JP2017538009A - 液体洗浄組成物 - Google Patents

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Abstract

汚れ分散剤、及びカチオン性に帯電している被覆を含むマイクロカプセルを含む、液体洗浄組成物。本組成物は、マイクロカプセルの送達効率の向上をもたらす。加えて、布地を前処理するための、かかる液体洗浄組成物の使用も開示する。

Description

本発明は、液体洗浄組成物に関する。本発明は、布地を前処理するための液体洗浄組成物の使用にも関する。
一態様では、本発明は、
a)アルキレンアミン主鎖と、アルキレンアミン主鎖の窒素原子に結合した側鎖とを含む、汚れ分散剤であって、側鎖が式(I)のものである汚れ分散剤を、組成物の0.5重量%〜5重量%
−(EO)(PO) (I)
[式中、bは3〜60の範囲であり、cは0〜60の範囲である];及び
b)マイクロカプセルを組成物の0.11重量%〜0.25重量%、含む、液体洗浄組成物に関し、マイクロカプセルは、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆、を含み、被覆はカチオン性に帯電している。
別の態様では、本発明は、布地を前処理するための、前述の液体洗浄組成物の使用に関する。
更に別の態様では、本発明は、布地を前処理するための液体洗浄組成物の使用に関し、組成物は、
a)アルキレンアミン主鎖と、アルキレンアミン主鎖の窒素原子に結合した側鎖とを含む、汚れ分散剤であって、側鎖が式(I)のものであル、汚れ分散剤、
−(EO)(PO) (I)
[式中、bは3〜60の範囲であり、cは0〜60の範囲である];並びに
b)マイクロカプセル、を含む、液体洗浄組成物に関し、マイクロカプセルは、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆、を含み、被覆はカチオン性に帯電している。
本発明の液体洗浄組成物は、その他の利点の中でも、マイクロカプセルの送達効率の改善を提供する。
定義
本明細書で使用するとき、用語「液体洗浄組成物」は、布地ケア、ホームケア、スキンケア、及びヘアケアの分野において、布地、硬質若しくは軟質表面、皮膚、毛髪、又は任意のその他表面の洗浄又は処理に関する液体組成物を意味する。洗浄組成物の例としては、洗濯洗剤、洗濯洗剤添加剤、布地柔軟剤、カーペットクリーナー、床クリーナー、風呂場クリーナー、トイレクリーナー、シンククリーナー、食器洗浄洗剤、空気ケア、車ケア、皮膚保湿剤、皮膚洗浄剤、皮膚トリートメントエマルジョン、シェービングクリーム、毛髪用シャンプー、毛髪用コンディショナーなどが挙げられるがこれらに限定されない。好ましくは、液体洗浄組成物は、液体洗濯洗剤組成物、液体布地柔軟剤組成物、液体食器用洗剤組成物、又は毛髪用シャンプーであり、より好ましくは、液体洗濯洗剤組成物である。本明細書において、用語「液体洗浄組成物」は、「注ぐことが可能な液体」、「ゲル」、「クリーム」、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される形態である組成物を指す。液体洗浄組成物は、水性であっても非水性であってよく、異方性、等方性、又はこれらの組み合わせであってよい。
本明細書で使用するとき、用語「アルキル」は、分岐鎖又は非分岐鎖、置換又は非置換であるヒドロカルビル部分を意味する。用語「アルキル」には、アシル基のアルキル部分が含まれる。
本明細書で使用するとき、用語「前処理」は、使用者のクリーニングアクティビティのうち、布地、特に、しつこい汚れを有する布の部分を事前(すなわち、洗浄サイクル前)に洗浄組成物により処理するという種類のものを指す。前処理では組成物の濃度が比較的高く(洗浄溶液における濃度よりも高い)、まさに汚れが標的とされることから、典型的には、しつこい汚れは前処理することでより容易に除去される。
本明細書で使用するとき、組成物が特定の成分を「実質的に含まない」ときとは、その組成物が、微量に満たない、あるいは組成物の0.1重量%未満、あるいは0.01重量%未満、あるいは0.001重量%の特定成分を含むことを意味する。
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」を含む冠詞は、特許請求の範囲で使用されるとき、特許請求又は記載されるもののうちの1つ以上を意味するものと理解される。
本明細書で使用するとき、用語「含む(comprise、comprises、comprising)」、「包含する(include、includes、including)」、「含有する(contain、contains、containing)」は、非限定的である、すなわち、最終結果に影響を及ぼすことのない他の工程及び他の成分を加えることができることを指す。上記用語には、「からなる」及び「から本質的になる」という用語が包含される。
液体洗浄組成物
本発明の液体洗浄組成物は、エチレンイミンと特定の繰り返し単位とを含む汚れ分散剤と、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆を含むマイクロカプセルとを含み、被覆はカチオン性に帯電している。一実施形態では、汚れ分散剤は、組成物の0.5重量%〜5重量%、好ましくは0.6重量%〜4重量%、より好ましくは0.8重量%〜3重量%の量で組成物中に存在する。一実施形態では、マイクロカプセルは、組成物の0.11重量%〜0.25重量%、好ましくは0.15重量%〜0.2重量%の量で組成物中に存在する。本発明では、カチオン性に帯電した被覆はマイクロカプセルの堆積を向上させることから、本発明の組成物は、マイクロカプセルの送達効率を同等に維持しながら、組成物中のマイクロカプセルの量を相対的に低減することができる。
本明細書に記載の液体洗浄組成物は、組成物に組み込まれる成分に応じて、酸性又はアルカリ性又は中性のpHであってよい。液体洗浄組成物のpH範囲は、好ましくは6〜12、より好ましくは7〜11、更により好ましくは8〜10である。
液体洗浄組成物は、配合した成分及び組成物の目的などの要素に応じ、任意の好適な粘度を有し得る。一実施形態では、組成物は、20/秒のせん断速度及び21℃の温度下で、200〜3,000cP、あるいは300〜2,000cP、あるいは500〜1,000cPの高せん断粘度を有し、1/秒のせん断速度及び21℃の温度下で、500〜100,000cP、あるいは1,000〜10,000cP、あるいは1,500〜5,000cPの低せん断粘度を有する。
汚れ分散剤
本発明の汚れ分散剤は、アルキレンアミン主鎖と、アルキレンアミン主鎖の窒素原子に結合した側鎖とを含み、側鎖は、式(I)のものである、
−(EO)(PO) (I)
[式中、bは、アルキレンアミン主鎖の窒素原子に結合する、エチレンオキシ(「EO」)単位の数を表し、3〜60の範囲であり、cは、EO単位に結合するプロピレンオキシ(「PO」)単位の数(存在する場合)を表し、0〜60の範囲である]。上記のとおり、本明細書に記載の汚れ分散剤が、処理する布地から泥汚れを剥がし、布地に対するこの泥汚れの再付着を防止するのは、親水性EO鎖によるものであると考えられる。
本明細書に記載の汚れ分散剤に使用する主鎖は、四級化及び非四級化アミンを含む、任意の好適なアルキレンアミン(例えば、エチレンアミン、プロピレンアミン)とすることができる。主鎖は、1つのアルキレンアミン又はポリマー(例えば、ポリアルキレンイミン)同様複数のアルキレンアミンを含み得る。複数のアルキレンアミンを主鎖とする実施では、主鎖の少なくとも1つの窒素原子は式(I)の側鎖に結合しており、好ましくは主鎖の複数の窒素原子はそれぞれ式(I)の側鎖に結合しており、すなわち、汚れ分散剤分子には式(I)の側鎖が複数存在する。式(I)の側鎖に結合するとき、窒素原子は、窒素原子が主鎖の内部部分又は末端部分のいずれにあるかに応じ、式(I)の1つ又は2つの側鎖に結合し得る。汚れ分散剤分子の側鎖の数は、主鎖の長さ、主鎖中の利用可能な窒素原子の数などの要素をもとに、1〜数百とすることができる。例えば、ポリアルキレンイミンの実施において、側鎖の数は、1〜数百、好ましくは5〜80、あるいは10〜50とすることができる。
好ましくは、本明細書に記載の汚れ分散剤は、
a)ポリエチレンイミン(PEI)を主鎖とし、PEI主鎖の窒素原子に結合している式(I)の側鎖を有する、ポリエチレンイミンエトキシレートであって、好ましくは、式(I)の側鎖のうち2つ以上がそれぞれPEI主鎖の2つ以上の窒素原子に結合している、ポリエチレンイミンエトキシレート
−(EO)(PO) (I)
[式中、bは3〜60の範囲であり、cは0〜60の範囲である];
b)式(II)の化合物
Figure 2017538009
[式中、Rは、式(III):
−(EO) (III)
のエチレンオキシ単位であり、nは、3〜50の範囲であり;Rは、水素、アニオン性単位、又はこれらの組み合わせであり;Qは、C〜C線状アルキル、C〜C分岐アルキル、ベンジル、及びこれらの混合物からなる群から独立して選択された四級化単位であり;及びXは、水溶性アニオンである];並びに
これらの組み合わせ、からなる群から選択される化合物を含む。
ポリエチレンイミンエトキシレート
ポリエチレンイミンエトキシレートにおけるPEI主鎖は、線状若しくは環状、又はこれらの組み合わせのいずれかとすることができる。PEI主鎖は、より多量のあるいはより少量のPEI分岐鎖も含んでよい。通常、本明細書に記載のPEI主鎖は、置換、四級化、酸化、又はこれらの組み合わせを受けている単位という観点で以降PEI鎖中のそれぞれの窒素原子について記載されるような方法で改変されている。PEI主鎖は、改変前に、側鎖は除いて約100〜約100,000、好ましくは約200〜約10,000、より好ましくは300〜約3,000の範囲の平均的な数平均分子量、MWを有する。
理論に束縛されるものではないが、一般的な洗浄条件下では、洗濯洗浄液のpHはおおよそ8であり、PEI主鎖の窒素部分は部分的にプロトン化されているものと考えられる。そのため、洗浄サイクル中、PEI主鎖は汚れ(例えば、泥汚れ)上に堆積し、ひび割れ及び割れ目などの隙間に浸透する。PEI主鎖の浸透に加え、汚れ表面から外側に延びる親水性エチレンオキシ鎖が、泥汚れ除去性能を更に増強する。
式(I)中、
−(EO)(PO) (I)
bは、PEI主鎖中の、窒素原子あたりの平均EO単位数を表し、3〜60、好ましくは5〜50、より好ましくは15〜35の範囲である;及びcは、PEI主鎖中の、窒素原子あたりの平均PO単位数を表し、0〜60の範囲である。
本明細書に記載のポリエチレンイミンエトキシレートは、式(I)中のcの値をもとに、cが0である場合、及びcが1〜60である場合、という2つの群に分割することができる。
cが0で実施される場合、化合物はPO単位を有さない。化合物及びそれらの製造プロセスの種類は、概して米国特許第6,087,316号に記載されている。このような種類の汚れ分散剤の好ましい一例は、平均的な数平均分子量が約600であるPEI主鎖を有し、PEIの窒素原子あたりのEO単位が約20個となるようエトキシル化されている、式(I)に相当するポリエチレンイミンである。
あるいは、cが1〜60で実施される場合、化合物は1つ以上のPO単位を有する。PO単位は疎水性であるため、親水性EO鎖との組み合わせにより、汚れ分散剤には両親媒性が付与される。化合物中のEO単位及びPO単位の数を調節することにより、本明細書に記載の化合物は、親水性及び疎水性の均衡が達成され、グリース/油などの界面活性剤感受性の汚れに対する総合的な洗浄性が増強される。一実施形態では、cは5〜40、好ましくは10〜25の範囲である。化合物及びそれらの製造プロセスの種類は、概して米国特許第8,097,579号に記載されている。このような種類の汚れ分散剤の好ましい一実施形態は、平均的な数平均分子量が約600であるPEI主鎖を有し、PEIの窒素原子あたりのEO単位が約24個となるようエトキシル化されており、かつPEIの窒素原子あたりのPO単位が約16個となるようプロポキシル化されている、式(I)に相当するポリエチレンイミンである。
これらのPEI主鎖は、例えば、二酸化炭素、亜硫酸水素ナトリウム、硫酸、過酸化水素、塩酸、酢酸などの触媒の存在下でエチレンイミンを重合させることによって調製することができる。これらのPEI主鎖を調製する具体的な方法は、1939年12月5日に発行された、Ulrichらの米国特許第2,182,306号;1962年5月8日に発行された、Mayleらの同第3,033,746号;1940年7月16日に発行された、Esselmannらの同第2,208,095号;1957年9月17日に発行された、Crowtherの同第2,806,839号;及び1951年5月21日に発行された、同第2,553,696号に記載されている。このPEI主鎖を、次にエトキシル化、及び場合によりプロポキシル化により改質して、ポリエチレンイミンエトキシレートを得る。
式(II)の化合物
式(II)の化合物は、四級化ジアミン主鎖及び伸長されたEO鎖を含む双性イオンヘキサメチレンジアミンである。このような双性イオンヘキサメチレンジアミン及びそれらの製造プロセスは、概して、米国特許第6,444,633号に記載されている。理論に束縛されるものではないが、付着している泥汚れに対し四級化ジアミン主鎖が効率的に吸着する傍ら、EO鎖が泥汚れを剥がし、剥がした泥汚れを再付着させずに安定化するものと考えられている。
式(II)中、
Figure 2017538009
Rは式(IV)のエチレンオキシ単位であり:
−(EO) (III)
nはEO単位の平均数を表し、3〜50の範囲である。製造者がEO単位の形成に選択する方法に依存して、存在するEO単位の範囲の幅は広くなる、あるいは狭くなる。好ましくは、EO単位の数はプラス又はマイナス2個の範囲であり、より好ましくはプラス又はマイナス1個の範囲である。最も好ましくは、各R基は、同数のEO単位を含む。添字nは、好ましくは10〜40、より好ましくは15〜35である。nについて好ましい値は24であり;
は、水素、アニオン性単位、又はこれらの組み合わせである。アニオン性単位の非限定例としては、−(CH)pCOM;−(CHSOM;−(CHCH(SOM)−CHSOM;−(CHCH(OSOM)CHOSOM;−(CHCH(SOM)CHSOM;−(CH)pPOM;−POM;及びこれらの混合物が挙げられ;式中、Mは、電化の均衡を満たすのに十分な量の水素又は水溶性カチオンである。好ましいアニオン性単位は−(CHCOM又は−(CHSOMであり、より好ましくは−(CHSOMである。添字p及びqは0〜6の整数である。好ましくは、双性イオンジアミンの全サンプルを構成するすべてのR単位のうち、約85%、より好ましくは約90%、最も好ましくは約95%は、アニオン性単位である。製造者は、いくつかの分子がアニオン性単位により完全に封止されている一方で、いくつかの分子では有するR単位のうち2つが水素であり得ることを理解されるであろう。しかしながら、最も好ましくは存在するすべてのR単位のうち約95%が本明細書に記載の1つ以上のアニオン性単位で封止されており;
Qは、C〜C線状アルキル、C〜C分岐アルキル、ベンジル、及びこれらの混合物からなる群から独立して選択された四級化単位であり、好ましくはメチル又はベンジルであり、最も好ましくはメチルであり;並びに
Xは電子的中性をもたらすのに十分な量の水溶性アニオンである。対イオンXの大部分は、四級化の実施に用いられた単位に由来するものである。例えば、塩化メチルを四級化剤として使用する場合、対イオンXは塩素(塩化物イオン)である。臭化ベンジルを四級化剤とする場合には、臭素(臭化物イオン)が主要な対イオンとなり得る。
好ましい双性イオンヘキサメチレンジアミンは、式(IV)のものであり、
Figure 2017538009
式中、水溶性アニオンは任意の好適な対イオンを含み得る。
マイクロカプセル
本発明のマイクロカプセルは、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆を含み、被覆はカチオン性に帯電している。典型的には、シェルは境界が十分に定まっている固体物質であるのに対し、シェルに付着させる被覆は明瞭な境界は有していなくてもよく、特に、以下に記載のポリマー被覆したマイクロカプセルを実施する場合には有していなくてもよい。本明細書において、用語「カチオン性に帯電している」は、被覆そのものがカチオン性であることを意味するものであり(例えば、カチオン性ポリマー又はカチオン性成分を含有することによる)、必ずしもシェルもカチオン性であることを意味するものではない。それどころか、数多くの既知のマイクロカプセルはアニオン性シェル、例えば、メラミンホルムアルデヒドを有する。アニオン性シェルを有するこれらのマイクロカプセルを、カチオン性被覆により被覆し、ひいては本発明のマイクルカプセルの範囲に該当させることができる。好ましい被覆は効率ポリマー(efficiency Polymer)を含む。本明細書において、用語「ポリマー」は、1種類のモノマーを重合させたホモポリマー、又は2種以上の異なるモノマーを重合させたコポリマーのいずれであってもよい。本明細書における効率ポリマーは、カチオン性又は中性又はアニオン性のいずれであってもよいものの、好ましくはカチオン性である。効率ポリマーをアニオン性又は中性とする実施では、被覆は、カチオン性電荷を付与する他の成分を含む。効率ポリマーをカチオン性とする実施では、ポリマーは、ポリマーの合計電荷がカチオン性となる範囲であれば中性又はアニオン性モノマーを含んでもよい。このようなポリマー被覆したマイクロカプセル及びそれらの製造プロセスは、米国特許第2011/0111999(A)号に記載される。
本明細書におけるマイクロカプセルのコアは、典型的には、寿命の向上をもたらすのに望ましく、かつ液体洗浄組成物中の他の成分と適合性のない成分から選択された、有効な剤を含む。有効な剤は、好ましくは、香料油、シリコーン、ワックス、漂白剤、染料、防虫剤、ビタミン、布地柔軟剤、パラフィン、酵素、抗バクテリア剤、漂白剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。好ましい一実勢形態では、コアは、香料油を含む。この香料を封入したマイクロカプセルは、「香料マイクロカプセル」(「PMC」)として知られる。PMCは、以下の参照文献に記載されている:米国特許出願第2003/215417(A1)号;米国特許第2003/216488(A1)号;米国特許出願第2003/158344(A1)号;同第2003/165692(A1)号;同第2004/071742(A1)号;同第2004/071746(A1)号;同第2004/072719(A1)号;同第2004/072720(A1)号;欧州特許第1,393,706(A1号);米国特許出願第2003/203829(A1)号;同第2003/195133(A1)号;同第2004/087477(A1)号;同第2004/0106536(A1)号;米国特許第6,645,479号;同第6,200,949号;同第4,882,220号;同第4,917,920号;同第4,514,461号;米国再発行特許第32,713号;米国特許第4,234,627号。
PMCの実施では、封入される香料油は製品の性質に応じ様々な香料原料を含み得る。例えば、製品が液体洗濯洗剤である場合、香料油は、非常に汚れている条件下、及び冷水中で、改善された香料性能を提供する、1種以上の香料成分を含み得る。一実施形態では、香料油は、アロオシメン、カプロン酸アリル、ヘプタン酸アリル(allyl heptoate)、プロピオン酸アミル、アネトール、アニスアルデヒド、アニソール、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ベンジルアセトン、ベンジルアルコール、酪酸ベンジル、ギ酸ベンジル、イソ吉草酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、βγヘキセノール、カンフェン、カンフル、カルバクロール、ラエボ−カルベロール(laevo-carveol)、d−カルボン、ラエボーカルボン(laevo-carvone)、ギ酸シンナミル(cinnamyl formate)、シトラール(ネラール)、シトロネラール、酢酸シトロネリル、イソ酪酸シトロネリル、シトロネリルニトリル、プロピオン酸シトロネリル、クミンアルコール、クミンアルデヒド、サイクラルC(Cyclal C)、酢酸シクロヘキシルエチル、デシルアルデヒド、ジヒドロミルセノール、ジメチルベンジルカルビノール、ジメチルベンジルカルビニル酢酸塩、ジメチルオクタノール、ジフェニルオキシド、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、エチルアミルケトン、安息香酸エチル、酪酸エチル、エチルヘキシルケトン、フェニル酢酸エチル、ユーカリプトール、オイゲノール、酢酸フェンキル、フェンキルアルコール、フルオロ酢酸(flor acetate)(トリシクロデセニルアセテート)、フルテン(トリシクロデセニルプロピオネート)、γメチルイオノン、γ−n−メチルイオノン、γ−ノナラクトン、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ギ酸ゲラニル、イソ酪酸ゲラニル、ゲラニルニトリル、ヘキセノール、酢酸ヘキセニル、酢酸cis−3−ヘキセニル、イソ酪酸ヘキセニル、チグリン酸cis−3−ヘキセニル、酢酸ヘキセニル、ギ酸ヘキシル、ネオペンタン酸セキシル、チグリン酸ヘキシル、ヒドロアトロパ酸アルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドール、イソアミルアルコール、α−イオノン、β−イオノン、γ−イオノン、α−イロン、酢酸イソボルニル、安息香酸イソボルニル、イソブチルキノリン、イソメントール、イソメントン、酢酸イソノニル、イソノニルアルコール、パラ−イソプロパノールフェニルアセトアルデヒド、イソプレゴール、酢酸イソプレゴール、イソキノリン、cis−ジャスモン、ラウリックアルデヒド(ドデカナール)、リグストラール(Ligustral)、d−リモネン、リナロール、リナロールオキシド、酢酸リナリル、ギ酸リナリル、メントン、酢酸メンチル、メチルアセトフェノン、メチルアミルケトン、アントラニル酸メチル、安息香酸メチル、酢酸メチルベンジル、メチルカビコール、メチルオイゲノール、メチルヘプテノン、へプチンカルボン酸メチル、メチルヘプチルケトン、メチルヘキシルケトン、α−イソ「γ」メチルイオノン、メチルノニルアセトアルデヒド、メチルオクチルアセトアルデヒド、酢酸メチルフェニルカルビニル、サリチル酸メチル、ミルセン、ネラール、ネロール、ネリル酢酸、ノニル酢酸、ノニルアルデヒド、オクタラクトン、オクチルアルコール(オクタノール−2)、オクチルアルデヒド、オレンジテルペン(d−リモネン)、パラ−クレゾール、パラ−クレシルメチルエーテル、パラ−シメン、パラ−メチルアセトフェノン、フェノキシエタノール、フェニルアセトアルデヒド、酢酸フェニルエチル、フェニルエチルアルコール、フェニルエチルジメチルカルビノール、α−ピネン、β−ピネン、酢酸プレニル、酪酸プロピル、プレゴン、ローズオキシド、サフロール、α−テルピネン、γ−テルピネン、4−テルピネノール、α−テルピネオール、テルピノレン、酢酸テルピニル、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロミルセノール、トナリド、ウンデセナール、ベラトロール、ベルドックス、ベルテネックス、ビリジン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択された成分を含み得る。
本明細書において、マイクロカプセルのシェルは、好ましくはアミノプラスト、ポリアクリレート、ポリエチレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリオレフィン、多糖(例えば、アルギネート又はキトサン)、ゼラチン、セラック、エポキシ樹脂、ビニルポリマー、水不溶性無機物、シリコーン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含む。好ましくは、シェルは、アミノプラスト、ポリアクリレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含む。
好ましくは、マクロカプセルのシェルは、アミノプラストを含む。このようなシェルマイクロカプセルを形成する方法には、重縮合が挙げられる。アミノプラスト樹脂は、1つ以上のアミンと1つ以上のアルデヒド、一般にはホルムアルデヒドとの反応生成物である。好適なアミン類の非限定的な例としては、尿素、チオ尿素、メラミン及びその誘導体、ベンゾグアナミン及びアセトグアナミン、並びに、アミン類の組み合わせが挙げられる。好適な架橋剤(例えば、トルエンジイソシアネート、ジビニルベンゼン、ブタンジオールジアクリレート等)が使用されてもよく、また、二次壁高分子、例えば無水物及びその誘導体、特に国際公開第02/074430号に開示されるように、無水マレイン酸の高分子及び共重合体を必要に応じて使うこともできる。一実施形態では、シェルは、尿素ホルムアルデヒド、メラミンホルムアルデヒド、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、好ましくはメラミンホルムアルデヒド(架橋又は未架橋)を含む。
好ましい一実施形態では、コアは香料油を含み、シェルはメラミンホルムアルデヒドを含む。あるいは、コアは香料油を含み、シェルはメラミンホルムアルデヒド及びポリアクリル酸及びポリアクリル酸ブチル共重合体を含む。
本発明のマイクロカプセルは、脆砕性のものとする必要がある。脆砕性は、外部からの直接的圧力又はせん断力又は熱を受けた際に、マイクロカプセルが破れ、又は壊れて内部を露出する傾向を指す。PMCの実施では、驚くべきことに本発明のマイクロカプセル内の香料油は、マイクロカプセルの崩壊時の効果を最大化し、マイクロカプセルが破れたときに「香りを広げる」香料を提供する。
好ましい一実施形態では、効率ポリマーは式(V)のものであり、
Figure 2017538009
式中、
a)a及びbはそれぞれ50〜100,000の範囲のものであり;
b)各Rは、H、CH、(C=O)H、アルキレン、不飽和C−C結合を有するアルキレン、CH−CROH、(C=O)−NH−R、(C=O)−(CH−OH、(C=O)−R、(CH−E、−(CH−CH(C=O))−XR、−(CH−COOH、−(CH−NH、又は−CH−(C=O)NHから独立して選択され、添字nは0〜24の範囲であり、Eは求電子性基であり、Rは飽和又は不飽和アルカン、ジアルキルシロキシ、ジアルキルオキシ、アリール、又はアルキル化アリールであり、好ましくは、シアノ、OH、COOH、NH、NHR、スルホネート、スルファート、−NH、四級化アミン、チオール、アルデヒド、アルコキシ、ピロリドン、ピリジン、イミダゾール、イミダゾリウムハロゲン塩、グアニジン、ホスフェート、単糖、オリゴ糖、多糖、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される部分を更に含有し;
c)R又はRは存在せず又は存在し:
(i)Rが存在するとき、各Rは独立して−NH、−COO−、−(C=O)−、−O−、−S−、−NH−(C=O)−、−NR−、ジアルキルシロキシ、ジアルキルオキシ、フェニレン、ナフタレン、又はアルキレンオキシから選択され;各Rは、独立してRと同じ基から選択され;
(ii)Rが存在しないとき、各Rは独立して−NH、−COO−、−(C=O)−、−O−、−S−、−NH−(C=O)−、−NR−、ジアルキルシロキシ、ジアルキルオキシ、フェニレン、ナフタレン、又はアルキレンオキシから選択され;及び
(iii)Rが存在しない場合、各RはRと同様の群から独立して選択され;並びに
効率ポリマーの平均分子質量は約1,000Da〜約50,000,000Daであり;加水分解度は約5%〜約95%であり;及び/又は電荷密度は約1meq/g〜約23meq/gである。
一実施形態では、効率ポリマーは:
a)平均分子質量が1,000Da〜50,000,000Da、あるいは5,000Da〜25,000,000Da、あるいは10,000Da〜10,000,000Da、あるいは340,000Da〜1,500,000Daであり;
b)加水分解度が5%〜95%、あるいは7%〜60%、あるいは10%〜40%であり;並びに/あるいは
c)電荷密度は1meq/g〜23meq/g、1.2meq/g〜16meq/g、2meq/g〜約10meq/g、又は更には1meq/g〜約4meq/gである。
一実施形態では、効率ポリマーは、ポリビニルアミン、ポリビニルホルムアミド、ポリアリルアミン、及びこれらのコポリマーからなる群から選択される。好ましい一実施形態では、効率ポリマーは、BASF AG(Ludwigshafen,Germany)から商品名Lupamin(登録商標)9030で市販のポリビニルホルムアミドである。一実施形態では、効率ポリマーは、ポリビニルアミド−ポリビニルアミンコポリマーを含む。
ポリビニルアミド−ポリビニルアミンコポリマーなどの好適な効率ポリマーは、ポリビニルホルムアミド出発ポリマーの加水分解により製造することができる。また、好適な効率ポリマーは、ビニルホルムアミドをアクリルアミド、アクリル酸、アクリロニトリル、エチレン、ナトリウムアクリレート、メチルアクリレート、無水マレイン酸、酢酸ビニル、n−ビニルピロリジンと共重合させることで形成することができる。好適な効率ポリマー又はオリゴマーは、同様に、ビニルホルムアミドをメチルスルホン酸などのプロトン酸、及び/又は三フッ化ホウ素などのルイス酸とカチオン重合させることで形成することができる。
マイクロカプセルの粒径及び平均直径は、1マイクロメートル〜100マイクロメートル、あるいは5マイクロメートル〜80マイクロメートル、あるいは10マイクロメートル〜75マイクロメートル、及びあるいは15マイクロメートル〜50マイクロメートルと異なってよい。粒径分布を、狭く、広く、又は多峰性にすることができる。多峰性分布は、異なる種類のカプセル化成品(capsule chemistries)から構成され得る。
一実施形態では、本明細書において利用されるマイクロカプセルは、概して0.1マイクロメートル〜30マイクロメートル、あるいは1マイクロメートル〜10マイクロメートルの範囲の平均シェル厚を有する。一実施形態では、本明細書におけるマイクロカプセルは、厚みの観点で、それぞれ1:200〜約1:2、あるいは1:100〜1:4、あるいは1:80〜約1:10のシェル対被覆比を有する。
マイクロカプセルは、液体洗浄組成物の製造時の任意の時点で組成物と組み合わせることができる。マイクロカプセルを組成物に加えても、またその逆でもよい。例えば、マイクロカプセルは、予め製造した組成物にあとから加えることができ、あるいは組成物の製造中に、水などの他の成分と組み合わせてもよい。
本明細書におけるマイクロカプセルは、マイクロカプセルスラリーに含有され得る。本発明の文脈では、マイクロカプセルスラリーは、水分散体として定義され、好ましくは、スラリーの10重量%〜50重量%、あるいは20重量%〜40重量%のマイクロカプセルを含む。
本明細書におけるマイクロカプセルスラリーは、水溶性塩を含み得る。本明細書において、用語「水溶性塩」は、解離している正に帯電したカチオンと負に帯電したアニオンからなる、水溶性イオン化合物を意味する。水溶性塩は、周囲温度及び大気圧下の脱イオン水中で安定なものとして定義される。マイクロカプセルスラリーは、1mmol/kg〜750mmol/kg、あるいは10mmol/kg〜300mmol/kgの水溶性塩を含み得る。一実施形態では、水溶性塩は、マイクロカプセルスラリーの残留不純物として存在し得る。この残留不純物は、様々な供給元から購入されマイクロカプセルスラリーに含まれる他の成分由来である場合がある。あるいは水溶性塩は、マイクロカプセルスラリーのレオロジー特性を調整して、輸送時及び長期保管時のスラリーの安定性を改善するために、マイクロカプセルスラリーに意図的に加えられる。
好ましくは、マイクロカプセルスラリーに存在する水溶性塩は、アルカリ土類金属、遷移金属又は金属を含む群から選択される多価カチオンと、好適な単原子又は多原子アニオンとが対になることで構成される。一実施形態では、水溶性塩はカチオンを含み、カチオンはベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、スカンジウム、チタン、鉄、銅、アルミニウム、亜鉛、ゲルマニウム、及びスズからなる群から選択され、好ましくはマグネシウムである。一実施形態では、水溶性塩はアニオンを含み、アニオンはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、酢酸塩、炭酸塩,クエン酸塩、水酸化物、硝酸塩、亜リン酸塩、ホスフェート、及び硫酸塩からなる群から選択され、好ましいアニオンはハロゲンの単原子アニオンである。最も好ましくは、水溶性塩は塩化マグネシウムであり、塩化マグネシウムは、好ましくはスラリーの0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜3重量%の量でスラリーに存在する。
マイクロカプセルスラリーの製造プロセスの一実施形態は、任意の順序で、マイクロカプセル(被覆をなされていないものは除く)、効率ポリマー、及び任意選択的に安定化システム、及び任意選択的に殺生物剤を組み合わせる。好ましくは、効率ポリマーはポリビニルホルムアミドを含み、安定化システムは塩化マグネシウム及びキサンタンガムを含む。一実施形態ではスラリーを製品に使用するよりも少なくとも15分、好ましくは少なくとも1時間、より好ましくは4時間前に、マイクロカプセル及び効率ポリマーを十分に接触させることにより、マイクロカプセルを被覆するポリマー被覆を形成させる。
本明細書に開示した、ポリマー被覆したマイクロカプセルに応用することのできる好適なマイクロカプセルは、米国特許第2008/0305982(A1)号及び同第2009/0247449(A1)号における教示などの出願人らの教示に従いなすことができる。あるいは、適切なポリマー被覆をしたカプセル剤は、Appleton Papers Inc.(Appleton,Wisconsin USA)から購入できる。
補助成分
本明細書に記載の液体洗浄組成物は、1つ以上の補助剤成分を含み得る。好適な補助剤成分としては、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン界面活性剤、脂肪酸、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、レオロジー改質剤、酵素及び酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成済み過酸、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、光漂白剤、構造伸縮性付与剤、布地柔軟剤、キャリア、向水性物質、加工助剤、溶媒、色調剤、抗菌剤、遊離香油(free perfume oils)、シリコーンエマルジョン、並びに/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。下記開示に加えて、このような他の補助成分の好適な例及び使用量は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812号及び同第6,326,348号に記載されている。液体洗浄組成物中におけるこれらの補助成分の正確な性質及びその濃度は、組成物の種類、及び組成物が使用される洗浄操作の性質によって決まる。
一実施形態では、組成物は、アニオン性界面活性剤を含む。アニオン性界面活性剤の非限定例としては、線状アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、好ましくはC10〜C16LAS;C10〜C20第一級分枝鎖及びランダムアルキルサルフェート(AS);−C10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート;硫酸化脂肪酸アルコールエトキシレート(AES)、好ましくはC10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AExS)[式中、好ましいxは1〜30であり、より好ましいxは1〜3である];好ましくは1〜5個のエトキシ単位を含む、C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート;米国特許第6,020,303号及び同第6,060,443号に記載のとおりの中鎖分岐アルキルサルフェート;同第6,008,181号及び同第6,020,303号に記載のとおりの中鎖分岐アルキルアルコキシサルフェート;国際公開第99/05243号、同第99/05242号、及び同第99/05244号に記載のとおりの改質アルキルベンゼンスルホネート(MLAS);メチルエステルスルホネート(MES);及びα−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。好ましくは、組成物はLAS、AES、AS、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、より好ましくはLAS、AES、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、アニオン性界面活性剤を含む。アニオン性界面活性剤の総濃度は、液体洗剤組成物の5重量%〜95重量%、あるいは8重量%〜70重量%、あるいは10重量%〜50重量%、あるいは12重量%〜40重量%、あるいは15重量%〜30重量%とすることができる。
一実施形態では、本明細書における組成物は非イオン性界面活性剤を含む。非イオン性界面活性剤の非限定例としては、Shellから入手可能なNeodol(登録商標)非イオン性界面活性剤などのC12〜C18アルキレンオキシレート;アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位及びプロピレンオキシ単位の混合物である、C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート;エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックアルキルフェノールエトキシレートとのC12〜C18アルコール縮合物及びC〜C12縮合物[PLURONIC(登録商標)(BASF)など];米国特許第6,150,322号に記載のC14〜C22中鎖分枝状アルコール(BA);同第6,153,577号、同第6,020,303号及び同第6,093,856号に記載のC14〜C22中鎖分枝状アルキルアルコキシラート類、BAEx(ここで、xは1〜30である);1986年1月26日に発行された同第4,565,647号(Llenado)に記載のアルキル多糖類;特に、同第4,483,780号及び同第4,483,779号に記載のアルキルポリグリコシド;同第5,332,528号に記載のポリヒドロキシ脂肪酸アミドアミド;同第6,482,994号及び国際公開第01/42408号に記載のエーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤が挙げられる。本明細書において、同様に非イオン性界面活性剤として有用なのは、式RC(O)O(RO)を有するものなどのアルコキシル化エステル界面活性剤であり、式中、Rは、線状及び分岐状C〜C22アルキル部分又はアルキレン部分から選択される;RはC部分及びC部分から選択され、RはH、CH、C、及びC部分から選択され;nは1〜20の値を有する。このようなアルコキシル化エステル界面活性剤としては、脂肪酸メチルエステルエトキシレート(MEE)が挙げられ、当該施術分野では公知である;例えば、米国特許第6,071,873号;同第6,319,887号;同第6,384,009号;同第5,753,606号;国際公開第01/10391号、同第96/23049号を参照されたい。補助界面活性剤として好ましい非イオン性界面活性剤は、平均7モルのエチレンオキシドでエトキシル化したC12〜C15アルコールである(例えば、Shellから入手可能なNeodol(登録商標)25−7)。
一実施形態では、本明細書に記載の組成物は両性界面活性剤を含む。両性界面活性剤の非限定例としては、第二級及び第三級アミンの誘導体、複素環式第二級及び第三級アミンの誘導体、又は第四級アンモニウム、第四級ホスホニウム若しくは第三級スルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。好ましい例としては、アルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタイン、C8〜C18(又はC12〜C18)のアミンオキシド及びスルホ並びにヒドロキシベタイン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネートであり、そのアルキル基がC8〜C18又はC10〜C14であり得るものが含まれる、ベタインが挙げられる。
好ましくは、本明細書に記載の両性界面活性剤は、界面活性剤の水溶性アミンオキシドから選択される。有用な界面活性剤であるアミンオキシドは、
Figure 2017538009
のものであり、式中、RはC8〜22アルキル、C8〜22ヒドロキシアルキル、又はC8〜22アルキルフェニル基であり;RはC2〜3アルキレン、又はC2〜32ヒドロキシアルキレン基であり;xは0〜約3であり、及び各RはC1〜3アルキル、C1〜3ヒドロキシアルキル、又は約1〜約3個のEOを含むポリエチレンオキシドである。好ましくは、アミンオキシド界面活性剤は、C10〜18アルキルジメチルアミンオキシド又はC8〜12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドであってもよい。好ましいアミンオキシドとしては、線状C10、線状C12線状C10〜12、及び線状C12〜14アルキルジメチルアミンオキシドが挙げられる。
一実施形態では、本明細書における組成物は、マイクロカプセルを懸濁及び安定化し、組成物の粘度を調整して、集合包装に適したものとするよう機能する、レオロジー調整剤(ある種の条件下では「構造剤」とも呼ばれる)を含む。本明細書において、レオロジー改質剤は、液体組成物に対し粒子を懸濁し及び/又はレオロジーを調整することのできる、米国特許出願第2006/0205631(A1)号、同第2005/0203213(A1)号、及び米国特許第7,294,611号、同第6,855,680号に記載のものなどの何らかの公知な成分とすることができる。好ましいレオロジー改質剤は、ヒドロキシ含有結晶物質、ポリアクリレート、多糖、ポリカルボキシレート、アミンオキシド、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属、アンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩、C12〜C20脂肪酸アルコール、ジベンジリデンポリオールアセタール誘導体(DBPA)、ジアミドゲル化剤(di-amido gallant)、メタクリルアミドに由来する第1の構造単位及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドに由来する第2の構造単位を含むカチオン性ポリマー、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
好ましくは、レオロジー改質剤は、ヒマシ油及びヒマシ油誘導体などの、ヒドロキシ含有結晶質材料(概して結晶質であることを特徴とする)、ヒドロキシル含有脂肪酸、脂肪酸エステル、及び脂肪酸ワックスである。より好ましいレオロジー改質剤は、水添ヒマシ油(HCO)である。
レオロジー改質剤は、任意の好適な濃度で液体洗浄組成物に存在させることができる。好ましくは、レオロジー改質剤は、組成物の0.05重量%〜5重量%、好ましくは0.08重量%〜3重量%、より好ましくは0.1重量%〜1重量%の量で組成物中に存在する。HCOの実施では、HCOは、組成物の0.05重量%〜1重量%、好ましくは0.1重量%〜0.5重量%の量で組成物中に存在する。
好ましい一実施形態では、本発明の液体洗浄組成物は、
a)汚れ分散剤であって、
i)PEIを主鎖とし、PEI主鎖の窒素原子に結合した式(I)の側鎖を1つ以上有する、ポリエチレンイミンエトキシレート、
−(EO)(PO) (I)
[式中、ポリエチレンイミンエトキシレートはMWが約300〜約3,000の範囲であるPEI主鎖を有し、bは15〜35の範囲であり、cは0であるか、又はcは10〜25の範囲であり、但し好ましくは0である];
ii)式(IV)の化合物、
Figure 2017538009
並びにこれらの組み合わせ、からなる群から選択される汚れ分散剤を組成物の0.8重量%〜3重量%、
b)マイクロカプセルであって、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆を含み、被覆はカチオン性に帯電しており、被覆は効率ポリマーとしてポリビニルホルムアミドを含む、マイクロカプセルを組成物の0.11重量%〜0.25重量%、並びに
c)水添ヒマシ油を組成物の0.05重量%〜1重量%、含む。
好ましい一実施形態では、本発明の液体洗浄組成物は、
a)PEIを主鎖とし、PEI主鎖の窒素原子に結合した式(I)の側鎖を1つ以上有する、ポリエチレンイミンエトキシレートを、組成物の0.8重量%〜3重量%、
−(EO)(PO) (I)
[式中、ポリエチレンイミンエトキシレートはMWが約300〜約3,000の範囲であるPEI主鎖を有し、bは15〜35の範囲であり、cは0である];
b)マイクロカプセルであって、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆を含み、被覆はカチオン性に帯電しており、被覆は効率ポリマーとしてポリビニルホルムアミドを含む、マイクロカプセルを組成物の0.11重量%〜0.25重量%、並びに
c)水添ヒマシ油を組成物の0.05重量%〜1重量%、含む。
別の好ましい実施形態では、本発明の液体洗浄組成物は、
a)PEIを主鎖とし、PEI主鎖の窒素原子に結合した式(I)の側鎖を1つ以上有する、ポリエチレンイミンエトキシレートを、組成物の0.8重量%〜3重量%、
−(EO)(PO) (I)
[式中、ポリエチレンイミンエトキシレートはMWが約300〜約3,000の範囲であるPEI主鎖を有し、bは15〜35の範囲であり、cは10〜25の範囲である];
b)マイクロカプセルであって、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆を含み、被覆はカチオン性に帯電しており、被覆は効率ポリマーとしてポリビニルホルムアミドを含む、マイクロカプセルを組成物の0.11重量%〜0.25重量%、並びに
c)水添ヒマシ油を組成物の0.05重量%〜1重量%、含む。
更に別の好ましい実施形態では、本発明の液体洗浄組成物は、
a)式(IV)の汚れ分散剤を組成物の0.8重量%〜3重量%、
Figure 2017538009
b)マイクロカプセルであって、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆を含み、被覆はカチオン性に帯電しており、被覆は効率ポリマーとしてポリビニルホルムアミドを含む、マイクロカプセルを組成物の0.11重量%〜0.25重量%、並びに
c)水添ヒマシ油を組成物の0.05重量%〜1重量%、含む。
組成物の調製
本発明の液体洗浄組成物は一般に、液体洗浄組成物の製造に関し当該技術分野において既知である従来法によって調製される。かかる方法は、典型的には、加熱、冷却、真空などの適用下又は非適用下において、必須成分及び任意成分を任意の所望の順序で比較的均一な状態まで混合することと、それによって、成分を必要濃度で含有する液体洗浄組成物を提供することと、を含む。
用法
本発明の一態様は、布地を前処理するための、前述の液体洗浄組成物の使用に関する。
本発明の更に別の態様は、布地を前処理するための液体洗浄組成物の使用に関し、組成物は、
a)エチレンイミンと式(I)の繰り返し単位とを含む汚れ分散剤、
−(EO)(PO) (I)
[式中、bは3〜60の範囲であり、cは0〜60の範囲である];並びに
b)マイクロカプセル、を含み、マイクロカプセルは、外側表面を含むシェル、シェルに封入されたコア、及び外側表面を被覆する被覆、を含み、被覆はカチオン性に帯電している。好ましくは、被覆は効率ポリマーのポリビニルホルムアミドを含む。
好ましくは、汚れ分散剤は、0.5重量%〜5重量%、好ましくは0.6重量%〜4重量%、より好ましくは0.8重量%〜3重量%の量で組成物に存在し、マイクロカプセルは、0.11重量%〜0.25重量%、好ましくは0.15重量%〜0.2重量%の量で組成物に存在する。
試験方法
平均分子質量の測定法
ポリマーの平均分子質量は、ASTM Method D4001−93(2006)に準拠して測定した。
加水分解度の測定法
加水分解度は、米国特許第6,132,558号、2段36行〜5段25行に見出される方法に従い測定する。
電荷密度の測定法
ポリマーの電荷密度は、コロイド滴定を補助として用い測定する(D.Horn,Progress in Colloid & Polymer Sci.65(1978),251〜264を参照されたい)。
本明細書に記載の実施例は、本発明を例示することを意味するが、本発明の範囲を制限又は他の方法で定義するために使用するものではない。
実施例1A:コア84重量%/カプセル壁16重量%のメラミンホルムアルデヒド香料マイクロカプセル
25グラムのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa4.5〜4.7、Kemira Chemicals,Inc.Kennesaw、Georgia U.S.A.)を脱イオン水200グラムに溶解させ、混合する。溶液のpHを、水酸化ナトリウム溶液でpH4.0に調整する。部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分(Cytec Industries West Paterson,New Jersey,U.S.A.))8グラムを乳化剤溶液に添加する。機械的撹拌下で、前述の混合物に200グラムの香油を添加し、温度を50℃に上昇させる。安定な乳化剤が得られるまで高速で混合した後に、第2の溶液及び4グラムの硫酸ナトリウムをこの乳化剤に加える。この第2の溶液は、10グラムのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa4.5〜4.7、Kemira)、120グラムの蒸留水、pHを4.8に調整するための水酸化ナトリウム溶液、25グラムの部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)を含有する。この混合物を70℃に加熱し、連続的に撹拌しながら一晩維持して、封入プロセスを完了させる。23グラムのアセトアセトアミド(Sigma−Aldrich(Saint Louis,Missouri,U.S.A))を懸濁液に添加する。780型Accusizerにより分析したときに30μmの平均カプセルサイズを得る。
実施例1B:ポリマー被覆した香料マイクロカプセル
実施例1Aから得た99gのメラミンホルムアルデヒド香料マイクロカプセルスラリー、1gのポリビニルホルムアミド[活性成分16%、BASF AG(Ludwigshafen,Germany)から商品名Lupamin(登録商標)9030で市販]をガラスジャーに計量し、ポリマー被覆した香料マイクロカプセルを調製する。材料をスプーンで簡単に混ぜ、振盪機で更に一晩混合した。このようにして、ポリマー被覆したマイクロカプセルを得た。
実施例2:液体洗濯洗剤組成物の配合
Figure 2017538009
Figure 2017538009
a Neodol(登録商標)25−7は、非イオン性界面活性剤としての、Shellから入手可能な平均7モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC12〜C15アルコールである
b キレート剤としての、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩
c MWが約600であるPEI主鎖と、側鎖(EO)20を有するポリエチレンイミンエトキシレート
d MWが約600であるPEI主鎖と、側鎖(EO)24(PO)16を有するポリエチレンイミンエトキシレート
e 式(IV)の双性イオンヘキサメチレンジアミン
実施例2A〜2Lの組成物の調製:
実施例2A〜2Lの液体洗剤組成物を次の工程により調製した:
a)バッチ容器でNaOHと水を合わせ、200rpmのせん断力をかけて混合する;
b)200rpmのせん断力を加えて混合しつつ、このバッチ容器にクエン酸(加える場合)、ホウ酸(加える場合)、C11〜C13LAS、及びNaOHを加える;
c)工程b)で得られた混合物の温度を25℃に放冷する;
d)C12〜14AE1〜3S、Na−DTPA、Neodol(登録商標)25−7、C12〜C18脂肪酸、1,2プロパンジオール(加える場合)、C〜C15アルキルジメチルアミンオキシド(加える場合)、及び塩化カルシウム(加える場合)、クメンスルホン酸ナトリウム(加える場合)、シリコーンエマルジョン(加える場合)、ポリアクリル酸ナトリウム(加える場合)、(EO)20(加える場合)の側鎖を有するポリエチレンイミンエトキシレート、(EO)24(PO)16の側鎖を有するポリエチレンイミンエトキシレート(加える場合)、式(IV)の双性イオンヘキサメチレンジアミン(加える場合)をバッチ容器に加え、250rpmのせん断力を加えて均質になるまで混合し、pH8に調整する;
e)250rpmのせん断力を加えて混合しつつ、漂白剤(加える場合)、プロテアーゼ(加える場合)、アミラーゼ(加える場合)、染料(加える場合)、及び未加工の香料油(加える場合)をバッチ容器に加える;
f)実施例1Bで得られた香料マイクロカプセルを加え、250rpmのせん断力を加えて1分間混合する;並びに
g)モノエタノールアミン及び水添ヒマシ油をバッチ容器に加え、液体洗濯洗剤組成物を形成する。
このとき、組成物中の各成分は、表1の実施例2A〜2Lに示す量で存在する。
実施例3:1回量(UD)製品に使用する液体洗剤組成物例
次の液体洗剤組成物を調製し、ポリビニルアルコールフィルムにより作製した多区画パウチに封入した。
Figure 2017538009
すべての百分率、比率、及び割合は、特に指示がない限り、全組成物の重量を基準として計算される。すべての温度は、特に断らない限り、摂氏温度(℃)である。°特別の定めのない限り、測定はすべて25℃で行われる。構成成分又は組成物の濃度はすべて、その構成成分又は組成物の活性レベルに関するものであり、市販の供給源に存在し得る不純物、例えば、残留溶媒又は副生成物は除外される。
本明細書の全体を通して記載されるすべての最大数値限定は、それよりも小さい数値限定を、そのようなより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているものと同様にして包含するものと理解すべきである。本明細書全体を通して記載されるすべての最小数値限定は、それよりも高いすべての数値限定を、より高い数値限定が本明細書に明示的に記載されているかのように包含する。本明細書全体を通して与えられるすべての数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内に入るより狭いすべての数値範囲を、そのような狭い数値範囲がすべて本明細書に明示的に記載されているかのように包含する。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
あらゆる相互参照又は関連特許若しくは関連出願を含む、本明細書に引用されるすべての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明すべてを教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と競合する程度に、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱せずに、他の様々な変更及び修正を行うことができることは当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのようなすべての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (13)

  1. 液体洗浄組成物であって、
    a)アルキレンアミン主鎖と、アルキレンアミン主鎖の窒素原子に結合した側鎖とを含む汚れ分散剤であって、前記側鎖が式(I)のものである汚れ分散剤を、前記組成物の約0.5重量%〜約5重量%、
    −(EO)(PO) (I)
    [式中、bは3〜60の範囲であり、cは0〜60の範囲である];並びに
    b)マイクロカプセルを前記組成物の約0.11重量%〜約0.25重量%、含み、前記マイクロカプセルは、外側表面を含むシェル、前記シェルに封入されたコア、及び前記外側表面を被覆する被覆、を含み、前記被覆はカチオン性に帯電している、組成物。
  2. 前記汚れ分散剤が:
    ポリエチレンイミン(PEI)を主鎖とし、該PEI主鎖の窒素原子に結合した式(I)の側鎖を有する、ポリエチレンイミンエトキシレート
    −(EO)(PO) (I)
    [式中、bは3〜60の範囲であり、cは0〜60の範囲である];
    式(II)の化合物、
    Figure 2017538009
    [式中、Rは、式(III):
    −(EO) (III)
    のエチレンオキシ単位であり、nは、10〜40の範囲であり;Rは、水素、アニオン性単位、又はこれらの組み合わせであり、Qは、C〜C線状アルキル、C〜C分岐アルキル、ベンジル、及びこれらの混合物からなる群から独立して選択された四級化単位であり;Xは水溶性アニオンである];並びに
    これらの組み合わせ、からなる群から選択される化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ポリエチレンイミンエトキシレートが、平均して約300〜約3,000の数平均分子量MWのPEI主鎖を有し、bは15〜35の範囲であり、cは0である、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記ポリエチレンイミンエトキシレートが、MWが約300〜約3,000の範囲であるPEI主鎖を有し、bが15〜35の範囲であり、cが10〜25の範囲である、請求項2に記載の組成物。
  5. 式(III)の化合物が式(IV):
    Figure 2017538009
    のものである、請求項2に記載の組成物。
  6. 前記シェルがメラミンホルムアルデヒドを含む、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記被覆が、式(V)の効率ポリマーを含み、
    Figure 2017538009
    式中、
    d)a及びbはそれぞれ独立して50〜100,000の範囲のものであり;
    e)各Rは、H、CH、(C=O)H、アルキレン、不飽和C−C結合を有するアルキレン、CH−CROH、(C=O)−NH−R、(C=O)−(CH−OH、(C=O)−R、(CH−E、−(CH−CH(C=O))−XR、−(CH−COOH、−(CH−NH、又は−CH−(C=O)NHから独立して選択され、添字nは0〜24の範囲であり、Eは求電子性基であり、Rは飽和又は不飽和アルカン、ジアルキルシロキシ、ジアルキルオキシ、アリール、又はアルキル化アリールであり、好ましくは、シアノ、OH、COOH、NH、NHR、スルホネート、スルファート、−NH、四級化アミン、チオール、アルデヒド、アルコキシ、ピロリドン、ピリジン、イミダゾール、イミダゾリウムハロゲン塩、グアニジン、ホスフェート、単糖、オリゴ糖、多糖、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される部分を更に含有し;
    f) R又はRは存在せず又は存在し:
    (i) Rが存在するとき、各Rは独立して−NH、−COO−、−(C=O)−、−O−、−S−、−NH−(C=O)−、−NR−、ジアルキルシロキシ、ジアルキルオキシ、フェニレン、ナフタレン、又はアルキレンオキシから選択され;各Rは、独立してRと同じ基から選択され;
    (ii)Rが存在しないとき、各Rは独立して−NH、−COO−、−(C=O)−、−O−、−S−、−NH−(C=O)−、−NR−、ジアルキルシロキシ、ジアルキルオキシ、フェニレン、ナフタレン、又はアルキレンオキシから選択され;及び
    (iii)Rが存在しない場合、各RはRと同様の群から独立して選択され;並びに
    前記効率ポリマーの平均分子質量は約1,000Da〜約50,000,000Daであり;加水分解度は約5重量%〜約95%であり;及び/又は電荷密度は約1meq/g〜約23meq/gである、請求項1に記載の組成物。
  8. 前記効率ポリマーは、ポリビニルアミン、ポリビニルホルムアミド、ポリアリルアミン、及びこれらのコポリマーからなる群から選択される、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記コアが香料油を含む、請求項1に記載の組成物。
  10. ヒドロキシル含有結晶質材料、ポリアクリレート、多糖、ポリカルボキシレート、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属、アンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩、C12〜C20脂肪酸アルコール、ジベンジリデンポリオールアセタール誘導体、ジアミノ没食子酸、メタクリルアミドに由来する第1の構造単位及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドに由来する第2の構造単位を含むカチオン性ポリマー、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるレオロジー改質剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  11. a)前記汚れ分散剤として、PEIを主鎖とし、PEI主鎖の窒素原子に結合した式(I)の側鎖を1つ以上有する、ポリエチレンイミンエトキシレートを、前記組成物の約0.8重量%〜約3重量%、
    −(EO)(PO) (I)
    [式中、ポリエチレンイミンエトキシレートはMWが約300〜約3,000の範囲であるPEI主鎖を有し、bは15〜35の範囲であり、cは0である];
    b)前記被覆がポリビニルホルムアミドを効率ポリマーとして含む、前記マイクロカプセルを約0.11重量%〜約0.25重量%;並びに
    c)水添ヒマシ油を前記組成物の0.05重量%〜1重量%、
    を含む、請求項1に記載の組成物。
  12. 布地を前処理するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体洗浄組成物の使用。
  13. 布地を前処理するための液体洗浄組成物の使用であって、前記組成物が、
    a)アルキレンアミン主鎖と、アルキレンアミン主鎖の窒素原子に結合した側鎖とを含む、汚れ分散剤であって、側鎖は式(I)のものである、汚れ分散剤、
    −(EO)(PO) (I)
    [式中、bは3〜60の範囲であり、cは0〜60の範囲である];並びに
    b)マイクロカプセル、を含み、前記マイクロカプセルは、外側表面を含むシェル、前記シェルに封入されたコア、及び前記外側表面を被覆する被覆、を含み、前記被覆はカチオン性に帯電している、使用。
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