JP2018007244A - 情報指向ネットワークにおけるパケット転送 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報指向ネットワーク(ICN)において情報を転送する方法を提供する。【解決手段】方法は、1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各々の検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップを有する。【選択図】図8
Description
本願明細書で議論する実施形態は、情報指向ネットワーキングネットワークにおける転送プロトコルに関する。
インターネットは、現在、インターネットプロトコル(IP)構造に基づく。IPは、コンテンツがどこに、例えば所与のIPアドレスに、置かれているかの参照の枠組みを有する。情報指向ネットワーク(information centric networking:ICN)のネットワークでは、参照の枠組みは、コンテンツがどこに置かれるかではなく、どんなコンテンツが要求されるかに基づく。
本願明細書で請求される主題は、上述のような欠点を解決する実施形態や上述のような環境でのみ機能する実施形態に限定されない。むしろ、この背景技術は、単に、本願明細書に記載される複数の実施形態が実施される技術分野の一例を説明するために提供される。
本開示の1又は複数の実施形態は、情報指向ネットワーク(ICN)のネットワークにおいて情報を転送する方法を含み得る。一実施形態では、方法は、1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各々の検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップを有して良い。方法は、1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップを更に有して良い。さらに、方法は、少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップを有して良い。
実施形態の目的及び利点が理解され、少なくとも特に特許請求の範囲で指摘された要素、特徴及び組合せを用いて達成されるだろう。上述の全体的説明及び以下の詳細な説明の両方は、例示的であり及び説明のためであり、本発明の範囲を限定しない。
例示的な実施形態は、添付の図面を用いて、更なる特異性及び詳細事項と共に記載され説明される。
情報指向ネットワーク(ICN)のネットワークおいてパケットを転送する例示的なシステムを表す図である。
ICNのネットワークおいてパケットを転送する別の例示的なシステムを表す図である。
例示的なネットワーク装置のブロック図である。
例示的なネットワーク装置のブロック図である。
コンテンツストア、未解決関心テーブル、転送情報ベース、及びヒット率テーブルを有する例示的なネットワーク装置である。
例示的なヒット率テーブルである。
ICNのネットワークにおけるインタフェースIDを割り当てる例示的な方法のフローチャートである。
ICNのネットワークにおけるネットワーク装置のヒット率テーブルを更新する例示的な方法のフローチャートである。
ICNのネットワークおいてパケットを転送する例示的な方法のフローチャートである。
例示的なコンピューティング装置のブロック図である。
通信環境は、例えば分散型ネットワーク接続、一時的ネットワーク接続、低帯域幅ネットワーク接続、及び/又は長いラウンドトリップ時間(RTT)を有するネットワーク接続を含み、本願明細書では「課題を抱えた通信環境」として参照され得る。このような環境でアプリケーションがどのように動作するかは、環境の課題を抱えた特性に拘わらず、重要な問題である。ICN、及びICNの最も有力な具現化であるNDN(named data networking)は、課題を抱えるネットワーク環境における問題を解決する前途有望なソリューションとして出現している。
種々の実施形態は、(例えば、課題を抱える通信環境のための)ICNの可能なパケット転送に関連する。一実施形態では、「ヒット認識マルチキャスト」は、課題を抱える通信環境におけるパケット転送をサポートして良い。この実施形態は、各ネットワーク装置(例えば、NDN装置)の中の各々の転送インタフェースの「ヒット率」を含む「ヒット率テーブル」により可能にできる。転送インタフェースは、ネットワーク装置のユニークな識別子に結合されて良く、したがって、関心パケットを最大ヒット率を有する転送インタフェース(「フェース」としても参照される)にマルチキャストすることにより、情報を伝達するのにより適するネットワーク装置が選択され得る。したがって、課題を抱える通信環境における転送効率を向上する。
本願明細書で使用されるとき、「関心パケット」又は「関心」は、コンテンツを要求する消費者からの要求パケットである。さらに、「データパケット」又は「データ」は、コンテンツを含むメッセージである。関心パケット及びデータパケットの両者は、要求される又は伝達されるコンテンツの名称を記述するNAMEフィールドを有して良い。
幾つかの実施形態では、「ネットワーク装置」は、効率的に通信リンクを生成するために遠隔地点間で情報を物理的に伝達する装置のための耐障害ネットワーク(disruption tolerant network:DTN)の用語である「データミュール」を有して良い。
本開示の実施形態を、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、本開示の少なくとも一実施形態による、ICNのネットワークにおいてパケットを取り扱う例示的なシステム100を表す図である。システム100は、データ消費者110、1又は複数のネットワーク装置120、及びネットワーク150を有して良い。
幾つかの実施形態において、システム100は、ICNのネットワークであって良い。上述及び他の実施形態では、データ消費者110は、関心パケットによりデータを要求して良い。さらに、1又は複数のネットワーク装置120は、関心パケットにより要求されるデータ(本願明細書では「コンテンツ」としても参照される)を提供するパケットであるデータパケットを生成して良い。
データ消費者110は、コンテンツを要求するよう構成される、任意の装置、システム、コンポーネント、又はコンポーネントの集合を有して良い。データ消費者110は、(デスクトップ、ラップトップ、サーバ、等のような)コンピュータとして、(セルラ電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレット、等のような)モバイル装置として、又はネットワークに接続される任意の他の装置(例えば、ネットワーク可能なサーモスタット、冷蔵庫、又は他の家電機器)として、実装されて良い。データ消費者110は、プロセッサ、メモリ、及び記憶媒体を有して良い。例として、ネットワーク150における動作中、データ消費者110は、関心パケットをネットワーク装置120へ送信して良い。ネットワーク150はICNのネットワークとして動作しているので、関心パケットは、所望のコンテンツが置かれる場所を示すのではなく、代わりに、データ消費者110により所望されるコンテンツを指名して良い。
ネットワーク装置120は、それぞれ、ネットワーク150内でパケットを受信し、取り扱い、及び/又は処理するよう構成される任意の装置、システム、コンポーネント、又はコンポーネントの集合を有して良い。ネットワーク装置120は、それぞれ、ルータ、ゲートウェイ、スイッチ、又は任意の他のネットワーク要素として実装されて良い。より具体的には、例えば、一実施形態では、ネットワーク装置120は、1又は複数のデータミュール、1又は複数のNDNルータ、又はそれらの任意の組み合わせを有して良い。
幾つかの実施形態では、ネットワーク装置120は、それぞれ、プロセッサ、メモリ、及び記憶媒体を有して良い。ネットワーク装置120は、それぞれ、ネットワーク装置が通信する1又は複数のインタフェースも有して良い。インタフェースは、ネットワーク装置との通信のための物理的及び/又は論理的入口若しくは出口ポイントを有して良い。
幾つかの実施形態では、ネットワーク装置120は、それぞれ、コンテンツストア、未解決関心テーブル(pending interest table:PIT)、転送情報ベース(forwarding information base:FIB)、及びヒット率テーブルを有して良い。コンテンツストア、PIT、及びFIBは、ネットワーク装置120の物理的又は論理的記憶コンポーネント又はメモリ及び/又は記憶媒体内の位置であって良い。
幾つかの実施形態では、コンテンツストアは、ネットワーク150の中の別の装置により要求されているコンテンツのための記憶位置として動作して良い。コンテンツストアを有するネットワーク150内の1又は複数のネットワーク装置を実装することにより、頻繁に要求されるコンテンツは、複数のネットワーク装置のコンテンツストア内に置くことができ、コンテンツを要求する装置により迅速に及び/又は効率的に提供できる。
幾つかの実施形態ではPITは、ネットワーク装置が依然としてコンテンツパケットを待っているネットワーク装置により、どんな関心パケットが受信されているかの状態指示子として機能して良い。例えば、PITは、要求コンテンツを、コンテンツを要求する関心パケットを受信したネットワーク装置のインタフェースに関連付けるテーブルエントリを有して良い。PITは、データパケットがネットワーク装置により受信されるとき、どのインタフェースがコンテンツを要求したかを識別するために使用されて良い。したがって、データパケットは、要求インタフェースとして参照される、コンテンツを世窮したインタフェースにおいて、ネットワーク装置から送出されて良い。
ネットワーク150は、データ消費者110とネットワーク装置120との間の通信を提供するよう構成される、任意の装置、システム、コンポーネント、又はそれらの組合せを有して良い。例として、ネットワーク150は、通信する1又は複数の広域ネットワーク(wide area networks:WAN)又はローカルエリアネットワーク(local area networks:LAN)を有して良い。幾つかの実施形態では、ネットワーク150は、複数のWAN及び/又はLANの間の論理的及び物理的接続により形成されるグローバルインターネットワークを含むインターネットを有して良い。代替又は追加で、ネットワーク150は、1又は複数のセルラRFネットワーク及び/又は802.xxネットワーク、Bluetooth(登録商標)アクセスポイント、無線アクセスポイント、IPベースのネットワーク等のような1又は複数の有線及び/又は無線ネットワークを有しても良いが、これらに限定されない。ネットワーク150は、ある種類のネットワークを別の種類のネットワークと接続させるサーバ、支局、又は他の接続装置も有して良い。追加又は代替で、ネットワーク150は、イントラネット、又は組織内で若しくはセキュアな方法で通信する1又は複数のコンピューティング装置を有して良い。
上述のように、課題を抱える通信環境は、例えば、障害環境、途切れ途切れに接続される環境、低帯域幅環境、及び/又は大きなラウンドトリップ時間(RTT)を有する環境を有して良い。より具体的には、例えば、課題を抱える通信環境は、災害(例えば、地震)の後の通信環境、途切れ途切れの接続性を有する環境(例えば、村落)、戦術用ネットワーク、第一応答者通信ネットワーク、惑星間ネットワーク、等を有して良い。
NDN及びコンテンツ指向ネットワーキング(content centric networking:CCN)は、ノード間及び地点間の到達可能性の代わりに、情報(例えば、指名されたデータ)の検索に焦点を当てている場合が多い。したがって、NDN及び/又はCCNは、エンドツーエンドの接続性の代わりに、(例えば、任意の接続性を利用することにより、存在するときには、要求側パーティへ向かってホップバイホップにデータを移動する)移動するデータに焦点を当てることにより、課題を抱える環境における永続的接続性を欠いていることがある。
国立公園のような1つの例示的な環境では、疎に配置されるネットワーク装置(例えば、NDNルータ)の間の接続性は、限られ又は存在しないことがある。例えば、国立公園の入口に1つだけ配置されたネットワーク装置が、インターネットアクセスを有する場合がある。この例では、(例えば、車、携帯電話、等を有する)訪問者は、「データミュール」としてサービスできる。この例は、「蓄積運搬転送(store−carry−and−forward)」処理を利用して良い。
図2は、本開示の少なくとも一実施形態による、例示的なシステム160を表す図である。システム160は、ネットワーク装置120A、120B、及び120Cを有する。本例では、ネットワーク装置120Aはルータ(例えば、NDNルータ)を有し、ネットワーク装置120B、120C、及び120Dはデータミュールを有する。これらの各々は、通信リンクを効率的に生成するために、リモート地点間で情報を物理的に伝達するよう構成される。
幾つかの実施形態では、効率は、課題を抱える通信環境の中のデータミュールとしてサービスできる装置の数を増大することにより向上できる。本願明細書に開示の種々の実施形態の例示的な使用例は、国立公園におけるインターネット/サービスプロビジョニング、及び災害地域におけるインターネット/サービスプロビジョニングを含む。
図3Aは、コンテンツストア202、PIT204、及びFIB206を含むネットワーク装置200を示す。例えば、関心パケットがネットワーク装置200に到着すると、ネットワーク装置200は、データを照合するためにコンテンツストアを調べて良い。合致するデータが存在する場合、ネットワーク装置200は、関心パケットが受信されたインタフェースにあるデ―タパケットを返して良い。その他の場合、ネットワーク装置200は、PIT204の中の名称を探し、合致するエントリが存在する場合、ネットワーク装置200は、関心パケットの入ってくるインタフェースを、PIT204のエントリに記録して良い。合致するPITエントリが存在しない場合、ネットワーク装置200は、FIB206の中の情報に基づき、データ生成側へ向けて関心パケットを転送して良い。ネットワーク装置が、複数の下流ノードから同じ名称について関心パケットを受信するとき、ネットワーク装置は、最初の1つだけを、データ生成側へ向けて上流に転送して良い。FIB206は、名称のプレフィックス(name−prefix)に基づくルーティングプロトコルにより投入され(populated)良く、各々のプレフィックスについて複数の出力インタフェースを有して良い。
図3Bは、コンテンツストア202及びPIT204を有するネットワーク装置200の別の図である。例えば、データパケットがネットワーク装置200に到着すると、ネットワーク装置200は、合致するPITエントリを識別し、該PITエントリの中にリストされる全ての下流インタフェースへデータパケットを転送して良い。ネットワーク装置200は、該PITエントリを削除し、データをコンテンツストア202にキャッシュして良い。データパケットは、関心パケットの逆の経路を取って良く、パケット損失がない場合、1つの関心パケットは各々のリンクに1つのデータパケットを生じ、フロー平衡を提供する。
図4は、例示的なネットワーク装置400を示す。装置400は、コンテンツストア402、PIT404、FIB406、及びヒット率テーブル408を有する。ルータ(例えば、NDNルータ)を有して良い装置400のヒット率テーブル408は、ネットワーク内の他のネットワーク装置(例えば、データミュール)に関する情報を有して良い。図5は、例示的なヒット率テーブル408’を示す。
種々の実施形態によると、ヒット率テーブル408’は、データミュールへ転送された合計関心数(a number of total interests)(「関心数」)、1又は複数の送信関心パケットに応答してネットワーク装置400において受信されたデータパケット数(つまり、「ヒット数」)、並びに、ネットワーク内の各々のデータミュールについての各々のインタフェース(「フェース」)の「ヒット率」を有して良い。一実施形態は、ヒット率テーブル408’は、ネットワーク装置400により検出される(例えば、通信中の)データミュールの情報を有して良い。「フェース」は論理的インタフェースを有して良いことに留意する。
続けて図5を参照すると、各々のインタフェースID(「フェースID」)は、ユニークな装置識別子(例えば、MACアドレス)に結合されて良い。1つのMACアドレスに対して、同じフェースIDが割り当てられて良い。
新しいMACアドレスを有する(例えば、新しく検出された)ネットワーク装置(例えばデータミュール)に対して、新しいインタフェースIDが該ネットワーク装置に割り当てられて良い。インタフェースの割り当ては、追加的方法で行われて良い。例えば、第1のネットワーク装置は「フェース1」が割り当てられて良く、第2のネットワーク装置は「フェース2」が割り当てられて良い、等である。
各々のネットワーク装置について、使用例に依存して、時間間隔の後に、インタフェースID割り当ての履歴が消去されて良い。例えば、国立公園のシナリオでは、大部分おデータミュールは国立公園に3日間より長く滞在しない場合が多いので、時間間隔は、例えば3日間に設定されて良い。
図5は、本開示の少なくとも一実施形態による、(例えば、ネットワーク装置のヒット率テーブルの中の)インタフェースIDを割り当てる例示的な方法500のフローチャートである。方法500は、任意の適切なシステム、機器、又は装置により実行されて良い。例えば、図1のシステム100、図2のシステム160、又はそれらのコンポーネントのうちの1又は複数は、方法500に関連する動作のうちの1又は複数を実行して良い。上述及び他の実施形態では、コンピュータ可読媒体に格納されるプログラム命令は、方法500の動作のうちの1又は複数を実行するために実行されて良い。
ブロック502で、ネットワーク装置は、1又は複数のネットワーク装置を検出するよう試みて良い。そして、方法500はブロック504へ進んで良い。より具体的には、例えば、ネットワーク装置(例えば、ルータ)は、通信を可能にするためにネットワーク装置の十分近くに位置する1又は複数のネットワーク装置(例えば、1又は複数のデータミュール)を検出するよう試みて良い。1又は複数のネットワーク装置は、無線通信信号の検出のような任意の適切な方法により検出されて良い。
ブロック504で、1又は複数のネットワーク装置が検出されるか否かに関して決定されて良い。1又は複数のネットワーク装置が検出されたと決定された場合、方法500はブロック506へ進んで良い。少なくとも1つのネットワーク装置が検出されないと決定された場合、方法500はブロック502に戻って良い。
ブロック506で、検出されたネットワーク装置のMACアドレスがネットワーク装置のヒット率テーブルの中にあるか否かに関して決定されて良い。例えば、図2を参照すると、ネットワーク装置120A(例えば、ルータ)は、検出されたネットワーク装置120BのMACアドレスがネットワーク装置120Aのヒット率テーブルの中にあるか否かを決定して良い。検出されたネットワーク装置のMACアドレスがヒット率テーブルの中にあると決定された場合、方法500はブロック508へ進んで良い。検出されたネットワーク装置のMACアドレスがヒット率テーブルの中にないと決定された場合、方法500はブロック510へ進んで良い。この動作は、各々の検出されたネットワーク装置について実行されて良いことに留意する。
ブロック508で、検出されたネットワーク装置のインタフェースIDが保持され、方法500はブロック502に戻って良い。例えば、検出された装置に予め割り当てられたインタフェースIDが保持されて良い。
ブロック510で、検出された装置のMACアドレスは、ヒット率テーブルに追加されて良く、インタフェースIDは、検出されたネットワーク装置に割り当てられて良く、方法500はブロック502に戻って良い。
本開示の範囲から逸脱することなく方法500に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、方法500の工程は、異なる順序で実施されても良い。さらに、概略のステップ及び動作は、単に例として提供され、幾つかのステップ及び動作は、開示の実施形態の本質から逸脱することなく、任意であり、より少ないステップ及び動作に組み合わされ、又は追加ステップ及び動作に拡張されても良い。
図6は、本開示の少なくとも一実施形態による、送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルを更新する例示的な方法600のフローチャートである。方法600は、任意の適切なシステム、機器、又は装置により実行されて良い。例えば、図1のシステム100、図2のシステム160、又はそれらのコンポーネントのうちの1又は複数は、方法600に関連する動作のうちの1又は複数を実行して良い。上述及び他の実施形態では、コンピュータ可読媒体に格納されるプログラム命令は、方法600の動作のうちの1又は複数を実行するために実行されて良い。
ブロック602で、関心パケットは、送信側ネットワーク装置から受信側ネットワーク装置のインタフェースへ転送されて良い。そして、方法600はブロック604へ進んで良い。例えば、関心パケットは、図2のネットワーク装置120Aからネットワーク装置120Dへ転送されて良い。
ブロック604で、受信側ネットワーク装置のインタフェースの関心数は、送信側装置のヒット率テーブルにおいて増加されて良い。そして方法600はブロック606へ進んで良い。例えば、関心数は、1だけ増大されて良い(例えば、関心数=関心数+1)。
ブロック606で、受信側ネットワーク装置のインタフェースのヒット率は、送信側装置のヒット率テーブルにおいて更新されて良い。そして方法600はブロック608へ進んで良い。例えば、受信側ネットワーク装置のインタフェースのヒット率は、ヒット数を関心数により除算したものに等しく設定されて良い(例えば、ヒット率=ヒット数/関心数)。
ブロック608で、送信側ネットワーク装置における対応するPITエントリの時間期間の終了の前に、送信された関心パケットに応答するデータパケットが送信側装置で受信されたか否かに関する決定が行われて良い。時間期間の終了の前にデータパケットが受信されたと決定された場合、方法600はブロック610へ進んで良い。データパケットの受信の前に時間期間が終了したと決定された場合、方法600はブロック614へ進んで良い。
ブロック610で、受信側ネットワーク装置のインタフェースのヒット数は、送信側装置のヒット率テーブルにおいて増加されて良い。そして方法600はブロック612へ進んで良い。例えば、ヒット数は、1だけ増大されて良い(例えば、ヒット数=ヒット数+1)。
ブロック612で、受信側ネットワーク装置のインタフェースのヒット率は、送信側装置のヒット率テーブルにおいて更新されて良い。そして方法600はブロック614へ進んで良い。例えば、ヒット率は、ヒット数を関心数により除算したものに等しく設定されて良い(例えば、ヒット率=ヒット数/関心数)。
本開示の範囲から逸脱することなく方法600に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、方法600の工程は、異なる順序で実施されても良い。さらに、概略のステップ及び動作は、単に例として提供され、幾つかのステップ及び動作は、開示の実施形態の本質から逸脱することなく、任意であり、より少ないステップ及び動作に組み合わされ、又は追加ステップ及び動作に拡張されても良い。
一実施形態では、PITエントリの終了の時間期間は、使用例に依存して調整されて良い(例えば、比較的長時間に設定される)。さらに、サービスプロバイダは、同じ関心パケットを転送し及び/又は格納するために使用され得るデータミュールの最大数Mに関するポリシを有して良い。(例えば、M>=1)。
種々の実施形態によると、最大ヒット率(「最高ヒット率」としても参照される)を有するインタフェースを有するデータミュールは、関心パケットを受信し、転送し、及び/又は格納するために選択されて良い。最高ヒット率を有するインタフェースは、通常、比較的高速に移動している及び/又は比較的大きなキャッシュを有するデータミュールのインタフェースである。一実施形態では、1より多くのインタフェースが同じ「最高」ヒット率を有する場合、関心パケットを受信すべきインタフェースは、種々の基準(例えば、運用ポリシ)に従い選択されて良い。例えば、関心パケットは、1又は複数の他のインタフェースに対して相対的に少ない関心パケットを受信している1又は複数のインタフェースへ転送されて良い(例えば、負荷平衡のため)。関心パケットは、1又は複数の他のインタフェースに対して相対的に多くの関心パケットを受信している1又は複数のインタフェースへ転送されて良い(例えば、見込みのあるより良好な性能のために)。あるいは、関心パケットは、1又は複数の無作為抽出されたインタフェースへ転送されて良い(例えば、簡略化のため)。
図7は、本開示の少なくとも一実施形態による、関心パケットを転送する及び/又は1又は複数の受信側ネットワーク装置を選択する例示的な方法700のフローチャートである。方法700は、任意の適切なシステム、機器、又は装置により実行されて良い。例えば、図1のシステム100、図2のシステム160、又はそれらのコンポーネントのうちの1又は複数は、方法700に関連する動作のうちの1又は複数を実行して良い。上述及び他の実施形態では、コンピュータ可読媒体に格納されるプログラム命令は、方法700の動作のうちの1又は複数を実行するために実行されて良い。
ブロック702で、同じ関心パケットを受信する及び/又は伝達することが許可される受信側ネットワーク装置の最大数Mが、(例えば、サービスプロバイダのポリシにより)決定されて良い。そして方法700はブロック704へ進んで良い。例えば、同じ関心パケットを受信する及び/又は伝達することが許可される受信側ネットワーク装置の最大数Mは、サービスプロバイダのポリシにより設定されるように、決定されて良い。
ブロック704で、(例えば、送信側ネットワーク装置と通信している)検出された近隣ネットワーク装置の数NがM以上か又はM未満かに関する決定が行われて良い。検出されたネットワーク装置の数Nが、同じ関心パケットを受信する及び/又は伝達することが許可されるネットワーク装置の数M以上であると決定された場合(N>=M)、方法700はブロック706へ進んで良い。検出されたネットワーク装置の数Nが、同じ関心パケットを受信する及び/又は伝達することが許可される受信側ネットワーク装置の最大数M未満であると決定された場合(N<M)、方法700はブロック710へ進んで良い。
ブロック706で、最大ヒット率を有する1又は複数の検出されたネットワーク装置は、送信側ネットワーク装置から関心パケットを受信するために選択されて良い。そして、方法700はブロック708へ進んで良い。一実施形態では、Mより多くの検出されたネットワーク装置が同じ「最大」ヒット率を有する場合、関心パケットを受信すべきM個のネットワーク装置は、種々の基準(例えば、運用ポリシ)に従い選択されて良い。例えば、関心パケットは、より少ない関心パケットを受信しているM個のネットワーク装置へ転送されて良い(例えば、負荷平衡のため)。関心パケットは、より多くの関心パケットを受信しているM個のネットワーク装置へ転送されて良い(例えば、見込みのあるより良好な性能のために)。あるいは、関心パケットは、無作為抽出されたM個のネットワーク装置へ転送されて良い(例えば、簡略化のため)。
ブロック708で、関心は、M個のネットワーク装置へ転送されて良い。そして、方法700はブロック718で終了して良い。
ブロック710で、全てのN個のネットワーク装置が選択されて良く、関心パケットはN個のネットワーク装置へ転送されて良い。
ブロック712で、更なるネットワーク装置が検出されるか否かに関して決定されて良い。更なるネットワーク装置が検出されないと決定された場合、方法700はブロック712に戻って良い。更なるネットワーク装置が検出されると決定された場合、方法700はブロック714に進んで良い。
ブロック714で、最大ヒット率を有する追加的に検出されたネットワーク装置が選択されて良く、関心パケットは最大ヒット率を有する追加的に検出されたネットワーク装置へ転送されて良い。そして、方法700はブロック716へ進んで良い。
ブロック716で、関心パケットを受信したネットワーク装置の数が受信側ネットワーク装置の最大数Mに等しいか否かに関する決定が行われて良い。関心パケットを受信したネットワーク装置の数が受信側ネットワーク装置の最大数Mに等しいと決定された場合、方法700はブロック718で終了して良い。関心パケットを受信したネットワーク装置の数が受信側ネットワーク装置の最大数より少ないと決定された場合、方法700はブロック712に戻って良い。
本開示の範囲から逸脱することなく方法700に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、方法700の工程は、異なる順序で実施されても良い。さらに、概略のステップ及び動作は、単に例として提供され、幾つかのステップ及び動作は、開示の実施形態の本質から逸脱することなく、任意であり、より少ないステップ及び動作に組み合わされ、又は追加ステップ及び動作に拡張されても良い。
図8は、本開示の少なくとも一実施形態による、例示的なコンピューティング装置800のブロック図である。(図1及び/又は図2の)データ消費者110及び/又はネットワーク装置120のうちの任意のものは、コンピューティング装置800として実装されて良い。コンピューティング装置800は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、サーバコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、電子リーダ装置、ネットワークスイッチ、ネットワークルータ、ネットワークハブ、他のネットワーキング装置、又は他の適切なコンピューティング装置を有して良い。
コンピューティング装置800は、プロセッサ810、記憶装置820、メモリ830及び通信コンポーネント840を有して良い。プロセッサ810、記憶装置820、メモリ830及び/又は通信コンポーネント840は、全て通信可能に結合されて、コンポーネントの各々が他のコンポーネントと通信できるようにして良い。コンピューティング装置800は、本開示に記載の動作のうちの任意の動作を実行するよう構成されて良い。
概して、プロセッサ810は、任意の適切な特定用途向け又は汎用コンピュータ、コンピューティングエンティティ、又は種々のコンピュータハードウェア若しくはソフトウェアモジュールを有して良く、任意の適切なコンピュータ可読媒体に格納された命令を実行するよう構成され得る処理装置を用いて実施されて良い。例えば、プロセッサ810は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又はプログラム命令を解釈し及び/若しくは実行し並びに/又はデータを処理するよう構成された任意の他のデジタル若しくはアナログ回路を有して良い。図8には単一のプロセッサを示したが、プロセッサ810は、本開示で説明される任意の数の工程を個々に又は共同で実行するよう構成される任意の数のプロセッサを有して良い。
幾つかの実施形態では、プロセッサ810は、プログラム命令を解釈し及び/又は実行し、及び/又は記憶装置820、メモリ830又は記憶装置820及びメモリ830に格納されたデータを処理して良い。幾つかの実施形態では、プロセッサ810は、記憶装置820からプログラム命令をフェッチし、該プログラム命令をメモリ830にロードして良い。プログラム命令がメモリ830にロードされた後、プロセッサ810は該プログラム命令を実行して良い。
例えば、幾つかの実施形態では、処理チェーンのうちの処理工程のうちの1又は複数は、プログラム命令としてデータ記憶装置820に含まれて良い。プロセッサ810は、処理工程のうちの1又は複数のプログラム命令をフェッチして良く、処理工程の該プログラム命令をメモリ830にロードして良い。処理工程のプログラム命令がメモリ830にロードされた後、プロセッサ810は、コンピューティング装置800がプログラム命令により指示されるように処理工程に関連する工程を実施できるように、プログラム命令を実行して良い。
記憶装置820及びメモリ830は、格納されたコンピュータ実行可能命令又はデータ構造を伝える又は有するコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。このようなコンピュータ可読媒体は、プロセッサ810のような汎用又は特定目的コンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体を含み得る。例として且つ限定ではなく、このようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置、フラッシュメモリ装置(例えば、固体メモリ素子)を含む有形又は非一時的コンピュータ可読記憶媒体、又はコンピュータにより実行可能な命令若しくはデータ構造の形式で所望のプログラムコード手段を伝える若しくは格納するために用いられ汎用若しくは特定目的コンピュータによりアクセス可能な他の記憶媒体を有し得る。上述の組合せも、コンピュータ可読記憶媒体の範囲に包含され得る。コンピュータ実行可能命令は、例えば、プロセッサ810に特定の工程又は工程のグループを実行させるよう構成される命令及びデータを含み得る。
幾つかの実施形態では、記憶装置820及び/又はメモリ830は、ICNネットワークに関連するデータを格納して良い。例えば、記憶装置820及び/又はメモリ830は、PIT、転送情報ベース(forwarding information base:FIB)、コンテンツストア及び/又はヒット率テーブルを格納して良い。
通信コンポーネント840は、コンピューティング装置800とネットワーク(例えば、図1のネットワーク150)との間の通信を可能にする又は助けるよう構成される任意の装置、システム、コンポーネント、又はコンポーネントの集合を有して良い。例えば、通信コンポーネント840は、モデム、ネットワークカード(無線又は有線)、赤外線通信装置、光通信装置、(アンテナのような)無線通信装置、及び/又は(Bluetooth(登録商標)装置、802.6装置(例えば、MAN(Metropolitan Area Network))、WiFi装置、WiMax装置、セルラ通信設備、等のような)チップセット、及び/又は同様のものを含み得るが、これらに限定されない。通信コンポーネント840は、少数の例を挙げると、セルラネットワーク、WiFiネットワーク、MAN、等のような(ネットワーク150を含む)任意のネットワーク、及び/又はリモート装置を含む本開示に記載される任意の他の装置と、データを交換させることができる。
幾つかの実施形態では、通信コンポーネント840は、ICNネットワーク内の通信を提供して良い。例えば、通信コンポーネント840は、1又は複数のインタフェースを有して良い。幾つかの実施形態では、通信コンポーネント840は、単一物理コンポーネント上の論理的区分、例えば単一物理ケーブル若しくは光信号に渡る複数のインタフェースを有して良い。
本開示の範囲から逸脱することなく図9に対し変更、追加又は省略が行われても良い。例えば、コンピューティング装置800は、本開示で示され説明されたものより多くの又は少ない要素を有して良い。例えば、コンピューティング装置800は、タブレット又は携帯電話機の画面のような統合型ディスプレイ装置を有して良く、又は、コンピューティング装置800と別個の及びそれに通信可能に結合され得る外部モニタ、プロジェクタ、テレビジョン、又は他の適切なディスプレイ装置を有して良い。
本開示で用いられるように、用語「モジュール」又は「コンポーネント」は、モジュール若しくはコンポーネントのアクションを実行するよう構成される特定ハードウェア実装、及び/又はコンピューティングシステムの汎用ハードウェア(例えばコンピュータ可読媒体、処理装置、等)に格納され及び/又はそれらにより実行され得るソフトウェアオブジェクト又はソフトウェアルーチンを表して良い。幾つかの実施形態では、本開示に記載されたのと異なるコンポーネント、モジュール、エンジン及びサービスは、(例えば、別個のスレッドとして)コンピューティングシステムで実行されるオブジェクト又は処理として実施されても良い。本開示に記載のシステム及び方法の幾つかは概して(汎用ハードウェアに格納される及び/又はそれにより実行される)ソフトウェアで実装されるように記載されたが、専用ハードウェアの実装又はソフトウェアと専用ハードウェアの組み合わせの実装も可能であり考えられる。本開示では、「コンピュータエンティティ」は、本開示で先に定められたようにコンピューティングシステム、又はコンピューティングシステムで実行されるモジュール若しくはモジュールの組合せであって良い。
本開示で及び特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本体)で使用される用語は、概して、広義の(open)用語と考えられる(例えば、用語「含む(including)」は「含むが、限定されない」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は「含むが、限定されない」と解釈されるべきである)。
さらに、特定数の導入された請求項の引用が意図される場合、このような意図は、請求項の中に明示的に示され、このような引用が存在しない場合はこのような意図が存在しない。例えば、理解の助けとして、以下の添付の特許請求の範囲は、請求項の引用を導入するために、「少なくとも1つの」及び「1又は複数の」をいう前置語句の使用を含み得る。しかしながら、このような語句の使用は、同じ請求項が前置語句「1又は複数」又は「少なくとも1つの」及び「a又はan」のような不定冠詞を含むときでも、不定冠詞「a、an」による請求項引用の導入がこのような導入された請求項引用を含む任意の特定の請求項をこのような引用を1つだけ含む実施形態に限定することを示すと考えられてはならない(例えば、「a」及び/又は「an」は「少なくとも1つの」又は「1又は複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同様のことは、請求項引用を導入するために使用される定冠詞の使用についても該当する。
さらに、特定数の導入された請求項引用が明示的に引用される場合、当業者は、このような引用が少なくとも引用された番号を意味することと解釈されるべきであることを認識するだろう(例えば、「2つの引用」はそのままで、他の変更が無ければ、少なくとも2つの引用、又は2以上の引用を意味する)。さらに、「A、B、C、等のうちの少なくとも1つ」又は「A、B、C、等のうちの1又は複数」に類似する慣例が用いられる例では、通常、このような構成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、又はA、B、Cを一緒に、等を含むと意図される。
さらに、2以上の代替用語を表す任意の離接語又は語句は、説明、請求項、又は図面の中であるかに係わらず、用語のうちの1つ、用語のうちのいずれか、又は両方の用語を含む可能性を包含すると理解されるべきである。例えば、語句「A又はB」は、「A」又は「B」又は「A及びB」の可能性を含むと理解されるべきである。
本開示に記載された全ての例及び条件文は、教育上の目的で、読者が本発明の原理及び発明者により考案された概念を理解するのを助け、技術を促進させるためであり、これらの特に記載された例及び条件に限定されないものと考えられるべきである。本開示の実施形態が詳細に記載されたが、種々の変更、置換及び修正が本開示の精神及び範囲から逸脱することなく行われ得る。
以上の実施形態に加えて、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 情報指向ネットワーク(ICN)においてパケットを転送する方法であって、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する方法。
(付記2) 前記関心パケットを伝達すべきネットワーク装置の最大数を決定するステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記3) 前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信し及び前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置からデータパケットを受信した後に、ヒット率テーブルを更新するステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記4) 前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの1つの検出されたネットワーク装置にインタフェースIDを割り当てるステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記5) インタフェースIDを割り当てるステップは、送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルに、前記検出されたネットワーク装置のユニークな識別子を追加するステップと、
前記検出されたネットワーク装置に割り当てられる前記インタフェースIDを、前記ヒット率テーブルに追加するステップと、
を有する、付記4に記載の方法。
(付記6) 所定時間期間の終了後、前記検出されたネットワーク装置のインタフェースIDエントリを消去するステップ、を更に有する付記4に記載の方法。
(付記7) 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を有する送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、付記1に記載の方法。
(付記8) 前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップは、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置の少なくとも1つの無作為抽出と前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置のうちの各選択されたネットワーク装置により前に提供された関心パケットの数とに基づき、1又は複数のネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップを有する、付記1に記載の方法。
(付記9) 命令を有する1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1又は複数のプロセッサに動作を実行させるよう構成され、前記動作は、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する、コンピュータ可読媒体。
(付記10) 前記動作は、前記関心パケットを伝達すべきネットワーク装置の最大数を決定するステップを更に有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記11) 前記動作は、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップの後に、ヒット率テーブルを更新するステップを更に有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記12) 前記動作は、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの1つの検出されたネットワーク装置にインタフェースIDを割り当てるステップを更に有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記13) インタフェースIDを割り当てるステップは、
送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルに、前記検出されたネットワーク装置のユニークな識別子を追加するステップと、
前記検出されたネットワーク装置に割り当てられる前記インタフェースIDを、前記ヒット率テーブルに追加するステップと、
を有する、付記12に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記14) 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を有する送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記15) 情報指向ネットワーク(ICN)において動作するネットワーク装置であって、前記ネットワーク装置は、
1又は複数のプロセッサと、
前記1又は複数のプロセッサにより実行されると前記1又は複数のプロセッサに動作を実行させるよう構成されるコンピュータ可読命令を格納するメモリと、
を有し、前記動作は、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する、ネットワーク装置。
(付記16) 前記メモリは、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率を含むヒット率テーブルを有する、付記15に記載のネットワーク装置。
(付記17) 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、前記ヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、付記16に記載のネットワーク装置。
(付記18) 前記動作は、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップの後に、前記ヒット率テーブルを更新するステップを更に有する、付記16に記載のネットワーク装置。
(付記19) 前記ヒット率テーブルは、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置へ転送される関心パケットの数と、
送信された関心パケットに応答して、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置からの、前記ネットワーク装置により受信されるデータパケットの数と、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率と、
を含む、付記16に記載のネットワーク装置。
(付記20) 前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップは、1又は複数の検出されたデータミュールのうち各検出されたデータミュールのヒット率を決定するステップを有する、付記15に記載のネットワーク装置。
(付記1) 情報指向ネットワーク(ICN)においてパケットを転送する方法であって、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する方法。
(付記2) 前記関心パケットを伝達すべきネットワーク装置の最大数を決定するステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記3) 前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信し及び前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置からデータパケットを受信した後に、ヒット率テーブルを更新するステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記4) 前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの1つの検出されたネットワーク装置にインタフェースIDを割り当てるステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記5) インタフェースIDを割り当てるステップは、送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルに、前記検出されたネットワーク装置のユニークな識別子を追加するステップと、
前記検出されたネットワーク装置に割り当てられる前記インタフェースIDを、前記ヒット率テーブルに追加するステップと、
を有する、付記4に記載の方法。
(付記6) 所定時間期間の終了後、前記検出されたネットワーク装置のインタフェースIDエントリを消去するステップ、を更に有する付記4に記載の方法。
(付記7) 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を有する送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、付記1に記載の方法。
(付記8) 前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップは、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置の少なくとも1つの無作為抽出と前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置のうちの各選択されたネットワーク装置により前に提供された関心パケットの数とに基づき、1又は複数のネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップを有する、付記1に記載の方法。
(付記9) 命令を有する1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1又は複数のプロセッサに動作を実行させるよう構成され、前記動作は、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する、コンピュータ可読媒体。
(付記10) 前記動作は、前記関心パケットを伝達すべきネットワーク装置の最大数を決定するステップを更に有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記11) 前記動作は、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップの後に、ヒット率テーブルを更新するステップを更に有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記12) 前記動作は、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの1つの検出されたネットワーク装置にインタフェースIDを割り当てるステップを更に有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記13) インタフェースIDを割り当てるステップは、
送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルに、前記検出されたネットワーク装置のユニークな識別子を追加するステップと、
前記検出されたネットワーク装置に割り当てられる前記インタフェースIDを、前記ヒット率テーブルに追加するステップと、
を有する、付記12に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記14) 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を有する送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、付記9に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記15) 情報指向ネットワーク(ICN)において動作するネットワーク装置であって、前記ネットワーク装置は、
1又は複数のプロセッサと、
前記1又は複数のプロセッサにより実行されると前記1又は複数のプロセッサに動作を実行させるよう構成されるコンピュータ可読命令を格納するメモリと、
を有し、前記動作は、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する、ネットワーク装置。
(付記16) 前記メモリは、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率を含むヒット率テーブルを有する、付記15に記載のネットワーク装置。
(付記17) 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、前記ヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、付記16に記載のネットワーク装置。
(付記18) 前記動作は、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップの後に、前記ヒット率テーブルを更新するステップを更に有する、付記16に記載のネットワーク装置。
(付記19) 前記ヒット率テーブルは、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置へ転送される関心パケットの数と、
送信された関心パケットに応答して、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置からの、前記ネットワーク装置により受信されるデータパケットの数と、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率と、
を含む、付記16に記載のネットワーク装置。
(付記20) 前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップは、1又は複数の検出されたデータミュールのうち各検出されたデータミュールのヒット率を決定するステップを有する、付記15に記載のネットワーク装置。
100 システム
110 データ消費者
120 ネットワーク装置
150 ネットワーク
400 ネットワーク装置
402 コンテンツストア
404 未解決関心テーブル
406 転送情報ベース
408 ヒット率テーブル
110 データ消費者
120 ネットワーク装置
150 ネットワーク
400 ネットワーク装置
402 コンテンツストア
404 未解決関心テーブル
406 転送情報ベース
408 ヒット率テーブル
Claims (20)
- 情報指向ネットワーク(ICN)においてパケットを転送する方法であって、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する方法。 - 前記関心パケットを伝達すべきネットワーク装置の最大数を決定するステップ、を更に有する請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信し及び前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置からデータパケットを受信した後に、ヒット率テーブルを更新するステップ、を更に有する請求項1に記載の方法。
- 前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの1つの検出されたネットワーク装置にインタフェースIDを割り当てるステップ、を更に有する請求項1に記載の方法。
- インタフェースIDを割り当てるステップは、送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルに、前記検出されたネットワーク装置のユニークな識別子を追加するステップと、
前記検出されたネットワーク装置に割り当てられる前記インタフェースIDを、前記ヒット率テーブルに追加するステップと、
を有する、請求項4に記載の方法。 - 所定時間期間の終了後、前記検出されたネットワーク装置のインタフェースIDエントリを消去するステップ、を更に有する請求項4に記載の方法。
- 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を有する送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップは、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置の少なくとも1つの無作為抽出と前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置のうちの各選択されたネットワーク装置により前に提供された関心パケットの数とに基づき、1又は複数のネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップを有する、請求項1に記載の方法。
- 命令を有する1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1又は複数のプロセッサに動作を実行させるよう構成され、前記動作は、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する、コンピュータ可読媒体。 - 前記動作は、前記関心パケットを伝達すべきネットワーク装置の最大数を決定するステップを更に有する、請求項9に記載のコンピュータ可読媒体。
- 前記動作は、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップの後に、ヒット率テーブルを更新するステップを更に有する、請求項9に記載のコンピュータ可読媒体。
- 前記動作は、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの1つの検出されたネットワーク装置にインタフェースIDを割り当てるステップを更に有する、請求項9に記載のコンピュータ可読媒体。
- インタフェースIDを割り当てるステップは、
送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルに、前記検出されたネットワーク装置のユニークな識別子を追加するステップと、
前記検出されたネットワーク装置に割り当てられる前記インタフェースIDを、前記ヒット率テーブルに追加するステップと、
を有する、請求項12に記載のコンピュータ可読媒体。 - 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を有する送信側ネットワーク装置のヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、請求項9に記載のコンピュータ可読媒体。
- 情報指向ネットワーク(ICN)において動作するネットワーク装置であって、前記ネットワーク装置は、
1又は複数のプロセッサと、
前記1又は複数のプロセッサにより実行されると前記1又は複数のプロセッサに動作を実行させるよう構成されるコンピュータ可読命令を格納するメモリと、
を有し、前記動作は、
1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップと、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうち、最大ヒット率を有する少なくとも1つのネットワーク装置を選択するステップと、
前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ関心パケットを送信するステップと、
を有する、ネットワーク装置。 - 前記メモリは、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率を含むヒット率テーブルを有する、請求項15に記載のネットワーク装置。
- 各検出されたネットワーク装置の前記ヒット率を決定するステップは、前記ヒット率テーブルにアクセスするステップを有する、請求項16に記載のネットワーク装置。
- 前記動作は、前記少なくとも1つの選択されたネットワーク装置へ前記関心パケットを送信するステップの後に、前記ヒット率テーブルを更新するステップを更に有する、請求項16に記載のネットワーク装置。
- 前記ヒット率テーブルは、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置へ転送される関心パケットの数と、
送信された関心パケットに応答して、前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置からの、前記ネットワーク装置により受信されるデータパケットの数と、
前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率と、
を含む、請求項16に記載のネットワーク装置。 - 前記1又は複数の検出されたネットワーク装置のうちの各検出されたネットワーク装置のヒット率を決定するステップは、1又は複数の検出されたデータミュールのうち各検出されたデータミュールのヒット率を決定するステップを有する、請求項15に記載のネットワーク装置。
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