JP2018017194A - Attachment structure of intercooler - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両に搭載されるエンジンの上方にインタークーラが取り付けられたインタークーラの取付構造に関する。 The present invention relates to an intercooler mounting structure in which an intercooler is mounted above an engine mounted on a vehicle.
従来、ターボチャージャといった過給機を備えた車両のエンジンでは、スロットルバルブと過給機間にインタークーラを取り付け、過給機によって圧縮されて高温となった空気(吸気)を冷却して、エンジンの吸気系に供給することがなされている。特許文献1に記載されるような空冷式のインタークーラ200は、図5に示すように上述の高温の吸気が導入される導入タンク部250と、放熱して低温になった吸気をエンジン1側に排出する排出タンク部270と、両タンク部250,270に接続されて、吸気が流通される複数のチューブ(図示せず)と、吸気の熱を放散するフィン220とを備える。複数のチューブは、所定の間隔をあけて並列配置される。フィン220は、隣り合うチューブ間に配置されて、冷却風である外気(走行風)wがチューブ間を抜けるように設けられる。代表的には、フィン220は波付け板で構成され、図5に示すように波付け板における山部の頂点の稜線と谷部の底部の稜線とがチューブの軸方向に直交するように配置される。その結果、チューブとフィン220とでつくられる外気wの流通路は、チューブの軸方向(吸気の流通方向)に対して直交するように設けられる(以下、このようなインタークーラを直交フィン形態と呼ぶ)。これら複数のチューブと複数のフィンとで構成される直方体状の集合体をコア部などと呼ぶ。
Conventionally, in a vehicle engine equipped with a supercharger such as a turbocharger, an intercooler is installed between the throttle valve and the supercharger, and the air (intake air) compressed by the supercharger and cooled to high temperature is cooled, and the engine It is made to supply to the intake system. As shown in FIG. 5, an air-cooled
インタークーラ200は、例えば、車両のエンジンルーム8内において、エンジン1の上方に取り付けられ、車両前方FRに開口部70が設けられたダクト7を介して、外気wがコア部に導入される。図5や特許文献1の図1に示すように、コア部の車両前方FR側が低く、車両後方RR側が高いという前下がりの状態でインタークーラ200を取り付けると、取付高さをある程度低くしつつ、ダクト7からの外気wをコア部に導入できる。なお、図5では、車両前方FRから車両後方RRに向かって吸気が流通され、車両上方UPから車両下方LWRに向かって外気wが流通されるように、ダクト7及びインタークーラ200が車両に取り付けられた場合を示す。
The
上述の直交フィン形態のインタークーラ200が上述のようにエンジン1の上方に前下がりの状態で取り付けられると、インタークーラ200の外気wの流通路における水平方向に対する角度γが図5に示すように直角に近い角度になり易い。その結果、後述するようにラジエータ3からの熱い空気が外気wの流通路に導入されることや、流通抵抗が大きいことから、吸気の冷却効率の低下を招く恐れがある。
When the above-described orthogonal fin-
エンジン1における車両前方FRにラジエータ3及びラジエータファン3fが配置されている場合にラジエータファン3fが稼働すると、図5に破線矢印で示すようにラジエータ3からの熱い空気がインタークーラ200の外気wの流通路に流れ込む恐れがある。熱い空気は、密度が小さく軽いため上昇気流となって、外気wの流通路に流れ込んだり、更にはダクト7にまで至ったりする恐れがある。外気wの流通路に上記の熱い空気が導入されると、フィン220を介してチューブ内の吸気の熱を十分に放熱できず、吸気温度の上昇を招く可能性がある。ラジエータファン3fが稼働する場合とは車両が低速走行している場合や車両が走行していない場合が多く、インタークーラ200は、冷却風である走行風を十分に得られない状態にあるときに上記の熱い空気が導入されることからも、吸気の熱を放熱し難いと考えられる。
When the
また、ダクト7とインタークーラ200の外気wの流通路との近傍は、外気wの流れ方向が車両前後方向から車両上下方向に大きく変わり、外気wの流通速度(風速)が低下し易く、流路抵抗が大きいといえる。特に、コア部の車両前方FR側の領域は、車両後方RR側の領域に比べて流れ方向の変化が大きく、外気wが流れ難い領域になり易い。外気wの流通速度が小さくなったり、コア部における外気wの流通状態の偏りが生じたりすることで、吸気の熱を放熱し難いと考えられる。
Further, in the vicinity of the duct 7 and the flow path of the outside air w of the
本発明の目的の一つは、冷却効率が高いインタークーラの取付構造を提供することにある。 One of the objects of the present invention is to provide an intercooler mounting structure with high cooling efficiency.
本発明の一態様に係るインタークーラの取付構造は、
エンジンにおける車両前方にラジエータ及びラジエータファンが配置された前記エンジンの上方にインタークーラが取り付けられたインタークーラの取付構造であって、
前記インタークーラは、
吸気が流通されると共に並列配置される複数のチューブと、
隣り合う前記チューブ間に配置されて、前記吸気からの熱を放散するフィンとを備え、
前記フィン又は前記チューブは、前記インタークーラにおける前記チューブ間に設けられる開口部がつくる仮想端面に対して、車両前方側が高く、車両後方側が低くなるように傾斜して配置され、
前記インタークーラは、車両前方側が低く、車両後方側が高くなるように傾斜して車両に取り付けられ、
この取付状態において、水平方向に対する前記フィンの傾斜角度又は前記チューブの傾斜角度が20°以上40°以下である。
The mounting structure of the intercooler according to one aspect of the present invention is as follows.
An intercooler mounting structure in which a radiator and a radiator fan are disposed in front of a vehicle in an engine and an intercooler is mounted above the engine,
The intercooler is
A plurality of tubes arranged in parallel with the intake air being circulated;
A fin disposed between the adjacent tubes and dissipating heat from the intake air;
The fin or the tube is arranged to be inclined with respect to a virtual end surface formed by an opening provided between the tubes in the intercooler so that the vehicle front side is high and the vehicle rear side is low,
The intercooler is attached to the vehicle by inclining so that the vehicle front side is low and the vehicle rear side is high,
In this attached state, the inclination angle of the fin or the inclination angle of the tube with respect to the horizontal direction is 20 ° or more and 40 ° or less.
上記のインタークーラの取付構造は、以下の理由により、チューブ内の吸気の熱を、フィンを介して外気に効率よく放散できて、吸気の冷却効率が高い。 The above-described intercooler mounting structure can efficiently dissipate the heat of the intake air in the tube to the outside air through the fins for the following reason, and the intake air cooling efficiency is high.
上記のインタークーラの取付構造では、インタークーラの外気の流通路における水平方向に対する角度が上述の従来の直交フィン形態に比較して小さくできる。そのため、ラジエータファンが稼働した場合にラジエータからの熱い空気がインタークーラの外気の流通路に流れ込み難く、冷却風である外気を良好に流通できるからである。 In the above-described intercooler mounting structure, the angle of the intercooler in the flow path of the outside air with respect to the horizontal direction can be reduced as compared with the above-described conventional orthogonal fin configuration. For this reason, when the radiator fan is operated, hot air from the radiator is difficult to flow into the external air flow passage of the intercooler, and the outside air as the cooling air can be circulated well.
上記のインタークーラの取付構造では、インタークーラに外気を導入するダクトとインタークーラの外気の流通路との近傍において、外気の流れ方向の変化を上述の従来の直交フィン形態に比較して小さくできる。特に、インタークーラの車両前方側の領域における流れ方向の変化を小さくできる。そのため、インタークーラに導入される外気の流通速度の低下を低減し易く、外気を勢いよくフィンに接触できる。また、インタークーラの車両前方から車両後方に至る広い範囲に亘って、外気が流れ易い。 In the above-described intercooler mounting structure, the change in the flow direction of the outside air can be reduced in the vicinity of the duct for introducing the outside air to the intercooler and the outside air flow passage of the intercooler as compared with the above-described conventional orthogonal fin configuration. . In particular, the change in the flow direction in the area of the intercooler on the front side of the vehicle can be reduced. Therefore, it is easy to reduce a decrease in the flow rate of the outside air introduced into the intercooler, and the outside air can be vigorously brought into contact with the fins. Further, outside air easily flows over a wide range from the front of the intercooler to the rear of the vehicle.
以下、図面を参照して、本発明のインタークーラの取付構造を具体的に説明する。
図面において、同一符号は同一名称物を示す。
The intercooler mounting structure of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
In the drawings, the same reference numerals indicate the same names.
[実施形態1]
(全体構成)
図1,図2を参照して、実施形態1のインタークーラの取付構造を説明する。図1などでは、自動車の前方を車両前方FR、後方を車両後方RR、上方を車両上方UP、下方を車両下方LWR、右方を車両右方RH(図4など)、左方を車両左方LH(図4など)と呼ぶ。図1は、自動車の車両前方FRに設けられたエンジンルーム8を自動車の上下方向に平行な面で切断した縦断面を示す。
[Embodiment 1]
(overall structure)
With reference to FIG. 1 and FIG. 2, the mounting structure of the intercooler of
実施形態1のインタークーラの取付構造は、ターボチャージャといった過給機(図示せず)を備えたエンジン1と、エンジン1の近傍に配置される空冷式のインタークーラ2Aと、エンジン1における車両前方FRに配置されるラジエータ3及びラジエータファン3fとを搭載する自動車に利用される。また、実施形態1のインタークーラの取付構造は、フロントグリルなどが設けられる自動車の車両前方FRに開口部70が設けられ、車両前方FRから車両後方RRに向かって冷却風である外気(走行風)wを導入し、更にインタークーラ2A側に外気wを案内するダクト7が設けられる自動車に利用される。この例のインタークーラ2Aは、車両前方FRから車両後方RRに向かって過給機を経た吸気が流通し、車両上方UPから車両下方LWRに向かって外気wが流通するように自動車に取り付けられるものである。
The intercooler mounting structure of the first embodiment includes an
実施形態1のインタークーラの取付構造は、インタークーラ2Aにおけるフィン22の取付方向と自動車に対するインタークーラ2A自体の取付方向とが特定の条件を満たすように、エンジン1の上方にインタークーラ2Aが取り付けられたものである。また、実施形態1のインタークーラの取付構造では、インタークーラ2Aの外気wの流通路が直交ファン形態とは異なり、チューブの軸方向に非直交に交差する、特に前上がりの状態に設けられ、インタークーラ2Aが前下がりの状態で自動車に取り付けられる。このインタークーラ2Aの取付状態において、水平方向に対するフィン22の傾斜角度θが20°以上40°以下である。図1などでは、角度θ、α、βなどを誇張して示す。
以下、より詳細に説明する。
The intercooler mounting structure of the first embodiment is such that the
This will be described in more detail below.
(インタークーラ)
インタークーラ2Aは、図2に示すように吸気が流通されると共に並列配置される複数のチューブ20と、隣り合うチューブ20,20間に配置されて、吸気からの熱を放散するフィン22とを備える。インタークーラ2Aは、更に、過給機によって圧縮されて高温となった空気(吸気)が導入される導入タンク部25と、フィン22を介して放熱して低温になった吸気をエンジン1側に排出する排出タンク部27とを備える。これら複数のチューブ20と複数のフィン22とによって、代表的には直方体状のコア部を構成する。
(Intercooler)
As shown in FIG. 2, the intercooler 2 </ b> A includes a plurality of
各チューブ20は、隣りのチューブ20と所定の間隔をあけて並列され、一端部が導入タンク部25に接続され、他端部が排出タンク部27に接続されて、吸気を導入タンク部25から排出タンク部27に流す。各チューブ20は、放熱性に優れる材料、例えばアルミニウムやアルミニウム合金などの金属によって構成され、代表的には横断面形状が細長い楕円状の筒体(後述の図4の破線円内参照)である。各チューブ20の大きさ、コア部を構成する個数、チューブ20,20間の間隔などは適宜選択でき、図1,図2では概念的に示す(後述するフィン22の大きさや図3,図4についても同様)。
Each
フィン22は、隣り合うチューブ20,20と両タンク部25,27とで囲まれる貫通空間(この例では直方体状の空間)に設けられる。フィン22は、貫通空間をつくるチューブ20,20の一方の開口側から他方の開口側に向かって外気wが流通できるようにチューブ20などに固定されて、チューブ20内に流れる吸気に対する外気wへの放熱面積を増大する部材である。フィン22は、放熱性に優れる材料、例えばアルミニウムやアルミニウム合金などの金属によって構成される。この例のフィン22は、山部と谷部とが周期的に設けられた波付き板であり、山部の頂点及び谷部の底部が隣り合うチューブ20,20に接するようにチューブ20,20間に配置される。波付き板がチューブ20,20間に挟まれてできる空間を外気wの流通路とする。この流通路の一方の開口部は、上記貫通空間を構成する一方の開口側に設けられ、他方の開口部が他方の開口側に設けられる。波付き板はフィン22の構成材の一例であり、その他、後述する実施形態2のように、複数の板材を並列させた板材群などをフィン22に利用できる。
The
インタークーラ2Aでは、図1に示すようにフィン22がコア部の仮想端面24に対して、車両前方FR側が高く、車両後方RR側が低くなるように傾斜して配置される。仮想端面24とは、直方体状のコア部において、チューブ20,20間に設けられる開口部がつくる仮想面、つまり、上述の貫通空間をつくるチューブ20,20の一方の開口縁や外気wの流通路の開口部によってつくられる仮想面である。仮想端面24に対するフィン22の傾斜角度αは90°未満の鋭角とする。傾斜角度αが小さいほど、インタークーラ2Aが前下がりに取り付けられた状態において、ラジエータファン3fが稼働してもラジエータ3からの熱い空気がインタークーラ2Aの外気wの流通路に流れ込み難い。また、外気wの流通路における外気wの導入側の開口部近傍(ダクト7との接続側近傍)では、外気wの流れ方向の変化を小さくし易く、外気wの流通抵抗を低減し易い。傾斜角度αが小さ過ぎると、ダクト7からコア部に外気wが流入し難い。上記熱い空気の流入防止、流通抵抗の低減、外気wの良好な導入などを考慮すると、傾斜角度αを45°以上55°以下とすることができる。この例のように波付き板でインタークーラ2Aを構成する場合、フィン22の傾斜角度αとは、仮想端面24に対する山部の頂点の稜線及び谷部の底部の稜線の傾き(ここではチューブ20の軸方向に対する傾きに等しい)に相当する。
In the
(取付状態)
インタークーラ2Aは、コア部の車両前方FR側が低く、車両後方RR側が高くなるように傾斜して自動車(車両の一例)に取り付けられる。インタークーラ2Aがこのように前下がりに取り付けられた状態において、水平方向に対するフィン22の傾斜角度θが20°以上40°以下を満たすように、上述の傾斜角度αに応じて、インタークーラ2Aにおける水平方向に対する取付角度βを調整するとよい(例えばβ=15°〜25°)。傾斜角度θが40°以下であれば、上述の熱い空気がインタークーラ2Aの外気wの流通路に流れ込み難い上に流通抵抗を小さくできる。傾斜角度θが小さいほど、上記熱い空気の流入防止効果、流通抵抗の低減効果を高め易い。傾斜角度θが20°以上であれば、傾斜角度αをある程度大きくし易く、外気wを外気wの流通路に導入し易い上に、傾斜角度αを一定とする場合に取付角度βをある程度小さくして、フード9とインタークーラ2A間の空間を大きく確保し易い。ここで、車両前方FRから車両後方RRに延びるダクト7を介して、車両上方UPから車両下方LWRに向かって外気wをインタークーラ2Aに案内する場合、取付角度βを小さくするほど、ダクト7におけるインタークーラ2Aとの接続箇所近くに設けられるラッパ状の供給部が車両上方UPに膨らむことを抑制し易い。その結果、フード9とインタークーラ2A間の空間を大きく確保し易く、歩行者保護の観点から好ましい。上記熱い空気の流入防止、外気wの良好な導入、歩行者保護などを考慮すると、傾斜角度θを上記範囲で適宜選択するとよい。
(Mounting state)
The
図1では、傾斜角度αが上述の範囲を満たすインタークーラ2Aを傾斜角度θが上述の範囲を満たすように前下がりに取り付けた状態を示す。このインタークーラ2Aにダクト7を取り付けることで、ダクト7に沿って、車両前方FRから車両後方RRに導入された外気wは、傾斜角度θに応じて、インタークーラ2Aのコア部の車両斜め上方から車両斜め下方に向かって流れる。インタークーラ2Aがこのように特定の条件を満たして取り付けられた状態では、インタークーラ2Aの外気wの流通路における水平方向に対する角度が傾斜角度θであり、直角に近い上述の従来の直交フィン形態に比較して小さい。そのため、ダクト7からインタークーラ2Aに向かう外気wの流れ方向の変化を小さくでき、コア部の車両前方FRから車両後方RRに至る全域に亘って、フィン22が外気wに接触し易い。そのため、フィン22は、車両前方FRから車両後方RRに向かってチューブ20内を流通する吸気の熱を外気wに効率よく放散して、吸気温度の低下に寄与する。
FIG. 1 shows a state in which the
(効果)
実施形態1のインタークーラの取付構造は、インタークーラ2Aに備える外気wの流通路における水平方向に対する角度が上述のように上述の従来の直交フィン形態よりも小さいため、低速時や停車時などでラジエータファン3fが稼働しても、ラジエータ3からの熱い空気が外気wの流通路に流れ込み難い。また、実施形態1のインタークーラの取付構造は、ダクト7から外気wの流通路に流れる外気wの流れ方向の変化を上述の従来の直交フィン形態よりも小さくできる。そのため、ダクト7からインタークーラ2Aに流れ込む際の外気wの流通速度の低下を低減して、流通速度が大きい外気wをフィン22に勢いよく接触できる。また、上述のようにインタークーラ2Aのコア部の車両前方FRから車両後方RRの全域に亘って、フィン22が均一的に外気wに接触し易く、コア部における外気wとの接触状態の偏りを改善できる。実施形態1のインタークーラの取付構造は、このようなラジエータ3からの熱い空気によるインタークーラ2Aの放熱効率の低下抑制及び外気wの流通抵抗の低減によって、チューブ20内を流通する吸気の冷却効率に優れる。
(effect)
In the intercooler mounting structure of the first embodiment, the angle with respect to the horizontal direction in the flow path of the outside air w provided in the
更に、実施形態1のインタークーラの取付構造は、車両前方FRからダクト7を介してインタークーラ2Aに外気wを導入する構成であるため、フィン22の傾斜角度θが上述の特定の範囲を満たすことで、フード9とインタークーラ2A間の間隔を大きくし易く、歩行者保護の観点から好ましい。
Furthermore, since the intercooler mounting structure of the first embodiment is configured to introduce the outside air w from the vehicle front FR to the
[実施形態2]
図3,図4を参照して、実施形態2のインタークーラの取付構造を説明する。図3では、インタークーラ2Bのコア部の縦断面、エンジン1、ラジエータ3及びラジエータファン3fを抜粋して示す。
[Embodiment 2]
With reference to FIG. 3 and FIG. 4, the mounting structure of the intercooler of Embodiment 2 is demonstrated. In FIG. 3, the longitudinal cross-section of the core part of the
実施形態2のインタークーラの取付構造の基本的構成は実施形態1と同様であり、実施形態1との相違点は、インタークーラ2Bが、吸気の流通方向が車幅方向(車両の左右方向)となるように自動車に取り付けられるものである点、インタークーラ2Bの取付状態において、水平方向に対するチューブ20の傾斜角度θが20°以上40°以下である点が挙げられる。また、この例のフィン22は、複数の板材群で構成される。以下、相違点を詳細に説明し、実施形態1との共通構成及び効果については詳細な説明を省略する。
The basic configuration of the intercooler mounting structure of the second embodiment is the same as that of the first embodiment. The difference from the first embodiment is that the
実施形態2のインタークーラの取付構造に備えるインタークーラ2Bは、実施形態1で説明したインタークーラ2Aと同様に、図4に示すように、並列配置される複数のチューブ20と、チューブ20,20間に配置されるフィン22と、導入タンク部25及び排出タンク部27とを備える。インタークーラ2Bでは、図3に示すように各チューブ20が仮想端面24に対して、車両前方FR側が高く、車両後方RR側が低くなるように傾斜して配置される。仮想端面24及び仮想端面24に対するチューブ20の傾斜角度αについては実施形態1を参照するとよい。
The
フィン22は、隣り合うチューブ20,20と両タンク部25,27とで囲まれる貫通空間に設けられる。この例の貫通空間は、縦断面形状が傾斜角度αの角部を有する平行四辺形状の空間である。この例のフィン22は、図4の破線円内に示すように複数の板材をチューブ20の軸方向に沿って離間して並列配置させた板材群で構成される。各板材は、その隣り合うチューブ20,20に対向する二つの周縁がチューブ20,20に接するようにチューブ20,20間に配置される。隣り合うチューブ20,20とチューブ20の軸方向に隣り合う二つの板材とで囲まれてできる空間を外気wの流通路とする。この流通路の一方の開口部は、上記貫通空間を構成する一方の開口側に設けられ、他方の開口部が他方の開口側に設けられる。この例の板材は、隣り合うチューブ20,20間の間隔に応じた長さを有する短辺縁と、チューブ20の長径に近い長さを有する長辺縁とを有する長方形状の薄板材であるが、板材の形状、大きさ、板材の配置間隔などは適宜選択できる。板材の構成材料は、実施形態1を参照するとよい。
The
図3では、傾斜角度αが上述の範囲(45°〜55°)を満たすインタークーラ2Bを傾斜角度θが上述の範囲を満たすように前下がりに取り付けた状態を示す。このインタークーラ2Bにダクト7(図1)を取り付けることで、ダクト7に沿って、車両前方FRから車両後方RRに導入された外気wは、傾斜角度θに応じて、インタークーラ2Bのコア部の車両斜め上方から車両斜め下方に向かって流れる(図3の紙面上では左斜め上方から右斜め下に向かって流れる)。インタークーラ2Bがこのように特定の条件を満たして取り付けられた状態では、インタークーラ2Bの外気wの流通路における水平方向に対する角度が傾斜角度θであり、直角に近い上述の従来の直交フィン形態に比較して小さい。そのため、ダクト7からインタークーラ2Bに向かう外気wの流れ方向の変化を小さくでき、コア部の車両前方FRから車両後方RRに至る全域に亘って、フィン22が外気wに接触し易い。
FIG. 3 shows a state in which the
(効果)
実施形態2のインタークーラの取付構造は、実施形態1と同様にインタークーラ2Bに備える外気wの流通路における水平方向に対する角度(傾斜角度θ)が上述の従来の直交フィン形態よりも小さい。そのため、実施形態2のインタークーラの取付構造によれば、ラジエータ3からの熱い空気の流入低減、流通抵抗の低減によって、チューブ20内を流通する吸気の冷却効率に優れる。また、ダクト7を利用する実施形態2のインタークーラの取付構造も、フード9とインタークーラ2B間の間隔を大きくし易く、歩行者保護の観点から好ましい。
(effect)
In the intercooler mounting structure of the second embodiment, the angle (inclination angle θ) with respect to the horizontal direction in the flow path of the outside air w provided in the
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。 The present invention is not limited to these exemplifications, but is defined by the scope of claims, and is intended to include all modifications within the meaning and scope equivalent to the scope of claims.
1 エンジン
2A,2B,200 インタークーラ
20 チューブ
22,220 フィン
24 仮想端面
25,250 導入タンク部
27,270 排出タンク部
3 ラジエータ
3f ラジエータファン
7 ダクト
70 開口部
8 エンジンルーム
9 フード
w 外気(走行風)
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記インタークーラは、
吸気が流通されると共に並列配置される複数のチューブと、
隣り合う前記チューブ間に配置されて、前記吸気からの熱を放散するフィンとを備え、
前記フィン又は前記チューブは、前記インタークーラにおける前記チューブ間に設けられる開口部がつくる仮想端面に対して、車両前方側が高く、車両後方側が低くなるように傾斜して配置され、
前記インタークーラは、車両前方側が低く、車両後方側が高くなるように傾斜して車両に取り付けられ、
この取付状態において、水平方向に対する前記フィンの傾斜角度又は前記チューブの傾斜角度が20°以上40°以下であるインタークーラの取付構造。 An intercooler mounting structure in which a radiator and a radiator fan are disposed in front of a vehicle in an engine and an intercooler is mounted above the engine,
The intercooler is
A plurality of tubes arranged in parallel with the intake air being circulated;
A fin disposed between the adjacent tubes and dissipating heat from the intake air;
The fin or the tube is arranged to be inclined with respect to a virtual end surface formed by an opening provided between the tubes in the intercooler so that the vehicle front side is high and the vehicle rear side is low,
The intercooler is attached to the vehicle by inclining so that the vehicle front side is low and the vehicle rear side is high,
The mounting structure of the intercooler in which the inclination angle of the fin with respect to the horizontal direction or the inclination angle of the tube is 20 ° or more and 40 ° or less in this attachment state.
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