JP2017522130A - 出産中に胎児の分娩を補助するための装置 - Google Patents

出産中に胎児の分娩を補助するための装置 Download PDF

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ヨン コウ、チョン
ヨン コウ、チョン
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Abstract

【課題】出産中に胎児の分娩を補助するための装置の再使用を防止する。【解決手段】出産中に胎児の分娩を補助するための装置において、該装置は、胎児の頭部の周囲上にわたって位置されるように構成されるスリーブであって、該スリーブを用いて胎児に牽引力を及ぼすためのスリーブと、挿入体とを備え、挿入体は、挿入体の近位端に設けられるハンドルと、ハンドルに取り付けられるとともに、スリーブと係合してスリーブを胎児の頭部の周囲上にわたって位置させるように構成される可撓性アームと、ハンドルに取り付けられる中心ロッドと、内側チューブであって、該内側チューブの遠位端に設けられる軟性錐体に対して力が印加されるときに内側チューブが中心ロッド上にわたって引き込まれるように挿入体の遠位端で中心ロッドの周囲に設けられ、軟性錐体が、胎児の頭部上に配置されて胎児の頭部の周囲上にわたってスリーブを挿入するように装置を位置決めするべく構成される、内側チューブと、装置の1回の使用後に内側チューブが2回目に引き込まれることを防止するように構成される再使用防止部とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、出産中に胎児の分娩を補助するための装置に関する。
特許文献1は、キャビティ内に収容される要素を引き出すための装置について記載する。該装置は、胎児が頭位または頭を先頭にした胎位にあるときの出産中に胎児の分娩を補助するために使用される場合がある。装置は、それ自体の上に折り重ねられる可撓性材料のチューブであるバッグまたはスリーブを備える。また、装置は、スリーブを産道に挿通してスリーブを胎児の頭部の周囲上にわたって位置させるように構成されるアプライヤーまたは挿入体も備える。胎児を分娩した後、装置は、場合により、もう一度使用するために、洗浄されるとともに、空気チャンバを収縮させて挿入体およびスリーブをリセットすることにより再使用される場合がある。
国際公開第2012/164139号
しかしながら、場合によっては、装置の再使用を防止することが望ましい場合がある。
加えて、特許文献1に記載される装置は、透かし窓を挿入体に備え、どのくらい深くまでスリーブが入って胎児の頭部を取り囲んでいるのかを示すべく該透かし窓を通じてスケールまたは他のマーカーを見ることができるが、一部のユーザは、スリーブが正確に位置決めされた時点で挿入体の押し込みを止めるべき時期に関して付加的なフィードバックを必要とする場合がある。
例示的な態様によれば、出産中に胎児の分娩を補助するための装置が提供され、該装置は、胎児に牽引力を及ぼすために胎児の頭部の周囲上にわたって位置されるように構成されるスリーブと、挿入体とを備え、挿入体は、該挿入体の近位端に設けられるハンドルと、ハンドルに取り付けられるとともに、スリーブと係合してスリーブを胎児の頭部の周囲上にわたって位置させるように構成される可撓性アームと、ハンドルに取り付けられる中心ロッドと、内側チューブであって、該内側チューブの遠位端に設けられる軟性錐体に対して力が印加されるときに内側チューブが中心ロッド上にわたって引き込まれるように挿入体の遠位端で中心ロッドの周囲に設けられ、軟性錐体が、胎児の頭部上に配置されて胎児の頭部の周囲上にわたってスリーブを挿入するように装置を位置決めするべく構成される、内側チューブと、装置の1回の使用後に内側チューブが2回目に引き込まれることを防止するように構成される再使用防止部とを備える。
再使用防止部は、少なくとも一部がハンドルの遠位端内にあって中心ロッドの周囲に設けられる可動カラーであって、可動カラーは内側チューブにより移動するように構成される、可動カラーと、ハンドルに取り付けられる弾性突出部であって、弾性突出部が、遠位端側へ延在するとともに、中心ロッドと係合するように構成される、弾性突出部とを備えてもよく、この場合、装置の使用前に、可動カラーが弾性突出部と係合し、装置の1回の使用後に、可動カラーは、内側チューブの2回目の引き込みを防止するべく内側チューブが非引き込み位置へ戻されるときに弾性突出部が中心ロッドと係合するように内側チューブにより移動して弾性突出部から離れる。
弾性突出部は、ハンドルの遠位端に取り付けられる固定カラーの遠位端から突出する多数のフラットスプリングを可動カラーの周囲に備えてもよく、各フラットスプリングの遠位端は、中心ロッドへ向けて内側に付勢される。
装置は、ハンドルに設けられる開口と、ハンドル内に設けられる可動部に取り付けられて可動部から外側に付勢されるボタンとを更に備えてもよく、可動部は、装置の使用中に内側チューブが引き込まれるときに内側チューブにより移動するように構成され、それにより、内側チューブが完全に引き込まれると、ボタンが開口と位置合わせされて開口内で飛び出す。
可動部が可動カラーであってもよい。
装置は、ボタンに取り付けてボタンを可動部から離れるように外側に付勢するべく構成されるボタン付勢体を更に備えてもよい。
本発明を十分に理解できるとともに、本発明が実用的効果を容易に得ることができるように、ここで、非限定的な例として、本発明の単なる例示的な実施形態について説明するものとし、この説明は添付の説明図に関連する。
本発明の装置の第1の例示的な実施形態の斜視図である。 装置の内部の構成要素を示すために可撓性アームが隠されてハンドルが断面図で示される実施形態1の装置である。 内側チューブが引き込まれない初期位置にある図1の装置の側断面図である。 図3aにおける装置の再使用防止部の拡大側断面図である。 内側チューブが部分的に引き込まれた位置にある図1の装置の側断面図である。 図4aにおける装置の再使用防止部の拡大側断面図である。 装置の内側チューブと係合する図4bの再使用防止部の可動カラーの拡大側断面図である。 内側チューブが完全に引き込まれた位置にある図1の装置の側断面図である。 図5aにおける装置の再使用防止部の拡大側断面図である。 内側チューブが引き込まれない最終位置にある装置の側断面図である。 図6aにおける装置の再使用防止部の拡大側断面図である。 内側チューブが引き込まれない初期位置にある装置の第2の例示的な実施形態の側断面図である。 内側チューブが部分的に引き込まれた位置にある図7の装置の側断面図である。 図8aにおける装置のボタンの拡大側断面図である。 内側チューブが完全に引き込まれた位置にある図7の装置の側断面図である。 図9aにおける装置のボタンの拡大側断面図である。
図1〜図9bを参照して、本発明の例示的な実施形態について説明する。図3a〜図9bでは、より明確にするために、装置10の可撓性アーム108が隠されている。
第1の実施形態では、図1〜図6bに示されるように、装置10がスリーブ(図示せず)と挿入体100とを備える。挿入体100は、該挿入体100の遠位端に設けられる内側チューブ102を備え、内側チューブ102は、その遠位端に設けられる軟性錐体104を有する。軟性錐体104は、スリーブを挿入するための装置10を胎児の頭部周囲上にわたって位置決めするために胎児の頭部上に配置されるように構成される。内側チューブ102は、挿入体100の近位端に設けられるハンドル106に対して引き込み可能であるように構成される。中心ロッド122がハンドル106に接続され、また、内側チューブ102は、軟性錐体104に印加される力の結果として内側チューブ102がハンドル106へ向けて中心ロッド122上にわたってスライドするときに内側チューブ102の引き込みが起こるように中心ロッド122の周囲に設けられる。図1、図2、図3a、図3b、図6a、図6b、および図7に示されるように内側チューブ102を非引き込み位置へ向けて付勢するためにスプリング(図示せず)などの弾性手段が設けられる。
挿入体100は多数の可撓性アーム108を更に備える。各可撓性アーム108の近位端はハンドル106に取り付けられ、一方、各可撓性アーム108の遠位端は自由である。可撓性アーム108は、内側チューブ102の周囲に設けられるとともに、スリーブを軟性錐体104上にわたっておよび胎児の頭部の周囲上にわたって押圧するために装置10のスリーブ内に設けられるポケット内へと遠位端から挿入されように構成され、それにより、スリーブを介して牽引力を胎児に及ぼすことができる。
使用前、内側チューブ102は、図1、図2、図3a、および図7に示されるようにハンドル106の外側の初期非引き込み位置にあり、また、可撓性アーム108はスリーブのポケット内に挿入される。この位置で、スリーブは、引き込まれない内側チューブ102の周囲にあり、また、軟性錐体104はスリーブの遠位端側へ延在する。
使用時、装置10は、軟性錐体104が胎児の頭部上に位置されるまで産道内に挿入される。ハンドル106を更に押し進めることにより、内側チューブ102は、図4aに示されるように、胎児の頭部が軟性錐体104に抗する力を内側チューブ102に及ぼすことに起因して中心ロッド122上にわたって押し戻されることによりハンドル106へ向けて引き込まれ、その間、可撓性アーム108およびスリーブは、引き込まれる軟性錐体104の向こうに相対的に延出されるようになり、これにより、胎児の頭部の周囲上にわたってスリーブをスライドさせる。
スリーブが十分な深さまで挿入されて胎児の頭部の周囲上にわたって正確に位置決めされると、図5a、5bおよび図8a、8bに示されるように内側チューブ102が完全に引き込まれる。
挿入体100は、その後、胎児の分娩を補助するべく牽引力をスリーブに印加するためにスリーブを所定位置に残しつつ完全に抜去される。挿入体100が抜去されると、軟性錐体104はもはや胎児の頭部と接触せず、図6aに示されるように弾性手段が内側チューブ102をその元の最終非引き込み位置へと付勢する。
装置10の再使用を防止するために、挿入体100は、1回の使用後に内側チューブ102を再び引き込むことができないように構成される。このようにすると、他の胎児の頭部上にわたってスリーブを位置させるために可撓性アーム108を軟性錐体104の向こうに相対的に2回延出させることができない。
再使用防止部を挿入体100に設けることによって、内側チューブ102は、装置10の1回の使用後に2回目に引き込まれることが防止される。第1の例示的な実施形態では、図2〜図6bに示されるように、再使用防止部は、少なくとも一部がハンドル106の遠位端内にあって中心ロッド122の周囲に設けられる可動カラー132と、ハンドル106に取り付けられる弾性突出部138とを備え、弾性突出部138は、遠位端側へ延在するとともに、中心ロッド122と係合するように構成される。この実施形態において、弾性突出部138は、ハンドル106に取り付けられる固定カラー136の遠位端から突出する多数のフラットスプリング138を可動カラー132の周囲に備える。各フラットスプリング138の遠位端は、中心ロッド122へ向けて内側に付勢される。
再使用防止部は、装置10の使用前に可動カラー132の遠位端が固定カラー136の遠位端を越えて延在するように可動カラー132が固定カラー136に対して位置されるべく構成される。この位置では、図3aおよび図3bに示されるように、フラットスプリング138の遠位端が可動カラー132と接触するという点において、可動カラー132がフラットスプリング138と係合する。
使用中、胎児の頭部が軟性錐体104に対して力を及ぼし、それにより、図4aに矢印で示されるように内側チューブ102がハンドル106に対して引き込む。内側チューブ102が引き込むにつれて、内側チューブは、可動カラー132と接触するように中心ロッド122上にわたってスライドする。図4a〜図4cに示される実施形態において、内側チューブ102は、自身が引き込むにつれて可動カラー132内へとスライドする。図4cに拡大して示されるように、可動カラー132の内面上には、内側チューブ102の外面上に設けられる突出リム112と係合するために内側に突出する段部134が設けられる。
内側チューブ102が引き込み続けるにつれて、内側チューブ102の突出リム112が可動カラー132の突出段部134に押圧する。この作用は、内側チューブ102がその完全引き込み位置に達している図5aおよび図5bに示されるように、内側チューブ102の引き込みに伴って可動カラー132をハンドル106内へ移動させる。この位置では、可動カラー132がもはやフラットスプリング138の遠位端を越えて延在しない。代わりに、このとき、図5aに示されるように、内側チューブ102の一部がこの時点でハンドル106内にあるようにフラットスプリング138の遠位端が引き込まれてしまった内側チューブ102と接触する。この位置では、挿入体100を除去できるようにスリーブも胎児の頭部の周囲上にわたって位置されている。
挿入体100が除去されてしまうと、図6aおよび図6bに示されるように、内側チューブ102は、ハンドル106から離れるようにその最終非引き込み位置へ戻される。この位置では、可動カラー132がフラットスプリング138の遠位端を越えて延出することなくハンドル106内にとどまり、一方、フラットスプリング138の遠位端は、この時点で、内側チューブ102がもはやハンドル106へ向けて引き込まれないため、内側チューブ102ではなく中心ロッド122と接触する。したがって、中心ロッド122と係合するフラットスプリング138は、内側チューブ102が中心ロッド122上にわたって近位端側へスライドすることを防止し、それにより、内側チューブ102をハンドル106へ向けて2回引き込むことができないようにする物理的なバリアまたは障害を形成する。このようにすると、装置10の再使用はもはや不可能である。
他の実施形態において、装置10には、内側チューブ102が完全引き込み位置に達した時期をユーザに知らせるために触覚・聴覚フィードバックが与えられる。そのようなフィードバックは、装置10のハンドル106の可動部にボタン134を設けることによって与えられ、可動部は、内側チューブ102が引き込むにつれて内側チューブ102により移動するように構成され、それにより、内側チューブ102が完全に引き込まれるときに、ボタン134がハンドル106に設けられる開口116と位置合わせされるようになってこの開口116で飛び出す。
図1〜図6bに示される装置10の第1の実施形態では、ボタン134が設けられる可動部が前述した可動カラー132である。ボタン134は、該ボタン134を可動カラー132から離れるように外側へ付勢するボタン付勢体135を介して可動カラー132に取り付けられる。第1の実施形態におけるボタン付勢体135はフラットスプリングである。
第1の実施形態において、ボタン134は、装置10の使用前に図1〜図3bに示されるようにボタン134がハンドル106内に位置されて視界から隠されるような場所で可動カラー132上に位置される。ボタン付勢体135は、ボタン134を可動カラー132から離れるようにハンドル106の内壁に抗して付勢する。前述したように、この位置において、可動カラー132は、可動カラー132の遠位端が固定カラー136の遠位端を越えて延在するように固定カラー136に対して位置され、また、内側チューブ102は初期非引き込み位置にある。装置10の使用中、図4a〜図4cに示されるように引き込む内側チューブ102によって可動カラー132がハンドル106内へと近位端側に押し込まれると、ボタン134も同様にハンドル106内へと近位端側に押し込まれる。ボタン134は、図5aおよび図5bに示されるように内側チューブ102が完全引き込み位置に達する直前まで、ボタン付勢体135によりハンドル106の内壁に抗して付勢されつつ、ハンドル106内へと移動し続ける。
装置10の第2の実施形態では、図7〜図9bに示されるように、ボタン134が設けられる可動部は、ハンドル106の内壁と中心ロッド122との間でハンドル106内に設けられる可動バー133である。ボタン134は、該ボタン134を可動バー133から離れるように外側へ付勢するボタン付勢体135を介して可動バー133に取り付けられる。
第2の実施形態では、装置10の使用前に、ボタン134がハンドル106内に位置されて視界から隠される。装置10の使用中、図8aおよび図8bに示されるように、可動バー133は、引き込む内側チューブ102によってハンドル106内へと近位端側に押し込まれることにより、ボタン134をハンドル106内へと近位端側に移動させる。ボタン134は、図9aおよび図9bに示されるように内側チューブ102が完全引き込み位置に達する直前まで、ボタン付勢体135によりハンドル106の内壁に抗して付勢されつつ、ハンドル106内へと移動し続ける。
ボタン134の全ての実施形態において、ハンドル106の開口116は、内側チューブ102が完全に引き込まれるときにボタン134が開口116と位置合わせされるようにハンドル106に位置される。この位置において、ボタン134は、ボタン付勢体135がボタン134を外側に付勢する結果として開口116内へ飛び出す。ボタン134は、開口116のサイズよりも大きい基部を有するようにボタン134を構成することによって開口116から抜け落ちることが防止される。開口116で飛び出すボタン134の部分は、必然的に、それが開口116に嵌挿できるように開口のサイズよりも小さい。
ボタン134が開口116で飛び出すと、感触と音とを成す触覚・聴覚フィードバックがユーザに対して与えられ、それにより、装置10が十分な深さに達しており挿入体100のハンドル106をそれ以上押し進める必要がないという事実をユーザに警告する。触覚・聴覚フィードバックを与える利点は、そのようなフィードバックにより装置10が十分な深さに達したという兆候をユーザが積極的に探す必要がないという点であり、さもなければ、ユーザがそのような兆候を探すことを不注意に省き、したがって不必要な力を不注意にハンドル106に及ぼし続ける場合がある。
ボタン134が開口116で飛び出すときに触覚・聴覚フィードバックを与える以外に、第1の実施形態において、開口116内のボタン134は、可動カラー132がフラットスプリング138と係合して内側チューブ102の再度の引き込みを可能にするために遠位端側へ移動することを防止する機械的なロックももたらす。それにより、開口134内のボタン134は、装置10が2回目の使用のためにリセットされないようにするために別に安全装置をもたらす。
前述の説明では本発明の例示的な実施形態について記載してきたが、関連技術の当業者であれば分かるように、本発明から逸脱することなく、デザイン、構成、および/または、動作の細部において多くの変形が成されてもよい。例えば、弾性突出部は、フラットスプリング138ではなく、固定カラー136と一体に形成される1つ以上のカンチレバーアームを備えてもよい。弾性突出部138は、ハンドル106と一体に形成されてもよく、或いは、固定カラー136を介すことなくハンドル106に直接に取り付けられてもよい。フラットスプリングまたは圧縮スプリングをボタン付勢体135として使用する代わりに、ボタン付勢体135は、可動部に取り付けられてその自由端でボタン134を吊り下げる弾性的に屈曲可能なカンチレバーアームとしてボタン134および可動部と一体に形成されてもよく、それにより、内側チューブ102が完全に引き込まれてしまうと、ボタン134は、カンチレバーアームがその当初の形状に弾性的に戻る結果として開口116内へスナップ嵌合態様で移動する。また、装置は、可動カラー132に加えて可動バー133として可動部をもたらすように構成されてもよい。

Claims (6)

  1. 出産中に胎児の分娩を補助するための装置であって、該装置は、
    胎児に牽引力を及ぼすために胎児の頭部の周囲上にわたって位置されるように構成されるスリーブと、
    挿入体と、
    を備え、前記挿入体は、
    前記挿入体の近位端に設けられるハンドルと、
    前記ハンドルに取り付けられるとともに、前記スリーブと係合して前記スリーブを胎児の頭部の周囲上にわたって位置させるように構成される可撓性アームと、
    前記ハンドルに取り付けられる中心ロッドと、
    内側チューブであって、該内側チューブの遠位端に設けられる軟性錐体に対して力が印加されるときに前記内側チューブが前記中心ロッド上にわたって引き込まれるように前記挿入体の遠位端で前記中心ロッドの周囲に設けられ、前記軟性錐体が、胎児の頭部上に配置されて胎児の頭部の周囲上にわたって前記スリーブを挿入するように前記装置を位置決めするべく構成される、内側チューブと、
    前記装置の1回の使用後に前記内側チューブが2回目に引き込まれることを防止するように構成される再使用防止部と、
    を備える、装置。
  2. 前記再使用防止部は、
    少なくとも一部が前記ハンドルの遠位端内にあって前記中心ロッドの周囲に設けられる可動カラーであって、前記可動カラーは前記内側チューブにより移動するように構成される、可動カラーと、
    前記ハンドルに取り付けられる弾性突出部であって、前記弾性突出部が、遠位端側へ延在するとともに、前記中心ロッドと係合するように構成される、弾性突出部と、
    を備え、
    前記装置の使用前に、前記可動カラーが前記弾性突出部と係合し、前記装置の1回の使用後に、前記可動カラーは、前記内側チューブの2回目の引き込みを防止するべく前記内側チューブが非引き込み位置へ戻されるときに前記弾性突出部が前記中心ロッドと係合するように前記内側チューブにより移動して前記弾性突出部から離れる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記弾性突出部は、前記ハンドルの遠位端に取り付けられる固定カラーの遠位端から突出する多数のフラットスプリングを前記可動カラーの周囲に備え、前記各フラットスプリングの遠位端が前記中心ロッドへ向けて内側に付勢される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記ハンドルに設けられる開口と、前記ハンドル内に設けられる可動部に取り付けられて前記可動部から外側に付勢されるボタンとを更に備え、前記可動部は、前記装置の使用中に前記内側チューブが引き込まれるときに前記内側チューブにより移動されるように構成され、それにより、前記内側チューブが完全に引き込まれると、前記ボタンが前記開口と位置合わせされて前記開口内で飛び出す、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記可動部が前記可動カラーである請求項4に記載の装置。
  6. 前記ボタンに取り付けて前記ボタンを前記可動部から離れるように外側に付勢するべく構成されるボタン付勢体を更に備える請求項4または請求項5に記載の装置。
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