JP2017538383A - D2d通信システムにおいてサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す方法及びその装置 - Google Patents

D2d通信システムにおいてサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は無線通信システムに関するものである。【解決手段】特に、本発明はD2D通信システムにおいてサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す方法及びその装置に関するものである。この方法は、端末が一つ以上の他の端末と直接通信するように構成された場合、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)を受信する段階と、前記受信したPDCP SDUに暗号化を適用するかを決定する段階と、前記受信したPDCP SDUと暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCP PDUヘッダーを含むPDCPデータプロトコルデータユニット(PDU)を生成する段階と、PC5インターフェースを介して一つ以上の他の端末に前記PDCPデータPDUを送信する段階を含み、前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されなければ、前記暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドの少なくとも一つは固定値に設定され、前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されれば、前記暗号化パラメータのための前記一つ以上のフィールドは前記PDCP SDUを暗号化するのに使われる値に設定される。【選択図】 図21

Description

本発明は無線通信システムに関するもので、特にD2D(Device to Device)通信システムにおいてサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示(ciphering indication)を示す方法及びその装置に関するものである。
本発明を適用できる無線通信システムの一例として、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、「LTE」という)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例として、E―UMTS網の構造を概略的に示した図である。E―UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化したシステムであって、現在、3GPPで基礎的な標準化作業を進めている。一般に、E―UMTSは、LTE(Long Term Evolution)システムと称することもできる。UMTS及びE―UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容は、それぞれ「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7とRelease 8を参照することができる。
図1を参照すると、E―UMTSは、端末(User Equipment;UE)、基地局(eNode B;eNB)、及びネットワーク(E―UTRAN)の終端に位置し、外部ネットワークと接続される接続ゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含む。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/又はユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に送信することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.25Mhz、2.5Mhz、5Mhz、10Mhz、15Mhz、20Mhzなどの帯域幅のうち一つに設定され、多くの端末にダウンリンク又はアップリンク送信サービスを提供する。互いに異なるセルは、互いに異なる帯域幅を提供するように設定することができる。基地局は、多数の端末に対するデータ送受信を制御する。ダウンリンク(Downlink;DL)データに対して、基地局は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信し、該当端末にデータが送信される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、アップリンク(Uplink;UL)データに対して、基地局は、アップリンクスケジューリング情報を該当端末に送信し、該当端末が使用可能な時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。各基地局間には、ユーザトラフィック又は制御トラフィックの送信のためのインターフェースを使用することができる。核心網(Core Network;CN)は、AG及び端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成することができる。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位で端末の移動性を管理する。
D2D(Device to Device)通信は、基地局などのインフラストラクチャを利用せず、隣接ノード間でトラフィックを直接伝達する分散された通信技術のことをいう。D2D通信環境において、携帯用端末などの各ノードは、物理的にそれに隣接する端末(user equipment)を発見し、通信セッションを設定した後でトラフィックを送信する。この方式によれば、D2D通信は、基地局に集中しているトラフィックを分散してトラフィックの過負荷を解決でき、この点から、D2D通信は、4G以後の次世代モバイル通信技術の基本技術として注目を受けている。そこで、3GPP又はIEEEなどの標準協会は、LTE―A又はWi―Fiに基づいてD2D通信標準の確立を進行しており、クアルコム(Qualcomm)も自身のD2D通信技術を開発してきている。
D2D通信は、モバイル通信システムのスループットを増加させ、新しい通信技術を生成するのに寄与すると期待される。また、D2D通信は、プロキシミティベースのソーシャルネットワークサービス又はネットワークゲームサービスをサポートすることができる。陰影地域(shade zone)に位置する端末のリンク問題は、D2Dリンクをリレーとして使用することによって解決することができる。この方式により、D2D技術は、多様な分野で新しいサービスを提供すると期待される。
赤外線通信、ジグビー(ZigBee)、RFID(radio frequency identification)及びRFIDに基づくNFC(near field communication)などのD2D通信技術は既に使用されている。しかし、これらの技術は、限られた距離(約1m)内の特定オブジェクトの通信しかサポートせず、厳密にこれらの技術をD2D通信技術と見なすことは難しい。
D2D技術が前記のように記述されてきたが、同一のリソースを用いて複数のD2D端末からデータを送信する方法の細部事項は提案されていない。
本発明の目的は、D2D通信システムにおいてサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す方法及びその装置を提供することにある。本発明で遂げようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
本発明の目的は無線通信システムにおいて装置によって動作する方法を提供することによって達成可能であり、この方法は、前記端末が一つ以上の他の端末と直接通信するように構成された場合、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)サービスデータユニット(Service Data Unit;SDU)を受信する段階と、前記受信したPDCP SDUに暗号化を適用するかを決定する段階と、前記受信したPDCP SDUと暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCP PDUヘッダーを含むPDCPデータプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit;PDU)を生成する段階と、PC5インターフェースを介して一つ以上の他の端末に前記PDCPデータPDUを送信する段階を含み、前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されなければ、前記暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドの少なくとも一つは固定値に設定され、前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されれば、前記暗号化パラメータのための前記一つ以上のフィールドは前記PDCP SDUを暗号化するために使われる値に設定される。
本発明の他の態様によると、無線通信システムにおいて動作する端末のための方法が提供され、この方法は、前記端末が一つ以上の他の端末と直接通信するように構成された場合、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)サービスデータユニット(Service Data Unit;SDU)を受信する段階と、前記受信したPDCP SDUに暗号化を適用するかを決定する段階と、前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されれば、PDCPデータプロトコルデータユニット(PDU;Protocol Data Unit)が暗号化されたことを指示する指示子と暗号化に使われるパラメータを含むPDCPデータPDUを生成する段階を含む。
好ましくは、この方法は、前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されなければ、前記PDCPデータPDUが暗号化されなかったことを示す指示子を含み、暗号化に使われるパラメータは含まないPDCPデータPDUを生成する段階をさらに含む。
好ましくは、前記指示子は暗号化指示子(Ciphering Indicator;CIND)である。
好ましくは、前記指示子はSDUタイプフィールドである。
本発明の他の態様によると、無線通信システムにおいて動作する端末のための方法が提供され、この方法は、PC5インターフェースを介してピア(peer)端末からパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)データプロトコルデータユニット(PDU;Protocol Data Unit)を受信する段階であって、前記PDCPデータPDUはPDCPサービスデータユニット(Service Data Unit;SDU)及び暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCP PDUヘッダーを含む、段階と、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールド内の値によって前記PDCPデータPDUに暗号解読(deciphering)を適用するかを決定する段階と、前記暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドが固定値に設定された場合、前記PDCPデータPDUの暗号解読せずにPDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階と、前記暗号化パラメータのための一つ以上のパラメータが前記固定値とは異なる値に設定された場合、前記PDCPデータPDUを暗号解読した後、前記PDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階を含む。
本発明の他の態様によると、無線通信システムにおいて動作する端末のための方法が提供され、この方法は、PC5インターフェースを介してピア(peer)端末からパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)データプロトコルデータユニット(PDU;Protocol Data Unit)を受信する段階であって、前記PDCPデータPDUはPDCPデータPDUが暗号化されているかを指示する指示子を含む、段階と、前記指示子によってPDCPデータPDUに暗号解読を適用するかを決定する段階と、前記指示子がPDCPデータPDUが暗号化されたことを指示する場合、暗号化パラメータを用いて前記PDCPデータPDUを暗号解読した後、PDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階を含む。
好ましくは、この方法は、前記指示子が、PDCPデータPDUが暗号化されなかったことを指示する場合、PDCPデータPDUの暗号解読せずにPDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階をさらに含み、前記PDCPデータPDUは暗号化パラメータを含まない。
上述した一般的な説明及び次の本発明の詳細な説明は例示的に説明するためのもので、本発明の更なる説明を提供するためのものであることを理解しなければならない。
本発明によると、D2D通信システムにおいてサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示が効率よく指示されることができる。
本発明で得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能であろう。
本明細書に添付する図面は本発明に対する更なる理解を提供するためのもので、本発明の多様な実施形態を示し、明細書の記載と一緒に本発明の原理を説明するためのものである。
無線通信システムの一例としてE−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)のネットワーク構造を示す図である。 E−UMTSのネットワーク構造を示すブロック図である。 典型的なE−UTRAN及び典型的なEPCのアーキテクチャーを示すブロック図である。 3GPP(3rd generation partnership project)無線アクセスネットワーク標準に基づく端末及びE−UTRANの間の無線インターフェースプロトコルの制御平面及び使用者平面を示す図である。 E−UMTSシステムに使われる例示的な物理チャネル構造を示す図である。 本発明の実施例による通信装置のブロック図である。 一般通信のためのデフォルトデータ経路の例を示す図である。 近接通信のためのデータ経路シナリオの例を示す図である。 近接通信のためのデータ経路シナリオの例を示す図である。 非ローミング(non−roaming)レファレンスアーキテクチャーを示す概念図である。 サイドリンクのためのLayer−2構造を示す概念図である。 ProSe直接通信のための使用者平面プロトコルスタックを示す概念図である。 ProSe直接通信のための制御平面プロトコルスタックを示す図である。 ProSe直接ディスカバリ(discovery)のためのPC5インターフェースを示す概念図である。 下りリンクのためのLTEプロトコルアーキテクチャーの一般概要を示す図である。 PDCPエンティティアーキテクチャーの概念図である。 PDCPエンティティの機能を示す概念図である。 制御平面SRBに対するデータを伝達するPDCPデータPDUのフォーマットを示す図である。 12ビットSN長さが用いられるときのPDCPデータPDUのフォーマットを示す図である。 7ビットSN長さが用いられるときのPDCPデータPDUのフォーマットを示す図である。 SLRBに対するPDCPデータPDUのフォーマットを示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す例を示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す例を示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す例を示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す例を示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す例を示す図である。 本発明の実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す例を示す図である。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)は、ヨーロッパシステム、GSM(Global system for mobile communication)、及びGPRS(General Packet Radio Service)に基盤したWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)で動作する3世代(3rd Generation、3G)非対称移動通信システムである。UMTSのLTE(Long―Term Evolution)は、UMTSを規格化する3GPPによって議論中にある。
3GPP LTEは、高速パケット通信を可能にする技術である。ユーザ及び提供者の費用を減少させ、サービス品質を改善し、カバレッジ(coverage)及びシステム容量を拡張及び改善することを目的とするLTE課題のための多くの方法が提案された。3G LTEは、上位―レベル要求であって、ビット(bit)当たりの費用減少、増加したサービス可用性、周波数帯域の柔軟性、単純な構造、開放型インターフェース、及び端末の適切な電力消耗を要求する。
以下で、添付の図面を参照して説明した本発明の各実施例により、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解され得るだろう。以下で説明する各実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された各例である。
本明細書は、LTEシステム及びLTE―Aシステムを用いて本発明の各実施例を説明するが、これは例示に過ぎない。したがって、本発明の各実施例は、前記定義に該当するいずれの通信システムにも適用することができる。また、本明細書は、FDD方式を基準にして本発明の実施例に対して説明するが、これは例示であって、本発明の実施例は、H―FDD方式又はTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
図2aは、E―UTRAN(Evolved―Universal Terrestrial Radio Access Network)網構造を示すブロック図である。E―UMTSは、LTEシステムと称することもできる。通信網は、IMS及びパケットデータを通じたVoIP(Voice over IP)などの多様なサービスを提供するために広く配置される。
図2aに示したように、E―UMTS網は、E―UTRAN(evolved UMTS terrestrial radio access network)、EPC(Evolved Packet Core)、及び一つ以上の端末を含む。E―UTRANは、一つ以上のeNB(evolved NodeB)20を含むことができ、複数の端末10が一つのセルに位置することができる。一つ以上のE―UTRAN MME(Mobility Management Entity)/SAE(System Architecture Evolution)ゲートウェイ30は、ネットワークの終端に位置し、外部ネットワークに接続することもできる。
本明細書において、「ダウンリンク(downlink)」は、eNB20から端末10への通信を称し、「アップリンク(uplink)」は、端末10からeNB20への通信を称する。端末10は、ユーザによって運搬される通信装備を称し、また、移動局(Mobile Station、MS)、ユーザ端末(User Terminal、UT)、加入者ステーション(Subscriber Station、SS)又は無線デバイスと称することもできる。
図2bは、一般的なE―UTRANと一般的なEPCの構造を示すブロック図である。
図2bに示したように、eNB20は、ユーザ平面及び制御平面のエンドポイント(end point)を端末10に提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、セッション及び移動性管理機能のエンドポイントを端末10に提供する。eNB20及びMME/SAEゲートウェイ30は、S1インターフェースを介して接続することができる。
eNB20は、一般に端末10と通信する固定局であって、基地局(BS)又はアクセスポイント(access point)と称することもある。一つのeNB20はセルごとに配置することができる。ユーザトラフィック又は制御トラフィックを送信するためのインターフェースをeNB20間で使用することができる。
MMEは、eNB20に対するNASシグナリング、NASシグナリング保安、AS保安制御、3GPP接続ネットワーク間の移動性のためのインター(inter)CNノードシグナリング、(ページング再送信の制御及び実行を含む)遊休モード(idle mode)端末接近性(Reachability)、(遊休モード及び活性モード(active mode)の端末のための)トラッキング領域リスト管理、PDN GW及びサービングGW選択、MME変化が伴うハンドオーバーのためのMME選択、2G又は3G 3GPP接続ネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN選択、ローミング、認証、専用ベアラ設定を含むベアラ管理、(ETWS及びCMASを含む)PWSメッセージ送信のためのサポートを含む多様な機能を行う。SAEゲートウェイホストは、パー―ユーザ(Per―user)ベースのパケットフィルタリング(例えば、深層パケット検査を使用)、適法なインターセプション(Lawful Interception)、端末 IPアドレス割り当て、ダウンリンクでの送信(Transport)レベルパケットマーキング、UL及びDLサービスレベル課金、ゲーティング及びレート強化、APN―AMBRに基づいたDLレート強化を含む多様な機能を提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、明確性のために、本明細書で単純に「ゲートウェイ」と称する。しかし、MME/SAEゲートウェイ30は、MME及びSAEゲートウェイの両者を全て含む。
複数のノードは、eNB20とゲートウェイ30との間でS1インターフェースを介して接続することができる。各eNB20は、X2インターフェースを介して相互接続することができ、各隣接eNBは、X2インターフェースを有するメッシュネットワーク構造(meshed network structure)を有することができる。
図2bに示したように、eNB20は、ゲートウェイ30に対する選択、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)活性化の間、ゲートウェイに向かうルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、ブロードキャストチャネル(BCCH)情報のスケジューリング及び送信、アップリンク及びダウンリンクの全てにおける各端末10のための動的リソース割り当て、eNB測定の構成及び準備、無線ベアラ制御、無線承認制御(Radio Admission Control、RAC)、及びLTE_ACTIVE状態での接続移動性制御などの各機能を行うことができる。EPCにおいて、ゲートウェイ30は、ページング発信、LTE_IDLE状態管理、ユーザ平面暗号化、システム構造エボリューション(System Architecture Evolution、SAE)ベアラ制御、及び非―接続層(Non―Access Stratum、NAS)シグナリングの暗号化及び無欠性保護などの各機能を行うことができる。
EPCは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービング―ゲートウェイ(serving―gateway、S―GW)、及びパケットデータネットワーク―ゲートウェイ(Packet Data Network―Gateway、PDN―GW)を含む。MMEは、主に各端末の移動性を管理する目的で用いられる接続及び可用性に対する情報を有する。S―GWは、E―UTRANを終端点として有するゲートウェイで、PDN―GWは、パケットデータネットワーク(PDN)を終端点として有するゲートウェイである。
図3は、3GPP無線接続網規格を基盤にした端末とE―UTRANとの間の無線インターフェースプロトコルの制御平面及びユーザ平面の構造を示す図である。制御平面は、端末(User Equipment;UE)とネットワークがコールを管理するために用いる各制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザ平面は、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。前記送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側と受信側の物理層間には、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、ダウンリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、アップリンクでSC―FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼性のあるデータ送信をサポートする。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックで具現することもできる。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPバージョン4(IP version 4、IPv4)パケットやIPバージョン6(IPv6)パケットのようなIP(internet protocol)パケットを効率的に送信するために不必要な制御情報を減少させるヘッダ圧縮(Header Compression)機能を行う。
第3層の最下部に位置した無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御平面のみで定義される。RRC層は、各無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re―configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は、互いにRRCメッセージを交換する。
eNBの一つのセルは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzなどの各帯域のうち一つで動作するように設定することができ、帯域でダウンリンク又はアップリンク送信サービスを提供するように設定することができる。異なる各セルは、異なる各帯域を提供するように設定することもできる。
E―UTRANから端末への送信のためのダウンリンク送信チャネル(Downlink transport Channel)は、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、各ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、及びユーザトラフィック又は各制御メッセージを送信するためのダウンリンク共有チャネル(Shared Channel、SCH)を含む。ダウンリンクマルチキャスト又はブロードキャストサービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信することもでき、又は別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信することもできる。
端末からネットワークにデータを送信するアップリンク送信チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その他にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。送信チャネルの上位にあり、送信チャネルにマップされる論理チャネルとしては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、及びMTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図4は、E―UMTSシステムで使用する物理チャネル構造の一例を示した図である。物理チャネルは、時間軸上にある多数のサブフレームと、周波数軸上にある多数のサブキャリア(Sub―carrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(Sub―frame)は、時間軸上に複数のシンボル(Symbol)で構成される。一つのサブフレームは、複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは、複数のシンボル及び複数のサブキャリアで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、すなわち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定シンボル(例えば、1番目のシンボル)の特定サブキャリアを用いることができる。図4には、L1/L2制御情報送信領域(PDCCH)とデータ領域(PDSCH)を示した。一実施例において、10msの無線フレーム(radio frame)が使用され、一つの無線フレームは10個のサブフレーム(subframe)で構成される。また、一つのサブフレームは二つの連続するスロットで構成される。一つのスロットの長さは0.5msである。また、一つのサブフレームは多数のOFDMシンボルで構成され、多数のOFDMシンボルのうち一部のシンボル(例えば、1番目のシンボル)は、L1/L2制御情報を送信するために使用することができる。データ送信のための時間単位である送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)は1msである。
基地局と端末は、一般に特定制御信号又は特定サービスデータを除いては、送信チャネルであるDL―SCHを用いる物理チャネルであるPDSCHを介してデータを送信/受信する。PDSCHのデータがいずれの端末(一つ又は複数の端末)に送信されるもので、前記各端末がどのようにPDSCHデータを受信してデコード(decoding)しなければならないのかに対する情報などは、PDCCHに含まれて送信される。
例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRCマスク(masking)されており、「B」という無線リソース(例えば、周波数位置)及び「C」という送信形式情報(例えば、送信ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定サブフレームを介して送信されると仮定する。この場合、セル内の端末は、自身が有しているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタし、「A」RNTIを有している一つ以上の端末があると、前記各端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報を介して「B」と「C」によって指示されるPDSCHを受信する。
図5は、本発明の実施例に係る通信装置のブロック図である。
図5に示された装置は、上述したメカニズムを行うように適応されたユーザ装置(User Equipment、UE)及び/又はeNBであってもよいが、同じ作業を行う任意の装置であってもよい。
図5に示したように、装置は、DSP(Digital Signal Processor)/マイクロプロセッサ110及びRF(Radio Frequency)モジュール(送受信機;135)を含むこともできる。DSP/マイクロプロセッサ110は、送受信機135に電気的に接続されて送受信機135を制御する。装置は、設計者の選択によって、電力管理モジュール105、バッテリ155、ディスプレイ115、キーパッド120、SIMカード125、メモリデバイス130、スピーカー145及び入力デバイス150をさらに含むこともできる。
特に、図5は、ネットワークから要求メッセージを受信するように構成された受信機135及びネットワークに送/受信タイミング情報を送信するように構成された送信機135を含む端末を示してもよい。このような受信機と送信機は送受信機135を構成できる。端末は、送受信機(受信機及び送信機、135)に接続されたプロセッサ110をさらに含むこともできる。
また、図5は、端末に要求メッセージを送信するように構成された送信機135及び端末から送受信タイミング情報を受信するように構成された受信機135を含むネットワーク装置を示してもよい。送信機及び受信機は送受信機135を構成することもできる。ネットワークは、送信機及び受信機に接続されたプロセッサ110をさらに含む。このプロセッサ110は、送受信タイミング情報に基づいて遅延(latency)を計算することもできる。
最近、3GPPでプロキシミティ基盤のサービス(Proximity―based Service;ProSe)が論議されている。ProSeは、(認証などの適切な手続後)eNBのみを介して(SGW(Serving Gate―way(SGW)/PDN(Packet Data Network)―GW(PGW)を介することなく)又はSGW/PGWを介して異なる端末を(直接)互いに接続させることができる。よって、ProSeを用いて装置対装置直接通信を提供することができ、全ての装置がユビキタス接続で接続されると期待される。近接した距離内の装置間の直接通信はネットワークの負荷を減少させることができる。最近、プロキシミティ基盤のソーシャルネットワークサービスは大衆の注目を受けており、新しい種類のプロキシミティ基盤のアプリケーションが出現され、新しいビジネスの市場及び収益を創造することができる。第一のステップにおいて、公衆安全及び緊要な通信(critical communication)が市場で要求される。また、グループ通信は、公衆安全システムの重要なコンポーネントの一つである。プロキシミティ基盤のディスカバリ、直接経路通信及びグループ通信の管理などの機能が要求される。
使用ケースとシナリオは、例えば、i)商業的/社会的使用、ii)ネットワークオフローディング(offloading)、iii)公衆安全、iv)到達可能性(reachability)及び移動度の形態(mobility aspects)を含むユーザ経験の一貫性を確保するための現在のインフラストラクチャサービスの統合、v)(地域規定及びオペレータポリシーの対象であり、特定公衆安全指定周波数帯域及び端末に制限された)EUTRANカバレッジの不在時の公衆安全である。
図6は、2個の端末間の通信のためのデフォルトデータ経路の例を示す。図6を参照すると、非常に近接した2個の端末(例えば、UE1、UE2)が互いに通信するときにも、それらのデータ経路(ユーザ平面)はオペレータネットワークを介する。よって、通信のための一般的なデータ経路は、eNB及びゲートウェイ(GW)(例えば、SGW/PGW)を含む。
図7乃至図8は、プロキシミティ通信のためのデータ経路シナリオの例を示す。無線装置(例えば、UE1、UE2)が互いに隣接すると、直接モードデータ経路(図7)又は地域的にルートされたデータ経路(図8)を用いることができる。直接モードデータ経路において、eNB及びSGW/PGWなしで(認証などの適切な手続後に)無線装置が互いに直接接続される。地域的にルートされたデータ経路では、無線装置がeNBのみを介して互いに接続される。
図9は、ノン―ローミングリファレンスアーキテクチャーを示す概念図である。
PC1乃至PC5はインターフェースを示す。PC1は、端末内のProSeアプリケーションとProSeアプリケーションサーバとの間の基準点である。これは、アプリケーションレベルシグナリング要求事項を定義するのに使用される。PC2は、ProSeアプリケーションサーバとProSe機能との間の基準点である。これは、ProSeアプリケーションサーバと、ProSe機能(function)を介して3GPP EPSによって提供されるProSe機能性(functionality)との間の相互作用を定義するのに使用される。一例は、ProSe機能内のProSeデータベースに対するアプリケーションデータアップデートのためのものであり得る。他の例は、3GPP機能性とアプリケーションデータ、例えば、名前変換(name translation)との間の相互作用(interworking)でProSeアプリケーションサーバによって使用されるデータであり得る。PC3は、端末とProSe機能との間の基準点である。これは、端末とProSe機能との間の相互作用を定義するのに使用される。一例は、ProSeディスカバリ及び通信のための構成に使用することができる。PC4は、EPCとProSe機能との間の基準点である。これは、EPCとProSe機能との間の相互作用を定義するのに使用される。可能な使用ケースは、各端末間の1対1通信経路を設定するケース、又は、セッション管理又は移動度管理のためにProSeサービス(認証)を実時間で有効化するケースであり得る。
PC5は、(各端末間直接及びLTE―Uuを介した各端末間)1対1通信及びリレーのためにディスカバリ及び通信のための制御及びユーザ平面に使用される各端末間の基準点である。最後に、PC6は、異なるPLMNに加入された各ユーザ間のProSeディスカバリなどの機能に使用できる基準点である。
EPC(Evolved Packet Core)は、MME、S―GW、P―GW、PCRF、HSSなどのエンティティを含む。ここで、EPCは、E―UTRANコアネットワークアーキテクチャーを示す。EPC内のインターフェースは、図9に明示的に示していないが、影響を受けることができる。
アプリケーション機能性を形成するProSe能力のユーザであるアプリケーションサーバは、例えば、公衆安全の場合は特定エージェンシー(PSAP)であってもよく、商業的場合はソーシャルメディアであってもよい。これらアプリケーションは3GPPアーキテクチャー外で定義されるが、3GPPエンティティに向かう基準点があり得る。アプリケーションサーバは、端末内のアプリケーションに向かって通信することができる。
端末内のアプリケーションはアプリケーション機能を形成するためのProSeケイパビリティ(capability)を用いる。その例は公衆安全グループのメンバー間の通信又は隣接した友達を捜すことを要求するソーシャルメディアアプリケーションであってもよい。3GPPによって定義された(EPSの一部としての)ネットワーク内のProSe機能はProSeアプリサーバー、EPC及び端末に対して基準点を有する。
機能は、制限されないが、例えば次を含むことができる。
−第3者アプリケーションに対して基準点を介した相互作用(interworking)
−ディスカバリ及び直接通信のための端末の許可(Authorization)及び設定(configuration)
−EPCレベルProSe Appディスカバリの機能をイネーブル
−ProSe関連の新加入者データ及びデータストレージのハンドリング;そしてProSeアイデンティティのハンドリング
−保安関連機能
−ポリジー関連機能に対するEPCへの制御を提供
−チャージング(EPCを介して又はその外部、例えばオフラインチャージング)のための機能を提供
特に、次のアイデンティティはProSe直接通信に使われる。
−ソースLayer−2 IDはPC5インターフェースでD2DCパケットの送信者を識別する。ソースLayer−2 IDは受信機RLCエンティティの識別に使われる。
−目的地Layer−2 IDはPC5インターフェースでD2Dパケットターゲットを識別する。目的地Layer−2 IDはMAC階層でパケットのフィルタリングに使われる。目的地Layer−2 IDはブロードキャスト、グループキャスト又はユニキャスト識別子であってもよい。
−SA L1 IDはPC5インターフェースでスケジューリング割り当て(SA)の識別子である。SA L1 IDは物理階層におけるパケットのフィルタリングに使われる。SA L1 IDはブロードキャスト、グループキャスト又はユニキャスト識別子であってもよい。
グループ形成及び端末内のソースLayer−2 ID及び目的地Layer−2 IDの設定にはアクセス階層シグナリング(Access Stratum signaling)が要求されない。この情報は上位層によって提供される。
グループキャスト及びユニキャストの場合、MAC階層はターゲット(グループ、端末)を識別する上位層ProSe ID(すなわち、ProSe Layer−2グループID及びProse UE ID)を2個のビットストリングに変換するはずであり、この2個のビットストリングの一つは物理階層に伝達されてSA L1 IDとして使われる反面、他の一つは目的地Layer−2 IDとして使われる。ブロードキャストのために、L2はグループキャスト及びユニキャストと同一のフォーマットで前もって定義されたSA L1 IDを用いるブロードキャスト送信であることをL1に指示する。
図10はサイドリンク(Sidelink)のためのLayer−2構造を示す概念図である。
サイドリンクはProSe直接通信及びProSe直接ディスカバリのための端末対端末インターフェースで、PC5インターフェースに対応する。サイドリンクはProSe直接ディスカバリ及び端末の間のProSe直接通信を含む。サイドリンクは上りリンク送信と類似した上りリンクリソース及び物理チャネル構造を用いる。しかし、後述する任意の変化が物理チャネルで起こる。E−UTRAは2個のMACエンティティ、つまり端末内の一つのエンティティ及びE−UTRAN内の一つのエンティティを定義する。これらMACエンティティはさらに次の伝送チャネル、i)サイドリンク放送チャネル(SL−BCH)、ii)サイドリンクディスカバリチャネル(SL−DCH)及びiii)サイドリンク共有チャネル(SL−SCH)をハンドリングする。
−基本送信方式:サイドリンク送信はUL送信方式と同一の基本送信方式を用いる。しかし、サイドリンクは全てのサイドリンク物理チャネルに対する単一クラスター送信に制限される。また、サイドリンクはそれぞれのサイドリンクサブフレームの終りで1個のシンボルギャップを用いる。
−物理階層プロセッシング:伝送チャネルのサイドリンク物理階層プロセッシングは次の段階でUL送信とは異なる。
i)スクランブリング:PSDCH及びPSCCHに対し、スクランブリングは端末特定ではない。
ii)変調:64QAMはサイドリンクに対して支援されない。
−物理サイドリンク制御チャネル:PSCCHはサイドリンク制御リソースにマッピングされる。PSCCHはPSSCHのために端末によって使われるリソース及び他の送信パラメータを示す。
−サイドリンク参照信号:PSDCH、PSCCH及びPSSCH復調のために、上りリンク復調参照信号と類似した参照信号はノーマルCPではスロットの4番目シンボルで送信され、拡張CPではスロットの3番目シンボルで送信される。サイドリンク復調参照信号シーケンスの長さは割り当てられたリソースのサイズ(サブキャリアの数)と同一である。PSDCH及びPSCCHに対し、参照信号は固定ベースシーケンス、循環シフト及び直交カバーコードに基づいて生成される。
−物理チャネル過程:カバレッジ内(in−coverage)の動作のために、サイドリンク送信のパワースペクトル密度はeNBによって影響されることができる。
図11aはProSe直接通信のための使用者平面プロトコルスタックを示す概念図、図11bはProSe直接通信のための制御平面プロトコルスタックを示す図である。
図11aは使用者平面に対するプロトコルスタックを示し、PDCP、RLC及びMAC副階層(他の端末で終了(terminate))は使用者平面に対して列挙された機能(例えば、ヘッダー圧縮、HARQ再送信)を遂行する。PC5インターフェースは、図11aに示したように、PDCP、RLC、MAC及びPHYで構成される。
ProSe直接通信の使用者平面詳細事項:i)MACサブヘッダーは(多数の論理チャネルを区別する)LCDを含み、ii)MACヘッダーはソースLayer−2 ID及び目的地Layer−2 IDを含み、iii)MACマルチプレックシング/デマルチプレックシングにおいて、優先順位ハンドリング及びパッディングはProSe直接通信に有用であり、iv)RLC UMはProSe直接通信に使われ、v)RLC SDUのセグメンテーション及びリアセンブリが遂行され、vi)受信端末は送信ピア端末ごとに少なくとも一つのRLC UMエンティティを維持する必要があり、vii)RLC UM受信機は第1RLC UMデータユニットの受信前に設定される必要がなく、viii)U−ModeはProSe直接通信のためのPDCPのヘッダー圧縮に使われる。
図11bは制御平面に対するプロトコルスタックを示し、RRC、RLC、MAC及びPHY副階層(他の端末で終了(terminate))は制御平面に対して列挙された機能を遂行する。D2D端末はD2D通信前に受信D2D端末への論理的接続を確立及び維持しない。
図12はProSe直接ディスカバリ(discovery)のためのPC5インターフェースを示す概念図である。
ProSe直接ディスカバリはPC5を介してE−UTRA直接無線信号を用いて隣接ProSe−イネーブル端末(等)を探索するためにProSe−イネーブル端末によって使われる過程として定義される。
ProSe直接ディスカバリのための無線プロトコルスタック(AS)が図12に示されている。
AS階層は次の機能を遂行する。
−上位層とのインターフェース(ProSeプロトコル):MAC階層は上位層からディスカバリ情報を受信する(ProSeプロトコル)。IP階層はディスカバリ情報を送信するのに使われない。
−スケジューリング:MAC階層は上位層から受信されたディスカバリ情報をアナウンスするのに使われる無線リソースを決定する。
−ディスカバリPDU生成:MAC階層はディスカバリ情報を伝達するMAC PDUを形成し、決定された無線リソースでの送信のためにMAC PDUを物理階層に送信する。MACヘッダーが付け加えられない。
ディスカバリ情報アナウンスメントのための2種のリソース割り当てが存在する。
−タイプ1:ディスカバリ情報のアナウンシングのためのリソースが非端末特定に基づいて(on a non UE specific basis)割り当てられるリソース割り当て過程はさらに次の特徴を有する:i)eNBは端末にディスカバリ情報のアナウンシングに使われるリソースプール設定(resource pool configuration)を提供する。設定はSIBでシグナルされることができる、ii)端末は指示されたリソースプールから無線リソースを自律的に選択し、ディスカバリ情報をアナウンスする、iii)端末はそれぞれのディスカバリ期間の間にランダムに選択されたディスカバリリソースに対するディスカバリ情報をアナウンスすることができる。
−タイプ2:ディスカバリ情報のアナウンシングのためのリソースが端末特定に基づいて割り当てられるリソース割り当て過程はさらに次の特徴を有する:i)RRC_CONNECTEDの端末はRRCを介してeNBにディスカバリ情報のアナウンシングのためのリソースを要求することができ、ii)eNBはRRCを介してリソースを割り当て、iii)リソースはモニタリングのために端末内に設定されたリソースプール内で割り当てられる。
RRC_IDLEの端末に対し、eNBは次のオプションの一つを選択することができる。
−eNBはSIBでディスカバリ情報アナウンスメントのためのタイプ1リソースプールを提供することができる。ProSe直接ディスカバリに対して許された端末はこれらリソースを用いてRRC_IDLEでディスカバリ情報をアナウンスする。
−eNBはSIBでD2Dを支援するが、ディスカバリ情報アナウンスメントのためのリソースを提供しない。端末はディスカバリ情報アナウンスメントのためのD2Dリソースを要求するためにRRC Connectedに進入する必要がある。
RRC_CONNECTEDの端末に対し、
−ProSe直接ディスカバリアナウンスメントを遂行するように許された端末はeNBにD2Dディスカバリアナウンスメントを遂行することを願うということを指示する。
−eNBはMMEから受信された端末コンテキストを用いて端末がProSe直接ディスカバリアナウンスメントに対して許されたかを確認する。
−eNBは専用RRCシグナリングによって(又は無リソース)ディスカバリ情報アナウンスメントのために端末がタイプ1リソースプール又は専用タイプ2リソースを用いるように設定する。
−eNBによって割り当てられたリソースはa)eNBがRRCシグナリングによってリソースを設定解除(de−configure)するか、b)端末がIDLEに進入するまで有効である。(リソースがIDLEでも有効なままで残っていることができるか否かが問題とならない(FFS))。
RRC_IDLE及びRRC_CONNECTEDの受信端末は許されることによってタイプ1及びタイプ2ディスカバリリソースプールをモニタする。eNBはSIBでディスカバリ情報モニタリングに使われるリソースプール設定を提供する。SIBは隣接セルでアナウンスするのに使われるディスカバリリソースを含むことができる。
図13は下りリンクのためのLTEプロトコルアーキテクチャーの一般概要を示す図である。
下りリンクのためのLTEプロトコルアーキテクチャーの一般概要は図13に示されている。また、上りリンク伝送に関連したLTEプロトコル構造は、伝送フォーマット選択及びマルチアンテナ伝送に違いがあるが、図13の下りリンク構造と類似している。
下りリンクで送信されるデータはSAEベアラ1301の一つ上でIPパケットの形態で進入する。無線インターフェースを介した伝送前、入って来るIPパケットが多数のプロトコルエンティティを介して伝達され、これは以下で要約され、次のセクションでもっと詳細に記載される。
*パケットデータ収斂プロトコル(PDCP)1303はIPヘッダー圧縮を遂行して無線インターフェースを介して送信する必要があるビット数を減少させる。ヘッダー圧縮メカニズムはROHCに基づいてWCDMAだけでなくいくつかの他の移動通信標準に使われる標準化したヘッダー圧縮アルゴリズムである。また、PDCP1303は送信されたデータの暗号化(ciphering)及び無欠性保障(integrity protection)を担当する。受信機側で、PDCPプロトコルは該当暗号解読(deciphering)及び圧縮解除動作を遂行する。移動端末のために設定された無線ベアラごとに一つのPDCPエンティティが存在する。
*無線リンク制御(RLC)1305はセグメンテーション/連結(segmentation/concatenation)、再送信ハンドリング及び上位層への順次伝達を担当する。WCDMAとは違い、LTE無線アクセスネットワークアーキテクチャーにただ一つのタイプのノードが存在するから、RLCプロトコルはeNodeBに位置する。RLC1305は無線ベアラの形態でサービスをPDCP1303に提供する。端末のために設定された無線ベアラごとに一つのRLCエンティティが存在する。
端末のために設定された論理チャネルごとに一つのRLCエンティティが存在し、それぞれのRLCエンティティは、i)RLC SDUのセグメンテーション、連結(concatenation)及びリアセンブリ;ii)RLC再送信;及びiii)該当論理チャネルに対する順次伝達及び複製検出を担当する。
RLCの他の注目すべき特徴は、(1)可変的なPDUサイズのハンドリング、及び(2)ハイブリッド−ARQ及びRLCプロトコル間の密接な相互作用に対する可能性である。最後に、論理チャネルごとに一つのRLCエンティティが存在し、コンポーネントキャリアごとに一つのハイブリッド−ARQエンティティが存在するという事実は、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)の場合、一つのRLCエンティティが多数のハイブリッド−ARQエンティティと相互作用することができるということを暗示する。
セグメンテーション及び連結(concatenation)メカニズムの目的は入って来るRLC SDUから適切なサイズのRLC PDUを生成することである。一つの可能性は固定されたPDUサイズ、妥協可能なサイズを定義することである。サイズが大きすぎれば、最低のデータレートを支援することができない。また、シナリオによっては過度なパッディングが要求されることができる。しかし、単一の小さなPDUサイズはそれぞれのPDUとともに含まれるヘッダーから高いオーバーヘッドをもたらすことができる。LTEによって支援されるデータレーターの非常に大きな動的範囲を考慮して見るとき、特に重要なこのような欠点を避けるために、RLC PDUサイズが動的に変更されることができる。
RLC SDUをRLC PDUにセグメンテーション及び連結(concatenation)するプロセスにおいて、ヘッダーは、他のフィールドのうち、リオーダリング及び再送信メカニズムによって使われるシーケンス番号を含む。受信機側でのリアセンブリ機能は受信されたPDUからSDUをリアセンブリングする逆動作を遂行する。
*メディアアクセス制御(MAC)1307はハイブリッド−ARQ再送信及び上りリンク及び下りリンクスケジューリングをハンドリングする。スケジューリング機能はeNodeBに位置し、これは上りリンク及び下りリンクに対してセルごとに一つのMACエンティティを有する。ハイブリッド−ARQプロトコル部分はMACプロトコルの送信及び受信端に存在する。MAC1307は論理チャネル1309の形態でサービスをRLC1305に提供する。
*物理階層(PHY)611は、コーディング/デコーディング、変調/復調、マルチアンテナマッピング及び他の典型的な物理階層機能をハンドリングする。物理階層1311は伝送チャネル1313の形態でサービスをMAC階層1307に提供する。
図14はPDCPエンティティアーキテクチャーの概念図である。
図14はPDCP副階層(sublayer)に対する可能な一構造を示すが、具現例を制限してはいけない。それぞれのRB(すなわち、DRB及びSRB(SRB0は除外))は一つのPDCPエンティティに関連する。それぞれのPDCPエンティティはRB特性(すなわち、一方向又は両方向)及びRLCモードによって(それぞれの方向に対する)一つ又は二つのRLCエンティティに関連する。PDCPエンティティはPDCP副階層に位置する。PDCP副階層は上位層によって設定される。
図15はPDCPエンティティの機能を示す概念図である。
PDCPエンティティはPDCP副階層に位置する。いくつかのPDCPエンティティは端末のために定義されることができる。PDCPエンティティはRLC副階層によって提供されたサービスを用いる。PDCPは論理チャネルのDCCH、DTCH及びSTCHタイプ上にマッピングされたSRB、DRB及びSLRBに用いられる。PDCPは他の何のタイプの論理チャネルにも使われない。
パケットデータコンバージェンスプロトコルは、次の機能、つまり、i)ROHCプロトコルを用いるIPデータフローのヘッダー圧縮及び圧縮解除、ii)データの伝送(使用者平面又は制御平面)、iii)PDCP SNの維持保守(maintenance)、iv)下位層の再確立時の上位層PDUの順次伝達(in−sequence delivery)、v)RLC AM上にマッピングされた無線ベアラに対する下位層の再確立時の下位層SDUの複製除去、vi)使用者平面データ及び制御平面データの暗号化及び暗号解読、vii)制御平面データの無欠性保障(integrity protection)及び無欠性検証(integrity verification)、viii)RNに対し、使用者平面データの無欠性保障及び無欠性検証、ix)タイマーに基づく廃棄、x)複製廃棄を支援する。
図16aは制御平面SRBに対するデータを伝達するPDCPデータPDUのフォーマットを示し、図16bは12ビットSN長さが用いられるときのPDCPデータPDUのフォーマットを示す。このフォーマットはRLC AM又はRLC UM上にマッピングされたDRBからデータを伝達するPDCPデータPDUのために適用可能である。図16cは7ビットSN長さが用いられるときのPDCPデータPDUのフォーマットを示す図である。このフォーマットはRLC UM上にマッピングされたDRBからデータを伝達するPDCPデータPDUのために適用可能である。
PDCP PDUは長さにおいて整列されたバイト(すなわち、8ビットの倍数)であるビットストリングである。ビットストリングは最上位ビットが表の第1ラインの最左側ビットあり、最下位ビットが表の最後のライン上の最右側ビットである表によって表示され、より一般的に、ビットストリングは左側から右側にかつラインの判読順に読み出される。PDCP PDU内のそれぞれのパラメータフィールドのビット順序は最左側ビット内の第1及び最上位ビット及び最右側ビット内の最後及び最下位ビットで表示される。
PDCP SDUは長さにおいて整列されたバイト(すなわち、8ビットの倍数)であるビットストリングである。圧縮又は圧縮解除されたSDUは第1ビットからPDCP PDU内に含まれる。
PDCPデータPDUは、i)PDCP SDU SN、ii)圧縮解除されたPDCP SDUを含む使用者平面データ、iii)圧縮されたPDCP SDUを含む使用者平面データ、iv)制御平面データ又はv)SRBに対するMAC−Iフィールドを伝達するのに使われる。
PDCPデータPDUは、i)どのPDCP SDUが漏れたかかつどれがPDCP再確立に従わないかを示すPDCP状態報告、及びii)ヘッダー圧縮制御情報、例えば配置されたROHCフィードバックを伝達するのに使われる。
図16a〜図16cに使用されたパラメータのビットは次のように解釈できる。最左側ビットストリングは第1及び最上位ビットであり、最右側ビットは最後及び最下位ビットである。他に言及がない限り、整数は無符号整数に対する標準バイナリーエンコーディングによってエンコードされる。
a)PDCP SN:PDCP SNの長さは表1に示すように、5、7、12又は15ビットである。
Figure 2017538383
b)データ:データフィールドは圧縮解除されたPDCP SDU(使用者平面データ又は制御平面データ)又は圧縮されたPDCP SDU(使用者平面データのみ)を含む。
c)MAC−I:MAC−Iの長さは32ビットである。MAC−Iフィールドは算出されたメッセージ確認コード(message authentication code)を伝達する。無欠性が保障されない制御平面データに対しては、MAC−Iフィールドが依然として存在し、0に設定されたパッディングビットでパッディングされなければならない。
d)COUNT:COUNTの長さは32ビットである。暗号化及び無欠性のために、COUNT値が維持される。COUNT値はHFN及びPDCP SNで構成される。PDCP SNの長さは上位層によって設定される。HFN部分のビットサイズは32−PDCP SNの長さと同一である。
e)R:Rの長さは1ビットである。このビットは0に設定された留保(reserved)ビットである。留保ビットは受信機によって無視できる。
図17はSLRBに対するPDCPデータPDUのフォーマットを示す図である。
サイドリンク送信のために、送信端末は次の変更事項を有する過程に従うことができる。i)Next_PDCP_TX_SN及びTX_HFNを維持するための要求事項が適用可能ではなく、ii)PDCP SN値が同じキーと一緒に再使用されないことを保障するPDCP SNを送信端末が決定し、iii)送信端末が(端末で同じPGK及びPGKアイデンティティと一緒に以前に使われなかった)新たなPTKアイデンティティを決定し、新たなPTKは新たなPTKアイデンティティを使うことになるPGKキーから導出されることができ、iv)送信端末はPDCP SNから導出されたCOUNT及びPEKで暗号化を行い、v)送信端末がIP PDUのみのためにヘッダー圧縮を行う。
サイドリンク受信のために、端末は次の変形を有する過程に従うことができる。i)Next_PDCP_RX_SN及びRX_HFNを維持するための要求事項が適用可能ではなく、ii)受信端末が受信されたPDCP SNから導出されたCOUNT及びPEKで暗号解読を行い、iii)端末がIP PDUのみのためにヘッダー圧縮解除を行う。
図17は16ビットSN長さが用いられるSLRBに対するPDCPデータPDUのフォーマットを示す。SLRBに対するPDCPデータPDUはPDCP SDU SN、及びPGKインデックス、PTKアイデンティティ、及びSLRBに対するProSe PDUタイプ、及び圧縮解除されたPDCP SDUを含む使用者平面データ、又は圧縮されたPDCP SDUを含む使用者平面データ、又は制御平面データ;及びSRBに対するMAC−Iフィールドを伝達するのに使われる。
ProSeの場合、暗号化機能は暗号化(ciphering)及び暗号解読(deciphering)を含み、PDCP内で行われる。使用者平面に対し、暗号化されたデータユニットはPDCP PDUのデータ部分である。暗号化アルゴリズム及びPDCPエンティティによって使われるキーはProSeキー管理機能によって構成され、暗号化方法が適用されなければならない。ProSe送信端末は暗号化が可能であるかを決定する。可能であれば、PGKインデックス及びPTK識別子を含む保安パラメータがPDCP PDUヘッダーに含まれる。
送信端末が保安を担当するので、送信端末を暗号化ができるようにするとともに受信端末に知らせない場合、受信端末は送信端末でどのPDCPデータPDUフォーマットが使われたか、つまり暗号化が可能であるかが分からない。
図18は本発明の一実施例によるサイドリンク無線ベアラのための暗号化指示を示す図である。
本発明の一実施例によると、暗号化指示子はPC5インターフェース(SLRB)を介して伝送されたそれぞれのPDCPデータPDUに含まれる。PDCPデータPDU内の暗号化指示子は該当PDCPデータPDUに暗号化が適用されたかを示す。
送信端末が上位階層からPDCP SDUを受信する場合(S1801)、送信端末は受信したPDCP SDUに暗号化を適用するかを決定する(S1803)。
送信端末が受信したPDCP SDUに暗号化を適用することに決定した場合、端末はPDCPデータPDUが暗号化されたことを示す指示子及び暗号化に使用されたパラメータを含むPDCPデータPDUを生成する(S1805)。受信されたPDCP SDUに暗号化が適用される場合、送信端末はPDCP SDUの暗号化を行い、暗号化されたPDCP SDUを含むフォーマットAを使ってPDCPデータPDUを生成する。
好ましくは、暗号化に使われるパラメータはPGKインデックス、PTK識別子、PDCP SNなどである。
S1805段階の後、送信端末はPC5インターフェースを介してフォーマットAを使って生成されたPDCPデータPDUを受信端末に送信する(S1807)。
受信端末がPC5インターフェースを介して送信端末からフォーマットAを使ったPDCPデータPDUを受信する場合、受信端末は受信したPDCPデータPDUに含まれた暗号化指示子に基づいて受信したPDCPデータPDU内のPDCP SDUに暗号化が適用されたかを識別する。
好ましくは、暗号化指示子は暗号化指示子(Ciphering Indicator;CIND)フィールド又はSDUタイプフィールドによって使われる。
指示子がCINDフィールドの場合、送信端末はデータに暗号化が適用されなかった場合はCINDフィールドを0に設定し、データに暗号化が適用された場合は1に設定する。
指示子がSDUタイプフィールドの場合、送信端末はSDUタイプの値を下記の表2又は表3のように設定する。
Figure 2017538383
Figure 2017538383
暗号化指示子が受信したPDCPデータPDUに含まれたPDCP SDUに暗号化が適用されたことを指示すれば(例えば、CINDフィールドの値が1であるかあるいはSDUタイプフィールドの値が表2の001又は011)、受信端末はフォーマットAを仮定する受信されたPDCPデータPDUをパーシング(parsing)し、PDCPデータPDUに含まれた暗号化パラメータを用いてPDCPデータPDUを暗号解読した後、PDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する(S1809)。受信端末はPDCPデータPDUがフォーマットA又は他のフォーマットによって使われたかが分からないから、暗号化指示子が受信したPDCPデータPDUに含まれたPDCP SDUに暗号化が適用されたことを示す場合、受信端末は受信したPDCPデータPDUがフォーマットAによって使われたと仮定する。
一方、送信端末が受信されたPDCP SDUに暗号化を適用しないことに決定した場合、端末はPDCPデータPDUが暗号化されなかったことを示す指示子を含むが暗号化に使われるパラメータは含まないPDCPデータPDUを生成する(S1811)。受信されたPDCP SDUに暗号化が適用されない場合、送信端末はPDCP SDUに暗号化を行わず、非暗号化されたPDCP SDUを含むフォーマットBを使ってPDCPデータPDUを生成する。
S1811段階の後、送信端末はフォーマットBを用いて生成されたPDCPデータPDUを、PC5インターフェースを介して受信端末に送信する(S1813)。暗号化指示子が受信されたPDCPデータPDUに含まれたPDCP SDUに暗号化が適用されなかったことを示す場合(例えば、CINDが0であるかあるいはSDUタイプフィールドの値が表2の000又は010)、受信端末はフォーマットBを仮定する受信されたPDCPデータPDUをパーシングし、PDCPデータPDUの暗号解読なしでPDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する(S1815)。
S1809又はS1815段階の後、受信端末は再組立されたPDCP SDUをProSE上位階層に伝達する。
図19a及び図19bは本発明の一実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示す例示図、図20a及び図20bは本発明の一実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示の例示図である。
図19a及び図19bは暗号指示子としてCINDを使うPDCPデータPDUの例を示す。図19aはフォーマットAの例示、図19bはフォーマットBの例示である。
図20a及び図20bは暗号化指示子としてSDUタイプフィールドを使うPDCPデータPDUに対する例示図である。図20aはフォーマットAに対する例示であり、図20bはフォーマットBに対する例示である。
図21は本発明の一実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示すための図である。
この場合、送信端末は暗号化指示子の代わりに暗号化のためのパラメータを使い(S2101)、送信端末は受信されたPDCP SDUに暗号化を適用するかを決定する(S2103)。
送信端末が受信されたPDCP SDU及び暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCP PDUヘッダーを含むPDCPデータPDUを生成する場合、送信端末が受信されたPDCP SDUに暗号化を適用することに決定すれば、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドはPDCP SDUの暗号化に使われる値に設定される(S2105)。
受信されたPDCP SDUに暗号化が適用されれば、送信端末はPDCP SDUの暗号化を行い、暗号化されたPDCP SDUを含むPDCPデータPDUを生成する。ここで、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドはPDCP SDUの暗号化のために使われる値に設定される。
S2105段階の後、送信端末は生成されたPDCPデータPDUを、PC5インターフェースを介して受信端末に送信する(S2107)。
受信端末がPC5インターフェースを介して送信端末からPDCPデータPDUを受信するとき、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドが固定値とは異なる値に設定された場合、受信端末はPDCPデータPDUの暗号解読の後にPDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する(S2109)。
好ましくは、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドはPGKインデックス、PTK識別子、PDCP SNなどであってもよい。
好ましくは、固定値は‘0(ゼロ)’である。
一方、送信端末が受信されたPDCP SDUに暗号化を適用しないことに決定した場合、受信されたPDCP SDU及び暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCP PDUヘッダーを含むPDCPデータPDUを生成し、送信端末が受信されたPDCP SDUに暗号化を適用しないことに決定した場合、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドは固定値に設定される(S2111)。
受信されたPDCP SDUに暗号化が適用されない場合、送信端末はPDCP SDUの暗号化を行わなく、暗号解読されたPDCP SDUを含むPDCPデータPDUを生成する。ここで、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドは固定値に設定される。
好ましくは、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドはPGKインデックス、PTK識別子、PDCP SNなどであってもよい。
好ましくは、固定値は‘0(ゼロ)’である。
S2111段階の後、送信端末はPC5インターフェースを介して生成されたPDCPデータPDUを受信端末に送信する(S2113)。
受信端末がPC5インターフェースを介して送信端末からPDCPデータPDUを受信するとき、暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドが固定値に設定された場合、受信端末はPDCPデータPDUの暗号解読なしでPDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する(S2115)。
S2109段階又はS2109段階の後、受信端末は再組立されたPDCP SDUをProSe上位階層に伝達することができる。
図22a及び図22bは本発明の一実施例によるサイドリンク無線ベアラに対する暗号化指示を示すための例示図である。
図22aは固定値とは異なる値に設定された暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCPデータPDUの例示であり、図22bは固定値に設定された暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCPデータPDUの例示である。例えば、暗号化が設定されなければ、PGKインデックス、PTK識別子、PDCP SNはPDCP PDUヘッダーで“0”に設定されることができる。若しくは、暗号化が設定されれば、PGKインデックス、PTK識別子、PDCP SNはPDCP PDUヘッダーで“0”に設定されることができる。
表4はPDCP SNの例を示す。PDCP SNの長さは5、7、12、15又は16ビットである。SLRBに対し、データに暗号化が適用されれば、送信端末はPDCP SNを16に設定する。例えば、データに暗号化が適用されなければ、送信端末はPGKインデックス及びPTKインデックスを‘0’に設定する。
Figure 2017538383
以上で説明した実施例は本発明の構成要素及び特徴が所定の形態に結合されたものである。それぞれの構成要素又は特徴は他の明示的言及がない限り選択的なものとして考慮されなければならない。それぞれの構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合されない形態に実施可能である。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれることができ、あるいは他の実施例の対応する構成又は特徴に入れ替えられることができる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成するかあるいは出願後の補正によって新たな請求項として含ませることができるのは明らかである。
本発明の実施例において、基地局(BS)によって行われるものとして説明された特定の動作は上位ノードのBSによって遂行されることもできる。すなわち、BSを含む複数のネットワークノードで、MSとの通信のために行われる多様な動作が基地局によって遂行されるか基地局以外の他のネットワークノードによって遂行されることができるのは明らかである。‘eNB’という用語は‘固定局(fixed station)’、‘NodeB、‘基地局(BS)’、アクセスポイントなどに取り替えられることもできる。
前述した実施例は、例えばハードウェア、ファームウエア、ソフトウェア又はそれらの組合せなどの多様な手段によって具現されることもできる。
ハードウェア設定において、本発明の実施例による方法は、一つ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサなどによって具現可能である。
ファームウエア又はソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、以上で説明した機能又は動作を行うモジュール、手順又は関数などの形態に具現されることができる。ソフトウェアコードはメモリユニットに記憶され、プロセッサによって駆動されることができる。前記メモリユニットは前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に知られた多様な手段によって前記プロセッサとデータを取り交わすことができる。
本発明は本発明の特徴を逸脱しない範疇内で他の特定の形態に具体化されることができるのは当業者に明らかである。したがって、前記詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはいけなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は添付の請求範囲の合理的解釈によって決まらなければならなく、本発明の等価的範囲内の全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
上述した方法は3GPP LTEシステムに適用される例示を中心に説明したが、本発明は3GPP LTEシステムだけではなく多様な無線通信システムに適用可能である。

Claims (11)

  1. 無線通信システムにおいて動作する端末のための方法であって、
    前記端末が一つ以上の他の端末と直接通信するように構成された場合、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)サービスデータユニット(Service Data Unit;SDU)を受信する段階と、
    前記受信したPDCP SDUに暗号化を適用するかを決定する段階と、
    前記受信したPDCP SDUと暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCP PDUヘッダーを含むPDCPデータプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit;PDU)を生成する段階と、
    PC5インターフェースを介して一つ以上の他の端末に前記PDCPデータPDUを送信する段階を含み、
    前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されなければ、前記暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドの少なくとも一つは固定値に設定され、
    前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されれば、前記暗号化パラメータのための前記一つ以上のフィールドは前記PDCP SDUを暗号化するために使われる値に設定される、方法。
  2. 無線通信システムにおいて動作する端末のための方法であって、
    前記端末が一つ以上の他の端末と直接通信するように構成された場合、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)サービスデータユニット(Service Data Unit;SDU)を受信する段階と、
    前記受信したPDCP SDUに暗号化を適用するかを決定する段階と、
    前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されれば、PDCPデータプロトコルデータユニット(PDU;Protocol Data Unit)が暗号化されたことを指示する指示子と暗号化に使われるパラメータを含むPDCPデータPDUを生成する段階を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信したPDCP SDUに暗号化が適用されなければ、前記PDCPデータPDUが暗号化されなかったことを示す指示子を含み、暗号化に使われるパラメータは含まないPDCPデータPDUを生成する段階をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記指示子は暗号化指示子(Ciphering Indicator;CIND)である、請求項2に記載の方法。
  5. 前記指示子はSDUタイプフィールドである、請求項2に記載の方法。
  6. 無線通信システムにおいて動作する端末のための方法であって、
    PC5インターフェースを介してピア(peer)端末からパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)データプロトコルデータユニット(PDU;Protocol Data Unit)を受信する段階であって、前記PDCPデータPDUはPDCPサービスデータユニット(Service Data Unit;SDU)及び暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドを含むPDCP PDUヘッダーを含む、段階と、
    暗号化パラメータのための一つ以上のフィールド内の値によって前記PDCPデータPDUに暗号解読(deciphering)を適用するかを決定する段階と、
    前記暗号化パラメータのための一つ以上のフィールドが固定値に設定された場合、前記PDCPデータPDUの暗号解読せずにPDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階と、
    前記暗号化パラメータのための一つ以上のパラメータが前記固定値とは異なる値に設定された場合、前記PDCPデータPDUを暗号解読した後、前記PDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階を含む、方法。
  7. 無線通信システムにおいて動作する端末のための方法であって、
    PC5インターフェースを介してピア(peer)端末からパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)データプロトコルデータユニット(PDU;Protocol Data Unit)を受信する段階であって、前記PDCPデータPDUはPDCPデータPDUが暗号化されているかを指示する指示子を含む、段階と、
    前記指示子によってPDCPデータPDUに暗号解読を適用するかを決定する段階と、
    前記指示子が、PDCPデータPDUが暗号化されたことを指示する場合、暗号化パラメータを用いて前記PDCPデータPDUを暗号解読した後、PDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階を含む、方法。
  8. 前記指示子が、PDCPデータPDUが暗号化されなかったことを指示する場合、PDCPデータPDUの暗号解読せずにPDCPデータPDUからPDCP SDUを再組立する段階をさらに含み、
    前記PDCPデータPDUは暗号化パラメータを含まない、請求項7に記載の方法。
  9. 前記指示子は暗号化指示子(Ciphering Indicator;CIND)である、請求項7に記載の方法。
  10. 前記指示子はSDUタイプフィールドである、請求項7に記載の方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法を行うのに適した通信装置。
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