JP2017517724A - 光拡散性ファイバ温度表示装置 - Google Patents

光拡散性ファイバ温度表示装置 Download PDF

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Abstract

光拡散性ファイバは1つ以上のセグメント及び光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティングを有する。サーモクロミックコーティングは、第1の温度において不透明であり、第2の温度において透明である。装置の温度を検出するためのシステムは、装置、装置に熱結合された光拡散性ファイバ及び光拡散性ファイバに光結合された光源を備える。装置の温度を検出するための方法は、装置に光拡散性ファイバを熱結合させる工程、光拡散性ファイバに光源を光結合させる工程及び透過光に対して光拡散性ファイバを監視する工程を含む。

Description

関連出願の説明
本出願は2014年5月2に日に出願された米国仮特許出願第61/987890号の米国特許法第119条の下の優先権の恩典を主張する。本明細書は上記仮特許出願の明細書の内容に依拠し、上記仮特許出願の内容はその全体が本明細書に参照として含められる。
本明細書は全般には光拡散性ファイバ(LDF)に関し、さらに詳しくは、サーモクロミックコーティングが施されている光拡散性ファイバを有する温度表示装置に関する。
装置の温度監視は、接触センサ、サーモレジスタまたは、ボロメータのような、温度センサのような、いくつものデバイスで行うことができる。これらのデバイスは、デバイスからの信号をコンピュータにまたは装置の温度プロファイル監視の担当者に送ることができる場合には十分である。しかし、装置の温度プロファイル監視担当者に装置の温度を送ることができないか、温度プロファイルの監視に必要なセンサの数が多すぎるか、または装置が置かれている環境がセンサに適合しない、用途が存在する。他の温度センサは作動しないかまたは効率が悪い条件下で作動する温度表示装置が必要とされている。
一実施形態にしたがえば、光拡散性ファイバは1つ以上のセグメント及び光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティングを有する。サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である。
別の実施形態にしたがえば、装置の温度を検出するためのシステムは、装置、装置に熱結合された光拡散性ファイバ及び光拡散性ファイバに光結合された光源を備える。光拡散性ファイバは少なくとも2つのセグメント及び光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティングを有する。サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である。
別の実施形態において、装置の温度を検出するための方法は、光拡散性ファイバを装置に熱結合させる工程、光源を光拡散性ファイバに光結合させる工程及び透過光に対して光拡散性ファイバを監視する工程を含む。光拡散性ファイバは少なくとも2つのセグメント及び光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティングを有する。サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である。
さらなる特徴及び利点は以下の詳細な説明に述べられ、ある程度は、当業者にはその説明から容易に明らかであろうし、あるいは、以下の詳細な説明及び特許請求の範囲を含み、また添付図面も含む、本明細書に説明される実施形態を実践することで認められるであろう。
上述の全般的説明及び以下の詳細な説明のいずれもが様々な実施形態を説明し、特許請求される主題の本質及び特質を理解するための概要または枠組みの提供が目的とされていることは当然である。添付図面は様々な実施形態のさらに深い理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす。図面は本明細書に説明される様々な実施形態を示し、記述とともに、特許請求される主題の原理及び動作の説明に役立つ。
図1は一実施形態にしたがう光拡散性光ファイバの一区画の簡略な側面図である。 図2Aは図1の光ファイバの、方向2−2に沿って見られるような、簡略な断面である。 図2Bは光ファイバの断面の簡略な拡大図である。 図3は一実施形態にしたがう光拡散性光ファイバを備えるシステムの略図である。 図4は一実施形態にしたがう光拡散性光ファイバを備えるシステムの略図である。 図5は一実施形態にしたがう光拡散性光ファイバ及び光検出器を備えるシステムの略図である。
それらの例が添付図面に示されている実施形態をここで詳細に参照する。可能であれば必ず、同じかまたは同様の参照数字が全図面を通して同じかまたは同様の要素を指して用いられる。本明細書に開示される実施形態が例示に過ぎず、それぞれの実施形態が、他の実施形態において併用することができる、本開示のいくつかの利点を取り入れていることは当然である。
本開示の範囲内で以下の例に様々な改変及び変形がなされ得るし、様々な実施形態の態様はまた別の実施形態を達成するために様々な仕方で組み合わせることができる。したがって、本開示の範囲は、本明細書に説明される実施形態の、ただしこれらには限定されない、観点において、本開示の全体から理解されるべきである。
「上げドーパント」は、本明細書において、純アンドープSiOに対して屈折率を高めるような性質を有するドーパントと見なされる。「下げドーパント」は、本明細書において、純アンドープSiOに対して屈折率を低めるような性質を有するドーパントと見なされる。上げドーパントは、上げドーパントではない1つ以上の別のドーパントがともなう場合、負の相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在し得る。同様に、上げドーパントではない1つ以上の別のドーパントが正の相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在し得る。下げドーパントは、下げドーパントではない1つ以上の別のドーパントがともなう場合、正の相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在し得る。
術語「ナノ構造化ファイバ領域」はファイバの断面に、多数の(50より多い)ガス充填空孔またはその他のナノサイズ構造、例えば、50より多く、100より多くまたは200より多くの、空孔を含む領域または区域を有するファイバを表す。ガス充填空孔は、例えば、SO、Kr、Ar、CO、N、Oまたはこれらの混合気を入れることができる。本明細書に説明されるようなナノサイズ構造(例えば空孔)の断面寸法(例えば直径)は10nmから1μmまで(例えば50nm〜500nmの範囲で)変わることができ、長さは1mmから50mまで(例えば、2mm〜5mまたは5mm〜1mの範囲で)変わることができる。
図1は実施形態にしたがう光拡散性ファイバの一区画の簡略な側面図である。図1に示される光拡散性ファイバは、中心軸(中心線)16を有する、光拡散性ファイバ(以降、LDFと称する)12のコア内に複数の空孔を有する。図2Aは図1の方向2−2に沿って見られるようなLDF12の簡略な断面である。LDF12は、例えば、周期的または非周期的なナノサイズ構造32(例えば空孔)を有するナノ構造化ファイバ領域をもつ様々なタイプの光ファイバのいずれかとすることができる。いくつかの実施形態において、ファイバ12は3つの分画または領域に分割されたコア20を有する。これらのコア領域は、中実中央領域22、ナノ構造化リング領域(内側環状コア領域)26及び、内側環状コア領域26を囲んでいる外側中実領域28である。いくつかの実施形態において、クラッド領域(クラッド層)40が環状コア20を囲み、外表面を有する。
ファイバ12のいくつかの実施形態において、コアの領域22及び28はゲルマニウムがドープされたシリカを含む。所望の屈折率及び密度を得るため、光ファイバのコア内に、特に中心線16にまたはその近傍に、ゲルマニウム以外のドーパントを、単独でまたは組み合わせて、用いることができる。いくつかの実施形態において、光ファイバの相対屈折率プロファイルは領域22及び28において非負である。これらのドーパントは、例えば、Al、Ti、P、Geまたはこれらの組合せとすることができる。いくつかの実施形態において、光ファイバはコアに屈折率下げドーパントを含有していない。
いくつかの実施形態において、LDF12のコア領域26は、例えば、LDF12のコア領域26の拡大図である、図2Bに詳細に示される空孔のような、非周期的に配された複数のナノサイズ構造32がその中に存在しているガラスマトリクス(ガラス)31を有する。別の実施形態において、空孔32は、フォトニック結晶光ファイバにおけるように、周期的に配することができる。
「非周期的に配される」または「非周期的分布」は、光ファイバの断面を(図2Aに示されるように)とったときに、空孔32がファイバの一領域にわたってランダムにまたは非周期的に分布していることを意味する。したがって、そのような実施形態において、ファイバの長さに沿う異なる点においてとられた同様の断面は異なる断面空孔パターンを示すであろう。すなわち、様々な断面は、空孔の分布及び空孔のサイズが一致しない、異なる空孔パターンを有するであろう。これらの空孔は光ファイバの長さに沿って(すなわち、縦軸に平行に)引き延ばされる(細長にされる)が、伝送ファイバの一般的な長さに対して全ファイバの全長にわたって延びることはない。理論にはこだわらず、ファイバの長さに沿う空孔の延びが10mになることはなく、多くの場合1mになることはないと考えられる。
実施形態にしたがえば、空孔の直径は、約15nm以上のように、約10nm以上であり得る。別の実施形態において、空孔の直径は、約25nm以上のように、約20nm以上であり得る。いくつかの実施形態において、空孔の直径は、約45nm以下のように、約50nm以下であり得る。別の実施形態において、空孔の直径は、約35nm以下のように、約40nm以下であり得る。
実施形態のLDF12は、かなりの量のガスが固結ガラスブランクに閉じ込められ、よって固結ガラス光ファイバプリフォーム内に空孔の形成がおこる結果になるプリフォーム固結条件を用いる方法によって作製することができる。これらの空孔を除去する工程をとるのではなく、得られたプリフォームは空孔、またはナノサイズ構造、を内部に有する光ファイバを形成するために用いられる。得られたファイバのナノサイズ構造または空孔はファイバ長に沿い、ファイバの側面を介して、ファイバの外に光を散乱またな誘導するために用いられる。すなわち、所望の照明を与えるため、光はコア20から離れ、ファイバの外表面を通して、誘導される。ナノサイズ空孔を有する光ファイバを作製する方法は、例えば、米国特許第7450806号明細書に説明されている。上記特許明細書はその全体が本明細書に参照として含められる。
いくつかの実施形態において、クラッド層40の厚さは20μm以上である。実施形態において、クラッド層は120μm以上で約130μm以下の外径を有する。別の実施形態において、クラッド層は120μmより小さい、例えば、約60μm以上から約80μm以下までの、直径を有する。いくつかの実施形態において、クラッド層の外径はファイバ12の長さに沿って一定である。一定とは、直径の平均値に対する変動が、5%より小さく、さらには2%より小さいように、10%より小さいことを意味する。
実施形態において、ファイバ長に沿う照明の一様性は、ドロープロセス中のファイバ張力を制御することで、または適切な(例えば、30gと100gの間または40gと90gの間の)ドロー張力を選択することで、最小散乱照明強度が最大散乱照明強度の0.7より小さくならないように制御される。光拡散性光ファイバ12は200nm〜2000nmの範囲内の1つ以上の波長に対して50dB/kmより大きい散乱誘起減衰を有する。ファイバ12は、ナノサイズ構造32によって散乱された光がコア20から離れて指定された領域内の外表面を通るように、ファイバに形成された複数の曲げを有することができる。実施形態において、長さに沿う散乱光の照明強度の偏差は最大散乱照明強度の30%より小さい。いくつかの実施形態にしたがえば、散乱誘起減衰は100dB/kmと6000dB/kmの間であるか、またはさらに大きい。いくつかの実施形態において、ファイバ12の散乱による減衰は、200nm〜2000nmの範囲内にある1つ以上の波長に対して6000dB/km〜20000dB/kmである。いくつかの実施形態にしたがえば、ファイバ12は0.5mと100mの間の長さを有し、散乱誘起減衰は、200nm〜2000nmの範囲内にある1つ以上の波長に対して300dB/kmと5000dB/kmの間であり、及び/またはファイバ長で3dBより大きい。別の実施形態において、ファイバ12は0.1mと0.5mの間の長さを有し、散乱誘起減衰は、200nm〜2000nmの範囲内にある1つ以上の波長に対して5000dB/kmと20000dB/kmの間である。ナノサイズ構造32は、直径が10nmより大きい、好ましくは50nmより大きい、さらに好ましくは100nmより大きい、ガス充填空孔(例えばSO充填空孔)であることが好ましい。
実施形態にしたがえば、ファイバ12は、図2Aに示されるように、サーモクロミックコーティング44を有する。実施形態において、サーモクロミックコーティング44は、第1の温度において不透明であり、第2の温度において透明である、サーモクロミックな顔料または染料を含む。様々なサーモクロミックな顔料及び染料をコーティングに用いることができる。例えば、実施形態において、サーモクロミックな非顔料または染料はロイコ染料または液晶とすることができる。実施形態において、サーモクロミックな顔料または染料は、QCR Solutions Corp.社、H.W. Sands Corp.社、LCR Hallcrest社、Chromic Technologies, Inc., (CTI)社、またはマツイインターナショナル社で製造されている色素とすることができる。サーモクロミック染料は適するプラスチックまたはポリマーのキャリアまたはキャリア混合物に添加することができる。実施形態において、キャリアは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル及び、例えば、メタクリレートのポリマー、アクリル酸メチルのポリマー、アクリル酸エチルのポリマー、等のような、アクリルポリマーから選ぶことができる。サーモクロミックな顔料または染料は、サーモクロミックな染料または顔料とキャリアの混合物(以降「サーモクロミックコーティング」と称する)を、第1の温度において不透明にし、第2の温度において透明にするいずれかの量でキャリアに添加することができる。サーモクロミックコーティング内のサーモクロミック顔料の量が、用いられる、サーモクロミックな顔料または染料のタイプ及びキャリアのタイプに依存して変わるであろうことは当然である。
キャリアと混合されると、サーモクロミックコーティング44をLDF12に施すことができる。実施形態において、サーモクロミックコーティングは、サーモクロミックコーティング材料にLDF12を浸すことによるか、サーモクロミックコーティング材料をLDF12上にスプレイ塗布することによるか、サーモクロミックコーティング材料をLDF12上にスピン塗布することによるか、LDF12とコーティング44を共押出しすることによるか、先に形成されたコーティングにLDF12を押出し挿入することによるか、あるいは、塗装のような、いずれかのタイプの物理的塗布により、施すことができる。サーモクロミックコーティング材料がLDF12に施された後、加熱、サーモクロミックコーティングの光/放射線への曝露、または周囲条件におけるサーモクロミックコーティング材料の乾燥によるように、サーモクロミックコーティング材料を硬化させることができる。実施形態にしたがえば、サーモクロミックコーティング44はLDF12の周表面を覆うが、LDF12の、図2Aに示されるような、断面端は露出されるようにLDF12はコーティングされるかまたは切断される。
実施形態において、サーモクロミックコーティング44を含む、LDF12の太さは、約175μm以上から約325μm以下までのように、約150μm以上から約350μm以下までとすることができる。別の実施形態において、LDF12の太さは、約225μm以上から約275μm以下までのように、約200μm以上から約300μm以下までとすることができる。また別の実施形態において、LDF12の太さは約250μmとすることができる。実施形態において、サーモクロミックコーティング44は、約35μm以上から約65μm以下までのように、約30μm以上から約70μm以下までの厚さを有することができる。別の実施形態において、サーモクロミックコーティング44は、約45μm以上から約55μm以下までのように、約40μm以上から約60μm以下までの厚さを有することができる。また別の実施形態において、サーモクロミックコーティング44の厚さは約50μmとすることができる。
実施形態において、サーモクロミックコーティングはサーモクロミックコーティングの転移温度以下の温度で不透明であり、サーモクロミックコーティングは転移温度より高い温度で透明である。別の実施形態において、サーモクロミックコーティングはサーモクロミックコーティングの転移温度より高い温度で不透明であり、サーモクロミックコーティングは転移温度以下の温度で透明である。
実施形態において、サーモクロミックコーティング44が施されているLDF12(以降「サーモクロミックコーティング付LDF」と称する)はセグメントを有する。本明細書に用いられるように、「セグメント」は、サーモクロミックコーティングの温度がサーモクロミックな顔料または染料の転移温度より低い温度からサーモクロミックな顔料または染料の転移温度より高い温度に推移すると、不透明から透明に、または透明から不透明に、転移するサーモクロミックコーティング付LDFの離散的領域である。与えられるいかなる熱源にも同じ特定の長さで対応することはない。むしろ、いずれのセグメントの長さも、そのセグメントが接触している熱源に対応するであろう。例えば、サーモクロミックコーティング付LDFは、10m長とし、周囲条件において不透明とすることができる。サーモクロミックコーティングの転移温度より高い温度を有する熱源をサーモクロミックコーティング付LDFの内の2cmに与えて、熱源が与えられているサーモクロミックコーティング付LDFのその2cmを不透明から透明に転移させることができる。いかなる特定の理論にもこだわらず、LDF12及びサーモクロミックコーティング44は非常に薄いから、またLDF12及びサーモクロミックコーティング44は良好な熱導体ではない材料でつくられるから、不透明から透明へのサーモクロミックコーティング44の転移は熱源が存在する2cmに限定されると考えられる。LDF12及びサーモクロミックコーティング44の物理的寸法及び低熱伝導度のため、不透明から透明に転移するLDFのセグメントは相対的に熱源と同じ長さであると考えられる。
実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDFのそれぞれのセグメントは、サーモクロミックコーティング付LDFの温度に依存して不透明または透明であり得る。したがって、実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDFの第1のセグメント群は第1のセグメント群の温度が転移温度より高い場合に透明とすることができ、サーモクロミックコーティング付LDFの第2のセグメント群は第2のセグメント群の温度が転移温度以下である場合に不透明とすることができる。別の実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDFの第1のセグメント群は第1のセグメント群の温度が転移温度より低い場合に透明とすることができ、サーモクロミックコーティング付LDFの第2のセグメント群は第2のセグメント群の温度が転移温度以上の場合に不透明とすることができる。
図3を参照すれば、実施形態は装置300の温度を検出するためのシステムも含む。システムの実施形態は、(a)装置300、(b)装置300に熱結合されたサーモクロミックコーティング付LDF12及び(c)サーモクロミックコーティング付LDF12に光結合された光源310を備える。
実施形態において、装置300のタイプは限定されず、温度を監視することが望ましいいかなる装置でもあり得る。例えば、装置は、サーバのようなコンピュータコンポーネント、熱交換基または反応チャンバのようなプロセス装置とすることができる。いずれの装置の温度もシステムの実施形態にしたがって監視され得ることが理解されよう。
実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、熱絶縁性ではない、いずれかの接着剤(図示せず)によって装置300に熱結合させることができる。例えば、接着剤の温度は、サーモクロミックコーティング付LDF12が結合されている装置300の温度と同じかほぼ同じであるべきである。接着剤の例には熱性エポキシ及び銅テープがある。接着剤は装置300及び/またはサーモクロミックコーティング付LDF12のいずれかにまたはいずれにも施され、装置300とサーモクロミックコーティング付LDF12を熱結合させるため、装置300とサーモクロミックコーティング付LDF12の間に配置される。別の実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、装置300とサーモクロミックコーティング付LDF12の全長の間の物理的接触を維持し、サーモクロミックコーティング付LDF12に一定の張力を保つような態様で、サーモクロミックコーティング付LDF12に沿う様々な位置に配置された機械的締結具330の使用によって装置300に熱結合させることができる。機械的締結具330を用いる実施形態において、機械的締結具の数、位置及び寸法は、機械的締結具330が可能な限りサーモクロミックコーティング付LDF12の小さい表面積を覆うように選ぶことができる。機械的締結具の例には、ステープル、U字形釘またはコンジットファスナーがある。
いくつかの実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、サーモクロミックコーティング付LDF12を光源310に直接、物理的に接続することで、光源310に光結合される。別の実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12と光源310を光結合させるために光伝送デバイスを用いることができる。別の実施形態において、システムは2つの光源310、320を備え、サーモクロミックコーティング付LDF12の第1の末端が第1の光源310に光結合され、サーモクロミックコーティング付LDF12の第2の末端が第2の光源320に光結合される。
上述したように、また図2Aを参照すれば、サーモクロミックコーティング付LDF12は、その全長にわたって実質的に一様な光放射を透過させる光源ファイバを形成するため、光がナノサイズ構造32により散乱され、コア20から離れて、外表面48を通って放射されように構成される。したがって、実施形態において、光源310、320に光結合されたサーモクロミックコーティング付LDF12は、サーモクロミックコーティング44が透明状態にある場合は光を透過させ、サーモクロミックコーティング44が不透明状態にある場合は光を透過させない。したがって、実施形態において、また図3を参照すれば、装置300の温度を検出するためのシステムはサーモクロミックコーティング付LDF12を備え、サーモクロミックコーティング付LDF12は、サーモクロミックコーティング付LDF12が第1の温度にあるときは光を透過させ(図において破線で表される)、サーモクロミックコーティング付LDF12が第2の温度にあるときは光を透過させない(図において実線で表される)。いくつかの実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12のセグメントは装置300の異なる領域300a〜300iに熱結合され、サーモクロミックコーティング付LDF12の第1の群のセグメント12aは、光を透過させる、転移温度より高い温度を有する装置の領域300c、300d及び300hに熱結合され、サーモクロミックコーティング付LDF12の第2の群のセグメント12bは、光を透過させない、転移温度以下の温度を有する装置の領域300a、300b、300e、300f、300g及び300iに熱結合される。別の実施形態において、また図4を参照すれば、サーモクロミックコーティング付LDF12の第1の群のセグメント12aは、光を透過させる、転移温度より低い温度を有する装置の領域300a、300b、300e、300f、300g及び300iに熱結合され、サーモクロミックコーティング付LDF12の第2の群のセグメント12bは、光を透過させない、第1の温度以上の温度を有する装置の領域300c、300d及び300hに熱結合される。光を透過させるセグメント群におけるセグメントの数及び光を透過させないセグメント群におけるセグメントの数に制限はなく、セグメントのそれぞれの群が1セグメントまたは1つより多くのセグメントを有し得ることが理解されよう。
実施形態にしたがえば、また図5を参照すれば、装置300の1つ以上の領域の温度は、サーモクロミックコーティング付LDF12の1つ以上のセグメントが光を透過させているか否かを監視することで、観察することができる。いくつかの実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12の観察は、装置300に熱結合されているサーモクロミックコーティング付LDF12を目視観察している人によって達成され得る。そのような実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、約400nm以上から約700nm以下までのような、可視領域内の波長を有する光を透過させることができる。別の実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、約525nm以上から約575nm以下までのような、約500nm以上から約600nm以下までの波長を有する光を透過させることができる。また別の実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は約550nmの波長を有する光を透過させることができる。
別の実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12が光を透過させているか否かを監視するため、光検出器500を用いることができる。いくつかの実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12が光を透過させているか否かを監視するため、2つ以上の光検出器500を用いることができる。サーモクロミックコーティング付LDF12が光を透過させているか否かを監視するために1つ以上の光検出器500が用いられる実施形態において、1つ以上の光検出器500はコンピュータまたは光が検出されると作動される警報器510に接続させることができる。実施形態において、1つ以上の光検出器500は、ある波長の光がサーモクロミックコーティング付LDF12を透過し、1つ以上の光検出器500で観察されると警報器を作動するように構成することができる。そのような実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、約400nm以上から約2000nm以下までのような、約350nm以上から約3000nm以下までの波長を有する光を透過させることができる。
実施形態において、複数本の光拡散性ファイバを束ね合わせて、リボン、リボンスタックまたは円形バンドルの内の少なくとも1つにすることができる。いくつかの実施形態において、ファイバのバンドルまたはリボン(すなわち、複数本のファイバの集合体)は、結合効率を高めるため、光源の形状に合わせて配列することができる。一般的なバンドル/リボン構造は、例えば2本〜36本の光拡散性ファイバを有することができ、あるいはファイバを大いにスタックすることにより、数100本までのファイバを有することができる。実施形態にしたがえば、ファイバリボンの外表面上にサーモクロミックコーティングを配することができる。リボン構造で得られる一利点は、リボンは波形、螺旋形または渦巻形のような曲げ構造を形成することができ、よって所望の領域への光の散乱を可能にすることができるから、個々のファイバを巻く必要がなくなり得ることである。さらに、マルチファイバリボンの使用により、大きなリボンスタックを得る可能性が与えられる。そのようなリボンスタックはより集中した量の光を提供するであろうし、赤色レーザ、太陽光、発光ダイオードのような異なる光源の使用、または点光源の誘導、の可能性も開くであろう。例えば、一実施形態にしたがえば、複数本の光拡散性光ファイバを単光源または複数の光源に光結合させることができ、同時に、光拡散性ファイバは束ね合わされて、リボン、リボンスタックまたは円形バンドルの内の少なくとも1つにされる。さらに、光拡散性ファイバのバンドルまたはリボンは、最小の損失で光を光拡散性ファイバに向けて導くことができる、伝送ファイバによって光源に接続することができる。
別の実施形態は装置の温度を検出するための方法を含む。この方法の実施形態は、サーモクロミックコーティング付LDF12を装置300に熱結合させる工程、光源310、320をサーモクロミックコーティング付LDF12に光結合させる工程、及び透過光に対してサーモクロミックコーティング付LDF12を監視する工程を含む。実施形態にしたがう方法は、サーモクロミックコーティング付LDF12のセグメントを装置300の異なる領域300a〜300iに、装置300の異なる領域300a〜300iの温度が監視され得るように、熱結合させる工程も含むことができる。いくつかの実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、1つ以上の光検出器500により、透過光に対して監視され得る。いくつかの実施形態にしたがえば、1つ以上の光検出器500は、サーモクロミックコーティング付LDF12から透過光が検出されると警報器を作動するように構成することができる。いくつかの実施形態において、1つ以上の光検出器500はサーモクロミックコーティング付LDF12から透過する特定の波長の光を検出するように構成することができる。そのような実施形態において、サーモクロミックコーティング付LDF12は、約400nm以上から約2000nm以下までのような、約350nm以上から約3000nm以下までの波長を有する光を透過させることができる。
方法の実施形態にしたがえば、また図3を参照すると、装置300の領域300a〜300iの温度が転移温度より高いかまたは低いかを、サーモクロミックコーティング付LDF12のセグメント12aが熱結合されている装置300の領域300c、300d及び300hの温度が転移温度より高いときにセグメント12aが光を透過させる(図に破線で示される)ように、またサーモクロミックコーティング付LDF12のセグメント12bが熱結合されている装置300の領域300a、300b、300e、300f、300g及び300iの温度が転移温度以下であるときにセグメント12bが光を透過させない(図に実線で示される)ように、サーモクロミックコーティング付LDF12を構成することによって、決定することができる。別の実施形態において、また図4を参照すると、装置300の領域300a〜300iの温度が転移温度より高いかまたは低いかを、サーモクロミックコーティング付LDF12のセグメント12aが熱結合されている装置300の領域300a、300b、300e、300f、300g及び300iの温度が転移温度より低いときにセグメント12aが光を透過させるように、またサーモクロミックコーティング付LDF12のセグメント12bが熱結合されている装置300の領域300c、300d及び300hの温度が転移温度以上であるときにセグメント12bが光を透過させないように、サーモクロミックコーティング付LDF12を構成することによって、決定することができる。
上述の実施形態にしたがう方法及び温度表示装置により、装置の様々な領域の温度を1本のサーモクロミックコーティング付LDFだけで監視することが可能になる。さらに、温度の読みをエンドユーザに送るための、配線またはその他の態様が必要ではなく、したがって本明細書に開示されるような温度表示装置は、従来の温度監視装置の使用が可能になり得ない、クリアランスが小さい場所に配置することができる。さらに、上に開示される温度表示装置は、腐食性化学環境または放射能環境のような、従来の温度監視装置には適していない環境に配置することができる。
本明細書に説明される実施形態に、特許請求される主題の精神及び範囲を逸脱することなく、様々な改変及び変形がなされ得ることが当業者には明らかであろう。したがって、本明細書に説明される様々な実施形態の改変及び変形が添付される請求項またはそれらの等価形態の範囲内に入れば、本明細書はそのような改変及び変形を包含するとされる。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
光拡散性ファイバにおいて、
1つ以上のセグメント、及び
前記光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティング、
を有し、
前記サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である、
光拡散性ファイバ。
実施形態2
前記第1の温度が転移温度であり、
前記サーモクロミックコーティングが前記転移温度以下の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングが前記転移温度より高い温度において透明である、
実施形態1に記載の光拡散性ファイバ。
実施形態3
前記光拡散性ファイバが、1つより多くのセグメントを有し、前記サーモクロミックコーティングが少なくとも第1のセグメントにおいて前記第1のセグメントの温度が前記転移温度より高い場合に透明であり、前記サーモクロミックコーティングが少なくとも第2のセグメントにおいて前記第2のセグメントの温度が前記転移温度以下である場合に不透明であるように、構成される、実施形態2に記載の光拡散性ファイバ。
実施形態4
前記第1の温度が転移温度であり、
前記サーモクロミックコーティングが前記転移温度以上の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングが前記転移温度より低い温度において透明である、
実施形態1に記載の光拡散性ファイバ。
実施形態5
前記光拡散性ファイバが、1つより多くのセグメントを有し、前記サーモクロミックコーティングが少なくとも第1のセグメントにおいて前記第1のセグメントの温度が前記転移温度より低い場合に透明であり、前記サーモクロミックコーティングが少なくとも第2のセグメントにおいて前記光拡散性ファイバの温度が前記転移温度以上である場合に不透明であるように、構成される、実施形態4に記載の光拡散性ファイバ。
実施形態6
前記光拡散性ファイバが、200nm〜2000nmの範囲内の1つ以上の波長に対し、50dB/kmより大きい散乱誘起減衰を有する、実施形態1に記載の光拡散性ファイバ。
実施形態7
前記サーモクロミックコーティングが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル及びアクリルポリマーからなる群から選ばれるキャリアを有する、実施形態1に記載の光拡散性ファイバ。
実施形態8
前記サーモクロミックコーティングの厚さが約30μmから約70μmまでである、実施形態1に記載の光拡散性ファイバ。
実施形態9
装置の温度を検出するためのシステムにおいて、前記システムが、
光拡散性ファイバ、前記光拡散性ファイバは、
少なくとも2つのセグメント、及び
前記光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティング、
を有し、
前記サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である、
及び
前記光拡散性ファイバに光結合された光源、
を備える、システム。
実施形態10
装置をさらに備え、前記光拡散性ファイバの前記セグメントが前記装置の異なる領域に熱結合される、実施形態9に記載のシステム。
実施形態11
前記第1の温度が転移温度であり、
前記光拡散性ファイバが前記転移温度より高い温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させるように構成される、及び
前記光拡散性ファイバが前記転移温度以下の温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させないように構成される、
実施形態10に記載のシステム。
実施形態12
前記第1の温度が転移温度であり、
前記光拡散性ファイバが前記転移温度より低い温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させるように構成される、及び
前記光拡散性ファイバが前記転移温度以上の温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させないように構成される、
実施形態10に記載のシステム。
実施形態13
前記光拡散性ファイバから透過された光を検出するように構成された、少なくとも1つの光検出器をさらに備える、実施形態9に記載のシステム。
実施形態14
複数の光検出器が前記光拡散性ファイバから透過された光を検出するように構成され、
前記複数の光検出器のそれぞれが透過光に対して前記光拡散性ファイバの異なるセグメントを監視するように構成される、
実施形態9に記載のシステム。
実施形態15
前記少なくとも1つの光検出器に接続された警報器をさらに備え、前記少なくとも1つの光検出器が前記光拡散性ファイバから透過されている光を検出したときに作動するように前記警報器が構成される、実施形態13に記載のシステム。
実施形態16
装置の温度を検出するための方法において、前記方法が、
光拡散性ファイバであって、
少なくとも2つのセグメント、及び
前記光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティング、
を有し、
前記サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である、
光拡散性ファイバを前記装置に熱結合させる工程、
光源を前記光拡散性ファイバに光結合させる工程、及び
透過光に対して前記光拡散性ファイバを監視する工程、
を含む、方法。
実施形態17
前記光拡散性ファイバを熱結合させる前記工程が前記光拡散性ファイバのセグメントを前記装置の異なる領域に熱結合させる工程を含む、実施形態16に記載の方法。
実施形態18
透過光に対して前記光拡散性ファイバを監視する前記工程が光検出器によって前記光拡散性ファイバを監視する工程を含む、実施形態16に記載の方法。
実施形態19
前記第1の温度が転移温度であり、
前記光拡散性ファイバが前記転移温度より高い温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させるように構成される、及び
前記光拡散性ファイバが前記転移温度以下の温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させないように構成される、
実施形態16に記載の方法。
実施形態20
前記第1の温度が転移温度であり、
前記光拡散性ファイバが前記転移温度より低い温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させるように構成される、及び
前記光拡散性ファイバが前記転移温度以上の温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させないように構成される、
実施形態16に記載の方法。
12 光拡散性ファイバ(LDF)
16 中心軸(中心線)
20 コア
22 中実中央領域
26 ナノ構造化リング領域(内側コア領域)
28 外側中実領域
31 ガラスマトリクス(ガラス)
32 ナノサイズ構造(空孔)
40 クラッド領域(クラッド層)
44 サーモクロミックコーティング
48 サーモクロミックコーティング付LDFの外表面
300 装置
310,320 光源
330 機械的締結具
500 光検出器
510 警報器

Claims (5)

  1. 光拡散性ファイバにおいて、
    1つ以上のセグメント、及び
    前記光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティング、
    を有し、
    前記サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である、
    ことを特徴とする光拡散性ファイバ。
  2. 前記第1の温度が転移温度であり、
    前記サーモクロミックコーティングが、
    前記転移温度以下の温度において不透明であり、前記転移温度より高い温度において透明である、及び
    前記転移温度以上の温度において不透明であり、前記転移温度より低い温度において透明である、
    の内の一方である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光拡散性ファイバ。
  3. 前記光拡散性ファイバが、1つより多くのセグメントを有し、前記サーモクロミックコーティングが少なくとも第1のセグメントにおいて前記第1のセグメントの温度が前記転移温度より高い場合に透明であり、前記サーモクロミックコーティングが少なくとも第2のセグメントにおいて前記第2のセグメントの温度が前記転移温度以下である場合に不透明であるように構成されることを特徴とする請求項2に記載の光拡散性ファイバ。
  4. 装置の温度を検出するためのシステムにおいて、前記システムが、
    光拡散性ファイバ、前記光拡散性ファイバは、
    少なくとも2つのセグメント、及び
    前記光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティング、
    を有し、
    前記サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である、
    前記光拡散性ファイバに光結合された光源、及び
    装置、
    を備え、
    前記光拡散性ファイバの前記セグメントは前記装置の異なる領域に熱結合され、
    前記第1の温度が転移温度であり、
    前記光拡散性ファイバが前記転移温度より高い温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させる、及び
    前記光拡散性ファイバが前記転移温度以下の温度を有する前記装置の領域に熱結合されたセグメントからは光を透過させない、
    ことを特徴とするシステム。
  5. 装置の温度を検出するための方法において、前記方法が、
    光拡散性ファイバであって、
    少なくとも2つのセグメント、及び
    前記光拡散性ファイバの少なくとも一領域上のサーモクロミックコーティング、
    を有し、
    前記サーモクロミックコーティングは第1の温度において不透明であり、前記サーモクロミックコーティングは第2の温度において透明である、
    光拡散性ファイバを前記装置に熱結合させる工程、
    光源を前記光拡散性ファイバに光結合させる工程、及び
    透過光に対して前記光拡散性ファイバを監視する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
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