JP2017511012A - Mimo光通信方法、装置及びシステム - Google Patents
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Abstract
本発明は、多入力多出力(MIMO)光通信方法、装置及びシステムを開示する。前記方法は、送信されるべき伝送信号を異なるスペクトル特性を有する光キャリアに変調して、光変調信号を生成し発信することを含む。前記方法は、光変調信号を受信し、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を使用して、伝送信号を復元することを含む。このように、異なる信号を異なる光源に載せ、多重化信号の同時発信を行い、周波数分割多重化と空間多重化とを組み合わせた技術を実現することができ、通信容量とデータの伝送速度を顕著に高める。【選択図】図5
Description
本発明は光通信分野に関し、特に多入力多出力(MIMO:Multiple−Input Multiple−Output)光通信方法、装置及びシステムに関する。
可視光通信(VLC:Visible Light Communications)は無線通信技術であり、波長が380nm〜780nmにある可視光を通信媒体として情報の伝送を行う。従来は、通信の容量を高めるために、周波数分割多重化(OFDM)又は波長分割多重化(WDM)技術が多く採用されている。単一波長の通信と比べて、波長分割多重化技術は、マルチバンドを利用して信号を伝送する。各波長である光を独立した信号キャリアとして、それぞれ異なる信号を伝送することによって、通信の容量を大幅に高めることができる。通常の可視光通信システムにおいて、受信側がデータを受信する効果は、受信機の性能及び位置と大きく関連するため、複雑且つ特定の物理システムを設計する必要がある。
MIMO無線伝送技術は、通信分野において技術の大きな進展である。この技術は、帯域幅及び電力を増加させず、無線通信システムの容量及びスペクトル効率を倍に高めることができる。MIMO空間多重化技術は、新しい世代の無線通信システムにおいて重要な技術のうちの一つの技術として、近年は人々から大きく注目されている。この技術は、高速のデータ伝送を実現するために、異なる送信アンテナで独立したデータストリームを発信する。
しかしながら、MIMO空間多重化技術は、送信アンテナ数を増加させてスループットを高めるため、発信機による電力消耗も増加させる。これに対し、国内外の多く学者達は、MIMO周波数分割多重化の概念を提案する。その目的は、単一の送信アンテナにおける帯域幅の利用率を高めることによって、送信アンテナ数が有限である場合でもデータレートを高めることができることにある。
現在、VLCに用いるMIMO周波数分割多重化技術について、広光源帯域幅がどのように狭光帯域をフィルターし、異なる光帯域で情報を変調させるかは重要であるが、これをサポート可能な技術はない。
これを鑑みて、本発明は、従来技術における課題を解決するために、MIMO光通信方法、装置及びシステムを提供する。
多入力多出力(MIMO)光通信方法であって、
送信されるべき伝送信号を異なるスペクトル特性を有する光キャリアに変調し、光変調信号を生成して発信することを含む。
送信されるべき伝送信号を異なるスペクトル特性を有する光キャリアに変調し、光変調信号を生成して発信することを含む。
多入力多出力(MIMO)光通信方法であって、
光変調信号を受信し、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を使用して、伝送信号を復元することを含む。
光変調信号を受信し、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を使用して、伝送信号を復元することを含む。
前記方法は、前記復元する前に、さらに、信号の受信をテストすることによって、前記チャネル伝送行列を確立することを含む。
多入力多出力(MIMO)光通信装置であって、光信号の発信側とし、n個の光発信機および前記n個の光発信機に接続されている光強度変調モジュールを備え、ここで、各光発信機により発信された光は、異なるスペクトル特性を有し、前記光強度変調モジュールは、伝送信号を各光発信機により発信された光キャリアに変調して、光変調信号を生成するように構成され、前記nは、1より大きい整数である。
前記n個の光発信機は、出力の波長がそれぞれ異なるn個の狭帯域光源である。
前記光発信機は、表面にフィルター層が附着されている広帯域光源であり、各広帯域光源のフィルター層が透過する光の波長が異なる。
多入力多出力(MIMO)光通信装置であって、光信号の受信側とし、それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器および前記m個の光検出器に接続されている信号処理ユニットを備え、ここで、前記信号処理ユニットは、前記光検出器により検出された光変調信号に基づいて、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を利用して、伝送信号を復元するように構成され、前記mは、1より大きい整数である。
前記それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器は、同じm個の光測定器における受信側表面に、波長の異なる光を透過できるフィルター層がそれぞれに設置されるように構成される。
多入力多出力(MIMO)光通信装置システムであって、前記システムは、光信号の発信側および光信号の受信側を含み、前記光信号の発信側は、送信されるべき伝送信号を異なるスペクトル特性を有する光キャリアに変調して、光変調信号を生成し発信するように構成され、前記光信号の受信側は、光変調信号を受信し、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を使用して、伝送信号を復元するように構成される。
前記光信号の発信側は、n個の光発信機および前記n個の光発信機に接続されている光強度変調モジュールを備え、各光発信機により発信された光は、異なるスペクトル特性を有し、前記光強度変調モジュールは、伝送信号を各光発信機により発信された光キャリアに変調して、光変調信号を生成するように構成され、前記光信号の受信側は、それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器および前記m個の光検出器に接続されている信号処理ユニットを備え、ここで、前記信号処理ユニットは、前記光検出器により検出された光変調信号に基づいて、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を利用して、伝送信号を復元するように構成され、前記n、mは、1より大きい整数である。
本発明に係る実施例は、周波数分割多重化を空間多重化と組み合わせた技術を実現することができる。
全体的に、本発明に係る実施例におけるMIMO光通信システムは、光信号の発信側および光信号の受信側を備える。前記光信号の発信側は、n個の光発信機および前記n個の光発信機に接続されている光強度変調モジュールを含む。各光発信機により発信された光は、異なるスペクトル特性を有する。光強度変調モジュールは、伝送信号を各光発信機により発信された光キャリアに変調して、光変調信号を生成し、自由空間へ発信する。前記光信号の受信側は、それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器および前記m個の光検出器に接続されている信号処理ユニットを含む。信号処理ユニットは、m個の光検出器により検出された光変調信号に基づいて、前記MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を利用して、伝送信号を復元する。ここで、nとmは1より大きい整数である。
前記n個の光発信機は、それぞれ異なる波長が出力するn個の狭帯域光源であってもよい。コストを低減させるために、本発明に係る好ましい構成としては、前記光発信機は、表面にフィルター層が附着されている広帯域光源であり、各広帯域光源のフィルター層が透過する光の波長が異なる。これらのフィルター層が透過する光の波長範囲は、重畳してもよいし、重畳しなくてもよい。
ここで、前記それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器は、同じm個の光測定器における受信側表面に、波長の異なる光が透過できるフィルター層をそれぞれに設置するように構成される。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施例における構成を詳しく説明する。
図1は本発明に係る実施例MIMO光通信システムの原理を表す図である。図1のように、該当システムは、光信号の発信側および光信号の受信側を含む。光信号の発信側は、n個の光発信機からなる光発信機アレイ1を含む。n個の光発信機により発信された光は、それぞれ異なるスペクトル特性を有する。光信号の受信側は、m個の光測定器からなる光受信機アレイ2を含む。m個の光測定器は、それぞれ異なるスペクトル特性を有する。各一対の光発信機と光測定器との間に、信号を伝送するための一つのチャネルが形成されている。光発信機アレイ1は、出力の波長がそれぞれ異なるn個の狭帯域光源からなってもよいし、又はn個の広帯域光源からなり、各広帯域光源は、表面に一層のフィルター層を附着されてもよい。ここで、各広帯域光源におけるフィルター層は、光の波長によって異なる透過率を有する。これらのフィルター層が透過する光の波長範囲は、重畳してもよいし、重畳しなくてもよい。光受信機アレイ2は、それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器からなってよいし、同じm個の光測定器における受信側表面に、波長の異なる光を透過できるフィルター層をそれぞれに設置するように構成されてもよい。本発明に係る実施例における前記フィルター層は、例えばフィルターフィルム、増透膜、光学カラーフィルムなどのさまざまなものを使用してもよい。本発明に係る実施例において、好ましくは、マイクロ波染色の方法を利用して製造されたカラーポリエステルフィルムであり、このようなフィルムは、製造工程が簡単で、安定である。要求に応じて、特定波長を吸収する染色剤を選択して着色すれば、波長によって異なる透過率を有するフィルター層を入手することができる。
光強度変調モジュールは、光強度変調の方法を採用して、光発信機アレイ1により発信された信号を光強度の大きさによって区別する(例えば、「光強度が大きいこと」は信号「1」と表す、「光強度が小さい又は発光しないこと」は信号「0」と表す)。変調後の光信号は、チャネル3を介して光受信機アレイ2へ伝送される。光受信機アレイ2における各光測定器は、受信された光信号を信号処理ユニットへ伝送し、信号処理ユニットは、チャネル伝送行列に応じて、光信号の発信側より発信される伝送信号を復元する。
以下、本発明に係る実施例におけるMIMO通信システムの動作原理及び動作過程を説明する。
本発明に係る実施例は、MIMO通信システムにおいて、光発信機アレイにおける光発信機の個数をn、光受信機アレイにおける光検出器の個数をm、ある時刻に光発信機アレイより発信されたn個の光強度信号(光強度が大きいこと」は信号「1」と表す、「光強度が小さい又は発光しないこと」は信号「0」と表す)を未知なデータxnとすると、即ち一つの光発信機が一つの光強度信号(1又は0)を発信すると、xnは、n個の要素を含んでいる一次元ベクトルである。異なるフィルター層が附着されている光受信機アレイにより検出されたm個のデータを受信データymとし、ymはm個の要素を含んでいる一次元ベクトルである。
チャネル伝送行列をHとすると、Hはm×n次元の行列である。該当チャネル伝送行列における各要素は、光受信機と光発信機との間の信号の減衰値であり、即ち光受信機により受信されたすべての光発信機からの信号であり、最後に、直接にテストして復調する。通常に動作する際、テストによってチャネル伝送行列Hを求めることができる。
チャネル伝送行列Hの詳しいテストステップは以下のようにする。
光信号の発信側は、順次に各光発信機(「光強度が大きいこと」は信号「1」と表す)を個別に点灯する。ある光発信機が点灯されている場合、他の光発信機は共にオフ(即ち、「光強度が小さい又は発光しないこと」は信号「0」と表す)になる。
信号処理ユニットは、各光発信機が個別に点灯されている場合、光受信機アレイにより検出されたデータをそれぞれに記録し、これらのデータに応じて、チャネル伝送行列Hを確立する。即ち、i個目の光発信機が信号を発信する際のm個の光受信機が受信した光強度値を計算することによって、H行列におけるi列目であるH1i,H2i,......,Hmiを確立し、ここでi=1,2,......,nである。よって、H行列を得る。
発信されたデータxnは、チャネルHを経て減衰し、受信されたデータはymであり、ym=H・xnである。
H-1がHの逆行列であると、受信されたデータを計算して初期データの推定値を算出することができ、即ち、x'n=H-1・ymである。
上記の方程式系におけるチャネル伝送行列の数値が不正確であり、ある程度の測定誤差があるため、nが大きい場合、上記の方程式系が不良方程式系となる可能性がある。この場合、Tikhonov正則化方法を利用して、該線型方程式系を良く求めることができる。x'nは測定値ynにより算出された推定値であるため、x'nに対し比較判定を行う必要がある。例えば、平均値法を利用して、ある時刻に光発信側でのn個の初期の二進数信号を算出する。光受信機アレイによる高速テストと信号処理部分の高速の比較判定によって、各光発信機が各時刻に伝送した初期の二進数信号を回復し取得することができる。
本発明における構成は、理解の便宜のために、以下、詳しい実施例を参照して説明する。
図2のように、本実施例における光発信側の行列は、異なる色の4個のLEDからなる。それぞれ赤色LED4、黄色LED5、緑色LED6及び青色LED7である。各LEDは、波長の異なる信号を発信する。該当信号は、光強度変調を使用して、光の強度の大きさを区別する(「光強度が大きいこと」は信号「1」と表す、「光強度が小さい又は発光しないこと」は信号「0」と表す)。光受信機アレイは、4個の光測定器(例えば、PIN光検出器)(第一光測定器8、第二光測定器9、第三光測定器10、第四光測定器11)からなる。各光測定器の前に異なるフィルターフィルム即ち第一フィルターフィルム、第二フィルターフィルム、第三フィルターフィルム及び第四フィルターフィルムがそれぞれに貼られた。これらの四つフィルターフィルムはそれぞれ異なる。その相違点は、異なる光の波長に対して異なる透過率を有する。
光測定器により発生された応答電流が非常に弱いため、直接に検出することは不便である。そのため、光受信機アレイの後ろに処理回路が接続されることができ、即ち、受信側における光検出器により検出された信号は、処理回路により処理された電圧値である。
本番に動作する前に、事前にテストすることによって、チャネル伝送行列Hを算出することができる。詳しいテスト過程は以下のように行われる。
信号発信側において、順次に、ある色のLEDを個別に点灯し、信号「1」を発信する。一つのLEDが点灯されている場合、他のLEDが共にオフ状態になり、信号「0」を発信する。
各LEDが個別に点灯されている場合の光検出器により検出されたすべてのデータをそれぞれに記録し、これらのデータを応じて、チャネル伝送行列Hを確立する。即ち、i個目の発信機が信号を発信する際の四つの受信機により受信された光強度値であるH1i,H2i,H3i,H4iを計算することによって、H行列のi列目を確立する。ここで、i=1,2,3,4である。対応するj個目の検出器により四回に検出された値はHj1,Hj2,Hj3,Hj4即ちH行列におけるj行目であり、ここで、j=1,2,3,4である。よって、H行列を得る。
図3−1、図3−2、図3−3、図3−4は、発信信号が「1000」、「0100」、「0010」、「0001」であるLED行列をそれぞれに表す図である。即ち、赤色、黄色、緑色、青色LEDがそれぞれに点灯されている図である。図における斜線部は「光強度が大きいこと」即ち「1」と表し、白色部分は「光強度が小さいこと又は発光しないこと」即ち「0」と表す。具体的には、図3−1において、赤色LEDのみが点灯され、図における斜線部は「光強度光強度が大きいこと」即ち「1」と表し、白色部分は「光強度が小さいこと又は発光しないこと」即ち「0」と表す。図3−2において、黄色LEDのみが点灯され、図における斜線部は「光強度光強度が大きいこと」即ち「1」と表し、白色部分は「光強度が小さいこと又は発光しないこと」即ち「0」と表す。図3−3において、緑色LEDのみが点灯され、図における斜線部は「光強度光強度が大きいこと」即ち「1」と表し、白色部分は「光強度が小さいこと又は発光しないこと」即ち「0」と表す。図3−4において、青色LEDのみが点灯され、図における斜線部は「光強度光強度が大きいこと」即ち「1」と表し、白色部分は「光強度が小さいこと又は発光しないこと」即ち「0」と表す。
本実施例において、発信側においてLEDアレイの供給電圧は共に3.0Vであり、設定された送受信の距離が21.0cmである。各LEDの個別点灯への応答によって応答データを収集して、H行列を取得する。試験において、ゼロノイズの環境を用意できないので、測定データとノイズデータとの間の差量を量化するために、測定データとノイズデータ(即ち、すべてのLEDがオフになる際、光受信機アレイにより検出されたデータである)との差値の絶対値を最終に受信されたデータをとする。試験データは以下のとおりである。
よって、
そして、以下のようなH行列を得る。
Hを逆すると、
H-1はHの逆行列である。
事前に測定してH行列を得た後、情報の伝送を開始することができる。
図4は一組のランダム信号が「0101」であるLED行列の伝送を表す図である。即ち、黄色LED及び青色LEDが同時に点灯されている。図における斜線部は「光強度光強度が大きいこと」即ち「1」と表し、白色部分は「光強度が小さいこと又は発光しないこと」即ち「0」と表す。試験データは表5のように示され、この時、光検出器により検出された値をyとする。本実施例において発信側と受信側のアレイの個数が少ないので、ここで通常の方法で式x'=H-1・yを使って初期データの推定値を求め、次に、ベクトルx'に対して比較判定を行い、該当時刻の発信側の初期信号を回復することができる。
以上の試験データからわかるように、yn=y4=[1.07 1.382 2.062 0.90]Tであり、式x'n=H-1・ynに基づいてx'4=[-10.1932 9.1275 -1.3775 1.1390]Tを得る。よって、xnの推定値を得た。便宜のために、本実施例は平均値法を利用して比較判定を行い、x'4に対して、四つの要素の平均値を判定値とする。即ち、−0.33を判定値とし、該当値より大きい場合は「1」とし、該当値より小さい場合は「0」とする。最終に、x'4が[0 1 0 1]Tであり、該当データは発信されたランダムデータ「0101」と全く一致する。
以上のように、本発明に係る実施例におけるMIMO光通信方法は、図5に示すようなプロセスで表すことができ、該当プロセスは以下のステップを含む。
ステップ510:送信されるべき伝送信号を異なるスペクトル特性有する光キャリア変調して、光変調信号を生成する。
ステップ520:前記光変調信号を発信する。
以上のように、本発明に係る実施例における方法、装置及びシステムには、MIMO光通信技術により、異なる信号を異なる光源に載せ、多重化信号の同時発信を行い、周波数分割多重化と空間多重化とを組み合わせた技術を実現することができ、通信容量とデータの伝送速度を顕著に高める。また、本発明に係る実施例において、簡単に入手可能な広帯域光源/光測定器とフィルター層の組合を利用して、各光源が波長の異なる光を発信し、各光測定器が波長の異なる光を受信するようにする。よって、光源の要求を下げ、広スペクトルの光源が狭い帯域幅をフィルターすることを実現する。フィルター層の製造が簡単であり、低価であるので、本発明に係る実施例は容易に実現することができる。よって、本発明に係る実施例は、周波数分割多重化と空間多重化とを組み合わせた技術を実現するととともに、コストを低減することができる。
以上は、本発明の最適的な実施例に過ぎなく、本発明を制限しない。
1 光発信機アレイ
2 光受信機アレイ
3 チャネル
4 赤色LED
5 黄色LED
6 緑色LED
7 青色LED
8 第一光測定器
9 第二光測定器
10 第三光測定器
11 第四光測定器
2 光受信機アレイ
3 チャネル
4 赤色LED
5 黄色LED
6 緑色LED
7 青色LED
8 第一光測定器
9 第二光測定器
10 第三光測定器
11 第四光測定器
Claims (10)
- 多入力多出力(MIMO)光通信方法であって、
送信されるべき伝送信号を異なるスペクトル特性を有する光キャリアに変調して、光変調信号を生成し発信することを含む
ことを特徴とする、方法。 - 多入力多出力(MIMO)光通信方法であって、
光変調信号を受信し、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を使用して、伝送信号を復元することを含む
ことを特徴とする、方法。 - 前記復元する前に、さらに、
信号の受信をテストすることによって、前記チャネル伝送行列を確立することを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 多入力多出力(MIMO)光通信装置であって、
光信号の発信側とし、
n個の光発信機および前記n個の光発信機に接続されている光強度変調モジュールを備え、
各光発信機により発信された光は、異なるスペクトル特性を有し、
前記光強度変調モジュールは、伝送信号を各光発信機により発信された光キャリアに変調して、光変調信号を生成するように構成され、
前記nは、1より大きい整数である
ことを特徴とする、装置。 - 前記n個の光発信機は、出力の波長がそれぞれ異なるn個の狭帯域光源である
ことを特徴とする請求項4に記載の装置。 - 前記光発信機は、表面にフィルター層が附着されている広帯域光源であり、各広帯域光源のフィルター層が透過する光の波長が異なる
ことを特徴とする請求項4に記載の装置。 - 多入力多出力(MIMO)光通信装置であって、
光信号の受信側とし、
それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器および前記m個の光検出器に接続されている信号処理ユニットを備え、
前記信号処理ユニットは、前記光検出器により検出された光変調信号に基づいて、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を利用して、伝送信号を復元するように構成され、
前記mは、1より大きい整数である
ことを特徴とする、装置。 - 前記それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器は、同じm個の光測定器における受信側表面に、波長の異なる光を透過できるフィルター層がそれぞれに設置されるように構成される
ことを特徴とする請求項7に記載の装置。 - 多入力多出力(MIMO)光通信装置システムであって、
前記システムは、光信号の発信側および光信号の受信側を含み、
前記光信号の発信側は、送信されるべき伝送信号を異なるスペクトル特性を有する光キャリアに変調して、光変調信号を生成し発信するように構成され、
前記光信号の受信側は、光変調信号を受信し、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を使用して、伝送信号を復元するように構成される
ことを特徴とする、システム。 - 前記光信号の発信側は、n個の光発信機および前記n個の光発信機に接続されている光強度変調モジュールを備え、
各光発信機により発信された光は、異なるスペクトル特性を有し、
前記光強度変調モジュールは、伝送信号を各光発信機により発信された光キャリアに変調して、光変調信号を生成するように構成され、
前記光信号の受信側は、それぞれ異なるスペクトル特性を有するm個の光検出器および前記m個の光検出器に接続されている信号処理ユニットを備え、
前記信号処理ユニットは、前記光検出器により検出された光変調信号に基づいて、MIMO光通信システムにおけるチャネル伝送行列を利用して、伝送信号を復元するように構成され、
前記n、mは、1より大きい整数である
ことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
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