JP2017511663A - 無線ローカルエリアネットワークユーザ側装置及び情報処理方法 - Google Patents

無線ローカルエリアネットワークユーザ側装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)ユーザ側装置及び情報処理方法に関し、WLANの現在のネットワーク情報が完全ではないのでユーザ装置(UE)がWLANネットワークを正確に選択することができない、という問題を解決する。本発明の実施例は、WLANユーザ側装置であって、WLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するように構成される第1の処理モジュールと、第1の処理モジュールにより受信されたネットワーククラス情報に従って、当該ユーザ側装置に対応するUEによりWLANを使用する方法を判定するように構成される第2の処理モジュールとを含む、ユーザ側装置を提供する。ユーザ側装置がWLANのネットワーククラス情報を取得するので、ユーザ側装置は、WLANのネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定することができ、それにより、現在のネットワーク情報が完全ではないのでUEがWLANネットワークを正確に選択することができない、という問題を解決する。

Description

本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、無線ローカルエリアネットワークユーザ側装置及び情報処理方法に関する。
近年、スマート端末及びモバイルアプリケーションの急速な普及はモバイルインターネットの速い発展を促進するが、しかし、モバイルネットワークに対して大きなデータ量の影響を負わせ、したがって、グローバルなオペレータのモバイルネットワークは頻繁にオーバーロード状態になる。スペクトルが無料であり、装置が安価で、そして端末の普及及び技術開発が速い無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Access Network、WLAN)は、オペレータ、企業、政府、及び消費者によって好まれるとともに、モバイルインターネットに対して端末による無線アクセスの多数のオプションを提供する。
商業WLANの技術標準及び促進組織としてのWi−Fiアライアンス(Wi-Fi Alliance、WFA)は、標準化されたWLANベースのHotspot2.0ネットワークを市場にもたらすことを目指している。Hotspot2.0ネットワークでは、Passpoint技術によって、ネットワークが自動的に発見されて選択されることができるとともに、ローミングが異なるモバイルネットワークオペレータのネットワーク間で実行されることができる。
Hotspot2.0(下記では簡潔に“HS2.0”と言われる)の基本アーキテクチャは、図1において示される。Passpoint装置は、Passpointホットスポットオペレータにより提供されるPasspointアクセスポイント(Access Point、AP)を使用することによりエッジルータに接続され、そしてアクセスルータを使用することによりインターネットにアクセスする。拡張された米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers、IEEE)のメカニズムによって、Passpoint装置は、Passpointアクセスポイントを使用することにより、アクセスネットワーククエリプロトコル(Access Network Query Protocol、ANQP)サーバにANQP照会メッセージを送信して、WLANのネットワーク情報を取得するとともに、アクセスのためのPasspoint装置の設定又はオペレータ方針に従って、適切なWLANネットワークを選択する。ANQP照会メッセージの内容は、下記のテーブル1において示される。
Figure 2017511663
現在、下記ではユーザ装置(User equipment、UE)と呼ばれるPasspoint装置により、ANQP照会によってWLAN APから取得されるネットワーク情報は、Venue Name(地点名)、Network Authentication Type(ネットワーク認証タイプ)、Roaming Consortium(ローミングコンソーシアム)、IP Address Type Availability(IPアドレスタイプ利用可能性)、NAI Realm(ネットワークアクセス識別子レルム)、3GPP Cellular Network(第3世代パートナシッププロジェクトセルラネットワーク)、Domain Name(WLANネットワークオペレーティングエンティティドメイン名)、並びに、HS2.0 ANQP-elements(ANQP−要素):HS Query list(ホットスポット照会リスト)、HS Capability list(ホットスポット能力リスト)、Operator Friendly Name(WLANネットワークオペレータフレンドリ名)、WAN Metrics(広域ネットワーク接続)、Connection Capability(WLANネットワークプロトコル及びポートの接続能力)、NAI Home Realm Query(ネットワークアクセス識別子ホームレルム照会によって返された情報)、OSU Providers list(オンラインサインアッププロバイダリスト)、Icon Request(アイコン要求)、及びIcon Binary File(アイコンバイナリファイル)を含む。
その上、WLAN APのビーコン(Beacon)フレーム又はプローブ応答(Probe Response)を使用することによりUEによって取得されるいくつかの他の情報、例えば、BSS Load element(ビジネスサポートシステム負荷要素)、EAP methods(拡張認証プロトコル方法)、support for HS2.0(HS2.0に対するサポート)、及びいくつかのRoaming Consortiums(ローミングコンソーシアム)が更に存在する。
ネットワークは、設定情報(下記の図面において示されるPerProviderSubscription(プロバイダ毎のサブスクリプション))をUEに対して送信することにより、WLANネットワーク選択を実行するようにUEを更に制御することができ、ここで、設定情報は、ユーザの会員契約関連情報(会員契約更新、ホームサービスプロバイダ、会員契約パラメータ、信任状など)を含むとともに、WLAN APを具体的に選択するために使用される方針を更に含む。UEは、ネットワークの設定情報に従って、アクセスのための適切なWLANネットワークを選択し得る。
現在は、UEは、ANQP照会によって、WLANネットワークに関する情報、例えば、Venue Name(地点名)、Network Authentication Type(ネットワーク認証タイプ)、Roaming Consortium(ローミングコンソーシアム)、IP Address Type Availability(利用可能なIPアドレスタイプ)、NAI Realm(ネットワークアクセス識別子レルム)、3GPP Cellular Network(3GPPセルラネットワーク情報)、Domain Name(WLANネットワークオペレーティングエンティティドメイン名)、Operator Friendly Name(WLANネットワークオペレータフレンドリ名)、WAN Metrics(広域ネットワーク接続情報)、Connection Capability(WLANネットワークプロトコル及びポートの接続状態)、NAI Home Realm Query(ネットワークアクセス識別子ホームレルム照会によって返された情報)、及びOSU Providers list(オンラインサインアッププロバイダリスト)を取得し得る。
その情報はWLANネットワークについての完全な情報を示さない、ということが分かり得る。したがって、UEにより取得されたネットワーク情報は完全ではないとともに、UEは、WLANネットワークを使用する方法(例えば、WLANにアクセスするべきかどうか、又はWLANにおいて指定されたアプリケーションを実行するべきかどうか)を正確に判定することができない。
本発明の実施例は、無線ローカルエリアネットワークユーザ側装置及び情報処理方法を提供し、WLANネットワークの現在のネットワーク情報が完全ではないのでUEがWLANネットワークを正確に選択することができない、という問題を解決する。
第1の態様によれば、本発明の実施例は、WLANユーザ側装置であって、当該ユーザ側装置が、無線ローカルエリアネットワークWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するように構成される第1の処理モジュールと、前記第1の処理モジュールにより受信された前記ネットワーククラス情報に従って、当該ユーザ側装置に対応するユーザ装置UEにより前記WLANを使用する方法を判定するように構成される第2の処理モジュールとを含む、ユーザ側装置を提供する。
この解決法では、ユーザ側装置がWLANのネットワーククラス情報を取得するので、ユーザ側装置は、WLANのネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定することができ、それにより、現在のネットワーク情報が完全ではないのでUEがWLANネットワークを正確に選択することができない、という問題を解決する。
第1の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、前記第2の処理モジュールは、前記ネットワーククラス情報及び前記UEを使用するユーザのクラス情報に従って、前記UEが前記WLANにアクセスするべきかどうかを判定するように具体的に構成される。
この解決法では、UEのユーザのクラス情報が受信されたネットワーククラス情報と共に更に使用され、その結果、UEがWLANにアクセスするべきかどうかが更に正確に判定されることができる。
第1の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、前記第1の処理モジュールは、前記WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscription PerProviderSubscriptionにおける前記UEの前記ユーザの前記クラス情報を受信するように更に構成される。
この解決法は、WLANネットワーク側装置からUEのユーザのクラス情報を取得する方法を提供する。
第1の態様の第1の可能な実施方法、又は第1の態様の第2の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、前記第1の処理モジュールにより受信された前記UEの前記ユーザの前記クラス情報は、下記の情報、すなわち、前記UEの前記ユーザが大人であることを示すために使用される情報、前記UEの前記ユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、前記UEの前記ユーザが子供であることを示すために使用される情報、前記UEの前記ユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又は前記UEの前記ユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む。
この解決法は、UEのユーザのクラス情報の任意の解決法を提供する。
第1の態様に関連して、第4の可能な実施方法において、前記第2の処理モジュールは、前記ネットワーククラス情報、そして、前記UE上で実行されるアプリケーションのクラス、又はウェブサイトのクラス、又は前記UE上で実行されるアプリケーションによりアクセスされるべきウェブサイトアドレスに従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するように具体的に構成される。
この解決法では、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するために、UE上で実行されるアプリケーションのクラスが受信されたネットワーククラス情報と共に使用され、UEによりWLANを使用する方法が、UE上で実行されるアプリケーションに従って判定され得る。
第1の態様の第4の可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、前記第2の処理モジュールは、前記UE上で実行される前記アプリケーションを使用することにより、前記UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIにアクセスして、前記第1の処理モジュールにより受信された前記WLANの前記ネットワーククラス情報を取得し、前記の取得されたネットワーククラス情報に従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するか、又は前記第1の処理モジュールにより受信された前記ネットワーククラス情報に従って、そして前記UEのオペレーティングシステムを使用することにより、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するように具体的に構成される。
この解決法は、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定する具体的な方法を提供する。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施方法、第1の態様の第2の可能な実施方法、第1の態様の第3の可能な実施方法、第1の態様の第4の可能な実施方法、又は第1の態様の第5の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第6の可能な実施方法において、前記第1の処理モジュールは、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するためのアクセスネットワーククエリプロトコルANQP照会要求を前記WLANネットワーク側装置に送信することのあとに、前記ANQP照会要求に応答して前記WLANネットワーク側装置により送信されたANQP照会応答を使用することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するか、又はビーコンBeaconフレーム若しくはプローブ応答Probe Responseを使用することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するように具体的に構成される。
この解決法は、ユーザ側装置によりWLANのネットワーククラス情報を取得する具体的な実施方法を提供する。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施方法、第1の態様の第2の可能な実施方法、第1の態様の第3の可能な実施方法、第1の態様の第4の可能な実施方法、第1の態様の第5の可能な実施方法、又は第1の態様の第6の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第7の可能な実施方法において、前記ネットワーククラス情報は、下記の情報、すなわち、バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む。
この解決法は、異なるシナリオに対するネットワーククラス情報の任意の解決法を提供する。
第2の態様によれば、本発明の実施例は、情報処理方法であって、当該方法が、無線ローカルエリアネットワークWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するステップと、前記の受信されたネットワーククラス情報に従って、ユーザ装置UEにより前記WLANを使用する方法を判定するステップとを含む、方法を提供する。
この解決法では、ユーザ側装置がWLANのネットワーククラス情報を取得するので、ユーザ側装置は、WLANのネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定することができ、それにより、現在のネットワーク情報が完全ではないのでUEがWLANネットワークを正確に選択することができない、という問題を解決する。
第2の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、前記ネットワーククラス情報に従って、前記UEにより前記WLANを使用する方法を判定する前記ステップは、前記ネットワーククラス情報及び前記UEを使用するユーザのクラス情報に従って、前記UEが前記WLANにアクセスするべきかどうかを判定するステップを含む。
この解決法では、UEのユーザのクラス情報が受信されたネットワーククラス情報と共に更に使用され、その結果、UEがWLANにアクセスするべきかどうかが更に正確に判定されることができる。
第2の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、前記WLANを使用する方法を判定する前記ステップのまえに、当該方法は、PerProviderSubscription PerProviderSubscriptionにおける前記UEの前記ユーザの前記クラス情報を受信するステップを更に含む。
この解決法は、WLANネットワーク側装置からUEのユーザのクラス情報を取得する方法を提供する。
第2の態様の第1の可能な実施方法、又は第2の態様の第2の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、前記UEの前記ユーザの前記クラス情報は、下記の情報、すなわち、前記UEの前記ユーザが大人であることを示すために使用される情報、前記UEの前記ユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、前記UEの前記ユーザが子供であることを示すために使用される情報、前記UEの前記ユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又は前記UEの前記ユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む。
この解決法は、UEのユーザのクラス情報の任意の解決法を提供する。
第2の態様に関連して、第4の可能な実施方法において、前記ネットワーククラス情報に従って、前記UEにより前記WLANを使用する方法を判定する前記ステップは、前記ネットワーククラス情報、そして、前記UE上で実行されるアプリケーションのクラス、又はウェブサイトのクラス、又は前記UEにおけるアプリケーションによりアクセスされるべきウェブサイトアドレスに従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップを含む。
この解決法では、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するために、UE上で実行されるアプリケーションのクラスが受信されたネットワーククラス情報と共に使用され、UEによりWLANを使用する方法が、UE上で実行されるアプリケーションに従って判定され得る。
第2の態様の第4の可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定する前記ステップは、前記UE上で実行される前記アプリケーションを使用することにより、前記UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIにアクセスして、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を取得し、前記の取得されたネットワーククラス情報に従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップか、又は前記の取得されたネットワーククラス情報に従って、そして前記UEのオペレーティングシステムを使用することにより、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップを含む。
この解決法は、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定する具体的な方法を提供する。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施方法、第2の態様の第2の可能な実施方法、第2の態様の第3の可能な実施方法、第2の態様の第4の可能な実施方法、又は第2の態様の第5の可能な実施方法に関連して、第2の態様の第6の可能な実施方法において、WLANのネットワーククラス情報を受信する前記ステップは、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するためのアクセスネットワーククエリプロトコルANQP照会要求を前記WLANネットワーク側装置に送信するステップのあとに、前記ANQP照会要求に応答して前記WLANネットワーク側装置により送信されたANQP照会応答を受信することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するステップか、又はビーコンBeaconフレーム若しくはプローブ応答Probe Responseを使用することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するステップを含む。
この解決法は、ユーザ側装置によりWLANのネットワーククラス情報を取得する具体的な実施方法を提供する。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施方法、第2の態様の第2の可能な実施方法、第2の態様の第3の可能な実施方法、第2の態様の第4の可能な実施方法、第2の態様の第5の可能な実施方法、又は第2の態様の第6の可能な実施方法に関連して、第2の態様の第7の可能な実施方法において、前記ネットワーククラス情報は、下記の情報、すなわち、バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む。
この解決法は、異なるシナリオに対するネットワーククラス情報の任意の解決法を提供する。
要約すれば、本発明の実施例において、WLANネットワーク側装置は、ネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信し、その結果、ユーザ側装置は、受信されたネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定することができる。したがって、UEは、完全なネットワーク情報を取得して、WLANネットワークを正確に選択することができる。
Hotspot2.0の基本アーキテクチャの図である。 本発明の実施例によるWLANシステムの概略構造図である。 本発明の実施例による第1のレベルのネットワーククラス情報のデータ編成方法の概略図である。 本発明の実施例による第2のレベルのネットワーククラス情報のデータ編成方法の概略図である。 本発明の実施例によるWLANユーザ側装置の概略構造図である。 本発明の実施例による第1の情報処理方法のフローチャートである。 本発明の実施例によるWLANネットワーク側装置の概略構造図である。 本発明の実施例による第2の情報処理方法のフローチャートである。
本発明の実施例は、無線ローカルエリアネットワークユーザ側装置及び情報処理方法を提供し、WLANネットワークの現在のネットワーク情報が完全ではないのでUEがWLANネットワークを正確に選択することができない、という問題を解決する。
本発明の実施例において提供される無線ローカルエリアネットワークユーザ側装置は、無線ローカルエリアネットワークWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するように構成される第1の処理モジュールと、第1の処理モジュールにより受信されたネットワーククラス情報に従って、当該ユーザ側装置に対応するユーザ装置UEによりWLANを使用する方法を判定するように構成される第2の処理モジュールとを含む。
本発明の実施例において提供されるWLANユーザ側装置がWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するので、ユーザ側装置は、ネットワーククラス情報に従って、ユーザ側装置に対応するUEによりWLANを使用する方法を判定することができ、WLANのネットワーククラス情報に従ってWLANを正確に選択する目的を達成する。
下記は、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。明瞭化を容易にするために、本発明の実施例は、最初にWLANシステムの観点から説明される。その場合に、本発明の実施例において提供される、WLANネットワーク側装置、WLANユーザ側装置、及び2つのWLAN情報処理方法が説明される。
図2は、本発明の実施例によるWLANシステムの概略構造図である。図図2において示されたように、WLANシステムは、WLANネットワーク側装置201と、WLANユーザ側装置202とを含み、ここで、WLANネットワーク側装置201は、WLANのネットワーククラス情報をWLANユーザ側装置202に送信するように構成され、WLANユーザ側装置202は、ネットワーク側装置201により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するとともに、受信されたネットワーククラス情報に従ってユーザ側装置201に対応するUEによりWLANを使用する方法を判定するように構成される。
図2において、WLANネットワーク側装置201とWLANユーザ側装置202は実線を使用することにより接続されているが、それは、WLANネットワーク側装置201とWLANユーザ側装置202との間で有線通信が行われることを示していない。実際、当業者は、WLANネットワーク側装置とWLANユーザ側装置との間の通信が一般に無線で行われる、ということを理解している。
ここで、WLANネットワーク側装置201は、WLANのアクセスポイントであり得るか、又はWLANのアクセスポイントを管理するとともに制御するアクセス制御ポイント(Access Controller、AC)であり得る。WLANユーザ側装置202は、WLANのユーザ装置(User Equipment、UE)であり得るか、又は外部からWLANのUEに接続されるとともに、UEに対してWLANアクセス制御を実行するように構成され得る制御装置であり得る。
下記の説明では、アクセスポイントがWLANネットワーク側装置201として使用されるとともに、UEがWLANユーザ側装置202として使用される一例を使用することにより説明が提供される。
図2において示されたWLANシステムにおいて、WLANは、サービスセット識別子(Service Set Identifier、SSID)、基本サービスセット識別子(Basic Service Set Identifier、BSSID)、レルム(Realm)、組織識別子(Organizitional Identifier、OI)、完全修飾ドメイン名(Fully Qualified Domain Name、FQDN)、及び地点名(Venue Name)のような異なるWLAN識別子を使用することにより分類され得る。
図2において示されたシステムにおいて、アクセスポイントが属するWLANのネットワーククラス情報を判定するために複数の方法がアクセスポイントに対して利用可能であり、下記には限定されないが、下記の方法を含む。
方法1:WLANネットワークが配置される場合に、メモリがアクセスポイント上に設定されるとともに、アクセスポイントは、アクセスポイントのネットワーククラス情報を記憶するように構成されるメモリを読み取ることにより、WLANのネットワーククラス情報を取得し得る。
方法1のために、アクセスポイントは、ビーコンBeaconフレームを使用することによりWLANのネットワーククラス情報をUEに送信し得るか、又はUEにより送信されたプローブ要求Probe Requestを受信したあとで、プローブ応答Probe Responseを使用することによりWLANのネットワーククラス情報をUEに送信し得る。
方法2:アクセスポイントは、図1におけるANQPサーバに、UEから受信されるとともに、WLANのネットワーククラス情報を照会するために使用されるANQP照会要求を送信し、ANQPサーバから返信されたANQP照会応答におけるWLANのネットワーククラス情報を取得する。
方法2のために、WLANのネットワーククラス情報を取得したあとで、アクセスポイントは、UEに、WLANのネットワーククラス情報を含むANQP照会応答を送信する。
任意に、ネットワーククラス情報は、2つの構造を含む。
構造1:第1のレベルのネットワーククラス情報のみが存在する。
構造2:第1のレベルのネットワーククラス情報、及び第1のレベルのネットワーククラス情報を更に分類する第2のレベルのネットワーククラス情報が存在し得る。
前述の2つの構造のために、任意に、第1のレベルのネットワーククラス情報は、下記には限定されないが、下記の情報、すなわち、バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む。
ここで、いくつかのシナリオにおいて、必ずしも全てのネットワーククラス情報が同時に現れるとは限らない。例えば、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、又は監視なしNo Monitoringのいずれかが現れることができ、安全な転送security transport、又は保証されたセキュリティなしNo security assuredのいずれかが現れることができる。
いくつかの他のネットワーククラス情報は、同時に現れ得る。例えば、バンキングレベルbanking level、及び安全な転送security transportは、同時に現れることができ、保証されたセキュリティなしNo security assured、及び子供によるアクセスが許されるレベルchild levelは、同時に現れることができる。
構造1及び構造2のために、アクセスポイントが第1のレベルのネットワーククラス情報をUEに送信する場合に、任意に、図3において示されたデータ編成方法が使用されることができ、ここで、ネットワーククラス情報のレベルは、ネットワーククラスタプル(NetworkClassTuple)により表される。上述したように、第1のレベルのネットワーククラス情報は、少なくとも1つ又は複数の情報を含む。したがって、図3において示されるネットワーククラスタプル#2及びネットワーククラスタプル#3は任意である(optional)。各ネットワーククラスタプルのデータ長は、2オクテット(octet)である。
構造2における第2のレベルのネットワーククラス情報は、第1のレベルのネットワーククラス情報を更に分類するためにのみ必要とされ、データ編成方法は図4において示されることができ、ここで、第2のレベルのネットワーククラス情報は、ネットワークサブクラス(NetworkSubClass)及び対応するステータス(status)により表されることができ、ネットワークサブクラス及びステータスは、それぞれ1オクテットを占有するとともに、第2のレベルのネットワーククラス情報の具体的な情報内容及び具体的な実施方法は限定されない。例えば、ネットワークサブクラスの値及び意味については下記のテーブル1を参照するとともに、ステータスの値及び意味については下記のテーブル2を参照する。
Figure 2017511663
Figure 2017511663
図2において示されたシステムにおいて、UEは、アクセスポイントから受信されたWLANのネットワーククラス情報に従ってWLANを使用する方法を判定する。
具体的には、UEは、ネットワーククラス情報に従って下記の判定を実行し得る。
判定1:WLANにアクセスするべきかどうか。
判定2:WLANにおいてUEにおける特定のアプリケーションを実行するべきかどうか。
具体的には、判定1のために、UEは、受信されたネットワーククラス情報及びUEを使用するユーザのクラス情報に従って、WLANにアクセスするべきかどうかを判定し得る(下記の実施例1及び実施例2を参照)。
任意に、UEを使用するユーザのクラス情報は、UEに事前設定される(例えば、UEはカスタマイズされたユーザ装置である)か、又はUEにインストールされたアプリケーションを使用することにより設定されて管理される(下記の実施例2を参照)。
その代りに、UEは、下記の方法を含む複数の方法を使用して、アクセスポイントから情報を受信することによりUEのユーザのクラス情報を取得し得る。
UEのユーザのクラス情報は、ネットワーク側によりUEに対して送信される、受信されたPerProviderSubscription PerProviderSubscriptionから取得される(下記の実施例1を参照)。
PerProviderSubscriptionは、同様に、事前設定された情報であり、ここで、UEが具体的に情報を取得することはここでは限定されず、すなわち、UEは、WLANのネットワーククラス情報を取得するアクセスポイントから情報を受信し得るか、又は別のアクセスポイントから情報を受信し得る。
任意に、UEのユーザのクラス情報は、下記の情報、すなわち、UEのユーザが大人であることを示すために使用される情報、UEのユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、UEのユーザが子供であることを示すために使用される情報、UEのユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又はUEのユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む。
判定2のために、具体的には、UEは、ネットワーククラス情報、そして、UE上で実行されるアプリケーションのクラス、又はウェブサイトのクラス、又はUE上で実行されるアプリケーションによりアクセスされるべきウェブサイトアドレスに従って、WLANにアクセスするべきかどうか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定し得る(下記の実施例3、実施例4、及び実施例5を参照)。
判定2は、下記の2つの方法において具体的に実施され得る。
方法1:UE上で実行されるアプリケーションは、受信されたネットワーククラス情報に従って、WLANにアクセスするべきかどうか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定する。
方法1のために、任意に、アプリケーションは、UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、WLANのネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIを使用することにより、UEにより受信されたWLANのネットワーククラス情報を取得し得る。
方法2:UEのオペレーティングシステムは、受信されたネットワーククラス情報に従って、WLANにアクセスするべきかどうか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定する。
同じ発明概念に基づいて、本発明の実施例は、WLANネットワーク側装置、ユーザ側装置、及び2つのWLAN情報処理方法を更に提供する。本発明の実施例において提供されるWLANネットワーク側装置、ユーザ側装置、及び2つの情報処理方法の技術的な問題を解決するための原理がWLANシステムの技術的な問題を解決するための原理と同様であるので、原理の実装例については、WLANシステムの実装例を参照する。詳細は、再度ここでは説明されない。
図5は、本発明の実施例によるWLANユーザ側装置の概略構造図である。図5において示されたように、ユーザ側装置は、無線ローカルエリアネットワークWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するように構成される第1の処理モジュール501と、第1の処理モジュール501により受信されたネットワーククラス情報に従って、当該ユーザ側装置に対応するユーザ装置UEによりWLANを使用する方法を判定するように構成される第2の処理モジュール502とを含む。
任意に、第2の処理モジュール502は、ネットワーククラス情報及びUEを使用するユーザのクラス情報に従って、UEがWLANにアクセスするべきかどうかを判定するように具体的に構成される。
任意に、第1の処理モジュール501は、WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscription PerProviderSubscriptionにおけるUEのユーザのクラス情報を受信するように更に構成される。
任意に、第1の処理モジュール501により受信されたUEのユーザのクラス情報は、下記の情報、すなわち、UEのユーザが大人であることを示すために使用される情報、UEのユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、UEのユーザが子供であることを示すために使用される情報、UEのユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又はUEのユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む。
任意に、第2の処理モジュール502は、ネットワーククラス情報、そして、UE上で実行されるアプリケーションのクラス、又はウェブサイトのクラス、又はUE上で実行されるアプリケーションによりアクセスされるべきウェブサイトアドレスに従って、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するように具体的に構成される。
任意に、第2の処理モジュール502は、UE上で実行されるアプリケーションを使用することにより、UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、WLANのネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIにアクセスして、第1の処理モジュール501により受信されたWLANのネットワーククラス情報を取得し、取得されたネットワーククラス情報に従って、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するか、又は第1の処理モジュール501により受信されたネットワーククラス情報に従って、そしてUEのオペレーティングシステムを使用することにより、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するように具体的に構成される。
任意に、第1の処理モジュール501は、WLANのネットワーククラス情報を照会するためのアクセスネットワーククエリプロトコルANQP照会要求をWLANネットワーク側装置に送信することのあとに、ANQP照会要求に応答してWLANネットワーク側装置により送信されたANQP照会応答を使用することにより、ネットワーククラス情報を受信するか、又はビーコンBeaconフレーム若しくはプローブ応答Probe Responseを使用することにより、ネットワーククラス情報を受信するように具体的に構成される。
任意に、ネットワーククラス情報は、下記の情報、すなわち、バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む。
図6は、本発明の実施例による第1の情報処理方法のフローチャートである。図6において示されたように、方法は下記のステップを含む。
S601:無線ローカルエリアネットワークWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信する。
S602:受信されたネットワーククラス情報に従って、ユーザ装置UEによりWLANを使用する方法を判定する。
任意に、ステップS602において、ネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定するステップは、ネットワーククラス情報及びUEを使用するユーザのクラス情報に従って、UEがWLANにアクセスするべきかどうかを判定するステップを含む。
任意に、ステップS602において、WLANを使用する方法を判定するステップのまえに、当該方法は、WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscription PerProviderSubscriptionにおけるUEのユーザのクラス情報を受信するステップを更に含む。
任意に、UEのユーザのクラス情報は、下記の情報、すなわち、UEのユーザが大人であることを示すために使用される情報、UEのユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、UEのユーザが子供であることを示すために使用される情報、UEのユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又はUEのユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む。
任意に、ステップS602において、ネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定するステップは、ネットワーククラス情報、そして、UE上で実行されるアプリケーションのクラス、又はウェブサイトのクラス、又はUE上で実行されるアプリケーションによりアクセスされるべきウェブサイトアドレスに従って、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップを含む。
任意に、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップは、UE上で実行されるアプリケーションを使用することにより、UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、WLANのネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIにアクセスして、WLANのネットワーククラス情報を取得し、取得されたネットワーククラス情報に従って、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップか、又は取得されたネットワーククラス情報に従って、そしてUEのオペレーティングシステムを使用することにより、UEが、WLANにアクセスするべきか、又はWLANにおいてアプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップを含む。
任意に、ステップS601において、WLANのネットワーククラス情報を受信するステップは、WLANのネットワーククラス情報を照会するためのアクセスネットワーククエリプロトコルANQP照会要求をWLANネットワーク側装置に送信するステップのあとに、ANQP照会要求に応答してWLANネットワーク側装置により送信されたANQP照会応答を受信することにより、ネットワーククラス情報を受信するステップか、又はビーコンBeaconフレーム若しくはプローブ応答Probe Responseを使用することにより、ネットワーククラス情報を受信するステップを含む。
任意に、ネットワーククラス情報は、下記の情報、すなわち、バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む。
図7は、本発明の実施例によるWLANネットワーク側装置の概略構造図である。図7において示されたように、ネットワーク側装置は、ネットワーク側装置が属するWLANのネットワーククラス情報を判定するように構成される第1の処理モジュール701と、第1の処理モジュール701により判定されたネットワーククラス情報をWLANユーザ側装置に送信するように構成される第2の処理モジュール702とを含み、その結果、ユーザ側装置は、受信されたネットワーククラス情報に従ってユーザ側装置に対応するユーザ装置UEによりWLANを使用する方法を判定する。
任意に、第2の処理モジュール702は、ユーザ側装置により送信されるとともに、WLANのネットワーククラス情報を照会するために使用されるアクセスネットワーク照会プロトコルANQP照会要求を受信することのあとで、ANQP照会要求に応答するためのANQP照会応答を使用することによりネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信するか、又はビーコンBeaconフレーム又はプローブ応答Probe Responseを使用することによりネットワーククラス情報をUEに送信するように具体的に構成される。
任意に、第1の処理モジュール701により判定されたネットワーククラス情報は、第1のレベルのネットワーククラス情報を含むか、又は第1のレベルのネットワーククラス情報、及び第1のレベルのネットワーククラス情報を更に分類する第2のレベルのネットワーククラス情報を含む。
任意に、第1の処理モジュール701により判定された第1のレベルのネットワーククラス情報は、下記の情報、すなわち、バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む。
任意に、第2の処理モジュール702は、ユーザ側装置に対応するUEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するように更に構成されるとともに、第2の処理モジュール702は、ネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信し、その結果、ユーザ側装置が、受信されたネットワーククラス情報、及びUEのユーザのクラス情報に従って、UEがWLANにアクセスするべきかどうかを判定するように具体的に構成される。
任意に、第2の処理モジュール702は、PerProviderSubscription PerProviderSubscriptionを使用することによりUEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するように具体的に構成される。
任意に、第2の処理モジュール702によりユーザ側装置に対して送信されたUEのユーザのクラス情報は、下記の情報、すなわち、UEのユーザが大人であることを示すために使用される情報、UEのユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、UEのユーザが子供であることを示すために使用される情報、UEのユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又はUEのユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む。
図8は、本発明の実施例による第2の情報処理方法のフローチャートである。図8において示されたように、方法は下記のステップを含む。
S801:WLANのネットワーククラス情報を判定する。
S802:判定されたWLANのネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信し、その結果、ユーザ側装置が、受信されたネットワーククラス情報に従って、ユーザ側装置に対応するユーザ装置UEによりWLANを使用する方法を判定する。
任意に、ステップS802において、ネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信するステップは、ユーザ側装置により送信されるとともに、WLANのネットワーククラス情報を照会するために使用されるアクセスネットワーク照会プロトコルANQP照会要求を受信するステップのあとで、ANQP照会要求に応答するためのANQP照会応答を使用することによりネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信するステップか、又はビーコンBeaconフレーム又はプローブ応答Probe Responseを使用することによりネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信するステップを含む。
任意に、ネットワーククラス情報は、第1のレベルのネットワーククラス情報を含むか、又はネットワーククラス情報は、第1のレベルのネットワーククラス情報、及び第1のレベルのネットワーククラス情報を更に分類する第2のレベルのネットワーククラス情報を含む。
任意に、第1のレベルのネットワーククラス情報は、下記の情報、すなわち、バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む。
任意に、当該方法は、UEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するステップを更に含み、ステップS802において、判定されたWLANのネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信し、その結果、ユーザ側装置が、受信されたネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定するステップは、ネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信し、その結果、ユーザ側装置が、受信されたネットワーククラス情報、及びUEのユーザのクラス情報に従って、UEがWLANにアクセスするべきかどうかを判定するステップを含む。
任意に、ステップS802において、UEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するステップは、PerProviderSubscription PerProviderSubscriptionを使用することによりUEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するステップを含む。
任意に、UEのユーザのクラス情報は、下記の情報、すなわち、UEのユーザが大人であることを示すために使用される情報、UEのユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、UEのユーザが子供であることを示すために使用される情報、UEのユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又はUEのユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む。
本発明は、具体的な実施例1、実施例2、実施例3、実施例4及び実施例5を使用することにより、代表的に下記で説明される。
実施例1において、UEのユーザのクラス情報は、WLANのアクセスポイントを使用することにより、ネットワーク側によってUEに対して送信されるPerProviderSubscriptionに追加される。例えば、ユーザがサインアップした場合に、ネットワーク側は、サインアップしたUEのユーザの年齢情報を取得し得るとともに、会員契約情報に従って、UEに対して送信されるPerProviderSubscriptionにおけるユーザのクラスを“子供”、“21歳未満(U21)”、“大人”、又は同様のものに設定し得る。
アクセスポイントから受信されたPerProviderSubscriptionからUEのユーザのクラス情報を取得したあとで、UEは、アクセスポイントから受信されたWLANのネットワーククラス情報に従ってWLANにアクセスするべきかどうかを判定する。例えば、もしUEのユーザのクラスが“子供”又は“U21”であるとともに、UEが、受信されたWLANのネットワーククラス情報に従って、WLANがこのクラスのユーザにより使用されることが許可されていない(例えば、ネットワーククラス情報が子供アクセス保護なしNon-child protectionである)ネットワークであると判定するならば、UEは、WLANにアクセスしないことを判定する。
実施例2は、実施例1の変形物であるとともに、実施例1との差異は、UEのユーザのクラス情報が、UEに事前設定される(例えば、UEはカスタマイズされたユーザ装置である)か、又はUEにインストールされたアプリケーションを使用することにより設定されて管理される、ことである。
UEのユーザのクラス情報は、レジストリに記録され得る。UE上で実行される無線ネットワーク接続アプリケーションがWLANに接続しようと試みる場合に、アプリケーションは、オペレーティングシステムにより提供されるとともに、UEのユーザのクラス情報を照会するために使用されるAPIを使用することによりUEのユーザのクラス情報を照会し、オペレーティングシステムは、APIを使用することにより、アプリケーションに、レジストリから読み取られたUEのユーザのクラス情報を送信するとともに、アプリケーションは、取得されたUEのユーザのクラス情報、及びUEによりアクセスされるべきWLANのネットワーククラス情報に従って、UEがWLANにアクセスするべきかどうかを判定する。もしWLANがアクセスされることができないとアプリケーションが判定するならば、アプリケーションは、WLANがアクセスするのに適していないことをユーザに表示し得るとともに、アクセス障害の原因を表示し得る。
その代りに、同様に、UEのユーザのクラス情報は、レジストリに記録され得る。UE上で実行される無線ネットワーク接続アプリケーションがWLANに接続しようと試みることをUEにおけるオペレーティングシステムが検出する場合に、オペレーティングシステムは、レジストリからUEのユーザのクラス情報を読み取るとともに、接続されるべきWLANのネットワーククラス情報及び取得されたUEのユーザのクラス情報に従って、オペレーティングシステムは、UEがWLANにアクセスするべきかどうかを判定する。もしWLANがアクセスされることができないとオペレーティングシステムが判定するならば、オペレーティングシステムは、WLANがアクセスするのに適していないことをユーザに表示し得るとともに、アクセス障害の原因を表示し得る。
UEがWLANに接続されるまえ又はあとに、UEは、WLANのアクセスポイントからWLANのネットワーククラス情報を取得する。
バンキングサービスが開始されるとともに、どのWLANがアクセスされるべきかをUEが選択する場合に、UEは、取得されたWLANのネットワーククラス情報に従って、アクセスのためにバンキングサービスをサポートしている(例えば、ネットワーククラス情報が“バンキングレベルbanking level”である)WLANを選択する。
UEがWLANに接続される場合に、UEは、WLANのアクセスポイントからWLANのネットワーククラス情報を取得する。
UEにおけるバンキングサービスが開始される場合に(それは、UEのユーザにより開始され得る)、UEは、WLANのネットワーククラス情報をUEのユーザに表示し、その結果、UEのユーザは、WLANにおいてバンキングサービスを実行するべきかどうかを判定する。
その代りに、UEは、WLANのネットワーククラス情報に従って、UEのユーザに、バンキングサービスがWLANにおいて実行するのに適しているかどうかを表示する。
その代りに、UEは、WLANのネットワーククラス情報に従って、バンキングサービスがWLANにおいて実行するのに適していないと判定するとともに、直接的に、バンキングサービスの開始を抑制するか、又はバンキングサービスがWLANを使用することによりバンクサーバに対して接続を確立することを抑制し、原因をUEのユーザに通知する。
UEがWLANに接続される場合に、UEは、WLANのアクセスポイントからWLANのネットワーククラス情報を取得する。
UE上で実行されるとともに、バンキングサービスに関連するアプリケーションは、アプリケーションがWLANを使用することによりバンクサーバに接続しようと試みる場合に、UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、WLANのネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIを使用することにより、WLANのネットワーククラス情報を取得し、そしてアプリケーションは、取得されたWLANのネットワーククラス情報に従って、バンキングサービスに関連するアプリケーションがWLANにおいて実行するのに適しているかどうかを判定する。もしアプリケーションがWLANにおいて実行するのに適していないならば、アプリケーションは、バンキングサービスが現在接続されているWLANにおいて実行するのに適していないことをユーザに表示し得るとともに、任意に、ユーザの参照のために、現在接続されているWLANのネットワーククラス情報をユーザに対して表示し得る。
その代りに、UEのオペレーティングシステムは、取得されたWLANのネットワーククラス情報に従って、バンキングサービスに関連するアプリケーションがWLANにおいて実行するのに適しているかどうかを判定する。もしアプリケーションがWLANにおいて実行するのに適していないならば、オペレーティングシステムは、バンキングサービスが現在接続されているWLANにおいて実行するのに適していないことをユーザに表示し得るとともに、任意に、ユーザの参照のために、現在接続されているWLANのネットワーククラス情報をユーザに対して表示し得る。
要約すれば、本発明の実施例において、WLANネットワーク側装置は、ネットワーククラス情報をユーザ側装置に送信し、その結果、ユーザ側装置は、受信されたネットワーククラス情報に従って、UEによりWLANを使用する方法を判定することができる。したがって、UEは、完全なネットワーク情報を取得して、WLANネットワークを正確に選択することができる。
当業者は、本発明の実施例が、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するべきである。したがって、本発明は、ハードウェアのみの実施例、ソフトウェアのみの実施例、又は、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによる実施例の形式を使用し得る。さらに、本発明は、コンピュータが使用可能なプログラムコードを含む(ディスクメモリ、CD−ROM、光メモリなどを含むが、それに限定されない)1つ又は複数のコンピュータが使用可能な記憶媒体によって実施されるコンピュータプログラム製品の形式を使用し得る。
本発明は、本発明の実施例による方法、装置(システム)、並びにコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又は構成図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令が、フローチャート及び/又は構成図における各処理及び/又は各ブロック、並びにフローチャート及び/又は構成図における処理及び/又はブロックの組み合わせを実施するために使用され得る、ということが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、機械を生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋込み型プロセッサ、又はあらゆる他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに提供されることができ、その結果、コンピュータ、又はあらゆる他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサにより実行された命令は、フローチャートにおける1つ若しくは複数の処理の具体的な機能、及び/又は構成図における1つ若しくは複数のブロックの具体的な機能を実施するための装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、同様に、コンピュータ又はあらゆる他のプログラム可能データ処理装置に具体的な方法において機能するように指示することができるコンピュータ読み取り可能メモリに記憶されることができ、その結果、コンピュータ読み取り可能メモリに記憶される命令は、命令装置を含む人工物を生成する。命令装置は、フローチャートにおける1つ若しくは複数の処理の具体的な機能、及び/又は構成図における1つ若しくは複数のブロックの具体的な機能を実施する。
これらのコンピュータプログラム命令は、同様に、コンピュータ又は別のプログラム可能データ処理装置にロードされることができ、その結果、一連の動作及びステップがコンピュータ又は別のプログラム可能装置上で実行され、それにより、コンピュータ実施処理を生成する。したがって、コンピュータ又は別のプログラム可能装置上で実行された命令は、フローチャートにおける1つ若しくは複数の処理の具体的な機能、及び/又は構成図における1つ若しくは複数のブロックの具体的な機能を実施するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの好ましい実施例が説明されたが、当業者は、一度当業者が基礎的な発明概念を学習すれば、これらの実施例に変更及び修正を行うことができる。したがって、添付の請求項は、代表的な実施例並びに本発明の範囲内に含まれる全ての変更及び修正をカバーすると解釈されることを意図している。
明らかに、当業者は、本発明の精神及び範囲からはずれずに、本発明に様々な修正及び変更を行うことができる。本発明は、これらの修正及び変更が添付の請求項及びそれらの同等の技術により定義された保護の範囲内に含まれる限り、これらの修正及び変更をカバーすることを意図している。

近年、スマート端末及びモバイルアプリケーションの急速な普及はモバイルインターネットの速い発展を促進するが、しかし、モバイルネットワークに対して大きなデータ量の影響を負わせ、したがって、グローバルなオペレータのモバイルネットワークは頻繁にオーバーロード状態になる。スペクトルが無料であり、装置が安価で、そして端末の普及及び技術開発が速い無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、オペレータ、企業、政府、及び消費者によって好まれるとともに、モバイルインターネットに対して端末による無線アクセスの多数のオプションを提供する。
商業WLANの技術標準及び促進組織としてのWi−Fiアライアンス(WFA)は、標準化されたWLANベースのHotspot2.0ネットワークを市場にもたらすことを目指している。Hotspot2.0ネットワークでは、Passpoint技術によって、ネットワークが自動的に発見されて選択されることができるとともに、ローミングが異なるモバイルネットワークオペレータのネットワーク間で実行されることができる。
Hotspot2.0(下記では簡潔に“HS2.0”と言われる)の基本アーキテクチャは、図1において示される。Passpoint装置は、Passpointホットスポットオペレータにより提供されるPasspointアクセスポイント(AP)を使用することによりエッジルータに接続され、そしてアクセスルータを使用することによりインターネットにアクセスする。拡張された米国電気電子学会(IEEE)のメカニズムによって、Passpoint装置は、Passpointアクセスポイントを使用することにより、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)照会メッセージをANQPサーバに送信して、WLANのネットワーク情報を取得するとともに、アクセスのためのPasspoint装置の設定又はオペレータ方針に従って、適切なWLANネットワークを選択する。ANQP照会メッセージの内容は、下記のテーブル1において示される。
Figure 2017511663
現在、下記ではユーザ装置(User equipment、UE)と呼ばれるPasspoint装置により、ANQP照会によってWLAN APから取得されるネットワーク情報は、Venue Name(地点名)、Network Authentication Type(ネットワーク認証タイプ)、Roaming Consortium(ローミングコンソーシアム)、IP Address Type Availability(IPアドレスタイプ利用可能性)、NAI Realm(ネットワークアクセス識別子レルム)、3GPP Cellular Network(第3世代パートナシッププロジェクトセルラネットワーク)、Domain Name(WLANネットワークオペレーティングエンティティドメイン名)、並びに、HS2.0 ANQP-elements(ANQP−要素):HS Query list(ホットスポット照会リスト)、HS Capability list(ホットスポット能力リスト)、Operator Friendly Name(WLANネットワークオペレータフレンドリ名)、WAN Metrics(広域ネットワーク情報)、Connection Capability(WLANネットワークプロトコル及びポートの接続能力)、NAI Home Realm Query(ネットワークアクセス識別子ホームレルム照会)、OSU Providers list(オンラインサインアッププロバイダリスト)、Icon Request(アイコン要求)、及びIcon Binary File(アイコンバイナリファイル)を含む。
ネットワークは、設定情報(PerProviderSubscription)をUEに対して送信することにより、WLANネットワーク選択を実行するようにUEを更に制御することができ、ここで、設定情報は、ユーザの会員契約関連情報(会員契約更新、ホームサービスプロバイダ、会員契約パラメータ、信任状など)を含むとともに、WLAN APを具体的に選択するために使用される方針を更に含む。UEは、ネットワークの設定情報に従って、アクセスのための適切なWLANネットワークを選択し得る。
第1の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、前記第1の処理モジュールは、前記WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscriptionにおける前記UEの前記ユーザの前記クラス情報を受信するように更に構成される。
第2の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、前記WLANを使用する方法を判定する前記ステップのまえに、当該方法は、PerProviderSubscriptionにおける前記UEの前記ユーザの前記クラス情報を受信するステップを更に含む。
図2は、本発明の実施例によるWLANシステムの概略構造図である。図2において示されたように、WLANシステムは、WLANネットワーク側装置201と、WLANユーザ側装置202とを含み、ここで、WLANネットワーク側装置201は、WLANのネットワーククラス情報をWLANユーザ側装置202に送信するように構成され、WLANユーザ側装置202は、ネットワーク側装置201により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するとともに、受信されたネットワーククラス情報に従ってユーザ側装置202に対応するUEによりWLANを使用する方法を判定するように構成される。
ここで、WLANネットワーク側装置201は、WLANのアクセスポイントであり得るか、又はWLANのアクセスポイントを管理するとともに制御するアクセス制御ポイント(AC)であり得る。WLANユーザ側装置202は、WLANのユーザ装置(UE)であり得るか、又は外部からWLANのUEに接続されるとともに、UEに対してWLANアクセス制御を実行するように構成され得る制御装置であり得る。
図2において示されたWLANシステムにおいて、WLANは、サービスセット識別子(SSID)、基本サービスセット識別子(BSSID)、レルム(Realm)、組織識別子(OI)、完全修飾ドメイン名(FQDN)、及び地点名のような異なるWLAN識別子を使用することにより分類され得る。
構造2における第2のレベルのネットワーククラス情報は、第1のレベルのネットワーククラス情報を更に分類するためにのみ必要とされ、データ編成方法は図4において示されることができ、ここで、第2のレベルのネットワーククラス情報は、ネットワークサブクラス(NetworkSubClass)及び対応するステータス(status)により表されることができ、ネットワークサブクラス及びステータスは、それぞれ1オクテットを占有するとともに、第2のレベルのネットワーククラス情報の具体的な情報内容及び具体的な実施方法は限定されない。例えば、ネットワークサブクラスの値及び意味については下記のテーブルを参照するとともに、ステータスの値及び意味については下記のテーブルを参照する。
Figure 2017511663
Figure 2017511663
UEのユーザのクラス情報は、ネットワーク側によりUEに対して送信される、受信されたPerProviderSubscriptionから取得される(下記の実施例1を参照)。
任意に、第1の処理モジュール501は、WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscriptionにおけるUEのユーザのクラス情報を受信するように更に構成される。
任意に、ステップS602において、WLANを使用する方法を判定するステップのまえに、当該方法は、WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscriptionにおけるUEのユーザのクラス情報を受信するステップを更に含む。
任意に、第2の処理モジュール702は、PerProviderSubscriptionを使用することによりUEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するように具体的に構成される。
任意に、ステップS802において、UEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するステップは、PerProviderSubscriptionを使用することによりUEのユーザのクラス情報をユーザ側装置に送信するステップを含む。
これらのコンピュータプログラム命令は、同様に、コンピュータ又は別のプログラム可能データ処理装置にロードされることができ、その結果、一連の動作及びステップがコンピュータ又は別のプログラム可能データ処理装置上で実行され、それにより、コンピュータ実施処理を生成する。したがって、コンピュータ又は別のプログラム可能データ処理装置上で実行された命令は、フローチャートにおける1つ若しくは複数の処理の具体的な機能、及び/又は構成図における1つ若しくは複数のブロックの具体的な機能を実施するためのステップを提供する。

Claims (16)

  1. 無線ローカルエリアネットワークWLANユーザ側装置であって、当該ユーザ側装置が、
    無線ローカルエリアネットワークWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するように構成される第1の処理モジュールと、
    前記第1の処理モジュールにより受信された前記ネットワーククラス情報に従って、当該ユーザ側装置に対応するユーザ装置UEにより前記WLANを使用する方法を判定するように構成される第2の処理モジュールとを備える、ユーザ側装置。
  2. 前記第2の処理モジュールが、
    前記ネットワーククラス情報及び前記UEを使用するユーザのクラス情報に従って、前記UEが前記WLANにアクセスするべきかどうかを判定するように具体的に構成される、請求項1に記載のユーザ側装置。
  3. 前記第1の処理モジュールが、
    前記WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscription PerProviderSubscriptionにおける前記UEの前記ユーザの前記クラス情報を受信するように更に構成される、請求項2に記載のユーザ側装置。
  4. 前記第1の処理モジュールにより受信された前記UEの前記ユーザの前記クラス情報が、下記の情報、すなわち、
    前記UEの前記ユーザが大人であることを示すために使用される情報、
    前記UEの前記ユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、
    前記UEの前記ユーザが子供であることを示すために使用される情報、
    前記UEの前記ユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又は
    前記UEの前記ユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む、請求項2又は請求項3に記載のユーザ側装置。
  5. 前記第2の処理モジュールが、
    前記ネットワーククラス情報、そして、前記UE上で実行されるアプリケーションのクラス、又はウェブサイトのクラス、又は前記UE上で実行されるアプリケーションによりアクセスされるべきウェブサイトアドレスに従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するように具体的に構成される、請求項1に記載のユーザ側装置。
  6. 前記第2の処理モジュールが、
    前記UE上で実行される前記アプリケーションを使用することにより、前記UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIにアクセスして、前記第1の処理モジュールにより受信された前記WLANの前記ネットワーククラス情報を取得し、前記の取得されたネットワーククラス情報に従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するか、又は
    前記第1の処理モジュールにより受信された前記ネットワーククラス情報に従って、そして前記UEのオペレーティングシステムを使用することにより、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するように具体的に構成される、請求項5に記載のユーザ側装置。
  7. 前記第1の処理モジュールが、
    前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するためのアクセスネットワーククエリプロトコルANQP照会要求を前記WLANネットワーク側装置に送信することのあとに、前記ANQP照会要求に応答して前記WLANネットワーク側装置により送信されたANQP照会応答を使用することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するか、又は
    ビーコンBeaconフレーム若しくはプローブ応答Probe Responseを使用することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するように具体的に構成される、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のユーザ側装置。
  8. 前記ネットワーククラス情報が、下記の情報、すなわち、
    バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のユーザ側装置。
  9. 情報処理方法であって、当該方法が、
    無線ローカルエリアネットワークWLANネットワーク側装置により送信されたWLANのネットワーククラス情報を受信するステップと、
    前記の受信されたネットワーククラス情報に従って、ユーザ装置UEにより前記WLANを使用する方法を判定するステップとを含む、方法。
  10. 前記ネットワーククラス情報に従って、前記UEにより前記WLANを使用する方法を判定する前記ステップが、
    前記ネットワーククラス情報及び前記UEを使用するユーザのクラス情報に従って、前記UEが前記WLANにアクセスするべきかどうかを判定するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記WLANを使用する方法を判定する前記ステップのまえに、当該方法が、
    前記WLANネットワーク側装置により送信されたPerProviderSubscription PerProviderSubscriptionにおける前記UEの前記ユーザの前記クラス情報を受信するステップを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記UEの前記ユーザの前記クラス情報が、下記の情報、すなわち、
    前記UEの前記ユーザが大人であることを示すために使用される情報、
    前記UEの前記ユーザが未成年者であることを示すために使用される情報、
    前記UEの前記ユーザが子供であることを示すために使用される情報、
    前記UEの前記ユーザの年齢グループを示すために使用される情報、又は
    前記UEの前記ユーザが学生であることを示すために使用される情報のうちのいずれか1つを含む、請求項10又は請求項11に記載の方法。
  13. 前記ネットワーククラス情報に従って、前記UEにより前記WLANを使用する方法を判定する前記ステップが、
    前記ネットワーククラス情報、そして、前記UE上で実行されるアプリケーションのクラス、又はウェブサイトのクラス、又は前記UE上で実行されるアプリケーションによりアクセスされるべきウェブサイトアドレスに従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  14. 前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定する前記ステップが、
    前記UE上で実行される前記アプリケーションを使用することにより、前記UEのオペレーティングシステムにより提供されるとともに、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するために使用されるアプリケーションプログラミングインタフェースAPIにアクセスして、前記WLANの前記ネットワーククラス情報を取得し、前記の取得されたネットワーククラス情報に従って、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップか、又は
    前記の取得されたネットワーククラス情報に従って、そして前記UEのオペレーティングシステムを使用することにより、前記UEが、前記WLANにアクセスするべきか、又は前記WLANにおいて前記アプリケーションを実行するべきかどうかを判定するステップを含む、請求項13に記載の方法。
  15. WLANのネットワーククラス情報を受信する前記ステップが、
    前記WLANの前記ネットワーククラス情報を照会するためのアクセスネットワーククエリプロトコルANQP照会要求を前記WLANネットワーク側装置に送信するステップのあとに、前記ANQP照会要求に応答して前記WLANネットワーク側装置により送信されたANQP照会応答を受信することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するステップか、又は
    ビーコンBeaconフレーム若しくはプローブ応答Probe Responseを使用することにより、前記ネットワーククラス情報を受信するステップを含む、請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記ネットワーククラス情報が、下記の情報、すなわち、
    バンキングレベルbanking level、安全な転送security transport、保証されたセキュリティなしNo security assured、子供によるアクセスが許されるレベルchild level、子供アクセス保護なしNon-child protection、年齢クラスUnder1X、監視されているアクセスポイントへのアクセスMonitoring、監視なしNo Monitoring、又はファイアウォールにより保護されているアクセスポイントへのアクセスFirewall protectedのうちの1つ又は複数を含む、請求項9から請求項15のいずれか一項に記載の方法。

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