JP2017507382A - 患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするためのスケジューリングデバイス - Google Patents
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Abstract
本発明は、患者による使用のために患者が所持する又は患者の手に届く患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするためのスケジューリングデバイス(10、10a、10b)に関する。患者の使用習慣とより調和するとともに、混乱をあまり又は全く生じさせない、押しつけがましくない患者モニタリングを可能にするために、本スケジューリングデバイスは、診断器具を受信するための診断器具入力であって、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するためのモニタリング時間ウィンドウを含む診断器具入力と、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するのに適した患者アクセス可能なデバイスを識別するためのデバイス識別ユニットと、識別された患者アクセス可能なデバイスのうちの1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスをトラッキングして、1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスの使用を識別するためのトラッキングユニットと、モニタリング時間ウィンドウ中に、データ取得のための識別された患者アクセス可能なデバイスの利用可能性をチェックし、モニタリング時間ウィンドウ中に診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するように、利用可能な患者アクセス可能なデバイスを制御するためのコントローラと、を有する。
Description
本発明は、患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするためのスケジューリングデバイス及び対応する方法に関する。さらに、本発明は、前述のスケジューリング方法を実装するためのコンピュータプログラムと患者モニタリングのためのシステムとに関する。
センサの増加している使用との増加している接続性の集中は、現在、センサネットワーク等の研究領域を現実のものにしている。多種多様なネットワーク化されたセンサはまた、例えば、非特許文献1に記載されているように、ヘルス用途への使い途が見出されている。
特許文献1は、利用可能なリソースの集合、リソースを使用するための時間枠、利用可能なリソースの間の依存関係、およびソーシャルマップ情報を記憶するよう構成されているリソースデータ構造を記憶しているメモリ記憶デバイスを含むリソースをスケジューリングするためのシステム及び方法を開示している。処理システムは、ユーザの間、リソース所有者とユーザとの間、又は、リソース所有者の間の通信チャネルをセットアップして、利用可能なリソースのための時間枠においてユーザをスケジューリングするよう構成されている。処理システムは、ユーザ又は所有者のソーシャルマッピング情報を使用して、ユーザ及び所有者をフィルタリングすることと利用可能なリソースについてのネゴシエーションを開始することとを支援する。
高齢等の医療状態又は医療リスクを有する患者は、診断に用いる定期的なサンプルを取ることに依拠するモニタリングを必要とするであろう。これは、モニタリングが日常生活に組み込まれ得る場合を除いて、雑事とみなされ得る。
特許文献2は、医療介護を提供する際に、少なくとも1つのリソースを使用する、イベントのワークフローを介して、患者の進捗を管理するためのシステム及び方法を開示している。このシステムは、複数の患者の少なくとも1つの特性をトラッキングするよう動作可能なセンサと、センサと通信する少なくとも1つのプロセッサと、を有している。プロセッサは、概して、一連のリソースの追跡されている特性に応じて、患者のワークフローのスケジュールにおける時間枠を対象とする、一連のリソースのうちの2以上のリソースの互いに対するビッドを計算するステップと、リソースの互いに対するビッドの比較に応じて、少なくとも1人の患者のワークフローのスケジュールにおける時間枠に、リソースのうちの1つを割り当てるステップと、を表すコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行するよう動作可能である。
特許文献3は、インターネット対応患者モニタリングシステムのための方法、システム、及びコンピュータプログラム製品を開示している。
Pamela Lewis Dolanによる"Everything in medicine is going mobile (HIMSS meeting)"(http://www.amednews.com/article/20120326/business/303269972/4/で現在公開されている)
本発明の目的は、患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするためのスケジューリングデバイス及び対応する方法を提供することである。このスケジューリングは、患者の使用習慣とより調和するとともに、混乱をあまり又は全く生じさせない、押しつけがましくない患者モニタリングを可能にする。さらに、本発明の目的は、前述のスケジューリング方法を実装するためのコンピュータプログラムと患者モニタリングのためのシステムとを提供することである。
本発明の第1の態様において、患者による使用のために患者が所持する又は患者の手に届く患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするためのスケジューリングデバイスであって、
診断器具(diagnostics)を受信するための診断器具入力であって、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するためのモニタリング時間ウィンドウを含む診断器具入力と、
診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するのに適した患者アクセス可能なデバイスを識別するためのデバイス識別ユニットと、
識別された患者アクセス可能なデバイスのうちの1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスをトラッキングして、1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスの使用を識別するためのトラッキングユニットと、
モニタリング時間ウィンドウ中に、データ取得のための識別された患者アクセス可能なデバイスの利用可能性をチェックし、モニタリング時間ウィンドウ中に診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するように、利用可能な患者アクセス可能なデバイスを制御するためのコントローラと、
を有するスケジューリングデバイス
が提供される。
診断器具(diagnostics)を受信するための診断器具入力であって、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するためのモニタリング時間ウィンドウを含む診断器具入力と、
診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するのに適した患者アクセス可能なデバイスを識別するためのデバイス識別ユニットと、
識別された患者アクセス可能なデバイスのうちの1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスをトラッキングして、1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスの使用を識別するためのトラッキングユニットと、
モニタリング時間ウィンドウ中に、データ取得のための識別された患者アクセス可能なデバイスの利用可能性をチェックし、モニタリング時間ウィンドウ中に診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するように、利用可能な患者アクセス可能なデバイスを制御するためのコントローラと、
を有するスケジューリングデバイス
が提供される。
本発明のさらなる態様において、患者モニタリングのためのシステムであって、
患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするための、本明細書で開示されるスケジューリングデバイスと、
スケジューリングデバイスによりスケジューリングされた患者モニタリングに必要とされる診断器具により必要とされるデータ又はそのような診断器具に有用なデータを取得するための1以上の患者アクセス可能なデバイスと、
1以上の患者アクセス可能なデバイスにより取得されたデータを処理するためのデータプロセッサと、
を有するシステム
が提供される。
患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするための、本明細書で開示されるスケジューリングデバイスと、
スケジューリングデバイスによりスケジューリングされた患者モニタリングに必要とされる診断器具により必要とされるデータ又はそのような診断器具に有用なデータを取得するための1以上の患者アクセス可能なデバイスと、
1以上の患者アクセス可能なデバイスにより取得されたデータを処理するためのデータプロセッサと、
を有するシステム
が提供される。
本発明のさらなる態様において、対応するスケジューリング方法と、プログラムコード手段を含むコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されたときに、プログラムコード手段は、コンピュータに、本明細書で開示されるスケジューリング方法のステップを実行させる、コンピュータプログラムと、コンピュータプログラム製品を記憶している非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータプログラム製品が、プロセッサにより実行されたときに、コンピュータプログラム製品は、本明細書で開示されるスケジューリング方法を実行させる、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体と、が提供される。
本発明の好ましい実施形態が、従属請求項において規定される。特許請求される方法、プロセッサ、コンピュータプログラム、及び媒体は、特許請求されるスケジューリングデバイス及び従属請求項において規定されるスケジューリングデバイスと類似の及び/又は同一の好ましい実施形態を有することを理解されたい。
本発明は、モニタリングの目的のための患者アクセス可能なデバイス、すなわち、患者が所持する又は患者の手に届くデバイスであって、適宜(定期的に又は不定期の時間に)ユーザにより使用されるデバイス、換言すると、患者によりアクセス可能なデバイスであって、患者にアクセスし/患者をトラッキングし/患者をモニタリングすることができるデバイスを利用するアイディアに基づく。日常生活において現在既に使用されている多くの患者アクセス可能なデバイスは、例えば、心拍数や呼吸数等の、患者のバイタルサインを(直接的又は間接的に)測定するために、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータ(本明細書ではモニタリングデータとも呼ばれる)を取得する能力を有する。例えば、スポーツ時計は、脈拍数センサを内蔵しており、スマートフォンも同様である。別の例を提供すると、多くのスマートフォン及びタブレットは、患者の画像を取得するために使用することができるカメラを内蔵しており、これを利用して、例えば、Verkruysseらの”Remote plethysmographic imaging using ambient light”, Optics Express, 16(26), 22 December 2008, pp. 21434-21445に記載されているような遠隔フォトプレチスモグラフィ技術を使用して、患者のカメラ画像からバイタルサインを取得することができる。さらに、多くの患者アクセス可能なデバイスは、診断器具に関連するデータ、すなわち、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するさらなるセンサ又は他の手段を備えることができる。例えば、日常生活において使用される、リモートコントロール、コンピュータマウス、又は携帯電話機等の患者アクセス可能なデバイスは、脈拍数センサや呼吸解析チップを容易に備えることができる。
本発明に従うと、患者の患者アクセス可能なデバイスに関する患者の使用習慣がトラッキングされる。利用可能な患者アクセス可能なデバイス(診断に用いることが可能なデバイス(diagnostic-enabled device)とも呼ばれる)が、予め定められたモニタリング時間ウィンドウにおいて、データ取得のために使用される。このモニタリング時間ウィンドウ中、それぞれの診断器具は、そのようなデータ取得を必要とする。したがって、データ取得は、余分な時間及び余分なデバイスを必要とするのではなく、患者が、どのような方法にせよ、その固有の目的のためにそれぞれの患者アクセス可能なデバイスを使用している間に(例えば、患者が自分のスマートフォンを使用している間に)、押しつけがましくないように行われる。
本スケジューリングデバイス及び本スケジューリング方法は、一般に、患者アクセス可能なデバイス、専用スケジューリングハードウェア、コンピュータ上の専用ソフトウェア、プロセッサ、タブレット、若しくはスマートフォン、又は、クラウドにおいては、遠隔モニタリングステーションを含む様々なプラットフォーム上で実装することができる。患者アクセス可能なデバイスは、スマートフォン、医療デバイス、タブレット、リモートコントロール、電話機、キーボード、カメラ、動きセンサ、マイクロフォン、ユーザインタフェース、ボタン、近接センサのうちの1以上を含み得るが、これらに限定されるものではない。
一実施形態において、コントローラは、現在のモニタリング時間ウィンドウ中にデータがまだ取得されていない場合、及び/又は、既に取得されているデータよりも高い質のデータが取得されることが予測される場合、データを取得するように患者アクセス可能なデバイスを制御するよう構成されている。したがって、本スケジューリングデバイスは、予め定められた時間ウィンドウにおけるデータ取得をスケジューリングするだけでなく、データが取得されているかどうかのさらなるチェック又は(同じ又は異なる患者アクセス可能なデバイスにより)データの質をさらに向上させることができるかどうかのさらなるチェックを実行する。より高い質のデータが異なる測定により取得され得るかどうかは、例えば、他の患者アクセス可能なデバイスの利用可能性の推定又は環境内のより少ない外乱の推定に基づいて、判定され得る、あるいは、取得されたデータの質(例えばSNR)のチェックに基づき得る。
別の改善において、コントローラは、最後の又は現在のモニタリング時間ウィンドウ中にデータがまだ取得されていない場合、患者アクセス可能なデバイスをアクティブ化し、患者アクセス可能なデバイスがアクティブ状態になった後にデータを取得するよう構成されている。例えば、ユーザがスマートフォンを自分の手に持つように、患者に呼び出しを実際に提供するために、又は、呼び出しを示すために、患者のスマートフォンがアクティブ化され得、ユーザがスマートフォンを自分の手に持ったときに、必要とされるデータが取得される。これは、診断器具がデータを必要としているにもかかわらず、より長い期間の間データが全く取得されないことを防止する。
好ましくは、本スケジューリングデバイスは、
特に医療ヘルスレコード及びデータベースから、患者データを受信するための患者データインタフェースと、
受信された患者データから、患者のモニタリング必要性を決定するためのモニタリング必要性決定ユニットと、
決定されたモニタリング必要性に関連付けられている診断器具を決定するための診断器具必要性決定ユニットであって、この診断器具は、診断器具入力に提供される、診断器具必要性決定ユニットと、
をさらに有する。
特に医療ヘルスレコード及びデータベースから、患者データを受信するための患者データインタフェースと、
受信された患者データから、患者のモニタリング必要性を決定するためのモニタリング必要性決定ユニットと、
決定されたモニタリング必要性に関連付けられている診断器具を決定するための診断器具必要性決定ユニットであって、この診断器具は、診断器具入力に提供される、診断器具必要性決定ユニットと、
をさらに有する。
したがって、必要とされる診断器具は、本スケジューリングデバイスへの入力として単純に提供されるのではなく、実際には、患者データと、患者データから得られたモニタリング必要性と、に基づいて、本スケジューリングデバイスにより決定される。
さらなる改善において、診断器具必要性決定ユニットは、取得されるべきデータ、必要とされるモニタリング精度、モニタリング頻度、モニタリング時間ウィンドウからの許容可能なずれのうちの1以上を決定するよう構成されている。これらのデータは、スケジューリングされる患者モニタリングの要件をさらに改善するために使用され得る。
別の改善において、モニタリング必要性決定ユニットは、患者の現在の状態を含む一次的なモニタリング必要性及びリスクを含む二次的なモニタリング必要性として、モニタリング必要性を決定して分類するよう構成されている。モニタリングデータが収集され、それ自身が、アラーム/アクションをトリガするか、又は、データをチェックする評価者に渡されるかのいずれかである。
好ましい実施形態において、デバイス識別ユニットは、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータの取得に関して、識別された患者アクセス可能なデバイスの特性及び/又は能力を判別し、識別された患者アクセス可能なデバイスの特性、能力、近接さ、使用継続期間、使用時間、データ取得の質、所有、感度のうちの1以上に従って、識別された患者アクセス可能なデバイスをランク付けするよう構成されている。そのようなランク付けを行うために使用される情報は、好ましくは、デバイスデータベース若しくはルックアップテーブル又はデバイス仕様にアクセスすることにより、識別された患者アクセス可能なデバイスの特性及び/又は能力を判別することによって得られる。例えば、患者は、自分の患者アクセス可能なデバイスの特性及び/又は能力を保持するデータベース又はデータベースのようなもの(例えば、製造業者又は販売者により提供される)を有することができ、デバイス識別ユニットは、このデータベース又はデータベースのようなものにアクセスすることができる。
好ましくは、コントローラは、利用可能な患者アクセス可能なデバイスのランクに従って、データ取得のための利用可能な患者アクセス可能なデバイスを選択する、且つ/又は、データを取得するために使用される複数の患者アクセス可能なデバイスのそれぞれのランクに従って、複数の患者アクセス可能なデバイスにより取得されたデータを選択及び/又は重み付けするよう構成されている。このようにして、データ取得の結果の精度及び信頼性を向上させることができる。
有利なことに、コントローラは、診断に用いる質と、現在のモニタリング時間ウィンドウ中に、より高い質の患者アクセス可能なデバイスがデータ取得のために利用可能になる確率と、の間の調停を行うよう構成されている。質は、例えば、取得デバイスの特性(サンプルレート、分解能等)、又は、良質の信号を取得する能力のファンクション(患者に対する近接さ等)である。この実施形態は、さらに、診断器具の最適化されたデータ取得及び結果をもたらすことができる。
さらに、一実施形態において、本スケジューリングデバイスは、患者関連デバイスにより取得されたデータを評価して、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータの取得を外乱させている可能性があるアクティビティ及び/又はシナリオが存在するかどうかを判定するための外乱検出器をさらに有し、コントローラは、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータの取得を外乱させている可能性があるアクティビティ及び/又はシナリオが存在する場合、これに応じて、患者又は介護者に警告を発し、データ取得の反復を開始し、取得されたデータを無視し、且つ/又は、取得されたデータを重視するよう構成されている。したがって、データ取得のために使用される患者アクセス可能なデバイスの環境における外的影響であって、取得されるデータに悪影響を及ぼす可能性がある外的影響を考慮に入れることができる。
好ましくは、本スケジューリングデバイス及び方法は、データ取得のために使用すべき最良の患者アクセス可能なデバイスを決定する、すなわち、診断に用いる結果を取得するための後続のデータ処理への入力が最適化される。
本発明のこれらの態様及び他の態様が、以下に記載の1以上の実施形態から明らかになり、以下に記載の1以上の実施形態を参照して説明される。
本発明に従った、患者モニタリングのためのシステムの概略図。
本発明に従った第1の実施形態のスケジューリングデバイスの概略図。
本発明に従った第2の実施形態のスケジューリングデバイスの概略図。
本発明に従ったスケジューリング方法の概略図。
現在の状態及びリスクのラベリングの図。
図1は、本発明に従った、患者モニタリングのためのシステム1の概略図を示している。システム1は、患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするためのスケジューリングデバイス10と、スケジューリングデバイス10によりスケジューリングされた患者モニタリングに必要とされる診断器具に関連するデータを取得するための1以上の患者アクセス可能なデバイス20、30、40と、1以上の患者アクセス可能なデバイス20、30、40により取得されたデータを処理するためのデータプロセッサ50と、を有する。
システム1の構成要素は、互いと通信することができる。詳細には、スケジューリングデバイス10は、診断器具に関連するデータを取得する患者アクセス可能なデバイス20、30、40をスケジューリング及び制御するために、患者アクセス可能なデバイス20、30、40と通信することができ、患者アクセス可能なデバイス20、30、40は、取得されたデータを、処理するためにデータプロセッサ50に供給するために、データプロセッサ50と通信することができる。任意的に、スケジューリングデバイス10及びデータプロセッサ50は、例えば、取得されたデータ及び/若しくは処理結果が有用である、且つ/あるいは十分な質を有する場合、又は、データ取得が継続される若しくは繰り返されるべきである場合、データプロセッサ50からスケジューリングデバイス10にフィードバックを提供するために、互いと通信してもよい。
通信のために使用される技術は、本発明にとって重要ではない。(例えば、LAN、電力線通信、直接配線接続等を介する)有線通信が使用されてもよいし、(例えば、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、WLAN、UMTS、LTE等を介する)無線通信が使用されてもよく、この場合、異なる通信パスが、同じ又は異なる方法で実装され得る。好ましくは、それぞれの構成要素において既に利用可能な通信手段、例えば、患者アクセス可能なデバイス20(例えば、スマートフォン)において利用可能なBluetooth(登録商標)送信機及び受信機や、別の患者アクセス可能なデバイス30(例えば、タブレット)において利用可能なWLAN送信機及び受信機が使用され得、この場合、スケジューリングデバイス10及びデータプロセッサ50は、対応する手段を有する。
スケジューリングデバイス10及び/又はデータプロセッサ50は、本発明がどのように適用されどこで適用されるかに応じて、1以上のデジタルプロセッサ又はアナログプロセッサに含められ得る。異なるユニットは、完全に又は部分的に、ソフトウェアにより実装され、パーソナルコンピュータ又はプロセッサ上で実行され得る。必要とされる機能の一部又は全てはまた、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)やフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)といったハードウェアにより実装され得る。
図2は、本発明に従った第1の実施形態のスケジューリングデバイス10aの概略図を示している。スケジューリングデバイス10aは、診断器具に関連するデータを取得するためのモニタリング時間ウィンドウを含む、診断器具を受信するための診断器具入力11、診断器具に関連するデータを取得するために使用することができる患者アクセス可能なデバイスを識別するためのデバイス識別ユニット12、識別された1以上の患者アクセス可能なデバイスの使用を識別するために、識別された1以上の患者アクセス可能なデバイスをトラッキングするためのトラッキングユニット13、識別された患者アクセス可能なデバイスの識別された使用を、診断器具のモニタリング時間ウィンドウに関連付けるための関連付けユニット14、及び、モニタリング時間ウィンドウ中に、データ取得のための識別された患者アクセス可能なデバイスの利用可能性をチェックし、上記モニタリング時間ウィンドウ中に診断器具に関連するデータを取得するように、利用可能な患者アクセス可能なデバイスを制御するためのコントローラ15を有する。
図3は、本発明に従った第2の実施形態のスケジューリングデバイス10bの概略図を示している。スケジューリングデバイス10bは、患者データ、バーコード、及び/又は、患者の医療レコードにアクセスするために使用することができる参照番号を入力するための、例えば、キーボード、スキャナ、又はタッチパッドといったユーザインタフェース21を有する。医療レコード及び医療データベースにアクセスするために、且つ、患者アクセス可能な(ネットワーク化された)デバイスと通信するために、例えば、LANインタフェース、WLANインタフェース、又はBluetooth(登録商標)トランシーバといった通信手段が設けられる。以下でより詳細に説明するように、必要なモニタリング及び時間ウィンドウを決定し、サンプルを取得し、重複データの間の調停を行うアルゴリズムを実行するプロセッサ23が設けられる。
プロセッサにより実行されるプロセス全般の実施形態が、図4に示されており、以下の通りである。
第1のステップS10において、患者の状態及びリスクが、医療レコード及びデータベースから、すなわち、スケジューリングデバイス10のユーザインタフェース21によって受信された患者データから、特に医療ヘルスレコード及びデータベースから、決定される。こうした患者の状態及びリスクは、(i)一次的なモニタリング必要性(「現在の状態」)、又は(ii)患者に影響を及ぼす高いリスクを有する状態に関連付けられるもの等の二次的なモニタリング必要性(「関連状態」)のいずれかに分類される。受信された患者データから患者のモニタリング必要性を決定するための対応するモニタリング必要性決定ユニット24が、スケジューリングデバイス10b内に設けられ得る。これがどのように行われ得るかの例は、以下を含む:
a.医療専門家が、患者の医療状態及び履歴をレビューして、現在の状態を手作業で分類し、次いで、専門知識を用いて、将来において患者に影響を及ぼす他の状態のリスクを評価し、このようにして、関連状態を決定すること。
b.以下のためのアルゴリズムが提供されること。
i.意味処理を介して、患者の医師により提供された意見(statement)及び/又は患者のヘルスレコードを評価し、患者が患っている状態を決定し、このようにして、現在の状態を決定すること。
ii.次いで、各状態とともに、各状態が生じるリスクを示す基準に関連付けられている様々な状態を詳記しているルックアップテーブル(「関連状態LUT」)にアクセスすること。
iii.一例は、患者の医師の意見の意味マイニング(semantic mining)から決定される、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の現在の状態である。関連状態LUTは、例えば、2型糖尿病、認知症、及び、心血管疾患といった、OSAに結び付けられる状態のリストを有する。
iv.関連状態LUTは、例えば、OSA患者が過体重でもある場合にも2型糖尿病がOSA患者に影響を及ぼすより高いリスクがあるといった、関連状態によっても影響が及ぼされる患者のリスクに関する情報を与える基準のリストを有する。これらのリスクパラメータは、患者の医療情報から、関連状態が、進行中のモニタリングを必要とするか否かとみなされる閾値の使用により、意味的に決定される。
a.医療専門家が、患者の医療状態及び履歴をレビューして、現在の状態を手作業で分類し、次いで、専門知識を用いて、将来において患者に影響を及ぼす他の状態のリスクを評価し、このようにして、関連状態を決定すること。
b.以下のためのアルゴリズムが提供されること。
i.意味処理を介して、患者の医師により提供された意見(statement)及び/又は患者のヘルスレコードを評価し、患者が患っている状態を決定し、このようにして、現在の状態を決定すること。
ii.次いで、各状態とともに、各状態が生じるリスクを示す基準に関連付けられている様々な状態を詳記しているルックアップテーブル(「関連状態LUT」)にアクセスすること。
iii.一例は、患者の医師の意見の意味マイニング(semantic mining)から決定される、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の現在の状態である。関連状態LUTは、例えば、2型糖尿病、認知症、及び、心血管疾患といった、OSAに結び付けられる状態のリストを有する。
iv.関連状態LUTは、例えば、OSA患者が過体重でもある場合にも2型糖尿病がOSA患者に影響を及ぼすより高いリスクがあるといった、関連状態によっても影響が及ぼされる患者のリスクに関する情報を与える基準のリストを有する。これらのリスクパラメータは、患者の医療情報から、関連状態が、進行中のモニタリングを必要とするか否かとみなされる閾値の使用により、意味的に決定される。
第2のステップS12において、一次的なモニタリング必要性及び二次的なモニタリング必要性に関連付けられている診断器具が、例えば、決定されたモニタリング必要性に関連付けられている診断器具を決定するための診断器具必要性決定ユニット25により決定される。ルックアップテーブル「状態モニタリング要件LUT」が、両方の状態(現在の状態及び関連状態の両方)をモニタリング要件に関連付けるために使用される。モニタリング要件LUTが記述している各状態について、これがどのように行われ得るかの一例は、以下の通りである:
i.測定されるべき信号(例えば、体重、心拍数、血圧、手の静止状態(stillness of hand)等)。
ii.必要とされるモニタリング精度(許容可能な体重の許容範囲、血圧の許容範囲等)。
iii.モニタリング頻度、すなわち、1日当たりの、信号が測定されるべき時間の回数。これを使用して、モニタリングが生じるべき時間(すなわち、モニタリング時間ウィンドウ)を決定することができる。これを実現する代替方法は、理想モニタリング時間の明示的提示を含む。
iv.ステップiii.において決定されたモニタリング時間からの許容可能なずれ(すなわち、信号が、理想的には午後2時に測定されるべき場合、前後40分の許容範囲が許容可能であり得る)。上記の例は、モニタリング要件LUTを用いるが、これは、多くの患者にわたって使用される汎用リソースであると予想される。別の実施形態においては、この情報を上回り、当該の患者に固有のデータを入力する医療専門家の能力が所与とされる。
i.測定されるべき信号(例えば、体重、心拍数、血圧、手の静止状態(stillness of hand)等)。
ii.必要とされるモニタリング精度(許容可能な体重の許容範囲、血圧の許容範囲等)。
iii.モニタリング頻度、すなわち、1日当たりの、信号が測定されるべき時間の回数。これを使用して、モニタリングが生じるべき時間(すなわち、モニタリング時間ウィンドウ)を決定することができる。これを実現する代替方法は、理想モニタリング時間の明示的提示を含む。
iv.ステップiii.において決定されたモニタリング時間からの許容可能なずれ(すなわち、信号が、理想的には午後2時に測定されるべき場合、前後40分の許容範囲が許容可能であり得る)。上記の例は、モニタリング要件LUTを用いるが、これは、多くの患者にわたって使用される汎用リソースであると予想される。別の実施形態においては、この情報を上回り、当該の患者に固有のデータを入力する医療専門家の能力が所与とされる。
第3のステップS14において、例えば、スマートフォン、専用医療デバイス、タブレット、TVリモートコントロール等といったどの患者アクセス可能なデバイスが、サンプルを取るために使用され得るかが決定される。したがって、スケジューリングデバイス10bは、患者により所有及び使用されるデバイスのリスト(inventory)へのアクセスを有する。これは、この目的のために特に作成されたリストであり得る。代替的又は追加的に、スケジューリングデバイス10bは、より汎用的な「ホームインベントリ(Home Inventory)」データベース(その一例は、「Know Your Stuff(登録商標)」である)へのアクセスを有する。これは、デバイスタイプ、リビジョン番号等を提供する。別の実施形態においては、スケジューリングデバイス10bは、デバイス能力をリストしているルックアップテーブル(「デバイス能力LUT」)へのアクセスを有する。各デバイスについて、これは、デバイス内に存在するセンサ、デバイス内に存在するセンサから得ることができる測定信号、これらのセンサの精度、及び/又はこれらのデバイスの接続性等といった情報を提供する。デバイス能力LUT内の情報がどのように収集されるかの例は、(i)データの手入力、(ii)必要とされる情報をマイニングするために、アルゴリズムを使用してデータシート又はウェブサイトを解析すること、又は(iii)デバイス製造業者が、データベースに容易に追加され得るフォーマットで情報を生成することを含む。
第4のステップS16において、デバイス能力LUT及びモニタリング要件LUTが比較されて、患者のモニタリングに必要とされるデータを提供することができるデバイスのリストが作成される。このリストは、必要とされる測定値の一部を収集することができる複数のデバイスを潜在的に含む。
第5のステップS18において、各デバイスがどのように使用されるかについての情報を含むデータベース(「デバイス使用データベース」)が作成される。このデータベースに追加され得る情報は、患者によりデバイスがどれくらいの頻度で使用されるか、他の人々によりデバイスがどれくらいの頻度で使用されるか、及び/又は、デバイスが通常どこに保持されるか(又は、代替的に、患者に対するデバイスの通常の近接度さ)を含む。この情報は、デバイス使用データベースに手作業で追加され得る、あるいは、十分な能力を有するデバイスの場合には、この情報は、デバイスから直接的に受信された情報を使用して追加され得る。
第6のステップS20において、次いで、デバイス能力LUT及びデバイス使用データベースからの情報とともに、モニタリング要件LUTの要件に基づいてデバイスをランク付けするためのアルゴリズムが使用される。これがどのように行われ得るかの一例は、以下の通りである:
a.モニタリング要件LUT内の状態に関連付けられている要件を満たすことができないデバイスを排除する;
b.患者及び他の人々によりデバイスが使用されている回数の患者対他の人々の割合を示す、1〜10の「ソールユーザシップファクタ(SUF:sole usership factor)」を決定する(例えば、1は、他の人々によりほとんど使用されており、10は、その患者のみにより使用されている);
c.1〜10の「使用頻度ファクタ(FOUF:frequency of use factor)」を決定する(例えば、1は、めったにない使用であり、10は、非常に頻繁な使用である);
d.1〜20の「精度ファクタ(AF:accuracy factor)」を決定する(例えば、1は、低精度を示し、20は、非常に高い精度を示す);
e.積P=SUF*FOUF*AFを計算し、より高いPがより好ましいものであるように結果をランク付けする。
a.モニタリング要件LUT内の状態に関連付けられている要件を満たすことができないデバイスを排除する;
b.患者及び他の人々によりデバイスが使用されている回数の患者対他の人々の割合を示す、1〜10の「ソールユーザシップファクタ(SUF:sole usership factor)」を決定する(例えば、1は、他の人々によりほとんど使用されており、10は、その患者のみにより使用されている);
c.1〜10の「使用頻度ファクタ(FOUF:frequency of use factor)」を決定する(例えば、1は、めったにない使用であり、10は、非常に頻繁な使用である);
d.1〜20の「精度ファクタ(AF:accuracy factor)」を決定する(例えば、1は、低精度を示し、20は、非常に高い精度を示す);
e.積P=SUF*FOUF*AFを計算し、より高いPがより好ましいものであるように結果をランク付けする。
第7のステップS22において、診断に用いることが可能なデバイスが、使用中であると分かった場合、モニタリング時間ウィンドウ中にデータがまだ取得されていなければ、データが取得される。モニタリング時間ウィンドウの最後において、デバイスランク及び/又はデータの質に基づいて、データ間の調停が行われる。代替的又は追加的に、以下の例に示されるように、モニタリング時間ウィンドウ中により高い質のデータを収集する可能性が考慮され、それに従ってデータが取得される。
このステップの実施形態において、前のステップの結果から、収集されるべき信号のリストと、各信号について、信号が測定されるべき理想時間と、モニタリング時間ウィンドウ、すなわち、各信号を表すデータを収集することが許容可能である、理想時間の前後の複数分間と、を含むスケジュールが作成される。このデータを使用して、任意の所与の時点において、各モニタリング信号が、以下の4つの状態のうちの1つの状態として分類され得る:
i.状態1:現在必要とされない(すなわち、現在時間は、測定の「時間ウィンドウ」に属さない)。
ii.状態2:現在必要とされ(すなわち、現在時間は、測定の時間ウィンドウに属する)、積Pについて生成されたランク付け結果を得て、最高ランクのPを有さない少なくとも1つのデバイスにより測定が既に行われている。
iii.状態3:現在必要とされ、いずれのデバイスによっても測定が行われていない。
iv.状態4:現在必要とされ、最高ランクのPを有するデバイスにより測定されている。
i.状態1:現在必要とされない(すなわち、現在時間は、測定の「時間ウィンドウ」に属さない)。
ii.状態2:現在必要とされ(すなわち、現在時間は、測定の時間ウィンドウに属する)、積Pについて生成されたランク付け結果を得て、最高ランクのPを有さない少なくとも1つのデバイスにより測定が既に行われている。
iii.状態3:現在必要とされ、いずれのデバイスによっても測定が行われていない。
iv.状態4:現在必要とされ、最高ランクのPを有するデバイスにより測定されている。
第8のステップS24において、一次的なリストのモニタリングが未処理の状態でモニタリング時間ウィンドウが終了した場合、必要とされるデバイスをアクティブ化してユーザ応答を要求することにより、例えば、サンプルが取られている間に、スマートフォンを呼び出してメッセージを再生することにより、データが取得される。
このステップの実施形態において、患者アクセス可能な(診断に用いることが可能な)デバイスが、使用中であると分かった場合、1つの代替形態として、このデバイスにより提供され得る信号のうちのいずれかを使用してモニタリングデータを提供することができるかどうかを確認するためにチェックされる。そうである場合、そのモニタリングデータの状態がチェックされる。モニタリングデータが状態2又は状態3である場合、これらのデータが収集される。モニタリングデータが状態1又は状態4である場合、これらのデータは収集されない。別の代替形態において、このデバイスにより提供され得る信号のうちのいずれかを使用してモニタリングデータを提供することができるかどうかを確認するためにチェックされる。これらのデータは、状態に関係なく収集される。所与の期間(例えば、各1日)の最後において、各モニタリングデータについて、最高の精度ファクタを有するソース(source)が選択されて保持され、他のデータは無視される。次に、質に基づいてデータを収集する一例について説明する。診断に用いることが可能なデバイスが、使用中であると分かった(このデバイスは、DEDU(Diagnostic-Enabled Device Use)と呼ばれる)場合、その質ランクが、患者の近くにあり測定を行うことができる、診断に用いることが可能な他のデバイス(DEDO:Diagnostic-Enabled Device Other)に対して、チェックされる。さらに:
i.DEDUより高い質の結果を提供することができるDEDOが存在する場合、データのソースとして、そのDEDOを使用するように切り替えられる、又は
ii.DEDOが、DEDUより高い質の結果を提供しない場合、データのソースとして、DEDUが保たれる、又は
iii.1以上のDEDOからのデータが、DEDUにより提供されるデータを補完するものであり得る場合(例えば、1以上のDEDOが、患者上の異なる点からの測定値を収集できる場合や、より高いサンプリングレートであるが患者からより遠くにあり、したがって、より多くのノイズを含む場合、これに当てはまり得る)、(当業者に知られる)データ融合技術が使用されて、DEDUの結果と1以上のDEDOの結果とが組み合わされる。
i.DEDUより高い質の結果を提供することができるDEDOが存在する場合、データのソースとして、そのDEDOを使用するように切り替えられる、又は
ii.DEDOが、DEDUより高い質の結果を提供しない場合、データのソースとして、DEDUが保たれる、又は
iii.1以上のDEDOからのデータが、DEDUにより提供されるデータを補完するものであり得る場合(例えば、1以上のDEDOが、患者上の異なる点からの測定値を収集できる場合や、より高いサンプリングレートであるが患者からより遠くにあり、したがって、より多くのノイズを含む場合、これに当てはまり得る)、(当業者に知られる)データ融合技術が使用されて、DEDUの結果と1以上のDEDOの結果とが組み合わされる。
上記で説明したステップS10において、患者の状態及びリスクが決定される。すなわち、このステップは、状態ストランド(strand)及びリスクストランドの2つのストランドに分けられる。これらを決定するための方法は、各ストランドについて同一であるが、状態ストランドの方が、優先度が高い。
既知の状態の各々について、医療データベースに問い合わせて、必要とされる検査、使用されるべき診断器具、及びサンプルが取られるべき頻度(上限及び下限を含む)を決定することができる。代替的に、これらは、ユーザ又は医療熟練者により手入力されてもよい。診断器具及び関連付けられている時間ウィンドウが、図5に示されるようにラベリングされ得る。出力は、時間ウィンドウの配列であり、各時間ウィンドウが、関連付けられている診断器具を伴う。
診断器具スケジューラ(すなわち、スケジューリングデバイス10)は、近くにある他のデバイスと通信し、例えばデバイスモデルの詳細を与えるデータベースを介して、他のデバイスの各々が有する利用可能な診断器具を決定する。例えば、D1(d2、d4)は、デバイス1が、利用可能な診断器具2及び4を有することを意味する。これらのデバイスは、任意的に、将来の使用のために、メモリに記憶されてもよい。さらに、デバイスには、使用、所有、感度、近接さ等に基づく重要度ランクが与えられ得る。
好ましくは、診断器具スケジューラはタイマを有する。各時間ウィンドウ中、スケジューラは、必要とされる診断器具能力を有するデバイスを検索し、これらのデバイスをランク付けし、使用状況をチェックすることを順に行う(scroll)。診断器具を有するデバイスが、使用中であると分かった場合、プロセッサは、(i)データを取得して、後で、データの質によって調停を行う、又は、(ii)診断に用いる質と、時間ウィンドウにおいてより高い質のデバイスが後で使用される確率と、の間の調停を行う。診断器具スケジューラは、(上述したように、)適切なときに測定を行うように、診断に用いることが可能なデバイスを制御する。時間ウィンドウの最後において、診断に関するアクションが実行されていない場合、最上位にランク付けされたデバイスが、使用のためにトリガされ得る。
一般に、時間ウィンドウ中には、1回の測定のみが行われる(データが取得されると、診断器具スケジューラは、関連するデバイスを探すのを止める)。任意的に、診断器具スケジューラは、上述したように、(診断に用いることが可能な重複する複数のデバイスが使用中である場合、)それらのデバイスからの測定値を調停して取得するように設定されてもよい。これは、デバイスが、データを取得するように制御されるべき最初のデバイスではないとしても、より高くランク付けされたデバイスデータが記録されることを可能にする。重複データは、取得されるならば、センサにおける小さな差異が存在する場合には、較正のために保持されて使用されるべきである。別の任意的な特徴は、例えば、患者が唯一のユーザではなく、時として測定を行うのを中断されることが選択される場合におけるデバイスといった所定のデバイスを患者がブロックするのを選択することができることである。
次に、いくつかの実用的な例が提供される。
第1の例において、患者Aは、血圧が日々モニタリングされることを必要とする状態を有している。ほとんどの日において、患者Aは、CMOSセンサを含むスマートウォッチを装着している。診断器具スケジューラは、この診断に用いることが可能なデバイスと通信し、正しい時間に血圧測定値を取得して、患者Aの医師によるレビューのために、患者のレコードにこのデータを出力する。何日か後に、患者Aは、スマートウォッチを装着するのを忘れてしまったが、患者Aのスマートフォン、TVリモートコントローラ、及び患者Aのコンピュータマウス内にもCMOS血圧センサが存在していた。モニタリングのための時間ウィンドウ中に、診断器具スケジューラは、これらのデバイスの各々と順に通信した。コンピュータマウスが使用中であると分かり、測定が行われた。
別の例において、患者Bは、ぜんそくを患っており、患者Bの呼吸における吐出微量ガス化学物質の濃度をチェックするために、定期的な呼吸モニタリングを必要としている。患者Bの携帯電話機内には、この検査を行うことができるセンサチップが存在する。診断器具スケジューラは、時間ウィンドウ中、呼吸がモニタリングされるべきであるときに、携帯電話機の使用をモニタリングし、携帯電話機が使用されているときに測定を行っている。週末にわたって、患者Bは、携帯電話機をそれほど頻繁には使用せず、測定が行われることなく、時間ウィンドウの最後に達することがしばしばあった。この場合、診断器具スケジューラは、音を鳴らすように携帯電話機に指示し、患者Bが応答したときに測定が行われた。
遠隔医療が増えるにつれ、より多くの検査が、医師の監督なく又は限られた医師の監督の下、遠隔で行われるようになる。ユーザは、知識がないと、いくつかの食い違いを有する可能性があるので、監督のこの欠如は、何らかの誤った測定をもたらす可能性が高い。「ライフロギング(life logging)」又は「セルフモニタリング(self-monitoring)」という現在のトレンドは、人の大量の生理的データが利用可能であることを意味する。スマートフォン及び環境データについても同じことが言える。遠隔測定を劣化させ得る「ノイズファクタ」(外乱)の検出を増大させるために、一実施形態において、ヘルスモニタリングデバイス及びスマートフォンに接続して、生理的データ及び環境データを経時的に収集することが提案される。例えば、患者関連デバイスにより取得されたデータを評価して、診断器具に関連するデータの取得を外乱させている可能性があるアクティビティ及び/又はシナリオが存在するかどうかを判定するための外乱検出器19が、スケジューリングデバイス10b内に設けられ得る。検査に先立って、検査結果を変化させる可能性があるアクティビティ/シナリオについて、アクティビティデータベースに問い合わせ、アクションが実行される。
対応するシステムは、好ましくは、遠隔医療検査機器、モニタリングデバイス及び/又はスマートフォン、並びにアクティビティデータベースを有する。人の遠隔医療レジームに影響を及ぼし得るアクティビティの上位セットが一般に知られている。様々なデバイスは、人をモニタリングし、それらのアクティビティ/シナリオの特徴(signature)を探す。アクティビティ/シナリオが検出されると、そのアクティビティ/シナリオがアクティビティデータベースに記憶される。
その後、検査機器により検査が開始される。さらに、検査結果に影響を及ぼし得るアクティビティのリストが知られており、このリストが、アクティビティデータベースに問い合わせるために使用される。合致が見つかった場合、アラートが、ユーザに示される、且つ/又は、情報が、医師に送られる検査結果に付加される。
そのようなコンセプトがどこで使用され得るかの一例が、文献”Yoga lowers blood pressure while cell phone use raises it”(http://in.lifestyle.yahoo.com/yoga-lowers-blood-pressure-while-cell-phone-raises-061215104.htmlで現在開示されている)及び文献”Talking on a mobile phone can give you high blood pressure due to the stress it can cause”(http://www.dailymail.co.uk/health/article-2325652/Talking-mobile-phone-high-blood-pressure-stress-cause.htmlで現在開示されている)において与えられている。
上記第1の例において、誰かが、通常ではないアクティビティ(この場合はヨガ)を経験しているときに血圧が測定されていた場合、その結果は、患者の通常のアクティビティ(すなわち、ヨガを行っていない)を表すものではない可能性がある。上記第2の例は、測定デバイスが携帯電話機である場合が考慮され得、人が携帯電話機を使用するときに人の血圧がより高い場合(測定が生じているか否かにかかわらず)、再度、データは偏りがある。アクティビティデータベースは、アクティビティが生じているというインジケーションを与える、アクティビティ(例えば、携帯電話機で会話している)のリスト、測定値のリスト、パラメータ等(例えば、パラメータは、携帯電話機が音声通話か否かの使用であるときを伝えるために、携帯電話機から取得され得る)と、測定期間が不適格であるとみなされるべきか否かを示す閾値及びデータ(例えば、通話が、所定の長さにわたる場合や、通話が、所定の人に対するものである場合等、前の測定は不適格であるとみなされ得る)と、を含む。次いで、この情報を使用して、測定データが使用されるべきであるか否かを判断する。
第1の実用的な例において、血圧測定が必要とされている。しかしながら、血圧測定が行われるときに、センサデータは、テレビジョンが近くでオンであることを示し、したがって、結果を変化させる可能性がある。アラートは、患者が検査を再度行うことを提案し、再度の検査が行われなかった場合(又は、同じ結果が得られた場合)、医師に送られるときに、この情報が検査に付加される。
TVの近接さは、例えば、TV内に配置されている近接センサにより判定され得る。この近接センサは、例えば、現在のスマートフォンが、電話会話中に耳に当てられているときに、スマートフォンは、スマートフォンに対する物体の近接さを測定し、この情報を使用して(バッテリ電力を節約するために)スクリーンをオフにするといった、基本的なセンサであり得る。さらに、3D空間内の物体及び動きをマッピングすることができる3Dセンサが、近接センサとして使用され得る。さらに、TV上の番組が、例えば、スマートフォンのマイクロフォンにより検知されている歌を、歌のカタログと照合することができる、スマートフォンアプリケーション「Shazam」といった、ビデオデータ及び/又はオーディオデータに基づく番組認識技術を使用して、判定され得る。
別の実用的な実施形態において、医師は、血圧を下げるために患者の食生活を変更するように患者に助言している。食生活の変更は、部分的にだけ行われているが、患者は、ヨガコースに参加してもいる。血圧は下げられたが、データ分析は、ヨガが、短期的な努力に過ぎないことがしばしばであり、部分的に過ぎない食生活の変更を止めれば、所望される効果を有さなくなる可能性があることを示している。この情報を使用して、医師は、患者により良く助言することができる。
本発明が、図面及び上記記載において、詳細に図示及び説明されているが、そのような図示及び説明は、限定的なものではなく、例示的なものと考えられるべきであり、本発明は、開示した実施形態に限定されるものではない。開示した実施形態に対する他の変形が、図面、本開示、及び請求項を検討することから、特許請求される発明を実施する際に、当業者により理解され、もたらされ得る。
請求項において、「有する、含む、備える(comprising)」という用語は、他の要素又はステップを排除せず、不定冠詞「a」又は「an」は、複数を排除しない。単一の要素又は他のユニットが、請求項中に記載された複数のアイテムの機能を満たしてもよい。所定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組合せが有利に使用され得ないことを示すものではない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は他のハードウェアの一部として提供される光記憶媒体又はソリッドステート媒体等の適切な非一時的な媒体上に記憶/配布され得るが、インターネット又は他の有線若しくは無線電気通信システムを介して等、他の形で配布されることもある。
請求項中のいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本発明のこれらの態様及び他の態様が、以下に記載の1以上の実施形態から明らかになり、以下に記載の1以上の実施形態を参照して説明される。
本発明に従った、患者モニタリングのためのシステムの概略図。
本発明に従った第1の実施形態のスケジューリングデバイスの概略図。
本発明に従ったスケジューリング方法の概略図。
本発明に従った第2の実施形態のスケジューリングデバイスの概略図。
現在の状態及びリスクのラベリングの図。
図4は、本発明に従った第2の実施形態のスケジューリングデバイス10bの概略図を示している。スケジューリングデバイス10bは、患者データ、バーコード、及び/又は、患者の医療レコードにアクセスするために使用することができる参照番号を入力するための、例えば、キーボード、スキャナ、又はタッチパッドといったユーザインタフェース21を有する。医療レコード及び医療データベースにアクセスするために、且つ、患者アクセス可能な(ネットワーク化された)デバイスと通信するために、例えば、LANインタフェース、WLANインタフェース、又はBluetooth(登録商標)トランシーバといった通信手段が設けられる。以下でより詳細に説明するように、必要なモニタリング及び時間ウィンドウを決定し、サンプルを取得し、重複データの間の調停を行うアルゴリズムを実行するプロセッサ23が設けられる。
プロセッサにより実行されるプロセス全般の実施形態が、図3に示されており、以下の通りである。
Claims (15)
- 患者による使用のために前記患者が所持する又は前記患者の手に届く患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするためのスケジューリングデバイスであって、
診断器具を受信するための診断器具入力であって、前記診断器具により必要とされるデータ又は前記診断器具に有用なデータを取得するためのモニタリング時間ウィンドウを含む診断器具入力と、
前記診断器具により必要とされるデータ又は前記診断器具に有用なデータを取得するのに適した患者アクセス可能なデバイスを識別するためのデバイス識別ユニットと、
前記の識別された患者アクセス可能なデバイスのうちの1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスをトラッキングして、前記1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスの使用を識別するためのトラッキングユニットと、
前記モニタリング時間ウィンドウ中に、データ取得のための識別された患者アクセス可能なデバイスの利用可能性をチェックし、前記モニタリング時間ウィンドウ中に前記診断器具により必要とされるデータ又は前記診断器具に有用なデータを取得するように、利用可能な患者アクセス可能なデバイスを制御するためのコントローラと、
を有するスケジューリングデバイス。 - 前記コントローラは、現在の前記モニタリング時間ウィンドウ中にデータがまだ取得されていない場合、及び/又は、既に取得されているデータよりも高い質のデータが取得されることが予測される場合、データを取得するように患者アクセス可能なデバイスを制御するよう構成されている、請求項1記載のスケジューリングデバイス。
- 前記コントローラは、最後の又は現在の前記モニタリング時間ウィンドウ中にデータがまだ取得されていない場合、患者アクセス可能なデバイスをアクティブ化し、該患者アクセス可能なデバイスがアクティブ状態になった後にデータを取得するよう構成されている、請求項1記載のスケジューリングデバイス。
- 特に医療ヘルスレコード及びデータベースから、患者データを受信するための患者データインタフェースと、
前記の受信された患者データから、前記患者のモニタリング必要性を決定するためのモニタリング必要性決定ユニットと、
前記の決定されたモニタリング必要性に関連付けられている診断器具を決定するための診断器具必要性決定ユニットであって、該診断器具は、前記診断器具入力に提供される、診断器具必要性決定ユニットと、
をさらに有する請求項1記載のスケジューリングデバイス。 - 前記診断器具必要性決定ユニットは、取得されるべきデータ、必要とされるモニタリング精度、モニタリング頻度、前記モニタリング時間ウィンドウからの許容可能なずれのうちの1以上を決定するよう構成されている、請求項4記載のスケジューリングデバイス。
- 前記モニタリング必要性決定ユニットは、患者の現在の状態を含む一次的なモニタリング必要性及びリスクを含む二次的なモニタリング必要性として、モニタリング必要性を決定して分類するよう構成されている、請求項4記載のスケジューリングデバイス。
- 前記デバイス識別ユニットは、前記診断器具により必要とされるデータ又は前記診断器具に有用なデータの前記取得に関して、識別された患者アクセス可能なデバイスの特性及び/又は能力を判別し、識別された患者アクセス可能なデバイスの特性、能力、近接さ、使用継続期間、使用時間、データ取得の質、所有、感度のうちの1以上に従って、識別された患者アクセス可能なデバイスをランク付けするよう構成されている、請求項1記載のスケジューリングデバイス。
- 前記デバイス識別ユニットは、デバイスデータベース若しくはルックアップテーブル又はデバイス仕様にアクセスすることにより、識別された患者アクセス可能なデバイスの特性及び/又は能力を判別するよう構成されている、請求項7記載のスケジューリングデバイス。
- 前記コントローラは、利用可能な患者アクセス可能なデバイスのランクに従って、データ取得のための利用可能な患者アクセス可能なデバイスを選択する、且つ/又は、データを取得するために使用される複数の患者アクセス可能なデバイスのそれぞれのランクに従って、前記複数の患者アクセス可能なデバイスにより取得されたデータを選択及び/又は重み付けするよう構成されている、請求項7記載のスケジューリングデバイス。
- 前記コントローラは、診断に用いる質と、現在の前記モニタリング時間ウィンドウ中に、より高い質のデバイスがデータ取得のために利用可能になる確率と、の間の調停を行うよう構成されている、請求項7記載のスケジューリングデバイス。
- 患者関連デバイスにより取得されたデータを評価して、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータの前記取得を外乱させている可能性があるアクティビティ及び/又はシナリオが存在するかどうかを判定するための外乱検出器
をさらに有し、
前記コントローラは、診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータの前記取得を外乱させている可能性があるアクティビティ及び/又はシナリオが存在する場合、これに応じて、前記患者又は介護者に警告を発し、データ取得の反復を開始し、取得されたデータを無視し、且つ/又は、取得されたデータを重視するよう構成されている、請求項1記載のスケジューリングデバイス。 - 患者による使用のために前記患者が所持する又は前記患者の手に届く患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするための方法であって、
診断器具により必要とされるデータ又は診断器具に有用なデータを取得するためのモニタリング時間ウィンドウを含む前記診断器具を受信するステップと、
前記診断器具により必要とされるデータ又は前記診断器具に有用なデータを取得するのに適した患者アクセス可能なデバイスを識別するステップと、
前記の識別された患者アクセス可能なデバイスのうちの1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスをトラッキングして、前記1以上の識別された患者アクセス可能なデバイスの使用を識別するステップと、
前記モニタリング時間ウィンドウ中に、データ取得のための識別された患者アクセス可能なデバイスの利用可能性をチェックするステップと、
前記モニタリング時間ウィンドウ中に前記診断器具により必要とされるデータ又は前記診断器具に有用なデータを取得するように、利用可能な患者アクセス可能なデバイスを制御するステップと、
を含む方法。 - コンピュータ上で実行されたときに、請求項12に記載の方法を前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
- 患者モニタリングのためのシステムであって、
患者アクセス可能なデバイスによる患者モニタリングをスケジューリングするための、請求項1記載のスケジューリングデバイスと、
前記スケジューリングデバイスによりスケジューリングされた患者モニタリングに必要とされる診断器具に関連するデータを取得するための1以上の患者アクセス可能なデバイスと、
前記1以上の患者アクセス可能なデバイスにより取得されたデータを処理するためのデータプロセッサと、
を有するシステム。 - 前記1以上の患者アクセス可能なデバイスは、スマートフォン、医療デバイス、タブレット、リモートコントロール、電話機、キーボード、カメラ、動きセンサ、マイクロフォン、ユーザインタフェース、ボタン、近接センサのうちの1以上を含む、請求項14記載のシステム。
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