JP2018001293A - Robot hand - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ワイヤーハーネス等を加工するために用いられる加工装置に関する。 The present invention relates to a processing apparatus used for processing a wire harness or the like.
世界的な人件費高騰の影響により、ワイヤーハーネスの製造工程においても従来人手で行ってきた作業をロボットに代替させたいというニーズが高まっている。このような作業として、例えば、複数の電線を集線して把持すると共に把持した状態で扱く作業がある。 Due to the global increase in labor costs, there is a growing need to replace robotic tasks with conventional robots in the wire harness manufacturing process. As such an operation, for example, there is an operation of collecting and holding a plurality of electric wires and handling them while holding them.
ここで、特許文献1乃至4には、電線を圧接端子に圧接する際、又は端子をコネクタハウジングに挿入する際に、電線を把持して移動させる機構が開示されている。 Here, Patent Documents 1 to 4 disclose a mechanism for gripping and moving an electric wire when the electric wire is pressed against a pressure contact terminal or when the terminal is inserted into a connector housing.
しかしながら、特許文献1乃至4に記載の電線を把持して移動させる機構は、1本の電線を対象としているため、また、電線を移動させることを目的としているため、複数の電線を集める作業に不向きである。 However, since the mechanism for gripping and moving the electric wires described in Patent Documents 1 to 4 is intended for moving one electric wire, and for moving the electric wires, it is necessary to collect a plurality of electric wires. It is unsuitable.
そこで、本発明は、複数の線状部材を集める作業に適したロボットハンドを提供することを目的とする。 Then, an object of this invention is to provide the robot hand suitable for the operation | work which collects a some linear member.
上記課題を解決するため、第1の態様に係るロボットハンドは、往復駆動する駆動部と、回動しつつ開閉可能に設けられた爪部と、前記駆動部の往復駆動する力を、前記爪部を開閉する力として伝達する伝達機構と、を備える。 In order to solve the above-described problem, a robot hand according to a first aspect includes a driving unit that reciprocates, a claw unit that can be opened and closed while rotating, and a force that reciprocates the driving unit. And a transmission mechanism that transmits the force as a force for opening and closing the unit.
第2の態様に係るロボットハンドは、第1の態様に係るロボットハンドであって、前記爪部は、前記駆動部の前記往復駆動の途中で線状部材の周囲を囲繞可能な閉空間を形成すると共に、前記閉空間を形成後は、前記駆動部の前記往復駆動の進行と共に前記閉空間の大きさを小さくするように形成されている。 A robot hand according to a second aspect is the robot hand according to the first aspect, wherein the claw portion forms a closed space that can surround a linear member during the reciprocating drive of the drive unit. In addition, after the closed space is formed, the size of the closed space is reduced as the reciprocating drive of the drive unit proceeds.
第3の態様に係るロボットハンドは、第1又は第2の態様に係るロボットハンドであって、前記伝達機構は、棒状に形成された基体部と、前記基体部と相対移動し、相対移動中に前記基体部に当接して前記基体部を回動させる当接部とを含み、前記基体部と前記当接部とのうちどちらか一方が前記駆動部と連なり、前記駆動部と共に往復駆動し、前記爪部は、前記基体部の端部に設けられ、前記基体部と交差する方向に延びる。 A robot hand according to a third aspect is the robot hand according to the first or second aspect, wherein the transmission mechanism moves relative to the base part formed in a rod shape and the base part, and is in relative movement. A contact portion that contacts the base portion and rotates the base portion, and one of the base portion and the contact portion is connected to the drive portion and is driven to reciprocate together with the drive portion. The claw portion is provided at an end portion of the base portion and extends in a direction crossing the base portion.
第4の態様に係るロボットハンドは、第3の態様に係るロボットハンドであって、前記基体部は、弾性材料によって形成されている。 A robot hand according to a fourth aspect is the robot hand according to the third aspect, wherein the base portion is made of an elastic material.
第5の態様に係るロボットハンドは、第3又は第4の態様に係るロボットハンドであって、前記伝達機構は、前記当接部よりも前記駆動部側に設けられ回動した前記基体部を収納可能に形成されている収納部を含む。 A robot hand according to a fifth aspect is the robot hand according to the third or fourth aspect, wherein the transmission mechanism is provided on the drive unit side with respect to the abutting part and rotates the base part. It includes a storage portion that can be stored.
第1から第5の態様によると、爪部が回動しつつ開閉するため、ロボットハンドは、複数の線状部材を集める作業に適する。この際、往復駆動する駆動部を駆動源とするため、構成を簡略化することができる。 According to the first to fifth aspects, the claw portion opens and closes while rotating, so that the robot hand is suitable for the operation of collecting a plurality of linear members. At this time, since the drive unit that reciprocates is used as the drive source, the configuration can be simplified.
特に、第2の態様によると、爪部の閉空間の大きさが小さくなることで、最初に閉空間を形成するまでの間に広い範囲に点在した線状部材をもれなく集めやすくなり、かつ閉空間を形成後は、集めた線状部材を集約しやすくなる。 In particular, according to the second aspect, since the size of the closed space of the claw portion is reduced, it becomes easy to collect all the linear members scattered in a wide range until the closed space is first formed, and After the closed space is formed, the collected linear members are easily collected.
特に、第3の態様によると、基体部は駆動部に近いところで回動するため、回動に係る構成を簡略化することができる。 In particular, according to the third aspect, the base body portion is rotated near the drive unit, so that the configuration relating to the rotation can be simplified.
特に、第4の態様によると、基体部を回動させる構造を簡略化することができる。また、集線対象の線状部材を傷つけにくくなる。 In particular, according to the 4th aspect, the structure which rotates a base | substrate part can be simplified. Moreover, it becomes difficult to damage the linear members to be collected.
特に、第5の態様によると、基体部が回動した状態を安定して維持可能となる。 In particular, according to the fifth aspect, it is possible to stably maintain the state in which the base portion is rotated.
{実施形態}
以下、実施形態に係るロボットハンドについて説明する。
{Embodiment}
Hereinafter, the robot hand according to the embodiment will be described.
<ワイヤーハーネスについて>
まず、加工の対象となるワイヤーハーネス10について説明する。図1はワイヤーハーネス10の一例を平面に展開した図である。なお、図1において、同じ経路を通る電線11は、1本の線で描かれている。このため、図1において、1本の線で描かれた電線11は、実際には、複数の電線11の束であることがあり得る。
<About wire harness>
First, the
加工対象となるワイヤーハーネス10は、複数のコネクタ14が複数の電線11を介して接続されている。より詳細には、ワイヤーハーネス10は、複数の電線11が分岐しつつ結束された構成とされている。そして、ワイヤーハーネス10の各分岐先では、複数の電線11の端部がコネクタ14に挿入接続されている。本ワイヤーハーネス10が車両に組込まれた状態で、各コネクタ14が車両に搭載された各種電気部品に接続される。これにより、ワイヤーハーネス10は、車両に搭載された各種電気部品を電気的に接続する役割を果す。ワイヤーハーネス10に含まれる電線11は、車両における敷設経路に応じた形態で分岐されつつ結束される。
In the
上述したように、電線11の端部には、コネクタ14が接続される。電線11は、例えば、その端部に圧着又は溶接などによって接続された端子を介してコネクタ14に接続される。
As described above, the
コネクタ14の本体部は、例えば、絶縁性の樹脂材料で一体成型されている。コネクタ14の本体部には、電線11の端部の端子を挿入保持可能な複数のキャビティが形成されている。複数の電線11の端子がキャビティに挿入保持されることで、各コネクタ14から複数の電線11が延出した状態となる。
The main body of the
<電線端末加工装置について>
電線端末加工装置20について説明する。図2は電線端末加工装置20を示す概略図である。電線端末加工装置20は、複数の電線11を加工する加工機構としての第1ロボット30、第2ロボット50と、加工制御部60とを備える。加工制御部60は、第1ロボット30、第2ロボット50の動作制御を行う動作制御部としての機能を備えている。
<About wire end processing equipment>
The electric wire
ここでは、電線端末加工装置20は、コネクタ保持部70を備える。コネクタ保持部70は、コネクタ14から電線11が垂下がった状態で当該コネクタ14を保持可能に構成されている。より具体的には、コネクタ保持部70は、フレーム部72と、コネクタホルダ76とを備える。フレーム部72は、横フレーム73と、縦フレーム74とを備える。縦フレーム74は、床上に立設状態で支持されている。横フレーム73は、縦フレーム74によって床上の位置に水平姿勢で支持されている。横フレーム73によって、コネクタホルダ76が床上の位置に支持されている。コネクタホルダ76は、コネクタ14のうち電線11が延出する側の背部を外方に露出させた状態で、コネクタ14を着脱可能に支持する。例えば、コネクタホルダ76には、コネクタ14を嵌め込み可能な凹部が形成されており、当該凹部にコネクタホルダ76を着脱可能に嵌め込むことができる。ここでは、複数のコネクタホルダ76が横フレーム73において間隔をあけて支持されている。コネクタホルダ76によって、コネクタ14のうち電線11が延出する側の背部を下向きにした姿勢で、コネクタ14が支持されている。コネクタホルダ76は、コネクタ14のうち電線11が延出する側の背部を横向きにした姿勢で保持する構成であってもよい。
Here, the wire
そして、複数の電線11の各端部の端子を対応する各コネクタ14に挿入保持した状態で、各コネクタ14が上記各コネクタホルダ76に支持される。この状態では、各電線11は、結束されていない。このため、各コネクタ14から延出する各電線11は各コネクタ14から垂下がっており、各コネクタ14間の下方位置で、他のコネクタ14に向うように湾曲している。上記各コネクタ14に対する電線11の端部の挿入は、コネクタホルダ76にコネクタ14をセットした状態で行われてもよいし、コネクタ14をコネクタホルダ76にセットする前に行われてもよい。
And each
上記のように、コネクタ14及び電線11が保持された状態で、コネクタ14から延出する複数の電線11が集線され、しごかれる(図2において方形状の領域E1参照)。また、その領域E1の下方で、複数の電線11が粘着テープ80で結束される(図2において円形状の予定結束箇所E2、図8参照)。これにより、複数の電線11が上記ワイヤーハーネス10の形態をなすように結束されることになる。複数の電線11は、上記予定結束箇所E2とコネクタ14との間、予定結束箇所E2の間等でも結束されてもよい。
As described above, in a state where the
加工機構としての第1ロボット30、第2ロボット50は、複数の電線11を集線及び結束可能に構成されている。第1ロボット30、第2ロボット50のロボットアーム32、42としては、一般的な産業用ロボットを用いることができる。図2では、第1ロボット30、第2ロボット50のロボットアーム32、42として、一般的な垂直多関節ロボットが図示されている。
The
第1ロボット30は、ロボットアーム32と、ロボットアーム32の先端部に設けられたロボットハンド34とを備える。ロボットアーム32の駆動によってロボットハンド34を各作業位置に移動させることができる。ロボットハンド34は、複数の電線11を集線することができる。また、ここでは、ロボットハンド34は、集線した複数の電線11を掴んだり、複数の電線11を掴んだ状態でその延在方向に移動することで当該複数の電線11をしごいたり、複数の電線11を束ねた状態で保持することができる。特に、ロボットアーム32の駆動によってロボットハンド34をコネクタ14の下方位置に移動させた状態で、ロボットハンド34を閉じることで、複数の電線11を集線することができる。そして、集線した複数の電線11を同じロボットハンド34で軽く保持し、この状態で、ロボットアーム32の駆動によってロボットハンド34を下方に移動させることで、コネクタ14から延出する複数の電線11をしごくことができる。つまり、第1ロボット30は、複数の電線11を集線する電線集線機構、及び複数の電線11をなるべく真っ直ぐな状態に矯正する電線矯正機構として用いられる。ロボットハンド34がコネクタ14から下方に移動した状態で、ロボットハンド34が複数の電線11を保持した状態を保つことで、複数の電線11を束ねた状態に保つことができる。当該ロボットハンド34について、詳しくは後述する。
The
また、第2ロボット50は、ロボットアーム52と、ロボットアーム52の先端部に設けられた結束装置54とを備える。ロボットアーム52の駆動によって結束装置54を各作業位置に移動させることができる。結束装置54は、複数の電線11を粘着テープ等によって結束する装置である。かかる結束装置54としては、例えば、粘着テープを巻回したテープ巻回体を、複数の電線11周りに回転させることで、当該粘着テープを複数の電線11に巻回する、周知のテープ巻付装置を用いることができる。特に、コネクタ14から距離をあけた下方位置で、複数の電線11がロボットハンド34によって束ねられた状態で、ロボットアーム52の駆動によって結束装置54を当該ロボットハンド34の上側又は下側の隣の位置に移動させた状態で、当該結束装置54によって複数の電線11に粘着テープを巻付けて、複数の電線11を結束することができる。
The
ここでは、第1ロボット30、第2ロボット50が別々に設けられている例で説明したが、上記ロボットハンド34と結束装置54とが、共通するロボットアームによって移動する構成であってもよい。
Here, the example in which the
加工制御部60は、第1ロボット30、第2ロボット50に接続されている。加工制御部60の制御下で、第1ロボット30、第2ロボット50が加工動作を行う。
The
加工制御部60は、CPU、ROM、RAM、外部記憶装置等がバスラインを介して相互接続された一般的なコンピュータによって構成されている。ROMは基本プログラム等を格納しており、RAMはCPUが所定の手順に従った処理を行う際の作業領域として供される。外部記憶装置は、フラッシュメモリ或はハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されている。外部記憶装置には、OS(オペレーションシステム)、電線11を集線する集線プログラムを含む加工プログラム等が格納されている。加工プログラムに記述された手順に従って、主制御部としてのCPUが演算処理を行うことにより、第1ロボット30、第2ロボット50の動作制御がなされる。例えば、本加工制御部60からの制御信号が入出力インターフェースを介して第1ロボット30、第2ロボット50に与えられ、第1ロボット30、第2ロボット50が駆動制御される。
The
なお、本加工制御部60には、各種スイッチ、タッチパネル等により構成された入力部が接続され、電線端末加工装置20は、入力部を通じて本加工制御部60に対する諸指示を受付可能に構成されていることが考えられる。
The main
また、電線端末加工装置20には、電線端末の状態を検査する電線端末検査装置が設けられていてもよい。電線端末検査装置は、例えば、コネクタ14から延出する複数の電線11を撮像する撮像部と、得られた撮像データから電線端末の状態を検査する検査部とを含む。例えば、加工制御部が検査部としての機能を備えていることが考えられる。より詳細には、加工制御部60において撮像信号入力インターフェースがバスラインに接続され、撮像部の撮像信号が、撮像信号入力インターフェースを通じて本加工制御部60に入力され、電線11の端末状態の判定処理に供される。この場合、加工制御部60には、必要に応じて、液晶表示装置、ランプ等により構成された表示装置が接続され、判定結果等の諸情報を表示可能に構成されていてもよい。
Moreover, the electric wire
なお、本加工制御部60が行う一部或は全部の機能は、専用の論理回路等でハードウェア的に実現されてもよい。
Note that some or all of the functions performed by the
<ロボットハンド>
ロボットハンド34について説明する。図3は、実施形態に係るロボットハンド34を示す概略斜視図である。図4乃至図6は、実施形態に係るロボットハンド34を示す概略平面図である。なお、図4はロボットハンド34が開いた状態を示し、図6はロボットハンド34が閉じた状態を示し、図5は、図4と図6の間の状態を示す。
<Robot hand>
The
ロボットハンド34は、駆動部35と、爪部38と、伝達機構39とを備える。ロボットハンド34は爪部38を支持する部材が回動することで、当該部材に支持された爪部38も回動する。
The
駆動部35は往復駆動可能に設けられている。駆動部35の往復駆動する力が爪部38に伝わり爪部38が開閉駆動する。ここでは駆動部35として、空気圧によって伸縮駆動するエアシリンダ36が設けられている。もっとも、駆動部35としては、油圧シリンダ等の他の種類のシリンダ又はリニアアクチュエータ等であってもよい。
The
エアシリンダ36は、シリンダチューブ37aとシリンダチューブ37a内を移動するピストンとピストンに連結されたロッド37bとを含む。エアシリンダ36としては、往路は空気圧で、復路はバネ等の弾性力により往復運動するいわゆる単動型シリンダであってもよいし、往路及び復路が共に空気圧により往復運動するいわゆる複動型シリンダであってもよい。単動型シリンダの場合、ロッド37bを押し出すときに空気圧で押し出すいわゆる押出型であってもよいし、ロッド37bを引き込むときに空気圧で引き込むいわゆる引込型であってもよい。
The
ここでは、エアシリンダ36は、ロッド37bが押し出された状態(図4参照)と、ロッド37bが引き込まれた状態(図6参照)との2つの状態の間で状態変更するように、加工制御部により制御される。本実施形態に示す例では、ロッド37bが押し出された状態で爪部38が開いた状態となり、ロッド37bが引き込まれた状態で爪部38が閉じた状態となっている。従って、ここでは、爪部38は単純に開閉のみが制御され、爪部38の開閉量は調節されないようになっている。つまり、図5のような状態は維持できないようになっている。これにより、駆動部35の制御が容易となると共に構成が簡略化されコストを抑えることができる。
Here, the process control is performed so that the
もっとも、爪部38の開閉量を調節可能に駆動部35が制御されていてもよい。これを実現する構成としては例えば、エアの供給ポートの数を3つ以上にすることで、ピストンが複数ポジションに位置決め可能である構成などが考えられる。エアの供給ポートの数が3つの場合、爪部38を、図4に示すような開いた状態と、図5に示すような閉じた状態であって大きい閉空間を形成した状態と、図6に示すような閉じた状態であって小さい閉空間を形成した状態との3つの状態に状態変更することができる。
But the
なお、図3に示す例では、エアシリンダ36は1つのみ設けられているが、複数のエアシリンダ36が設けられていてもよい。複数のエアシリンダ36は同じ種類であってもよいし、異なる種類であってもよい。複数のエアシリンダ36が設けられることで、出力を変えることができ、以てロボットハンド34で複数の電線11を把持する際の把持力を変えることができる。
In the example shown in FIG. 3, only one
爪部38は、回動しつつ開閉可能に設けられている。爪部38は、駆動部35の往復駆動する力を利用して開閉する。また、爪部38は、駆動部35の往復駆動の途中で電線11の周囲を囲繞可能な閉空間を形成すると共に、閉空間を形成後は、駆動部35の往復駆動の進行と共に閉空間の大きさを小さくするように形成されている。爪部38は、後述する基体部40の端部に設けられている。爪部38について詳しくは後述する。
The
伝達機構39は、駆動部35の往復駆動する力を、爪部38を開閉する力として伝達する。伝達機構39は、基体部40と、当接部45aとを含む。基体部40と当接部45aとは相対移動し、基体部40が当接部45aに当接することで基体部40が回動する。基体部40と当接部45aとのうちどちらか一方が駆動部35に連なり駆動部35と共に往復駆動する。伝達機構39は、回動した基体部40を収納可能に形成されている収納部45を含む。ここでは、収納部45の一部が当接部45aをなしている。
The
基体部40は、棒状に形成されている。ここでは、基体部40は、弾性材料によって曲げ変形可能に形成されている。基体部40が曲げ変形することで、図5及び図6に示すように、爪部38が開閉する。基体部40は、駆動部35と連なる。ここでは、基体部40の中間部分(図4に示す例では中心部分)がロッド37bの先端に連結されている。以下では、基体部40のうちロッド37bと連結された部分を連結部分40aと称することがある。
The
爪部38は、基体部40と交差する方向に延び、基体部40との連結部分周りに回動しないように取付けられている。ここでは、爪部38は、樹脂等を材料として棒状に形成されている。爪部38は、基体部40よりも剛性が大きく形成されていることが考えられる。もっとも、爪部38は、基体部40と同じ材料で形成されていてもよく、基体部40と同じ剛性を有するように形成されていてもよい。特に、基体部40と爪部38とは、同じ材料で一体に形成されていてもよい。
The
図4に示す例では、爪部38は基体部40の両端にそれぞれ設けられている。一対の爪部38は、基体部40が曲がっていない状態で、基体部40と連なる基端から先端に行くに従い間隔が広がるように設けられている。これにより、集線可能な領域が広がる。もっとも、一対の爪部38は、先端から基端まで同じ間隔となるように設けられていてもよいし、先端に行くに従い間隔が狭まるように設けられていてもよい。
In the example shown in FIG. 4, the
また、一対の爪部38は、基体部40に対して異なる面に取付けられている。これにより、一対の爪部38は交差可能とされている。図5に示すように、一対の爪部38が突き合わせた位置に位置することで閉空間が形成される。そして、図6に示すように、一対の爪部38が交差することで閉空間が小さくなる。
Further, the pair of
爪部38において、図4に示すように、基体部40が曲がっていない状態で基体部40と爪部38とで一対の爪部38の間が開口した凹部40cを形成している。この状態から基体部40が曲がっていくことで、一対の爪部38の先端が相互に近づいていき、凹部40cが形を変えつつ凹部40cの開口が徐々に狭まっていく。さらに基体部40が曲がり続けると、やがて図5に示すように凹部40cの開口が閉じられ、閉空間40dが形成される。この状態からさらに基体部40が曲がっていくことで閉空間40dが徐々に狭まっていき、図6に示すように爪部38が閉じた状態となる。
In the
ここでは、収納部45は、少なくとも一方の端部が開口する筒状に形成されている。図3に示す例では収納部45は四角筒状に形成されているが、円筒状又は四角筒状以外の角筒状等他の形状に形成されていてもよい。収納部45が四角筒状に形成されていると、基体部40及びこれに取付けられた爪部38がロッド37b周りに傾きにくくなる。収納部45の内部にはロッド37bが挿通される。収納部45のうち開口している側の端部45bは、ロッド37bの移動方向に沿って押し出された状態のロッド37bの先端と同じかそれよりもシリンダチューブ37a側(図4に示す例では、僅かにシリンダチューブ37a側)に位置する。収納部45のうち端部45bとは反対側の端部45cは、ここではシリンダチューブ37aに連結されている。従って収納部45は、押し出された状態のロッド37bの大部分を収納している。換言すると、ロッド37bは、大部分が収納部45の内部に位置する状態で往復移動する。もっとも、端部45cは、シリンダチューブ37a以外の部材に固定されていてもよい。また、端部45cは、開口し、シリンダチューブ37aよりも押出された状態のロッド37bの先端側に位置していてもよい。
Here, the
押し出されたロッド37bが引き込まれる際に基体部40の一部が収納部45の端部45bの開口周縁に当接する。この状態でさらにロッド37bが引きこまれていくと、基体部40のうち端部45bの開口周縁に当接している部分(以下、当接部分40bと称する)よりも連結部分40a側はロッド37bと共にシリンダチューブ37a側に移動する。これに対して、基体部40のうち当接部分40bよりも先端側はシリンダチューブ37a側に移動できない。このため、基体部40のうち連結部分40aよりも先端側が連結部分40a周りに回動するように基体部40が曲がる。この際、基体部40のうち当接部分40bよりも先端側は当接部分40b周りで逆向きに回動しないようになっている。また、逆向きに回動するにしても連結部分40a周りの回動よりも小さく回動するようになっている。これにより、基体部40の先端に設けられた爪部38も基体部40と共に連結部分40a周りに回動し、爪部38が閉じていく。この際、基体部40の当接部分40bは、端部45bの開口周縁に対して摺動し、当接部分40bは徐々に基体部40の先端側に移っていく。従って基体部40の当接部分40b周りの回動を抑えるには、基体部40の剛性を高くする、収納部45と当接部分40bとの間に生じる摩擦を小さくすることなどが考えられる。
When the extruded
このように、ここでは、基体部40の一部が収納部45に当接して回動する。このため、収納部45は、当接部45aとしての機能も備えている。もっとも、収納部45と当接部45aとは別に設けられていてもよい。
Thus, here, a part of the
なお、ここでは、爪部38が閉じた状態で、収納部45の一部が閉空間40dの一部を成しているが、このことは必須ではない。収納部45の端部45bの一部が端部45c側に凹むなどして、爪部38のみで閉空間を形成してもよい。
Here, in the state where the
ここでは、爪部38が閉状態から開状態に移行する際、収納部45から解放された基体部40の復元力により基体部40の曲げが小さくなりやがて開状態に移行する。
Here, when the
<動作>
上記電線端末加工装置20を前提として、ワイヤーハーネス10の製造方法を説明する。
<Operation>
The manufacturing method of the
まず、複数のコネクタ14のそれぞれに複数の電線11の端部が接続されたものを準備し、複数の電線11が延出するコネクタ14をコネクタホルダ76にセットする(図2参照)。この状態では、コネクタ14から複数の電線11が垂下がった状態となる。
First, each of the plurality of
次に、図3に示すように、第1ロボット30のロボットハンド34を爪部38が開いた状態で複数の電線11のうち集線対象領域(ここでは、コネクタ14の下方であってコネクタ14に近い部分)に移動させる。例えば、既知のコネクタホルダ76の位置を基準にして所定距離離れた位置にロボットハンド34を移動させる。ロボットハンド34を移動させることにより、図4に示すように、複数の電線11が爪部38の回動領域内に収まる。この状態で駆動部35を駆動させて爪部38を閉じる。すると、爪部38によって複数の電線11が集められつつ、駆動部35の駆動の途中で図5に示すように爪部38が閉空間40dを形成する。この状態から駆動部35の駆動が進行することで、最終的に、図6に示すように、爪部38の閉空間40dが小さくなり、複数の電線11が集約される。
Next, as shown in FIG. 3, the
この状態で、複数の電線11を把持してしごき動作を行わせる。ここでは、集線動作を行ったロボットハンド34によってそのまましごき動作が行われる。つまり、ここでは、爪部38の閉空間40dが電線11の集合領域よりも小さくなることで、爪部38が複数の電線11を把持可能となっている。そして、爪部38が複数の電線11を把持した状態でロボットハンド34を下降させて、しごき動作を行っている。もっとも、しごき動作は作業者の手作業によって行われてもよいし、ロボットハンド34とは別のロボットハンドが行ってもよい。また、しごき動作は行われなくてもよい。
In this state, the plurality of
この後、図7に示すように、ロボットハンド34がコネクタ14から所定距離離れた下方位置に移動し、予定結束箇所E2又はその近く(ここでは、予定結束箇所E2の上側の位置)に移動した状態となる。この状態では、コネクタ14とロボットハンド34との間で、複数の電線11が直線状に引っ張られた状態となる。また、結束装置54を予定結束箇所E2に移動させて、複数の電線11を結束する。この後、駆動部35を駆動させて爪部38を開き、ロボットハンド34及び結束装置54が退避移動すると、図8に示すように、コネクタ14から延出する複数の電線11が予定結束箇所E2で結束されたものが得られる。なお、複数の電線11を結束する前に電線状態の検査を行ってもよい。検査に不合格とされた場合、しごき動作を行って、複数の電線11が真っ直ぐになるように矯正する。本矯正作業は、作業者による人手でなされてもよい。
Thereafter, as shown in FIG. 7, the
上記を複数のコネクタ14のそれぞれに対して行うことで、各コネクタ14から延出する複数の電線11が結束されたワイヤーハーネス10が製造される。
By performing the above for each of the plurality of
<変形例>
実施形態においてロボットハンド34が収納部45を備えるものとして説明したが、収納部45は省略されてもよい。この場合、収納部45のうち基体部40と当接する位置に収納部45に替えてピン部材などを当接部として設けることが考えられる。
<Modification>
Although the
また、基体部40が弾性材料で形成されるものとして説明したが、このことは必須ではない。基体部は棒状に形成された2本の剛体を含み、各剛体の一端がピン等でロッド37bに回動可能に軸支されると共に、各剛体の他端に爪部38が設けられていることが考えられる。この場合、爪部38が閉状態から開状態に向かう場合に基体部に当接する当接部を設けることが考えられる。
Moreover, although the base |
また、基体部40が2箇所で当接部45aと当接し、基体部40のうち2つの部分がそれぞれ反対向きに回動するものとして説明したが、このことは必須ではない。基体部40は、1箇所で当接部45aと当接し、基体部40のうち1つの部分が回動するものであってもよい。
Moreover, although the base |
<効果等>
以上のように、本実施形態によると、爪部38が回動しつつ開閉するため、ロボットハンド34は、複数の電線11を集める作業に適する。この際、往復駆動する駆動部35を駆動源とするため、構成を簡略化することができる。
<Effects>
As described above, according to the present embodiment, since the
また、爪部38の閉空間の大きさが小さくなることで、最初に閉空間を形成するまでの間に広い範囲に点在した電線11をもれなく集めやすくなり、かつ閉空間を形成後は、集めた電線11を集約しやすくなる。
In addition, since the size of the closed space of the
また、基体部40が駆動部35に近いところで回動するため、回動に係る構成を簡略化することができる。
In addition, since the
また、基体部40が弾性材料で形成されているため、基体部40を回動させる構造を簡略化することができる。また、集線対象の電線11を傷つけにくくなる。
Further, since the
また、回動した基体部40を収納する収納部45が設けられているため、基体部40が回動した状態を安定して維持可能となる。
Moreover, since the
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。 In addition, each structure demonstrated by the said embodiment and each modification can be suitably combined unless it mutually contradicts.
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。 As described above, the present invention has been described in detail. However, the above description is illustrative in all aspects, and the present invention is not limited thereto. It is understood that countless variations that are not illustrated can be envisaged without departing from the scope of the present invention.
10 ワイヤーハーネス
11 電線
14 コネクタ
20 電線端末加工装置
30 第1ロボット
34 ロボットハンド
35 駆動部
38 爪部
39 伝達機構
40 基体部
40d 閉空間
45 収納部
45a 当接部
50 第2ロボット
54 結束装置
60 加工制御部
70 コネクタ保持部
76 コネクタホルダ
E2 予定結束箇所
DESCRIPTION OF
Claims (5)
回動しつつ開閉可能に設けられた爪部と、
前記駆動部の往復駆動する力を、前記爪部を開閉する力として伝達する伝達機構と、
を備える、ロボットハンド。 A reciprocating drive unit;
A claw portion that can be opened and closed while rotating;
A transmission mechanism for transmitting a force for reciprocating driving of the driving unit as a force for opening and closing the claw unit;
Robot hand equipped with.
前記爪部は、前記駆動部の前記往復駆動の途中で線状部材の周囲を囲繞可能な閉空間を形成すると共に、前記閉空間を形成後は、前記駆動部の前記往復駆動の進行と共に前記閉空間の大きさを小さくするように形成されている、ロボットハンド。 The robot hand according to claim 1,
The claw portion forms a closed space that can surround the periphery of the linear member in the middle of the reciprocating drive of the drive unit, and after forming the closed space, the drive unit proceeds with the reciprocating drive. A robot hand that is designed to reduce the size of the closed space.
前記伝達機構は、棒状に形成された基体部と、前記基体部と相対移動し、相対移動中に前記基体部に当接して前記基体部を回動させる当接部とを含み、
前記基体部と前記当接部とのうちどちらか一方が前記駆動部と連なり、前記駆動部と共に往復駆動し、
前記爪部は、前記基体部の端部に設けられ、前記基体部と交差する方向に延びる、ロボットハンド。 The robot hand according to claim 1 or 2,
The transmission mechanism includes a base portion formed in a rod shape, and a contact portion that moves relative to the base portion and contacts the base portion during relative movement to rotate the base portion.
Either one of the base portion and the contact portion is connected to the drive portion, and reciprocates with the drive portion,
The claw portion is a robot hand provided at an end portion of the base portion and extending in a direction crossing the base portion.
前記基体部は、弾性材料によって形成されている、ロボットハンド。 The robot hand according to claim 3,
The base portion is a robot hand formed of an elastic material.
前記伝達機構は、前記当接部よりも前記駆動部側に設けられ回動した前記基体部を収納可能に形成されている収納部を含む、ロボットハンド。 The robot hand according to claim 3 or 4, wherein
The transmission mechanism includes a storage unit that is provided closer to the drive unit than the contact unit and is configured to store the rotated base unit.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016127409A JP2018001293A (en) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | Robot hand |
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- 2016-06-28 JP JP2016127409A patent/JP2018001293A/en active Pending
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