JP2018015312A - Toilet seat device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、便座装置に関する。 The present invention relates to a toilet seat device.
従来、機能部を便器に対して昇降させる昇降装置を有する便座装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の便座装置は、便器に固定される下プレートと、機能部を支持すると共に下プレートに対して昇降する上プレートと、上プレートを上方に向けて付勢する弾性部材と、を備える。下プレートは、下プレート係合部を有する。上プレートは、下プレート係合部に係合すると共に爪部材で構成される上プレート係合部を有する。
2. Description of the Related Art Conventionally, a toilet seat device having an elevating device that raises and lowers a functional unit with respect to a toilet bowl is known (for example, see Patent Document 1). The toilet seat device described in
特許文献1に記載の便座装置においては、上プレートの下降時に、下プレート係合部に上プレート係合部を係合させることで、下プレートに上プレートをロックさせている。また、下プレートと上プレートとのロック状態から、下プレート係合部から上プレート係合部の係合を解除することで、下プレートと上プレートとのロックを解除して、上プレートに弾性部材の弾性力を作用させて上プレートを上方側に移動させている。
In the toilet seat device described in
ところで、便座装置を便器に取り付ける場合に、便器は陶器で形成されるため、便器の上面が製造のバラツキにより窪んで形成されることがある。このような場合に、下プレートが便器の上面に配置されるため、下プレートが便器の上面の窪みにより傾いて配置されることがある。そのため、上プレートを下プレートにロックさせようとしても、上プレート係合部の爪部材が下プレート係合部に引っ掛かることができずに、下プレートに上プレートをロックできないことがあった。従って、便器の製造のバラツキがあっても、上プレート(第1ベース部)の係合部(第1係合部)を下プレート(第2ベース部)の係合部(第2係合部)に係合できることが望まれる。 By the way, when attaching a toilet seat apparatus to a toilet bowl, since the toilet bowl is formed with ceramics, the upper surface of the toilet bowl may be formed to be depressed due to manufacturing variations. In such a case, since the lower plate is disposed on the upper surface of the toilet bowl, the lower plate may be inclined with respect to the depression on the upper surface of the toilet bowl. Therefore, even if the upper plate is locked to the lower plate, the claw member of the upper plate engaging portion cannot be caught by the lower plate engaging portion, and the upper plate may not be locked to the lower plate. Therefore, even if there is variation in the manufacture of the toilet bowl, the engaging portion (first engaging portion) of the upper plate (first base portion) is replaced with the engaging portion (second engaging portion) of the lower plate (second base portion). It is desirable to be able to engage.
本発明は、便器の製造のバラツキがあっても、第1ベース部の第1係合部を第2ベースの第2係合部に係合できる便座装置を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide a toilet seat device that can engage the first engagement portion of the first base portion with the second engagement portion of the second base even if there is variation in the manufacture of the toilet bowl.
本発明は、機能部(例えば、後述の機能部5)を支持すると共に第1係合部(例えば、後述のスライド部本体側係合部42、スライド補助部材側係合部47)を有する第1ベース部(例えば、後述の上部構成体20)と、前記第1ベース部の下方に配置され、便器(例えば、後述の便器3)に取り付け可能であって、前記第1係合部に係合可能な第2係合部(例えば、後述の下プレート本体側係合部714、下プレート補助部材側係合部722)を有する第2ベース部(例えば、後述の下プレート70)と、を備え、前記第1係合部は、高さ方向に並んで形成される複数の爪部(例えば、後述の第1爪部422、第2爪部472)を有する便座装置(例えば、後述の便座装置2)に関する。
The present invention supports a function part (for example, a
また、前記第1係合部は、基端から先端に向けて高さ方向に延びる延在部(例えば、後述の第1係合部延在基部421、第2係合部延在基部471)と、前記延在部から高さ方向に交差する方向に突出して形成される前記複数の爪部と、を備え、前記複数の爪部は、それぞれ、前記延在部の先端側において前記延在部から突出するにしたがって前記延在部の先端側から基端側に向かうように傾斜する第1傾斜面(例えば、後述の第1爪部傾斜面424、第2爪部傾斜面474)を有することが好ましい。
In addition, the first engagement portion extends in the height direction from the proximal end toward the distal end (for example, a first engagement
また、前記複数の爪部のうち前記延在部の高さ方向における最も先端に位置する爪部(例えば、後述の第1爪部422a、第2爪部472a)の前記第1傾斜面の傾斜角度は、前記複数の爪部の前記第1傾斜面の傾斜角度のうち最も大きいことが好ましい。
In addition, among the plurality of claw portions, the inclination of the first inclined surface of a claw portion (for example, a
また、前記第2ベース部は、第2ベース部本体(例えば、後述の立ち上がり部713、縁部721a)と、前記第2ベース部本体から高さ方向に交差する方向に突出して形成される前記第2係合部と、を有し、前記第2係合部は、前記複数の爪部のうち隣り合う爪部の間に挿入可能な厚さを有して構成され、前記複数の爪部のうち隣り合う爪部の間に挿入された場合に前記第1傾斜面に対向して配置されると共に前記第1傾斜面に対応する傾斜角度で傾斜する第2傾斜面(例えば、後述の傾斜面部714b、傾斜面部722b)を有することが好ましい。
In addition, the second base portion is formed to protrude from a second base portion main body (for example, a rising
また、前記便座装置は、前記機能部を便器に対して昇降させる昇降装置(例えば、後述の昇降装置10)を備え、前記昇降装置は、前記便器に固定される前記第2ベース部と、前記便器に対して高さ方向に移動可能に構成される前記第1ベース部と、を備えることが好ましい。
In addition, the toilet seat device includes an elevating device (e.g., an
本発明によれば、便器の製造のバラツキがあっても、第1ベース部の第1係合部を第2ベースの第2係合部に係合させることができる便座装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a toilet seat device capable of engaging the first engagement portion of the first base portion with the second engagement portion of the second base even when there is variation in the manufacture of the toilet bowl. it can.
以下、本発明の便座装置2を含む便器装置1の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る便座装置2が便器3に取り付けられた状態を示す側面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る便座装置2を便器3に取り付ける際の状態を示す斜視図である。図3は、昇降装置10の各部材を分解した状態を示す分解斜視図である。図4は、図2のA−A線断面図であって、スライド部本体41のスライド部本体側係合部42が下プレート本体71の下プレート本体側係合部714に係合した状態を示す断面図である。図5は、図2のB−B線断面図であって、スライド補助部材45のスライド補助部材側係合部47が下プレート補助部材72の下プレート補助部材側係合部722に係合した状態を示す断面図である。図6は、昇降装置が定位置に位置する場合を示す断面図である。図7は、昇降装置が上昇位置に位置する場合を示す断面図である。
なお、以下の説明においては、便器装置1の便座4aに座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、便器装置1の便座4aに座った人から視た場合の左右の向きを左右方向とする。また、鉛直方向に沿った上下の向きを上下方向又は高さ方向とする。
Hereinafter, an embodiment of a
In the following description, the front-rear direction when viewed from a person sitting on the
本実施形態の便器装置1は、図1及び図2に示すように、便座装置2と、便器3と、を備える。便座装置2は、便座4aと、便蓋4bと、機能部5と、昇降操作レバー部材6と、昇降装置10と、を備える。便座装置2は、便器3に取り付け可能である。本実施形態においては、便器3は、例えば、陶器製である。便座4a及び便蓋4bは、便器3の上方において、便器3に対して回動可能に取り付けられる。
The
機能部5は、便器3の後部の上面に配置される。機能部5は、例えば、便座4aを温めたり便器3を洗浄する等の各種機能を実行する制御機構や局部洗浄装置52が、ケーシング51の内部に収容されて構成される。機能部5は、便座4a及び便蓋4bを回動自在に軸支する。
The
ケーシング51の内部には、例えば、局部洗浄装置52が収納される。ケーシング51は、図2に示すように、上方側を覆う上部ケース部511と、下面部512と、を有する。局部洗浄装置52は、一対の局部洗浄用ノズル521、局部洗浄用ノズル521への洗浄水の給水路に設けられた温水タンク522、局部洗浄用ノズル521への洗浄水の給水路に設けられた開閉弁(図示せず)、温水タンク522に内蔵されたヒーター等を制御する制御装置523等から構成されている。
For example, a
機能部5は、図2に示すように、収納凹部53を有する。収納凹部53は、機能部5のケーシング51の下面部512の下部から上方側に窪んで設けられる。収納凹部53には、後述する昇降装置10の上部構成体20と下プレート70とが重ね合わされた状態で収納される。収納凹部53は、後端部が開放している。
収納凹部53の左右方向の両端部には、溝部531が設けられている。溝部531には、上部構成体20の上プレート30における左右方向の両端部が挿入される。
As shown in FIG. 2, the
昇降操作レバー部材6は、左右方向に延び且つ左右方向に往復移動するレバー本体部61と、便座装置2を便器3の上面3aに取り付けた状態で機能部5の右側面に露出する操作部62と、解除用爪部63と、を有する。
The elevating
レバー本体部61は、機能部5のケーシング51の下面部512に沿って配置されている。
操作部62は、レバー本体部61の一端部から下方に延びて形成されている。
解除用爪部63は、レバー本体部61から下方に延びて形成され、機能部5の下面部512よりも下方に突出している。解除用爪部63は、レバー本体部61の往復移動に伴い第1位置(操作部62が引き出される前の定位置)と第2位置(操作部62が引き出された位置)との間を往復移動する。
The lever
The
The
レバー本体部61には、解除用爪部63が第1位置に配置される方向に、弾性力を付与する圧縮コイルバネ54が取り付けられている。圧縮コイルバネ54の弾性力により解除用爪部63が第1位置に配置されると、操作部62は、その外側面が機能部5の右側面と面一になる位置に配置される。圧縮コイルバネ54の弾性力に抗して、操作部62を機能部5の右側面から外側に引き出すことで、解除用爪部63を第1位置から第2位置に移動させることができる。
A
次に、昇降装置10について説明する。
昇降装置10は、機能部5を便器3に対して昇降させる。昇降装置10は、機能部5を、上昇前の定位置(図1、図6参照)又は上昇後の上昇位置(図7参照)に移動可能である。昇降装置10は、図2に示すように、便器3の上面3aに取り付けられる。昇降装置10は、図2及び図3に示すように、機能部5を支持する上部構成体20(第1ベース部)と、下プレート70(第2ベース部)と、一対の伸縮軸機構部85,85を、を備える。
Next, the lifting
The elevating
上部構成体20は、便器3及び便器3に固定された下プレート70に対して高さ方向に移動可能に構成される。上部構成体20は、図3に示すように、上プレート30と、スライドばね部材35と、スライド部40と、カバー部材55と、を有する。
The
上プレート30は、図3に示すように、左右方向に略水平に延びる板状に形成される。上プレート30は、左右方向の略中央において前方側から後方側に窪む形状に形成される。上プレート30は、一対の上プレート貫通長穴31,31と、挿入開口32と、を備える。
As shown in FIG. 3, the
一対の上プレート貫通長穴31,31は、上プレート30において、左右方向に離間して形成され、前後方向に長穴状に延びる。一対の上プレート貫通長穴31,31には、後述する伸縮軸機構部85の上部ねじ構成部801が貫通して配置される。
The pair of upper plate through-
挿入開口32は、上プレート30において、後方側の中央寄りに形成されている。挿入開口32は、上プレート81を厚さ方向に貫通している。挿入開口32には、昇降操作レバー部材6の解除用爪部63(図2参照)が挿入される。挿入開口32の下方には、後述するスライド部40の(後述)の操作端部43が配置される。
The
スライド部40は、上プレート30の下方に配置される。スライド部40は、左右方向に移動可能であり、下プレート70に上部構成体20を係合させてロックするロック位置と、下プレート70に上部構成体20が係合しない非ロック位置と、に移動可能である。スライド部40は、例えば、ポリフェニレンスルファイド(PPS)樹脂などの樹脂材料で形成される。スライド部40は、スライド部本体41と、スライド補助部材45と、を備える。
The
スライド部本体41は、図3に示すように、前方側が開放した平面視で略U字状に形成される。スライド部本体41は、左右方向に延びる左右延在部411と、左右延在部411の両端部から前方に延びる一対の前後延在部412,412と、一対のスライド部本体側係合部42,42(第1係合部)と、を備える。左右延在部411は、操作端部43と、レバー用ばね部材収容部44と、を有する。
As shown in FIG. 3, the slide part
操作端部43は、スライド部本体41の左右延在部411の上面において、レバー用ばね部材収容部44よりも左右方向の一方側(図3における右側)において、上方側に突出して形成されている。
The
レバー用ばね部材収容部44は、図3に示すように、スライド部本体41の左右延在部411の左右方向の略中央の上面に形成され、左右方向に延びる凹状に形成される。レバー用ばね部材収容部44には、スライドばね部材35が収容される。スライドばね部材35は、スライド部40を左右方向の一方側(図3における右側)に付勢した状態で、スライド部40のレバー用ばね部材収容部44に収容されている。これにより、スライド部40には、左右方向の一方側(図3における右側)に向けてスライドばね部材35の弾性力が付与される。
As shown in FIG. 3, the lever spring
操作端部43には、挿入開口32に挿通される昇降操作レバー部材6の解除用爪部63(図2参照)が当接する。スライド部40がスライドばね部材35により左右方向の一方側(図3における右側)に付勢されているため、操作端部43は、昇降操作レバー部材6の解除用爪部63に向けて付勢される。
A release claw portion 63 (see FIG. 2) of the elevating
一対のスライド部本体側係合部42,42は、それぞれ、前後延在部412,412の前端部に設けられる。一対のスライド部本体側係合部42,42は、スライド部本体41の左右方向に離間して形成される。スライド部本体側係合部42は、後述する下プレート70の下プレート本体71の下プレート本体側係合部714(第2係合部)に係合する。
A pair of slide part main body
一対のスライド部本体側係合部42は、昇降装置10が定位置に位置する場合に、後述する下プレート70の下プレート本体71の下プレート本体側係合部714に係合する。また、スライド部40がスライドばね部材35の付勢力に抗して移動されると、一対のスライド部本体側係合部42が左右方向の他方側(図4における左側)に移動されて、一対のスライド部本体側係合部42及び下プレート70の下プレート本体71の下プレート本体側係合部714の係合が解除される。
The pair of slide part main body
一対のスライド部本体側係合部42は、図4に示すように、基端42aから先端42bに向けて高さ方向に延びる第1係合部延在基部421(延在部)と、高さ方向に並んで形成される複数の第1爪部(爪部)422と、を有する。本実施形態においては、第1爪部422は、4つである。
As shown in FIG. 4, the pair of slide part main body
複数の第1爪部422は、それぞれ、第1係合部延在基部421の一方側の側面から、高さ方向に交差する方向に突出する。複数の第1爪部422は、それぞれ、前後方向に視た場合に、突出する方向の先端側に向かうにしたがって高さ方向の幅が短くなるように形成される。第1爪部422は、第1係合部延在基部421の基端42a側に形成される第1爪部係合面423と、第1係合部延在基部421の先端42b側に形成される第1爪部傾斜面424(第1傾斜面)と、を有する。
Each of the plurality of
第1爪部係合面423は、第1係合部延在基部421の基端42a側の面であり、下プレート70の下プレート本体71の下プレート本体側係合部714に係合する面である。本実施形態においては、第1爪部係合面423は、上方を向いた略水平面により形成される。
The first claw
第1爪部傾斜面424は、第1係合部延在基部421の先端42b側の面であり、第1係合部延在基部421から第1爪部422が突出するにしたがって第1係合部延在基部421の先端42b側から基端42a側に向かうように傾斜する。
The first claw portion inclined
第1係合部延在基部421の高さ方向における最も先端に位置する第1爪部422aの第1爪部傾斜面424の水平面に対する傾斜角度は、複数の第1爪部422の第1爪部傾斜面424の水平面に対する傾斜角度のうち最も大きい。
The inclination angle of the
具体的には、図4に示すように、複数の第1爪部422のうち、最も先端に位置する第1爪部422aの第1爪部傾斜面424の傾斜角度は、水平面に対して傾斜角度α1である。複数の第1爪部422のうち、最も先端に位置する第1爪部422a以外の第1爪部422bの第1爪部傾斜面424の傾斜角度は、水平面に対して傾斜角度α2である。本実施形態では、最も先端に位置する第1爪部422aの第1爪部傾斜面424の傾斜角度α1は、最も先端に位置する第1爪部422a以外の第1爪部422bの第1爪部傾斜面424の傾斜角度α2よりも大きい(α1>α2)。
Specifically, as shown in FIG. 4, the inclination angle of the first claw portion inclined
スライド補助部材45は、図3に示すように、スライド部本体41の後方側において、複数のねじ部材804により、スライド部本体41の下面に固定されている。
スライド補助部材45は、前後方向に視た形状が略逆U字形状に形成される。スライド補助部材45は、水平方向に延びる平面部46と、平面部46の左右方向の両端部から下方に延びる一対のスライド補助部材側係合部47,47(第1係合部)を有する。スライド補助部材側係合部47,47は、後述する下プレート70の下プレート補助部材72の下プレート補助部材側係合部722,722(第2係合部)に係合する。
As shown in FIG. 3, the slide
The slide
スライド補助部材側係合部47は、昇降装置10が定位置に位置する場合に、後述する下プレート70の下プレート補助部材72の下プレート補助部材側係合部722に係合する。また、スライド部40がスライドばね部材35の付勢力に抗して移動されると、一対のスライド部本体側係合部42が左右方向の他方側(図4における左側)に移動されて、スライド補助部材側係合部47及び下プレート70の下プレート補助部材72の下プレート補助部材側係合部722の係合が解除される。
The slide auxiliary member
スライド補助部材側係合部47は、図5に示すように、基端47aから先端47bに向けて高さ方向に延びる第2係合部延在基部471(延在部)と、高さ方向に並んで形成される複数の第2爪部(爪部)472と、を有する。本実施形態においては、第2爪部472は、4つである。
As shown in FIG. 5, the slide auxiliary member
複数の第2爪部472は、それぞれ、第2係合部延在基部471の一方側の側面から、高さ方向に交差する方向に突出する。複数の第2爪部472は、それぞれ、前後方向に視た場合に、突出する方向の先端側に向かうにしたがって高さ方向の幅が短くなるように形成される。第2爪部472は、第2係合部延在基部471の基端47a側に形成される第2爪部係合面473と、第2係合部延在基部471の先端47b側に形成される第2爪部傾斜面474(第1傾斜面)と、を有する。
The plurality of
第2爪部係合面473は、第2係合部延在基部471の基端47a側の面であり、下プレート70の下プレート本体71の下プレート補助部材側係合部722に係合する面である。本実施形態においては、第2爪部係合面473は、上方を向いた略水平面により形成される。
The second claw
第2爪部傾斜面474は、第2係合部延在基部471の先端47b側の面であり、第2爪部472が突出するにしたがって第2係合部延在基部471の先端47b側から基端47a側に向かうように傾斜する。
The 2nd nail | claw part inclined
第2係合部延在基部471の高さ方向における最も先端に位置する第2爪部472の第2爪部傾斜面474の水平面に対する傾斜角度は、複数の第2爪部472の第2爪部傾斜面474の水平面に対する傾斜角度のうち最も大きい。
The inclination angle of the second claw portion inclined
具体的には、図5に示すように、複数の第2爪部472のうち、最も先端に位置する第2爪部472aの第2爪部傾斜面474の傾斜角度は、水平面に対して傾斜角度β1である。複数の第2爪部472のうち、最も先端に位置する第2爪部472a以外の第2爪部472bの第2爪部傾斜面474の傾斜角度は、水平面に対して傾斜角度β2である。本実施形態では、最も先端に位置する第2爪部472aの第2爪部傾斜面474の傾斜角度β1は、最も先端に位置する第2爪部472a以外の第2爪部472bの第2爪部傾斜面474の傾斜角度β2よりも大きい(β1>β2)。
Specifically, as shown in FIG. 5, the inclination angle of the second claw portion inclined
カバー部材55は、図3に示すように、左右方向に略水平に延びる1枚の金属板により左右対称に形成される。カバー部材55は、左右方向の略中央において後方側から前方側に窪む形状に形成される。カバー部材55は、スライド部40の下方に配置される。カバー部材55は、上プレート30とカバー部材55との間にスライド部40及びレバー用圧縮ばね部材35が配置された状態で、複数のねじ部材802により、上プレート30に固定される。
As shown in FIG. 3, the
カバー部材55は、一対のカバー部材貫通長穴56,56と、一対のカバー部材側係合部貫通穴57,57と、カバー部材中央部開口58と、を有する。
The
一対のカバー部材貫通長穴56,56は、図3に示すように、カバー部材55において、左右方向に離間して形成され、前後方向に長穴状に延びる。一対のカバー部材貫通長穴56,56には、後述する伸縮軸機構部85の上部ねじ構成部801が貫通して配置される。カバー部材55の面における一対のカバー部材貫通長穴56,56の周縁には、上部ねじ構成部801の頭部の下部に配置されたワッシャが当接する。
As shown in FIG. 3, the pair of cover member through-
一対のカバー部材側係合部貫通穴57,57は、カバー部材55の左右方向の中央を挟んで、左右方向に離間して形成される。一対のカバー部材側係合部貫通穴57,57には、スライド部40のスライド部本体側係合部42,42が挿通される。
The pair of cover member side engaging portion through
カバー部材中央部開口58は、カバー部材55における左右方向の略中央の後方側において、カバー部材55を厚さ方向に貫通する。カバー部材中央部開口58には、上方側から、スライド補助部材45が挿入される。
The cover member central portion opening 58 penetrates the
下プレート70は、図2に示すように、上部構成体20の下方に配置され、便器3に取り付け可能である。本実施形態においては、下プレート70は、伸縮軸機構部85を介して、便器3の上面3aに固定される。下プレート70は、図3に示すように、下プレート本体71と、下プレート補助部材72と、を有する。
As shown in FIG. 2, the
下プレート本体71は、左右方向に略水平に延びる左右対称の板状に形成される。下プレート本体71は、左右方向の略中央において前方側から後方側に窪むと共に後方側から前方側に窪む形状に形成される。下プレート本体71は、一対の下プレート貫通長穴711,711と、一対の係合部配置開口712,712と、一対の立ち上がり部713,713(第2プレート本体)と、一対の下プレート本体側係合部714,714(第2係合部)と、取付用切り欠き715と、を備える。
The
下プレート本体71は、下プレート本体側係合部714の突出した部分の先端が細い形状であるため、金属材料では形成しにくい。そのため、下プレート本体71は、例えば、下プレート本体側係合部714に樹脂材料を用いて、金型内に挿入した金属部品の周りに樹脂を注入して金属と樹脂を一体化するインサート成型により形成される。本実施形態においては、インサート成型により、例えば、一対の下プレート本体側係合部714,714の部分をポリフェニレンスルファイド(PPS)樹脂などの樹脂材料により形成し、一対の下プレート本体側係合部714,714以外の部分を金属により形成している。
The lower plate
一対の下プレート貫通長穴711,711は、図3に示すように、下プレート本体71において、左右方向に離間して形成され、前後方向に長穴状に延びる。一対の下プレート貫通長穴711,711には、後述する伸縮軸機構部85の上部ねじ構成部801が貫通して配置される。
As shown in FIG. 3, the pair of lower plate through-
係合部配置開口712は、下プレート本体71を厚さ方向に貫通して形成される。係合部配置開口712には、スライド部本体41の一対のスライド部本体側係合部42が配置される。
The engaging portion arrangement opening 712 is formed so as to penetrate the lower plate
一対の下プレート本体側係合部714,714は、図4に示すように、一対のスライド部本体側係合部42,42に係合可能である。下プレート70の下プレート本体側係合部714,714及びスライド部本体41のスライド部本体側係合部42,42は、上部構成体20と下プレート70とを係合させるロック部を構成する。
As shown in FIG. 4, the pair of lower plate main body
下プレート本体側係合部714,714は、一対の立ち上がり部713,713(第2ベース部本体)から、スライド部本体側係合部42側に向けて、高さ方向に交差する方向に突出して形成される。
The lower plate main body
一対の立ち上がり部713,713は、それぞれ、下プレート本体71から立ち上がって形成される。立ち上がり部713は、下プレート本体側係合部714が最も基端42a側の第1爪部422に係合した場合に、第1係合部延在基部421における複数の第1爪部422の全部が設けられる高さ方向の範囲に亘って、下プレート本体71から立ち上がっている。
The pair of rising
そのため、立ち上がり部713から突出するスライド部本体側係合部42は、高さ方向に並ぶ全ての複数の第1爪部422に対して係合可能となり、全ての複数の第1爪部422が使用可能となる。
また、下プレート本体側係合部714が最も基端42a側の第1爪部422に係合した場合に、第1係合部延在基部421における複数の第1爪部422の高さ方向の範囲が、立ち上がり部713の高さ方向の範囲となる。これにより、第1係合部延在基部421は、下プレート本体71の下方に突出することが低減されて、下プレート本体71の下方に配置される便器3などの部材に当接することが低減される。
Therefore, the slide part main body
Further, when the lower plate main body
仮に、立ち上がり部713を、第1係合部延在基部421における複数の第1爪部422の全部が設けられる高さ方向の範囲に亘って設けずに高さ方向の長さを短く形成した場合には、下プレート本体側係合部714が最も基端42a側の第1爪部422に係合しようとしても、第1係合部延在基部421が下プレート本体71の下方に突出して便器3などの部材に当接するため、下プレート本体側係合部714の基端42a側の第1爪部422に係合できず、複数の第1爪部422のうちの一部を使用できない。そのため、全ての複数の第1爪部422が使用可能となるという効果を得るために、本実施形態では、立ち上がり部713を、第1係合部延在基部421における複数の第1爪部422の全部が設けられる高さ方向の範囲に亘って設けている。
Temporarily, the rising
下プレート本体側係合部714は、前後方向に視た場合に、立ち上がり部713から突出する方向の先端側に向かうにしたがって高さ方向の幅が短くなるように形成される。下プレート本体側係合部714,714は、隣り合う第1爪部422,422の間に挿入可能な厚さの板状に形成される。
When viewed in the front-rear direction, the lower plate main body
下プレート本体側係合部714,714は、図4に示すように、係合面部714aと、傾斜面部714b(第2傾斜面)と、先端面部714cと、を有する。
係合面部714aは、第1爪部422の第1爪部係合面423に係合する面であり、本実施形態では、下方を向いた略水平面により形成される。
傾斜面部714bは、隣り合う第1爪部422,422の間に挿入された場合に、第1爪部傾斜面424に対向して配置される。傾斜面部714bは、下プレート本体側係合部714が突出する方向の先端側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜する。傾斜面部714bは、第1爪部傾斜面424に対応する傾斜角度で傾斜する。
先端面部714cは、下プレート本体側係合部714の先端の側部において上下方向に延びる端面である。先端面部714cは、先端面部714c隣り合う第1爪部422,422の間において、第1係合部延在基部421の側面に対向して配置される。
As shown in FIG. 4, the lower plate main body
The
The
The front
取付用切り欠き715は、図3に示すように、下プレート本体71の左右方向の略中央において、下プレート本体71の後方側に形成されている。取付用切り欠き715は、下プレート本体71における左右方向の略中央において後方側から前方側に向けて凹状に切り欠かれる。
As shown in FIG. 3, the mounting
下プレート補助部材72は、ねじ部材803により、下プレート本体71における取付用切り欠き715の周縁に固定されている。下プレート補助部材72は、水平方向に延びて形成され、一対のスライド補助部材配置開口721,721と、一対の下プレート補助部材側係合部722,722を有する。
The lower plate auxiliary member 72 is fixed to the periphery of the mounting
一対のスライド補助部材配置開口721,721は、左右方向に離間して配置され、下プレート補助部材72を高さ方向に貫通する。一対のスライド補助部材配置開口721,721には、スライド補助部材45のスライド補助部材側係合部47が挿入される。
A pair of slide auxiliary member arrangement | positioning opening 721,721 is spaced apart and arrange | positioned in the left-right direction, and penetrates the lower plate auxiliary member 72 to a height direction. The slide auxiliary member
一対の下プレート補助部材側係合部722,722は、図5に示すように、一対のスライド補助部材側係合部47,47に係合可能である。下プレート70の下プレート補助部材側係合部722,722及びスライド補助部材45のスライド補助部材側係合部47,47は、上部構成体20と下プレート70とを係合させるロック部を構成する。
As shown in FIG. 5, the pair of lower plate auxiliary member
一対の下プレート補助部材側係合部722,722は、スライド補助部材配置開口721の左右方向の一方側(図5における右側)の縁部721a(第2ベース部本体)から、スライド補助部材側係合部47側に向けて、スライド補助部材配置開口721の内側に突出して形成される。下プレート補助部材側係合部722は、前後方向に視た場合に、突出する方向の先端側に向かうにしたがって高さ方向の幅が短くなる部分を有して形成される。下プレート補助部材側係合部722,722は、隣り合う第2爪部472,472の間に挿入可能な厚さの板状に形成される。
The pair of lower plate auxiliary member
下プレート補助部材側係合部722,722は、図5に示すように、係合面部722aと、傾斜面部722b(第2傾斜面)と、先端面部722cと、を有する。
係合面部722aは、第2爪部472の第2爪部係合面473に係合する面であり、本実施形態では、下方を向いた略水平面により形成される。
傾斜面部722bは、隣り合う第2爪部472,472の間に挿入された場合に、第2爪部傾斜面474に対向して配置される。傾斜面部722bは、下プレート補助部材側係合部722が突出する方向の先端側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜する。傾斜面部722bは、第2爪部傾斜面474に対応する傾斜角度で傾斜する。
先端面部722cは、下プレート補助部材側係合部722の先端において上下方向に延びる側部の端面である。先端面部722cは、隣り合う第2爪部472,472の間において、第2係合部延在基部471の側面に対向して配置される。
As shown in FIG. 5, the lower plate auxiliary member
The engaging
The
The front
一対の伸縮軸機構部85,85は、図6及び図7に示すように、上下方向に延び、かつ、上下方向に伸縮するように構成される。一対の伸縮軸機構部85,85の軸部分が便器3の取付穴3b,3b(図1参照)に挿入されて、伸縮軸機構部85の軸部分の下端部から、伸縮軸機構部85の軸部分にナット10a(図1及び図2参照)を取り付けることで、昇降装置10は、便器3に固定される。一対の伸縮軸機構部85,85は、昇降装置10の定位置において短縮され(図6参照)、昇降装置10の上昇位置において伸長される(図7参照)。
As shown in FIGS. 6 and 7, the pair of telescopic
一対の伸縮軸機構部85,85は、カバー部材55の一対のカバー部材貫通長穴56,56が左右方向に並ぶ間隔と同じ間隔で、左右方向に離間して並んで配置される。一対の伸縮軸機構部85,85は、カバー部材55の一対のカバー部材貫通長穴56,56の周縁に取り付けられる。
The pair of telescopic
一対の伸縮軸機構部85の軸部分は、それぞれ、下プレート本体71の一対の下プレート貫通長穴711,711を貫通して配置され(図6及び図7参照)、便器3における上下方向に延びる取付穴3b(図1参照)に挿通されて、下部において、ナット10aにより、便器3に固定される(図1及び図2参照)。
The shaft portions of the pair of telescopic
伸縮軸機構部85は、図6及び図7に示すように、上部ねじ構成部801と、外筒部851と、底部閉止部材852と、内筒部853と、圧縮ばね部材854と、Oリング855と、を含んで構成される。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
外筒部851は、外周面にねじ山が刻まれた円筒状の胴部851aと、フランジ部851bと、を有している。
胴部851aは、上下方向に延びており、下端部の内周面にねじ山が形成される。胴部851aの下端部は、底部閉止部材852により閉止されている。
フランジ部851bは、胴部851aの上端に連続して形成され、平面視で方形状に形成される。
The
The
The
内筒部853及び圧縮ばね部材854は、外筒部851の内部に配置される。
内筒部853は、上下方向に延びるように形成される。
圧縮ばね部材854は、底部閉止部材852と内筒部853との間に配置され、内筒部853を上昇させる方向に弾性力を付与している。これにより、伸縮軸機構部85は上下方向に伸縮可能に構成されている。
The
The
The
内筒部853の下方側には、環状突起853aが形成されている。環状突起853aは、内筒部853の外周面に亘って環状に突出して形成されている。環状突起853aは、昇降装置10の上昇時において、Oリング855に係止されて、昇降装置10の上昇状態を保持する。
An
以上のように構成される伸縮軸機構部85は、図6及び図7に示すように、カバー部材55を上部ねじ構成部801及び外筒部851で挟み込んだ状態で、上部ねじ構成部801を外筒部851の上端部にねじ込むことで、上プレート30、スライド部40及びカバー部材55に取り付けられる。また、伸縮軸機構部85は、下プレート70を貫通させて、便器3に形成された取付穴3b(図1参照)に挿通させて、外筒部851の下端部からナット10a(図1及び図2参照)を取り付けることで、下プレート70を便器3に固定することができる。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
また、伸縮軸機構部85は、下プレート70の下プレート本体側係合部714にスライド部40のスライド部本体側係合部42が係合(ロック)される(図4参照)と共に、下プレート70の下プレート補助部材側係合部722にスライド部40のスライド補助部材側係合部47が係合(ロック)される(図5参照)場合には、図6に示すように、短縮された状態であり、圧縮ばね部材854は、内筒部853を上昇させる方向に弾性力を付与した状態で、内筒部853を上方側に付勢する。一方、伸縮軸機構部85は、下プレート70の下プレート本体側係合部714及びスライド部40のスライド部本体側係合部42の係合(ロック)が解除されると共に、下プレート70の下プレート補助部材側係合部722及びスライド部40のスライド補助部材側係合部47の係合(ロック)が解除された場合には、図7に示すように、伸長された状態であり、圧縮ばね部材854は、内筒部853を上昇させる方向に弾性力を付与して、内筒部853を上昇させる。
The
次に、本発明の昇降装置10を手動にて動作させる場合について説明する。
便器3の上面3aと機能部5との間の隙間を広く開けて、便器3の上面3aなどを清掃したい場合には、昇降装置10の定位置(図1及び図6参照)において、昇降操作レバー部材6の操作部62(図1及び図2参照)を引き出すことで操作を行う。これにより、スライド部40が移動されて、図6及び図7に示すように、下プレート70の一対の下プレート本体側係合部714,714及びスライド部40の一対のスライド部本体側係合部42,42の係合(ロック)が解除されると共に、下プレート70の一対の下プレート補助部材側係合部722,722及びスライド部40の一対のスライド補助部材側係合部47,47の係合(ロック)が解除される。この状態においては、圧縮ばね部材854により、内筒部853に上方側に弾性力が付与される。
Next, the case where the raising / lowering
When it is desired to widen the gap between the
そして、昇降装置10に接続された機能部5のケーシング51(図1参照)を手動で上方に持ち上げる。これにより、圧縮ばね部材854により内筒部853に上方側に弾性力が付与されているため、機能部5が配置された上部構成体20を、下プレート70に対して容易に上昇させることができる。
And the casing 51 (refer FIG. 1) of the
フロントベース部材7を上方に持ち上げると、図7に示すように、内筒部853の下方側に形成された環状突起853aは、昇降装置10の上昇時において、Oリング855に係止される。これにより、昇降装置10が上昇位置(図7参照)に位置され、内筒部853の環状突起853aがOリング855に係止された状態で、昇降装置10の上昇位置(図7参照)が保持される。
When the front base member 7 is lifted upward, as shown in FIG. 7, the
昇降装置10を上昇位置(図7参照)から定位置(図6参照)に戻す場合には、昇降装置10に接続された機能部5のケーシング51(図1参照)を手動で下方に移動させる。これにより、Oリング855に係止された内筒部853の環状突起853aがOリング855から外れて、上部構成体20を下方に移動させることができる。そして、更に上部構成体20を下方に移動させることで、スライド部40のスライド部本体側係合部42,42を下プレート70の一対の下プレート本体側係合部714,714に係合させると共に、スライド部40のスライド補助部材側係合部47,47を下プレート70の一対の下プレート補助部材側係合部722,722に係合させる。
When returning the
以上説明した本実施形態の便座装置2によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便座装置2においては、スライド部本体側係合部42は、高さ方向に並んで形成される複数の第1爪部422を有する。また、スライド補助部材側係合部47は、高さ方向に並んで形成される複数の第2爪部472を有する。
According to the
In the
そのため、便器3の上面3aが製造のバラツキにより窪んで形成された場合において、便器3の上面3aに下プレート70が傾いて配置されたとしても、下プレート70の下プレート本体側係合部714に、複数の第1爪部422のいずれかを引っ掛けることができる。また、下プレート70の下プレート補助部材側係合部722に、複数の第2爪部472のいずれかを引っ掛けることができる。これにより、便器3の製造のバラツキがあって便器3の上面3aが窪んで形成されることにより、下プレート70が傾いて配置されたとしても、上部構成体20のスライド部本体側係合部42を、下プレート70の下プレート本体側係合部714に容易に係合できる。また、上部構成体20のスライド補助部材側係合部47を、下プレート70の下プレート補助部材側係合部722に容易に係合できる。
Therefore, even when the
また、本実施形態の便座装置2においては、複数の第1爪部422は、それぞれ、第1係合部延在基部421の先端42b側において第1係合部延在基部421から突出するにしたがって第1係合部延在基部421の先端42b側から基端42a側に向かうように傾斜する第1爪部傾斜面424を有する。また、複数の第2爪部472は、それぞれ、第2係合部延在基部471の先端47b側において第2係合部延在基部471から突出するにしたがって第2係合部延在基部471の先端47b側から基端47a側に向かうように傾斜する第2爪部傾斜面474を有する。
In the
そのため、複数の第1爪部422が第1爪部傾斜面424を有し、又は、複数の第2爪部472が第2爪部傾斜面474を有する。これにより、複数の第1爪部422の間に下プレート本体側係合部714を導入し易く、第1爪部422に下プレート本体側係合部714を容易に引っ掛けることができる。また、複数の第2爪部472の間に下プレート補助部材側係合部722を導入し易く、第2爪部472に下プレート補助部材側係合部722を容易に引っ掛けることができる。
Therefore, the plurality of
また、本実施形態の便座装置2においては、第1係合部延在基部421の高さ方向における最も先端に位置する第1爪部422aの第1爪部傾斜面424の傾斜角度は、複数の第1爪部422の第1爪部傾斜面424の傾斜角度のうち最も大きい。
また、第2係合部延在基部471の高さ方向における最も先端に位置する第2爪部472aの第2爪部傾斜面474の傾斜角度は、複数の第2爪部472の第2爪部傾斜面474の傾斜角度のうち最も大きい。
Moreover, in the
The inclination angle of the second claw portion inclined
そのため、第1係合部延在基部421の先端42b側において、最も先端42b側の第1爪部422aの第1爪部傾斜面424に、下プレート本体側係合部714が接触した場合に、下プレート本体側係合部714が第1爪部傾斜面424に沿って移動される。これにより、下プレート本体側係合部714を、複数の第1爪部422側に容易に導いて呼び込むことができる。また、第2係合部延在基部471の先端47b側において、最も先端47b側の第2爪部472に、下プレート補助部材側係合部722が接触した場合に、下プレート補助部材側係合部722が第2爪部傾斜面474に沿って移動される。これにより、下プレート補助部材側係合部722を、複数の第2爪部472側に容易に導いて呼び込むことができる。
Therefore, when the lower plate main body
一方、スライド部本体側係合部42において、先端42b側の第1爪部422aよりも基端42a側の複数の第1爪部422bの第1爪部傾斜面424の傾斜角度は、先端42b側の第1爪部422aの第1爪部傾斜面424の傾斜角度よりも小さい。これにより、第1爪部傾斜面424の水平方向に対する傾斜角度が大きい場合よりも、複数の第1爪部422の間隔を小さくできる。複数の第1爪部422の間隔を小さくすることで、隣り合う第1爪部422,422の間に下プレート本体側係合部714を挿入させて係合させる際に、隣り合う第1爪部422,422と下プレート本体側係合部714との間のガタを小さくすることができる。
また、同様に、スライド補助部材側係合部47において、先端47b側の第2爪部472aよりも基端47a側の複数の第2爪部472bの第2爪部傾斜面474の傾斜角度は、先端47b側の第2爪部472aの第2爪部傾斜面474の傾斜角度よりも小さい。これにより、第2爪部傾斜面474の水平方向に対する傾斜角度が大きい場合よりも、複数の第2爪部472の間隔を小さくできる。複数の第2爪部472の間隔を小さくすることで、隣り合う第2爪部472,472の間に下プレート補助部材側係合部722を挿入させて係合させる際に、隣り合う第2爪部472,472と下プレート補助部材側係合部722との間のガタを小さくすることができる。
On the other hand, in the slide part main body
Similarly, in the slide assisting member
また、本実施形態の便座装置2においては、下プレート本体側係合部714は、隣り合う第1爪部422,422の間に挿入可能な厚さを有して構成され、隣り合う第1爪部422,422の間に挿入された場合に第1爪部傾斜面424に対向して配置されると共に、第1爪部傾斜面424に対応する傾斜角度で傾斜する傾斜面部714bを有する。
また、下プレート補助部材側係合部722は、隣り合う第2爪部472,472の間に挿入可能な厚さを有して構成され、隣り合う第2爪部472,472の間に挿入された場合に第2爪部傾斜面474に対向して配置されると共に、第2爪部傾斜面474に対応する傾斜角度で傾斜する傾斜面部722bを有する。
Further, in the
Further, the lower plate auxiliary member
そのため、下プレート本体側係合部714は、隣り合う第1爪部422,422の間に容易に挿入できる形状に形成されている。これにより、第1爪部422を下プレート本体側係合部714に容易に係合させることができる。また、下プレート補助部材側係合部722は、隣り合う第2爪部472,472の間に容易に挿入できる形状に形成されている。これにより、第2爪部472を下プレート補助部材側係合部722に容易に係合させることができる。
Therefore, the lower plate body
また、本実施形態の便座装置2においては、機能部5を便器3に対して昇降させる昇降装置10を備え、昇降装置10は、便器3に固定される下プレート70と、便器3に対して高さ方向に移動可能に構成される上部構成体20と、を備える。そのため、下プレート70に上部構成体20を係合させてロックする構造を、昇降装置10に適用することができる。
In addition, the
以上、本発明の便座装置の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、下プレート70に上部構成体20を係合させる構成を、便器3に対して機能部5を昇降させる昇降装置10に適用した例について説明したが、これに限定されない。例えば、下プレート70に上部構成体20を係合させる構成を、昇降装置を備えない便座装置に適用してもよい。
The preferred embodiment of the toilet seat device of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be modified as appropriate.
For example, in the above embodiment, the example in which the configuration in which the
前記実施形態においては、昇降装置10により上部構成体20を上下方向に移動させて昇降させる構成としたが、これに限定されない。上部構成体の昇降には、垂直方向に対して傾斜した斜め上下方向に移動する場合や、回動して昇降する場合も含まれる。
In the said embodiment, although it was set as the structure which moves the
前記実施形態においては、複数の第1爪部又は複数の第2爪部を、それぞれ、4つで構成したが、これに限定されない。例えば、第1爪部を、2つ、3つ、又は、5つ以上で構成してもよいし、第2爪部を、2つ、3つ、又は、5つ以上で構成してもよい。 In the said embodiment, although the some 1st nail | claw part or the some 2nd nail | claw part was each comprised with four, it is not limited to this. For example, the first claw portion may be constituted by two, three, or five or more, and the second claw portion may be constituted by two, three, or five or more. .
前記実施形態においては、便器を陶器製としたが、これに限定されない。例えば、便器を樹脂製としてもよい。 In the said embodiment, although the toilet bowl was made from earthenware, it is not limited to this. For example, the toilet bowl may be made of resin.
2 便座装置
3 便器
5 機能部
10 昇降装置
20 上部構成体(第1ベース部)
42 スライド部本体側係合部(第1係合部)
47 スライド補助部材側係合部(第1係合部)
70 下プレート(第2ベース部)
421 第1係合部延在基部(延在部)
422 第1爪部(爪部)
422a 第1爪部(最も先端に位置する爪部)
424 第1爪部傾斜面(第1傾斜面)
471 第2係合部延在基部(延在部)
472 第2爪部(爪部)
472a 第2爪部(最も先端に位置する爪部)
474 第2爪部傾斜面(第1傾斜面)
713 立ち上がり部(第2ベース部本体)
714 下プレート本体側係合部(第2係合部)
714b 傾斜面部(第2傾斜面)
721a 縁部(第2ベース部本体)
722 下プレート補助部材側係合部(第2係合部)
722b 傾斜面部(第2傾斜面)
2
42 Slide section main body side engaging section (first engaging section)
47 Slide auxiliary member side engaging portion (first engaging portion)
70 Lower plate (second base part)
421 First engagement portion extension base (extension portion)
422 First claw part (claw part)
422a 1st nail | claw part (claw part located in the most tip)
424 1st nail | claw part inclined surface (1st inclined surface)
471 Second engagement portion extension base (extension portion)
472 2nd claw part (claw part)
472a 2nd claw part (claw part located at the most tip)
474 Second claw inclined surface (first inclined surface)
713 Standing part (second base part body)
714 Lower plate body side engaging portion (second engaging portion)
714b inclined surface portion (second inclined surface)
721a Edge (second base body)
722 Lower plate auxiliary member side engaging portion (second engaging portion)
722b inclined surface (second inclined surface)
Claims (5)
前記第1ベース部の下方に配置され、便器に取り付け可能であって、前記第1係合部に係合可能な第2係合部を有する第2ベース部と、を備え、
前記第1係合部は、高さ方向に並んで形成される複数の爪部を有する便座装置。 A first base portion that supports the functional portion and has a first engagement portion;
A second base portion disposed below the first base portion, attachable to a toilet, and having a second engagement portion engageable with the first engagement portion,
The first engagement portion is a toilet seat device having a plurality of claw portions formed side by side in the height direction.
前記複数の爪部は、それぞれ、前記延在部の先端側の面であって前記延在部から突出するにしたがって前記延在部の先端側から基端側に向かうように傾斜する第1傾斜面を有する請求項1に記載の便座装置。 The first engaging portion includes an extending portion extending in a height direction from a proximal end toward a distal end, and the plurality of claw portions formed to protrude in a direction intersecting the height direction from the extending portion, With
Each of the plurality of claw portions is a surface on the distal end side of the extension portion, and first slope that inclines from the distal end side to the proximal end side of the extension portion as it protrudes from the extension portion. The toilet seat apparatus of Claim 1 which has a surface.
前記第2係合部は、前記複数の爪部のうち隣り合う爪部の間に挿入可能な厚さを有して構成され、前記複数の爪部のうち隣り合う爪部の間に挿入された場合に前記第1傾斜面に対向して配置されると共に前記第1傾斜面に対応する傾斜角度で傾斜する第2傾斜面を有する請求項2又は3に記載の便座装置。 The second base portion includes a second base portion main body, and the second engaging portion formed to protrude from the second base portion main body in a direction intersecting with a height direction.
The second engaging portion has a thickness that can be inserted between adjacent claw portions of the plurality of claw portions, and is inserted between adjacent claw portions of the plurality of claw portions. The toilet seat device according to claim 2, further comprising a second inclined surface that is disposed to face the first inclined surface and is inclined at an inclination angle corresponding to the first inclined surface.
前記昇降装置は、前記便器に固定される前記第2ベース部と、前記便器に対して高さ方向に移動可能に構成される前記第1ベース部と、を備える請求項1から4のいずれかに記載の便座装置。 The toilet seat device includes an elevating device that elevates and lowers the functional unit with respect to a toilet.
The said raising / lowering apparatus is provided with the said 2nd base part fixed to the said toilet bowl, and the said 1st base part comprised so that a movement to a height direction is possible with respect to the said toilet bowl. The toilet seat apparatus as described in.
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