JP2018006960A - 無線通信装置、管理装置及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ノードのネットワーク層での処理により、ネットワーク全体で、中継するノードの子ノード数を平滑化して、パケット衝突を回避する。
【解決手段】本発明に係る無線通信装置は、周辺ノードの通信品質情報及び経路情報を含む通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、通信情報記憶手段を参照して、周辺ノードのうち、パケットの衝突が生じ得るノードを判定する判定手段と、判定手段により判定されたノードの無線接続先、若しくは、判定手段により判定されたノードと無線接続する子ノードのうちの一部の無線接続先を変更して、パケットの衝突を回避する衝突回避手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置、管理装置及び無線通信システムに関する。
電源駆動のゲートウェイと電池駆動のノードとで構成されるマルチホップワイヤレスネットワークでは、ノードを省電力動作させて、メンテナンスフリーでマルチホップネットワークシステムを長時間動作させるニーズが高まっている。
そのためには、ノードを周期的にスリープ状態に遷移させることが望ましい。例えば、電池駆動のノードで構成されるセンサネットワークを、メンテナンスフリーで年単位の運用をするためには、中継ノードとセンシングノードとを長時間スリープさせることが望ましい。
しかし、中継ノードがスリープすると、センシングノードが中継ノードにデータを送信できるタイミングは、中継ノードが起きるときに限定されてしまう。このため、特にセンシングノードが多く密集している場合には、送信タイミングが重なりやすく、パケットの衝突が発生しやすい。
こういった場合のMAC層での衝突回避技術として、IEEE802.15.4で規定されるCSMA/CAと呼ばれる通信方式(非特許文献1)がある。
CSMA/CA方式では、各ノードはパケット送信前にキャリアセンスを実行し、パケットが送信されているか否かを確認する。パケットが送信されている場合は、ノード自身はパケットの送信を行わずに、待機する。各ノードは、時間経過後、再びキャリアセンスを行って送信可能か否かを判断し、送信可能であれば、ランダムな待ち時間経過後に、各ノードはパケットを送信する。
このランダムな待ち時間をランダムバックオフ(又はランダムバックオフ時間)と呼ぶ。この待ち時間を置くことで、各ノードがパケットを送信するタイミングにランダム性を持たせ、パケットの衝突を起こりにくくしている。
しかし、スリープする1台の中継ノード(親ノード)に対し、多数台の子ノードが通信している場合、各子ノードがランダムバックオフをとるだけでは送信タイミングを分散しきれず、十分にパケット衝突を抑えられない可能性がある。
このような場合には、ランダムバックオフ時間を長く取ることで、さらに送信タイミングを分散させ、パケット衝突の可能性を抑えることができるが、その分通信遅延が増加してしまうという問題がある。
そこで、NW層での衝突回避技術を併用することにより、この問題を回避する。既存技術として920MHz帯のZigBee IPのマルチホップルーティングプロトコルである、RPLプロトコル(非特許文献2)が存在する。
IEEE Std 802.15.4−2011 RFC6550 IPv6 Routing Protocol for Low−Power and Lossy Networks
しかしながら、RPLプロトコルでは、各ノードのスリープ動作を考慮した、パケット衝突回避技術が規定されていない。
そのため、ノードのネットワーク層での処理により、ネットワーク全体で、中継するノードの子ノード数を平滑化して、パケット衝突を回避する無線通信装置、管理装置及び無線通信システムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る無線通信装置は、マルチホップネットワークを構成する各ノードの無線通信装置において、(1)周辺ノードの通信品質情報及び経路情報を含む通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、(2)通信情報記憶手段を参照して、周辺ノードのうち、パケットの衝突が生じ得るノードを判定する判定手段と、(3)判定手段により判定されたノードの無線接続先、若しくは、判定手段により判定されたノードと無線接続する子ノードのうちの一部の無線接続先を変更して、パケットの衝突を回避する衝突回避手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明に係る管理装置は、マルチホップネットワークを構成する複数のノードの接続状態を管理する管理装置において、(1)複数のノードのそれぞれから取得した、各ノードの通信品質情報及び経路情報を含む通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、(2)通信情報記憶手段を参照して、あるホップカウントのノード数と、その次のホップカウントのノード数とに基づいて、親ノードに対する子ノード数の偏りを判定する疎密判定手段と、(3)疎密判定手段による判定結果に基づいて、子ノード数に偏りがあると判定されたノードに対して、子ノード数の偏りを平滑化する指示を行なう平滑化指示手段とを備えることを特徴とする。
第3の本発明に係る無線通信システムは、複数のノードを有して構成される無線通信システムにおいて、複数のノードの接続状態を管理する管理装置が第2の本発明の管理装置であり、各ノードの無線通信装置が、第1の本発明の無線通信装置であることを特徴とする。
本発明によれば、ノードのネットワーク層での処理により、ネットワーク全体で、中継するノードの子ノード数を平滑化して、パケット衝突を回避できる。
第1の実施形態に係るゲートウェイ装置の内部構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る親ノードの無線通信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る子ノードの無線通信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るマルチホップネットワークの全体構成を示す全体構成図である。 第1の実施形態に係る平滑化処理の全体的な動作を説明する説明図である。 第1の実施形態に係るゲートウェイ装置におけるリンク先変更指示の処理動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における疎密判定を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る親ノードにおける平滑化処理を示すフローチャートである。 疎の場合の無線リンク先の変更処理を説明する説明図である。 第2の実施形態における疎密判定を説明する説明図である。 第2の実施形態に係る親ノードにおける平滑化処理を示すフローチャートである。 密の場合の無線リンク先の変更処理を説明する説明図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る無線通信装置、管理装置及び無線通信システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態では、本発明を用いて、複数の無線端末(以下、「ノード」と呼び。)及びゲートウェイ装置で構成されるマルチホップネットワークに用いる場合を例示する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図4は、第1の実施形態に係るマルチホップネットワークの全体構成を示す全体構成図である。
図4において、第1の実施形態に係るマルチホップネットワーク1は、ゲートウェイ装置300と、複数のノード10とを有する。図4において、ノード10間を結ぶ直線が無線リンクを示す。
マルチホップネットワーク1は、ゲートウェイ装置300と接続するノード10(特に、シンクノードとも呼ぶ。)が存在し、シンクノードを含め複数のノード10によりツリートポロジーを構成している。
各ノード10は、例えば電池等の電源から電力が供給されて、隣接するノード10との間でマルチホップ通信を行なう。各ノード10は、省電力化のため、所定の動作モード制御方法によりスリープ機能を有している。
なお、以下では、ゲートウェイ装置300から各ノード10への通信方向を下り方向とし、各ノード10からゲートウェイ装置300への通信方向を上り方向とする。また、下り方向のノード10にパケットを中継するノードを親ノードと呼び、親ノードと下り方向に直接無線リンクを引いているノードを子ノードと呼ぶ。
図1は、第1の実施形態に係るゲートウェイ装置300の内部構成を示す機能ブロック図である。
図1において、ゲートウェイ装置300は、送受信部310、ネットワーク制御部320を有する。
ゲートウェイ装置300は、例えば、CPU、RAM、ROM、EEPROM、入出力インタフェース手段、通信装置等を備えるものであり、CPUが、ROMに格納される処理プログラムを実行することにより、ゲートウェイ装置300の機能を実現するものである。また、処理プログラムをインストールして構築できるようにしても良く、その場合でも機能的には図1で表すことができる。
送受信部310は、シンクノードとしてのノード10に対して送信パケット(例えば、後述する平滑化コマンドを含む制御パケットや、各種制御パケット、データパケット等)を送信し、シンクノードとしてノード10から受信パケット(例えば、各種制御パケット、データパケット)を受信する。
ネットワーク制御部320は、ネットワーク層としての処理を行なうものである。図1に示すように、ネットワーク制御部320は、平滑化判定部321、平滑化コマンド322、制御パケット生成部323、通信品質テーブル324、経路テーブル325を有する。
通信品質テーブル324は、シンクノードを介して、複数のノード10のそれぞれにおける隣接ノードとの間の通信品質情報を記憶する。ネットワーク制御部320は、送受信部310により受信された各ノード10からの制御パケットに含まれる通信品質情報を、通信品質テーブル324に記憶・更新する。
通信品質情報は、例えば、ノード10毎に、隣接ノードとの間の接続状態や、隣接ノードからのパケット受信時の受信電力値(例えば、RSSI値等)や、隣接ノードからのパケットのパケット受信率や、隣接ノードとの間の無線リンクのリンクコスト等を含む情報である。
経路テーブル325は、マルチホップネットワーク1を構成するツリートポロジーの経路情報を記憶する。経路テーブル325に記憶される経路情報には、各ノード10からシンクノードまでパケットを転送するときのホップ数(ホップカウント(HC)とも呼ぶ。)が含まれる。
なお、経路テーブル325は、既存のルーティングプロトコルに従って作成することができる。例えば、OLSRプロトコル、TBRPFプロトコル、DSDVプロトコル、AODVプロトコル等を用いて経路テーブル325は作成され、ここでの詳細な説明は省略する。
平滑化判定部321は、経路テーブル325を参照して、マルチホップネットワーク1全体における各ノードの疎密判定を行なう。
ここで、疎密判定とは、ツリートポロジーで構成されるマルチホップネットワーク1全体において、あるホップ数のノード数と、当該各ノードから下り方向にある次ホップのノード数との関係に基づいて、親ノードに対する子ノード数に偏りがあるか否かの判定をいう。
つまり、マルチホップネットワーク全体において、親ノードに対して子ノード数が「疎」又は「密」である箇所の判定をいう。
疎密判定の結果、「疎」の場合の平滑化動作モードを疎モード、「密」である場合の平滑化動作モードを密モードとも呼ぶ。
第1の実施形態では、疎モードの平滑化処理を説明する。なお、密モードの平滑化処理は、第2の実施形態で説明する。
例えば、平滑化判定部321は、経路テーブル325を参照して、あるホップ数のノード数と、当該各ノードの子ノード数との比率に基づいて、各親ノードを中継先とする子ノード数を平滑化するか否かを判定する。
例えば、平滑化判定部321は、経路テーブル235を参照して、HC=1のノード数、HC=2のノード数を検索する。平滑化判定部321は、HC=1のノードを親ノードとし、HC=1の各親ノードが無線リンクを張っている子ノード数の平均値を求める。さらに、平滑化判定部321は、HC=1の各親ノードの子ノード数の偏差を求める。その最大偏差と閾値とを比較し、最大偏差が閾値を超えている場合、「疎」又は「密」と判定する。このように、あるホップ数における疎密判定を終えると、平滑化判定部321は、ホップ数の深度を1ずつ下げて、最大深度に達するまで、上記疎密判定を繰り返し行なう。
平滑化判定部321は、疎密判定により「疎」と判定した場合、経路テーブル325を参照して、子ノード数が最大である親ノードを検索し、その親ノードに対して平滑化コマンドを通知することを平滑化コマンド生成部322に指示する。なお、平滑化判定部321の詳細な処理は、動作の項で詳細に説明する。
平滑化コマンド生成部322は、平滑化判定部321による判定結果に基づいて、指定された親ノードに対して平滑化コマンドを生成する。
ここで、平滑化コマンドとは、親ノードに対する子ノード数を平滑化するため、指定された親ノードに対して、子ノードの無線リンク先を変更させるコマンドである。
疎モードの場合の平滑化コマンドは、指定された親ノードに対して、無線リンクを張っている複数の子ノードのうち、一部の子ノードとの無線リンクを切断するコマンドである。
制御パケット生成部323は、平滑化コマンド生成部322に生成された平滑化コマンドを含む、指定された親ノード宛の制御パケットを送受信部310に与える。
送受信部310は、制御パケット生成部323により生成された制御パケットをシンクノードに送信し、及び、シンクノードから受信したパケットを分解してネットワーク制御部320に与える。
図2は、第1の実施形態に係る親ノードの無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図2おいて、第1の実施形態に係る親ノードの無線通信装置200は、アンテナ部211、無線送受信部210、パケット送受信部220、ネットワーク制御部230を有する。
無線通信装置200は、例えば、CPU、RAM、ROM、EEPROM、入出力インタフェース手段、通信装置等を備えるものであり、CPUが、ROMに格納される処理プログラムを実行することにより、無線通信装置200の機能を実現するものである。また、処理プログラムをインストールして構築できるようにしても良く、その場合でも機能的には図2で表すことができる。
アンテナ部211は、無線送受信部210からの送信信号を無線電波に乗せで送信したり、捕捉した無線電波を電気信号に変換して無線送受信部210に与えたりする。アンテナ部211は、送信用アンテナ、受信用アンテナ、送受信用アンテナを用いることができる。
無線送受信部210は、パケット送信部220からの送信信号を電気信号に変換してアンテナ部211に与え、アンテナ部211からの電気信号を受信信号に変換してパケット送受信部220に与える。
パケット送受信部220は、ネットワーク制御部230において生成されたパケットデータに基づいてパケットを組み立て送信信号として無線送受信部210に与え、無線送受信部210からの受信パケットを分解して、受信データをネットワーク制御部230に与える。
なお、無線送受信部210は、物理層としての処理を行ない、パケット送受信部220は、MAC層としての処理を行なう。
無線送受信部210及びパケット送受信部220は、パケットの衝突を回避するため、例えばCSMA/CA方式等に従って無線信号の送信タイミングを調整する。また、パケット送受信部220は、受信パケットを分解して得た受信データだけでなく、無線送受信部210により検出された受信電力値(例えば、RSSI値等)も受信データの一種として、ネットワーク制御部230に与える。
ネットワーク制御部230は、例えば経路選択等のネットワーク層としての処理を行なうものである。
図2に示すように、ネットワーク制御部230は、マルチホップ制御部231、親判定部232、制御パケット生成部233、隣接テーブル234、経路テーブル235、親候補判定部236、親変更判定部237を有する。
なお、特許請求の範囲に記載の判定手段は、親候補判定部236、親変更判定部237を含む概念である。判定手段は、通信情報記憶手段を参照して、周辺ノードのうち、パケットの衝突が生じ得るノードを判定する。
また、特許請求の範囲に記載の衝突回避手段は、制御パケット生成部233を含む概念である。衝突回避手段は、判定手段により判定されたノードの無線接続先、若しくは、判定手段により判定されたノードと無線接続する子ノードのうちの一部の無線接続先を変更して、パケットの衝突を回避する。
マルチホップ制御部231は、マルチホップ通信の処理を行なう。マルチホップ制御部231は、隣接テーブル234と経路テーブル235を参照して、ホップ先のノード10に対してマルチホップ通信を行なう。
親判定部232は、パケット送受信部220から取得した受信パケットが制御パケットである場合、隣接テーブル234や経路テーブル235を参照して、制御パケットのデータに基づいて、自身の親ノードを決定する。また、親判定部232は、必要に応じて、制御パケットのデータに基づいて、隣接テーブル234や経路テーブル235の情報を更新する。
親判定部232は、リンクコスト値が良好な中継先を親ノードとして決定するため、隣接テーブル234に記憶されるノード接続状態情報や、RSSIや、リンクコスト等を参照して、リンクコスト値の良好な(すなわち、リンクコスト値が最良である)中継先を親ノードとして決定する。
隣接テーブル234は、自ノードに隣接するノードとの間の接続状態や、隣接ノードからのパケット受信時の受信電力値(例えば、RSSI値等)や、隣接ノードからのパケットのパケット受信率や、隣接ノードとの間の無線リンクのリンクコスト等を記憶する。
経路テーブル235は、隣接ノードからの制御パケットに含まれるリンクコスト値等に基づいて、自ノードがパケットを中継する中継先ノードを含む経路情報、シンクノードまでのホップ数を記憶する。
親候補判定部236は、ゲートウェイ装置300から平滑化コマンドを受信した場合に、経路テーブル235を参照して、子ノード数の平滑化のための親候補を決定する。
例えば、疎モードの平滑化コマンドの場合、親候補判定部236は、経路テーブル235を参照して、隣接ノードのうち、自ノードと同じホップ数であって、かつ、子ノード数が自身より小さいノードを検索し、その検索したノードを親候補とする。
親変更判定部237は、ゲートウェイ装置300から平滑化コマンドを受信した場合に、隣接テーブル234を参照して、親ノードとの無線リンク先を変更する子ノードを決定する。
例えば、疎モードの平滑化コマンドの場合、親変更判定部237は、自ノードの複数の子ノードのうち、親候補を隣接ノードとして含んでおり、かつ、親候補とのリンクコスト値が良好な子ノードを決定する。換言すると、親変更判定部237は、親候補を隣接ノードとしている子ノードのうち、その親候補と最もリンクコスト値が低いノードを決定する。
制御パケット生成部233は、隣接するノードとの間で授受する制御パケットを生成し、パケット送受信部220に与える。制御パケット生成部233は、例えば、隣接ノードとの間の接続状態に関する情報や、パケット受信時の受信電力値(例えば、RSSI値等)等を含む制御パケットを作成する。
また、制御パケット生成部233は、親変更判定部237により決定された子ノードが、自ノードから親候補に無線リンクを変更指示する制御パケットを生成する。換言すると、制御パケット生成部233は、親変更判定部237により決定された子ノード宛に、当該子ノードと自ノードとの間のリンクコスト値を変更した制御パケットを生成する。
例えば、疎モードの平滑化コマンドの場合、制御パケット生成部233は、親変更判定部237により決定された子ノードと、自ノードとの間のリンクコスト値を最高値にした制御パケットを生成する。例えば、リンクコスト値が「1」〜「9999」までの範囲であり、「1」が最低値(品質が良い)であり、「9999」が最高値(品質が悪い)であるとする。この場合、制御パケット生成部237は、上記子ノードとのリンクコスト値を「9999」としてもよい。リンクコスト値を上げる理由は、上記子ノードの親ノードを自ノードから別ノードに変更する意図である。そのため、上記子ノードの親ノードを変更できるのであれば、上記のように、リンクコスト値を最高値、例えば「9999」にすることに限定されない。
なお、制御パケット生成部233は、隣接テーブル234に、当該子ノードとの間のリンクコスト値を、最も高くした値に更新するようにしてもよい。
図3は、第1の実施形態に係る子ノードの無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図3において、第1の実施形態に係る子ノードの無線通信装置100は、アンテナ部111、無線送受信部110、パケット送受信部120、ネットワーク制御部130を有する。
無線通信装置100は、例えば、CPU、RAM、ROM、EEPROM、入出力インタフェース手段、通信装置等を備えるものであり、CPUが、ROMに格納される処理プログラムを実行することにより、無線通信装置100の機能を実現するものである。また、処理プログラムをインストールして構築できるようにしても良く、その場合でも機能的には図3で表すことができる。
なお、アンテナ部111、無線送受信部110及びパケット送受信部120は、それぞれ、図2のアンテナ部211、無線送受信部210及びパケット送受信部220と同一の機能を行なうため、ここでの詳細な説明を省略する。
ネットワーク制御部130は、例えば経路選択等のネットワーク層としての処理を行なうものである。
図3に示すように、ネットワーク制御部130は、マルチホップ制御部131、親判定部132、制御パケット生成部133、隣接テーブル134、経路テーブル135を有する。
なお、マルチホップ制御部131、親判定部132、制御パケット生成部133、隣接テーブル134及び経路テーブル135は、基本的には、マルチホップ制御部231、親判定部232、制御パケット生成部233、隣接テーブル234及び経路テーブル235と同一の機能を行なうため、ここでの詳細な説明を省略する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るマルチホップネットワーク1における平滑化処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−2−1)全体動作
図5は、第1の実施形態に係る平滑化処理の全体的な動作を説明する説明図である。
図5(B)において、ゲートウェイ装置3000は、HC=1とHC=2の各ノード数を求め、疎密判定を行なう(S1)。
例えば、図5(A)に示すツリートポロジーが構成されている場合に、シンクノードからHC=1のノード数は2であり、HC=2のノード数は5である。HC=1の2台のノードのうち、一方は子ノード数が2であり、他方は子ノード数が3である。なお、疎密判定の詳細な方法については、後述する。
ゲートウェイ装置300は、疎密判定の結果に基づいて、HC=1の段で平滑化するノード1台に対して、平滑化コマンドを指示する(S2)。なお、疎密判定の結果、子ノード数に偏りがないと判断した場合、ゲートウェイ装置300は平滑化コマンドを指示しない。
指示を受けたノードは、受信した平滑化コマンドに従って、平滑化を実行する(S3)。すなわち、ノードにおいて、親候補判定部236が、隣接テーブル234を参照して親候補を決定し、親変更判定部237が、隣接テーブル234を参照して、親ノードとの無線リンクを変更する子ノードを決定し、制御パケット生成部233が、決定された子ノードとの間のリンクコスト値を変更した制御パケットを生成して送信する。なお、この平滑化コマンドを受信したノードにおける平滑化処理の詳細については後述する。
HC=1の段の平滑化処理が完了すると、ゲートウェイ装置300は、ホップ数を1段下げて、S1〜S3の処理を繰り返す(S4)。
ゲートウェイ装置300は、最下段まで平滑化処理を行ない、平滑化処理を終了する。さらにゲートウェイ装置300は、所定のインターバル期間をおいて、インターバル期間が経過すると、再度、平滑化を実行する(S5)。
(A−2−2)ゲートウェイ装置300における処理
図6は、第1の実施形態に係るゲートウェイ装置300におけるリンク先変更指示の処理動作を示すフローチャートである。
まず、ゲートウェイ装置300において、マルチホップネットワーク1においてツリートポロジーが完了したことを、平滑化開始トリガーとし、処理を開始する(S101)。
平滑化判定部321は、経路テーブル325を参照して(S102)、ホップカウント毎のノード数、ホップカウント毎のノードの子ノード数、子ノード数の平均値、及び、子ノード数の平均値に対する偏差を、ホップカウント毎に求める(S103)。
そして、平滑化判定部321は、ホップカウント毎の各ノードの子ノード数の平均値に対する偏差と、閾値とを比較し、偏差が閾値を越えるか否かを判定する(S104)。
図7は、第1の実施形態における疎密判定を説明する説明図である。
図7において、横軸は、同じホップカウントのノード数(ノード番号)であり、縦軸は、当該ホップカウントの各ノードの子ノード数である。図7の場合、子のホップカウントの段には、14台のノードが親ノードとして存在する。また、14台の各ノード(親ノード)の子ノード数は、縦軸に示す数であり、その平均値を点線で示している。この場合、左から9番目のノード(親ノード)の子ノード数が最も大きく、偏差が閾値を越える。この場合、平滑化判定部321は、「疎」と判定する。
平滑化判定部321は、疎密判定により「疎」と判定した場合、経路テーブル325を参照して、子ノード数が最大である親ノードを検索する。そして、平滑化コマンド生成部322は、平滑化判定部321による判定結果に基づいて、指定された親ノードに対して平滑化コマンドを生成し、制御パケット生成部323が、平滑化コマンドを含む、指定された親ノード宛の制御パケットを送受信部310に与える(S105)。
その後、平滑化コマンドを受信したノードにおいて、平滑化処理が実行される。その後、当該ノードが完了通知をゲートウェイ装置300に送信する。
ゲートウェイ装置300が、ノードから完了通知を受信すると(S106)、平滑化判定部321は、ホップカウントが最大深度に到達したか否かを判断する(S107)。
最大深度に達していない場合、平滑化判定部321は、ホップカウントの深度を1下げて(S108)、S102に戻り、処理を繰り返す。
一方、最大深度に達した場合、平滑化判定部321は、平滑化インターバル待ちを行なう(S109)。すなわち、定期的に、マルチホップネットワーク1全体の平滑化処理を実行するために、平滑化タイマーを開始し(S110)、所定のインターバル時間が経過すると(S111)、平滑化判定部321は、S102に戻り、処理を繰り返し実行する。
(A−2−3)親ノードにおける処理
図8は、第1の実施形態に係る親ノードにおける平滑化処理を示すフローチャートである。
ノードにおいて、ゲートウェイ装置300から平滑化コマンドを受信すると(S201)、親候補判定部236が平滑化コマンドの種別を判断する。ここでは、疎の平滑化コマンドとする(S202)。
親候補判定部236は、経路テーブル235を参照して、子ノード数の平滑化のための親候補を決定する(S203)。つまり、親候補判定部236は、経路テーブル235を参照して、隣接ノードのうち、自ノードと同じホップ数であって、かつ、子ノード数が自身より小さいノードを検索し、その検索したノードを親候補とする。
親変更判定部237は、隣接テーブル234を参照して、自ノードの複数の子ノードのうち、親候補を隣接ノードとして含んでおり、かつ、親候補とのリンクコスト値が良好な子ノードを決定する(S204)。
制御パケット生成部233は、親変更判定部237により決定された子ノード宛に、当該子ノードと自ノードとの間のリンクコスト値を最大にした制御パケット(Hello)を生成する(S205)。
そして、ゲートウェイ装置300に平滑化完了を通知するため、ノードは、平滑化完了通知を、ゲートウェイ装置300に返信する(S206)。
図9は、疎の場合の無線リンク先の変更処理を説明する説明図である。
図9に示すように、ノードAの子ノード数が4であり、ノードBの子ノード数が1であり、ノードAが、ゲートウェイ装置300から「疎」の平滑化コマンドを受信したとする。
このとき、ノードAは、子ノードのうち、ノードBを隣接ノードとし、隣接ノードとのリンクコスト値が最も低いものを検索する。なお、ノードAは、ノードBの隣接ノードであり、自ノードAとのリンクコスト値が最大のもの(すなわち、リンク品質が悪いもの)を検索するようにしてもよい。
また、ノードAは、その子ノードとのリンクコスト値を最大値とする制御パケットを送信すると、ノードAと子ノードとの無線リンクが切断される。
したがって、ノードAと無線リンクを張っていた子ノードは、ノードBと新たに無線リンクを張ることになる。つまり、子ノードは、親ノードについて、ノードAからノードBに変更することができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、子ノードを多くもつ親ノードが、子ノードの新たな親候補を探索し、その親候補を親ノードに変更しても問題ない子ノードのリンクコストを操作することにより、親ノードが子ノードとの無線リンクを切断して親候補に親変更させることができる。これにより、子ノードの数を平滑化(均等化)することができる。その結果、1台の親ノードに対して子ノードが多数集中する事態を防ぎ、衝突発生の可能性が高まることを防ぐことができる。
(B)第2の実施形態
以下では、本発明に係る無線通信装置、管理装置及び無線通信システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態においても、マルチホップネットワーク1、ゲートウェイ装置300、親ノード及び子ノードの無線通信装置100、200の構成は、第1の実施形態と同じであるため、図1〜図4を参照する。
第2の実施形態では、ゲートウェイ装置300における平滑化判定部321が密モードの平滑化処理を行なうことが、第1の実施形態と異なる。
また、親ノードの無線通信装置200の親候補判定部236及び親変更判定部237の処理が、第1の実施形態と異なる。
したがって、以下では、第2の実施形態の特徴的な処理を中心に説明する。
平滑化判定部321は、第1の実施形態と同様に、経路テーブル325を参照して、マルチホップネットワーク1全体における各ノードの疎密判定を行なう。
平滑化判定部321は、経路テーブル325を参照して、あるホップ数のノード数と、当該各ノードの子ノード数との比率に基づいて、各親ノードを中継先とする子ノード数を平滑化するか否かを判定する。
平滑化判定部321は、疎密判定により「密」と判定した場合、経路テーブル325を参照して、子ノードが最小の親ノードを検索し、その親ノードに対して平滑化コマンドを通知する。
平滑化コマンド生成部322は、平滑化判定部321による判定結果に基づいて、指定された親ノードに対して平滑化コマンドを生成する。
密モードの場合の平滑化コマンドは、指定された親ノードに対して、別の親ノードと無線リンクを張っている隣接のノードを、新たな子ノードとして収容するコマンドである。
親候補判定部236は、ゲートウェイ装置300から平滑化コマンドを受信した場合に、経路テーブル235を参照して、子ノード数の平滑化のための親候補を決定する。
例えば、密モードの平滑化コマンドの場合、親候補判定部236は、経路テーブル235を参照して、自ノードと同じホップ数の隣接ノードのうち、自ノードよりも子ノード数が多いノードがある場合、自ノードを親候補とする。
親変更判定部237は、ゲートウェイ装置300から平滑化コマンドを受信した場合に、隣接テーブル234を参照して、親ノードとの無線リンク先を変更する子ノードを決定する。
例えば、密モードの平滑化コマンドの場合、親変更判定部237は、自ノードと同じホップ数の隣接ノードのうち、自ノードよりも子ノード数が多いノードと無線リンクを張っている子ノードのうち、自ノードとのリンクコスト値が良好なノードを決定する。換言すると、親変更判定部237は、同じホップ数の他の親ノードの複数の子ノードのうち、自ノードと最もリンクコスト値が低いノードを決定する。
制御パケット生成部233は、親変更判定部237により決定された子ノードが、自ノードから親候補に無線リンクを変更指示する制御パケットを生成する。
密モードの平滑化コマンドの場合、制御パケット生成部233は、親変更判定部237により決定された子ノードと、自ノードとの間のリンクコスト値を最低値にした制御パケットを生成する。リンクコスト値を下げる理由は、上記子ノードの親ノードを別ノードから自ノードに変更する意図である。そのため、自ノードが上記子ノードと無線リンクを張れるのであれば、上記のように、リンクコスト値を最低値、例えば「1」にすることに限定されない。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係るマルチホップネットワーク1における平滑化処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態に係る平滑化処理の全体動作は、第1の実施形態の図5と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
(B−2−1)ゲートウェイ装置300における処理
第2の実施形態に係るゲートウェイ装置300における平滑化処理は、基本的には、第1の実施形態の図6と同じであるため、図6を参照して第1の実施形態と異なる処理を説明する。
図6において、第1の実施形態と異なる処理は、疎密判定において密であると判定する点である。
ゲートウェイ装置300において、マルチホップネットワーク1においてツリートポロジーが完了したことを、平滑化開始トリガーとし、処理を開始する(S101)。平滑化判定部321は、経路テーブル325を参照して(S102)、ホップカウント毎のノード数、ホップカウント毎のノードの子ノード数、子ノード数の平均値、及び、子ノード数の平均値に対する偏差を、ホップカウント毎に求める(S103)。そして、平滑化判定部321は、ホップカウント毎の各ノードの子ノード数の平均値に対する偏差と、閾値とを比較し、偏差が閾値を越えるか否かを判定する(S104)。
図10は、第2の実施形態における疎密判定を説明する説明図である。
図10において、横軸は、同じホップカウントのノード数(ノード番号)であり、縦軸は、当該ホップカウントの各ノードの子ノード数である。
図10において、左から4番目のノード(親ノード)の子ノード数が最も少なく、偏差が閾値を越える。この場合、平滑化判定部321は、「密」と判定する。
平滑化判定部321は、疎密判定により「密」と判定した場合、経路テーブル325を参照して、子ノードが最少の親ノードを検索し、その親ノードに対して平滑化コマンドを通知する(S105)。
その後、ゲートウェイ装置300が、ノードから完了通知を受信すると(S106)、平滑化判定部321は、ホップカウントが最大深度に到達したか否かを判断する(S107)。
最大深度に達していない場合、平滑化判定部321は、ホップカウントの深度を1下げて(S108)、S102に戻り、処理を繰り返す。
最大深度に達した場合、平滑化判定部321は、平滑化インターバル待ちを行ない(S109)平滑化タイマーを開始し(S110)、所定のインターバル時間が経過すると(S111)、平滑化判定部321は、S102に戻り、処理を繰り返し実行する。
(B−2−2)親ノードにおける処理
図11は、第2の実施形態に係る親ノードにおける平滑化処理を示すフローチャートである。
ノードにおいて、ゲートウェイ装置300から平滑化コマンドを受信すると(S201)、親候補判定部236が平滑化コマンドの種別を判断する。ここでは、密の平滑化コマンドとする(S207)。
親候補判定部236は、経路テーブル235を参照して、子ノード数の平滑化のための親候補を決定する(S208)。つまり、親候補判定部236は、経路テーブル235を参照して、自ノードと同じホップ数の隣接ノードのうち、自ノードよりも子ノード数が多いノードがある場合、自ノードを親候補とする。
親変更判定部237は、自ノードと同じホップ数の隣接ノードのうち、自ノードよりも子ノード数が多いノードと無線リンクを張っている子ノードのうち、自ノードとのリンクコスト値が良好なノードを決定する(S209)。
制御パケット生成部233は、親変更判定部237により決定された子ノード宛に、当該子ノードと自ノードとの間のリンクコスト値を最低にした制御パケット(Hello)を生成する(S210)。
そして、ゲートウェイ装置300に平滑化完了を通知するため、ノードは、平滑化完了通知を、ゲートウェイ装置300に返信する(S206)。
図12は、密の場合の無線リンク先の変更処理を説明する説明図である。
図12に示すように、ノードAの子ノード数が4であり、ノードBの子ノード数が2であり、ノードBが、ゲートウェイ装置300から「密」の平滑化コマンドを受信したとする。
このとき、ノードBは、ノードBとホップ数が同じであり、子ノード数が自ノードよりも多いノードAの子ノードのうち、ノードBとのリンクコスト値が最も低いものを検索する。なお、ノードAは、ノードBの隣接ノードであり、自ノードAとのリンクコスト値が最大のもの(すなわち、リンク品質が悪いもの)を検索するようにしてもよい。
また、ノードBは、その子ノードとのリンクコスト値を最低値とする制御パケットを送信すると、ノードBが子ノードを収容し、ノードBが子ノードと新たな無線リンクを張ることになる。つまり、子ノードは、親ノードについて、ノードAからノードBに変更することができる。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、子ノード数が少ない親ノードが、親を変更しても問題ない隣接の子ノードのリンクコストを操作することで、子ノードの数が多い親ノードから子ノードを奪って自分の子ノードにすることができ、子ノードの数を平滑化(均等化)することができる。その結果、1台の親ノードに対して子ノードが多数集中する事態を防ぎ、衝突発生の可能性が高まることを防ぐことができる。
(C)他の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態においても本発明の種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
上述した第1の実施形態では疎モードの場合を説明し、第2の実施形態では密モードの場合を例示したが、ゲートウェイ装置及び各ノードの無線通信装置は、第1及び第2の実施形態で説明した各種機能を共に備えるようにしてもよい。つまり、ゲートウェイ装置は、疎モード及び密モードの平滑化コマンドを各ノードに送信し、各ノードは、疎モード及び密モードの平滑化コマンドに従って平滑化処理を行なうようにしてもよい。
1…マルチホップネットワーク、10…ノード、100…子ノードの無線通信装置、2000…親ノード無線通信装置、300…ゲートウェイ装置、
320…ネットワーク制御部、321…平滑化判定部、322…平滑化コマンド、323…制御パケット生成部、324…通信品質テーブル、325…経路テーブル、
230…ネットワーク制御部、231…マルチホップ制御部、232…親判定部、233…制御パケット生成部、234…隣接テーブル、235…経路テーブル、236…親候補判定部、237…親変更判定部、
130…ネットワーク制御部、131…1マルチホップ制御部、132…親判定部、133…制御パケット生成部、134…隣接テーブル、135…経路テーブル。

Claims (10)

  1. マルチホップネットワークを構成する各ノードの無線通信装置において、
    周辺ノードの通信品質情報及び経路情報を含む通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、
    上記通信情報記憶手段を参照して、周辺ノードのうち、パケットの衝突が生じ得るノードを判定する判定手段と、
    上記判定手段により判定されたノードの無線接続先、若しくは、上記判定手段により判定されたノードと無線接続する子ノードのうちの一部の無線接続先を変更して、パケットの衝突を回避する衝突回避手段と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 上記判定手段が、上記通信情報記憶手段を参照して、周辺ノードのそれぞれと無線接続するノード数に基づいて、パケットの衝突が生じ得るノードを判定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 上記判定手段が、
    上記通信情報記憶手段を参照して、自ノード及び周辺ノードのそれぞれの子ノード数に基づいて、親候補を決定する親候補決定部と、
    上記親候補決定部により決定された親候補を隣接ノードとするノードの中からノードを決定する親変更判定部と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 上記親候補決定部が、周辺ノードのうち、自ノードと同じホップカウントであって、自ノードよりも子ノード数が少ないノードを親候補として決定し、
    上記親変更判定部が、自ノードの複数の子ノードのうち、上記親候補を隣接ノードとして含み、上記親候補との通信品質が良好なノードを決定し、
    上記衝突回避手段が、上記判定手段により決定されたノードに対して、当該ノードと自ノードとの通信品質値を下げた制御情報を送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 上記親候補決定部が、周辺ノードのうち、自ノードと同じホップカウントであって、自ノードよりも子ノード数が多いノードがある場合、自ノードを親候補として決定し、
    上記親変更判定部が、上記自ノードよりも子ノードが多いノードの複数の子ノードのうち、親候補としての自ノードとの通信品質が良好なノードを決定し、
    上記衝突回避手段が、上記判定手段により決定されたノードに対して、当該ノードと自ノードとの通信品質値を上げた制御情報を送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  6. マルチホップネットワークを構成する複数のノードの接続状態を管理する管理装置において、
    上記複数のノードのそれぞれから取得した、上記各ノードの通信品質情報及び経路情報を含む通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、
    上記通信情報記憶手段を参照して、あるホップカウントのノード数と、その次のホップカウントのノード数とに基づいて、親ノードに対する子ノード数の偏りを判定する疎密判定手段と、
    上記疎密判定手段による判定結果に基づいて、子ノード数に偏りがあると判定されたノードに対して、子ノード数の偏りを平滑化する指示を行なう平滑化指示手段と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  7. 上記疎密判定手段が、各ホップカウントの各ノードの子ノード数の平均値に対する偏差を求め、上記偏差が閾値を越えるノードを決定し、
    上記平滑化指示手段が、上記疎密判定手段により決定されたノードに対して、平滑化を指示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 上記疎密判定手段が、上記偏差が閾値を越えるノードの子ノード数が平均値よりも大きいものである場合、疎であると判定し、
    上記平滑化指示手段が、上記疎密判定手段により決定されたノードに対して、疎モードの平滑化を指示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の管理装置。
  9. 上記疎密判定手段が、上記偏差が閾値を越えるノードの子ノード数が平均値よりも小さいものである場合、密であると判定し、
    上記平滑化指示手段が、上記疎密判定手段により決定されたノードに対して、密モードの平滑化を指示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の管理装置。
  10. 複数のノードを有して構成される無線通信システムにおいて、
    上記複数のノードの接続状態を管理する管理装置が請求項6〜9のいずれかに記載の管理装置であり、
    上記各ノードの無線通信装置が、請求項1〜5のいずれかに記載の無線通信装置である
    ことを特徴とする無線通信システム。
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