様々な実施形態は概して、無線ネットワーク選択、及び複数のトラフィックルーティングルールの連携アプリケーションのための複数の技術を対象とし得る。一実施形態において、例えば、ユーザ機器(UE)は、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナと、ロジックとを備え得、ロジックの少なくとも一部がハードウェアにあり、ロジックは、無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する受信された無線リソース制御(RRC)メッセージを処理し、RAN補助情報に含まれるアクセス閾値と、対応する測定値とに基づいて、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)ルーティングポリシーの閾値条件を評価し、閾値条件の評価に基づいて、インターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用する。他の複数の実施形態が説明され、請求される。
様々な実施形態は、1又は複数の要素を備え得る。要素は、特定の複数の動作を実行するように構成される任意の構造を備え得る。各要素は、複数の設計パラメータ又は複数の性能の制約の所与のセットに望ましい、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの任意の組み合わせとして実装され得る。実施形態は、例として、特定のトポロジの限定的な数の要素で説明され得るが、実施形態は、所与の実装に望ましい複数の代替のトポロジにおいて多かれ少なかれ複数の要素を含み得る。「一実施形態」又は「実施形態」というあらゆる記載は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することに留意するに値する。本明細書の様々な箇所における「一実施形態において」、「いくつかの実施形態において」及び「様々な実施形態において」という複数の表現の出現は、必ずしも全てが同一の実施形態を参照しない。
本明細書において開示される複数の技術は、1又は複数の無線モバイルブロードバンド技術を用いた1又は複数の無線接続によるデータ送信を含み得る。例えば、様々な実施形態は、1又は複数の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、3GPPロングタームエボリューション(LTE)及び/又は3GPP LTEアドバンスト(LTE−A)技術、及び/又はそれらの複数の改訂、後継及び改編を含む複数の規格に従った1又は複数の無線接続による複数の送信を含み得る。様々な実施形態は、加えて又は代替的に、1又は複数のグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))/GSM(登録商標)進化型高速データレート(EDGE)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)/高速パケットアクセス(HSPA)、及び/又はGSM(登録商標)と汎用パケット無線サービス(GPRS)システム(GSM(登録商標)/GPRS)技術、及び/又はこれらの改訂、後継及び改編を含む複数の規格に従った複数の送信を含み得る。
複数の無線モバイルブロードバンド技術、及び/又は複数の規格の複数の例はまた、限定的ではないが、電気電子技術者協会(IEEE)802.16m及び/又は802.16pのようなIEEE802.16無線ブロードバンド規格、International Mobile Telecommunications Advanced(IMT−ADV)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX(登録商標))及び/又はWiMAX II、コード分割多重アクセス(CDMA)2000(例えば、CDMA2000 lxRTT、CDMA2000 EV−DO、CDMA EV−DV等)、High Performance Radio Metropolitan Area Network(HIPERMAN)、無線ブロードバンド(WiBro)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速直交周波数分割多重方式(OFDM)パケットアクセス(HSOPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)技術、及び/又はそれらの改訂、後継及び改編を含む複数の規格の何れかを含み得る。
いくつかの実施形態は、加えて又は代替的に、他の複数の無線通信技術及び/又は複数の規格に従った無線通信を含み得る。様々な実施形態において用いられ得る他の複数の無線通信技術、及び/又は複数の規格の複数の例は、限定的ではないが、IEEE802.11、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11u、IEEE802.11ac、IEEE802.11ad、IEEE802.11af、及び/又はIEEE802.11ah規格のような他の複数のIEEE無線通信規格、IEEE802.11高効率WLAN(HEW)研究グループによって開発された高効率Wi−Fi規格、Wi−Fi、Wi−Fiダイレクト、Wi−Fiダイレクトサービス、ワイヤレスギガビット(WiGig)、WiGigディスプレイ拡張(WDE)、WiGigバス拡張(WBE)、WiGigシリアル拡張(WSE)規格、及び/又はWi−Fiアライアンス(WFA)近接認識ネットワーキング(NAN)タスクグループによって開発された規格のようなWFA無線通信規格、3GPP技術報告書(TR)23.887、3GPP技術仕様書(TS)22.368、及び/又は3GPP TS 23.682において具現化されるもののようなマシン型通信(MTC)規格、及び/又は上述の何れかの改訂、後継、及び/又は改編を含むNFCフォーラムによって開発された規格のような近距離通信(NFC)規格を含み得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
1又は複数の無線接続による送信に加えて、本明細書において開示される複数の技術は、1又は複数の有線通信媒体を介した1又は複数の有線接続によるコンテンツ送信を含み得る。有線通信媒体の複数の例は、ワイヤ、ケーブル、複数の金属リード、プリント回路基板(PCB)、バックプレーン、スイッチファブリック、半導体材料、ツイストペアワイヤ、同軸ケーブル、光ファイバ等を含み得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図1は、様々な実施形態の代表となり得るような動作環境100の例を示す。動作環境100において、ユーザ機器(UE)102は、3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)のセル103内に位置し、セル103に対するサービングeNB104は概して、セル103内の複数のUEに、3GPP RANのコネクティビティを提供する。いくつかの実施形態において、3GPP RANは、進化型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)を備え得る。様々な実施形態において、UE102は、インターネットのような1又は複数のパケットデータネットワーク(PDN)と通信を行うべく、そのような3GPP RANのコネクティビティを用いることが可能となり得る。UE102はまた、複数の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)105−1及び105−2の通信範囲内に位置し、これに対する無線のコネクティビティがそれぞれのアクセスポイント(AP)106−1及び106−2によって提供される。いくつかの実施形態において、UE102は、1又は複数のPDNと通信を行うべく、その3GPP RANのコネクティビティを用いることに加えて、又はそれに代えて、その目的でそのようなWLANのコネクティビティを用いることが可能となり得る。
様々な実施形態において、無線データのコネクティビティを管理することと併せて、UE102は、Wi−Fiデータのコネクティビティを取得するのに介するWLANを決定するために、複数の利用可能なWLANの中から選択をすることを必要と得る。動作環境100の例において、UE102は、WLAN105−1と105−2から選択することを必要とし得る。いくつかの実施形態において、その無線データのコネクティビティを管理することと併せて、UE102は、それが無線データのコネクティビティを有する各複数の無線アクセスのインターフェースを経由してルーティングされるべき個別のトラフィックタイプ及び/又はフローを決定することを必要とし得る。例えば、eNB104を介して3GPP RANデータのコネクティビティ、及びAP106−1を介してWi−Fiデータのコネクティビティを確立すると、UE102は、どのトラフィックタイプ及び/又はフローを、3GPP RANのインターフェースを経由してルーティングするのか、及びどのトラフィックタイプ及び/又はフローを、そのWLANのインターフェースを経由してルーティングするのかを決定することを必要とし得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
様々な実施形態において、1又は複数の外部デバイスは、UE102に、WLANの選択、及び/又はトラフィックルーティングの決定と併せて、それが適用し得る複数のルールを提供し得る。例えば、いくつかの実施形態において、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)サーバ108は、UE102に、複数のANDSF指定ルール110を提供し得る。ANDSFサーバ108は概して、UE102のような複数のUEが、無線データ通信と併せて、無線アクセスネットワークを発見、選択、及び/又は用いることを支援するように構成される3GPPネットワーク要素を備え得る。複数のANDSF指定ルール110は概して、UE102に対するANDSF管理オブジェクト(MO)内に定義された複数のルールを備え得、複数のWLANの中からの選択に適用可能な複数のルール(以下、「複数のWLAN選択ルール」)、及び/又は複数の無線アクセスインターフェースにわたるトラフィックのルーティングに適用可能な複数のルール(以下、「複数のトラフィックルーティングルール」)を含み得る。
様々な実施形態において、eNB104は、複数のRAN指定ルール112を、UE102に提供し得る。複数のRAN指定ルール112は概して、複数の基準信号受信電力(RSRP)、及び/又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)のような、複数の3GPP RANパラメータに関連する複数の測定値に対する複数の閾値によって定義され、及び/又は基本サービスセット(BSS)負荷、及び/又は複数のバックホールレートのような複数のWLANパラメータに関連する複数の測定値に対する複数の閾値によって定義される複数のルールを備え得る。複数のANDSF指定ルール110と同様、複数のRAN指定ルール112は、複数のWLAN選択ルール、及び/又は複数のトラフィックルーティングルールを含み得る。いくつかの実施形態において、UE102は、1又は複数の局所指定ルール114で構成され得る。複数の局所指定ルール114は概して、UE102で局所的に構成される複数のユーザプレファレンス又は他の複数の設定によって定義される複数のルールを備え得る。複数のANDSF指定ルール110、及び複数のRAN指定ルール112同様、複数の局所指定ルール114は、複数のWLAN選択ルール、及び/又は複数のトラフィックルーティングルールを含み得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図2は、様々な実施形態の代表となり得るような動作環境200の例を示す。より具体的には、動作環境200は、図1のANDSFサーバ108及びeNB104が、いくつかの実施形態において、それぞれ複数のANDSF指定ルール110及び複数のRAN指定ルール112をUE102に提供するために、UE102に送信し得る情報の複数の例を示す。動作環境200に反映されるように、様々な実施形態において、ANDSFサーバ108は、図1の複数のANDSF指定ルール110を、ANDSF MO情報216の形式でUE102に送信し得る。いくつかの実施形態において、UE102は、ANDSF MO情報216を、S14インターフェース接続を介して受信し得る。様々な実施形態において、ANDSF MO情報216は、1又は複数のWLAN選択ポリシー218を備え得る。いくつかの実施形態において、各WLAN選択ポリシー218は、ANDSF MOのWLANSPノードによって定義されるべきWLAN選択ポリシーを備え得る。様々な実施形態において、ANDSF MO情報216は、1又は複数のトラフィックルーティングポリシー220を備え得る。いくつかの実施形態において、各トラフィックルーティングポリシー220は、ANDSF MOのシステム間ルーティングポリシー(ISRP)ノード又はアクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)ノードによって定義されるべきトラフィックルーティングポリシーを備え得る。様々な実施形態において、ANDSF MO情報216をUE102に送信することによって、ANDSFサーバ108は、UE102のANDSF MO222を、1又は複数のWLAN選択ポリシー218に対応する1又は複数のWLANSPノード、及び/又は1又は複数のトラフィックルーティングポリシー220に対応する1又は複数のISRP及び/又はIARPノードで構成し得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
いくつかの実施形態において、eNB104は、図1の複数のRAN指定ルール112を、RAN補助情報224の形式で、UE102に送信し得る。様々な実施形態において、UE102がeNB104から受信するRAN補助情報224は、受信された無線リソース制御(RRC)メッセージ内に含まれ得る。いくつかの実施形態において、RAN補助情報224は、1又は複数のRAN指定ルール112を、1又は複数の閾値の形式で示し得る。様々な実施形態において、そのような閾値の各々は、閾値を、対応する測定値と比較することによって評価され得るルールを示し得る。いくつかの実施形態において、RAN補助情報224は、1又は複数の3GPPアクセス閾値226を備え得る。様々な実施形態において、各3GPPアクセス閾値226は、3GPPアクセス閾値226を、3GPP無線アクセスインターフェースを介した無線データのコネクティビティに関連するパラメータの対応する測定値と比較することによって評価され得るルールを示し得る。いくつかの実施形態において、複数の3GPPアクセス閾値226は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値、及び/又は1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含み得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
様々な実施形態において、RAN補助情報224は、1又は複数のWLANアクセス閾値228を備え得る。いくつかの実施形態において、各WLANアクセス閾値228は、WLANアクセス閾値228を、WLAN無線アクセスインターフェースを介した無線データのコネクティビティに関連するパラメータの対応する測定値と比較することによって評価され得るルールを示し得る。様々な実施形態において、複数のWLANアクセス閾値228は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、複数のWLANアクセス閾値228は、2014年10月にリリースされたWi−Fi Alliance Technical Committee Hotspot 2.0 Release 2 Technical Specification(「HotSpot 2.0仕様」)に従った、MaximumBSSLoadパラメータに対応する閾値を含み得る。様々な実施形態において、複数のWLANアクセス閾値228は、1又は複数のバックホール閾値を含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、WLANアクセス閾値228は、HotSpot2.0仕様に従ったMinimumBackhaulThresholdパラメータに対応する閾値を含み得る。様々な実施形態において、RAN補助情報224は、オフロードプレファレンスインジケータ(OPI)230を備え得る。いくつかの実施形態において、OPI230は概して、セル103の3GPP RANにおいてどのUEが、複数のWLANにトラフィックをオフロードすべきかに関して、複数のオペレータプレファレンスを示し得る。様々な実施形態において、OPI230は、複数の定義されたOPIクラスの各々に関して、セル103に対するそれぞれのインターネットプロトコル(IP)トラフィックオフロードプレファレンスを示し得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
いくつかの実施形態において、図1の1又は複数の局所指定ルール114は、UE102で構成される1又は複数のユーザコネクティビティプレファレンス232によって定義され得る。様々な実施形態において、ユーザコネクティビティプレファレンス232のいくつか又は全ては、UE102によって受信されるユーザ入力に基づいて構成され得る。いくつかの実施形態において、各ユーザコネクティビティプレファレンス232は、UE102の側のWLAN選択及び/又はトラフィックルーティングに関連する対応するルールを示す設定又は他のパラメータを備え得る。一例において、UE102は、特定のWLANが通信範囲内に存在する場合、Wi−Fiデータのコネクティビティを確立するのに、その特定のWLANが常に用いられるべきであることを示すユーザコネクティビティプレファレンス232で構成され得る。別の例において、UE102は、特定のアプリケーションと関連する複数のIPトラフィックフローが、3GPP RANインターフェースを介して常に通信されるべきであることを示すユーザコネクティビティプレファレンス232で構成され得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
一般動作中に、UE102は、WLAN選択及び/又はトラフィックルーティングに関して決定することを周期的に必要とし得る。UE102に提供され得る様々なポリシー、閾値、及びプレファレンスの何れかは、任意の特定のそのような決定と併せて、潜在的に有用となり得る。しかし、UE102が、そのような複数のポリシー、複数の閾値、及び複数のプレファレンス、及びそれらが定義する複数のルールを状況に応じた態様で適用するように構成されていない場合、UE102は、適切なWLAN選択、及び/又はトラフィックルーティング決定を行うのにそれらを用いることが不可能となり得る。例えば、図1の複数のANDSF指定ルール110、複数のRAN指定ルール112、及び複数の局所指定ルール114は、UE102がWLAN105−1及び105−2のどちらを選択すべきであるかに関して同意しておらず、UE102がこれらの様々なタイプのルールの中から優先順位を決め得、又はそれらを調整し得るような方法で構成されていない場合、UE102は、WLAN選択を実行することが不可能となり得る。
本明細書に開示されるのは、無線ネットワーク選択及び複数のトラフィックルーティングルールの連携アプリケーションのための複数の技術である。様々なそのような技術に従って、UEは、WLAN選択及びトラフィックルーティングに対する複数のANDSF指定ルール、複数のRAN指定ルール、及び複数の局所指定ルールに関して、優先順位を監視するように構成され得る。いくつかの実施形態において、UEは、別のそのようなタイプのルールを定義する閾値又はパラメータを用いて、1つのそのようなタイプのルールを構成するよう動作し得る。例えば、様々な実施形態において、UEは、ANDSF MOのISRP又はIARPを、受信されたRAN補助情報によって特定される1又は複数の閾値で構成するよう動作し得る。複数の実施形態は、この例に限定されない。
図3は、いくつかの実施形態の代表となり得るような優先度スキーム300の例を示す。より具体的には、優先度スキーム300は、様々な実施形態においてWLAN選択及びトラフィックルーティングに対する複数のANDSF指定、RAN指定、及び局所指定ルールに関して定義され得る優先順位の代表となり得る。優先度スキーム300に従って、複数の局所指定ルールには、最も高い優先度が与えられる。複数のANDSF指定ルールには、2番目に高いレベルの優先度が与えられ、一方で、複数のRAN指定ルールには、最低レベルの優先度が割り当てられる。いくつかの実施形態において、優先度スキーム300に従って、複数のANDSF指定ルールの適用は、複数のRAN指定ルールの適用と相互に排他的になるよう定義され得る。このような実施形態において、複数のRAN指定ルールは、複数のANDSF指定ルールが構成されていない場合のみに適用され得、そうでなければ無視され得る。様々な実施形態において、優先度スキーム300に従って、複数の局所指定ルールは、複数のANDSF指定ルール及び複数のRAN指定ルールに常に優先し得る。いくつかの実施形態において、優先度スキーム300は、構成された任意の複数の局所指定ルールによって阻止されない複数のANDSF指定ルール又は複数のRAN指定ルールの適用を許可し得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図4は、プロシージャの代表となり得るようなコネクティビティプロシージャ400の例を示し、そのプロシージャに従って、図1及び2のUE102が、様々な実施形態において、無線データのコネクティビティを確立及び利用し得る。いくつかの実施形態において、コネクティビティプロシージャ400は、構成フェーズ402を備え得る。様々な実施形態において、構成フェーズ402中に、UE102には、無線ネットワーク発見、選択、及び/又はトラフィックルーティングに関連する1又は複数のルールが提供され得る。いくつかの実施形態において、UE102は、1又は複数のWLAN選択ポリシー218、及び/又は1又は複数のトラフィックルーティングポリシー220のような、ANDSF MO222内にプロビジョニングされる複数のポリシーの形式で、1又は複数のANDSF指定ルールで構成され得る。様々な実施形態において、UE102には、1又は複数のRAN指定ルールが、1又は複数の3GPPアクセス閾値226、1又は複数のWLANアクセス閾値228、及び/又はOPI230の形式で提供され得る。いくつかの実施形態において、UE102は、ユーザ入力に基づいて決定されるユーザコネクティビティプレファレンス232の形式で、1又は複数の局所指定ルール114で構成され得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
様々な実施形態において、コネクティビティプロシージャ400は、WLAN発見フェーズ404を備え得る。いくつかの実施形態において、WLAN発見フェーズ404中に、UE102は、1又は複数のWLANを発見し得る。例えば、UE102は、図2のWLAN105−1及び105−2を発見し得る。様々な実施形態において、UE102は、ANDSF MO情報216内に含まれ、及び/又はANDSF MO222内でプロビジョニングされるWLAN発見情報に基づいて、1又は複数のWLANを発見し得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
いくつかの実施形態において、コネクティビティプロシージャ400は、WLAN選択フェーズ406を備え得る。様々な実施形態において、WLAN選択フェーズ406中に、UE102は、Wi−Fiデータ通信を交換し、WLANとの接続を確立するのに介するWLANを選択し得る。例えば、UE102は、図2のWLAN105−1及び105−2から選択し得、選択されたWLANと接続を確立し得る。いくつかの実施形態において、WLAN選択フェーズ406中にWLANを選択することにおいて、UE102は、構成フェーズ402中にUE102が構成された1又は複数のルールを適用し得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
様々な実施形態において、コネクティビティプロシージャ400は、データ通信フェーズ408を備え得る。いくつかの実施形態において、データ通信フェーズ408中に、UE102は、1又は複数の無線アクセスインターフェースを用いて、1又は複数の遠隔デバイスとデータを交換し得る。様々な実施形態において、そのようなデータ交換と併せて、UE102は、複数の無線アクセスインターフェースにわたってトラフィックをルーティングし得る。例えば、UE102は、3GPP RANアクセスインターフェースを介してeNB104を通じていくつかのトラフィックフローをルーティングし得、WLANアクセスインターフェースを介してWLAN選択フェーズ406中に選択されるWLANを通じて他の複数のトラフィックフローをルーティングし得る。いくつかの実施形態において、UE102は、UE102が構成フェーズ402中に構成された1又は複数のルールを適用することによって、どの複数のトラフィックフローをどの複数の無線アクセスインターフェースにわたってルーティングするかを決定し得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
上述された複数の実施形態の複数の動作は、以下の複数の図及び添付の複数の例を参照して、更に説明され得る。複数の図のいくつかは、ロジックフローを含み得る。本明細書に提示されるこのような複数の図は、特定のロジックフローを含み得るが、ロジックフローは、本明細書で説明される一般的機能がどのように実装され得るかという例を単に提供するものであることが理解され得る。更に、所与のロジックフローは、他に示されない限り、必ずしも提示された順序で実行されなければならないものではない。加えて、所与のロジックフローは、ハードウェア要素、プロセッサによって実行されるソフトウェア要素、又はそれらの任意の組み合わせによって実装され得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図5は、無線ネットワーク選択及び複数のトラフィックルーティングルールの連携アプリケーションのための開示された複数の技術の実装と併せて、様々な実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得るロジックフロー500の一実施形態を示す。例えば、ロジックフロー500は、構成フェーズ402中に、図1及び2のANDSFサーバ108によっていくつかの実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得る。図5に示されるように、UEに対するデバイス機能情報は、502で受信され得る。例えば、ANDSFサーバ108は、デバイス機能情報をUE102から受信し得る。様々な実施形態において、デバイス機能情報は、UEが、複数のANDSFルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートすることが可能であるか否かを示し得る。いくつかの実施形態において、デバイス機能情報は、ANDSF MOを備え得る。様々なこのような実施形態において、ANDSF MOは、UEが複数のANDSFルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートすることが可能であるか否かを示す、DevCapabilityリーフを備えるUE_Profileノードを含み得る。502で受信したデバイス機能情報に基づいて、UEが、複数のANDSFルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートすることが可能であるか否かという決定が、504で実行され得る。例えば、ANDSFサーバ108は、UE102から受信したデバイス機能情報に基づいて、UE102が、複数のANDSFルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートするか否かを決定し得る。
UEが、複数のANDSFルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートすることが504で決定された場合、フローは506に移り得る。506で、ANDSF MOはUEに対して構成され得、1又は複数のRAN閾値ベースのANDSFルールがそのANDSF MOに含まれ得る。例えば、UE102が、複数のANDSFルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートするという決定に応答して、ANDSFサーバ108は、それがUE102に対して構成するANDSF MOにおいて、1又は複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含み得る。いくつかの実施形態において、各々のRAN閾値ベースのANDSFルールは、ISRP又はIARPのようなANDSFポリシーに含まれ得る。様々な実施形態において、各々のRAN閾値ベースのANDSFルールはANDSF MOポリシー内に有効性条件を備え得る。いくつかの実施形態において、構成されたANDSF MOにおける構成フラグ(configuration flag)は、ANDSF MOが1又は複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含むことを示すべく設定され得る。様々な実施形態において、構成フラグは、構成されたANDSF MOのUE_Profileノードに含まれ得る。
504で、UEが複数のANDSF指定ルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートしないことが決定された場合、フローは508に移り得る。508で、ANDSF MOは、UEに対して構成され得、複数のRAN閾値ベースのANDSFルールは、そのANDSF MOにおいて含まれ得ない。例えば、UE102が、複数のANDSFルールにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートしないという決定に応答して、ANDSFサーバ108は、それがUE102に対して構成するANDSF MOにおいて、任意の複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含み得ない。いくつかの実施形態において、構成されたANDSF MOにおける構成フラグは、ANDSF MOが任意の複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含まないことを示すべく設定され得る。様々な実施形態において、構成フラグは、構成されたANDSF MOのUE_Profileノードに含まれ得る。506又は508のどちらからでも、フローは、構成されたANDSF MOがUEに送信され得る510へと移り得る。例えば、UE102に対してANDSF MOを構成した後で、ANDSFサーバ108は、構成されたANDSF MOをUE102に送信し得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
所与のRANセルにおいて作動するUEによる使用に適切となり得る実際の複数のRAN閾値が、そのセルの無線環境の特性に依存し得ることは、留意に値する。例えば、1つのセルにおける無線環境との関連で比較的高いRSRP値は、別のセルにおける無線環境との関連で比較的低くなり得る。いくつかの実施形態において、ANDSFポリシーにおいてRAN閾値ベースのルールを構成するANDSFサーバが、そのネットワークの複数のセルにおいて無線環境の関連特性を認識するという可能性が低くなり得る。様々な実施形態において、ANDSFが、ANDSFポリシーにおいてRAN閾値ベースのルールと関連する所与のRAN閾値に対する既定値を選択する場合、その既定値は、ネットワークにおけるいくつかのセルに関して過度に高くなり得、他のセルに関して過度に低くなり得る。したがって、いくつかの実施形態において、ANDSFサーバは、複数のRAN閾値ベースのANDSFルールと関連する複数のRAN閾値に対する任意の複数の静的又は既定値を選択し得ず、ANDSF MOにおいてそのような複数のルールを含む複数のANDSFポリシーは、それらのRAN閾値に対する複数の静的又は既定値を含み得ない。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図2に戻り、様々な実施形態において、RAN補助情報224に含まれる様々な閾値は、複数のトラフィックルーティング決定と併せて用いるのに特に適切であり得る。例えば、UE102は、複数の3GPPアクセス閾値226の中に含まれるRSRP閾値及び/又はRSRQ閾値に基づいて、それがセル103のエッジ付近に位置するか否かを決定することが可能となり得、それがセルエッジ付近に位置するか否かに基づいて、WLANアクセスインターフェースを介してトラフィックをルーティングするか、又は3GPP RANアクセスインターフェースを介してトラフィックをルーティングするか否かを決定し得る。別の例において、UE102は、OPI230に基づいて、WLANアクセスインターフェースを介してトラフィックをルーティングするか、又は3GPP RANアクセスインターフェースを介してトラフィックをルーティングするか否かを決定し得、OPI230は、いくつかの実施形態において、3GPP RANオペレータのオフロードプレファレンスを反映し得る。様々な実施形態において、RAN補助情報224に含まれ得る様々な閾値のRAN中心の性質は、これら閾値をWLAN選択と併せて用いるのにはあまり適切でないものにし得る。したがって、いくつかの実施形態における無線ネットワーク選択及び複数のトラフィックルーティングルールの連携アプリケーションのための開示された複数の技術に従って、複数のANDSF WLAN選択ポリシーは、複数のRAN補助情報閾値に基づいた有効性条件を含むことを許可され得ない。
図6は、複数のANDSF WLAN選択ポリシーが、複数のRAN補助情報閾値に基づいた有効性条件を含むことを許可されない様々な実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得るロジックフロー600の一実施形態を示す。例えば、ロジックフロー600は、WLAN発見フェーズ404及びWLAN選択フェーズ406中に、UE102によって、いくつかのこのような実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得る。図6に示されるとおり、複数のWLANのセットが602で発見され得る。例えば、UE102は、WLAN105−1及び105−2を発見し得る。フローはそれから、UEが、1又は複数のANDSF WLAN選択ポリシーを備えるANDSF MOで構成されるか否かに応じて、604から進み得る。
UEに対するANDSF MOが、1又は複数のANDSF WLAN選択ポリシーを備える場合、フローは604から606へと移り得、そこでは、UEが、ANDSF WLAN選択ポリシーに従ってWLANを選択し得、それが受信し得た任意の複数のRAN補助情報閾値を無視する。例えば、ANDSF MO222が、1又は複数のANDSF WLAN選択ポリシーを備える場合、UE102は、UE102がeNB104から受信したRAN補助情報224に含まれる任意の複数の閾値に関係なく、そのようなポリシーに基づいて、WLAN105−1又は105−2を選択し得る。UEに対するANDSF MOが、ANDSF WLAN選択ポリシーを含まない場合、フローは604から608に移り得、そこでは、UEが、1又は複数のRAN指定ルール、及び/又は局所指定ルールに従って、WLANを選択し得る。例えば、ANDSF MO222がANDSF WLAN選択ポリシーを含まない場合、UE102は、RAN補助情報224に含まれる1又は複数の閾値に基づいて、及び/又は複数のユーザコネクティビティプレファレンス232にに基づいて、WLAN105−1又は105−2を選択し得る。606又は608のどちらからでも、フローは610に移り得、そこでは、UEが、選択されたWLANを介してWi−Fiデータのコネクティビティを確立し得る。例えば、WLAN105−1を選択した後で、UE102は、WLAN105−1を介してWi−Fiデータのコネクティビティを確立するために、AP106−1と交信し得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
図2に戻り、様々な実施形態において、UE102が、いくつかのローミングシナリオにおいてRAN補助情報224に関係なく、複数のトラフィックルーティング決定を実行するように構成されることが望ましいとされ得る。例えば、UE102がローミングしていて、eNB104がUE102に対するビジテッド公衆陸上移動ネットワーク(V−PLMN)のeNBであるが、UE102がトラフィックルーティングに対するホームANDSF(H−ANDSF)ポリシーを用いている場合、UE102が、H−ANDSFトラフィックルーティングポリシーを適用することを目的として、RAN補助情報224を無視することが望ましいとされ得る。いくつかの実施形態において、UE102が、複数の関連するパラメータがV−PLMNで利用可能でない可能性に起因して、そのようなシナリオにおいてRAN補助情報224を無視するように構成されることが望ましいとされ得る。例えば、UE102に対するV−PLMNは、UE102に対するホームPLMN(H−PLMN)のオペレータとのサービス合意を有するWLAN APに関して関連条件を認識し得ず、したがって、UE102は、H−ANDSFルーティングポリシーを適切に適用するのに必要とされる情報へのアクセスを有し得ない。複数の実施形態は、この例に限定されない。
様々な実施形態において、UE102が、他のローミングシナリオにおいて、RAN補助情報224に含まれる1又は複数のRAN閾値を適用するように構成されることが望ましいとされ得る。例えば、UE102がローミングしていて、eNB104がUE102に対するV−PLMNのeNBであり、UE102がトラフィックルーティングに対するビジテッドANDSF(V−ANDSF)ポリシーを用いている場合、UE102が、V−ANDSFトラフィックルーティングポリシーを適用する目的で、RAN補助情報224に含まれる1又は複数のRAN閾値を適用することが望ましいとされ得る。いくつかの実施形態において、V−PLMNは、V−ANDSFによって構成される複数のトラフィックルーティングポリシーに関連する複数の条件を認識することが推定され得るので、UE102が、そのような複数のシナリオにおいて、RAN補助情報224において複数のRAN閾値を適用するように構成されることが望ましいとされ得る。同様に、H−PLMNは、H−ANDSFによって構成される複数のトラフィックルーティングポリシーに関連する複数の条件を認識することが推定され得るので、UE102が、複数の非ローミングシナリオにおいて、複数のH−ANDSFトラフィックルーティングポリシーを用いることと併せて、RAN補助情報224において複数のRAN閾値を適用するように構成されることが望ましいとされ得る。したがって、様々な実施形態において、UE102は、H-PLMNにおいて作動しながらH−ANDSFトラフィックルーティングポリシーを用いること、又はV-PLMNにおいて作動しながらV-ANDSFトラフィックルーティングポリシーを用いることと併せて、RAN補助情報224において複数のRAN閾値を適用するように構成され得るが、V-PLMNにおいて作動しながらH-ANDSFトラフィックルーティングポリシーを用いることと併せて、RAN補助情報224において任意の複数のRAN閾値を無視するように構成され得る。
いくつかの実施形態において、UE102に対するANDSF MO222は、複数のOPIベースの有効性条件を含む1又は複数のANDSFルーティングポリシーを含み得る。例えば、様々な実施形態において、UE102は、OPIベースの有効性条件を含むISRPで構成され得る。いくつかの実施形態において、UE102は、受信されたRAN補助情報において複数のRAN閾値を処理する前述の手法に類似した態様で、受信されたRAN補助情報において含まれるOPIを処理するように構成され得る。即ち、様々な実施形態において、UE102は、全ての他のオフロード基準が満たされるとき、UE102が、V-PLMNにおいて作動しているが、H−ANDSFポリシーを適用する場合にはOPIビットマップを考慮しないが、UE102が、H−PLMNにおいて作動していて、H−ANDSFポリシーを適用している、又はV−PLMNにおいて作動していて、V-ANDSFポリシーを適用する場合に、受信されたOPIビットマップに基づいて、最後のオフロードを決定するように構成され得る。いくつかの実施形態において、オペレータ間の連携は、UE102が、V−PLMNにおいて作動しているが、H−ANDSFポリシーを適用する場合に、OPIビットマップを考慮することを可能とするよう用いられ得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図7は、無線ネットワーク選択及び複数のトラフィックルーティングルールの連携アプリケーションに対する開示された複数の技術の実装と併せて、様々な実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得るロジックフロー700の一実施形態を示す。例えば、ロジックフロー700は、図4のデータ通信フェーズ408中に、図1及び2のUE102によっていくつかの実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得る。図7に示されるとおり、ロジックフロー700の初期において、フローは、UEが、任意の複数のANDSF指定ルーティングルールでプロビジョニングされるか否かに基づいて、702から移り得る。UEが、任意の複数のANDSF指定ルーティングルールでプロビジョニングされない場合、フローは702から704へと移り得、UEは、1又は複数のRAN指定ルーティングルールに基づいて、トラフィックをルーティングし得る。例えば、UE102が、RAN補助情報に基づいて評価されるべき複数の有効性条件を備える任意の複数のANDSFルーティングポリシーを含まないANDSF MO222で構成される場合、UE102は、1又は複数のRAN指定ルーティングルールに基づいて、1又は複数のIPトラフィックフローをルーティングし得る。UEが、トラフィックルーティングに関連する複数のユーザプレファレンスで構成される場合、UEは、それらのユーザプレファレンス及び1又は複数のRAN指定ルールに基づいて、1又は複数のIPトラフィックフローをルーティングし得、1又は複数のRAN指定ルールを、それらがユーザプレファレンスによって阻止されない程度に適用することは、留意に値する。また、様々な実施形態において、UEが、複数のANDSF指定ルーティングルール、及び複数のRAN指定ルーティングルールでもプロビジョニングされ得ず、単に複数のユーザプレファレンス、及び/又は他の複数の要因に基づいて、トラフィックをルーティングし得ることは、留意に値する。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
UEが、1又は複数のANDSF指定ルーティングルールでプロビジョニングされる場合、フローは702から706に移り得る。706から、フローは、UEがローミングしているか否かに基づいて、進み得る。UEがローミングしていない場合、フローは、706から708に移り得る。708から、フローは、複数のANDSF指定ルーティングルールが基づくRAN補助情報、及びRAN補助情報によって定義される複数のRAN閾値に対応する任意の必要な複数の測定値が利用可能であるか否かに基づいて、進み得る。RAN補助情報及び/又は必要な複数の測定値が利用可能である場合、フローは710に移り得、そこでは、RAN補助情報と関連する1又は複数の有効性条件が、トラフィックをルーティングすべく、1又は複数のANDSF指定ルーティングルールを適用することと併せて、用いられ(enforced)得る。例えば、UE102が、RAN補助情報と関連する1又は複数の有効性条件を備えるANDSFルーティングポリシーで構成され、UE102は、成功裏にRAN補助情報224を受信し、それらの1又は複数の有効性条件を評価するのに必要とされる任意の複数の測定を成功裏に実行する場合、UE102は、1又は複数のIPトラフィックフローをルーティングすべく、ANDSFルーティングポリシーを適用することと併せて、1又は複数の有効性条件を用い得る。RAN補助情報及び/又は必要な複数の測定値が利用可能でない場合、フローは712へ移り得、そこでは、RAN補助情報と関連する複数の有効性条件が、トラフィックをルーティングすべく、1又は複数のANDSF指定ルーティングルールを適用することと併せて、無視され得る。例えば、UE102が、RAN補助情報と関連する1又は複数の有効性条件を備えるANDSFルーティングポリシーで構成されるが、UE102が、RAN補助情報224を受信せず、及び/又はそれらの1又は複数の有効性条件を評価するのに必要とされる複数の測定を実行不可能である場合、UE102は、1又は複数のIPトラフィックフローをルーティングすべく、ANDSFルーティングポリシーを適用することと併せて、1又は複数の有効性条件を無視し得る。
UEがローミングしている場合、フローは706から714に移り得る。714から、フローは、UEが、そのサービングV−PLMNについて、V−ANDSFによって提供される複数のANDSFポリシーを用いているか否かに基づいて、進み得る。様々な実施形態において、UEが、V−ANDSFサーバによって提供される複数のANDSFポリシーを用いているか否かは、UEに対するホームオペレータのプレファレンスに依存し得る。いくつかの実施形態において、UEに対するANDSF MO内のパラメータは、ホームオペレータが、複数のV−PLMN RAN閾値を好むか否かを示し得る。様々な実施形態において、例えば、UEに対するANDSF MOにおけるPreferVPLMNRANThresholdsパラメータは、ホームオペレータが複数のV−PLMN RAN閾値を好むときは1の値に設定され得、そうでなければ、0の値に設定され得る。複数の実施形態は、この例に限定されない。
UEが、そのサービングV−PLMNについて、V−ANDSFによって提供される複数のANDSFポリシーを用いている場合、フローは、714から708へ移り得、前に説明された態様において708から進み得る。UEが、そのサービングV−PLMNについて、V−ANDSFによって提供される複数のANDSFポリシーを用いていない場合、フローは714から712へと移り得、そこでは、RAN補助情報と関連する複数の有効性条件は、トラフィックをルーティングすべく、1又は複数のANDSF指定ルーティングルールを適用することと併せて、無視され得る。例えば、UE102がローミングしているが、ローミングしながら複数のH−ANDSFポリシーを用いるように構成される場合、UE102は、1又は複数のIPトラフィックフローをルーティングすべく、H−ANDSFルーティングポリシーを適用することと併せて、RAN補助情報と関連する任意の複数の有効性条件を無視し得る。いくつかの実施形態において、上述のとおり、オペレータ間の連携は、UEが、H−ANDSFルーティングポリシーを適用する一方で、V−PLMN RANによって提供されるOPIビットマップを考慮することを可能とすべく用いられ得ることは留意に値する。したがって、様々な実施形態において、712でH−ANDSFルーティングポリシーを適用することと併せて、RAN補助情報と関連する1又は複数の有効性条件を無視するUEは、それでもOPIビットマップと関連する有効性条件を適用し得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図2に戻り、いくつかの実施形態において、UE102でのANDSFクライアントは、複数の3GPPアクセス閾値226、複数のWLANアクセス閾値228、及び/又はOPI230の実際のアプリケーションを担い得、それらに依存する複数のANDSF有効性条件を評価し得る。様々なこのような実施形態において、UE102での3GPPアクセス層(AS)は、RAN補助情報224において複数の関連パラメータをANDSFクライアントに単に転送し得る。いくつかの他の実施形態において、ANDSFクライアントは、3GPP ASに、そのような複数のANDSF有効性条件を評価することに関連する特定の複数の条件をいつ検出するのかを、ANDSFクライアントに通知するよう命令し得る。例えば、ANDSFクライアントは、3GPP ASに、3GPPアクセス閾値226によって特定される値より小さいRSRPを測定する場合に、そのことを通知するよう命令し得る。複数のこのような実施形態において、複数のRAN関連のパラメータは、ANDSFクライアントに転送されることを必要とするのではなく、3GPP AS内において保持され得、3GPP ASとANDSFクライアントとの間で交換されるデータ量の低減を可能とし得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図8は、無線ネットワーク選択及び複数のトラフィックルーティングルールの連携されたアプリケーションのための開示された複数の技術の実装と併せて、様々な実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得るロジックフロー800の一実施形態を示す。例えば、ロジックフロー800は、図4のデータ通信フェーズ408中に、図1及び2のUE102によっていくつかの実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得る。図8に示されるとおり、RAN補助情報を備える無線リソース制御(RRC)メッセージは、802で受信され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102は、RAN補助情報224を備えるRRCメッセージを、eNB104から受信し得る。804で、ANDSF MOルーティングポリシーの閾値条件は、RAN補助情報に含まれるアクセス閾値と、対応する測定値とに基づいて評価され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102は、RSRP閾値、RSRQ閾値、BSS負荷閾値、又はバックホールデータレート閾値のような3GPP、又はWLANアクセス閾値と、RSRP測定値、RSRQ測定値、BSS負荷測定値、又はバックホールデータレート測定値のような対応する測定値とに基づいて、ANDSF MO222に含まれるルーティングポリシーの閾値条件を評価し得る。806で、ANDSF MOルーティングポリシーは、閾値条件の評価に基づいて、IPトラフィックをルーティングすべく適用され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102は、3GPP又はWLANアクセス閾値に基づいて、ANDSF MO222に含まれる、ルーティングポリシーの閾値条件の評価に基づいて、IPトラフィックをルーティングし得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
図9は、無線ネットワーク選択及び複数のトラフィックルーティングルールの連携アプリケーションのための開示された複数の技術の実装と併せて、様々な実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得るロジックフロー900の一実施形態を示す。例えば、ロジックフロー900は、図4のデータ通信フェーズ408中に図1及び2のUE102によっていくつかの実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得る。図9に示されるとおり、ANDSF MOは、902で、UEのサービングPLMNのISRPで構成され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102に対するANDSF MO222は、UE102のサービングPLMNのISRPで構成され得る。904で、1又は複数のアクセス閾値を備えるRAN補助情報が受信され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102は、1又は複数の3GPPアクセス閾値226、及び/又は複数のWLANアクセス閾値228を備えるRAN補助情報224を受信し得る。906で、IPトラフィックは、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってルーティングされ得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102は、受信されたRAN補助情報224に含まれる1又は複数の3GPPアクセス閾値226、及び/又はWLANアクセス閾値228に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価することによって、ANDSF MO222においてプロビジョニングされるISRPに従って、3GPP RAN無線アクセスインターフェース及びWLAN無線アクセスインターフェースにわたってIPトラフィックをルーティングし得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
図10は、無線ネットワーク選択及び複数のトラフィックルーティングルールの連携アプリケーションのための開示された複数の技術の実装と併せて、様々な実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得るロジックフロー1000の一実施形態を示す。例えば、ロジックフロー1000は、図4のデータ通信フェーズ408中に、図1及び2のUE102によっていくつかの実施形態において実行され得る複数の動作の代表となり得る。図10に示されるとおり、UEのサービングセルと関連し、1又は複数のアクセス閾値を含むRAN補助情報を備えるRRC情報が、1002で受信され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102は、そのサービングセルと関連し、1又は複数の3GPPアクセス閾値226、及び/又はWLANアクセス閾値228を備えるRAN補助情報224を備えるRRC情報を受信し得る。1004で、UEに対するANDSF MOのIARPが構成され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102に対するANDSF MO222のIARPが構成され得る。1006で、1又は複数のIPトラフィックフローを処理するためのプロシージャは、1又は複数のアクセス閾値のうち少なくとも1つに基づいて、IARPの少なくとも1つの閾値条件を評価することによって、IARPに基づいて決定され得る。例えば、図2の動作環境200において、UE102は、受信されたRAN補助情報224に含まれる1又は複数の3GPPアクセス閾値226、及び/又はWLANアクセス閾値228のうち少なくとも1つに基づいて、IARPの少なくとも1つの閾値条件を評価することによって、ANDSF MO222においてプロビジョニングされるIARPに基づいて、1又は複数のIPトラフィックフローを処理するためのプロシージャを決定し得る。複数の実施形態は、これらの例に限定されない。
図11は、記憶媒体1100の実施形態を示す。記憶媒体1100は、光、磁気又は半導体記憶媒体のような、任意の非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は機械可読記憶媒体を備え得る。様々な実施形態において、記憶媒体1100は、製造物品を備え得る。いくつかの実施形態において、記憶媒体1100は、図6のロジックフロー600、図7のロジックフロー700、図8のロジックフロー800、図9のロジックフロー900、及び図10のロジックフロー1000のうち1又は複数を実装するための複数のコンピュータ実行可能命令のような、複数のコンピュータ実行可能命令を格納し得る。コンピュータ可読記憶媒体又は機械可読記憶媒体の複数の例は、電子データを格納可能な任意の有形の媒体を含み得、これは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリ、取り外し可能又は取り外し不可能メモリ、消去可能又は消去不可能メモリ、書き込み可能又は再書き込み可能メモリ等を含む。コンピュータ実行可能命令の複数の例は、ソースコード、コンパイル型コード、インタープリタ型コード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコード、オブジェクト指向コード、ビジュアルコード等のような、任意の適切なタイプのコードを含み得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
図12は、図1及び2のUE102、eNB104、及びANDSFサーバ108、図6のロジックフロー600、図7のロジックフロー700、図8のロジックフロー800、図9のロジックフロー900、図10のロジックフロー1000、及び図11の記憶媒体1100のうち1又は複数を実装し得る通信デバイス1200の実施形態を示す。様々な実施形態において、デバイス1200は、論理回路1228を備え得る。論理回路1228は、例えば、図1及び2のUE102、eNB104、及びANDSFサーバ108、図6のロジックフロー600、図7のロジックフロー700、図8のロジックフロー800、図9のロジックフロー900及び図10のロジックフロー1000のうち1又は複数について説明された複数の動作を実行するべく、複数の物理的回路を含み得る。図12に示されるように、デバイス1200は、無線インターフェース1210、ベースバンド回路1220及びコンピューティングプラットフォーム1230を含み得るが、実施形態は、この構成に限定されない。
デバイス1200は、図1及び2のUE102、eNB104、及びANDSFサーバ108、図6のロジックフロー600、図7のロジックフロー700、図8のロジックフロー800、図9のロジックフロー900、図10のロジックフロー1000、図11の記憶媒体1100、及び単一のデバイス内に全体があるような単一のコンピューティングエンティティの論理回路1228のうち1又は複数について、構造及び/又は複数の動作のいくつか又は全てを実装し得る。代替的に、デバイス1200は、図1及び2のUE102、eNB104、及びANDSFサーバ108、図6のロジックフロー600、図7のロジックフロー700、図8のロジックフロー800、図9のロジックフロー900、図10のロジックフロー1000、図11の記憶媒体1100、及び論理回路1228のうち1又は複数について、構造及び/又は複数の動作の複数の部分を、クライアントサーバアーキテクチャ、3階層アーキテクチャ、N階層アーキテクチャ、密結合又はクラスタアーキテクチャ、ピアツーピアアーキテクチャ、マスタースレーブアーキテクチャ、共有データベースアーキテクチャ及び他の複数のタイプの分散システムのような分散システムアーキテクチャを用いて、複数のコンピューティングエンティティにわたって分散させ得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
一実施形態において、無線インターフェース1210は、複数のシングルキャリア又はマルチキャリア変調信号(例えば、相補コードキーイング(CCK)、直交周波数分割多重方式(OFDM)、及び/又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)記号を含む)の送信及び/又は受信に適応されるコンポーネント又は複数のコンポーネントの組み合わせを含み得るが、複数の実施形態は、任意の具体的な無線のインターフェース又は変調スキームに限定されない。無線インターフェース1210は、例えば、受信機1212、周波数合成機1214、及び/又は送信機1216を含み得る。無線インターフェース1210は、複数のバイアス制御、水晶発振器、及び/又は1又は複数のアンテナ1218−fを含み得る。 別の実施形態において、無線インターフェース1210は、複数の外部電圧制御発振器(VCO)、複数の面音波フィルタ、複数の中間周波数(IF)フィルタ及び/又は複数のRFフィルタを、所望により用い得る。潜在的なRFインターフェース設計の多様性に起因して、それらの広範な説明は省略される。
ベースバンド回路1220は、複数の受信及び/又は送信信号を処理する無線インターフェース1210と通信を行い得、例えば、受信された複数の無線周波数信号をダウンコンバートするミキサ、複数のアナログ信号をデジタル形式にコンバートするアナログデジタルコンバータ1222、複数のデジタル信号をアナログ形式にコンバートするデジタルアナログコンバータ1224、及び複数の信号を送信のためにアップコンバートするミキサを含み得る。更に、ベースバンド回路1220は、それぞれの受信/送信信号の物理層(PHY)リンク層処理のためのベースバンド又はPHY処理回路1226を含み得る。ベースバンド回路1220は、例えば、メディアアクセス制御(MAC)/データリンク層処理のためのMAC処理回路1227を含み得る。ベースバンド回路1220は、MAC処理回路1227及び/又は例えば、1又は複数のインターフェース1234を介してコンピューティングプラットフォーム1230と通信するためのメモリコントローラ1232を含み得る。
いくつかの実施形態において、PHY処理回路1226は、複数の通信フレームを構築及び/又は解体すべく、フレーム構成及び/又は検出モジュールを、バッファメモリのような追加の回路との組み合わせで含み得る。代替的に又は加えて、MAC処理回路1227は、これらの機能のうちの特定のものに対する処理を共有し得、又はPHY処理回路1226から独立したこれらの処理を実行し得る。いくつかの実施形態において、MAC及びPHY処理は、単一の回路に統合され得る。
コンピューティングプラットフォーム1230は、デバイス1200にコンピューティング機能を提供し得る。示されるように、コンピューティングプラットフォーム1230は、処理コンポーネント1240を含み得る。ベースバンド回路1220に加えて又は代替的に、デバイス1200は、図1及び2のUE102、eNB104、及びANDSFサーバ108、図6のロジックフロー600、図7のロジックフロー700、図8のロジックフロー800、図9のロジックフロー900、図10のロジックフロー1000、図11の記憶媒体1100及び論理回路1228のうち1又は複数について、処理コンポーネント1240を用いて複数の処理動作又はロジックを実行し得る。処理コンポーネント1240(及び/又はPHY1226及び/又はMAC1227)は、様々なハードウェア要素、ソフトウェア要素又は両方の組み合わせを備え得る。ハードウェア要素の複数の例は、複数のデバイス、複数のロジックデバイス、複数のコンポーネント、複数のプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、複数の回路、複数のプロセッサ回路、複数の回路素子(例えば、複数のトランジスタ、複数のレジスタ、複数のコンデンサ、複数のインダクタ等)、複数の集積回路、複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、複数のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、複数のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複数のメモリユニット、複数のロジックゲート、レジスタ、半導体デバイス、複数のチップ、複数のマイクロチップ、複数のチップセット等を含み得る。ソフトウェア要素の複数の例は、複数のソフトウェアコンポーネント、複数のプログラム、複数のアプリケーション、複数のコンピュータプログラム、複数のアプリケーションプログラム、複数のシステムプログラム、複数のソフトウェア開発プログラム、複数のマシンプログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、複数のルーチン、サブルーチン、複数の機能、方法、複数のプロシージャ、複数のソフトウェアインターフェース、複数のアプリケーションプログラムインターフェース(API)、複数の命令セット、コンピューティングコード、コンピュータコード、複数のコードセグメント、複数のコンピュータコードセグメント、複数のワード、複数の値、複数の記号、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。実施形態が複数のハードウェア要素及び/又は複数のソフトウェア要素を用いて実装されるか否かの決定は、所望の計算速度、複数のパワーレベル、複数の、耐熱性、処理サイクル量、複数の入力データレート、複数の出力データレート、複数のメモリリソース、複数のデータバス速度及び他の設計又は性能の制約のような任意の数の要因に従って、所与の実装に望ましいように、異なり得る。
コンピューティングプラットフォーム1230は、他の複数のプラットフォームコンポーネント1250を更に含み得る。他の複数のプラットフォームコンポーネント1250は、1又は複数のプロセッサ、マルチコアプロセッサ、コプロセッサ、メモリユニット、チップセット、コントローラ、周辺機器、インターフェース、発振器、タイミングデバイス、ビデオカード、オーディオカード、マルチメディア入/出力(I/O)コンポーネント(例えば、複数のデジタルディスプレイ)、電力供給等のような、複数の共通のコンピューティング要素を含む。メモリユニットの複数の例は限定はされないが、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレートDRAM(DDRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、強誘電体ポリマーメモリ、オボニックメモリ、相変化又は強誘電体メモリのようなポリマーメモリ、シリコン酸化膜窒化膜酸化膜シリコン(SONOS)メモリ、磁気又は光学カード、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)ドライブのようなデバイスのアレイ、ソリッドステートメモリデバイス(例えば、USBメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、及び情報を格納するのに適切な任意の他のタイプの記憶媒体)のような1又は複数のより高速なメモリユニット形式の様々なタイプのコンピュータ可読及び機械可読記憶媒体を含み得る。
デバイス1200は、例えば、ウルトラモバイルデバイス、モバイルデバイス、固定式デバイス、マシンツーマシン(M2M)デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、モバイルコンピューティングデバイス、スマートフォン、電話、デジタル電話、携帯電話、ユーザ機器、eBookリーダ、ハンドセット、単方向ページャ、双方向ページャ、メッセージングデバイス、コンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ネットブックコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバ、サーバアレイもしくはサーバファーム、ウェブサーバ、ネットワークサーバ、インターネットサーバ、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、スーパーコンピュータ、ネットワークアプライアンス、ウェブアプライアンス、分散型コンピューティングシステム、複数のマルチプロセッサシステム、複数のプロセッサベースシステム、複数の家電、複数のプログラマブル家電、複数のゲームデバイス、ディスプレイ、テレビ、デジタルテレビ、セットトップボックス、無線アクセスポイント、基地局、ノードB、加入者ステーション、モバイル加入者センタ、無線ネットワークコントローラ、ルータ、ハブ、ゲートウェイ、ブリッジ、スイッチ、マシン、又はそれらの組み合わせであり得る。したがって、本明細書に説明されたデバイス1200に係る複数の機能及び/又は特定の構成は、適宜所望される通り、デバイス1200の様々な実施形態に含まれ又は省略され得る。
デバイス1200の複数の実施形態は、複数の単入力単出力(SISO)アーキテクチャを用いて実装され得る。しかし、特定の複数の実装は、ビーム形成もしくは空間分割多重アクセス(SDMA)用の複数の適応的アンテナ技術を用いた、及び/又は複数のMIMO通信技術を用いた、送信及び/又は受信用の複数のアンテナ(例えば、アンテナ1218−f)を含み得る。
デバイス1200の複数のコンポーネント及び複数の機能は、ディスクリート回路、複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、複数のロジックゲート及び/又はシングルチップアーキテクチャの任意の組み合わせを用いて実装され得る。更に、デバイス1200の複数の機能は、複数のマイクロコントローラ、複数のプログラマブルロジックアレイ及び/又は複数のマイクロプロセッサ、又は適宜適切な場合に、上記の任意の組み合わせを用いて実装され得る。複数のハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェア要素は、本明細書において「ロジック」又は「回路」と集合的又は個別に称され得ることに留意されたい。
図12のブロック図に示される例示的なデバイス1200は、多くの可能性のある実装の1つの機能的な説明例を表し得ることが理解されるべきである。したがって、複数の添付図面内に示される複数のブロック機能の分割、省略又は包含は、これらの機能を実装するための複数のハードウェアコンポーネント、回路、ソフトウェア及び/又は要素が、複数の実施形態において必ず分割、省略、又は包含されなければならないことを示唆しない。
図13は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300の実施形態を示す。図13に示されるように、ブロードバンド無線アクセスシステム1300は、インターネット1310型ネットワーク等を備えるインターネットプロトコル(IP)型ネットワークであり得、これは、インターネット1310へのモバイル無線アクセス及び/又は固定無線アクセスをサポートすることが可能である。1又は複数の実施形態において、ブロードバンド無線アクセスシステム1300は、3GPP LTE仕様書及び/又はIEEE802.16規格のうち1又は複数に準拠するシステムのような、任意のタイプの直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースの、又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ベースの無線ネットワークを備え得、特許請求の範囲に記載された主題の範囲は、これらの点において限定されない。
例示的なブロードバンド無線アクセスシステム1300において、無線アクセスネットワーク(RAN)1312及び1318は、進化型ノードB(eNB)1314及び1320にそれぞれ結合することが可能であることにより、1又は複数の固定式デバイス1316とインターネット1310との間の、及び/又は1又は複数のモバイルデバイス1322とインターネット1310との間の無線通信を提供する。固定式デバイス1316及びモバイルデバイス1322の一例は、図12のデバイス1200であり、これは、デバイス1200の静止バージョンを備える固定式デバイス1316と、デバイス1200のモバイルバージョンを備えるモバイルデバイス1322とを有する。RAN1312及び1318は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300上における1又は複数の物理的エンティティに対して複数のネットワーク機能のマッピングを定義することが可能な複数の特性を実装し得る。eNB1314及び1320は、無線機器を備えることにより、デバイス1200を参照して説明されたもののような固定式デバイス1316及び/又はモバイルデバイス1322とのRF通信を提供し得、例えば、3GPP LTE仕様書又はIEEE802.16規格に準拠するPHY及びMAC層機器を備え得る。eNB1314及び1320は、IPバックプレーンを更に備えることにより、それぞれRAN1312及び1318を介して、インターネット1310と結合し得るが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲は、これらの点において限定されない。
ブロードバンド無線アクセスシステム1300は、ビジテッドコアネットワーク(CN)1324及び/又はホームCN1326を更に備え得、これらの各々は、限定されないが、プロキシ及び/又はリレータイプの機能、例えば、認証、許可及び課金(AAA)機能、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)機能又はドメイン名サービス制御等、公衆交換電話網(PSTN)ゲートウェイもしくはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)ゲートウェイのようなドメインゲートウェイ、及び/又はインターネットプロトコル(IP)タイプのサーバ機能等を含む、1又は複数のネットワーク機能を提供可能であり得る。しかし、これらは、ビジテッドCN1324及び/又はホームCN1326によって提供することが可能な複数の機能のタイプの単なる例であり、特許請求の範囲に記載された主題の範囲は、これらの点において限定されない。ビジテッドCN1324は、ビジテッドCN1324が固定式デバイス1316又はモバイルデバイス1322の通常のサービスプロバイダの一部ではない場合、例えば、固定式デバイス1316又はモバイルデバイス1322がその個別のホームCN1326から離れてローミングしている場合、又は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300が固定式デバイス1316又はモバイルデバイス1322の通常のサービスプロバイダの一部であるが、ブロードバンド無線アクセスシステム1300が、固定式デバイス1316又はモバイルデバイス1322のメイン又はホーム位置ではない別の位置又は状態にあり得る場合には、ビジテッドCNと称され得る。複数の実施形態はこの文脈に限定されない。
固定式デバイス1316は、自宅又は会社の中又はその近くのようなeNB1314及び1320のうち1又は両方の範囲内のいずれかの箇所に位置されることにより、それぞれeNB1314及び1320ならびにRAN1312及び1318と、ホームCN1326とを介して、自宅又は会社の顧客にインターネット1310へのブロードバンドアクセスを提供し得る。固定式デバイス1316は、概して、静止位置に配置されるが、これは、必要とされる場合には、異なる位置に移動され得ることに留意に値する。モバイルデバイス1322は、例えば、eNB1314及び1320のうち1又は両方の範囲内にモバイルデバイス1322がある場合に、1又は複数の位置で用いられ得る。1又は複数の実施形態に従って、動作サポートシステム(OSS)1328は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300の一部であることにより、ブロードバンド無線アクセスシステム1300に複数の管理機能を提供し得、ブロードバンド無線アクセスシステム1300の複数の機能的エンティティ間に複数のインターフェースを提供し得る。図13のブロードバンド無線アクセスシステム1300は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300の特定の数のコンポーネントを示す無線ネットワークの単なる1つのタイプであり、特許請求の範囲に記載された主題の範囲は、これらの点において限定されない。
複数のハードウェア要素、複数のソフトウェア要素、又は両方の組み合わせを用いて、様々な実施形態が実装され得る。複数のハードウェア要素の複数の例は、複数のプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、複数の回路、複数の回路素子(例えば、複数のトランジスタ、複数のレジスタ、複数のコンデンサ、複数のインダクタ等)、複数の集積回路、複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、複数のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、複数のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複数のロジックゲート、複数のレジスタ、半導体デバイス、複数のチップ、複数のマイクロチップ、複数のチップセット等を含み得る。ソフトウェアの複数の例は、複数のソフトウェアコンポーネント、複数のプログラム、複数のアプリケーション、複数のコンピュータプログラム、複数のアプリケーションプログラム、複数のシステムプログラム、複数のマシンプログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、複数のルーチン、複数のサブルーチン、複数の機能、複数の方法、複数のプロシージャ、複数のソフトウェアインターフェース、複数のアプリケーションプログラムインターフェース(API)、複数の命令セット、コンピューティングコード、コンピュータコード、複数のコードセグメント、複数のコンピュータコードセグメント、複数のワード、複数の値、複数の記号、又はこれらの任意の組み合わせを含み得る。実施形態が複数のハードウェア要素及び/又は複数のソフトウェア要素を用いて実装されるか否かの決定は、所望の計算速度、複数のパワーレベル、複数の耐熱性、処理サイクル量、複数の入力データレート、複数の出力データレート、複数のメモリリソース、複数のデータバス速度、及び他の設計又は性能の制約のような任意の数の要因に従って異なり得る。
少なくとも1つの実施形態の1又は複数の態様は、プロセッサ内の様々なロジックを表す機械可読媒体上に格納された複数の代表的命令によって実装され得、複数の代表的命令は、機械によって読み取られるとき、機械に、本明細書で説明される複数の技術を実行するロジックを作成させる。「IPコア」として知られるそのような表現は、有形の機械可読媒体に格納され得、ロジック又はプロセッサを実際に作成する製造機械にロードする様々な顧客又は製造施設に供給され得る。いくつかの実施形態は、例えば、命令又は複数の命令のセットを格納し得る機械可読媒体又は物品を用いて実装され得、命令又は複数の命令のセットは、機械によって実行された場合に、複数の実施形態に従って、機械に方法及び/又は複数の動作を実行させ得る。そのような機械は、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングデバイス、処理デバイス、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサ、等を含み得、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組み合わせを用いて実装され得る。機械可読媒体又は物品は、例えば、任意の適切なタイプのメモリユニット、メモリデバイス、メモリ物品、メモリ媒体、ストレージデバイス、ストレージ物品、記憶媒体及び/又はストレージユニット、例えば、メモリ、取り外し可能又は取り外し不可能媒体、消去可能又は消去不可能媒体、書き込み可能又は再書き込み可能媒体、デジタル又はアナログ媒体、ハードディスク、フロッピ(登録商標)ディスク、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、コンパクトディスクレコーダブル(CD−R)、コンパクトディスクリライタブル(CD−RW)、光ディスク、磁気媒体、磁気光媒体、複数の取り外し可能メモリカード又はディスク、様々なタイプのデジタル汎用ディスク(DVD)、テープ、カセット等を含み得る。複数の命令は、任意の適切な高級言語、低級言語、オブジェクト指向言語、ビジュアル言語、コンパイル型及び/又はインタープリタ型プログラミング言語を用いて実装される、ソースコード、コンパイル型コード、インタープリタ型コード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコード、暗号化コード等のような任意の適切なタイプのコードを含み得る。
以下の複数の例は、更なる複数の実施形態に関する。
例1は、ロジックを備える装置であって、ロジックの少なくとも一部がハードウェアにあり、ロジックは、無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する受信された無線リソース制御(RRC)メッセージを処理し、RAN補助情報に含まれるアクセス閾値と、対応する測定値とに基づいて、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)ルーティングポリシーの閾値条件を評価し、閾値条件の評価に基づいて、インターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用する。
例2は、例1の装置であって、ロジックは、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ANDSF MOルーティングポリシーのOPI条件を評価し、OPI条件の評価と、閾値条件の評価とに基づいて、IPトラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用する。
例3は、例1の装置であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例4は、例1の装置であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例5は、例1の装置であって、アクセス閾値は、基準信号受信電力(RSRP)閾値を備える。
例6は、例1の装置であって、アクセス閾値は、基準信号受信品質(RSRQ)閾値を備える。
例7は、例1の装置であって、アクセス閾値は、基本サービスセット(BSS)負荷閾値又はバックホール閾値を備える。
例8は、例1の装置であって、ロジックは、ANDSF MOルーティングポリシーを適用することと併せて、1又は複数のRANルールを無視する。
例9は、例1から8の何れかによる装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備える、ユーザ機器(UE)である。
例10は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例9のUEである。
例11は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、ユーザ機器(UE)で実行されたことに応答して、UEに、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)を、UEのサービング公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)のシステム間ルーティングポリシー(ISRP)で構成させ、1又は複数のアクセス閾値を備える受信された無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を処理させ、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってインターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングさせる。
例12は、UEで実行されたことに応答して、UEに、サービングPLMNに対するANDSFサーバから発信するANDSF情報に基づいて、ANDSF MOを構成させる複数の命令を備える、例11の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
例13は、例11の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の無線アクセスインターフェースは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線アクセスインターフェースと、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)無線アクセスインターフェースとを含む。
例14は、例11の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例15は、例11の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例16は、例11の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例17は、例11の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例18は、UEで実行されたことに応答して、UEに、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価し、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ISRPのOPI条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたって、IPトラフィックをルーティングさせる複数の命令を備える、例11の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
例19は、ユーザ機器(UE)での処理回路によって、UEのサービングセルと関連する無線リソース制御(RRC)情報を処理する段階であって、RRC情報は、1又は複数のアクセス閾値を含む無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する段階と、UEに対するアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)ルーティングポリシーを構成する段階と、少なくとも1つのアクセス閾値に対する対応する測定値を特定し、少なくとも1つのアクセス閾値を、その対応する測定値と比較することによって、ルーティングポリシーに基づいて、1又は複数のインターネットプロトコル(IP)トラフィックフローを処理するためのプロシージャを決定する段階とを備える無線通信方法である。
例20は、例19の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例21は、例19の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例22は、例19の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例23は、例19の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例24は、例19の無線通信方法であって、決定されたプロシージャは、複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続にわたってIPトラフィックをルーティングすることを備える。
例25は、例19の無線通信方法であって、決定されたプロシージャは、IPトラフィックを、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)に非シームレスにオフロードすることを備える。
例26は、例19の無線通信方法であって、ロジックは、S14インターフェースを介して受信されたANDSF情報に基づいて、ルーティングポリシーを構成する。
例27は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、コンピューティングデバイス上で実行されたことに応答して、コンピューティングデバイスに、例19から26の何れかによる無線通信方法を実行させる。
例28は、例19から26の何れかによる無線通信方法を実行する手段を備える装置である。
例29は、例28の装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備えるシステムである。
例30は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例29のシステムである。
例31は、ユーザ機器(UE)が、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数の無線アクセスネットワーク(RAN)閾値の使用をサポートするか否かを決定すべく、UEに対する受信されたデバイス機能情報を処理する手段と、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートするという決定に応答して、UEに対するANDSF管理オブジェクト(MO)を、1又は複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含むANDSFルーティングポリシーで構成する手段とを備える装置である。
例32は、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートしないという決定に応答して、UEに対するANDSF MOを、任意の複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含まないANDSFルーティングポリシーで構成する手段を備える、例31の装置である。
例33は、UEに対するホームオペレータが、複数のビジテッド公衆陸上移動ネットワーク(V−PLMN)RAN閾値を好むか否かを示すべく、UEに対するANDSF MO内にパラメータを設定する手段を備える、例31の装置である。
例34は、例31の装置であって、ANDSFルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例35は、例31の装置であって、ANDSFルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例36は、例31から35の何れかによる装置と、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリユニットとを備えるシステムである。
例37は、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備える、例36のシステムである。
例38は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、ユーザ機器(UE)で実行されたことに応答して、UEに、UEのサービングセルと関連する無線リソース制御(RRC)情報を処理させ、UEに対するアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)ルーティングポリシーを構成させ、少なくとも1つのアクセス閾値に対する対応する測定値を特定し、少なくとも1つのアクセス閾値を、その対応する測定値と比較することによって、ルーティングポリシーに基づいて、1又は複数のインターネットプロトコル(IP)トラフィックフローを処理するためのプロシージャを決定させ、RRC情報は、1又は複数のアクセス閾値を含む無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する。
例39は、例38の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例40は、例38の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例41は、例38の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例42は、例38の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例43は、例38の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、決定されたプロシージャは、複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続にわたってIPトラフィックをルーティングすることを備える。
例44は、例38の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、決定されたプロシージャは、IPトラフィックを、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)に非シームレスにオフロードすることを備える。
例45は、例38の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、ロジックは、S14インターフェースを介して受信されたANDSF情報に基づいて、ルーティングポリシーを構成する。
例46は、ユーザ機器(UE)が、複数のアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)ルーティングポリシーにおいて複数の無線アクセスネットワーク(RAN)閾値の使用をサポートするか否かを決定すべく、ANDSFサーバの処理回路によって、UEに対する受信されたデバイス機能情報を処理する段階と、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートするという決定に応答して、UEに対するANDSF管理オブジェクト(MO)を、1又は複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含むANDSFルーティングポリシーで構成する段階とを備える無線通信方法である。
例47は、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートしないという決定に応答して、UEに対するANDSF MOを、任意の複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含まないANDSFルーティングポリシーで構成する段階を備える、例46の無線通信方法である。
例48は、UEに対するホームオペレータが、複数のビジテッド公衆陸上移動ネットワーク(V−PLMN)RAN閾値を好むか否かを示すべく、UEに対するANDSF MO内にパラメータを設定する段階を備える、例46の無線通信方法である。
例49は、例46の無線通信方法であって、ANDSFルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例50は、例46の無線通信方法であって、ANDSFルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例51は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、コンピューティングデバイス上で実行されたことに応答して、コンピューティングデバイスに、例46から50の何れかによる無線通信方法を実行させる。
例52は、例46から50の何れかによる無線通信方法を実行する手段を備える装置である。
例53は、例52の装置と、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリユニットとを備えるシステムである。
例54は、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備える、例53のシステムである。
例55は、無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する受信された無線リソース制御(RRC)メッセージを処理する手段と、RAN補助情報に含まれるアクセス閾値と、対応する測定値とに基づいて、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)ルーティングポリシーの閾値条件を評価する手段と、閾値条件の評価に基づいて、インターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用する手段とを備える装置である。
例56は、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ANDSF MOルーティングポリシーのOPI条件を評価する手段と、OPI条件の評価と、閾値条件の評価とに基づいて、IPトラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用する手段とを備える、例55の装置である。
例57は、例55の装置であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例58は、例55の装置であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例59は、例55の装置であって、アクセス閾値は、基準信号受信電力(RSRP)閾値を備える。
例60は、例55の装置であって、アクセス閾値は、基準信号受信品質(RSRQ)閾値を備える。
例61は、例55の装置であって、アクセス閾値は、基本サービスセット(BSS)負荷閾値又はバックホール閾値を備える。
例62は、ANDSF MOルーティングポリシーを適用することと併せて、1又は複数のRANルールを無視する手段を備える、例55の装置である。
例63は、例55から62の何れかによる装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つの複数のRFアンテナとを備えるシステムである。
例64は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例63のシステムである。
例65は、ロジックを備える装置であって、ロジックの少なくとも一部がハードウェアにあり、ロジックは、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)を、ユーザ機器(UE)のサービング公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)のシステム間ルーティングポリシー(ISRP)で構成し、1又は複数のアクセス閾値を備える受信された無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を処理し、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってインターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングする。
例66は、例65の装置であって、ロジックは、サービングPLMNに対するANDSFサーバから発信するANDSF情報に基づいて、ANDSF MOを構成する。
例67は、例65の装置であって、複数の無線アクセスインターフェースは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線アクセスインターフェースと、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)無線アクセスインターフェースとを含む。
例68は、例65の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例69は、例65の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例70は、例65の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例71は、例65の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例72は、例65の装置であって、ロジックは、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価し、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ISRPのOPI条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってIPトラフィックをルーティングする。
例73は、例65から72の何れかによる装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備えるシステムである。
例74は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例73のシステムである。
例75は、ユーザ機器(UE)での処理回路によって、無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する受信された無線リソース制御(RRC)メッセージを処理する段階と、RAN補助情報に含まれるアクセス閾値と、対応する測定値とに基づいて、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)ルーティングポリシーの閾値条件を評価する段階と、閾値条件の評価に基づいて、インターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用する段階とを備える無線通信方法である。
例76は、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ANDSF MOルーティングポリシーのOPI条件を評価する段階と、OPI条件の評価と、閾値条件の評価とに基づいて、IPトラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用する段階とを備える、例75の無線通信方法である。
例77は、例75の無線通信方法であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例78は、例75の無線通信方法であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例79は、例75の無線通信方法であって、アクセス閾値は、基準信号受信電力(RSRP)閾値を備える。
例80は、例75の無線通信方法であって、アクセス閾値は、基準信号受信品質(RSRQ)閾値を備える。
例81は、例75の無線通信方法であって、アクセス閾値は、基本サービスセット(BSS)負荷閾値又はバックホール閾値を備える。
例82は、ANDSF MOルーティングポリシーを適用することと併せて、1又は複数のRANルールを無視する段階を備える、例75の無線通信方法である。
例83は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、コンピューティングデバイス上で実行されたことに応答して、コンピューティングデバイスに、例75から82の何れかによる無線通信方法を実行させる。
例84は、例75から82の何れかによる無線通信方法を実行する手段を備える装置である。
例85は、例84の装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備えるシステムである。
例86は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例85のシステムである。
例87は、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)を、ユーザ機器(UE)のサービング公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)のシステム間ルーティングポリシー(ISRP)で構成する手段と、1又は複数のアクセス閾値を備える受信された無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を処理する手段と、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってインターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングする手段とを備える装置である。
例88は、サービングPLMNに対するANDSFサーバから発信するANDSF情報に基づいて、ANDSF MOを構成する手段を備える、例87の装置である。
例89は、例87の装置であって、複数の無線アクセスインターフェースは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線アクセスインターフェースと、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)無線アクセスインターフェースとを含む。
例90は、例87の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例91は、例87の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例92は、例87の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例93は、例87の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例94は、例87の装置であって、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価して、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ISRPのOPI条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってIPトラフィックをルーティングする手段を備える。
例95は、例87から94の何れかによる装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備えるシステムである。
例96は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例95のシステムである。
例97は、ロジックを備える装置であって、ロジックの少なくとも一部がハードウェアにあり、ロジックは、ユーザ機器(UE)のサービングセルと関連する無線リソース制御(RRC)情報を処理し、RRC情報は、1又は複数のアクセス閾値を含む無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有し、ロジックは、UEに対するアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)のルーティングポリシーを構成し、少なくとも1つのアクセス閾値に対する対応する測定値を特定し、少なくとも1つのアクセス閾値を、その対応する測定値と比較することによって、ルーティングポリシーに基づいて、1又は複数のインターネットプロトコル(IP)トラフィックフローを処理するためのプロシージャを決定する。
例98は、例97の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例99は、例97の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例100は、例97の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例101は、例97の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例102は、例97の装置であって、決定されたプロシージャは、複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続にわたってIPトラフィックをルーティングすることを備える。
例103は、例97の装置であって、決定されたプロシージャは、IPトラフィックを、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)に非シームレスにオフロードすることを備える。
例104は、例97の装置であって、ロジックは、S14インターフェースを介して受信されたANDSF情報に基づいて、ルーティングポリシーを構成する。
例105は、例97から104の何れかによる装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備えるシステムである。
例106は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例105のシステムである。
例107は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、コンピューティングデバイス上で実行されたことに応答して、コンピューティングデバイスに、ユーザ機器(UE)が、複数のアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)ルーティングポリシーにおいて複数の無線アクセスネットワーク(RAN)閾値の使用をサポートするか否かを決定すべく、UEに対する受信されたデバイス機能情報を処理させ、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートするという決定に応答して、UEに対するANDSF管理オブジェクト(MO)を、1又は複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含むANDSFルーティングポリシーで構成させる。
例108は、コンピューティングデバイス上で実行されたことに応答して、コンピューティングデバイスに、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートしないという決定に応答して、UEに対するANDSF MOを、任意の複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含まないANDSFルーティングポリシーで構成させる複数の命令を備える、例107の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
例109は、コンピューティングデバイス上で実行されたことに応答して、コンピューティングデバイスに、UEに対するホームオペレータが、複数のビジテッド公衆陸上移動ネットワーク(V−PLMN)RAN閾値を好むか否かを示すべく、UEに対するANDSF MO内にパラメータを設定させる複数の命令を備える、例107の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
例110は、例107の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、ANDSFルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例111は、例107の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、ANDSFルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例112は、ユーザ機器(UE)のサービングセルと関連する無線リソース制御(RRC)情報を処理する手段であって、RRC情報は、1又は複数のアクセス閾値を含む無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する手段と、UEに対するアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)のルーティングポリシーを構成する手段と、少なくとも1つのアクセス閾値に対する対応する測定値を特定し、少なくとも1つのアクセス閾値を、その対応する測定値と比較することによって、ルーティングポリシーに基づいて、1又は複数のインターネットプロトコル(IP)トラフィックフローを処理するためのプロシージャを決定する手段とを備える装置である。
例113は、例112の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例114は、例112の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例115は、例112の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例116は、例112の装置であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例117は、例112の装置であって、決定されたプロシージャは、複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続にわたってIPトラフィックをルーティングすることを備える。
例118は、例112の装置であって、決定されたプロシージャは、IPトラフィックを、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)に非シームレスにオフロードすることを備える。
例119は、例112の装置であって、ロジックは、S14インターフェースを介して受信されたANDSF情報に基づいて、ルーティングポリシーを構成する。
例120は、例112から119の何れかによる装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備えるシステムである。
例121は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例120のシステムである。
例122は、ロジックを備える装置であって、ロジックの少なくとも一部がハードウェアにあり、ロジックは、ユーザ機器(UE)が、複数のアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)ルーティングポリシーにおいて複数の無線アクセスネットワーク(RAN)閾値の使用をサポートするか否かを決定すべく、UEに対する受信されたデバイス機能情報を処理し、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートするという決定に応答して、UEに対するANDSF管理オブジェクト(MO)を、1又は複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含むANDSFルーティングポリシーで構成する。
例123は、例122の装置であって、ロジックは、UEが、複数のANDSFルーティングポリシーにおいて複数のRAN閾値の使用をサポートしないという決定に応答して、UEに対するANDSF MOを、任意の複数のRAN閾値ベースのANDSFルールを含まないANDSFルーティングポリシーで構成する。
例124は、例122の装置であって、ロジックは、UEに対するホームオペレータが、複数のビジテッド公衆陸上移動ネットワーク(V−PLMN)RAN閾値を好むか否かを示すべく、UEに対するANDSF MO内にパラメータを設定する。
例125は、例122の装置であって、ANDSFルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例126は、例122の装置であって、ANDSFルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例127は、例122から126の何れかによる装置と、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリユニットとを備えるシステムである。
例128は、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備える、例127のシステムである。
例129は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、ユーザ機器(UE)で実行されたことに応答して、UEに、無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を有する受信された無線リソース制御(RRC)メッセージを処理させ、RAN補助情報に含まれるアクセス閾値と、対応する測定値とに基づいて、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)ルーティングポリシーの閾値条件を評価させ、閾値条件の評価に基づいて、インターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用させる。
例130は、UEで実行されたことに応答して、UEに、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ANDSF MOルーティングポリシーのOPI条件を評価させ、OPI条件の評価と、閾値条件の評価とに基づいて、IPトラフィックをルーティングすべく、ANDSF MOルーティングポリシーを適用させる複数の命令を備える、例129の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
例131は、例129の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、システム間ルーティングポリシー(ISRP)を備える。
例132は、例129の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、ANDSF MOルーティングポリシーは、アクセスポイントネーム間ルーティングポリシー(IARP)を備える。
例133は、例129の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、アクセス閾値は、基準信号受信電力(RSRP)閾値を備える。
例134は、例129の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、アクセス閾値は、基準信号受信品質(RSRQ)閾値を備える。
例135は、例129の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、アクセス閾値は、基本サービスセット(BSS)負荷閾値又はバックホール閾値を備える。
例136は、UEで実行されたことに応答して、UEに、ANDSF MOルーティングポリシーを適用することと併せて、1又は複数のRANルールを無視させる複数の命令を備える、例129の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
例137は、ユーザ機器(UE)で、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)を、UEのサービング公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)のシステム間ルーティングポリシー(ISRP)で構成する段階と、UEの処理回路によって、1又は複数のアクセス閾値を備える受信された無線アクセスネットワーク(RAN)補助情報を処理する段階と、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってインターネットプロトコル(IP)トラフィックをルーティングする段階とを備える無線通信方法である。
例138は、サービングPLMNに対するANDSFサーバから発信するANDSF情報に基づいて、ANDSF MOを構成する段階を備える、例137の無線通信方法である。
例139は、例137の無線通信方法であって、複数の無線アクセスインターフェースは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線アクセスインターフェースと、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)無線アクセスインターフェースとを含む。
例140は、例137の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信電力(RSRP)閾値を含む。
例141は、例137の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基準信号受信品質(RSRQ)閾値を含む。
例142は、例137の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数の基本サービスセット(BSS)負荷閾値を含む。
例143は、例137の無線通信方法であって、1又は複数のアクセス閾値は、1又は複数のバックホール閾値を含む。
例144は、1又は複数のアクセス閾値に基づいて、ISRPの1又は複数の閾値条件を評価し、RAN補助情報に含まれるオフロードプレファレンスインジケータ(OPI)に基づいて、ISRPのOPI条件を評価することによって、ISRPに従って、複数の無線アクセスインターフェースにわたってIPトラフィックをルーティングする段階を備える、例137の無線通信方法である。
例145は、複数の命令のセットを備える、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令のセットは、コンピューティングデバイス上で実行されたことに応答して、コンピューティングデバイスに、例137から144の何れかによる無線通信方法を実行させる。
例146は、例137から144の何れかによる無線通信方法を実行する手段を備える装置である。
例147は、例146の装置と、少なくとも1つの無線周波数(RF)送受信機と、少なくとも1つのRFアンテナとを備えるシステムである。
例148は、少なくとも1つのメモリユニットと、タッチスクリーンディスプレイとを備える、例147のシステムである。
複数の実施形態について深い理解を提供すべく、多数の具体的な詳細が本明細書において説明された。しかし、複数の実施形態がこれらの具体的な詳細なしで実施し得ることは、当業者によって理解されよう。他の複数の例において、周知の複数の動作、複数のコンポーネント、及び複数の回路は、複数の実施形態を曖昧にしないよう、詳細には説明されていない。本明細書中に開示した特定の構造的及び機能的詳細は、典型的なものであり得、複数の実施形態の範囲を必ずしも制限するものではないと、理解され得る。
いくつかの実施形態は、「結合」及び「接続」という表現と共にそれらの複数の派生語を用いて説明され得る。これらの用語は、互いに対する同義語として意図されるものではない。例えば、いくつかの実施形態は、2つ又はそれより多い要素が、互いに直接物理的又は電気的に接触していることを示すべく、「接続され」及び/又は「結合され」という用語を用いて説明され得る。しかしながら、「結合され」という用語はまた、2つ又はそれより多い要素が、互いに直接接触していないが、それでも互いに協働又は連携することを意味し得る。
具体的に明記されない限り、「処理」、「コンピューティング」、「算出」、「決定」等のような用語は、コンピュータもしくはコンピューティングシステム、又は、物理(例えば、電子)量として表されるコンピューティングシステムの複数のレジスタ及び/又は複数のメモリ内のデータを、同様に物理量として表されるコンピューティングシステムの複数のメモリ、複数のレジスタ又は他のそのような情報ストレージ、複数の送信又は表示デバイス内の他のデータに操作及び/又は変換する同様の電子コンピューティングデバイス作用及び/又は処理を指すことが理解され得る。複数の実施形態は、この文脈に限定されない。
本明細書において説明された複数の方法は、説明された順序又は任意の特定の順序で実行される必要はないことに留意すべきである。更に、本明細書において特定された複数の方法に関して説明された様々なアクティビティは、連続的又は並列的な態様で実行可能である。
複数の具体的な実施形態が本明細書において示され及び説明されたが、同一の目的を達成するように計算された任意の構成が、示された複数の具体的な実施形態の代替となり得ることを理解すべきである。本開示は、様々な実施形態のありとあらゆる改作又は変形を包含するよう意図されている。上述された説明は、例示的態様でなされたものであり、限定的なものではないことを理解されたい。上述された複数の実施形態と、本明細書では具体的に説明されていない他の複数の実施形態との組み合わせは、上述された説明を読めば、当業者にとっては自明であろう。したがって、様々な実施形態の範囲は、上述の複数の構成、複数の構造及び複数の方法が用いられる任意の他の複数の用途を含む。
開示の要約書は、読者が技術的な開示の本質を迅速に確認することを可能とする要約を要求する、37C.F.R(米国特許法施行規則)セクション1.72(b)に準拠して提供されることが強調される。それは、特許請求の範囲の範囲又は意味を解釈又は限定するのに用いられないという理解のもとで提出される。加えて、上記の詳細な説明では、複数の様々な機能が、開示を効率的にする目的で、単一の実施形態においてグループ化されていることが分かり得る。本開示の方法は、請求された複数の実施形態が、各請求項に明示的に記載されたものより多くの機能を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示された実施形態の全ての機能よりも少ないことにある。したがって、以下の複数の請求項は、本明細書において、詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、それ自体が、別個の好ましい実施形態として独立している。添付の特許請求の範囲において、用語「含む(including)」及び「その中で(in which)」は、それぞれ、個別の用語「備える(comprising)」及び「そこで(wherein)」に相当する平易な英語として用いられる。 更に、「第1の」、「第2の」及び「第3の」等の複数の用語は、単にラベルとして用いられており、それらの対象物に、複数の数的な要件を課すことが意図されるものではない。
発明の主題が、複数の構造的な特徴及び/又は方法論的な動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲に定義される発明の主題は、上述の複数の具体的な特徴又は動作に必ずしも限定されるものではないことが理解されるべきである。むしろ、上述の複数の具体的な特徴及び動作は、特許請求の範囲を実装する複数の例示的形態として開示されている。