JP2018005727A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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裕美 塩崎
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敦史 野上
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優和 真継
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Abstract

【課題】処理対象となる対象物体の姿勢と、見本姿勢の間の小さな差異についてもわかり易く提示することを目的とする。【解決手段】撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、対象物体の姿勢を推定する第1の姿勢推定手段と、第1の姿勢推定手段により推定された対象物体の姿勢と、見本姿勢と、の間の差異を特定する差異特定手段と、差異が閾値以上の場合と差異が閾値未満の場合とで、異なる表示方法で差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示処理手段とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、リハビリテーション・フィットネス・運動指導やスポーツフォーム解析をする際に、画像を利用して、対象となる姿勢と見本となる姿勢との差異を比較する装置が知られている。カメラにより撮影した画像や動画を用いて、差異を比較することで、指導者がいない場合でも、自分のフォームを確認して見本の姿勢に近づくように現在のフォームを修正することができる。特許文献1には、リハビリテーションなどの際に、人物の画像に、その人物の重心とのずれを示した線を重畳して、改善方法も含めて可視化し、差異の大きい箇所を誇張表示することが開示されている。
特開2012−81089号公報
しかしながら、フィットネス・運動指導やスポーツフォーム解析の際には、常に可能な限り正確に見本に合わせることが望まれるため、小さな差異についても注目する必要がある。一方で、見本との差異が比較的小さい場合は、実際の姿勢と見本姿勢とを比較しても、差異が分かりにくいという課題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、処理対象となる対象物体の姿勢と、見本姿勢の間の小さな差異についてもわかり易く提示することを目的とする。
そこで、本発明は、情報処理装置であって、撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、前記対象物体の姿勢を推定する第1の姿勢推定手段と、前記第1の姿勢推定手段により推定された前記対象物体の姿勢と、見本姿勢と、の間の差異を特定する差異特定手段と、前記差異が閾値以上の場合と前記差異が閾値未満の場合とで、異なる表示方法で差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、処理対象となる対象物体の姿勢と、見本姿勢の間の小さな差異についてもわかり易く提示することができる。
情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置の処理の説明図である。 情報処理装置のソフトウェア構成を示す図である。 強調表示の説明図である。 表示処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成を示す図である。 修正方法の強調表示の説明図である。 第2の実施形態に係る表示処理を示すフローチャートである。 強調表示の説明図である。 第3の実施形態に係る表示処理を示すフローチャートである。 時間方向のずれの説明図である。 第4の実施形態に係る表示処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置100は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、HDD104と、表示部105と、入力部106と、通信部107と、撮影部108を有している。CPU101は、ROM102に記憶された制御プログラムを読み出して各種処理を実行する。RAM103は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD104は、各種データや各種プログラム等を記憶する。なお、後述する情報処理装置100の機能や処理は、CPU101がROM102又はHDD104に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
表示部105は、各種情報を表示する。入力部106は、キーボードやマウスを有し、ユーザによる各種操作を受け付ける。通信部107は、ネットワークを介して画像形成装置等の外部装置との通信処理を行う。撮影部108は、撮影画像としての動画(映像)を撮影する。
図2は、情報処理装置100の処理の説明図である。図2に示すように、処理の対象となる対象者Aの前に撮影部108を配置する。撮影部108は、対象者Aを含む映像を撮影する。情報処理装置100は、撮影した映像から、対象者Aの姿勢(以下、対象姿勢と称する)を推定する。情報処理装置100は、表示部105に撮影した対象者Aの画像200と共に、見本姿勢210と、対象姿勢220とを表示する。ここで、対象者は、対象物体の一例である。本実施形態においては、処理の対象が人物である場合について説明するが、対象物体は人物に限定されるものではない。
図3は、情報処理装置100のソフトウェア構成を示す図である。情報処理装置100は、記憶部301と、見本選択部302と、撮影処理部303と、姿勢推定部304と、差異特定部305と、表示処理部306と、を有する。記憶部301は、複数の見本姿勢を記憶している。見本姿勢とは、指導者等、見本となる人物による理想的な姿勢を示す情報である。見本となる人物は見本物体の一例である。見本姿勢は、人物の関節の絶対位置や、相対位置、パーツ間の角度等を示す情報である。但し、見本姿勢における姿勢の表現方法は、実施形態に限定されるものではない。また、複数の見本姿勢は、異なる指導者の映像から得られた姿勢等、異なる姿勢を示すものである。
見本選択部302は、ユーザ操作に応じて、記憶部301に記憶されている複数の見本姿勢の中から、ユーザが希望する見本姿勢を選択する。例えば、見本選択部302は、表示部105に見本姿勢を表示し、ユーザは、タッチパネルやジェスチャー認識等で希望の見本姿勢を選択する。また、他の例としては、見本選択部302は、ランダムに見本姿勢を1つ選択してもよい。なお、記憶部301に記憶される見本姿勢が1つのみの場合には、見本選択部302は、記憶部301に記憶されている見本姿勢を選択する。
撮影処理部303は、対象者の映像を取得する。以下、対象者を撮影した映像を対象映像と称する。撮影処理部303が撮影する画像は、2次元画像でもよく、距離画像でもよい。また、他の例としては、情報処理装置100は、複数の撮影部を有し、撮影処理部303は、ステレオ画像を取得してもよい。また、情報処理装置100は、2次元画像、距離画像及びステレオ画像の中から複数の画像を取得してもよい。
姿勢推定部304は、対象映像に基づいて、対象者の姿勢を推定する。姿勢推定部304は、対象映像から対象者の領域を抽出し、対象者の姿勢を推定する。以下、姿勢推定部304による姿勢推定処理について説明する。姿勢推定部304は、公知の手法を用いて、対象映像から対象者の領域を抽出する。例えば、背景差分が考えられる。姿勢推定部304は、対象者がいない状態で撮影した画像と対象者がいる状態で撮影した画像との差分を算出して閾値処理することで、人物領域を抽出する。なお、対象者の領域の抽出方法は特にこの手法に限定しない。
次に、姿勢推定部304は、抽出した人物領域から対象者の姿勢を算出する。これも公知の手法を用いることで実現できる。例えば、姿勢推定部304は、部分領域識別器を用いて、画像の人物領域の各部分が、学習した部分領域のいずれに該当するかを識別し、識別された部分と関節位置やパーツ位置との相関関係から関節位置やパーツ位置を算出し、これを対象者の姿勢とする。
姿勢推定部304は、特徴量に距離画像の2点比較を使用し、識別器に決定木を用いて、各画素について部分領域の識別を行ってもよい。本処理については、以下の文献を参照することができる。

Jamie Shotton, "Real-Time Human Pose Recognition in Parts from Single Depth Images," IEEE Computer Vision and Pattern Recognition, 2011
また、他の例としては、姿勢推定部304は、特徴量としてHOGやEdgletなどを使用して、識別器としてSVMを用いてもよい。姿勢推定部304は、識別境界(超平面)からの距離を用いて尤度を算出することができる。
姿勢推定部304は、このようにして識別された部分領域から姿勢を算出する。姿勢推定部304は、部分領域と関節位置やパーツ位置との間の相関関係を予め学習時に算出しておくことで、姿勢を求めることができる。相関関係とは例えば距離や方向などが考えられる。また、姿勢推定部304は、ある特定の関節周辺の部分領域のみを利用して、その中心位置や重み付きの重心位置を算出してパーツ中心を求めてもよい。meanshift等の手法を用いれば、クラスタごとに重心を算出できる。
さらに、部分領域の特徴と関節位置やパーツ位置との関係を結び付け、関節位置やパーツ位置を直接算出する方法もある。例えば、姿勢推定部304は、特徴量に距離画像の2点比較を使用し、識別器に決定木を用いて、各画素について各関節位置への相対ベクトルを直接算出してもよい。姿勢推定部304は、すべての画素で取得した各画素から各関節への相対ベクトルを、関節毎に集計し、meanshiftを用いて関節位置を算出する。本処理については、以下の文献を参照することができる。

Ross Girshick, "Efficient Regression of General-Activity Human Poses from Depth Images," IEEE International Conference on Computer Vision, 2011
また、他の例としては、姿勢推定部304は、複数の部分領域特徴から姿勢を推定してもよい。姿勢推定部304は、入力画像を複数のブロックに分けて、各ブロックのHOG特徴を次元削減したものを特徴量とし、これら特徴量と人物の姿勢との関係を回帰分析で結びつけ、人物の姿勢を推定してもよい。この方法では部位毎ではなく、全体の姿勢が一意に決まる。本処理については、以下の文献を参照することができる。

大西克則, "HOG特徴に基づく単眼画像からの人体3次元姿勢推定," MIRU2008
また、他の例としては、姿勢推定部304は、対象映像から対象者の領域を抽出することなく、対象者の姿勢を推定してもよい。すなわち、姿勢推定部304は、頭部検出器・胴体検出器・手検出器・足検出器などの複数の検出器を用いて、画像中で検出器に対応する部位を検出することで、姿勢を算出する。姿勢推定部304は、頭部・首・胴体からなる検出器を用いた後、さらに手検出器を用いて上半身を検出する。そして、姿勢推定部304は、検出した各部位から関節位置を算出し、上半身の姿勢を推定する。本処理については、以下の文献を参照することができる。

Youding Zhu, "Controlled human pose estimation from depth image streams," Computer Vision and Pattern Recognition Workshops, 2008
なお、Zhuらは距離画像を使用しているが、二次元画像を使用してもよい。例えば、特徴量としてHOGやEdgletなどを使用して、識別器としてSVMやboostingを用いることなどが考えられる。姿勢推定部304は、各検出器で対象の部位の検出を行い、尤度と位置を得る。
なお、姿勢推定部304は、この複数検出器を用いる方法を、抽出した人物領域内のみで用いてもよい。部分領域識別器のときと同様に、検出対象の部位と関節やパーツとの相関関係を予め学習時に算出しておくことで、検出した部位から関節位置やパーツ位置を求めることができる。
この他、予め対象にマーカー等を付けておく方法も考えられる。部位により違う色のマーカーを付けるなどして、姿勢推定部304が画像からそれらのマーカーを検出することで、望む部位の位置を簡単に得ることができ、姿勢を算出することができる。
差異特定部305は、対象姿勢と見本姿勢の差異を特定する。差異は単純な方法で求められる。例えば、姿勢間の差異を位置で求める場合は、パーツや関節の絶対位置が求まっていれば、単純に引き算で求まる。どこかを基準にした相対位置が求まっている場合には、基準の位置合わせを行って、引き算すれば求まる。角度の場合は、2つのパーツもしくは3つの関節を使用することで、算出でき、同様に引き算することで求まる。
表示処理部306は、表示部105に対象映像を表示する。さらに、対象映像上に、見本姿勢や、対象姿勢を表示する。なお、見本姿勢と対象姿勢を表示することにより、両姿勢の差異を明示することができる。
図2のような使用方法を想定した場合は、対象映像を撮影しつつ、対象者が見ることができるように表示部105を設置するのが望ましい。表示処理部306は、図2のように表示の際に対象映像と見本姿勢とを重畳する。以下、この処理について説明する。表示処理部306は、まず対象姿勢を利用して、見本姿勢と対象映像の位置合わせを行う。例えば、対象姿勢と見本姿勢の体格が同等の場合を考える。この場合、表示処理部306は、対象姿勢の腰位置を基準とし、見本姿勢の腰位置を一致させ、他のパーツや関節の位置を合わせる。この場合、1点のみなので、平行移動のみによる位置合わせになる。なお、腰位置の他にも、頭部位置、首位置、重心位置、頭部重心位置など、どの位置を基準としてもよい。
また、体格差がある場合、表示処理部306は、パーツの長さ等を事前に計測することで、見本姿勢から対象者の体格にあわせた見本姿勢になるようにパーツの長さを変換する。表示処理部306は、基準位置で位置合わせした後、基準位置に近い部位から順に見本姿勢のパーツの長さを変換していく。パーツ間の角度を維持しつつ、四肢の末端にむけて長さを算出していくことで、対象の体格にあった見本姿勢を求めることができる。より簡易的には、表示処理部306は、見本姿勢と対象姿勢の身長の比を各パーツの長さの比として、同様に対象の体格にあった見本姿勢を算出してもよい。
他の方法としては、表示処理部306は、基準点2点を用いることで、体格差を考慮せずに、見本姿勢を平行、縮小拡大して、対象の姿勢に重ね合わせることができる。さらに、表示処理部306は、基準点を3点、もしくは基準点1点と床面などの平面を用いることで、体格差を考慮せずに、見本姿勢を平行、回転、縮小、拡大して対象の姿勢に重ねることができる。
なお、本実施形態においては、対象映像と見本姿勢とを重畳表示するものとするが、必ずしも重畳表示する必要はない。他の例としては、表示処理部306は、左右や上下に並べて表示してもよい。また、表示処理部306は、対象映像をそのまま用いるのではなく、対象映像の代替となるCGキャラクターなどで対象姿勢を表現し、そこに、見本姿勢を合わせて表示してもよい。
表示処理部306は、差異が差異閾値未満である場合に、差異の強調表示を行う。なお、差異閾値は予め定められた値であり、例えばHDD104等に記憶されている。図4は、強調表示の説明図である。図4(A)の実線401は見本姿勢を示しており、破線402は対象姿勢を示している。図4(A)のように、見本姿勢と対象の姿勢の違いが明らかである場合は、強調しなくても、違いがわかりやすい。ところが、図4(B)のように見本姿勢411と対象姿勢412の差異が小さくなってきた場合、そのまま表示すると、差異がわかり難くなってくる。そこで、表示処理部306は、差異がある閾値より小さい場合に、差異の強調表示を行う。
表示処理部306は、実際の差異よりも大きくなるように差異を誇張して表示する。具体的には、図4(C)のように、見本姿勢421に対して、実際の姿勢より差異が大きいように誇張した対象姿勢の線(破線)422を表示する。なお、表示処理部306は、(式1)により、強調した対象姿勢の肩の位置及び手の位置を求める。なお、見本姿勢の肩位置をXcs=(Xcs1,Xcs2,Xcs3)、手位置をXcw=(Xcw1,Xcw2,Xcw3)とする。また、対象者の姿勢の肩位置をXts=(Xts1,Xts2,Xts3)、手位置をXtw=(Xtw1,Xtw2,Xtw3)とする。このとき、強調した対象者の姿勢の肩位置Xes=(Xes1,Xes2,Xes3)と手位置Xew=(Xew1,Xew2,Xew3)は数式1で求まる。ここで、(式1)のa、b1、b2、b3は定数とする。
表示処理部306はさらに、差異を誇張するだけでなく、例えば対象姿勢の破線の色を、通常の破線の色から他の色に変更する等して、程度は小さいものの差異が生じていることをよりわかり易く対象者に伝えるような表示を行ってもよい。また、表示処理部306は、差異の改善具合を対象姿勢の破線の色の濃さなどで表してもよい。また、他の例としては、情報処理装置100は、音声を用いて現状の姿勢の良さを知らせてもよい。
強調表示の方法は実施形態に限定されるものではない。強調表示の他の例としては、表示処理部306は、差異が生じている領域を拡大表示してもよい。具体的には、図4(D)のように、差異が生じている領域431を拡大して強調表示部分432のように表示する。これにより、見本姿勢433と対象姿勢434の違いがはっきりわかるようになる。このとき、強調表示部分432は、人物領域外の背景領域に表示するのが望ましい。本処理は、差異が特定されなかった領域を第1の倍率で表示し、差異が特定された領域を第1の倍率に比べて大きい第2の倍率で表示する処理の一例である。
図5は、情報処理装置100による表示処理を示すフローチャートである。まず、S501において、見本選択部302は、対象者等のユーザによる操作に応じて、記憶部301に記憶されている複数の見本姿勢の中から所望の見本姿勢を選択する。次に、S502において、見本選択部302は、撮影部108による対象映像の撮影を開始するよう制御し、対象映像を取得する。次に、S503において、姿勢推定部304は、対象映像に基づいて、対象姿勢の推定を開始する(姿勢推定処理)。
次に、S504において、表示処理部306は、対象映像上に対象姿勢及び見本姿勢を重畳して表示部105に表示するよう制御する。なお、表示処理部306は、重畳表示の際には前述の通り、姿勢推定部304により特定された対象姿勢を利用して位置合わせを行う。なお、対象姿勢と見本姿勢とに差異が生じている場合には、両者の表示は一致しない。このように、表示処理部306は、対象姿勢と見本姿勢を表示することにより、差異が生じていることを示すことができる。ここで、対象姿勢と見本姿勢が一致しない状態の表示画像は、差異が生じたことを示す差異情報の一例である。また、対象姿勢及び見本姿勢は、差異の大きさに応じた位置に表示される。すなわち、本処理は、差異の大きさを示す差異情報を表示する処理の一例である。
次に、S505において、差異特定部305は、対象姿勢と見本姿勢の比較処理を開始する。このとき、差異特定部305は、カウント表示や音声ガイダンスなどにより、対象者と見本姿勢とを比較するタイミングを合わせる。他の例としては、差異特定部305は、対象者による対象動作が始まった時間を基準に見本姿勢の開始タイミングの調整を行うなどして、対象者の好きなタイミングに見本姿勢の開始タイミングを自動で合わせてもよい。
次に、S506において、差異特定部305は、対象姿勢と見本姿勢の差異を特定する(差異特定処理)。次に、S507において、表示処理部306は、差異と差異閾値とを比較する。表示処理部306は、差異が差異閾値未満の場合には(S507でYes)、処理をS508へ進める。表示処理部306は、差異が差異閾値以上の場合には(S507でNo)、処理をS509へ進める。
S508において、表示処理部306は、差異の強調表示を行う。前述の通り、表示処理部306は、差異特定部305により推定された差異に比べて大きい差異を表示する。また、他の例としては、表示処理部306は、強調表示として、差異が生じている領域を拡大表示してもよい。次に、S509において、CPU101は、姿勢の比較を終了するか否かを確認する。CPU101は、終了する場合には(S509でYes)、表示処理を終了する。CPU101は、終了しない場合には(S509でNo)、処理をS506へ進める。
以上のように、情報処理装置100は、対象姿勢と見本姿勢の差異が差異閾値以上の場合と差異閾値未満の場合とにおいて、異なる表示方法で差異が生じたことを示す差異情報を表示する(表示処理)。すなわち、情報処理装置100は、処理対象となる対象物体の姿勢と、見本姿勢の間の小さな差異についてもわかり易く提示することができる。
第1の実施形態に係る情報処理装置100の第1の変更例について説明する。情報処理装置100は、差異が差異閾値未満の場合だけでなく、差異閾値以上の場合においても何らかの表示処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、「望ましくない姿勢です」といった通知情報を対象映像に重畳表示してもよい。
第2の変更例としては、情報処理装置100は、見本となる人物の見本となる動き等を撮影し、これにより得られた見本映像から見本姿勢を推定し、見本姿勢として記憶部に記憶してもよい。なお、本処理の詳細については、第2の実施形態において詳述する。
第3の変更例としては、表示処理部618は、対象映像と、対象姿勢及び見本姿勢をリアルタイムに表示してもよく、また他の例としては、一旦記憶部等に記憶した後に再生表示してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る情報処理装置は、差異が生じていることを示す差異情報として、対象姿勢を見本姿勢に近づけるような修正方法を表示する。さらに、本実施形態の情報処理装置は、差異が差異閾値未満の場合に、修正方法を強調表示する。図6は、第2の実施形態に係る情報処理装置100のソフトウェア構成を示す図である。情報処理装置100は、第1撮影処理部611と、第1姿勢推定部612と、第2撮影処理部613と、第2姿勢推定部614と、記憶部615と、差異特定部616と、修正方法特定部617と、表示処理部618とを有している。また、情報処理装置100は、ハードウェア構成として第1の撮影部601と、第2の撮影部602の2つの撮影部を有している。第1撮影部601、第1撮影処理部611、第1姿勢推定部612及び差異特定部616は、それぞれ第1の実施形態に係る撮影部108、撮影処理部303、姿勢推定部304及び差異特定部305と同様である。
第2撮影部602は、見本となる人物を含む映像を撮影し、第2撮影処理部613は、見本となる人物の映像を取得する。以下、見本となる人物を撮影した映像を見本映像と称する。なお、見本となる人物としては、動作の指導者等である。第2姿勢推定部614は、見本映像に基づいて、見本となる人物の姿勢を推定する。なお、姿勢を推定する処理は、姿勢推定部304による処理と同様である。第2姿勢推定部614は、推定結果を見本姿勢として記憶部615に記録する。
なお、見本となる人物の映像を撮影し、姿勢を推定し、見本姿勢を記録する一連の処理は、対象映像の撮影前に行っておき、記憶部615に見本姿勢が記憶された状態で、表示処理を開始することとしてもよい。この場合、表示処理においては、記憶部615から見本姿勢を読み出すだけでよく、表示処理における処理負荷を軽減することができる。
修正方法特定部617は、差異特定部616により特定された差異に基づいて、対象姿勢を見本姿勢に近付けるような、対象姿勢の修正方法を特定する。表示処理部618は、表示部105に対象映像を表示する。さらに、対象映像上に、見本姿勢や、対象姿勢を表示する。さらに、表示処理部618は、差異が差異閾値未満である場合に、修正方法の強調表示を行う。図7は、修正方法の強調表示の説明図である。図7(A)の実線701は見本姿勢を示し、破線702は対象姿勢を示している。また、矢印703は修正方法を示している。図7(A)のように、見本姿勢と対象姿勢の違いが明らかである場合は、修正方法を強調しなくても、修正方法がわかりやすい。しかし、図7(B)のように見本姿勢711と対象姿勢712の違いが小さい場合、修正方法713をそのまま表示すると、修正方法がわかり難くなってくる。そこで、表示処理部618は、差異が差異閾値未満の場合に、修正方法を強調表示する。なお、表示処理部618は、差異が差異閾値以上の場合には、差異の大きさに応じた修正方法を表示する。
以下、修正方法の強調表示の処理について説明する。表示処理部618は、具体的には、差異特定部616により特定された差異を修正するのに比べて修正の大きさをより大きく誇張して表示する。例えば、図7(C)の矢印721のように、見本姿勢711に対して、対象姿勢712からの修正方法を示す実際の矢印(図7(B)の矢印713)に比べて長い矢印を表示する。さらに、表示処理部618は、差異の大きさや改善具合をさらにわかり易くすべく、矢印の太さを変えたり、徐々に色を変えたりしてもよい。また、他の例としては、情報処理装置100は、音声出力により改善具合を表現するよう制御してもよい。
表示処理部618による修正方法を強調表示する方法は実施形態に限定されるものではない。他の例としては、表示処理部618は、矢印に加えて、差異を示す指標を表示してもよい。具体的には、表示処理部618は、図7(D)のように、見本姿勢711に対し、対象姿勢712の修正方法について、方向を矢印731で示し、さらに、どの程度の差異かを例えば、732のようなバーで示す。本実施形態においては、バーの中の2つの黒印が一致すれば、見本姿勢と対象姿勢が一致したことを示すものとする。なお、差異の表現はこの方法に限定されるものではなく、一致度や距離等を数値で大きく表示するなど、色々な方法が考えられる。
記憶部615は、対象映像や対象映像に対応した対象姿勢、見本姿勢、特定した差異や修正方法の情報を記憶する。記憶部615に記憶されている情報は、ユーザ操作等に応じて表示処理部618により表示部105に表示される。すなわち、表示処理部618は、リアルタイムに処理するときに限らず、表示処理の終了後、ユーザが見たい時に再生表示することができる。また、記憶した姿勢をその後、見本姿勢として使用することもできる。
図8は、第2の実施形態に係る情報処理装置100による表示処理を示すフローチャートである。なお、図8に示す表示処理の各処理のうち、図5を参照しつつ説明した第1の実施形態に係る表示処理の各処理と同一の処理には、同一の番号を付している。S801において、第2撮影処理部613は、第2撮影部602による見本映像の撮影を開始するよう制御し、見本映像を取得する。次に、S802において、第2姿勢推定部614は、見本映像に基づいて、見本姿勢の推定を開始し、推定結果としての見本姿勢を記憶部615に記録する。次に、S803において、第1撮影処理部611は、第1撮影部601による対象映像の撮影を開始するよう制御し、対象映像を取得する。次に、S804において、第1姿勢推定部612は、対象映像に基づいて、対象姿勢の推定を開始し、推定結果としての対象姿勢を記憶部615に記録する。CPU101は、その後処理をS504へ進める。
そして、CPU101は、S505の処理の後、処理をS805へ進める。S805において、差異特定部616は、対象姿勢と見本姿勢の差異を特定し、特定した差異を記憶部615に記録する。次に、S806において、修正方法特定部617は、S805において特定された差異に基づいて、差異が小さくなるような、すなわち対象姿勢が見本姿勢に一致するような修正方法を特定し、特定した修正方法を記憶部615に記録する。次に、S807において、表示処理部618は、差異と差異閾値とを比較する。表示処理部618は、差異が差異閾値未満の場合には(S807でYes)、処理をS808へ進める。表示処理部618は、差異が差異閾値以上の場合には(S807でNo)、処理をS809へ進める。
S808において、表示処理部618は、修正方法の強調表示を行う。前述の通り、表示処理部618は、S806において特定された修正方法に比べて大きく修正するような修正方法を誇張表示する。また、他の例としては、表示処理部618は、強調表示として、修正方法を示すバーを対象映像上に重畳表示してもよい。その後、処理をS509へ進める。一方で、S809においては、表示処理部618は、S806において特定された修正方法を表示し、その後処理をS509へ進める。なお、第2の実施形態に係る情報処理装置100のこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態に係る情報処理装置100の構成及び処理と同様である。
以上のように、情報処理装置100は、対象姿勢と見本姿勢の差異が差異閾値以上の場合と再閾値未満の場合とにおいて、異なる表示方法で、空間的な差異の修正方法を示すことにより差異が生じたことをユーザに通知する差異情報を表示する。これにより、ユーザは、差異が生じたことだけでなく、修正方法についても容易に理解することができる。
さらに、情報処理装置100は、対象姿勢、見本姿勢、差異、修正方法などを記憶しておくことができる記憶部を持つことで、望む情報を記憶することができる。さらに、情報処理装置100は、リアルタイムだけでなく、一連の動作が終わった後に再生表示することが可能となる。また、情報処理装置100は、見本映像から見本姿勢を特定、記録するので事前に見本姿勢を用意しなくても、その場で指導者に見本となる姿勢を行ってもらうことができる。
なお、第2の実施形態の変更例としては、表示処理部618は、差異が閾値未満の場合に、差異の大きさ及び修正方法の両方を強調表示してもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る情報処理装置は、差異が生じている時間が短い場合に、差異の強調表示を行う。以下、差異が生じている状態を発生状態と称する。第3の実施形態に係る情報処理装置100のソフトウェア構成は、第2の実施形態に係る情報処理装置100のソフトウェア構成とほぼ同様である。ただし、修正方法特定部617は有さないものとする。また、差異特定部616は、差異を特定するだけでなく、発生状態の継続時間をカウントし、これを記憶部615に記録する。差異特定部616は、発生状態が継続している場合には、特定された各時刻の差異をすべて記録してもよく、差異の最大値のみを記録してもよい。
また、表示処理部618は、差異が差異閾値未満の場合に替えて、発生状態の継続時間が時間閾値未満の場合に差異の強調表示を行う。なお、差異の大きさは問わない。以下、強調表示処理について説明する。図9は、強調表示の説明図である。時刻t1からt4までの各時刻の対象姿勢と見本姿勢とを示している。一連の動作のなかで、ある時刻t2において対象姿勢902と見本姿勢901に差異が生じたとする。しかし、差異の生じている時間が短い場合、対象者は差異が生じたことに気付き難い。また、気付いたとしてもとても短い時間のため、どのように間違えてどのように修正すればよいか把握できない。
そこで、表示処理部618は、時間方向に強調表示を行う。具体的には、表示処理部618は、差異の発生状態が終了した後も、一定時間、その差異を残像のような形で表示する。図9の時刻t2から時刻t3まで差異が生じていたとする。この場合、表示処理部618は、差異の発生状態の終了時である時刻t3以降の一定時間、再生中の対象映像に対応する対象姿勢及び見本姿勢とは別に、差異が発生したときの対象姿勢912とそのときの見本姿勢911を表示する。対象者は、見本姿勢との短時間の差異が生じた場合でも、差異を認識しやすくなり、より正確に見本に近付けることができる。
さらに、発生状態における対象姿勢及び見本姿勢を表示し続ける時間は予め定められた一定時間とする。なお、他の例としては、表示処理部618は、発生状態における対象姿勢及び見本姿勢を表示し続ける時間を、発生状態の継続時間に応じて決定することとしてもよい。また、発生状態における対象姿勢及び見本姿勢の表示形態としては、透明度を変える、色を変える、表示の線の種類を変えるなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
図10は、第3の実施形態に係る情報処理装置100による表示処理を示すフローチャートである。なお、図10に示す表示処理の各処理のうち、図5、図8を参照しつつ説明した他の実施形態に係る表示処理の各処理と同一の処理には、同一の番号を付している。CPU101は、S805の処理の後、処理をS1001へ進める。S1001において、差異特定部616は、差異の発生状態であるか否かを確認する。差異特定部616は、差異の発生状態である場合には(S1001でYes)、処理をS1002へ進める。差異特定部616は、差異の発生状態でない場合には(S1001でNo)、処理をS1003へ進める。S1002において、差異特定部616は、差異の発生状態の継続時間をカウントし、その後処理をS509へ進める。
S1003において、表示処理部618は、直前に終了した差異の発生状態の継続時間が時間閾値未満であって、かつ発生状態の終了後一定時間内の時点であるか否かを確認する。表示処理部618は、直前に終了した差異の発生状態の継続時間が時間閾値未満であって、かつ発生状態の終了後一定時間内の時点である場合には(S1003でYes)、処理をS1004へ進める。表示処理部618は、直前に終了した差異の発生状態の継続時間が時間閾値未満でない場合及び発生状態の終了後一定時間内の時点でない場合には(S1003でNo)、処理をS509へ進める。S1004において、表示処理部618は、上述の通り、処理時点における対象姿勢及び見本姿勢に加えて、差異が発生した時の対象姿勢及び見本姿勢、すなわち記憶部615に記録されている差異に応じた差異情報を表示する。CPU101は、その後処理をS509へ進める。なお、第3の実施形態に係る情報処理装置100のこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態に係る情報処理装置100の構成及び処理と同様である。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100は、差異の発生状態の継続時間が短い場合には、発生状態の終了後も継続して、差異が発生したときの対象姿勢及び見本姿勢を差異情報として表示する。したがって、対象者は、差異の発生状態の継続時間が短い場合においても、差異が発生したことを容易に理解することができる。
なお、第3の実施形態の変更例としては、表示処理部618は、差異が発生したときの対象姿勢及び見本姿勢に替えて、又はこれに加えて、修正方法を表示してもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る情報処理装置は、対象姿勢と見本姿勢の時間方向のずれ(差異)を特定する。第4の実施形態に係る情報処理装置100のソフトウェア構成は、第2の実施形態に係る情報処理装置100のソフトウェア構成とほぼ同様である。なお、差異特定部616は、差異を特定するだけでなく、差異に基づき、対象姿勢と見本姿勢の時間方向のずれを特定し、これを記憶部615に記録する。なお、差異の大きさは問わないものとする。修正方法特定部617は、この時間方向のずれに対する修正方法を特定する。
図11は、時間方向のずれの説明図である。図11は時刻t1からt5までの各時刻の対象姿勢と見本姿勢とを示している。動作の中で、図11のように連続した時間、対象姿勢と見本姿勢とが常に時間方向にずれる場合がある。しかし、動作をしながら、時間方向の差異の大きさや修正の仕方を把握するのは難しい。
差異特定部616は、対象姿勢と見本姿勢の時間方向のずれを特定する。差異特定部616は、例えば、Δtの差異を計測し、連続する対象姿勢を時間方向にずらした状態で、連続する見本姿勢と比較する。これにより、例えば、時刻t1から時刻t3の対象姿勢が時刻t2から時刻t4の見本姿勢に一致した場合、時間方向のずれが生じているとして、ずれ量(時間)を特定する。
図11の時刻t5は、時間方向のずれに対する修正方法の表示例を示している。時間方向の差異が認められ、その差異が小さいとする。この場合、表示処理部618は、時刻t5での対象姿勢1104と見本姿勢1103に加え、例えば時間ずれを表す指標1105を表示する。この例では動作のタイミングのずれを示したバーを用いたが、表示の仕方はこれに限定せず、速い・遅い等の文字を表示したり、姿勢を示す線の点滅によりタイミングを表したり、色々な表現があり得る。
また、複数個所でずれが生じていた場合を想定し、1105のような指標を表示する場所はずれが生じた部位の付近に表示するのが好ましい。また、他の例としては、表示処理部618は、差異が生じた中で最も把握し難い部位、すなわち、ずれが発生したが最もその差異が小さい部位に限定して表示してもよい。
図12は、第4の実施形態に係る情報処理装置100による表示処理を示すフローチャートである。なお、図12に示す表示処理の各処理のうち、図5、図8を参照しつつ説明した表示処理の各処理と同一の処理には、同一の番号を付している。CPU101は、S805の処理の後、処理をS1201へ進める。S1201において、差異特定部616は、一定時間の撮影が行われたか否かを確認する。差異特定部616は、一定時間の撮影が完了している場合には(S1201でYes)、処理をS1202へ進める。差異特定部616は、一定時間の撮影が完了していない場合には(S1201でNo)、処理をS806へ進める。その後の処理は、第2の実施形態において図8を参照しつつ説明したS806以降の処理と同様である。
S1202において、差異特定部616は、時間方向のずれを特定し(ずれ特定処理)、これを記憶部615に記録する。次に、S1203において、差異特定部616は、時間方向のずれのずれ量がずれ閾値未満であるか否かを確認する。差異特定部616は、ずれ量がずれ閾値未満の場合には(S1204でYes)、処理をS1204へ進める。差異特定部616は、ずれ量がずれ閾値以上の場合には(S1204でNo)、処理をS806へ進める。S1204において、修正方法特定部617は、時間方向のずれの修正方法を特定し、これを記憶部615に記録する。
次に、S1205において、表示処理部618は、時間方向のずれを示す差異情報と、ずれ指標1105のような修正方法を表示するよう制御する。なおこのとき、表示処理部618は、ずれ量に応じた差異情報として対象姿勢及び見本姿勢を表示してもよいが、他の例としては、ずれ量を強調表示してもよい。具体的には表示処理部618は、対象姿勢が見本姿勢より遅れている場合には、見本姿勢に対してさらに遅れた時刻に対象姿勢を表示させるように、遅れを強調表示してもよい。これにより、対象者は、見本からの遅れを容易に理解することができる。このとき、表示処理部618は、対象の姿勢の表示を点滅させたり、色を変えたりしてもよい。これにより、ずれ具合は小さいが、ずれが生じているということを対象者に伝えることができる。
さらに、図11の時間ずれ指標1105を修正方法として表示する。これにより、時間方向のずれの大きさと見本より速いのか遅いのかの向きを示すことができる。見本姿勢より遅い場合には、表示処理部618は、前述したような見本からの遅れを強調した表示をした上で、時間ずれ指標1105を表示してもよい。CPU101は、S1204の処理の後、処理をS509へ進める。なお、第4の実施形態に係る情報処理装置100のこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態に係る情報処理装置100の構成及び処理と同様である。
以上のように、第4の実施形態に係る情報処理装置100は、時間方向のずれのずれ量が小さい場合においても、差異が発生したことをわかり易く伝えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 情報処理装置
105 表示部
304 姿勢推定部
305 差異特定部

Claims (14)

  1. 撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、前記対象物体の姿勢を推定する第1の姿勢推定手段と、
    前記第1の姿勢推定手段により推定された前記対象物体の姿勢と、見本姿勢と、の間の差異を特定する差異特定手段と、
    前記差異が閾値以上の場合と前記差異が閾値未満の場合とで、異なる表示方法で差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示処理手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示処理手段は、前記差異特定手段により特定された前記差異が閾値以上の場合には、前記差異の大きさを示す差異情報を表示し、前記差異が閾値未満の場合には、前記差異に比べて大きい差異を示す差異情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示処理手段は、前記撮影画像に重畳して前記差異情報を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示処理手段は、前記撮影画像に、前記対象物体の姿勢及び前記見本姿勢を、前記差異情報として表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示処理手段は、前記撮影画像に、前記対象物体の姿勢及び前記見本姿勢を前記差異情報として表示し、前記差異が閾値以上の場合には、前記差異が特定された領域を第1の倍率で表示し、前記差異が閾値未満の場合に、前記差異が特定された領域を第1の倍率に比べて大きい第2の倍率で表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示処理手段は、前記対象物体の姿勢を前記見本姿勢に近付ける修正方法を前記差異情報として表示することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記見本姿勢を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記差異特定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記見本姿勢との間の差異を特定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記撮影手段により撮影された見本物体の撮影画像に基づいて、前記見本姿勢を推定する第2の姿勢推定手段をさらに有し、
    前記差異特定手段は、前記第2の姿勢推定手段により推定された前記見本姿勢との差異を特定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記対象物体の姿勢と、前記見本姿勢と、の間の、時間方向のずれを特定するずれ特定手段をさらに有し、
    前記表示処理手段は、時間方向のずれが閾値未満の場合に、ずれを強調表示することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、前記対象物体の姿勢を推定する姿勢推定手段と、
    前記姿勢推定手段により推定された前記対象物体の姿勢と、見本姿勢との間の差異を特定する差異特定手段と、
    前記差異が生じている発生状態の継続時間が閾値未満であった場合に、前記発生状態の終了後の一定時間、前記差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、前記対象物体の姿勢を推定する第1の姿勢推定ステップと、
    前記第1の姿勢推定ステップにおいて推定された前記対象物体の姿勢と、見本姿勢と、の間の差異を特定する差異特定ステップと、
    前記差異が閾値以上の場合と前記差異が閾値未満の場合とで、異なる表示方法で差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示処理ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、前記対象物体の姿勢を推定する姿勢推定ステップと、
    前記姿勢推定ステップにおいて推定された前記対象物体の姿勢と、見本姿勢との間の差異を特定する差異特定ステップと、
    前記差異が生じている発生状態の継続時間が閾値未満であった場合に、前記発生状態の終了後の一定時間、前記差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、前記対象物体の姿勢を推定する第1の姿勢推定手段と、
    前記第1の姿勢推定手段により推定された前記対象物体の姿勢と、見本姿勢と、の間の差異を特定する差異特定手段と、
    前記差異が閾値以上の場合と前記差異が閾値未満の場合とで、異なる表示方法で差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示処理手段と
    して機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを、
    撮影手段により撮影された対象物体の撮影画像に基づいて、前記対象物体の姿勢を推定する姿勢推定手段と、
    前記姿勢推定手段により推定された前記対象物体の姿勢と、見本姿勢との間の差異を特定する差異特定手段と、
    前記差異が生じている発生状態の継続時間が閾値未満であった場合に、前記発生状態の終了後の一定時間、前記差異が生じたことを示す差異情報を表示する表示手段と
    して機能させるためのプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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