JP2017528052A - モバイルアクセスポイントルータに接続されたWi−Fiクライアントにプレフィックスを委譲するための技法 - Google Patents

モバイルアクセスポイントルータに接続されたWi−Fiクライアントにプレフィックスを委譲するための技法 Download PDF

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Abstract

様々な実施形態の方法、デバイス、システム、および非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、ソフトウェア対応アクセスポイントモバイルコンピューティングデバイスが、データ接続の確立または再確立時に、すでに接続されているローカルエリアネットワーク(LAN)クライアントデバイスにプレフィックスを委譲することを可能にする。様々な実施形態は、モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートすることを可能にし得る。

Description

関連出願
本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれている、2014年7月31日に出願した、「Technique to Delegate Prefixes To Wi-Fi Clients Connected To Mobile Access Routers」と題するインド出願第3745/CHE/2014の優先権を主張するものである。
コンピューティングデバイスが、パケット交換ワイドエリアネットワーク(WAN)に接続して、それを介して通信することを可能にするために種々の技法およびプロトコルが利用される。たとえば、インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)およびインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)を使用して、デバイスがインターネットを介してパケットデータを交換することを可能にすることができる。IPv6プロトコルの場合、デバイスは、典型的には、長さが64ビットであり、ネットワークエンティティによって管理された一意のプレフィックスを含む128ビットアドレスを使用して、WANに接続することができる。一般的なシナリオでは、そのモデムを介してそのようなプレフィックスを受信するルータデバイス(たとえば、Wi-Fiルータ、ソフトウェア対応アクセスポイント(「softAP」)デバイスなど)は、ルータデバイスからのWANへのすべてのトラフィックが同じプレフィックスを含むように、ルータデバイスによって確立されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたすべてのクライアントデバイスと同じプレフィックスを共有することができる。たとえば、ルータデバイスに接続されたLANクライアントデバイスは、パケット送信のためにそのIPv6アドレスを生成するために、共有プレフィックスを一意の識別子(たとえば、MACアドレスなど)と組み合わせることができる。プレフィックスのそのような均一性は、WANを使用して様々なデバイスを正確に特定し、使用に基づいて請求することを望むネットワークキャリアおよび他のエンティティにとって問題があり得る。さらに、LANクライアントが共有プレフィックスを使用して、そのIPv6アドレスを生成するとき、何らかの複写アドレス検出プロセス(Duplicate Address Detection Processes)を実行することができるが、他のLANクライアントが同じアドレスを有する場合があり、IPv6アドレスに冗長性をもたらす。
ある種のルータデバイス(または、パケットデータネットワーク(PDN)接続)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって(たとえば、標準文書3GPP TS 23.060 V10.4.0内で)説明されるような、「プレフィックス委譲(Prefix Delegation)」特徴を利用するように構成され得る。そのような特徴を実装して、ルータデバイスは、デフォルトプレフィックスサイズ(たとえば、64ビット、すなわち/64)よりも短い単一のネットワークプレフィックスを(そのモデムを介して)取得することができる。たとえば、ルータデバイスは、サイズが56ビット(すなわち、/56)のショートプレフィックスを取得することができる。ルータデバイスは、ショートプレフィックス(たとえば、長さが56ビットなど)において使用されないビットを使用したIPv6ステートレス自動構成のために使用される一意のプレフィックス(たとえば、長さが64ビット)を割り振り、一定数のLANクライアントデバイスがすべて一意のプレフィックスを有することを可能にすることができる。たとえば、デフォルトプレフィックスが64ビット長であり、プレフィックス委譲ルータデバイスが、56ビット長であるショートプレフィックスを取得するとき、ルータデバイスは、8ビットを利用して、そのショートプレフィックスに基づいて、固定数の64ビットの一意のプレフィックスを生成することができる。次いで、生成された64ビットの一意のプレフィックスの各々を(たとえば、LAN接続を介して)ルータデバイスに接続された様々なクライアントデバイスに割り当てることができる。ルータデバイスは、接続されたLANクライアントデバイスからの要求時に、64ビット長の一意のプレフィックスを生成して、割り当てることができる。このようにして、プレフィックス委譲を使用して、ショートプレフィックスからの残りのアドレス空間をルータデバイス(または、PDN接続)に委譲することができ、その結果、ルータデバイスは、要求時に、利用可能な総IPv6アドレス空間に収まる一意のIPv6アドレスを一定数のLANクライアントデバイスに提供することができる。
プレフィックス委譲は、いくつかのルータデバイスによって利用されることが多い。たとえば、プレフィックス委譲の主な使用は、一般に、サービスプロバイダが加入者の内部ネットワークとサービスプロバイダのコアネットワークとの間のルータとして動作するカスタマー提供機器(CPE:Customer-Provided Equipment)デバイスにプレフィックスを割り当てるためである。これは、大きいアドレス空間を必要とする企業にとって有用であり得る。
ルータデバイスは、ブートアップ時に、IPv6データ接続(すなわち、キャリアネットワークおよび/またはインターネットに対する接続を提供するアクセスポイントまたは基地局に対するデータ呼、バックホール接続、WWAN接続、Wi-Fi接続、USB接続など)を連続的に確立させない場合がある。4Gおよび/または3Gベースのモバイルルータ(たとえば、PDNに対して4Gおよび/または3Gワイヤレス接続を確立するWi-Fiルータ、PDNに対して4Gおよび/または3Gワイヤレス接続を確立するsoftAPデバイスなど)など、ある種のルータデバイスは、必要に応じて、データ接続をもたらす(bring up)ことができる。たとえば、ルータデバイスは、ブートアップ時に、様々なLANクライアントに対してLAN接続を確立することができるが、データ接続を可能にするユーザ選択、データ接続の確立を要求するアプリケーションなどによってなど、要求に応じて、データ接続を確立することだけが可能である。加えて、データ接続は、ルータデバイスが移動すること(たとえば、車の中、電車の中、ユーザが歩いている間などに使用されていること)、ワイヤレス干渉などによって引き起こされる接続中断を含めて、ワイヤレス接続に固有の要因により終了され、再度確立され得る。
ルータデバイスがプレフィックス委譲をサポートしないとき、連続的なデータ接続の欠如は問題を提起しない可能性があるが、これは、データ接続が確立されるたびに、ルータデバイスは、非要請型(Unsolicited)ルータ広告を事前定義されたマルチキャスト「全ノードアドレス」に送ることになるためである。「全ノードアドレス」の使用は、ルート広告をすべての接続されたLANクライアントに受信されるようにする。このようにして、データ接続が確立/再確立されるたびに、LANクライアントはグローバルIP v6アドレスを得ることになる。
プレフィックス委譲がルータデバイスによって利用されるとき、データ接続がもたらされる(すなわち、確立または再確立される)たびに、ネットワークは委譲プレフィックスを提供し、ルータデバイスに接続されたすべてのLANクライアント(たとえば、WLANクライアント、USBテザークライアントなど)はその委譲プレフィックスに基づいて一意のプレフィックスを受信することになる。プレフィックス委譲を使用するとき、各クライアントは、その割り当てられた一意のプレフィックスを受信するために、ステートレスアドレス構成手順を使用することが必要とされる(すなわち、各クライアントは要請メッセージ(Solicitation Message)をルータデバイスに送らなければならない)。
しかしながら、データ接続がもたらされるとき、ルータデバイスにすでに接続されているLANクライアントは、要請メッセージを送り出さない可能性があるため、プレフィックス委譲を使用するとき、各クライアントに要請メッセージを有する一意のプレフィックスを要求させる必要は問題を提起する可能性がある。たとえば、http://www/rfc-base.org/txt/rfc-4861.txtで入手可能な、Network Working Group Request for Comments 4861、セクション6.3.7「Sending Router Solicitations」で説明されるように、LANクライアントのステートレスアドレス構成はタイムアウトしている可能性があり、LANクライアントはさらなるルータ要請メッセージを送らない場合がある。すでに接続されているLANクライアントはルータ要請メッセージを送らない可能性があるため、接続されたLANクライアントはその一意のプレフィックスを要求および受信しない場合がある。その一意のプレフィックスがなければ、データ接続がもたらされている(すなわち、確立または再確立されている)可能性があるにしても、すでに接続されているLANクライアントは有効な一意のプレフィックスを有さないことになるため、すでに接続されているLANクライアントはIPv6を介してインターネットにアクセスすることができない。
Network Working Group Request for Comments 4861、セクション6.3.7「Sending Router Solicitations」
様々な実施形態の方法、デバイス、システム、および非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、ソフトウェア対応アクセスポイントモバイルコンピューティングデバイスが、データ接続の確立または再確立時に、すでに接続されているLANクライアントデバイスにプレフィックスを委譲することを可能にする。様々な実施形態は、モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートすることを可能にし得る。一実施形態では、softAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールは、インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データ接続が確立されているかどうかを決定し、IPv6データ接続が確立されているとの決定に応じて、クライアントデバイスのリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子に基づいてルータ要請メッセージを生成し、生成されたルータ要請メッセージをsoftAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールに送ることができる。softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールは、ルータ構成モジュールから受信されたルータ要請メッセージに基づいて、利用可能なプレフィックスのプールの非割当てプレフィックスをクライアントデバイスに割り当てることができる。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の例示的な実施形態を示し、上記の一般的な説明および以下の発明を実施するための形態とともに、本発明の特徴について説明するのに役立つ。
様々な実施形態による、様々なデバイスに関するソフトウェア対応アクセスポイント(または、モバイルルータ)として機能するモバイルコンピューティングデバイスを含む通信システムの構成要素ブロック図である。 一実施形態による、ソフトウェア対応アクセスポイント(または、モバイルルータ)として動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス内のモジュールの構成要素ブロック図である。 別の実施形態による、ソフトウェア対応アクセスポイント(または、モバイルルータ)として動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス内のモジュールの構成要素ブロック図である。 モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイスが、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートするための一実施形態方法を示すプロセス流れ図である。 モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートするための別の実施形態方法を示すプロセス流れ図である。 モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートするための第3の実施形態方法を示すプロセス流れ図である。 様々な実施形態において使用するのに適したモバイルコンピューティングデバイスの構成要素ブロック図である。
添付の図面を参照しながら、様々な実施形態について詳細に説明する。可能な場合はいつでも、同じまた同様の部分を指すために、図面全体を通して同じ参照番号が使用される。特定の例および実装形態へと行われる言及は、説明を目的とし、本発明の範囲または特許請求の範囲を限定するものではない。
「例示的な」という単語は、本明細書では、「例、実例、または例証として働く」を意味するのに使用される。「例示的な」として本明細書で説明するいかなる実装形態も、必ずしも他の実装形態よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。
「モバイルコンピューティングデバイス」および「コンピューティングデバイス」という用語は、本明細書では、セルラー電話、スマートフォン、ウェブパッド、タブレットコンピュータ、インターネット使用可能セルラー電話、Wi-Fi使用可能電子デバイス、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、および少なくともプロセッサを備え、ワイドエリアネットワーク(WAN)および/またはローカルエリアネットワーク(LAN)接続を確立するためのネットワークトランシーバ(たとえば、LTE、3G、または4Gワイヤレスワイドエリアネットワークトランシーバ、インターネットに対する有線接続、またはWi-Fi)で構成された同様の電子デバイスのうちのいずれか1つまたはすべてを指すために使用される。
「ソフトウェア対応アクセスポイントモバイルコンピューティングデバイス」もしくは「softAPモバイルコンピューティングデバイス」または「モバイルアクセスポイントルータ」という用語は、本明細書では、クライアントデバイスがWANと通信することを可能にするためにWAN接続およびLAN接続を確立することが可能なルータとして動作するための様々なソフトウェア、アプリケーション、ルーチン、命令、および/または動作を実行するように構成されたモバイルコンピューティングデバイスを指すために使用される。たとえば、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、セルラーワイドエリアネットワークに対するアクセスをクライアントデバイスに提供するためのワイヤレスルータ(たとえば、モバイルWi-Fiルータ)として動作するように構成されたスマートフォンであり得る。
本明細書で説明する実施形態技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)などの規格および/またはプロトコルなどを有する様々なワイヤレス通信ネットワークを利用することができる。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形態を含む。さらに、cdma2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格を包含し得る。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュ直交周波数分割多重(Flash-OFDMA)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンクにおいてOFDMAを用い、アップリンクにおいてSC-FDMAを用いるE-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記述されている。加えて、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。
様々な実施形態は、ソフトウェア対応アクセスポイントモバイルコンピューティングデバイスが、データ接続の確立または再確立時に、すでに接続されているLANクライアントにプレフィックスを委譲するための方法、デバイス、システム、および非一時的プロセッサ可読記憶媒体を提供する。様々な実施形態は、モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートすることを可能にし得る。
一実施形態では、モバイルルータのルータ構成モジュールは、LANインターフェースに接続するクライアントデバイスに関するリンクローカルアドレス(たとえば、リンクローカルIPv6アドレス)およびクライアントデバイス識別子(たとえば、MAC ID)などのクライアント情報を記憶することができる。たとえば、ルータ構成モジュールは、近隣広告パケットおよび/またはクライアントデバイスがLAN接続を確立すると生成されるNEW_NEIGHイベント内で受信されたクライアント情報を記憶することができる。一実施形態では、ルータ構成モジュールは、データ接続(すなわち、キャリアネットワークおよび/またはインターネットに対する接続を提供するアクセスポイントまたは基地局に対するデータ呼、バックホール接続、WWAN接続、Wi-Fi接続、USB接続など)がもたらされたか(たとえば、確立または再確立されたか)どうかを監視することができる。一実施形態では、データ接続が確立されるたびに、ルータ構成モジュールは、すべての接続されたLANクライアントに代わって、記憶されたクライアント情報に基づいてルータ要請メッセージ(たとえば、ルータ要請パケット)を生成することができ、ルータ要請メッセージをIPv6アドレス管理モジュールに送ることができる。このようにして、IPv6アドレス管理モジュールは、各接続されたクライアントデバイスがその独自のルータ要請メッセージを生成したかのように、ルータ要請メッセージを提供することができる。IPv6アドレス管理モジュールは、ルータ要請メッセージを受信し、ルータ構成管理モジュールからのルータ要請メッセージに基づいて一意のIPv6プレフィックスを割り当て、一意のIPv6プレフィックスを含むルータ広告を各接続されたLANクライアントデバイスのローカルリンクアドレスに送ることができる。このようにして、各接続されたLANクライアントデバイスは、その一意のIPv6プレフィックスを受信し、IPv6データパケットを受信するための一意のIPv6アドレスに基づいて一意のIPv6グローバルアドレスを生成することができる。
代替実施形態では、クライアントデバイスに代わって、ルータ要請メッセージを生成するのではなく、データ接続が確立されるたびに、ルータ構成モジュールは、少なくともリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を含む記憶されたクライアント情報の表示をIPv6アドレス管理モジュールに送り、IPv6アドレス管理モジュールが一意のIPv6プレフィックスを割り当てることを可能にすることができる。
別の代替実施形態では、一意のIPv6プレフィックスを割り当てるために、情報がルータ構成モジュールからIPv6アドレス管理モジュールに送られるのではなく、データ接続が確立されるたびに、LANクライアントデバイスによって使用されるLAN接続が終了し、それによって、LANクライアントデバイスにLAN接続を再確立させて、その独自のルータ要請メッセージをIPv6アドレス管理モジュールに送らせることができる。
様々な実施形態は、クライアントデバイスのステートレスアドレス構成プロセスがタイムアウトしている可能性があるとしても、softAPモバイルコンピューティングデバイスによる、softAPモバイルコンピューティングデバイスによって確立されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたクライアントデバイスに対するプレフィックス委譲をサポートするための方法を提供することができる。このようにして、様々な実施形態は、すでに接続されているクライアントデバイスが新しく確立されたか、または再確立されたIPv6データ接続を利用することを可能にすることによって、softAPモバイルコンピューティングデバイスおよび/またはクライアントデバイスの機能を改善することができる。加えて、様々な実施形態は、softAPモバイルコンピューティングデバイスを通したクライアントによる接続をよりロバストにし、softAPモバイルコンピューティングデバイスを通して、自動的な、繰返し可能、かつより頻繁なデータ接続可用性を接続されたクライアントデバイスに提供することによって、softAPモバイルコンピューティングデバイスおよび/またはクライアントデバイスの機能を改善することができる。
図1は、様々なデバイスとのワイヤレス通信におけるソフトウェアアクセスポイント(softAP)モバイルコンピューティングデバイス140を含む通信システム100を示す。softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、アプリケーション、ルーチン、論理、命令、回路、ユニット、モジュール、および/またはソフトウェア対応アクセスポイント(または、モバイルルータ)機能を可能にするための他の構成要素を実行することができる任意のモバイルコンピューティングデバイスであり得る。たとえば、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、Wi-Fiトランシーバ、セルラーネットワークチップ/モデム、加入者識別子モジュール(SIMまたはSIMカード)、アンテナ、プロセッサ、メモリ、およびsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140がローカルエリアネットワーク(LAN)180(たとえば、Wi-Fi LAN)を確立すること、ならびにワイドエリアネットワーク(WAN)170内で様々なデバイスと通信することを可能にし得る他の構成要素を含み得る。具体的には、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)接続141、143、145を介して、様々なキャリアネットワーク130、132、134(たとえば、セルラーネットワーク)に関連付けられた基地局150、152、154と通信するための構成要素を含み得る。
基地局150、152、154の各々は、接続151、153、155を介してそのそれぞれのキャリアネットワーク130、132、134に接続され得る。キャリアネットワーク130、132、134は、次に、インターネット160に対する接続161、163、165をそれぞれ有し得る。そのような基地局150、152、154、およびそのそれぞれのキャリアネットワーク130、132、134は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、第4世代(4G)、第3世代(3G)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)など、異なる電気通信規格および/またはプロトコルに関連付けられてよい。たとえば、第1の基地局150およびキャリアネットワーク130は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークに関連付けられてよく、第2の基地局152およびキャリアネットワーク132は、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))ネットワークに関連付けられてよく、第3の基地局154およびキャリアネットワーク134は、コード分割多元接続(CDMA)ネットワークに関連付けらえてよい。いくつかの実施形態では、基地局150、152、154、およびキャリアネットワーク130、132、134の任意の組合せは同じ電気通信規格(たとえば、LTEなど)を利用することができる。
いくつかの実施形態では、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ワイヤレス通信またはワイヤード通信を介して別のアクセスポイントに接続するように構成され得る。たとえば、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ワイヤレス接続147を介して、インターネット160に対する接続157を有するローカルエリアネットワーク158に関連付けられたハードウェアルータ156(または、ハードウェアWi-Fiアクセスポイント)に接続することができる。たとえば、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、Wi-Fiトランシーバを利用して、ハードウェアルータ156とデータを交換することができる。別の例としては、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ワイヤード接続(たとえば、USB接続など)を介して、インターネット160に対する接続157を有するハードウェアルータ156に接続することができる。言い換えれば、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ハードウェアルータ156を介したワイヤレス(たとえば、Wi-Fi)もしくはワイヤード(たとえば、USB)のバックホールを、および/または様々な基地局150、152、154を介した他のバックホールを利用することができる。
接続可能なソフトウェアアクセスポイント(または、ソフトウェア対応アクセスポイントルータ)を可能にするためのソフトウェアを実行して、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、WAN 170を介して様々なリソースおよび/またはデバイスに対するアクセスを複数のクライアントに提供することができるローカルエリアネットワーク(LAN)180を提供することが可能であり得る。具体的には、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ゲーム機102(たとえば、Xbox 360(登録商標)、Xbox One(登録商標)など)、スマートフォン104(または、タブレットデバイス)、ラップトップコンピュータ106、テレビジョンデバイス108(たとえば、スマートTV)、デスクトップコンピュータ110(または、パーソナルコンピュータ)、およびローカルルータデバイス190など、ワイヤレス接続機能(たとえば、Wi-Fiなど)を有する様々なクライアントデバイスに対するWAN接続を提供するLANルータ(または、ハブ)として機能し得る。
クライアントデバイス102、104、106、108、110、190の各々は、ワイヤードまたはワイヤレスの接続103、105、107、109、111、191を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続するように構成され得る。たとえば、ゲーム機102は、第1の接続103を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続することができ、スマートフォン104は、第2の接続105を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続することができ、ラップトップコンピュータ106は、第3の接続107を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続することができ、テレビジョンデバイス108は、第4の接続109を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続することができ、デスクトップコンピュータ110は、第5の接続111を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続することができ、ローカルルータデバイス190は、第6の接続191を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続することができる。別の例としては、デスクトップコンピュータ110は、Wi-Fi接続を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続する代わりに、またはそれに加えて、ユニバーサルシリアルバス(USB)接続113を介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140に接続することができる。
様々な実施形態では、接続103、105、107、109、111、191は、ワイヤード(たとえば、USB接続など)またはワイヤレス(たとえば、Wi-Fi接続など)であってよい。いくつかの実施形態では、接続103、105、107、109、111、191は、Bluetooth(登録商標)、Zigbee、Wi-Fi Direct、RFなど、様々な短距離または長距離のワイヤレス通信技術、プロトコル、およびまたは規格を利用することができる。
IPv6プレフィックス委譲動作において、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ネットワークリソースによって提供されるショートプレフィックス(たとえば、56ビットプレフィックスなど)を利用することができ、様々なクライアントデバイス102、104、106、108、110、190は、そのショートプレフィックスに基づいて、softAPモバイルコンピューティングデバイス140によって生成された一意のプレフィックスを利用することができる。たとえば、クライアントデバイス102、104、106、108、110、190の各々には、softAPモバイルコンピューティングデバイス140によって確立されたLAN180への接続に応じて、64ビットプレフィックスを割り当てることができる。
いくつかの実施形態では、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、他のデバイスに対するWAN接続を間接的に提供することができる。具体的には、softAPモバイルコンピューティングデバイス140によって確立されたLAN180を介してWAN170に接続されたローカルルータデバイス190は、次に、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、または他のワイヤードもしくはワイヤレスの接続を介して、別のモバイルコンピューティングデバイス192に対するWAN接続を提供することができる。そのような場合、他のモバイルコンピューティングデバイス192は、softAPモバイルコンピューティングデバイス140によってローカルルータデバイス190に指定された任意のプレフィックスを利用することができる。
図2Aは、一実施形態による好適なモバイルルータとして動作するように構成されたsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140内のモジュールを示す。上で説明したように、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ワイドエリアネットワーク(WAN)内でリソースとの通信を行うための様々な構成要素および機能を含み得る。たとえば、softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)接続251を介してセルラーネットワークの基地局250と通信を交換するように構成されたアンテナ/トランシーバを含み得る。softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、ローカルエリアネットワーク(LAN)を確立して、LANに接続されたリソースとの通信を行うための様々な構成要素および機能を含み得る。たとえば、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、ワイヤレス接続231a〜231c(たとえば、Wi-Fi通信など)を介して、近くのクライアントデバイス230a〜230cと信号を交換するように構成されたWi-Fiトランシーバを含み得る。
softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、様々なソフトウェアアプリケーション、モジュール、ルーチン、命令、および他の動作を実行するように構成されたアプリケーションプロセッサ202を含み得る。アプリケーションプロセッサ202は、ルータ構成モジュール204(または、モバイルAPルータ構成モジュールまたはデーモン)ならびにLinux(登録商標)、Android、iOS、および/またはWindowsなどのカーネルモジュール206(たとえば、オペレーティングシステム)を実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ルータ構成モジュール204は、接続されたLANクライアントデバイスの代わりに、モデムプロセッサ220によってサポートされたIPv6アドレス管理モジュール222にルータ要請メッセージを送るように構成され得る。カーネルモジュール206は、ローカルエリアネットワークに関連付けられた通信(たとえば、クライアントデバイス230a〜230cとのWi-Fi通信など)を処理するためのLANインターフェースモジュール208、ならびにワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)インターフェースモジュール210を制御するための動作など、softAPモバイルコンピューティングデバイスの様々な機能を可能にするように構成され得る。
softAPモバイルコンピューティングデバイス140は、通信を処理するための様々なソフトウェアモジュールを実行するように、および、場合によっては、それらをサポートするように構成されたモデムプロセッサ220を含むモデムをも含み得る。具体的には、モデムプロセッサ220は、IPアドレスを処理するためにIPv6アドレス管理モジュール222および動的ホスト構成プロトコル(DHCP)v6クライアントデバイスモジュール224(すなわち、DHCPv6クライアントデバイスモジュール)を実行するように構成され得る。DHCPV6クライアントデバイスモジュール224は、IPv6アドレス管理モジュール222からの要求(または、トリガ)に応じて、56ビット(すなわち、/56)の一意のプレフィックスなど、ショートプレフィックス(または、委譲プレフィックス)をネットワークリソースから取得するように構成され得る。IPv6アドレス管理モジュール222は、ネットワークリソースから受信されたショートプレフィックスに基づいて、接続されたLANクライアントデバイスに一意のプレフィックス(たとえば、64ビットプレフィックス)を割り当てるように構成され得る。DHCPv6クライアントデバイスモジュール224がネットワークからショートプレフィックス(たとえば、/56プレフィックス)を取得するとき、モデムプロセッサ220は、そのショートプレフィックスに基づいて線形に増加する64ビットプレフィックスを生成することによってなど、様々な接続されたLANクライアントデバイスに関する一意のプレフィックス(たとえば、64ビットプレフィックス)を生成し、割り当てることが可能であり得る。モデムプロセッサ220およびアプリケーションプロセッサ202は、処理ユニット間でデータおよび様々なシグナリングを交換するためにバス240を介して接続され得る。
以下は、いくつかの実施形態による、LANクライアントデバイス230a〜230cに関する一意のプレフィックスを取得し、管理するためのsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140の様々な構成要素間の相互作用の説明である。
LANクライアントデバイス230a〜230cは、ローカルエリアネットワークを確立するために、softAPモバイルコンピューティングデバイス140とワイヤレス接続231a〜231cを確立することができる。クライアントデバイス230a〜230cがLANインターフェース208に接続されると、クライアントデバイス230a〜230cは、その一意のIPv6プレフィックス(たとえば、64ビット)をIPv6アドレス管理モジュール222から要求するルータ要請メッセージを送ることができる。クライアントデバイス230a〜230cは、設定された時間期間の間、および/または設定された試行数の間、LANインターフェース208への接続時に、ルータ要請メッセージを送ることができる。データ接続が確立されるとき、IPv6アドレス管理モジュール222は、受信されたルータ要請メッセージに応じて、一意のIPv6プレフィックスを要求側クライアントデバイス230a〜230cに送ることができ、IPv6プレフィックスの受信に応じて、クライアントデバイス230a〜230cはさらなるルータ要請メッセージを送ることを中止することができる。データ接続が確立されないとき、IPv6アドレス管理モジュール222は、一意のIPv6プレフィックスを送らなくてよく、設定された時間期間が終了した、および/または設定された試行数を越えたという決定に応じて、クライアントデバイス230a〜230cによるステートレスアドレス構成努力、具体的には、ルータ要請メッセージを送ることは、タイムアウトしてよく、クライアントデバイス230a〜230cは、さらなるルータ要請メッセージを送ることを中止することができる。
モデムプロセッサ220は、ワイドエリアネットワーク(たとえば、LTEセルラーネットワーク)とのWAN接続(または、PDN接続)(すなわち、データ接続)を直接的にセットアップするように構成され得る。DHCPv6クライアントデバイスモジュール224は、WAN接続を介してWANリソースからショートプレフィックス(たとえば、/56プレフィックスなど)を取得するように構成され得る。LANインターフェースモジュール208およびカーネルモジュール206を介して、アプリケーションプロセッサ202は、LANクライアントデバイス230aが確立されたLANに対する接続を要求していることを示す要請メッセージをLANクライアントデバイス230aから受信することができ、したがって、softAPモバイルコンピューティングデバイス140によって確立されたWAN接続を利用することもできる。LANインターフェースモジュール208は、IPV6アドレス管理モジュール222によって処理されるように、LANクライアントデバイス230aの識別子を示す要請メッセージを、WWANインターフェースモジュール210を通してモデムプロセッサ220に転送することができる。WAN接続(すなわち、データ接続)が確立されるとき、受信された要請メッセージに応じて、IPV6アドレス管理モジュール222は、取得されたショートプレフィックス(たとえば、56ビット)に基づいて一意のIPv6プレフィックス(たとえば、64ビット)をLANクライアントデバイス230aに割り当てることができる。一意のIPv6プレフィックスはLANクライアントデバイス230aに送信され得る。WAN接続(すなわち、データ接続)が確立されないとき、一意のIPv6プレフィックスは生成されなくてよく、または送られなくてよい。
一実施形態では、データ接続が確立されるとき、および/またはクライアントデバイス230a〜230cがLANインターフェース208に接続された後に再確立されるとき、タイムアウトしている可能性があるクライアントデバイス230a〜230cが、一意のIPv6プレフィックスを受信することを可能にするために、ルータ構成モジュール204は、データ接続の状態を監視し、接続されたクライアントデバイス230a〜230cの代わりに、ルータ要請メッセージを送ることができる。LANインターフェース208を用いてクライアントデバイス230a〜230cに対するLAN接続がもたらされると、ルータ構成モジュール204は、LANインターフェース208に接続されたそれぞれのクライアントデバイス230a〜230cによって使用されるリンクローカルアドレス(たとえば、リンクローカルIPv6アドレス)およびクライアントデバイス識別子(たとえば、MACアドレス)を示す、クライアントデバイスおよび/またはカーネルモジュール206からの近隣広告パケット、カーネルモジュール206によって生成されたNEW_NEIGHイベントなど、広告および/またはイベントを聴取することができる。ルータ構成モジュール204は、接続されたクライアントデバイス230a〜230cに関するリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を記憶することができる。データ接続が確立されたとき、ネットワークが委譲プレフィックスを割り当てた後で、ルータ構成モジュール204は、データ接続が確立されているという表示を受信することができる。たとえば、この表示は、IPv6アドレス管理モジュール222またはDHCPv6クライアントモジュール224など、モデム220のモジュールからのメッセージであってよく、またはデータ接続が確立されていることを(たとえば、1または0によって)示す、メモリ内の周期的にチェックされたフラグの設定であってもよい。
一実施形態では、データ接続が確立されているという表示の受信に応じて、ルータ構成モジュール204は、各接続されたクライアントデバイス230a〜230cに代わって、ルータ要請メッセージ(たとえば、ルータ要請パケット)を生成することができる。各ルータ要請メッセージは、クライアントデバイス230a〜230cのうちの1つのそれぞれのリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を使用して生成され得る。このようにして、ルータ要請メッセージは、それぞれのクライアントデバイス230a〜230c自体によって生成されているように見える場合がある。ルータ構成モジュール204は、生成されたルータ要請メッセージをIPv6アドレス管理モジュール222に送ることができる。IPv6アドレス管理モジュール222は、ルータ要請メッセージがクライアントデバイス230a〜230cによって生成されたかのように、IPv6プレフィックスのプールからの一意のIPv6プレフィックスをルータ構成モジュール204から受信されたルータ要請メッセージのうちの1つに関連付けられた各クライアントデバイス230a〜230cに割り当てることができる。IPv6アドレス管理モジュール222は、次いで、クライアントデバイス230a〜230cのそれぞれの一意のIPv6プレフィックスを含むルータ広告をそれぞれのクライアントデバイス230a〜230cのリンクローカルアドレスに送ることができる。このようにして、IPv6アドレス管理モジュール222は、ルータ構成モジュール204によって生成されたルータ要請メッセージ内で特定されたリンクローカルアドレスを有する特定のクライアントデバイス230a〜230cだけにルータ広告(たとえば、ユニキャストルータ広告パケット)を送るため、その特定のクライアントデバイス230a〜230cだけが、ルータ広告を受信し、一意のIPv6プレフィッスを使用して、一意のグローバルIPv6アドレスを生成することができる。
一実施形態では、接続されたクライアント230a〜230cの代わりに、ルータ要請メッセージをIPv6アドレス管理モジュール222に送るのではなく、データ接続が確立されているという表示の受信に応じて、ルータ構成モジュール204は、LANインターフェース208に接続されたそれぞれのクライアントデバイス230a〜230cによって使用されるリンクローカルアドレス(たとえば、リンクローカルIPv6アドレス)およびクライアントデバイス識別子(たとえば、MACアドレス)の表示をIPv6アドレス管理モジュール222に送ることができる。IPv6アドレス管理モジュール222は、リンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を受信し、クライアント情報(すなわち、リンクローカルアドレスおよび/またはクライアントデバイス識別子)を使用して、IPv6プレフィックスのプールからの一意のIPv6プレフィックスを、すでに接続されている各クライアントデバイス230a〜230cに割り当てることができる。IPv6アドレス管理モジュール222は、次いで、クライアントデバイス230a〜230cのそれぞれの一意のIPv6プレフィックスを含むルータ広告をそれぞれのクライアントデバイス230a〜230cのリンクローカルアドレスに送ることができる。
さらなる実施形態では、接続されたクライアント230a〜230cの代わりに、IPv6アドレス管理モジュール222にルータ要請メッセージを送るか、またはIPv6アドレス管理モジュール222にクライアントデバイス情報を送るのではなく、データ接続が確立しているという表示の受信に応じて、ルータ構成モジュール204は、LANインターフェース208からクライアントデバイス230a〜230cを強制的に接続解除することができる。このようにして、クライアントデバイス230a〜230cは、LANインターフェース208への再接続を試みることになり、再接続の一環として、ステートレスアドレス構成を再試行し、IPv6アドレス管理モジュール222にルータ要請メッセージを送ることになる。データ接続が確立されているため、クライアントデバイス230a〜230cはその割り当てられた一意のプレフィックスを用いてルータ要請メッセージを受信することができる。
図2Aでは、アプリケーションプロセッサ202およびモデムプロセッサ220は別個のプロセッサとして示されているが、別の実施形態では、モデムプロセッサ220およびアプリケーションプロセッサ202は、同じプロセッサの異なるコアなど、同じプロセッサであり得る。
図2Bは、別の実施形態によるモバイルルータとして動作するように構成されたsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140内のモジュールを示す。図2Bに示す実施形態のsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140では、IPv6アドレス管理モジュール222がアプリケーションプロセッサ202によって実行されることを除いて、図2Bに示した実施形態のsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140は、図2Aを参照しながら上で説明したsoftAPモバイルコンピューティングデバイス140と同様の方法で動作することができる。
図3は、モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートするための実施形態方法300を示す。方法300の動作は、上で説明したアプリケーションプロセッサおよび/またはモデムプロセッサなど、softAPモバイルコンピューティングデバイスの様々なプロセッサと、上で説明したクライアントデバイスなど、LANクライアントデバイスのプロセッサとによって実行され得る。
ブロック302で、LANクライアントデバイスは、softAPモバイルコンピューティングデバイスのLANインターフェースに対するローカルエリアネットワーク(LAN)接続を確立することができる。softAPモバイルコンピューティングデバイスはモバイルルータとして動作し得る。一例として、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、Wi-Fi LANを確立することができ、softAPモバイルコンピューティングデバイスのLANインターフェースに接続するためにクライアントデバイスによって使用され得るサービスセット識別子(SSID)をブロードキャストすることができる。
ブロック304で、LANクライアントデバイスは、近隣広告パケットなどの近隣広告を、softAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールを含むカーネルモジュールに送ることができる。近隣広告、または1つまたは複数の同様の広告は、クライアントデバイスがLANに接続するとクライアントデバイスによって送られる非要請型広告であってよく、クライアントデバイスによって使用されるリンクローカルアドレス(たとえば、リンクローカルIPv6アドレス)およびクライアントデバイス識別子(たとえば、MACアドレス)など、クライアントデバイスに関連付けられた情報を含み得る。近隣広告は、カーネルモジュールおよび/またはルータ構成モジュールによって受信され得る。一実施形態では、カーネルモジュールは、近隣広告を受信して、ルータ構成モジュールに送られてよい近隣広告に基づいて、NEW_WEIGHイベントを生成することができる。ブロック306で、softAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールは、近隣広告および/またはカーネルモジュール生成NEW_NEIGHイベントを受信することができる。一実施形態では、NEW_NEIGHイベントは、LANクライアントデバイスがLANインターフェースに接続すると、softAPモバイルコンピューティングデバイスが受信する受信されたメッセージまたはイベント(たとえば、カーネルイベント)のうちの1つであり得る。NEW_NEIGHイベント、または1つまたは複数の同様のイベントは、クライアントデバイスによって使用されるリンクローカルアドレス(たとえば、リンクローカルIPv6アドレス)およびクライアントデバイス識別子(たとえば、MACアドレス)を含み得る。ブロック308で、ルータ構成モジュールは、リンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子をメモリ内に記憶することができる。たとえば、ルータ構成モジュールは、リンクローカルアドレス、クライアントデバイス識別子、および現在接続されているLANクライアントデバイスに関連付けられた、クライアントデバイスに関連付けられた他の情報など、クライアント情報を含むルーティング表にリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を書き込むことができる。
決定ブロック310で、ルータ構成モジュールは、データ接続が確立されているかどうかを決定することができる。確立されたIPv6 WAN接続など、確立されたデータ接続は、softAPモバイルコンピューティングデバイスとインターネットに接続されたセルラーネットワークおよび/またはWi-Fiルータデバイスに関連付けられた基地局との間の接続であり得る。データ接続を確立することは、softAPモバイルコンピューティングデバイスが、それを用いてsoftAPモバイルコンピューティングデバイスが様々なLANクライアントデバイスに割り当てるための有限数の一意のプレフィックス(たとえば、/64プレフィックス)を生成することができるショートプレフィックス(たとえば、/56プレフィックス)をネットワークリソースから取得することを含み得る。たとえば、64ビットプレフィックスを必要とするIPv6 WAN接続の場合、56ビットのショートプレフィックス(または、加入者プレフィックス)の受信に応じて、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、同じ56ビットのショートプレフィックスおよび調整可能な8ビットを使用して、64ビットのLANクライアントデバイスの一意のプレフィックスを生成することが可能であり得る(すなわち、64ビットの最大プレフィックス割振り-56ビットのショートプレフィックス=56ビットのショートプレフィックスと組合されることになる一意の数を構成するために変化し得る8ビット)。IPv6 WAN接続を確立するための動作は、上で説明したように、モデムプロセッサを介してsoftAPモバイルコンピューティングデバイスによって実行され得る。一実施形態では、データ接続が確立されたとき、ネットワークが委譲プレフィックスを割り当てた後で、ルータ構成モジュール204は、データ接続が確立されているという表示を受信することができる。
一実施形態では、ルータ構成モジュールは、データ接続が確立されているという表示を受信することに基づいて、データ接続が確立されているかどうかを決定することができる。例として、データ接続が確立されているという表示は、IPv6アドレス管理モジュールまたはDHCPv6クライアントモジュールなど、モデムのモジュールからのメッセージであってよく、またはデータ接続が確立されていることを示す、メモリ内の周期的にチェックされたフラグの設定であってもよい。
データ接続が確立されていないとの決定(すなわち、決定ブロック310=「No」)に応じて、ルータ構成モジュールは、決定ブロック310においてデータ接続が確立されているかどうかを決定し続けることができる。
データ接続が確立されているとの決定(すなわち、決定ブロック310=「Yes」)に応じて、ルータ構成モジュールは、ブロック312で、記憶されたリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子に基づいてルータ要請メッセージを生成することができる。一例として、ルータ構成モジュールは、ルータ要請パケットがそれぞれのLANクライアントデバイス自体によって生成されたかのように、クライアントデバイスの記憶されたリンクローカルIPv6アドレスおよびMACアドレスに基づいて、各接続されたLANクライアントデバイスに関するルータ要請パケットを生成することができる。
ブロック314で、ルータ構成モジュールは、生成されたルータ要請メッセージをsoftAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールに送ることができ、ブロック316で、IPv6アドレス管理モジュールは、ルータ構成モジュールからルータ要請メッセージを受信することができる。生成されたルータ要請メッセージはルータ構成モジュールによって生成され、ルータ構成モジュールから受信され得るが、ルータ要請メッセージがそれぞれの接続されたLANクライアントデバイスによってルータ要請メッセージが生成され、送られると、IPv6アドレス管理モジュールは、そのルータ要請メッセージを特定し、処理することができる。
ブロック318で、IPv6アドレス管理モジュールは、ルータ要請メッセージに基づいて一意のIPv6プレフィックスをLANクライアントに割り当てることができる。たとえば、softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールは、利用可能なプレフィックスのプールの非割当てプレフィックス(たとえば、64ビットプレフィックス)を識別されたLANクライアントデバイスに割り当てることができる。モデムプロセッサを介して、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、ネットワークリソースから前に取得されたショートプレフィックス(たとえば、56ビットのショートプレフィックスなど)に基づいて、LANクライアントデバイスに関する一意の64ビットプレフィックスを生成することができる。利用可能なプレフィックスのプールは、softAPモバイルコンピューティングデバイスが、ネットワークリソースによってsoftAPモバイルコンピューティングデバイスに割り当てられたショートプレフィックス(たとえば、/56)に基づいて割り当てることが許可されたすべてのプレフィックスであり得る。さらに、利用可能なプレフィックスのプールは、確立されたLANに接続されたクライアントデバイスにすでに割り当てられている割当てプレフィックスと、何のクライアントデバイスにも関連付けられない非割当てプレフィックスとを含み得る。上で説明したように、IPv6通信のプレフィックス委譲特徴を利用するように構成されるとき、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、ネットワークリソースから取得されたショートプレフィックス(すなわち、ルータとしてsoftAPモバイルコンピューティングデバイスに割り当てられたショート56ビットプレフィックス)に基づいて、有限数のプレフィックスを利用または割り当てることができる。たとえば、ネットワークリソースから取得されたショートプレフィックスは56ビットであるが、IPv6プレフィックスサイズが64ビットであるとき、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、8ビットの差を使用して、LANクライアントデバイスに関する一意のプレフィックスを生成することができる。したがって、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、ショートプレフィックス(たとえば、56ビット)に基づいて
、現在未使用の64ビットプレフィックスを生成または特定することができる。いくつかの実施形態では、softAPモバイルコンピューティングデバイスは、表または他のデータ構造を利用して、すべての割当てプレフィックスを含むデータ表など、一意のプレフィックスに関する現在の割当てを管理することができる。別の例として、そのようなデータ表は、ショートプレフィックスに基づいて割り当てられることが可能なすべての考えられるプレフィックスに関するエントリを含んでよく、各エントリは、それがLANクライアントデバイスに現在割り当てられているかどうかを示すビットまたはフラグに関連付けられる。
ブロック320で、IPv6アドレス管理モジュールは、一意のIPv6プレフィックスを含むルータ広告を生成し、接続されたLANクライアントデバイスに送ることができ、ブロック322で、接続されたLANクライアントデバイスは、一意のIPv6プレフィックスを含むルータ広告を受信することができる。たとえば、ルータ広告はルータ広告パケットであり得る。ブロック324で、接続されたLANクライアントデバイスは、一意のIPv6プレフィックスに基づいて一意のIPv6グローバルアドレスを生成することができる。LANクライアントデバイスは、次いで、一意のIPv6グローバルアドレスを使用して、IPv6データパケットを受信することができる。
図4は、モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートするための別の実施形態方法400を示す。方法400の動作は、クライアントデバイスに代わって、ルータ要請メッセージを生成することを含まなくてよい点を除いて、方法400は、上で説明した方法300と同様である。むしろ、少なくともリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を含む、記憶されたクライアント情報の表示は、ルータ構成モジュールからIPv6アドレス管理モジュールに送られてよい。
ブロック302〜310で、クライアントデバイスおよびsoftAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールは、図3を参照しながら上で説明した方法300の同様の番号のブロックの動作を実行することができる。データ接続が確立されているとの決定(すなわち、決定ブロック310=「Yes」)に応じて、ブロック402で、ルータ構成モジュールは、リンクローカルアドレスおよびクライアントアドレス識別子を含む、記憶されたクライアント情報の表示をIPv6アドレス管理モジュールに送ることができる。ブロック404で、softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールは、少なくともリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を含むクライアント情報を受信することができる。このようにして、ルータ要請メッセージを生成するのではなく、ルータ構成モジュールは、一意のIPv6プレフィックスを生成するために必要とされる未加工情報をIPv6アドレス管理モジュールに単に提供することができる。
ブロック406で、IPv6アドレス管理モジュールは、受信されたクライアント情報に基づいて一意のIPv6プレフィックスを割り当てることができる。たとえば、IPv6アドレス管理モジュールは、ルータ要請メッセージが受信されることを要求せずに、ルータ構成モジュールによって提供された、受信されたリンクローカルアドレス(たとえば、リンクローカルIPv6アドレス)およびクライアント情報(たとえば、MAC ID)を使用して、図3を参照しながら上で説明したブロック318の動作と同様の方法で、一意のIPv6プレフィックスを割り当てることができる。ブロック320〜324で、softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールおよびクライアントデバイスは、図3を参照しながら上で説明した方法300の同様の番号のブロックの動作を実行することができる。
図5は、モバイルルータとして動作するように構成されたモバイルコンピューティングデバイス(すなわち、softAPモバイルコンピューティングデバイス)が、接続されたLANクライアントデバイスに一意のIPv6プレフィックスを提供することによって、プレフィックス委譲をサポートするための実施形態方法500を示す。方法500の動作は、一意のIPv6プレフィックスを割り当てるためにクライアントデバイス情報がルータ構成モジュールからIPv6アドレス管理モジュールに送られることを含まなくてよい点を除いて、方法500は、上で説明した方法300と同様である。むしろ、LANクライアントデバイスによって使用されるLAN接続は、データ接続が確立されるたびに終了し、それによって、LANクライアントデバイスにLAN接続を再確立させ、その独自のルータ要請メッセージをsoftAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールに送らせることが可能である。
ブロック302〜310で、クライアントデバイスおよびsoftAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールは、図3を参照しながら上で説明した方法300の同様の番号のブロックの動作を実行することができる。データ接続が確立されているとの決定(すなわち、決定ブロック310=「Yes」)に応じて、ブロック502で、ルータ構成モジュールは、すべての接続されたLANクライアントデバイスに関するLANインターフェースに対する接続を終了することができ、ブロック504で、クライアントデバイスの接続を終了することができる。
ブロック505で、クライアントデバイスは、ブロック302を参照しながら上で説明したものと同様の方法で、LANインターフェースに対するその接続を再確立することができる。このようにして、クライアントデバイスは、事実上、softAPモバイルコンピューティングデバイスおよびLANインターフェースに対する新しいLAN接続を確立することができる。LANクライアントデバイスはLANに対するその接続を再確立しているため、そのステートレスアドレス構成プロセスを再開することができ、ブロック506で、クライアントデバイスは、softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールにルータ要請メッセージを送ることができる。ブロック508で、IPv6アドレス管理モジュールは、LANクライアントデバイスからルータ要請メッセージを受信することができる。ブロック318〜324で、softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールおよびクライアントデバイスは、図3を参照しながら上で説明した方法300の同様の番号のブロックの動作を実行することができる。
様々な実施形態(限定はしないが、図2A、図2B、および図3〜図5を参照しながら上で説明した実施形態を含む)は、様々なコンピューティングデバイスのうちのいずれかにおいて実装される場合がある。たとえば、図6は、様々な実施形態において使用するのに適したモバイルコンピューティングデバイス140を示す。様々な実施形態では、モバイルコンピューティングデバイス140は、タッチスクリーンコントローラ604と内部メモリ602とに結合されたプロセッサ601を含み得る。プロセッサ601は、汎用または特定の処理タスクに指定された1つまたは複数のマルチコア集積回路(IC)であり得る。内部メモリ602は揮発性または不揮発性メモリであってもよく、また、セキュアおよび/もしくは暗号化メモリ、または非セキュアおよび/もしくは非暗号化メモリ、あるいはそれらの任意の組合せであってもよい。タッチスクリーンコントローラ604およびプロセッサ601は、抵抗感知タッチスクリーン、静電容量感知タッチスクリーン、赤外線感知タッチスクリーンなどのタッチスクリーンパネル612に結合される場合もある。コンピューティングデバイス140は、1つまたは複数の無線信号トランシーバ608(たとえば、Peanut(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Wi-Fi、RF、セルラーなど)と、互いにおよび/またはプロセッサ601に結合された、送受信するためのアンテナ610とを有し得る。トランシーバ608およびアンテナ610は、様々なワイヤレス送信プロトコルスタックおよびインターフェースを実装するために、上述の回路とともに使用され得る。モバイルコンピューティングデバイス140は、セルラーネットワークを介した通信を可能にし、プロセッサに結合されたセルラーネットワークワイヤレスモデムチップ616を含み得る。モバイルコンピューティングデバイス140は、プロセッサ601に結合された周辺デバイス接続インターフェース618を含み得る。周辺デバイス接続インターフェース618は、1つのタイプの接続を受け入れるように単独で構成され得るか、または、USB、FireWire、Thunderbolt、またはPCIeなどの共通またはプロプライエタリの様々なタイプの物理接続および通信接続を受け入れるように複合的に構成され得る。周辺デバイス接続インターフェース618は、同様に構成された周辺デバイス接続ポート(図示せず)に結合される場合もある。モバイルコンピューティングデバイス140は、オーディオ出力を提供するためのスピーカー614も含み得る。モバイルコンピューティングデバイス140は、本明細書で論じる構成要素のすべてまたはいくつかを収容するための、プラスチック、金属、または材料の組合せから構築された筐体620も含み得る。モバイルコンピューティングデバイス140は、使い捨てバッテリーまたは充電式バッテリーなどの、プロセッサ601に結合された電源622を含み得る。充電式バッテリーは、モバイルコンピューティングデバイス140の外部にある電源から充電電流を受けるために、周辺デバイス接続ポートに結合される場合もある。
様々な実施形態で使用するのに適したコンピューティングデバイスのプロセッサは、任意のプログラマブルマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、または、上で説明した様々な実施形態の機能を含む様々な機能を実行するようにソフトウェア命令(アプリケーション)によって構成され得る1つまたは複数の多重プロセッサチップであり得る。様々なデバイスでは、ワイヤレス通信機能専用の1つのプロセッサおよび他のアプリケーションを実行する専用の1つのプロセッサなどの、複数のプロセッサが設けられ得る。典型的には、ソフトウェアアプリケーションは、それらがアクセスされ、プロセッサ内にロードされる前に、内部メモリ内に記憶され得る。プロセッサは、アプリケーションソフトウェア命令を記憶するのに十分な内部メモリを含み得る。多くのデバイスにおいて、内部メモリは、揮発性メモリ、もしくはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、または両方の混合物であり得る。この説明のために、メモリへの一般的な参照は、内部メモリ、または様々なデバイス内に差し込まれるリムーバブルメモリおよびプロセッサ内のメモリを含む、プロセッサによってアクセス可能なメモリを指す。
前述の方法の説明およびプロセスフロー図は、例示的な例として与えられるものにすぎず、様々な実施形態のステップが提示された順序で実行されなければならないことを要求または暗示するものではない。当業者によって諒解されるように、前述の実施形態におけるステップの順序は、任意の順序で実行され得る。「その後」、「次いで」、「次に」などの語は、ステップの順序を限定するものではなく、これらの語は単に、方法の説明を通じて読者を導くために使用される。さらに、たとえば、冠詞「a」、「an」または「the」を使用する、単数形での請求項の要素へのいかなる言及も、要素を単数形に限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書で開示する実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装される場合がある。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、その機能に関して一般的に上で説明された。そのような機能がハードウェアとして実現されるのか、それともソフトウェアとして実現されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約によって決まる。当業者は説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実装決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する実施形態に関して説明した様々な例示的論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装もしくは実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装される場合もある。代替的に、いくつかのステップまたは方法は、所与の機能に固有の回路によって実施され得る。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装される場合がある。機能は、ソフトウェアで実装される場合、1つまたは複数の命令またはコードとして、非一時的プロセッサ可読、コンピュータ可読、もしくはサーバ可読媒体、または非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に記憶され、またはその上で送信され得る。本明細書で開示する方法またはアルゴリズムのステップは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、非一時的サーバ可読記憶媒体、および/または非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に存在し得る、プロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールまたはプロセッサ実行可能命令(またはソフトウェア命令)で具現化され得る。様々な実施形態では、そのような命令は、記憶されたプロセッサ実行可能命令または記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令であり得る。有形の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得るとともに、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、非一時的コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。加えて、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、有形の非一時的プロセッサ可読記憶媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の、1つまたは任意の組合せまたはセットとして存在し得る。
開示した実施形態の前述の説明は、いかなる当業者も本発明を作成または使用することができるように与えたものである。これらの実施形態に対する様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書に示す実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲、ならびに本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
100 通信システム
102 ゲーム機、クライアントデバイス
103 接続、第1の接続
104 スマートフォン、クライアントデバイス
105 接続、第2の接続
106 ラップトップコンピュータ、クライアントデバイス
107 接続、第3の接続
108 テレビジョンデバイス、クライアントデバイス
109 接続、第4の接続
110 デスクトップコンピュータ、クライアントデバイス
111 接続、第5の接続
113 ユニバーサルシリアルバス(USB)接続
130 キャリアネットワーク
132 キャリアネットワーク
134 キャリアネットワーク
140 ソフトウェアアクセスポイント(softAP)モバイルコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス
141 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)接続
143 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)接続
145 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)接続
147 ワイヤレス接続
150 基地局、第1の基地局
151 接続
152 基地局、第2の基地局
153 接続
154 基地局、第3の基地局
155 接続
156 ハードウェアルータ
157 接続
158 ローカルエリアネットワーク
160 インターネット
161 接続
163 接続
165 接続
170 ワイドエリアネットワーク(WAN)
180 ローカルエリアネットワーク(LAN)
190 ローカルルータデバイス、クライアントデバイス
191 接続、第6の接続
192 モバイルコンピューティングデバイス
202 プロセッサ、アプリケーションプロセッサ
204 ルータ構成モジュール
206 カーネルモジュール
208 LANインターフェースモジュール
210 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)インターフェースモジュール
220 モデムプロセッサ、モデム
222 IPv6アドレス管理モジュール
224 動的ホスト構成プロトコル(DHCP)v6クライアントデバイスモジュール
230a〜230c クライアントデバイス、LANクライアントデバイス
231a〜231c ワイヤレス接続
240 バス
250 セルラーネットワークの基地局
251 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)接続
300 実施形態方法、方法
400 実施形態方法、方法
500 実施形態方法、方法
601 プロセッサ
602 内部メモリ
604 タッチスクリーンコントローラ
608 無線信号トランシーバ、トランシーバ
610 アンテナ
612 タッチスクリーンパネル
614 スピーカー
616 セルラーネットワークワイヤレスモデムチップ
618 周辺デバイス接続インターフェース
620 筐体
622 電源

Claims (30)

  1. ソフトウェア対応アクセスポイント(softAP)モバイルコンピューティングデバイスによる、前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって確立されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたクライアントデバイスに対するプレフィックス委譲をサポートするための方法であって、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールによって、インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データ接続が確立されているかどうかを決定するステップと、
    前記IPv6データ接続が確立されているとの決定に応じて、前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記ルータ構成モジュールによって、前記クライアントデバイスのリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子に基づいてルータ要請メッセージを生成するステップと、
    前記生成されたルータ要請メッセージを前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記ルータ構成モジュールから前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールに送るステップと、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記IPv6アドレス管理モジュールによって、受信された前記ルータ要請メッセージに基づいて、利用可能なプレフィックスのプールの非割当てプレフィックスを前記クライアントデバイスに割り当てるステップと
    を含む、方法。
  2. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって前記IPv6データ接続を確立するステップをさらに含み、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスがネットワークリソースからショートプレフィックスを受信し、
    利用可能なプレフィックスの前記プールが前記ショートプレフィックスに基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって、前記割り当てられたプレフィックスを使用して、前記データ接続と前記クライアントデバイスとの間でトラフィックをルーティングするステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ショートプレフィックスが56ビット長であり、利用可能なプレフィックスの前記プール内の各々が64ビット長である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記ルータ構成モジュールにおいて、前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子を含むNEW_NEIGHイベントまたは近隣広告を受信するステップと、
    前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子を前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのメモリ内に記憶するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ルータ要請メッセージがルータ要請パケットである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記割り当てられたプレフィックスを含むルータ広告を前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記IPv6アドレス管理モジュールから前記クライアントデバイスに送るステップであって、前記クライアントデバイスが、前記ルータ広告の受信に応じて、前記割り当てられたプレフィックスに基づいて一意のIPv6グローバルアドレスを生成する、送るステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ルータ広告がルータ広告パケットである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記リンクローカルアドレスがリンクローカルIPv6アドレスであり、前記クライアントデバイス識別子がMAC IDである、請求項1に記載の方法。
  10. ソフトウェア対応アクセスポイント(softAP)モバイルコンピューティングデバイスによる、前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって確立されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたクライアントデバイスに対するプレフィックス委譲をサポートするための方法であって、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールによって、インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データ接続が確立されているかどうかを決定するステップと、
    前記IPv6データ接続が確立されているとの決定に応じて、リンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子を前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記ルータ構成モジュールから前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールに送るステップと、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記IPv6アドレス管理モジュールによって、受信された前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子に基づいて、利用可能なプレフィックスのプールの非割当てプレフィックスを前記クライアントデバイスに割り当てるステップと
    を含む、方法。
  11. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって前記IPv6データ接続を確立するステップをさらに含み、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスがネットワークリソースからショートプレフィックスを受信し、
    利用可能なプレフィックスの前記プールが前記ショートプレフィックスに基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって、前記割り当てられたプレフィックスを使用して、前記データ接続と前記クライアントデバイスとの間でトラフィックをルーティングするステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ショートプレフィックスが56ビット長であり、利用可能なプレフィックスの前記プール内の各々が64ビット長である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記ルータ構成モジュールにおいて、前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子を含むNEW_NEIGHイベントまたは近隣広告を受信するステップと、
    前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子を前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのメモリ内に記憶するステップと
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  15. ルータ要請メッセージがルータ要請パケットである、請求項10に記載の方法。
  16. 前記割り当てられたプレフィックスを含むルータ広告を前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記IPv6アドレス管理モジュールから前記クライアントデバイスに送るステップであって、前記クライアントデバイスが、前記ルータ広告の受信に応じて、前記割り当てられたプレフィックスに基づいて一意のIPv6グローバルアドレスを生成する、送るステップ
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  17. 前記ルータ広告がルータ広告パケットである、請求項16に記載の方法。
  18. 前記リンクローカルアドレスがリンクローカルIPv6アドレスであり、前記クライアントデバイス識別子がMAC IDである、請求項10に記載の方法。
  19. ソフトウェア対応アクセスポイント(softAP)モバイルコンピューティングデバイスによる、前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって確立されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたクライアントデバイスに対するプレフィックス委譲をサポートするための方法であって、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのルータ構成モジュールによって、インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データ接続が確立されているかどうかを決定するステップと、
    前記IPv6データ接続が確立されているとの決定に応じて、前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記ルータ構成モジュールによって、前記LANのすべての接続を終了するステップと
    を含み、
    前記クライアントデバイスが、前記LAN接続の終了に応じて、前記softAPモバイルコンピューティングデバイスに対する新しいLAN接続を確立し、前記新しいLAN接続の確立に応じて、前記クライアントデバイスのリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子に基づいてルータ要請メッセージを生成し、前記生成されたルータ要請メッセージを、前記クライアントデバイスから、受信された前記ルータ要請メッセージに基づいて利用可能なプレフィックスのプールの非割当てプレフィックスを前記クライアントデバイスに割り当てるように構成された前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールに送るように構成される、方法。
  20. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって前記IPv6データ接続を確立するステップをさらに含み、
    前記softAPモバイルコンピューティングデバイスがネットワークリソースからショートプレフィックスを受信し、
    利用可能なプレフィックスの前記プールが前記ショートプレフィックスに基づく、請求項19に記載の方法。
  21. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスによって、前記割り当てられたプレフィックスを使用して、前記データ接続と前記クライアントデバイスとの間でトラフィックをルーティングするステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記ショートプレフィックスが56ビット長であり、利用可能なプレフィックスの前記プール内の各々が64ビット長である、請求項21に記載の方法。
  23. 前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記ルータ構成モジュールにおいて、前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子を含むNEW_NEIGHイベントまたは近隣広告を受信するステップと、
    前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子を前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのメモリ内に記憶するステップと
    をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  24. 前記ルータ要請メッセージがルータ要請パケットである、請求項19に記載の方法。
  25. 前記割り当てられたプレフィックスを含むルータ広告を前記softAPモバイルコンピューティングデバイスの前記IPv6アドレス管理モジュールから前記クライアントデバイスに送るステップであって、前記クライアントデバイスが、前記ルータ広告の受信に応じて、前記割り当てられたプレフィックスに基づいて一意のIPv6グローバルアドレスを生成する、送るステップ
    をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  26. 前記ルータ広告がルータ広告パケットである、請求項25に記載の方法。
  27. 前記リンクローカルアドレスがリンクローカルIPv6アドレスであり、前記クライアントデバイス識別子がMAC IDである、請求項19に記載の方法。
  28. 動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成されたプロセッサを備えるモバイルコンピューティングデバイスであって、前記動作が、
    インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データ接続が確立されているかどうかを決定することと、
    前記IPv6データ接続が確立されているとの決定に応じて、クライアントデバイスのリンクローカルアドレスおよびクライアントデバイス識別子に基づいてルータ要請メッセージを生成することと、
    前記生成されたルータ要請メッセージを前記softAPモバイルコンピューティングデバイスのIPv6アドレス管理モジュールに送ることと、
    受信された前記ルータ要請メッセージに基づいて、利用可能なプレフィックスのプールの非割当てプレフィックスを前記クライアントデバイスに割り当てることと、
    前記IPv6プレフィックスを前記クライアントデバイスに送ることと
    を含む、モバイルコンピューティングデバイス。
  29. 前記プロセッサが、前記IPv6データ接続を確立することであって、
    前記プロセッサがネットワークリソースからショートプレフィックスを受信し、
    利用可能なプレフィックスの前記プールが前記ショートプレフィックスに基づく、
    確立することと、
    前記割り当てられたプレフィックスを使用して、前記データ接続と前記クライアントデバイスとの間のトラフィックをルーティングすることと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項28に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
  30. 前記プロセッサが、
    前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子を含むNEW_NEIGHイベントまたは近隣広告を受信することと、
    前記リンクローカルアドレスおよび前記クライアントデバイス識別子をメモリ内に記憶することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項28に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
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