JP2017515436A - アクティブネットワーク測定に基づくアクティブ仮想モバイル基地局のオンライン識別のためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

アクティブモバイルネットワーク測定に基づいて、アクティブ仮想モバイル基地局を継続的に監視、検出及び識別するコンピュータ化されたシステムは、モバイルネットワークのアクティブサイトに関連するデータを提供する構成トポロジデータベースと、データベースに接続され、モバイルネットワークのラジオアクセスネットワーク（ＲＡＮ）のラジオアクセス要素からデータファイルを受信し、そのネットワーク構成トポロジデータを収集し、モバイルネットワークのモバイル加入者に関係し、モバイルユーザ設備とラジオアクセスネットワーク要素との間で転送されるイベントデータメッセージを収集し、モバイル加入者のイベントデータをネットワーク構成トポロジデータと比較する処理ユニットと、処理ユニットから仮想基地局の活動を示す比較結果を受信し、比較結果に基づいて、仮想基地局の識別及びプロファイルデータファイルを生成する仮想基地局識別検出器とを備える。【選択図】 図２

Description

本発明は、アクティブモバイルネットワーク測定に基づく１つ以上のモバイルネットワークのアクティブ仮想モバイル基地局のオンライン識別に関する。詳しくは、本発明は、ラジオアクセスネットワークトポロジの一部ではないモバイル基地局の継続的なオンライン監視及び検出に関する。

ネットワーク性能の改善は、モバイルネットワークのラジオアクセスのエンジニアにとっての課題の一部である。モバイルオペレータによって実行される日々の動作アクティベート（operational activates）は、ネットワークのサービスグレード（Grade of Service）及び顧客満足を維持するための要である。技術的な進歩、広範囲に亘って共存する異なるラジオモバイルアクセス技術及びモバイルインフラストラクチャベンダの製品、並びにモバイル通信ネットワークの分岐の増加によって、動作及びラジオアクセス技術活動は、非常に複雑で多次元なものとなっている。ソフトウェアベースのシステムを用いてネットワーク例外を検出及び解決することにより、オペレータは、ラジオアクセスネットワークトポロジの一部ではないが、モバイルオペレータの周波数帯帯域で送信を行う仮想ＢＴＳ（virtual BTS：ｖＢＴＳ）を使用することに起因する何らかの干渉又はネットワーク例外を検出することができ、モバイル加入者をより良好に追跡することができる。提案されたシステムを複数のモバイルオペレータのネットワークに接続することによって、より広範囲の周波数スペクトル及び地理的領域に亘って、仮想ＢＴＳによって生じる例外を検出することができる。

典型的なモバイルラジオシステムでは、基地局（Base Station：ＢＳ）及びモバイルユーザ設備ユニット（User Equipment unit：ＵＥユニット：通信のためにエンドユーザが直接的に使用する何らかのデバイス）は、ラジオアクセスネットワーク（Radio Access Network：ＲＡＮ）を介して、１つ以上のコアネットワークと、音声及びデータ信号によって通信を行う。ＢＳは、通常、トランシーバ及びアンテナを備えるモバイル基地局である。ＢＳは、例えば、マクロＢＳ、ミクロＢＳ、フェムトＢＳ及びスモールセル（Small cell）等、異なるタイプの物理的及び論理的側面を有している。モバイルＵＥは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡ、タブレット及びモバイル端子を備えるラップトップコンピュータ等のモバイルデバイスである。コアネットワークは、ここに接続する顧客に様々なサービスを提供するテレコミュニケーションネットワークの中心部である。

ＲＡＮは、それぞれが、基地局によってサービングされるセルに分割される地理的領域をカバーする。セル領域は、対応する基地局内の無線設備によって無線カバレッジが提供する地理的領域である。各セルは、セルによってブロードキャストされる一意的な識別子によって特定される。基地局及びセルは、ラジオアクセスネットワークトポロジの一部である。基地局は、エアインターフェースを介して（例えば、無線周波数を使用して）、セル領域内のモバイルＵＥと通信を行う。典型的なＲＡＮでは、幾つか基地局は、通常、（例えば、固定電話又は電磁波チャンネルによって）ラジオネットワークコントローラ（Radio Network Controller：ＲＮＣ）に接続される。ＲＮＣ（基地局コントローラとも呼ばれる。）は、これに接続された複数の基地局の様々な活動を管理及び調整する。ＲＮＣは、通常、１つ以上のコアネットワークに接続される。

ＵＭＴＳ（Universal Mobile Telecommunications System：ＧＳＭ(登録商標)規格に基づくネットワークのためのモバイルセルラ方式）におけるＬＴＥ（Long Term Evolution）及びＬＴＥアドバンスト（LTE Advanced：ＬＴＥ−Ａ）は、携帯電話及びデータ端末のための高速データ無線通信の標準規格である。これらは、ＧＳＭ(登録商標)／ＥＤＧＥ（ＧＳＭ(登録商標)エボリューションのための拡張データレート（Enhanced Data rates for GSM(登録商標) Evolution）、すなわち、データ転送速度を向上させるデジタル携帯電話技術）及びＵＭＴＳ／ＨＳＰＡ（高速パケットアクセス（High Speed Packet Access）、すなわち、ＷＣＤＭＡ(登録商標)プロトコルを用いて既存の第３世代モバイルデータ通信ネットワークの性能を拡張し及び向上させる技術）等のネットワーク技術に基づいて、新しい変調技術を用いて能力及び速度を向上させている。この規格は、３ＧＰＰ（第３世代パートナーシッププロジェクト（3rd Generation Partnership Project）、すなわち、テレコミュニケーション業界のグループ間の協同プロジェクト）によって開発されている。ＵＭＴＳ（Universal Mobile Telecommunications System）は、ＧＳＭ(登録商標)（Global System for Mobile Communications）から進化した第３世代のモバイル通信システムであり、広帯域符号分割多元接続（Wideband Code Division Multiple Access：ＷＣＤＭＡ(登録商標)）技術に基づく改善されたモバイル通信サービスを提供することを目的とする、ＣＤＭＡベースのシステムは、周波数分割多元接続（Frequency-Division Multiple Access：ＦＤＭＡ）と同じ転送レートを達成するために、より広い周波数帯を使用する。第３世代パートナーシッププロジェクト（Third Generation Partnership Project：３ＧＰＰ）として知られているフォーラムでは、テレコミュニケーションサプライヤは、第３世代ネットワーク、特にユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Universal Terrestrial Radio Access Network：ＵＴＲＡＮ）のための規格を提案し、これに合意している。ＵＴＲＡＮは、モバイル基地局、（ＮｏｄｅＢｓ及び進化型ＮｏｄｅＢとも呼ばれる。）及びラジオネットワークコントローラ（Radio Network Controller：ＲＮＣ）及び進化型ＲＮＣ（evolved RNC：ｅ−ＲＮＣ）を含む。ＲＮＣ／ｅ−ＲＮＣは、１つ以上のＮｏｄｅＢ／ｅＮｏｄｅＢのための制御機能を提供する。ノードＢは、その周りを自由に移動するモバイルＵＥと直接的に通信するために用いられる無線周波数送信機及び受信機を含む。

近年、通常のモバイルネットワークの挙動及び性能に影響を及ぼす、モバイルアクセスネットワークの送信トポロジの一部ではない戦術的な送信設備（tactical transmission equipment）が増加している。これらは、モバイル加入者の通信の機密性の通常の挙動にも影響を及ぼす。この結果、（一般的に限定的なリソースである）スペクトル効率を最大化するために、この複数の戦術的な送信設備を検出する必要があり、モバイルネットワークは、リアルタイムイベントメッセージを生成するように適応化されている。イベントメッセージは、モバイルネットワーク内の異なるコンポーネント（例えば、ｅＮｏｄｅＢ、ＥＵＴＲＡＮ ＮｏｄｅＢ、ＲＮＣ、ＮｏｄｅＢ、ＵＥ等）の間で送信される測定報告（measurement report）である。イベントメッセージは、そこにカプセル化されている測定値のタイプ及びメッセージングプロセスに参加するネットワークコンポーネントに応じて幾つかタイプに分類できる。

更に、技術標準化組織、例えば、３ＧＰＰフォーラムは、事前の測定によって第３世代ネットワークの動作を制御及び管理する強化された手法を開発している。このフォーラムによる開発成果の１つは、例えば、３ＧＰＰ ＴＳ ２５．４２３ Ｖ３．１４．２（２０１２）規格に記載されているＵＴＲＡＮ Ｉｕｒインターフェース（UTRAN Iur interface）ラジオネットワークサブシステムアプリケーションパート（Radio Network Subsystem Application Part：ＲＮＳＡＰ）シグナリングである。この規格は、制御プレーンのＵＴＲＡＮ内のＲＮＣ間の無線ネットワーク層シグナリング手順を特定しており、ここでは、例えば、使用されている送信周波数及びパワーが測定値として用いられている。

アクティブモバイルネットワーク測定に基づくアクティブ仮想モバイル基地局のオンライン識別の前提条件は、全ての関連するモバイルラジオアクセス送信要素を含むモバイルアクセスネットワークトポロジのデータを取得することである。

現在、モバイルラジオネットワークのオペレータ及び法執行機関は、異種ではない（non-heterogeneous）マルチレイヤネットワーク干渉及びこれらの顧客による安全なサービス要求に動的に応じるために、アクティブモバイルネットワーク測定に基づくアクティブ仮想モバイル基地局のオンライン識別のための手法を模索している。しかしながら、このような能力は、多くの技術的な課題及び困難を含んでいる。現在利用できるフィールド戦術的技術（field tactical techniques）は、いずれもこのような仮想基地局の広域スケールの識別を提供していない。したがって、複数のタイプ／技術／層及びベンダからのアクティブモバイルネットワーク測定に基づく、リアルタイムのアクティブ仮想モバイル基地局の継続的な監視及びオンライン識別を提供するシステムが必要である。

したがって、本発明の目的は、アクティブモバイルネットワーク測定に基づくアクティブ仮想モバイル基地局の自動的及び継続的なオンライン識別のためのソフトウェアシステムを提供することである。

本発明の他の目的は、あらゆる所与の時点及び位置において、顧客に対して継続的にネットワークのサービスグレードを維持することができることをモバイルネットワークオペレータに保証するシステムを提供することである。

本発明の更なる目的は、仮想モバイル基地局アクティベータの位置を正確に検出し、モバイルネットワーク動作の間、可能性があるモバイルオペレータの負のネットワーク性能及びセキュリティ違反を防止することである。

本発明の更に他の目的は、モバイルオペレータの収益及びブランディングに直接的な影響を及ぼす仮想基地局アクティベーションのこの現象を取り締まる法執行機関の活動を正確に及び遠隔から補助することである。

本発明の更に他の目的は、（例えば、ＺＴＥ、ＨＵＡＷＥＩ、エリクソン、ノキア−ＮＳＮ、アルカテル−ルーセント、モトローラ等）の複数のネットワークインフラストラクチャ提供業者からの異なるデータソース間の機能的な互換性を提供することである。

本発明の更に他の目的は、ネットワークセキュリティ違反を検出するための費用効果が高いシステムを提供することである。

本発明の他の目的及び利点は、以下の説明によって明らかとなる。

本発明は、アクティブモバイルネットワーク測定に基づいて、アクティブ仮想モバイル基地局を継続的に監視、検出及び識別するコンピュータ化されたシステムを提供し、このシステムは、
ａ．モバイルネットワークのアクティブサイトに関連するデータを提供する構成トポロジ（configuration topology）データベースと、
ｂ．データベースに接続された処理ユニットであって、
ｂ．１）モバイルネットワークのラジオアクセスネットワーク（radio access network：ＲＡＮ）のラジオアクセス要素からデータファイルを受信し、そのネットワーク構成トポロジデータを収集し、
ｂ．２）モバイルネットワークのモバイル加入者に関係し、モバイルユーザ設備とラジオアクセスネットワーク要素との間で転送されるイベントデータメッセージを収集し、
ｂ．３）モバイル加入者のイベントデータをネットワーク構成トポロジデータと比較する処理ユニットと、
ｃ．仮想基地局識別検出器であって、
ｃ．１）処理ユニットから仮想基地局の活動を示す比較結果を受信し、
ｃ．２）比較結果に基づいて、仮想基地局の識別及びプロファイルデータファイルを生成する仮想基地局識別検出器とを備える。

エアインターフェースを介してモバイル（加入者）ユーザ設備（User Equipment：ＵＥ）と通信する仮想基地局は、モバイルオペレータの無線ラジオアクセステレコミュニケーション送信ソースの一部ではなくてもよい。

処理ユニットは、実質的に、モバイル加入者ユーザ設備によって報告される仮想基地局測定値を処理及び解析し、仮想基地局の識別プロファイルを構築するように構成してもよい。

データファイルは、モバイルユーザ設備と異なるラジオアクセスネットワーク要素との間で転送されるリアルタイムイベントメッセージを含むデータファイルであってもよい。

処理ユニットは、
ａ．から仮想基地局プロファイルを構築するプロファイルデコーダと、
ｂ．仮想基地局データプロファイルを、イベント測定ファイル内で測定され、構成トポロジファイル内で報告されたモバイルネットワーク内のアクティブ基地局と比較するデコンパウンダとを備えていてもよい。

デコンパウンダは、所与の報告記録におけるモバイルユーザ設備の測定から仮想基地局データを抽出し、各モバイルネットワークから受信されたデータファイルを並列に解析するように構成された１又は複数のデコーダを含む。

デコンパウンダは、更に、ユーザ設備ユニット（ＵＥ）からのイベント測定データをネットワークトポロジデータと比較し、仮想基地局測定データを検出してもよい。

ここに提案するシステムは、更に、イベント処理定義及び追跡記録を含む、仮想基地局識別イベントの何らかの追跡記録の履歴データ記録定義を含む履歴データベースを備えていてもよい。

仮想基地局識別検出器は、ラジオアクセスネットワーク構成トポロジに対応するデータとモバイル加入者イベントとの間に不一致を検出すると、警報を生成するように構成してもよい。

本発明は、更に、アクティブ仮想基地局のオンライン識別及びプロファイリングのための方法を提供し、この方法は、
ａ．モバイルアクセスネットワークデータファイルを受信することと、
ｂ．データファイルの作成直後にデータファイルにインデクスを付すことと、
ｃ．通信プロトコル層の関連する測定値をデコンパウンド（decompunding）することによってファイルから基地局関連データ測定値を抽出することと、
ｄ．基地局関連データ測定値を、データベースに保存されている異なるネットワークトポロジデータからのネットワークのトポロジ構成と比較することと、
ｅ．仮想基地局の識別の１つ以上のプロファイルを生成することと、を含む。

履歴データベース内のデータは、法執行機関による更なる使用のために、仮想基地局の起動パターン及び挙動を特定するために使用してもよい。

本発明の上述及び他の特徴及び利点は、添付の図面を参照する以下の実施形態の例示的で非制限的な詳細な説明によって明らかとなる。

本発明の実施形態に基づく、１又は複数のモバイルネットワーク内のアクティブ仮想モバイル基地局のためのオンライン識別システムの略図である。 本発明の実施形態に基づいて構成され及び動作するシステムによって実行される、仮想基地局識別プロセスのフローチャートである。

本発明は、モバイルアクセスネットワークのイベント測定値の継続的な解析に基づくアクティブ仮想モバイル基地局のオンライン識別のためのソフトウェアベースのシステムに関連し、このシステムは、
ａ．１つ以上のマルチタイプモバイルラジオアクセスネットワークからのデータ取得及び情報収集のためのオンラインソフト処理要素を備える。収集されるデータは、例えば、顧客サービスグレードの改善、動作的な例外の削減及び法執行機関のニーズのためのアクティブ仮想モバイル基地局のオンライン識別の基礎となる。

ｂ．システムは、更に、ソフトウェアに接続され、挙動検出アルゴリズムをインプリメントする前に、収集されたネットワークデータを検証及び解析するデータ収集及びプロファイリングサーバを備える。ソフトウェア処理要素は、１つ以上のマルチベンダ、マルチテクノロジモバイルラジオアクセスからデータファイルを受信する。ＢＳ及び送信ソースは、無線ラジオテレコミュニケーションソースであってもよい。ソフトウェア処理ユニットは、モバイルネットワーク及び各モバイルアクセスネットワークの複数のモバイルユーザのデータを処理及び解析し、プロファイルを識別及び生成し、モバイルネットワークの地理的領域内での仮想基地局の起動に関する警報を生成する。ソフトウェア処理ユニットは、更に、より優れたユーザパフォーマンス及びより優れたスペクトル干渉処理及びサービス品質をサポートするように構成してもよい。

ｃ．ソフトウェア処理ユニットは、
ａ．ネットワークのデータファイルから関連するデータを抽出するデータマネージャと、
ｂ．異なる加入者のモバイルレポートから関連するデータを引き渡すための顧客デバイスｇｅｏコレスポンダ（geo corresponder）と、
ｃ．基本的にリアルタイム又は略リアルタイムで動作するオンライン識別要素とを備える。

ソフトウェアデータマネージャは、例えば、周波数スペクトル使用データ、ネットワークのサービス品質データクラス性能、並びに各ネットワーク要素のトラフィック及びラジオアクセス技術に関連する他のデータを抽出する。これは、モバイルユーザ及びＢＳから並列に受信したデータファイルを解析するように構成された１つ以上のデコーダを含んでいてもよい。

マルチポイント、マルチテクノロジ及びマルチモバイルネットワーク監視及び測定能力は、単一のソフトウェア監視及び識別システムによって実現してもよい。

大きな地理的領域内で、ソフトウェアによって管理された国家的モバイルネットワークスペクトルデータ（national mobile network spectral data）を使用してもよい。

実際の測定値は、複数の位置のモバイル動作管理センタに変換してもよい。

データファイルは、例えば、監視されたラジオアクセス要素内のコンポーネント間で転送されるリアルタイムイベントメッセージを含むバイナリのデータファイルであってもよい。

以下の説明では、説明を目的として、多数の特定の詳細を開示する。但し、当業者にとって明らかなように、本発明は、このような特定の詳細に限定されず、当業者は、代替となる構成を想到できる。

本発明が提案する主要な思想は、マルチテクノロジ、マルチベンダ無線ラジオアクセス及びコアネットワークの進行中の動作に関連する仮想基地局識別プロセスを動的且つ自動的に実行することである。通常のモバイルネットワークの動作の間の実時間の識別は、モバイルアクセスネットワークトポロジ要素の一部ではない基地局がモバイル加入者無線リンク送信に参加しないことを保証するように設計される。本発明が提案するシステムは、複数のモバイルネットワークからの生データを、このようなイベントを警告することができ、検出されたイベントを適切な対策によって解決することができる実時間のオンライン識別プロセスの形式に変換することができる。オンライン識別及び検出されたイベントの解決によって、モバイルネットワーク挙動、品質及び非最適な動作的アクティビティを改善することができる。モバイルネットワーク内の各ラジオアクセスコントローラ要素は、その機能を制御及び管理するために有効な関連する生の測定を実行する。本発明が提案するシステムは、これらの正確なコントローラ要素及び測定を用いて、仮想基地局起動プロセスの解析及び識別を実行し、モバイル加入者及びモバイルネットワークにとって有害な影響を低減し、優れたネットワーク性能を達成する。本発明は、並列のマルチレイヤ異種ネットワークの性能基準を指定するように設計された異なるマルチレイヤアルゴリズムに基づいて、実際の測定値を動作的な仮想基地局警報に変換する方法を提案する。

図１は、本発明の実施形態に基づいて構成され、動作するアクティブ仮想モバイル基地局識別システム（Virtual Mobile Base-Stations Identification System：ＶＢＴＳＩ）のオンライン識別システムの高レベルの略図である。仮想基地局識別システム（ＶＢＴＳＩ）１０１は、モバイル動作ネットワーク（Mobile Operating Network：ＭＯＮ）１０２の一部である１又は複数の既存のモバイル管理及び動作サポートサブシステム（Mobile Management & Operation Support Subsystem：ＯＳＳ）１０３にインターフェースされるサポートされたモバイル動作システムである。各モバイル動作ネットワーク１０２は、更に、モバイルラジオアクセスネットワーク（ＲＡＮ）１０４を含む。モバイルラジオアクセスネットワークは、３ＧＰＰテクノロジベースのネットワーク（ＧＳＭ(登録商標)−ＧＥＲＡＮ／３Ｇ−ＵＴＲＡＮ／ＬＴＥ−ＥＵＴＲＡＮ）である。ラジオアクセスネットワークは、更に、基地局（ＢＳ）１０５を含む。基地局は、マルチタイプ（マクロ／ミクロ／フェムト／スモールセル）であり、３ＧＰＰテクノロジベースのネットワーク要素（ＧＳＭ(登録商標)−ＢＳ／３Ｇ−ＮｏｄｅＢ／ＬＴＥ−ｅＮｏｄｅＢ）である。モバイルユーザ設備（ＵＥ）１０７は、エアインターフェースを介して、基地局にインターフェースされる。仮想基地局（Virtual Base-Station：ＶＢＴＳ）１０６は、オペレータのモバイルネットワークの一部ではなく、このネットワークに接続されていない。しかしながら、モバイルユーザ設備（ＵＥ）１０７は、同様にエアインターフェースを介して、仮想基地局（ＶＢＴＳ）１０６と通信を行うことができる。本発明は、データ監視に基づいて、仮想基地局識別及び動作的プロファイリングプロセスを継続的に実行するソフトウェアモジュールを含む。

図２は、本発明の一実施形態に基づいて構成され及び動作するシステムによって実行される仮想基地局識別プロセスのフローチャートを示している。第１のプロセス段階２０１では、１つ以上のモバイルアクセスネットワークからネットワークトポロジデータが収集される。中継プロセス段階２０２では、１つ以上のモバイルアクセスネットワークからモバイル加入者のイベントデータメッセージが収集される。次のプロセス２０３では、イベントメッセージコンテンツデータ及び解析によって、ネットワークメッセージ例外、例えば、モバイルユーザ設備からの非同期、拒否又は失敗イベントメッセージが生成されたかが検証される。このようなケースが検出されると、ネットワークデータトポロジによる相関処理が実行され、調査されたケースがモバイルオペレータのラジオアクセストポロジ定義の下で動作するモバイルアクセスラジオ要素の誤動作に関するものか、検出されたケースがアクティブ仮想基地局（ＶＢＴＳ）に関連するかが検出される。検出されたケースが潜在的なアクティブ仮想基地局（ＶＢＴＳ）であると解析されると、次のプロセスは、確認されたイベント詳細データをデータベースに保存し、これと並行して、アクティブ仮想基地局（ＶＢＴＳ）に関するプロファイルが生成され、更なる使用のためにデータベースに保存される。また、システムは、検出イベントを警告し、収集された疑わしいアクティブ仮想基地局（ＶＢＴＳ）のイベント情報及びプロファイルを表示する。

上述した例及び説明は、例示のみを目的とし、如何なる形式であれ、本発明を制限することを目的としない。当業者にとって明らかなように、本発明は、発明の範囲を逸脱することなく、上述の１つ以上の技術を採用する幅広い様々な手法で実施できる。

また、本発明は、ここに記述したものに限定されず、多くの変形例が存在し、これらは全て本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって定義される。

Claims (13)

1. アクティブモバイルネットワーク測定に基づいて、アクティブ仮想モバイル基地局を継続的に監視、検出及び識別するコンピュータ化されたシステムにおいて、
   ａ．モバイルネットワークのアクティブサイトに関連するデータを提供する構成トポロジデータベースと、
   ｂ．前記データベースに接続された処理ユニットであって、
   ｂ．１）前記モバイルネットワークのラジオアクセスネットワーク（ＲＡＮ）のラジオアクセス要素からデータファイルを受信し、そのネットワーク構成トポロジデータを収集し、
   ｂ．２）前記モバイルネットワークのモバイル加入者に関係し、モバイルユーザ設備とラジオアクセスネットワーク要素との間で転送されるイベントデータメッセージを収集し、
   ｂ．３）前記モバイル加入者のイベントデータを前記ネットワーク構成トポロジデータと比較する処理ユニットと、
   ｃ．仮想基地局識別検出器であって、
   ｃ．１）前記処理ユニットから仮想基地局の活動を示す比較結果を受信し、
   ｃ．２）前記比較結果に基づいて、前記仮想基地局の識別及びプロファイルデータファイルを生成する仮想基地局識別検出器と、を備えるシステム。
2. エアインターフェースを介して前記モバイル加入者設備（ＵＥ）と通信する前記仮想基地局は、モバイルオペレータの無線ラジオアクセステレコミュニケーション送信ソースの一部ではない請求項１記載のシステム。
3. 前記処理ユニットは、前記モバイル加入者ユーザ設備によって報告される仮想基地局測定値を処理及び解析し、前記仮想基地局の識別プロファイルを構築する請求項１記載のシステム。
4. 前記処理ユニットは、基本的にオンラインでモバイル及びネットワーク測定データを処理及び解析する請求項１記載のシステム。
5. 前記データファイルは、前記モバイルユーザ設備と異なるラジオアクセスネットワーク要素との間で転送されるリアルタイムイベントメッセージを含むデータファイルである請求項１記載のシステム。
6. 前記処理ユニットは、
   ａ．から前記仮想基地局プロファイルを構築するプロファイルデコーダと、
   ｂ．前記仮想基地局データプロファイルを、イベント測定ファイル内で測定され、構成トポロジファイル内で報告されたモバイルネットワーク内のアクティブ基地局と比較するデコンパウンダとを備える請求項１記載のシステム。
7. 前記デコンパウンダは、所与の報告記録におけるモバイルユーザ設備の測定値から仮想基地局データを抽出する請求項６記載のシステム。
8. 前記デコンパウンダは、各モバイルネットワークから受信されたデータファイルを並列に解析するように構成された１又は複数のデコーダを含む請求項６記載のシステム。
9. 前記デコレスポンダは、更に、前記ユーザ設備ユニット（ＵＥ）からのイベント測定データを前記ネットワークトポロジデータと比較し、仮想基地局測定データを検出する請求項６記載のシステム。
10. イベント処理定義及び追跡記録を含む、仮想基地局識別イベントの何らかの追跡記録の履歴データ記録定義を含む履歴データベースを更に備える請求項１記載のシステム。
11. アクティブ仮想基地局のオンライン識別及びプロファイリングのための方法において、
    ａ．前記モバイルアクセスネットワークデータファイルを受信することと、
    ｂ．データファイルの作成直後に前記データファイルにインデクスを付すことと、
    ｃ．通信プロトコル層の関連する測定値をデコンパウンドすることによって前記ファイルから基地局関連データ測定値を抽出することと、
    ｄ．前記基地局関連データ測定値を、データベースに保存されている異なるネットワークトポロジデータからのネットワークのトポロジ構成と比較することと、
    ｅ．前記仮想基地局の識別の１つ以上のプロファイルを生成することと、を含む方法。
12. 履歴データベース内のデータを用いて、法執行機関による更なる使用のために、仮想基地局の起動パターン及び挙動を特定することを更に含む請求項１１記載の方法。
13. 前記仮想基地局識別検出器は、ラジオアクセスネットワーク構成トポロジに対応するデータとモバイル加入者イベントとの間に不一致を検出すると、警報を生成するように構成されている請求項１記載のシステム。
    

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