JP2017529198A - 聴力検査を定義して実行するためのシステム - Google Patents

聴力検査を定義して実行するためのシステム Download PDF

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Abstract

聴覚検査システムであって、ユーザが複数の音のタイプから被験者への伝搬のための検査音の所望の音のタイプを選択し、かつ複数のコンピュータ・ベースの入力イベントから前記検査音への被験者応答を登録するための所望のコンピュータ・ベースの入力イベントを選択するための視覚表示を備えるコンピュータシステムを備える、聴覚検査システム。【選択図】図1A

Description

関連出願
本出願は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2014年8月14日出願の米国特許仮出願第62/037,149号の合衆国法典第35巻119条(e)の下での利益を主張する。
本発明の分野
本発明の実施形態は、聴力検査を定義して実行することに関する。
聴覚検査、あるいは聴力検査は、聴覚の鋭さを測定するための検査であり、一般に、被験者に対して聴力測定器を用いて実施される。聴力測定器は、明確に定義されたパラメータを有する音(「検査音」)のセットを提供するように構成され、これらの音は、被験者が応答するように促される刺激として被験者に提示される。検査音は、例えば、イヤフォン、インサートイヤフォン、骨伝導振動子、および/またはオープンフィールド・スピーカによって生成されてもよい。聴力検査は、ある周波数範囲内の複数の周波数の各々における可聴性の閾値(被験者にかろうじて聞こえる音の強さ)と、異なる音の強さまたは異なる音の周波数を区別して、語音を認識するかまたは語音を背景雑音から区別する能力とを含めて、聴覚の鋭さに関する様々なパラメータのうちの1つ以上を測定してもよい。検査音は、例として、特定の周波数および特定の強さによって特徴付けられた純音を備えてもよい。別の例では、検査音は、2つ以上の純音の組み合わせである複合音を備えてもよい。複合音は、実質的に連続的な周波数スペクトルによって特徴付けられてもよい。複合音は、随意的に自然音または音声であってもよい。
聴力検査手順は、典型的に、一連の検査音の提示と、それに続く提示された検査音への被験者の応答を登録するステップとを含む。被験者の聴覚の評価を作り出すために検査音への被験者の応答が記録されて解析される。被験者応答は、例として、検査音を知覚したという被験者の確認、可聴音がもはや聞こえないという被験者の指示、または検査音が不快感を生み出したか否かの被験者の評価であってもよい。代替的あるいは追加的に、被験者応答は、例として、提示された検査音の1つ以上の態様の被験者による正しい識別も含んでよい。例えば、被験者に、本明細書では包括的に「単語」と呼ばれてもよい、話される単語、文またはロガトムである音声検査音が提示されてもよい。被験者は、提示された単語を正しく繰り返すか、またはコンピュータ・スクリーン上で被験者に提供された選択から正しい単語を選択することによって応答してもよい。代替的あるいは追加的に、被験者に2つの同様の検査音が提示されて、例として、ピッチが高いかまたは低い、単語が異なる、強さが大きいかまたは穏やか、音の音源の見かけの位置が異なることを含めて検査音間の違いを特徴付けるように求められてもよい。
本発明の一実施形態の態様は、オーディオロジストが被験者の聴覚を検査するために様々な聴覚検査のいずれか1つ以上を比較的容易に定義し、および/または用いることを可能にする、以下に「Audyx」とも呼ばれる、システムを提供することに関する。
Audyxは、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納された命令セットを含むか、またはそれにアクセスできるコンピュータシステム(以下、「Audyxコンピュータシステム」)を随意的に備え、Audyxコンピュータシステムは、この命令セットを実行して表示スクリーン上に視覚表示(「検査構成用表示」)を生成する。オーディオロジストは、被験者に伝えるための所望の検査音または検査音のシーケンスを有し、かつ検査音への被験者応答を登録するための所望の入力イベントを随意的に有する聴覚検査を定義するために検査構成用表示を操作してもよい。提示の便宜上、Audyxを用いて定義された聴覚検査が「Audyx聴覚検査」と呼ばれてもよく、Audyxを用いた新しいAudyx聴覚検査を定義するオーディオロジストが本明細書では「検査構成者」と呼ばれてもよい。
随意的に、Audyxは、検査音を被験者に伝えるための音響システム、および検査音への被験者の応答を登録するための検査応答システムを備える。Audyx聴覚検査に対して応答するコントローラは、Audyx聴覚検査に従って被験者に検査音のシーケンスを伝えるように音響システムを制御し、Audyx聴覚検査に従って検査音への被験者応答を登録するように検査応答システムを制御する。音響システムは、イヤフォン、インサートイヤフォン、骨伝導振動子、および/またはオープンフィールド・スピーカのうちの少なくとも1つ、またはそれらのうちの2つ以上の任意の組合せを備えてもよい。検査応答システムは、コンピュータ入力デバイス、例えば、マイクロフォン、キーボード、マウス、タッチスクリーン、および/またはジェスチャ認識システムのうちの少なくとも1つ、またはそれらの任意の組合せを備えてもよい。
被験者の聴覚の鋭さを検査するために、様々なタイプの検査音が用いられてもよい。本発明のある実施形態に従って、検査音は、音のタイプのカテゴリ(以下、「音のカテゴリ」または「SoundCat」)を定義したセットに分類されてもよく、検査構成者は、これを所定のAudyx聴覚検査を定義するための選択に利用できる。SoundCatの一例は、単一の音の周波数を特徴とする純音である。SoundCatの別の例は、音の継続時間にわたって変化する音の周波数を有することを特徴とする震音である。SoundCatの他の例は、雑音および発声語を含む。本発明の一実施形態では、検査構成用表示がSoundCatの複数の視覚的表現を提供し、検査構成者は、Audyx聴覚検査に含めるためのSoundCatを選択するためにそれを操作してもよい。検査構成者は、選択されたSoundCatごとに、検査音をさらに特徴付ける変数(「出力変数」)のセットを定義してもよい。出力変数の例は、強さ、継続時間、および繰り返しの数および頻度を含む。
検査構成用表示は、異なるSoundCatからの混合音を備える「複合検査音」を提供するために検査構成者が複数のSoundCatを選択することを可能にしてもよい。例えば、検査構成者は、被験者に伝えられる発声語を雑音とともに有する複合検査音を提供するために、単語SoundCatおよび雑音SoundCatを、検査構成用表示(test comprising display)において、選択してもよい。かかる複合検査音は、発声語を背景雑音に対して区別する被験者の能力を判断するために用いられてもよい。
複合検査音を提供するために複数のSoundCat検査音を選択したとき、検査構成用表示は、随意的に、検査構成者に複合検査音に特有の出力変数を提示してもよい。例えば、単語/雑音複合検査を定義するために、Audyxは、検査構成者に発声語の音量と背景雑音の音量との比、または比の範囲を定義するための音量比出力変数を提供してもよい。随意的に、出力変数の値が経時的にまたは繰り返して変化するようにセットされてもよい。
本発明の一実施形態において、検査構成用表示は、「入力オプション」の視覚的表現を検査構成者に提供してもよく、各入力オプションは、所定の検査音への被験者の応答を登録および/または解析するための「入力イベント」に対応する。検査構成者は、検査構成表示上に提示された入力フォーマットの1つ以上の視覚的表現を操作して所望の入力イベント・フォーマット(単数または複数)を選択してもよい。
所定の入力イベントは、以下の入力イベント・カテゴリ、すなわち、検査音への応答を登録するために被験者が検査登録システムと対話する被験者生成登録イベント、被験者が検査登録システムと対話するのをオーディオロジストが観察する観察者生成登録イベント、および検査応答システムが被験者を受動的にモニタし、被験者応答を自動的に検出して登録する自動登録イベントのうちの少なくとも1つにあることを特徴としてもよい。被験者生成登録イベントの一例は、被験者が検査応答システムを通じて検査音に関する質問への回答を入力するステップを含む。観察者生成登録イベントの一例は、オーディオロジストが被験者を観察し、検査音への被験者の応答に関する質問への回答を入力するステップを含む。自動登録イベントの一例は、検査応答システムを含み、検査応答システムは、被験者をモニタし、検査音の提示中および/または提示後に被験者による体の動きを自動的に検出して登録するカメラを備える。随意的に、検査音の各提示が入力イベントと結び付けられるか、または入力イベントが後に続き、従って各検査音の提示が被験者の応答の登録と関連付けられる。
随意的に、登録された被験者の応答は、収集されて、解析されるかおよび/またはその後の解析のために記録される。解析は、様々なグラフおよび/または表形式のいずれかと、応答をカテゴリに分類するための様々な統計的基準のいずれかを用いるステップとを含んでもよい。
本発明の一実施形態において、Audyx聴覚検査における検査音は、前に実行されたAudyx聴覚検査からの検査音への被験者応答に対して応答してもよい。例えば、所定の音量の音声検査音への誤った被験者応答は、Audyx聴覚検査のその後の実行において音声検査音が増加した音量で伝えられることにつながってもよい。
本発明の一実施形態において、Audyxは、患者の集団に対して実施された複数の異なるAudyx聴覚検査からの複数の登録された被験者応答のコレクションを取得する。複数の登録された被験者応答のコレクションが被験者応答のデータベースを提供してもよい。本発明の一実施形態では、所定の検査音への所定の被験者の応答を解析および診断して、所定の被験者の個別の応答を被験者の集団にわたって平均した応答と比較するときに用いるための統計データを提供するために、このデータベースが解析されてもよい。
本発明の一実施形態において、Audyxは、聴覚検査を実施するときに選択して用いるためのAudyx聴覚検査のデータベースを提供するために複数の検査構成者のいずれかによって定義された複数のAudyx聴覚検査を取得する。
Audyxコンピュータシステムは、随意的に、単一のコンピュータデバイス内に集中してもよく、またはコードおよびハードウェア・コンポーネントが異なる位置にある「分散システム」であってもよい。本発明の一実施形態において、Audyxコンピュータシステムは、ヘッドフォンとともに聴力検査場所に置かれたローカルコンピュータデバイスおよび/またはローカルコンピュータデバイスが通信するリモートコンピュータシステムを備えてもよい。リモートコンピュータシステムは、随意的に、リモートサーバまたはリモート分散システムであってもよい。リモート分散システムは、本明細書では「クラウドコンピュータシステム」と呼ばれてもよい。
本考察において、別に明記されない限り、本発明の一実施形態の特徴(単数または複数)の条件または関係の特性を修飾する「実質的に」および「約」のような形容詞は、その条件または特性が、意図された用途に係るその実施形態の動作に関して容認できる許容範囲内で定義されることを意味すると理解される。別に示されない限り、明細書および特許請求の範囲における単語「または(or)」は、排他的なまたはではなく包括的な「または」であると見做され、それが結合する項目のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組み合わせを示す。
この発明の概要は、発明を実施するための形態において以下にさらに記載されるコンセプトの選択を簡略化した形で紹介するために提供される。この発明の概要は、請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定するものではなく、請求される主題の範囲を限定するために用いられるものでもない。
本発明の実施形態の非限定的な例がこの段落に続いてリストされる本明細書の添付図面を参照して以下に記載される。複数の図面に現われる同一の特徴にはそれらが現れるすべての図面で全般的に同じラベルが付される。図面中で本発明の実施形態の所定の特徴を表すアイコンに付したラベルが所定の特徴を参照するために用いられてもよい。図面中に示される特徴の寸法は、提示の便宜および明確さのために選ばれ、必ずしも縮尺通りではない。
本発明の一実施形態によるAudyxシステムの概略図を示す。 本発明の一実施形態によるAudyxシステムの概略図を示す。 本発明の一実施形態によるAudyxシステムの概略図を示す。 本発明の一実施形態によるAudyxシステムの概略図を示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態によるAudyx聴覚検査において生成された検査音列の表現を概略的に示す。 本発明の一実施形態による例示的な検査応答システムを概略的に示す。 本発明の一実施形態によるAudyx聴覚検査の実行を通じて集められた、登録された被験者応答の解析を概略的に示す。 本発明の一実施形態によるAudyx聴覚検査の実行を通じて集められた、登録された被験者応答の代わりの解析を概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態による検査構成用表示を介してのSoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。 本発明の一実施形態によるAudyx聴覚検査において生成された検査音列の表現を概略的に示す。
図1A〜1Cは、本発明の一実施形態によるAudyxシステム10を概略的に示す。Audyxは、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納された命令セットを含むか、またはそれへのアクセスを有するAudyxコンピュータシステム20を備え、Audyxコンピュータシステムは、視覚表示34(「検査構成用表示」)を生成するためにこの命令セットを実行し、検査構成者は、被験者に提示するための検査音の所望の配列、ならびに随意的に検査音への被験者応答の所望の配列を定義するために視覚表示34を操作してAudyx聴覚検査を構成できる。
本発明の一実施形態において、Audyxコンピュータシステム20は、検査構成用表示34が随意的に表示されてもよい表示スクリーン32を有するコンピュータデバイス30を備えてもよい。コンピュータデバイス30は、新しいAudyx聴覚検査を作成するために検査構成用表示34を操作する検査構成者15によって操作されてもよい。
検査構成用表示34は、ブロック36によって概略的に表される、検査ファイルを作成してもよく、検査ファイルは、検査構成者15が検査構成用表示34を操作することによって作成された所定のAudyx聴覚検査をエンコードする。所定の検査ファイル36は、エンコードされたAudyx聴覚検査を後でおよび/または異なるコンピュータシステムもしくはデバイスにおいて再現するために、他のコンピュータシステムまたはデバイス(例えば、以下にさらに記載されるように、両方向ブロック矢印80で概略的に表された然るべき通信チャネルに接続されたコンピュータデバイス70)へ転送されてもよい。
随意的に、検査構成者15がそれによってAudyx聴覚検査を構成するコンピュータデバイス30は、随意的に、破線ボックス22で概略的に表された第1の位置にあってもよく、Audyx聴覚検査がそれによって実行される音響システム50および検査応答システム60は、第1の位置22から比較的遠く離れた第2の位置24にあってもよい。
Audyxコンピュータシステム20は、クラウドコンピュータシステム40を随意的に備えてもよく、各検査ファイルが所定のAudyx聴覚検査を表す、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納された複数の検査ファイル36を含むデータベース42(「検査ファイル・データベース」もしくは「TF」データベース)を備えてもよい。随意的に、クラウドコンピュータシステム40およびコンピュータデバイス30は、適切な通信チャネル80を介して互いに通信してもよい。例として、TFデータベース42に格納された検査ファイル36がコンピュータデバイス30に表示された検査構成用表示34へ送られるか、またはそれによってアクセスされてもよく、従って、検査構成用表示34との対話を通じて、検査構成者15が検査ファイル36によって表されたAudyx聴覚検査を見てもよく、および/または編集してもよい。代わりにまたは加えて、検査構成者15の検査構成用表示24の操作を通じて作成された検査ファイル36がクラウドコンピュータシステム40中のTFデータベース42に格納されてもよい。
本発明の一実施形態において、TFデータベース42に格納された検査ファイル36は、適切な通信チャネル80を介して、検査ファイル中にエンコードされた所定のAudyx聴覚検査を実行するために音響システム50および/または検査応答システム60へ送られるか、またはそれらによってアクセスされてもよい。
本発明の一実施形態において、音響システム50は、Audyx聴覚検査を実行して、TFデータベース42から随意的にダウンロードされるかまたはアクセスされた、所定の検査ファイル36中にエンコードされた検査音の配列を被験者17に伝えてもよい。音響システム50は、(図1A〜1Cに概略的に示されるような)イヤフォン、インサートイヤフォン(図示されない)、骨伝導振動子(図示されない)、および/またはオープンフィールド・スピーカ(図示されない)のうちの少なくとも1つ、またはそれらのうちの2つ以上の任意の組み合わせを備えてもよい。オープンフィールド・スピーカが複数のオープンフィールド・スピーカであってもよい。複数のオープンフィールド・スピーカがマルチチャネル・オーディオシステム、例えば、5.1サラウンドサウンドシステムまたは7.1サラウンドサウンドシステムであってもよい。例として、図1Aに概略的に示されるような音響システム50は、被験者17によって着用されたイヤフォン52を備える。
本発明の一実施形態において、検査応答システム60は、Audyx聴覚検査を実行して、検査ファイル36による検査音への被験者の応答を登録してもよい。検査応答システム60は、随意的にジェスチャ認識システム(示されない)に作動的に接続されたコンピュータ入力デバイス、例えば、(図1A、1Bおよび1Dに概略的に示されるような)キーボード62、マウス(図示されない)、タッチパッド(図示されない)、(図1Cおよび1Dに概略的に示されるような)タッチスクリーン64、(図1A〜1Dに概略的に示されるような)マイクロフォン68、および/または(図1A〜1Dに概略的に示されるような)ビデオカメラ69のうちの少なくとも1つ、またはそれらの任意の組み合わせを備えてもよい。
随意的に、所定のAudyx聴覚検査の間に検査応答システム60を通じてなされた検査応答登録は、検査応答システム60を通じて登録されるような検査音への被験者の応答の記録をエンコードする、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納するファイル(「被験者応答ファイル」、図示されない)を生成するために記録されてもよい。随意的にAudyxコンピュータシステム20、随意的にリモートコンピュータシステム40は、実行された1つ以上の特定の聴覚検査から登録された複数の被験者応答ファイルを含むデータベース44(「結果データベース」)を備える。
音響システム50および検査応答システム60は、ブロック37によって概略的に表された、検査ファイル36に対して応答的なコントローラによって制御されてもよい。コントローラ37は、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納されて、マイクロプロセッサによって実行される命令セットであってもよく、マイクロプロセッサは、例として、コンピュータデバイス70および/またはコンピュータデバイス72に、音響システム50および/または検査応答システム60とともに収容されるかまたはそれらに作動的に接続される。
当然のことながら、本発明の一実施形態によるAudyx10は、特定のコンピュータデバイスにおける検査構成用表示34、音響システム50および検査応答システム60の特定の配置または位置には必ずしも限定されない。
随意的に、図1A〜1Cに概略的に示されるように、音響システム50および検査応答システム60は、同じコンピュータデバイス(例えば、図1A〜1Bにおけるコンピュータデバイス70および図1Cにおけるコンピュータデバイス72)に収容されるか、および/またはそれらに作動的に接続される。代わりに、音響システム50および検査応答システム60が別個のコンピュータデバイス、例えば、図1Dに示されるようなコンピュータデバイス70および72に収容されてもよい。音響システム50および/または検査応答システム60が収容されるコンピュータデバイスは、例として、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはタブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータもしくはスマートフォンのようなポータブルコンピュータデバイスを備えてもよい。
例として、図1Bを参照すると、検査応答システム60は、補助コンピューティングデバイス65(以下、「ACD:auxiliary computing device」)に完全にまたは部分的に収容されてもよく、補助コンピューティングデバイス65は、両方向ブロック矢印81で概略的に表された適切な通信チャネルを通じてコンピュータデバイス70に作動的に接続される。検査音への被験者17の応答を登録する代わりの方法としてACD65がオーディオロジスト19によって用いられてもよい。ACDは、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータまたはスマートフォンのようなポータブルコンピュータデバイスを備えてもよい。例として、オーディオロジスト19は、ACD65に収容されたタッチスクリーン67を通じて検査音への被験者17の応答を登録してもよい。ポータブルACD65の使用は、オーディオロジストが被験者応答を登録するときに被験者をよりよく観察するための改善された動きの自由度を提供する。代わりに、オーディオロジスト19が被験者17に対して遠隔位置にあり、1つ以上の電子通信手段、例として、インターコム、電話、ビデオ会議、またはインスタントメッセージング(「チャット」)を通じて被験者17と通信するか、および/または被験者17を観察してもよい。
例として、検査構成用表示34がオーディオロジスト19によって動作するコンピュータデバイス70中に設けられてもよく、従って、Audyx聴覚検査を検査構成者として構成する同じオーディオロジストがその聴覚検査(図示されない)も実行してもよい。
別の例として、図1Cに概略的に示されるように、音響システム50および(例としてタッチスクリーン64を備える)検査応答システム60は、被験者17によって操作されるコンピュータデバイス72に収容または作動的に接続されてもよい。随意的に、被験者17は、自己管理されたAudyx聴覚検査に携わり、この検査では被験者17がAudyx聴覚検査の実行中にオーディオロジストとの対話を伴わずにまたは最小限に伴って検査音の提示を制御し、検査応答システム50を通じて検査音への被験者自身の応答を登録する。
別の例として、図1Dに概略的に示されるように、検査応答システム60は、2つのコンピュータデバイス、オーディオロジスト19によって操作される第1のコンピュータデバイス70および被験者17によって操作される第2のコンピュータデバイス72に収容されてもよく、オーディオロジスト19は、検査音の提示を制御し、被験者17は、提示された検査音への被験者自身の応答を記録する。音響システム50は、図1Dに示されるようにコンピュータデバイス72に、またはコンピュータデバイス70と作動的に接続されてもよい。コンピュータデバイス70およびコンピュータデバイス72は、両方向ブロック矢印82で概略的に表された、適切な通信チャネルを介して互いに通信してもよい。
図2〜12は、例として、検査構成者15が(図1A〜1Dに概略的に示されるような)コンピュータデバイス30の表示スクリーン32に示された検査構成用表示34を操作するステップを介して、Audyx聴覚検査を構成することによってなされる、SoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。
図2は、検査構成用表示34の開始ページ100を概略的に示し、新しいAudyx聴覚検査を構成する検査構成者(例として図1A〜1Dに概略的に示されるような検査構成者15)によって操作されるコンピュータデバイス30の表示スクリーン32を示す。本発明の一実施形態によれば、Audyx聴覚検査は、Audyx聴覚検査の実行中に音響システム(例えば、図1A〜1Dに示される音響システム50)によって被験者(例として図1A〜1Dに示される被験者17)に提示するための検査音のシーケンス、ならびに検査応答システム(例えば、図1A〜1Dに示される検査応答システム60)を通じて被験者の応答を登録するためのコンピュータ入力イベントのシーケンスを定義してもよい。検査構成者15は、例えば、マウスポインタ・アイコン106の配置によって示されるように、アイコンをマウスでクリックすることによりそのアイコン102の選択を通じて新しい検査を作成し始めるように2つの選択によって促される。アイコン102の選択は、検査構成者が新しいAudyx聴覚検査を定義するために操作してもよい(図3に概略的に示されるような)デフォルト状態にある検査構成ページ200につながる。「検査を検索してインポートする」アイコン104の選択は、随意的に(例えば、図1Aに概略的に示されるような)TFデータベース42からの、利用可能な「公開された」Audyx聴覚検査のメニュー(示されない)を示す検査構成用表示34につながる。公開されたAudyx聴覚検査の選択は、選択されたAudyx聴覚検査に対応する検査ファイルに従って聴覚検査の定義が読み込まれた、完了した検査構成用ページ200(完了)に導く。検査構成者は、選択された検査を随意的に修正および/または実行するために、読み込まれた検査構成用ページを操作してもよい。
次に、デフォルト状態における検査構成ページ200を概略的に示す図3が参照され、検査構成者は、図4に概略的に示されるように、Audyx聴覚検査を定義するためにこのページを操作する。
検査構成ページ200は、例として検査構成者が検査音伝達の様々なモードを定義するための出力モード・セレクタ202を備えてもよい。特定の検査音伝達モードを選択するステップは、例えば、検査音伝達の特定のモードに対して最適化された検査音をエンコードする信号の特性を定義してもよい。例として、出力モード・セレクタ202は、ラジオボタン204を有する変換器セレクタ203を備える。ラジオボタン204を操作することによって、検査構成者は、Audyx聴覚検査において定義された検査音を生成するために用いられる変換器のタイプ、例えば、オープンフィールド・スピーカ、ヘッドフォン、インイヤ・インサートおよび骨導電振動子を選択してもよい。出力モード・セレクタ202は、例として、検査構成者が検査音をバイノーラルまたはモノラールとして定義するためのラジオボタン206を有するバイノーラル/モノラール・セレクタ205、ならびに例としてラジオボタン208を有する補聴器モード・セレクタ207をさらに備えてもよい。
例として、図3〜4に概略的に示されるようなSoundCatコレクション210は、例として、複数のSoundCatアイコン214を含む。本発明の一実施形態において、所定のSoundCatアイコンのSoundCatバスケット212中への選択は、Audyx聴覚検査において検査音として提示されることになる音の所定のカテゴリを定義する。図4に概略的に示されるように、検査構成者は、所望のSoundCatの視覚的表現を操作して、例として所望のSoundCatアイコン214をSoundCatコレクション210からSoundCatバスケット212へドラッグすることによって検査構成用表示34におけるSoundCatを選択してもよい。選択のための所望のSoundCatアイコンの操作は、追加的または代替的に、所望のSoundCatアイコンをマウスでクリックもしくはダブルクリックするステップ、または所望のSoundCatアイコンの隣のチェックボックスをクリックするステップを備えてもよい。検査構成用表示34がタッチスクリーン上に表示されていれば、選択のための所望のSoundCatアイコンの操作は、加えてまたは代わりに、所望のSoundCatアイコンによって占有されたタッチスクリーン(図示されない)の領域をタップもしくはダブルタップするステップ、または所望のSoundCatアイコンの隣のチェックボックスをタップするステップを備えてもよい。
検査構成者は、追加の所望のSoundCatアイコン214をドラッグすることによって追加のSoundCatを選択してもよい。複数のSoundCatの選択が時間的に重なり合うように提示された複数の検査音を備える複合検査音をもたらしてもよい。例として、検査構成者は、2つの破線矢印215で概略的に表された2つのSoundCatアイコン214、用語「単語」を含んだ第1のSoundCatアイコンおよび用語「雑音」を含んだ第2のSoundCatアイコンをSoundCatコレクション210からSoundCatバスケット212へドラッグする。「単語」および「雑音」SoundCatの選択によって定義された聴覚検査が単語検査音を雑音検査音と組み合わせて提示する複合検査音を生成してもよい(例えば、図15参照)。ドラッギングが完了すると、ドラッグされたSoundCatアイコン214のコピーがSoundCatバスケット212内に現われて、選択に成功したことを示す。
SoundCatコレクション210は、新しいSoundCatを作成するために、用語「新しい」を含んだSoundCatアイコン216を随意的に含んでもよい。
所望のSoundCatが選択された後、検査構成者は、用語「終了」を含んだアイコン218をクリックすることによって、SoundCat選択を確認して検査ファイル構成を進めてもよい。
図4では、検査構成者が所望のSoundCat214の選択に成功したが、検査構成者は、図4ではまだAudyx聴覚検査の実行中に被験者に提示するための検査音、および検査音のシーケンスをさらに特徴付ける、それぞれ、選択されたSoundCatごとのSoundCat変数を定義していなかった。
次に、図5が参照される。聴力測定器は、所定の選択されたSoundCatのための出力変数定義ウィンドウ(OVD window:output variable definition window)220を開くために、マウスポインタ・アイコン106をSoundCatバスケット212中のSoundCatアイコン214のうちの1つに向けてクリックしてもよい。OVDウィンドウ220は、検査構成者によって定義されることになる所定のSoundCatに対する様々な出力変数を示す。例として、図5では、検査構成者が用語「雑音」を含んだSoundCatアイコンを対応するOVDウィンドウ220へ展開すべくマウスポインタ・アイコン106をそのアイコンに向けてクリックする。
本発明の一実施形態では、検査構成者が定義することをOVDウィンドウ220が促す出力変数が特定の対応するSoundCatタイプに対して応答してもよい。例として、純音SoundCatが、例として、ピッチ、音量および継続時間のような出力変数によって定義されてもよい。音声SoundCatが、例として、言語、予め準備された単語リストの選択、および音量を含んだ出力変数の異なるセットによって定義されてもよい。
次に、検査構成者によって雑音SoundCatに対する出力変数を定義するためのOVDウィンドウ220の操作を概略的に示す、図6A〜6Hが参照される。OVDウィンドウは、随意的に一連のクエリを通じて雑音SoundCatに適した出力変数を定義するように検査構成者を導く。随意的に、OVDウィンドウ220は、OVDウィンドウ220に提示された一連のクエリを通じ検査構成者が後方および前方へ見進むための矢印アイコン222を備える。
図6Aに概略的に示されるように、OVDウィンドウ220を開くと、OVDウィンドウ220は、例として、「合成」および「実」雑音から選択するための基本雑音タイプ224のメニューを検査構成者に提示し、そこで検査構成者は、実雑音を選択する。合成雑音は、例として、ホワイトノイズ、ブラウンノイズ、ピンクノイズ、ブルーノイズ、バイオレットノイズ、またはグレイノイズを備えてもよい。実雑音は、雑音の多い環境、例として、鉄道駅、交通量が多い通り、パーティ、森林、降雨などの記録またはシミュレーションを備えてもよい。
図6Bに概略的に示されるように、検査構成者の実雑音の選択は、例として検査構成者が選択するための「パーティ1」、「パーティ2」、「列車1」、「列車2」、「森林1」および「森林2」を含む、実雑音例226のメニューを提示するようにOVDウィンドウ220をトリガし、そこで検査構成者は、所望の騒音例226を選択する。
図6C〜6Hに概略的に示されるように、検査構成者が所望の騒音例226を選択すると、特定の雑音例226がAudyx聴覚検査においてどのように提示されることになるかを制御する出力変数の選択可能なリストが検査構成者に提示される。例として、雑音SoundCatを特徴付ける出力変数は、検査音の各インスタンスの継続時間を定義する「継続時間」、検査音開始における遅延を他のSoundCat(もしあれば)と比較して定義する「遅延」、検査音の音量を定義する「音量」および検査音の音源の見かけの空間位置を定義する「位置」を含んでもよい。
典型的に、Audyx聴覚検査は、一連の複数の検査音提示(「検査音列」)を備え、各検査音提示後に検査音への被験者の応答を登録するステップが続く。検査音列またはその一部分は、複数の検査音の各々がそれぞれ所定の出力変数のある範囲を提示する検査音の「サイクル」を特徴としてもよい。聴覚検査は、聴覚検査の間に2つ以上の出力変数範囲が検査されるように、複数のネスト化されたサイクルを含むように定義されてもよい。
図6Cに概略的に示されるように、検査構成者は、どの出力サイクル変数(単数または複数)がサイクルを特徴付けることになるかを選択可能なリスト228から選択する。例として、検査構成者は、パーティ2雑音をある範囲の音量で提示する音量サイクルを聴覚検査が含むことになるように、所望の「音量」変数227を選択する。
図6Dに概略的に示されるように、OVDウィンドウ220は、例としてパーティ2雑音検査音のための音量サイクルが他のサイクルとどのように相互作用するかを定義する「ネスト・レベル」、サイクルのための開始音量(「範囲開始」)、サイクルのための終了音量(「範囲終了」)ならびに開始音量と終了音量との間の音量段階(「段階」)を含む、音量サイクルを定義する出力変数のためのエントリ・フィールドを提示する。検査構成者は、音量の範囲が開始音量から終了音量へ順序通りに提示されることになるか、または音量の範囲がランダムに提示されることになるか(「ランダムまたは順序通り」)を随意的に選択してもよい。本発明の一実施形態では、音量段階が1つ以上の前に提示された検査音への被験者の応答に対して応答してもよい。例として、「段階」フィールドにおける音量段階が「反応的」とセットされてもよく、その場合には雑音の音量が前の検査音への被験者の応答に依存して増加または減少する。
図6Eに概略的に示されるように、例として、検査構成者は、ネスト・レベル2、開始音量20dB(デシベル)、終了音量60dB、および音量段階20dBを入力する。検査構成者は、さらに、音量サイクルが順次提示されるように選択する。結果として、聴覚検査は、20dB、40dBおよび次に60dBの3つの異なる音量で順次提示されるパーティ2雑音の1サイクル(または複数サイクル)を含むことになる。
図6F〜6Hに概略的に示されるように、検査構成者が音量サイクルに対する出力変数を定義すると、OVDウィンドウ220は、サイクルを特徴付けるために選択されなかった残りの出力変数の値を検査構成者が入力するように促す。例として、検査構成者が継続時間2秒、遅延0秒、および中心の位置を入力し、従って、継続時間が2秒、他のSoundCatに対する遅延が0秒で見かけの空間位置が中心にあるパーティ2雑音が聴覚検査の間に一貫して提示されるであろう。随意的に、雑音SoundCatの継続時間が「連続的」と定義されてもよく、その場合には選択されたSoundCatに対応する雑音検査音が聴覚検査の実行中に連続的に被験者に提示されるであろう。
図7に概略的に示されるように、検査構成者は、単語SoundCatに対する出力変数を定義するために、用語「単語」を含んだSoundCatアイコンを対応するOVDウィンドウ230へ広げるべくマウスポインタ・アイコン106をそのアイコンに向けてクリックする。
次に、検査構成者によって「単語」SoundCatに対する出力変数を定義するためのOVDウィンドウ230の操作を概略的に示す、図8A〜8Hが参照される。OVDウィンドウは、随意的に一連のクエリを通じて単語SoundCatに適した出力変数を定義するように検査構成者を導く。
図8Aに概略的に示されるように、単語SoundCatのためのOVDウィンドウ230を開くと、OVDウィンドウ230は、検査構成者に、例として、選択するための言語222の選択可能なリストを提示し、そこで検査構成者は、「英語」を選択する。
図8Bに概略的に示されるように、検査構成者の英語の選択は、例として検査構成者が選択するための数、単音節語、および二音節語を含む、英単語リスト234の選択可能なリストを提示するようにOVDウィンドウ230をトリガする。例として、検査構成者は、所望の単語リスト「単音節1」を選択する。
図8Cに概略的に示されるように、OVDウィンドウ230は、例として単語サイクルが他のサイクルとどのように相互作用するかを定義する「ネスト・レベル」、単語サイクルにおいて提示される単語の数(「単語カウント」)、および単語サイクルが繰り返されるならば同じ単語が用いられるかどうか(「サイクルが繰り返されるならば、同じ単語(y/n)?」)を含む、単語サイクルを定義する出力変数のためのエントリ・フィールドを提示する。
例として、図8Dに概略的に示されるように、検査構成者は、ネスト・レベル1および単語カウント4を入力し、サイクルが繰り返されるならば、単語サイクルが同じ単語を繰り返さないことを示す。結果として、聴覚検査は、英語単音節1の単語リストから提示される4つの単語の1サイクル(または複数サイクル)を含むであろう。
図8Eに概略的に示されるように、検査構成者が単語サイクルの定義を完了すると、OVDウィンドウ230は、検査構成者が出力変数、例として、必要に応じて別のサイクルを作成するための、「遅延」、「音量」または「位置」を選択するように促す。例として、検査構成者は、単語SoundCatにさらなるサイクルが所望されないことを示すために「何もない」を選択する。
図8F〜8Hに概略的に示されるように、検査構成者が単語SoundCatにさらなるサイクルが所望されないことを示すと、OVDウィンドウ230は、サイクルを特徴付けるために選択されなかった残りの出力変数の値を検査構成者が入力するように促す。例として、検査構成者が音量60dB、遅延1秒、および中心の位置を入力し、従って、音量が60dB、(遅延0秒で定義された)雑音SoundCatに対する遅延が1秒で、見かけの空間位置が中心にある単語検査音が聴覚検査中に一貫して提示されるであろう。
本発明の一実施形態において、検査構成用ページ200は、選択されたSoundCatおよび検査構成者によって定義されたそれらの各出力変数間の非両立性をチェックして、存在するならば、検査構成者に非両立性を警告してもよい。例として、図9に概略的に示されるように、検査構成ページ200は、雑音SoundCatおよび単語SoundCatにおいて定義された各出力変数間の非両立性を検出し、ここでは、雑音SoundCatの2秒の継続時間が定義されるような単語SoundCatとともに提示されるには短すぎる。随意的に、検査構成用ページ200は、非両立性の特質を記述する警告メッセージ236を表示する。随意的に、構成用ページ200は、非両立性が補正されるまで、聴力測定器がAudyx聴覚検査の構成をさらに進めることを防止するであろう。
本発明の一実施形態において、検査構成者は、必要に応じて出力変数を編集するために所望のSoundCatのOVDウィンドウを選択してもよい。図10に概略的に示されるように、検査構成者は、継続時間を単語SoundCatと両立するように十分に長くするために、雑音SoundCat出力変数を編集して継続時間を3秒に定義する。編集された雑音SoundCatの継続時間の結果として、構成用ページ200は、語句「進む準備ができている」を備える確認メッセージ237を表示し、さらに、検査構成者が聴覚検査の構成を進めるためにクリックしてもよい用語「済んだ」を備えるボタン238を表示する。
図5〜10では、検査構成者は選択された雑音および単語SoundCatに対する出力変数の定義に成功したが、検査構成者は、図10ではまだ検査応答システム60を介して検査音への被験者の応答を登録するための入力イベントを定義する、少なくとも1つの入力オプションを選択していなかった。
次に、図11が参照される。本発明の一実施形態では、選択に利用可能な入力オプションが、検査構成者によって選択されたSoundCatのうちの1つ以上に対して応答してもよい。検査構成者が各SoundCatに対する出力変数の定義に成功すると、検査構成用ページ200は、随意的に、SoundCatバスケット212中に置かれた前に選択されたSoundCatから、検査構成者が選択に利用可能な入力オプションのプールを定義するための所望のSoundCatを選択するように促す。例として、検査構成用ページ200は、入力オプションの定義のための所望のSoundCatを示すために各SoundCatアイコン214に対応するラジオボタン216を提供する。例として、検査構成用ページ200は、入力オプション・コレクション240を含み、このコレクションは、所望の入力オプションの定義の選択の前に、「被験者が応答するように指示されることになるSoundCatを選択する」と述べるメッセージを含む。
次に、図12が参照される。検査構成者が所望のSoundCatを選択すると、入力オプション・コレクション240には、選択に利用可能な入力オプションに対応する入力アイコン242として概略的に表された、入力オプションの視覚的表現が読み込まれる。選択された入力オプションは、Audyx聴覚検査の実行中に(例えば、図1A〜1Dに示される音響システム50のような)音響システムによって生成された検査音の提示への被験者応答を登録するために、本発明の一実施形態に従ってオーディオロジストおよび/または被験者が(図1A〜1Dに示される検査応答システム60のような)検査応答システムと対話する手順を定義する。所定の入力イベントは、以下の入力イベント・カテゴリ、すなわち、被験者17が検査音への応答を登録するために検査登録システム(例として図1A〜1Dに示されるような検査登録システム60)と対話する被験者生成登録イベント、被験者17を観察するオーディオロジスト19が検査音への被験者の応答を登録するために検査登録システムと対話する観察者生成登録イベント、および検査応答システムが被験者17を受動的にモニタして検査音への被験者の応答を自動的に検出する自動登録イベントのうちの少なくとも1つにあることを特徴としてもよい。随意的に、提示された検査音を入力イベントの間に登録するステップは、検査応答システムを動作させる人に提示された質問の回答を入力するステップを備える。
例として、所定の被験者生成登録イベントは、被験者が、検査応答システムを通じて検査音に関する質問への回答を入力するステップであってもよい。例として、所定の観察者生成登録イベントは、被験者を観察するオーディオロジストが、検査音への被験者の応答に関する質問への回答を入力するステップであってもよい。例として、所定の自動登録イベントは、ビデオカメラが、被験者をモニタするステップであってもよく、ビデオカメラは、検査音の提示中および/または提示後の被験者による体の動きを検出して登録するジェスチャ認識システムを備える検査応答システムに作動的に接続される。
例として、検査構成者の単語SoundCatに対応するSoundCatアイコン214の選択は、入力アイコン242が読み込まれた入力オプション・コレクション240を結果として生じる。図12に概略的に示されるように、入力アイコン242は、それぞれ、「正しい/誤った」入力オプション、「多肢選択」入力オプション、「聞く?Y/N」入力オプション、「応答遅延」入力オプションおよび「ジェスチャ・キャプチャ」入力オプションに対応する。「正しい/誤った」入力オプションは、観察者生成登録イベントを提供し、このオプションではコンピュータ制御表示を介して被験者を観察するオーディオロジストに検査音への参照応答が提示され、オーディオロジストは、検査音への被験者の応答が参照応答に一致するかどうかを判断するために被験者を観察し、(例として図1Aに概略的に示されるような)検査応答システムと対話して被験者の応答の正しさを登録する。例として、オーディオロジストは、検査音として提示された発声語を被験者が正しく繰り返したか否かを登録するために被験者を観察してもよい。「多肢選択」入力オプションは、被験者生成登録イベントを提供し、このオプションでは被験者に、随意的にコンピュータ制御表示を介して、検査音への可能な正しい応答の選択が提示され、被験者は、検査応答システムと対話して何が可能な正しい応答からの最良の選択であると考えるかを登録する。「聞く?Y/N」入力オプションは、被験者生成または観察者生成登録イベントを提供し、このオプションでは被験者、または被験者を観察するオーディオロジストが検査応答システムと対話して所定の検査音が被験者によって知覚されたかどうかを示す。「応答遅延」入力オプションは、被験者生成応答イベントと組み合わされてもよく、このオプションでは所定の検査音の提示と、被験者生成応答イベントにより登録される被験者による応答との間の時間の自動登録イベントを提供する。「ジェスチャ・キャプチャ」入力オプションは、自動登録イベントを提供し、このオプションでは検査応答システムが被験者をモニタするビデオカメラに連結されたジェスチャ認識システムを備え、このビデオカメラが検査音への被験者応答を自動的に検出するために検査音が提示された被験者の手、体および/または顔のジェスチャを検出する。ジェスチャ・キャプチャ入力オプションは、随意的に、少なくとも1つの被験者生成イベント(subject−generated event)または観察者生成登録イベントとともに選択される。入力オプション・コレクションに聴覚検査の被験者応答手順のための他の入力オプションが提供されてもよい。入力オプションを選択することにより定義される入力イベントの他の例は、検査音の音源の見かけの位置を被験者が示す手順、検査音の強さが快適か、または不快に大きいかどうかを被験者が示す手順を含む。
例として、検査構成者の単語SoundCatに対応するSoundCatアイコン214の選択は、「正しい/誤った」入力オプション、「多肢選択」入力オプション、「聞く?Y/N」入力オプション、「応答遅延」入力オプション、および「ジェスチャ・キャプチャ」入力オプションにそれぞれ対応する入力アイコン242が読み込まれた入力オプション・コレクション240を結果として生じる。検査構成者は、所望の入力オプションの視覚的表現を操作することによって、例として破線矢印243で概略的に示されるように所望の入力オプションに対応する入力アイコン242を入力オプション・バスケット250中へドラッグすることによって、所望の入力オプションを選択してもよい。例として、検査構成者は、「多肢選択」入力オプションに対応する入力アイコン242を選択する。随意的に、検査構成者は、2つ以上の入力オプションを選択してもよい。
入力オプション・コレクション240が新しい入力オプションを作成するための用語「新しく作成する」を含んだ入力オプション・アイコン244を随意的に含んでもよい。
所望の入力オプションが選択された後、検査構成者は、用語「終了」を含んだアイコン246をクリックすることによって入力オプション選択を確認して検査ファイル構成を進めてもよい。
次に、オーディオロジストが選択するための3つのボタンを随意的に有する検査構成用表示34の最終ページ300を概略的に示す、図13が参照される。語句「個人的な検査として保存する」からなる第1のボタン262は、選択されたときに、オーディオロジストによって選択された場所に保存される新しい検査ファイルを作成する。語句「公開検査として公開する」からなる第2のボタン264は、(例えば、図1A〜1Cに概略的に示されるような)クラウドコンピュータシステム40中のTFデータベース42に保存される新しい検査ファイルを作成し、従って、十分な権限を随意的に有する他のオーディオロジストが随意的にAudyxの使用を介してこのファイルにアクセス可能である。語句「検査を実行する」からなる第3のボタン266は、検査構成用表示34において定義されたSoundCatおよび変数に対応する検査ファイルに従って聴覚検査を実行するように、(図1A〜1Cに示される音響システム50のような)適切な音響システムおよび(図1A〜1Cに示される検査応答システム60のような)適切な検査応答システムに命令する。
随意的に、オーディオロジストは、ボタン262、264および266のうちのいずれかを選択する前に、検査構成用表示34を操作して前になされたAudyx聴覚検査の定義を変更できる。
随意的に、オーディオロジストが検査構成用表示の開始ページ100(図2参照)において語句「検査を検索してインポートする」からなるボタン104を選択して、所望の検査ファイルを選択すると、検査構成用表示34は、選択された検査ファイルに従って読み込まれた定義を有する最終ページ300へ進んでもよい。オーディオロジストは、Audyx聴覚検査を定義された通り実行してもよく、または1つ以上の読み込まれた定義を所望により変更して、その後に聴覚検査を実行してもよい。
次に、図2〜13において定義されるようにAudyx聴覚検査を実施する本発明の一実施形態による音響システムによって提示される検査音を概略的に示す、図14が参照される。Audyx聴覚検査は、1から3までのサイクルを含み、各サイクルは、それぞれ、雑音SoundCatによって定義された雑音検査音および単語SoundCatによって定義された単語検査音を備える4つの複合検査音の提示を含む。サイクル1は、4つの複合検査音、すなわち、パーティ2雑音の開始の1秒後に開始して60dBで提示される単語「bells」420と組み合わされた20dBで提示される3秒のパーティ2雑音410、パーティ2雑音の開始の1秒後に開始して60dBで提示される単語「cow」420と組み合わされた20dBで提示される3秒のパーティ2雑音410、パーティ2雑音の開始の1秒後に開始して60dBで提示される単語「smart」420と組み合わされた20dBで提示される3秒のパーティ2雑音410、およびパーティ2雑音の開始の1秒後に開始して60dBで提示される単語「poke」420と組み合わされた20dBで提示される3秒のパーティ2雑音410を提示する。サイクル2および3は、4つの単語検査音のサイクルを同様に繰り返すが、毎回異なる単語が提示され、付随するパーティ2雑音がサイクル2では40dBおよびサイクル3では60dBで提示される。
例えば、図6Hに概略的に示されるように、聴覚検査は、ネスト・レベル2において20dB、40dBおよび60dBで提示される雑音検査音のサイクルを提示する。例えば、図8Hに概略的に示されるように、聴覚検査は、ネスト・レベル1において4つの単語の単語カウントを有し、単語サイクルが繰り返される場合には単語の繰り返しのない、単語検査音のサイクルを提示する。ネスト・レベルは、低い方のネスト・レベルをもつサイクルが高い方のネスト・レベルをもつサイクルより前に完了するようにサイクルの階層構造を定義する。それゆえに、図14に概略的に示されるように、低い方のネスト・レベルを有する単語サイクルの4つの単語の提示が雑音サイクルの各20dBステップ内で繰り返される。
次に、選択される入力オプションとして「多肢選択」入力オプションを有する、図2〜13において定義されるように聴覚検査を実施する本発明の一実施形態による例示的な検査応答システム60を概略的に示す、図15が参照される。検査応答システムは、図1Bに概略的に示されるようにコンピュータデバイス70に収容されたタッチスクリーン64であってもよい。タッチスクリーン64は、実行における多肢選択手順を示し、4つの回答選択ボタン510を含む。手アイコン520によって表された、タッチスクリーン64と対話する被験者は、検査音を提示するために語句「検査音を提示する」からなるボタン530を押して、次に検査音中で雑音とともに提示された単語であったと被験者が信じる回答選択ボタンの1つを選択する。所望の回答が選択されたことを被験者が確かめることができるように、選択された回答がフィールド540に提示される。被験者が次の検査音へ進む準備ができたときに、被験者は、用語「次」からなるボタンを押す。
Audyx聴覚検査が行われた後、被験者の聴覚を評価するために被験者応答が解析されてもよい。被験者応答の解析のフォーマットが選択される入力オプション内の変数(示されない)として定義されてもよい。図16は、本発明の一実施形態によるAudyx聴覚検査の実行を通じて収集された、登録された被験者応答の解析、例として図15に概略的に示される聴覚検査の1つ以上の繰り返しの解析を概略的に示す。円プロット610は、提示された単語の被験者の知覚の精度をプロットして、複合検査音として単語とともに提示された雑音の音量に対して選択された正しい回答のパーセンテージ(y軸)を示す。例として、被験者の精度は、付随する雑音の音量とともに20dBの雑音では約100%の精度から、40dBの雑音では約75%の精度へ、60dBの雑音では約25%の精度へ減少する。本発明の一実施形態では、被験者のプロット610が、例えば、図1Bに概略的に示されるような結果のデータベース44から随意的にアクセスされた他の結果と比較されてもよい。例として、被験者のプロット610は、3つの年齢グループに分類されて年齢12〜18の被験者における精度と雑音音量との間の関係を示す点線620、年齢19〜30の被験者における精度と雑音音量との間の関係を示す実線630、および年齢31〜70+の被験者における精度と雑音音量との間の関係を示す破線640として示される、他の被験者で実施された実質的に同じ聴覚検査を組み合わせた結果と比較されてもよい。
本発明の一実施形態において、Audyx聴覚検査は、解析の結果に対して応答的な出力変数を調整し、調整した出力変数を用いて再び自動的に実行するように進めてもよい。例として、図16に概略的に示されるような結果の被験者が16歳であり、それゆえに当該被験者の年齢群に予想されるより低い応答精度を有するならば、Audyxは、同じAudyx聴覚検査を繰り返すように進めてもよいが、単語SoundCatがより高い音量(例えば60dBではなく70dB)に定義されるか、および/または雑音SoundCatがより低い音量範囲(例えば、20dB〜60dBではなく15〜55dB)に定義される。
図17は、本発明の一実施形態によるAudyx聴覚検査の実行を通じて、例えば、図15に概略的に示される聴覚検査の繰り返しを通じて収集された、登録された被験者応答の別の解析を概略的に示す。随意的に、多肢選択の被験者応答登録手順における(図15に概略的に示されるような)回答選択ボタン510のうちの1つ以上は、ある単語、またはその検査音の単語と1つの音素が異なるロガトム(例えば、「how」と比較した「cow」)からなってもよい。間違った応答が所定の音素の違いに基づく尤度が図15に概略的に示される聴覚検査の繰り返しにわたって表にされてもよい。間違った回答の比較的高いパーセンテージが切り替えられた特定の音素と相関するならば、被験者が正確に知覚するのに苦労する「問題」音素としてそれらの特定の音素が区別されてもよい。図17は、英語における既知の音素のチャート700を示す。被験者が知覚するのが比較的困難な音素をオーディオロジストが容易に識別できるように、チャート700上で問題音素がx形アイコン710によってマークされてもよい。
図18〜19は、例として、検査構成者15により(図1A〜1Dに概略的に示されるような)コンピュータデバイス30の表示スクリーン32に示された検査構成用表示34を操作するステップを介してAudyx聴覚検査を構成することによってなされる、SoundCatおよびSoundCat変数選択の例示的なシーケンスを概略的に示す。
図18および19に示されるような検査構成用表示34は、雑音および音SoundCatの代わりに音SoundCatが選択されたことを除いて、図3〜13に示された検査構成用表示と実質的に同じである。図18に示されるように、出力変数定義ウィンドウ(OVDウィンドウ)220において、検査構成者は、検査音を検査音の提示(または「試行」)ごとに強さが20dBと60dBとの間に及び、継続時間が3秒で遅延が1秒の純音として定義する。このステップは、「反応的」と定義され、これは、試行から試行へのdB単位の変化が前に提示された検査音への被験者の応答に対して応答することを意味する。
図19に示されるように、検査構成者は、所望の入力オプションを選択するために「聞く?Y/N」を入力オプション・バスケット250中へ予めドラッグした。それに応じて、所定のAudyx聴覚検査が実行されるときに、被験者に検査音が提示されて、次に被験者は、音を聞いたか否かを応答するように促されるであろう。図18に示されるように、音SoundCatのためのOVDウィンドウ220における「ステップ」が「反応的」と定義されたため、検査構成者に反応的ステップ論理フィールド270が提示され、このフィールドでは検査音の強さがそれによって被験者の前の応答に対して応答するルールのセット272を検査構成者が定義する。例として、図19に示されるように、ルール・セット272は、音量閾値検査として定義され、この検査では被験者に60dBの純音から始めて12個の純音の試行が提示される。試行1〜4では、被験者が検査音を聞けば、次の純音検査音の強さが10dB弱められ、被験者が検査音を聞かなければ、次の純音検査音の強さが10dB強められる。試行5〜8では、被験者が検査音を聞けば、次の純音検査音の強さが5dB弱められ、被験者が検査音を聞かなければ、5dB強められる。試行9〜12では、被験者が検査音を聞けば、次の純音検査音の強さが2.5dB弱められ、被験者が検査音を聞かなければ、2.5dB強められる。
次に、図18および19において定義されるようなAudyx聴覚検査を実行する本発明の一実施形態による音響システムによって提示される検査音を概略的に示す、図20が参照される。Audyx聴覚検査は、試行1から12を含み、各サイクルは、それぞれ、音SoundCatによって定義された純音検査音の提示を含む。各試行は、純音800を提示する。純音800は、第1の試行では60dBで提示される。その後の試行では、ルール・セット272において定義されるように、検査音の強さが前の検査音への被験者の応答に対して応答する。被験者が聞いたと応答する各検査音は、概略的に「O」でマークされ、被験者が聞かなかったと応答する各検査音は、概略的に「X」でマークされる。ルール272に従って、「O」でマークされた各検査音は、強さを低めた新しい検査音がその後に続き、「X」でマークされた各検査音は、強さを高めた新しい検査音がその後に続く。本発明の一実施形態において、次の検査音の強さが前の検査音への被験者の応答に対して応答する度合いは、複数の試行にわたって減少し、従って、音量閾値に到達する。
随意的に、Audyx聴覚検査は、被験者の快適さの閾値を同様に検査してもよく、その検査では前の方の検査音が快適であったと被験者が応答すれば、後の方の検査音の強さが増し、前の方の検査音が不快に大きかったと被験者が応答すれば、次の検査音の強さが増す。随意的に、Audyx聴覚検査は、検査音の音源の位置を同様に検査してもよく、その検査では検査音の知覚された音源が被験者の右に位置すると被験者が応答すれば、左耳に提示される音の強さが強められ(および/または右耳に提示される音が弱められ)、検査音の知覚された音源が被験者の右に位置すると被験者が応答すれば、左耳に提示される音の強さが弱められる(および/または右耳に提示される音が強められる)。随意的に、Audyx聴覚検査は、被験者の了解度の閾値を同様に検査してもよく、その検査では被験者が前の方で提示された発声語を正しく識別し損ねれば、発声語の強さが背景雑音に比べて強められ(または背景雑音の強さが発声語に比べて弱められ)、被験者が前の方で提示された発声語を正しく識別すれば、発声語の強さが背景雑音に比べて弱められる(または背景雑音の強さが発声語に比べて強められる)。
本出願の明細書および特許請求の範囲において、各々の動詞、「備える」「含む」および「有する」、ならびにそれらの活用形は、動詞の目的語(単数または複数)が必ずしも動詞の主語(単数または複数)の構成要素、要素または部分の完全なリスティングではないことを示すために用いられる。
本出願書における本発明の実施形態の記載は、例として提供され、本発明の範囲を限定することは意図されない。記載される実施形態は、そのすべてが本発明のすべての実施形態に必要とされるわけではない、異なる特徴を備える。いくつかの実施形態は、特徴のうちのいくつか、または特徴の可能な組み合わせを利用するに過ぎない。記載される本発明の実施形態の変形形態、および記載される実施形態に記される特徴の異なる組み合わせを備える本発明の実施形態を当業者は想起するであろう。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (45)

  1. 聴覚検査システムであって、
    ユーザが複数の音のタイプから被験者への伝搬のための検査音の所望の音のタイプを選択し、かつ複数のコンピュータ・ベースの入力イベントから前記検査音への被験者応答を登録するための所望のコンピュータ・ベースの入力イベントを選択するための視覚表示を備えるコンピュータシステム
    を備える、聴覚検査システム。
  2. 前記視覚表示は、ユーザに第1の複数のアイコンを提供し、各アイコンは、音のタイプを表し、前記ユーザは、前記被験者への伝搬のための前記検査音の前記所望の音のタイプを選択するためにそのアイコンを操作する、請求項1に記載の聴覚検査システム。
  3. 前記視覚表示は、前記ユーザに第2の複数のアイコンを提供し、各アイコンは、前記検査音への被験者応答を登録するためのコンピュータ・ベースの入力イベントを表し、前記ユーザは、前記所望の入力イベントを選択するためにその第2の複数のアイコンから操作する、請求項1または請求項2に記載の聴覚検査システム。
  4. 前記ユーザのアイコン操作は、所望のアイコンを選択を示す前記表示上の位置へドラッグすること、所望のアイコンをマウスでクリックすること、所望のアイコンを前記マウスでダブルクリックすること、所望のアイコンによって占有されたタッチスクリーンの領域をタップすること、所望のアイコンによって占有された前記タッチスクリーンの領域をダブルタップすること、所望のアイコンの隣のチェックボックスを前記マウスでクリックすること、所望のアイコンの隣のチェックボックスによって占有された前記タッチスクリーンの領域をタップすることからなる群から選択される、請求項2または請求項3に記載の聴覚検査システム。
  5. 前記コンピュータシステムは、前記ユーザによって選択された前記所望の音のタイプおよび/または所望の入力イベントをエンコードする検査ファイルを作成する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の聴覚検査システム。
  6. 前記コンピュータシステムは、分散システムである、請求項5に記載の聴覚検査システム。
  7. 前記コンピュータシステムは、
    前記視覚表示を生成する第1のコンピュータデバイス、および
    前記検査ファイルを格納する検査ファイル・データベース
    を備える、請求項6に記載の聴覚検査システム。
  8. 前記検査ファイル・データベースは、前記第1のコンピュータデバイスに対して遠隔位置にある、請求項7に記載の聴覚検査システム。
  9. 前記被験者へ前記検査ファイルにおいて定義されるような前記検査音を伝えるための音響システム、および
    検査音のシーケンスへの前記被験者の応答を、前記検査ファイルにおいて定義された前記入力イベントに従って、登録するための検査応答システム
    をさらに備える、請求項6に記載の聴覚検査システム。
  10. 聴覚検査システムであって、
    被験者への伝搬のための検査音の所望の音のタイプと、前記検査音への被験者応答を登録するための所望のコンピュータ・ベースの入力イベントとをエンコードする検査ファイルを格納する検査ファイル・データベース、
    前記検査ファイルにおいて定義されるような前記検査音を前記被験者へ伝えるための音響システム、ならびに
    検査音のシーケンスへの前記被験者の応答を、前記検査ファイルにおいて定義された前記入力イベントに従って、登録するための検査応答システム
    を備える、聴覚検査システム。
  11. 前記音響システムは、イヤフォン、インサートイヤフォン、骨伝導振動子およびオープンフィールド・スピーカからなる群からの少なくとも1つの選択を備える、請求項9または請求項10に記載の聴覚検査システム。
  12. 前記検査応答システムは、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイクロフォン、カメラおよびジェスチャ認識システムからなる群からの少なくとも1つのコンピュータ入力デバイスを備える、請求項9または請求項10に記載の聴覚検査システム。
  13. 前記音響システムおよび前記検査応答は、前記検査ファイル・データベースに対して遠隔位置にある、請求項9または請求項10に記載の聴覚検査システム。
  14. 前記音響システムおよび前記検査応答システムは、第2のコンピュータデバイスに収容されるか、またはそれに作動的に接続された、請求項9または請求項10に記載の聴覚検査システム。
  15. 前記音響システムは、第2のコンピュータデバイスに作動的に接続され、前記検査応答システムは、第3のコンピュータデバイスに収容されるか、またはそれに作動的に接続された、請求項9または請求項10に記載の聴覚検査システム。
  16. 前記第3のコンピュータデバイスは、ポータブルコンピュータデバイスである、請求項15に記載の聴覚検査システム。
  17. 前記ポータブルコンピュータデバイスは、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータおよびスマートフォンからなる群から選択される、請求項16に記載の聴覚検査システム。
  18. 前記所望の音のタイプは、雑音、純音、震音、発声語または発声音素からなる群から選択される、請求項1〜17のいずれか一項に記載の聴覚検査システム。
  19. 複数の所望の音のタイプが選択される場合には、前記所望の検査音は、前記複数の選択された音のタイプの各々にそれぞれ対応する複数の検査音を備える、請求項18に記載の聴覚検査システム。
  20. 前記所望の入力イベントは、提示された検査音に関する質問への回答を提供することを備える、請求項1〜19のいずれか一項に記載の聴覚検査システム。
  21. 前記回答は、前記被験者を観察する人によって提供され、前記回答を提供することは、前記提示された検査音の前記被験者の特徴付けが参照の特徴付けと一致するか否かを回答すること、および前記被験者が前記提示された検査音を知覚したか否かを回答することからなる群から選択される、請求項20に記載の聴覚検査システム。
  22. 前記回答は、前記被験者によって提供され、前記回答を提供することは、前記検査音の特徴付けを可能な特徴付けの多肢選択から選択すること、前記検査音の特徴付けをテキストフィールドに入力すること、前記提示された検査音が知覚されたか否かを示すアイコンを選択することからなる群から選択される、請求項20に記載の聴覚検査システム。
  23. 前記所望の入力イベントは、前記提示された検査音の提示時間と前記質問の前記回答のための応答時間との間の時間の遅延を記録することを備える、請求項22に記載の聴覚検査システム。
  24. 前記所望の入力イベントは、前記提示された検査音への前記被験者の応答のオーディオまたはビデオ記録を備える、請求項1〜23のいずれか一項に記載の聴覚検査システム。
  25. 前記所望の入力イベントは、被験者の応答と関連付けられた前記記録から特徴を自動的に検出するためのジェスチャ認識システムをさらに備える、請求項24に記載の聴覚検査システム。
  26. 前記検査音は、シーケンスにおいて複数回伝えられるように定義され、前記シーケンスにおいて後の方で伝えられる検査音のパラメータは、前記シーケンスにおいて前の方で伝えられた検査音への被験者応答に対して応答する、請求項1〜25のいずれか一項に記載の聴覚検査システム。
  27. 前記被験者応答は、前記検査音が知覚されたか否かを示し、前記被験者応答に対して応答する前記検査音の前記パラメータは、前記検査音の強さである、請求項26に記載の聴覚検査システム。
  28. 前記被験者応答は、前記検査音の知覚された音源が前記被験者の右または左に位置するかどうかを示し、前記検査音の前記パラメータは、右耳へ伝えられた前記検査音の前記強さに比べた左耳へ伝えられた前記検査音の前記強さである、請求項26に記載の聴覚検査システム。
  29. 前記被験者応答は、発声語を正しくまたは誤って識別し、前記検査音の前記パラメータは、背景雑音の前記強さに比べた前記発声語の前記強さである、請求項26に記載の聴覚検査システム。
  30. 聴覚検査を定義するコンピュータ・ベースの方法であって、前記方法は、
    視覚表示上に表示された複数の音のタイプから被験者への伝搬のための検査音の所望の音のタイプを選択するステップと、
    前記視覚表示上に表示された複数のコンピュータ・ベースの入力イベントから前記検査音への被験者応答を登録するための所望のコンピュータ・ベースの入力イベントを選択するステップと
    を備える、方法。
  31. 前記所望の音のタイプを選択するステップは、
    第1の複数のアイコンを備える前記視覚表示を生成するために命令セットにアクセスするステップであって、各アイコンは、被験者へ伝えるための検査音を定義する音のタイプを表す、ステップと、
    所望の音のタイプを選択して前記検査音を定義するために、前記第1の複数のアイコンから前記所望の音のタイプを表す少なくとも1つのアイコンを操作するステップと、
    を備える、請求項30に記載の方法。
  32. 前記所望のコンピュータ・ベースの入力イベントを選択するステップは、
    前記視覚表示に第2の複数のアイコンを生成するために前記命令セットにアクセスするステップであって、各アイコンは、入力イベントを表す、ステップと、
    前記第2の複数のアイコンから所望の入力イベントを表す少なくとも1つのアイコンを操作するステップと
    を備える、請求項30または請求項31に記載の方法。
  33. 前記1つ以上の所望のアイコンの前記操作は、所望のアイコンを選択を示す前記表示上の位置へドラッグするステップ、所望のアイコンをマウスでクリックするステップ、所望のアイコンを前記マウスでダブルクリックするステップ、所望のアイコンによって占有されたタッチスクリーンの領域をタップするステップ、所望のアイコンによって占有された前記タッチスクリーンの領域をダブルタップするステップ、所望のアイコンの隣のチェックボックスを前記マウスでクリックするステップ、所望のアイコンの隣のチェックボックスによって占有された前記タッチスクリーン領域をタップするステップからなる群から選択された動作を備える、請求項31または請求項32に記載の方法。
  34. 前記所望の音のカテゴリは、雑音、純音、震音、発声語、または発声音素からなる群から選択される、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
  35. 複数の所望の音のカテゴリが選択される場合には、前記検査音は、前記複数の選択される音のカテゴリにそれぞれ対応する複数の検査音を備える、請求項34に記載の方法。
  36. 前記所望の入力イベントは、伝えられた検査音に関する質問への回答を前記被験者または前記被験者を観察する人によって提供するステップを備える、請求項30〜35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記回答は、前記被験者を観察する人によって提供され、前記回答を前記提供するステップは、提示された検査音の前記被験者の特徴付けが参照の特徴付けと一致するか否かを回答するステップ、および前記被験者が前記提示された検査音を知覚したか否かを回答するステップからなる群から選択される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記回答は、前記被験者によって提供されて、前記検査音の特徴付けを可能な特徴付けの多肢選択から選択するステップ、前記検査音の特徴付けをテキストフィールドに入力するステップ、提示された検査音が知覚されたか否かを示すアイコンを選択するステップからなる群から選択される、請求項36に記載の方法。
  39. 前記入力イベントは、前記検査音の提示時間と前記質問の前記回答のための応答時間との間の時間の遅延を記録するステップをさらに備える、請求項38に記載の方法。
  40. 前記入力イベントは、前記提示された検査音への前記被験者の応答のオーディオまたはビデオ記録を備える、請求項30〜39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記入力イベントは、被験者の応答と関連付けられた前記記録から特徴を自動的に検出ステップをさらに備える、請求項40に記載の方法。
  42. 前記ユーザは、前記検査音をシーケンスにおいて複数回伝えられるように定義し、前記シーケンスにおいて後の方で伝えられる検査音のパラメータを前記シーケンスにおいて前の方で伝えられた検査音への被験者応答に対して応答するように定義する、請求項30〜41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記被験者応答は、前記検査音が知覚されたか否かを示し、前記被験者応答に対して応答する前記検査音の前記パラメータは、前記検査音の強さである、請求項42に記載の方法。
  44. 前記被験者応答は、前記検査音の知覚された音源が前記被験者の右または左に位置するかどうかを示し、前記検査音の前記パラメータは、右耳へ伝えられた前記検査音の前記強さに比べた左耳へ伝えられる前記検査音の前記強さである、請求項42に記載の方法。
  45. 前記被験者応答は、発声語を正しくまたは誤って識別し、前記検査音の前記パラメータは、背景雑音の前記強さに比べた前記発声語の前記強さである、請求項42に記載の方法。
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