk, magneto-optical disk, MO, CD-ROM, CD-R, and CD-RW. In addition, there are magnetic tape, nonvolatile memory card, ROM, DVD (DVD-ROM, DVD-R), and the like.
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。 As another program supply method, a browser on a client computer is used to connect to an Internet home page. The computer program itself of the present invention or a compressed file including an automatic installation function can be downloaded from the homepage by downloading it to a recording medium such as a hard disk.
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。 It can also be realized by dividing the program code constituting the program of the present invention into a plurality of files and downloading each file from a different homepage. That is, a WWW server that allows a plurality of users to download a program file for realizing the functional processing of the present invention on a computer is also included in the present invention.
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。 In addition, the program of the present invention is encrypted, stored in a storage medium such as a CD-ROM, distributed to users, and key information for decryption is downloaded from a homepage via the Internet to users who have cleared predetermined conditions. Let me. It is also possible to execute the encrypted program by using the downloaded key information and install the program on a computer.
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。 Further, the functions of the above-described embodiments are realized by the computer executing the read program. In addition, based on the instructions of the program, an OS or the like running on the computer performs part or all of the actual processing, and the functions of the above-described embodiments can also be realized by the processing.
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。 Further, the program read from the recording medium is written in a memory provided in a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer. Thereafter, the CPU of the function expansion board or function expansion unit performs part or all of the actual processing based on the instructions of the program, and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。 The above-described embodiments are merely examples of implementation in carrying out the present invention, and the technical scope of the present invention should not be construed as being limited thereto. That is, the present invention can be implemented in various forms without departing from the technical idea or the main features thereof.
101 情報処理装置
102 HMD
103 オプティカルマーカ
104 赤外線カメラ
105 ターゲットマーカ
101
103
Claims (7)
設計変更前の前記三次元モデルを構成する複数の部品データと、設計変更後の前記三次元モデルを構成する複数の部品データとを比較し、設計変更がなされた部品データを特定する特定手段と、
前記三次元モデルを前記仮想空間に配置する配置手段と、
前記仮想空間におけるユーザの現在位置から所定範囲内に存在する前記特定手段で特定された部品データの表示状態を、前記配置手段で配置された三次元モデルにおいて識別可能な状態に設定する設定手段と
を備えることを特徴とする仮想空間制御装置。 A virtual space control device for presenting a virtual space in which a three-dimensional model composed of a plurality of component data is arranged,
A specifying means for comparing the plurality of part data constituting the three-dimensional model before the design change with the plurality of part data constituting the three-dimensional model after the design change, and identifying the part data on which the design change has been made; ,
Arrangement means for arranging the three-dimensional model in the virtual space;
Setting means for setting a display state of the component data specified by the specifying means existing within a predetermined range from the current position of the user in the virtual space to a state identifiable in the three-dimensional model arranged by the arranging means; A virtual space control device comprising:
を更に備え、
前記配置手段は、設計変更前後の前記選択受付手段で選択を受け付けた部品データを前記仮想空間に配置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の仮想空間制御装置。 A selection receiving means for receiving a selection for the component data for which the display state is set by the setting means;
4. The virtual space control device according to claim 1, wherein the arrangement unit arranges, in the virtual space, component data for which selection has been received by the selection reception unit before and after a design change. 5.
前記仮想空間制御装置の特定手段が、設計変更前の前記三次元モデルを構成する複数の部品データと、設計変更後の前記三次元モデルを構成する複数の部品データとを比較し、設計変更がなされた部品データを特定する特定ステップと、
前記仮想空間制御装置の配置手段が、前記三次元モデルを前記仮想空間に配置する配置ステップと、
前記仮想空間制御装置の設定手段が、前記仮想空間におけるユーザの現在位置から所定範囲内に存在する前記特定ステップで特定された部品データの表示状態を、前記配置ステップで配置された三次元モデルにおいて識別可能な状態に設定する設定ステップと
を備えることを特徴とする仮想空間制御装置の制御方法。 A control method of a virtual space control device for presenting a virtual space in which a three-dimensional model composed of a plurality of component data is arranged,
The identification unit of the virtual space control device compares a plurality of part data constituting the three-dimensional model before the design change with a plurality of part data constituting the three-dimensional model after the design change, and the design change Specific steps to identify the part data made,
An arrangement step of arranging the three-dimensional model in the virtual space by an arrangement unit of the virtual space control device;
In the three-dimensional model arranged in the arrangement step, the setting unit of the virtual space control device displays the display state of the part data identified in the identification step existing within a predetermined range from the current position of the user in the virtual space. A control method for a virtual space control device, comprising: a setting step for setting to an identifiable state.
前記仮想空間制御装置を、
設計変更前の前記三次元モデルを構成する複数の部品データと、設計変更後の前記三次元モデルを構成する複数の部品データとを比較し、設計変更がなされた部品データを特定する特定手段と、
前記三次元モデルを前記仮想空間に配置する配置手段と、
前記仮想空間におけるユーザの現在位置から所定範囲内に存在する前記特定手段で特定された部品データの表示状態を、前記配置手段で配置された三次元モデルにおいて識別可能な状態に設定する設定手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
A program capable of executing a control method of a virtual space control device for presenting a virtual space in which a three-dimensional model composed of a plurality of component data is arranged,
The virtual space control device;
A specifying means for comparing the plurality of part data constituting the three-dimensional model before the design change with the plurality of part data constituting the three-dimensional model after the design change, and identifying the part data on which the design change has been made; ,
Arrangement means for arranging the three-dimensional model in the virtual space;
Setting means for setting the display state of the component data specified by the specifying means existing within a predetermined range from the current position of the user in the virtual space to a state that can be identified in the three-dimensional model arranged by the arranging means. A program characterized by functioning.
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